JP7384114B2 - フィルタ状態検知装置 - Google Patents

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Description

本開示は、フィルタ状態検知装置に関する。
従来から、例えば商用車などの車両において、排気ガスに含まれる粒子状物質(Particulate Matter)を捕捉するフィルタが排気管に配置されており、このフィルタの状態を検知するフィルタ状態検知装置が実用化されている。フィルタ状態検知装置の一例として、フィルタの上流側と下流側のフィルタ差圧に基づいて、フィルタにおける粒子状物質の堆積量を算出する技術が知られている。
例えば、フィルタの再生処理直後に使用すれば、フィルタ状態検知装置は、フィルタ差圧に基づいて、粒子状物質のうちアッシュの堆積量を算出することができる。このアッシュは、エンジンオイルおよび燃料添加物などに含まれる金属酸化物および硫酸塩などに起因する不燃性物質であり、高温により粒子状物質を燃焼させるフィルタの再生処理で除去することが困難となる。このため、アッシュの堆積量を算出することにより、例えば、フィルタの洗浄および交換などのメンテナンスの時期を判定することができる。ここで、フィルタのメンテナンス時期を正確に判定することが求められている。
そこで、フィルタのメンテナンス時期を正確に判定する技術として、例えば、特許文献1には、DPFの故障の有無の判定精度を向上したDPFの再生処理制御方法が開示されている。この再生処理制御方法は、粒子状物質の過堆積を判定する閾値をアッシュの堆積量に基づいて変化させるため、アッシュの堆積量を考慮してフィルタのメンテナンス時期を正確に判定することができる。
特開2007-270695号公報
しかしながら、特許文献1の再生処理制御方法は、フィルタの上流側と下流側のフィルタ差圧のみに基づいて、フィルタにおける粒子状物質の堆積量を判定する。フィルタ差圧は、排気ガスの流量などに応じて大きく変化するため、粒子状物質の堆積量などのフィルタの状態を高精度に検知することは困難であった。
本開示は、フィルタの状態を高精度に検知するフィルタ状態検知装置を提供することを目的とする。
本開示に係るフィルタ状態検知装置は、車両の排気ガスに含まれる粒子状物質を捕捉するために排気管に配置されたフィルタの上流側と下流側のフィルタ差圧を検出する差圧センサと、排気ガスの流量に応じて予め設定されたフィルタの上流側と下流側の基準差圧と、差圧センサで検出されたフィルタ差圧との圧力比を算出する算出部と、算出部で算出された圧力比に基づいて、フィルタにおける粒子状物質の堆積量を推定する判定部とを備え、算出部は、所定時間にわたって差圧センサで検出された複数のフィルタ差圧と、所定時間にわたって変化する排気ガスの流量に基づいてそれぞれ算出される複数の基準差圧とに基づいて圧力比を算出するものである。
本開示によれば、フィルタの状態を高精度に検知することが可能となる。
本開示の実施の形態1に係るフィルタ状態検知装置を備えた車両の構成を示す図である。 差圧センサで検出されるフィルタ差圧の変化を示すグラフである。 基準差圧とフィルタ差圧との圧力比を示すグラフである。 フィルタの再生処理が実施される度に算出された圧力比の変化を示すグラフである。 実施の形態2に係るフィルタ状態検知装置の要部の構成を示す図である。
以下、本開示に係る実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1に、本開示の実施の形態1に係るフィルタ状態検知装置を備えた車両の構成を示す。車両は、内燃機関1と、吸気管2と、排気管3と、内燃機関制御部4と、浄化装置5とを有する。なお、車両としては、例えば、トラックなどの商用車が挙げられる。
内燃機関1は、車両を駆動するためのもので、例えば、吸気行程、圧縮行程、膨張行程および排気行程の4つの行程を繰り返す、いわゆる4ストローク機関から構成されている。内燃機関1としては、例えば、ディーゼルエンジンなどが挙げられる。
吸気管2は、先端部が内燃機関1の吸気口に接続され、外部から吸入された空気を内燃機関1に供給する流路である。
排気管3は、内燃機関1の排気口から外部に延びるように配置され、内燃機関1から排出される排気ガスを外部に排出する流路である。
内燃機関制御部4は、内燃機関1を制御するもので、内燃機関1および浄化装置5の再生処理制御部にそれぞれ接続されている。内燃機関制御部4は、例えば、吸気管2および排気管3を流通する空気および排気ガスの流量、エンジン回転数および燃料の噴射などを制御する。
浄化装置5は、酸化触媒6と、フィルタ7と、温度センサ8aおよび8bと、バルブ9と、インジェクタ10と、再生処理制御部11と、フィルタ状態検知装置12とを有する。
酸化触媒6は、排気管3内に配置され、排気ガスに含まれる炭化水素および一酸化炭素などの未燃焼燃料を酸化して浄化する。また、酸化触媒6は、インジェクタ10から噴射される燃料を酸化することにより、その反応熱で排気ガスを高温に加熱する。酸化触媒6は、例えば、白金および酸化セリウムなどから構成することができる。
フィルタ7は、排気管3内において酸化触媒6の下流側に配置され、煤成分およびアッシュなどの粒子状物質を捕捉する。フィルタ7は、例えば、コーディエライトおよび炭化ケイ素などの多孔質セラミックから形成されたセルを、入口と出口が交互に閉鎖するように並べた、いわゆるウォールフロー型から構成することができる。
温度センサ8aおよび8bは、排気管3内を流通する排気ガスの温度を検出するもので、排気管3において酸化触媒6を挟むように配置されている。
バルブ9は、再生処理制御部11に接続され、再生処理制御部11の制御の下、排気管3の開度を調整する、いわゆるエグゾーストスロットルバルブである。バルブ9は、例えば、排気管3に直交する回転軸の周りに回転することで排気管3の開度を調整するように構成することができる。また、バルブ9は、内燃機関1と温度センサ8aとの間において内燃機関1の近傍、具体的には図示しないターボチャージャーの下流側に配置することができる。
インジェクタ10は、再生処理制御部11に接続され、再生処理制御部11の制御の下、排気管3内に燃料を噴射する。インジェクタ10は、排気管3においてバルブ9の下流側に配置されている。
再生処理制御部11は、内燃機関制御部4、温度センサ8a、温度センサ8bおよびフィルタ状態検知装置12の差圧センサ13に接続されている。再生処理制御部11は、フィルタ状態検知装置12の差圧センサ13から入力されるフィルタ7の上流側と下流側のフィルタ差圧に基づいて、フィルタ7の再生処理を開始するタイミングを判定する。再生処理制御部11は、再生処理を開始すると判定した場合には、インジェクタ10を制御して排気管3内に燃料を噴射し、酸化触媒6を反応させて排気ガスを加熱させる。また、再生処理制御部11は、バルブ9を制御して排気管3を閉じることにより内燃機関1の負荷を増やし、排気ガスの温度を上昇させる。このとき、再生処理制御部11は、温度センサ8aおよび8bから入力される温度情報に基づいてフィルタ7の再生処理を制御する。
また、再生処理制御部11には、フィルタ7の再生処理を制御するために、排気ガスの流量に応じたフィルタ7の上流側と下流側の基準差圧が予め設定されている。また、再生処理制御部11には、内燃機関制御部4から排気ガスの流量が順次入力されている。再生処理制御部11は、内燃機関制御部4から入力される排気ガスの流量に基づいて、フィルタ7の基準差圧を順次算出する。
なお、フィルタ7の基準差圧は、例えば、排気ガスの流量に対するフィルタ7の差圧の変化を示すマップをシミュレーションなどにより作成して設定することができる。
フィルタ状態検知装置12は、差圧センサ13と、算出部14と、判定部15と、報知部16と、通信部17と、情報提供部18とを有する。差圧センサ13が、算出部14を介して判定部15に接続されている。また、算出部14は、再生処理制御部11にも接続されている。そして、判定部15が、報知部16および通信部17にそれぞれ接続され、通信部17が無線通信により情報提供部18に接続されている。
差圧センサ13は、排気管3に配置され、フィルタ7の上流側と下流側のフィルタ差圧を検出する。
算出部14は、再生処理制御部11で算出されたフィルタ7の基準差圧と、差圧センサ13で検出されたフィルタ7のフィルタ差圧との圧力比を算出する。
判定部15は、算出部14で算出された圧力比に基づいて、フィルタ7におけるアッシュの堆積量を推定する。そして、判定部15は、推定されたアッシュの堆積量に基づいてフィルタ7のメンテナンス時期を判定する。
報知部16は、判定部15で判定された判定結果を車両の使用者に報知する。報知部16は、例えば、表示部およびスピーカーなどから構成することができる。
通信部17は、判定部15で判定された判定結果を情報提供部18に無線で送信する。
情報提供部18は、通信部17から送信された判定結果に基づいて、フィルタのメンテナンス時期を車両の使用者に提供する。情報提供部18は、例えば、車両の管理会社、車両の整備場およびディーラーなどに設けることができる。
なお、内燃機関制御部4、再生処理制御部11、算出部14および判定部15の機能は、コンピュータプログラムにより実現させることもできる。例えば、コンピュータの読取装置が、内燃機関制御部4、再生処理制御部11、算出部14および判定部15の機能を実現するためのプログラムを記録した記録媒体からそのプログラムを読み取り、記憶装置に記憶させる。そして、CPUが、記憶装置に記憶されたプログラムをRAMにコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAMから順次読み出して実行することにより、内燃機関制御部4、再生処理制御部11、算出部14および判定部15の機能を実現することができる。
次に、本実施の形態の動作について説明する。
まず、図1に示すように、内燃機関制御部4が内燃機関1を制御して車両が走行されると、内燃機関1で生じた排気ガスが排気管3を流通して外部に排出される。このとき、排気ガスがフィルタ7を通過することにより、排気ガスに含まれる煤成分およびアッシュなどの粒子状物質がフィルタ7に捕捉される。
このようにして、フィルタ7に粒子状物質が堆積し、その堆積量が増加するに従ってフィルタ7の上流側と下流側のフィルタ差圧が上昇することになる。そこで、差圧センサ13が、フィルタ7のフィルタ差圧を順次検出する。そして、再生処理制御部11が、差圧センサ13で検出されたフィルタ差圧に基づいて、フィルタ7に堆積した粒子状物質を燃焼して除去する再生処理の開始タイミングを判定する。
例えば、再生処理制御部11は、差圧センサ13で検出されるフィルタ差圧が所定の閾値を一定期間超えた場合にフィルタ7の再生処理を開始すると判定することができる。
再生処理制御部11は、フィルタ7の再生処理を開始すると判定すると、温度センサ8aおよび8bで検出される温度に基づいてインジェクタ10を制御し、排気管3内に燃料、例えば軽油を噴射させる。これにより、酸化触媒6が、インジェクタ10から噴射された燃料を酸化し、その反応熱で排気ガスが高温に加熱される。また、再生処理制御部11は、排気管3を閉じるようにバルブ9を制御して、排気ガスの温度を上昇させる。
このようにして、高温に加熱された排気ガスが、フィルタ7を通過することにより、フィルタ7に堆積した粒子状物質の煤成分を燃焼し、フィルタ7が再生処理される。そして、再生処理制御部11は、フィルタ7の再生処理が完了すると、インジェクタ10を停止すると共に排気管3を開くようにバルブ9を制御する。
このフィルタ7の再生処理によりフィルタ7に堆積した粒子状物質が除去され、再びフィルタ7で排気ガスに含まれる粒子状物質が捕捉される。ここで、フィルタ7には、粒子状物質のうち燃焼可能な煤成分だけでなく、燃焼されないアッシュも堆積している。このため、フィルタ7の再生処理により、煤成分は除去されるが、アッシュはフィルタ7にそのまま堆積されることになる。
そこで、フィルタ7に堆積したアッシュの堆積量を推定するために、算出部14が、フィルタ7の再生処理の直後に差圧センサ13で検出されたフィルタ7のフィルタ差圧を取得する。例えば、図2に示すように、算出部14は、フィルタ7の再生処理が完了した時間S1から時間S2までの所定時間にわたって差圧センサ13で検出されたフィルタ差圧を一定間隔で順次取得する。
また、算出部14は、再生処理制御部11で算出されるフィルタ7の基準差圧を取得する。ここで、再生処理制御部11には、排気ガスの流量に対するフィルタ7の差圧の変化を示すマップが予め設定されている。また、再生処理制御部11は、内燃機関1の駆動に応じて変化する排気ガスの流量を内燃機関制御部4から順次取得する。再生処理制御部11は、予め設定されたマップに基づいて、内燃機関制御部4から取得される排気ガスの流量に応じたフィルタ7の上流側と下流側の基準差圧を順次算出する。
このように、再生処理制御部11は、排気ガスの流量に対するフィルタ7の差圧の変化がマップとして設定されることにより、フィルタ7の基準差圧を容易に算出することができる。再生処理制御部11は、算出されたフィルタ7の基準差圧を算出部14に出力する。
このようにして、算出部14は、差圧センサ13で検出されたフィルタ7のフィルタ差圧と、再生処理制御部11で算出されたフィルタ7の基準差圧が順次入力される。そして、算出部14は、差圧センサ13で検出されたフィルタ7のフィルタ差圧と、フィルタ差圧が検出されたときの排気ガスの流量に応じたフィルタ7の基準差圧との圧力比を算出する。
例えば、図3に示すように、算出部14は、差圧センサ13で検出されたフィルタ差圧と、そのフィルタ差圧に対応する基準差圧との圧力比を所定時間にわたって順次算出する。そして、算出部14は、算出された複数の圧力比を近似式Eで近似することにより、フィルタ7の再生処理の直後における圧力比を算出することができる。算出部14は、算出された圧力比を判定部15に出力する。
なお、算出部14は、複数の圧力比を近似式Eで近似するものに限られるものではなく、例えば複数の圧力比を平均することによりフィルタ7の再生処理の直後における圧力比を算出してもよい。
続いて、判定部15が、算出部14で算出された圧力比に基づいて、フィルタ7におけるアッシュの堆積量を推定する。例えば、再生処理制御部11に記憶されたマップが、所定量の粒子状物質を堆積、例えば粒子状物質を全体に堆積したフィルタ7に基づいて予め設定されているものとする。この場合には、判定部15は、圧力比が1に近づくほどアッシュの堆積量が多く、圧力比がゼロに近づくほどアッシュの堆積量が少ないと推定する。
ここで、図2に示すように、差圧センサ13で検出されるフィルタ差圧は、排気ガスの流量などに応じて検出時間によって大きく変動する。具体的には、ベルヌーイの定理から算出されるようにフィルタ差圧は排気ガスの流量の二乗に比例し、例えば、排気ガスの流量が1.2倍になると、フィルタ差圧は1.44倍となる。
従来、フィルタ7におけるアッシュの堆積量は、差圧センサ13で検出されるフィルタ差圧から直接的に算出されていた。このため、排気ガスの流量に応じて算出値が大きく変動し、アッシュの堆積量を正確に推定できないおそれがあった。この算出値の変動を抑制するために、例えば、車両を停止してアクセルの操作量を一定に維持した状態でフィルタ7のフィルタ差圧を検出するなど、アッシュの堆積量を推定するために多くの労力を要した。
そこで、本開示では、判定部15が、予め設定されたフィルタ7の基準差圧と差圧センサ13で検出されたフィルタ差圧との圧力比に基づいて、フィルタ7におけるアッシュの堆積量を算出する。この方法では、例えば、排気ガスの流量が1.2倍になった場合に、フィルタ差圧と基準差圧の両者が1.44倍になるため、圧力比は排気ガスの流量によらずに一定となる。これにより、算出されるアッシュの堆積量が排気ガスの流量に応じて変動することを抑制し、フィルタ7の状態を高精度に検知することができる。
また、判定部15は、排気ガスの流量によらずに圧力比が一定となるため、車両を走行しつつアッシュの堆積量を算出することができる。このため、例えば、アクセルの操作量を一定に維持するなどの作業をする必要がなく、アッシュの堆積量を簡単に算出することができる。
また、算出部14は、所定時間にわたって差圧センサ13で順次検出された複数のフィルタ差圧に基づいて圧力比を算出する。このため、判定部15は、算出部14で算出された圧力比に基づいて、フィルタ7におけるアッシュの堆積量を正確に推定することができる。
このとき、算出部14は、フィルタ7の再生処理が完了してから約1時間以内のフィルタ差圧を順次取得することが好ましい。
なお、算出部14は、所定時間にわたって差圧センサ13で順次検出される複数のフィルタ差圧のうち、内燃機関1が定常状態付近で稼働しているときのフィルタ差圧に基づいて圧力比を算出することが好ましい。算出部14は、例えば、内燃機関制御部4から内燃機関1の稼働情報を取得し、その稼働情報に基づいて内燃機関1が定常状態付近で稼働している期間を求める。そして、算出部14は、その期間に差圧センサ13で検出されたフィルタ差圧に基づいて圧力比を算出する。これにより、算出部14は、圧力比を正確に算出することができる。
また、算出部14は、粒子状物質が全体に堆積したフィルタ7に基づいて予め設定された基準差圧と、フィルタ7の再生処理の直後に差圧センサ13で検出されたフィルタ差圧、すなわち煤成分がほとんど除去されてアッシュのみが堆積した状態のフィルタ7のフィルタ差圧との圧力比を算出する。このため、判定部15は、この圧力比に基づいてフィルタ7におけるアッシュの堆積量を正確に推定することができる。
このようにして、算出部14は、図4に示すように、フィルタ7の再生処理が実施される度に、予め設定されたフィルタ7の基準差圧と差圧センサ13で検出されたフィルタ差圧との圧力比を算出する。続いて、判定部15が、算出部14で算出された圧力比に基づいてフィルタ7におけるアッシュの堆積量を推定する。そして、判定部15が、推定されたアッシュの堆積量に基づいてフィルタ7のメンテナンス時期を判定する。
例えば、判定部15には、フィルタ7のメンテナンスが必要となる圧力比の閾値Tが予め設定されている。判定部15は、圧力比が閾値Tに近づくほど、フィルタ7におけるアッシュの堆積量が増加したと推定する。そして、判定部15は、圧力比が閾値Tを超えた場合には、フィルタ7に所定量のアッシュが堆積したと推定し、フィルタ7のメンテナンスが必要と判定する。
判定部15は、判定結果を報知部16に出力すると共に、通信部17を介して情報提供部18に出力する。そして、報知部16が、判定部15の判定結果に基づいて、フィルタ7のメンテナンス時期を表示するなどして車両の使用者に報知する。また、情報提供部18が、判定部15の判定結果に基づいて、フィルタ7のメンテナンス時期を連絡するなどして車両の使用者に提供する。
このように、フィルタ7のメンテナンス時期が提供されることにより、車両の使用者は、フィルタ7の洗浄および交換などのメンテナンスを効率的に行うことができる。
さらに、判定部15は、算出部14で算出される圧力比が1.0を超えた場合には、フィルタ7以外の装置の不具合と判定することができる。判定部15は、例えば、内燃機関1、酸化触媒6、バルブ9およびインジェクタ10などの装置の不具合で排気ガスが高温に加熱されていないと判定することができる。
本実施の形態によれば、判定部15が、排気ガスの流量に応じて予め設定されたフィルタ7の基準差圧と、差圧センサ13で検出されたフィルタ差圧との圧力比に基づいて、フィルタ7におけるアッシュの堆積量を推定するため、フィルタ7の状態を高精度に検知することができる。
(実施の形態2)
以下、本開示の実施の形態2について説明する。ここでは、上記の実施の形態1との相違点を中心に説明し、上記の実施の形態1との共通点については、共通の参照符号を使用して、その詳細な説明を省略する。
上記の実施の形態1では、判定部15は、フィルタ7におけるアッシュの堆積量を推定したが、フィルタ7における粒子状物質の堆積量を推定できればよく、これに限られるものではない。
例えば、図5に示すように、実施の形態1の判定部15に換えて判定部21を配置すると共に、再生処理制御部11に換えて再生処理制御部22を配置することができる。判定部21は、再生処理制御部22に接続されている。
判定部21は、算出部14で算出される圧力比に基づいて、フィルタ7に堆積した煤成分およびアッシュを含む粒子状物質の堆積量を推定する。
再生処理制御部22は、判定部21で推定された粒子状物質の堆積量に基づいて、フィルタ7の再生処理を開始するタイミングを判定する。
このような構成により、算出部14は、内燃機関1が駆動しているときに差圧センサ13で検出されたフィルタ差圧を取得し、排気ガスの流量に応じて予め設定されたフィルタ7の基準差圧と、差圧センサ13で検出されたフィルタ差圧との圧力比を順次算出する。算出部14は、算出された圧力比を判定部21に出力する。
続いて、判定部21が、算出部14で算出された圧力比に基づいて、フィルタ7に堆積した粒子状物質の堆積量を推定する。ここで、実施の形態1と同様に、再生処理制御部22に記憶されたマップが、粒子状物質を全体に堆積したフィルタ7に基づいて予め設定されているものとする。この場合には、判定部21は、圧力比が1に近づくほど粒子状物質の堆積量が多く、圧力比がゼロに近づくほど粒子状物質の堆積量が少ないと推定する。
判定部21には、フィルタ7の再生処理を実施する圧力比の閾値が予め設定されており、圧力比が閾値を超えた場合には、フィルタ7に所定量の粒子状物質が堆積したと推定する。判定部21は、粒子状物質の堆積量を再生処理制御部22に出力する。
そして、再生処理制御部22が、判定部21においてフィルタ7に所定量の粒子状物質が堆積したと推定された場合には、フィルタ7の再生処理を開始すると判定する。
従来、再生処理制御部22は、差圧センサ13で検出されるフィルタ差圧に基づいて、フィルタ7の再生処理を開始するタイミングを判定していた。このため、排気ガスの流量に応じてフィルタ7の再生処理を開始するタイミングが変動し、フィルタ7に一定の堆積量で粒子状物質が堆積したときにフィルタの再生処理を開始することが困難であった。
そこで、本開示では、判定部21が、排気ガスの流量に応じて予め設定されたフィルタ7の基準差圧と、差圧センサ13で検出されたフィルタ差圧との圧力比に基づいて、フィルタ7における粒子状物質の堆積量を推定する。そして、再生処理制御部22が、判定部21で推定されたフィルタ7における粒子状物質の堆積量に基づいて、フィルタ7の再生処理を開始するタイミングを判定する。このため、フィルタ7に一定の堆積量の粒子状物質が堆積したタイミングでフィルタ7を再生処理することができ、フィルタ7の再生処理を適切なタイミング実施することができる。
このようにして、再生処理制御部22が、フィルタ7の再生処理を開始すると判定すると、インジェクタ10およびバルブ9を制御して排気ガスが高温に加熱される。これにより、フィルタ7に堆積した粒子状物質の煤成分が燃焼して、フィルタ7が再生処理される。
本実施の形態によれば、判定部21が、排気ガスの流量に応じて予め設定されたフィルタ7の基準差圧と、差圧センサ13で検出されたフィルタ差圧との圧力比に基づいて、フィルタ7における粒子状物質の堆積量を推定する。このため、再生処理制御部22が、判定部21で推定されたフィルタ7における粒子状物質の堆積量に基づいて、フィルタ7の再生処理を開始するタイミングを適切に判定することができる。
なお、上記の実施の形態1および2では、算出部14は、所定時間にわたって差圧センサ13で検出された複数のフィルタ差圧に基づいて圧力比が算出されたが、1つのフィルタ差圧に基づいて圧力比を算出してもよい。
また、上記の実施の形態1および2では、算出部14は、粒子状物質が全体に堆積したフィルタ7に基づいて基準差圧が予め設定されたが、排気ガスの流量に応じて基準差圧を設定できればよく、これに限られるものではない。例えば、算出部14は、粒子状物質が堆積していないフィルタ7に基づいて基準差圧を設定することもできる。
また、上記の実施の形態1および2では、算出部14および判定部15は、車両に配置されたが、外部に配置して通信回線で情報を送受信することもできる。
また、上記の実施の形態1および2では、再生処理制御部は、インジェクタ10を制御して排気ガスを高温に加熱させたが、酸化触媒6の反応熱で排気ガスを高温に加熱することができればよく、インジェクタ10に限られるものではない。
例えば、再生処理制御部は、内燃機関1の多段噴射を制御して酸化触媒6を反応させることができる。
その他、上記の実施の形態は、何れも本発明の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、上記の実施の形態で説明した各部の形状や個数などについての開示はあくまで例示であり、適宜変更して実施することができる。
本開示に係るフィルタ状態検知装置は、排気ガスに含まれる粒子状物質を捕捉するフィルタが排気管に配置された装置に利用できる。
1 内燃機関
2 吸気管
3 排気管
4 内燃機関制御部
5 浄化装置
6 酸化触媒
7 フィルタ
8a,8b 温度センサ
9 バルブ
10 インジェクタ
11,22 再生処理制御部
12 フィルタ状態検知装置
13 差圧センサ
14 算出部
15,21 判定部
16 報知部
17 通信部
18 情報提供部
S1,S2 時間
E 近似式
T 閾値

Claims (7)

  1. 車両の排気ガスに含まれる粒子状物質を捕捉するために排気管に配置されたフィルタの上流側と下流側のフィルタ差圧を検出する差圧センサと、
    前記排気ガスの流量に応じて予め設定された前記フィルタの上流側と下流側の基準差圧と、前記差圧センサで検出された前記フィルタ差圧との圧力比を算出する算出部と、
    前記算出部で算出された圧力比に基づいて、前記フィルタにおける前記粒子状物質の堆積量を推定する判定部とを備え
    前記算出部は、所定時間にわたって前記差圧センサで検出された複数のフィルタ差圧と、前記所定時間にわたって変化する前記排気ガスの流量に基づいてそれぞれ算出される複数の基準差圧とに基づいて前記圧力比を算出するフィルタ状態検知装置。
  2. 前記算出部は、前記複数のフィルタ差圧と前記複数の基準差圧とから算出される複数の圧力比を近似または平均化することにより前記圧力比を算出する請求項1に記載のフィルタ状態検知装置。
  3. 前記算出部は、所定量の前記粒子状物質が堆積した前記フィルタに基づいて予め設定された前記基準差圧と、前記フィルタに堆積した前記粒子状物質を燃焼させる再生処理の直後に前記差圧センサで検出された前記フィルタ差圧との圧力比を算出する請求項1または2に記載のフィルタ状態検知装置。
  4. 前記算出部は、前記再生処理が実施される度に前記圧力比を算出する請求項3に記載のフィルタ状態検知装置。
  5. 前記判定部は、前記粒子状物質のうちアッシュの堆積量を推定する請求項1~4のいずれか一項に記載のフィルタ状態検知装置。
  6. 前記判定部は、推定された前記アッシュの堆積量に基づいて前記フィルタのメンテナンス時期を判定する請求項5に記載のフィルタ状態検知装置。
  7. 前記判定部で判定された判定結果を無線で送信する通信部と、
    前記通信部から送信された前記判定結果に基づいて前記フィルタのメンテナンス時期を車両の使用者に提供する情報提供部とをさらに有する請求項6に記載のフィルタ状態検知装置。
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