JP2016152489A - 時刻同期方法および時刻同期装置 - Google Patents

時刻同期方法および時刻同期装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
従来、複数のMaster装置が生成した複数の時刻情報の優劣を時刻品質情報に基づいて判定するBMCAアルゴリズムにおいて、パケット網における時刻情報の品質劣化が考慮されていなかった。
【解決手段】
基準時刻を有する複数のマスター装置と時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信してスレーブ装置の時刻を同期させる時刻同期方法において、スレーブ装置は、時刻同期パケットの時刻情報に基づいて複数のマスター装置毎に計算されるオフセットを蓄積し、蓄積されたオフセットから複数のマスター装置毎の時刻品質の状態を示す評価値を測定し、複数のマスター装置毎の評価値を比較して評価値が示す時刻品質の状態が高い方のマスター装置の時刻情報に切り替えることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の装置間において時刻同期を実現する技術に関する。
携帯電話の基地局等、ネットワークで接続された複数の装置間で連携した動作を行うためには装置間の時刻同期が重要であり、ネットワークを介して時刻情報を送受信することにより装置間の時刻同期を実現する技術が用いられている。例えば、標準時刻を供給するマスター(Master)装置はタイムスタンプを付与した時刻同期用パケット(PTP(Precision Time Protocol)パケット)を生成してスレーブ(Slave)装置に送信し、スレーブ装置はマスター装置から受信した時刻同期パケットを終端して装置内の時刻として保持することにより、パケット網を経由した時刻同期を実現する(例えば非特許文献1参照)。しかし、スレーブ装置で時刻同期パケットを受信しない間、スレーブ装置自身が保有する自走クロックにより装置内の時刻をカウントアップするため、マスター装置とスレーブ装置とで時刻のカウントアップ速度が異なり、時刻同期の精度が劣化するという課題がある。
そこで、スレーブ装置は、時刻同期パケットを受信する毎に時刻情報を蓄積し、蓄積した過去の時刻情報と受信した時刻同期パケットの時刻情報とを比較することにより、時刻精度の品質を監視する技術が考えられている(例えば特許文献1参照)。
また、複数台のマスター装置から複数の時刻パスで供給される時刻情報をスレーブ装置で受信して時刻同期を図る場合、スレーブ装置は、複数のマスター装置から複数個の時刻情報を受信し、複数個の時刻情報の中から最も適切な時刻情報を選択してスレーブ装置自身の時刻を同期させる。複数個の時刻情報の中から最も適切な時刻情報を選択するアルゴリズムとして、BMCA(Best Master Clock Algorithm)が開示されている(例えば非特許文献2参照)。
IEEE1588−2008 ITU−T G.8275.1
特願2011−170095号公報
ところが、BMCAは、複数のマスター装置が生成した複数の時刻情報の優劣を時刻品質情報に基づいて判定するアルゴリズムであり、マスター装置からスレーブ装置までの伝送路(パケット網)における時刻情報の品質劣化が考慮されていないという問題がある。
本発明は、複数のマスター装置が生成した複数の時刻情報の優劣を判定するアルゴリズムにおいて、時刻情報の品質劣化を考慮した判定を行うことにより、高精度な時刻同期を行うことができる時刻同期方法および時刻同期装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、基準時刻を有する複数のマスター装置と時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信してスレーブ装置の時刻を同期させる時刻同期方法において、スレーブ装置は、時刻同期パケットの時刻情報に基づいて複数のマスター装置毎に計算されるオフセットを蓄積し、蓄積されたオフセットから複数のマスター装置毎の時刻品質の状態を示す評価値を測定し、複数のマスター装置毎の評価値を比較して評価値が示す時刻品質の状態が高い方のマスター装置の時刻情報に切り替えることを特徴とする。
第2の発明は、スレーブ装置は、オフセットを予め設定された時間積算し、オフセットを算出する毎の積算値を比較して最大の積算値と最小の積算値との差を評価値とし、評価値が小さい方のマスター装置の時刻情報に切り替えることを特徴とする。
第3の発明は、スレーブ装置は、マスター装置から受信する品質メッセージを利用したBMCAのアルゴリズムの中の時刻精度の比較処理および位相揺らぎの比較処理を行った後に、時刻品質の状態を比較する処理を実行することを特徴とする。
第4の発明は、基準時刻を有する複数のマスター装置と時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信して時刻を同期させる時刻同期装置において、複数のマスター装置のそれぞれに対応して配置され、それぞれのマスター装置との間で時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信してマスター装置との間のオフセットを求める複数の時刻同期処理部と、それぞれの時刻同期処理部が求めたオフセットを複数のマスター装置毎に蓄積し、蓄積されたオフセットから複数のマスター装置毎の時刻品質の状態を示す評価値を測定する蓄積監視部と、蓄積監視部が出力する評価値を比較して評価値が示す時刻品質の状態が高い方のマスター装置に対応する時刻同期処理部を選択する時刻選択部とを有することを特徴とする。
第5の発明は、蓄積監視部は、オフセットを予め設定された時間積算し、オフセットを算出する毎の積算値を比較して最大の積算値と最小の積算値との差を評価値として時刻選択部に出力し、時刻選択部は、評価値が小さい方のマスター装置に対応する時刻同期処理部を選択することを特徴とする。
第6の発明は、時刻選択部は、マスター装置から受信する品質メッセージを利用したBMCAのアルゴリズムの中の時刻精度の比較処理および位相揺らぎの比較処理を行った後に、時刻品質の状態を比較する処理を実行することを特徴とする。
本発明に係る時刻同期方法および時刻同期装置は、複数のマスター装置が生成した複数の時刻情報の優劣を判定するアルゴリズムにおいて、時刻情報の品質劣化を考慮した判定を行うことにより、高精度な時刻同期を行うことができる。
本実施形態における時刻同期ネットワークの一例を示す図である。 装置CoにおけるBMCAの一例を示す図である。 従来のデータセット比較アルゴリズムの一例を示す図である。 データセット比較アルゴリズムの処理例を示す図である。 本実施形態における時刻同期装置のデータセット比較アルゴリズムの処理例を示す図である。 本実施形態における時刻同期装置の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明に係る時刻同期方法および時刻同期装置の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における時刻同期ネットワークの一例を示す。図1に示した時刻同期ネットワークは、2台のMaster装置101(0)およびMaster装置101(1)と、1台のSlave装置102とを有する。Slave装置102は、伝送路103(0)を介してMaster装置101(0)に接続されるSlave部112(0)と、伝送路103(1)を介してMaster装置101(1)に接続されるSlave部112(1)とを有する。なお、本実施形態では、Slave装置102は、Slave部112(0)とSlave部112(1)との2系統のブロックを有するが、2系統以上であってもよい。
ここで、以降の説明において、Master装置101(0)およびMaster装置101(1)に共通の事項を説明する場合は符号末尾の(番号)を省略してMaster装置101のように表記する。また、特定のMaster装置101を指す場合は(番号)を付加して例えばMaster装置101(0)のように表記する。Slave部112(0)およびSlave部112(1)、伝送路103(0)および伝送路103(1)などについても同様に表記する。
Master装置101およびSlave装置102は、IEEE1588-2008の規格に準拠した時刻同期の機能を有する。そして、Slave装置102のSlave部112(0)は、伝送路103(0)を介して接続されるMaster装置101(0)から取得した時刻、もしくは、外部の装置の時刻に同期せずにSlave部112(0)内部のクロックが自走状態で生成された時刻に基づき動作する。同様に、Slave部112(1)は、伝送路103(1)を介して接続されるMaster装置101(1)から取得した時刻に基づき動作する。もしくは、Slave部112(1)は、外部の装置の時刻に同期せずにSlave部112(1)内部のクロックが自走状態で生成された時刻に基づき動作する。なお、全地球衛星測位システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)から時刻を取得して時刻同期を行う方法も考えられるが、本実施形態に係るSlave装置102は、Master装置101との間で送受信する時刻同期パケットから時刻情報を取得して時刻同期を行う。そして、Slave装置102は、Master装置101(0)およびMaster装置101(1)から受信する2つの時刻情報のうち最も適切な時刻情報を選択するBMCAのデータセット比較アルゴリズムを用いてSlave装置102自身の時刻を同期させる。さらに、本実施形態では、BMCAのデータセット比較アルゴリズムに時刻情報の品質劣化を考慮した判定処理を設けることにより、Slave装置102は、高精度な時刻同期を実現することができる。
ここで、BMCAは、IEEE1588-2008の規格に記載されているように、次の2つの計算処理から構成される。第1の処理は、時刻情報を受信する複数のポートのうち時刻品質の高い最良のポートを決定するデータセットの比較処理、第2の処理は、状態ステートマシンにおいて推奨状態を計算する推奨状態の計算処理である。
図2は、IEEE1588-2008の規格に規定されるGM(GrandMaster)またはBC(Boundary Clock)の装置CoにおけるBMCAの一例を示す。装置Coは、N個(Nは2以上の整数)のポートを有する(図2の例ではN=2)。図2において、装置Coは、REC(0)部251、REC(1)部252、BMCA処理部203およびDIS部253を有する。REC(0)部251およびREC(1)部252は、受信ポートを有し、基準時刻を有するグランドマスター(GM)側からAnnounceメッセージを受信する。Announceメッセージは、時刻同期パケットと同様にIEEE1588-2008の規格で規定される品質メッセージで、クロックソースや品質に関する情報が含まれている。BMCA処理部203は、複数個の時刻情報の中から最も適切な時刻情報を選択するアルゴリズムを実行する。DIS部253は、データセット比較アルゴリズムにより決定された最も適切な時刻情報を配信する。
また、BMCA処理部203は、Erbest(0)部254、Erbest(1)部255、Ebest部256およびDo部257を有する。ここで、Do部257はデフォルトのデータセットDoを有する。
図2において、装置Coは次の処理を実行する。
(a)装置Coは、REC(0)部251のポート”r”に接続される系201の伝送路およびREC(1)部252のポート”r”に接続される系202の伝送路からそれぞれannounceメッセージを受信する。
(b)BMCA処理部203のErbest(0)部254およびErbest(1)部255 部は、REC(0)部251およびREC(1)部252のそれぞれのポート”r”について、データセット比較アルゴリズムを用いて最良のメッセージErbestを決定する。なお、データセット比較アルゴリズムは、非特許文献1に記載される「data set comparison algorithm」で、Announceメッセージなどから取得されるクロックソースや品質、優先度などの予め決められた情報(データセット)を比較して最良のメッセージを決定する処理である。
(c)Ebest部256は、N個のポートからなる集合(N個のErbest部(図2の例ではErbest(0)部254およびErbest(1)部255)が決定した全ての最良のメッセージErbestの集合)に対して、データセット比較アルゴリズムを実行する。そして、Ebest部256は、N個の全メッセージ(Erbest(0)部254およびErbest(1)部255がそれぞれ決定した全ての最良のメッセージErbest)の中から最良のメッセージEbestを決定する。
BMCA処理部203は、メッセージEbest、ErbestおよびDoを用いて、N個のポート”r”のそれぞれポートの状態遷移ステートマシン(state machine:状態遷移)に適用するイベントを決定するために、状態決定アルゴリズムを実行する。なお、状態決定アルゴリズムは、非特許文献1に記載される「State decision algorithm」である。
このようにして、装置Coは、BMCAを実行することにより、最良の時刻品質の時刻に同期させることができる。
ここで、IEEE1588-2008規格で規定されるBMCAは、例えば図1の場合、Master装置101(0)およびMaster装置101(1)が生成した時刻情報の優劣を時刻品質情報に基づいて判定するアルゴリズムであるが、時刻情報の品質劣化が考慮されていないという問題がある。そして、Slave装置102は、最良であると決定した時刻情報の品質が劣化した場合、品質が劣化した時刻情報に同期し続けるため、時刻同期の精度が悪くなるという問題がある。そこで、本実施形態では、複数のMaster装置が生成した複数の時刻情報の優劣を判定するアルゴリズム(BMCA)において、時刻情報の品質劣化を考慮した判定を組み込むことにより、最良であると決定した時刻情報の品質が劣化した場合でも、常に最良の品質の時刻情報に同期させることができる。
図3は、時刻情報の品質劣化を考慮しない従来のデータセット比較アルゴリズムの一例を示す。ここで、図3で比較するデータセットは、次に示すような情報を有し、Announceメッセージや装置Coの状態などから得られる情報である。
(1)GM clockClass グランドマスター(GM)のトレーサビリティ
(2)GM clockAccuracy GMの時刻精度
(3)GM offsetScaledLogVariance GMの位相揺らぎ
(4)GM priority2 GMの優先度
(5)localPriority 受信ホ゜ートの優先度
(6)GM clockIdentity GMの識別コート゛
(7)StepsRemoved GMからの接続段数
(8)portIdentity of Sender 上流のホ゜ート識別番号
(9)portNumber of Receiver 受信側のホ゜ート番号
以下、図3に示したフローチャートについて説明する。なお、図3のデータセット比較アルゴリズムは、Ebest、ErbestおよびDoのうち任意の2つのデータセットを比較する処理を示す。図3において、2つのデータセットをデータセットAおよびデータセットBとする。
ステップS101において、装置Coは、データセットAのグランドマスター(GM)のトレーサビリティ(標準時への追跡可能性:時刻の信頼性を示す指標に相当)と、データセットBのグランドマスター(GM)のトレーサビリティとを比較する。ここで、データセットA,Bの値が小さい方がGMのトレーサビリティ(信頼性)が高いものとする。比較結果がA>Bの場合はステップS108に進み、比較結果がA<Bの場合はステップS109に進み、比較結果がA=Bの場合はステップS102の処理に進む。
ステップS102において、装置Coは、データセットAのGMの時刻精度と、データセットBのGMの時刻精度とを比較する。ここで、データセットA,Bの値が小さい方が精度が高いものとする。比較結果がA>Bの場合はステップS108に進み、比較結果がA<Bの場合はステップS109に進み、比較結果がA=Bの場合はステップS103の処理に進む。
ステップS103において、装置Coは、データセットAのGMの位相揺らぎと、データセットBのGMの位相揺らぎとを比較する。ここで、データセットA,Bの値が小さい方が位相揺らぎが小さいものとする。比較結果がA>Bの場合はステップS108に進み、比較結果がA<Bの場合はステップS109に進み、比較結果がA=Bの場合はステップS104の処理に進む。
ステップS104において、装置Coは、データセットAのGMの優先度と、データセットBのGMの優先度とを比較する。ここで、データセットA,Bの値が小さい方が優先度が高いものとする。比較結果がA>Bの場合はステップS108に進み、比較結果がA<Bの場合はステップS109に進み、比較結果がA=Bの場合はステップS105の処理に進む。
ステップS105において、装置Coは、データセットAの受信ポートの優先度と、データセットBの受信ポートの優先度とを比較する。ここで、データセットA,Bの値が小さい方が優先度が高いものとする。比較結果がA>Bの場合はステップS108に進み、比較結果がA<Bの場合はステップS109に進み、比較結果がA=Bの場合はステップS106の処理に進む。
ステップS106において、装置Coは、データセットAのGMのトレーサビリティが閾値以下(例えば127以下)であるか否かを判別する。判別結果がYesの場合は図4のステップS110に進み、判別結果がNoの場合はステップS107に進む。
ステップS107において、装置Coは、データセットAのGMの識別コードと、データセットBのGMの識別コードとを比較する。ここで、識別コードが小さい方を優先して選択するものとする。比較結果がA>Bの場合はステップS108に進み、比較結果がA<Bの場合はステップS109に進み、比較結果がA=Bの場合は図4のステップS110の処理に進む。
ステップS108において、装置Coは、データセットAよりも品質が良いデータセットBに決定する。
ステップS109において、装置Coは、データセットBよりも品質が良いデータセットAに決定する。
図4は、図3に示したデータセット比較アルゴリズムの続きの処理例を示す。なお、図4に示したフローチャートは、本実施形態に係る時刻同期装置と同じ処理である。
ステップS110において、装置Coは、GMからの接続段数を比較する。比較結果としてAの接続段数がBの接続段数の1段以内の場合はステップS111に進み、比較結果がA>B+1の場合(Aの接続段数がBの接続段数に1段を加算した段数よりも多い場合)はステップS116に進み、比較結果がA+1<Bの場合(Bの接続段数がAの接続段数に1段を加算した段数よりも多い場合)はステップS117に進む。
ステップS111において、装置Coは、GMからの接続段数を比較する。比較結果がA=Bの場合(GMからの接続段数が等しい場合)はステップS112に進み、比較結果がA>Bの場合(Aの接続段数の方が多い場合)はステップS114に進み、比較結果がA<B(Bの接続段数の方が多い場合)の場合はステップS115に進む。
ここで、以下のステップS112からステップS115までの処理は、上位の処理でデータセットAまたはデータセットBの時刻品質の優劣を比較ができなかった場合に、機械的にいずれかのデータセットを決定するためのアルゴリズムであり、時刻情報の品質の優劣などを比較するための処理ではない。具体的には、装置Coは、データセットAの上流のポート識別番号、データセットBの上流のポート識別番号、データセットAの受信側のポート番号およびデータセットBの受信側のポート識別番号の4つのパラメータの組み合わせで大小を判別して、データセットAまたはデータセットBのいずれかに決定する。
ステップS112において、装置Coは、データセットAの上流のポート識別番号と、データセットBの上流のポート識別番号とを比較する。比較結果がA=Bの場合はステップS113に進み、比較結果がA>Bの場合はステップS118に進み、比較結果がA<Bの場合はステップS119に進む。
ステップS113において、装置Coは、データセットAの受信側のポート番号と、データセットBの受信側のポート番号とを比較する。比較結果がA=Bの場合は処理を終了し、比較結果がA>Bの場合はステップS118に進み、比較結果がA<Bの場合はステップS119に進む。
ステップS114において、装置Coは、データセットAの受信側のポート番号と、データセットAの上流のポート識別番号とを比較する。比較結果が受信側=上流側の場合は処理を終了し、受信側<上流側の場合はステップS116に進み、受信側>上流側の場合はステップS118に進む。
ステップS115において、装置Coは、データセットBの受信側のポート番号と、データセットBの上流のポート識別番号とを比較する。比較結果が受信側=上流側の場合は処理を終了し、受信側<上流側の場合はステップS117に進み、受信側>上流側の場合はステップS119に進む。
ステップS116において、装置Coは、データセットAよりも時刻情報の品質が良いデータセットBに決定する。
ステップS117において、装置Coは、データセットBよりも時刻情報の品質が良いデータセットAに決定する。
ステップS118において、装置Coは、データセットAよりもトポロジー(ネットワーク接続形態)が良いデータセットBに決定する。
ステップS119において、装置Coは、データセットBよりもトポロジーが良いデータセットAに決定する。
このように、従来のBMCAは、データセットの比較結果の良い方が推奨状態となり、推奨される系の時刻情報が選択される。
図3で説明したIEEE1588-2008規格で規定されるBMCAは、最良の品質の時刻情報を判定するアルゴリズムであるが、時刻情報の品質劣化が考慮されていない。これに対して、本実施形態では、従来のBMCAにおいて、時刻情報の品質状態の変化を考慮した判定を組み込むことにより、最良であると決定した時刻情報の品質が劣化した場合でも、常に最良の品質の時刻情報に同期させることができる。
図5は、本実施形態における時刻同期装置301のデータセット比較アルゴリズムの処理例を示す。本実施形態における時刻同期装置301のデータセット比較アルゴリズムは、図3で説明した比較例のデータセット比較アルゴリズムとは異なり、時刻情報の品質状態の変化を考慮した判定処理が組み込まれている。これにより、時刻同期装置301は、特に時刻情報の品質が劣化した場合でも、最良の品質の時刻情報に切り替えることができる。なお、図5において、図3で説明した従来例と同符号の処理(ステップS101からS103、ステップS104からS109)は、図3と同一又は同様の処理を示す。また、図5のフローチャートに続く図4で説明したフローチャートは、本実施形態においても同じである。
図5において、図3と異なるのは、ステップS103とステップS104との間で、ステップS201の処理を実行することである。
ステップS201において、本実施形態における時刻同期装置301は、時刻情報の品質状態を測定する。時刻情報の品質状態は、例えば上流側装置と送受信する時刻同期パケットに基づいて算出したオフセットを蓄積して、オフセットの変動量をTIE(Time Interval Error(時刻誤差))として求めることにより測定できる。さらにTIEに対して予め決められた演算処理、例えば平均値MTIE(Mean TIE)を算出して時刻情報の品質状態の評価値とする。そして、データセットAのMTIEと、データセットBのMTIEとを比較する。こ
こで、MTIEの詳細については後述するが、MTIEの値が大きいほど品質状態は低くなり、逆に、MTIEの値が小さいほど品質状態は高くなる。比較結果がA>Bの場合はステップS108に進み、比較結果がA<Bの場合はステップS109に進み、比較結果がA=Bの場合はステップS104の処理に進む。
ここで、ステップS201の処理をステップS103とステップS104との間で行う理由について説明する。第1の理由として、ステップS102の時刻精度やステップS103の位相揺らぎなどのclockQualityの悪化は、上流側装置において時刻同期が正常に行えていない状態が含まれているので、ステップS201の時刻品質による切り替えよりもclockQualityによる切り替えを優先的に実施する必要がある。第2の理由として、ステップS104のGMの優先度(priority2)やステップS105の受信ポートの優先度(localPriority)などのシステム側の意図的な優先付けよりも、時刻品質の劣化による時刻供給先への影響を考慮して、ステップS201の時刻品質による切り替えをステップS104やステップS105よりも優先的に実施する必要がある。
次に、ステップS201における時刻情報の品質状態を測定する処理について詳しく説明する。なお、本実施形態では、時刻情報の品質状態を測定する方法としてTIEを用いるが、他の方法により時刻情報の品質状態を測定するようにしてもよい。
以下、時刻情報の品質状態としてMTIE(Mean TIE)を用いる方法について説明する。例えばSlave側の時刻同期装置301は、Master側から時刻同期パケットを受信する毎に算出する過去の時刻情報(オフセット演算結果)を蓄積し、その変動量をモニタすることで時刻精度の品質状態を監視することができる。
ここで、時刻誤差TIEを単位時間当たりの時刻TIEとして説明する。例えば、時刻同期装置301は、単位時間t秒当たり(仮にt=1とする)に単位時間当たりのオフセット値を積算し、その値をOffset(i)とする。ここで、iは1以上の整数である。この場合、単位時間の時刻TIE(i)は(式1)で表すことができる。
時刻TIE(i) = 時刻TIE(i-1) + Offset(i) … (式1)
そして、本実施形態に係る時刻同期装置301は、過去T秒分 (例えばT =100秒分) の時刻TIEから最大の時刻TIE_MAXと最小の時刻TIE_MINとを抽出し、時刻MTIE100を(式2)から算出する。時刻MTIE100は、時刻情報の品質状態の評価値である。
時刻MTIE100 = 時刻TIE_MAX - 時刻TIE_MIN … (式2)
ここで、本実施形態に係る時刻同期装置301は、時刻情報の品質状態を検出するための閾値を予め設定しておく。そして、時刻同期装置301は、(式2)により算出された時刻MTIE100が閾値以上であるか閾値未満であるかを比較し、時刻MTIE値が閾値以上または閾値未満の場合に時刻品質の異常状態を検出する。ここで、時刻同期装置301は、比較時点の時刻MTIEの異常を検出した結果がステップS201のtimeMTIEstate値に対応する。例えば、BMCAのソフトウェア処理において、時刻品質を正常状態と異常状態の二値で管理する場合には、比較時点の時刻MTIE値の検出結果をbool型の変数として定義し、判定結果の{OK,NG}をそれぞれ数値{0,1}に対応させることができる。また、時刻品質の異常状態をDegrade(劣化)とFatal(致命的劣化)の2段階に分ける場合(時刻品質の劣化度がDegrade < Fatalの場合)は、BMCAのソフトウェア処理において、比較時点の時刻MTIE値の検出結果をenum型の変数として定義し{OK, Degrade, Fatal}とし、それぞれ数値{0, 1, 2}に対応させることができる。或いは、時刻MTIE値自体をBMCAのソフトウェアで判別するようにしてもよい。
このようにして、本実施形態に係る時刻同期装置301は、図5のステップS201の処理を実行することができる。そして、図5において、時刻同期装置301は、ステップS101からステップS103までのGMのトレーサビリティ(clockClass)、GMの時刻精度(clockAccuracy)およびGMの位相揺らぎ(offsetScaledLogVarience)の各比較処理において、比較結果が全てA=Bであるとき、ステップS201においてデータセットA,Bの品質状態を比較し、品質が良い方を選択系とする。これにより、本実施形態に係る時刻同期装置301は、ステップS101からステップS103までにおいて、データセットAとデータセットBとの比較結果が全て同じである場合でも、時刻情報の品質状態の劣化を判別し、劣化が少ない方の時刻情報を選択することができる。
図6は、図5で説明した本実施形態における時刻同期装置301の一例を示す。図6において、時刻同期装置301は、PTP処理部302(0)、PTP処理部302(1)、時刻選択部303、配信時刻発振部304、PTP処理部305(0)、PTP処理部305(1)および蓄積監視部306を有する。ここで、蓄積監視部306は、時刻情報を蓄積する時刻情報蓄積部と、時刻情報の精度を監視する時刻精度監視部とに分けてもよい。また、図6の例では、上流側装置および下流側装置に2系統の経路を有する場合について説明するが、2系統以上の経路を有してもよい。
PTP処理部302(0)は、IEEE1588-2008の規格に基づいて、上流側装置(図1の例ではMaster装置101(0))との時刻のズレ(オフセット)を算出する。PTP処理部302(0)は、パケット送受信処理部351(0)、タイムスタンプ処理部352(0)およびオフセット演算処理部353(0)を有する。パケット送受信処理部351(0)は、上流側装置との間で時刻同期パケットを送受信する。タイムスタンプ処理部352(0)は、時刻同期パケットを送受信するときの時刻情報(タイムスタンプ)を付加または取得する。オフセット演算処理部353(0)は、時刻同期パケットのタイムスタンプ情報により、上流側装置とのオフセットを算出する。
PTP処理部302(1)は、PTP処理部302(0)と同様に、上流側装置(図1の例ではMaster装置101(1))との間で送受信する時刻同期パケットに基づいて上流側装置とのオフセットを算出する。PTP処理部302(1)は、パケット送受信処理部351(1)、タイムスタンプ処理部352(1)およびオフセット演算処理部353(1)を有する。パケット送受信処理部351(1)、タイムスタンプ処理部352(1)およびオフセット演算処理部353(1)は、パケット送受信処理部351(0)、タイムスタンプ処理部352(0)およびオフセット演算処理部353(0)と同様に動作する。
時刻選択部303は、時刻同期パケットの一種であるannounceメッセージの情報に基づいて図5で説明したBMCA処理を実行する。また、時刻選択部303は、後述する蓄積監視部306からの切替制御によって、時刻パスの選択系を決定する。例えば蓄積監視部306が0系の時刻パスに切り替えるように制御した場合、時刻選択部303は、PTP処理部302(0)側に切り替えて、PTP処理部302(0)がオフセット調整した0系の時刻パスに接続される上流側装置(図1の例ではMaster装置101(0))の時刻を選択する。逆に、蓄積監視部306が1系の時刻パスに切り替えるように制御した場合、時刻選択部303は、PTP処理部302(1)側に切り替えて、PTP処理部302(1)がオフセット調整した1系の時刻パスに接続される上流側装置(図1の例ではMaster装置101(1))の時刻を選択する。
配信時刻発振部304は、時刻同期装置301が下流側に接続されるSlave装置に対するMaster時計であり、Slave装置が従属すべき時刻情報を保持する。
PTP処理部305(0)は、下流側装置が配信時刻発振部304の時刻とのずれ(オフセット)を算出して、配信時刻発振部304に同期できるように、IEEE1588-2008の規格に基づいて、下流側装置(Slave装置)との間で時刻同期パケットを送受信する。また、PTP処理部305(0)はAnnounceメッセージを下流側の装置に送信し、下流側装置が時刻同期装置301と同様に複数のポートを有する場合、図5で説明したBMCA処理を実行する。
PTP処理部305(1)は、PTP処理部305(0)と同様に、下流側装置との間でAnnounceメッセージを含む時刻同期パケットを送受信する。
蓄積監視部306は、ステップS201で説明したように、0系のPTP処理部302(0)が出力するオフセット演算結果を蓄積して、その変動量をモニタすることで時刻精度の品質状態を監視する。図6において、蓄積監視部306は、TIE測定部361(0)、TIE測定部361(1)、MTIE演算処理部362および警報処理部363を有する。
TIE測定部361(0)は、ステップS201で説明したように、0系のPTP処理部302(0)が出力するオフセット演算結果を蓄積して、その変動量をTIEとして測定する。例えば、TIEは、時間的に前後してPTP処理部302(0)が求めたオフセット値から変動量として測定する。
TIE測定部361(1)は、TIE測定部361(0)と同様に、1系のPTP処理部302(1)が出力するオフセット演算結果を蓄積して、その変動量をTIEとして測定する。
MTIE演算処理部362は、ステップS201で説明したように、予め設定された所定期間のTIEからMTIEを求める。例えばステップS201の(式2)のように、所定期間のTIEの最大値TIE_MAXと最小値TIE_MINとの差分をMTIEとする。
警報処理部363は、時刻の精度が劣化した場合に、時刻同期装置を監視するサーバや監視端末に不図示の通信経路で通報する処理を行う。
このように、本実施形態に係る時刻同期装置301は、蓄積監視部306を設けることによって、時刻精度が劣化したことを検出して時刻精度の劣化を示すパラメータを時刻選択部303に出力する。そして、時刻同期装置301は、時刻選択部303が実行するBMCAのデータセット比較アルゴリズムに時刻精度の劣化を判定する処理を組み込むことにより、最良であると決定した時刻情報の品質が劣化した場合でも、常に最良の品質の時刻情報に同期させることができる。
例えば、時刻同期パケットを用いて時刻同期している装置間において、時刻同期パケットを一時的に受信できない状態や中継伝送路の異常状態の発生などによって、時刻同期の精度が劣化した場合でも、本実施形態に係る時刻同期装置301は、最適な時刻パスを選択することができる。これにより、本実施形態に係る時刻同期装置301は、配信時刻の精度が劣化しないように維持することができ、時刻情報を提供するサービスに与える影響を最小限に抑えることができる。
以上、説明したように、本発明に係る時刻同期方法および時刻同期装置は、複数のMaster装置が生成した複数の時刻情報の優劣を判定するアルゴリズムにおいて、時刻情報の品質劣化を考慮した判定を行うことにより、高精度な時刻同期を行うことができる。
101(0),101(1)・・・Master装置;102・・・Slave装置;103(0),103(1)・・・伝送路;112(0)・・・Slave部;201,202・・・系;203・・・BMCA処理部;251・・・REC(0)部;252・・・REC(1)部;253・・・DIS部;254・・・Erbest(0)部、255・・・Erbest(1)部;256・・・Ebest部;257・・・Do部;301・・・時刻同期装置;302(0),302(1)・・・PTP処理部;303・・・時刻選択部;304・・・配信時刻発振部;305(0),305(1)・・・PTP処理部;306・・・蓄積監視部;351(0),351(1)・・・パケット送受信処理部;352(0),352(1)・・・タイムスタンプ処理部;353(0),353(1)・・・オフセット演算処理部;361(0),361(1)・・・TIE測定部;362・・・MTIE演算処理部;363・・・警報処理部
第1の発明は、基準時刻を有する複数のマスター装置と時刻情報を含む時刻同期パケットおよび品質メッセージ信してスレーブ装置の時刻を同期させる時刻同期方法において、スレーブ装置は、時刻同期パケットの時刻情報に基づいて複数のマスター装置毎に計算されるオフセットを蓄積し、蓄積されたオフセットから複数のマスター装置毎の時刻品質の状態を示す評価値を測定し、それぞれのマスター装置から受信する品質メッセージを利用したBMCAのアルゴリズムの中の時刻精度の比較処理および位相揺らぎの比較処理を行った後に、評価値を比較する処理を実行して、評価値が示す時刻品質の状態が高い方のマスター装置の時刻情報に切り替えることを特徴とする。
第2の発明は、スレーブ装置は、オフセットを予め設定された時間積算し、オフセットを算出する毎の積算値を比較して最大の積算値と最小の積算値との差を評価値とることを特徴とする。
の発明は、基準時刻を有する複数のマスター装置と時刻情報を含む時刻同期パケットおよび品質メッセージ信して時刻を同期させる時刻同期装置において、複数のマスター装置のそれぞれに対応して配置され、それぞれのマスター装置との間で時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信してマスター装置との間のオフセットを求める複数の時刻同期処理部と、それぞれの時刻同期処理部が求めたオフセットを複数のマスター装置毎に蓄積し、蓄積されたオフセットから複数のマスター装置毎の時刻品質の状態を示す評価値を測定する蓄積監視部と、それぞれのマスター装置から受信する品質メッセージを利用したBMCAのアルゴリズムの中の時刻精度の比較処理および位相揺らぎの比較処理を行った後に、蓄積監視部が出力する前記評価値を比較する処理を実行して、評価値が示す時刻品質の状態が高い方のマスター装置に対応する時刻同期処理部を選択する時刻選択部とを有することを特徴とする。
の発明は、蓄積監視部は、オフセットを予め設定された時間積算し、オフセットを算出する毎の積算値を比較して最大の積算値と最小の積算値との差を評価値として時刻選択部に出力ることを特徴とする。

Claims (6)

  1. 基準時刻を有する複数のマスター装置と時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信してスレーブ装置の時刻を同期させる時刻同期方法において、
    前記スレーブ装置は、前記時刻同期パケットの時刻情報に基づいて複数の前記マスター装置毎に計算されるオフセットを蓄積し、蓄積された前記オフセットから複数の前記マスター装置毎の時刻品質の状態を示す評価値を測定し、複数の前記マスター装置毎の前記評価値を比較して前記評価値が示す時刻品質の状態が高い方の前記マスター装置の時刻情報に切り替える
    ことを特徴とする時刻同期方法。
  2. 請求項1に記載の時刻同期方法において、
    前記スレーブ装置は、前記オフセットを予め設定された時間積算し、前記オフセットを算出する毎の積算値を比較して最大の積算値と最小の積算値との差を前記評価値とし、前記評価値が小さい方の前記マスター装置の時刻情報に切り替える
    ことを特徴とする時刻同期方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の時刻同期方法において、
    前記スレーブ装置は、前記マスター装置から受信する品質メッセージを利用したBMCAのアルゴリズムの中の時刻精度の比較処理および位相揺らぎの比較処理を行った後に、前記時刻品質の状態を比較する処理を実行する
    ことを特徴とする時刻同期方法。
  4. 基準時刻を有する複数のマスター装置と時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信して時刻を同期させる時刻同期装置において、
    複数の前記マスター装置のそれぞれに対応して配置され、それぞれの前記マスター装置との間で時刻情報を含む時刻同期パケットを送受信して前記マスター装置との間のオフセットを求める複数の時刻同期処理部と、
    それぞれの前記時刻同期処理部が求めた前記オフセットを複数の前記マスター装置毎に蓄積し、蓄積された前記オフセットから複数の前記マスター装置毎の時刻品質の状態を示す評価値を測定する蓄積監視部と、
    前記蓄積監視部が出力する前記評価値を比較して前記評価値が示す時刻品質の状態が高い方の前記マスター装置に対応する前記時刻同期処理部を選択する時刻選択部と
    を有することを特徴とする時刻同期装置。
  5. 請求項4に記載の時刻同期装置において、
    前記蓄積監視部は、前記オフセットを予め設定された時間積算し、前記オフセットを算出する毎の積算値を比較して最大の積算値と最小の積算値との差を前記評価値として前記時刻選択部に出力し、
    時刻選択部は、前記評価値が小さい方の前記マスター装置に対応する前記時刻同期処理部を選択する
    ことを特徴とする時刻同期装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の時刻同期装置において、
    前記時刻選択部は、前記マスター装置から受信する品質メッセージを利用したBMCAのアルゴリズムの中の時刻精度の比較処理および位相揺らぎの比較処理を行った後に、前記時刻品質の状態を比較する処理を実行する
    ことを特徴とする時刻同期装置。
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