JP7388388B2 - カラオケ仲介システム及び仲介サーバ - Google Patents

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Description

本発明は、Web会議システムを使用し、離れた場所のユーザが一緒にカラオケを楽しむことのできるカラオケ仲介システム及び仲介サーバに関する。
従来、伴奏に合わせて歌唱を楽しむカラオケが社交の場等で行われている。現在、感染病の蔓延する中、カラオケボックスなどに集まって歌唱をすることは困難な場合がある。そのため、カラオケを好むユーザの中には、オンラインによるWeb会議を利用してカラオケを楽しむ者もいる。Web会議を利用したカラオケでは、ユーザが所持するパーソナルコンピュータを使用してWeb会議を開催するWeb会議サーバに通信接続し、ダウンロードした楽曲を再生して歌唱を楽しむことになる。
ところで、カラオケ装置間を通信接続することで、離れた場所におけるユーザ同士でカラオケを楽しむシステムがある。特許文献1には、カラオケボックス等の客室間において、相互に情報通信を行うリンク処理を行うことで、客室間でのコミュニケーションを行うことができるカラオケシステムが開示されている。
特許文献2には、遠隔した複数のカラオケ宴会場をテレビ会議システムで結び、カラオケ装置を統一した同期情報の支配下におくことで、待ち行列に従ったカラオケ楽曲の演奏時系列制御を同期させることが開示されている。具体的には、楽曲を演奏する演奏端末部のそれぞれに、テレビ会議システムを構成するカラオケコンピュータを接続しておく。カラオケコンピュータを使用したテレビ会議システムによる接続後、カラオケコンピュータからのリクエスト曲は、統一の待ち行列で管理される。テレビ会議に参加する演奏端末部の双方は、待ち行列に従って、同じカラオケ楽曲を同期的に演奏する。
特開2015-184662号公報 特開2003-46967号公報
コロナ禍の現状、ビジネスの現場においては、パーソナルコンピュータを使用したWeb会議が盛んに行われている。このような、Web会議システムを使用して、カラオケを楽しむ者もいる。Web会議システムを使用してカラオケを行う場合、パーソナルコンピュータ上でカラオケ楽曲を再生し、それに併せて歌唱を行うことで、離れたユーザ間でカラオケを楽しまれている。
しかしながら、Web会議システムは、カラオケでの使用を目的としたシステムではないため、カラオケでの使用においては煩雑な操作を行わなければならなかった。特に、Web会議システムでは、ユーザ自身の操作によって、マイクロホンからの音声、カメラからの映像の出力、非出力を切り替えることが行われる。カラオケを行う際には、歌唱の状況に応じてこのような煩雑な操作を行う必要がある。また、Web会議システムでは、通信回線の状況等により、音声、映像に遅延が伴う場合がある。例えば、遅延が生じた場合、聞く人の手拍子、合いの手等は、歌唱の邪魔になってしまう。
本発明は、このような実情を鑑みたものであって、Web会議システムを利用してカラオケを行う際、煩雑な操作を行うことなく、円滑にカラオケを楽しむことを可能とすることを1つの目的としている。
そのため、本発明に係るカラオケ仲介システムは、以下の構成を採用するものである。
再生端末と、仲介サーバを備えたカラオケ仲介システムであって、再生端末は、参加処理と、楽曲指定処理と、再生処理と、通信処理を可能とし、参加処理は、仲介サーバに対して、グループを形成する旨を通知する、もしくは、Web会議サーバに対して、グループで使用するWeb会議IDを含むWeb会議参加要求を通知し、楽曲指定処理は、仲介サーバに対して楽曲指定を行い、再生処理は、仲介サーバからの再生指示に基づいて楽曲を再生し、通信処理は、Web会議サーバを介して通信接続された他の再生端末と少なくとも音声通信を可能とし、仲介サーバは、接続仲介処理、楽曲再生指示処理、通信制御処理を可能とし、接続仲介処理は、Web会議サーバを使用した通信処理に参加する複数の再生端末からなるグループを形成し、当該グループに参加する複数の再生端末に対し、Web会議サーバから取得され、当該グループで使用するWeb会議IDを含む情報を通知し、楽曲再生指示処理は、楽曲指定を行った再生端末に対して、当該楽曲の再生指示を行い、通信制御処理は、グループに参加する再生端末の状況に基づいて、Web会議サーバに対し、少なくとも音声通信に関する制御指示を行う。
さらに、本発明に係るカラオケ仲介システムにおいて、通信制御処理におけるグループに参加する再生端末の状況は、再生端末における再生処理の状況である。
さらに、本発明に係るカラオケ仲介システムにおいて、通信制御処理は、再生端末において再生処理を実行している場合、少なくとも歌唱期間中において、グループに参加する他の再生端末からの音声通信を禁止する、あるいは、音声通信の音量を抑制する。
さらに、本発明に係るカラオケ仲介システムにおいて、通信制御処理におけるグループに参加する再生端末の状況は、グループを形成したホストである、あるいは、グループに参加するゲストである。
また、本発明に係る仲介サーバは、再生端末、及び、Web会議サーバと通信可能な仲介サーバであって、接続仲介処理、楽曲再生指示処理、通信制御処理を可能とし、接続仲介処理は、再生端末から受けたグループを形成する旨の通知に基づいて、Web会議サーバを使用した通信処理に参加する複数の再生端末からなるグループを形成し、Web会議サーバから取得され、グループで使用するWeb会議IDを含む情報を複数の再生端末に通知し、楽曲再生指示処理は、楽曲指定を行った再生端末に対して、当該楽曲の再生指示を行い、通信制御処理は、グループに参加する再生端末の状況に基づいて、Web会議サーバに対し、少なくとも音声通信に関する制御指示を行う。
また、本発明に係るカラオケ仲介システムは、再生端末と、仲介サーバと、Web会議サーバを備えたカラオケ仲介システムであって、再生端末は、参加処理と、楽曲指定処理と、再生処理と、通信処理を可能とし、参加処理は、仲介サーバに対して、グループを形成する旨を通知する、もしくは、Web会議サーバに対して、グループで使用するWeb会議IDを含むWeb会議参加要求を通知し、楽曲指定処理は、仲介サーバに対して楽曲指定を行い、再生処理は、仲介サーバからの再生指示に基づいて楽曲を再生し、通信処理は、Web会議サーバを介して通信接続された他の再生端末と少なくとも音声通信を可能とし、仲介サーバは、接続仲介処理、楽曲再生指示処理、通信制御処理を可能とし、接続仲介処理は、Web会議サーバを使用した通信処理に参加する複数の再生端末からなるグループを形成し、当該グループに参加する複数の再生端末に対し、Web会議サーバから取得され、当該グループで使用するWeb会議IDを含む情報を通知し、楽曲再生指示処理は、楽曲指定を行った再生端末に対して、当該楽曲の再生指示を行い、通信制御処理は、グループに参加する再生端末の状況に基づいて、Web会議サーバに対し、少なくとも音声通信に関する制御指示を行う。
本発明に係るカラオケ仲介システム、仲介サーバによれば、Web会議システムを使用してカラオケを行う際、煩雑な操作を行う必要が無く、離れたユーザ間で円滑にカラオケを楽しむことが可能となる。
本実施形態のカラオケ仲介システムを説明するための図 本実施形態のカラオケシステムの構成を示す図 本実施形態の仮想ルーム作成処理を示すフロー図 本実施形態の仮想ルーム参加処理を示すフロー図 本実施形態の予約管理処理を示すフロー図 本実施形態の再生管理処理を示すフロー図 本実施形態のデータベースの構成を示す図 本実施形態の仮想ルーム作成画面を示す図 本実施形態の仮想ルーム選択画面を示す図 本実施形態の仮想ルーム選択画面(仮想ルーム選択時)を示す図 本実施形態の予約確認画面を示す図 本実施形態のワンマン型における待機画面を示す図 本実施形態のワンマン型における再生画面(ゲスト側)を示す図 本実施形態のワンマン型における再生画面(ホスト側)を示す図 本実施形態の参加型における再生画面を示す図
図1は、本実施形態のカラオケ仲介システムを説明するための図である。本実施形態のカラオケ仲介システムは、仲介サーバ60、カラオケ店舗に設置されたカラオケシステムを有して構成される。本実施形態のカラオケシステムは、カラオケ装置2、リモコン装置1を有して構成される。なお、本発明における再生端末としては、ユーザによる入力、及び、楽曲の再生を実行可能な形態であれば、必ずしもカラオケ装置2、リモコン装置1のような分離した形態を取る必要は無い。例えば、カラオケ装置2単体であっても再生端末として機能させることは可能である。また、再生端末としては、個人宅に設置されたパーソナルコンピュータ5を使用することとしてもよい。
また、カラオケ仲介システムは、その外部構成として、Web会議サーバ40、カラオケ装置2の周辺構成としてのモニタ41、リモコン装置1が設けられている。
カラオケ店舗に設置されたカラオケ装置2は、ルータ120、光モデム121を介してインターネットに接続されており、インターネットを介した通信を行うことが可能である。図1の例では、カラオケ店舗A、カラオケ店舗Bにそれぞれ、カラオケ装置2a、2bが設置された形態となっている。
Web会議サーバ40は、個人宅などに設置されたパーソナルコンピュータ5を複数通信接続し、映像、音声の共有を行うことでWeb会議を行うサーバである。このようなWeb会議のサービスは、通常、Web会議サーバ40と、パーソナルコンピュータ5を使用して行われる。ところで、コロナ禍において、人と人の接触が避けられる中、このようなWeb会議が友人、知人の間で社交の場として利用されている。Web飲み会等がその一例である。また、そのような場における余興としてカラオケを楽しむことも望まれている。
しかしながら、Web会議サーバ40は、カラオケでの利用を想定したものとはなっておらず、カラオケ利用時における設定、管理を行うことはできない状態にある。本実施形態では、そのような状況を鑑みたものであって、Web会議サーバ40を利用して、カラオケを楽しむことをより容易に行うことを可能にするとともに、利用時における利便性向上を図るものである。
そのため、本実施形態では、再生端末としてのカラオケ装置2と、Web会議サーバを仲介する仲介サーバ60を設けている。本実施形態の仲介サーバ60は、カラオケ管理部61、コンテンツ管理部62、データベース63を備えている。
カラオケ管理部61は、カラオケ装置2とWeb会議サーバ40間での各種処理を実行する。コンテンツ管理部62は、カラオケ装置2で再生する楽曲情報を記憶し、必要な場合、カラオケ装置2に配信を行う。また、データベース63は、カラオケ管理部61で行う各種処理に必要な情報を記憶している。
また、本実施形態では、個人宅等に設置されているパーソナルコンピュータ5を再生端末として使用することも可能である。パーソナルコンピュータ5は、光モデム52を介してインターネットに接続されている。
図2は、本実施形態のカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、カラオケ装置2(「コマンダ」とも呼ばれる)と、リモコン装置1を含んで構成されている。カラオケ装置2とリモコン装置1は、LAN100及びアクセスポイント130を利用してネットワークを形成するように通信接続されている。
カラオケ装置2は、楽曲を演奏するための演奏部として音響制御部25を備えている。また、カラオケ装置2は、ユーザからの各種入力を受け付ける操作部21、操作部21からの入力を解釈してCPU30に伝達する操作処理部22、各種情報を記憶する記憶部としてのハードディスク32を備える。カラオケ装置2は、LAN100に接続してネットワークに参加する通信手段としてのLAN通信部24aを備えている。また、本実施形態のカラオケ装置2は、無線LAN通信部24bも備えており、LAN通信部24aを使用した有線によるネットワーク接続に代え、無線LAN通信部24bを使用した無線によるネットワーク接続を行うことも可能である。
また、カラオケ装置2は、モニタ41に対して歌詞映像、背景映像を表示させる映像再生手段を備える。この映像再生手段は、映像情報に基づいて映像を再生する映像再生部29、再生する映像を一時的に蓄積するビデオRAM28、再生された映像に対する歌詞テロップの重畳、映像効果の付与等を行う映像制御部31を備えて構成される。
また、映像制御部31には、カメラ43が接続されており、歌唱するユーザの様子等、カラオケ店舗のルーム内における様子を撮影することが可能となっている。本実施形態では、カメラ43で撮像された映像を、他のカラオケシステムと共有し、あたかも同室に入室しているような仮想ルーム(本発明の「グループ」に相当)を構築することが可能となっている。
さらに、このカラオケ装置2では、外部に接続されるモニタ41以外に、タッチパネルモニタ33に対して各種情報を表示することを可能としている。タッチパネルモニタ33は映像制御部31から入力された映像情報を表示する表示部35と、タッチ入力された位置を操作処理部22に出力するタッチパネル34が重畳されて構成されている。このタッチパネルモニタ33は、カラオケ装置2の筐体前面等に配置され、カラオケ装置2の操作部21、あるいは、リモコン装置1のタッチパネルモニタ11などと同様、入力部として機能する。ユーザは、タッチパネルモニタ33にて楽曲を選択することで、直接カラオケ装置2に予約させる等、カラオケ装置2に対する各種操作を行うことが可能である。
さらに、カラオケ装置2は、各構成を統括して制御するためのCPU30、各種プログラムを実行するにあたって必要となる情報を一時記憶するためのメモリ27を含んだ制御部を備えて構成されている。
このような構成にてカラオケ装置2は、各種処理を実行することとなるが、カラオケ装置2の主な機能として、楽曲予約処理、楽曲再生処理などを実行可能としている。楽曲予約処理は、ユーザからの指定に基づいて楽曲を指定、予約するための処理であってリモコン装置1と連携して実行される。リモコン装置1の選曲処理で形成された予約情報は、カラオケ装置2に送信される。カラオケ装置2は、受信した予約情報をメモリ27中の予約テーブルに登録する。楽曲再生処理は、予約された楽曲を再生させる処理であって、楽曲演奏処理と歌詞表示処理とが同期して実行される処理である。
楽曲演奏処理は、楽曲情報に含まれる演奏情報に基づき、音響制御部25に演奏を実行させる処理である。音響制御部25にて演奏された楽曲は、マイクロホン43a、43bから入力される歌唱音声と一緒にスピーカー42から放音される。歌詞表示処理は、楽曲情報に含まれる歌詞情報をモニタ41に表示させることで歌唱補助を行う処理である。この歌詞表示処理で表示される歌詞に、背景映像を重畳させて表示させる背景映像表示処理を実行することとしてもよい。
一方、リモコン装置1は、ユーザからの指示に基づいて楽曲を検索し、再生指示のあった楽曲について予約情報をカラオケ装置2に送信する選曲処理を実行可能としている。また、リモコン装置1は、カラオケ装置2あるいはインターネット上に接続された仲介サーバ60等から各種情報を受信し、各種処理を実行することが可能である。本実施形態では、ユーザから各種指示を受け付けるユーザインターフェイスとして、操作部17と、タッチパネルモニタ11を備えている。タッチパネルモニタ11は、表示部11aとタッチパネル11bを有して構成され、表示部11aに各種インターフェイスを表示するとともに、ユーザからのタッチ入力を受付可能としている。
さらにリモコン装置1は、選曲処理に必要とされるデータベース、各種プログラム、並びに、プログラム実行に伴って発生する各種情報を記憶する記憶部として、メモリ14、そして、これら構成を統括して制御するためのリモコン側制御部を備えて構成される。リモコン側制御部には、CPU15、タッチパネルモニタ11に対して表示する映像を形成する映像制御部13、表示する映像情報を一時的に蓄えるビデオRAM12、タッチパネルモニタ11あるいは操作部17からの入力を解釈してCPU15に伝える操作処理部18が含まれている。
リモコン装置1は、無線LAN通信部16によって、アクセスポイント130と無線接続されることで、LAN100によって構成されるネットワークに接続される。なお、各リモコン装置1は、特定のカラオケ装置2に対して事前に対応付けされている。リモコン装置1から出力される各種命令は、対応付けされたカラオケ装置2にて受信されることとなる。
また、本実施形態のリモコン装置1は、赤外線通信部19も備えており、無線LAN通信部16に代え、赤外線通信部19を使用した各種命令をカラオケ装置2に送信することも可能となっている。送信された各種命令は、カラオケ装置2の赤外線通信部23で受信され、処理される。
このようなリモコン装置1の構成により、ユーザからの各種入力をタッチパネルモニタ11、あるいは、操作部17から受付けるとともに、映像情報をタッチパネルモニタ11の表示により各種情報を提供することで、カラオケ装置2に対して出力する予約情報を送信する選曲処理など、各種処理を行うことが可能となっている。
図1で説明したように、本実施形態では、Web会議サーバ40を使用した映像、音声を使用したWeb会議サービスを利用してカラオケを楽しむことを行うものである。その際、仲介サーバ60が、カラオケ利用時における各種処理を実行する。本実施形態では、仲介サーバ60において、カラオケに参加するユーザが集う仮想ルーム(本発明における「グループ」に相当)を作成し、仲介サーバが仮想ルーム内での各種管理を行うことで、カラオケ利用時における利便性を高めている。
図3は、本実施形態の仮想ルーム作成処理を示すフロー図である。本実施形態では、仮想ルームを作成するユーザがホストとなる。図1において、カラオケ店舗Aにおいてカラオケ装置2aを利用するユーザをホスト、カラオケ店舗Bにおいてカラオケ装置2bを利用するユーザをゲストに見立てて説明する。
ユーザ(ホスト)は、カラオケを行うユーザが集う場となる仮想ルームを作成する。図9は、本実施形態の仮想ルーム選択画面を示す図である。ユーザは、リモコン装置1でこの仮想ルーム選択画面を表示させ、利用したい仮想ルームを選択することが可能である。また、この仮想ルーム選択画面では、仮想ルームを作成することも可能となっている。ユーザは、作成ボタン112bを操作することで、仮想ルームを新たに作成することが可能である。なお、本実施形態において、ユーザは、ホスト、ゲスト共に、予めユーザ登録を行い、ユーザIDを取得済みであることを前提としている。
作成ボタン112bが操作されると、図8に示される仮想ルーム作成画面に遷移する。仮想ルーム作成画面には、ルーム名入力欄111a、タグ入力欄111bが設けられている。また、仮想ルームの各種設定を行うツールとして、募集人数入力欄111c、開催形態選択ボタン111d、開始時刻入力欄111e、開催時間入力欄111fが設けられている。
ルーム名入力欄111aは、ユーザ(ホスト)が決めたルーム名を入力する欄である。タグ入力欄111bには、検索等において検索対象となるタグを入力する欄である。図8の例では、ルーム名を「○○○(アーティスト名)を歌うよ」としており、タグには「○○○(アーティスト名)を使用している。なお、複数のタグを設定しておくことおも可能である。
募集人数入力欄111cには、参加可能なユーザ(ゲスト)の最大数が入力される。本実施形態では、開催形態としてワンマン型、参加型の2形態から選択することが可能である。ユーザ(ホスト)は、利用したい開催形態を開催形態選択ボタン111dで選択する。ここで、ワンマン型とは、ホストのみが歌唱する形態である。ゲストはホストの歌唱を聴くだけの形態になる。一方、参加型とは、ホスト、ゲストの両方が歌唱できる形態である。開始時刻入力欄111eには、開始時刻が入力される。そして、開催時間入力欄111fには、開催する時間が入力される。
図8の状態は、開催形態選択ボタン111dを使用して、ワンマン型が選択された状態であって、ワンマン型についてその詳細を設定する詳細設定欄111gが表示されている。詳細設定欄111gには、リクエスト送信可否ボタン111h、音声共有可否ボタン111i、コメント可否ボタン111jが設けられている。リクエスト送信可否ボタン111hでは、ユーザ(ゲスト)からユーザ(ホスト)に対して、歌って貰いたい楽曲のリクエストの可否を設定することが可能である。リクエスト送信可否ボタン111hが「可」の場合、ユーザ(ゲスト)からユーザ(ホスト)に対して、楽曲のリクエスト(予約)を行うことが可能となる。一方、リクエスト送信可否ボタン111hが「否」の場合、ユーザ(ゲスト)によるリクエスト(予約)は禁止され、ユーザ(ホスト)のみがリクエスト(予約)することが可能となる。
音声共有可否ボタン111iは、楽曲が再生されない期間において、ユーザ(ゲスト)からユーザ(ホスト)に対する音声送信を許可するか否かを選択することが可能である。楽曲を再生していない期間(曲間)、ユーザ(ゲスト)からの音声を共有したくない場合、音声共有可否ボタン111iを「否」に切り替えておく。曲間時、ユーザ間での会話を楽しみたい場合等においては、音声共有可否ボタン111iを「可」に切り替えておく。
なお、Web会議を利用した通信では、映像、音声に遅延が伴う場合がある。歌唱している際、ユーザ(ゲスト)による手拍子、声援等に遅延が生じると歌唱がし辛い場合もある。このような事情を考慮し、本実施形態では、曲再生時において、ユーザ(ゲスト)からユーザ(ホスト)に対する音声の共有を行わない、あるいは、その音量を低く抑えている。なお、一方、遅延が伴ってもユーザ間でわいわい騒ぎたい場合もあるため、曲間においても音声共有を行う設定を設けることとしてもよい。
また、本実施形態では、仮想ルームにおいて、コメントを共有することも可能となっている。コメントを送信可能とする場合には、コメント可否ボタン111jを「可」に切り替えておく。一方、コメントの共有を禁止したい場合には、コメント可否ボタン111jは「否」に切り替えられる。
仮想ルーム作成画面には、作成ボタン111m、キャンセルボタン111kが設けられている。仮想ルーム作成画面の各種入力、設定を終え、仮想ルームを作成するユーザは、作成ボタン111mを操作することで、仮想ルームの作成が実行される。一方、キャンセルボタン111kを操作することで、図9の仮想ルーム選択画面に戻る。
図3の仮想ルーム作成処理のフロー図に戻り、ユーザ(ホスト)により、図8で説明した仮想ルーム作成画面による作成操作が完了したことを受け付けた場合(S101)、リモコン装置1aは、カラオケ装置2aに対して仮想ルーム作成要求を送信する(S102)。そして、カラオケ装置2aから仲介サーバ60のカラオケ管理部61に対して、仮想ルーム作成要求が送信される(S104)。なお、リモコン装置1aでは、タッチパネルモニタ11に仮想ルーム作成待機画面が表示される(S103)。
仮想ルーム作成要求を受信したカラオケ管理部61は、Web会議サーバ40に対し、WEb会議作成要求を送信する(S105)。Web会議サーバ40は、Web会議作成要求に基づき、Web会議IDを含むWeb会議作成応答を返信する(S106)。カラオケ管理部61では、受信したWeb会議作成応答に基づいて仮想ルームテーブルの新規レコードを作成する(S107)。
図7は、本実施形態のデータベースの構成を示す図である。データベース63には、仮想ルームの管理に必要な各種テーブル、マスタが記憶されている。Web会議作成応答を受信した場合、カラオケ管理部61は、仮想ルームIDを割り当てた仮想ルームレコード632aを作成する。仮想ルームレコード632aには、仮想ルームレコード632aには、ユーザ(ホスト)のユーザID、ユーザ(ホスト)が使用しているカラオケ装置2aを識別可能なカラオケ装置ID、Web会議作成応答で受信(S106)したWeb会議ID、そして、仮想ルーム名、開始日時、終了日時、設定情報等、仮想ルーム作成画面で入力した各種設定情報が含まれている。また、仮想ルーム作成画面で入力したタグについては、関連付けテーブル633を介して、タグテーブル631のタグレコード631aと紐付けられる。
その後、カラオケ管理部61は、ユーザ(ホスト)のカラオケ装置2aに対して、仮想ルーム作成応答を送信する(S108)。仮想ルーム作成応答には、少なくとも、仮想ルームの作成が完了した旨、及び、Web会議サーバ40で発行されたWeb会議IDが含まれている。仮想ルーム作成応答を受信(S108)したカラオケ装置2aは、Web会議サーバ40に対して、Web会議参加要求を送信する(S109)。
カラオケ装置2aは、Web会議参加応答を受信(S110)することで、カラオケ装置2aにおけるWeb会議開催の準備が整うことになる。なお、本実施形態では、開始時刻を設定しているため、カラオケ装置2aによるWeb会議参加要求の送信(S109)は、この開始時刻が到来、あるいは、その一定時間前に行うものであってもよい。また、仮想ルーム作成応答は、リモコン装置1aに対しても送信され(S111)、タッチパネルモニタ11には、仮想ルーム作成結果画面が表示される(S112)。
一方、作成された仮想ルームに参加するユーザ(ゲスト)は、図9の仮想ルーム選択画面を使用して、参加したい仮想ルームを選択する。仮想ルーム選択画面には、希望する仮想ルームを選択するツールとして、タグ入力欄112a、コード入力欄112c、仮想ルーム選択ボタン112dが設けられている。タグ入力欄112aは、希望する仮想ルームのタグを検索するツールである。タグ入力欄112aに、タグを入力(あるいは選択)することで、図7のデータベースで関連付けられた仮想ルームが抽出され、仮想ルーム選択ボタン112dとして表示される。ユーザ(ゲスト)は、タグで絞り込まれた仮想ルームから選択することが可能となる。
また、ユーザ(ゲスト)は、予めユーザ(ホスト)から、仮想ルームIDを入手しておくことで、直接、仮想ルームを選択することも可能である。その場合、ユーザ(ゲスト)は、コード入力欄112cに、ユーザ(ホスト)から入手した仮想ルームIDを入力し、ユーザ(ホスト)が開催する仮想ルームを選択することが可能である。
また、仮想ルーム選択画面には、複数の仮想ルーム選択ボタン112dが表示されている。各仮想ルーム選択ボタン112dには、ルーム名、ユーザ(ホスト)のユーザ名、アイコン等が表示されている。ユーザ(ゲスト)は、この仮想ルーム選択ボタン112dに表示された情報を核にすることで、仮想ルームを選択することが可能である。
図10は、本実施形態の仮想ルーム選択画面(仮想ルーム選択時)を示す図である。仮想ルーム選択ボタン112dを操作する、あるいは、コード入力欄112cに仮想ルームIDが入力された場合、仮想ルーム選択画面には、詳細情報表示欄113aが表示される。詳細情報表示欄113aには、選択した仮想ルームに関する各種情報(仮想ルーム名、ユーザ(ホスト)名、各種設定が表示される。ユーザ(ゲスト)は、詳細情報表示欄113aに表示される各種情報を参照し、参加したい場合は、参加ボタン113cを操作する。一方、前の画面に戻る場合は、キャンセルボタン113bを操作する。
図4には、本実施形態の仮想ルーム参加処理を示すフロー図が示されている。この仮想ルームか参加処理は、図9、図10で説明した仮想ルーム選択画面を使用した際の処理にあたる。ユーザ(ゲスト)は、図9、図10で説明した仮想ルーム選択画面を使用し、仮想ルーム検索操作を行う(S201)。リモコン装置1bは、仲介サーバ60のカラオケ管理部61に対して、仮想ルーム検索要求を送信する(S202)。また、リモコン装置1bは仮想ルーム検索待機画面を表示する(S203)。カラオケ管理部61は、データベース63中、仮想ルームテーブル632、タグテーブル631等を参照し、仮想ルーム検索を実行する(S204)。
カラオケ管理部61は、データベース63に基づいて得られた仮想ルーム検索結果(S205)を、リモコン装置1bに仮想ルーム検索応答として送信する(S206)。仮想ルーム検索応答には、検索対象となった仮想ルームについて、その仮想ルームレコード632aに関する情報が含まれている。ユーザは、タッチパネルモニタ11に表示(S207)された仮想ルーム検索画面を参照し、仮想ルーム参加要求の操作(S208、図10の参加ボタン113cの操作)を行う。
リモコン装置1bは、ユーザによる仮想ルーム参加要求の操作を受け付けると(S208)、カラオケ装置2bに対して仮想ルーム参加要求(S209)を送信する。そして、カラオケ装置2bは、Web会議サーバ40に対し、仮想ルームで使用するWeb会議IDを含むWeb会議参加要求を送信する(S211)。その際、タッチパネルモニタ11には、仮想ルーム参加待機画面が表示される(S210)。
カラオケ装置2bは、Web会議サーバ40からWeb会議参加応答を受信(S212)することで、カラオケ装置2bにおけるWeb会議参加の準備が整うことになる。その際、カラオケ装置2bは、リモコン装置1bに対して、仮想ルーム参加応答を送信(S213)することで、タッチパネルモニタ11には、仮想ルーム参加結果画面が表示される(S214)。
仮想ルーム参加処理に基づき、データベース63の更新が行われる。具体的には、仮想ルームに対応して、参加者テーブル634に新たな参加者レコード634aが形成される。参加者レコード634aには、参加者IDに対応付けて、ユーザ(ゲスト)のユーザID、仮想ルームID、ユーザ(ゲスト)が使用しているカラオケ装置2bのカラオケ装置IDが含まれている。なお、参加者レコード634a中のユーザIDを使用し、ユーザレコード636aを参照することで、ユーザ名等の詳細を取得することが可能である。また、また、参加者レコード634a中のカラオケ装置IDを使用し、カラオケ装置レコード637aを参照することで、カラオケ装置2のシリアルNo.等の詳細を取得することが可能である。
仮想ルームが開始された後、ユーザ(ホスト)が使用するカラオケ装置2a、もしくは、ユーザ(ゲスト)が使用するカラオケ装置2bから楽曲の予約を行うことが可能となる。図5は、本実施形態の予約管理処理を示すフロー図である。仮想ルームの開催時、ユーザは、通常の使用時と同様、リモコン装置1を使用して楽曲の予約を行うことが可能である。
図11は、本実施形態の予約確認画面を示す図である。予約確認画面は、ユーザの検索の結果、1つの楽曲を選択した際、表示される画面である。本実施形態の予約確認画面には、楽曲名(曲名)、アーティスト名(歌手名)等、各種楽曲に関する楽曲確認情報114aの他、楽曲を再生する際の各種設定(採点のオン/オフ、曲タイプの設定、ボーカルアシストのオン/オフ、キー設定(音程設定))といった楽曲再生時における再生設定欄114dが表示されている。再生設定を変更した場合、再生設定欄114dに表示された変更ボタンを操作することで、当該項目に関する設定変更を行うことが可能である。
また、本実施形態の楽曲確認画面には、指定ユーザ名114b、指定ユーザ変更ボタン114cが設けられている。指定ユーザ名114bには、歌唱するユーザ名が表示される。仮想ルームの開催形態である参加型においては、複数のユーザが集って歌唱を行うことになる。その場合、自分自身が歌唱することも可能であるが、他のユーザを指定して歌って貰うことも可能である。ユーザは、指定ユーザ変更ボタン114cを操作することで、仮想ルームに集っているユーザの内、歌唱して貰いたいユーザを指定することが可能となっている。予約された当該楽曲の再生時においては、指定されたユーザのカラオケ装置2で楽曲が再生されることになる。
また、仮想ルームの開催形態が、ワンマン型の場合、ユーザ(ホスト)のみが歌唱することになる。ワンマン型において、リクエスト送信が可能に設定されている場合、ユーザ(ゲスト)は、楽曲確認画面を使用して楽曲の予約を行うことが可能である。その場合、指定ユーザ名は、ユーザ(ホスト)に固定される。
楽曲確認画面で予約したい楽曲を決めたユーザが、予約ボタン114fを操作することにより、リモコン装置1は予約操作を受け付ける(S301)。なお、予約を行わず、検索画面に戻る場合には、戻るボタン114eが操作される。予約ボタン114fの操作後、リモコン装置1のタッチパネルモニタ11には、予約待機画面が表示される(S302)。そして、リモコン装置1からカラオケ管理部61に予約要求が送信される(S303)。予約要求には、予約を行ったユーザが属する仮想ルームID、楽曲を識別するための楽曲ID、指定ユーザを示すユーザIDが含まれている。
カラオケ管理部61は、受信した予約要求に基づき、予約が行われた仮想ルームに対応する新たな予約レコード635aが作成される(S304)。図7に示されるデータベース中、予約テーブル635は、予約レコード635aを集約したテーブルである。なお、本明細書では、同一の仮想ルーム、すなわち、仮想ルームIDが共通の予約レコード635aの集合を予約リスト、全ての予約レコード635aの集合を予約テーブルと規定している。予約レコード635aには、予約レコード635aを識別するための予約IDに対応付けて、仮想ルームID、楽曲ID、カラオケ装置ID、1つ前の予約ID、登録日時、更新された場合には更新日時が記憶される。
仮想ルームID、楽曲IDは、予約要求に含まれる情報である。カラオケ装置IDは、楽曲の再生対象となるカラオケ装置2の識別子である。カラオケ管理部61は、予約要求に含まれる指定ユーザを示すユーザIDを参照し、当該指定ユーザが使用しているカラオケ装置2のカラオケ装置IDを判別し、予約レコード635aに記憶する。楽曲の再生時には、このカラオケ装置IDに楽曲を再生させることで、指定ユーザは歌唱を行うことができる。なお、楽曲の再生対象となるカラオケ装置IDに代え、指定ユーザのユーザIDを記憶しておくこととしてもよい。また、本実施形態では、同じ仮想ルームの予約レコード635aの順番を管理するため、同じ仮想ルームについて、1つ前の予約IDを記憶している。
カラオケ管理部61は、新たな予約レコード635aの作成が完了(S305)すると、リモコン装置1aに対して予約応答を送信する(S306)。リモコン装置1aは、予約応答を受信することで、タッチパネルモニタ11に予約結果画面を表示する(S307)。
カラオケ管理部61は、予約管理処理で形成された予約リスト(同じ仮想ルームに属する予約レコード635aの集合)に基づき、再生管理処理を実行する。図6は、本実施形態の再生管理処理を示すフロー図である。再生管理処理は、予約リストに基づき実行される処理であり、データベース63に記憶している予約レコード635a毎に実行される。
カラオケ管理部61は、データベース63の予約リストを参照(S401)して、次に再生させるべき楽曲の有無(予約レコード635aの有無)を確認する。データベース63中、次に再生させる楽曲について、その予約レコード635aを受信(S402)した場合、カラオケ管理部61は、再生対象となるカラオケ装置2、すなわち、予約レコードp635aに記憶するカラオケ装置IDを有するカラオケ装置2に対して、再生する楽曲IDを通知する(S403)。ワンマン型の開催形態の仮想ルームでは、再生対象は、ユーザ(ホスト)のカラオケ装置2aとなる。
再生対象となる楽曲IDの通知を受けたカラオケ装置2aでは、楽曲IDに対応する楽曲情報の有無を確認する。カラオケ装置2a内に当該楽曲情報を記憶していない場合、カラオケ装置2aは、コンテンツ管理部62に当該楽曲情報のダウンロード要求を行う(S404)。そして、楽曲情報のダウンロードを実行する(S405)。なお、コンテンツ管理部62は、必ずしも仲介サーバ60に設ける必要は無く、楽曲情報は別のサーバで管理することとしてもよい。また、カラオケ装置2aに楽曲情報を記憶している場合、これらの処理(S404、S405)は省略される。
そして、カラオケ管理部61は、楽曲の再生開始の通知をカラオケ装置2aに対して行う(S406)とともに、Web会議サーバ40に通信制御指示を送信する(S407)。この通信制御指示は、仮想ルームに属するカラオケ装置2間での映像通信、音声通信に関する制御である。
例えば、図8で説明したように、音声通信に関して、仮想ルームの設定時、曲間において音声共有が実行可能に設定されている場合、曲間では、ユーザ(ゲスト)からユーザ(ホスト)に対する音声通信が可能になっている。一方、楽曲再生時には、音声通信は禁止(あるいは音量を低く抑える)となるため、カラオケ管理部61は、Web会議サーバ40に対して、音声通信に関する通信制御指示を送信する(S407)。この場合、ユーザ(ゲスト)からユーザ(ホスト)に対する音声通信は、禁止状態に設定される。したがって、ユーザ(ホスト)の歌唱音声のみが、ユーザ(ゲスト)に配信されることになる。
このように、本実施形態では、カラオケ管理部61は、カラオケ装置2の状態に基づいて、Web会議サーバ40に対し、制御指示を行うことで、従来、ユーザはWeb会議サーバ40に対して、何ら面倒な設定操作を行う必要なく、カラオケを楽しむことが可能となっている。
楽曲再生の開始を受けたカラオケ装置2aは、Web会議サーバ40に対して映像・音声共有開始要求を送信する(S408)。映像・音声共有開始要求を受けたWeb会議サーバ40は、カラオケ装置2a、及び、仮想ルームに参加するカラオケ装置2bに対して、映像・音声共有開始を指示する(S409、S410)。指示を受けたカラオケ装置2a、2b間では、映像、音声の共有が開始される。その際、映像、音声等、Web会議サーバ40における共有の設定は、通信制御指示(S407)で受けた指示内容に従うことになる。
楽曲の再生対象となるカラオケ装置2aでは、再生対象となる楽曲情報の再生を開始する(S411)。再生が終了(S412)すると、カラオケ装置2aは、カラオケ管理部61に対し、再生終了した楽曲の予約削除要求を送信する(S413)。カラオケ管理部61は、予約削除要求(S413)に呼応して、データベース63中の予約レコード635aを削除(あるいは無効)にする(S414)。予約レコード削除応答を受信(S415)したカラオケ管理部61は、削除(あるいは無効)が完了した旨を伝える予約削除(無効)応答をカラオケ装置2aに送信する(S416)。
そして、楽曲の再生終了というカラオケ装置2aの変化に伴い、Web会議サーバ40に通信制御指示を送信する(S417)。この通信制御指示では、曲間における音声共有を可能なようとする指示が含まれている。通信制御指示を受けたWeb会議サーバ40は、ユーザ(ホスト)からユーザ(ゲスト)、そして、ユーザ(ゲスト)からユーザ(ホスト)への音声通信を実行可能に設定する。
このように、本実施形態では、楽曲の再生開始時における通信制御指示の送信(S407)、と再生終了時における再生終了時に通信制御指示の送信(S417)を送信することで、楽曲の再生期間と、再生期間以外の期間(曲間)において、Web会議サーバ40の設定を変更し、それぞれの期間に応じた設定で音声の共有を行うことが可能になっている。
次に、仮想ルームに参加している際のモニタ41への表示について説明する。本実施形態では、仮想ルームの開催形態として、ユーザ(ホスト)のみが歌唱を行うワンマン型と、ユーザ(ホスト)、ユーザ(ゲスト)の両方が歌唱を行う参加型を選択することが可能である。これらワンマン型、参加型におけるモニタ41への表示について説明する。
図12は、本実施形態のワンマン型における待機画面を示す図である。この待機画面は、仮想ルームが開設され、再生が開始されるまでの待機期間、表示される画面である。待機画面には、映像表示欄414a、予約表示欄411b、コメント表示欄411cが設けられている。待機期間において、映像表示欄411aには、ユーザ(ホスト)のカラオケ装置2に接続されたカメラ43で撮像された映像が表示される。
また、予約表示欄411bには、予約された楽曲について、その楽曲名、アーティスト名等が表示される。図12の状態は、まだ予約されていないため、何も表示されていない。状態となっている。コメント表示欄411cには、ユーザ(ホスト、ゲスト)が入力したコメントが表示される。本実施形態では、コメント表示欄411cに表示されるコメントは、カラオケ管理部61で管理することとしているが、Web会議サーバ40がコメント管理機能を有する場合、それを利用することとしてもよい。また、音声共有が許可されている場合、Web会議サーバ40を介した音声による会話も行うことが可能となっている。
図13は、本実施形態のワンマン型における再生画面(ゲスト側)を示す図である。ゲストが視聴するモニタ41には、待機時と同様、映像表示欄411a、予約表示欄411b、コメント表示欄411cが表示される。映像表示欄411aには、ユーザ(ホスト)のカラオケ装置2に接続されたカメラ43で撮影された映像、及び、再生中の楽曲の歌詞が表示される。予約表示欄411bには、現在、予約されている楽曲について、楽曲に関連する情報(楽曲名、アーティスト名、アイコン)が表示されており、ユーザ(ホスト、ゲスト)は、今後、再生される楽曲を確認することが可能となっている。ユーザ(ホスト、ゲスト)が入力したコメントが表示される。
一方、ワンマン型について、ユーザ(ホスト)側には、図14に示される本実施形態のワンマン型における再生画面(ホスト側)が表示される。本実施形態では、映像表示欄411aに、参加しているユーザ(ゲスト)のアバター414d、再生している楽曲の歌詞を表示させている。ユーザ(ホスト)は、この映像表示欄414aによって、歌うべき歌詞を確認するとともに、参加しているユーザ(ゲスト)をアバター414dで確認することが可能となっている。予約表示欄411b、コメント表示欄411cについては、図13の再生画面と同様である。
図15は、本実施形態の参加型における再生画面を示す図である。参加型においては、ユーザ(ホスト)、ユーザ(ゲスト)の両方が歌唱を楽しむことが可能である。本実施形態では、参加型における再生画面に、映像表示欄411a、予約表示欄411b、コメント表示欄411cが設けられている。予約表示欄411b、コメント表示欄411cについては、図13の再生画面等と同様である。
映像表示欄411aには、歌唱しているユーザ側のカラオケ装置2に接続されているカメラ43で撮影された映像、及び、再生中の楽曲の歌詞が表示される。サブ映像表示欄411eには、仮想ルームに参加しているその他のユーザ側のカラオケ装置2に接続されているカメラ43で撮影された映像が表示される。このように、本実施形態の参加型形態では、あたかも同じカラオケルームに集っているかのように、Web会議サーバを介した映像、音声を共有することが可能となっている。
以上、本実施形態のカラオケ仲介システムについて説明を行ったが、本実施形態のカラオケ仲介システムによれば、Web会議システムを利用してカラオケを行う際、煩雑な操作を行うことなく、円滑にカラオケを楽しむことが可能となる。
以下に、本実施形態のカラオケ仲介システムについて、その変形例を説明する。
[第1変形例]
前述の実施形態では、図6で説明したように、カラオケ装置2の状況(楽曲再生期間、あるいは、楽曲再生以外の期間)、そして、ユーザ(ホスト)が利用するカラオケ装置2aであるのか、ユーザ(ゲスト)が利用するカラオケ装置2bであるのかに基づき、通信制御指示(S407、S417)を、Web会議サーバ40に送信することとしていた。
通信制御指示は、このような形態のみならず、カラオケ装置2の各種状況に基づき、Web会議サーバ40に対して各種指示を出力することが可能である。例えば、通信制御指示は、Web会議サーバ40における通信に関する優先度を設定することとしてもよい。例えば、歌唱を行っているカラオケ装置2aから、仮想グループ中、他のカラオケ装置2bに対する音声通信を優先させる(例えば、帯域を広く取る)ことで、仮想グループにおいて、主役となる歌唱音声を優先して共有することが可能となる。
あるいは、カラオケ管理部61は、楽曲の再生を行っているカラオケ装置2を監視し、楽曲の再生中、歌唱区間は、ユーザ(ゲスト)からユーザ(ホスト)への音声共有を禁止し、間奏等、非歌唱区間において許可するように通信制御指示を出力してもよい。
また、通信制御指示は、音声のみならず映像についても制御する指示であってもよい。例えば、楽曲の再生期間と、非再生期間で共有する映像を変更する。また、図13と図14のように、ユーザ(ゲスト)に対する映像と、ユーザ(ホスト)に対する映像を変更するよう、Web会議サーバ40に指示してもよい。
以上、本実施形態のカラオケ仲介システムについて説明したが、本発明はカラオケ仲介システムのみならず、カラオケ仲介システムの一部を構成する仲介サーバ、再生端末についても本発明の範疇に属する。また、情報処理装置で実行され、再生端末と同様の機能を実現する再生端末用プログラムについても本発明の範疇に属する。
1(1a、1b):リモコン装置 111d:開催形態選択ボタン
2(2a、2b):カラオケ装置 111e:開始時刻入力欄
5:パーソナルコンピュータ 111f:開催時間入力欄
11:タッチパネルモニタ 111g:詳細設定欄
11a:表示部 111h:リクエスト送信可否ボタン
11b:タッチパネル 111i:音声共有可否ボタン
12:ビデオRAM 111j:コメント可否ボタン
13:映像制御部 111k:キャンセルボタン
14:メモリ 111m:作成ボタン
15:CPU 112a:タグ入力欄
16:無線LAN通信部 112b:作成ボタン
17:操作部 112c:コード入力欄
18:操作処理部 112d:仮想ルーム選択ボタン
19:赤外線通信部 113a:詳細情報表示欄
21:操作部 113b:キャンセルボタン
22:操作処理部 113c:参加ボタン
23:赤外線通信部 114a:楽曲確認情報
24a:LAN通信部 114b:指定ユーザ名
24b:無線LAN通信部 114c:指定ユーザ変更ボタン
25:音響制御部 114d:再生設定欄
27:メモリ 114e:ボタン
28:ビデオRAM 114f:予約ボタン
29:映像再生部 120:ルータ
30:CPU 121:光モデム
31:映像制御部 130:アクセスポイント
32:ハードディスク 411a:映像表示欄
33:タッチパネルモニタ 411b:予約表示欄
34:タッチパネル 411c:コメント表示欄
35:表示部 411e:サブ映像表示欄
40:Web会議サーバ 414a:映像表示欄
41:モニタ 414d:アバター
42:スピーカー 631:タグテーブル
43:カメラ 631a:タグレコード
43a:マイクロホン 632:仮想ルームテーブル
43b:マイクロホン 632a:仮想ルームレコード
52:光モデム 633:関連付けテーブル
60:仲介サーバ 634:参加者テーブル
61:カラオケ管理部 634a:参加者レコード
62:コンテンツ管理部 635:予約テーブル
63:データベース 635a:予約レコード
111a:ルーム名入力欄 636a:ユーザレコード
111b:タグ入力欄 637a:カラオケ装置レコード
111c:募集人数入力欄

Claims (6)

  1. 再生端末と、仲介サーバを備えたカラオケ仲介システムであって、
    再生端末は、参加処理と、楽曲指定処理と、再生処理と、通信処理を可能とし、
    参加処理は、仲介サーバに対して、グループを形成する旨を通知する、もしくは、Web会議サーバに対して、グループで使用するWeb会議IDを含むWeb会議参加要求を通知し、
    楽曲指定処理は、仲介サーバに対して楽曲指定を行い、
    再生処理は、仲介サーバからの再生指示に基づいて楽曲を再生し、
    通信処理は、Web会議サーバを介して通信接続された他の再生端末と少なくとも音声通信を可能とし、
    仲介サーバは、接続仲介処理、楽曲再生指示処理、通信制御処理を可能とし、
    接続仲介処理は、Web会議サーバを使用した通信処理に参加する複数の再生端末からなるグループを形成し、当該グループに参加する複数の再生端末に対し、Web会議サーバから取得され、当該グループで使用するWeb会議IDを含む情報を通知し、
    楽曲再生指示処理は、楽曲指定を行った再生端末に対して、当該楽曲の再生指示を行い、
    通信制御処理は、グループに参加する再生端末の状況に基づいて、Web会議サーバに対し、少なくとも音声通信に関する制御指示を行う
    カラオケ仲介システム。
  2. 通信制御処理におけるグループに参加する再生端末の状況は、再生端末における再生処理の状況である
    請求項1に記載のカラオケ仲介システム。
  3. 通信制御処理は、再生端末において再生処理を実行している場合、少なくとも歌唱期間中において、グループに参加する他の再生端末からの音声通信を禁止する、あるいは、音声通信の音量を抑制する
    請求項2に記載のカラオケ仲介システム。
  4. 通信制御処理におけるグループに参加する再生端末の状況は、グループを形成したホストである、あるいは、グループに参加するゲストである
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載のカラオケ仲介システム。
  5. 再生端末、及び、Web会議サーバと通信可能な仲介サーバであって、
    接続仲介処理、楽曲再生指示処理、通信制御処理を可能とし、
    接続仲介処理は、再生端末から受けたグループを形成する旨の通知に基づいて、Web会議サーバを使用した通信処理に参加する複数の再生端末からなるグループを形成し、Web会議サーバから取得され、グループで使用するWeb会議IDを含む情報を複数の再生端末に通知し、
    楽曲再生指示処理は、楽曲指定を行った再生端末に対して、当該楽曲の再生指示を行い、
    通信制御処理は、グループに参加する再生端末の状況に基づいて、Web会議サーバに対し、少なくとも音声通信に関する制御指示を行う
    仲介サーバ。
  6. 再生端末と、仲介サーバと、Web会議サーバを備えたカラオケ仲介システムであって、
    再生端末は、参加処理と、楽曲指定処理と、再生処理と、通信処理を可能とし、
    参加処理は、仲介サーバに対して、グループを形成する旨を通知する、もしくは、Web会議サーバに対して、グループで使用するWeb会議IDを含むWeb会議参加要求を通知し、
    楽曲指定処理は、仲介サーバに対して楽曲指定を行い、
    再生処理は、仲介サーバからの再生指示に基づいて楽曲を再生し、
    通信処理は、Web会議サーバを介して通信接続された他の再生端末と少なくとも音声通信を可能とし、
    仲介サーバは、接続仲介処理、楽曲再生指示処理、通信制御処理を可能とし、
    接続仲介処理は、Web会議サーバを使用した通信処理に参加する複数の再生端末からなるグループを形成し、当該グループに参加する複数の再生端末に対し、Web会議サーバから取得され、当該グループで使用するWeb会議IDを含む情報を通知し、
    楽曲再生指示処理は、楽曲指定を行った再生端末に対して、当該楽曲の再生指示を行い、
    通信制御処理は、グループに参加する再生端末の状況に基づいて、Web会議サーバに対し、少なくとも音声通信に関する制御指示を行う
    カラオケ仲介システム。
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