JP7397359B2 - 振動試験装置および振動試験方法 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 2019年8月1日付で、土木学会全国大会 第74回年次学術講演会 講演概要集 VI-791にて、池口雄大、齋藤千紘、中川雅史、柳秀一が公開。
本開示は、構造物に添架された管路の振動を試験する振動試験装置および振動試験方法に関する。
従来、図6に示すように、橋梁210などの構造物の下に電気、水道、通信などインフラ設備に供する管路設備200を設けることができる。管路設備200において、管路10は、橋梁210の梁220により複数の支持点で支持され、U字ボルト230などの固定部材によりそれぞれの支持点で固定されている。
管路設備において、構造物との共振に起因して発生する管路の騒音又は異常応力などを防ぐため、支持点を共振しない箇所に設定しなければならない。そのため、支持点間の距離、管路の形状、管路の物性値などに基づいて、管路の振動特性(例えば、固有振動数など)を計測し、設計に反映することが必要とされている。実際の管路設備は、管路の形状、U字ボルトの拘束条件などに依って様々な形態を取るため、机上での管路の固有振動数の算出が難しい。このため、実設備または実設備を模した管路の振動計測を行う必要がある。
しかし、実設備は周辺環境の影響を受け易いため、管路の振動計測を簡易に実施することができない。そこで、振動試験装置を用いた試験方法が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
小林大樹、田中宏司、「橋梁に添架する補修用FRP管の共振に対する検討」、土木学会年次講演、2014
しかしながら、従来の振動試験装置は、大型の油圧機械などを必要とするためコストが高く、さらに、仕様上、管路設備の形態に応じて計測条件(例えば、スパン長、スパン数など)を適宜変更することが困難であり、実設備の設計前に管路の振動特性を計測することは困難であった。
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、低コストでありながら、簡易に管路の振動を再現し、実設備の設計前に管路の振動特性を計測することが可能な振動試験装置および振動試験方法を提供することにある。
一実施形態に係る振動試験装置は、構造物に添架された管路の振動を試験する振動試験装置であって、所定の間隔を空けて壁面に接合され、前記管路を支持する複数の支持部材と、前記管路の一端が第1の支持部材からはみ出す位置で、前記管路を前記第1の支持部材に締結する第1の固定部材と、前記管路の他端が第2の支持部材からはみ出す位置で、前記管路を前記第2の支持部材に締結する第2の固定部材と、前記支持部材に加振力を付与する加振部と、前記管路の振動を検出する検出部と、前記管路の振動特性を計測する計測部と、を備えることを特徴とする。
一実施形態に係る振動試験方法は、構造物に添架された管路の振動を試験する振動試験方法であって、複数の支持部材が、所定の間隔を空けて壁面に接合され、前記管路を支持するステップと、第1の固定部材が、前記管路の一端が第1の支持部材からはみ出す位置で、前記管路を前記第1の支持部材に締結するステップと、第2の固定部材が、前記管路の他端が第2の支持部材からはみ出す位置で、前記管路を前記第2の支持部材に締結するステップと、加振部が、前記支持部材に加振力を付与するステップと、検出部が、前記管路の振動を検出するステップと、計測部が、前記管路の振動特性を計測するステップと、を含むことを特徴とする。
本開示によれば、低コストでありながら、簡易に管路の振動を再現し、実設備の設計前に管路の振動特性を計測することが可能な振動試験装置および振動試験方法を提供することができる。
一実施形態に係る振動試験装置の構成の一例を示す上面図である。 一実施形態に係る管路の形態の一例を示す図である。 一実施形態に係る管路の形態の一例を示す図である。 一実施形態に係る支持部材の構成の一例を示す図である。 一実施形態に係る支持部材の構成の一例を示す図である。 一実施形態に係る支持部材の構成の一例を示す図である。 一実施形態に係る支持部材の構成の一例を示す図である。 一実施形態に係る振動試験装置の構成の一例を示す断面図である。 一実施形態に係る振動試験装置の構成の一例を示す断面図である。 一実施形態に係る振動試験装置の構成の一例を示す断面図である。 一実施形態に係る振動試験方法の一例を示すフローチャートである。 管路設備の構成の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
<振動試験装置の構成>
図1乃至図4を参照して、本発明の一実施形態に係る振動試験装置100の構成について説明する。図4Aは、図1におけるI-I断面を示す図である。図4Bは、図1におけるI-I断面を示す図である。図4Cは、図1におけるI-I断面を示す図である。
振動試験装置100は、実験室内において使用され、構造物に添架された管路の振動を再現し、計測する装置である。管路10は、樹脂製又は金属製の管であり、例えば、硬質ビニル管、FRP(Fiber Reinforced Plastics)管、鋼管、FRPM(Fiberglass Reinforced Plastic Mortar)管などである。なお、図1では、振動試験装置100に管路10が1本設置される場合を一例に挙げているが、振動試験装置100に設置される管路10の形態は、特に限定されるものではない。実際の管路設備に敷設される形態を模して、例えば、2条2段(図2A参照)、2条3段(図2B参照)の形態で、振動試験装置100に設置されてもよい。また、管路10は、円筒形状を有していれば、径又は素材が特に限定されるものではなく、継ぎ手などが設けられて、凹凸を有していてもよい。
図1は、計測部105を除き、天井方向から見た図である。振動試験装置100は、地面に対して垂直な方向に設けられる壁面20に取り付けられる。管路10は、地面に対して平行となるように、振動試験装置100に設置される。なお、壁面20は、一般的な建物で使用される壁面であればよく、材料などが特に限定されるものではない。
振動試験装置100は、複数の支持部材101a,101bと、複数の固定部材102a,102bと、加振部103と、検出部104と、計測部105と、を備える。
支持部材101a、101bは、所定の間隔Sを空けて壁面20に接合される。壁面20と支持部材101a,101bとは、例えば、ボルト接合、溶接接合、接着剤接合など、公知の手法で接合される。作業者は、支持部材101aと支持部材101bとの間隔Sを適宜調整することが可能である。
支持部材(第1の支持部材)101aは、支持部材101aの支持点(第1の支持点)Xにおいて、管路10を支持する。支持部材101aは、管路10の一端Aが矢印A1の方向へはみ出す位置で、支持部材101aの支持点X1において、管路10を支持する。支持部材101aには、固定部材102aを差し込むための貫通孔Hが設けられている。
支持部材(第2の支持部材)101bは、支持部材101bの支持点(第2の支持点)Xにおいて、管路10を支持する。支持部材101bは、管路10の他端Bが矢印B1の方向へはみ出す位置で、支持部材101bの支持点X2において、管路10を支持する。支持部材101bには、固定部材102bを差し込むための貫通孔Hが設けられている。
支持部材101a,101bは、管路10の設置される面が平面であり、管路10を安定して支持可能な構成であればよい。支持部材101a,101bは、例えば、図3A又は図3Bに示すように、L形鋼で形成されてよい。支持部材101a,101bは、例えば、図3Cに示すように、平鋼で形成されてよい。支持部材101a,101bは、例えば、図3Dに示すように、H形鋼で形成されてよい。
支持点Xと支持点Xとの間の距離は、スパン長と呼ばれる。作業者は、支持部材101aと支持部材101bとの間隔Sを調整することで、スパン長を適宜変更することが可能である。例えば、管路10が硬質ビニル管である場合、作業者は、スパン長を、L=2.5mとすることができる。例えば、管路10がFRP管である場合、作業者は、スパン長を、L=5.0mとすることができる。
複数の支持部材で支持される管路10における支持点間の区間の個数は、スパン数と呼ばれる。作業者は、支持部材101の個数、および、支持部材101と壁面20との接合位置を調整することで、スパン数を適宜変更することが可能である。
支持部材101a,101bは、加振部103により、加振箇所Pに加振力が付与される。例えば、作業者が、加振部103を用いて加振箇所Pを打撃すると、加振箇所Pに衝撃加振力が付与される。支持部材101a,101bは、付与された加振力に基づいて振動する。支持部材101a,101bの振動は、管路10に伝達される。なお、図1では、加振箇所Pは、支持部材101bにおける所定の位置に設定されているが、支持部材101aにおける所定の位置に設定されていてもよい。加振箇所Pは、支持部材101aあるいは支持部材101bの何れに設定される場合であっても、振動計測の精度を高められる位置に設定されることが好ましい。
固定部材102a,102bは、管路10を支持部材101a,101bに締結する。固定部材(第1の固定部材)102aは、管路10の一端Aが支持部材101aからはみ出す位置で、管路10を支持部材101aに締結する。固定部材(第2の固定部材)102bは、管路10の他端Bが支持部材101bからはみ出す位置で、管路10を支持部材101bに締結する。
具体的には、固定部材102aは、管路10の一端Aと支持点Xとの間の距離lが、支持点Xと支持点Xとの距離Lの20%以下(l≦0.2L)となる位置で、管路10を支持部材101aに締結する。
具体的には、固定部材102bは、管路10の他端Bと支持点Xとの間の距離lが、支持点Xと支持点Xとの距離Lの20%以下(l≦0.2L)となる位置で、管路10を支持部材101bに締結する。
管路10の一端Aと支持点Xとの間の距離lが、支持点Xと支持点Xとの距離Lの20%以下、および、管路10の他端Bと支持点Xとの間の距離lが、支持点Xと支持点Xとの距離Lの20%以下、となる位置で、管路10が、固定部材102a,102bにより支持部材101a,101bに締結されることで、振動試験装置100において、管路10が固定部材102a,102bの外側に大きく撓むことを防ぐことができる。
固定部材102aは、例えば、U字ボルト1021aと、ナット1022aと、を備える(図4A参照)。固定部材102bは、例えば、U字ボルト1021bと、ナット1022bと、を備える(図4B、図4C参照)。
U字ボルト1021a,1021bは、中央部が湾曲し、両端部がボルト構造となっている1本の鋼材である。U字ボルト1021a,1021bは、管路10を挟むように、支持部材101a,101bに取り付けられて、両端部が該支持部材101a,101bに設けられる貫通孔Hに差し込まれる。
ナット1022a,1022bは、外径が貫通穴の外径より一回り大きい構造を有する。ナット1022a,1022bは、支持部材101a,101bにおける支持面Y,Yと反対側の面から、管路10および支持部材101a,101bを挟み、U字ボルト1021a,1021bの両端部に螺合する。これにより、管路10は、固定部材102a,102bにより支持部材101a,101bに締結される。
固定部材102aがU字ボルト1021aを備える場合、固定部材102aは、管路10の一端Aと支持点Xとの間の距離lが、管路10の外径φ以上(l≧φ)となる位置で、管路10を支持部材101aに締結する。
固定部材102bがU字ボルト1021bを備える場合、固定部材102bは、管路10の他端Bと支持点Xとの間の距離lが、管路10の外径φ以上(l≧φ)となる位置で、管路10を支持部材101bに締結する。
管路10の一端Aと支持点Xとの間の距離lが、管路10の外径φ以上、および、管路10の他端Bと支持点Xとの間の距離lが、管路10の外径φ以上、となる位置で、管路10が、固定部材102a,102bにより支持部材101a,101bに締結されることで、振動試験装置100において、管路10と、支持部材101a,101bおよび固定部材102a,102bと、の境界条件を、実設備における管路と橋梁の梁およびU字ボルトとの境界条件と精度良く一致させることができる。これにより、実設備における管路と橋梁の梁およびU字ボルトとの境界条件を再現することが可能になるため、作業者は、実験室内に居ながらにして、例えば、車両が走行する橋梁と共振する管路に発生する振動を模した振動を、リアルに再現することができる。
なお、管路10の一端Aと支持点Xとの間の距離lが、管路10の外径φより小さく、且つ、管路10の他端Bと支持点Xとの間の距離lが、管路10の外径φより小さくなる位置で、管路10が、固定部材102a,102bにより支持部材101a,101bに締結された場合、管路10と、支持部材101a,101bおよび固定部材102a,102bと、の境界条件は、固定支持の境界条件となってしまう。この場合、実設備における管路と橋梁の梁およびU字ボルトとの境界条件を再現することができない。
図4に示すように、管路10と固定部材102a,102bとの間には、接着剤106により接着された保護片107が設けられていてもよい。管路10と固定部材102a,102bとの間に保護片107を設けることで、管路10が固定部材102a,102bにより支持部材101a,101bに締結される際に、管路10を保護することができる。
加振部103は、支持部材101a,101bに、加振力を付与する。加振部103は、支持部材101aにおける所定の位置に加振力を付与してもよいし、支持部材101bにおける所定の位置に加振力を付与してもよい。
加振部103は、例えば、ゴムハンマである。作業者が、例えば、ゴムハンマを用いて加振箇所Pを打撃すると、加振箇所Pに衝撃加振力が付与される。加振部103は、その形態が特に限定されるものではないが、ゴムハンマとすることで、振動試験装置100の破損を防ぐことができ、また、作業者が支持部材101a又は支持部材101bに対して、簡易に加振力を付与することができる。また、加振部103をゴムハンマとすることで、計測される値のノイズを少なくすることができる。
加振部103が加振箇所Pに加振力を付与することで、支持部材101a,101bは振動し、支持部材101a,101bの振動は、管路10に伝達される。なお、加振部103は、例えば、計測部105と無線通信可能なセンサ部などを備えていてもよい。この場合、センサ部が、支持部材101a,101bに付与された加振力を検出し、衝撃加振時の各種データを計測部105へ出力することで、計測部105は、これらのデータを考慮して、管路10の振動特性をより高精度に計測することが可能になる。
検出部104は、管路10の振動を検出し、検出結果を、計測部105へ出力する。検出部104は、例えば、接触型の加速度センサ、非接触型のレーザドップラ振動計などである。図1に示すように、検出部104が加速度センサである場合、加速度センサは、管路10の中央部に設けられて、管路10の振動を検出する。検出部104がレーザドップラ振動計である場合、レーザドップラ振動計は、振動試験装置100から所定距離(例えば、2m)離して設けられて、管路10の中央部にレーザ光を照射し、ドップラシフトした反射レーザ光の周波数変化を電圧に変換して、管路10の振動を検出する。
計測部105は、検出部104から入力された検出結果に基づいて、管路10の振動特性を計測する。計測部105は、例えば、FFT(Fast Fourier Transform)アナライザであり、管路10の固有振動数を計測する。なお、計測部105は、図1に示すように、検出部104と有線で接続される構成のみならず、計測部105と無線通信する構成であってもよい。
作業者は、計測部105が計測した計測結果に基づいて、例えば、管路設備において、交通振動による橋梁との共振に対して、管路10が安全であるか否かなどを把握することができる。すなわち、作業者は、振動試験装置100により再現された管路10の振動に基づいて取得した情報(管路10の振動特性)を、実設備の設計前に把握し、管路設備の設計に反映させることができる。
本実施形態に係る振動試験装置100は、管路10の一端Aと支持点Xとの間の距離lが、支持点Xと支持点Xとの距離Lの20%以下、および管路10の他端Bと支持点Xとの間の距離lが、支持点Xと支持点Xとの距離Lの20%以下、となる位置で、管路10が、固定部材102a,102bにより支持部材101a,101bに締結される。これにより、低コストでありながら、簡易に管路の振動を再現し、実設備の設計前に管路の振動特性を計測することが可能な振動試験装置100を実現できる。
また、本実施形態に係る振動試験装置100は、管路設備の形態に応じて、スパン長、スパン数などの計測条件を、適宜変更可能である。これにより、作業者は、装置の仕様上の制限を気にすることなく、所望の検証を実施することができる。
<振動試験方法>
次に、図5を参照して、本発明の一実施形態に係る振動試験方法について説明する。
ステップS101において、支持部材101a、101bは、所定の間隔Sを空けて壁面20に接合され、支持部材101aは、支持部材101aの支持点Xにおいて、管路10を支持し、支持部材101bは、支持部材101bの支持点Xにおいて、管路10を支持する。
ステップS102において、固定部材102a,102bは、管路10を支持部材101a,101bに締結する。固定部材102aは、管路10の一端Aと支持点Xとの間の距離lが、支持点Xと支持点Xとの距離Lの20%以下(l≦0.2L)となる位置で、管路10を支持部材101aに締結する。固定部材102bは、管路10の他端Bと支持点Xとの間の距離lが、支持点Xと支持点Xとの距離Lの20%以下(l≦0.2L)となる位置で、管路10を支持部材101bに締結する。
ステップS103において、加振部103は、支持部材101a,101bに、加振力を付与する。作業者が、例えば、ゴムハンマを用いて加振箇所Pを打撃すると、加振箇所Pに衝撃加振力が付与される。加振部103が加振箇所Pに加振力を付与することで、支持部材101a,101bは振動し、支持部材101a,101bの振動は、管路10に伝達される。
ステップS104において、検出部104は、管路10の振動を検出する。例えば、検出部104が加速度センサである場合、加速度センサは、管路10の中央部に設けられて、管路10の振動を経時的に検出する。
ステップS105において、計測部105は、管路10の振動特性を計測する。計測部105は、例えば、FFT(Fast Fourier Transform)アナライザであり、管路10の固有振動数を計測する。実験により、管路10を呼び径75mmの硬質ビニル管とした場合に、特に良い結果が得られることが判明した。
本実施形態に係る振動試験方法は、固定部材102a,102bが、l≦0.2L、およびl≦0.2Lとなる位置で、管路10を支持部材101a,101bに締結する。これにより、低コストでありながら、簡易に管路の振動を再現し、実設備の設計前に管路の振動特性を計測することが可能な振動試験方法を実現できる。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本開示の趣旨および範囲内で、多くの変更および置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態により制限するものと解するべきではなく、請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。また、実施形態のフローチャートに記載の複数の工程を1つに組み合わせたり、あるいは1つの工程を分割したりすることが可能である。
例えば、本実施形態では、管路10が、地面に対して平行となるように、振動試験装置100に設置される構成を一例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。管路10は、地面に対して垂直となるように、振動試験装置100に設置されてもよい。
また本実施形態では、振動試験装置100が、壁面20に取り付けられる構成を一例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。振動試験装置100は、例えば、天井面に取り付けられてもよい。
また本実施形態では、振動試験装置が、支持部材101を2個備える構成を一例に挙げて説明したが、支持部材101の個数は、これに限定されるものではない。支持部材101の個数は、複数であればよく3個以上であってもよい。
また本実施形態では、振動試験装置が、固定部材102を2個備える構成を一例に挙げて説明したが、固定部材102の個数は、これに限定されるものではない。固定部材102の個数は、複数であればよく3個以上であってもよい。
また本実施形態では、検出部104が、接触型の加速度センサ、非接触型のレーザドップラ振動計である構成を一例に挙げて説明したが、検出部104は、これに限定されるものではない。
10 管路
20 壁面
100 振動試験装置
101a 支持部材(第1の支持部材)
101b 支持部材(第2の支持部材)
102a 固定部材(第1の固定部材)
102b 固定部材(第2の固定部材)
103 加振部
104 検出部
105 計測部
106 接着剤
107 保護片
1021 U字ボルト
1022 ナット

Claims (1)

  1. 構造物に添架された管路の振動を試験する振動試験方法であって、
    少なくとも第1の支持部材及び第2の支持部材を含む複数の支持部材が、所定の間隔を空けて壁面に接合され、前記管路を支持するステップと、
    第1の固定部材が、前記管路の一端が前記第1の支持部材からはみ出す位置で、前記管路を前記第1の支持部材に締結するステップと、
    第2の固定部材が、前記管路の他端が前記第2の支持部材からはみ出す位置で、前記管路を前記第2の支持部材に締結するステップと、
    加振部が、前記支持部材に加振力を付与するステップと、
    検出部が、前記管路の振動を検出するステップと、
    計測部が、前記管路の振動特性を計測するステップと、
    を含み、
    前記管路を前記第1の支持部材に締結するステップおよび前記管路を前記第2の支持部材に締結するステップは
    U字ボルトと、ナットと、を用いた締結ステップであり、
    実設備における管路に発生する振動を規定する管路と橋梁の梁およびU字ボルトとの実設備境界条件を決定するステップと、
    前記管路の一端と、前記第1の支持部材が前記管路を支持する第1の支持点との間の距離、および、前記管路の他端と前記第2の支持部材が前記管路を支持する第2の支持点との間の距離、前記管路と前記第1の支持部材および前記第2の支持部材との境界条件が前記実設備境界条件と一致する距離に決定するステップを含み、
    前記距離は前記管路の外径以上である、振動試験方法。
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