JP7385406B2 - 土砂搬送システム及び土砂搬送方法 - Google Patents

土砂搬送システム及び土砂搬送方法 Download PDF

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Description

本開示は、土砂を搬送する土砂搬送システム及び土砂搬送方法に関する。
従来から土砂を搬送する土砂搬送システム及び土砂搬送方法としては種々のものが知られている。特許第6198482号公報には、材料を気力によって輸送する気力輸送装置が記載されている。気力輸送装置は、材料を輸送する輸送管と、輸送管の途中に設けられるエジェクタとを備える。エジェクタは、電磁弁を介してエアコンプレッサに接続されている。また、輸送管の途中には気体を輸送管の内部に流入する流入管が接続されており、流入管は側面視L字状に形成されたエルボ管である。
更に、輸送管の途中には、材料と気体との混合比を調整する複数の調整手段が設けられており、各調整手段は、輸送管に形成された気体取込口と、気体取込口を覆うメッシュフィルタと、メッシュフィルタを覆う外気量調整器とを備える。外気量調整器は、金属からなる馬蹄形状を有し、気体取込口を開閉可能とする。各調整手段が輸送管の内部の材料と気体との混合比を調整することによって、輸送管の内部における材料の詰まりの抑制を図っている。
特開2017-72037号公報には、ケーブルを保護する土砂を撤去する土砂の搬出システムが記載されている。搬出システムは、土砂を吸引する複数の吸引管と、吸引管によって吸引された土砂が入り込む吸引装置と、複数の吸引管の間に介在する複数のエジェクタとを備える。
複数のエジェクタのそれぞれには、エアバルブを介して圧縮空気供給管が接続されている。圧縮空気供給管にはコンプレッサから圧縮空気が供給され、圧縮空気はエアバルブを介して各エジェクタに供給される。吸引装置及びコンプレッサは地上に設けられており、吸引装置及びコンプレッサのそれぞれから吸引管及び圧縮空気供給管が地下に延び出している。複数のエジェクタは地下に設けられており、圧縮空気供給管からエアバルブを介して各エジェクタに圧縮空気を供給することにより、負圧によって吸引管に地下の土砂が吸引される。
特許第6198482号公報 特開2017-72037号公報
前述したように、エジェクタを備える土砂搬送システム及び搬出システムでは、圧縮空気によって土砂を搬送することが可能である。しかしながら、エジェクタは、重くて持ち運びが不便であるため、管の途中に介在させる等、固定させて用いられることが多い。よって、エジェクタから土砂を吸引する場合には、土砂をエジェクタの吸引口まで移動させないと土砂を搬送させることができないことがあった。また、複数のエジェクタを固定させる場合には、エジェクタの設置に手間がかかると共に土砂搬送システムの構成が煩雑となる。従って、土砂搬送システムのハンドリング性の点で改善の余地がある。
ところで、土砂を吸引するエジェクタにフレキシブルな延長ホースを取り付けて、延長ホースから土砂を吸引する方法が考えられる。この場合、延長ホースは、柔軟に移動させることができ、広範囲の場所から土砂を吸引することができるので、ハンドリング性が高められるという利点がある。しかしながら、延長ホースの長さが長いほど、エジェクタからの距離が長くなるため、土砂の吸引力が低下するという問題が発生しうる。
本開示は、ハンドリング性を高めることができると共に、土砂の吸引力を高めて土砂の搬送を効率よく行うことができる土砂搬送システム及び土砂搬送方法を提供することを目的とする。
本開示に係る土砂搬送システムは、土砂を搬送する土砂搬送システムであって、土砂を吸引する吸引口を有するエジェクタと、吸引口に接続されると共に吸引口から延在しており、少なくとも一部に可撓性ホースを含む吸引ホース部材と、を備え、吸引ホース部材は、エジェクタとの反対側に位置する端面に形成された土砂吸引口と、端面に交差する方向を向く側面に形成された空気吸引口と、を有し、吸引ホース部材は、可撓性ホースと、可撓性ホースにおけるエジェクタとの反対側の端部において土砂を吸引する吸引管とを備え、可撓性ホースは、作業者によって把持される把持部を有し、吸引管は、エジェクタとの反対側に位置する端面に交差する方向を向く側面に形成された空気吸引口と、端面に形成された土砂吸引口とを有し、エジェクタの下流側の端部から延びる搬送管と、土砂の搬送経路における搬送管の下流側の端部に設けられた土砂収容部材と、を備え、土砂収容部材は、土砂収容部材の内部の空気を排出する排気口と、排気口に挿入された筒状部材と、土砂が収容される袋部材とを備え、筒状部材は、下部の側面に形成された第1のフィルタと、上端に配置された第2のフィルタとを有し、搬送管の内部を土砂と共に通る空気は、袋部材の内部に入り込んで第1のフィルタから筒状部材の内部を通り、第2のフィルタから土砂収容部材の外部に排出される
この土砂搬送システムでは、エジェクタの吸引口から延びると共に少なくとも一部に可撓性ホースを含む吸引ホース部材を備える。よって、エジェクタの吸引口から延びる吸引ホース部材が可撓性ホースを含むことにより、吸引ホース部材を柔軟に移動させることができるのでハンドリング性を高めることができる。すなわち、吸引ホース部材を柔軟に移動させることができ、土砂をエジェクタの吸引口まで移動させなくても吸引ホース部材から土砂を吸引することができるので、ハンドリング性を高めて土砂の吸引を効率よく行うことができる。また、吸引ホース部材は、エジェクタとの反対側の端面に土砂を吸引する土砂吸引口を有し、端面に交差する方向を向く側面に空気吸引口を有する。土砂吸引口から土砂を吸引すると共に空気吸引口から空気を吸引することにより、吸引ホース部材の内部における空気の流れをスムーズにすることができるので、土砂の吸引力を高めて土砂の搬送を効率よく行うことができる。
引ホース部材及びエジェクタによって吸引された土砂は搬送管を通って土砂収容部材に収容される。また、吸引ホース部材の空気吸引口から吸引された空気は、土砂と共にエジェクタ及び搬送管を介して土砂収容部材に流れ込む。よって、吸引ホース部材、エジェクタ及び搬送管の内部において、土砂と共に空気を搬送することができるので、土砂の搬送を空気流によって効率よく行うことができる。また、土砂収容部材に流れ込んだ空気は、排気口から土砂収容部材の外部に排出される。従って、吸引ホース部材、エジェクタ及び搬送管の内部における空気の流れを一層スムーズにすることができるので、土砂の搬送を更に効率よく行うことができる。
また、吸引ホース部材は、エジェクタとの反対側に取り付けられると共に土砂吸引口が形成された拡幅吸引部を備えてもよい。この場合、土砂吸引口が形成された部位が拡幅されているので、土砂をより効率よく取り込むことができる。従って、土砂の吸引及び搬送を一層効率よく行うことができる。
また、吸引ホース部材は、空気吸引口に取り付けられており、空気吸引口に取り付けられた状態で空気吸引口から突出する突出部材を備えてもよい。この場合、空気吸引口から突出する突出部材が設けられることにより、空気吸引口が下に向けられて地面に接する場合でも空気吸引口が塞がることを抑制することができる。従って、空気吸引口の詰まりをより確実に抑制することができる。
また、拡幅吸引部は、エジェクタの吸引口側に設けられる筒状部と、筒状部の直径よりも薄く且つ筒状部から離れるに従って拡幅する幅広部を有してもよい。この場合、拡幅吸引部における土砂の流れを一層スムーズにすることができるので、土砂が詰まる可能性を一層低減させることができる。
また、土砂収容部材は、袋部材を収容する容器を有してもよい。この場合、袋部材に土砂を収容することにより、土砂収容部材により多くの土砂を収容することができる。また、容器が袋部材を収容することにより、土砂を収容する袋部材を容器によって安定させることができるので、搬送された土砂の収容を安定した状態で行うことができる。
また、土砂収容部材は、容器を覆う蓋部材を更に備え、蓋部材に排気口が形成されていてもよい。この場合、袋部材が収容された容器を排気口が形成された蓋部材で覆うことにより、袋部材を備えた土砂収容部材の設置を効率よく行うことができる。
また、蓋部材は、蓋部材に対する土砂の衝撃を緩和する衝撃緩和部を有してもよい。この場合、搬送管から土砂収容部材に搬送された土砂の衝撃を緩和することができるので、土砂の衝撃によって土砂収容部材が損傷する可能性を低減させることができる。
本開示に係る土砂搬送方法は、前述した土砂搬送システムを用いて土砂を搬送する土砂搬送方法であって、空気吸引口を有する吸引ホース部材の土砂吸引口から吸引ホース部材に土砂を吸引する工程と、吸引された土砂をエジェクタに通して土砂を搬送する工程と、を備える。
この土砂搬送方法では、前述した土砂搬送システムを用いて土砂を搬送する。従って、前述した土砂搬送システムから得られる効果と同様の効果が得られる。すなわち、吸引ホース部材を柔軟に移動させてハンドリング性を高めることができると共に、吸引ホース部材の内部における空気の流れをスムーズにすることができるので、土砂の吸引力を高めて土砂の搬送を効率よく行うことができる。
本開示によれば、ハンドリング性を高めることができると共に、土砂の吸引力を高めて土砂の搬送を効率よく行うことができる。
実施形態に係る土砂搬送システムが適用される例示的な現場を示す図である。 (a)は、図1の土砂搬送システムの吸引ホース部材の例を示す断面図である。(b)は、図1の土砂搬送システムの吸引ホース部材の図2(a)とは別の例を示す断面図である。 (a)は、図2(a)の吸引ホース部材における吸引力を模式的に示すグラフである。(b)は、空気吸引口を有しない吸引ホース部材における吸引力を模式的に示すグラフである。 (a)は、図2(a)の吸引ホース部材における土砂吸引口を模式的に示す図である。(b)は、空気吸引口を有しない吸引ホース部材における土砂吸引口を模式的に示す図である。 図1の土砂搬送システムの搬送管及び土砂収容部材の例を示す図である。 図5の土砂収容部材の筒状部材及びフィルタを示す図である。 図1の土砂搬送システムの拡幅吸引部としてのホッパを示す図である。 図7の拡幅吸引部とは別の拡幅吸引部を示す平面図である。 図8の拡幅吸引部の断面図である。 図8の拡幅吸引部とは更に別の拡幅吸引部の例を示す斜視図である。 図5の土砂収容部材とは別の土砂収容部材を模式的に示す図である。 図11の土砂収容部材の容器から蓋部材が外れている状態を示す図である。 (a)は、図11の土砂収容部材とは更に別の土砂収容部材を模式的に示す断面図である。(b)は、図13(a)の土砂収容部材の衝撃緩和部を拡大した断面図である。
以下では、図面を参照しながら本開示に係る土砂搬送システム及び土砂搬送方法の実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る土砂搬送システム1の概略構成を示す図である。図1に示されるように、第1実施形態に係る土砂搬送システム1は、例えば、工事現場Aにおいて土砂Bを搬送するために用いられる。一例として、工事現場Aでは、建築構造物を造るために地面Gを掘削しており、掘削によって生じた土砂Bが土砂搬送システム1によって搬送される。
また、建築構造物を造った後には掘削箇所の埋め戻しを土砂Bによって行うことがあり、埋め戻しに必要な土砂Bが土砂搬送システム1によって搬送されてもよい。このように、土砂搬送システム1は、工事現場Aにおいて掘削された土砂B、又は埋め戻しに必要な土砂Bを搬送するシステムであってもよい。
土砂搬送システム1は、土砂Bを吸引する吸引ホース部材10と、土砂Bの搬送経路における吸引ホース部材10の下流側に位置するエジェクタ20と、エジェクタ20からの土砂Bが通る搬送管30と、搬送管30によって搬送された土砂Bが収容される土砂収容部材40とを備える。
本開示では、「土砂の搬送経路におけるある物の下流側」を単に「下流側」と称し、「土砂の搬送経路におけるある物の上流側」を単に「上流側」と称することがある。吸引ホース部材10によって吸引された土砂Bは、エジェクタ20及び搬送管30を通って土砂収容部材40に収容される。なお、「土砂の搬送経路」とは、土砂が吸引されてから収容されるまでの間に土砂が通る経路を示している。本実施形態において、「土砂の搬送経路」は、吸引ホース部材10、エジェクタ20、搬送管30及び土砂収容部材40である例を示している。
例えば、エジェクタ20は、工事現場Aにおいて地面Gに固定される。エジェクタ20は、吸引ホース部材10と搬送管30の間に設けられており、吸引ホース部材10からの土砂Bを吸引する吸引口20bを有する。土砂搬送システム1は、圧縮空気を生成するコンプレッサ21と、コンプレッサ21によって生成された圧縮空気をエジェクタ20に送り込むホース22と、を更に備える。なお、図1では、エジェクタ20の図示を簡略化している。
エジェクタ20は、コンプレッサ21からホース22を介して供給された圧縮空気を搬送管30の内部に送り込む。エジェクタ20は、コンプレッサ21から送り込まれた圧縮空気を加速させると共に土砂Bの搬送方向Dへの空気流を生じさせる。すなわち、エジェクタ20の内部においてコンプレッサ21からの圧縮空気が流れることにより、当該圧縮空気の流れが加速し、エジェクタ20の上流側に位置する吸引ホース部材10の内部に負圧が生じる。この負圧によって、吸引ホース部材10から吸引ホース部材10の内部に土砂Bが吸引される。そして、エジェクタ20及び搬送管30の内部において搬送方向Dに土砂Bが搬送される。
次に、エジェクタ20の上流側に設けられる吸引ホース部材10について説明する。吸引ホース部材10は、エジェクタ20の吸引口20bに接続されると共に吸引口20bから延在している。吸引ホース部材10は少なくとも一部に可撓性ホース11を含んでおり、例えば、可撓性ホース11はエジェクタ20の吸引口20bから所定長さだけ延び出している。一例として、可撓性ホース11は作業者Mによって把持される把持部11bを有し、把持部11bは可撓性ホース11における吸引口20bとの反対側に設けられる。なお、把持部11bは、作業者Mが持ちやすいように、剛体とされていてもよい。
例えば、吸引ホース部材10は、可撓性ホース11におけるエジェクタ20との反対側の端部に土砂Bを吸引する吸引管12を備える。吸引管12は、剛体であってもよいし、可撓性ホースであってもよい。なお、吸引管12が可撓性ホースである場合には、吸引管12に後述する空気吸引口13を容易に形成することが可能となる。
図2(a)及び図2(b)は、吸引ホース部材10の吸引管12を拡大して示す断面図である。図2(a)及び図2(b)に示されるように、吸引ホース部材10(吸引管12)は、エジェクタ20との反対側に位置する端面12bに交差する方向を向く側面12cに形成された空気吸引口13と、端面12bに形成された土砂吸引口14とを有する。なお、空気吸引口13の配置場所は適宜変更可能であり、例えば、空気吸引口13は、可撓性ホース11における把持部11bの下流側に配置されていてもよい。
空気吸引口13の形状は、例えば、円形状であるが、多角形状又は長円形状等、他の形状であってもよい。例えば、土砂吸引口14の直径を直径P(単位:mm)とすると、空気吸引口13の直径Q(単位:mm)の値は(P/20)以上且つ(P/2)以下である。一例として、土砂吸引口14の直径は50mm(Pの値が50)であり、空気吸引口13の直径は2.5mm以上且つ25mm以下(Qの値が2.5以上且つ25以下)である。空気吸引口13の直径が2.5mm以上であることによって、空気吸引口13への土砂Bの詰まりを確実に抑制することができる。また、空気吸引口13の直径が25mm以下であることにより、空気吸引口13から空気Kのみを確実に吸引することができる。
空気吸引口13は、例えば、吸引管12の端面12bの隣接位置に形成されており、土砂吸引口14からの土砂Bの吸引を促進させる空気Kを吸引ホース部材10の内部に導入する。吸引管12は、例えば、複数の空気吸引口13を有し、複数の空気吸引口13は、吸引管12の軸線方向Eに沿って並ぶように配置されている。
例えば、複数の空気吸引口13は、軸線方向Eに沿って等間隔に並んでおり、この場合、互いに隣り合う空気吸引口13の間隔は5cm以上且つ25cm以下である。互いに隣り合う空気吸引口13の間隔が5cm以上且つ25cm以下であることにより、複数の空気吸引口13のそれぞれからの空気Kによって土砂Bの搬送能力をより確実に高めることができる。
空気吸引口13の数は、例えば5であるが、1以上且つ4以下、又は6以上であってもよく、適宜変更可能である。また、空気吸引口13の配置態様は、前述した例に限られず適宜変更可能である。例えば、吸引管12の周方向に沿って複数の空気吸引口13が形成されていてもよいし、吸引管12に千鳥状に複数の空気吸引口13が形成されていてもよい。
図2(a)は、空気吸引口13に突出部材15が取り付けられた例を示している。突出部材15は、空気吸引口13を保護するために吸引管12に固定された筒状の管であり、例えば、空気吸引口13を貫通する金属製の部材である。なお、突出部材15の材料は、金属以外のものであってもよい。
例えば、突出部材15は、エルボ管である。突出部材15は、例えば空気吸引口13が下に向けられたときに、空気吸引口13が地面Gに接触して空気吸引口13が塞がることを抑制し、空気吸引口13を保護するために空気吸引口13に固定されている。なお、図2(b)のように、突出部材15を省略することも可能である。
図2(a)、図2(b)及び図3(a)に示されるように、吸引ホース部材10は、複数の空気吸引口13を備えることにより、吸引ホース部材10における土砂Bの吸引力を高めることが可能である。図3(a)は複数の空気吸引口13を備える吸引ホース部材10における吸引力を模式的に示したグラフであり、図3(b)は空気吸引口を有しない吸引ホース部材における吸引力を模式的に示したグラフである。
図3(a)及び図3(b)のグラフの横軸は吸引ホース部材10(吸引管12)の変位を示しており、横軸のゼロは吸引管12の下流側の端部の位置、横軸の変位Lは土砂吸引口14の位置を示している。図3(b)に示されるように、空気吸引口を有しない吸引ホース部材では、エジェクタ20から離れる(土砂吸引口14に向かう)に従って吸引ホース部材の吸引力が低下していることが分かる。
これに対し、図3(a)に示されるように、空気吸引口13を有する吸引ホース部材10では、エジェクタ20から離れた位置であっても、空気吸引口13の位置で土砂Bの吸引力が高められていることが分かる。すなわち、空気吸引口13から空気Kが取り込まれることによって土砂Bの吸引力が空気吸引口13において高められる。このように、エジェクタ20と吸引ホース部材10の土砂吸引口14との間に空気吸引口13が形成されることにより、土砂吸引口14からの土砂Bの吸引力を高めることができる。
図4(a)は空気吸引口13を有する吸引ホース部材10における土砂吸引口14の状態を模式的に示す図であり、図4(b)は空気吸引口を有しない吸引ホース部材における土砂吸引口の状態を模式的に示す図である。図4(b)に示されるように、空気吸引口を有しない吸引ホース部材では、土砂吸引口から土砂Bと空気Kが共に吸引されるので、土砂Bの吸引量が半減する。
これに対し、図4(a)に示されるように、本実施形態に係る吸引ホース部材10では、土砂吸引口14とは別に側面12cに空気吸引口13が形成されているので、土砂吸引口14からは土砂Bのみを吸引することが可能である。従って、土砂Bの吸引量を増やすことができる。
次に、エジェクタ20の下流側に設けられる搬送管30及び土砂収容部材40について説明する。図1に示されるように、エジェクタ20は、吸引した土砂Bを排出する排出口20cを有し、搬送管30は排出口20cに接続されると共に排出口20cから延び出している。一例として、搬送管30は可撓性ホースであるが、搬送管30の少なくとも一部(例えば、搬送管30の下流側の端部)に剛体が含まれていてもよい。
図5は、搬送管30の下流側の端部及び土砂収容部材40を拡大した斜視図である。土砂収容部材40は、土砂Bの搬送経路における搬送管30の下流側の端部に設けられている。土砂収容部材40は、土砂収容部材40の内部の空気Kを排出する排気口41を備える。例えば、排気口41には側面がフィルタ42bとされた筒状部材42が挿入されており、土砂収容部材40の内部の空気Kはフィルタ42bを介して土砂収容部材40の外部に排出される。なお、この筒状部材42は省略することも可能である。
例えば、土砂収容部材40は、上記の筒状部材42と、上記の排気口41が形成された袋部材45とを備える。図5及び図6に示されるように、筒状部材42は、例えば、円筒状とされており、筒状部材42の直径は排気口41の直径よりも小さい。筒状部材42は、下部の側面に形成された第1のフィルタ42bと、筒状部材42の軸線方向の一端(上端)に配置された第2のフィルタ42cとを有する。
筒状部材42の軸線方向の他端(下端)には錘42dが設けられており、錘42dによって筒状部材42は鉛直上下方向に延びる状態で自立可能とされている。筒状部材42のフィルタ42bを有する部分は排気口41から袋部材45の内部に挿入されている。フィルタ42bは、土砂Bを筒状部材42の内部に導入せずに空気Kを筒状部材42の内部に導入する。また、筒状部材42の上端に位置するフィルタ42cは、筒状部材42に収容された土砂等が筒状部材42の上端から外部に飛散することを抑制するために設けられる。
袋部材45は、例えば、フレキシブルコンテナバッグ(フレコンバッグ又はフレコンとも称される)である。この場合、土砂Bを収容する土砂収容部材40の袋部材45として汎用的なものを用いることが可能である。また、袋部材45がフレキシブルコンテナバッグである場合、1つの袋部材45に多くの土砂Bを詰め込むことが可能となる。
袋部材45は、排気口41の他に、搬送管30が挿入される開口43を有する。搬送管30は、例えば、開口43に挿入された状態でバンド部材(一例としてホースバンド)によって袋部材45に固定されていてもよい。搬送管30の内部において搬送される土砂Bは、袋部材45の内部に収容されて筒状部材42のフィルタ42bを通らずに袋部材45の内部において蓄積される。このように、筒状部材42の側面に設けられたフィルタ42b、及び筒状部材42の上面に形成されたフィルタ42cによって、土砂Bの拡散が抑制される。
搬送管30の内部を土砂Bと共に通る空気Kは、袋部材45の内部に入り込んでフィルタ42bから筒状部材42の内部を通り、フィルタ42cから土砂収容部材40の外部に排出される。これにより、吸引ホース部材10の空気吸引口13から吸引された空気Kは、エジェクタ20及び搬送管30を通って、土砂収容部材40のフィルタ42b,42cを介して土砂収容部材40の外部に排出される。従って、空気吸引口13から土砂Bの搬送を促進する空気Kを取り込み、土砂収容部材40の排気口41及びフィルタ42cから空気Kを排出することにより、土砂搬送システム1において空気流を形成することが可能となる。この空気流によって土砂Bを土砂搬送システム1の内部において効率よく搬送することができる。
次に、本実施形態に係る土砂搬送方法について説明する。まず、図1に示されるように、吸引ホース部材10、エジェクタ20、搬送管30及び土砂収容部材40を用意して、吸引ホース部材10、エジェクタ20、搬送管30及び土砂収容部材40を互いに接続して土砂搬送システム1を設置する(設置する工程)。
具体例として、エジェクタ20の吸引口20bに可撓性ホース11の一端を接続すると共に、可撓性ホース11の他端に吸引管12を接続する。そして、エジェクタ20にホース22を介してコンプレッサ21を接続すると共に、エジェクタ20の排出口20cに搬送管30の一端を接続し、搬送管30の他端を土砂収容部材40の開口43に挿入して固定する。土砂収容部材40の排気口41には、フィルタ42b及び錘42dを下向きにして筒状部材42を挿入し、筒状部材42を袋部材45の内部において自立させる。
以上のように、土砂搬送システム1を設置した後には、吸引ホース部材10の吸引管12の土砂吸引口14を地面Gに蓄積された土砂Bに当てた状態でコンプレッサ21からエジェクタ20に圧縮空気を送り込むことによってエジェクタ20を稼働させる。エジェクタ20を稼働させると、土砂吸引口14から吸引ホース部材10に土砂Bが吸引されると共に、空気吸引口13から吸引ホース部材10に空気Kが吸引される(土砂を吸引する工程)。
吸引ホース部材10が土砂B及び空気Kを吸引すると、空気Kと共に土砂Bが吸引ホース部材10、エジェクタ20及び搬送管30の内部を通って土砂Bの搬送が行われ、搬送管30の内部を通った土砂Bは土砂収容部材40に収容される(土砂を搬送する工程)。土砂収容部材40に搬送された土砂Bは袋部材45の内部において蓄積され、土砂Bと共に移動した空気Kは排気口41、筒状部材42のフィルタ42b及びフィルタ42cを通って外部に排出される。そして、袋部材45の内部に土砂Bが満杯になった後には、例えば、満杯になった袋部材45を別の袋部材45に交換し、再度、土砂Bの吸引及び搬送を実行し、全ての土砂Bの吸引及び搬送を行った後に一連の工程が完了する。
次に、本実施形態に係る土砂搬送システム1及び土砂搬送方法から得られる作用効果について詳細に説明する。本実施形態に係る土砂搬送システム1及び土砂搬送方法では、エジェクタ20の吸引口20bから延びる共に少なくとも一部に可撓性ホース11を含む吸引ホース部材10を備える。エジェクタ20の吸引口20bから延びる吸引ホース部材10が可撓性ホース11を含むことにより、吸引ホース部材10を柔軟に移動させることができるのでハンドリング性を高めることができる。吸引ホース部材10を柔軟に移動させることができるので、土砂Bをエジェクタ20の吸引口20bに移動させなくても吸引ホース部材10から土砂Bを吸引することができるので、ハンドリング性を高めて土砂Bの吸引を効率よく行うことができる。
また、図1及び図2に示されるように、吸引ホース部材10は、エジェクタ20との反対側の端面12bに土砂Bを吸引する土砂吸引口14を有し、端面12bに交差する方向を向く側面12cに空気吸引口13を有する。土砂吸引口14から土砂Bを吸引すると共に空気吸引口13から空気Kを吸引することにより、吸引ホース部材10の内部における空気Kの流れをスムーズにすることができるので、土砂Bの吸引力を高めて土砂Bの搬送を効率よく行うことができる。
また、土砂搬送システム1は、エジェクタ20の下流側の端部(排出口20c)から延びる搬送管30と、土砂Bの搬送経路における搬送管30の下流側の端部に設けられた土砂収容部材40と、を備え、土砂収容部材40は、土砂収容部材40の内部の空気Kを排出する排気口41を有する。
よって、吸引ホース部材10及びエジェクタ20によって吸引された土砂Bは搬送管30を通って土砂収容部材40に収容される。また、吸引ホース部材10の空気吸引口13から吸引された空気Kは、土砂Bと共にエジェクタ20及び搬送管30を介して土砂収容部材40に流れ込む。よって、吸引ホース部材10、エジェクタ20及び搬送管30の内部において、土砂Bと共に空気Kを搬送することができるので、土砂Bの搬送を空気流によって効率よく行うことができる。また、土砂収容部材40に流れ込んだ空気Kは、排気口41から土砂収容部材40の外部に排出される。従って、吸引ホース部材10、エジェクタ20及び搬送管30の内部における空気Kの流れを一層スムーズにすることができるので、土砂Bの搬送を更に効率よく行うことができる。
また、吸引ホース部材10は、空気吸引口13に取り付けられており、空気吸引口13に取り付けられた状態で空気吸引口13から突出する突出部材15を備えてもよい。この場合、空気吸引口13から突出する突出部材15が設けられることにより、空気吸引口13が下に向けられて地面Gに接する場合でも空気吸引口13が塞がることを抑制することができる。従って、空気吸引口13の詰まりをより確実に抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る土砂搬送システムについて図7を参照しながら説明する。図7に示されるように、第2実施形態に係る土砂搬送システムは、前述した吸引ホース部材10とは異なる吸引ホース部材51を備えており、吸引ホース部材51はエジェクタ20との反対側に取り付けられる拡幅吸引部52を有する。
本開示において「拡幅吸引部」とは、土砂を吸引する部位であると共に一方向から見たときに幅が広がっている形状を有する部位を示しており、例えば、コーン状に拡張されている部位(一例として後述するホッパ53)、及び、一定の幅方向にのみ拡張されている部位(一例として後述する拡幅吸引部62)を含んでいる。なお、第2実施形態以降で説明する土砂搬送システムは、前述した土砂搬送システム1の一部と重複する構成を備えるため、土砂搬送システム1と重複する部分の説明を適宜省略する。
吸引ホース部材51は、前述した可撓性ホース11と、可撓性ホース11のエジェクタ20との反対側に取り付けられたホッパ53とを備えており、ホッパ53は土砂Bが投入される土砂吸引口54を有する。土砂吸引口54は、可撓性ホース11との接続部分Cから離れるに従って拡幅しており、例えば、土砂Bを投入しやすいように、鉛直上方に向けられている。
例えば、ホッパ53の底面53bには貫通孔53cが形成されており、貫通孔53cには可撓性ホース11の一端(土砂吸引口14が形成された端部)が挿入された状態で固定されている。可撓性ホース11は、第1実施形態と同様、空気Kを可撓性ホース11の内部に導入する空気吸引口13を有する。
以上、第2実施形態に係る土砂搬送システムにおいて、吸引ホース部材51は、エジェクタ20との反対側に取り付けられると共に土砂吸引口54が形成された拡幅吸引部52を備える。よって、土砂吸引口54が形成された部位が拡幅されているので、土砂Bをより効率よく取り込むことができる。従って、土砂Bの吸引及び搬送を一層効率よく行うことができる。
また、拡幅吸引部52は、土砂Bが投入されるホッパ53である。よって、ホッパ53に土砂Bを投入して土砂Bの吸引及び搬送を行うことができるので、土砂Bの搬送作業を効率よく行うことができる。
ホッパ53は、ホッパ53の土砂Bを撹拌する撹拌部材(アジテータ)を備えていてもよい。この撹拌部材は、例えば、ホッパ53の底面53bから上方に延びる回転軸部と、回転軸部の回転に伴って土砂Bを撹拌する複数の羽根部(又は棒状部)を備える。この場合、撹拌部材によってホッパ53の内部の土砂Bを撹拌させることができるので、搬送経路における土砂Bの詰まりをより確実に抑制して土砂Bの搬送を更に効率よく行うことができる。
また、ホッパ53には、土砂Bの粘性を低下させる改質材が土砂Bと共に投入されてもよい。当該改質材は、例えば、ゼオライト又は酸化マグネシウムを含む土壌改質材であってもよいし、石灰、セメント又は石膏を含むものであってもよい。土砂Bと共に改質材がホッパ53に投入されることにより、ホッパ53に投入される土砂Bの泥濘化を抑制することができるので、土砂Bの更なる搬送性の向上に寄与する。
なお、ホッパ53の上面にスクリーン55が設けられてもよく、スクリーン55によって土砂Bの搬送経路(吸引ホース部材51、エジェクタ20及び搬送管30等)の太さより大きな石及び礫がホッパ53の内部に取り込まれることを防止してもよい。また、ホッパ53の外面に振動子56(バイブレータ)が取り付けられていてもよく、振動子56の振動によってホッパ53に付着した土砂Bを除去してもよい。更に、振動子56の数は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態に係る土砂搬送システムの吸引ホース部材60について図8及び図9を参照しながら説明する。図8及び図9に示されるように、吸引ホース部材60は、例えば、エジェクタ20の吸引口20b側に設けられる吸引管61と、吸引管61に接続された拡幅吸引部62とを備える。吸引管61は、例えば、前述した空気吸引口13を有しない。吸引管61は、剛体であってもよいし、可撓性ホースであってもよい。
拡幅吸引部62は、例えば、接続部材63を介して吸引管61のエジェクタ20との反対側の端部に接続されている。一例として、接続部材63は、ホースバンド等のバンド部材である。拡幅吸引部62は、根元側(接続部材63側)に位置する筒状部62bと、先端側(接続部材63との反対側)に位置する幅広部62cとを有する。筒状部62bと幅広部62cとの間には、例えば、筒状部62bから幅広部62cに遷移する傾斜部62dが形成されている。傾斜部62dによって、拡幅吸引部62では、筒状部62bから幅広部62cに緩やかに遷移している。
拡幅吸引部62の幅広部62cには、例えば、空気吸引口64及び土砂吸引口65が形成されている。一例として、幅広部62cは、拡幅吸引部62の先端部を構成する端面62fと、端面62fに交差する一方向H1を向く上面62gとを有し、端面62fは拡幅吸引部62の先端62hから上面62gに向かって一方向H1に対して斜めに延びている。このように、端面62fが斜めに延びていることにより、拡幅吸引部62を土砂Bに挿入しやすくすることができる。
拡幅吸引部62は、例えば、上面62gに形成された空気吸引口64と、端面62fに形成された土砂吸引口65とを有する。斜めに延びる端面62fに土砂吸引口65が形成されていることにより、土砂吸引口65の面積を広く確保することができるので、土砂吸引口65からの土砂Bの吸引を更に効率よく行うことができる。
拡幅吸引部62は、例えば、幅広部62cの幅方向(図8の左右方向)に沿って並ぶように配置された複数の空気吸引口64を有し、上面62gには空気吸引口64を保護する保護部材66が設けられていてもよい。一例として、保護部材66は、空気吸引口64の土砂吸引口65側において突出する第1壁部66cと、第1壁部66cから土砂吸引口65の反対側に延びる第2壁部66bとを備える。保護部材66が空気吸引口64を保護することによって、空気吸引口64における土砂Bの詰まりを抑制することができる。
一方向H1から拡幅吸引部62を見たときに、幅広部62cは筒状部62bから離れるに従って幅が広くなっている。一方向H1から拡幅吸引部62を見たときに、例えば、幅広部62cは筒状部62bから広がる台形状を成している。また、一方向H1の幅広部62cの長さN1(厚さ)は一方向H1の筒状部62bの長さN2(厚さ)よりも短い(薄い)。
例えば、一方向H1の幅広部62cの長さN1は、一方向H1の筒状部62bの長さN2の80%以下であってもよい。この場合、拡幅吸引部62に土砂Bが噛んで詰まる可能性を低減させることができる。そして、幅広部62cへの空気K及び土砂Bの吸引を一層効率よく行うことが可能となる。
以上の例では、一方向H1から見たときの形状が台形状である幅広部62cを備えた拡幅吸引部62について説明した。しかしながら、図10に示されるように、一方向H1から見たときの形状が長方形状である幅広部67cを備えた拡幅吸引部67であってもよい。また、筒状部62bに代えて、吸引管61に挿入されるねじ込み部68(雄螺子部)が形成された筒状部69が設けられていてもよい。このように、拡幅吸引部の形状は適宜変更可能である。なお、ねじ込み部68が形成された筒状部69を有する拡幅吸引部67の場合、接続部材63を省略することが可能である。
以上、第3実施形態に係る土砂搬送システムの吸引ホース部材60において、拡幅吸引部62,67は、エジェクタ20の吸引口20b側に位置する筒状部62b,69と、筒状部62b,69の直径(長さN1)よりも薄く且つ筒状部62b,69から離れるに従って拡幅する幅広部62c,67cとを有する。よって、拡幅吸引部62,67における土砂B及び空気Kの流れを一層スムーズにすることができるので、土砂Bが詰まる可能性を一層低減させることができる。
(第4実施形態)
続いて、第4実施形態に係る土砂搬送システムについて図11及び図12を参照しながら説明する。第4実施形態に係る土砂搬送システムは、土砂収容部材40とは異なる土砂収容部材70を備える点で第1実施形態と異なっている。土砂収容部材70は、土砂収容部材70の内部の空気Kを排出する排気口71が形成された蓋部材72と、蓋部材72に覆われる容器73と、容器73に収容される袋部材75とを備える。
排気口71には、例えば、メッシュ状のフィルタ71bが貼り付けられており、これにより、土砂収容部材70の外部への土砂Bの飛散が抑制される。また、蓋部材72は、搬送管30が挿入される開口72bを有する。搬送管30は、開口72bに挿入された状態で蓋部材72に固定されている。
容器73は、例えば、有底筒状とされている。袋部材75は、例えば、容器73の上端の縁73bに引っ掛けられて容器73に保持される。袋部材75は、搬送管30の内部において搬送された土砂Bを収容する袋体である。袋部材75としては、種々の袋体を用いることができるが、一例として、フレキシブルコンテナバッグが用いられる。以上、土砂収容部材70の詳細について説明したが、土砂収容部材70の構成は上記の例に限られず適宜変更可能である。
第4実施形態に係る土砂搬送システムにおいて、土砂収容部材70は、土砂Bが収容される袋部材75と、袋部材75を収容する容器73とを有する。従って、袋部材75に土砂Bを収容することにより、土砂収容部材70により多くの土砂Bを収容することができる。また、容器73が袋部材75を収容することにより、土砂Bを収容する袋部材75を容器73によって安定させることができるので、搬送された土砂Bの収容を安定した状態で行うことができる。
また、土砂収容部材70は、容器73を覆う蓋部材72を更に備え、蓋部材72に排気口71が形成されている。従って、袋部材75が収容された容器73を排気口71が形成された蓋部材72で覆うことにより、袋部材75を備えた土砂収容部材70の設置を効率よく行うことができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態に係る土砂搬送システムについて図13(a)及び図13(b)を参照しながら説明する。図13(a)及び図13(b)に示されるように、第5実施形態に係る土砂搬送システムは、蓋部材72とは異なる蓋部材82を有する土砂収容部材80を備えた点と、土砂収容部材80が搬送管30の下流側の端部にねじ込み管継手81を有する点とが第4実施形態と異なっている。
蓋部材82は、搬送管30の内部において搬送された土砂Bが流入する流入部82bと、搬送管30の下流側の端部が固定される固定部82cと、袋部材75及び容器73を封止する封止部82dとを備える。搬送管30の下流側の端部にはねじ込み管継手81が接続されており、ねじ込み管継手81は固定部82cにねじ込まれる雄螺子部81bを有する。
固定部82cは、ねじ込み管継手81を受容する部位であって、ねじ込み管継手81の雄螺子部81bが螺合する雌螺子部82fを有する。固定部82cの雌螺子部82fにねじ込み管継手81の雄螺子部81bが螺合することによって蓋部材82にねじ込み管継手81及び搬送管30が固定される。
流入部82bは、流入した土砂Bが衝突すると共に土砂Bの衝撃を緩和する衝撃緩和部82gを備える。衝撃緩和部82gは、例えば、土砂Bの搬送方向D、及び土砂Bの落下方向Xの双方に対して傾斜する傾斜部82hを有する。例えば、傾斜部82hは金属板82jとゴム板82kとを含んでいる。流入部82bに搬送方向Dに沿って流入した土砂Bは、衝撃緩和部82gの傾斜部82hに当たって搬送方向Dから落下方向Xに方向転換した後に袋部材75に入り込む。このとき、土砂Bは、傾斜部82hのゴム板82kに当たるので、蓋部材82に対する土砂Bの衝撃がゴム板82kによって緩和される。
以上、第5実施形態に係る土砂搬送システムでは、蓋部材82は、蓋部材82に対する土砂Bの衝撃を緩和する衝撃緩和部82gを有する。よって、搬送管30から土砂収容部材80に搬送された土砂Bの衝撃を緩和することができるので、土砂Bの衝撃によって袋部材75が破れたりして土砂収容部材80が損傷する可能性を低減させることができる。また、衝撃緩和部82gがゴム板82kを有することにより、土砂Bの衝突音を抑えることができるので、夜間に土砂Bの搬送作業を行うことも可能である。しかしながら、衝撃緩和部は、例えばゴム板82kを有しないものであってもよく、衝撃緩和部の構成は適宜変更可能である。
以上、本開示に係る土砂搬送システム及び土砂搬送方法の実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲において変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、土砂搬送システムの各部の形状、大きさ、数、材料及び配置態様、並びに、土砂搬送方法の各工程の内容及び順序は、上記の要旨を変更しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、工事現場Aにおいて用いられる土砂Bの土砂搬送システム1及び土砂搬送方法について説明したが、土砂搬送システム及び土砂搬送方法は工事現場以外の場所で用いられるものであってもよい。また、前述の実施形態では、コンプレッサ21がホース22を介して接続されたエジェクタ20について説明した。しかしながら、エジェクタの構成はコンプレッサ21及びホース22が接続されたものに限られず適宜変更可能である。
また、前述の実施形態では、図1に示されるように、土砂Bの搬送経路が吸引ホース部材10、エジェクタ20、搬送管30及び土砂収容部材40を備える例について説明した。しかしながら、土砂Bの搬送経路は、吸引ホース部材、エジェクタ、搬送管及び土砂収容部材のいずれかが省略されたものであってもよい。例えば、吸引ホース部材が省略された土砂搬送システムであってもよい。この土砂搬送システムは、土砂を搬送する土砂搬送システムであって、土砂を吸引する吸引口を有するエジェクタと、エジェクタの下流側の端部から延びる搬送管と、土砂の搬送経路における搬送管の下流側の端部に設けられた土砂収容部材と、を備え、土砂収容部材は、土砂収容部材の内部の空気を排出する排気口を有する。
(実施例)
次に、本開示に係る土砂搬送システム及び土砂搬送方法の実施例について説明する。本発明は、以下の実施例に限定されない。以下の例では、後述する実施例1及び比較例1,2に対し、例えば図1に示されるエジェクタ20、搬送管30及び土砂収容部材40を設けた例を説明する。
(実施例1)
空気吸引口13付きの吸引ホース部材10をエジェクタ20の吸引口20bに接続して山砂である土砂Bの搬送を行った。吸引ホース部材10の内径は50mm、エジェクタ20から土砂収容部材40までの搬送距離は10mとした。
(比較例1)
空気吸引口を有しない可撓性ホースをエジェクタ20の吸引口20bに接続して山砂である土砂Bの搬送を行った。この可撓性ホースの内径は50mm、エジェクタ20から土砂収容部材40までの搬送距離は10mとした。
(比較例2)
エジェクタ20の吸引口20bから直接土砂Bを吸引して山砂である土砂Bの搬送を行った。エジェクタ20から土砂収容部材40までの搬送距離は10mとした。
以上のように、実施例1、比較例1及び比較例2のそれぞれの土砂搬送システムにおいて土砂Bを搬送したときの搬送能力(単位時間あたりに搬送された土砂Bの量)を測定した。その結果を以下の表1に示す。なお、以下の表1では、吸引ホース部材10及び可撓性ホースのいずれも有しない比較例2の搬送能力を1.0としたときの結果を示している。
Figure 0007385406000001
表1に示されるように、エジェクタ20の吸引口20bに可撓性ホースを接続した比較例1では、吸引口20bから直接土砂Bを吸引する比較例2よりも、可撓性ホースによって広範囲の土砂Bを吸引できるものの搬送能力は低下することが分かった。これに対し、吸引口20bに空気吸引口13付きの吸引ホース部材10を接続した実施例1では、比較例2よりも広範囲の土砂Bを効率よく吸引できると共に、比較例1よりも土砂Bの搬送能力を1.4倍に高められることが分かった。
続いて、土砂収容部材40の効果を検証する実験を後述する実施例2,3に係る土砂搬送システムに対して行った。実施例2,3では、吸引ホース部材10及びエジェクタ20が接続された搬送管30に対し、後述する土砂収容部材40を接続した。
(実施例2)
前述した土砂収容部材40において筒状部材42を有しない構成とし、山砂である土砂Bの搬送を行った。吸引ホース部材10の内径は50mm、エジェクタ20から土砂収容部材40までの搬送距離は10mとした。
(実施例3)
前述した土砂収容部材40において筒状部材42を有する構成とし、山砂である土砂Bの搬送を行った。吸引ホース部材10の内径は50mm、エジェクタ20から土砂収容部材40までの搬送距離は10mとした。
以上のように、実施例2及び実施例3の土砂搬送システムにおいて土砂Bを搬送したときの搬送能力(単位時間あたりに搬送された土砂Bの量)を測定した。その結果を後述する表2に示す。なお、表2では、筒状部材42を有しない実施例2の搬送能力を1.0としたときの結果を示している。
Figure 0007385406000002
表2に示されるように、筒状部材42を有する実施例3では、筒状部材42を有しない実施例2と比較して搬送能力が2.9倍に高められることが分かった。以上の搬送実験の結果より、吸引ホース部材10を備える場合には、広範囲の土砂Bを効率よく吸引及び搬送でき、土砂Bの搬送能力を高められることが分かった。また、土砂収容部材40が筒状部材42を備える場合には、土砂Bの搬送能力を更に高められることが分かった。
1…土砂搬送システム、10,51,60…吸引ホース部材、11…可撓性ホース、11b…把持部、12…吸引管、12b…端面、12c…側面、13…空気吸引口、14…土砂吸引口、15…突出部材、20…エジェクタ、20b…吸引口、20c…排出口、21…コンプレッサ、22…ホース、30…搬送管、40,70,80…土砂収容部材、41,71…排気口、42…筒状部材、42b,42c…フィルタ、42d…錘、43…開口、45…袋部材、52…拡幅吸引部、53…ホッパ、53b…底面、53c…貫通孔、54…土砂吸引口、55…スクリーン、56…振動子、61…吸引管、62…拡幅吸引部、62b…筒状部、62c…幅広部、62d…傾斜部、62f…端面、62g…上面、62h…先端、63…接続部材、64…空気吸引口、65…土砂吸引口、66…保護部材、66b…第2壁部、66c…第1壁部、67…拡幅吸引部、67c…幅広部、68…ねじ込み部、69…筒状部、71b…フィルタ、72…蓋部材、72b…開口、73…容器、73b…縁、75…袋部材、81…ねじ込み管継手、81b…雄螺子部、82…蓋部材、82b…流入部、82c…固定部、82d…封止部、82f…雌螺子部、82g…衝撃緩和部、82h…傾斜部、82j…金属板、82k…ゴム板、A…工事現場、B…土砂、C…接続部分、D…搬送方向、E…軸線方向、G…地面、H1…一方向、K…空気、L…変位、M…作業者、P…直径、Q…直径(単位:mm)、X…落下方向。

Claims (8)

  1. 土砂を搬送する土砂搬送システムであって、
    土砂を吸引する吸引口を有するエジェクタと、
    前記吸引口に接続されると共に前記吸引口から延在しており、少なくとも一部に可撓性ホースを含む吸引ホース部材と、を備え、
    前記吸引ホース部材は、前記エジェクタとの反対側に位置する端面に形成された土砂吸引口と、前記端面に交差する方向を向く側面に形成された空気吸引口と、を有し、
    前記吸引ホース部材は、前記可撓性ホースと、前記可撓性ホースにおける前記エジェクタとの反対側の端部において土砂を吸引する吸引管とを備え、
    前記可撓性ホースは、作業者によって把持される把持部を有し、
    前記吸引管は、前記エジェクタとの反対側に位置する前記端面に交差する方向を向く前記側面に形成された前記空気吸引口と、前記端面に形成された前記土砂吸引口とを有し、
    前記エジェクタの下流側の端部から延びる搬送管と、
    土砂の搬送経路における前記搬送管の下流側の端部に設けられた土砂収容部材と、
    を備え、
    前記土砂収容部材は、前記土砂収容部材の内部の空気を排出する排気口と、前記排気口に挿入された筒状部材と、土砂が収容される袋部材とを備え、
    前記筒状部材は、下部の側面に形成された第1のフィルタと、上端に配置された第2のフィルタとを有し、
    前記搬送管の内部を前記土砂と共に通る空気は、前記袋部材の内部に入り込んで前記第1のフィルタから前記筒状部材の内部を通り、前記第2のフィルタから前記土砂収容部材の外部に排出される、
    土砂搬送システム。
  2. 前記吸引ホース部材は、前記エジェクタとの反対側に取り付けられると共に前記土砂吸引口が形成された拡幅吸引部を備える、
    請求項1に記載の土砂搬送システム。
  3. 前記吸引ホース部材は、前記空気吸引口に取り付けられており、前記空気吸引口に取り付けられた状態で前記空気吸引口から突出する突出部材を備える、
    請求項1または請求項2に記載の土砂搬送システム。
  4. 前記拡幅吸引部は、前記エジェクタの前記吸引口側に設けられる筒状部と、前記筒状部の直径よりも薄く且つ前記筒状部から離れるに従って拡幅する幅広部を有する、
    請求項に記載の土砂搬送システム。
  5. 前記土砂収容部材は、前記袋部材を収容する容器を有する、
    請求項に記載の土砂搬送システム。
  6. 前記土砂収容部材は、前記容器を覆う蓋部材を更に備え、
    前記蓋部材に前記排気口が形成されている、
    請求項に記載の土砂搬送システム。
  7. 前記蓋部材は、前記蓋部材に対する土砂の衝撃を緩和する衝撃緩和部を有する、
    請求項に記載の土砂搬送システム。
  8. 請求項1~のいずれか一項に記載の土砂搬送システムを用いて土砂を搬送する土砂搬送方法であって、
    前記空気吸引口を有する前記吸引ホース部材の前記土砂吸引口から前記吸引ホース部材に土砂を吸引する工程と、
    吸引された土砂を前記エジェクタに通して前記土砂を搬送する工程と、を備える、
    土砂搬送方法。
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