JPS587858Y2 - 鋼管トラス構造物の節点用継手 - Google Patents

鋼管トラス構造物の節点用継手

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JPS587858Y2
JPS587858Y2 JP1978132321U JP13232178U JPS587858Y2 JP S587858 Y2 JPS587858 Y2 JP S587858Y2 JP 1978132321 U JP1978132321 U JP 1978132321U JP 13232178 U JP13232178 U JP 13232178U JP S587858 Y2 JPS587858 Y2 JP S587858Y2
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JP
Japan
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steel pipe
steel
tubular body
pipe truss
joint
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Expired
Application number
JP1978132321U
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English (en)
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JPS5548915U (ja
Inventor
健治 黒田
国夫 石井
Original Assignee
新日本製鐵株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、鉄塔その他の鋼管トラス構造物の節点部分
に用いる継手に関するものである。
送電線用、無線通信用等のトラス構造の鉄塔の構成部材
として鋼管を使用すれば、断面決定荷重である風圧を受
けに<<、かつ発生する支配的応力である軸方向力に対
して重量当りの断面性能が最高のため最適である。
従来、第1図に示す鋼管トラス構造の鉄塔における部材
の節点であるA−C部においては、第2図〜第4図に示
すように、鋼管からなる主部材4に、鋼管製斜材とから
なる副部材5をボルト6により接合するためのガセット
プレート7を溶接により取付け、かつ前記主部材4の外
周に、これとガセットプレート7とを補強するための複
数の鋼板製円環状フランジ8を嵌合して溶接により取付
けているが、前記円環状フランジ8は鋼板から製作され
るので、材料の歩留りが悪く、かつ必要な精度の円形の
加工を容易に行なうことができず、さらに主部材4に対
する円環状フランジ8の溶接作業および溶接検査を円筒
面に沿って旋回しながら行なう必要があるので、溶接作
業および溶接検査をイJないに<<、またこれらが原因
となって継手部のコストが高くなる欠点があった。
この考案は前記従来の欠点を除去できる鋼管トラス構造
物の節点用継手を提供することを目的とするものである
次にこの考案を図示の例によって詳細に説明する。
第5図ないし第7図は、この考案を第1図に示す鋼管ト
ラス構造の鉄塔における部材の節点であるA−C部に実
施した例を示すものであって、鋼管トラス構造鉄塔にお
ける鋼管からなる主部材4を嵌挿できる内径りを有する
短かい管状体1と、その管状体1の少なくとも両端部外
周に配置される円環状のフランジ部2と、前記管状体1
の外周において各フランジ部2間にわたって管軸に平行
に延長するガセットプレート部3とが、鋳鋼の鋳造によ
り一体に形成され、かつ前記ガセットプレート部3には
、鋼管トラス構造鉄塔における斜材からなる副部材5の
端部を取付けるための複数のボルト孔9が設けられてい
る。
第1図のA部に用いられる継手の場合は、管状体1の両
端部および中間部にフランジ部2が設けられ、かつ管軸
を含む互いにほぼ直角な2つの平面上において各フラン
ジ部2間にガセットプレート部3が設けられている。
また第1図のB部に用いられる継手の場合は、管状体1
の両端部にのみフランジ部2が設けられ、かつ管軸を含
む互いにほぼ直角な2つの平面上において各フランジ部
2間にガセットプレート部3が設けられている。
さらに第1図のC部に用いられる継手の場合は、管状体
1の両端部および沖間部にフランジ部2が設けられ、か
つ管軸を含むほぼ90’の角度間隔の3つの平面上にお
いて、各フランジ部2間にガセットプレート部3が設け
られている。
管状体1の両端部の内径りは、第5図V、第6図■およ
び第7図Vに示すように、挿入される主部材4の外径と
の間に間隙が殆んどない寸法に旋削加工されているが、
管状体1の中間部の内径は余裕のある寸法で鋳放しのま
まである。
この考案の節点用継手は前述のように構成されているの
で、第1図におけるA部、B部およびC部に対しては、
予め工場において第5図ないし第7図に示す節点用継手
10A、IOBおよびIOCを鋳造し、かつガセットプ
レート部3にボルト孔9に穿設したのち、管状体1内に
主部材4を嵌挿し、次いで主部材4の所定位置において
管状体1の端部と主部材4とを隅肉溶接11により結合
しておく。
この節点用継手付き主部材を構築現場に搬送し、構築現
場においては、ガセットプレート部3と、端部にボルト
孔を有する斜材等の副部材5の端部とをそれらに挿通し
たボルト6により緊結することにより、鋼管トラス構造
の鉄塔を組み上げる。
なおトラス構造の鉄塔は巾に対して高さが極めて大きい
全体形状であるという特殊性から、剪断力に対して曲け
゛モーメントがはるかに大きく、かつ部材断面決定荷重
は平面上対角線方向風荷重であるので、断面決定応力に
ついて柱材は腹材に比べて圧倒的に大きくなり、したが
って腹材から柱材に伝達される応力は軽微であるので、
この考案の節点用継手10 A、10 B、10 Cと
主部材4との溶接は軽微な隅肉溶接で充分である。
また鋼管トラス構造の鉄塔における柱材または腹材に用
いられる構造用鋼管は、そのシリーズにおいては厚さの
大小に拘らず一定の外径を有するので、構造用鋼管各シ
リーズについてそれぞれ1種類の節点用継手を用意すれ
は゛よ<、シかも節点用継手は鋳造品であるので量産で
きると共にコストを著しく低下させることができる。
前述のように、この考案の節点用継手を鋼管トラス構造
の鉄塔に使用すれば、トラス構造鉄塔の部材として最適
の鋼管を使用して、加工上極めて容易にかつ工費上安価
にトラス構造鉄塔を構築できるので、実用上極めて有益
である。
なお前記実施例はこの考案の節点用継手をトラス構造鉄
塔に適用した例であるが、この考案は鉄塔以外の構築物
における鋼管トラス構造にも適用できることは勿論であ
る。
また前記実施例においてはガセットプレート部3が管状
体1の管軸を含む平面上に配置されているが、前記ガセ
ットプレート部3は、管状体1の管軸を含まないでこれ
と平行に延長する平面すなわち管状体の直径線から離れ
てこれと平行に延長する平面上に配置されていてもよい
この考案によれば、管状体1とその少なくとも両端部に
設けられるフランジ部2と各フランジ部2間に設けられ
るガセットプレート部3とからなる節点用継手が、鋳鋼
の鋳造により一体に形成されているので、鋼管トラス構
造物を構築する際の高価な溶接の延長を著しく減少させ
ることができ、かつ節点用継手全体が鋳造品であるので
、必要な強度および剛性に応じて造形でき、そのため力
学的に合理的である節点用継手を低コストで製造するこ
とができると共に量産することができる等の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な架構の鉄塔の一部を示す側面図、第2
図ないし第4図は従来の鋼管トラス構造鉄塔における第
1図のA−C部の継手部を示す図であって、各国におい
て■は側面図、IIはX−X線断面図、IIIはY−Y
線断面図である。 第5図ないし第7図はこの考案の実施例に係る鋼管トラ
ス構造鉄塔における第1図のA−C部の継手部を示す図
であって、各図において■は側面図、IIIはY−Y線
断面図、■■は継手の斜視図、■は継手の縦断側面図で
ある。 図において、1は管状体、2はフランジ部、3はガセッ
トプレート部、4は主部材、5は副部材、6はボルト、
9はボルト孔、IOAおよびIOBは節点用継手、11
は隅肉溶接である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼管トラス構造物における鋼管製主部材を嵌挿できる内
    径りを有する管状体1と、その管状体1の少なくとも両
    端部に設けられるフランジ部2と、前記管状体1の外筒
    面において前記各フランジ部2間にわたって管軸に平行
    に延長するガセットプレート部3とが、鋳鋼の鋳造によ
    り一体に形成されていることを特徴とする鋼管トラス構
    造物の節点用継手。
JP1978132321U 1978-09-28 1978-09-28 鋼管トラス構造物の節点用継手 Expired JPS587858Y2 (ja)

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JPS5548915U JPS5548915U (ja) 1980-03-31
JPS587858Y2 true JPS587858Y2 (ja) 1983-02-12

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JP4600164B2 (ja) * 2005-06-07 2010-12-15 東京電力株式会社 鉄塔補強工法
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