JP7387759B2

JP7387759B2 - 容器および容器のためのクロージャー

Info

Publication number: JP7387759B2
Application number: JP2021563432A
Authority: JP
Inventors: ヘンリージョセフフレイザー、アンソニー; ヘイン、ジョン
Original assignee: スレッドレスクロージャーズリミテッド
Priority date: 2018-01-17
Filing date: 2019-01-15
Publication date: 2023-11-28
Anticipated expiration: 2039-01-15
Also published as: US20220081170A1; JP2022509571A; CN113453991B; MX2021008500A; CN113453991A; PH12021551684A1; BR112021013809B1; BR112021013809A2; EP3908532A1; WO2019141973A1

Description

本開示は、容器および容器のためのクロージャーに関する。そのような容器は、飲料または他の液体もしくは流体を収容するために使用され得る。容器は、さまざまなサイズのものであることが可能であり、たとえば、広口容器であることが可能であり、または、それは、ボトルであることが可能である。いくつかのケースでは、それは、炭酸飲料を閉じ込めるために設計され得る。また、本開示は、別々になった容器、容器とともに使用するためのクロージャー、そのような容器およびクロージャーの製造、そのような容器およびクロージャーの使用、ならびに、飲料によってそのような容器およびクロージャーを充填する方法に関する。

本出願人の以前の出願、たとえば、ＷＯ２００６／０００７７４、ＷＯ２０１１／１５１６３０、ＷＯ２０１４／００６４１８、ＷＯ２０１７／１０９４６３、およびＷＯ２０１７／０１７４１５に説明されているようなものなどの、広口容器およびボトルのための容器およびクロージャーが知られている。これらは、容器をしっかりと閉じることができるクロージャーを提供することを求めており、その内容物は、たとえば、消費者が除去するのに比較的に容易なままの状態で、輸送の間に、および／または、上昇した温度にさらされるときに、上昇した圧力になっている可能性がある。

広口容器は、飲料（または、他の内容物）を貯蔵するために使用されるとともに、クロージャーが除去されると飲用容器として使用され得る。いくつかのケースでは、クロージャーは、また、それが容器を再び閉じるおよび／または再シールするために使用され得るように設計され得る。典型的な広口容器は、５５ｍｍから６５ｍｍの範囲にある直径または幅を有する口を有することが可能であるが、この用語は、４０ｍｍから９０ｍｍの範囲にある直径または幅を有する口を有する容器に適用することも可能である。

ボトルは、典型的に、飲料（または、他の内容物）を飲用容器の中へ注ぐ前に、それを貯蔵するために使用される。一般に使用されるボトル（たとえば、ビールおよび他の飲料を貯蔵するために使用されるものなど）は、典型的に、おおよそ２８ｍｍの直径を有する口を有している。

上記の文献に説明されているクロージャーは、多くのケースでは満足のいくものであるが、本開示は、ユーザー体験の改善を提供することを求めている。上記に議論されている文献に開示されているものなどのような配置では、クロージャーは、シールを含むことが可能であり、シールは、たとえば、開口部のリム部というよりもむしろ、開口部をシールするために容器の側部表面に接触している。クロージャーが容器から除去されているときに、とりわけ、容器の内容物が、炭酸飲料などによって圧力下にある場合には、シールは、それが容器との接触を解放する時点で突然に移動する可能性がある。これは、大きなポンという音を伴う可能性があり、それは、ユーザーにとって当惑するものである可能性がある。任意の配置において、たとえば、強打された場合でも、クロージャーが容器から意図せずに解放されないことを保証することも考慮されなければならない。したがって、より満足のいくユーザー体験を提供することができる容器およびクロージャーの配置を提供することが望ましい。

本開示の一態様によれば、容器および容器のためのクロージャーであって、容器は、側部表面と、開口部を画定するリム部と、開口部に対して垂直の開口部軸線とを有しており；
クロージャーは、開口部を閉じるように構成されており；
容器およびクロージャーは、それぞれのネジ山部分を有しており、ネジ山部分は、クロージャーが容器に対して開口部軸線の周りに回転するときに、開口部軸線に対して平行な方向への容器に対するクロージャーの移動を定義するように協働し；
クロージャーは、シールを有しており、シールは、容器の側部表面に対して流体密封のシールを形成することができるように構成されており；
容器のネジ山部分は、少なくとも第１のネジ山を提供するように構成されており、第１のネジ山は、少なくとも１つの断続的ネジ山を形成するために別個のネジ山部分から形成されており；
少なくとも１つの断続的ネジ山を形成する容器のネジ山部分のいずれも、容器の他のネジ山部分に重なっておらず；
クロージャーのネジ山部分は、少なくとも１つの連続的なネジ山を提供するように構成されており、少なくとも１つの連続的なネジ山は、クロージャーが開口部を閉じるときに、クロージャーの少なくとも１つの連続的なネジ山が容器の少なくとも１つの断続的ネジ山と係合するように配置されている、容器およびクロージャーが提供される。

本開示の一態様によれば、容器および容器のためのクロージャーであって、容器は、側部表面と、開口部を画定するリム部と、開口部に対して垂直の開口部軸線とを有しており；
クロージャーは、開口部を閉じるように構成されており；
容器およびクロージャーは、それぞれのネジ山部分を有しており、ネジ山部分は、クロージャーが容器に対して開口部軸線の周りに回転するときに、開口部軸線に対して平行な方向への容器に対するクロージャーの移動を定義するように協働し；
クロージャーは、シールを有しており、シールは、容器の側部表面に対して流体密封のシールを形成することができるように構成されており；
容器およびクロージャーのネジ山部分は、クロージャーが容器に対して回転するにつれて、シールが開口部軸線に対して平行な方向に移動させられ、容器の側部表面の上の３つの領域に接触するように構成されており、３つの領域は、第１の領域、第２の領域、および第３の領域であり、第１の領域は、シールが領域を横切って移動させられるときに、シールが、容器とクロージャーとの間で圧縮されていない状態と圧縮された状態との間で変化するように構成されており；第２の領域は、流体がシールの一部をバイパスすることができるように構成されており；第３の領域では、シールが容器の側部表面とクロージャーとの間に流体密封のシールを形成する、容器およびクロージャーが提供される。

上記に議論されている文献に開示されているものなどのような配置において、および、上記に議論されているような配置において、クロージャーは、開口部をシールするために容器の外部側部表面に接触するシールを含むことが可能である。ここで、そのような配置では、そのような容器の中に貯蔵されている液体の一部分が、容器のリム部を通り過ぎ、シールの上方に座る可能性があるということが識別されている。クロージャーがその後に容器から除去されるときに、とりわけ、容器の内容物が炭酸飲料などによって圧力下にある場合には、シールの上に存在する液体が、たとえば、クロージャーを除去するユーザーの手の上に放出される可能性がある。これは、ユーザーにとって不快である可能性がある。したがって、より満足のいくユーザー体験を提供することができる容器およびクロージャーの配置を提供することが望ましい。

本開示の一態様によれば、容器および容器のためのクロージャーであって、容器は、側部表面と、開口部を画定するリム部と、開口部に対して垂直の開口部軸線とを有しており；
クロージャーは、開口部を閉じるように構成されており；
容器およびクロージャーは、それぞれのネジ山部分を有しており、ネジ山部分は、クロージャーが容器に対して開口部軸線の周りに回転するときに、開口部軸線に対して平行な方向への容器に対するクロージャーの移動を定義するように協働し；
クロージャーは、第１のシールを有しており、第１のシールは、容器の側部表面に対して流体密封のシールを形成することができるように構成されており；
クロージャーは、第２のシールを有しており、第２のシールは、クロージャーが容器に取り付けられているときに、容器のリム部に対して液密シールを形成するように構成されている、容器およびクロージャーが提供される。

本開示の一態様によれば、クロージャーを形成する方法であって、方法は、
クロージャーの主本体部を形成するステップであって、主本体部は、容器の開口部をカバーするための上部部分、および、上部部分から延在するスカートを有する、ステップと；
第１および第２のシールのうちの少なくとも１つを主本体部に共成形する（ｃｏ－ｍｏｕｌｄ）ことによって、第１および第２のシールのうちの少なくとも１つを形成するステップと
を含む、方法が提供される。

本開示の一態様によれば、上記の態様のいずれかによる容器およびクロージャーを提供するために、クロージャーとともに使用するための容器、ならびに、上記の態様のいずれかによる容器およびクロージャーを提供するために、容器とともに使用するためのクロージャーが提供される。

本開示の一態様によれば、飲料を閉じ込めるために、上記の態様のいずれかによる容器およびクロージャーを使用する方法、ならびに、飲料によって容器を充填し、クロージャーを容器に接続する方法が提供される。

ここで、本開示の実施形態が、単なる例として添付の図面を参照して説明されることとなる。

本開示によるクロージャーの上側斜視図である。本開示によるクロージャーの下側斜視図である。本開示による容器の斜視図である。図３の容器の上部パーツを立面図で示す図である。本開示による容器からクロージャーを除去するプロセスを概略的に示す図である。本開示による容器からクロージャーを除去するプロセスを概略的に示す図である。本開示による容器からクロージャーを除去するプロセスを概略的に示す図である。本開示による容器からクロージャーを除去するプロセスを概略的に示す図である。本開示による容器からクロージャーを除去するプロセスを概略的に示す図である。本開示による容器からクロージャーを除去するプロセスを概略的に示す図である。本開示による容器からクロージャーを除去するプロセスを概略的に示す図である。シールの配置を伴うクロージャーを断面で概略的に示す図である。容器に取り付けられているときの図１２のクロージャーを断面で概略的に示す図である。シールの代替的な配置を伴うクロージャーを断面で概略的に示す図である。容器に取り付けられているときの図１４のクロージャーを断面で概略的に示す図である。ネジ山部分の代替的な配置を伴う容器を示す図である。ネジ山部分の代替的な配置を伴うクロージャーを示す図である。図１６の容器の上部パーツを立面図で示す図である。

図１および図２は、本開示によるクロージャー１０を示しており、それぞれ、上方／外側および下方／内側から見ている。

示されているように、クロージャー１０は、容器の開口部をカバーするための上部部分１１を含み、上部部分１１は、上部部分１１から延在するスカート１２によって取り囲まれている。スカート１２は、ネジ山部分１３を含み、ネジ山部分１３は、容器のネジ山部分と係合するように構成されており、容器（クロージャー１０は、容器に取り付けられることとなる）に対するクロージャー１０の移動を定義するようになっている。

図３および図４は、図１および図２に示されているクロージャー１０とともに使用されることとなる容器２０の例を示している。容器２０は、外部側部表面２１およびリム部２２を含み、リム部２２は、開口部２３を画定している。また、リム部２２は、開口部軸線Ａを画定しており、開口部軸線Ａは、開口部２３がその中に存在している平面に対して垂直方向に延在している。容器２０は、別のセクション２４（飲料または液体を閉じ込めるという主な目的を有している）および上側部分２５（クロージャー１０と係合するという主な機能を有している）を含む。

容器２０は、ネジ山部分２６を含み、ネジ山部分２６は、クロージャー１０のネジ山部分１３と係合するように構成されており、クロージャー１０が容器２０に取り付けられている間に、および／または、クロージャー１０が容器２０から除去されている間に、容器２０に対するクロージャー１０の移動を定義するようになっている。

図２に示されている配置に示されているように、クロージャー１０は、シール１４を含むことが可能であり、シール１４は、クロージャー１０の内側表面に固定されている。クロージャー１０、シール１４、および容器２０は、クロージャー１０が容器２０に取り付けられているときに、シール１４が、クロージャー１０と容器２０との間に流体密封のシールを提供するように構成され得る。

ある配置において、シール１４は、クロージャー１０とは異なる材料から形成され得る。これは、それらのそれぞれの機能にとって有益な特性を有するそれぞれのものに関して、材料が選択されることを可能にすることができる。たとえば、クロージャー１０を形成するために使用される材料よりも弾性の材料から、シール１４が形成されることが望ましい可能性がある。一例では、クロージャー１０は、したがって、金属から形成され得り、金属は、シール１４を形成するのに適切ではない可能性がある。

図１および図２に示されている配置に示されているように、シール１４は、クロージャー１０のスカート１２の中に形成された凹部またはグランド１５の中に保持され得る。凹部またはグランド１５は、クロージャー１０が開口部軸線Ａに対して平行な方向に容器２０の上に前進させられるときに、その方向へのクロージャー１０に対するシール１４の位置が、シール１４の圧縮によっておよび／または製造公差によって引き起こされ得る小さい移動を受けて、実質的に固定されるように構成され得る。

したがって、クロージャー１０が、開口部軸線Ａに対して平行な方向に、容器２０に対して移動するときに、シール１４も、容器２０に対して同じ方向に移動する。ある配置において、シール１４は、クロージャー１０を容器２０に取り付けるプロセスの間に、および／または、容器２０からクロージャー１０を除去するプロセスの間に、容器の側部表面２１の３つの領域３１、３２、３３を横切って移動することが引き起こされる。

第１の領域３１において、クロージャー１０および容器２０の配置は、容器２０に対するクロージャー１０の移動によってシール１４が第１の領域３１を横切って移動させられるときに、シールが圧縮の状態同士の間で切り替えられ得るように構成され得る。１つの状態において、シール１４は、クロージャー１０および容器２０のそれぞれの表面の間で圧縮されている。ある配置において、シール１４は、容器の側部表面２１と凹部またはグランド１５（シール１４がその中にフィットさせられている）の表面との間で圧縮され得る。別の状態において、シール１４は、圧縮されていないか、または、大幅には圧縮されていない、すなわち、流体密封のシールを提供するためにシール１４が使用され得る程度には圧縮されていない。

ある配置において、クロージャー１０および容器２０は、クロージャー１０を容器２０に取り付けるプロセスにおいて、非圧縮状態からそれが容器２０の側部表面２１とクロージャー１０の内側表面との間で圧縮されている状態へシールが移行することを結果として生じさせる様式で、シール１４が、容器２０の側部表面の第１の領域３１を横断することを引き起こされるように構成され得る。

逆に、容器２０からクロージャー１０を取り外すプロセスにおいて、容器２０に対するクロージャー１０の移動は、シールが圧縮状態から非圧縮状態へ移行するように、シール１４が容器の側部表面２１の第１の領域３１を横断することを引き起こすことが可能である。

図４に示されているように、容器２０の側部表面２１の第１の領域３１において、表面２８は、開口部軸線Ａに対して傾斜され得る。開口部２３が円形になっている配置において、傾斜表面２８は、切頭円錐形状になっていることが可能である。シール１４が、傾斜表面２８を含む領域３１を横断するときに、容器２０の側部表面２１とクロージャー１０の表面（シール１４がそれに対抗して保持される）との間の分離が減少する。結果的に、シール１４が側部表面２１の第１の領域３１を横断するときに、シール１４が圧縮される。

ある配置において、開口部軸線Ａに対する傾斜表面２８の角度は、５°から３０°の範囲にあり、随意的に、１０°から２０°の範囲にある。

図３および図４に示されている配置では、容器２０の側部表面２１の第２の領域３２において、複数の溝部２７が、側部表面２１の周りに広がる場所に提供されている。シール１４が、容器２０の側部表面２１の第２の領域３２に隣接して位置決めされているときには、溝部２７は、シール１４が圧縮状態にあるとしても、流体がシール１４をバイパスすることを可能にする。これは、クロージャー１０が容器２０に部分的に取り付けられている間に、たとえば、高圧ガスが排出することを可能にすることができる。容器２０の側部表面２１の第２の領域３２と接触しているときに、シール１４が圧縮状態になるように、クロージャー１０および容器２０が構成されている配置において、容器２０のリム部２２とシール１４との間というよりもむしろ溝部２７を通して高圧ガスを排出することは、シールが急速に移動して、ユーザーの邪魔をする可能性のあるポンという騒音を引き起こすことを防止することが可能である。

任意の数の溝部２７が提供され得り、溝部２７は、容器２０の側部表面２１の周りに等間隔に配置される必要はないということが認識されるべきである。随意的に、単一の溝部２７が提供され得る。代替的な配置では（図に示されていない）、１つまたは複数のリッジ部が、第２の領域３２の中の容器２０の側部表面２１の上に提供され得る。そのようなリッジ部は、シール１４が容器２０の側部表面２１に対して流体密封のシールを形成することを妨害することが可能である。とりわけ、シール１４をバイパスする排出経路は、そのようなリッジ部のいずれかの側に提供され得る。

容器２０の上部パーツ２５の第３の領域３３において、側部表面は、シール１４が容器２０とクロージャー１０との間に流体密封のシールを形成することが可能であるように構成され得り、それによって、容器２０およびクロージャー１０の組み合わせの中に流体（たとえば、飲料など）を閉じ込める。

ある配置において、第３の領域３３の中の容器２０の側部表面２１は、円筒形状または実質的に円筒形状になっていることが可能であり、それは、開口部軸線Ａの周りに配置されている。同じことが、シールの周りの流体のためのバイパス経路を形成するために使用される任意の溝部および／またはリッジ部を除いて、容器２０の側部表面２１の第２の領域３２にも当てはまる可能性がある。

そのような配置は、容器２０の側部表面２１の第２および／または第３の領域３２、３３の中のシール１４の任意の位置において、容器の側部表面２１とシールに隣接するクロージャー１０の表面の間の分離が、実質的に同じであることを保証することが可能である。これは、シール１４の一貫した圧縮を保証し、第２の領域３２の中の任意のバイパス経路を除いて、流体密封のシールを保証することが可能である。

ある配置において、第２および／または第３の領域３２、３３の中の容器２０の側部表面２１は、開口部軸線Ａに対して小さい角度になっていることが可能である。これは、形成プロセスにおいて使用されるモールドからの容器２０の上部セクション２５の解放を支援することが可能である。そのような配置では、容器２０の側部表面２１の第３の領域３３は、その表面の中の線が、開口部軸線Ａに対して、５°未満の角度に、随意的に、３°未満の角度になるように構成され得る。容器２０の側部表面２１の第２の領域３２は、その表面の中の線が、開口部軸線Ａに対して、１０°未満の角度に、随意的に、２°から１０°の範囲にある角度になるように構成され得る。その線は、接平面が、第２および／または第３の領域３２、３３において、容器２０の側部表面２１の湾曲した表面に接触する線であることが可能である。

第２および／または第３の領域３２、３３における容器２０の側部表面２１がわずかに傾斜されている配置において、側部表面２１とシール１４に隣接するクロージャー１０の表面との間の分離の変化は、第２および／または第３の領域３２、３３にわたって、シール１４の圧縮の程度の変化が有意でないように十分に小さくなっていることが可能であるということが認識されるべきである。

ある配置において、容器２０の側部表面２１は、第２の領域においてよりも、第３の領域３３において小さく傾斜され得る。これは、開口部軸線Ａに対して最小の角度を有するかまたは全く角度を有さない第３の領域３３から、第２の領域３２を通って、第１の領域３１への段階的な移行を可能にすることができ、第１の領域３１は、上記のように、クロージャー１０が容器２０に取り付けられているときにシール１４を圧縮するために使用される傾斜表面２８を含むことが可能である。これは、ユーザーにとって改善された感覚を結果として生じさせることが可能である。代替的にまたは追加的に、容器２０の側部表面２１は、第１の領域においてよりも、第２の領域３２において少なく傾斜され得る。繰り返しになるが、これは、ユーザーにとって改善された感覚を結果として生じさせることが可能である。

図５から図１１は、容器２０からクロージャー１０を除去するプロセスの間の、それぞれクロージャー１０および容器２０の上のネジ山部分１３、２６係合を概略的に示している。示されているイメージでは、容器２０ならびにその側部表面２１およびネジ山部分２６は、固定された位置に示されている。明確化のために、クロージャー１０自体は示されていないが、クロージャー１０のネジ山部分１３およびシール１４の相対的位置は示されている（その両方は、残りのクロージャー１０に対して実質的に固定された位置を有している）。

その描写では、クロージャー１０が容器２０に対して開口部軸線Ａの周りに回転するにつれて、示されているネジ山部分１３が、徐々に見ることができなくなる。しかし、クロージャー１０を取り囲むシール１４は、図のすべてにおいて見ることができるままである。実際には、クロージャー１０は、複数のセットのネジ山部分１３を有することが可能であり、それが開口部軸線Ａの周りに回転するにつれて、１つのものが見えなくなるときに、別のものが見えることとなるようになっているということが認識されるべきである。しかし、この描写を明確にするために、単一のネジ山部分１３のみが示されている。

図５に示されているように、全閉位置では、クロージャー１０のネジ山部分１３の第１のパーツ４１は、初期には、容器２０のネジ山部分２６の下に保持されている。この位置では、シール１４は、容器２０の側部表面２１の第３の領域３３の中に位置付けされている。したがって、流体密封のシールが維持され得る。

図６に示されているように、クロージャー１０が、初期の回転角度にわたって容器２０に対して開口部軸線Ａの周りに回転させられるときには、クロージャー１０のネジ山部分１３の第１のパーツ４１は、容器２０のネジ山部分２６の下方にあるままである。これは、開口部軸線Ａに対して平行な方向への容器２０に対するクロージャー１０の位置を維持する。したがって、シール１４は、容器２０の側部表面２１の第３の領域３３の中にあるままであり、流体密封のシールを維持している。

図７に示されているように、クロージャー１０が、容器２０に対して開口部軸線Ａの周りにさらに回転させられるとき、容器２０のネジ山部分２６とクロージャー１０のネジ山部分１３との間の係合は、クロージャー１０のネジ山部分１３の第２のパーツ４２に移動する。クロージャー１０のネジ山部分１３の第２のパーツ４２は、第１のパーツ４１に対して傾斜されており、クロージャー１０が回転するにつれて、それは、また、開口部軸線Ａに対して平行な方向に移動するようになっている。この運動は、容器２０の側部表面２１の第３の領域３３から第２の領域３２へシール１４を移動させる。上記に議論されているように、シール１４が容器２０の側部表面２１の第２の領域３２と接触しているときには、高圧流体（たとえば、炭酸飲料からのガスなど）が、溝部２７を通ってシール１４をバイパスすることによって排出され得る。

上記に議論されているように、ある配置において、シール１４が容器２０の側部表面２１の第２および第３の領域３２、３３の両方と接触しているときには、シールは、圧縮状態のままになっていることが可能である。そのような配置では、第２の領域３２から第３の領域３３へシール１４を戻すことは、シール１４の圧縮を必要としない。そのような配置では、ユーザーは、シール１４が第２の領域３２と接触している位置から、シール１４が容器２０の側部表面２１の第３の領域３３と接触している位置へ、クロージャー１０を容易に移動させることが可能である。

これは、クロージャー１０を最初に開けるときに、ユーザーが過度の排出を経験する場合には、たとえば、容器２０の中の飲料が炭酸飲料である場合には、有益である可能性がある。そのような場合では、ユーザーは、開方向に対して反対側方向に容器２０に対してクロージャー１０を容易に回転させ、第３の領域３３（第３の領域３３において、それは、流体密封のシールを形成する）へシール１４を戻し、排出溝部２７を通る流体のフローを停止させることが可能である。

図８に示されているように、クロージャー１０が容器２０に対して回転させられ続ける場合、それは、クロージャー１０のネジ山部分１３の第３のパーツ４３が容器２０のネジ山部分２６と係合する位置に到達し、開口部軸線Ａに対して平行な方向への（容器２０からのクロージャー１０の除去を結果として生じさせる方向への）容器２０に対するクロージャー１０のさらなる移動を防止することが可能である。

図８に示されているように、クロージャーのネジ山部分１３の第４のパーツ４４は、初期には、クロージャー１０が開口部軸線Ａの周りに容器２０に対してさらに回転することを制限するように構成され得る。クロージャー１０および容器２０は、この位置において、シール１４が容器２０の側部表面２１の第２の領域３２の中に留まるように構成され得る。これは、クロージャー１０が容器２０から完全に除去される前に、任意の高圧流体の排出を完了することを支援することが可能である。

そのような配置では、ユーザーは、図９に示されているように、クロージャー１０のネジ山部分１３の第４のパーツ４４が容器２０のネジ山部分２６をクリアするようにするために、開口部軸線Ａの周りにクロージャー１０を回転させると同時に、開口部軸線Ａに対して平行な方向に容器２０に向けてクロージャー１０を押し戻すことが必要とされ得る。

図１０に示されているように、開口部軸線Ａの周りに容器２０に対してクロージャー１０をさらに回転させると、クロージャー１０のネジ山部分１３の第４のパーツ４４と容器２０のネジ山部分２６との係合は、シール１４がクロージャー２０の側部表面２１の第１の領域３１を横断することを結果として生じさせる。上記に議論されているように、シールが第１の領域３１を横断するときに、シール１４は、圧縮状態から非圧縮状態へ移行する。

さらに回転すると、クロージャー１０のネジ山部分１３は、容器２０のネジ山部分２６から外れ、図１１に示されているように、クロージャー１０が容器２０から完全に除去され得る結果となる。

クロージャー１０を容器２０に接続するために、上記のステップが逆にされ、クロージャー１０は、開口部軸線Ａの周りに容器２０に対して反対側方向に回転させられるということが認識されることとなる。そのような閉鎖プロセスの間に、シール１４は、それが容器２０の側部表面２１の第１の領域３１を横断するときに圧縮される。その後に、シール１４は、それが第２の領域３２を横断するときに圧縮されたままであることが可能であり、第２の領域３２では、比較的に高圧の流体が溝部２７を通ってシール１４をバイパスすることによって、排出が行われ得る。さらなる回転の後に、シール１４は、容器２０の側部表面２１の第３の領域３３に移り、第３の領域３３では、それは、クロージャー１０と容器２０との間に流体密封のシールを形成することが可能である。

上記に議論されている配置とは異なる配置において、溝部２７のうちの１つまたは複数は、容器２０の側部表面２１の第１の領域３１の中へ延在することが可能である。そのような配置では、クロージャー１０が容器２０に取り付けられているときに、シール１４が圧縮されている間に、または、クロージャー１０が容器２０から除去されている間に、シール１４が圧縮から解放されている間に、排出が行われ得る。

上記に説明されている配置では、シール１４は、クロージャー１０を容器２０に取り付けるプロセスの間に圧縮されているものとして説明されている。シール１４は、弾性材料から作製され得る。ある配置において、シール１４は、Ｏリング（すなわち、丸い断面を有する材料のループから形成されたガスケット）から形成され得る。たとえば、異なる断面を有するガスケットなど（Ｄリング、Ｕリング、Ｖリング、または正方形リングを含む）代替的なシーリング配置も使用され得る。他の公知の圧縮可能なシールも使用され得る。

そのようなシール１４は、たとえば、容器２０のリム部２２の上に圧縮シールを単に形成するというよりもむしろ、容器２０の側部表面とクロージャー１０のスカート１２との間で圧縮されており、そのようなシール１４は、特に、容器２０の中の加圧された内容物（たとえば、炭酸飲料など）に関して、非常に信頼性の高いシールを提供することが可能である。そのようなシナリオでは、圧力差が、容器２０の内容物と容器２０を取り囲む環境との間に確立されるということが認識されるべきである。この圧力差は、シール１４を横切って作用する。しかし、（容器２０からの漏出を推進する方向への）シール１４を横切る圧力差は、たとえば、グランドまたは凹部（その中にシール１４が座っている）から、容器２０とクロージャー１０との間のギャップの中へ、シール１４が変形することを結果として生じさせ、よりしっかりとギャップを充填する。これは、漏出に抵抗するためのシール１４の能力を高める。結果として、容器２０の内容物の圧力が大きくなるほど、漏出に抵抗する際にシール１４が良好に機能する。

上記に説明されているように、クロージャー１０が容器２０の上に固定されているときには、シール１４は、容器のリム部２２から離れた場所において、容器２０の側部表面と係合している。たとえば、シール１４は、図４に示されている配置において、溝部２７の下方に位置決めされ得る。容器２０のネジ山部分２６は、クロージャー１０のスカート１２の上に提供されているネジ山部分１３と係合するように構成されており、ネジ山部分２６は、この領域の下方に提供されている。したがって、容器２０のネジ山部分２６は、容器２０のリム部２２から分離され得る。たとえば、容器２０のネジ山部分２６と容器のリム部２２との間のスペースは、容器２０の表面の上のネジ山部分２６によって占有されるスペースの少なくとも２倍または３倍になっていることが可能である。ある配置において、容器のリム部２２からの容器２０の上のネジ山部分２６のこの分離は、ユーザーが容器２０から飲むときに、ユーザーの唇が容器２０のネジ山部分２６に触れないように十分なスペースを提供するように構成され得る。これは、容器２０から飲むユーザーの満足度を高めることが可能である。

クロージャー１０および容器２０のうちの一方または両方は、金属から形成され得る。代替的にまたは追加的に、クロージャー１０および容器２０のうちの一方または両方は、プラスチック材料などのような非金属材料から形成され得る。

上記の説明は、クロージャー１０のシール１４が容器２０の外部側部表面２１と係合する配置に関係しているが、ある配置では、クロージャー１０のシール１４は、容器２０の内側側部表面と係合することが可能であるということが認識されるべきである。そのような配置では、クロージャー１０は、内側スカートを含むことが可能であり、内側スカートは、閉位置において、スカートが容器２０の開口部の内側に延在するように構成されている。そのような配置では、シールは、内側スカートクロージャー１０と容器２０の内側側部表面との間に流体密封のシールを形成することが可能である。そのような配置では、クロージャー１０は、容器２０の外部側部表面の上に提供された対応するネジ山部分に係合するネジ山部分を有する外側スカートを有することが可能である。

図１２および図１３は、上記に議論されているシーリング配置のバリエーションを有するクロージャー１０を概略的に示している。示されているように、第１のシール１４に加えて（第１のシール１４は、クロージャー１０と容器２０との間に気密シールを提供することが可能であり、容器の側部表面２１に対して作用する）、クロージャーは、第２のシール５０を含むことが可能である。第２のシール５０は、容器２０のリム部２２に対して圧縮シールまたは屈曲シールを形成することが可能である。

図１２および図１３に示されている配置に示されているように、第２のシール５０は、容器２０のリム部２２の最上部表面に対して作用することが可能である。ある配置において、第２のシール５０は、代替的にまたは追加的に、たとえば、リム部２２の最上部表面のわずかに下方の領域において、容器のリム部２２の内側表面および／または外側表面に対して作用することが可能である。ある配置において、第２のシール５０は、リム部２２のテーパー付きの内側表面または外側表面に対して作用することが可能である。

ある配置において、第１のシール１４は、クロージャー１０が容器２０に取り付けられているときに、１次気密シールを提供し、たとえば、炭酸飲料のコンディションを維持するのに十分なシールを提供することが可能である。第２のシール５０は、容器２０の中からの任意の液体がリム部２２を通り過ぎて、それが第１のシール１４の上に載る位置へ至ることを防止するように機能することが可能である。

ある配置において、第２のシール５０は、気密シールを提供するのに十分でない可能性がある。したがって、第１のシール１４と第２のシール５０との間の領域５１の中のガス圧力は、容器２０の主本体部の中のガス圧力に等しくなっていることが可能である。しかし、第２のシール５０は、液体が容器２０のリム部２２を通り過ぎることを防止するのに十分である可能性がある。第１のシール１４の上方の（すなわち、第１のシール１４と第２のシール２２との間のスペース５１の中の）液体の存在を防止するかまたは最小化することは、容器２０からのクロージャー１０の除去の間の液体の望ましくない漏出を防止することが可能である（それは、圧力下で貯蔵されている液体にとって、とりわけ問題となる可能性がある）。

ある配置において、第１のシール１４および第２のシール５０は、一体的に形成され得り、すなわち、同じ材料から同時に形成され得る。ある配置において、図１２および図１３に示されているように、第１のシール１４および第２のシール５０は、比較的に薄いウェブ５２によって接続され得り、ウェブ５２は、第１のシール１４および第２のシール５０を同時に形成することを促進させ、および／または、クロージャー１０の中にシール１４、５０を装着することを促進させることが可能である。ある配置において、第１のシール１４、接続ウェブ５２、および第２のシール５０は、単一のコンポーネントとして一体的に形成され得る。

ある配置において、第１のシール１４および第２のシール５０のうちの少なくとも１つは、クロージャー１０に共成形され得る。そのようなプロセス（オーバーモールドとも称される）では、クロージャー１０の主本体部（容器２０の開口部をカバーする上部部分１１と、上部部分１１から延在するスカート１２とを含む）が、使用されることとなる材料に応じて、任意の適切なプロセスによって最初に形成され得る。それに続いて、少なくとも１つのシール１４、５０が、クロージャー１０の中に形成され得り、すでに形成されたクロージャー１０がモールド（少なくとも１つのシール１４、５０がその中に形成される）の一部を形成するようになっている。図１２に示されているものなどのような配置に関して、第１のシール１４、ウェブ５２、および第２のシール５０は、単一の射出成形プロセスで形成され得り、そこでは、クロージャー１０の主本体部が、モールドの一部を提供する。

そのようなプロセスは、有益である可能性がある。その理由は、共成形プロセスが、第１および第２のシール１４、５０のうちの少なくとも１つがクロージャー１０の主本体部に付着することを結果として生じさせることが可能であるからである。これは、ハンドリングに対してよりロバストな（すなわち、シールのいずれかがクロージャー１０の残りの部分から取り外される可能性が低い）クロージャー１０を結果として生じさせることが可能である。代替的にまたは追加的に、シール１４、５０のうちの少なくとも１つをクロージャー１０の主本体部に共成形することによって、ボイドがシール１４、５０とクロージャー１０の主本体部との間に存在する可能性を低減させるかまたは排除することが可能である可能性がある。そのようなボイドは、たとえば、飲料などのような液体を保持するために使用されることとなる容器２０およびクロージャー１０にとって望ましくない可能性がある。その理由は、そのようなボイドは、クリーニングすることが困難である可能性があり、および／または、望ましくない微生物活動が起こる可能性のあるスペースを提供する可能性があるからである。

第１のシール１４および第２のシール５０のうちの少なくとも１つは、クロージャー１０の主本体部に共成形され得るが、ある配置において、第１のシール１４および第２のシール５０のうちの少なくとも１つは、クロージャー１０の主本体部とは別個に形成され、その後にクロージャー１０の残りの部分に取り付けられることも可能である。そのような配置では、シール１４、５０は、上記に議論されているように、適切にサイズ決めされたグランドまたは凹部１５の中にフィットすることが可能であり、それは、シール１４、５０を適切な場所に保持するのに十分である可能性がある。ある配置において、シール１４、５０のうちの少なくとも１つが、接着剤によってクロージャー１０の主本体部に取り付けられ得る。

図１４および図１５は、図１２および図１３に示されている配置のバリエーションを示している。図１４および図１５に示されている配置の多くは、図１２および図１３に示されているものに対応しており、その説明は繰り返されないこととなる。また、上記に議論されている図１２および図１３に示されている配置に対するバリエーションは、図１４および図１５に示されている配置にも適用されるということが認識されるべきである。

図１４に示されているように、配置同士の間の違いは、図１４では、第１のシール６０が、図１２に示されているＤリングというよりもむしろ、ＵリングまたはＶリングであるということである。図１４に示されているように、Ｕリング６０は、第１の肢部６１を含むように配置され得り、第１の肢部６１は、クロージャー１０のスカート１２の中の凹部またはグランド１５の中にフィットすることが可能である。また、Ｕリング６０は、第２の肢部６２も含むことが可能であり、第２の肢部６２は、一方の端部において、第１の肢部６１に接続されているが、他方の端部において、スペース６３によって第１の肢部６１から分離されている。第２の肢部６２は、クロージャー６２の中心に向けて（すなわち、開口部軸線Ａに向けて）突出することが可能である。図１５に示されているように、クロージャー１０が容器２０に取り付けられているときには、Ｕリング６０の第１の肢部６２は、第１の肢部６１のより近くに移動するように変形し、それらの間の分離６３のサイズを低減させることが可能である。

図１４および図１５に示されているように、Ｕリング６０の第２の肢部６２は、クロージャー１０の通常の構成において概して内向きおよび上向きに突出しているが、これは逆にされ得り、第２の肢部６２は、概して内向きおよび下向きに突出することが可能であるということが認識されるべきである。

上記に議論されているように、第１のシール１４および第２のシール５０のうちの少なくとも１つは、弾性材料から形成され得る。ある配置において、第１のシール１４および第２のシール５０のうちの少なくとも１つは、架橋ゴムから形成され得る。そのような材料は、有益なことには、より良好なシールを提供することが可能であり、すなわち、熱可塑性エラストマー（一般にＴＰＥと称される）を含む合成エラストマーなどのようなシール材料の他の選択肢よりも、圧力下で貯蔵されているガスの漸進的な放出に対して耐性があるものを提供することが可能である。また、架橋ゴムは、モールドから架橋ゴムを除去するプロセスの間に、より大きい程度に変形させられ、依然として所望の形状に戻ることが可能であるので、架橋ゴムの使用は、有益である可能性がある。これは、図１４および図１５に示されているものなどのようなシール６０の形成を促進させることが可能である。

図１６および図１７は、容器７０および対応するクロージャー８０を概略的に示しており、それらは、上記に議論されている配置とほぼ同様であるが、ネジ山部分の配置においてバリエーションを有している。ネジ山部分のこの配置は、変形例上記に議論されているバリエーションのいずれかと組み合わせられ得るということが認識されることとなる。

示されている配置では、容器７０は、６つのネジ山部分を有している。図１６に見ることができる容器７０の側部の３つのネジ山部分７１、７２、７３は、第１の断続的ネジ山を提供している。容器７０の残りのネジ山部分は（図１６において見ることができない）、第２の断続的ネジ山を形成している。示されているように、容器７０のネジ山部分は、断続的ネジ山を形成する容器のネジ山部分のいずれも容器７０の別のネジ山部分に重ならないように配置されている。換言すれば、任意の１つのネジ山部分のどの部分も、開口部軸線の方向において、別のネジ山部分の一部の上方に配置されておらず、または、２つ以上の他のネジ山部分によって形成される仮想的なネジ山の一部の上方に配置されていない。

図１７は、図１６に示されている容器７０とともに使用されることとなるクロージャー８０を示している。示されているように、この配置では、クロージャー８０は、２つの連続的なネジ山８１、８２を形成するネジ山部分を有している。クロージャー８０が容器７０と係合しているときには、クロージャーの連続的なネジ山８１、８２のそれぞれは、容器７０の上に１つの断続的ネジ山を形成するネジ山部分とそれぞれ係合している。

図１８は、図１６に示されている容器７０の上部パーツの側面図を示している。とりわけ、図１８は、容器７０の上の単一の断続的ネジ山を形成するネジ山部分７１、７２、７３を示している。示されているように、容器７０の断続的ネジ山を形成するネジ山部分７１、７２、７３の下側縁部は、容器７０の開口部に対して斜めの角度でネジ山に沿った方向に延在している。ある配置において、容器７０の断続的ネジ山のそれぞれを形成するネジ山部分７１、７２、７３は、仮想的な螺旋状のネジ山を形成するように配置され得る。クロージャー８０の中に提供される連続的なネジ山は、対応する角度で配置されているということが認識されることとなる。

また、図１６から図１８に示されている配置では、容器７０が６つのネジ山部分を有しており、６つのネジ山部分は、容器７０が２つの断続的ネジ山を提供されるように配置されているが、他の配置も使用され得るということが認識されるべきである。具体的には、容器７０は、任意の数の断続的ネジ山を形成するように組み合わさるネジ山部分を提供され得り、それぞれの断続的ネジ山は、任意の複数のネジ山部分から形成され得る。

図１６から図１８に示されている配置に加えて、容器７０の好都合な配置は、２つのネジ山部分からそれぞれ形成された３つの断続的ネジ山を有することが可能である。代替的に、好都合な配置では、容器７０は、３つの、４つの、５つの、６つの、７つの、８つの、９つの、または１０個のネジ山部分から形成された単一の断続的ネジ山を有することが可能である。それぞれの配置において、クロージャー８０は、容器７０の上に提供されている断続的ネジ山のそれぞれに対応する連続的なネジ山を提供され得る。

容器７０の上に重ならない断続的ネジ山を提供することは、容器７０およびクロージャー８０のネジ山部分同士の間の摩擦が、容器７０からクロージャー８０を除去することがユーザーにとって困難にならないように十分に低く維持される配置の提供を可能にすることができる。代替的にまたは追加的に、容器７０の上の１つまたは複数の断続的ネジ山の使用、すなわち、断続的ネジ山を形成する容器７０の上のネジ山部分同士の間の実質的な分離（たとえば、ネジ山部分の幅よりも大幅に大きい分離など）を有する配置の使用は、過大なガス圧力がネジ山部分を通過することを許容するために、追加的な圧力解放特徴が提供される必要がないということを保証することが可能である。代替的にまたは追加的に、重ならない断続的ネジ山を提供することは、容器の上にネジ山部分が存在するときに容器から飲むユーザーへの影響を低減させることが可能である。代替的にまたは追加的に、容器７０の上に形成されたネジ山部分のサイズを最小化することは、容器７０の製造を促進させることが可能である。

ある配置において、ネジ山に沿った方向への容器７０のネジ山部分のそれぞれの長さは、隣接するネジ山部分同士の間の分離とおおよそ同じであることが可能である。そのような配置では、容器７０に接続されているクロージャー８０の連続的なネジ山のうちの１つと係合されている容器７０のネジ山部分の合計長さは、容器７０の周囲部のおおよそ５０％を表すこととなる。そのような配置は、容器の上のネジ山部分のサイズを最小化したい願望と、容器の上に形成されたネジ山部分の材料が容器７０の中の加圧飲料の閉じ込めによって付与される応力の下でその完全性を維持するのに十分なネジ山部分の係合を有するという要件との間で、良好な妥協点を提供することが可能である。配置において、ネジ山に沿った方向への容器７０のネジ山部分およびそれらの間の分離の長さは、ネジ山部分の組み合わせられた長さが容器７０の周囲部のおおよそ２５％から７５％の範囲にあるように構成され得る。

しかし、１つまたは複数の断続的ネジ山を有する容器７０と、対応する連続的なネジ山を有するクロージャーとを組み合わせることによって、クロージャー８０を除去するために、クロージャー８０が十分に大きい角度だけ容器７０に対して開口部軸線の周りに回転させられなければならない配置を可能にすることができ、クロージャー８０の事故的な除去のリスクを許容可能なレベルまで低減させることができる。

この点に関して、容器７０のネジ山部分は、容器の別のネジ山部分と重ならないように配置されているが、１つまたは複数の連続的なネジ山を形成するクロージャー８０のネジ山部分が重なっていることが可能であり、それらが十分に長くなることを保証するようになっており、容器７０からクロージャー８０を除去するために必要とされる回転が十分に大きくなっているということが認識されるべきである。たとえば、クロージャーの連続的なネジ山を形成するクロージャーのネジ山部分が、クロージャーの周囲部の少なくとも半分の周りに延在するということを保証することが望ましい可能性がある。図１７に示されている配置では、クロージャー８０の上にそれぞれの連続的なネジ山を形成するネジ山部分８１、８２のそれぞれは、クロージャー８０のほとんど完全な周囲部に延在している。

Claims

容器および前記容器のためのクロージャーであって、前記容器は、側部表面と、開口部を画定するリム部と、前記開口部に対して垂直の開口部軸線とを有しており；
前記クロージャーは、前記開口部を閉じるように構成されており；
前記容器およびクロージャーは、それぞれのネジ山部分を有しており、前記ネジ山部分は、前記クロージャーが前記容器に対して前記開口部軸線の周りに回転するときに、前記開口部軸線に対して平行な方向への前記容器に対する前記クロージャーの移動を定義するように協働し；
前記クロージャーは、シールを有しており、前記シールは、前記容器の前記側部表面に対して流体密封のシールを形成することができるように構成されており；
前記容器およびクロージャーの前記ネジ山部分は、前記クロージャーが前記容器に対して回転するにつれて、前記シールが前記開口部軸線に対して平行な方向に移動させられ、前記容器の前記側部表面の上の３つの領域に接触するように構成されており、前記３つの領域は、第１の領域、第２の領域、および第３の領域であり、前記第１の領域は、前記シールが前記領域を横切って移動させられるときに、前記シールが、前記容器と前記クロージャーとの間で圧縮されていない状態と圧縮された状態との間で変化するように構成されており；前記第２の領域は、流体が前記シールの一部をバイパスすることができるように、および、前記シールが前記容器と前記クロージャーとの間で一貫した圧縮状態のままになるように構成されており；前記第３の領域では、前記シールが前記容器の前記側部表面と前記クロージャーとの間に流体密封のシールを形成し、前記シールが前記容器と前記クロージャーとの間で一貫した圧縮状態のままになる、容器およびクロージャー。
少なくとも１つの溝部またはリッジ部が、前記容器の前記側部表面の前記第２の領域の中に提供されており、前記溝部またはリッジ部は、前記シールが前記容器の前記側部表面に対して流体密封のシールを形成することを防止するように構成されている、請求項１に記載の容器およびクロージャー。
複数の溝部またはリッジ部が、前記容器の前記側部表面の前記第２の領域の中に提供されており；前記溝部またはリッジ部は、前記開口部軸線に対して平行に配置されている、請求項２に記載の容器およびクロージャー。
前記容器の前記側部表面の前記第２の領域は、それぞれの場所において、前記側部表面の中の線が前記開口部軸線に対して１０°未満の角度、随意的に、２°から１０°の範囲にある角度になるように構成されている、請求項１から３のいずれか一項に記載の容器およびクロージャー。
前記容器の前記側部表面の前記第３の領域は、それぞれの場所において、前記側部表面の中の線が前記開口部軸線に対して５°未満の、随意的に、３°未満の角度になるように構成されている、請求項１から４のいずれか一項に記載の容器およびクロージャー。
前記容器の前記側部表面の前記第１の領域は、それぞれの場所において、前記側部表面の中の線が前記開口部軸線に対して５°から３０°の範囲にある角度、随意的に、１０°から２０°の範囲にある角度になるように構成されている、請求項１から５のいずれか一項に記載の容器およびクロージャー。
前記側部表面の前記第１の領域は、前記クロージャーを前記容器に接続するプロセスの間に、前記シールが前記第１の領域を横切って移動させられるにつれて、前記シールに隣接する前記クロージャーの一部と前記シールに接触している前記容器の前記側部表面の一部との間の分離が減少するように構成されている、請求項１から６のいずれか一項に記載の容器およびクロージャー。
前記容器は、前記クロージャーを前記容器に接続するプロセスの間に、前記シールが前記容器の前記側部表面の前記第１の領域、前記第２の領域、および前記第３の領域を連続して横切って通過させられるように構成されている、請求項１から７のいずれか一項に記載の容器およびクロージャー。
前記容器は、前記容器から前記クロージャーを除去するプロセスの間に、前記シールが前記容器の前記側部表面の前記第３の領域、前記第２の領域、および前記第１の領域を連続して横切って通過させられるように構成されている、請求項１から８のいずれか一項に記載の容器およびクロージャー。
前記容器およびクロージャーの前記ネジ山部分は、前記クロージャーを前記容器に接続するプロセスの間に、前記シールが前記容器の前記側部表面の前記第３の領域と接触した後に、前記開口部軸線の周りでの前記容器に対する前記クロージャーのさらなる回転が、前記開口部軸線に対して平行な方向に前記容器に対して前記クロージャーをさらに前進させないように構成されている、請求項１から９のいずれか一項に記載の容器およびクロージャー。
前記容器の前記側部表面の前記第１の領域、前記第２の領域、および前記第３の領域は、前記容器の外部表面の上に形成されている、請求項１から１０のいずれか一項に記載の容器およびクロージャー。
前記容器の前記側部表面の前記第１の領域、前記第２の領域、および前記第３の領域は、前記容器の内部表面の上に形成されている、請求項１から１１のいずれか一項に記載の容器およびクロージャー。
前記クロージャーは、第２のシールを有しており、前記第２のシールは、クロージャーが前記容器に取り付けられているときに、前記容器の前記リム部に対して液密シールを形成するように構成されている、請求項１から１２のいずれか一項に記載の容器およびクロージャー。
前記容器の前記ネジ山部分は、少なくとも第１のネジ山を提供するように構成されており、前記第１のネジ山は、少なくとも１つの断続的ネジ山を形成するために別個のネジ山部分から形成されており；
前記少なくとも１つの断続的ネジ山を形成する前記容器の前記ネジ山部分のいずれも、前記容器の他のネジ山部分に重なっておらず；
前記クロージャーの前記ネジ山部分は、少なくとも１つの連続的なネジ山を提供するように構成されており、前記少なくとも１つの連続的なネジ山は、前記クロージャーが前記開口部を閉じるときに、前記クロージャーの前記少なくとも１つの連続的なネジ山が前記容器の前記少なくとも１つの断続的ネジ山と係合するように配置されている、請求項１から１３のいずれか一項に記載の容器およびクロージャー。
少なくとも１つのシールは、弾性材料から形成されている、請求項１から１４のいずれか一項に記載の容器およびクロージャー。
前記シールは、Ｏリング、Ｄリング、Ｕリング、Ｖリング、または正方形リングのうちの１つである、請求項１から１５のいずれか一項に記載の容器およびクロージャー。
前記容器の前記開口部は、４０ｍｍから９０ｍｍの範囲にある幅、随意的に、５５ｍｍから６５ｍｍの範囲にある幅を有している、請求項１から１６のいずれか一項に記載の容器およびクロージャー。
飲料によって容器を充填する方法であって、前記方法は、飲料によって前記容器を充填するステップと、クロージャーを前記容器の開口部に接続するステップとを含み、前記容器およびクロージャーは、請求項１から１７のいずれか一項に記載の容器およびクロージャーである、方法。
請求項１８に記載のクロージャーを形成する方法であって、前記方法は、
前記クロージャーの主本体部を形成するステップであって、前記主本体部は、前記容器の前記開口部をカバーするための上部部分、および、上部部分から延在するスカートを有する、ステップと；
前記少なくとも１つのシールを前記主本体部に共成形することによって、少なくとも１つのシールを形成するステップと
を含む、方法。