JP7385099B2 - 情報処理装置、空気調和装置、情報処理方法、空気調和方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、空気調和装置、情報処理方法、空気調和方法、及びプログラム Download PDF

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本開示は、情報処理装置、空気調和装置、情報処理方法、空気調和方法、及びプログラムに関する。
従来、室内の冷暖房等を行う空気調和装置において、圧縮機で圧縮された冷媒の圧力である高圧圧力の目標値(目標高圧)を決定し、実際の高圧圧力(実高圧)が当該目標値となるように膨張弁(減圧弁)の開度を調整する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2006-010136号公報
しかしながら、従来技術では、冷媒の状態によって、膨張弁の開度の変更量(制御量、操作量)に対する実高圧の変化量が一定でない等により、実高圧を適切に制御できない場合がある。本開示は、実高圧を適切に制御させることができる技術を提供することを目的とする。
本開示の第1の態様による情報処理装置は、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置の運転状態に関する情報と、前記膨張弁の開度を示す情報と、前記空気調和装置の動作結果に関する情報との組み合わせを含むデータセットに基づいて学習を行い、前記空気調和装置の運転状態に関する情報から、前記膨張弁の開度の変更量を決定するための学習済みモデルを生成する学習済みモデル生成部を有する。これにより、実高圧を適切に制御させることができる。
また、本開示の第2の態様は、第1の態様に記載の情報処理装置であって、前記空気調和装置の運転状態に関する情報には、外気温、及び前記圧縮機に吸入される冷媒の圧力の少なくとも一方が含まれる。
また、本開示の第3の態様は、第1または第2の態様に記載の情報処理装置であって、前記空気調和装置の運転状態に関する情報には、前記膨張弁の入り口温度が含まれる。
また、本開示の第4の態様は、第1から第3のいずれかの態様に記載の情報処理装置であって、前記空気調和装置の運転状態に関する情報には、前記圧縮機の吸入温度が含まれる。
また、本開示の第5の態様は、第1から第4のいずれかの態様に記載の情報処理装置であって、前記空気調和装置の運転状態に関する情報には、前記圧縮機の回転速度が含まれる。
また、本開示の第6の態様は、第1から第5のいずれかの態様に記載の情報処理装置であって、前記空気調和装置の運転状態に関する情報には、前記室内熱交換器の室内ファンの回転速度が含まれる。
また、本開示の第7の態様は、第1から第6のいずれかの態様に記載の情報処理装置であって、前記膨張弁の開度を示す情報には、複数の時点のそれぞれにおける前記膨張弁の開度を示す情報が含まれ、前記学習済みモデル生成部は、複数の時点のそれぞれにおける前記膨張弁の開度の変更量を決定するための学習済みモデルを生成する。
また、本開示の第8の態様は、第1から第7のいずれかの態様に記載の情報処理装置であって、前記動作結果に関する情報には、ユーザから指定された室内温度に基づいて決定された、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値と、測定された高圧圧力の値との差の情報が含まれる。
また、本開示の第9の態様は、第8の態様に記載の情報処理装置であって、前記動作結果に関する情報には、前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値と、測定された高圧圧力の値との差の変化速度の情報が含まれる。
また、本開示の第10の態様は、第1から第9のいずれかの態様に記載の情報処理装置であって、前記動作結果に関する情報には、室内温度の設定が変更された頻度、及びユーザから入力された前記動作結果に対する適否を示す情報の少なくとも一方が含まれる。
また、本開示の第11の態様は、第1から第10のいずれかの態様に記載の情報処理装置であって、前記動作結果に関する情報には、前記空気調和装置の消費電力の情報が含まれる。
また、本開示の第12の態様は、第1から第11のいずれかの態様に記載の情報処理装置であって、前記学習済みモデル生成部により生成された学習済みモデルと、前記空気調和装置の運転状態に関する情報とに基づいて、前記膨張弁の開度の変更量を決定する決定部と、前記決定部により決定された前記膨張弁の開度の変更量に応じて、前記膨張弁の開度を変更する制御部と、を有する。
また、本開示の第13の態様は、第1から第12のいずれかの態様に記載の情報処理装置であって、前記情報処理装置は、前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値と、測定された高圧圧力の値との差の合計値に基づいて、前記データセットのうち学習用のデータを抽出する学習用データ生成部を有し、前記学習済みモデル生成部は、学習用データ生成部により抽出されたデータに基づいて学習を行う。
また、本開示の第14の態様は、第13の態様に記載の情報処理装置であって、前記学習用データ生成部は、前記合計値が低い順に所定割合の履歴を、教師データとして抽出する。
また、本開示の第15の態様は、第13または第14の態様に記載の情報処理装置であって、前記学習用データ生成部は、前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値と、測定された高圧圧力の値との差の変化速度と、当該差に対する変化速度の目標値との差の合計値が低い順に所定割合の履歴を、教師データとして抽出する。
また、本開示の第16の態様は、第15の態様に記載の情報処理装置であって、前記学習済みモデル生成部は、前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値と、測定された高圧圧力の値との差の合計値に基づいて報酬を算出し、算出した報酬に基づいて学習を行う。
また、本開示の第17の態様は、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置であって、前記空気調和装置の運転状態に関する情報、前記膨張弁の開度を示す情報、及び前記空気調和装置の動作結果に関する情報の組み合わせを含むデータセットに基づいて機械学習を行うことにより生成された学習済みモデルと、前記空気調和装置の運転状態に関する情報とに基づいて、前記膨張弁の開度の変更量を決定する決定部と、前記決定部により決定された前記膨張弁の開度の変更量に応じて、前記膨張弁の開度を変更する制御部と、を有する。
また、本開示の第18の態様は、情報処理装置の情報処理方法であって、情報処理装置が、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置の運転状態に関する情報と、前記膨張弁の開度を示す情報と、前記空気調和装置の動作結果に関する情報との組み合わせを含むデータセットに基づいて学習を行い、前記空気調和装置の運転状態に関する情報から、前記膨張弁の開度の変更量を決定するための学習済みモデルを生成する処理を実行する。
また、本開示の第19の態様は、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置の空気調和方法であって、前記空気調和装置が、前記空気調和装置の運転状態に関する情報、前記膨張弁の開度を示す情報、及び前記空気調和装置の動作結果に関する情報の組み合わせを含むデータセットに基づいて機械学習を行うことにより生成された学習済みモデルと、前記空気調和装置の運転状態に関する情報とに基づいて、前記膨張弁の開度の変更量を決定する処理と、決定された前記膨張弁の開度の変更量に応じて、前記膨張弁の開度を変更する処理と、実行する。
また、本開示の第20の態様は、情報処理装置のプログラムが、前記情報処理装置に、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置の運転状態に関する情報と、前記膨張弁の開度を示す情報と、前記空気調和装置の動作結果に関する情報との組み合わせを含むデータセットに基づいて学習を行い、前記空気調和装置の運転状態に関する情報から、前記膨張弁の開度の変更量を決定するための学習済みモデルを生成する処理を実行させる。
また、本開示の第21の態様は、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置のプログラムが、前記空気調和装置に、前記空気調和装置の運転状態に関する情報、前記膨張弁の開度を示す情報、及び前記空気調和装置の動作結果に関する情報の組み合わせを含むデータセットに基づいて機械学習を行うことにより生成された学習済みモデルと、前記空気調和装置の運転状態に関する情報とに基づいて、前記膨張弁の開度の変更量を決定する処理と、決定された前記膨張弁の開度の変更量に応じて、前記膨張弁の開度を変更する処理と、実行させる。
実施形態に係る空気調和システムのシステム構成の一例を示す図である。 実施形態に係る学習装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態に係る空気調和システムの機能ブロック図の一例を示す図である。 実施形態に係る空気調和システムの学習時の処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る履歴記憶部に記憶される運転状態に関する履歴情報の一例を示す図である。 実施形態に係る一連の履歴の例について説明する図である。 実施形態に係る一連の履歴の例について説明する図である。 実施形態に係る一連の履歴の例について説明する図である。 第1実施形態に係る学習用データの一例を示す図である。 実施形態に係る空気調和システムの推論時の処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る学習用データの一例を示す図である。
以下、各実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<空気調和システムのシステム構成>
はじめに、空気調和システム1のシステム構成について説明する。図1は、実施形態に係る空気調和システム1のシステム構成の一例を示す図である。図1に示すように、空気調和システム1は、学習装置10、及び空気調和装置20を有する。学習装置10、及び空気調和装置20の数は、図1の例に限定されない。なお、学習装置10は、「情報処理装置」の一例である。
学習装置10と空気調和装置20とは、例えば、インターネット、無線LAN(Local Area Network)、LTE(Long Term Evolution)及び5G等の携帯電話網、LAN、及び信号線等のネットワークNWを介して通信できるように接続されてもよい。空気調和装置20は、例えば、住宅、オフィス、及び公共施設等に設置されてもよい。学習装置10は、例えば、クラウド上のサーバでもよい。また、学習装置10は、例えば、空気調和装置20に含まれる各設備の筐体内(例えば、室内機筐体)に収容されてもよい。
学習装置10は、空気調和装置20の運転状態(運転状況)に関する情報と、空気調和装置20の膨張弁204の開度を示す情報と、空気調和装置20の動作結果に関する情報との組み合わせを含むデータセットに基づいて機械学習を行う。そして、学習装置10は、空気調和装置20の運転状態に関する情報から、膨張弁204の開度の変更量を決定するための学習済みモデルを生成し、生成した学習済みモデルを制御装置40に配信する。
空気調和装置20は、冷媒回路200を構成する各種の機器と、各種のセンサと、制御装置40を備えている。冷媒回路200を構成する各機器は、制御装置40により制御される。冷媒回路200は、例えば、フロンガス等の冷媒が充填された閉回路である。冷媒回路200は、例えば、冷媒が循環して蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うように構成されてもよい。
冷媒回路200には、圧縮機(コンプレッサ)201と、四路切換弁(四方弁、切換え弁)202と、室外熱交換器203と、膨張弁(減圧弁)204と、室内熱交換器207とが接続されている。圧縮機201は、吐出側が四路切換弁202の第1ポート2021に接続され、吸入側が四路切換弁202の第2ポート2022に接続されている。また、冷媒回路200には、四路切換弁202の第3ポート2023を通過した冷媒が、室外熱交換器203、膨張弁204、及び室内熱交換器207を順に通過して四路切換弁202の第4ポート2024へ向かうように、室外熱交換器203、膨張弁204、及び室内熱交換器207が配置されている。
圧縮機201は、例えば、全密閉型の可変容量型でもよい。圧縮機201は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。例えば、圧縮機201のモータ(図示省略)に供給する交流の周波数を変更してモータの回転速度(圧縮機201の回転速度)を変化させることにより、圧縮機201の容量を変化させることができる。なお、回転速度は、例えば、単位時間当たりの回転数等でもよい。
室外熱交換器203では、室外ファン208によって取り込まれた室外空気と冷媒が熱交換する。室内機に設けられる室内熱交換器207では、室内ファン209によって取り込まれた室内空気と冷媒が熱交換する。室内ファン209は、例えば、回転方向に前傾した羽根車を回転させることにより、吸い込み口から空気を吸い込み、吐き出し口から空気を吐き出す、円柱状のファン(クロスフローファン)でもよい。室内ファン209の回転により、室内空気が室内機に取り込まれ、温度等が調整された空気が室内に吐き出される。
膨張弁204は、例えば、弁体(図示省略)がパルスモータ(図示省略)で駆動されることにより開度(穴の大きさ)が調整される電子膨張弁でもよい。
四路切換弁202は、第1ポート2021と第3ポート2023とが連通するとともに第2ポート2022と第4ポート2024とが連通する第1状態(図1に実線で示す状態)と、第1ポート2021と第4ポート2024とが連通するとともに第2ポート2022と第3ポート2023とが連通する第2状態(図1に破線で示す状態)とを切り換え可能な弁である。制御装置40は、四路切換弁202を制御して第1状態と第2状態とを切り換えることにより、室内機が設置された室内を冷房する冷房運転と、室内を暖房する暖房運転とを切り換える。
圧縮機201、四路切換弁202、室外熱交換器203、及び室外ファン208は、室外機(図示省略)の筐体内に収容されてもよい。また、制御装置40、膨張弁204、室内熱交換器207、及び室内ファン209は、室内機(図示省略)の筐体内に収容されてもよい。なお、膨張弁204は、室外機の筐体内に収容されてもよい。
冷房運転時には、四路切換弁202が第1状態に設定される。この状態で圧縮機201を運転すると、室外熱交換器203が凝縮器(放熱器)となり、室内熱交換器207が蒸発器となって冷凍サイクルが行われる。この場合、圧縮機201から吐出された冷媒は、室外熱交換器203に流れて室外空気へ放熱する。そして、放熱した冷媒は、膨張弁204を通過する際に膨張して(減圧されて)室内熱交換器207へ流れる。室内熱交換器207では、冷媒が室内空気から吸熱して蒸発し、冷却された室内空気が室内へ供給される。蒸発した冷媒は、圧縮機201へ吸入されて圧縮される。
暖房運転時には、四路切換弁202が第2状態に設定される。この状態で圧縮機201を運転すると、室内熱交換器207が凝縮器(放熱器)となり、室外熱交換器203が蒸発器となって冷凍サイクルが行われる。この場合、圧縮機201から吐出された冷媒は、室内熱交換器207に流れて室内空気へ放熱する。これにより、加熱された室内空気が室内へ供給される。放熱した冷媒は、膨張弁204を通過する際に膨張する(減圧される)。膨張弁204で膨張した冷媒は、室外熱交換器203に流れて室外空気から吸熱して蒸発する。蒸発した冷媒は、圧縮機201へ吸入されて圧縮される。
また、空気調和装置20には、外気温度センサ301と、室内温度センサ302と、低圧センサ303と、吸入温度センサ308と、吐出温度センサ304と、高圧センサ305と、暖房時膨張弁入り口温度センサ306と、冷房時膨張弁入り口温度センサ307とが設けられている。これら各センサで測定(検出)された測定データは、制御装置40に入力される。
外気温度センサ301は、室外熱交換器203に取り込まれる室外空気の温度(外気温)を測定するセンサである。室内温度センサ302は、室内熱交換器207に取り込まれる室内空気の温度を測定するセンサである。
低圧センサ303は、圧縮機201に吸入される冷媒の圧力(圧縮機201に圧縮される前の冷媒の圧力。冷媒回路200における冷凍サイクルの低圧。以下で、適宜、単に「低圧」とも称する。)を検出するセンサである。吸入温度センサ308は、圧縮機201に吸入される冷媒の温度(圧縮機201の入り口の冷媒の温度)を検出するセンサである。
吐出温度センサ304は、圧縮機201から吐出される冷媒の温度を検出するセンサである。高圧センサ305は、空気調和装置20の冷凍サイクルにおける高圧圧力(以下で、適宜、単に「高圧」とも称する。)を検出するセンサである。なお、高圧は、例えば、圧縮機201により圧縮されて吐出される冷媒の圧力(圧縮機201の吐出圧力)でもよいし、凝縮器における冷媒の圧力でもよい。
暖房時膨張弁入り口温度センサ306は、冷媒回路200において、膨張弁204と室内熱交換器207との間に設けられた温度センサであり、室内を暖房する暖房運転により冷媒回路200を冷媒が循環する場合に、膨張弁204の入り口(室内熱交換器207の出口)の冷媒の温度を測定する。
冷房時膨張弁入り口温度センサ307は、冷媒回路200において、膨張弁204と室外熱交換器203との間に設けられた温度センサであり、室内を冷房する冷房運転により冷媒回路200を冷媒が循環する場合に、膨張弁204の入り口(室外熱交換器203の出口)の冷媒の温度を測定する。
<学習装置10及び制御装置40のハードウェア構成>
次に、実施形態に係る空気調和システム1の学習装置10及び制御装置40のハードウェア構成について説明する。なお、学習装置10と制御装置40は同様のハードウェア構成を有するため、ここでは、学習装置10のハードウェア構成についてのみ説明する。
図2は、実施形態に係る学習装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、学習装置10は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103を有する。CPU101、ROM102、RAM103は、いわゆるコンピュータを形成する。また、学習装置10は、補助記憶装置104、表示装置105、操作装置106、I/F(Interface)装置107、ドライブ装置108を有する。学習装置10の各ハードウェアは、バス109を介して相互に接続される。
CPU101は、補助記憶装置104にインストールされている各種プログラム(例えば、機械学習プログラム等)を実行する演算デバイスである。ROM102は、不揮発性メモリである。ROM102は、主記憶デバイスとして機能し、補助記憶装置104にインストールされている各種プログラムをCPU101が実行するために必要な各種プログラムやデータ等を格納する。具体的には、ROM102はBIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する。
RAM103は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM103は、主記憶デバイスとして機能し、補助記憶装置104にインストールされている各種プログラムがCPU101によって実行される際に展開される作業領域を提供する。
補助記憶装置104は、各種プログラムや、各種プログラムが実行される際に用いられる情報を格納する。
表示装置105は、各種の情報を表示する表示デバイスである。操作装置106は、各種操作を受け付けるための操作デバイスである。I/F装置107は、外部の機器と通信する通信デバイスである。
ドライブ装置108は記録媒体110をセットするためのデバイスである。ここでいう記録媒体110には、CD-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する媒体が含まれる。また、記録媒体110には、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等が含まれていてもよい。
なお、補助記憶装置104にインストールされる各種プログラムは、例えば、配布された記録媒体110がドライブ装置108にセットされ、該記録媒体110に記録された各種プログラムがドライブ装置108により読み出されることでインストールされる。あるいは、補助記憶装置104にインストールされる各種プログラムは、不図示のネットワークよりダウンロードされることで、インストールされてもよい。
<機能構成>
次に、図3を参照し、実施形態に係る空気調和システム1の機能構成について説明する。図3は、実施形態に係る空気調和システムの機能ブロックの一例を示す図である。
≪学習装置10≫
学習装置10は、取得部11、学習用データ生成部12、学習済みモデル生成部13、及び配信部14を有する。これら各部は、例えば、学習装置10にインストールされた1以上のプログラムが、学習装置10のCPU101に実行させる処理により実現されてもよい。
取得部11は、空気調和装置20の運転状態に関する情報を空気調和装置20から取得する。学習用データ生成部12は、取得部11により取得された、空気調和装置20の運転状態に関する情報に基づいて、機械学習用のデータを生成する。
学習済みモデル生成部13は、学習用データ生成部12により生成された学習用データに基づいて機械学習を行うことにより、学習済みモデルを生成する。配信部14は、学習済みモデル生成部13により生成された学習済みモデルを、空気調和装置20に配信する。
≪制御装置40≫
制御装置40は、記憶部41、取得部42、算出部43、推論部44、及び制御部45を有する。これら各部は、例えば、制御装置40にインストールされた1以上のプログラムが、制御装置40のCPUに実行させる処理により実現されてもよい。
記憶部41は、空気調和装置20の運転状態に関する情報を記憶する履歴記憶部411、及び学習装置10から配信された学習済みモデルを記憶する学習済みモデル記憶部412を有する。履歴記憶部411に記憶される情報の内容については後述する。
取得部42は、空気調和装置20の運転状態に関する情報を、空気調和装置20の各種センサ等から取得する。また、取得部42は、学習済みモデルを学習装置10から取得し、取得した学習済みモデルを学習済みモデル記憶部412に記憶させる。
算出部43は、例えば、各入力値に対する目標値が予め設定された表(テーブル)のデータ、または予め設定された関数等により、空気調和装置20の運転状態の目標値を算出(決定)する。なお、算出部43は、「決定部」の一例である。
算出部43は、高圧の目標値である目標高圧Phsを算出する。算出部43は、例えば、暖房運転時には、ユーザにより設定された設定温度Tsと室内温度センサ302により測定された室内温度Taとの差である温度偏差et、及び暖房時膨張弁入り口温度センサ306により測定された温度T4に基づいて、目標高圧Phsを算出してもよい。または、算出部43は、温度偏差et、及び外気温度センサ301により測定された外気温T0等に基づいて、目標高圧Phsを算出してもよい。また、算出部43は、例えば、空気調和装置20が車載用の空気調和装置20の場合は、車両に設置された日射量センサにより測定された日射量、温度偏差et、及び外気温T0等に基づいて、目標高圧Phsを算出してもよい。
また、算出部43は、冷房運転時には、外気温T0、及び冷房時膨張弁入り口温度センサ307により測定された温度T4に基づいて、目標高圧Phsを算出してもよい。
また、算出部43は、温度偏差etに基づいて、冷凍サイクルの低圧の目標値である目標低圧Plsを算出してもよい。また、算出部43は、温度偏差et、低圧センサ303により測定された実低圧Pl、高圧センサ305により測定された実高圧Ph、圧縮機201の運転周波数fc及び外気温T0に基づいて、冷媒の吐出温度の目標値である目標吐出温度T1sを算出してもよい。また、算出部43は、例えば、目標高圧Phsに基づいて圧縮機201の回転速度の目標値を算出してもよい。この場合、算出部43は、例えば、目標高圧Phsの値が大きくなる程、圧縮機201の回転速度の目標値を大きくすることで、実高圧の値が大きくなるようにしてもよい。
推論部44は、学習済みモデル記憶部412に記憶されている学習済みモデルに基づいて、膨張弁204の適切な開度を推論(決定)する。なお、推論部44は、空気調和装置20の冷媒回路200に複数の膨張弁が設けられている場合、図1の膨張弁204のような、凝縮器の冷媒の出口側に設けられているメインの膨張弁に対して、適切な開度を推論してもよい。
制御部45は、例えば、算出部43により算出された各機器に対する目標値に基づいて、空気調和装置20の各機器を制御する。制御部45は、例えば、圧縮機201、室外ファン208、及び室内ファン209等を制御する。制御部45は、圧縮機201のモータへ供給される交流の周波数(運転周波数)を調整することにより、圧縮機201の回転速度を変化させ、圧縮機201の容量を変化させる。
制御部45は、室外ファン208のモータへ供給される交流の周波数(運転周波数)を調整することにより、室外ファン208の回転速度を変化させ、室外ファン208から室外熱交換器203へ供給される空気の流量を変化させる。制御部45は、室内ファン209のモータへ供給される交流の周波数(運転周波数)を調整することにより、室内ファン209の回転速度を変化させ、室内ファン209から室内熱交換器207へ供給される空気の流量を変化させる。
また、制御部45は、推論部44により推論された値に基づいて、膨張弁204の開度等を制御する。制御部45は、例えば、膨張弁204のパルスモータへ供給される信号のパルス数を調整することにより、該パルス数に応じた角度だけ膨張弁204のパルスモータを回転させ、膨張弁204の開度を変更させる。
また、制御部45は、例えば、膨張弁204の開度を変更する制御を行った際、及びそれ以降の所定間隔(例えば、10秒毎)で所定回数、空気調和装置20の運転状態に関する情報を履歴記憶部411に記憶させる。
<処理>
≪学習時の処理≫
次に、図4から図7を参照し、実施形態に係る空気調和システム1の学習時の処理の一例について説明する。図4は、実施形態に係る空気調和システム1の学習時の処理の一例を示すフローチャートである。図5は、実施形態に係る履歴記憶部411に記憶される運転状態に関する履歴情報の一例を示す図である。図6Aから図6Cは、実施形態に係る一連の履歴の例について説明する図である。図7は、第1実施形態に係る学習用データ121の一例を示す図である。
ステップS101において、学習装置10の取得部11は、空気調和装置20の運転状態に関する履歴情報を空気調和装置20から取得する。ここで、学習装置10の取得部11は、制御装置40の履歴記憶部411に記憶されている履歴情報を取得する。
なお、当該履歴情報は、例えば、ユーザにより空気調和装置20が設置されることが想定される一般的な建物の部屋(実験室)等に設置された空気調和装置20を、各種パラメータを変更しながら運転させることにより収集された情報でもよい。
(履歴記憶部411)
図5の例では、履歴記憶部411に記憶される運転状態に関する履歴情報には、日時、運転モード、設定温度、膨張弁204の開度、膨張弁204の開度の変更量、外気温、室内温度、低圧、膨張弁204の入り口温度、圧縮機201の吸入温度、圧縮機201の回転速度、及び室内ファン209の回転速度、目標高圧、高圧(実高圧)、及び消費電力等の項目の情報の組(レコード)が含まれている。
日時は、各種センサ等により運転状態に関する情報等が測定、算出、または取得された日時である。運転モードは、空気調和装置20の運転モードである。運転モードには、例えば、暖房運転、及び冷房運転等が含まれてもよい。設定温度は、リモコン等の操作によりユーザから設定された、室内の目標温度である。
膨張弁204の開度は、例えば、膨張弁204のパルスモータへ供給された信号のパルス数に基づいて算出された値でもよい。膨張弁204の開度の変更量は、制御装置40によって制御される膨張弁204の開度の変更量であり、例えば、膨張弁204のパルスモータへ供給される信号のパルス数に基づいて算出された値でもよい。
外気温は、外気温度センサ301により測定された外気温である。室内温度は、室内温度センサ302により測定された室内温度である。低圧は、低圧センサ303により測定された、圧縮機201に吸入される冷媒の圧力である。膨張弁204の入り口温度は、空気調和装置20が暖房運転をしている場合は、暖房時膨張弁入り口温度センサ306により測定された温度であり、冷房運転をしている場合は、冷房時膨張弁入り口温度センサ307により測定された温度である。
圧縮機201の吸入温度は、吸入温度センサ308により測定された温度である。圧縮機201の回転速度は、圧縮機201のモータの回転速度であり、例えば、制御装置40により圧縮機201のモータへ供給されている交流の周波数の情報に基づいて算出されてもよい。室内ファン209の回転速度は、室内ファン209のモータの回転速度であり、例えば、制御装置40により室内ファン209のモータへ供給されている交流の周波数の情報に基づいて算出されてもよい。
目標高圧は、算出部43により算出された目標高圧である。高圧は、高圧センサ305により測定された高圧の圧力である。消費電力は、空気調和装置20の単位時間当たりの消費電力である。
続いて、学習装置10の学習用データ生成部12は、取得した履歴情報に基づいて、図7に示すような学習用データ(学習用のデータセット)121を生成する(ステップS102)。ここで、学習装置10の学習用データ生成部12は、膨張弁204の開度を変更した以降の動作結果に基づいて、取得した履歴情報から、学習データとして利用するデータを抽出してもよい。
この場合、学習装置10の学習用データ生成部12は、例えば、まず、履歴の情報から、膨張弁204の開度を変更した以降の各時点における、目標高圧と実高圧との差(以下で、「高圧偏差」と称する。)をそれぞれ算出する。そして、学習装置10の学習用データ生成部12は、膨張弁204の開度が調整された履歴(以下で、「一連の履歴」と称する。)をそれぞれ抽出する。学習装置10の学習用データ生成部12は、例えば、膨張弁204の開度の調整が開始された時点から、所定の時点(例えば、高圧偏差が所定の閾値以下となる時点)までの履歴を、一連の履歴としてそれぞれ抽出してもよい。なお、空気調和装置20の制御装置40は、例えば、ユーザのリモコン操作による設定温度等の変更、及び室内温度の変化等により、温度偏差etが第1閾値(例えば、1℃)以上となった場合、膨張弁204の開度の調整を開始してもよい。
図6A、図6B、及び図6Cには、一連の履歴の例が、ユーザのリモコン操作により設定温度が変更されたことにより膨張弁204の開度を変更した時点を横軸の原点(時間t=0)としたグラフ上で示されている。図6Aの例では、当該一連の履歴のうち、設定温度の時間推移601と室内温度の時間推移602が示されている。図6Bの例では、当該一連の履歴のうち、目標高圧の時間推移611と実高圧の時間推移612が示されている。図6Cの例では、当該一連の履歴のうち、膨張弁204の開度の時間推移621が示されている。
図6A、図6B、及び図6Cの例では、空気調和装置20が暖房運転している場合に、時間t=0以前の時点でリモコン操作により設定温度が所定の温度だけ高い温度に変更されたため、時間t=0の時点での目標高圧611Aは比較的高く算出され、実高圧612Aとの高圧偏差が比較的大きな値となっている。時間t=0の時点で、膨張弁204の開度の値621Aは比較的小さくされ、実高圧及び室内温度は比較的急速に上昇する。そして、時間t=tの時点で、膨張弁204の開度の値621Bは比較的大きくされ、実高圧及び室内温度の上昇速度は減速し、時間t=tの時点、及び時間t=tの時点で、膨張弁204の開度の値は、値621C、及び値621Dに微調整され、時間の経過に従って、高圧偏差が小さくなっている。
(教師有り学習用の学習用データ生成処理の例)
学習装置10の学習用データ生成部12は、各一連の履歴のうち、高圧偏差の合計値(積分値)が低い順に所定割合の履歴を、教師データとして抽出してもよい。この場合、各一連の履歴のうち、図6Bの高圧偏差の合計値を示す領域613の面積が比較的小さい一連の履歴が、教師データとして抽出される。これにより、例えば、目標値に迅速に到達できる膨張弁204の開度の変更パターンを教師有り学習の正解データとして抽出できる。
また、学習装置10の学習用データ生成部12は、抽出した一連の履歴のうち、各時点における高圧偏差の実際の変化速度と、各高圧偏差に対して予め設定されている高圧偏差の変化速度の目標値との差の合計値(積分値)が低い順に所定割合の履歴を教師データとして抽出してもよい。これにより、例えば、急激な高圧偏差の変化を低減しながら、適切な制御を行う膨張弁204の開度の変更パターンを正解データとして抽出できる。
(学習用データの例)
図7の例では、学習装置10の学習用データ生成部12により生成された学習用データ121には、運転モード、高圧偏差、外気温、低圧、膨張弁204の入り口温度、圧縮機201の吸入温度、圧縮機201の回転速度、室内ファン209の回転速度、及び膨張弁204の開度の時間推移(膨張弁204の開度の変更パターン)の組の各情報(レコード)が含まれている。
運転モード、高圧偏差、外気温、低圧、膨張弁204の入り口温度、圧縮機201の吸入温度、圧縮機201の回転速度、及び室内ファン209の回転速度の各項目は、上述した一連の履歴のうち、膨張弁204の開度を変更した時点での各項目の値である。膨張弁204の開度の時間推移は、当該一連の履歴の各時点における膨張弁204の開度を示す情報であり、当該一連の履歴における膨張弁204の開度が制御装置40により変更されたパターンを示す情報である。膨張弁204の開度の時間推移には、各時点における膨張弁204の開度の変更量の情報が含まれてもよい。
これにより、膨張弁204の開度の変更量に対して高圧偏差の時間推移に影響を与える各運転状態に関する情報に応じて、膨張弁204の開度の最適な変更量を機械学習することができる。
続いて、学習装置10の学習済みモデル生成部13は、生成された学習用のデータに基づいて機械学習を行うことにより、学習済みモデルを生成する(ステップS103)。ここで、学習装置10の学習済みモデル生成部13は、例えば、教師有り学習、または強化学習等により、機械学習を行ってもよい。学習装置10の学習済みモデル生成部13は、例えば、NN(Neural Network)、ランダムフォレスト、及びSVM(Support Vector Machine)等、各種の機械学習の手法を用いて機械学習を行ってもよい。
学習装置10の学習済みモデル生成部13は、強化学習により機械学習を行う場合、例えば、一連の履歴の高圧偏差の合計値が低い程報酬を高く算出して機械学習を行ってもよい。または、例えば、各時点における高圧偏差の実際の変化速度と、各高圧偏差に対して予め設定されている高圧偏差の変化速度の目標値との差の合計値が低い程、報酬を高く算出して機械学習を行ってもよい。
続いて、学習装置10の配信部14は、生成した学習済みモデルを空気調和装置20に配信する(ステップS104)。これにより、膨張弁204の開度の変更量を決定するための学習済みモデルが、制御装置40の学習済みモデル記憶部412に記憶される。
≪推論時の処理≫
次に、図8を参照し、実施形態に係る空気調和システム1の推論時の処理の一例について説明する。図8は、実施形態に係る空気調和システム1の推論時の処理の一例を示すフローチャートである。以下の処理は、例えば、空気調和装置20が暖房運転、及び冷房運転をしている間に、定期的に実行されてもよい。また、以下の処理は、ユーザから設定温度を変更する操作をリモコン等で受け付けた際にも実行されてもよい。
ステップS201において、制御装置40の算出部43は、目標高圧を算出する。続いて、制御装置40は、高圧偏差を算出する(ステップS202)。
続いて、制御装置40の推論部44は、高圧偏差と、空気調和装置20の現在の運転状態に関する情報と、学習済みモデルとに基づいて、膨張弁204の開度の最適な変更量を推論し、膨張弁204の開度の変更量を決定する(ステップS203)。ここで、制御装置40の推論部44は、高圧偏差と、空気調和装置20の現在の運転状態に関する情報とを学習済みモデルに入力することにより、最適な膨張弁204の開度の変更量を推論させる。ここで、制御装置40の推論部43は、空気調和装置20の現在の運転状態に関する情報に基づいて、例えば、運転モード、外気温、低圧、膨張弁204の入り口温度、圧縮機201の吸入温度、圧縮機201の回転速度、及び室内ファン209の回転速度の現在の値を算出する。そして、算出した各項目の値と、高圧偏差の値とを学習済みモデルに入力することにより、最適な膨張弁204の開度の変更量の時間推移を推論させる。
続いて、制御装置40の制御部45は、推論部44により決定された膨張弁204の開度の変更量に基づいて、膨張弁204を制御する(ステップS204)。これにより、例えば、膨張弁204の開度を変更した後の高圧偏差の時間的な推移に基づいて、膨張弁204の開度を調整する従来のフィードバック方式等と比較して、膨張弁204の開度をより適切に変更することができる。なお、開示の技術は、暖房運転において特に有用である。これは、暖房運転時は室内機側が冷凍サイクルの高圧になるためである。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、高圧偏差に基づいて膨張弁204の開度を制御する例について説明した。第2の実施形態では、ユーザの満足度に基づいて膨張弁204の開度を制御する例について説明する。第2の実施形態によれば、ユーザの満足度が高くなる膨張弁204の開度の変更量を決定するための学習済みモデルを生成できるため、ユーザの満足度が高くなるように膨張弁204の開度を制御することができる。以下、第2の実施形態について、上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1の実施形態の各処理と第2の実施形態の各処理とを、組み合わせて実行させることもできる。
(教師有り学習用の学習用データ生成処理の例)
学習装置10の学習用データ生成部12は、各一連の履歴のうち、消費電力の合計値(積分値)が低い順に所定割合の履歴を、教師データとして抽出してもよい。また、学習装置10の学習用データ生成部12は、各一連の履歴のうち、設定温度の変更回数が低い順に所定割合の履歴を、教師データとして抽出してもよい。また、学習装置10の学習用データ生成部12は、各一連の履歴のうち、リモコン操作等により入力された空気調和装置20の動作結果の適否を示す情報に基づいて、ユーザから適切と入力された頻度が高い順に所定割合の履歴を、教師データとして抽出してもよい。
第2の実施形態では、図4のステップS102において、学習装置10の学習用データ生成部12は、取得した履歴情報に基づいて、図9に示すような学習用データ(学習用のデータセット)121Aを生成する。図9は、第2実施形態に係る学習用データ121Aの一例を示す図である。図9に示す第2の実施形態に係る学習用データ121Aには、図7で示した第1の実施形態に係る学習用データ121に含まれる各項目の情報に加え、設定温度の変更頻度、及び消費電力が含まれている。
設定温度の変更頻度は、一連の履歴においてユーザのリモコン操作等により設定温度が変更された頻度である。学習装置10の学習用データ生成部12は、膨張弁204の開度の調整が開始された時点から所定時間(例えば、30分)以内に設定温度が変更された回数を、設定温度の変更頻度として算出してもよい。または、学習装置10の学習用データ生成部12は、膨張弁204の開度の調整が開始された時点から、高圧偏差が所定の閾値以下となるまでの時点の履歴である一連の履歴において設定温度が変更された回数を、設定温度の変更頻度として算出してもよい。消費電力は、例えば、一連の履歴における消費電力の合計値でもよい。
そして、図4のステップS103において、学習装置10の学習済みモデル生成部13は、生成された学習用のデータに基づいて機械学習を行うことにより、学習済みモデルを生成する。
なお、学習装置10の学習済みモデル生成部13は、強化学習により機械学習を行う場合、例えば、一連の履歴の消費電力の合計値が低い程、報酬を高く算出して、機械学習を行ってもよい。または、一連の履歴における設定温度の変更頻度が少ない程、報酬を高く算出して、機械学習を行ってもよい。また、学習装置10の学習用データ生成部12は、各一連の履歴のうち、リモコン操作等により入力された空気調和装置20の動作結果の適否を示す情報に基づいて、ユーザから適切と入力された頻度が高い程、報酬を高く算出して、機械学習を行ってもよい。
<変形例>
学習装置10の各機能部は、例えば1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。また、上述した学習装置10の各機能部の処理の少なくとも一部は、空気調和装置20の制御装置40にて実行されてもよい。また、学習装置10と制御装置40とを一体の装置として構成してもよい。
また、一の学習装置10が、複数の空気調和装置20からそれぞれ取得した情報に基づいて一の学習済みモデルを生成し、生成した一の学習済みモデルを各空気調和装置20に配信するようにしてもよい。
以上、実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 空気調和システム
10 学習装置
11 取得部
12 学習用データ生成部
13 学習済みモデル生成部
14 配信部
20 空気調和装置
200 冷媒回路
201 圧縮機
202 四路切換弁
203 室外熱交換器
204 膨張弁
207 室内熱交換器
208 室外ファン
209 室内ファン
301 外気温度センサ
302 室内温度センサ
303 低圧センサ
304 吐出温度センサ
305 高圧センサ
306 暖房時膨張弁入り口温度センサ
307 冷房時膨張弁入り口温度センサ
308 吸入温度センサ
40 制御装置
41 記憶部
411 履歴記憶部
412 学習済みモデル記憶部
42 取得部
43 算出部
44 推論部
45 制御部

Claims (24)

  1. 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置の運転状態に関する情報と、前記膨張弁の開度を示す情報と、前記空気調和装置の動作結果に関する情報との組み合わせを含むデータセットに基づいて学習を行い、前記空気調和装置の運転状態に関する情報に基づいて前記膨張弁の開度の変更量を決定するための学習済みモデルを生成する学習済みモデル生成部を有し、
    前記動作結果に関する情報には、前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値の変化速度と、測定された高圧圧力の値の変化速度との差の情報が含まれる、
    情報処理装置。
  2. 前記空気調和装置の運転状態に関する情報には、外気温、及び前記圧縮機に吸入される冷媒の圧力の少なくとも一方が含まれる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記空気調和装置の運転状態に関する情報には、前記膨張弁の入り口温度が含まれる、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記空気調和装置の運転状態に関する情報には、前記圧縮機の吸入温度が含まれる、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記空気調和装置の運転状態に関する情報には、前記圧縮機の回転速度が含まれる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記空気調和装置の運転状態に関する情報には、前記室内熱交換器の室内ファンの回転速度が含まれる、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記膨張弁の開度を示す情報には、複数の時点のそれぞれにおける前記膨張弁の開度を示す情報が含まれ、
    前記学習済みモデル生成部は、複数の時点のそれぞれにおける前記膨張弁の開度の変更量を決定するための学習済みモデルを生成する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記動作結果に関する情報には、
    室内温度の設定が変更された頻度、及びユーザから入力された前記動作結果に対する適否を示す情報の少なくとも一方が含まれる、
    請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記動作結果に関する情報には、
    前記空気調和装置の消費電力の情報が含まれる、
    請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記学習済みモデル生成部により生成された学習済みモデルと、前記空気調和装置の運転状態に関する情報とに基づいて、前記膨張弁の開度の変更量を決定する決定部と、
    前記決定部により決定された前記膨張弁の開度の変更量に応じて、前記膨張弁の開度を変更する制御部と、を有する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置の運転状態に関する情報と、前記膨張弁の開度を示す情報と、前記空気調和装置の動作結果に関する情報との組み合わせを含むデータセットから、前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値と、測定された高圧圧力の値との差の合計値に基づいて学習用データを抽出する学習用データ生成部と、
    前記学習用データに基づいて学習を行い、前記空気調和装置の運転状態に関する情報に基づいて、前記膨張弁の開度の変更量を決定するための学習済みモデルを生成する学習済みモデル生成部を有する情報処理装置。
  12. 前記学習用データ生成部は、前記合計値が低い順に所定割合の履歴を、教師データとして抽出する、
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記学習用データ生成部は、前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値と、測定された高圧圧力の値との差の変化速度と、当該差に対する変化速度の目標値との差の合計値が低い順に所定割合の履歴を、教師データとして抽出する、
    請求項11または12に記載の情報処理装置。
  14. 前記学習済みモデル生成部は、
    前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値と、測定された高圧圧力の値との差の合計値に基づいて報酬を算出し、算出した報酬に基づいて学習を行う、
    請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置であって、
    前記空気調和装置の運転状態に関する情報、前記膨張弁の開度を示す情報、及び前記空気調和装置の動作結果に関する情報の組み合わせを含むデータセットに基づいて機械学習を行うことにより生成された学習済みモデルと、前記空気調和装置の運転状態に関する情報とに基づいて、前記膨張弁の開度の変更量を決定する決定部と、
    前記決定部により決定された前記膨張弁の開度の変更量に応じて、前記膨張弁の開度を変更する制御部と、を有し、
    前記動作結果に関する情報には、前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値の変化速度と、測定された高圧圧力の値の変化速度との差の情報が含まれる、
    空気調和装置。
  16. 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置であって、
    前記空気調和装置の運転状態に関する情報、前記膨張弁の開度を示す情報、及び前記空気調和装置の動作結果に関する情報の組み合わせを含むデータセットに基づいて機械学習を行うことにより生成された学習済みモデルと、前記空気調和装置の運転状態に関する情報とに基づいて、前記膨張弁の開度の変更量を決定する決定部と、
    前記決定部により決定された前記膨張弁の開度の変更量に応じて、前記膨張弁の開度を変更する制御部と、を有し、
    前記学習済みモデルは、前記データセットから前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値と、測定された高圧圧力の値との差の合計値に基づいて抽出された学習用データを用いて学習されている
    空気調和装置。
  17. 情報処理装置が、
    圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置の運転状態に関する情報と、前記膨張弁の開度を示す情報と、前記空気調和装置の動作結果に関する情報との組み合わせを含むデータセットに基づいて学習を行い、前記空気調和装置の運転状態に関する情報に基づいて前記膨張弁の開度の変更量を決定するための学習済みモデルを生成する処理を実行し、
    前記動作結果に関する情報には、前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値の変化速度と、測定された高圧圧力の値の変化速度との差の情報が含まれる、
    情報処理方法。
  18. 情報処理装置が、
    圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置の運転状態に関する情報と、前記膨張弁の開度を示す情報と、前記空気調和装置の動作結果に関する情報との組み合わせを含むデータセットから、前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値と、測定された高圧圧力の値との差の合計値に基づいて学習用データを抽出する処理と、
    前記学習用データに基づいて学習を行い、前記空気調和装置の運転状態に関する情報に基づいて、前記膨張弁の開度の変更量を決定するための学習済みモデルを生成する処理と、を実行する情報処理方法。
  19. 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置が、
    前記空気調和装置の運転状態に関する情報、前記膨張弁の開度を示す情報、及び前記空気調和装置の動作結果に関する情報の組み合わせを含むデータセットに基づいて機械学習を行うことにより生成された学習済みモデルと、前記空気調和装置の運転状態に関する情報とに基づいて、前記膨張弁の開度の変更量を決定する処理と、
    決定された前記膨張弁の開度の変更量に応じて、前記膨張弁の開度を変更する処理と、実行し、
    前記動作結果に関する情報には、前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値の変化速度と、測定された高圧圧力の値の変化速度との差の情報が含まれる、
    空気調和方法。
  20. 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置が、
    前記空気調和装置の運転状態に関する情報、前記膨張弁の開度を示す情報、及び前記空気調和装置の動作結果に関する情報の組み合わせを含むデータセットに基づいて機械学習を行うことにより生成された学習済みモデルと、前記空気調和装置の運転状態に関する情報とに基づいて、前記膨張弁の開度の変更量を決定する処理と、
    決定された前記膨張弁の開度の変更量に応じて、前記膨張弁の開度を変更する処理と、実行し、
    前記学習済みモデルは、前記データセットから前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値と、測定された高圧圧力の値との差の合計値に基づいて抽出された学習用データを用いて学習されている
    空気調和方法。
  21. 情報処理装置に、
    圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置の運転状態に関する情報と、前記膨張弁の開度を示す情報と、前記空気調和装置の動作結果に関する情報との組み合わせを含むデータセットに基づいて学習を行い、前記空気調和装置の運転状態に関する情報に基づいて前記膨張弁の開度の変更量を決定するための学習済みモデルを生成する処理を実行させ、
    前記動作結果に関する情報には、前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値の変化速度と、測定された高圧圧力の値の変化速度との差の情報が含まれる、
    プログラム。
  22. 情報処理装置に、
    圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置の運転状態に関する情報と、前記膨張弁の開度を示す情報と、前記空気調和装置の動作結果に関する情報との組み合わせを含むデータセットから、前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値と、測定された高圧圧力の値との差の合計値に基づいて学習用データを抽出する処理と、
    前記学習用データに基づいて学習を行い、前記空気調和装置の運転状態に関する情報に基づいて、前記膨張弁の開度の変更量を決定するための学習済みモデルを生成する処理と、を実行させるプログラム。
  23. 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置に、
    前記空気調和装置の運転状態に関する情報、前記膨張弁の開度を示す情報、及び前記空気調和装置の動作結果に関する情報の組み合わせを含むデータセットに基づいて機械学習を行うことにより生成された学習済みモデルと、前記空気調和装置の運転状態に関する情報とに基づいて、前記膨張弁の開度の変更量を決定する処理と、
    決定された前記膨張弁の開度の変更量に応じて、前記膨張弁の開度を変更する処理と、を実行させ、
    前記動作結果に関する情報には、前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値の変化速度と、測定された高圧圧力の値の変化速度との差の情報が含まれる、
    プログラム。
  24. 圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器を含む冷媒回路を有する空気調和装置に、
    前記空気調和装置の運転状態に関する情報、前記膨張弁の開度を示す情報、及び前記空気調和装置の動作結果に関する情報の組み合わせを含むデータセットに基づいて機械学習を行うことにより生成された学習済みモデルと、前記空気調和装置の運転状態に関する情報とに基づいて、前記膨張弁の開度の変更量を決定する処理と、
    決定された前記膨張弁の開度の変更量に応じて、前記膨張弁の開度を変更する処理と、を実行させ、
    前記学習済みモデルは、前記データセットから前記膨張弁の開度の調整が開始された時点から所定の時点までの、前記空気調和装置の冷凍サイクルにおける高圧圧力の目標値と、測定された高圧圧力の値との差の合計値に基づいて抽出された学習用データを用いて学習されている
    プログラム。
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