WO2023218570A1 - 支援装置、支援方法およびプログラム - Google Patents

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大樹 小林
淳 荒武
利基 中西
洋介 櫻田
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    • G01M7/02Vibration-testing by means of a shake table

Abstract

本開示に係る支援装置(10)は、固定点(2a)および第2の固定点で固定された棒状の対象物を、第1の固定点を原点とし、第2の固定点に向かって延在する一次元の座標系でモデル化したモデルを生成するモデル化部(11)と、モデル化部(11)により生成されたモデルにおいて、第1の固定点および第2の固定点が対象物(1)の振動の節となるように仮定して、計測の対象とするn次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおける対象物(1)の振動の節および腹となる位置を推定し、n次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおいて節とならない位置を加振点と選定する選定部(12)と、を備える。

Description

支援装置、支援方法およびプログラム
 本開示は、支援装置、支援方法およびプログラムに関する。
 構造物を構築するにあたって、構造物に共振が発生しないように、モーダル実験により構造物の固有振動数などが計測される。モーダル実験の最も一般的で簡易な方法は、インパルスハンマと加速度計とを用いた方法である。しかしながら、この方法では、インパルスハンマで人力により構造物を打撃するため、土木構造物のような大型構造物では減衰が大きくなり、正しい計測が困難である。
 そこで、例えば、大型構造物を計測の対象物とする場合には、加振器(モーダル加振器)が用いられる。モーダル加振器を使用することで、対象物に対する加振力を大きくすることができ、正しい計測が可能となる。ただし、モーダル加振器による加振は、対象物をモーダル加振器により加振する加振点の選定が難しく、加振点の選定を誤ると正しい計測結果が得られない。
 加振点を選定するための方法として、非特許文献1には、インパルスハンマにより対象物を加振して加振点を探査する方法が記載されている。
「Frequently Asked Questions Modal Shakers and Related Topics」、The Modal Shop、[online]、[令和4年4月11日検索]、インターネット<URL:https://www.modalshop.com/filelibrary/Modal%20Shaker%20FAQ%20revA.pdf>
 非特許文献1に記載の方法では、どの点を探査するかは実験者に依存しており、適切な加振点を見逃す可能性がある。
 上記のような問題点に鑑みてなされた本開示の目的は、棒状の対象物を加振して、対象物に生じる振動を計測する計測系において、対象物を加振する加振点の決定を支援することができる支援装置、支援方法およびプログラムを提供することにある。
 上記課題を解決するため、本開示に係る支援装置は、第1の固定点および第2の固定点で固定された棒状の対象物を加振して、前記対象物に生じる振動を計測する計測系において、前記対象物を加振する加振点の決定を支援する支援装置であって、前記棒状の対象物を、前記第1の固定点を原点とし、前記第2の固定点に向かって延在する一次元の座標系でモデル化したモデルを生成するモデル化部と、前記モデル化部により生成されたモデルにおいて、前記第1の固定点および前記第2の固定点が前記対象物の振動の節となるように仮定して、計測の対象とするn次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおける前記対象物の振動の節および腹となる位置を推定し、前記n次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおいて節とならない位置を前記加振点と選定する選定部と、を備える。
 また、上記課題を解決するため、本開示に係る支援方法は、第1の固定点および第2の固定点で固定された棒状の対象物を加振して、前記対象物に生じる振動を計測する計測系において、前記対象物を加振する加振点の決定を支援する支援方法であって、前記棒状の対象物を、前記第1の固定点を原点とし、前記第2の固定点に向かって延在する一次元の座標系でモデル化したモデルを生成するステップと、前記生成されたモデルにおいて、前記第1の固定点および前記第2の固定点が前記対象物の振動の節となるように仮定して、計測の対象とするn次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおける前記対象物の振動の節および腹となる位置を推定するステップと、前記n次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおいて節とならない位置を前記加振点と選定するステップと、を含む。
 また、上記課題を解決するため、本開示に係るプログラムは、コンピュータを、上述した支援装置として動作させる。
 本開示に係る支援装置、支援方法およびプログラムによれば、棒状の対象物を加振して、対象物に生じる振動を計測する計測系において、対象物を加振する加振点の決定を支援することができる。
本開示の一実施形態に係る支援装置の構成例を示す図である。 図1に示す支援装置が適用される計測系の構成例を示す図である。 図1に示す支援装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図1に示す支援装置による加振点の選定について説明するための図である。 図1に示す支援装置による加振点の選定について説明するための図である。 本開示に係る支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
 以下、本開示の実施の形態について図面を参照して説明する。
 図1は、本開示の一実施形態に係る支援装置10の構成例を示す図である。本実施形態に係る支援装置10は、図2に示すような、固定点2aにおいてUボルト3aにより固定され、固定点2bにおいてUボルト3bにより固定された棒状の対象物1の振動を計測する計測系に適用される。棒状の対象物1は、例えば、管路である。図2に示す計測系においては、棒状の対象物1の一部に、モーダル加振器4の本体から突出する針状の部材であるスティンガーの先端が接触または固定され、モーダル加振器4が発生する振動がスティンガーを介して対象物1に伝えられる。対象物1には複数のセンサ5が設置され、複数のセンサ5により対象物1の振動が計測される。本実施形態に係る支援装置10は、モーダル加振器4により対象物を加振する点(加振点)の実験者による決定を支援するものである。また、本実施形態に係る支援装置10は、センサ5が設置される点、すなわち、振動を計測する点(応答点)の実験者による決定を支援してもよい。
 図1に示すように、本実施形態に係る支援装置10は、モデル化部11と、選定部12と、出力部13とを備える。
 モデル化部11は、図2に示す測定系の諸条件、例えば、固定点2aと固定点2bとの間の距離などの情報が入力される。モデル化部11は、入力された情報に基づき、棒状の対象物1を、例えば、固定点2aを原点とし、固定点2bに向かって延在する一次元の座標系でモデル化したモデルを生成する。
 選定部12は、モデル化部11により生成されたモデルにおいて、固定点2aおよび固定点2bが対象物1の振動の節となるように仮定して、対象物1の振動の節および腹となる位置を推定する。ここで、選定部12は、計測の対象とするn次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおける対象物1の節および腹となる位置を推定する。そして、選定部12は、n次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおいて節とならない位置を加振点と選定する。また、選定部12は、推定結果に基づき、応答点を選定してもよい。
 出力部13は、選定部12による加振点(および応答点)の選定結果を出力する。出力部13は、例えば、選定部12の選定結果を表示装置に表示して出力する。また、出力部13は、例えば、選定部12による選定結果を音声出力する。
 次に、本実施形態に係る支援装置10の動作について説明する。図3は、本実施形態に係る支援装置10の動作の一例を示すフローチャートであり、支援装置10による支援方法を説明するための図である。
 モデル化部11は、図2に示すように、固定点2aおよび固定点2bで固定された棒状の対象物1を、固定点2aを原点とし、固定点2bに向かって延在する一次元の座標系でモデル化したモデルを生成する(ステップS11)。
 選定部12は、モデル化部11により生成されたモデルにおいて、固定点2aおよび固定点2bが対象物1の振動の節となるように仮定して、計測の対象とするn次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおける対象物1の振動の節および腹となる位置を推定する(ステップS12)。
 次に、選定部12は、n次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおいて節とならない位置を加振点と選定する(ステップS13)。また、選定部12は、対象物1の振動の節および腹の位置の推定結果に基づき、応答点の位置を選定してもよい。
 出力部13は、選定部12による加振点(および応答点)の選定結果を出力する(ステップS14)。出力部13は、例えば、選定部12による選定結果を、支援装置10が備える表示装置あるいは支援装置10に接続された表示装置に表示して出力する。また、出力部13は、例えば、選定部12による選定結果を音声出力する。
 次に、本実施形態に係る支援装置10における加振点(および応答点)の選定について、具体例(第1の例~第3の例)を挙げて説明する。以下では、図2に示す測定系を例として説明する。なお、以下では、固定点2aを原点とし、固定点2bに向かって延在する座標系をX座標系とする。また、固定点2aと固定点2bとの距離はLであるとする。したがって、固定点2aの座標x=0であり、固定点2bの座標x=Lである。
 <第1の例>
 まず、第1の例について説明する。モデル化部11は、図2に示す測定系を、図4に示すように、X=0の位置とX=Lの位置で固定された、一次元梁状のモデルにモデル化する。
 上述したように、モデル化部11により生成されたモデルにおいて、対象物1は、X=0の位置とX=Lの位置とで固定されている。そのため、選定部12は、固定点2aの位置(X=0の位置)および固定点2bの位置(X=Lの位置)が対象物1の振動の節となるように仮定して、計測の対象とするn次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおける対象物1の振動の節および腹となる位置を推定する。このように推定することで、選定部12は、例えば、n=3である場合、図4に示すように、X=L/n,(L/n)×2の位置で節となり、X=L/2n,(L/2n)×3,(L/2n)×5の位置で腹となると推定することができる。
 選定部12は、上述した振動の節および腹の位置の推定結果に基づき、加振点の位置を選定する。本例では、mはm≦nを満たす任意の正の整数とし、原点からの加振点の位置をa(x=a)とすると、選定部12は、すべてのnについて、(m-1)L/n<a<(2m-1)L/2nを満たす位置(パタン1)を、加振点の位置と選定する。または、選定部12は、すべてのnについて、(2m-1)L/2n<a<mL/nを満たす位置(パタン2)を、加振点の位置と選定する。上述したように、X=L/n,(L/n)×2の位置で節となり、X=L/2n,(L/2n)×3,(L/2n)×5の位置で腹となる。したがって、パタン1の不等式およびパタン2の不等式はともに、振動の節および腹を含まない範囲を示している。したがって、選定部12は、振動の節および腹とならない位置を加振点と選定する。
 このように、計測の対象とするすべての振動モードについて振動の節および腹の位置を推定し、すべての振動モードについて振動の節および腹とならない位置を加振点と選定することで、計測の対象とするすべての振動モードで対象物1を励振することが可能となる。
 <第2の例>
 本例では、選定部12は、a=αL/2nとなる位置を加振点と選定する。ここで、αは2n未満の無理数である。すなわち、選定部12は、L/2nの整数倍とならない位置を加振点と選定する。上述したように、X=L/n,(L/n)×2の位置で節となり、X=L/2n,(L/2n)×3,(L/2n)×5の位置で腹となる。したがって、本例によれは、計測の対象である振動モードそれぞれにおいて振動の節および腹とならない位置を加振点と選定することができる。
 <第3の例>
 本例では、選定部12は、モデル化部11により生成されたモデルを用いて、計測の対象とするn次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおける対象物の振動のシミュレーションを行う。選定部12は、図5に示すように、x=0およびx=Lの位置で振動の節となるという拘束条件を設定し、n=1,2,3・・・それぞれの振動モードにおける対象物1の振動のシミュレーションを行う。なお、図5において、2段目および3段目は、腹が同じ位置に出るモード(2次および6次の振動モード)のうち、2次の振動モードを測定する場合の例を示している。
 選定部12は、例えば、モデルが単純な構造であれば、解析解を用いてシミュレーションを行ってよい。また、選定部12は、例えば、有限要素法あるいは境界要素法などを用いてシミュレーションを行ってよい。
 選定部12は、シミュレーションの結果に基づき、加振点の位置を選定する。具体的には、選定部12は、n次の振動モードまでの振動モードそれぞれの振動における、節でない点を加振点と選定する。また、選定部12は、n次の振動モードまでの振動モードそれぞれの振動における、腹である点を応答点と選定する。このように加振点および応答点を選定することで、計測の対象であるすべての振動モードにおける振動の測定を一度で実施することができる。
 次に、本実施形態に係る支援装置10のハードウェア構成について説明する。
 図6は、本実施形態に係る支援装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図6においては、支援装置10がプログラム命令を実行可能なコンピュータにより構成される場合の、支援装置10のハードウェア構成の一例を示している。ここで、コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、ワークステーション、PC(Personal computer)、電子ノートパッドなどであってもよい。プログラム命令は、必要なタスクを実行するためのプログラムコード、コードセグメントなどであってもよい。
 図6に示すように、支援装置10は、プロセッサ21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、ストレージ24、入力部25、表示部26および通信インタフェース(I/F)27を有する。各構成は、バス29を介して相互に通信可能に接続されている。プロセッサ21は、具体的にはCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、SoC(System on a Chip)などであり、同種または異種の複数のプロセッサにより構成されてもよい。
 プロセッサ21は、各構成の制御および各種の演算処理を実行する制御部である。すなわち、プロセッサ21は、ROM22またはストレージ24からプログラムを読み出し、RAM23を作業領域としてプログラムを実行する。プロセッサ21は、ROM22あるいはストレージ24に記憶されているプログラムに従って、上記各構成の制御および各種の演算処理を行う。本実施形態では、ROM22またはストレージ24には、コンピュータを本開示に係る支援装置10として動作させるためのプログラムが格納されている。当該プログラムがプロセッサ21により読み出されて実行されることで、上述した支援装置10の各構成が実現される。
 プログラムは、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの非一時的(non-transitory)記憶媒体に記憶された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
 ROM22は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM23は、作業領域として一時的にプログラムまたはデータを記憶する。ストレージ24は、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラムおよび各種データを格納する。
 入力部25は、マウスなどのポインティングデバイス、およびキーボードを含み、各種の入力を行うために使用される。
 表示部26は、例えば、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。表示部26は、例えば、選定部12による加振点(および応答点)の選定の結果を表示する。表示部26は、タッチパネル方式を採用して、入力部25として機能してもよい。
 通信インタフェース27は、他の装置と通信するためのインタフェースであり、例えば、LAN用のインタフェースである。例えば、例えば、通信インタフェース27を介して、選定部12による加振点(および応答点)の選定の結果が、支援装置10と接続された表示装置で表示される。
 上述した支援装置10の各部として機能させるためにコンピュータを好適に用いることが可能である。そのようなコンピュータは、支援装置10の各部の機能を実現する処理内容を記述したプログラムを該コンピュータの記憶部に格納しておき、該コンピュータのプロセッサによってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。すなわち、当該プログラムは、コンピュータを、上述した支援装置10として機能させることができる。また、当該プログラムを非一時的記憶媒体に記録することも可能である。また、当該プログラムを、ネットワークを介して提供することも可能である。
 以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
 [付記項1]
 第1の固定点および第2の固定点で固定された棒状の対象物を加振して、前記対象物に生じる振動を計測する計測系において、前記対象物を加振する加振点の決定を支援する支援装置であって、
 メモリと、
 前記メモリに接続された制御部と、
を備え、
 前記制御部は、
 前記棒状の対象物を、前記第1の固定点を原点とし、前記第2の固定点に向かって延在する一次元の座標系でモデル化したモデルを生成し、
 前記生成されたモデルにおいて、前記第1の固定点および前記第2の固定点が前記対象物の振動の節となるように仮定して、計測の対象とするn次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおける前記対象物の振動の節および腹となる位置を推定し、前記n次までのそれぞれの振動モードにおいて節とならない位置を前記加振点と選定する、支援装置。
 [付記項2]
 付記項1に記載の支援装置において、
 前記座標系における、前記第1の固定点と前記第2の固定点との間の距離をLとし、前記加振点の前記第1の固定点からの距離をaとし、mをn以下の正の整数とすると、
 前記制御部は、
 すべてのnについて、(m-1)L/n<a<(2m-1)L/2nを満たす位置、または、
 すべてのnについて、(2m-1)L/2n<a<mL/nを満たす位置を、前記加振点の位置と選定する、支援装置。
 [付記項3]
 付記項1に記載の支援装置において、
 前記座標系における、前記第1の固定点と前記第2の固定点との間の距離をLとし、前記加振点の前記第1の固定点からの距離をaとし、αを2n未満の無理数とすると、
 前記制御部は、a=αL/2nとなる位置を前記加振点と選定する、支援装置。
 [付記項4]
 付記項1に記載の支援装置において、
 前記制御部は、前記モデルを用いて前記n次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおける前記対象物の振動のシミュレーションを行い、該シミュレーションの結果に基づき、前記加振点の位置を選定する、支援装置。
 [付記項5]
 付記項1に記載の支援装置において、
 前記対象物は、前記第1の固定点と前記第2の固定点とでUボルトにより固定された管路である、支援装置。
 [付記項6]
 第1の固定点および第2の固定点で固定された棒状の対象物を加振して、前記対象物に生じる振動を計測する計測系において、前記対象物を加振する加振点の決定を支援する支援方法であって、
 前記棒状の対象物を、前記第1の固定点を原点とし、前記第2の固定点に向かって延在する一次元の座標系でモデル化したモデルを生成し、
 前記生成されたモデルにおいて、前記第1の固定点および前記第2の固定点が前記対象物の振動の節となるように仮定して、計測の対象とするn次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおける前記対象物の振動の節および腹となる位置を推定し、
 前記n次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおいて節とならない位置を前記加振点と選定する、支援方法。
 [付記項7]
 コンピュータによって実行可能なプログラムを記憶した非一時的記憶媒体であって、前記コンピュータを、付記項1に記載の支援装置として動作させる、プログラムを記憶した非一時的記憶媒体。
 上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本開示の趣旨および範囲内で、多くの変更および置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形または変更が可能である。例えば、実施形態の構成図に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
 1  対象物
 2a,2b  固定部(第1の固定部、第2の固定部)
 3a,3b  Uボルト
 4  モーダル加振器
 5  センサ
 10  支援装置
 11  モデル化部
 12  選定部
 13  出力部
 21  プロセッサ
 22  ROM
 23  RAM
 24  ストレージ
 25  入力部
 26  表示部
 27  通信I/F
 29  バス

Claims (7)

  1.  第1の固定点および第2の固定点で固定された棒状の対象物を加振して、前記対象物に生じる振動を計測する計測系において、前記対象物を加振する加振点の決定を支援する支援装置であって、
     前記棒状の対象物を、前記第1の固定点を原点とし、前記第2の固定点に向かって延在する一次元の座標系でモデル化したモデルを生成するモデル化部と、
     前記モデル化部により生成されたモデルにおいて、前記第1の固定点および前記第2の固定点が前記対象物の振動の節となるように仮定して、計測の対象とするn次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおける前記対象物の振動の節および腹となる位置を推定し、前記n次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおいて節とならない位置を前記加振点と選定する選定部と、を備える支援装置。
  2.  請求項1に記載の支援装置において、
     前記座標系における、前記第1の固定点と前記第2の固定点との間の距離をLとし、前記加振点の前記第1の固定点からの距離をaとし、mをn以下の正の整数とすると、
     前記選定部は、
     すべてのnについて、(m-1)L/n<a<(2m-1)L/2nを満たす位置、または、
     すべてのnについて、(2m-1)L/2n<a<mL/nを満たす位置を、前記加振点の位置と選定する、支援装置。
  3.  請求項1に記載の支援装置において、
     前記座標系における、前記第1の固定点と前記第2の固定点との間の距離をLとし、前記加振点の前記第1の固定点からの距離をaとし、αを2n未満の無理数とすると、
     前記選定部は、a=αL/2nとなる位置を前記加振点と選定する、支援装置。
  4.  請求項1に記載の支援装置において、
     前記選定部は、前記モデルを用いて前記n次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおける前記対象物の振動のシミュレーションを行い、該シミュレーションの結果に基づき、前記加振点の位置を選定する、支援装置。
  5.  請求項1に記載の支援装置において、
     前記対象物は、前記第1の固定点と前記第2の固定点とでUボルトにより固定された管路である、支援装置。
  6.  第1の固定点および第2の固定点で固定された棒状の対象物を加振して、前記対象物に生じる振動を計測する計測系において、前記対象物を加振する加振点の決定を支援する支援方法であって、
     前記棒状の対象物を、前記第1の固定点を原点とし、前記第2の固定点に向かって延在する一次元の座標系でモデル化したモデルを生成するステップと、
     前記生成されたモデルにおいて、前記第1の固定点および前記第2の固定点が前記対象物の振動の節となるように仮定して、計測の対象とするn次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおける前記対象物の振動の節および腹となる位置を推定するステップと、
     前記n次の振動モードまでのそれぞれの振動モードにおいて節とならない位置を前記加振点と選定するステップと、を含む支援方法。
  7.  コンピュータを、請求項1から5のいずれか一項に記載の支援装置として動作させる、プログラム。
     
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