JP7382680B1 - 支柱部材と手摺部材との連結金具を生産する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の支柱と手摺とが溶接により接合された手摺構造では、1個の手摺構造の占有する面積及び体積はその重量に比べ非常に大きなものとなってしまう。そのため、手摺構造を製作してからプラントに設置するまでの搬送が非効率で大きなコストがかかる。【解決手段】 手摺構造を構成する支柱部材3と手摺部材5とを新規な連結金具10を用いて連結する。当該連結金具10は、手摺部材5の軸線に直交する断面の外周形状に沿う把持面によって手摺部材5を把持する把持部と、支柱部材3に対し係止される係止部と、が一体に構成されており、レーザー加工機により板材から切り出される。当該連結金具10は、支柱部材3と係止部とを貫通するボルト11により連結金具10が支柱部材3に係止された状態で把持部が手摺部材5を把持する。【選択図】 図4

Description

本発明は、プラント等に用いられる、支柱部材と手摺部材との連結金具、及びその金具を用いた手摺構造の技術に関する。
一般に、プラント等の機械設備は設置した後に点検作業が必要となる。そのため、プラント等の機械設備の点検が必要な個所には、人が上るための架台及び階段が設置される。架台及び階段の周囲には落下防止のための手摺構造が設置される。(例えば特許文献1)
特許文献1に記載された可搬式バッチャープラントには、作業床を取り囲んだ手摺構造が設置されている。その手摺構造全体は、5つに分割されて製作されている。1つ1つの手摺構造は、複数の支柱部材と支柱部材の上端を連結する手摺部材とから構成されている。
実公平4-35127号公報
特許文献1の手摺構造は、複数の支柱部材・手摺部材を溶接により接合して製作されるものであるため、1個の手摺構造の占有する面積及び体積はその重量に比べ非常に大きなものとなってしまう。そのため、別の場所で手摺構造を製作してからプラントに設置するまでの搬送が非効率で大きなコストがかかっていた。
また、プラントの設置場所の諸条件に適合する手摺構造を1個1個、個別に設計・製造する必要があった。そのため、設計・製造のための多大な工数・費用等を要していた。
そこで、本発明は、互いに交差する支柱部材と手摺部材とを連結するための全く新規な発想の連結金具と、その連結金具を用いる手摺構造と、を提案することで、上記の諸課題を解決することを目的とする。
第1発明に係る連結金具を生産する方法は、手摺構造を構成する支柱部材と手摺部材とを連結する連結金具を生産する方法であって、前記手摺部材の軸線に直交する断面の外周形状に沿う幅Wの把持面によって前記手摺部材を把持する幅Wの把持部と、前記支柱部材に対し係止される幅Wの係止部と、が一体に構成され、前記係止部の幅Wの中央と前記支柱部材とを貫通するボルトにより前記支柱部材に係止される前記連結金具が、レーザー加工機により厚さWの板材から切り出されることを特徴とする。
第1発明に係る連結金具は、レーザー加工機により板材から切り出されるので、軸線に直交する断面がどのような外周形状の手摺部材にも対応できる。また、強度の必要な部分は厚くする、強度の不要な部分は薄くするなどの形状設計が自由にできるので、非常に合理的な金具形状にできる。
本発明によれば、設置場所の諸条件に適合する手摺構造を個別に設計・製造する必要が無くなる。また、プラント等の現場で支柱部材と手摺部材とを連結金具で組み立てて、架台及び階段に対して共通部材からなる手摺構造を設置することができる。そのため、手摺構造を構成する支柱部材、手摺部材、連結金具を部品の状態で搬送できるので、輸送効率の向上、コストダウンが可能となる。
第1の実施の形態に係る手摺構造を基台の内側から見た図である。 図1のA矢視詳細図であって、手摺構造を側方から見た図である。 図2のB矢視詳細図であって、支柱部材と中間の手摺部材とが互いに交差する連結部の詳細図である。 図3のE-E矢視断面図であって、支柱部材と中間の手摺部材との連結部の断面図である。 中間の手摺部材に用いられる連結金具の部品図である レーザー加工機により一般構造用圧延鋼板から切り出された、タップ穴の機械加工がされる前の連結金具の写真である。 図2のC矢視詳細図であって、支柱部材と下端の手摺部材とが互いに交差する連結部の詳細図である。 F-F矢視断面図であって、支柱部材と下端の手摺部材との連結部の断面図である。 下端の手摺部材に用いられる連結金具の部品図である。 レーザー加工機により一般構造用圧延鋼板から切り出された、タップ穴の機械加工がされる前の連結金具の写真である。 別案に係る連結金具を使用した場合の、支柱部材と下端の手摺部材との連結部の断面図である。 下端の手摺部材に用いられる、別案に係る連結金具の部品図である。 図2のD矢視詳細図であって、支柱部材と上端の手摺部材との連結部の詳細図である。 図13のG-G矢視断面図であって、支柱部材と上端の手摺部材との連結部の断面図である。 上端の手摺部材に用いられる連結金具の部品図である。 レーザー加工機により一般構造用圧延鋼板から切り出された、タップ穴の機械加工がされる前の連結金具の写真である。 上端の手摺部材に用いられる、別案に係る半割タイプの連結金具を使用した場合の、支柱部材と上端の手摺部材との連結部の断面図である。 半割タイプの連結金具の部品図である。 レーザー加工機により切り出された、タップ穴及びボルト穴の機械加工がされる前の半割タイプの連結金具の写真である。 第2の実施の形態に係る手摺構造を示す図である。 図20のH部詳細図であって、支柱部材と中間の手摺部材及び上端の手摺部材との連結構造を説明する図である。 図20のI部断面詳細図であって、支柱部材の階段への立設方法を説明する図である。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態に係る手摺構造1を基台2の内側から見た図である。手摺構造1は、プラント等の基台2に設置されている。手摺構造1は、基台2に立設された4本の支柱部材3と、支柱部材3に連結された上端の手摺部材4、中間の3本の手摺部材5、下端の手摺部材6とによって構成されている。なお、図1に示した手摺構造1は一例を示すものであって、支柱部材3の本数、手摺部材4~6の種類及び本数が任意に選択可能であることはもちろんである。
図2は、図1のA矢視詳細図であって、手摺構造1を側方から見た図である。支柱部材3は、基台2に溶接等の一般的な方法により立設されている。支柱部材3には、配管用炭素鋼鋼管(SGP)、配管用ステンレス鋼管(SUS)など各種の鋼管を始め、丸棒、角棒、角パイプなど各種の素材・材質を用いることができる。図2に示されるように、手摺構造1では、上端の手摺部材4は支柱部材3の軸線上に連結されている。一方、中間の手摺部材5と下端の手摺部材6は、支柱部材3に対し基台の内側となる面に連結されている。中間の手摺部材5と下端の手摺部材6には、配管用炭素鋼鋼管(SGP)、配管用ステンレス鋼管(SUS)など各種の鋼管を始め、丸棒、角棒、角パイプ、平鋼など各種の素材・材質を用いることができる。
(支柱部材と中間の手摺部材との連結)
図3は、図2のB矢視詳細図であって、支柱部材3と中間の手摺部材5とが互いに交差する連結部の詳細図である。中間の手摺部材5は、手摺部材5専用の連結金具10によって連結されている。
図4は、図3のE-E矢視断面図であって、支柱部材3と中間の手摺部材5との連結部の断面図である。中間の手摺部材5の素材には、支柱部材3よりも小径の配管用炭素鋼鋼管(SGP)などが用いられる。図4に示すように、手摺部材5は連結金具10によって支柱部材3と交差した接触状態で連結されている。第1の実施の形態では、連結金具10は、支柱部材3と連結金具10とを貫通する六角穴付きボルト11によって支柱部材3に係止されている。なお、六角穴付きボルトに代えて通常の六角ボルトを使用してもよいことはもちろんである。
図5は、手摺部材5専用の連結金具10の部品図である。連結金具10は、手摺部材5の軸線に直交する断面の外周形状に沿う把持面12によって手摺部材5を把持する把持部13と、支柱部材3に対し係止される係止部14とが一体に構成されている。図5に示されるように、連結金具10は、全体が幅Wとなっている。係止部14には、タップ穴15が切られている。
図6は、レーザー加工機により厚さ9mm(W=9mm)の一般構造用圧延鋼板(SS400)から切り出された、タップ穴15の機械加工がされる前の連結金具10の写真である。図5(a)から明らかなように、連結金具10は、素材の板材からレーザー加工機で切出されるので、手摺部材5に負荷された荷重による曲げモーメントが加わる把持部13と係止部14との連絡部16の形状を幅広に形成できる。また、係止部14のタップ穴15のねじ長さLを十分に取ることができる。また、把持部13の強度があまり必要とされない部分は連続的に厚みを減らすことも可能である。
このように、本発明に係る連結金具10は、レーザー加工機により板材から切り出されるので、手摺部材が鋼管である場合にも軸線に直交する断面の外周形状(円形及びその直径)に合わせたものを製作できる。また、強度の必要な部分は厚くする、強度の不要な部分は薄くするなど自由な形状にできるので、非常に合理的は金具形状とすることができる。
連結金具10が切出される板材としては、他にもステンレス鋼板(SUS)その他のあらゆる材質の板材を使用することができる。また、素材の板厚は、レーザー加工機の切断能力以内であれば広い範囲のものを使用することができる。
(支柱部材と下端の手摺部材との連結)
図7は、図2のC矢視詳細図であって、支柱部材3と下端の手摺部材6とが互いに交差する連結部の詳細図である。下端の手摺部材6は、手摺部材6専用の連結金具20によって連結されている。
図8は、図7のF-F矢視断面図であって、支柱部材3と下端の手摺部材6との連結部の断面図である。下端の手摺部材6の素材には、一般構造用圧延鋼材(SS400)の平鋼(FB)などが用いられる。図8に示すように、手摺部材6は連結金具20によって支柱部材3と交差した接触状態で連結されている。連結金具20は、支柱部材3と連結金具20とを貫通する六角穴付きボルト11によって支柱部材3に係止されている。
図9は、手摺部材6に用いられる連結金具20の部品図である。連結金具20は、手摺部材6の軸線に直交する断面の外周形状に沿う把持面22によって手摺部材6を把持する把持部23と、支柱部材3に対し係止される係止部24とが一体に構成されている。図9に示されるように、連結金具20は、全体が幅Wとなっている。係止部24には、タップ穴25が切られている。
図10は、レーザー加工機により厚さ9mm(W=9mm)の一般構造用圧延鋼板(SS400)から切り出された、タップ穴25の機械加工がされる前の連結金具20の写真である。
このように、本発明に係る連結金具20は、レーザー加工機により板材から切り出され製作されるので、手摺部材が平鋼である場合にも軸線に直交する断面の外周形状(長方形)に合わせて製作できる。また、強度の必要な部分は厚くする、強度の不要な部分は薄くするなど自由な形状にできるので、非常に合理的は金具形状とすることができる。
(支柱部材と下端の手摺部材との連結の別案)
図11は、別案に係る連結金具70を使用した場合の、支柱部材3と下端の手摺部材6との連結部の断面図である。図12は、連結金具70の部品図である。
図12に示されるように、別案に係る連結金具70は、把持面72によって手摺部材6を把持する把持部73と、支柱部材3に対し係止される係止部74とが向かい合って一体に構成され、全体として略コの字形状となっている。係止部74には、タップ穴75が切られている。
別案の連結金具70によれば、図11に示されるように、支柱部材3を貫通する六角穴付きボルト71が連結金具70のタップ穴75と螺合することで、連結金具70は支柱部材3に係止される。さらに、同時に六角穴付きボルト71のねじ先76が手摺部材6を押すことで、手摺部材6が連結金具70の把持面72に押し付けられる。このように、別案に係る連結金具70では、1本の六角穴付きボルト71が、支柱部材3と連結金具70との係止、及び手摺部材6と連結金具70との係止、の2つの役割を果たしている。
(支柱部材と上端の手摺部材との連結)
図13は、図2のD矢視詳細図であって、支柱部材3と上端の手摺部材4との連結部の詳細図である。上端の手摺部材4は、手摺部材4専用の連結金具30によって連結されている。
図14は、図13のG-G矢視断面図であって、支柱部材3と上端の手摺部材4との連結部の断面図である。上端の手摺部材4の素材には、支柱部材3とほぼ同径の配管用炭素鋼鋼管(SGP)などが用いられる。図14に示すように、手摺部材4は連結金具30によって支柱部材3の上端に溶接された蓋部材37の上面に立設して溶接された立設部材36に連結されている。また、連結金具30の把持部33には、六角穴付き止めねじ(ホロセット)39がねじ込まれ、その先端が手摺部材4を押すことで、連結金具30に対して手摺部材4が固定されている。連結金具30は、立設部材36と連結金具30とを貫通する六角穴付きボルト31によって支柱部材3(立設部材36)に係止されている。
図15は、上端の手摺部材4に用いられる連結金具30の部品図である。連結金具30は、手摺部材4の軸線に直交する断面の外周形状に沿う把持面32によって手摺部材4を把持する把持部33と、支柱部材3(立設部材36)に対し係止される係止部34とが一体に構成されている。図15に示されるように、連結金具30は、全体が幅Wとなっている。係止部34には、タップ穴35が切られている。また、把持部33にも六角穴付き止めねじ(ホロセット)39のためのタップ穴35が切られている。
図16は、レーザー加工機により厚さ12mm(W=12mm)の一般構造用圧延鋼板(SS400)から切り出された、タップ穴35の機械加工がされる前の連結金具30の写真である。図15(a)から明らかなように、連結金具30は、素材の板材からレーザー加工機で切出されるので、手摺部材4に負荷された荷重による曲げモーメントが加わる把持部33と係止部34との連絡部38の形状を幅広に形成できる。また、係止部34のタップ穴35の長さLを十分に取ることができる。また、把持部33の強度があまり必要とされない部分は連続的に厚みを減らすことも可能である。
このように、本発明に係る連結金具30は、レーザー加工機により板材から切り出され製作されるので、手摺部材の軸線に直交する断面全周を把持するものも製作できる。また、強度の必要な部分は厚くする、強度の不要な部分は薄くするなど自由な形状にできるので、非常に合理的は金具形状とすることができる。
(支柱部材と上端の手摺部材との連結の別案)
図17は、上端の手摺部材4に用いることのできる別案に係る連結金具40と連結金具50とを使用した場合の、支柱部材3と上端の手摺部材4との連結部の断面図である。図18は、連結金具40と連結金具50の部品図である。
図17と図18から理解されるように、連結金具40と連結金具50は、図15(図14)に示した連結金具30を半割にして内側(右側)の連結金具40と外側(左側)の連結金具50とに分割したものとなっている。なお、図17に示した組み立てた状態で、連結金具40と連結金具50とによって手摺部材4がはさみ込まれるように、連結金具40、連結金具50の形状寸法が決められている。このようにすることで、組み立てるだけで、連結金具40と連結金具50に対して手摺部材4を固定できる。
内側(右側)の連結金具40は、手摺部材4の軸線に直交する断面の内側(右側)の外周形状に沿う把持面42によって手摺部材4を把持する把持部43と、支柱部材3(立設部材36)に対し係止される係止部44とが一体に構成されている。図18に示されるように、連結金具40は、全体が幅Wとなっている。係止部44には、タップ穴45が切られている。
外側(左側)の連結金具50は、手摺部材4の軸線に直交する断面の外側(左側)の外周形状に沿う把持面52によって手摺部材4を把持する把持部53と、支柱部材3(立設部材36)に対し係止される係止部54とが一体に構成されている。図18に示されるように、連結金具50は、全体が幅Wとなっている。係止部54には、ボルト穴55が開けられている。
図19は、レーザー加工機により厚さ12mm(W=12mm)の一般構造用圧延鋼板(SS400)から切り出された、タップ穴45及びボルト穴55の機械加工がされる前の連結金具40及び連結金具50の写真である。
別案の連結金具40と連結金具50によれば、上端の手摺部材4を把持面42と把持面52によってはさみ込むことで把持できる。一方、すでに説明した連結金具30(図14~図16参照)を使った場合は、手摺構造を組み立てる際に上端の手摺部材4(丸パイプ)を連結金具30の把持面(丸穴)に通す必要がある。その点、別案の連結金具40では、その必要が無いので手摺部材4の組み立て作業性がより良いものとなる。
(第2の実施の形態)
図20は第2の実施の形態に係る手摺構造61を示す図である。手摺構造61は、プラント等の階段62に設置されている。手摺構造61は、階段62に立設された4本の支柱部材3と、支柱部材3に連結された上端の手摺部材4、中間の3本の手摺部材5とによって構成されている。なお、図20に示した手摺構造61は一例を示すものであって、支柱部材3の本数、手摺部材4~6の種類及び本数が任意に選択可能であることはもちろんである。
図21は、図20のH部詳細図であって、支柱部材3と中間の手摺部材5及び上端の手摺部材4との連結構造を説明する図である。支柱部材3と中間の手摺部材5とは、手摺部材5に用いられる連結金具10と六角穴付きボルト11とによって連結されている。また、支柱部材3と上端の手摺部材4とは、手摺部材4に用いられる連結金具30と六角穴付きボルト31とによって連結されている。すなわち、連結金具10、30を用いて支柱部材3と手摺部材4、5とが連結される手摺構造61であって、六角穴付きボルト11を軸として、手摺部材4、5が旋回し、階段62に設置されている。
このように、図1で説明した基台2に使用した連結金具10及び連結金具30は、階段62の手摺構造61にも使用することができる。また、階段の傾斜角度に合わせて支柱部材3と手摺部材4及び手摺部材5との連結角度を変更することが可能である。
図22は図20のI部断面詳細図であって、支柱部材3の階段62への立設方法を説明する図である。立設用スペーサ80の下端は、階段62の傾斜角度と同じ角度で斜めに切断されている。まず、階段62には、立設用スペーサ80が溶接81される。立設用スペーサ80の内径は支柱部材3の外径よりも少し大きくなっており、立設用スペーサ80に支柱部材3の下部が挿入される。その後、立設用スペーサ80の上端と支柱部材3が溶接82にされる。
このように、立設用スペーサ80を用いることにより、基台2(図1参照)と階段62(図20参照)とに、共通の支柱部材3を用いることができる。そのため、基台2の手摺構造1(図1参照)と階段62の手摺構造61(図20参照)とは、使用部材・部品の完全な共通化が図れる。
以上説明したように、本発明の支柱部材と手摺部材との連結金具、及びその金具を用いた手摺構造は、基台(図1参照)のみならず階段(図20参照)にも適用することができる。また、本発明によれば、設置場所の諸条件に適合する手摺構造を個別に設計・製造する必要が無くなる。さらに、プラント等の現場で支柱部材と手摺部材を本発明の連結金具を用いて組み立て設置することができる。そのため、手摺構造の材料である支柱部材と手摺部材は、分解された状態での効率的で低コストでの搬送が可能となる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれら実施の形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によって定められる。
1:手摺構造
2:基台
3:支柱部材
4:手摺部材
5:手摺部材
6:手摺部材
10:連結金具
11:六角穴付きボルト
12:把持面
13:把持部
14:係止部
15:タップ穴
16:連絡部
20:連結金具
22:把持面
23:把持部
24:係止部
25:タップ穴
30:連結金具
31:六角穴付きボルト
32:把持面
33:把持部
34:係止部
35:タップ穴
36:立設部材
37:蓋部材
38:連絡部
39:六角穴付き止めねじ(ホロセット)
40:連結金具
42:把持面
43:把持部
44:係止部
45:タップ穴
50:連結金具
52:把持面
53:把持部
54:係止部
55:ボルト穴
61:手摺構造
62:階段
70:連結金具
71:六角穴付きボルト
72:把持面
73:把持部
74:係止部
75:タップ穴
76:ねじ先
80:立設用スペーサ
81:溶接
82:溶接

Claims (1)

  1. 手摺構造を構成する支柱部材と手摺部材とを連結する連結金具を生産する方法であって、
    前記手摺部材の軸線に直交する断面の外周形状に沿う幅Wの把持面によって前記手摺部材を把持する幅Wの把持部と、前記支柱部材に対し係止される幅Wの係止部と、が一体に構成され、前記係止部の幅Wの中央と前記支柱部材とを貫通するボルトにより前記支柱部材に係止される前記連結金具が、レーザー加工機により厚さWの板材から切り出されることを特徴とする連結金具を生産する方法。
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