JP7384193B2 - 表示方法、プロジェクター、及びプロジェクションシステム - Google Patents

表示方法、プロジェクター、及びプロジェクションシステム Download PDF

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Description

本発明は、表示方法、プロジェクター、及びプロジェクションシステムに関する。
複数台のプロジェクターによりマルチプロジェクションを行っている場合、少なくとも1台のプロジェクターが振動してしまうと、各プロジェクターが投射する投射画像同士の間で、ずれが生じる。このため、従来、マルチプロジェクションを行っている最中に、投射画像のずれを補正する技術が用いられてきた。
例えば、特許文献1は、マルチプロジェクション技術であって、複数のプロジェクターの各々が、投射範囲のずれを検出するための検出用画像を投射する技術を開示している。特許文献2に係る技術においては、上記の検出用画像を投射した状態で、撮像手段が各プロジェクターの投射範囲が重畳した重畳領域を撮像する。次に、検出手段が、撮像手段の撮像画像に基づいて、投射画像のずれ量を検出する。最後に、検出されたずれ量に応じて、ずれ補正手段が、画像信号を処理することにより、投射範囲を所定量だけシフトさせる。
特開2012-165091号公報
重畳領域においては、2つの表示画像が合成されることになるため、一般に2つの表示画像のブレンディングの比率が予め定められている。あるプロジェクターが振動する場合、振動に伴って重畳領域の位置が元の重畳領域の位置からずれることになる。しかし、特許文献1に係る技術は、画像信号の処理によって、単に投射範囲をシフトさせるだけであるので、ずれた後の重畳領域に表示画像を表示することができても、元の重畳領域に応じたブレンディングの比率に従って表示画像を表示することになる。この結果、重畳領域における表示画像の表示品質が劣化することがある。
本発明の一態様に係る表示方法は、表示面に第1画像を表示するプロジェクターの、画像の表示方法であって、前記プロジェクターの位置が基準位置である場合に、前記第1画像のうち、前記第1画像と他のプロジェクターによって表示される第2画像とが前記表示面において重畳する重畳領域に対応する画像の明るさを、前記重畳領域内の位置に応じて定められた第1減衰係数に基づいて、減衰させることと、前記プロジェクターの位置が基準位置から変位した場合に、前記プロジェクターに固定される慣性センサの出力信号に基づいて算出される前記プロジェクターの変位に関する変位情報に応じて、前記第1減衰係数を補正することと、前記プロジェクターの位置が前記基準位置から変位した場合に、前記補正された第1減衰係数に基づいて、前記第1画像のうち前記重畳領域に対応する画像の明るさを減衰させることと、を含む画像の表示方法である。
また、本発明の一態様に係るプロジェクターは、表示面に第1画像を表示するプロジェクターであって、前記プロジェクターの位置が基準位置である場合、前記第1画像のうち、前記第1画像と他のプロジェクターによって表示される第2画像とが前記表示面において重畳する重畳領域に対応する画像の明るさを、前記重畳領域内の位置に応じて定められた第1減衰係数に基づいて、減衰させる減衰部と、前記プロジェクターの位置が基準位置から変位した場合に、前記プロジェクターに固定される慣性センサの出力信号に基づいて算出される前記プロジェクターの変位に関する変位情報に応じて、前記第1減衰係数を補正する補正部とを備え、前記減衰部は、前記プロジェクターの位置が前記基準位置から変位した場合に、前記補正された第1減衰係数に基づいて、前記第1画像のうち前記重畳領域に対応する画像の明るさを減衰させる、プロジェクターである。
また、本発明の一態様に係るプロジェクションシステムは、表示面に第1画像を表示する第1プロジェクターと、前記表示面に第2画像を表示する第2プロジェクターを含むプロジェクションシステムであって、前記第1プロジェクターは、前記第1プロジェクターの位置が基準位置である場合、前記第1画像のうち、前記第1画像と前記第2画像とが前記表示面において重畳する重畳領域に対応する画像の明るさを、前記重畳領域内の位置に応じて定められた第1減衰係数に基づいて、減衰させる減衰部と、前記第1プロジェクターの位置が基準位置から変位した場合に、前記第1プロジェクターに固定される慣性センサの出力信号に基づいて算出される前記プロジェクターの変位に関する変位情報に応じて、前記第1減衰係数を補正する補正部とを備え、前記減衰部は、前記第1プロジェクターの位置が前記基準位置から変位した場合に、前記補正された第1減衰係数に基づいて、前記第1画像のうち前記重畳領域に対応する画像の明るさを減衰させる、プロジェクションシステムである。
また、本発明の一態様に係るプロジェクションシステムは、表示面に第1画像を表示する第1プロジェクターと、前記表示面に第2画像を表示する第2プロジェクターを含むプロジェクションシステムであって、前記第1プロジェクターは、前記第1プロジェクターの位置が基準位置である場合、前記第1画像のうち、前記第1画像と前記第2画像とが前記表示面において重畳する前記重畳領域に対応する画像の明るさを、前記重畳領域内の位置に応じて定められた第1減衰係数に基づいて、減衰させる第1減衰部と、前記第1プロジェクターの位置が基準位置から変位した場合に、前記第1プロジェクターに固定される慣性センサの出力信号に基づいて算出される前記第1プロジェクターの変位に関する変位情報に応じて、前記表示面における前記重畳領域の位置に関する位置情報を算出する算出部と、前記位置情報を前記第2プロジェクターに出力する情報出力部と、前記第1減衰係数を、前記変位情報に応じて補正する補正部とを備え、前記第1減衰部は、前記第1プロジェクターの位置が前記基準位置から変位した場合に、前記補正された第1減衰係数に基づいて、前記第1画像のうち前記重畳領域に対応する画像の明るさを減衰させ、前記第2プロジェクターは、前記第2画像のうち前記重畳領域に対応する画像の明るさを、前記重畳領域内の位置に応じて定められた第2減衰係数に基づいて、減衰させる第2減衰部と、前記位置情報を取得する情報取得部と、前記第2減衰係数を、前記位置情報に応じて補正する補正部とを備え、前記第2減衰部は、前記補正された第2減衰係数に基づいて、前記第2画像の明るさを減衰させる、プロジェクションシステムである。
第1実施形態に係るプロジェクションシステム1の全体構成を示すブロック図である。 制御装置10の構成例を示すブロック図である。 第1表示画像81と第2表示画像82の例を示す図である。 第1プロジェクター20の構成例を示すブロック図である。 補正部235による、第1減衰係数の補正方法についての説明図である。 補正部235による、第1減衰係数の補正方法についての説明図である。 補正部235による、第1減衰係数の補正方法についての説明図である。 第2プロジェクター30の構成例を示すブロック図である。 プロジェクションシステム1の動作の一例を示すシーケンスチャートである。 第2実施形態に係るプロジェクションシステム1Aの全体構成を示す概略図である。 第1プロジェクター20Aの構成例を示すブロック図である。 第2プロジェクター30Aの構成例を示すブロック図である。 補正部336による、第2減衰係数の補正方法についての説明図である。 プロジェクションシステム1Aの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
以下、実施形態に係る画像の表示方法、プロジェクター、及びプロジェクションシステムについて図面を参照して説明する。なお、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施形態は、好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本開示の範囲は、以下の説明において特に本開示を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
1.第1実施形態
1-1.全体構成
図1は、第1実施形態に係るプロジェクションシステム1の全体構成を示すブロック図である。プロジェクションシステム1は、1台の制御装置10と、複数台のプロジェクターとして、第1プロジェクター20及び第2プロジェクター30とを備える。なお、説明の簡略化のため、図1に示す例において、プロジェクションシステム1は、2台のプロジェクターである第1プロジェクター20と第2プロジェクター30とを備える。しかし、プロジェクションシステム1が備えるプロジェクターの台数は2台に限定されず、3台以上であってもよい。
プロジェクションシステム1においては、制御装置10が、第1プロジェクター20と第2プロジェクター30とを制御する。制御装置10が1枚の画像を略2分割して、分割された画像の各々を、第1プロジェクター20と第2プロジェクター30とに出力する。第1プロジェクター20と第2プロジェクター30とが、分割された画像の各々を表示面に投射することで、表示画像を表示面に表示する。表示面は、壁やスクリーン等であってよいが、これらには限定されない。
1-2.制御装置10の構成
図2は、制御装置10の構成例を示すブロック図である。制御装置10は、PCを典型例とするが、これには限定されず、例えばタブレット端末やスマートフォンであってもよい。制御装置10は、処理装置11、記憶装置12、表示装置13、入力装置14、及び通信装置15を備える。制御装置10の各要素は、情報を通信するための単体又は複数のバスで相互に接続される。
処理装置11は、制御装置10の全体を制御するプロセッサであり、例えば、単数又は複数のチップで構成される。処理装置11は、例えば、周辺装置とのインタフェース、演算装置及びレジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成される。なお、処理装置120の機能の一部又は全部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアによって実現してもよい。処理装置11は、各種の処理を並列的又は逐次的に実行する。
記憶装置12は、処理装置11が読取可能な記録媒体であり、処理装置11が実行する制御プログラムPR1を含む複数のプログラムを記憶する。また、記憶装置12は、第1プロジェクター20、及び第2プロジェクター30でマルチプロジェクションされる画像を記憶する。更に、記憶装置12は、第1プロジェクター20及び第2プロジェクター30の配置に係るレイアウト情報を記憶してもよい。記憶装置12は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置12は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ又は主記憶装置等と呼ばれてもよい。
表示装置13は、画像や文字情報を表示するデバイスである。表示装置13は、処理装置11による制御のもとで各種の画像を表示する。例えば、液晶表示パネル及び有機EL(Electro Luminescence)表示パネル等の各種の表示パネルが表示装置13として好適に利用される。
入力装置14は、ユーザーからの操作を受け付ける機器である。例えば、入力装置14は、キーボード、タッチパッド、タッチパネル又はマウス等のポインティングデバイスを含んで構成される。ここで、入力装置14は、タッチパネルを含んで構成される場合、表示装置13を兼ねてもよい。
通信装置15は、他の装置、とりわけ第1プロジェクター20及び第2プロジェクター30と通信を行うための、送受信デバイスとしてのハードウェアであり、例えばインタフェース回路や、無線通信アンテナである。通信装置15は、例えば、ネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュール等とも呼ばれる。
処理装置11は、記憶装置12から制御プログラムPR1を読み出して実行することによって、第1画像生成部111、第2画像生成部112、第1減衰係数生成部113、第2減衰係数生成部114、及び情報出力部115として機能する。なお、制御プログラムPR1は、通信網NETを介して、処理装置11を管理するサーバなどの他の装置から送信されてもよい。
第1画像生成部111は、マルチプロジェクションの対象とする全体の画像を元にして、第1プロジェクター20から投射される第1投射画像を生成する。
第2画像生成部112は、マルチプロジェクションの対象とする全体の画像を元にして、第2プロジェクター30から投射される第2投射画像を生成する。
図3は、第1投射画像と第2投射画像の各々が、表示面70に投射されることによって表示面70に表示される第1表示画像81と第2表示画像82の例を示す図である。なお、図3において、第1表示画像81の上端の位置は“81TE”として示される。また、第2表示画像82の下端の位置は“82LE”として示される。また、本明細書において、第1表示画像81は、単に「第1画像81」と呼称されることがある。同様に、第2表示画像82は、単に「第2画像82」と呼称されることがある。
図3に示される例においては、第1表示画像81と第2表示画像82とが縦方向に並ぶと共に、第2表示画像82は第1表示画像81の、図3に示すY軸の正方向を上向きとした場合の上方に位置する。以降、各図に示すY軸の正方向を上向きとして説明する。第1表示画像81と第2表示画像82とで全体の画像を表示する場合、第1表示画像81と第2表示画像82とを縦方向に隙間なく隣接させることにより、全体の画像を表示する手法が考えられる。しかし、第1プロジェクター20から表示面70への第1投射画像の投射角と、第2プロジェクター30から表示面70への第2投射画像の投射角とを、第1表示画像81と第2表示画像82とが隙間なく隣接するように設定することは技術的には困難である。そこで、図3に示されるように、第1表示画像81の上方と第2表示画像82の下方が重畳するように、第1投射画像の投射角と、第2投射画像の投射角とが設定される。その上で、第1表示画像81と第2表示画像82との重畳領域71においては、第1表示画像81と第2表示画像82との合成画像83が表示される。当該合成画像83は、第1表示画像81の上方と、第2表示画像82の下方とで同一となる画像を、ずれなくオーバーラップさせた画像である。プロジェクションシステム1は、合成画像83を用いて、重畳領域71において、第1表示画像81と第2表示画像82とを部分的に重ね合わせるマルチプロジェクションにより、全体の画像を表示することが可能となる。
なお、この重畳領域71の位置と大きさは、処理装置11が、記憶装置12に記憶された第1プロジェクター20及び第2プロジェクター30の配置に係るレイアウト情報を用いて算出してもよい。あるいは、プロジェクションシステム1のユーザーによる、入力装置14を用いた入力内容に基づいて、処理装置11が、重畳領域71の位置と大きさを決定してもよい。
説明を図2に戻すと、第1減衰係数生成部113は、重畳領域71の合成画像83に含まれる第1表示画像81の明るさを、重畳領域71内の位置に応じて減衰させる第1減衰係数を生成する。具体的には、第1減衰係数K1は、図3に示すY軸の座標yに応じて定まり、K1=f1(y)となる。なお、第1表示画像81と第2表示画像82とが、X軸に沿って重畳する場合には、K1=f1(x)となる。
第2減衰係数生成部114は、重畳領域71の合成画像83に含まれる第2表示画像82の明るさを、重畳領域71内の位置に応じて減衰させる第2減衰係数を生成する。第2減衰係数K2は、図3に示すY軸の座標yに応じて定まり、K2=f2(y)となる。なお、第1表示画像81と第2表示画像82とが、X軸に沿って重畳する場合には、K2=f2(x)となる。
上記のように、重畳領域71において、単に第1表示画像81の上方と、第2表示画像82の下方とで同一の画像をずれなく重畳させただけの場合、合成画像83が、重畳領域71の外に表示される第1表示画像81及び第2表示画像82よりも明るくなってしまう。これにより、全体の画像の見た目に違和感が発生する。このため、プロジェクションシステム1は、合成画像83内の第1表示画像81と第2表示画像82の明るさを、それぞれ減衰させることにより、全体の画像の見た目上の違和感を抑制する。
図3の左側には、第1減衰係数及び第2減衰係数のグラフとして、ゲイン曲線91とゲイン曲線92が示される。なお、ここで「第1減衰係数」とは、第1表示画像81のうち、重畳領域71以外の領域に対応する画像の明るさに対する、第1表示画像81のうち重畳領域71に対応する画像の明るさの割合のことである。同様に、「第2減衰係数」とは、第2表示画像82のうち、重畳領域71以外の領域に対応する画像の明るさに対する、第2表示画像82のうち重畳領域71に対応する画像の明るさの割合のことである。
ゲイン曲線91に示されるように、重畳領域71の上端、すなわち第1表示画像81の上端の位置81TEにおいて、第1表示画像81のゲインは0倍となる。一方で、重畳領域71の下端、すなわち第2表示画像82の下端の位置82LEにおいて、第1表示画像81のゲインは1.0倍となる。ゲイン曲線91は、重畳領域71の上端から重畳領域71の下端にかけて、逆S字状のカーブを描く。一方で、重畳領域71の上端、すなわち第1表示画像81の上端81TEの位置において、第2表示画像82のゲインは1.0倍となる。一方で、重畳領域71の下端、すなわち第2表示画像82の下端82LEの位置において、第2表示画像82のゲインは0倍となる。ゲイン曲線92は、重畳領域71の上端から重畳領域71の下端にかけて、S字状のカーブを描く。
これにより、重畳領域71のどの位置においても、第1表示画像81のゲインと第2表示画像82のゲインとの合計値は一定値の1となる。その結果、重畳領域71内における明るさのムラ、延いては全体の画像の見た目上の違和感が発生することが抑制される。
なお、第1減衰係数生成部113は、プロジェクションシステム1のユーザーによる、入力装置14を用いて入力された入力内容に応じて、第1減衰係数を生成してもよい。同様に、第2減衰係数生成部114は、プロジェクションシステム1のユーザーによる、入力装置14を用いて入力された入力内容に応じて、第2減衰係数を生成してもよい。あるいは、第1減衰係数生成部113は、制御装置10に備わる図示しない撮像装置を用いて撮像された、表示面70の撮像画像に基づいて、第1減衰係数を生成してもよい。同様に、第2減衰係数生成部114は、制御装置10に備わる図示しない撮像装置を用いて撮像された、表示面70の撮像画像に基づいて、第2減衰係数を生成してもよい。
説明を図2に戻すと、情報出力部115は、通信装置15を用いて、第1プロジェクター20に、第1表示画像81と第1減衰係数とを出力する。同様に、情報出力部115は、通信装置15を用いて、第2プロジェクター30に、第2表示画像82と第2減衰係数とを出力する。また、情報出力部115は、通信装置15を用いて、記憶装置12に記憶されたレイアウト情報を、第1プロジェクター20及び第2プロジェクター30に出力してもよい。
1-3.第1プロジェクター20の構成
図4は、第1プロジェクター20の構成例を示すブロック図である。第1プロジェクター20は、センサ21、投射装置22、処理装置23、記憶装置24、及び通信装置25を備える。第1プロジェクター20の各要素は、情報を通信するための単体又は複数のバスで相互に接続される。
センサ21は、第1プロジェクター20の振動を検知する慣性センサである。センサ21は、例えば、加速度センサでもよく、ジャイロセンサでもよく、その双方を備えるセンサであってもよい。センサ21は第1プロジェクター20の図示しない筐体内部に備えられ、第1プロジェクター20に固定されるため、第1プロジェクター20の振動を検知することができる。
投射装置22は、後述の第1減衰部232から出力される第1投射画像をスクリーン又は壁等に投射する装置である。スクリーン又は壁は、表示面70の一例である。投射装置22は、処理装置23による制御のもとで、各種画像を投射する。投射装置22は、例えば、光源、液晶パネル、投射レンズを含み、光源からの光を、液晶パネルを用いて変調し、変調された光を、投射レンズを介してスクリーン又は壁等に投射する。
処理装置23は、第1プロジェクター20の全体を制御するプロセッサであり、例えば、単数又は複数のチップで構成される。処理装置23は、例えば、周辺装置とのインタフェース、演算装置及びレジスタ等を含む中央処理装置(CPU)で構成される。なお、処理装置23の機能の一部又は全部を、DSP、ASIC、PLD、FPGA等のハードウェアによって実現してもよい。処理装置23は、各種の処理を並列的又は逐次的に実行する。
記憶装置24は、処理装置23が読取可能な記録媒体であり、処理装置23が実行する制御プログラムPR2を含む複数のプログラムを記憶する。また、記憶装置24は、後述の通信装置25を用いて取得される第1投射画像及び第1減衰係数を記憶する。更に、記憶装置24は、第1プロジェクター20及び第2プロジェクター30の配置に係るレイアウト情報を記憶してもよい。記憶装置24は、例えば、ROM、EPROM、EEPROM、RAM等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置24は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ又は主記憶装置等と呼ばれてもよい。
通信装置25は、他の装置、とりわけ制御装置10と通信を行うための、送受信デバイスとしてのハードウェアであり、例えばインタフェース回路や、無線通信アンテナである。通信装置25は、例えば、ネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュール等とも呼ばれる。
処理装置23は、記憶装置24から制御プログラムPR2を読み出して実行することによって、重畳部231、第1減衰部232、算出部233、画像移動部234、補正部235、倍速読出部236、及び画像出力部237として機能する。なお、制御プログラムPR2は、通信網NETを介して、処理装置11を管理するサーバなどの他の装置から送信されてもよい。
重畳部231は、最初に、記憶装置24から、第1投射画像を読み出す。更に、重畳部231は、第1投射画像に対して、重畳画像を重畳する処理を施す。ここで、重畳画像とは、OSD(On Screen Display)による重畳画像のことである。
第1減衰部232は、最初に、記憶装置24から第1減衰係数を読み出す。また、第1減衰部232は、場合によっては重畳画像が重畳された第1投射画像のうち、第1表示画像81中の重畳領域71に対応する箇所の画像の明るさを、重畳領域71内の位置に応じて、第1減衰係数を用いて減衰させる。最後に、第1減衰部232は、重畳領域71に対応する箇所の画像の明るさを減衰させた第1投射画像を、記憶装置24に格納する。
算出部233は、センサ21からの出力信号に基づいて、第1プロジェクター20の位置に関する変位情報を算出する。ここで、「変位情報」は、第1プロジェクター20の変位の大きさを示す変位量と、第1プロジェクター20の変位の方向を示す変位方向を含む。
例えば、センサ21が加速度センサである場合には、第1プロジェクター20が、x-y-zの3次元空間に設置されていることを前提とする。算出部233は、センサ21によって検出されたx軸、y軸、及びz軸の加速度の値を、時間で2回積分することにより、第1プロジェクター20の位置に関する変位量を算出することが可能である。あるいは、センサ21がジャイロセンサである場合には、第1プロジェクター20の姿勢が、ロール軸、ピッチ軸、及びヨー軸の直交軸で規定されていることを前提とする。算出部233は、センサ21によって検出されたロール軸周り、ピッチ軸周り、及びヨー軸周りの角速度の値を、時間で1回積分することにより、第1プロジェクター20の姿勢に関する変位量を算出することが可能である。
画像移動部234は、第1プロジェクター20の位置が基準位置から変位した場合、表示面70において、第1表示画像81を、変位方向とは逆方向に、変位量に応じて移動するよう、液晶パネル内で第1投射画像を移動する。ここで、「基準位置」とは、第1プロジェクター20の振動がない場合の、当該第1プロジェクター20の位置のことである。
第1プロジェクター20が第1投射画像を表示面70に投射することにより、第1表示画像81を表示面70に表示させている間に、第1プロジェクター20が振動すると、第1表示画像81も第1プロジェクター20の振動に合わせて振動する。その結果、表示面70において、第1表示画像81と第2表示画像82との間にずれが発生する。そのため、第1表示画像81と第2表示画像82とをマルチプロジェクションすることによって、表示面70に表示される全体の画像の見た目に違和感が発生してしまう。
そこで、画像移動部234は、算出された第1プロジェクター20の変位量に加え、第1プロジェクター20と表示面70との距離、第1プロジェクター20の光軸と表示面70との位置関係等も用いて、第1表示画像81のずれ量を算出する。更に、画像移動部234は、当該ずれ量だけ、第1表示画像81を、第1プロジェクター20の変位方向とは逆方向に移動させるように、液晶パネル内において、第1投射画像を移動させる。言い換えれば、画像移動部234は、第1プロジェクター20の振動がない場合に表示される第1表示画像81の位置に近づけるように、当該ずれ量だけ液晶パネル内において、第1投射画像を移動させる。
補正部235は、第1減衰係数を、変位情報に応じて補正する。図5~図7は、補正部235による、第1減衰係数の補正方法についての説明図である。
図5において、第1表示画像81が上振れしたときの上端は、“81UTE”で示される。また、第1表示画像81の上端の元位置は、“81TE”で示される。また、第2表示画像82の下端は、“82LE”として示される。表示面70において、第1プロジェクター20の振動により、第1表示画像81が上振れした場合、画像移動部234が、第1表示画像81を下にずらすように、第1投射画像を液晶パネル内で移動させる。その結果、図5の右側に示すように、元々の第1表示画像81と略同位置に、移動後の第1表示画像84が表示される。しかし、第1プロジェクター20による投射領域は、上振れした位置のままであるため、図5に示されるように、第1表示画像84の上端は、上振れした投射領域の上端81UTEの位置に一致する。その結果、第1表示画像81と第2表示画像82の、元々の重畳領域71に新たな重畳領域73が加わる。この新たな重畳領域73において、第2表示画像82に対して新たに第1表示画像81が重畳されるため、重畳領域73は、重畳領域71よりも明るくなってしまう。そこで、図5の右図のように、補正部235は、第1表示画像81のうち重畳領域73に対応する箇所のゲインを0倍とし、黒く塗りつぶす。これにより、重畳領域73における、第1表示画像81と第2表示画像82とのゲインの合計値は、重畳領域73内のどの箇所においても、1.0倍となる。
図6において、第1表示画像81の上端の元位置は、“81TE”として示される。また、第1表示画像81が下ぶれしたときの上端は、“81LTE”として示される。また、第2表示画像82の下端は、“82LE”として示される。また、図7において、第1表示画像81の上端の元位置は、“81TE”として示される。また、第1表示画像81が下振れしたときの上端は、“81LTE”として示される。また、第2表示画像82の下端は、“82LE”として示される。表示面70において、第1プロジェクター20の振動により、第1表示画像81が下振れした場合、画像移動部234が、表示面70内で第1表示画像81を上にずらすように、第1投射画像を液晶パネル内で移動させる。しかし、第1表示画像81の下振れに伴い、図6に示されるように、ゲイン曲線91も、ゲイン曲線93として示されるように下方、すなわちY軸において負の方向にシフトしてしまう。その結果、新たな重畳領域74において、第1表示画像81と第2表示画像82のゲインの合計値は、1.0を維持しなくなる。そこで、図7に示されるように、補正部235は、ゲイン曲線93のうち、新たな重畳領域74に対応する箇所のゲイン曲線94を、ゲイン曲線91が下方にシフトした分だけ上方にシフトする。その結果、新たな重畳領域74において、第1表示画像81と第2表示画像82のゲインの合計値は、1.0を維持することとなる。
補正部235が、第1減衰係数を補正した後、第1減衰部232は、新たな減衰係数を用いて、第1投射画像内の、第1表示画像81中の新たな重畳領域74に対応する箇所の画像の明るさを、新たな重畳領域74内の位置に応じて減衰させる。また、第1減衰部232は、新たな重畳領域74に対応する箇所の画像の明るさを減衰させた第1投射画像を、記憶装置24に格納する。
倍速読出部236は、記憶装置24に書き込まれた第1投射画像を、書き込み速度よりも高い速度で記憶装置24から読み出す。倍速読出部236によって読み出された第1投射画像は、画像出力部237に出力される。
画像出力部237は、倍速読出部236によって読み出された第1投射画像を、投射装置22に出力する。
1-4.第2プロジェクター30の構成
図8は、第2プロジェクター30の構成例を示すブロック図である。第2プロジェクター30は、投射装置32、処理装置33、記憶装置34、及び通信装置35を備える。第2プロジェクター30の各要素は、情報を通信するための単体又は複数のバスで相互に接続される。
投射装置32は、後述の画像出力部334から出力される第2投射画像をスクリーン又は壁等に投射する装置である。スクリーン又は壁は、表示面70の一例である。投射装置32は、処理装置33による制御のもとで、各種画像を投射する。投射装置32は、例えば、光源、液晶パネル、投射レンズを含み、光源からの光を、液晶パネルを用いて変調し、変調された光を、投射レンズを介してスクリーン又は壁等に投射する。
処理装置33は、第2プロジェクター30の全体を制御するプロセッサであり、例えば、単数又は複数のチップで構成される。処理装置33は、例えば、周辺装置とのインタフェース、演算装置及びレジスタ等を含む中央処理装置(CPU)で構成される。なお、処理装置33の機能の一部又は全部を、DSP、ASIC、PLD、FPGA等のハードウェアによって実現してもよい。処理装置33は、各種の処理を並列的又は逐次的に実行する。
記憶装置34は、処理装置33が読取可能な記録媒体であり、処理装置33が実行する制御プログラムPR3を含む複数のプログラムを記憶する。また、記憶装置34は、後述の通信装置35を用いて取得される第2投射画像及び第2減衰係数を記憶する。更に、記憶装置34は、第1プロジェクター20及び第2プロジェクター30の配置に係るレイアウト情報を記憶してもよい。記憶装置34は、例えば、ROM、EPROM、EEPROM、RAM等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置24は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ又は主記憶装置等と呼ばれてもよい。
通信装置35は、他の装置、とりわけ制御装置10と通信を行うための、送受信デバイスとしてのハードウェアであり、例えばインタフェース回路や、無線通信アンテナである。通信装置35は、例えば、ネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュール等とも呼ばれる。
処理装置33は、記憶装置34から制御プログラムPR3を読み出して実行することによって、重畳部331、第2減衰部332、倍速読出部333、及び画像出力部334として機能する。なお、制御プログラムPR3は、通信網NETを介して、第2プロジェクター30を管理するサーバなどの他の装置から送信されてもよい。
重畳部331は、最初に、記憶装置34から、第2投射画像を読み出す。更に、重畳部331は、第2投射画像に対して、重畳画像を重畳する処理を施す。ここで、重畳画像は、OSD(On Screen Display)による重畳画像のことである。
第2減衰部332は、最初に、記憶装置34から第2減衰係数を読み出す。また、第2減衰部332は、場合によっては重畳画像が重畳された第2投射画像のうち、第2表示画像82中の重畳領域71に対応する箇所の画像の明るさを、重畳領域71内の位置に応じて、第2減衰係数を用いて減衰させる。最後に、第2減衰部332は、重畳領域71に対応する箇所の画像の明るさを減衰させた第1投射画像を、投射装置32に出力する。
倍速読出部333は、記憶装置34に書き込まれた第2投射画像を、書き込み速度よりも高い速度で記憶装置34から読み出す。倍速読出部333によって読み出された第2投射画像は、画像出力部334に出力される。
画像出力部334は、倍速読出部333によって読み出された第2投射画像を、投射装置32に出力する。
1-5.第1実施形態の動作
次に、プロジェクションシステム1の動作について説明する。図9は、プロジェクションシステム1の動作の一例を示すシーケンスチャートである。
ステップSa1において、制御装置10の処理装置11は、第1画像生成部111として機能することによって、第1投射画像を生成する。また、制御装置10の処理装置11は、情報出力部115として機能することによって、生成された第1投射画像を、第1プロジェクター20に出力する。
ステップSa2において、制御装置10の処理装置11は、第2画像生成部112として機能することによって、第2投射画像を生成する。また、制御装置10の処理装置11は、情報出力部115として機能することによって、生成された第2投射画像を、第2プロジェクター30に出力する。
ステップSa3において、制御装置10の処理装置11は、第1減衰係数生成部113として機能することによって、第1減衰係数を生成する。また、制御装置10の処理装置11は、情報出力部115として機能することによって、生成された第1減衰係数を、第1プロジェクター20に出力する。
ステップSb1において、第1プロジェクター20の処理装置23は、第1減衰部232として機能することによって、第1投射画像のうち、第1表示画像81中の重畳領域71に対応する箇所の画像の明るさを、重畳領域71内の位置に応じて、第1減衰係数を用いて減衰させる。また、処理装置23は、第1減衰部232として機能することによって、重畳領域71に対応する箇所の画像の明るさを減衰させた第1投射画像を、記憶装置24に格納する。また、処理装置23は、倍速読出部236として機能することによって、記憶装置24に書き込まれた第1投射画像を、書き込み速度よりも高い速度で記憶装置24から読み出す。更に、処理装置23は、画像出力部237として機能することによって、倍速読出部236によって読み出された第1投射画像を、投射装置22に出力する。その結果、表示面70に、第1表示画像81が表示される。
ステップSa4において、制御装置10の処理装置11は、第2減衰係数生成部114として機能することによって、第2減衰係数を生成する。また、制御装置10の処理装置11は、情報出力部115として機能することによって、生成された第2減衰係数を、第2プロジェクター30に出力する。
ステップSc1において、第2プロジェクター30の処理装置33は、第2減衰部332として機能することによって、第2投射画像のうち、第2表示画像82中の重畳領域71に対応する箇所の画像の明るさを、重畳領域71内の位置に応じて、第2減衰係数を用いて減衰させる。また、処理装置33は、第2減衰部332として機能することによって、重畳領域71に対応する箇所の画像の明るさを減衰させた第2投射画像を、記憶装置34に格納する。また、処理装置33は、倍速読出部333として機能することによって、記憶装置34に書き込まれた第2投射画像を、書き込み速度よりも高い速度で記憶装置34から読み出す。更に、処理装置33は、画像出力部334として機能することによって、倍速読出部333によって読み出された第2投射画像を、投射装置32に出力する。その結果、表示面70に、第2表示画像82が表示される。
ステップSb2において、第1プロジェクター20の処理装置23は、算出部233として機能することによって、センサ21からの出力信号に基づいて、第1プロジェクター20の位置に関する変位情報を算出する。
ステップSb3において、第1プロジェクター20の処理装置23は、画像移動部234として機能することによって、第1プロジェクター20の位置が基準位置から変位した場合、液晶パネル内で第1投射画像を移動する。その結果、表示面70において、第1表示画像81が、変位方向とは逆方向に、変位量に応じて移動する。
ステップSb4において、第1プロジェクター20の処理装置23は、補正部235として機能することによって、第1減衰係数を、変位情報に応じて補正する。
ステップSb5において、第1プロジェクター20の処理装置23は、第1減衰部232として機能することによって、第1投射画像のうち、第1表示画像81中の新たな重畳領域に対応する箇所の画像の明るさを、新たな重畳領域内の位置に応じて、補正後の第1減衰係数を用いて減衰させる。また、処理装置23は、第1減衰部232として機能することによって、新たな重畳領域に対応する箇所の画像の明るさを減衰させた第1投射画像を、記憶装置24に格納する。また、処理装置23は、倍速読出部236として機能することによって、記憶装置24に書き込まれた第1投射画像を、書き込み速度よりも高い速度で記憶装置24から読み出す。更に、処理装置23は、画像出力部237として機能することによって、倍速読出部236によって読み出された第1投射画像を、投射装置22に出力する。その結果、表示面70に、新たな第1表示画像84が表示される。
1-6.第1実施形態が奏する効果
本実施形態に係る画像の表示方法において、第1プロジェクター20の位置が基準位置である場合、第1減衰部232が、第1表示画像81のうち、第1表示画像81と第2プロジェクター30によって表示される第2表示画像82とが表示面70において重畳する重畳領域71に対応する画像の明るさを、重畳領域71内の位置に応じて定められた第1減衰係数に基づいて減衰させる。次に、補正部235が、第1プロジェクター20の位置が基準位置から変位した場合に、センサ21の出力信号に基づいて算出される第1プロジェクター20の変位に関する変位情報に応じて、第1減衰係数を補正する。最後に、第1減衰部232が、第1プロジェクター20の位置が基準位置から変位した場合に、補正された第1減衰係数に基づいて、第1表示画像81のうち重畳領域71、重畳領域73、又は重畳領域74に対応する画像の明るさを減衰させる。
この構成により、第1プロジェクター20において振動が発生しても、重畳領域71、73、又は74において、重畳領域71、73、又は74における表示画像の表示品質の劣化を防ぎ、見た目の不自然さを抑制することができる。とりわけ、揺れに合わせて補正された第1減衰係数を用いることで、重畳領域71、73、又は74において発生する明るさのムラを抑制することが可能となる。
また、変位情報は、第1プロジェクター20の変位の大きさを示す変位量と第1プロジェクター20の変位の方向を示す変位方向を含む。画像移動部234は、第1プロジェクター20の位置が基準位置から変位した場合、変位方向とは逆方向に、第1表示画像81を変位量に応じて移動する。
この構成により、第1プロジェクター20本体の振動に起因する第1表示画像81のぶれの補正を実行することが可能となる。
また、第1減衰係数は、第1表示画像81のうち重畳領域71以外の領域に対応する画像の明るさに対する、第1表示画像81のうち重畳領域71に対応する画像の明るさの割合である。第2減衰係数は、第2表示画像82のうち重畳領域71以外の領域に対応する画像の明るさに対する、第2表示画像82のうち重畳領域71に対応する画像の明るさの割合である。第1減衰係数と第2減衰係数との合計は1である。
重畳領域71における第1減衰係数と第2減衰係数との合計を1に維持することにより、重畳領域71において、画像の明るさのムラが抑制される。
本実施形態に係る第1プロジェクター20において、第1プロジェクター20の位置が基準位置である場合、第1減衰部232が、第1表示画像81のうち、第1表示画像81と第2プロジェクター30によって表示される第2表示画像82とが表示面70において重畳する重畳領域71に対応する画像の明るさを、重畳領域71内の位置に応じて定められた第1減衰係数に基づいて減衰させる。次に、補正部235が、第1プロジェクター20の位置が基準位置から変位した場合に、センサ21の出力信号に基づいて算出される第1プロジェクター20の変位に関する変位情報に応じて、第1減衰係数を補正する。最後に、第1減衰部232が、第1プロジェクター20の位置が基準位置から変位した場合に、補正された第1減衰係数に基づいて、第1表示画像81のうち重畳領域71、重畳領域73、又は重畳領域74に対応する画像の明るさを減衰させる。
この構成により、第1プロジェクター20において振動が発生しても、重畳領域71、73、又は74において、重畳領域71、73、又は74における表示画像の表示品質の劣化を防ぎ、見た目の不自然さを抑制することができる。とりわけ、揺れに合わせて補正された第1減衰係数を用いることで、重畳領域71、73、又は74において発生する明るさのムラを抑制することが可能となる。
本実施形態に係るプロジェクションシステム1は、表示面70に第1表示画像81を表示する第1プロジェクター20と、表示面70に第2表示画像82を表示する第2プロジェクター30とを含む。第1プロジェクター20において、第1プロジェクター20の位置が基準位置である場合、第1減衰部232が、第1表示画像81のうち、第1表示画像81と第2表示画像82とが表示面70において重畳する重畳領域71に対応する画像の明るさを、重畳領域71内の位置に応じて定められた第1減衰係数に基づいて減衰させる。次に、補正部235が、第1プロジェクター20の位置が基準位置から変位した場合に、センサ21の出力信号に基づいて算出される第1プロジェクター20の変位に関する変位情報に応じて、第1減衰係数を補正する。最後に、第1減衰部232が、第1プロジェクター20の位置が基準位置から変位した場合に、補正された第1減衰係数に基づいて、第1表示画像81のうち重畳領域71、重畳領域73、又は重畳領域74に対応する画像の明るさを減衰させる。
この構成により、第1プロジェクター20において振動が発生しても、重畳領域71、73、又は74において、重畳領域71、73、又は74における表示画像の表示品質の劣化を防ぎ、見た目の不自然さを抑制することができる。とりわけ、揺れに合わせて補正された第1減衰係数を用いることで、重畳領域71、73、又は74において発生する明るさのムラを抑制することが可能となる。
2.第2実施形態
2-1.全体構成
図10は、第2実施形態に係るプロジェクションシステム1Aの全体構成を示す概略図である。プロジェクションシステム1Aは、1台の制御装置10と、複数台のプロジェクターとして、第1プロジェクター20A、第2プロジェクター30A、第3プロジェクター40A、及び第4プロジェクター50Aを備える。なお、説明の簡略化のため、図10に示す例において、プロジェクションシステム1Aは、4台のプロジェクターである第1プロジェクター20A、第2プロジェクター30A、第3プロジェクター40A、及び第4プロジェクター50Aを備える。しかし、プロジェクションシステム1が備えるプロジェクターの台数は4台に限定されず、2台、3台、あるいは5台以上であってもよい。
図10に示されるように、第1プロジェクター20A~第4プロジェクター50Aは、接続ケーブル60によって、互いに通信可能に接続される。第1プロジェクター20A~第4プロジェクター50Aが互いに通信可能に接続されることにより、後述のように、第1プロジェクター20Aから、他のプロジェクターに対して、重畳領域の位置に関する位置情報が送信される。ここで「位置情報」とは、表示面70における重畳領域71の二次元の位置情報である。当該位置情報は、例えば図3に示されるXY座標系における(x,y)座標で表される。
なお、図10に示される例においては、接続ケーブル60により、第1プロジェクター20A~第4プロジェクター50Aは、デイジーチェーン、すなわち一つの輪を形成するように数珠つなぎされる。しかし、本実施形態に係る第1プロジェクター20A~第4プロジェクター50Aの接続様式は、デイジーチェーンに限定されない。第1プロジェクター20Aから、他のプロジェクターに対して、重畳領域の位置に関する位置情報が送信される接続方法であれば、その様式は問わない。
2-2.第1プロジェクター20Aの構成
図11は、第1プロジェクター20Aの構成例を示すブロック図である。なお、以下では説明の簡略化のため、本実施形態に係る第1プロジェクター20Aが備える構成要素のうち、第1実施形態に係る第1プロジェクター20が備える構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を用いて示すと共に、その機能の説明は省略する。以下では主として、第1プロジェクター20Aと、第1プロジェクター20との相違点について説明する。
第1プロジェクター20Aは、第1プロジェクター20とは異なり、処理装置23の代わりに処理装置23Aを備える。処理装置23Aは、算出部233の代わりに算出部233Aを備える。また、処理装置23Aは、処理装置23が備える構成要素に加えて、情報出力部238を備える。
算出部233Aは、センサ21からの出力信号に基づいて、第1プロジェクター20の位置に関する変位情報を算出する。また、算出部233Aは、算出された変位情報と記憶装置24に機能されるレイアウト情報等を用いて、表示面70における重畳領域71の位置情報を算出する。
情報出力部238は、算出部233Aによって算出された位置情報を、通信装置25を用いて、第2プロジェクター30A~第4プロジェクター50Aに出力する。
2-3.第2プロジェクター30Aの構成
図12は、第2プロジェクター30Aの構成例を示すブロック図である。なお、以下では説明の簡略化のため、本実施形態に係る第2プロジェクター30Aが備える構成要素のうち、第1実施形態に係る第2プロジェクター30が備える構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を用いて示すと共に、その機能の説明は省略する。以下では主として、第2プロジェクター30Aと、第2プロジェクター30との相違点について説明する。また、第3プロジェクター40Aと第4プロジェクター50Aの構成は、図12に示される第2プロジェクター30Aの構成と同一であるため、その図示と説明を省略する。
第2プロジェクター30Aは、第2プロジェクター30とは異なり、処理装置33の代わりに処理装置33Aを備える。処理装置33Aは、処理装置33が備える構成要素に加えて、情報取得部335と補正部336とを備える。
情報取得部335は、通信装置35を用いて、第1プロジェクター20Aから位置情報を取得する。
補正部336は、情報取得部335によって取得された位置情報を用いて第2減衰係数を補正する。図13は、補正部336による、第2減衰係数の補正方法についての説明図である。なお、図13において、第1表示画像81の上端の元位置は、“81TE”として示される。また、第1表示画像81が下振れしたときの上端は、“81LTE”として示される。また、第2表示画像82の下端は、“82LE”として示される。
ここで、図7を参照すると、第1実施形態に係るプロジェクションシステム1においては、第1表示画像81が下振れした場合、補正部235が、第1減衰係数を補正する一方で、第2減衰係数は補正されていなかった。そのため、図7に示すように、第1表示画像81の上端の元位置81TEを上端とし、第1表示画像81が下振れしたときの上端81LTEの位置を下端とする領域75において、第2表示画像82のゲインは1.0倍から0.5倍に至るカーブを描いていた。第1表示画像81が下振れしたときは、領域75には第1表示画像81は存在せず、ゲインが1.0倍から0.5倍に変化する第2表示画像82のみが存在する。そのため、領域75は、他の領域に比較して明るさが落ちてしまう。そこで、図13に示されるように、補正部336は、第2減衰係数を補正することで、領域75におけるエッジブレンディングを解消する。これにより補正後の第2減衰係数が描くゲイン曲線95は、領域75においては1.0倍で変化しない直線部95Aとなる。一方で、ゲイン曲線95は、第1表示画像81が下振れしたときの上端81LTEの位置を上端とし、第2表示画像82の下端82LEの位置を下端とする重畳領域74においては、0.5倍から0倍に向かうカーブ部95Bとなる。これにより、第1表示画像81と第2表示画像82の表示領域の全てで、第1表示画像81と第2表示画像82のゲインの合計値は、1.0を維持することとなる。なお、ここでの「0.5倍」という数値は、ゲインの数値の一例であって、これには限定されず、0倍から1倍までの間の数値であれば構わない。
2-4.第2実施形態の動作
次に、プロジェクションシステム1Aの動作について説明する。図14は、プロジェクションシステム1Aの動作の一例を示すシーケンスチャートである。なお、図14においては、説明の簡略化のため、第3プロジェクター40A及び第4プロジェクター50Aの動作についての説明は省略する。第3プロジェクター40A及び第4プロジェクター50Aの動作は、基本的に、第2プロジェクター30Aの動作と同一である。なお、以下に例示する各形態において、作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜省略する。
ステップSa11において、制御装置10の処理装置11は、第1画像生成部111として機能することによって、第1投射画像を生成する。また、制御装置10の処理装置11は、情報出力部115として機能することによって、生成された第1投射画像を、第1プロジェクター20に出力する。
ステップSa12において、制御装置10の処理装置11は、第2画像生成部112として機能することによって、第2投射画像を生成する。また、制御装置10の処理装置11は、情報出力部115として機能することによって、生成された第2投射画像を、第2プロジェクター30に出力する。
ステップSa13において、制御装置10の処理装置11は、第1減衰係数生成部113として機能することによって、第1減衰係数を生成する。また、制御装置10の処理装置11は、情報出力部115として機能することによって、生成された第1減衰係数を、第1プロジェクター20に出力する。
ステップSb11において、第1プロジェクター20Aの処理装置23Aは、第1減衰部232として機能することによって、第1投射画像のうち、第1表示画像81中の重畳領域71に対応する箇所の画像の明るさを、重畳領域71内の位置に応じて、第1減衰係数を用いて減衰させる。また、処理装置23Aは、第1減衰部232として機能することによって、重畳領域71に対応する箇所の画像の明るさを減衰させた第1投射画像を、記憶装置24に格納する。また、処理装置23Aは、倍速読出部236として機能することによって、記憶装置24に書き込まれた第1投射画像を、書き込み速度よりも高い速度で記憶装置24から読み出す。更に、処理装置23Aは、画像出力部237として機能することによって、倍速読出部236によって読み出された第1投射画像を、投射装置22に出力する。その結果、表示面70に、第1表示画像81が表示される。
ステップSa14において、制御装置10の処理装置11は、第2減衰係数生成部114として機能することによって、第2減衰係数を生成する。また、制御装置10の処理装置11は、情報出力部115として機能することによって、生成された第2減衰係数を、第2プロジェクター30Aに出力する。
ステップSc11において、第2プロジェクター30Aの処理装置33Aは、第2減衰部332として機能することによって、第2投射画像のうち、第2表示画像82中の重畳領域71に対応する箇所の画像の明るさを、重畳領域71内の位置に応じて、第2減衰係数を用いて減衰させる。また、処理装置33Aは、第2減衰部332として機能することによって、重畳領域71に対応する箇所の画像の明るさを減衰させた第2投射画像を、記憶装置34に格納する。また、処理装置33Aは、倍速読出部333として機能することによって、記憶装置34に書き込まれた第2投射画像を、書き込み速度よりも高い速度で記憶装置34から読み出す。更に、処理装置33Aは、画像出力部334として機能することによって、倍速読出部333によって読み出された第2投射画像を、投射装置32に出力する。その結果、表示面70に、第2表示画像82が表示される。
ステップSb12において、第1プロジェクター20Aの処理装置23Aは、算出部233Aとして機能することによって、センサ21からの出力信号に基づいて、第1プロジェクター20の位置に関する変位情報を算出する。更に、処理装置23Aは、算出部233Aとして機能することによって、算出された変位情報と、記憶装置24に機能されるレイアウト情報とを用いて、表示面70における重畳領域71の位置情報を算出する。
ステップSb13において、第1プロジェクター20Aの処理装置23Aは、情報出力部238として機能することによって、算出部233Aによって算出された位置情報を、通信装置25を用いて、第2プロジェクター30Aに出力する。
ステップSb14において、第1プロジェクター20Aの処理装置23Aは、画像移動部234として機能することによって、液晶パネル内で第1投射画像を移動する。その結果、第1プロジェクター20Aの位置が基準位置から変位した場合、表示面70において、第1表示画像81が、変位方向とは逆方向に、変位量に応じて移動する。
ステップSb15において、第1プロジェクター20の処理装置23Aは、補正部235として機能することによって、第1減衰係数を、変位情報に応じて補正する。
ステップSb16において、第1プロジェクター20Aの処理装置23Aは、第1減衰部232として機能することによって、第1投射画像のうち、第1表示画像81中の新たな重畳領域に対応する箇所の画像の明るさを、新たな重畳領域内の位置に応じて、補正後の第1減衰係数を用いて減衰させる。また、処理装置23Aは、第1減衰部232として機能することによって、新たな重畳領域に対応する箇所の画像の明るさを減衰させた第1投射画像を、記憶装置24に格納する。また、処理装置23Aは、倍速読出部236として機能することによって、記憶装置24に書き込まれた第1投射画像を、書き込み速度よりも高い速度で記憶装置24から読み出す。更に、処理装置23Aは、画像出力部237として機能することによって、倍速読出部236によって読み出された第1投射画像を、投射装置22に出力する。その結果、表示面70に、新たな第1表示画像84が表示される。
ステップSc12において、第2プロジェクター30Aの処理装置33Aは、補正部336として機能することによって、第2減衰係数を、位置情報に応じて補正する。
ステップSc13において、第2プロジェクター30Aの処理装置33Aは、第2減衰部332として機能することによって、第2表示画像82中の元々の重畳領域に対応する箇所の画像の明るさを、元々の重畳領域内の位置に応じて、補正後の第2減衰係数を用いて、維持させたり、減衰させたりする。また、処理装置33Aは、第2減衰部332として機能することによって、元々の重畳領域に対応する箇所の画像の明るさを変化させた第2投射画像を、記憶装置34に格納する。また、処理装置33Aは、倍速読出部333として機能することによって、記憶装置34に書き込まれた新たな第2投射画像を、書き込み速度よりも高い速度で記憶装置34から読み出す。更に、処理装置33Aは、画像出力部334として機能することによって、倍速読出部333によって読み出された第2投射画像を、投射装置32に出力する。その結果、表示面70に、新たな第2表示画像85が表示される。
2-5.第2実施形態が奏する効果
本実施形態に係る画像の表示方法において、算出部233Aは、第1プロジェクター20Aの変位情報に基づいて、表示面70における重畳領域71の位置に関する位置情報を算出する。その上で、情報出力部238が、算出された位置情報を第2プロジェクター30Aに送信する。第2プロジェクター30Aの補正部336は、第1プロジェクター20Aから取得した位置情報を用いて、第2減衰係数を補正する。
第1表示画像81が下振れした場合に、例えば、単に第1表示画像81のゲイン曲線をずらすことによって、第1表示画像81の明るさを調整すると、第1表示画像81と第2表示画像82とのゲインの合計値が一定にならない箇所が発生してしまう。このため、情報出力部238が、上記の位置情報を第2プロジェクター30Aに送信し、第2プロジェクター30A側でも、第2表示画像82のゲイン曲線を調整することにより、ゲインの合計値を一定にすることが可能となる。
本実施形態に係るプロジェクションシステム1Aは、表示面70に第1表示画像81を表示する第1プロジェクター20Aと、表示面70に第2表示画像82を表示する第2プロジェクター30Aとを含む。第1プロジェクター20Aにおいて、第1プロジェクター20Aの位置が基準位置である場合、第1減衰部232が、第1表示画像81のうち、第1表示画像81と第2表示画像82とが表示面70において重畳する重畳領域71に対応する画像の明るさを、重畳領域71内の位置に応じて定められた第1減衰係数に基づいて減衰させる。次に、算出部233Aが、第1プロジェクター20の位置が基準位置から変位した場合に、センサ21の出力信号に基づいて算出される第1プロジェクター20Aの変位に関する変位情報に応じて、表示面70における重畳領域71の位置に関する位置情報を算出する。次に、情報出力部238が、位置情報を第2プロジェクター30Aに出力する。次に、補正部235が、第1減衰係数を、変位情報に応じて補正する。次に、第1減衰部232が、第1プロジェクター20Aの位置が基準位置から変位した場合に、補正された第1減衰係数に基づいて、第1表示画像81のうち重畳領域71、重畳領域73、又は重畳領域74に対応する画像の明るさを減衰させる。第2プロジェクター30Aにおいて、第2減衰部332が、第2表示画像82のうち重畳領域71、重畳領域73、又は重畳領域74に対応する画像の明るさを、重畳領域71、重畳領域73、又は重畳領域74内の位置に応じて定められた第2減衰係数に基づいて、減衰させる。次に、情報取得部335が、位置情報を取得する。次に、補正部336が、第2減衰係数を、位置情報に応じて補正する。最後に、第2減衰部332が、補正された第2減衰係数に基づいて、第2表示画像82の明るさを減衰させる。
第1表示画像81が下振れした場合に、例えば、単に第1表示画像81のゲイン曲線をずらすことによって、第1表示画像81の明るさを調整すると、第1表示画像81と第2表示画像82とのゲインの合計値が一定にならない箇所が発生してしまう。このため、情報出力部238が、上記の位置情報を第2プロジェクター30Aに送信し、第2プロジェクター30A側でも、第2表示画像82のゲイン曲線を調整することにより、ゲインの合計値を一定にすることが可能となる。
3.変形例
本開示は、以上に例示した実施形態に限定されない。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様を併合してもよい。
3-1.変形例1
上記の第1実施形態及び第2実施形態に係るプロジェクションシステム1及び1Aでは、制御装置10と、第1プロジェクター20又は20A、及び第2プロジェクター30又は30Aとは別体となっていた。しかし、第1プロジェクター20又は20Aが制御装置10を組み入れることにより、本実施形態は、同一の筐体内で、制御装置10と第1プロジェクター20又は20Aとが動作する形態としてもよい。同様に、第2プロジェクター30又は30Aが制御装置10を組み入れることにより、本実施形態は、同一の筐体内で、制御装置10と第2プロジェクター30又は30Aとが動作する形態としてもよい。また、第1プロジェクター20又は20A、及び第2プロジェクター30又は30Aは、制御装置10に備わる構成要素の一部のみを、自身の構成要素として組み入れてもよい。例えば、第1プロジェクター20又は20Aは、制御装置10に備わる構成要素のうち、第1減衰係数生成部113のみを、自身の構成要素として組み入れてもよい。同様に、第2プロジェクター30又は30Aは、制御装置10に備わる構成要素のうち、第2減衰係数生成部114のみを、自身の構成要素として組み入れてもよい。
3-2.変形例2
第1実施形態において、第2プロジェクター30は、第1プロジェクター20とは異なり、センサ21、及び画像移動部234を備えないが、これらに対応する構成要素を備えてもよい。これにより、第2プロジェクター30は、独自に液晶パネル内の第2投射画像の位置を補正することにより、表示面70における第2表示画像82の位置ずれを補正してもよい。
3-3.変形例3
第2実施形態において、第1プロジェクター20Aのみが、センサ21、算出部233A、画像移動部234、情報出力部238を備え、第2プロジェクター30Aのみが、情報取得部335を備える。しかし、第1プロジェクター20Aが、情報取得部335に対応する構成要素を備え、第2プロジェクター30Aが、センサ21、算出部233A、画像移動部234、情報出力部238に対応する構成要素を備えてもよい。すなわち、第1プロジェクター20Aと第2プロジェクター30Aとが、同様の構成を有してもよい。
3-4.変形例4
第1実施形態及び第2実施形態においては、第1減衰部232が第1投射画像を記憶装置24に書き込み、倍速読出部236が、記憶装置24に書き込まれた第1投射画像を読み出していた。同様に、第2減衰部332が第2投射画像を記憶装置34に書き込み、倍速読出部333が、記憶装置34に書き込まれた第1投射画像を読み出していた。しかし、投射画像の書き込みと読み出しのタイミングは、これには限定されない。例えば、重畳部231又は331が、重畳画像の重畳された投射画像を記憶装置24又は34に書き込み、その後、倍速読出部236又は333が、記憶装置24又は34に書き込まれた投射画像を読み出してもよい。
3-5.変形例5
第1実施形態及び第2実施形態においては、第1減衰部232が、重畳領域71に対応する箇所の画像の明るさが減衰された第1投射画像を、記憶装置24に書き込んでいた。また、第1プロジェクター20の位置が基準位置から変位した場合、画像移動部234が、表示面70において、第1表示画像81が、変位方向とは逆方向に、変位量に応じて移動するように、液晶パネル内で第1投射画像を移動していた。その後、倍速読出部236が、記憶装置24に書き込まれた第1投射画像を、記憶装置24から読み出していた。しかし、本実施形態における第1投射画像に対する処理は、これらに限定されない。例えば、画像移動部234によって第1表示画像81のずれが補正された後、第1投射画像に対して幾何学補正が施されてもよい。ここで、「幾何学補正」とは、プロジェクターと表示面70との位置関係、及び投射角に起因して、表示画像が歪むことを抑制するために、予め投射画像の外形を補正する技術である。
なお、幾何学補正の処理をした場合、倍速読出部236による記憶装置24からの第1投射画像の読み出しの後、第1投射画像のうち、重畳領域71に対応する領域の明るさを補正することが好適である。
以上に例示した実施形態では第1プロジェクター20又は20Aがセンサ21を備える構成であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1プロジェクター20又は20Aがセンサ21を備えず、第1プロジェクター20又は20Aとは別体の慣性センサを、第1プロジェクター20又は20Aの図示しない筐体上に固定させてもよい。この場合、慣性センサの出力値を、通信装置25を介して第1プロジェクター20又は20Aが取得してもよい。
また、上記実施形態では、第1プロジェクター20又は20Aの投射装置22が、液晶パネルを備える構成を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、投射装置22が、液晶パネルに代えてデジタルミラーデバイス(DMD)を備える構成であってもよい。この場合、DMDは表示パネルの一例である。
1、1A…プロジェクションシステム、10…制御装置、11…処理装置、12…記憶装置、13…表示装置、14…入力装置、15…通信装置、20、20A…第1プロジェクター、21…センサ、22…投射装置、23、23A…処理装置、24…記憶装置、25…通信装置、30、30A…第2プロジェクター、32…投射装置、33、33A…処理装置、34…記憶装置、35…通信装置、40A…第3プロジェクター、50A…第4プロジェクター、60…接続ケーブル、70…表示面、71、73…重畳領域、74…重畳領域、75…領域、81…第1表示画像、82…第2表示画像、83…合成画像、85…第2表示画像、91、92、93、94、95…ゲイン曲線、95A…直線部、95B…カーブ部、111…第1画像生成部、112…第2画像生成部、113…第1減衰係数生成部、114…第2減衰係数生成部、115…情報出力部、120…処理装置、231…重畳部、232…第1減衰部、233、233A…算出部、234…画像移動部、235…補正部、236…倍速読出部、237…画像出力部、238…情報出力部、331…重畳部、332…第2減衰部、333…倍速読出部、334…画像出力部、335…情報取得部、336…補正部、PR1、PR2、PR3…制御プログラム

Claims (7)

  1. 表示面に第1画像を表示するプロジェクターの、画像の表示方法であって、
    前記プロジェクターの位置が基準位置である場合に、前記第1画像のうち、前記第1画像と他のプロジェクターによって表示される第2画像とが前記表示面において重畳する重畳領域に対応する画像の明るさを、前記重畳領域内の位置に応じて定められた第1減衰係数に基づいて、減衰させることと、
    前記プロジェクターの位置が基準位置から変位した場合に、前記プロジェクターに固定される慣性センサの出力信号に基づいて算出される前記プロジェクターの変位に関する変位情報に応じて、前記第1減衰係数を補正することと、
    前記プロジェクターの位置が前記基準位置から変位した場合に、前記補正された第1減衰係数に基づいて、前記第1画像のうち前記重畳領域に対応する画像の明るさを減衰させることと、
    を含む画像の表示方法。
  2. 前記変位情報は、前記プロジェクターの変位の大きさを示す変位量と前記プロジェクターの変位の方向を示す変位方向を含み、
    前記プロジェクターの位置が前記基準位置から変位した場合、前記変位方向とは逆方向に、前記第1画像を前記変位量に応じて移動することを更に含む、
    請求項1に記載の画像の表示方法。
  3. 前記変位情報に応じて、前記表示面における前記重畳領域の位置に関する位置情報を算出することと、
    前記位置情報を前記他のプロジェクターに送信することとを、
    更に含む請求項1又は2に記載の画像の表示方法。
  4. 前記第1減衰係数は、前記第1画像のうち前記重畳領域以外の領域に対応する画像の明るさに対する、前記第1画像のうち前記重畳領域に対応する画像の明るさの割合であり、
    第2減衰係数は、前記第2画像のうち前記重畳領域以外の領域に対応する画像の明るさに対する、前記第2画像のうち前記重畳領域に対応する画像の明るさの割合であり、
    前記第1減衰係数と第2減衰係数との合計は1である、
    請求項1から3までのうちいずれか1項に記載の画像の表示方法。
  5. 表示面に第1画像を表示するプロジェクターであって、
    前記プロジェクターの位置が基準位置である場合、前記第1画像のうち、前記第1画像と他のプロジェクターによって表示される第2画像とが前記表示面において重畳する重畳領域に対応する画像の明るさを、前記重畳領域内の位置に応じて定められた第1減衰係数に基づいて、減衰させる減衰部と、
    前記プロジェクターの位置が基準位置から変位した場合に、前記プロジェクターに固定される慣性センサの出力信号に基づいて算出される前記プロジェクターの変位に関する変位情報に応じて、前記第1減衰係数を補正する補正部とを備え、
    前記減衰部は、前記プロジェクターの位置が前記基準位置から変位した場合に、前記補正された第1減衰係数に基づいて、前記第1画像のうち前記重畳領域に対応する画像の明るさを減衰させる、プロジェクター。
  6. 表示面に第1画像を表示する第1プロジェクターと、前記表示面に第2画像を表示する第2プロジェクターを含むプロジェクションシステムであって、
    前記第1プロジェクターは、
    前記第1プロジェクターの位置が基準位置である場合、前記第1画像のうち、前記第1画像と前記第2画像とが前記表示面において重畳する重畳領域に対応する画像の明るさを、前記重畳領域内の位置に応じて定められた第1減衰係数に基づいて、減衰させる減衰部と、
    前記第1プロジェクターの位置が基準位置から変位した場合に、前記第1プロジェクターに固定される慣性センサの出力信号に基づいて算出される前記第1プロジェクターの変位に関する変位情報に応じて、前記第1減衰係数を補正する補正部とを備え、
    前記減衰部は、前記第1プロジェクターの位置が前記基準位置から変位した場合に、前記補正された第1減衰係数に基づいて、前記第1画像のうち前記重畳領域に対応する画像の明るさを減衰させる、プロジェクションシステム。
  7. 表示面に第1画像を表示する第1プロジェクターと、前記表示面に第2画像を表示する第2プロジェクターを含むプロジェクションシステムであって、
    前記第1プロジェクターは、
    前記第1プロジェクターの位置が基準位置である場合、前記第1画像のうち、前記第1画像と前記第2画像とが前記表示面において重畳する重畳領域に対応する画像の明るさを、前記重畳領域内の位置に応じて定められた第1減衰係数に基づいて、減衰させる第1減衰部と、
    前記第1プロジェクターの位置が基準位置から変位した場合に、前記第1プロジェクターに固定される慣性センサの出力信号に基づいて算出される前記第1プロジェクターの変位に関する変位情報に応じて、前記表示面における前記重畳領域の位置に関する位置情報を算出する算出部と、
    前記位置情報を前記第2プロジェクターに出力する情報出力部と、
    前記第1減衰係数を、前記変位情報に応じて補正する補正部とを備え、
    前記第1減衰部は、前記第1プロジェクターの位置が前記基準位置から変位した場合に、前記補正された第1減衰係数に基づいて、前記第1画像のうち前記重畳領域に対応する画像の明るさを減衰させ、
    前記第2プロジェクターは、
    前記第2画像のうち前記重畳領域に対応する画像の明るさを、前記重畳領域内の位置に応じて定められた第2減衰係数に基づいて、減衰させる第2減衰部と、
    前記位置情報を取得する情報取得部と、
    前記第2減衰係数を、前記位置情報に応じて補正する補正部とを備え、
    前記第2減衰部は、前記補正された第2減衰係数に基づいて、前記第2画像の明るさを減衰させる、プロジェクションシステム。
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