JP7391246B2 - 溶接管および溶接管の製造方法 - Google Patents

溶接管および溶接管の製造方法 Download PDF

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Description

本開示は溶接管および溶接管の製造方法に関する。
溶接管は、金属板が管状に曲げられ、その両端を合わせて継ぎ目にし、その継ぎ目を溶接して製造されている。この溶接管には、溶接で形成される溶接ビードが管内側へ突出することを抑制するため、継ぎ目に凹みが設けられたものがある。
例えば、特許文献1には、継ぎ目に向かって徐々に深くなる凹部を備える溶接管が開示されている。特許文献1に記載の溶接管では、継ぎ目を溶接するときに形成される溶接ビードが凹部に形成される。このため、溶接ビードが凹部と隣接する管内壁よりも管内側に突出しにくい。従来、溶接管は、拡管治具が差し込まれて加工されることがある。特許文献1に記載の溶接管は、上記構成を備えることにより、そのような場合に、拡管治具が溶接ビードを削って、削り屑が発生することを抑制している。
実開平3-106206号公報
しかし、特許文献1に記載の溶接管では、金属板の端面同士を合わせて、その厚みが小さい端面部分を溶接する。このため、十分な溶接強度が得られないおそれがある。
本開示は上記の課題を解決するためになされたもので、溶接ビードが管内側へ突出することを抑制すると共に、高い溶接強度を有する溶接管および溶接管の製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本開示に係る溶接管は、管状に屈曲した板状体の、屈曲方向にある第一端部分と第一端部分の反対側にある第二端部分が合わせられ、第一端部分と第二端部分が溶接された溶接管である。溶接管では、第一端部分は、第一端面と、板状体が有する外壁面の、第一端面の側にある部分により形成された第一面部と、第一面部が管内側へ凹む第一段差と、を有する。第二端部分は、第二端面と、板状体が有する内壁面の、第二端面の側にある部分により形成され、第一端部分が有する第一面部に合わされた第二面部と、第一段差と第二端面との間隔の内部空間に配置され、第二端面を第一端部分が有する第一面部に溶接する溶接部と、を有する。
本開示の構成によれば、第二端部分が、板状体が有する内壁面の、第二端面の側にある部分により形成され、第一端部分が有する第一面部に合わされた第二面部と、第二端面を第一端部分が有する第一面部に溶接する溶接部と、を有する。このため、溶接部に形成される溶接ビードが管内部に突出することが抑制される。また、溶接管が高い溶接強度を有する。
本開示の実施の形態1に係る溶接管の斜視図 本開示の実施の形態1に係る溶接管の展開図 図1に示すIII領域の拡大図 図2に示すIV-IV切断線の断面図 本開示の実施の形態1に係る溶接管の製造方法のフローチャート 本開示の実施の形態1に係る溶接管の製造方法が備える板状体を形成する工程で使用される圧延ロールの概念図 本開示の実施の形態1に係る溶接管の変形例の拡大斜視図 本開示の実施の形態2に係る溶接管の斜視図 本開示の実施の形態2に係る溶接管の展開図 図8に示すX領域の拡大図 図9に示すXI-XI切断線の断面図 本開示の実施の形態2に係る溶接管の変形例の拡大斜視図
以下、本開示の実施の形態に係る溶接管および溶接管の製造方法について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中、同一又は同等の部分には同一の符号を付す。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る溶接管は、熱交換器に使用される内面溝付き溶接管である。この溶接管は、金属板が管状に曲げられ、その金属板の両端部分が合わせられて溶接されることにより、製造されている。この溶接管は、そのような製造で、金属板の両端部分を合わせやすくするため、両端部分に段差が設けられている。
まず、図1および図2を参照して、溶接管の構成について説明する。続いて、図3および図4を参照して、両端部分の段差の構成について説明する。
図1は、実施の形態1に係る溶接管1Aの斜視図である。図2は、溶接管1Aの展開図である。なお、図1では、理解を容易するため、軸方向ADに延在する溶接管1Aの管端部分だけが示されている。また、溶接部30Aが省略されている。さらに、図2では、内壁面101の側から視た展開された溶接管1Aが示されている。
図1に示すように、溶接管1Aは、円管状に丸められた板状体2Aを備える。
板状体2Aは、図2に示すように、条材によって形成されている。ここで、本明細書では、条材とは、断面長方形の細長い金属片、或いは、帯状の金属片のことをいう。図2では、その条材の一部しか示されていないが、その条材は、矢印A1方向へ延在している。そして、その条材の長さは、条材の幅Wよりも長い。
また、板状体2Aは、伝熱性を高めるため、銅、より詳細には、純度が高く酸化物の含有量が少ないリン脱酸銅または、無酸素銅により形成されている。そして、板状体2Aは、図1および図2に示すように、冷媒を流したときの冷媒からの伝熱を高めるため、複数の溝3が形成されている。これにより、溝3と溝3の間に突出するフィン4が形成されている。そのフィン4で冷媒を攪拌するため、溝3は、図2に示すように、幅方向WDに対して傾斜している。
板状体2Aは、このような溝3が形成された面を内側に向けて、すなわち、溝3が形成された面を内壁面101にして、幅方向WDに曲げられている。そして、幅方向WDの両端部分が重ね合わされる。これにより、板状体2Aは、図1に示す溶接管1Aを形成する。この溶接管1Aの形成時に両端部分を合わせやすくするため、板状体2Aの両端部分には、段差13A、23Aが形成されている。続いて、図3および図4を参照して、板状体2Aの両端部分の段差について説明する。
図3は、図1に示すIII領域の拡大図である。図4は、図2に示すIV-IV切断線の断面図である。なお、図3では、図1と異なり、溶接部30Aが図示されている。また、図4では、内壁面101を上にし、外壁面102を下にした状態に展開された溶接管1Aが示されている。
図3に示すように、板状体2Aは、板面が円管状に屈曲することにより、互いに重ね合わされた第一端部分10Aと第二端部分20Aを有する。なお、これら第一端部分10Aと第二端部分20Aとは、板状体2Aの屈曲方向BDに位置する端部のことである。
第一端部分10Aでは、図4に示すように、端面11A側の外壁面102が内壁面101の側へ凹んでいる。すなわち、外壁面102が管内側へ凹んでいる。これは、図3に示すように、第一端部分10Aの外壁面102の側に第二端部分20Aの内壁面101を重ね合わせて溶接管1Aを形成するときに、第二端部分20Aを第一端部分10Aの凹みに嵌めて重ね合わせ易くするために設けられている。なお、内壁面101とは、上述した溝3の底部が設けられる面のことである。
第一端部分10Aは、図4に示すように、端面11A側の外壁面102が管内側へ凹むことにより、外壁面102の、幅方向WDの中央部にある面5と、端面11A側かつ外壁面102側にある面12Aとの間に段差13Aを有する。そして、面12Aは、第二端部分20Aを重ね合わせるため、凹凸となる構造物がなく、図4に示す展開時に平坦である。
これに対して、第二端部分20Aは、第一端部分10Aに管外側から重ね合わせるため、端面21A側の内壁面101が凹んでいる。詳細には、端面21A側の内壁面101が、上述した第一端部分10Aの段差13Aがある部分とは逆に、管外側へ凹んでいる。これにより、第二端部分20Aは、内壁面101の、幅方向WDの中央部にある面6と、内壁面101の端面21A側にある面22Aと、の間に段差23Aを有する。
第二端部分20Aの幅W2、すなわち、段差23Aから端面21Aまでの距離は、第二端部分20Aを第一端部分10Aに嵌め合い可能とするため、第一端部分10Aの幅W1、すなわち、段差13Aから端面11Aまでの距離と同じである。
また、第二端部分20Aの厚みT2は、第二端部分20Aが第一端部分10Aに合わされたときに、第一端部分10Aの段差13Aよりも端面11Aにある部分から管外側へ第二端部分20Aがはみださない状態にするため、第一端部分10Aの段差13Aの高さH1と同じである。そして、第二端部分20Aにある面22Aは、第一端部分10Aと重ね合わせるため、凹凸となる構造物がなく、図4に示す展開時に平坦である。
さらに、第二端部分20Aの段差23Aの高さH2は、第一端部分10Aに第二端部分20Aが嵌め合わされたときに、第二端部分20Aの段差23Aよりも端面21Aにある部分から第一端部分10Aが管内側に向かって、はみださない状態にするため、第一端部分10Aの厚みT1と同じである。
第二端部分20Aは、図3に示すように、第一端部分10Aの段差13Aとの間に間隔7を開けて、第一端部分10Aの面12Aに重ねられている。その間隔7の幅W7は、上述した第一端部分10Aの幅W1の1/2、または、第二端部分20Aの幅W2の1/2である。また、第一端部分10Aと第二端部分20Aの重なり幅W3は、上述した第一端部分10Aの幅W1の1/2、または、第二端部分20Aの幅W2の1/2である。
このような第一端部分10Aと第二端部分20Aの寸法は、以下の理由により、決められている。その理由を詳細に説明すると、溶接管1Aを所望の管外径または管内径に形成すると、製造時に発生する板状体2Aの図4に示す幅W寸法の誤差から、第二端部分20Aの、第一端部分10Aに対する相対的位置がずれてしまうことがある。その結果、第一端部分10Aから第二端部分20Aが合わせられないことがある。第一端部分10Aと第二端部分20Aは、第一端部分10Aの幅W1を、発生する幅W寸法の誤差の最大値よりも大きい値にし、かつ、第一端部分10Aにある面12Aの幅方向WDの中央に、第二端部分20Aの端面21Aを配置することにより、第一端部分10Aと第二端部分20Aを確実に合わせるため、上述した寸法に形成されている。或いは、第一端部分10Aと第二端部分20Aは、第二端部分20Aの幅W2を、発生する幅W寸法の誤差の最大値よりも大きい値にし、かつ、第二端部分20Aにある面22Aの幅方向WDの中央に、第一端部分10Aの端面11Aを配置することにより、第一端部分10Aと第二端部分20Aを確実に合わせるため、上述した寸法に形成されている。
また、図3に示す第一端部分10Aと第二端部分20Aの重なり幅W3は、第一端部分10Aの幅W1と第二端部分20Aの幅W2が、板状体2Aの、図4に示す幅Wの寸法の公差、例えば、板状体2Aを形成する条材の幅方向WDの寸法の公差と同じ大きさに形成されている場合、その公差の値の1/2である。これにより、板状体2Aの幅Wの寸法に誤差が発生しても、第二端部分20Aは、第一端部分10Aに確実に合わせられる。その結果、第二端部分20Aと第一端部分10Aに隙間が発生して管として機能しなくなることが防がれる。
なお、上記の公差には、条材の厚みに対する幅の許容差の規格が、日本工業規格に規定されているため、この規格の許容差が公差として用いられることが望ましい。例えば、日本工業規格JIS H3100「銅及び銅合金の板及び条」に厚みに対する幅の許容差が規定されているため、この規格に適合した条材を用いることを前提に、この規格の許容差が公差として用いられることが望ましい。
一方、図3に示すように、第二端部分20Aの端面21Aと第一端部分10Aの段差13Aとの間にある間隔7には、溶接部30Aが配置されている。
溶接部30Aは、第二端部分20Aの端面21Aと第一端部分10Aの段差13Aとの間を融解した材料が充填されることにより形成されている。すなわち、溶接部30Aは、溶接時に融解した材料が、第二端部分20Aの端面21Aと第一端部分10Aの段差13Aとの間にある間隔7に留まることにより形成されている。これにより、溶接部30Aは、第二端部分20Aの端面21Aと第一端部分10Aの面12Aと溶接する。または、第二端部分20Aの端面21Aと段差13Aとを溶接する。この溶接では、形成される溶接部30Aが、第一端部分10Aの面12Aによって支持されているので、溶接部30Aが管内側へ入り込んで突出することがない。なお、溶接管1Aの外周面に凹みを設けた場合に、その凹みに応力が集中しやすい。このため、溶接部30Aは、溶接管1Aの強度を高めるため、間隔7の部分を埋めて第一端部分10Aと第二端部分20Aを溶接することが望ましい。
このように、溶接管1Aでは、第一端部分10Aと第二端部分20Aが嵌め合わせしやすい。また、溶接部30Aが間隔7の部分を埋めることにより、溶接部30Aが高い強度で第一端部分10Aと第二端部分20Aを接合する。次に、図5および図6を参照して、溶接管1Aの製造方法について説明する。
図5は、溶接管1Aの製造方法のフローチャートである。図6は、溶接管1Aの製造方法が備える板状体2Aを形成する工程で使用される圧延ロール200、300の概念図である。
まず、図5には示されないが、上述した幅Wを有し、表面に溝、突起等の構造物が形成されていない、リン脱酸銅または、無酸素銅により形成された条材を用意する。例えば、コイル状に巻回された条材を用意する。後述する圧延ロール200、300で圧延されるため、その圧延での圧延率を考慮し、製造する溶接管1Aの管壁の厚みよりも厚い条材を用意するとよい。
続いて、図5に示すように、用意した条材に溝3と段差13A、23Aを形成して、板状体2Aを形成する(ステップS1)。例えば、コイルから引き出した条材を、図6に示す圧延ロール200と、圧延ロール200が押し付けられた圧延ロール300との間に通す。ここで、圧延ロール200は、溝3と第二端部分20Aを形成するための凹凸部210と凸部220を有する。また、圧延ロール300は、第一端部分10Aを形成するための凸部310を有する。これら圧延ロール200と300の間に条材が通されると、その条材に凹凸部210、凸部220、310の凹凸が転写される。これにより、段差13A、23Aを有する第一端部分10A、第二端部分20Aが条材に形成される。その結果、図2に示す展開状態の板状体2Aが形成される。
なお、予め溝3と段差13A、23Aが形成された板状体2Aを用意する場合には、ステップS1は省略されてもよい。
図5に戻って、次に、板状体2Aを円管状に成形する(ステップS2)。例えば、いわゆる電縫装置を用いて、上記溝3と第二端部分20Aが形成された面を内側にした状態で、板状体2Aを、図2に示す幅方向WDに屈曲させる。その結果、板状体2Aが、図1および図3に示す第一端部分10Aに第二端部分20Aが合わされた状態に成形される。この成形では、図4に示す第一端部分10Aの幅方向WDの中央に、第二端部分20Aの端面21Aが配置されるので、第二端部分20Aが第一端部分10Aから外れにくく、第二端部分20Aが第一端部分10Aに合わされやすい。
次に、成形により合わせられた第一端部分10Aと第二端部分20Aを溶接する(ステップS3)。詳細には、ステップS2で第一端部分10Aに第二端部分20Aが合わされると、上述した第一端部分10Aの段差13Aと第二端部分20Aの端面21Aとの間に、図3に示す間隔7が形成される。そこで、電縫装置が備える溶接機を用いて、間隔7がある部分に溶接部30Aを形成する。この溶接では、間隔7の内部空間全体に融解した材料が留まる。これにより、溶接部30Aが管内部に進入しない。また、溶接部30Aが管内部に突出することがない。さらに、間隔7の内部空間が溶接部30Aによって埋まることにより、溶接強度が高まる。
なお、ステップS3の溶接の具体的な方法は特に限定されないが、溝3の形状を維持するため、溶接方法は、抵抗溶接よりも、高周波誘導加熱溶接、レーザー溶接、ティグ(Tungsten Insert Gas)溶接が望ましい。
次に、図示しないが、溶接部30Aの、外壁面102から突出した部分を削除する。このとき、溶接部30Aが上記の間隔7の内部空間に形成されているので、溶接部30Aの、外壁面102から突出した部分を削除しても溶接部30Aの溶接強度は維持されたままである。続いて、いわゆる引き抜き装置を用いて、ステップS2で円管状に成形され、ステップS3で溶接された板状体2Aを目的の径に縮径する。さらに縮径された円管状の板状体2Aを目的の長さに切断し、続いて形状を矯正する。以上により、溶接管1Aが完成する。
なお、外径が7.00mm、フィン4の内壁面101からの高さが0.230mm、溝3の底部での板状体2Aの厚みが0.290mmである溶接管1Aを製造する場合には、上述した第一端部分10Aの幅W1と第二端部分20Aの幅W2は、0.8mmであるとよい。上記ステップS1の、圧延ロール200、300による圧延で0.05mmだけ条材が圧延されることを前提に、厚みが0.570mm、幅Wが2.20mmのリン脱酸銅製または、無酸素銅製の条材が用いられる場合、その条材の幅Wの公差が、日本工業規格JIS H3100「銅及び銅合金の板及び条」の規格で±0.4mmとされているからである。
以上のように、実施の形態1に係る溶接管1Aでは、第二端部分20Aが、第一端部分10Aの面12Aに合わされた内壁面101と、第二端部分20Aの端面21Aを第一端部分10Aの面12Aに溶接する溶接部30Aと、を有するので、溶接部30Aが管内部に突出することがない。また、第二端部分20Aの内壁面101が第一端部分10Aの面12Aに合わされた状態で、溶接部30Aが形成されるので、溶接部30Aの溶接強度も高い。
また、溶接管1Aでは、溶接部30Aが、第二端部分20Aの端面21Aと第一端部分10Aの段差13Aとの間を埋めている。このため、溶接部30Aの溶接強度がより高まる。
また、溶接部30Aが、第一端部分10Aの段差13Aと第二端部分20Aの端面21Aとの間に形成されるので、溶接部30Aが外壁面102から突出しにくい。さらに、溶接部30Aが外壁面102から突出して、その突出した部分を削り取っても、溶接部30Aの溶接強度が維持される。その結果、溶接管1Aが破損しにくい。
第一端部分10Aの幅W1と第二端部分20Aの幅W2が、板状体2Aの幅Wの寸法の公差と同じ大きさを有し、第二端部分20Aの端面21Aが、第一端部分10Aの幅方向WDの中央に配置されている。このため、第二端部分20Aが第一端部分10Aから外れて第二端部分20Aと第一端部分10Aの間に隙間、貫通孔が発生することが防止される。
第一端部分10Aの段差13Aの高さH1と第二端部分20Aの厚みT2とが揃えられている。さらに、第一端部分10Aの厚みT1と第二端部分20Aの段差23Aの高さH2とが揃えられている。このため、第一端部分10Aと第二端部分20Aが合わせられた部分の全体の厚みと、溶接管1Aの他の部分との厚みが同じである。その結果、溶接管1Aが、曲げモーメントに対して変形しにくい。すなわち、第一端部分10Aと第二端部分20Aが合わせられた部分の全体の厚みと、溶接管1Aの他の部分との厚みが異なっていると、それらの厚みが小さい箇所が歪みやすい。しかし、溶接管1Aでは、そのような箇所がないため、歪みにくい。
なお、溶接管1Aは、熱交換器に使用されるとよい。例えば、溶接管1Aは、フィンが組み付けられ、その内部に冷媒が流されるとよい。溶接管1Aは、その内部に、第一端部分10Aが管内部に突出しないので、フィン組み付け時の拡管加工が容易である。
上述した第一端部分10Aの端面11A、面12A、段差13Aは、本明細書でいうところの第一端部分の第一端面、第一面部、第一段差の一例である。第二端部分20Aの端面21A、面22A、段差23Aは、本明細書でいうところの第二端部分の第二端面、第二面部、第二段差の一例である。軸方向ADは、管軸方向の一例である。また、第一端部分10Aと第二端部分20Aを入れ替えて、第一端部分10Aと第二端部分20Aを、本明細書でいうところの第二端部分と第一端部分の一例としてもよい。
また、上述したステップS1は、本明細書でいうところの第一段差を形成する工程の一例である。また、ステップS2は、本明細書でいうところの第二端部分の他方の面を、第一面部に合わせる工程の一例である。ステップS3は、本明細書でいうところの第二端部分を第一端部分に溶接する工程の一例である。
(変形例)
実施の形態1では、溶接部30Aを形成する材料が、第一端部分10Aの段差13Aと第二端部分20Aの端面21Aとの間にある間隔7の内部空間全体に充填されている。換言すると、溶接部30Aは、間隔7の内部空間全体を埋めている。しかし、溶接部30Aは、これに限定されない。溶接部30Aは、間隔7の内部空間の一部または全部に設けられるとよい。
図7は、実施の形態1に係る溶接管1Aの変形例の拡大斜視図である。なお、図7では、溶接管1Aの変形例の、図1に示すIII領域と同じ領域が拡大されている。
図7に示すように、溶接管1Aでは、溶接部30Aが、間隔7の内部空間の一部分に設けられてもよい。詳細には、溶接部30Aは、第二端部分20Aの端面21Aに沿って、直線状に延在していてもよい。これにより、溶接部30Aは、第二端部分20Aの端面21Aと第一端部分10Aの面12Aを接合してもよい。なお、図示しないが、溶接部30Aは、第二端部分20Aの端面21Aに沿って延在すると共に、延在する方向に断続的に形成されていてもよい。このような形態であっても、第二端部分20Aの、段差23Aよりも端面21Aにある内壁面101が、第一端部分10Aの面12Aに密接することにより、十分に管として機能するからである。
このように、溶接部30Aは、間隔7の内部空間の一部分だけに設けられ、その結果、間隔7の内部空間の一部分だけを充填していてもよい。このような形態でも、第二端部分20Aの内壁面101が第一端部分10Aの面12Aに合わされているので、溶接管1Aでは、溶接部30Aの溶接強度が高い状態を維持することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る溶接管1Aでは、第一端部分10Aと第二端部分20Aのいずれにも、段差13A、23Aが形成されている。そして、第一端部分10Aの端面11Aと第二端部分20Aの端面21Aが凹んでいる。しかし、溶接管1Aはこれに限定されない。溶接管1Aは、第一端部分10Aと第二端部分20Aのいずれか一方だけが凹んでいてもよい。
実施の形態2に係る溶接管1Bは、第一端部分10Bが段差13Bを有し、第二端部分20Bが段差を有しない溶接管である。
以下、図8-図11を参照して、実施の形態2に係る溶接管1Bについて説明する。実施の形態2では、実施の形態1と異なる構成を中心に説明する。
図8は、実施の形態2に係る溶接管1Bの斜視図である。図9は、溶接管1Bの展開図である。図10は、図8に示すX領域の拡大図である。図11は、図9に示すXI-XI切断線の断面図である。
なお、図8では、図1と同様に、溶接管1Bの管端部分だけが示されている。また、溶接部30Bが省略されている。図9では、図2と同様に、溶接管1Bが備える板状体2Bが展開され、内壁面101の側から視たときの溶接管1Bが示されている。
図8および図10に示すように、第一端部分10Bは、管横断面視で、すなわち管断面視で、クランク状に折れ曲がっている。詳細には、外壁面102から一度管中心軸方向へ折れ曲がり、その後、管周方向へ折れ曲がっている。この管断面視クランク状の、管中心軸方向への折れ曲がり長さは、図11に示すように、内壁面101から溝3の開口面までの長さ、換言すると、内壁面101からフィン4の頂部までの距離Dよりも小さい。これにより、管断面視クランク状の折れ曲がりは、フィン4の頂部よりも管外側に形成されている。その結果、第一端部分10Bが管内側に突出することを防いでいる。これにより、例えば、溶接管1Bに拡管治具を差し込んで径を拡大するときに、その拡管治具の障害になることが防がれている。
また、第一端部分10Bは、管断面視クランク状に折れ曲がることにより、段差13Bを有する。そして、段差13Bよりも端面11B側に、起伏のない面12Bを有する。これに対して、第二端部分20Bには段差が形成されていない。第二端部分20Bに段差がない場合、第二端部分20Bは、第一端部分10Bの管外側から重ね合わされたときに第二端部分20Bを管外側に出っ張ってしまうことが起こり得る。しかし、第一端部分10Bは、段差13Bを有する。その結果、そのような第二端部分20Bの出っ張りが防がれている。また、第一端部分10Bは、第二端部分20Bが重ね合わせられたときの、第二端部分20Bの出っ張りを防ぐため、管断面視クランク状に第二端部分20Bの厚みT2だけ、管内側に折れ曲がっている。その結果、段差13Bの高さH1は、第二端部分20Bの厚みT2と同じである。また、第一端部分10Bの厚みT1と同じである。
さらに、第一端部分10Bの厚みT1は、フィン4の内壁面101から頂部までの距離Dよりも小さい。これにより、厚みT1は、第一端部分10Bに第二端部分20Bが管外側から重ね合わされたときに、第二端部分20Bの側にあるフィン4よりも、第一端部分10Bが管内部に突出しない状態にする。
一方、第二端部分20Bは、図9に示すように、フィン4が形成されておらず、その結果、第二端部分20Bの面22Bは、起伏がなく、図9に示す展開状態で平坦である。これにより、第二端部分20Bは、第一端部分10Bに重ね合わされたときに、隙間無く接することが可能である。なお、第二端部分20Bの面22Bは、図11に示すように、管内側方向に溝3の底と同じ高さである。
第二端部分20Bは、図10に示すように、第一端部分10Bに管外側から合わされる。そして、第二端部分20Bの端面21Bが、第一端部分10Bの段差13Bから間隔7だけ離れて配置される。この間隔7の幅W7は、第一端部分10Bの、図11に示す幅W1または、第二端部分20Bの幅W2の1/2である。また、この間隔7には、図10に示すように、溶接部30Bが形成される。これら間隔7と溶接部30Bは、実施の形態1で説明した間隔7と溶接部30Aと同じである。このため、これらの詳細な説明を省略する。
以上のように、実施の形態2に係る溶接管1Bでは、第一端部分10Bが管断面視クランク状に折れ曲がり、その第一端部分10Bの面12Bに第二端部分20Bが合わされている。溶接管1Bは、実施の形態1に係る溶接管1Aと比較して、第二端部分20Bに段差を形成しないため、製造が容易である。
また、第一端部分10Bは、フィン4の頂部よりも管外側に形成されているので、拡管時の障害物となりにくい。また、第一端部分10Bは、溶接管1Bに流体が流されたときに、流体の流れを乱しにくい。
第一端部分10Bの段差13Bと第二端部分20Bの端面21Bとの間を溶接部30Bが埋めるので、実施の形態1と同様に、溶接部30Bが管内部に突出することがない。また、溶接部30Bの溶接強度も高い。さらに、溶接部30Bが外壁面102から突出しにくい。なお、溶接部30Bは、実施の形態1の変形例で説明したように、間隔7の内部空間全体を充填するだけでなく、間隔7の内部空間の一部分だけを充填していてもよい。すなわち、溶接部30Bは、間隔7の内部空間の一部分だけに設けられていてもよい。
以上、本開示の実施の形態に係る溶接管1A、1Bおよび溶接管1A、1Bの製造方法について説明したが、溶接管1A、1Bおよび溶接管1A、1Bの製造方法は、これに限定されない。
例えば、実施の形態2では、第一端部分10Bが管断面視クランク状に折れ曲がり、第二端部分20Bは、管断面視直線状である。しかし、溶接管1A、1Bはこれに限定されない。
図12は、実施の形態2に係る溶接管1Bの変形例の拡大斜視図である。なお、図12では、図10と同じ領域を拡大して表示している。
図12に示すように、第一端部分10Bが管断面視クランク状に折れ曲がることにより、段差13Bを有する場合、第二端部分20Bは、端面21Bの内壁面101が壁外側へ凹むことにより、段差23Bを有してもよい。要するに、実施の形態2で説明した、管断面視クランク状の第一端部分10Bに、実施の形態1で説明した第二端部分20Aが組み合わされてもよい。このような形態でも、溶接部30Bが管内部に突出することがない。また、このような形態でも、溶接部30Bが間隔7の内部空間全体に設けられることにより、溶接強度を高めることができる。なお、この溶接管1Bの変形例でも、間隔7の内部空間全体を充填するだけでなく、間隔7の内部空間の一部分だけを充填していてもよい。
実施の形態1、2では、溶接管1A、1Bが円管であるが、溶接管1A、1Bはこれに限定されない。溶接管1A、1Bは、管状であればよい。すなわち、板状体2A、2Bが管状に屈曲していればよい。例えば、溶接管1A、1Bは、扁平管であってもよい。
実施の形態1、2では、溶接管1A、1Bが銅で形成されているが、溶接管1A、1Bはこれに限定されない。溶接管1A、1Bの材料は任意である。例えば、溶接管1A、1Bの材料は、金属であれば、アルミニウム、アルミニウム合金であってもよい。そのほか、溶接管1A、1Bの材料は、樹脂であってもよい。このような材料でも、第一端部分10A、10Bと第二端部分20A、20Bが合わされ、第一端部分10A、10Bと第二端部分20A、20Bを溶接できる。なお、溶接管1A、1Bの材料が樹脂である場合、実施の形態1で説明した条材とは、断面長方形の細長い樹脂片、或いは、帯状の樹脂片のことをいう。
実施の形態1、2では、第一端部分10A、10Bの端面11A、11Bが平面状である。また、第二端部分20A、20Bの端面21A、21Bが平面状である。しかし、第一端部分10A、10Bと第二端部分20A、20Bはこれに限定されない。例えば、第一端部分10A、10Bの端面11A、11Bに面取り部が形成されてもよい。同様に、第二端部分20A、20Bの端面21A、21Bに面取り部が形成されてもよい。例えば、面取り部は、いわゆるC面取り、R面取りであってもよい。このような形状であっても、上述した圧延ロール200、300で製造できる。
実施の形態1、2では、板状体2A、2Bの内壁面101に、複数の溝3が形成されている。しかし、溝3はこれに限定されない。溝3は、板状体2A、2Bの内壁面101に、少なくとも1つ設けられているとよい。
なお、溝3は、図2および図9に示すように、第二端部分20A、20Bの端面21A、21Bが延びる、矢印A1方向と交差していることが望ましい。特に、端面21A、21Bが延びる矢印A1方向に対して傾斜していることが望ましい。これは、溶接管1A、1Bに流体が流されて溝3に流体の圧力が加わった場合でも、溶接部30A、30Bが、端面21A、21Bに沿って延び、かつ溝3がその溶接部30A、30Bが延びる方向に交差していれば、溶接部30A、30Bが剥がされにくくなるからである。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
本出願は、2021年1月14日に出願された日本国特許出願特願2021-3957号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2021-3957号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
1A,1B 溶接管、2A,2B 板状体、3 溝、4 フィン、5,6 面、7 間隔、10A,10B 第一端部分、11A,11B 端面、12A,12B 面、13A,13B 段差、20A、20B 第二端部分、21A,21B 端面、22A,22B 面、23A,23B 段差、30A,30B 溶接部、101 内壁面、102 外壁面、200 圧延ロール、210 凹凸部、220 凸部、300 圧延ロール、310 凸部、A1 矢印、AD 軸方向、BD 屈曲方向、D 距離、H1,H2 高さ、T1,T2 厚み、WD 幅方向、W,W1,W2,W3,W7 幅。

Claims (13)

  1. 管状に屈曲した板状体の、屈曲方向にある第一端部分と該第一端部分の反対側にある第二端部分が合わせられ、前記第一端部分と前記第二端部分が溶接された溶接管であって、
    前記第一端部分は、第一端面と、前記板状体が有する外壁面の、前記第一端面の側にある部分により形成された第一面部と、該第一面部が管内側へ凹む第一段差と、を有し、
    前記第二端部分は、第二端面と、前記板状体が有する内壁面の、前記第二端面の側にある部分により形成され、前記第一端部分が有する前記第一面部に合わされた第二面部と、前記第一段差と前記第二端面との間隔の内部空間に配置され、前記第二端面を前記第一端部分が有する前記第一面部に溶接する溶接部と、を有する、
    溶接管。
  2. 前記溶接部は、前記第二端面と前記第一段差との間を埋める、
    請求項1に記載の溶接管。
  3. 前記第二端部分は、前記第二面部が管外側へ凹む第二段差を有する、
    請求項1または2に記載の溶接管。
  4. 前記第二端面は、前記第一端面と前記第一段差の間に位置する、
    請求項1から3の何れか1項に記載の溶接管。
  5. 前記第一端部分の厚みは、前記第二段差の高さと同じである、
    請求項3に記載の溶接管。
  6. 前記第一端部分の厚みは、前記第一段差の高さと同じである、
    請求項1から5の何れか1項に記載の溶接管。
  7. 前記第一端部分は、前記板状体が管内側へクランク状に折れ曲がることにより、前記第一段差を有する、
    請求項6に記載の溶接管。
  8. 前記第一端部分と前記第二端部分の間に設けられた、管軸方向に対して傾斜した方向へ延在する複数の溝を備え、
    前記第一端部分は、クランク状に折れ曲がった先の管内側の面が、前記複数の溝が開口する開口面よりも管外側に位置する、
    請求項7に記載の溶接管。
  9. 前記内壁面の、前記第二面部を除く部分に設けられ、管内側に流体を流したときに、その流体を攪拌する溝を有する、
    請求項1から8の何れか1項に記載の溶接管。
  10. 前記溝は、前記第二端面と交差する方向へ延び、
    前記溶接部は、前記第二端面に沿って延びて、前記溝と交差する、
    請求項9に記載の溶接管。
  11. 帯方向に位置する第一端部分に、第一端面の側に向かって一方の板面が他方の板面の側へ凹む第一段差を備える帯状の板状体を、前記一方の板面を内側にして前記帯方向へ管状に屈曲させ、前記第一端部分と反対側にある第二端部分の他方の面を、前記第一端部分の前記一方の板面の側かつ前記第一段差よりも第一端面の側に位置する第一面部に合わせる工程と、
    前記第二端部分の他方の面を前記第一面部に合わせた後に、前記第一段差と前記第二端部分が有する第二端面との間隔の内部空間に溶接部を形成して前記第二端部分が有する第二端面を前記第一端部分が有する前記第一面部に溶接する工程と、
    を備える溶接管の製造方法。
  12. 前記第二端面を前記第一端部分が有する前記第一面部に溶接する工程は、前記第二端面と前記第一段差との間に前記溶接部を形成して、前記第二端面と前記第一段差との間を前記溶接部で埋める、
    請求項11に記載の溶接管の製造方法。
  13. 前記帯状の板状体の帯方向に位置する前記第一端部分に前記第一段差を、前記第二端部分の他方の面を前記第一面部に合わせる前に形成する工程をさらに備え、
    前記第一段差を形成する工程では、前記第二端部分に、前記第二端面の側に向かって前記他方の板面が前記一方の板面の側へ凹む第二段差を形成し、
    前記第二端部分の他方の面を前記第一面部に合わせる工程では、前記第二端部分の前記他方の板面の側かつ前記第二段差よりも前記第二端面側に位置する第二面部を、前記第一面部に合わせる、
    請求項11または12に記載の溶接管の製造方法。
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