JP7381755B2 - 酵素を含む液体消費者製品を製造するためのプロセス - Google Patents

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Description

本開示は、酵素を含む液体消費者製品を製造するためのプロセスに関する。製品は、典型的には、少なくとも第1の液体供給組成物及び第2の液体供給組成物を容器に提供することによって、その場で製造され、混合される。
液体消費者製品(例えば、液体洗濯用洗剤、液体布地ケア増強剤、液体食器洗浄洗剤、液体硬質表面洗浄剤、等)を形成するための従来の工業規模の方法は、異なる色、密度、粘度、及び溶解度の複数の原材料を(例えば、バッチ混合又は連続インライン混合のいずれかを通して)大量に混合して、最初に均質かつ安定した液体組成物を形成し、次に、個々の容器に充填し、続いてこのような容器を包装及び輸送することを伴う。このような従来の方法は、高スループット及び満足のいく混合により特徴付けられるが、それらは、それにもかかわらず、汎用性の欠如を被る。同じ生産ラインを使用して2種以上の異なる液体消費者製品を製造する必要がある場合、製造ラインは、異なる液体消費者製品を製造するために使用される前に、最初に洗浄又はパージされる必要がある。このような洗浄工程又はパージ工程はまた、いずれの製品においても使用することができない、相当量の「廃棄物」液体を生成してしまう。
別の方法として、原料又はそのプレミックスは、消費者製品が販売される容器に直接添加されてもよく、それによって、製造業者が配合物の汎用性及び廃棄物を減少させる機会を増加させる。
酵素は、液体洗剤などの種々の液体消費者製品を含む一般的な有益剤である。しかしながら、酵素は、混合容器の様式で添加するためには特に困難な原料であることが見出された。例えば、酵素が最初に、又は少量の孤立プレミックスとして最後に添加される場合、それらは、典型的には、追加の混合なしで十分に分散されず、そのため、時間と資本とを要する。酵素プレミックスが最初に添加される、及び/又は水若しくは特定の水含有流体で希釈される場合、その場での混合が改善される場合があるが、酵素は安定性の損失を抱えており、より低い活性レベルをもたらす可能性がある。特に、プロテアーゼは、その他の酵素(酵素がタンパク質であるため、プロテアーゼのその他の分子を含む)を分解する傾向があり、配合物の非効率性及び不要なコストをもたらす。
したがって、容器内での混合プロセスを介して酵素を含有する液体消費者製品を効率的に製造する必要がある。
本開示は、酵素を含む液体消費者製品を製造するプロセスに関する。例えば、本開示は、容器内で液体消費者製品を製造するためのプロセスに関し、本方法は、(A)開口部を有する容器を提供し、容器の総容積が約10mL~約10リットルの範囲である工程と、(B)容器を、第1の液体供給組成物で容器の総容積の約0.01%~約75%まで部分的に充填し、第1の液体供給組成物が、酵素、第1の補助剤、及び約40%未満の水を含む工程と、(C)続いて、容器の残りの容積又はその一部分を、第2の液体供給組成物で充填する工程であって、第2の液体供給組成物が、第1の液体供給組成物とは異なり、第2の液体供給組成物が、少なくとも第2の補助剤を含む、工程と、を含む。
本明細書の図面は、事実上例示的なものであり、限定的であることを意図したものではない。
本開示にて記載されているような、代表的な製造システムを示す。
本開示は、容器内で酵素含有液体消費者製品を製造するためのプロセスに関する。より具体的には、本開示は、すなわち、2種以上の液体原材料が、このような製品の出荷及び商品化中、又はこのような製品が販売された後の使用中、完成した液体消費者製品を収容するために指定された容器(例えば、ボトル、パウチ等)内で直接混合される、その場での液体混合方法を提供する。
合計で、酵素を含有する第1の液体供給組成物を1つ以上の充填工程で容器に添加してもよく、その後、第2の液体供給組成物を容器に添加してもよい。プロテアーゼ及び所望によりその他の酵素が存在する場合でも、第1の液体供給組成物中に存在する水及び/又は非水性希釈剤の量を制御することは、改善された酵素安定性をもたらし得ることが見出された。更に、第1の液体供給組成物及び第2の液体供給組成物の特定の量、比、及び/又は充填率を選択することにより、混合プロファイルが改善され、それによって、別個の又は追加の混合操作の必要性が低減され得る。
本開示のプロセス、材料、及び組成物について、以下により詳細に記載する。
本明細書で使用する場合、特許請求の範囲で使用される際の冠詞「a」及び「an」は、特許請求又は記載されているもののうちの1つ以上を意味すると理解される。本明細書で使用する場合、用語「含む(include)」、「含む(includes)」、及び「含んでいる(including)」とは、非限定的であることを意味する。本開示の組成物は、本開示の成分を含み得る、それらから本質的になり得る、又はそれらからなり得る。
本明細書では、用語「実質的に含まない(substantially free of)」又は「実質的に含まない(substantially free from)」を使用してもよい。これは、指示される材料が最小限の量であり、組成物の一部を形成するように意図的にその組成物に添加されたものでないこと、又は好ましくは、分析的に検出可能な濃度で存在しないことを意味する。それは、指示される材料が意図的に含まれるその他の材料のうちの1つの中に不純物としてのみ存在する組成物を含むことを意味する。指示される材料は、存在したとしても、組成物の1重量%未満、又は0.1重量%未満、又は0.01重量%未満、あるいは0重量%の濃度で存在してもよい。
本明細書で使用する場合、語句「布地ケア組成物」とは、布地を処理するために設計された組成物及び配合物を含む。このような組成物としては、洗濯物洗浄組成物及び洗剤、布地軟化組成物、布地増強組成物、布地消臭組成物、洗濯前洗浄剤、洗濯前処理剤、洗濯添加剤、スプレー製品、ドライクリーニング剤又は組成物、洗濯すすぎ添加剤、洗浄添加剤、すすぎ後の布地処理剤、アイロン助剤、単位用量配合物、遅延送達配合物、多孔質基材又は不織布シート上又は中に含まれる洗剤、及び本明細書の教示を考慮して当業者に明らかであり得るその他の好適な形態が挙げられるが、これらに限定されない。このような組成物を、洗濯前処理剤、洗濯後処理剤として使用してもよい、又は洗濯操作のすすぎ若しくは洗浄サイクル中に添加してもよい。
本明細書で使用する場合、語句「食器ケア組成物」は、食器、ガラス食器、及び/又は洋食器を処理するために設計された組成物及び配合物を含む。このような組成物としては、手洗い食器洗浄用組成物及び自動食器洗浄用組成物が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用する場合、語句「硬質表面洗浄剤」は、浴室表面、ガラス表面、カウンタートップ、壁、及び床などの硬質表面を処理及び/又は洗浄するために設計された組成物及び配合物を含む。標的硬質表面は、セラミック、繊維ガラス、ガラス、ポリウレタン、金属表面、プラスチック表面、及び上記の全ての積層体を含んでもよい。
本発明で使用する場合、用語「その場で(in situ)」とは、完成した液体消費者製品(例えば、液体洗濯用洗剤、液体布地ケア増強剤、液体食器洗浄洗剤、液体硬質表面洗浄剤等)を、このような製品の出荷及び販売中、あるいはこのような製品が販売された後の使用中に収容するために指定された容器(例えば、ボトル又はパウチ)内に発生する、実時間混合を意味する。本発明のその場での混合は、容器の上流に、好ましくは充填ノズルの上流に配置された1つ以上の液体パイプライン内部で発生するインライン混合とは特に区別される。その場での混合はまた、販売又は使用に好適な容器につながる液体パイプラインの上流に配置された1つ以上の混合/貯蔵タンク内で発生するバッチ混合とは、区別される。
別途注記のない限り、全ての成分又は組成物の濃度は、当該成分又は組成物の活性部分に関するものであり、このような成分又は組成物の市販の供給源に存在する場合のある不純物、例えば、残留溶媒又は副生成物は除外される。
本明細書における全ての温度は、別途指示のない限り、摂氏(℃)である。別途明記のない限り、本明細書における全ての測定は、20℃及び大気圧下で実施される。
本開示の全ての実施形態では、全てのパーセンテージは、特に記載のない限り、全組成物の重量に対するものである。特に記載のない限り、全ての比率は重量比である。
本明細書の全体を通して与えられる全ての最大数値限定は、それよりも小さい全ての数値限定を、このようなより小さい数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように含むものと理解すべきである。本明細書の全体を通して与えられる全ての最小数値限定は、それよりも大きい全ての数値限定を、かかるより大きい数値限定があたかも本明細書に明確に記載されているかのように含む。本明細書の全体を通して与えられる全ての数値範囲は、このようなより広い数値範囲内に含まれる、より狭い全ての数値範囲を、このようなより狭い数値範囲があたかも全て本明細書に明確に記載されているかのように含む。
液体消費者製品の製造プロセス
本開示は、容器内の液体消費者製品を製造するためのプロセスに関する。広い工程では、プロセスは、容器を提供し、酵素を含む第1の液体供給組成物で容器を部分的に充填し、続いて容器の残りの容積又はその一部分を、第2の液体供給組成物で充填する工程を含んでもよい。工程及び組成物について、以下でより詳細に記載する。
本開示のプロセスは、単一の製造システムで行われてもよい。代表的な製造システム1を図1に示す。製造システム1は、容器100を機械方向3に移動させ得るコンベヤシステム2を含んでもよい。コンベヤシステム2は、ベルト、トラック、又は容器(複数可)を移動させることができるその他の好適なシステム4を含んでもよい。製造システム1は、電磁力(EMF)を使用してトラックに沿って容器を保持し得る、搬送体の推進を容易にするリニア同期モータ(LSM)系のシステムを備えてもよい。製造システム1は、個々のサーボモータによるなどの、いくつかのその他の様式で搬送体が推進されるシステムであってもよい。容器(複数可)100は、システム上の単一の事前設定された経路に従ってもよい。製造システム1は、容器のための複数の及び/又は変更可能な経路を提供してもよい。例えば、経路は、特定の充填ステーションにつながってもよいが、その他の充填ステーションではない。
製造システム1は、複数の充填ステーション10、11を含んでもよい。充填ステーション10、11は、1つ以上の組成物が容器内へと分配され得る1つ以上のノズルを含んでもよい。典型的には、1つのノズルは、1つの組成物と関連付けられる。例えば、第1の液体供給組成物101は、第1の充填ステーション10で、第1のノズル12を介して容器100に提供されてもよい。第2の液体供給組成物102は、第2の充填ステーション11で、第2のノズル13を介して容器102に提供されてもよい。特定のノズルは、2つ以上の組成物の同時提供を可能にしてもよい。充填ステーションはまた、複数のノズルを含んでもよく、それらのそれぞれは、同時に又は順番に、組成物を容器に提供してもよい。
容器100は、1つ、好ましくは製造システムの充填ステーション10、11のうちのいくつかのみ、あるいは全てにおいて停止してもよい。充填ステーションのうちのいくつかのみで容器を停止させることにより、より高い配合物の汎用性を可能にするが、これは、複数の種類の消費者製品が同じ製造システム上で、更には同時に製造され、ある容器は特定の充填ステーションに行く、及び/又は特定の組成物で満たされ得る一方で、第2の容器は異なる充填ステーションに行く、及び/又は異なる組成物で満たされてもよいことを意味する。
第1の液体供給組成物101は、1つ以上の充填ステーションで提供されてもよい。第1の液体供給組成物101は、1つ以上のノズルによって提供されてもよい。第1の液体供給組成物101は、2つ以上の充填ステーションで、及び/又は2つ以上のノズルによって提供されてもよい。
第2の液体供給組成物102は、1つ以上の充填ステーションで提供されてもよい。第2の液体供給組成物102は、1つ以上のノズルによって提供されてもよい。第2の液体供給組成物102は、2つ以上の充填ステーションで、及び/又は2つ以上のノズルによって提供されてもよい。
任意の所与の充填ステーションでは、例えば、第2の液体供給組成物102が容器100に提供される場合の充填時間は、約0.1秒~約20秒、又は約0.5~約10秒、又は約0.5~約5秒、好ましくは約0.5秒~約4秒、より好ましくは約1秒~約3秒の範囲であってもよい。典型的には、より速い時間が効率に好ましい場合がある、及び/又は提供される配置及び/又は容積の精度を改善するために特定の最低充填時間が望ましい場合がある。
第1の液体供給組成物101及び第2の液体供給組成物102などの材料は、限られた数の充填ステーションで、及び/又は限られた数のノズルによって、容器100に提供されてもよい。製造の汎用性と製造の複雑さとのバランスをとるために、充填ステーション及び/又はノズルの数を制限することが望ましい場合がある。材料は、合計2~10、又は2~8、又は2~6の充填ステーションで容器に提供されてもよい。材料は、合計2~10、又は2~8、又は2~6個のノズルを介して容器に提供されてもよい。
ノズルのうちの1つ以上は、ノズルによって生成された1つ以上の液体流の流量を制御するための1つ以上の流量制御装置に接続されてもよい。1つ以上の流量制御装置は、弁、ピストン、サーボ駆動型ポンプ、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてもよい。1つ以上の流量制御装置は、1つ以上のサーボ駆動型ポンプを備えてもよい。
第1の液体供給組成物及び/又は第2の液体供給組成物は、動的流れプロファイルと共に提供されてもよい。動的流れプロファイルは、好ましくは質量依存性、容積依存性、及び/又は時間依存性であり、(a)充填工程の開始時の液体供給物の流量の増加により定義されるランプアップ区分、及び/又は(b)充填工程の終了時の液体供給物の流量の減少により定義されるランプダウン区分、を含んでもよい。
第1の液体供給組成物及び/又は第2の液体供給組成物は、特定のピーク流量で容器に提供されてもよい。第2の液体供給組成物のピーク流量は、第1の液体供給組成物のピーク流量よりも多くてもよい。提供される酵素の量でより正確になるために、第1の液体供給組成物のピーク流量が比較的低いことが望ましい場合があるが、これは、典型的には非常に低レベルの活性成分で存在する。その場での混合を容易にするために、第2の液体供給組成物のピーク流量が比較的大きいことが望ましい場合がある。第1の液体供給組成物及び/又は第2の液体供給組成物のピーク流量は、約5mL/秒~約10L/秒、又は約25mL/秒~約10L/秒、又は約50mL/秒~約10L/秒、又は約100mL/秒~約5L/秒であってもよい。第1の液体供給組成物のピーク流量は、約1mL/秒、又は約5mL/秒、又は約10mL/秒~約100mL/秒、又は約75mL/秒であってもよい。第2の液体供給組成物のピーク流量は、500mL/秒超、又は約500mL/秒~約5L/秒、又は約750mL/秒~約2.5L/秒であってもよい。第2の液体供給組成物のピーク流量は、第1の液体供給組成物のピーク流量より高くてもよい。
いくつかの製造システムは、充填ステーションに加えて混合ステーションを含んでもよい。このような混合ステーションでは、容器は、最終製品組成物をより良好に均質化するために、(例えば、容器を振盪、回転、及び/又はタンブリングさせることによって)外部的に撹拌されてもよい、又は(例えば、撹拌することによって)内部的に撹拌されてもよい。
しかしながら、第1の液体供給組成物及び/又は第2の液体供給組成物の量及び/又は流量が適切に選択される場合、液体消費者製品は、添加プロセスの乱れに起因して、その場で適切に混合されてもよい。したがって、製造システムは、専用の混合ステーションを含まなくてもよい、及び/又はプロセスは、特定の混合工程を含まなくてもよい。このような混合ステーション又は工程がないことは、資本を節約し、かつ/又は製造時間を短縮することができる。混合ステーション及び/又は混合工程が可能であるにもかかわらず、容器が製造システム上を移動する(停止及び開始のいずれかを含む)場合に、材料が容器に提供される場合に、少なくともいくつかの混合が生じ得ることが理解され、容器が閉鎖又は封止される場合に、及び/又は製造システムから取り外される場合に、例えば、二次パッケージング上又はその中に配置される。
本発明の動的充填プロファイルに関連する誤差マージンを最小限に抑えるために、容器に提供される組成物中の通気、例えば少なくとも第2の液体供給組成物を制御することが望ましい場合がある。組成物、例えば第2の液体供給組成物は、5%容積以下、好ましくは3容積%以下、より好ましくは2容積%以下、最も好ましくは1容積%以下のエアレーンョンレベルを特徴としてもよい。好ましくは、第1の液体供給組成物中のエアレーションもまた、類似の方法で制御される。
液体供給組成物を脱気タンク内に長期間にわたって、大気圧下又は真空条件下のいずれかで配置することにより、充填前に制御されたエアレーションを達成し得るが、これにより、閉じ込められた気泡をこのような液体供給組成物から放出することができる。組成物中のエアレーションレベルの定量化は、大気圧下でのエアレーションされた組成物とエアレーションされていない組成物との間の比重を評価する。
容器
本開示のプロセスは、開口部を有する容器を提供する工程を含んでもよい。容器の総容積は、約10mL~約10リットル、又は約100mL~約6リットルの範囲であってもよい。
本発明による容器は、このような製品の出荷及び商品化中、又はこのような製品が販売された後の使用中に、完成した液体消費者製品を収容するために特定的に指定された容器であってもよい。好適な容器は、パウチ(特に、起立式パウチ)、ボトル、ジャー、缶、防水性又は耐水性のボール箱等を含んでもよい。
このような容器は、典型的には、液体(液体原材料又は完成した液体消費者製品のいずれか)がそこを通って充填され、そこから分配され得る開口部を含む。開口部は、異なる形状及び種々の断面形状を有し得る。例えば、開口部は、実質的な高さ及び円形又はほぼ円形の断面を伴う管状又は円筒形である。別の実施例では、開口部は、実質的な高さを有してもよいが、楕円形、三角形、正方形、又は長方形の断面を有してもよい。更に別の実施例では、開口部は、ごく僅かである最小高さを有してもよく、したがって、その断面形状によってのみ画定される。このような開口部は、中心点又は重心を有する。従来の液体充填プロセスでは、1つ以上の垂直内向き流束を容器内へと発生させるために、このような重心又はその付近(例えば、それより僅かに上方又は下方のいずれか)に、1つ以上の液体充填ノズルが配置される。
容器はまた支持面を有し、支持面は、その支持面の形状又は輪郭にかかわらず、容器が安定して独立して立つことができる3つ以上の点により画定される。このような支持面の存在は、容器が平坦な支持面を有することを必要としない。例えば、容器は、凹状の支持面を有してもよく、その一方で、このような凹状支持面の外側縁は、容器が安定して独立して立つことができる支持面を画定する。別の実施例では、容器は、複数の突出部を伴う支持面を有してもよく、一方で、3つ以上のこのような突出部は、容器が安定して独立して立つことができる支持面を画定する。
容器はまた、上端部、対向する底端部、及び上端部と底端部との間に延在する1つ以上の側壁を有してもよい。上記の開口部は、典型的には、容器の上端部に位置する。上記の支持面は、容器の対向する底端部に位置し得、したがって、このような容器(例えば、その底端部上に起立する典型的な直立型液体ボトル)の底面により、画定される。あるいは、上記の支持面は、容器の上端部に位置し得、したがって、このような容器(例えば、その上端部上に起立する反転液体ボトル)の上面により、画定される。
容器はまた、上記の開口部の重心を通って延在し、かつ上記の支持面に垂直である長手方向軸線を有してよい。好ましいが、容器が細長い形状を有する必要はなく、即ち、長手方向軸線は容器の形状により画定されないが、むしろ容器開口部の重心及び容器の支持面の位置により画定される、ということに留意されたい。
このような容器は、上端部と底端部との間に1つ以上の側壁を更に含んでもよい。例えば、このような容器は、その上端部及びその底端部を接続する1つの連続した湾曲した側壁を伴う円筒形又はほぼ円筒形のボトルであってもよく、これは、円形又は楕円形の底面を画定する。別の実施例では、容器は、その底端部で交わってアーモンド形状の底面を形成し、同様にその上面で交わって直線開口部/閉鎖部を形成する、2つの平坦な側壁を伴う起立式パウチであってもよい。更に、容器は、上端部と底端部とを接続する3つ、4つ、5つ、6つ、又はそれ以上の平面又は湾曲した側壁を有してもよい。
本発明の容器は、このような容器の内部でその場で混合する、2種以上の異なる液体供給組成物で充填されてもよい。このような液体供給組成物は、任意の態様、例えば、色、密度、粘度、及び/又は溶解度が異なってもよく、結果として得られる混合物中の不均質性又は相分離をもたらす可能性がある。
第1の液体供給組成物
本開示のプロセスは、第1の液体供給組成物で容器を部分的に充填することを含んでもよい。第1の液体供給組成物は、酵素を含んでもよい。第1の液体供給組成物は、第1の補助剤を更に含んでもよい。第1の液体供給組成物は、例えば、約40%未満の水である場合、比較的限定された量の水を含んでもよい。
容器は、容器の総容積の約0.1%~約75%、又は約0.5%~約50%、又は約1%~約25%、又は約2%~約20%、又は約3%~約10%まで、第1の液体供給組成物で部分的に充填されてもよい。第1の液体供給組成物は、容器の総容積の少なくとも約1%、又は少なくとも約2%、又は少なくとも約3%、又は少なくとも約4%、又は少なくとも約5%のレベルで提供されてもよい。容器に提供される第1の液体供給組成物の量は、少なくとも1mL、又は少なくとも約5mL、又は少なくとも約10mL、又は少なくとも約25mL、又は少なくとも約50mL、又は少なくとも約75mL、又は少なくとも約100mLであってもよい。適切な混合を容易にするために第2の液体供給組成物が添加される前に、容器内に少なくとも最小量の第1の液体供給組成物を有することが望ましい場合がある。
第1の液体供給組成物は、約40%未満、又は約30%未満、又は約25%未満の水を含んでもよい。過剰量の水は、第1の液体供給組成物中の酵素不安定性に寄与し得ると考えられている。更に、水レベルを持続可能性、配合物空間、及び/又は安定性の理由から最小に保つことが好ましい場合がある。
第1の液体供給組成物の酵素は、プロテアーゼ酵素、非プロテアーゼ酵素、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。酵素は、好ましくは、少なくともプロテアーゼ酵素を含む。酵素は、プロテアーゼ酵素及び少なくとも1つの非プロテアーゼ酵素を含んでもよい。酵素の組み合わせは、より広いスペクトルの洗浄/処理効果を提供するために好ましい場合がある。第1の液体供給組成物は、非プロテアーゼ酵素を含んでもよく、プロテアーゼ酵素を含まなくてもよく、第2の液体供給組成物は、プロテアーゼ酵素を含んでもよい。
第1の液体供給組成物は、第1の液体供給組成物の約0.0001重量%~約10重量%、又は約0.001重量%~約5重量%、又は約0.001重量%~約2重量%の酵素を含んでもよい。第1の液体供給組成物が酵素を含む場合、第1の液体供給組成物は、液体消費者製品の0.0001重量%~約5重量%、又は約0.001重量%~約2重量%の酵素を液体消費者製品に提供するのに十分な量で提供されてもよい。
プロテアーゼ酵素は、サブチリシン(EC 3.4.21.62)などの中性又はアルカリ性微生物セリンプロテアーゼなどを含むメタロプロテアーゼ及びセリンプロテアーゼから選択されてもよい。プロテアーゼは、トリプシン型又はキモトリプシン型プロテアーゼであってもよい。プロテアーゼは、細菌起源又は真菌起源などの微生物起源のものであってもよい。プロテアーゼは、野生型の化学的又は遺伝的に改変された変異体又はバリアントであってもよい。
1つ以上の非プロテアーゼ酵素は、ペルオキシダーゼ、セルラーゼ(本明細書で使用する場合、セルロース、ヘミセルロース、セルロースの成分、又はヘミセルロースの成分を分解する酵素を含み、このような酵素は、典型的なセルラーゼ、ヘミセルラーゼ、キシログルカナーゼ、キシラナーゼ、又はこれらの混合物を含んでもよい)、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、βグルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、及びアミラーゼ、又はこれらの混合物、好ましくはアミラーゼ、マンナーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、ペクチン酸リアーゼ、又はこれらの混合物から選択されてもよい。
特に好ましいのは、プロテアーゼと、アミラーゼ、マンナーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、ペクチン酸リアーゼ、又はこれらの混合物のうちの1つ以上との混合物であってもよい。
第1の補助剤は、有益剤(界面活性剤など)、審美剤(着色剤又は真珠光沢など)、又は加工若しくは安定助剤(溶媒若しくは構造剤など)であってもよい。第1の補助剤は、液体形態、又は懸濁液又はエマルジョンなどの実質的に液体形態であってもよい。第1の補助剤は、酵素、好ましくは非水性希釈剤として機能してもよい。第1の補助剤の量は、第1の液体供給組成物中の水の量と同じか又はそれより大きくてもよい。第1の補助材料の存在は、改善されたその場での酵素の混合及び/又は安定性を容易にし得る。
第1の補助剤は、香料、着色剤、有機溶媒、界面活性剤、乳白剤、真珠光沢助剤、光沢剤、漂白剤、漂白活性化剤、触媒、キレート剤、ビルダー、ポリマー、構造剤、又はこれらの混合物を含んでもよい。第1の補助剤は、香料、着色剤、有機溶媒、界面活性剤、又はこれらの混合物を含んでもよい。第1の補助剤は、第1の液体供給組成物の少なくとも約50重量%、又は少なくとも約60重量%、又は少なくとも約70重量%の量で存在してもよい。
第1の補助剤は、有機溶媒を含んでもよい。有機溶媒は、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、フェノキシエタノール、ジエチレングリコール、グリセリン、ミリスチン酸イソプロピル、ポリエチレングリコール、アルカノールアミン(モノエタノールアミン又はトリエタノールアミンなど)、又はこれらの組み合わせから選択されてもよい。有機溶媒は、プロピレングリコールを含んでもよい。
とりわけ、プロピレングリコールなどの有機溶媒は、特に、第1の供給組成物中の水と比較してほぼ同じ量以上の有機溶媒が存在する場合、酵素の安定性を促進すると考えられる。第1の液体供給組成物中の有機溶媒と水との重量比は、約0.75:1から、又は約1:1から、又は約1.1:1から、又は約1.2:1から、又は約1.3:1から約20:1まで、又は約10:1まで、又は約5:1まで、又は約3:1まで、又は約2:1までであってもよい。
第1の液体供給組成物は、香料を含んでもよい。香料は、ニート香料、カプセル化香料、液体担体と予め混合された香料、又はこれらの混合物を含んでもよい。香料は、液体消費者製品の審美性、製品を使用するプロセス、又は組成物で処理された布地を改善する場合がある。封入体が、摩耗及び/又は運動中などの動作時に破裂して、香料を放出し得るため、カプセル化香料は、長持ちする香りの効果に好ましい場合がある。
本明細書で使用する場合、用語「香料」は、香料原料(PRM)及び香料アコードを包含する。本明細書で使用する場合、用語「香料原料」とは、少なくとも約100g/モルの分子量を有する化合物であって、匂い、芳香、エッセンス又は香りを、単独で又はその他の香料原料と共に付与するうえで有用な化合物のことを意味する。本明細書で使用する場合、用語「香料成分」及び「香料原料」は互換可能である。本明細書で使用する場合、用語「アコード」とは、2種類以上のPRMの混合物のことを意味する。一般的なPRMは特に、アルコール、ケトン、アルデヒド、エステル、エーテル、亜硝酸塩、及びテルペンなどのアルケンを含む。
第1の液体供給組成物は、第1の液体供給組成物の約0.1重量%~約50重量%、又は約0.1重量%~約25重量%、又は約0.1重量%~約20重量%、又は約0.1重量%~約10重量%、又は約0.1重量%~約5重量%、好ましくは約0.5重量%~約4重量%、より好ましくは約1重量%~約3重量%の香料を含んでもよい。場合によっては、組成物が比較的無香であることが望ましい場合がある。そのような場合、追加の香料は添加されず、組成物は、0.1%未満、又は更には0%の香料を含んでもよい。
組成物は、カプセル化香料を含んでもよい。カプセル化香料は、香料物質を壁物質で少なくとも部分的に囲むことによって形成されてもよい。カプセル壁物質は、メラミン、ポリアクリルアミド、シリコーン、シリカ、ポリスチレン、ポリ尿素、ポリウレタン、ポリアクリレート系物質、ポリアクリル酸エステル系物質、ゼラチン、スチレンリンゴ酸無水物、ポリアミド、芳香族アルコール、ポリビニルアルコール、又はこれらの混合物を含んでもよい。メラミン壁物質は、ホルムアルデヒドで架橋されたメラミン、ホルムアルデヒドで架橋されたメラミン-ジメトキシエタノール、及びそれらの混合物を含んでもよく、このような壁物質を有する封入体は、アセトアセトアミド、尿素、又はこれらの誘導体などホルムアルデヒド捕捉剤と組み合わせて使用されてもよい。ポリアクリレート系壁物質は、メチルメタクリレート/ジメチルアミノメチルメタクリレートから形成されるポリアクリレート、アミンアクリレート及び/又はメタクリレート並びに強酸から形成されるポリアクリレート、カルボン酸アクリレート及び/又はメタクリレートモノマー並びに強塩基から形成されるポリアクリレート、アミンアクリレート及び/又はメタクリレートモノマー並びにカルボン酸アクリレート及び/又はカルボン酸メタクリレートモノマーから形成されるポリアクリレート、並びにそれらの混合物を含んでもよい。
香料カプセルは、付着助剤、カチオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、アニオン性ポリマー、又はこれらの混合物でコーティングされてもよい。好適なポリマーは、ポリビニルホルムアルデヒド、部分ヒドロキシル化ポリビニルホルムアルデヒド、ポリビニルアミン、ポリエチレンイミン、エトキシル化ポリエチレンイミン、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、多糖類(例えば、キトサン)、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されてもよい。
1種以上の封入体、例えば、2種の封入体であって、第1の封入体又は第2の封入体のうちの一方が、(a)他方とは異なる壁物質からなる壁を有する、(b)他方とは異なる量の壁材料若しくはモノマーを含む壁を有する、又は(c)他方とは異なる量の香油成分を含有する、又は(d)異なる香油を含有する、1種以上の封入体を使用してもよい。封入体は、スラリーとして組成物に添加されてよい。
第1の液体供給組成物は、着色剤を含んでもよい。非水性担体を介して少なくとも部分的に送達される液体着色剤及び/又は着色剤は、第1の液体供給組成物中の水の量を制限するために好ましい場合がある。好適な着色剤は、美容染料、顔料、色相剤、又はこれらの混合物を含んでもよい。
染料は、アゾ染料、アントラキノン染料、ベンゾフラノン染料と、キノイド系、インジゴイド染料、ポリメチン、及び関連染料、スチリル染料、ジ-アリールカルボニウム及びトリアリールカルボニウム、並びにジフェニルメタン、メチレンブルー、オキサジン、及びキサンテン型などの関連染料によって連結された1つ以上のカルボニル基を含有する多環式芳香族カルボニル染料を含んでもよく、同様に、例えば、ジ-スルホン化及びトリスルホン化型のフタロシアニンも有用であり、キノフタロン、硫黄染料、及びニトロ染料を含んでもよい。非常に好ましい染料としては、織物に対して色の定着が低い染料で、時々非染色染料と称される染料が挙げられる。これらは、高い美的効果を有するが、洗濯された織物を変色させない。
色調剤(場合により色調染料、布地補色染料、又は青味剤若しくは白化剤と称される)は、典型的には、青色又は紫色の色合いを布地に与える。このような剤は当該技術分野で周知であり、単独又は組み合わせのいずれかで使用されて、特定の色相の色合いを作り出してもよい、及び/又は種々の種類の布地に色合いをつけることができる。色調剤は、当該技術分野において周知の任意の好適な化学分類の染料から選択されてもよく、それには、アクリジン、アントラキノン(多環式キノンをはじめとするもの)、アジン、アゾ(例えば、モノアゾ、ジスアゾ、トリスアゾ、テトラキスアゾ、ポリアゾ)、ベンゾジフラン、ベンゾジフラノン、カロテノイド、クマリン、シアニン、ジアザヘミシアニン、ジフェニルメタン、ホルマザン、ヘミシアニン、インジゴイド、メタン、ナフタルイミド、ナフトキノン、ニトロ、ニトロソ、オキサジン、フタロシアニン、ピラゾール、スチルベン、スチリル、トリアリールメタン、トリフェニルメタン、キサンテン、及びこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。色調剤は、アゾの剤、トリアリールメタンの剤、トリフェニルメタンの剤、又はこれらの混合物から選択されてもよい。
第1の液体供給組成物は、界面活性剤を含んでもよい。界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、又はこれらの組み合わせから選択される洗浄性界面活性剤であってもよい。界面活性剤は、消費者製品の意図された最終用途において利益を提供するように選択されてもよい。界面活性剤は、天然供給原料アルコールなどの天然の資源に少なくとも部分的に由来してもよい。
好適なアニオン性界面活性剤は、任意の従来のアニオン性界面活性剤を含んでもよい。これは、例えばアルコキシル化及び/又は非アルコキシル化アルキルサルフェート材料用のサルフェート洗浄性界面活性剤、及び/又はスルホン酸系洗浄性界面活性剤、例えばアルキルベンゼンスルホネートを含んでもよい。アニオン性界面活性剤は、直鎖のもの、分枝鎖のもの、又はこれらを組み合わせたものであってもよい。好ましい界面活性剤としては、直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、アルキルエトキシル化サルフェート(AES)、アルキルサルフェート(AS)、又はこれらの混合物が挙げられる。その他の好適なアニオン性界面活性剤としては、分枝鎖状変性アルキルベンゼンスルホネート(MLAS)、メチルエステルスルホネート(MES)、及び/又はアルキルエトキシル化カルボキシレート(AEC)が挙げられる。アニオン性界面活性剤は、酸形態、塩形態、又はこれらの混合物で存在してもよい。アニオン性界面活性剤は、部分的に又は全体的に、例えば、アルカリ金属(例えば、ナトリウム)又はアミン(例えば、モノエタノールアミン)によって中和されてもよい。
界面活性剤は、非イオン性界面活性剤を含んでもよい。好適な非イオン性界面活性剤としては、エトキシル化脂肪族アルコールなどのアルコキシル化脂肪族アルコールが挙げられる。その他の好適な非イオン性界面活性剤としては、アルコキシル化アルキルフェノール、アルキルフェノール縮合体、中鎖分枝鎖状アルコール、中鎖分枝鎖状アルキルアルコキシレート、アルキル多糖類(例えば、アルキルポリグリコシド)、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、エーテルキャップされたポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤、及びこれらの混合物が挙げられる。アルコキシレート単位は、エチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位、又はこれらの混合物であってもよい。非イオン性界面活性剤は、線状、分枝状(例えば、中鎖分枝状)、又はこれらの組み合わせであってもよい。特定の非イオン性界面活性剤は、平均約12個~約16個の炭素を有し、かつ平均約3個~約9個のエトキシ基を有するアルコール、例えばC12~C14のEO7非イオン性界面活性剤を含んでもよい。
界面活性剤は、アルキルジメチルベタイン及びココジメチルアミドプロピルベタインをはじめとするベタイン、C~C18(例えば、C12~C18)アミンオキシド(例えば、C12-14ジメチルアミンオキシド)、並びに/又は、N-アルキル-N,N-ジメチルアミノ-1-プロパンスルホネート(アルキル基は、C~C18又はC10~C14であってもよい)などのスルホ及びヒドロキシベタインなどの、双性イオン性界面活性剤を含んでもよい。双性イオン性界面活性剤は、アミンオキシドを含んでもよい。
第1の液体供給組成物は、例えば、酵素(複数可)、第1の補助剤、及び水(存在する場合)が同時に添加される単一の充填工程で容器に提供されてもよい。
例えば、配合物の汎用性を高めるために、第1の液体供給組成物を2つ以上の充填工程に提供することが望ましい場合がある。例えば、本開示のプロセスは、少なくとも2つのサブ工程、例えば、少なくとも2つの充填工程で、第1の液体供給組成物を容器に提供するサブ工程を含んでもよい。少なくとも2つのサブ工程は、(i)第1の酵素を、例えば、第1の酵素プレミックスとして容器に提供するサブ工程を含んでもよい。サブ工程は、以下:(ii)例えば、第2の酵素を、第2の酵素プレミックスとして容器に提供するサブ工程、(iii)第1の補助剤、好ましくは有機溶媒、着色剤、香料、又はこれらの混合物を容器に提供するサブ工程、又は(iv)これらの組合せ、から選択される少なくとも1つの追加のサブ工程と、を更に含んでもよい。酵素は、容器に添加される第1の材料であってもよい(例えば、サブ工程(i)及び/又は(ii)は、プロセスで発生する第1の充填工程であってもよい)。
プロセスは、例えば、第1の酵素及び第2の酵素を容器に提供することを含んでもよい。サブ工程(i)及び(ii)は、同時に又は連続して起こる場合がある。第1の酵素及び/又は第1の酵素プレミックスは、プロテアーゼ酵素を含んでもよい。第2の酵素及び/又は第2の酵素プレミックスは、少なくとも1つの非プロテアーゼ酵素を含んでもよい。
第1の補助材が複数の材料を含む場合があるため、第1の補助材を提供する工程(iii)は、少なくとも2つの充填工程などの複数の充填工程を含んでもよい。1つの補助剤を第1の充填工程で添加してもよく、別の補助剤を第2の充填工程で添加してもよい。例えば、有機溶媒を充填工程で添加してもよい、香料をその他の充填工程で添加してもよい、及び/又は着色剤を更に別の充填工程で添加してもよい。第1の補助材料のうちの少なくとも2つは、充填工程で組み合わされてもよい。
第1の液体供給組成物又はその成分(例えば、1つ以上の酵素)は、第2の供給組成物が提供される前に、容器内で滞留時間を有する場合がある。滞留時間は、約1秒~、又は約3秒~、又は約5秒~約60分まで、又は約30分まで、又は約10分まで、又は約5分まで、又は約2分まで、又は約60秒まで、又は約45秒まで、又は約30秒までであってもよい。容器は、滞留時間中に1つの充填ステーションから別の充填ステーションに輸送されてもよい。滞留時間は、材料(例えば、第1の液体供給組成物及び/又は1つ以上の酵素)が最初に容器に提供される場合(すなわち、第1の供給停止の流れが停止する時)から、第2の供給組成物又はその構成要素が容器に提供される場合(すなわち、第2の供給が開始する時)までの時間として、測定される。本開示のプロセスは、比較的長い滞留時間、例えば、1分から1時間までの酵素安定性を促進するが、これは、製造システムに一時的な遅延又は停止がある場合に有用である。
すなわち、第1の液体供給組成物の滞留時間が、第2の液体供給組成物が添加される前に長すぎる期間である場合、プロセスは、容器内にある第1の液体供給組成物の部分を廃棄して、潜在的に劣化及び/又は不安定性から保護する工程を含んでもよい。「長すぎる」と考えられるものは、第1の液体供給組成物の分解/安定性プロファイルに依存し得る。容器に分注された第1の液体供給組成物は、滞留時間が1分超、又は5分超、又は10分超、又は20分超、又は30分超、又は45分超、又は60分超である場合、製造ラインから廃棄されるか、又は別の方法で除去されてもよい。
第2の液体供給組成物
本開示のプロセスは、第2の液体供給組成物を容器に提供する工程を含んでもよい。第2の液体供給組成物は、例えば、成分の種類若しくはレベル、粘度、及び/又は溶解度に関して、第1の液体供給組成物とは異なる。第2の液体供給組成物は、少なくとも第2の補助剤を含んでもよい。
プロセスは、容器の残りの容積又はその一部分を、第2の液体供給組成物で充填する工程を含んでもよい。第2の液体供給組成物は、典型的には、第1の液体供給組成物を用いた容器の部分的な充填に続いて提供されるが、第1の液体供給組成物及び/又は第2の液体供給組成物は、容器に同時に提供され得る。第2の液体供給組成物が最初に容器に添加され、続いて、第1の液体供給組成物が添加されることも可能であるが、この順序は、外部混合(例えば、タンブリング)などの1つ以上の追加の混合工程を必要とする場合があるため、より好ましくない場合がある。
第2の液体供給組成物の量(重量比及び/又は容積比)は、最終消費者製品中の酵素の適切な混合を容易にするのに好ましい場合がある、第1の液体供給組成物の量よりも大きくてもよい。本プロセスは、容器の総容積の少なくとも50%、又は少なくとも60%、又は少なくとも70%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%を第2の液体供給組成物で充填することを含んでもよい。第1の液体供給組成物と第2の液体供給組成物との重量比は、1:1以下、又は約1:2~約1:1000、又は約1:2~約1:500、又は約1:2~約1:200、好ましくは約1:3~約1:100、好ましくは約1:4~約1:50、より好ましくは約1:5~約1:20、更により好ましくは約1:5~約1:10であってもよい。
第2の液体供給組成物は、第1の液体供給組成物中に存在するよりも比較的大きな割合の水(重量%として)を含んでもよい。第2の液体供給組成物は、40%を超える水、又は約45%を超える水、又は約50%を超える水を含んでもよい。第2の液体供給物は、約90%未満の水、又は約75%未満の水、又は約65%未満の水を含んでもよい。
第2の液体供給組成物は、第2の補助剤を含んでもよい。第2の補助剤は、第1の液体供給組成物中に存在しない場合がある。第2の補助剤は、第1の液体供給組成物及び/又は第2の液体供給組成物の両方に存在してもよいが、同一レベルでは存在しなくてもよい。
第2の補助剤は、界面活性剤、コンディショニング活性剤、又はこれらの混合物、好ましくは界面活性剤を含んでもよい。
第2の液体供給組成物は、第2の液体供給組成物の約5重量%~約60重量%のレベルの界面活性剤を含んでもよい。上記のように、界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、又はこれらの組み合わせから選択されてもよい。
第2の液体供給組成物は、コンディショニング剤を含んでもよい。コンディショニング剤は、四級アンモニウムエステル化合物、シリコーン、非エステル四級アンモニウム化合物、アミン、脂肪酸エステル、スクロースエステル、シリコーン、分散性ポリオレフィン、多糖類、脂肪酸、柔軟オイル若しくはコンディショニングオイル、ポリマーラテックス又はこれらの組み合わせ、より好ましくは、四級アンモニウムエステル化合物、シリコーン又はこれらの組み合わせから選択されてもよい。第2の液体供給組成物は、第2の液体供給組成物の約1重量%~約50重量%、又は約5重量%~約30重量%のコンディショニング活性剤を含んでもよい。
本開示による第2の液体供給組成物は、外部構造化剤を含んでもよい。外部構造化剤は、非ポリマー結晶性ヒドロキシ官能性構造化剤及び/又はポリマー構造化剤を含んでもよい。非ポリマー結晶性ヒドロキシル官能性構造化剤は、最終洗剤組成物への分散を補助するために予め乳化することができる、結晶化可能なグリセリドを含んでもよい。好適な結晶化可能なグリセリドとしては、液体洗剤組成物内で結晶化させることができるという条件で、水素添加ヒマシ油すなわち「HCO」又はこれらの誘導体が挙げられる。ポリマー構造化剤は、天然由来の構造化剤及び/又は合成構造化剤を含んでもよい。
第2の液体供給組成物は、酵素安定剤を含んでもよい。酵素安定剤は、(例えば、比較的低い含水量に起因して)第1の液体供給組成物において必要ではない場合があるが、特に最終消費者製品が比較的高い割合の水を含むように配合物化される場合、第2の液体供給組成物の一部として酵素安定剤を含むことが望ましい場合がある。好適な酵素安定剤は、ホウ酸塩又はその供給源(ホウ酸など)、カルシウム源(例えば、ギ酸カルシウム)、及びその他の周知の安定剤を含んでもよい。
第2の液体供給組成物は、酵素を含んでもよい。酵素は、第1の液体供給組成物に提供される酵素と同じであっても異なっていてもよい。第2の液体供給組成物中に追加の酵素を添加することは、特に複数の種類又は量の第2の液体供給組成物が使用される場合、異なる生成物を酵素型及び/又はレベルによって区別するのに役立つ場合がある。
液体消費者製品
本開示のプロセスは、液体消費者製品を製造する方法に関する。上記のように、液体消費者製品は酵素を含有する。
好適な液体消費者製品は、例えば、最終用途の利益を提供するために、酵素が好適である任意の生成物を含んでもよい。液体消費者製品は洗浄製品であってもよい。液体消費者製品は、家庭用、商業的、及び/又は工業用途に好適であり得る。液体消費者製品は、手動操作(例えば、手による洗浄)又は自動操作(例えば、自動機械での洗浄)に好適であってもよい。
液体消費者製品は、家庭用ケア製品であってもよい。液体消費者製品は、布地ケア製品、食器洗浄製品、硬表面洗浄剤、又はこれらの組み合わせであってもよい。液体消費者製品は、重質液体(HDL)液体洗濯洗剤又は前処理製品などの布地ケア製品であってもよい。液体消費者製品は、手洗い食器洗浄用組成物又は自動食器洗浄用組成物などの食器洗浄製品であってもよい。
液体消費者製品は、約1~約2000センチポアズ(1~2000mPa・s)、又は約200~約1400センチポアズ、又は約200~約1000センチポアズ、又は約200~約800センチポアズ(200~1400mPa・s)の粘度を有してもよい。粘度は、ブルックフィールド粘度計、2番スピンドルを使用し、60RPM/sで、20℃にて測定して決定される。
液体消費者製品は等方性であってもよい。液体消費者製品は、比較的透明又は半透明であってもよい。本開示の液体消費者製品は、染料及び/又は乳白剤の非存在下において、ブランクとして脱イオン水を使用するBeckman DU分光光度計を用いて、標準的な光路長10mmのキュベットを介して室温で測定した570nmの波長において、約50%超、又は約60%超、又は約80%超、又は約90%超の透過率を特徴としてもよい。透過率は、試験方法の章に記載される方法に従って決定される。
液体消費者製品は、約6.5~約9、又は約7~約9、又は約7.5~約8.5のpHを特徴としてよい。pHは、試験方法の項に提供される方法に従って測定される。
液体消費者製品は水を含んでもよい。液体消費者製品は、第1の液体供給組成物よりも比較的大きな割合(重量%)の水を含んでもよい。液体消費者製品は、液体消費者製品の約40重量%超、又は約45重量%超、又は約50重量%超の水を含んでもよい。
液体消費者製品は、組成物の約5重量%~約50重量%、又は約5重量%~約35重量%の界面活性剤を含んでもよい。好適な界面活性剤を、上により詳細に記載する。
液体消費者製品は、組成物の約1重量%~約30重量%のコンディショニング活性剤を含んでもよい。好適なコンディショニング活性剤を、上により詳細に記載する。
液体消費者製品は、酵素の「保持活性」によって特徴付けられてもよく、これは、経時的な酵素の相対的安定性の指標である。異なる酵素は、所与の時間後に所与の生成物に対して異なる程度の保持活性を有してもよい。液体消費者製品は、例えば、セルラーゼなどの特定の酵素について、4週間後に少なくとも0.85、及び/又は12ヶ月後に少なくとも0.60の保持活性によって特徴付けられてもよい。より大きな安定性及び酵素のより効率的な使用を示すため、保持活性の程度が比較的大きなことが好ましい。
保持された活性は、例えば、(製品が製造される場合であり得る)時間ゼロで、次に、特定の期間が経過した後(例えば、4週間及び/又は12カ月)に酵素の活性を測定することによって、製品製造業者によって直接決定され得る。保持された活性は、保存時の活性を、時間ゼロでの活性で割ったものである。あるいは、保持された活性は、ELISA 分析によって決定される、存在する酵素の総量(活性及び不活性)によって、時間X(例えば、製品製造後4週間及び/又は12ヶ月)で酵素の活性を割ることによって決定し得る。酵素活性及びELISA分析の決定のための試験方法は、以下の試験方法の項に提供される。
本プロセスは、例えば、ステッカー、シュリンクスリーブ、又は直接印刷の形態で、ラベル又はその他の印を容器に提供することを含んでもよい。
本開示のプロセスは、少なくとも第1の液体供給組成物及び/又は第2の液体供給組成物が容器に添加された後に容器を密閉する工程を更に含んでもよい。例えば、キャップを容器に提供して、開口部を封止する、又は密封してもよい。キャップは、容器上にスナップ又はスクリューしてもよい。容器は、例えば、容器がパウチの形態である場合に、熱融着及び/又は圧力融着されてもよい。容器は、選択的に密閉可能であってもよい。密閉されて、所望によりラベル付けされると、容器は、販売、輸送、運搬/出荷、保管、又は例えば、消費者による使用に好適であり得る。
容器は、二次包装に提供されてもよい。二次包装は、同じ又は異なる消費者製品を含んでもよい複数の容器を備えてもよい。二次包装は、箱、バッグ、パレット、又は任意のその他の好適な包装の形態であってもよい。
本開示はまた、複数の液体消費者製品を製造する方法に関する。例えば、本方法は、各容器に同じ配合物を有する複数の液体消費者製品(例えば、第1の液体消費者製品及び第2の液体消費者製品)を製造するために、上記の工程を繰り返すことに関連し得る。容器は、同じサイズ、又は異なるサイズのものであってもよい。
本開示はまた、第1の消費者製品が第2の消費者製品とは異なる複数の液体消費製品を製造する方法もまた企図する。本方法は、第1の液体供給組成物及び第2の液体供給組成物を、第1の容器であり得る容器に提供して、第1の液体消費者製品を製造することを含んでもよい。本方法はまた、第1の液体消費者製品とは異なる配合物を有する第2の液体消費者製品を製造するために、代替的な第1の液体供給組成物及び第2の液体供給組成物を、第2の容器であり得る容器に提供することもまた含んでもよい。代替の第1の液体供給組成物は、第1の液体供給組成物とは異なる配合物、例えば、異なる酵素型(複数可)、異なる酵素レベル、異なる第1の補助剤型、異なる第1の補助剤レベル、及び/又は異なる水レベルを有してもよい。第2の液体供給組成物は、第1の液体消費者製品及び第2の液体消費者製品の両方について同じであってもよい。
あるいは、第1の液体供給組成物は、第1の液体消費者製品及び第2の液体消費者製品の両方について同じであってもよいが、第2の液体供給組成物は異なっていてもよい(例えば、第2の液体供給組成物及び代替の第2の液体供給組成物)。したがって、本方法は、第1の液体供給組成物及び第2の液体供給組成物を、第1の容器であり得る容器に提供して、第1の液体消費者製品を製造することを含んでもよい。本方法はまた、第1の液体消費者製品とは異なる配合物を有する第2の液体消費者製品を製造するために、第1の液体供給組成物及び代替的な第2の液体供給組成物を、第2の容器であり得る容器に提供することもまた含んでもよい。代替の第2の液体供給組成物は、第2の液体供給組成物とは異なる配合物、例えば、異なる第2の補助剤型、異なる第2の補助剤レベル、及び/又は異なる水レベルを有してもよい。この差は、第2の補助剤として、異なる界面活性剤の種類及び/又は界面活性剤レベルを含んでもよい。
異なるノズルを使用して、第1の液体供給組成物及び代替的な第1の液体供給組成物を分配してもよい。異なるノズルを使用して、第2の液体供給組成物及び代替的な第2の液体供給組成物を分配してもよい。このような構成により、製品種類間でクリーンアウトする必要なしに、同じ製造ラインで複数の種類の製品を製造することができる。
組み合わせ
本開示の具体的に企図される組み合わせを、本明細書において以下のアルファベット付きの段落に記載する。これらの組み合わせは、本質的に例示を目的としたものであり、限定することを意図したものではない。
A.容器内で液体消費者製品を製造するためのプロセスであって、本プロセスは、(A)開口部を有する容器を提供することであって、容器の総容積が約10mL~約10リットルの範囲である、開口部を有する容器を提供する工程と、(B)当該容器を、第1の液体供給組成物で当該容器の総容積の約0.01%~約75%まで部分的に充填し、第1の液体供給組成物が、酵素、第1の補助剤、及び第1の液体供給組成物の約50重量%未満の水を含む工程と、(C)続いて、容器の残りの容積又はその一部分を、第2の液体供給組成物で充填する工程であって、第2の液体供給組成物が、第1の液体供給組成物とは異なり、第2の液体供給組成物が、少なくとも第2の補助剤を含む、工程と、を含む。
B.工程(B)中、容器が、当該容器の総容積の約0.5%~約50%、又は約1%~約25%、又は約2%~約20%、又は約3%~約10%まで、第1の液体供給組成物で部分的に充填される、段落Aに記載のプロセス。
C.酵素が、プロテアーゼ酵素、非プロテアーゼ酵素、又はこれらの組み合わせ、好ましくは少なくともプロテアーゼ酵素、より好ましくはプロテアーゼ酵素及び1つ以上の非プロテアーゼ酵素を含む、段落A又はBのいずれか一項に記載のプロセス。
D.1つ以上の非プロテアーゼ酵素が、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、カチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、βグルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、及びアミラーゼ、又はこれらの混合物、好ましくはアミラーゼ、マンナナーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、ペクチン酸リアーゼ、又はこれらの混合物から選択される、段落Cに記載のプロセス。
E.第1の補助剤が、香料、着色剤、有機溶媒、界面活性剤、乳白剤、真珠光沢助剤、光沢剤、漂白剤、漂白活性化剤、触媒、キレート剤、ビルダー、ポリマー、構造剤、又はこれらの混合物を含み、好ましくは、第1の補助剤が、香料、着色剤、有機溶媒、界面活性剤、又はこれらの混合物を含み、より好ましくは、第1の液体供給組成物の少なくとも50重量%の量で存在する、段落A~Dのいずれか一項に記載のプロセス。
F.第1の補助剤が、有機溶媒を含み、好ましくは、有機溶媒が、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、フェノキシエタノール、ジエチレングリコール、グリセリン、ミリスチン酸イソプロピル、ポリエチレングリコール、アルカノールアミン、又はこれらの組み合わせ、好ましくはプロピレングリコールから選択される、段落Eに記載のプロセス。
G.第1の液体成分中の有機溶媒と水との重量比が、約0.75:1から、又は約1:1から、又は約1.1:1から、又は約1.2:1から、又は約1.3:1から、約20:1まで、又は約10:1まで、又は約5:1まで、又は約3:1まで、又は約2:1までである、段落Fに記載のプロセス。
H.香料が、ニート香料、カプセル化香料、液体担体と予め混合された香料、又はこれらの混合物を含む、段落Eに記載のプロセス。
I.第1の液体供給組成物を容器に提供する工程が、少なくとも2つのサブ工程を含み、好ましくは、少なくとも2つのサブ工程が、
i)第1の酵素プレミックスを容器に提供するサブ工程と、
以下:
ii)第2の酵素プレミックスを容器に提供するサブ工程、
iii)第1の補助剤、好ましくは有機溶媒、染料、香料、又はこれらの混合物を容器に提供するサブ工程、
iv)これらの組み合わせ、から選択される少なくとも1つの追加のサブ工程と、を含む、段落A~Hのいずれか一項に記載のプロセス。
J.サブ工程i)及びii)を含むプロセスであって、第1の酵素プレミックスが、プロテアーゼ酵素を含み、第2の酵素プレミックスが、1つ以上の非プロテアーゼ酵素を含む、段落Iに記載のプロセス。
K.プロセスが、少なくとも2つの材料が少なくとも2つの充填工程で添加されるサブ工程iii)を含む、段落I又はJのいずれか一項に記載のプロセス。
L.工程(C)の間、当該容器の総容積の少なくとも50%、又は少なくとも60%、又は少なくとも70%、又は少なくとも80%、又は少なくとも90%を当該第2の液体供給組成物で充填する、段落A~Kのいずれか一項に記載のプロセス。
M.第2の液体供給組成物が、40%超の水を含む、段落A~Lのいずれか一項に記載のプロセス。
N.第1の液体供給組成物と第2の液体供給組成物との重量比が、1:1以下、又は約1:2~約1:1000、又は約1:2~約1:500、又は約1:2~約1:200、好ましくは約1:3~約1:100、好ましくは約1:4~約1:50、より好ましくは約1:5~約1:20である、段落A~Mのいずれか一項に記載のプロセス。
O.第1の補助剤及び/又は第2の補助剤、好ましくは少なくとも第2の補助剤、より好ましくは第2の補助剤のみが、洗浄性界面活性剤、コンディショニング剤、又はこれらの組み合わせを含む、段落A~Nのいずれか一項に記載のプロセス。
P.第1の補助剤及び/又は第2の補助剤が、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、又はこれらの組み合わせから選択される洗浄性界面活性剤を含む、段落Oに記載のプロセス。
Q.洗浄性界面活性剤が、第2の液体供給組成物の約5重量%~約60重量%のレベルで第2の液体成分中に存在する、段落Pに記載のプロセス。
R.第1の液体供給組成物及び/又は第2の液体供給組成物が、外部構造剤、酵素安定剤、又はこれらの混合物から選択される追加の補助剤を更に含む、段落A~Qのいずれか一項に記載のプロセス。
S.液体消費者製品が、約40%超、又は約45%超の水、又は約50%超の水を含む、段落A~Rのいずれか一項に記載のプロセス。
T.液体消費者製品が、液体消費者製品が製造された4週間後に測定される少なくとも約0.85の酵素の保持活性を特徴とする、段落A~Sのいずれか一項に記載のプロセス。
U.液体消費者製品が、布地ケア製品、食器洗浄製品、硬表面洗浄剤、又はこれらの組み合わせである、段落A~Tのいずれか一項に記載のプロセス。
V.プロセスが、複数の充填ステーションを有する製造ライン上で行われ、第1の液体供給組成物が、1つ以上の充填ステーションで提供され、第2の液体供給組成物が、1つ以上の異なる充填ステーションで提供され、材料が、合計2~10の充填ステーションで容器に提供される、段落A~Uのいずれか一項に記載のプロセス。
W.製造システムが、専用の混合ステーションを含まない、段落A~Vのいずれか一項に記載のプロセス。
X.第1の液体供給組成物及び/又は第2の液体供給組成物のピーク流量が、約5mL/秒~約10L/秒、又は約25mL/秒~約10L/秒、又は約50mL/秒~約10L/秒、好ましくは約100mL/秒~約5L/秒の範囲である、段落A~Wのいずれか一項に記載のプロセス。
試験法
パーセント透過率
パーセント透過率を、Beckman Coulter Du(登録商標)800などのUV-可視分光計により測定する。標準の10mm光路長キュベットをサンプル測定に使用し、脱イオン水ブランクと比較する。サンプルは、染料及び/又は乳白剤の不存在下、20℃±2℃の温度で測定される。
pH
本明細書において特に明記しない限り、組成物のpHは、20±2℃における組成物の10%水性溶液(重量/容積)のpHとして定義される。pHを±0.01pH単位まで測定することができる任意の計測器が好適である。Orion meters(Thermo Scientific,Clintinpark-Keppekouter,Ninovesteenweg 198,9320 Erembodegem-Aalst,Belgium)又は等価物が、許容可能な計器である。pH計は、カロメル又は銀/塩化銀基準を有する好適なガラス電極を備えていなければならない。例としては、Mettler DB 115が挙げられる。電極は、製造業者が推奨する電解質溶液中で貯蔵する必要がある。
組成物の10%水溶液が、以下の手順に従って調製される。サンプル10±0.05グラムを±0.02グラムまで正確に測定できる天秤で計量する。試料を100mLのメスフラスコに移し、脱イオン水で容量に希釈し、完全に混合する。約50mLの得られた溶液をビーカーに注ぎ、温度を20±2℃に調整して、pHをpH計製造業者の標準的な手順に従って測定する。pHアセンブリを組み立てて較正するための製造業者の指示書に従わなければならない。
酵素活性
種々の種類の酵素の活性を試験するための方法を、以下に記載する。
調製において、以下の溶液を調製してもよい。1リットルの脱イオン水(18.2メガオームMΩ以上)の水中の、0.5gの塩化カルシウム二水和物(Sigma-Aldrich、カタログ番号#C-5080)と10gのチオ硫酸ナトリウム五水和物(Sigma-Aldrich、カタログ番号#S-6672)との希釈溶液を調製する。12.1gのトリス-ヒドロキシメチル-アミノメタン(Sigma-Aldrich、カタログ番号#T1503)のTRIS緩衝液、1.1gの塩化カルシウム二水和物及び5.0gのチオ硫酸ナトリウム五水和物を調製し、濃塩酸でpH8.3に調整し、1リットルの脱イオン水を作製する。10mLのジメチルスルホキシド(J.T.Baker、カタログ番号#JT9224-1)あたり、250uLの1グラムのN-スクシニル-ALA-ALA-PRO-PHEp-ニトロアニリド(「PNA」、Sigma-Aldrich、カタログ番号#S-7388)を、25mLのトリス緩衝液へと希釈することによって、作業PNA溶液を調製する。1リットルの脱イオン水中でpH10の、7.5070gのグリシン(Sigma-Aldrich、カタログ番号#G7126)のグリシン緩衝液を調製する。100mLのグリシン緩衝液中で、0.4gのAZCL-ガラクトマンナン(Megazyme、カタログ番号#I-AZGMA)を希釈することによって、ガラクトマンナン作業溶液を調製する。1リットルの脱イオン水中でpH9.5の、21.0gの重曹(British Drug House、カタログ番号#BDH9286.500)と、14.6gの塩化ナトリウム(Sigma-Aldrich、カタログ番号#S6014)との重炭素ナトリウム緩衝液を調製する。50mLの重曹緩衝液中で、0.9gのAZCL-HE-セルロース(Megazyme、カタログ番号#I-AZCEL)を希釈することによって、AZCL-HE-セルロース作業溶液を調製する。
A.プロテアーゼ分析。プロテアーゼ分析は、プロテアーゼ含有試料をサクシニル-Ala-Ala-Pro-Phe p-ニトロアニリドと反応させることによって実行され、これにより、分光光度的に、吸光度が経時的に変化する。応答は、サンプル中に存在するプロテアーゼレベルに比例する。プロテアーゼ試料は、希釈溶液中での希釈によって調製される。反応は、37℃で360秒間、250uLの作業PNA溶液のインキュベーションによって開始し、次に、25uLの試料調製物を送達し、405nmでの吸光度の変化を監視する。プロテアーゼレベルと、特定のプロテアーゼに関し作成された反応速度較正との関連性により、プロテアーゼの活性レベルを決定する。例えば、上記の通り、周知の酵素濃度範囲、例えば、約1mg酵素/100g製品~約100mg酵素/100g製品にわたって反応後吸光度を測定することにより標準曲線を作成してもよい。
B.アミラーゼ分析。アミラーゼ反応は、試料中に存在するアルファアミラーゼとアルファグルコシダーゼとの組み合わせを使用して、エチリデン基で遮断された末端グルコース単位を含有する変性p-ニトロフェニルマルトヘプターと反応する。この末端遮断は、初期の内部結合がアルファ-アミラーゼによって切断され、続いてアルファ-グルコシダーゼで切断されるまで、アルファ-グルコシダーゼによる切断を阻害する。アルファ-グルコシダーゼによるpNPの放出によって促進される、毎分の吸光度(@405nm)の増加は、試料中のアルファ-アミラーゼ活性に正比例する。アミラーゼ試料は、希釈溶液中での希釈によって調製される。反応試薬は、Infinityアミラーゼ試薬(Thermo Fisher Scientific、カタログ番号#986540)で提供される。反応は、37℃で360秒間、190uLのInfinityアミラーゼ試薬のインキュベーションによって開始し、次に、50uLの希釈された試料調製物を送達し、分光光度的に、405nmでの吸光度の変化を監視する。アミラーゼレベルと、特定のアミラーゼに関し作成された反応速度較正との関連性により、アミラーゼの活性レベルを決定する。例えば、上記の通り、周知の酵素濃度範囲、例えば、約1mg酵素/100g製品~約100mg酵素/100g製品にわたって反応後吸光度を測定することにより標準曲線を作成してもよい。
C.マンナナーゼ分析。マンナナーゼ分析は、マンナナーゼ含有試料と、染色アズリン架橋多糖類(ガラクトマンナン)の懸濁液との反応によって行われ、吸光度をもたらす。吸光度は、サンプル中に存在するマンナナーゼレベルに比例する。マンナナーゼ試料は、希釈溶液中での希釈によって調製される。反応は、50℃で20分間、1500uLの作業AZCL-ガラクトマンナン作業溶液のインキュベーションによって開始し、この間、100uLの試料調製物の送達を用いて850RPMで撹拌し、次に、13,300RPMで遠心分離し、600nmで上部部分の吸光度を測定する。マンナナーゼレベルと、特定のマンナナーゼに関し作成された吸光度較正との関連性により、マンナナーゼの活性レベルを決定する。例えば、上記の通り、周知の酵素濃度範囲、例えば、約1mg酵素/100g製品~約10mg酵素/100g製品にわたって反応後吸光度を測定することにより標準曲線を作成してもよい。
D.セルラーゼ分析。セルラーゼ分析は、セルラーゼ含有試料と、染色アズリン架橋ヒドロキシエチルセルロースAZCL-HE-セルロースの懸濁液との反応によって行われ、吸光度をもたらす。吸光度は、サンプル中に存在するセルロースレベルに比例する。セルロース試料は、希釈溶液中での希釈によって調製される。反応は、40℃で60分間、1000uLの作業AZCL-HE-セルロース作業溶液のインキュベーションによって開始し、この間、100uLの試料調製物の送達を用いて850RPMで撹拌し、次に、13,300RPMで遠心分離し、590nmで上部部分の吸光度を測定する。セルロースレベルと、特定のセルロースに関し作成された吸光度較正との関連性により、セルロースの活性レベルを決定する。例えば、上記の通り、周知の酵素濃度範囲、例えば、約1mg酵素/100g製品~約5mg酵素/100g製品にわたって反応後吸光度を測定することにより標準曲線を作成してもよい。
ELISA分析
本明細書に記載される酵素結合免疫吸着アッセイ(又は「ELISA」)分析方法は、組成物中に存在する酵素などの特定のタンパク質の総量を決定するために使用される。酵素を測定する場合、試験方法は、活性酵素及び不活性酵素の合計を提供する。
調製において、以下の溶液を調製してもよい。1.15gの炭酸ナトリウム(Sigma-Aldrich、カタログ番号#223530)と、2.93gの重炭酸ナトリウム(Sigma-Aldrich、カタログ番号#S-6014)との捕捉緩衝液を、pH9.6±0.2で、1Lの脱イオン水(18.2メガオーム、MΩ以上)で、容量を製造した。29.22gの塩化ナトリウム(J.T.Bakerカタログ番号#3628-01)と、1gのウシ血清アルブミン(Sigma-Aldrich、カタログ番号#A-7888)との洗浄緩衝液を、高濃度塩酸でpH8.0に調整し、脱イオン水で1Lに調整し、次に、0.5mLのTween20(Sigma-Aldrich、カタログ番号#T-9039)を添加する。7.30gのクエン酸(VWR、カタログ番号#97062)と23.87gのリン酸ナトリウム二塩基二水和物(Sigma-Aldrich、カタログ番号#71649)とのクエン酸塩/リン酸緩衝液を、高濃度水酸化ナトリウム又は塩酸でpH5.0に調整し、1Lの脱イオン水に調整する。0.93gのトリス-ヒドロキシメチル-アミノメタン(Sigma-Aldrich、カタログ番号#T1503)と、0.147gの塩化カルシウム二水和物(Sigma-Aldrich、カタログ番号#C-5080)と、4.96gのチオ硫酸ナトリウム五水和物(Sigma-Aldrich、カタログ番号#S-6672)と、1gのウシ血清アルブミンとのサンプル調製緩衝液を、1リットルの脱イオン水中で、高濃度塩酸でpHを8.0に調整して調製する。100mLのサンプル調製緩衝液中に溶解させた2gのウシ血清アルブミンを調製する。分析時に、30mLのクエン酸塩/リン酸緩衝液中に溶解させた30mgのオルトフェニレンジアミン(Sigma-Aldrich、カタログ番号#P-4664)のオルトフェニレンジアミン溶液を調製する。捕捉緩衝液中で希釈された宿主種から生成される、免疫特異抗体の0.1%の捕捉抗体溶液を調製する。遮断緩衝液中で希釈された宿主種から生成される、免疫特異検出抗体の0.1%の検出抗体溶液を調製する。遮断緩衝液中で希釈された0.1%の抗原特異レポータ標識溶液を調製する。1M硫酸溶液を調製する。
ELISA分析は、4℃で、350uLのウェルプレートで少なくとも24時間培養されて300uLの洗浄緩衝液で除去される、100uLの捕捉抗体溶液の適用によって実行される。試料は、試料調製緩衝液中に希釈されることによって、調製される。次に、100uLの試料をウェルプレートに添加し、37℃で90分間培養し、次に、300uLの洗浄緩衝液で除去する。0.1%の検出抗体溶液を100uLでウェルに添加し、37℃で60分間培養し、300uLの洗浄緩衝液で除去する。次に、100uLの0.1%の抗原特異レポータ標識溶液をウェルに添加し、37℃で60分間培養し、300uLの洗浄緩衝液で除去する。更に、300uLの別のクエン酸塩/リン酸緩衝液で洗浄して、タップ乾燥させる。100uLのオルトフェニレンジアミン溶液を、ウェルに添加する。例えば、約0.2ng/mL~約6ng/mLの範囲の周知の酵素濃度にわたる吸光度によって確立された同時標準曲線の範囲内で、色が発生する。所望の色の発生が達成された後、100uLの1M硫酸溶液を、同じウェルに添加する。吸光度を492nmで読み取る。
以下に提供される実施例は、事実上例示を意図するものであり、限定することを意図するものではない。
実施例1.液体消費者製品を製造する代表的なプロセス
空の最終使用消費者容器(例えば、TIDE(登録商標)液体洗濯用洗剤を収容するのに好適な、ハンドルを備えた剛性プラスチックボトル、内部容積は、約3リットル)を、第1の分配ステーションに提示する。この第1の分配ステーションでは、第1の液体供給組成物を、10mL/秒を超える速度でパッケージに、容器の容積の7%の総容積まで添加する。第1の液体供給組成物は、プロテアーゼ酵素、非プロテアーゼ酵素(第1の液体供給組成物の質量に基づいて、第1の組成物の約1%)、香料(第1の液体供給組成物の14質量%)、染料(第1の液体供給組成物の0.2質量%)、有機溶媒(第1の液体供給組成物の61.8質量%)、及び水(第1の液体供給組成物の23質量%)を含有する。
本動作が完了すると、最終使用消費者パッケージは、第2の分配ステーションにインデックス付けされ、第2の液体供給組成物は、最終使用消費者製品に添加される。本第2の液体供給組成物は、十分に早い速度200mL/秒~3000mL/秒、又は500~2500mL/秒、又は750~1250mL/秒で、容器の残りの約93%を充填するように設計されている。このような早い速度は、容器内の液体の乱流を促進し、一方で、第1の液体供給組成物と第2の液体供給組成物とのブレンドを促進して均質な生成物を生成する。
非対称ボトル、又は完全な内部形状を有するボトルでは、第2の液体供給組成物のための充填ノズルを設計して、それによって、この分配動作からのエネルギーが容器の空間的制約全体を通して十分に散布されて、例えば、容器内の複数の方向に組成物を分注することによって、均一な混合を促進することが有利であり得る。
充填前又は充填後に、容器は、所望に応じて装飾及び/又は標識されてもよい。
実施例2.液体消費者製品を製造する代表的なプロセス
液体消費者製品は、プロテアーゼ酵素及び非プロテアーゼ酵素が別個の組成物として容器に添加されることを除いて、実施例1に記載のプロセスに従って製造される。プロテアーゼ酵素組成物及び非プロテアーゼ酵素組成物を同時に添加する。
実施例3.液体消費者製品を製造する代表的なプロセス
液体消費者製品は、プロテアーゼ酵素及び非プロテアーゼ酵素が別個の組成物として容器に添加されることを除いて、実施例1に記載のプロセスに従って製造される。プロテアーゼ酵素組成物及び非プロテアーゼ酵素組成物を順次添加する。場合によっては、プロテアーゼ酵素組成物は、非プロテアーゼ酵素組成物の前に添加される。その他の場合では、非プロテアーゼ酵素組成物は、プロテアーゼ酵素組成物の前に添加される。
実施例4.液体消費者製品を製造する代表的なプロセス
液体消費者製品は、実施例1に記載のプロセスに従って製造され、例えば、タンブリング及び/又は振盪によって更に外部的に混合される。
実施例5.酵素安定剤
以下の実験は、水レベル及び/又は水の効果を試験する。最終生成物の貯蔵時の酵素安定性における、第1の液体供給組成物中の溶媒比。
レッグA~Dの場合、種々の酵素プレミックスが容器(例えば、洗剤ボトル)に提供される。酵素プレミックス(例えば、第1の供給原料組成物)は、水レベル及び/又は溶媒レベル(すなわち、プロパンジオール)で変化する。短時間後、とりわけ、アニオン性界面活性剤及び酵素安定剤(四ホウ酸ナトリウム)を含有する塩基洗剤組成物(例えば、第2の供給原料組成物)を容器に添加して、混合された完成液体洗剤製品を形成する。完成した生成物を4週間貯蔵する。4週間後、組成物を保持酵素活性(具体的には、Whitezyme(登録商標)の保持活性、Novozymes A/Sから入手可能なキシログルカナーゼ酵素)について評価し、各レッグにおける酵素の近似酵素減衰率を計算する。保持された酵素活性が低いほど、酵素減衰率が大きくなる。製品の安定性及び性能の理由から、より大きな保持活性及び比較的低い減衰率が望ましい。
最終生成物中の酵素減衰率が同じであるという仮定に基づいて、プレミックスが容器内で単独にある時間で(洗剤塩基組成物の添加前に)、近似酵素減衰率が計算される。
レッグA及びBの場合、プロテアーゼは、その他の酵素(複数可)とは別に容器に添加される。レッグAでは、容器内のその他の酵素と組み合わせる前に、四ホウ酸ナトリウム(周知の酵素安定剤)をプロテアーゼに添加する。レッグBでは、容器内のプロテアーゼと組み合わせる前に、ホウ酸ナトリウムをその他の酵素に添加する。
更なる比較として、対照洗剤組成物は、従来のバッチプロセスによって製造されるが、ここで、酵素は(酵素安定剤を有する)塩基組成物に添加されて、混合される。対照組成物の保持された酵素活性もまた、4週間の貯蔵時に決定される。
結果を、下の表1に提供する。
バッチプロセスを介して製造
表1の結果に基づいて、プレミックス中の溶媒対水のより大きな比率、及びプレミックス中の比較的低い総水留分は、プレミックス中で比較的低い計算された減衰率を提供し、貯蔵後に最終製品において比較的高い保持酵素活性を提供する。例えば、レッグDは、対照の4週間後に非常に近い保持酵素活性を示す。
更に、表1のレッグA及びBの結果は、比較的高い量の水を有する環境において、酵素安定剤をプロテアーゼに添加すると、組み合わせ前に酵素安定剤をその他の酵素に添加することと比較して、保持酵素活性を最大化するために比較的有益であり得ることを示す。
実施例6.代表的な製品配合物
以下の表2は、本開示に従って製造されてもよい消費者製品組成物(具体的には重質液体洗濯洗剤配合物)の代表的な配合物を示す。提供される量は、特に指示がない限り、活性物質の重量%である。
・ AE1.85は、C1215アルキルエトキシ(1.8)サルフェートである。
・ AE3Sは、C1215アルキルエトキシ(3)サルフェートである。
・ AE7は、平均エトキシル化度7のC1213アルコールエトキシレートである。
・ AE8は、平均エトキシル化度8のC1213アルコールエトキシレートである。
・ AE9は、平均エトキシル化度9のC1213アルコールエトキシレートである。
・ アルコキシル化ポリアリールは、例えば、EMULSOGEN(登録商標)T5160、HOSTAPAL(登録商標)BV濃度、SAPOGENAT(登録商標)T11O、及び/又はSAPOGENAT(登録商標)T139であり、全てClariantからのものである。
・ アミラーゼ1は、STAINZYME(登録商標)、15mg活性/gである
・ アミラーゼ2は、NATALASE(登録商標)、29mg活性/gである
・ アミラーゼ3は、STAINZYMEPLUS(登録商標)、20mg活性/gである
・ イソアミラーゼは、グリコーゲン脱分岐活性を有する
・ ASは、C1214アルキルサルフェートである
・ セルラーゼ2は、CELLUCLEAN(登録商標)、15.6mg活性/gである。
・ キシログルカナーゼは、WHITEZYME(登録商標)、20mg活性/gである
・ キレート剤1は、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)である
・ キレート剤2は、1-ヒドロキシエタン1,1-ジホスホン酸(HEDP)である
・ キレート剤3は、エチレンジアミン-N,N’-二コハク酸、(S,S)異性体のナトリウム塩(EDDS)である
・ 分散体Bは、グリコシドヒドロラーゼであり、1000mg活性/gとして報告されている
・ DTI1は、ポリ(4-ビニルピリジン-1-オキシド)(CHROMABOND S-403E(登録商標)など)である
・ DTI2は、ポリ(1-ビニルピロリドン-コ-1-ビニルイミダゾール)(SOKALAN HP56(著作権)など)である。
・ 染料制御剤は、例えば、SUPAREX(登録商標)O.IN(M1)、NYLOFIXAN(登録商標)P(M2)、NYLOFIXAN(登録商標)PM(M3)、又はNYLOFIXAN(登録商標)HF(M4)である
・ HSASは、米国特許第6,020,303号及び米国特許第6,060,443号に開示されるような、中分枝状アルキルサルフェートである
・ LASは、C9~C15の平均脂肪族炭素鎖長を有する直鎖状アルキルベンゼンスルホネートである(HLASは酸形態である)
・ リパーゼは、LIPEX(登録商標)、18mg活性/gである
・ マンナナーゼは、MANNAWAY(登録商標)、25mg活性/gである
・ 光学増白剤1は、二ナトリウム4,4’-ビス{[4-アニリノ-6-モルホリノ-s-トリアジン-2-イル]-アミノ}-2,-2’-スチルベンジスルホネートである
・ 光学増白剤2は、二ナトリウム4,4’-ビス-(2-スルホスチリル)ビフェニル(ナトリウム塩)である
・ 光学増白剤3は、3VSigmaからのOPTIBLANC SPL1O(登録商標)である
・ 香料カプセルは、Encapsysから入手可能な、コア-シェルメラミンホルムアルデヒド香料マイクロカプセルである
・ 光漂白剤は、スルホン化亜鉛フタロシアニンである
・ 研磨酵素は、パラ-ニトロベンジルエステラーゼであり、1000mg活性/gとして報告されている
・ ポリマー1は、ビス((C2H5O)(C2H4O)n)(CH3)-N-CH----N’----(CH3)-ビス((C2H5O)(C2H4O)n)であり、式中、n=20~30、x=3~8、又はこれらの硫化変異型若しくはスルホン化変異型である
・ ポリマー2は、エトキシル化(EO15)テトラエチレンペンタアミンである
・ ポリマー3は、エトキシル化ポリエチレンイミン(PEI600 EO20)である
・ ポリマー4は、エトキシル化ヘキサメチレンジアミン、BASF SEから入手可能なBaxxodur(著作権)ECX210、BASF SEから入手可能なBaxxodur(著作権)EC301、及び/又は1モルの2-ブチル-2-エチル-1,3-プロパンジオール+5.0モルのプロピレンオキシドを含む、アミノ化されているポリエーテルアミンである。
・ ポリマー5は、Rohm&Haasよって提供されているACUSOL(登録商標)305である
・ ポリマー6は、BASFによって提供されている、酢酸ビニル側鎖でグラフト化されたポリエチレングリコールポリマーである
・ プロテアーゼは、PURAFECT PRIME(登録商標)、40.6mg活性/gである
・ プロテアーゼ2は、SAVINASE(登録商標)、32.89mg活性/gである
・ プロテアーゼ3は、PURAFECT(登録商標)、84mg活性/gである
・ 四級アンモニウムは、C1214ジメチルヒドロキシエチル塩化アンモニウムである
・ S-ACMCは、Megazymeよって提供されているリアクティブブルー19アゾ-CM-セルロースである
・ 汚れ放出剤は、REPEL-O-TEX(登録商標)SF2である
・ 構造化剤は、硬化ヒマシ油である
・ バイオレットDDは、Millikenよって提供されているチオフェンアゾ染料である
・ 水不溶性植物材料は、例えば、Herbafood Ingredients GmbH、Werder、Germanyによって供給されるHerbacel AQ+型Nである
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図される。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
相互参照される又は関連するあらゆる特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本明細書に引用される全ての文書は、除外又は限定することを明言しない限りにおいて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求されるいかなる発明に対する先行技術であるとはみなされず、あるいはそれを単独で又はその他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのようないかなる発明も教示、示唆又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照により組み込まれた文書内の同じ用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合、本文書においてその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な他の変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にある全てのそのような変更及び修正を添付の特許請求の範囲に網羅することが意図される。

Claims (14)

  1. 容器中の液体消費者製品を製造するためのプロセスであって、
    (A)開口部を有する容器を提供する工程であって、前記容器の総容積が10mL~10リットルの範囲である、工程と、
    (B)前記容器を、前記容器の総容積の0.01%~50%まで、第1の液体供給組成物で部分的に充填する工程であって、
    前記第1の液体供給組成物が、酵素、第1の補助剤、及び前記第1の液体供給組成物の50重量%未満の水を含む、工程と、
    (C)続いて、前記容器の総容積の少なくとも50%を、第2の液体供給組成物で充填する工程であって、前記第2の液体供給組成物が、前記第1の液体供給組成物とは異なり、前記第2の液体供給組成物が、少なくとも第2の補助剤を含む、工程と、
    を含む、プロセス。
  2. 前記酵素が、プロテアーゼ酵素、非プロテアーゼ酵素、又はこれらの組み合わせを、請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記第1の補助剤が、香料、着色剤、有機溶媒、界面活性剤、乳白剤、真珠光沢助剤、光沢剤、漂白剤、漂白活性化剤、触媒、キレート剤、ビルダー、ポリマー、構造剤、又はこれらの混合物を含む、請求項1又は2に記載のプロセス。
  4. 前記第1の補助剤が、有機溶媒を含む、請求項3に記載のプロセス。
  5. 前記第1の液体供給組成物中の前記有機溶媒と前記水との重量比が、0.75:1~20:1ある、請求項3又は4に記載のプロセス。
  6. 前記第1の液体供給組成物を前記容器に提供する工程が、少なくとも2つのサブ工程を含み、
    記少なくとも2つのサブ工程が、
    i)第1の酵素プレミックスを前記容器に提供するサブ工程と、
    以下:
    ii)第2の酵素プレミックスを前記容器に提供するサブ工程、
    iii)前記第1の補助剤を前記容器に提供するサブ工程、
    iv)これらの組み合わせ、
    から選択される少なくとも1つの追加のサブ工程と、
    を含、請求項1~5のいずれか一項に記載のプロセス。
  7. 前記プロセスが、少なくとも2つの材料が少なくとも2つの充填工程で添加されるサブ工程iii)を含む、請求項6に記載のプロセス。
  8. 前記第2の液体供給組成物が、40%超の水を含む、請求項1~のいずれか一項に記載のプロセス。
  9. 前記第1の液体供給組成物と前記第2の液体供給組成物との重量比が、1:2~1:1000である、請求項1~のいずれか一項に記載のプロセス。
  10. 前記第1の補助剤及び/又は前記第2の補助剤が、洗浄性界面活性剤、コンディショニング剤、又はこれらの組み合わせを含む、請求項1~のいずれか一項に記載のプロセス。
  11. 前記液体消費者製品が、
    前記液体消費者製品が製造された4週間後に測定される少なくとも0.85、及び/又は
    前記液体消費者製品が製造された12ヶ月後に測定される少なくとも0.60、の前記酵素の保持活性によって特徴付けられる、請求項1~10のいずれか一項に記載のプロセス。
  12. 前記液体消費者製品が、布地ケア製品、食器ケア製品、硬表面洗浄剤、又はこれらの組み合わせである、請求項1~11のいずれか一項に記載のプロセス。
  13. 前記プロセスが、複数の充填ステーションを有する製造ライン上で行われ、
    前記第1の液体供給組成物が、1つ以上の充填ステーションで提供され、
    前記第2の液体供給組成物が、1つ以上の異なる充填ステーションで提供され、
    材料が、合計2~10個の充填ステーションで前記容器に提供される、請求項1~12のいずれか一項に記載のプロセス。
  14. 前記製造ラインが、専用の混合ステーションを含まない、請求項13に記載のプロセス。
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