JP7389478B2 - ワーク供給装置とそれを備えたピッキングシステム - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 第6回インターフェックスWeek大阪-医薬品・化粧品 研究・製造展-、令和2年2月26日~令和2年2月28日
本発明は複数のワークを搬送路で運搬し、運搬路上でワークを離隔させた後、ロボットで個別に保持して所定の場所へ移動させるために用いられるワーク供給装置とそれを備えたピッキングシステムに関する。
従来、エレクトロニクス分野における半導体チップの生産ラインや各種産業における生産ラインにおいて、ワーク(部品)を供給するためのワーク供給装置が設置され、カメラを用いてワークの状態を画像処理してワークの重なりや向きを調整したり、ワークの供給量を制御することが一般的となっている。また、ワーク供給装置から供給されるワークを整列・加工・組立等の作業をするロボットも併設され、ワークのピッキング(取り出し)に要する時間を短縮したり、ピッキングの精度を高めることで効率的に作業を進める工夫もされるようになってきた。
例えば、特許文献1には、「パーツフィーダ」という名称で、待機ワークのオーバーフローを複数段階で調整可能なパーツフィーダが開示されている。
この発明では、複数のワークを搬送路で搬送する場合に、ワークの基準姿勢との相違を複数段階で求めて姿勢を判別する姿勢判別手段と、基準姿勢と相違すると判断されたワークを搬送路上から排除可能な排除手段を設けて、待機ワークの量が多い場合には、排除手段の精度を高めて排除量を多くし、待機ワーク量が少ない場合には排除手段の精度を低くして排除量を少なくして、搬送路の下流側に適量の待機ワークを安定的にストックさせることが可能である。
また、特許文献2には、「ピッキングシステム」という名称で、コンベアで搬送されるワークの画像を取得し、取得した画像に対してエッジ検出を行い、検出結果に対してエッジパターン情報を用いたエッジパターンマッチングを行うことで、ワークの重なりを検知し、最上部に位置するワークに対して保持動作及び移動動作を可能とすることで、良品のワークの取りこぼしを防止することができる技術が開示されている。
特許文献3には、「ピッキングシステム、対象物情報導出装置、および、ピッキング方法」という名称で、ロボットのピッキング処理の制約に拘わらず、効率よく対象物情報を導出し、ピッキングに費やす処理時間の短縮化を図ることが可能な技術が開示されている。
特開2017-48031号公報 特開2013-854号公報 特開2014-73883号公報
しかしながら、特許文献1に開示される技術は、排除手段の精度の高低の設定は、待機ワーク量の多少に影響を受けて制御されるものの、そもそも待機ワークが生じること自体に対する効率や精度を高めることができないという課題があった。
また、特許文献2に開示される技術でも、重なっている良品のワークを検出してピッキングできるものの、重なりを生じることなく、良品のワークが多数の場合、すなわち取りこぼしを生じる前提がないラインにおいて、基本的なピッキング動作効率を向上させることが難しいという課題があった。
特許文献3に開示される技術では、対象物(ワーク)を検出する光学式検出装置と、検出された対象物の位置及び姿勢を示す対象物情報を導出する対象物情報導出装置と、対象物情報を導出させる情報導出要求を発するとともに、導出された対象物情報に基づいて対象物をピッキングさせるピッキング指令を発するロボット制御装置を備えている。このような構成によって、ピッキングの処理時間を短縮させることが可能であるものの、ロボットのシーケンス制御上の問題から、光学式検出装置の検索範囲からロボットが出る時間を見計らって対象物情報を導出しているため、対象物情報に対する情報導出要求の本質的なタイミングとはずれを生じ、また、十分な対象物が光学式検出装置の検索範囲に存在しているか否かも不明であり、総合的なピッキングシステムの効率や精度の向上は困難である可能性があるという課題があった。
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、ロボットを用いたピッキングシステムに採用されるワーク搬送装置において、ピッキングが実行されるまでの搬送路でワークの姿勢を修正させつつ、ワークの必要供給量を維持しながら、ピッキングの処理時間の短縮を図ることで、ピッキングシステム全体の総合的な精度と効率を向上させることが可能なワーク供給装置及びピッキングシステムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、第1の発明であるワーク供給装置は、ワークを搬送する第1の搬送路と、この第1の搬送路から前記ワークを受ける振動フィーダと、この振動フィーダから前記ワークを受けて搬送する第2の搬送路と、前記第1及び第2の搬送路及び前記振動フィーダの駆動を制御する搬送制御部を備え、前記第2の搬送路は、前記振動フィーダから前記ワークを受けるバッファエリアと、このバッファエリアに隣接し、前記ワークを前記バッファエリアからロボットが作業するピッキングエリアと、を有し、前記振動フィーダ及び前記第2の搬送路のバッファエリアを撮像する第1のカメラと、前記ピッキングエリアを撮像する第2のカメラと、前記第1のカメラの撮像データから前記振動フィーダ及び前記バッファエリアに存在する前記ワークを認識するワーク認識処理部と、前記第2のカメラの撮像データから前記ピッキングエリアに存在する前記ワークを認識し、前記ロボットへ前記ワークの存在情報を送信するワーク取出指示部と、を有し、前記ワーク取出指示部は、前記ピッキングエリアに予め定めたワークの数が不足する場合に、前記第2の搬送路を駆動させて前記バッファエリア内に存在する前記ワークを前記ピッキングエリアに供給するよう前記搬送制御部に第2搬送駆動信号を送信することを特徴とするものである。
上記構成のワーク供給装置では、第1の搬送路からワークを受ける振動フィーダがワークの重なりをばらして姿勢を修正するように作用する。また、第2の搬送路をバッファエリアとピッキングエリアに区分けし、第1のカメラで振動フィーダとバッファエリアを撮像し、第2のカメラでピッキングエリアを撮像することで、ワークの供給を行うエリアの撮像とピッキングを行うエリアの撮像を別個独立に行うように作用する。さらに、ワーク取出指示部は、第2のカメラの撮像データからピッキングエリアに存在するワークを認識して、ピッキングエリアに予め定めたワークの数が不足する場合には、搬送制御部に第2の搬送路を駆動させるための第2搬送駆動信号を送信するように作用する。
なお、本願におけるワークの「認識」とは、ワークの撮像データを解析して、ワークの位置、姿勢(向き)、数量、面積(総面積)に関するデータを取得することを意味する。
また、本願発明では、ワーク認識処理部やワーク取出指示部等「部」という語を含んだ構成要素を用いているが、この「部」とは、手段を意味し、具体的には特定の動作を実行するための「素子」や「電子回路」、あるいは「構成物のユニット」又は「それらが集合した装置」を概念化して示したものである。
また、第2の発明であるワーク供給装置は、第1の発明において、前記ワーク認識処理部は、前記バッファエリアに予め定めた前記ワークの数又は面積が不足する場合に、前記振動フィーダを駆動させて前記振動フィーダに存在する前記ワークを前記バッファエリアに供給するよう前記搬送制御部に振動搬送駆動信号を送信することを特徴とするものである。
上記構成のワーク供給装置では、第1の発明の作用に加えて、ワーク認識処理部が、搬送制御部と共に、バッファエリアに予め定めた数又は面積のワークを維持すべく補充するように作用する。
なお、第2の発明では、ワーク認識処理部と搬送制御部によるバッファエリアに対するワークの補充のタイミングは、特に限定するものではなくワーク処理装置が作動後、常時を含む概念である。
そして、第3の発明であるワーク供給装置は、第2の発明において、前記ワーク認識処理部は、前記振動フィーダに予め定めた前記ワークの数又は面積が不足する場合に、前記第1の搬送路を駆動させて前記第1の搬送路に存在する前記ワークを前記振動フィーダに供給するよう前記搬送制御部に第1搬送駆動信号を送信することを特徴とするものである。
上記構成のワーク供給装置では、第2の発明の作用に加えて、ワーク認識処理部が、搬送制御部と共に、振動フィーダに予め定めた数又は面積のワークを維持すべく補充するように作用する。
なお、第3の発明では、ワーク認識処理部と搬送制御部による振動フィーダに対するワークの補充のタイミングは、特に限定するものではなくワーク処理装置が作動後、常時を含む概念である。
第4の発明であるワーク供給装置は、第1乃至第3のいずれか1つの発明において、前記ワーク取出指示部による前記ピッキングエリアの前記ワークの認識とその後の前記第2搬送駆動信号の送信は、前記ロボットによる前記ワークのピッキング動作が完了したタイミングで実行されることを特徴とするものである。
上記構成のワーク供給装置においては、第1乃至第3のいずれか1つの発明の作用に加えて、ワーク取出指示部が、ロボットによるワークのピッキング動作の完了のタイミングでワークの認識と駆動信号の送信を実行するので、ロボットのピッキング動作後の移動動作時にピッキングエリアのワークの補充するように作用する。
なお、本願における「ピッキング動作」とは、ロボットのハンド(エンドエフェクタ)等によるワークの把持、吸着の動作そのものを意味し、その後の移動や整列、復帰等の動作を含まないので、ピッキングシステムにおけるハンド等の動作全体を総称するものではない。
第5の発明であるワーク供給装置は、第4の発明において、前記ワーク認識処理部は、前記第2搬送駆動信号の送信を受けた前記搬送制御部が前記第2の搬送路を搬送させた後、前記バッファエリアに予め定めた前記ワークの数又は面積が不足する場合に、前記振動フィーダを駆動させて前記振動フィーダに存在する前記ワークを前記バッファエリアに供給するよう前記搬送制御部に振動搬送駆動信号を送信し、かつ、前記振動フィーダに予め定めた前記ワークの数又は面積が不足する場合に、前記第1の搬送路を駆動させて前記第1の搬送路に存在する前記ワークを前記振動フィーダに供給するよう前記搬送制御部に第1搬送駆動信号を送信することを特徴とするものである。
上記構成のワーク供給装置では、第4の発明の作用に加えて、ロボットによるワークのピッキング動作の完了のタイミングで、ワーク認識処理部も、搬送制御部と共に、振動フィーダ及びバッファエリアに予め定めた数又は面積のワークを維持すべく補充するように作用する。
なお、第2搬送駆動信号の送信を受けた搬送制御部が第2の搬送路を搬送させた後とは、第2の搬送路を搬送のために起動させた直後から停止までを含む概念である。この間の振動フィーダ及びバッファエリアへのワークの補充タイミングは、ピッキングエリアに既に存在しているワークへの振動への影響や第1及び第2のカメラによる撮像への影響を考慮しながら決定されるように作用する。
第6の発明であるワーク供給装置は、第1乃至第5のいずれか1つの発明において、前記振動フィーダは、前記バッファエリアとの境界を形成する端辺の少なくとも一部が、前記ワークの搬送方向に垂直な方向に対して、角度θを形成しており、このθは0°<θ<90°であることを特徴とするものである。
上記構成のワーク供給装置では、第1乃至第5の発明の作用に加えて、振動フィーダの端辺が角度を形成しているので、振動フィーダからバッファエリアへ移動するワークを搬送方向に対して小出しに供給するように作用する。
第7の発明であるピッキングシステムは、前記ワークをハンドでピッキングしてその後に予め定められた作業を実施するロボットと、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワーク供給装置と、を有し、前記ロボットは、前記ワーク供給装置の前記ワーク取出指示部から前記ワークの存在情報を受信して、前記ハンドの移動の可否を判断してピッキング動作を実行させるハンド操作制御部を有することを特徴とするものである。
上記構成のピッキングシステムは、ロボットのハンド操作制御部がワーク供給装置のワーク取出指示部からワークの存在情報を受信して、ハンドの移動の可否を判断してピッキング動作を実行させるように作用する。
第8の発明であるピッキングシステムは、第7の発明において、前記ロボットの前記ハンドが前記ワークのピッキング動作を完了したタイミングで、前記ピッキングエリアに存在する前記ワークを認識し前記ピッキングエリアに予め定めたワークの数が不足する場合に前記第2搬送駆動信号を前記搬送制御部へ送信するよう前記ワーク取出指示部へ命令信号を送信するワーク確認指示部を有することを特徴とするものである。
上記構成のピッキングシステムは、第7の発明の作用に加えて、ワーク確認指示部が、ワーク取出指示部や搬送制御部と共に、ピッキングエリアに予め定めた数のワークを維持すべく補充するように作用する。しかも、そのタイミングはロボットのハンドがワークのピッキング動作を完了した時であり、最短時間でピッキングエリアに存在するワークを認識し、ロボットへワークの存在情報を送信すると同時に、ピッキングエリアに予め定めたワークの数が不足する場合には第2の搬送路を駆動させてバッファエリア内に存在するワークをピッキングエリアに供給するよう搬送制御部に駆動信号を送信するように作用する。
第9の発明であるピッキングシステムは、第8の発明において、前記ワーク認識処理部は、第2搬送駆動信号の送信を受けた前記搬送制御部が前記第2の搬送路を搬送させた後、前記バッファエリアに予め定めた前記ワークの数又は面積が不足する場合に、前記振動フィーダを駆動させて前記振動フィーダに存在する前記ワークを前記バッファエリアに供給するよう前記搬送制御部に振動搬送駆動信号を送信し、かつ、前記振動フィーダに予め定めた前記ワークの数又は面積が不足する場合に、前記第1の搬送路を駆動させて前記第1の搬送路に存在する前記ワークを前記振動フィーダに供給するよう前記搬送制御部に第1搬送駆動信号を送信することを特徴とするものである。
上記構成のピッキングシステムは、第8の発明の作用に加えて、ロボットによるワークのピッキング動作の完了のタイミングで、ワーク供給装置のワーク認識処理部も、搬送制御部と共に、振動フィーダ及びバッファエリアに予め定めた数又は面積のワークを維持すべく補充するように作用する。
なお、第2搬送駆動信号の送信を受けた搬送制御部が第2の搬送路を搬送させた後の概念は第5の発明と同様である。
第1の発明に係るワーク供給装置では、振動フィーダがワークの重なりをばらすので、第1のカメラ及び第2のカメラによって撮像された際に、認識の精度を向上させることが可能である。また第1のカメラと第2のカメラの2台を備えて、それぞれ振動フィーダとバッファエリア、ピッキングエリアを別個独立に撮像することができるので、それぞれ独立に制御することが可能となり、ワーク供給装置を流れるワークの制御を効率的に実行することが可能である。さらに、ピッキングエリアに隣接するバッファエリアを設けることで、ピッキングエリアに存在するワークを撮像する第2のカメラの撮像データからピッキングエリアに予め定めたワークの数が不足する場合には、すぐにワークの補充が可能となる。しかも、バッファエリアは第1のカメラで撮像し、ピッキングエリアは第2のカメラで撮像してそれぞれ別個の撮像データとしてワークの認識が処理されるため、バッファエリアからピッキングエリアへのワークの移動を明確に認識することが可能であり、その結果、ワークの搬送精度を向上させることができる。
第2の発明に係るワーク供給装置では、第1の発明の効果に加えて、ワーク認識処理部が、搬送制御部と共に、バッファエリアに予め定めた数又は面積のワークを補充するので、バッファエリアに必要なワークの数又は面積を維持することが可能である。
第3の発明に係るワーク供給装置では、第2の発明の効果に加えて、ワーク認識処理部が、搬送制御部と共に、振動フィーダに予め定めた数又は面積のワークを補充するので、振動フィーダに必要なワークの数又は面積を維持することが可能である。
第4の発明に係るワーク供給装置では、第1の発明乃至第3の発明のいずれか1つの発明の効果に加えて、ワーク取出指示部によるワークの認識と第2搬送駆動信号の送信の実行が、ロボットによるワークのピッキング動作の完了のタイミングであるので、ロボットのピッキング動作後の移動動作時というロボットによるピッキング動作には無関係な空白時間にロボットによる次回ピッキング動作に必要なワークの補充をすることができる。すなわち、ロボットによるピッキング動作、移動動作、整列動作、復帰動作という一連の動作に必要な時間を短縮することが可能となる。
第5の発明に係るワーク供給装置は、第4の発明の効果に加えて、ロボットによるワークのピッキング動作の完了のタイミングで、ワーク認識処理部も、搬送制御部と共に、振動フィーダ及びバッファエリアに予め定めた数又は面積のワークを補充することができるので、振動フィーダやバッファエリアへの補充もロボットのピッキング動作とは無関係な空白時間(待ち時間)に実行することが可能であり、ロボットによる一連の動作に必要な時間として上乗せする必要がない。また、次回のピッキングのために予め定めた数のワークが存在しない場合に、ピッキングエリアにバッファエリアから不足なく補充することが可能である。
第6の発明に係るワーク供給装置は、第1乃至第5のいずれか1つの発明の効果に加えて、振動フィーダの端辺が角度θを形成しているので、ワークが搬送方向に一様に振動フィーダ上を振動によって移動すると、バッファエリアには、搬送方向の手前側から奥側へ亘って搬送方向に対して分布して移動するため、バッファエリアから隣接するピッキングエリアに対する搬送では、搬送方向に沿って小出しに搬送させることが可能である。すなわち、一度にピッキングエリアへ搬送されるワークの数量を抑制することが可能であり、この角度θを変更することで、供給したいワークの数量を制御することが可能である。
第7の発明に係るピッキングシステムは、第1乃至第3のいずれか1つの発明の効果に加えて、ロボットにワークをハンドでピッキングさせて、その後に予め定められた作業を実施することが可能である。
第8の発明に係るピッキングシステムは、第7の発明の効果に加え、ワーク確認指示部が、ロボットのハンドがワークのピッキング動作を完了したタイミングで、ピッキングエリアに存在するワークを認識しピッキングエリアに予め定めたワークの数が不足する場合に第2搬送駆動信号を搬送制御部へ送信するようワーク取出指示部へ命令信号を送信するので、ロボットのピッキング動作後の移動動作時というロボットによるピッキング動作には無関係な空白時間に次回ピッキング動作に必要なワークの補充をすることができる。すなわち、ロボットによるピッキング動作、移動動作、整列動作、復帰動作という一連の動作に必要な時間を短縮することが可能となる。また、ロボットにワークをハンドでピッキングさせて、その後に予め定められた作業を実施することが可能である。
第9の発明に係るピッキングシステムは、第8の発明の効果に加え、ロボットによるワークのピッキング動作の完了のタイミングで、ワーク認識処理部も、搬送制御部と共に、振動フィーダ及びバッファエリアに予め定めた数又は面積のワークを補充することができるので、振動フィーダやバッファエリアへの補充もロボットのピッキング動作とは無関係な空白時間に実行することが可能であり、ロボットによる一連の動作に必要な時間として上乗せする必要がない。また、次回のピッキングのために予め定めた数のワークが存在しない場合に、ピッキングエリアにバッファエリアから不足なく補充することが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るワーク供給装置及びピッキングシステムのブロック図である。 (a)は本発明の第1の実施の形態に係るワーク供給装置及びピッキングシステムの概略平面図であり、(b)は概略正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るワーク供給装置及びピッキングシステムによって実行される動作フロー図である。 本発明の第1の実施の形態に係るワーク供給装置及びピッキングシステムによって実行される動作のタイムチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係るワーク供給装置の振動フィーダ及び第2の搬送路にワークが存在している状態を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態の第1変形例に係るワーク供給装置及びピッキングシステムによって実行される動作フロー図である。 本発明の第1の実施の形態の第2変形例に係るワーク供給装置及びピッキングシステムによって実行される動作フロー図である。 本発明の第1の実施の形態の第3変形例に係るワーク供給装置及びピッキングシステムによって実行される動作フロー図である。 本発明の第2の実施の形態に係るワーク供給装置の振動フィーダ及び第2の搬送路にワークが存在している状態を示す概念図である。
以下に、本発明の第1の実施の形態に係るワーク供給装置及びピッキングシステムについて図1-図5を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るワーク供給装置及びピッキングシステムのブロック図である。図2は本発明の第1の実施の形態に係るワーク供給装置及びピッキングシステムの外形図である。
図1及び図2において、ワーク供給装置1は、ワーク供給制御装置22、第1カメラ20、第2カメラ21及び撮像データバッファメモリ26の他、ワークの重なりをばらしながら下流側へ移動させることが可能な振動フィーダ3と、ワークを振動フィーダ3へ供給するための第1の搬送路2(図2のみに示す。)と、振動フィーダ3からワークを受ける第2の搬送路4を備えている。
また、本実施の形態では、振動フィーダ3の部分を振動エリア12と呼び、第2の搬送路4のうち、上流側に存在して振動フィーダ3からワークを受ける部分をバッファエリア13、ロボット8によってワークがピッキング動作等を受ける部分をピッキングエリア14と呼ぶ。
第1カメラ20は、振動フィーダ3の振動エリア12と第2の搬送路4のバッファエリア13を第1カメラ撮像エリア20aとするカメラであり、第2カメラ21は、第2の搬送路4のピッキングエリア14を第2カメラ撮像エリア21aとするカメラであり、それぞれ別個独立に撮影することが可能である。なお、第1カメラ20及び第2カメラ21は、画像処理を高速に実行できる2次元カメラであることが望ましいが、3次元カメラを除外するものではない。
撮像データバッファメモリ26には、第1カメラ20によって撮影された振動エリア撮像データ27及びバッファエリア撮像データ28が一時的に保存され、第2カメラ21によって撮影されたピッキングエリア撮像データ29が一時的に保存される。
また、ワーク供給制御装置22には、ワーク認識処理部23、ワーク取出指示部24及び搬送制御部25が含まれる。
ワーク認識処理部23では、振動エリア撮像データ27及びバッファエリア撮像データ28を用いた画像処理によって振動エリア12及びバッファエリア13におけるワークの認識が実行され、さらに、振動エリア12に予め定めたワークの数が不足する場合には、搬送制御部25に対して第1搬送駆動信号を送信して第1の搬送路2(図2のみに示す。)を駆動させる。また、バッファエリア13に予め定めたワークの数が不足する場合にも、搬送制御部25に対して振動駆動信号を送信して振動フィーダ3を駆動させる。
ワーク取出指示部24では、ワーク認識処理部23とは別個独立に、ピッキングエリア撮像データ29を用いた画像処理によってワークの認識と、ピッキングエリア14に予め定めたワークの数が不足する場合に、搬送制御部25に対して第2搬送駆動信号を送信して第2の搬送路4を駆動させる。さらに、後述するロボット8のロボット制御装置30のハンド操作制御部31に対して、ワークの認識に基づくワークの存在情報を送信する。
搬送制御部25は、上述の駆動信号を受信した場合に、第1の搬送路2(図2のみに示す。)、振動フィーダ3あるいは第2の搬送路4をそれぞれ駆動させる。
次に、本実施の形態に係るピッキングシステム11のロボット8について説明する。ロボット8は、本実施の形態においては、水平多関節ロボット(スカラロボット)を採用しているが、このタイプのロボットに限定するものではない。図1において、ロボット8は、ハンド9とその端部にエンドエフェクタ10,10を備えるロボット本体8aとロボット制御装置30を備えている。エンドエフェクタ10には、例えば真空装置等の吸引装置を備えてワーク5dを吸着するタイプのものをはじめ、機械的に把持するタイプのものもあり、ワークをピッキングすることが可能であれば、エンドエフェクタ10の種類は限定するものではない。本実施の形態では、エンドエフェクタ10を2基備えるロボット本体8aを採用しているが、エンドエフェクタ10の数は1基でも3基以上の複数でもよく、限定するものではない。
ロボット制御装置30には、ハンド操作制御部31とワーク確認指示部32が含まれており、ハンド操作制御部31は、ワーク供給装置1のワーク取出指示部24からピッキングエリア14におけるワークの認識に基づく存在情報を受信して、ハンド9の移動の可否を判断してピッキング動作を実行させる。
ワーク確認指示部32は、ロボット8のハンド9がワーク5dのピッキング動作を完了したタイミングで、ピッキングエリア14に存在するワーク5dを認識し、ピッキングエリア14に予め定めたワークの数が不足する場合には、第2搬送駆動信号を搬送制御部25へ送信するようにワーク取出指示部24へ命令信号を送信する。
このようなワーク供給装置1及びロボット8から構成されるピッキングシステム11では、図2に示されるように、上流側の第1の搬送路2から白矢印で示されるようにワーク5aが搬送され、第1の搬送路2の突き当りに直角方向に搬送方向を変える振動フィーダ3が存在しており、ワーク5aは振動フィーダ3上に搬送される。振動フィーダ3は振動装置を備えてワーク5bを振動させ、振動の波によって下流側へと搬送される。その際に振動によって重なるように供給されたワーク5bが個々のワーク5bにばらされる。
この振動フィーダ3は第2の搬送路4の上側に跨設されているため、搬送されるワーク5bは振動フィーダ3の下流側の端部に到達すると、そこから第2の搬送路4の上にわずかに落下するようにして移送される。振動フィーダ3からの落下点の近傍がバッファエリア13であるが、振動フィーダ3からの落下によってもワーク5bはばらされるので、第2の搬送路4のバッファエリア13においては、ワーク5cはほぼ重なりを生じておらず、個々のワーク5cが接触していない離散状態となっている。
このバッファエリア13に隣接した第2の搬送路4がピッキングエリア14である。バッファエリア13とピッキングエリア14で区分されているが、第2の搬送路4は分断されていないので、バッファエリア13のワーク5cを搬送するために第2の搬送路4を駆動させると、ピッキングエリア14のワーク5dも搬送されることになる。
ピッキングエリア14では前述のとおり、ロボット8によってワーク5dがピッキングされるが、ピッキングされずに残ったワーク5dは、第2の搬送路4の最下流側に備えられた回収ホッパー6によって回収され、再度、第1の搬送路2の上流側に搬送されて、第1の搬送路2から振動フィーダ3、第2の搬送路4の順序で繰り返しワークを供給することができる。
図2に示されるように、ロボット8はワーク5dをピッキングした後、ワーク整列搬送路7上にワーク5eとして整列させる。本実施の形態ではロボット8がピッキングしたワーク5dを整列させたが、この他にもロボット8を用いる目的に応じて、加工や組立も考えられ、整列に限定するものではない。
次に、図3-5を参照しながら、ワーク供給装置1及びロボット8も備えたピッキングシステム11の動作について詳細に説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態に係るワーク供給装置及びピッキングシステムによって実行される動作フロー図であり、図4は同じくワーク供給装置及びピッキングシステムによって実行される動作のタイムチャート、図5はワーク供給装置の振動フィーダ及び第2の搬送路にワークが存在している状態を示す概念図である。図3に記載されている符号は、図1,2で付した構成要素の符号と同一であり、それぞれの動作を実行する構成要素を意味している。また、破線で囲む2つのエリアは符号1で示されるのがワーク供給装置であり、符号8で示されるのがロボットである。
図3において、第2カメラ21がピッキングエリア14を撮像してピッキングエリア撮像データ29を得て、これを撮像データバッファメモリ26で一時的に保存しながら、ワーク供給制御装置22のワーク取出指示部24で画像処理を行い、ワーク5dを認識することで、ワーク5dの数量を確認する。
次に、ワーク取出指示部24は、図中ステップSAで、ピッキングエリア14に予め定めたワーク5dの数が設定値以下で不足する場合に、搬送制御部25に対して第2搬送駆動信号を送信して第2の搬送路4を駆動させる。ピッキングエリア14とバッファエリア13は図1に示すとおり隣接しているので、第2の搬送路4の駆動は、予め定めた短い距離(1ピッチ)を送るいわゆるピッチ送り搬送が適している。ピッチ送り搬送は短時間で搬送が完了し、ワーク搬送時間を短縮することができ、ピッキングシステム11全体の効率が向上できるので望ましいが、ピッチ送り搬送に限定するものではなく、システムの状況に応じて搬送速度と搬送距離を定めてよい。
この後も図3中の右側に動作が展開されるが、ピッキングエリア14に予め定めたワーク5dの数が不足していない場合における動作フローについて説明する。
ピッキングエリア14に予め定めたワーク5dの数が不足していない場合は、ワーク取出指示部24は、ロボット8のロボット制御装置30のハンド操作制御部31に対して、ワーク5dの認識に基づくワーク5dの存在情報、すなわち、ワーク5dの個数分それぞれの位置及び向きに関する情報を送信する。ハンド操作制御部31は、ハンド9の移動の可否を判断し、否の場合は可否の判断を繰り返しつつ、可の場合には、ハンド9をピッキングエリア14の1個目のワーク5dの位置に移動させ、そのワーク5dをピッキングする。その後、ハンド操作制御部31は、ハンド9をピッキングエリア14の2個目のワーク5dの位置に移動させ、そのワーク5dをピッキングする。
さらに、2個目のワーク5dのピッキング動作が完了した後に、ハンド操作制御部31は、ハンド9を図2に示したワーク整列搬送路7(整列エリア)の1個目のワーク5dの置き位置に移動させ、1個目のワーク5dを整列させる。次に、ハンド操作制御部31は、ハンド9を図2に示したワーク整列搬送路7(整列エリア)の2個目のワーク5dの置き位置に移動させ、2個目のワーク5dを整列させる。
その後、ハンド操作制御部31は、ピッキングシステム11を停止させるための停止信号の有無を確認し、OFFであれば、続いてハンド9の移動可否を判断して、上述のような動作を繰り返す。
一方、ONであれば、ピッキングシステム11は停止する。
次に、図中のステップSAで、ピッキングエリア14に予め定めたワーク5dの数が設定値以下で不足している場合における動作フローについて続けて説明する。
この場合、ワーク取出指示部24は搬送制御部25に対して第2搬送駆動信号を送信して第2の搬送路4をピッチ送り搬送させ、その上に示されるとおり搬送制御部25は第2の搬送路4を停止させ、その後は再び、第2カメラ21の撮像となる。
一方、第2の搬送路4が停止した後は、右隣に示されるとおり、ワーク取出指示部24は第1カメラ20に対して撮像指示信号を発信し、第1カメラ20は振動エリア12及びバッファエリア13を撮像する。第1カメラ20によって得られた振動エリア撮像データ27及びバッファエリア撮像データ28は、撮像データバッファメモリ26へ一時的に保存され、ワーク供給制御装置22のワーク認識処理部23で画像処理を行い、ワーク5b及びワーク5cを認識することで、振動エリア12におけるワーク5bの数量、バッファエリア13におけるワーク5cの数量を確認する。
バッファエリア13において、予め定めたワーク5cの数が設定値以下で不足している場合には、ワーク認識処理部23は搬送制御部25に対して振動駆動信号を送信して振動フィーダ3を起動させる。その後、第1カメラ20による撮像に戻り、上述の動作を繰り返す。一方、バッファエリア13におけるワーク5cの数に不足がない場合は、ワーク認識処理部23は搬送制御部25に対して振動駆動停止信号を送信して振動フィーダ3を停止させる。したがって、一旦バッファエリア13のワーク5c数量が不足している場合に、振動フィーダ3が起動した後に、再度、ワーク認識処理部23がワーク5c数量を確認して、不足が解消された時点で振動フィーダ3は停止することになる。
一方、振動エリア12において、予め定めたワーク5bの数が設定値以下で不足している場合には、ワーク認識処理部23は搬送制御部25に対して第1搬送駆動信号を送信して第1の搬送路2(供給コンベア)を起動させ、その後、第1カメラ20による撮像に戻り、上述の動作を繰り返す。同様に、振動エリア12におけるワーク5bの数に不足がない場合は、ワーク認識処理部23は搬送制御部25に対して第1搬送駆動停止信号を送信して振動フィーダ3を停止させる。したがって、振動エリア12及びバッファエリア13には常時予め定めたワークの数が待機可能であり、結局、その後のピッキングエリア14へのワークの供給の信頼性を向上させることが可能である。
なお、本実施の形態では、ワーク取出指示部24による第1カメラ20への撮像指示信号の発信が第2の搬送路4の停止時となっているが、これは第1カメラ20による撮像エリアに第2の搬送路4のバッファエリア13が含まれており、第2の搬送路4が動作している最中にバッファエリア13を撮像して正しくワーク5cの数を確認することができない可能性が高いと判断されるためである。しかしながら、第2の搬送路4の起動直後や停止までの間であっても第1カメラ20でバッファエリア13のワーク5cの数を正しく撮像可能で、ワーク認識処理部23も確認が可能であれば、起動直後から停止までの間であってもよい。後述する第2変形例に対しても同様である。
次に、ステップSBにおいて、ハンド9が2個目のワーク5dをピッキングした後に図中右側へ進む動作について説明を追加する。
このステップSBでは、ピッキング動作の完了のタイミングでロボット制御装置30のワーク確認指示部32がワーク取出指示部24に対して、ピッキングエリア14に存在するワーク5dを認識し、ピッキングエリア14に存在するワーク5dの数量が、予め定めた数から不足する場合には、搬送制御部25に対して第2搬送駆動信号を送信するように命令信号を送信する。ワーク取出指示部24は命令信号を受信して、ワーク5dを認識し、設定値以下であれば搬送制御部25に対して第2搬送駆動信号を送信して第2の搬送路4をピッチ送り搬送させる。そして、ピッチ送り搬送後に搬送制御部25は第2の搬送路4を停止させる。
この場合も、ワーク取出指示部24は第1カメラ20に対して撮像指示信号を発信し、第1カメラ20の撮像から始まる図中右側に展開される動作が実行される。
一方、ワーク取出指示部24はピッキングエリア14にワーク5dが不足していない場合には、第2カメラ21に対して撮像指示信号を発信し、第2カメラ21はピッキングエリア14を撮像し、ピッキングエリア撮像データ29を得る。
このピッキングエリア撮像データ29を撮像データバッファメモリ26で一時的に保存しながら、ワーク供給制御装置22のワーク取出指示部24で画像処理を行い、ワーク5dを認識することで、ワーク5dの数量を確認する。その後、ワーク取出指示部24は、ロボット8のロボット制御装置30のハンド操作制御部31に対して、ワーク5dの認識に基づくワーク5dの存在情報、すなわち、ワーク5dの個数分それぞれの位置及び向きに関する情報を送信する。その後の動作は既に説明したとおりである。
本実施の形態では既に述べたとおり、エンドエフェクタ10を2基備えるロボット8を採用しているので、1個目、2個目のワークをピッキングしているが、エンドエフェクタ10の数によって変更されることは言うまでもない。
続いて、図4及び図5を参照しながら、ワーク供給装置1とロボット8の動作のタイミングについて説明を追加する。図5で、右下方の斜線の向きで表現された箇所及び直角を形成する2辺図形で表現された箇所は第1カメラ20によって撮像される第1カメラ撮像エリア20aであり、このうち、振動フィーダ3の部分が振動エリア12である。次に、右上方の斜線の向きで表現された箇所は第2カメラ21で撮像される第2カメラ撮像エリア21aであり、この部分が第2の搬送路4のピッキングエリア14である。そして、振動エリア12とピッキングエリア14の中間に位置して、前述の直角の2辺図形で表現された箇所は第2の搬送路4のバッファエリア13である。
図4において、第2CCDカメラとあるのは第2カメラ21、ワーク供給(下流)、搬送コンベアとあるのは、図5における第2の搬送路4によるバッファエリア13からピッキングエリア14への搬送動作を意味している。この搬送動作は、図3を参照して説明したとおり、ピッチ送り搬送となる。
バッファエリア13とピッキングエリア14は同じ第2の搬送路4で区分けされているので、ピッキングエリア14でピッキングされないワーク5dも同時にピッチ送り搬送されて回収ホッパー6へ徐々に近づいていく。
また、整列ワーク搬送、整列コンベアとあるのは、図2に示されている整列されたワーク5eを搬送するために、ワーク整列搬送路7を作動させることを意味している。
さらに、ワーク供給(上流)、供給コンベアとあるのは第1の搬送路2(図2参照)及び図5における振動フィーダ3による第1の搬送路2から振動フィーダ3及び振動フィーダ3から第2の搬送路4のバッファエリア13への両方の搬送動作を意味している。
これらの動作は、欄外に示されるとおり時間間隔が0.1秒のマス目の時間軸によって表現されている。ピッキング1回目にロボット8のハンド9のエンドエフェクタ10によって、1個目と2個目のワーク5dの吸着と整列が実行されることが示されている。2個目のワーク5dの吸着動作は、第2カメラ21による撮影、処理が始まる0秒から0.7秒までに完了するが、そのタイミングで、搬送コンベア(第2の搬送路4)によってバッファエリア13のワーク5cをピッキングエリア14へピッチ送り搬送動作が実行される。すなわち、ピッキング1回目のワーク5d1個目の整列と同時にピッチ送り搬送が実行されることになり、ロボット8のハンド9の動作とは独立に最も効率的に、2回目のピッキングに備えて、ピッキングエリア14にワーク5dが供給されることになる。
ワーク供給(下流)が完了するのは、1.2秒までであるが、その次の0.1秒では、第2回目のピッキングのための第2カメラ21による撮影と処理が実行され、そのタイミングと第1回目のピッキングの2個目の整列も実行されるため、無駄時間が発生することなく、2回目のピッキング動作に移行することが可能である。整列ワーク搬送の動作は、ロボット8のハンド9の整列動作の完了後に実行する必要があるので、ここではピッキング1回目において、2個目のワークの整列直後に実行されており無駄時間が発生することはない。
また、ワーク供給の上流側であるワーク供給(上流)とほぼ並行して実行されており、ピッキング動作中に第2の搬送路4を停止させなければならない状況時にその上流側の振動フィーダ3や第1の搬送路2と下流側のワーク整列搬送路7を独立に制御して駆動させることで無駄時間を極力発生させないようにすることが可能となっている。さらに、回収ホッパー6による回収の動作については図4に示されていないが、この動作は第2の搬送路4をはじめ振動フィーダ3や第1の搬送路2、ワーク整列搬送路7の動作とも独立して制御・駆動させることが可能であり、無駄時間が発生することがない。
本実施の形態では、エンドエフェクタ10を2基備えていることから、ピッキングに際して1個目と2個目のワーク5dをピッキングし、それを移動させてそれぞれ整列させるため、2個目のワーク5dのピッキングから2個目のワーク5dを整列させてエンドエフェクタ10が復帰するまでに要する時間が、1基のエンドエフェクタ10を有する場合よりも長い。したがって、エンドエフェクタ10の数によって、ワーク供給するための時間が変動することになり、必ずしも無駄時間が発生しないとも限らないが、少なくとも、ピッキング動作を完了してハンド9が移動する直前のタイミングでワーク供給のためのバッファエリア13から隣接するピッキングエリア14へワーク5cを搬送することが、効率を向上させるための重要なポイントとなる。ピッキングエリア14の近傍のエリアに常にワーク5cを待機させておくことで、短時間に適量をピッキングエリア14へ搬送することが可能である。
以上説明したとおり、本実施の形態では、振動フィーダ3は振動によってワーク5bを搬送するので、図5に示されているような重なりを有するワーク5bでも、個々のワーク5bに離散させて姿勢を修正することが可能であり、バッファエリア13を介してピッキングエリア14に供給された際に、第2カメラ21によって認識を容易として、ピッキングの精度を高めることが可能となっている。
また、ピッキングのための第2カメラ21による第2カメラ撮像エリア21aはワーク供給のための第1カメラ20による第1カメラ撮像エリア20aとは別個に区分けされているため、ピッキングのためのワーク5dの認識とワーク供給のためのワーク5b,5cの認識のための撮像データの取得と画像処理は別個独立に実行可能である。したがって、バッファエリア13からピッキングエリア14へワーク5cが移動しワーク5dとなることを明確に認識することが可能であり、その結果、ワークの搬送精度を向上させることができるので、ワーク供給装置1とピッキングシステム11の総合的な効率と精度を高めることが可能である。
さらに、ワークの供給は第1の搬送路2から振動フィーダ3、振動フィーダ3から第2の搬送路4のバッファエリア13、第2の搬送路4のバッファエリア13から第2の搬送路4のピッキングエリア14と複数段階に分けて実行される。そのうち、ピッキング動作の少ない待ち時間毎に、バッファエリア13からピッキングエリア14への搬送、その後に、エンドエフェクタ10によるピッキング動作のためピッキングエリア14を搬送できない時間に、第1の搬送路2から振動フィーダ3及び振動フィーダ3からバッファエリア13へ搬送と、ワーク5は区切られたエリア間を小分けに搬送されるため、ピッキングシステム11全体での総合的な効率が向上されることになる。
次に、図6を参照しながら第1の実施の形態に係るワーク供給装置1の第1変形例を採用したピッキングシステムについて説明を追加する。
第1の実施の形態に係るワーク供給装置1では、上述のとおり、第2カメラ21とは別個独立の第1カメラ20によって振動エリア12及びバッファエリア13を撮像可能であり、それぞれのエリアに存在するワーク5b及びワーク5cをその上流側である第1の搬送路2及び振動フィーダ3から供給することが可能であるので、変形例に係るワーク供給装置1aでは、ワーク認識処理部23は、バッファエリア13に予め定めたワーク5cの数が不足する場合に、常時、振動フィーダ3を駆動させて振動フィーダに存在するワーク5bバッファエリア13に供給するよう搬送制御部25に振動搬送駆動信号を送信し、また、振動フィーダ3に予め定めたワーク5bの数が不足する場合に、第1の搬送路2を駆動させて第1の搬送路2に存在するワーク5aを振動フィーダ3に供給するよう搬送制御部25に第1搬送駆動信号を送信するようにしたものである。
具体的には、図6のステップSCとして示したステップから右に展開されているとおり、第1カメラ20の撮像から始まり、第1の搬送路2や振動フィーダ3が起動しても停止しても連続して第1カメラ20の撮像に戻るループを形成するものである。
本変形例では、ステップSCから常時、第1カメラ20とワーク認識処理部23等が作動するようにしているが、もちろん、図5に示される「搬送コンベア停止」のステップから始めてもよいし、開始直後の第2カメラ21の撮像動作と同時に開始してもよい。つまり、第1カメラ20とワーク認識処理部23が第2カメラ21とワーク取出指示部24とは別個独立に構成されていることを最大限活用し、ロボット8によるピッキング動作や第2の搬送路4によるピッチ送り搬送の時間によらず、常時、ピッキングエリア14に対してワークを搬送可能な準備を効率的に実行するためであれば、いずれの動作を起点としてもよい。
次に、図7及び図8を参照しながら、第1の実施の形態に係るワーク供給装置1の第2変形例(符号1b)及び第3変形例(符号1c)を採用したピッキングシステムについて説明を追加する。
図7は図3と、図8は図6と同様のワーク供給装置及びピッキングシステムによって実行される動作フロー図である。
図3や図6と異なるのは、第1カメラ20によって撮像された振動エリア撮像データ27やバッファエリア撮像データ28を用いてワーク認識処理部23で認識されるのが、ワーク5bやワーク5cの数ではなく、総面積である点である。
予め定めたワーク5b,5cとして、数量を設定値とするのではなく、総面積を設定値としてワーク認識処理部23が画像処理を行うものである。
それ以外は第1の実施の形態や第1変形例と同一であり、その他の動作も同一である。
数量ではなく、総面積とすることで、個体としてのワーク5b,5cを認識することなく、全体の面積で処理することが可能であるため、処理時間や精度の点で数を認識する場合よりも有利となる。その他のワーク供給装置やピッキングシステム全体としての作用や効果は第1の実施の形態と同一であるので、説明を省略する。
最後に、図9を参照しながら、第2の実施の形態に係るワーク供給装置及びピッキングシステムについて説明する。第2の実施の形態では、バッファエリア13との境界を形成する振動フィーダ3aの端辺3bが、ワーク5bの搬送方向に垂直な方向に対して角度θを形成しており、このθが0°<θ<90°であるものである。なお、振動エリア12、バッファエリア13及びピッキングエリア14を表現する図形の地模様は図5と同一である。
このように端辺3bを形成させることで、振動フィーダ3aの振動によって搬送されるワーク5bは、端辺3bが搬送方向に垂直な場合に比較して、端辺3bが搬送方向に長くなるため、振動フィーダ3aからバッファエリア13へ搬送毎に搬送方向に広がって供給されることになる。したがって、搬送方向に広がりを持たずに搬送される端辺とは異なり、ピッキングエリア14へ供給されるワーク5cを単位搬送距離当たりに万遍なく小出しにすることが可能である。また、過不足なくピッキングエリア14へ供給されることによって、回収ホッパー6に回収されるワーク5d数を減らすことも可能であり、ワーク供給装置全体としての作動効率を向上させることが可能である。
なお、この図7では端辺3bのすべてが角度θを形成しているが、一部であって、それ以外が搬送方向に垂直であってもよい。また、角度θが小さいと前述の小出しの効果が小さくなり、角度θが大きいと振動フィーダ3aの振動エリア12が狭くなってしまうので、そのような観点からは30°<θ<60°がより望ましい。
本実施の形態では、ワーク供給装置における振動フィーダ3aを中心に示して説明したが、この振動フィーダ3aを採用するピッキングシステムも可能であり、そのようなピッキングシステムであれば、上述の効果を発揮させることが可能であり、ピッキングシステム全体の作動効率を向上させることも可能である。
以上説明したように、本発明の請求項1乃至請求項9に記載された発明は、様々な産業分野における組立、加工、生産のために必要なワーク(部品)を供給するためのワーク供給装置及びピッキングシステムとして広く利用が可能である。
1,1a,1b,1c…ワーク供給装置 2…第1の搬送路 3,3a…振動フィーダ 3b…端辺 4…第2の搬送路 5a,5b,5c,5d,5e…ワーク 6…回収ホッパー 7…ワーク整列搬送路 8…ロボット 8a…ロボット本体 9…ハンド 10…エンドエフェクタ 11…ピッキングシステム 12…振動エリア 13…バッファエリア 14…ピッキングエリア 20…第1カメラ 20a…第1カメラ撮像エリア 21…第2カメラ 21a…第2カメラ撮像エリア 22…ワーク供給制御装置 23…ワーク認識処理部 24…ワーク取出指示部 25…搬送制御部 26…撮像データバッファメモリ 27…振動エリア撮像データ 28…バッファエリア撮像データ 29…ピッキングエリア撮像データ 30…ロボット制御装置 31…ハンド操作制御部 32…ワーク確認指示部

Claims (9)

  1. ワークを搬送する第1の搬送路と、この第1の搬送路から前記ワークを受ける振動フィーダと、この振動フィーダから前記ワークを受けて搬送する第2の搬送路と、前記第1及び第2の搬送路及び前記振動フィーダの駆動を制御する搬送制御部を備え、前記第2の搬送路は、前記振動フィーダから前記ワークを受けるバッファエリアと、このバッファエリアに隣接し、前記ワークを前記バッファエリアからロボットが作業するピッキングエリアと、を有し、前記振動フィーダ及び前記第2の搬送路のバッファエリアを撮像する第1のカメラと、前記ピッキングエリアを撮像する第2のカメラと、前記第1のカメラの撮像データから前記振動フィーダ及び前記バッファエリアに存在する前記ワークを認識するワーク認識処理部と、前記第2のカメラの撮像データから前記ピッキングエリアに存在する前記ワークを認識し、前記ロボットへ前記ワークの存在情報を送信するワーク取出指示部と、を有し、前記ワーク取出指示部は、前記ピッキングエリアに予め定めた前記ワークの数が不足する場合に、前記第2の搬送路を駆動させて前記バッファエリア内に存在する前記ワークを前記ピッキングエリアに供給するよう前記搬送制御部に第2搬送駆動信号を送信することを特徴とするワーク供給装置。
  2. 前記ワーク認識処理部は、前記バッファエリアに予め定めた前記ワークの数又は面積が不足する場合に、前記振動フィーダを駆動させて前記振動フィーダに存在する前記ワークを前記バッファエリアに供給するよう前記搬送制御部に振動搬送駆動信号を送信することを特徴とする請求項1記載のワーク供給装置。
  3. 前記ワーク認識処理部は、前記振動フィーダに予め定めた前記ワークの数又は面積が不足する場合に、前記第1の搬送路を駆動させて前記第1の搬送路に存在する前記ワークを前記振動フィーダに供給するよう前記搬送制御部に第1搬送駆動信号を送信することを特徴とする請求項2記載のワーク供給装置。
  4. 前記ワーク取出指示部による前記ピッキングエリアの前記ワークの認識とその後の前記第2搬送駆動信号の送信は、前記ロボットによる前記ワークのピッキング動作が完了したタイミングで実行されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワーク供給装置。
  5. 前記ワーク認識処理部は、前記第2搬送駆動信号の送信を受けた前記搬送制御部が前記第2の搬送路を搬送させた後、前記バッファエリアに予め定めた前記ワークの数又は面積が不足する場合に、前記振動フィーダを駆動させて前記振動フィーダに存在する前記ワークを前記バッファエリアに供給するよう前記搬送制御部に振動搬送駆動信号を送信し、かつ、前記振動フィーダに予め定めた前記ワークの数又は面積が不足する場合に、前記第1の搬送路を駆動させて前記第1の搬送路に存在する前記ワークを前記振動フィーダに供給するよう前記搬送制御部に第1搬送駆動信号を送信することを特徴とする請求項4記載のワーク供給装置。
  6. 前記振動フィーダは、前記バッファエリアとの境界を形成する端辺の少なくとも一部が、前記ワークの搬送方向に垂直な方向に対して、角度θを形成しており、このθは0°<θ<90°であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のワーク供給装置。
  7. 前記ワークをハンドでピッキングしてその後に予め定められた作業を実施するロボットと、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワーク供給装置と、を有し、前記ロボットは、前記ワーク供給装置の前記ワーク取出指示部から前記ワークの存在情報を受信して、前記ハンドの移動の可否を判断してピッキング動作を実行させるハンド操作制御部を有することを特徴とするピッキングシステム。
  8. 前記ロボットの前記ハンドが前記ワークの前記ピッキング動作を完了したタイミングで、前記ピッキングエリアに存在する前記ワークを認識し前記ピッキングエリアに予め定めた前記ワークの数が不足する場合に前記第2搬送駆動信号を前記搬送制御部へ送信するよう前記ワーク取出指示部へ命令信号を送信するワーク確認指示部を有することを特徴とする請求項7記載のピッキングシステム。
  9. 前記ワーク認識処理部は、前記第2搬送駆動信号の送信を受けた前記搬送制御部が前記第2の搬送路を搬送させた後、前記バッファエリアに予め定めた前記ワークの数又は面積が不足する場合に、前記振動フィーダを駆動させて前記振動フィーダに存在する前記ワークを前記バッファエリアに供給するよう前記搬送制御部に振動搬送駆動信号を送信し、かつ、前記振動フィーダに予め定めた前記ワークの数又は面積が不足する場合に、前記第1の搬送路を駆動させて前記第1の搬送路に存在する前記ワークを前記振動フィーダに供給するよう前記搬送制御部に第1搬送駆動信号を送信することを特徴とする請求項8記載のピッキングシステム。
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