JP7396538B1 - 誘導システム、誘導方法、及び誘導プログラム - Google Patents

誘導システム、誘導方法、及び誘導プログラム Download PDF

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Abstract

誘導後に駅利用客が駅に戻ってくる時間を分散させる人流誘導の実現を目的とする。本開示に係る誘導システムは、駅の滞在人数が所定の閾値を超えないように単位時間ごとの駅到着人数を定めた目標人数分布を算出する目標人数分布算出部と、誘導先への誘導情報を配信する駅利用客のリストである駅利用客リストを取得する駅利用客リスト取得部と、誘導先の候補である誘導先候補について移動予測時間と滞在予測時間の合計であるトータル所要時間を算出するトータル所要時間算出部と、トータル所要時間に基づいて推測される駅到着時間に駅に到着する駅利用客の人数が、目標人数分布が示す駅到着人数を超えないように、誘導先候補の中から駅利用客の誘導先を選定する誘導先選定部と、誘導先を示す誘導情報を駅利用客リストが示す駅利用客に配信する誘導情報配信部と、を備えた。

Description

本開示は、誘導システム、誘導方法、及び誘導プログラムに関する。
運行障害などが原因で鉄道駅構内が混雑している場合、周辺の店舗などに誘導することにより、車両やホームの混雑を緩和することが考えられる。例えば特許文献1では、路線の運行状況から各駅での乗車できない人数を滞留必要量として算出し、各駅から利用可能な複数のエリアを滞留エリアとして各キャパシティと対応付けて保持し、エリアまでの移動時間とキャパシティを考慮して、誘導先滞留エリアを選択してキャパシティの合計が滞留必要量以上となるまで各滞留エリアへ人を誘導する情報を配信する方法が開示されている。
特開2015-108913号公報
従来技術では、誘導する施設までの移動時間やキャパシティを考慮して施設を選択し、誘導しているが、滞在時間や駅に戻ってくる時間といった誘導後の行動については考慮していない。そのため、列車運休の場合は運行再開すると同時に駅利用客が一斉に駅に戻ってくる、また列車遅延の場合は遅延継続中でホーム混雑が解消されていないのにも関わらず駅利用客がホームに戻ってくるといった状況が生じ、混雑緩和のための誘導を行ったにもかかわらず混雑が再発生する可能性があった。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、誘導後に駅利用客が駅に戻ってくる時間を分散させる人流誘導の実現を目的とする。
本開示に係る誘導システムは、交通機関の運行状況を示す運行状況情報を取得し、運行状況情報に基づき、誘導を行う駅を特定する運行状況情報取得部と、運行状況情報取得部が特定した駅の滞在人数が所定の閾値を超えないように単位時間ごとの駅到着人数を定めた目標人数分布を算出する目標人数分布算出部と、誘導先への誘導情報を配信する駅利用客のリストである駅利用客リストを、駅利用客の過去の移動情報又は現在位置に基づいて取得する駅利用客リスト取得部と、誘導先の候補である誘導先候補について駅利用客の現在位置から誘導先候補までの往復にかかる移動予測時間と、誘導先における駅利用客の平均滞在時間に基づく誘導先候補での滞在予測時間の合計であるトータル所要時間を算出するトータル所要時間算出部と、トータル所要時間に基づいて推測される駅到着時間に駅に到着する駅利用客の人数が、目標人数分布が示す駅到着人数を超えないように、誘導先候補の中から駅利用客の誘導先を選定する誘導先選定部と、誘導先を示す誘導情報を駅利用客リストが示す駅利用客に配信する誘導情報配信部と、を備えた。
本開示に係る誘導システムは、トータル所要時間に基づいて推測される駅到着時間に駅に到着する駅利用客の人数が、目標人数分布が示す駅到着人数を超えないように、誘導先候補の中から駅利用客の誘導先を選定する誘導先選定部を備えたので、目標人数分布が示す駅到着人数を超えないように駅利用客を誘導することにより、誘導後に駅利用客が駅に戻ってくる時間を分散させる人流誘導を実現することができる。
実施の形態1に係る誘導システム100の構成を示す構成図である。 実施の形態1に係る目標人数分布算出部122が算出する目標人数分布の例を示す概念図である。 実施の形態1に係る誘導システム100が配信する誘導情報の例を示す概念図である。 実施の形態1に係る誘導システム100が記憶する誘導条件DB132の例を示す概念図である。 実施の形態1に係る誘導システム100のハードウェア構成を示すハードウェア構成図である。 実施の形態1に係る誘導システム100の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る誘導システム100の変形例の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る誘導システム2100の構成を示す構成図である。 実施の形態2に係る誘導システム2100の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る誘導システム3100の構成を示す構成図である。 実施の形態3に係る誘導システム3100の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る誘導システム4100の構成を示す構成図である。 実施の形態4に係る誘導システム4100の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る誘導システム4100の変形例の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る誘導システム100の構成を示す構成図である。
誘導システム100は、駅利用客に誘導情報を送信することにより人流誘導を行うものであり、外部システムである運行管理システム200及び駅利用客の端末300と、無線又は有線にて接続される。
運行管理システム200は、交通機関の運行状況を管理するシステムであり、交通機関の運行状況を示す運行状況情報を誘導システム100に送信する。運行管理システム200は、交通事業者が所有するものであるが、誘導システム100の所有者は、交通事業者に限らず、クーポン等の情報提供を行うサービス事業者であってもよい。
端末300は、駅利用客が所有するスマートフォンやタブレット等の機器であり、通信部310、表示制御部320、及び表示部330を備える。通信部310は、誘導システム100等の外部装置と通信を行うものであり、表示制御部320は、通信部310で受信した信号を表示部330に表示させるものであり、表示部330は受信した信号を駅利用客が視覚的に認識できるように表示するものである。
誘導システム100は、通信部110、処理部120、及び記憶部130を備える。
通信部110は、外部システムである運行管理システム200、及び駅利用客の端末300と通信を行うものである。
処理部120は、情報処理プログラムを読出し、データ処理を行うものであり、運行状況情報取得部121、目標人数分布算出部122、駅利用客リスト取得部123、トータル所要時間算出部124、誘導先選定部125、誘導情報配信部126を備える。
運行状況情報取得部121は、交通機関の運行状況を示す運行状況情報を取得するものである。運行状況情報は、例えば、運行状況が正常であるか否かを示す情報や、運行状況が正常でない場合には、運行再開見込み時刻を示す情報や、障害が生じている区間を示す情報を含む。ここで、運行状況が正常であるとは、障害による運休や遅延なく交通機関が運行している状態を指す。逆に、運行状況が正常でないとは、障害により交通機関が止まり、すなわち運行が中断し、運休や遅延が生じている状態を指す。
実施の形態1において、運行状況情報取得部121は、運行状況情報に基づき、誘導を行う駅を特定する。より具体的には、運行状況情報取得部121は、運行状況情報が示す障害が生じている区間に含まれる駅を、誘導を行う駅として特定する。また、運行状況情報取得部121は、運行状況情報に基づき、運行が再開される運行再開見込み時刻を特定する。
目標人数分布算出部122は、駅の滞在人数が所定の閾値を超えないように単位時間ごとの駅到着人数を定めた目標人数分布を算出するものである。実施の形態1において、目標人数分布算出部122は、運行再開見込み時刻に駅滞在人数が所定の閾値に達するように目標人数分布を算出する。以下の説明では上記所定の閾値を混雑レベル目標と呼ぶこととする。また、時間の起点は現在時刻、すなわち、目標人数分布算出部122が処理を行う時刻とする。
図2に目標人数分布の一例を示す。
列車が運休となった場合を想定し、駅の混雑レベル目標を100人とし、運行再開見込み時間が20分後とし、列車の運行が再開したら5分に一回列車が来て80人が駅を出発すると仮定する。このとき目標人数分布算出部122は、運行再開見込み時間までに駅に戻ってくる人数の累計が100人を超えないよう、10~15分の間に50人、15~20分の間に50人が戻ってくるとし、運行再開後は5分ごとに列車の乗車人数である80人が戻ってくるように目標人数分布を作成する。
ここで、駅に戻ってくる際の「駅」とは「駅の改札内」「駅のホーム」「駅周囲の店舗を含んだ範囲」のように任意の範囲としてもよい。「駅改札内」とした場合、改札外に誘導して、駅改札内に戻ってくる人数に対して目標人数分布を作成する。「駅のホーム」とした場合、誘導先はホームの外となり、駅のコンコース内のエキナカショップなども誘導先に含んで考えることができる。
目標人数分布を算出する際、誘導システム100により把握できる駅利用客が実際の駅利用客全体に占める割合を元に目標人数分布を補正してもよい。例えば、誘導システム100で把握できる駅利用客数が実際の駅利用客数の50%だということがわかっていれば、目標人数分布を混雑レベル目標の50%の値にする、としてもよい。また、本システム利用客以外は誘導されないので駅に滞在するという仮定を設け、運行再開見込み時刻よりも前に本システム利用客以外の駅利用客が集中するとみなし、運行再開見込み時刻よりも前の目標人数分布を少なくし、運行再開見込み時間後の目標人数分布を多くする、というような補正を加えてもよい。
駅利用客リスト取得部123は、誘導先への誘導情報を配信する駅利用客のリストである駅利用客リストを取得するものである。
例えば、駅利用客リスト取得部123は、記憶部130に記憶された駅利用客情報DB131を参照して、登録された駅利用客の中から、各駅において誘導情報を配信する対象となる駅利用客のリストである駅利用客リストを取得する。配信対象の選び方としては、例えば、定期券や過去の移動情報等から、通常であればこれから運行障害区間を通ると予想される駅利用客で、現在駅や駅周辺にいる駅利用客を選出することが考えられる。また、過去の情報がない場合も、現在ホームや駅構内に滞在している駅利用客についてはこれから列車を利用するものとして駅利用客リストに加えてもよい。例えば、過去の移動情報の収集方法としては、駅利用客の携帯端末に入れたアプリと通信を行うことにより実現され、現在位置の特定は、携帯端末IDを記録しておき、GPS等で得られた現在位置を特定の駅範囲内にいる携帯端末から取得することにより実現される。
また、現在駅に滞在している人数と、目標人数分布のうち現在の時間帯の目標人数を比較し、目標人数を超える人数を「誘導対象人数」とし、そのうえで駅利用客から誘導対象人数をランダム抽出などの手法により選出し、駅利用客リストに登録してもよい。
トータル所要時間算出部124は、誘導先の候補である誘導先候補について移動予測時間と滞在予測時間の合計であるトータル所要時間を算出するものである。ここで、移動予測時間とは、誘導先への往復にかかる時間の予測値であり、滞在予測時間は、駅利用客が誘導先に滞在する時間の予測値である。
トータル所要時間算出部124は、記憶部130に記憶された誘導条件DB132を参照し、誘導先ごとに駅利用客の現在位置から誘導先施設までの経路探索を行い、往復にかかる時間を移動予測時間として算出する。また、同じく誘導条件DB132に保存されている各誘導先施設の平均滞在時間より滞在予測時間を算出し、その合計をトータル所要時間とする。
ここで、移動予測時間や滞在予測時間は、現在の混雑状況をカメラやセンサで取得し、混雑状況を反映したものとしてもよい。例えば、混雑状況に応じて、トータル所要時間に所定時間加算したり、移動予測時間や滞在予測時間に係数をかけたりしてもよい。
誘導先選定部125は、トータル所要時間に基づいて推測される駅到着時間に駅に到着する駅利用客の人数が、目標人数分布が示す駅到着人数を超えないように、誘導先候補の中から駅利用客の誘導先を選定するものである。ここで、時間の起点を現在時刻とした場合には、トータル所要時間に基づいて推測される駅到着時間は、現在時刻からトータル所要時間経過後に時間である。
例えば、誘導先選定部125は、目標人数分布を参照し、以下となる誘導先を選定する。
現在時刻からトータル所要時間経過後の時間帯について、
これまでの誘導人数+1 ≦ 目標人数・・・(1)
選択した誘導先について、
これまで誘導した駅利用客数+1 ≦ 誘導先施設のキャパシティ・・・(2)
(1)と(2)の両方の条件を満たす誘導先が複数ある場合はトータル所要時間の短いものを選定する。誘導先を選定したら、「誘導先へのトータル所要時間が属する時間帯のこれまでの誘導人数」と「誘導した誘導先にこれまで誘導した駅利用客数」を+1して保存する。
尚、この処理は、
現在時刻からトータル所要時間経過後の時間帯について、
1 ≦ 目標人数・・・(3)
選択した誘導先について、
1≦ 誘導先施設のキャパシティ・・・(4)
となる誘導先を選定し、「誘導先へのトータル所要時間が属する時間帯の目標人数」と「誘導した誘導先のキャパシティ」を-1するとしてもよい。ここで、誘導先施設のキャパシティは誘導条件DB132より取得するが、誘導先施設に設置したカメラやセンサの情報などから現在の残りキャパシティを算出したものを使用してもよい。
誘導情報配信部126は、誘導先を示す誘導情報を駅利用客リストが示す駅利用客に配信するものである。また、誘導情報には誘導先に行くことにより得られる特典、すなわちリワードの内容が含まれる。
例えば、誘導情報配信部126は、各駅利用客について選定した情報に基づいて、図3に例示するように「誘導先名称」「誘導先位置」「誘導先への往路の所要時間」、「滞在時間」、「復路の所要時間」を含む誘導情報を作成し、誘導情報を駅利用客の携帯端末に配信する。誘導情報はさらに「運行再開見込み時刻」「誘導先の宣伝」「誘導先で使用できるクーポンや特典」「誘導先の混雑情報」などを含んでもよい。図3においては、「誘導先名称」が「カフェ〇〇屋」、「誘導先位置」が地図上星マークで示された位置、「誘導先への往路の所要時間」、「滞在時間」、「復路の所要時間」がそれぞれ、「10分」、「15分」、「10分」、「特典」が「10%オフ」、「運行再開見込み時刻」が「40分」後となっている。
記憶部130は、各種情報を記憶するものであり、特に上述した駅利用客情報DB131と誘導条件DB132を記憶する。駅利用客情報DB131は、駅と列車にいる駅利用客の情報を常に更新して保持するものであり、駅利用客の定期券情報や過去の行動履歴、所有する携帯端末の情報等を保持するものである。誘導条件DB132は、誘導先の情報を保持するものであり、例えば、誘導先の誘導先名、所在地、平均滞在時間、キャパシティなどを示すテーブルである。
図4に誘導条件DB132の例を示す。
図4においては、「誘導先施設」として「店A」、「店B」、「店C」が登録されており、「店A」については、「ジャンル」が「本」、「所在地」が「5-3-1」、「平均滞在時間」が「10分」、「キャパシティ」が「100人」、「対象者」が「全年齢」、「特典」が「10%オフ」となっている。同様に、「店B」については、「ジャンル」が「惣菜」、「所在地」が「43-5」、「平均滞在時間」が「5分」、「キャパシティ」が「20人」、「対象者」が「女性」、「特典」が「10%増量」となっており、「店C」については、「ジャンル」が「カフェ」、「所在地」が「4-5-2」、「平均滞在時間」が「25分」、「キャパシティ」が「20人」、「対象者」が「男性30代~」、「特典」が「次回コーヒー券」となっている。
次に、誘導システム100のハードウェア構成について説明する。
図5は、誘導システム100のハードウェア構成を示すハードウェア構成図である。
誘導システム100が備える運行状況情報取得部121、目標人数分布算出部122、駅利用客リスト取得部123、トータル所要時間算出部124、誘導先選定部125、及び誘導情報配信部126は、記憶装置3に格納されたプログラムが処理装置2で実行されることにより実現される。
処理装置2は、CPU(Central Processing Unit)中央処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサである。また、複数のプロセッサにより、誘導システム100の各機能を実現しても良い。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC等で誘導システム100の各機能を実現しても良い。
記憶部130は、記憶装置3によって実現され、記憶装置3は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)等の不揮発性または揮発性の半導体メモリであっても良いし、ハードディスク、フレキシブルディスク等の磁気ディスクであっても良いし、ミニディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクでも良い。
通信部110は、通信装置1によって実現される。通信方式は有線、無線を問わない。
以上のように、誘導システム100は構成される。
次に、誘導システム100の動作について説明する。
図6は、誘導システム100の動作を示すフローチャートである。
ここで、誘導システム100動作が誘導方法に対応し、誘導システム100の動作をコンピュータに実行させるプログラムが誘導プログラムに対応する。また、「部」は適宜「工程」に読み替えてもよい。
まずステップS1で、運行状況情報取得部121は、運行状況情報を取得する。
そして、ステップS2からステップS9までのループで運行障害が発生した駅ごとの処理を実施する。
ステップS3で、目標人数分布算出部122は、目標人数分布を算出する。
次にステップS4で、駅利用客リスト取得部123は、処理対象の駅について、駅利用客リストを取得する。
そして、ステップS5からステップS8までのループで駅利用客毎の処理を実施する。
ステップS6で、トータル所要時間算出部124は、誘導先毎のトータル所要時間を算出する。
次にステップS7で、誘導先選定部125は、駅利用客の誘導先を選定する。
ステップS8では、まだ誘導先の選定を行っていない駅利用客がいる場合ステップS5に戻り、全駅利用客について処理を終了した場合、ステップS9に進む。
ステップS9では、まだ処理を行っていない駅がある場合には、ステップS2に戻り、全駅について処理が終了した場合、ステップS10に進む。
ステップS10で、誘導情報配信部126は、誘導情報を駅利用客に配信する。
以上で誘導システム100は動作を終了する。
以上のように、誘導システム100は、運行障害が発生した際に混雑緩和のための乗客の誘導を行うにあたり、目標人数分布が示す駅到着人数を超えないように駅利用客を誘導することにより、誘導後に駅利用客が駅に戻ってくる時間を分散させる人流誘導を実現する、すなわち、誘導した駅利用客が一斉に駅に戻ってきて運行再開前に駅が混雑することを防ぐことができる。
また、この構成によれば、誘導情報に特典を含めることにより、駅利用客に誘導先の施設を利用する動機付けを与えることができるため、誘導先の施設はユーザの集客ができ、サービス提供者は誘導先施設からサービス利用料金を受け取ることができ、交通事業者は混雑緩和ができるため、サービス提供者、施設、交通事業者の3者にメリットを与えた上で運行再開までの混雑緩和を行うことができる。
また、運行状況情報取得部121が運行状況情報に基づき、誘導を行う駅を特定するようにしたので、誘導システム100の管理者が誘導を行う駅を選定することなく、誘導情報を配信することができ、管理者の作業量を軽減することができる。
また、運行状況情報取得部121が運行情報に基づき、運行が再開される運行再開見込み時刻を特定し、目標人数分布算出部122が運行再開見込み時刻に駅滞在人数が所定の閾値に達するように目標人数分布を算出するようにしたので、運行再開見込み時刻に駅滞在人数が上限に達し、効率よく誘導を行うことができる。
実施の形態1に係る誘導システム100の変形例について説明する。実施の形態1において、目標人数分布算出部122は、現在時刻を起点として目標人数分布を算出するようにしたが、誘導情報の生成にかかる時間を推定し、誘導情報の配信時刻を時間の起点としてもよい。この場合、トータル所要時間算出部124と誘導先選定部125も時間の起点を誘導情報の配信時刻とする必要がある。すなわち、トータル所要時間算出部124は、誘導情報の配信時刻からのトータル所要時間を算出し、誘導先選定部125は、誘導情報配信時刻からトータル所要時間経過後の時刻に基づいて、誘導先を選定する。
また、上記においては、誘導先が十分にあると仮定して誘導先の選定を行っていたが、誘導先が足りなくなることを考慮して、図7に示すように、誘導先が見つかったか否かに応じて、処理を分岐するようにしてもよい。ステップS108で、誘導先選定部125は、条件を満たす誘導先が見つかったかを判定する。誘導先が見つかった場合はステップS109に進み、すべての誘導先のキャパシティが満員になる等により条件を満たす誘導先が見つからない場合はステップS110に進み、次の駅の処理に移る。上記以外の動作については、誘導先が十分にあると仮定した場合と同様である。
実施の形態2.
次に実施の形態2に係る誘導システム2100について説明する。
実施の形態1との違いは、誘導先の選定に、駅利用客の嗜好性を考慮する点であり、実施の形態1と同様の構成、動作については説明を省略する。
図8は、実施の形態2に係る誘導システム2100の構成を示す構成図である。
誘導システム2100は、誘導システム100の構成に加えて、嗜好性判定部2127を備える。
嗜好性判定部2127は、駅利用客の過去の行動履歴、アンケートの結果、年齢、性別のうち少なくとも一つを用いて駅利用客の嗜好性を判定するものである。そして、実施の形態2に係る誘導先選定部2125は、嗜好性判定部2127が判定した嗜好性に基づいて、駅利用客の誘導先を選定する。
嗜好性の例としては「乗車タイミング(早めの乗車希望、混雑緩和後の乗車希望)」「移動時間」「店舗のジャンル」等が考えられる。一例として、「乗車タイミング(早めの乗車希望、混雑緩和後の乗車希望)」についての嗜好性を判定する場合、駅利用客情報DB131に保管されている過去の運行障害時の行動履歴より運転再開後何分後に乗車しているかを検出し、所定の時間より前に乗車していた駅利用客を「早めの乗車希望」の属性として判定し、所定の時間後に乗車していた駅利用客を「混雑緩和後の乗車希望」の属性として判定する。また、事前に駅利用客にアンケートで「早めの乗車希望」「混雑緩和後の乗車希望」といった個人の嗜好を取得して駅利用客情報DB131に保存しておき、属性としてもよい。さらに、年齢や移動速度といった特徴量を過去の運行障害時の行動と紐づけて学習させ、特徴量より嗜好性判定を行うようにしてもよい。
誘導先選定部2125は、嗜好性判定部2127が判定した嗜好性に基づいて誘導先を選定する。例えば、「早めの乗車希望」である場合は
現在時刻からトータル所要時間経過後の時刻 < 運行再開見込み時刻から所定の時間経過後の時刻・・・(5)
となる誘導先を選定する。一方、「混雑緩和後の乗車希望」である場合は
現在時刻から誘導先へのトータル所要時間経過後の時刻 > 運行再開見込み時刻から所定の時間経過後の時刻・・・(6)
となる誘導先を選定する。上記において、時刻A<時刻Bは、時刻Aの方が時刻Bより早く、時刻A>時刻Bは、時刻Aの方が時刻Bより遅いことを意味する。
上記では、「乗車タイミング」の例について説明したが、他にも例えば、「店舗のジャンル」に基づき、好みのジャンルの店舗に誘導したり、「移動時間」に基づき、あまり移動したくない人は近くの店舗に、移動が苦ではない人は遠くの店舗に誘導したりすることが考えられる。
以上のように実施の形態2に係る誘導システム2100は構成される。誘導システム2100のハードウェア構成は実施の形態1に係る誘導システムと同様であり、嗜好性判定部2127は、記憶装置3に格納されたプログラムを処理装置2が実行することにより実現される。
次に、実施の形態2に係る誘導システム2100の動作について説明する。
図9は、実施の形態2に係る誘導システム2100の動作を示すフローチャートである。
ステップS201からステップS206までの処理は、実施の形態1におけるステップS1からステップS6までの処理と同様である。
ステップS207で、嗜好性判定部2127は、駅利用客の嗜好性を判定する。
ステップS208で、誘導先選定部2125は、ステップS207で判定された嗜好性に基づいて、誘導先を選定する。
ステップS209からステップS211までの処理は、実施の形態1におけるステップS8からステップS10までの処理と同様である。
以上のように、駅利用客を誘導する際に、個人の嗜好にあった誘導を行うことで誘導に従って行動する人が増加する。例えば、運行が再開したら一刻も早く電車乗りたいに人はトータル所要時間が短い誘導を優先して配信することにより、誘導の途中で帰ってきてしまう人などを削減することができ、結果としてトータル所要時間の分散による混雑緩和効果を高めることができる。
実施の形態3.
次に実施の形態3に係る誘導システム3100について説明する。
誘導情報を一度配信し、駅利用客を誘導しても、その時点で駅にいなかった人が後から駅に到着し、駅が混雑してしまうことが考えられる。そのため、交通機関の運行が再開するまでは、繰り返し誘導情報を配信することが望ましい。
実施の形態1及び2との違いは、運行が再開するまで、繰り返し誘導情報を配信する点であり、実施の形態1または2と同様の構成、動作については説明を省略する。また、実施の形態3は実施の形態1または2と適宜組み合わせて用いることができる。
図10は、実施の形態3に係る誘導システム3100の構成を示す構成図である。
実施の形態3において、運行状況情報取得部3121は、運行状況情報に基づき、交通機関の運行が再開したかを判定する。
運行状況情報取得部3121が、交通機関の運行が再開していないと判定した場合、駅利用客リスト取得部3123は、追加で誘導情報を配信する駅利用客のリストである追加駅利用客リストを取得し、誘導先選定部3125は、追加駅利用客リストが示す駅利用客の誘導先を選定し、誘導情報配信部3126は、追加駅利用客リストが示す駅利用客の誘導先を示す誘導情報を追加駅利用客リストが示す駅利用客に配信する。
ここで、追加駅利用客リストに示される駅利用客は、新たに駅や駅周辺に到着した駅利用客等のまだ誘導していない駅利用客である。また、誘導先選定部3125は、先に誘導した駅利用客を含めたこれまでの誘導人数から誘導先を決定する。その他の構成は実施の形態1と同様である。
また、追加駅利用客リストに示される駅利用客として、誘導を送った人が実際に動いたかどうかを把握し、動いていない人を再度リストに追加してもよい。人の動きを把握する手段は問わないが、例としてGPS、監視カメラなどが挙げられる。その際、該当する人に先に送った誘導情報の中に含まれる現在時刻からトータル所要時間経過後の時間帯と該当する誘導先にこれまでに誘導した駅利用客数を-1して再度誘導対象に加える。
以上のように実施の形態3に係る誘導システム3100は構成され、誘導システム3100のハードウェア構成は実施の形態1に係る誘導システム100と同様である。
次に実施の形態3に係る誘導システム3100の動作について説明する。
図11は実施の形態3に係る誘導システム3100の動作を示すフローチャートである。
ステップS301からステップS310までの処理は、実施の形態1におけるステップS1からステップS10までの処理と同様である。
ステップS311で、運行状況情報取得部3121は、再度、現在時刻の運行情報を取得する。
ステップS312で、運行状況情報取得部3121は、ステップS311で取得した運行情報に基づき、交通機関の運行が再開したか否かを判定する。運行状況情報取得部3121が、運行再開していないと判定した場合、ステップS302に戻り、運行再開したと判定した場合、誘導システム3100は動作を終了する。
本開示では、ステップS312で運行再開していないと判定し、ステップS302に戻った後に、ステップS304で取得する駅利用客リストを追加駅利用客リストと呼んでいる。また、ステップS302に戻る際には、判定後すぐに戻るのではなく、所定時間経過後に戻るようにしてもよい。
以上のような動作により、実施の形態3に係る誘導システム3100は、運行が再開するまで、繰り返し誘導情報を配信するので、運行再開に長時間要する場合にも、駅が混雑するのを防ぐことができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係る誘導システム4100について説明する。
実施の形態4では運行再開までの見込み時間が遅くなることにより、誘導情報に従って行動した人が駅に滞留してしまい混雑することを防ぐための追加の誘導を行うような場合の実施形態を示す。
実施の形態1から3との違いは、運行再開が遅延している場合、再度誘導情報を配信する点であり、実施の形態1から3と同様の構成、動作については説明を省略する。また、実施の形態4は実施の形態1から3と組み合わせて用いることができる。
繰り返し誘導情報を配信する点では実施の形態3と同様であるが、実施の形態3では、運行再開していない場合に、繰り返し追加の駅利用客に誘導情報を配信していたのに対し、実施の形態4では、運行再開が遅延している場合に、既に誘導済みの駅利用客に再誘導情報を配信する点で相違する。上述したように、実施の形態3と実施の形態4を組み合わせてもよく、運行再開が遅延している場合に、再誘導情報を配信しながら、追加の駅利用客に誘導情報を配信するようにしてもよい。
図12は実施の形態4に係る誘導システム4100の構成を示す構成図である。
実施の形態4に係る誘導システム4100は、実施の形態1に係る誘導システム100が備える構成に加えて、誘導中駅利用客リスト取得部4127と再誘導情報生成部4128を備える。
実施の形態4に係る運行状況情報取得部4121は、運行状況情報に基づき、交通機関の運行再開が遅延しているかを判定する。例えば、運行状況情報取得部4121は、最新の運行状況情報が示す運行再開見込み時刻と、過去に取得した運行状況情報が示す運行再開時刻とを比較し、最新の運行状況情報が示す運行再開見込み時刻が、過去に取得した運行状況情報が示す運行再開見込み時刻より遅い場合に、運行再開が遅延していると判定する。
誘導中駅利用客リスト取得部4127は、誘導中の駅利用客のリストである誘導中駅利用客リストを取得するものである。誘導中の駅利用客は、一度誘導情報を配信した駅利用客であるので、再度駅利用客情報DB131にアクセスせず、駅利用客リスト取得部123が取得した駅利用客リストを利用する構成としてもよい。
再誘導情報生成部4128は、誘導中の駅利用客に配信する再誘導情報を生成するものである。再誘導情報には、運行再開時刻の遅延時間と、再誘導先の情報(例えば、再誘導先名称、再誘導先位置、再誘導先への往路の所要時間、再誘導先での滞在時間、駅への復路の所要時間等)が含まれる。
以上のように実施の形態4に係る誘導システム4100は構成される。誘導システム4100のハードウェア構成は実施の形態1に係る誘導システム100と同様であり、誘導中駅利用客リスト取得部4127、及び再誘導情報生成部4128は、記憶装置3に格納されたプログラムを処理装置2が実行することにより実現される。
次に、実施の形態4に係る誘導システム4100の動作について説明する。
図13は、実施の形態4に係る誘導システム4100の動作を示すフローチャートである。以下で説明するように、運行状況情報取得部4121が、交通機関の運行再開が遅延していると判定した場合、誘導中駅利用客リスト取得部4127は、誘導中駅利用客リストを取得し、再誘導情報生成部4128は、再誘導情報を生成し、誘導情報配信部は、誘導中駅利用客リストが示す駅利用客に再誘導情報を配信する。
ステップS401からステップS410までの処理は、実施の形態1におけるステップS1からステップS10までの処理と同様である。
ステップS411で、運行状況情報取得部4121は、現在時刻の運行状況情報を取得する。
ステップS412で、運行状況情報取得部4121は、運行再開見込み時間の延長が発生したか否かを判定する。運行状況情報取得部4121が、延長が発生したと判定した場合、ステップS413に進み、発生していないと判定した場合、誘導システム4100は動作を終了する。
ステップS413で、誘導中駅利用客リスト取得部4127は、誘導中の駅利用客を示す誘導中駅利用客リストを取得する。
ステップS414で、再誘導情報生成部4128は、運行再開見込み時間が遅くなった時間分の再誘導情報を生成する。具体的には、ステップS413で取得した駅利用客の現在地を確認し、現在誘導先に滞在中の駅利用客については誘導先での滞在時間を延ばすような再誘導情報を作成し、既に誘導先を出て駅に向かっている駅利用客には運行再開見込み時間までに立ち寄れる新たな誘導先を選定して再誘導情報を作成する。誘導先の選定は実施の形態1のステップS6、ステップS7と同様の方法で行う。また、実施の形態3と同様、既に誘導した駅利用客の人数に基づき、誘導先を選定するようにしてもよい。誘導情報を生成したらステップS410に戻り誘導情報を配信する。
以上のように、実施の形態4に係る誘導システム4100では、運行再開が遅延している場合にも駅に人が集まる前に再誘導情報を配信することで、運行再開前に駅に人が集中することを回避できる。
実施の形態4に係る誘導システム4100と実施の形態3に係る誘導システム3100を組み合わせた時の動作を実施の形態4に係る誘導システム4100の変形例として説明する。図14は、実施の形態4に係る誘導システム4100の変形例の動作を示すフローチャートである。
ステップS501からステップS514までの処理は、ステップS401からステップS414までの処理と同様である。
ステップS512で延長が発生していないと判定した場合、本変形例では、ステップS515に進む。ステップS515で、運行状況情報取得部4121は、運行が再開したかを判定する。ステップS515の処理は、実施の形態3におけるステップS312の処理と同様である。ステップS515で運行再開していないと判定した場合、ステップS502に戻り、運行再開したと判定した場合、誘導システム4100は動作を終了する。
本変形例では、運行再開までの見込み時間が遅くなった場合に駅に人が集まる前に誘導情報を送付することで、運行再開前に駅に人が集中することを回避するとともに、運行再開までの間に継続して誘導を実施することで、運行障害発生時に誘導対象とならなかった人が後から駅に到着して混雑することを防ぐことにより、運行再開までに駅が混雑することをより確実に防ぐことができる。
本開示に係る誘導システムは、交通機関の運行に障害が生じた際における駅での人流誘導に用いるのに適している。
100,2100,3100,4100 誘導システム、200,2200,3200,4200 運行管理システム、300,2300,3300,4300 端末、110,2110,3110,4110 通信部、120,2120,3120,4120 処理部、130,2130,3130,4130 記憶部、121,2121,3121,4121 運行状況情報取得部、122.2122.3122.4122 目標人数分布算出部、123,2123,3123,4123 駅利用客リスト取得部、124,2124,3124,4124 トータル所要時間算出部、125,2125,3125,4125 誘導先選定部、126,2126,3126,4126 誘導情報配信部、2127 嗜好性判定部、4127 誘導中駅利用客リスト取得部、4128 再誘導情報生成部、131,2131,3131,4131 132,2132,3132,4132 、310,2310,3310,4310 通信部、320,2320,3320,4320 表示制御部、330,2330,3330,4330 表示部、1 通信装置、2 処理装置、3 記憶装置。

Claims (8)

  1. 交通機関の運行状況を示す運行状況情報を取得し、前記運行状況情報に基づき、誘導を行う駅を特定する運行状況情報取得部と、
    前記運行状況情報取得部が特定した駅の滞在人数が所定の閾値を超えないように単位時間ごとの駅到着人数を定めた目標人数分布を算出する目標人数分布算出部と、
    誘導先への誘導情報を配信する駅利用客のリストである駅利用客リストを、前記駅利用客の過去の移動情報又は現在位置に基づいて取得する駅利用客リスト取得部と、
    前記誘導先の候補である誘導先候補について前記駅利用客の現在位置から前記誘導先候補までの往復にかかる移動予測時間と、前記誘導先における前記駅利用客の平均滞在時間に基づく前記誘導先候補での滞在予測時間の合計であるトータル所要時間を算出するトータル所要時間算出部と、
    前記トータル所要時間に基づいて推測される駅到着時間に駅に到着する前記駅利用客の人数が、前記目標人数分布が示す前記駅到着人数を超えないように、前記誘導先候補の中から前記駅利用客の前記誘導先を選定する誘導先選定部と、
    前記誘導先を示す前記誘導情報を前記駅利用客リストが示す駅利用客に配信する誘導情報配信部と、
    を備える誘導システム。
  2. 前記駅利用客の過去の行動履歴、アンケートの結果、年齢、性別のうち少なくとも一つを用いて前記駅利用客の嗜好性を判定する嗜好性判定部と、をさらに備え、
    前記誘導先選定部は、前記嗜好性に基づき前記誘導先を選定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の誘導システム。
  3. 交通機関の運行状況を示す運行状況情報を取得する運行状況情報取得部さらに備え、
    前記運行状況情報取得部は、前記運行状況情報に基づき、誘導を行う駅を特定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の誘導システム。
  4. 前記運行状況情報取得部は、前記運行状況情報に基づき、前記交通機関の運行が再開したかを判定し、
    前記運行状況情報取得部が、前記交通機関の運行が再開していないと判定した場合、
    前記駅利用客リスト取得部は、追加で前記誘導情報を配信する駅利用客のリストである追加駅利用客リストを取得し、前記誘導先選定部は、前記追加駅利用客リストが示す駅利用客の誘導先を選定し、前記誘導情報配信部は、前記追加駅利用客リストが示す駅利用客の誘導先を示す前記誘導情報を前記追加駅利用客リストが示す駅利用客に配信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の誘導システム。
  5. 誘導中の駅利用客のリストである誘導中駅利用客リストを取得する誘導中駅利用客リスト取得部と、
    前記誘導中の駅利用客に配信する再誘導情報を生成する再誘導情報生成部と、をさらに備え、
    前記運行状況情報取得部は、前記運行状況情報に基づき、前記交通機関の運行再開が遅延しているかを判定し、
    前記運行状況情報取得部が、前記交通機関の運行再開が遅延していると判定した場合、
    前記誘導中駅利用客リスト取得部は、前記誘導中駅利用客リストを取得し、
    前記再誘導情報生成部は、前記再誘導情報を生成し、
    前記誘導情報配信部は、前記誘導中駅利用客リストが示す駅利用客に前記再誘導情報を配信する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の誘導システム。
  6. 前記運行状況情報取得部は、前記運行状況情報に基づき、運行が再開される運行再開見込み時刻を特定し、
    前記目標人数分布算出部は、前記運行再開見込み時刻に前記駅の滞在人数が前記所定の閾値に達するように前記目標人数分布を算出する
    ことを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の誘導システム。
  7. コンピュータが、交通機関の運行状況を示す運行状況情報を取得し、前記運行状況情報に基づき、誘導を行う駅を特定する運行状況情報取得工程と、
    コンピュータが、前記運行状況情報取得工程で特定した駅の滞在人数が所定の閾値を超えないように単位時間ごとの駅到着人数を定めた目標人数分布を算出する目標人数分布算出工程と、
    コンピュータが、誘導先への誘導情報を配信する駅利用客のリストである駅利用客リストを、前記駅利用客の過去の移動情報又は現在位置に基づいて取得する駅利用客リスト取得工程と、
    コンピュータが、前記誘導先の候補である誘導先候補について前記駅利用客の現在位置から前記誘導先候補までの往復にかかる移動予測時間と、前記誘導先における前記駅利用客の平均滞在時間に基づく前記誘導先候補での滞在予測時間の合計であるトータル所要時間を算出するトータル所要時間算出工程と、
    コンピュータが、前記トータル所要時間に基づいて推測される駅到着時間に駅に到着する前記駅利用客の人数が、前記目標人数分布が示す前記駅到着人数を超えないように、前記誘導先候補の中から前記駅利用客の前記誘導先を選定する誘導先選定工程と、
    コンピュータが、前記誘導先を示す前記誘導情報を前記駅利用客リストが示す駅利用客に配信する誘導情報配信工程と、
    を含む誘導方法。
  8. 請求項7に記載の全工程をコンピュータに実行させる誘導プログラム。
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