JP7393968B2 - 評価装置、評価方法及び評価プログラム - Google Patents

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本開示は、評価装置、評価方法及び評価プログラムに関する。
熱交換器の一例として、内部に複数の伝熱管を設けた蒸気発生器が知られている。蒸気発生器に設けられた各伝熱管は、U字形状に形成されており、伝熱管の内部を冷却材等の流体が流通する。流体が伝熱管の内部を流通すると、U字形の伝熱管の円弧部では、流体の流通による振動(流体励起振動)が発生する。このため、蒸気発生器には、円弧部となる複数の伝熱管の隙間に振動抑制部材としての振れ止め金具が挿入される。
複数の伝熱管と複数の振動抑制部材との間には、多数の接触部が形成される。このような多数の接触部を有する蒸気発生器では、主として接触部での摩擦振動によって減衰が発生する。摩擦減衰を評価する技術として、例えば特許文献1に記載の評価方法が知られている。この評価方法では、固着領域とすべり領域とに分けて計算を線形化することで計算負荷を軽減することが行われている。
特許第6037677号公報
しかしながら、多数の接触部を有する構造では、固着領域とすべり領域とに分けることが現実的に困難である。また、地震時の減衰を評価する場合、例えば、地震応答解析等の動解析を行って減衰を予測する手法がある。ただし、多数の接触部を有する蒸気発生器等の大規模な構造に対して動解析を行う場合、計算負荷が大きくなる可能性がある。
本開示は、摩擦減衰を正確かつ効率的に評価可能な評価装置、評価方法及び評価プログラムを提供することを目的とする。
本開示に係る評価装置は、複数の伝熱管と、隣り合う前記伝熱管の隙間に前記伝熱管と接触して配置される複数の振動抑制部材とを備える熱交換器について、前記伝熱管と前記振動抑制部材との間の摩擦振動によって発生する減衰を評価する評価装置であって、複数の前記伝熱管と複数の前記振動抑制部材との接触部ごとに接触状態が個別に設定される前記熱交換器の非線形モデルをデータとして取得する取得部と、地震波が作用する場合の主要振動モードを前記非線形モデルの静解析により求め、求めた前記主要振動モードに基づいて、前記接触部における前記伝熱管と前記振動抑制部材との間の摩擦消散エネルギーの総和を算出し、算出した前記摩擦消散エネルギーの総和と前記非線形モデルを前記主要振動モードに変形させるための運動エネルギーとの比率である減衰比を算出する演算部とを備える。
本開示に係る評価方法は、複数の伝熱管と、隣り合う前記伝熱管の隙間に前記伝熱管と接触して配置される複数の振動抑制部材とを備える熱交換器について、前記伝熱管と前記振動抑制部材との間の摩擦振動によって発生する減衰を評価する評価方法であって、複数の前記伝熱管と複数の前記振動抑制部材との接触部ごとに接触状態が個別に設定される前記熱交換器の非線形モデルをデータとして取得することと、地震波が作用する場合の主要振動モードを前記非線形モデルの静解析により求めることと、求めた前記主要振動モードに基づいて、前記接触部における前記伝熱管と前記振動抑制部材との間の摩擦消散エネルギーの総和を算出することと、算出した前記摩擦消散エネルギーの総和と前記非線形モデルを前記主要振動モードに変形させるための運動エネルギーとの比率である減衰比を算出することとを含む。
本開示に係る評価プログラムは、複数の伝熱管と、隣り合う前記伝熱管の隙間に前記伝熱管と接触して配置される複数の振動抑制部材とを備える熱交換器について、前記伝熱管と前記振動抑制部材との間の摩擦振動によって発生する減衰を評価する評価プログラムであって、複数の前記伝熱管と複数の前記振動抑制部材との接触部ごとに接触状態が個別に設定される前記熱交換器の非線形モデルをデータとして取得する処理と、地震波が作用する場合の主要振動モードを前記非線形モデルの静解析により求める処理と、求めた前記主要振動モードに基づいて、前記接触部における前記伝熱管と前記振動抑制部材との間の摩擦消散エネルギーの総和を算出する処理と、算出した前記摩擦消散エネルギーの総和と前記非線形モデルを前記主要振動モードに変形させるための運動エネルギーとの比率である減衰比を算出する処理とをコンピュータに実行させる。
本開示によれば、摩擦減衰を正確かつ効率的に評価可能な評価装置、評価方法及び評価プログラムを提供することができる。
図1は、本実施形態に係る評価装置の一例を模式的に示すブロック図である。 図2は、蒸気発生器の一例を示す図である。 図3は、伝熱管群を示す斜視図である。 図4は、伝熱管群を示す正面図である。 図5は、蒸気発生器の非線形モデルの一例を模式的に示す図である。 図6は、静解析による非線形モデルの変形モードの一例を模式的に示す図である。 図7は、蒸気発生器の線形モデルの固有振動モードの一例を模式的に示す図である。 図8は、地震波のスペクトル応答解析結果の一例を示す図である。 図9は、評価装置100を用いて伝熱管と振動抑制部材との間の摩擦減衰比を評価する評価方法の一例を示すフローチャートである。 図10は、評価方法の他の例を示すフローチャートである。
以下、本開示に係る評価装置、評価方法及び評価プログラムの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る評価装置の一例を模式的に示すブロック図である。評価装置100は、熱交換器の一例として、複数の伝熱管と複数の振動抑制装置とを有する蒸気発生器の摩擦減衰を評価する。まず、蒸気発生器の構成を説明する。図2は、蒸気発生器の一例を示す図である。図3及び図4は、蒸気発生器の一部の構成を示す図である。図3は伝熱管群を示す斜視図、図4は伝熱管群を示す正面図である。
図2に示す蒸気発生器1は、例えば加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)に用いられる。蒸気発生器1には、原子炉内を流通する原子炉冷却材及び中性子減速材としての一次冷却材(例えば、軽水)と、タービン内を流通する二次冷却材とが流入する。そして、蒸気発生器1では、高温高圧となった一次冷却材を、二次冷却材と熱交換させることにより、二次冷却材を蒸発させて蒸気を発生させ、かつ高温高圧となった一次冷却材を冷却している。
蒸気発生器1は、上下方向に延在し、かつ密閉された中空円筒形状となっている。蒸気発生器1は、上半部に対して下半部が若干小径とされた胴部2を有している。胴部2は、その下半部内に、該胴部2の内壁面と所定間隔をもって配置された円筒形状を成す管群外筒3が設けられている。この管群外筒3は、その下端部が、胴部2の下半部内の下方に配置された管板4近傍まで延設されている。管群外筒3内には、伝熱管群51が設けられている。伝熱管群51は、逆U字形状をなす複数の伝熱管5から成る。各伝熱管5は、U字形状の円弧部が上方側に凸となるように配置され、下方側の両端部が管板4に支持されていると共に、中間部が複数の管支持板6を介して管群外筒3に支持されている。管支持板6には、多数の貫通孔(図示せず)が形成されており、この貫通孔内に各伝熱管5が挿通されている。
胴部2は、その下端部に水室7が設けられている。水室7は、内部が隔壁8により入室71と出室72とに区画されている。入室71は、各伝熱管5の一端部が連通され、出室72は、各伝熱管5の他端部が連通されている。また、入室71は、胴部2の外部に通じる入口ノズル74が形成され、出室72は、胴部2の外部に通じる出口ノズル75が形成されている。そして、入口ノズル74は、加圧水型原子炉から一次冷却材が送られる冷却水配管(図示せず)が連結され、出口ノズル75は、熱交換された後の一次冷却材を加圧水型原子炉に送る冷却水配管(図示せず)が連結される。
胴部2は、その上半部内に、熱交換後の二次冷却材を蒸気(気相)と熱水(液相)とに分離する気水分離器9、および分離された蒸気の湿分を除去して乾き蒸気に近い状態とする湿分分離器10が設けられている。気水分離器9と伝熱管群51との間には、外部から胴部2内に二次冷却材の給水を行う給水管11が挿入されている。さらに、胴部2は、その上端部に、蒸気排出口12が形成されている。また、胴部2は、その下半部内に、給水管11からこの胴部2内に給水された二次冷却材を、胴部2と管群外筒3との間を流下させて管板4にて折り返させ、伝熱管群51に沿って上昇させる給水路13が形成されている。なお、蒸気排出口12は、タービンに蒸気を送る冷却水配管(図示せず)が連結され、給水管11は、タービンで使用された蒸気が復水器(図示せず)で冷却された二次冷却材を供給するための冷却水配管(図示せず)が連結される。
蒸気発生器1において、加圧水型原子炉で加熱された一次冷却材は、入室71に送られ、多数の伝熱管5内を通って循環して出室72に至る。一方、復水器で冷却された二次冷却材は、給水管11に送られ、胴部2内の給水路13を通って伝熱管群51に沿って上昇する。このとき、胴部2内で、高温高圧の一次冷却材と二次冷却材との間で熱交換が行われる。そして、冷却された一次冷却材は、出室72から加圧水型原子炉に戻される。一方、高温高圧の一次冷却材と熱交換を行った二次冷却材は、胴部2内を上昇し、気水分離器9で蒸気と熱水とに分離される。そして、分離された蒸気は、湿分分離器10で湿分が除去されてからタービンに送られる。
このように構成された蒸気発生器1では、一次冷却材が各伝熱管5内を通過する際、逆U字形状の円弧部にて流体励起振動が発生する。そこで、伝熱管5の円弧部には、伝熱管5の振動を抑制する複数の振動抑制部材14が設けられている。
図3及び図4に示すように、伝熱管群51の上端部は、逆U字形状となる複数の伝熱管5の円弧部が配置されることで、半球形状に形成されている。つまり、図2に示すように、各伝熱管5は、面内において所定の曲率半径で曲げられている。複数の伝熱管5は、各面内において曲率半径の径方向外側に向かうにつれて曲率半径が大きくなるように設けられると共に、軸方向が平行となるように並べて設けられることで伝熱管層5Aとなる。
伝熱管層5Aは、その面内方向に直交する面外方向に所定の隙間を空けて平行に並べて設けられている。この複数の伝熱管層5Aでは、面内において曲率半径の径方向の最外側にあるそれぞれの伝熱管5が、面外方向の外側に向かうにつれて曲率半径が小さくなっている。このように複数の伝熱管5が並べられることで、伝熱管群51の上端部は半球形状に形成される。
複数の振動抑制部材14は、平行に並んだ複数の伝熱管層5Aの間にそれぞれ挿入される。各振動抑制部材14は、V字形状に折り曲げて形成されており、折り曲げられた屈曲部が伝熱管5の曲率半径における径方向の中心側(内側)に位置するように配置され、その両端部が径方向の外側に位置するように配置される。振動抑制部材14の両端部は、曲率半径の径方向の最外側にある伝熱管5から外側に突出している。
複数の振動抑制部材14は、V字形状の大きい振動抑制部材14と、V字形状の小さい振動抑制部材14とを含んでいる。そして、V字形状の大きい振動抑制部材14の内側には、V字形状の小さい振動抑制部材14が配置されることで対を成している。対を成した振動抑制部材14は、面外方向に隣り合う(積層される)2層の伝熱管層5Aの隙間において、例えば3組配設される。3組の対となる振動抑制部材14は、曲率半径の周方向に沿って設けられる。
複数の振動抑制部材14が配設されることで、複数の振動抑制部材14の端部は、伝熱管群51の半球形状の円弧に沿って伝熱管層5Aの面外方向に一列に並んで配置される。また、一列となる振動抑制部材14の端部は、伝熱管群51の半球形状の円弧に沿って伝熱管層5Aの面内方向に沿って所定の間隔を空けて複数列配設される。つまり、複数の振動抑制部材14の端部は、格子状に配置される。
各振動抑制部材14の両端部には、接合部材15がそれぞれ設けられている。この接合部材15は、後述する保持部材16に接合される。なお、接合部材15は、例えば、ステンレス等の金属材で構成されている。
保持部材16は、図2に示すように、伝熱管群51の半球状の外周に沿って円弧状に形成された棒体である。この保持部材16は、伝熱管群51の半球形状の円弧に沿って一列に並んだ各振動抑制部材14の端部を繋ぐように配置される。そして、この保持部材16には、各振動抑制部材14の端部に設けられた接合部材15が溶接等により接合される。
上記のように振動抑制部材14を配置することにより、複数の伝熱管5と複数の振動抑制部材14との間には、多数の接触部Cが形成される。このような多数の接触部Cを有する蒸気発生器1では、主として接触部Cでの摩擦振動によって減衰が発生する。
次に、評価装置100について説明する。図1に示す評価装置100は、例えば、パーソナルコンピュータ又はスマートデバイス等である。評価装置100は、取得部101と、演算部102と、記憶部103とを備える。図示を省略するが、評価装置100は、各種情報又はコマンド等を入力する入力部、各種情報を出力する出力部、外部との間で情報の通信を行う通信部等を有してもよい。
取得部101は、複数の伝熱管5と複数の振動抑制部材14との接触部Cごとに接触状態が個別に設定される熱交換器の非線形モデルをデータとして取得する。非線形モデルにおいては接触部Cのモデル化に非線形接触要素を用いる。図5は、蒸気発生器の非線形モデルの一例を模式的に示す図である。図5に示す非線形モデルMは、複数の伝熱管5Mと複数の振動抑制部材14Mとが設定され、複数の伝熱管5Mと複数の振動抑制部材14Mとの接触部CMごとに接触状態が個別に設定される。なお、図5では、一部の接触部CMについてのみ示している。本実施形態において、接触状態とは、接触部CMにおいて伝熱管5Mと振動抑制部材14Mとが接触している状態と接触していない状態とを含む。つまり、非線形モデルMでは、接触部CMごとに伝熱管5Mと振動抑制部材14Mとが接触しているか否かが設定される。
非線形モデルMは、接触部CMが例えば数千箇所以上設定される。非線形モデルMは、例えば外部のコンピュータ等によって予め作成することができる。非線形モデルMは、例えば上記の伝熱管5及び振動抑制部材14の設計図データ等を用いて作成することができるが、これに限定されず、他の手法により作成してもよい。
本実施形態において、取得部101は、例えば不図示の入力部、通信部等を介して供給される非線形モデルMを取得することができる。また、予め作成された非線形モデルMを記憶部103に記憶させておいてもよい。この場合、取得部101は、記憶部103から非線形モデルMを取得することができる。
演算部102は、予め定められる制御プログラムを実行する演算処理装置を含む。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)、システムLSI(Large Scale Integration)等である。演算部102は、1つの演算処理装置又は複数の演算処理装置から実装される。演算部102は、不図示の入力部に入力されたコマンドに基づいて各種の演算処理を実行する。演算部102は、記憶部103に記憶された制御プログラムを実行する。
本実施形態において、演算部102は、取得した非線形モデルMに地震波が作用する場合の主要振動モードを静解析により再現する事を試みる。地震波としては、例えば10Hz以下の振動数成分を用いることができる。以下、この振動数成分を卓越振動数成分と表記する場合がある。
演算部102は、地震波(卓越振動数成分)の作用による主要振動モードを静解析によって求めることができるか否かを判断する。例えば、演算部102は、卓越振動数成分の周波数帯域の振動モードが単純な形状ではない場合には、主要振動モードを静解析により求めることができないと判断することができる。また、演算部102は、卓越振動数成分の周波数帯域の振動モードが単純な形状の場合には、静解析によって主要振動モードを求めることが可能と判断することができる。
図6は、静解析による非線形モデルの変形モードの一例を模式的に示す図である。本実施形態において、演算部102は、図6に示すように、非線形モデルMの静解析によって主要振動モードが再現可能な場合、蒸気発生器が主要振動モードで変形する際の荷重F1が付与され、非線形モデルMが変形する場合の形状を変形モードM1として求めることができる。
ここで、演算部102は、荷重F1の値として、蒸気発生器1の線形モデルの固有振動モードに作用する荷重の値を用いることができる。なお、線形モデルの固有振動モードとは、蒸気発生器に地震波が作用した場合の主要振動モードに相当するモードである。また、線形モデルとは、複数の伝熱管5及び複数の振動抑制部材14の形状については非線形モデルMと同様に設定されるが、接触部CMのモデル化に線形バネ要素を用いるモデルである。
図7は、蒸気発生器の線形モデルの固有振動モードの一例を模式的に示す図である。図7では、蒸気発生器に地震波が作用した場合の主要振動モードM2及び固有周波数を、線形モデルMLを用いた動解析により求めたものである。線形モデルMLは、数千以上の接触部のモデル化に線形バネ要素を用いているため、非線形接触要素を用いる非線形モデルMを用いて動解析を行う場合に比べて、解析時の負荷を下げることができる。
線形モデルMLの固有振動モードに作用する荷重の値は、例えば地震波のスペクトル応答解析結果を用いて求めることができる。本実施形態では、地震波として、例えば10Hz以下の振動数成分が用いられる。このように地震波が特定できる場合、地震波の周波数に対する応答加速度を求めることができる。
図8は、地震波のスペクトル応答解析結果の一例を示す図である。図中の横軸は時間(単位はs、1/周波数)を示す。図中の縦軸は応答加速度の大きさ(単位はm/s)を示す。スペクトル応答解析においては、線形モデルMLの減衰比の仮定値を設定することにより、地震波における応答加速度を求めることができる。図8において、曲線D1は、例えば減衰比が8%の場合のスペクトル解析結果を示す。また、曲線D2は、例えば減衰比が9%の場合のスペクトル解析結果を示す。曲線D3は、例えば減衰比が10%の場合のスペクトル解析結果を示す。なお、スペクトル解析結果は、曲線D1、D2、D3に限定されず、減衰比に応じた解析結果が求められる。
演算部102は、線形モデルMLの減衰比の仮定値を任意の値に設定する。この仮定値は、予め一定値に設定されてもよいし、不図示の入力部から入力される値を仮定値としてもよい。仮定値が設定された後、演算部102は、図8のスペクトル応答解析結果に基づいて、線形モデルMLの固有振動モードにおける周波数(固有周波数)に対応する応答加速度の値を求めることができる。演算部102は、求めた応答加速度の値に基づいて、固有振動モードに作用する荷重F1を算出することができる。
演算部102は、算出された荷重F1により非線形モデルMの各部が変形する場合の変位量を算出する。演算部102は、当該変位量に基づいて変形モードM1を求める。演算部102は、求めた変形モードM1を記憶部103に記憶する。
変形モードM1を求めた後、演算部102は、求めた変形モードM1に基づいて、接触部CMにおける伝熱管5Mと振動抑制部材14Mとの間の摩擦消散エネルギーの総和を算出する。静解析では、目標の形状に至るまでの変更履歴を再現することができる。演算部102は、静解析により求めた変形モードM1について、目標の形状に至るまでの変形履歴に基づいて、各接触部CMにおける摩擦消散エネルギーを算出することができる。具体的には、接触部CMにおける摩擦係数をμとし、接触部CMにおける伝熱管5Mと振動抑制部材14Mとの摺動距離をdとし、接触部CMに作用する接触荷重をFとすると、摩擦消散エネルギーの総和W1は、
W1=Σ{μ・d・F}
で表される。演算部102は、算出した摩擦消散エネルギーの総和W1を記憶部103に記憶する。
また、演算部102は、求めた変形モードM1に基づいて、非線形モデルMを変形モードM1に変形させるための運動エネルギーを算出する。線形モデルMLのモーダルマスをmとし、線形モデルMLの固有振動数をfとし、荷重F1が付加される場合の非線形モデルMの最大変位をxとすると、運動エネルギーW2は、
W2=(1/2)・m・(2πfx)
で表される。演算部102は、算出した運動エネルギーW2を記憶部103に記憶する。
消散エネルギーの総和W1及び運動エネルギーW2を求めた後、演算部102は、当該摩擦消散エネルギーの総和W1と運動エネルギーW2との比率である減衰比を算出する。減衰比ηは、
η=W1/W2
で表される。演算部102は、減衰比ηを記憶部103に記憶する。演算部102は、算出した減衰比ηを不図示の出力部から出力させてもよい。
なお、上記のように、静解析では、目標の形状に至るまでの変更履歴を再現することができる。このため、演算部102は、非線形モデルMが変形モードM1の形状に変形するまでの途中経過における減衰比を算出することができる。つまり、演算部102により、減衰比の振幅依存性を評価することができる。演算部102は、例えば算出した減衰比を評価値として不図示の出力部から出力することができる。
記憶部103は、各種の制御プログラム及び各種の制御処理に用いられるデータが記憶される記憶装置を含む。記憶装置は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、又はDVD等である。記憶部103は、1つの記憶装置又は複数の記憶装置から実装される。記憶部103は、例えば上記の非線形モデルMのデータを記憶することができる。記憶部103は、演算部102による各種の演算結果を記憶することができる。
また、記憶部103は、複数の伝熱管5と、隣り合う伝熱管5の隙間に伝熱管5と接触して配置される複数の振動抑制部材14とを備える蒸気発生器1について、伝熱管5と振動抑制部材14との間の摩擦振動によって発生する減衰を評価する評価プログラムであって、複数の伝熱管5と複数の振動抑制部材14との接触部Cごとに接触状態が個別に設定される蒸気発生器1の非線形モデルMをデータとして取得する処理と、地震波が作用する場合の主要振動モードM2を非線形モデルMの静解析により求める処理と、求めた主要振動モードM2に基づいて、接触部CMにおける伝熱管5と振動抑制部材14との間の摩擦消散エネルギーの総和を算出する処理と、算出した摩擦消散エネルギーの総和と非線形モデルMを主要振動モードM2に変形させるための運動エネルギーとの比率である減衰比を算出する処理とをコンピュータに実行させる評価プログラムを記憶する。
図9は、評価装置100を用いて伝熱管と振動抑制部材との間の摩擦減衰比を評価する評価方法の一例を示すフローチャートである。図9に示すように、取得部101は、非線形モデルMを取得する(ステップS10)。演算部102は、非線形モデルMを取得した場合、取得した非線形モデルMについて、地震波の作用による変形モードを求めることができるか否かを判断し、変形モードを求めることができると判断した場合、以下のステップS30に進むようにしてもよい。なお、演算部102は、変形モードを求めることができないと判断した場合には、処理を終了することができる。
演算部102は、非線形モデルMに対応する線形モデルMLについて、地震波のスペクトル応答解析を求めるための仮定値を設定する(ステップS20)。仮定値を設定した後、演算部102は、仮定値に対応したスペクトル応答解析結果に基づいて、線形モデルMLの固有周波数に対応した応答加速度を求める(ステップS30)。演算部102は、算出した応答加速度に基づいて荷重F1の値を求め、当該荷重F1の値を用いて非線形モデルMの変形モードM1を求める(ステップS40)。
演算部30は、変形モードM1を求めた後、求めた変形モードM1に基づいて、接触部CMにおける伝熱管5Mと振動抑制部材14Mとの間の摩擦消散エネルギーの総和を算出する(ステップS50)。また、演算部102は、求めた変形モードM1に基づいて、非線形モデルMを変形モードM1に変形させるための運動エネルギーを算出する(ステップS60)。演算部102は、消散エネルギーの総和W1及び運動エネルギーW2を求めた後、演算部102は、当該摩擦消散エネルギーの総和W1と運動エネルギーW2との比率である減衰比を算出する(ステップS70)。演算部102は、算出した減衰比を評価値として出力することができる。
なお、本実施形態に係る評価装置100において、演算部102は、非線形モデルMの減衰比を算出した後、地震波のスペクトル応答解析を求めるために設定した仮定値と、演算出した非線形モデルMの減衰比とを比較し、整合するか否かを判定してもよい。演算部102は、判定した結果、非線形モデルMの減衰比と仮定値とが整合する場合、当該非線形モデルMの減衰比を評価値として出力する。
一方、演算部102は、判定した結果、非線形モデルMの減衰比と仮定値とが整合しない場合、仮定値の設定を変更して変形モードM1を求め、再度非線形モデルMの減衰比を算出する。演算部102は、再度算出した非線形モデルMの減衰比と仮定値とが整合する場合、当該非線形モデルMの減衰比を評価値として出力する。また、演算部102は、再度算出した非線形モデルMの減衰比と仮定値とが整合しない場合には、更に非線形モデルMの減衰比と仮定値とが整合するまで仮定値の設定を変更して変形モードM1を求め、再度非線形モデルMの減衰比を算出する。
図10は、評価方法の他の例を示すフローチャートである。図10に示すように、図9で示す上記評価方法のステップS10からステップS70と同様に、非線形モデルMの取得(ステップS110)、仮定値の設定(ステップS120)、応答加速度の算出(ステップS130)、変形モードの算出(ステップS140)、摩擦消散エネルギーの総和W1の算出(ステップS150)、運動エネルギーW2の算出(ステップS160)、及び減衰比ηの算出(ステップS170)を行う。
非線形モデルMの減衰比を算出した後、演算部102は、ステップS120で設定した仮定値と、ステップS170で算出した減衰比ηとを比較し、整合するか否かを判定する(ステップS180)。演算部102は、判定した結果、減衰比ηと仮定値とが整合する場合(ステップS180のYes)、当該減衰比ηを評価値として出力する。また、演算部102は、判定した結果、減衰比ηと仮定値とが整合しない場合(ステップS180のNo)、仮定値の設定を変更し(ステップS190)、ステップS130以降の処理を繰り返し行う。
以上のように、本実施形態に係る評価装置100は、複数の伝熱管5と、隣り合う伝熱管5の隙間に伝熱管5と接触して配置される複数の振動抑制部材14とを備える蒸気発生器1について、伝熱管5と振動抑制部材14との間の摩擦振動によって発生する減衰を評価する評価装置100であって、複数の伝熱管5と複数の振動抑制部材14との接触部Cごとに接触状態が個別に設定される蒸気発生器1の非線形モデルMをデータとして取得する取得部101と、地震波が作用する場合の主要振動モードM2を非線形モデルMの静解析により求め、求めた主要振動モードM2に基づいて、接触部CMにおける伝熱管5Mと振動抑制部材14Mとの間の摩擦消散エネルギーの総和を算出し、算出した摩擦消散エネルギーの総和と非線形モデルMを主要振動モードM2に変形させるための運動エネルギーとの比率である減衰比を算出する演算部102とを備える。
本実施形態に係る評価方法は、複数の伝熱管5と、隣り合う伝熱管5の隙間に伝熱管5と接触して配置される複数の振動抑制部材14とを備える蒸気発生器1について、伝熱管5と振動抑制部材14との間の摩擦振動によって発生する減衰を評価する評価方法であって、複数の伝熱管5と複数の振動抑制部材14との接触部Cごとに接触状態が個別に設定される蒸気発生器1の非線形モデルMをデータとして取得することと、地震波が作用する場合の主要振動モードM2を非線形モデルMの静解析により求めることと、求めた主要振動モードM2に基づいて、接触部CMにおける伝熱管5Mと振動抑制部材14Mとの間の摩擦消散エネルギーの総和を算出することと、算出した摩擦消散エネルギーの総和と非線形モデルMを主要振動モードM2に変形させるための運動エネルギーとの比率である減衰比を算出することとを含む。
本実施形態に係る評価プログラムは、複数の伝熱管5と、隣り合う伝熱管5の隙間に伝熱管5と接触して配置される複数の振動抑制部材14とを備える蒸気発生器1について、伝熱管5と振動抑制部材14との間の摩擦振動によって発生する減衰を評価する評価プログラムであって、複数の伝熱管5と複数の振動抑制部材14との接触部Cごとに接触状態が個別に設定される蒸気発生器1の非線形モデルMをデータとして取得する処理と、地震波が作用する場合の主要振動モードM2を非線形モデルMの静解析により求める処理と、求めた主要振動モードM2に基づいて、接触部CMにおける伝熱管5と振動抑制部材14との間の摩擦消散エネルギーの総和を算出する処理と、算出した摩擦消散エネルギーの総和と非線形モデルMを主要振動モードM2に変形させるための運動エネルギーとの比率である減衰比を算出する処理とをコンピュータに実行させる。
本実施形態では、地震波が作用する場合の主要振動モードM2を非線形モデルMの静解析により求めるため、非線形接触要素を用いる非線形モデルMを用いて動解析を行う場合に比べて、解析時の負荷を下げることができる。これにより、動解析に比べて短い評価時間で効率的に摩擦減衰を評価することができる。また、静解析では、非線形モデルMが主要振動モードM2の形状に変形するまでの変更履歴を再現することができる。したがって、本実施形態では、非線形モデルMが主要振動モードM2の形状に変形するまでの途中経過における減衰比を算出することができる。これにより、減衰比の振幅依存性を評価することができる。
本実施形態に係る評価装置100において、演算部102は、静解析において非線形モデルMに対して地震波が作用する方向に荷重F1を付与した場合の非線形モデルMの形状を求め、荷重は、地震波のスペクトル応答解析結果において、全ての接触部CMが接触した状態に設定される蒸気発生器1の線形モデルMLの固有振動数に対する応答加速度に基づく値である。従って、高精度に減衰比を算出することができる。
本実施形態に係る評価装置100において、スペクトル応答解析では、線形モデルMLの減衰比が仮定値として設定され、演算部102は、算出した非線形モデルMの減衰比と仮定値とが整合するか否かを判定し、整合する場合に非線形モデルMの減衰比を評価値とする。従って、算出した非線形モデルMの減衰比の妥当性を検証することができるため、高精度に減衰比を算出することができる。
本実施形態に係る評価装置100において、接触部における摩擦係数をμとし、接触部における伝熱管と振動抑制部材との摺動距離をdとし、接触部に作用する接触荷重をFとすると、摩擦消散エネルギーの総和W1は、W1=Σ{μ・d・F}で表される。また、本実施形態に係る評価装置100において、線形モデルMLのモーダルマスをmとし、線形モデルMLの固有振動数をfとし、荷重が付加される場合の非線形モデルMの最大変位をxとすると、運動エネルギーW2は、W2=(1/2)・m・(2πfx)で表される。従って、静解析により求めた変形モードM1について、目標の形状に至るまでの変形履歴を用いて、摩擦消散エネルギーの総和W1及び運動エネルギーW2を効率的に算出することができる。
本開示の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記実施形態では、熱交換器の一例として蒸気発生器1を例に挙げて説明したが、これに限定されず、蒸気発生器以外の熱交換器であってもよい。
1 蒸気発生器
2 胴部
3 管群外筒
4 管板
5,5M 伝熱管
5A 伝熱管層
6 管支持板
7 水室
8 隔壁
9 気水分離器
10 湿分分離器
11 給水管
12 蒸気排出口
13 給水路
14,14M 振動抑制部材
15 接合部材
16 保持部材
30,102 演算部
51 伝熱管群
71 入室
72 出室
74 入口ノズル
75 出口ノズル
100 評価装置
101 取得部
102 演算部
103 記憶部
η 減衰比
C,CM 接触部
D1,D2,D3 曲線
F1 荷重
M 非線形モデル
M1 変形モード
M2 固有振動モード
W1 総和
W2 運動エネルギー

Claims (7)

  1. 複数の伝熱管と、隣り合う前記伝熱管の隙間に前記伝熱管と接触して配置される複数の振動抑制部材とを備える熱交換器について、前記伝熱管と前記振動抑制部材との間の摩擦振動によって発生する減衰を評価する評価装置であって、
    複数の前記伝熱管と複数の前記振動抑制部材との接触部ごとに接触状態が個別に設定される前記熱交換器の非線形モデルをデータとして取得する取得部と、
    地震波が作用する場合の主要振動モードを前記非線形モデルの静解析により求め、求めた前記主要振動モードに基づいて、前記接触部における前記伝熱管と前記振動抑制部材との間の摩擦消散エネルギーの総和を算出し、算出した前記摩擦消散エネルギーの総和と前記非線形モデルを前記主要振動モードに変形させるための運動エネルギーとの比率である減衰比を算出する演算部と
    を備える評価装置。
  2. 前記演算部は、前記静解析において前記非線形モデルに対して前記地震波が作用する方向に荷重を付与した場合の前記非線形モデルの形状を求め、
    前記荷重は、前記地震波のスペクトル応答解析結果において、全ての前記接触部が接触した状態に設定される前記熱交換器の線形モデルの固有振動数に対する応答加速度に基づく値である
    請求項1に記載の評価装置。
  3. 前記スペクトル応答解析では、前記線形モデルの減衰比が仮定値として設定され、
    前記演算部は、算出した前記非線形モデルの前記減衰比と前記仮定値とが整合するか否かを判定し、整合する場合に前記非線形モデルの前記減衰比を評価値とする
    請求項2に記載の評価装置。
  4. 前記接触部における摩擦係数をμとし、前記接触部における前記伝熱管と前記振動抑制部材との摺動距離をdとし、前記接触部に作用する接触荷重をFとすると、前記摩擦消散エネルギーの総和W1は、
    W1=Σ{μ・d・F}
    で表される
    請求項1に記載の評価装置。
  5. 前記線形モデルのモーダルマスをmとし、前記線形モデルの固有振動数をfとし、前記荷重が付加される場合の前記非線形モデルの最大変位をxとすると、前記運動エネルギーW2は、
    W2=(1/2)・m・(2πfx)
    で表される
    請求項に記載の評価装置。
  6. 複数の伝熱管と、隣り合う前記伝熱管の隙間に前記伝熱管と接触して配置される複数の振動抑制部材とを備える熱交換器について、前記伝熱管と前記振動抑制部材との間の摩擦振動によって発生する減衰を評価する評価方法であって、
    複数の前記伝熱管と複数の前記振動抑制部材との接触部ごとに接触状態が個別に設定される前記熱交換器の非線形モデルをデータとして取得することと、
    地震波が作用する場合の主要振動モードを前記非線形モデルの静解析により求めることと、
    求めた前記主要振動モードに基づいて、前記接触部における前記伝熱管と前記振動抑制部材との間の摩擦消散エネルギーの総和を算出することと、
    算出した前記摩擦消散エネルギーの総和と前記非線形モデルを前記主要振動モードに変形させるための運動エネルギーとの比率である減衰比を算出することと
    を含む評価方法。
  7. 複数の伝熱管と、隣り合う前記伝熱管の隙間に前記伝熱管と接触して配置される複数の振動抑制部材とを備える熱交換器について、前記伝熱管と前記振動抑制部材との間の摩擦振動によって発生する減衰を評価する評価プログラムであって、
    複数の前記伝熱管と複数の前記振動抑制部材との接触部ごとに接触状態が個別に設定される前記熱交換器の非線形モデルをデータとして取得する処理と、
    地震波が作用する場合の主要振動モードを前記非線形モデルの静解析により求める処理と、
    求めた前記主要振動モードに基づいて、前記接触部における前記伝熱管と前記振動抑制部材との間の摩擦消散エネルギーの総和を算出する処理と、
    算出した前記摩擦消散エネルギーの総和と前記非線形モデルを前記主要振動モードに変形させるための運動エネルギーとの比率である減衰比を算出する処理と
    をコンピュータに実行させる評価プログラム。
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