JP7386917B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本願は、コネクタに関する。
車両の電装機器などに用いられる配線用のコネクタにおいては、省スペースの観点から配線の導入方向に対して直角方向にコネクタ端子が設けられているものがある。例えば、大きさが異なるL字型の複数の金属ターミナルが樹脂で覆われてインサート成形されたコネクタがある。このコネクタにおいては、複数の金属ターミナルはコネクタ端子側から見て少なくとも一部が重なって配置されている。
大きさが異なるL字型の複数の金属ターミナルを樹脂でインサート成形するときに、コネクタ端子となる金属ターミナルの一方の端部が下金型に挿入される。このとき、下金型に挿入される金属ターミナルの端部の長さにばらつきが生じると、樹脂から露出する部分のコネクタ端子の長さにばらつきが生じる。コネクタ端子の長さにばらつきがあると、コネクタの電気接続の信頼性が低下する。
このような問題に対処した従来のコネクタとして、コネクタ端子となる金属ターミナルの一方の端部に突出部を設けたコネクタが開示されている。このコネクタにおいては、金属ターミナルの一方の端部を下金型に挿入するときに、突出部を押さえて金属ターミナルを下金型に挿入している。このように構成されたコネクタにおいては、突出部を押さえて金属ターミナルを下金型に挿入しているので、下金型に挿入される金属ターミナルの端部の長さがばらつくことを防ぐことができる(例えば、特許文献1参照)。
特許第5172006号公報
金属ターミナルの一方の端部が下金型に挿入された後は下金型の上に上金型が配置され、金型の間に樹脂が充填される。このようにしてコネクタはインサート成形される。従来のコネクタにおいては、下金型に挿入される金属ターミナルの端部の長さがばらつくことを防ぐことができる。しかしながら、樹脂が充填されるとき突出部は押さえられていないので、樹脂の充填に起因して下金型に挿入されている金属ターミナルが動いてしまう可能性がある。すなわち、従来のインサート成形で製造されるコネクタにおいては、樹脂の充填に起因してコネクタ端子の長さがばらつくという問題があった。
本願は、上述の課題を解決するためになされたもので、インサート成形で製造されるコネクタにおいて、コネクタ端子の長さにばらつきのないコネクタを提供することを目的とする。
本願のコネクタは、大きさが異なるL字型の複数の導電性ターミナルの屈曲部が樹脂で覆われたハウジング部と、導電性ターミナルの一方の端部が樹脂から露出されてコネクタ端子とされたコネクタ部とが一体成形されたコネクタである。そして、複数の導電性ターミナルは平面に沿って並んで配置されており、その平面をyz平面とし、コネクタ端子が並んだ方向をz軸方向としたときに、コネクタ端子は、z軸方向に間隔を空けて並んで配置されており、ハウジング部全体のx軸方向の幅は、コネクタ部からのy軸方向の距離にしたがって減少することなく増加している。
本願の一体成形されたコネクタにおいては、ハウジング部全体のx軸方向の幅がコネクタ部からのy軸方向の距離にしたがって減少することなく増加しているので、インサート成形で製造されるときにコネクタ端子の長さにばらつきが生じることを防ぐことができる。
実施の形態1に係るコネクタの外観図である。 実施の形態1に係るコネクタの側面図である。 実施の形態1に係るコネクタの断面図である。 実施の形態1に係るコネクタの製造工程を示す模式図である。 実施の形態1に係るコネクタの製造工程を示す模式図である。 実施の形態1に係る比較例のコネクタの外観図である。 実施の形態1に係る比較例のコネクタの側面図である。 実施の形態1に係る比較例のコネクタの断面図である。 実施の形態1に係る比較例のコネクタにおける上金型の断面図である。 実施の形態1に係る比較例のコネクタの製造工程を示す模式図である。 実施の形態1に係る比較例のコネクタの製造工程を示す模式図である。 実施の形態1に係るコネクタにおける上金型の断面図である。 実施の形態1に係るコネクタの製造工程を示す模式図である。 実施の形態1に係るコネクタの側面図である。 実施の形態2に係るコネクタの断面図である。 実施の形態3に係るコネクタの側面図である。 実施の形態3に係るコネクタの断面図である。 実施の形態4に係るコネクタの製造工程を示す模式図である。 実施の形態5に係るコネクタの製造工程を示す模式図である。
以下、本願を実施するための実施の形態に係るコネクタについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一符号は同一もしくは相当部分を示している。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るコネクタの外観図である。本実施の形態のコネクタ1は、ハウジング部2とコネクタ部3とで構成されている。ハウジング部2とコネクタ部3とは、樹脂で一体成形されている。図2は、図1における矢印Pの方向から見たコネクタ1の側面図である。図2において、コネクタ1の内部に固定されている大きさが異なるL字型の3つの導電性ターミナル21、22、23は破線で示されている。導電性ターミナル21、22、23は、例えばリン青銅、真鍮などの銅合金を用いることができる。3つの導電性ターミナル21、22、23は、ハウジング部2およびコネクタ部3の内部にインサート成形されている。L字型の3つの導電性ターミナル21、22、23の屈曲部は、ハウジング部2の内部に位置する。コネクタ部3側の3つの導電性ターミナル21、22、23の先端は、それぞれコネクタ端子21a、22a、23aとなっている。ハウジング部2側の3つの導電性ターミナル21、22、23の端部は、図示していない配線側の導入部に接続されている。図3は、図2におけるA-Aから見たコネクタ1の断面図である。図3に示すように、コネクタ部3の内部には開口部3aが設けられている。コネクタ端子21a、22a、23aは、この開口部3aの内部で樹脂から露出している。コネクタ部3において、コネクタ端子21a、22a、23aは、開口部3aに挿入される外部の端子と電気的に接続される。
図2および図3からわかるように、3つの導電性ターミナル21、22、23は、平面に沿って並んで配置されている。この平面をyz平面とし、コネクタ端子21a、22a、23aが並んだ方向をz軸方向とする。そして、yz平面においてz軸方向と直交する方向をy軸方向とし、y軸方向およびz軸方向と直交する方向をx軸方向とする。図2に示すように、コネクタ端子21a、22a、23aは、z軸方向に間隔を空けて並んで配置されている。コネクタ端子21a、22a、23aの先端のy軸方向の位置は揃っている。導電性ターミナル21、22、23は、それぞれコネクタ端子21a、22a、23aからy軸方向に延伸されており、ハウジング部2の内部の屈曲部で曲げられてz軸方向に延伸されている。
図1および図3に示すように、コネクタ部3から近い位置におけるハウジング部2のx軸方向の幅をL1、コネクタ部3から遠い位置におけるハウジング部2のx軸方向の幅をL2とする。本実施の形態のコネクタ1においては、L2がL1より大きくなっている。言い換えると、ハウジング部2のx軸方向の幅は、コネクタ部3からのy軸方向の距離にしたがって増加している。このように構成されたコネクタは、インサート成形で製造されるときにコネクタ端子の長さにばらつきを生じない。
以下、その理由についてインサート成形で製造されるコネクタの製造工程の説明に続いて、比較例のコネクタを用いて詳細に説明する。
図4および図5は、インサート成形で製造されるコネクタの製造工程を示す模式図である。図4に示すように、下金型51の端子挿入部に導電性ターミナル21、22、23の先端部が挿入される。導電性ターミナル21、22、23の下金型51の端子挿入部に挿入された部分がコネクタ端子21a、22a、23aとなる。次に、図5に示すように、下金型51の上に上金型52が配置される。インサート成形でコネクタを製造するときには、図5の矢印Qの方向から液状の成形樹脂が充填される。ここで、ハウジング部となる部分から成形樹脂が充填される理由は、寸法精度が要求されるコネクタ部に対応する位置の金型に成形樹脂の充填口を設けることができないためである。成形樹脂としては、例えば熱可塑性樹脂を用いることができる。
次に比較例のコネクタについて説明する。
図6は、本実施の形態に係る比較例のコネクタの外観図である。また、図7は、図6における矢印Pの方向から見たコネクタ1の側面図である。さらに、図8は、図7におけるA-Aから見たコネクタ1の断面図である。図6および図8に示すように、比較例のコネクタ1においては、ハウジング部2のx軸方向の幅L1は、コネクタ部3からのy軸方向の距離によらず一定である。
図9は、インサート成形で比較例のコネクタを製造するときの図5におけるB-Bから見た上金型52断面図である。図9に示すように、比較例のコネクタ1のハウジング部2となる上金型52の空洞部の幅L1は、導電性ターミナル21、22、23の並んだ方向に対して一定である。
金型に充填される液状の成型樹脂はその材料の粘性に起因して金型および導電性ターミナルに接触する部位では流動抵抗が高くなる。そのため、成形樹脂61の充填速度は、金型および導電性ターミナルに接触する部位で遅くなり、充填される空間の断面積が大きいほど速くなる。
図10は、比較例のコネクタの製造工程において、下金型51と上金型52との間に成形樹脂61が充填される状態を示す模式図である。比較例のコネクタにおいて成形樹脂61の充填速度は、下金型51および上金型52の近傍が最も遅く、導電性ターミナル21、22、23の近傍が次に遅く、導電性ターミナル21、22、23の間の空間が最も速くなる。その結果、図10に示すように、導電性ターミナル21と導電性ターミナル22との間、および導電性ターミナル22と導電性ターミナル23との間の成形樹脂61が他の部分の成形樹脂より速く充填される。このとき、導電性ターミナル21の上側の成形樹脂61aよりも導電性ターミナル21の下側の成形樹脂61bの方が金型の奥まで先に充填される。そのため、導電性ターミナル21には、図10の矢印Cで示す方向に力が印加される。一方、導電性ターミナル22の上側の成形樹脂と導電性ターミナル22の下側の成形樹脂とはほぼ均等に充填されるので、導電性ターミナル22には矢印Cで示す方向の力は印加されない。また、導電性ターミナル23の下側の成形樹脂よりも導電性ターミナル23の上側の成形樹脂の方が金型の奥まで先に充填されるので、導電性ターミナル23には矢印Cで示す方向とは逆の方向の力が印加される。
図11は、比較例のコネクタの製造工程において、成形樹脂61が充填される状態を示す模式図である。図11に示すように、比較例のコネクタの製造工程においては、導電性ターミナル21に矢印Cで示す方向に力が印加される。この力は、導電性ターミナル21の先端が下金型51の端子挿入部から引き抜かれる方向に作用する。そのため、導電性ターミナル21の先端が上方向にαだけ移動する可能性がある。その結果、コネクタ端子21aの長さがコネクタ端子22a、23aよりもαだけ短くなる。すなわち、比較例のコネクタは、インサート成形で製造されるときにコネクタ端子の長さにばらつきが生じる。
次に、本実施の形態のコネクタの製造方法を説明する。図12は、本実施の形態のコネクタの製造工程において、図5におけるB-Bから見た上金型52断面図である。図12に示すように、本実施の形態のコネクタのハウジング部2となる上金型52の空洞部の幅は、導電性ターミナル21、22、23の並んだ方向に対して変化している。下金型に接触する部分の上金型52の空洞部の幅をL1とし、下金型から最も遠い位置の上金型52の空洞部の幅をL2とすると、L2はL1より大きく設定されている。すなわち、上金型52の空洞部の幅は、下金型から遠ざかるにしたがって大きくなっている。
図13は、本実施の形態のコネクタの製造工程において、下金型51と上金型52との間に成形樹脂61が充填される状態を示す模式図である。本実施の形態のコネクタの製造工程においては、上金型52の空洞部の幅が下金型から遠ざかるにしたがって大きくなっているので、導電性ターミナル21近傍の成形樹脂61の充填速度が最も速く、導電性ターミナル22近傍の成形樹脂61の充填速度が次に速く、導電性ターミナル23近傍の成形樹脂61の充填速度が最も遅くなる。そのため、図13に示すように、導電性ターミナル21の上側の成形樹脂61aの方が導電性ターミナル21の下側の成形樹脂61bよりも金型の奥まで先に充填される。そのため、導電性ターミナル21には、図13の矢印Dで示す方向に力が印加される。この力は、導電性ターミナル21の先端が下金型51の端子挿入部に押し込まれる方向に作用する。そのため、導電性ターミナル21の先端が上方向に移動することはない。そのため、コネクタ端子21aの長さがコネクタ端子22a、23aよりも短くなることはない。すなわち、本実施の形態のコネクタは、インサート成形で製造されるときにコネクタ端子の長さにばらつきが生じない。
図14は、本実施の形態のコネクタの側面図である。図14において、コネクタ部3の部分は断面で示している。本実施の形態のコネクタ1においては、ハウジング部2のx軸方向の幅がコネクタ部3からのy軸方向の距離にしたがって増加しているので、インサート成形で製造されるときにコネクタ端子21a、22a、23aの長さhにばらつきが生じることを防ぐことができる。
なお、本実施の形態のコネクタは3つの導電性ターミナルを備えているが、2つ以上の導電性ターミナルを備えていればよい。また、本実施の形態のコネクタにおいては、3つの導電性ターミナルがyz平面上に並んで配置されている。3つの導電性ターミナルは、必ずしも1つの平面上に並んで配置されている必要はなく、1つの平面から多少ずれていてもよい。
実施の形態2.
実施の形態2に係るコネクタは、実施の形態1同様に、ハウジング部のx軸方向の幅がコネクタ部3からのy軸方向の距離にしたがって増加している。さらに、本実施の形態のコネクタは、ハウジング部のx軸方向の樹脂の厚さが規定されたものである。
図15は、本実施の形態のコネクタの断面図である。図15は、実施の形態1のコネクタにおける図3に相当する断面図である。導電性ターミナル21と導電性ターミナル22との間のハウジング部2のx軸方向の幅をL10とし、導電性ターミナル21が存在する部分のハウジング部2のx軸方向の幅をL20とする。また、導電性ターミナル21、22、23のx軸方向の幅をtとする。本実施の形態のコネクタ1においては、L20>L10+tとなっている。つまり、ハウジング部2において、導電性ターミナルの幅を除いたx軸方向の成形樹脂の幅がコネクタ部3からのy軸方向の距離にしたがって増加している。言い換えると、本実施の形態のコネクタ1においては、ハウジング部2のx軸方向の成形樹脂の厚さがコネクタ部3からのy軸方向の距離にしたがって増加している。
このように構成されたコネクタにおいては、インサート成形で製造されるとき成形樹脂が充填される上金型の空間が下金型から遠ざかる距離にしたがって確実に増加しているので、成形樹脂の充填速度が下金型から遠ざかる距離にしたがって確実に増加する。そのため、実施の形態1の図13に示した矢印Dの力が確実に印加されるので、インサート成形で製造されるときにコネクタ端子の長さにばらつきが生じることを確実に防ぐことができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係るコネクタは、実施の形態1同様に、ハウジング部のx軸方向の幅がコネクタ部3からのy軸方向の距離にしたがって増加している。さらに、本実施の形態のコネクタは、ハウジング部のx軸方向の幅の増加量が規定されたものである。
図16は、本実施の形態に係るコネクタ1の側面図である。図16において、コネクタ1の内部に固定されている大きさが異なるL字型の3つの導電性ターミナル21、22、23は破線で示されている。図17は、図16におけるA-Aから見たコネクタ1の断面図である。図16に示すように、ハウジング部2のx軸方向の幅が、コネクタ部3からのy軸方向の距離にしたがって段階的に増加している。言い換えると、ハウジング部2のx軸方向の幅が、コネクタ部3からのy軸方向の距離にしたがって不連続に増加している。本実施の形態のコネクタ1において、導電性ターミナル23がz軸方向に延伸している部分のハウジング部2のx軸方向の幅をL11、導電性ターミナル22がz軸方向に延伸している部分のハウジング部2のx軸方向の幅をL12、導電性ターミナル21がz軸方向に延伸している部分のハウジング部2のx軸方向の幅をL13とすると、L11<L12<L13となっている。
このように構成されたコネクタにおいては、インサート成形で製造されるとき成形樹脂が充填される上金型の空間が下金型から遠ざかる距離にしたがって確実に増加するので、成形樹脂の充填速度が下金型から遠ざかる距離にしたがって確実に増加する。そのため、実施の形態1の図13に示した矢印Dの力が確実に印加されるので、インサート成形で製造されるときにコネクタ端子の長さにばらつきが生じることを確実に防ぐことができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係るコネクタは、実施の形態1同様に、ハウジング部のx軸方向の幅がコネクタ部3からのy軸方向の距離にしたがって増加している。本実施の形態のコネクタは、導電性ターミナルの形状が実施の形態1のコネクタと異なっている。
図18は、本実施の形態に係るコネクタの製造工程を示す模式図である。図18に示すように、下金型51の端子挿入部に導電性ターミナル21、22、23の先端部が挿入される。本実施の形態に係るコネクタにおいては、導電性ターミナル21、22、23のコネクタ端子21a、22a、23aの根元に下金型51と接触する接触部21b、22b、23bをそれぞれ備えている。この接触部21b、22b、23bの導電性ターミナル21、22、23の先端部からの距離は、コネクタ端子21a、22a、23aの長さhに等しい。また、この接触部21b、22b、23bの幅は、コネクタ端子21a、22a、23aの幅よりも大きい。導電性ターミナル21、22、23の先端部は、接触部21b、22b、23bが下金型51と接触するまで下金型51の端子挿入部に挿入される。本実施の形態に係るコネクタの構成は、接触部を除いて実施の形態1のコネクタの構成と同様である。
本実施の形態のコネクタにおいても、実施の形態1の図13に示した矢印Dの力が印加される。このとき、導電性ターミナルの接触部が下金型51に接触しているので、導電性ターミナルの先端部が必要以上に端子挿入部に挿入されることを防ぐことができる。また、実施の形態1の図13に示した矢印Dの力は接触部と金型との間に印加されるので、その力は導電性ターミナルの先端部には印加されない。そのため、導電性ターミナルの先端部が端子挿入部に接触した場合の変形を防ぐことができる。その結果、本実施の形態のコネクタにおいては、インサート成形で製造されるときにコネクタ端子の長さにばらつきが生じることを確実に防ぐことができると共に、コネクタ端子の変形を防ぐことができる。
インサート成形で製造された本実施の形態のコネクタにおいては、導電性ターミナル21、22、23の接触部21b、22b、23bは、樹脂に覆われることになる。したがって、本実施の形態のコネクタにおいては、導電性ターミナルの一方の端部の樹脂に覆われた部分の断面積は、樹脂から露出した部分のコネクタ端子の断面積よりも大きくなっている。
実施の形態5.
実施の形態5は、実施の形態1~4で説明したコネクタの製造方法に係るものである。本実施の形態に係るコネクタの製造方法は、実施の形態1の図4および図5で示した製造方法と同様である。図19は、本実施の形態に係るコネクタの製造方法における最後の製造工程を示す模式図である。図19は、コネクタのインサート成形が完了した後の下金型51および上金型52が開かれる方向を示している。なお、図19には、製造されたコネクタ1も示されている。
一般に、上金型と下金型とは同軸方向に開閉される。本実施の形態のコネクタの製造方法においては、コネクタ部3の開口部3aはy軸方向に開いているため、下金型51はy軸方向、すなわち図19における矢印Eの方向に開かれる。しかしながら、ハウジング部2のx軸方向の幅はコネクタ部3からのy軸方向の距離にしたがって増加しているので、上金型52をy軸方向に開いた場合、上金型52はアンダーカットとなる。アンダーカットとは、成形品を金型から取出すとき、そのままの状態では取り出せない形状のことを意味する。上金型52がアンダーカットとなる場合、上金型52からコネクタ1が離れない不具合を防ぐためにハウジング部2のx軸方向の幅を設定する必要がある。そのため、例えば、実施の形態1のコネクタにけるL1とL2との差を自由に設定することができない。
本実施の形態のコネクタの製造方法においては、上金型52はz軸方向、すなわち図19における矢印Fの方向に開かれる。このような製造方法を用いることで、L1とL2との差を自由に設定することができ、インサート成形で製造されるときにコネクタ端子の長さにばらつきが生じることを確実に防ぐことができる。
本願は、様々な例示的な実施の形態および実施例が記載されているが、1つまたは複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
したがって、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 コネクタ、2 ハウジング部、3 コネクタ部、3a 開口部、21、22、23 導電性ターミナル、21a、22a、23a コネクタ端子、21b、22b、23b 接触部、51 下金型、52 上金型、61、61a、61b 成形樹脂。

Claims (4)

  1. 大きさが異なるL字型の複数の導電性ターミナルの屈曲部が樹脂で覆われたハウジング部と、前記導電性ターミナルの一方の端部が前記樹脂から露出されてコネクタ端子とされたコネクタ部とが一体成形されたコネクタであって、
    複数の前記導電性ターミナルは平面に沿って並んで配置されており、前記平面をyz平面とし、前記コネクタ端子が並んだ方向をz軸方向としたときに、
    前記コネクタ端子は、z軸方向に間隔を空けて並んで配置されており、
    前記ハウジング部全体のx軸方向の幅は、前記コネクタ部からのy軸方向の距離にしたがって減少することなく増加していることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジング部全体のx軸方向の幅は、前記コネクタ部からのy軸方向の距離にしたがって不連続に増加していることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジング部全体のx軸方向の前記樹脂の厚さは、前記コネクタ部からのy軸方向の距離にしたがって増加していることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
  4. 前記導電性ターミナルの一方の端部の前記樹脂に覆われた部分の断面積は、前記樹脂から露出した部分の前記コネクタ端子の断面積よりも大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のコネクタ。
JP2022058537A 2022-03-31 2022-03-31 コネクタ Active JP7386917B2 (ja)

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