JP7380905B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本開示は、通信システムに関するものである。
マスター装置とスレーブ装置とを有する通信システムにおいては、例えば通信タイミング制御等のためにマスター装置とスレーブ装置について時刻同期を行う。この際、時刻の同期源として選択可能なマスター装置が2つ以上存在する場合、例えば、非特許文献1に記載されるBMCA(Best Master Clock Algorithm)等により同期源となるマスター装置を1つ選択する。このような通信システムにおける通信方式としては、例えば、非特許文献2に例示されるように、マスター装置とスレーブ装置とが、時刻の同期情報(S-Planeメッセージ)が含まれる通信プロトコルを用いて主信号(C/U-Planeメッセージ)及び装置設定信号(M-Planeメッセージ)を送受信するものが知られている。
非特許文献2に示されるような通信方式を用いた通信システムにおいては、マスター装置とスレーブ装置との間で通信を確立して主信号を送受信するためには、同期情報のやり取りが必要である。1つのスレーブ装置に対して2つ以上のマスター装置が接続されている場合、非特許文献1に示されるような技術を用いると、同期源となる1つのマスター装置を選択することになる。この場合、同期源として選択されたマスター装置とスレーブ装置との間では同期情報がやり取りされて通信が確立される。一方、同期源として選択されなかったマスター装置とスレーブ装置との間では同期情報がやり取りされないため通信が確立できない。
また、通信システムにおいては、同期源のマスター装置からの同期信号に、揺らぎ、断絶等の異常が生じた場合、同期源をマスター装置群の別のマスター装置に切り替えることがある。同期源のマスター装置からの同期信号に異常が生じると、従来のシステムでは、まず、同期信号に異常が生じたものとは別のマスター装置のうちから次の同期源となるマスター装置を選択する。そして、新たに同期源として選択されたマスター装置とスレーブ装置との間で同期情報のやり取りをした後に、新たに同期源として選択されたマスター装置とスレーブ装置との間で同期が確立する。このため、新たな同期源となるマスター装置の選択及び同期確立までの間、スレーブ装置は、マスター装置と非同期であり、かつ、スレーブ装置のタイマーによるいわゆる自走状態となる。この結果として、スレーブ装置のタイマーの精度が発振器の精度の影響を受けやすくなる。
本開示は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、同期情報が含まれる通信プロトコルを用いて、1つのスレーブ装置に対して2つ以上のマスター装置のそれぞれが主信号を送受信する通信システムにおいて、スレーブ装置の時刻同期源として1つのマスター装置を選択しつつ、時刻同期源に選択されなかったマスター装置とスレーブ装置との間での通信を確立可能であるとともに、スレーブ装置の時刻同期源となるマスター装置の切り替えにかかる時間の短縮を図ることができる通信システムを提供することにある。
本開示に係る通信システムは、2つ以上のマスター装置を含むマスター装置群と、前記マスター装置群の前記マスター装置のそれぞれと接続された1つのスレーブ装置と、を備え、前記マスター装置群の前記マスター装置のそれぞれと前記スレーブ装置とは、同期情報が含まれる通信プロトコルを用いて主信号を送受信し、前記スレーブ装置は、前記マスター装置群のうちから1つの前記マスター装置を同期源であるメインマスター装置として選択するとともに、前記マスター装置群のうちで前記メインマスター装置として選択しなかった前記マスター装置のうちから1つの前記マスター装置をサブマスター装置として選択するマスター選択部と、前記マスター選択部が選択した前記メインマスター装置と前記同期情報を送受信するメイン同期情報通信部と、前記マスター選択部が選択した前記サブマスター装置と前記同期情報を送受信するサブ同期情報通信部と、前記マスター装置群のうちで前記マスター選択部が前記メインマスター装置及び前記サブマスター装置のいずれとしても選択しなかった前記マスター装置とダミーの前記同期情報を送受信するダミー信号通信部と、を備える。
本開示に係る通信システムによれば、同期情報が含まれる通信プロトコルを用いて、1つのスレーブ装置に対して2つ以上のマスター装置のそれぞれが主信号を送受信する通信システムにおいて、スレーブ装置の時刻同期源として1つのマスター装置を選択しつつ、時刻同期源に選択されなかったマスター装置とスレーブ装置との間での通信を確立可能であるとともに、スレーブ装置の時刻同期源となるマスター装置の切り替えにかかる時間の短縮を図ることができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る通信システムの全体構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る通信システムのスレーブ装置における特に同期信号処理に関係する要部の構成を示すブロック図である。
本開示に係る通信システムを実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
実施の形態1.
図1及び図2を参照しながら、本開示の実施の形態1について説明する。図1は通信システムの全体構成を示すブロック図である。図2は通信システムのスレーブ装置における特に同期信号処理に関係する要部の構成を示すブロック図である。
この実施の形態に係る通信システムは、図1に示すように、マスター装置群10と、1つのスレーブ装置100とを備えている。マスター装置群10は、2つ以上のマスター装置を含んでいる。図示の例では、マスター装置群10はN台のマスター装置を含んでいる。Nは2以上の整数である。それぞれのマスター装置を区別するため、便宜的にそれぞれのマスター装置に通し番号を振り、マスター装置#1、マスター装置#2、・・・、マスター装置#Nと表記する。なお、マスター装置群10のマスター装置は、それぞれが個別の装置であっても、一体化された装置であってもよい。
スレーブ装置100は、マスター装置群10のマスター装置のそれぞれと接続されている。マスター装置群10のマスター装置は、例えば、親局装置に内蔵されている。スレーブ装置100は、例えば、子局装置に内蔵されている。通信システムが、O-RAN(Open Radio Access Network)のモバイルフロントホールに適用されている場合、親局装置は基地局のCU(Central Unit)及び/又はDU(Distributed Unit)である。また、この場合、子局装置はRU(Radio Unit)にあたる。
スレーブ装置100は、マスター装置群10のマスター装置のそれぞれと、同期情報が含まれる通信プロトコルを用いて主信号を同一媒体で送受信する。すなわち、マスター装置群10のマスター装置のそれぞれと、スレーブ装置100とは、主信号に加えて、時刻の同期情報も必要な通信方式で接続されている。このような通信方式として、具体的に例えば、eCPRI(Common Public Radio Interface(CPRIは登録商標))を挙げることができる。
例えば、マスター装置群10とスレーブ装置100との間の通信に、ORAN-WG4(O-RAN Alliance Working Group 4)で規定されているインターフェースを使用しているとする。この場合、スレーブ装置100の設定情報はM-planeプロトコルによりマスター装置から取得する。また、C-planeメッセージは主信号の制御情報に相当し、U-planeメッセージは主信号のユーザ情報に相当する。そして、時刻の同期情報は、S-planeメッセージに含まれている。
スレーブ装置100は、2つ以上のスレーブ機能101を有している。スレーブ機能101は、当該スレーブ装置100が通信するマスター装置群10のマスター装置のそれぞれに対応している。スレーブ機能101は、マスター装置と同数だけ設けられている。すなわち、図示の構成例では、スレーブ装置100にスレーブ機能101がN個ある。このように、この実施の形態の通信システムでは、複数のマスター装置に対応する複数のスレーブ機能101が、1つのスレーブ装置100を共用している。
次に、図2を参照しながら、複数のスレーブ機能101が共用するスレーブ装置100の構成について説明する。同図に示すように、スレーブ装置100は、インターフェース部111、スイッチ部112、発振器121、タイマー122、補正値計算部123、マスター選択部130、メイン同期情報通信部151、サブ同期情報通信部152及びダミー信号通信部140を備えている。
スレーブ装置100は、ハードウェアとして、プロセッサ及びメモリを備えたコンピュータにより構成してもよい。プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータあるいはDSPともいう。メモリには、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM及びEEPROM等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、又は、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク及びDVD等が該当する。
スレーブ装置100のメモリには、ソフトウェアとしてのプログラムが記憶される。そして、スレーブ装置100は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することによって予め設定された処理を実施し、ハードウェアとソフトウェアとが協働した結果として、スイッチ部112、タイマー122、補正値計算部123、マスター選択部130、メイン同期情報通信部151、サブ同期情報通信部152及びダミー信号通信部140の各部の機能、並びに、スレーブ機能101を実現する。
インターフェース部111は、マスター装置群10のマスター装置それぞれと同期情報及び主信号を送受信するための通信インターフェースである。インターフェース部111は、当該スレーブ装置100が通信するマスター装置群10のマスター装置のそれぞれに対応している。インターフェース部111は、マスター装置と同数だけ設けられている。すなわち、スレーブ装置100は、2以上のインターフェース部111を備えている。なお、図示の構成例では、スレーブ装置100にインターフェース部111がN個ある。スイッチ部112は、2以上のインターフェース部111を切り替える。スイッチ部112がインターフェース部111を切り替えることで、スレーブ装置100と同期情報を通信するマスター装置が切り替えられる。
発振器121は、タイマー122が時刻を刻むタイミング信号を出力する。例えば、発振器121は、水晶振動子を有しており、タイミング信号として周期的な正弦波信号、矩形波信号又はパルス信号等を出力する。タイマー122は、発振器121から出力されたタイミング信号に基づいて、時刻を計時する。タイマー122は、後述するメイン同期情報通信部151が受信した同期情報を用いてスレーブ装置100の時刻情報を確定する。タイマー122により、スレーブ装置100のスレーブ機能101における各種処理に用いられる時刻情報が確定される。
マスター選択部130は、マスター装置群10のうちから1つのマスター装置をスレーブ装置100の同期源であるメインマスター装置として選択する。同期源として選択されたメインマスター装置は、いわゆるグランドマスターあるいはバウンダリクロックとして働くことになる。また、マスター選択部130は、マスター装置群10のうちで前述のメインマスター装置として選択しなかったマスター装置のうちから1つのマスター装置をサブマスター装置として選択する。
メイン同期情報通信部151は、マスター選択部130が同期源として選択したメインマスター装置と同期情報を送受信する。この際、スイッチ部112は、メイン同期情報通信部151が通信に使用するインターフェース部111を、マスター選択部130が同期源として選択したメインマスター装置に対応したものに切り替える。このようにすることで、メイン同期情報通信部151は、マスター選択部130が同期源として選択したメインマスター装置と同期情報を送受信することが可能となる。
サブ同期情報通信部152は、マスター選択部130が選択したサブマスター装置と同期情報を送受信する。この際、スイッチ部112は、サブ同期情報通信部152が通信に使用するインターフェース部111を、マスター選択部130が選択したサブマスター装置に対応したものに切り替える。このようにすることで、サブ同期情報通信部152は、マスター選択部130が選択したサブマスター装置と同期情報を送受信することが可能となる。
補正値計算部123は、メイン同期情報通信部151及びサブ同期情報通信部152と接続するマスター装置について、それぞれの同期差分情報を算出する。つまり、補正値計算部123は、メイン同期情報通信部151が受信したメインマスター装置の同期情報と、タイマー122が計時する時刻との差分を算出する。そして、補正値計算部123は、サブ同期情報通信部152が受信したサブマスター装置の同期情報と、タイマー122が計時する時刻との差分も算出する。また、補正値計算部123は、メインマスター装置の同期情報とサブマスター装置の同期情報との間の差分も算出する。補正値計算部123は、メインマスター装置及びサブマスター装置のそれぞれの同期差分情報を保持する。また、補正値計算部123は、メインマスター装置とサブマスター装置との間の同期差分情報、すなわち、メインマスター装置の同期情報とサブマスター装置の同期情報との間の差分に関する情報も保持する。保持される同期差分情報は、例えば、前述したスレーブ装置100のメモリに記憶される。なお、補正値計算部123の同期差分情報は、メインマスター装置とメイン同期情報通信部151との間、及び、サブマスター装置とサブ同期情報通信部152との間の時刻同期シーケンス毎に更新することができる。
マスター選択部130が同期源のメインマスター装置及びサブマスター装置を選択する際には、まず、スイッチ部112によりメイン同期情報通信部151が通信に使用するインターフェース部111を切り替えながら、マスター装置群10の全てのマスター装置から同期情報を取得する。そして、マスター選択部130は、取得した全てのマスター装置の同期情報に基づいて、同期源とするメインマスター装置及びサブマスター装置を決定する。
この際、例えば、補正値計算部123は、マスター装置群10の全てのマスター装置から取得した同期情報のそれぞれについて、タイマー122が計時する時刻との差分を算出する。そして、マスター選択部130は、補正値計算部123の算出結果を用いて、例えば、差分が最小の同期情報のマスター装置をメインマスター装置として選択する。また、マスター選択部130は、差分がメインマスター装置の次に小さい同期情報のマスター装置をサブマスター装置として選択する。あるいは、時刻同期にPTP(Precision Time Protocol)を用いている場合、マスター選択部130は、BMCA(Best Master Clock Algorithm)を使用してメインマスター装置及びサブマスター装置を決定してもよい。
ダミー信号通信部140は、マスター装置群10のうちでマスター選択部130がメインマスター装置及びサブマスター装置のいずれにも選択しなかったマスター装置とダミーの同期情報を送受信する。つまり、ダミー信号通信部140は、マスター装置群10のうちでメインマスター装置に選択されず、かつ、サブマスター装置にも選択されなかったマスター装置とダミーの同期情報を送受信する。
例えば、時刻同期にPTPを用いている場合、ダミー信号通信部140は、ダミーの同期情報としてdelay request messageを生成する。ダミー信号通信部140は、ダミーの同期情報を生成する際の元になる時刻情報を、例えばタイマー122から取得する。あるいは、ダミーの同期情報を生成する際の元になる時刻情報の生成を、タイマー122とは別にダミー信号通信部140が行ってもよい。すなわち、ダミー信号通信部140は、タイマー122とは独立した計時手段を備えていてもよい。
スイッチ部112は、ダミー信号通信部140が通信に使用するインターフェース部111を、メインマスター装置に選択されず、かつ、サブマスター装置にも選択されなかったマスター装置のそれぞれに対応したものに切り替える。このようにすることで、ダミー信号通信部140は、マスター選択部130が選択しなかったマスター装置のそれぞれとダミーの同期情報を送受信することが可能となる。
メインマスター装置として選択されたマスター装置は、メイン同期情報通信部151と同期情報の送受信を行うため、自身の配下にスレーブ装置100があることを認識できる。そして、メインマスター装置とスレーブ装置100との間で通信が確立される。一方、ダミー信号通信部140が生成したダミーの同期情報を受信したマスター装置は、自身の配下にスレーブ装置100があることを認識できる。また、サブマスター装置として選択されたマスター装置も、サブ同期情報通信部152と同期情報の送受信を行うため、自身の配下にスレーブ装置100があることを認識できる。そして、スレーブ装置100の同期源として選択されなかったマスター装置との間で同期情報のやり取りが生じるため、同期源として選択されなかったマスター装置とスレーブ装置100との間でも通信を確立できる。
したがって、同期情報が含まれる通信プロトコルを用いて、1つのスレーブ装置100に対して2つ以上のマスター装置のそれぞれが主信号を送受信する通信システムにおいて、スレーブ装置100の時刻同期源として1つのメインマスター装置を選択し、さらに1つのサブマスター装置を選択しつつ、時刻同期源に選択されなかったマスター装置とスレーブ装置100との間での通信を確立し、時刻同期源に選択されなかったマスター装置とスレーブ装置100との間でも主信号を送受信することができる。
通信システムにおいては、同期源として現在選択されているマスター装置からの同期信号に、揺らぎ、断絶等の異常が生じた場合、同期源をマスター装置群の別のマスター装置に切り替えることがある。ここで、比較例として従来の通信システムの場合を考える。この場合、同期源として現在選択されているマスター装置からの同期信号に異常が生じると、従来のシステムでは、まず、同期信号に異常が生じたものとは別のマスター装置のうちから次の同期源となるマスター装置を選択する。この次の同期源を選択するために、マスター装置群10の各マスター装置から同期情報を取得する。続いて、取得した各マスター装置の同期情報に基づいて、次の同期源となるマスター装置を選択する。そして、新たに同期源として選択されたマスター装置とスレーブ装置との間で同期情報のやり取りをした後に、新たに同期源として選択されたマスター装置とスレーブ装置との間で同期が確立する。そして、新たな同期源となるマスター装置の選択及び同期確立までの間、スレーブ装置は、マスター装置と非同期であり、かつ、スレーブ装置のタイマーによるいわゆる自走状態となる。この結果として、スレーブ装置のタイマーの精度が発振器の精度の影響を受けやすくなる。
これに対し、この実施の形態の通信システムにおいては、メインマスター装置の他にサブマスター装置が予め選択されている。そして、メインマスター装置とメイン同期情報通信部151との間での同期情報の送受信と並行して、サブマスター装置とサブ同期情報通信部152との間でも同期情報の送受信が行われている。同期源として現在選択されているメインマスター装置からの同期信号に異常が生じた際には、サブマスター装置を新たなメインマスター装置すなわち同期源として使用する。また、前述したように補正値計算部123の同期差分情報は、それぞれのマスター装置と同期情報通信部との間の時刻同期シーケンス毎に更新することができるため、メインマスター装置からの同期信号に異常が生じる前に、サブマスター装置を新たなメインマスター装置に切り替えることもある。
このように、予め同期情報のやり取りがあるサブマスター装置に同期源を切り替えることで、新たな同期源となるマスター装置との同期確立にかかる時間を短縮することができる。すなわち、スレーブ装置100の時刻同期源となるマスター装置の切り替えにかかる時間を短縮し、スレーブ装置100のタイマー122による自走状態となる時間の短縮を図ることが可能である。このため、スレーブ装置100のタイマー122の精度に対する発振器121の精度の影響を減らすことができる。したがって、スレーブ装置100の発振器121として高精度なものを使用しなくともタイマー122の精度悪化を抑制できる。
本開示は、2つ以上のマスター装置を含むマスター装置群と、マスター装置群のマスター装置のそれぞれと接続された1つのスレーブ装置とを備え、それぞれのマスター装置とスレーブ装置とは、時刻の同期情報が含まれる通信プロトコルを用いて主信号を送受信する通信システムに利用できる。
10 マスター装置群
100 スレーブ装置
101 スレーブ機能
111 インターフェース部
112 スイッチ部
121 発振器
122 タイマー
123 補正値計算部
130 マスター選択部
140 ダミー信号通信部
151 メイン同期情報通信部
152 サブ同期情報通信部

Claims (6)

  1. 2つ以上のマスター装置を含むマスター装置群と、
    前記マスター装置群の前記マスター装置のそれぞれと接続された1つのスレーブ装置と、を備え、
    前記マスター装置群の前記マスター装置のそれぞれと前記スレーブ装置とは、同期情報が含まれる通信プロトコルを用いて主信号を送受信し、
    前記スレーブ装置は、
    前記マスター装置群のうちから1つの前記マスター装置を同期源であるメインマスター装置として選択するとともに、前記マスター装置群のうちで前記メインマスター装置として選択しなかった前記マスター装置のうちから1つの前記マスター装置をサブマスター装置として選択するマスター選択部と、
    前記マスター選択部が選択した前記メインマスター装置と前記同期情報を送受信するメイン同期情報通信部と、
    前記マスター選択部が選択した前記サブマスター装置と前記同期情報を送受信するサブ同期情報通信部と、
    前記マスター装置群のうちで前記マスター選択部が前記メインマスター装置及び前記サブマスター装置のいずれとしても選択しなかった前記マスター装置とダミーの前記同期情報を送受信するダミー信号通信部と、を備えた通信システム。
  2. 前記スレーブ装置は、
    前記メイン同期情報通信部が受信した前記同期情報を用いて前記スレーブ装置の時刻情報を確定するタイマーと、
    前記メイン同期情報通信部が受信した前記同期情報と前記タイマーの時刻情報とを比較して同期差分情報を算出するとともに、前記サブ同期情報通信部が受信した前記同期情報と前記タイマーの時刻情報とを比較して同期差分情報を算出する補正値計算部と、をさらに備えた請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記補正値計算部は、前記メイン同期情報通信部が受信した前記同期情報と前記サブ同期情報通信部が受信した前記同期情報との差分を算出して保持する請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記補正値計算部は、前記メインマスター装置と前記メイン同期情報通信部との間、及び、前記サブマスター装置と前記サブ同期情報通信部との間の時刻同期シーケンス毎に前記同期差分情報を更新可能である請求項2又は請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記ダミー信号通信部は、前記タイマーとは独立して計時する手段を用いてダミーの前記時刻情報を生成する請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の通信システム。
  6. 前記スレーブ装置は、
    前記マスター装置群の前記マスター装置のそれぞれと通信するための2以上のインターフェース部と、
    前記メイン同期情報通信部、前記サブ同期情報通信部及び前記ダミー信号通信部が通信に使用する前記インターフェース部を切り替えるスイッチ部と、をさらに備えた請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の通信システム。
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