JP7380149B2 - 車両のホイールハウス構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のホイールハウス構造に関する。
車両のフロントホイールハウス構造に関する技術が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の技術では、車両ボディに設けられたホイールハウス本体部(図示省略)の車輪収納部内に、図9に示すように、車輪101の外周面を覆うようにフェンダライナ102(第1の可撓性部材)が取付けられている。また、前記ホイールハウス本体部の車幅方向外側は、車両ボディの意匠面を構成するフェンダパネル104によって覆われている。さらに、フェンダパネル104の前部は、バンパーカバー106(第2の可撓性部材)の側面壁部106wによって覆われている。バンパーカバー106の側面壁部106wの後端縁には、ホイールハウスのホイールアーチ部106aが設けられており、そのホイールアーチ部106aに外装材であるアーチモール107が取付けられている。
バンパーカバー106のホイールアーチ部106aには、図9、図10に示すように、端縁に沿って係合用開口106h(被連結部)が等間隔で複数個形成されている。また、アーチモール107の裏面には、バンパーカバー106のホイールアーチ部106aの係合用開口106hに対応する位置に、それらの係合用開口106hに挿入される複数の係合爪107t(連結部)が突出形成されている。これにより、アーチモール107のそれぞれの係合爪107tをバンパーカバー106のホイールアーチ部106aのそれぞれの係合用開口106hに挿入して係合させることで、アーチモール107をバンパーカバー106のホイールアーチ部106aに取付けることができる。
特開2016-78725号公報
しかし、バンパーカバー106は樹脂製で可撓性を有している。さらに、ホイールアーチ部106aはバンパーカバー106の端縁に形成されて、バンパーカバー106と車両ボディとの連結部位からは離れている。このため、ホイールアーチ部106a(可撓性部材)の係合用開口106h(被連結部)に対してアーチモール107(外装材)の係合爪107t(連結部)を挿入する際、バンパーカバー106のホイールアーチ部106aがアーチモール107の係合爪107tの挿入方向に撓み変形し易くなる。これにより、アーチモール107の係合爪107tをホイールアーチ部106aの係合用開口106hに挿入し難くなり、アーチモール107の取付け作業効率が低下する。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、可撓性部材の変形を抑えて外装材の連結部と可撓性部材の被連結部とを連結する際の作業効率を向上させることである。
上記した課題は、各発明によって解決される。第1の発明は、車両ボディを構成しており、車輪収納部を備えるホイールハウス本体部と、前記車輪収納部の内側から前記ホイールハウス本体部を覆う第1の可撓性部材と、前記ホイールハウス本体部の車幅方向外側を覆う第2の可撓性部材と、前記第1の可撓性部材の端縁と第2の可撓性部材の端縁とをホイールアーチに沿って覆う外装材とを備える車両のホイールハウス構造であって、前記外装材の連結部と、前記第1の可撓性部材の端縁に形成された被連結部とが連結部材によって連結される構成であり、前記連結部材は、前記外装材の連結部と前記第1の可撓性部材の被連結部とを連結する際、前記外装材を前記第1の可撓性部材に対して連結方向に押圧する構成であり、前記連結部材の押圧で前記外装材が前記第1の可撓性部材の端縁に押し込まれたときに、前記第1の可撓性部材の端縁連結方向に移動するのが前記第2の可撓性部材によって阻止されるように、前記第1の可撓性部材の端縁が前記第2の可撓性部材の端縁に係合している
本発明によると、連結部材の押圧で外装材が第1の可撓性部材の端縁に押し込まれたときに、前記第1の可撓性部材の端縁連結方向に移動するのが第2の可撓性部材によって阻止されるように、前記第1の可撓性部材の端縁が前記第2の可撓性部材の端縁に係合している。このため、連結部材により、外装材の連結部と第1の可撓性部材の端縁に形成された被連結部とを連結する際、前記外装材を前記第1の可撓性部材に対して連結方向に押圧しても、第1の可撓性部材が第2の可撓性部材の端縁に支えられて、変形し難くなる。即ち、外装材の連結部と第1の可撓性部材の被連結部とを連結する際、第1の可撓性部材が連結部材の押圧力を受けても、第1の可撓性部材が変形により変位することがなくなり、連結作業の効率が向上する。
また、第2の可撓性部材の端縁を支持部材として使用できるため、部品数が増加しない。
第2の発明によると、第1の可撓性部材の端縁と第2の可撓性部材の端縁との係合は、係合爪と、その係合爪が差し込まれる係合用開口、あるいは、係合フックと、その係合フックが掛けられる係合用切欠とにより行われる。
第3の発明によると、第2の可撓性部材はバンパーカバーであり、第1の可撓性部材は前記バンパーカバーと車両ボディ間の隙間を塞ぐ部材である。
さらに、追加する発明では、第2の可撓性部材の端縁には、外装材の別の連結部が連結される被連結部が設けられている。これにより、外装材の別の連結部を連結部材により第2の可撓性部材の被連結部に連結する際、第1の可撓性部材により第2の可撓性部材の変形を抑えることができる。
また、次の発明では、外装材は、第1の可撓性部材の被連結部に連結される連結部を備える横壁部と、第2の可撓性部材の端縁の被連結部に連結される連結部を備える縦壁部とを備えており、前記第1の可撓性部材の端縁と前記第2の可撓性部材の端縁との係合部分が前記外装材によって覆われている。
本発明によると、外装材の連結部と可撓性部材の被連結部とを連結する際の作業効率が向上する。
本発明の実施形態1に係るホイールハウス構造を備える車両の後部の斜視図である。 前記車両の後部の分解斜視図である。 前記ホイールハウス構造におけるホイールハウス本体部と、リヤライナーと、ホイールアーチモールとの関係を表す縦断面図(図1のIII-III矢視断面図)である。 前記ホイールハウス構造におけるホイールハウス本体部と、バンパーカバーと、リヤライナーと、バンパーシール(中央部)と、ホイールアーチモールとの関係を表す平断面図(図1のIV-IV矢視断面図)である。 前記バンパーカバー、バンパーシールの係合方法を表す分解斜視図である。 前記ホイールハウス構造におけるホイールハウス本体部と、バンパーカバーと、リヤライナーと、バンパーシール(上部)と、ホイールアーチモールとの関係を表す平断面図(図1のVI-VI矢視断面図)である。 変更例に係るホイールハウス構造のホイールハウス本体部と、バンパーカバー、リヤライナー、バンパーシール、ホイールアーチモールとの関係を表す平断面図である。 変更例に係るホイールハウス構造のバンパーカバー、バンパーシールの係合方法を表す分解斜視図である。 従来のホイールハウス構造を表す斜視図である。 従来のホイールハウス構造を表す縦断面図である。
[実施形態1]
以下、図1から図8に基づいて、本発明の実施形態1に係る車両のホイールハウス構造の説明を行う。本実施形態におけるホイールハウスは、車両の後部に設けられたリヤホイールハウスである。ここで、図中における前後左右及び上下は、ホイールハウス構造を備える車両の前後左右及び上下に対応している。
<リヤホイールハウスの概要>
リヤホイールハウスH(以下、ホイールハウスHという)は、図1に示すように、後輪5を収納する円弧形の車輪収納部Htを備えており、車両後部の左右側面に設けられている。なお、図1等では、車両左側のホイールハウスHを表示している。ホイールハウスHは、図3(図1のIII-III矢視断面図)に示すように、車両ボディ10を構成するホイールハウス本体部20を備えている。ホイールハウス本体部20は、車輪収納部Htを形成するホイールハウスインナパネル22とホイールハウスアウタパネル24と、そのホイールハウスアウタパネル24を車幅方向外側から覆うサイメンアウタパネル26の端縁部分とから構成されている。
ホイールハウスインナパネル22とホイールハウスアウタパネル24とは、図3に示すように、互いの外周フランジ22f,24fが左右方向から合わせられて、溶接等により接合されることで車輪収納部Htを形成する。また、ホイールハウスアウタパネル24の端縁24xには、図3、図4等に示すように、ホイールアーチに沿ってサイメンアウタパネル26の端縁26xが接着剤等により固着されている。そして、ホイールハウス本体部20の車輪収納部Htの内壁面が可撓性の保護材であるリヤライナー32によって覆われている。
サイメンアウタパネル26は、図1、図2に示すように、車両の意匠面を構成するパネルであり、そのサイメンアウタパネル26の後端位置にリヤランプ16が取付けられている。サイメンアウタパネル26には、図2に示すように、リヤランプ16の下端位置からホイールハウスHの後端位置まで車両前方に延びるバンパーサポート17が取付けられている。バンパーサポート17は、リヤバンパーのバンパーカバー40における側面壁部40s(以下、バンパーカバー40という)の上端縁をサイメンアウタパネル26に固定する部材であり、サイメンアウタパネル26の窪み部分に取付けられている。
このため、サイメンアウタパネル26は、図1に示すように、バンパーサポート17よりも下側がバンパーカバー40によって覆われるようになる。そして、サイメンアウタパネル26においてバンパーカバー40に覆われる部分がバンパー内側部26dとなる(図2参照)。また、サイメンアウタパネル26においてバンパーサポート17よりも上側が、図1に示すように、バンパーカバー40から露出する意匠部26eとなる。ここで、バンパーカバー40は、樹脂製の板状体で可撓性を有している。このため、バンパーカバー40は、バンパーサポート17から離れた位置(下部)ではサイメンアウタパネル26のバンパー内側部26dに対して接離する方向に変形し易くなる。
バンパーカバー40がバンパーサポート17によってサイメンアウタパネル26に取付けられると、図4、図6に示すように、バンパーカバー40とサイメンアウタパネル26のバンパー内側部26d間には隙間Sが形成される。そして、前記隙間SがホイールハウスHの車輪収納部Htの内側から可撓性のバンパーシール34によって塞がれるようになる。
サイメンアウタパネル26の意匠部26eには、図1~図3に示すように、ホイールアーチを構成するホイールアーチ部260が形成されている。また、バンパーカバー40の前端縁には、同じくホイールアーチを構成するホイールアーチ部43がサイメンアウタパネル26のホイールアーチ部260と連続するように形成されている。そして、サイメンアウタパネル26のホイールアーチ部260とバンパーカバー40のホイールアーチ部43とに外装材であるホイールアーチモール50が取付けられている。さらに、ホイールアーチモール50によって車輪収納部Ht内のバンパーシール34の端縁、及びリヤライナー32の端縁が覆われている。
<バンパーシール34について>
バンパーシール34は、上記したように、サイメンアウタパネル26のバンパー内側部26dとバンパーカバー40間の隙間Sを塞ぐ板状の可撓性部材であり、図1、図2に示すように、ホイールハウスHの車輪収納部Ht内の後部下端位置に設けられている。バンパーシール34の左端縁(外側端縁)には、図2、及び図6に示すように、バンパーカバー40のホイールアーチ部43の内側に沿うバンパー側端縁34xが設けられている。また、バンパーシール34の右端縁(内側端縁)には、車両ボディ10のホイールハウス本体部20の外側端縁と重なるボディ側端縁34yが設けられている。そして、バンパーシール34のボディ側端縁34yが複数箇所で、図6等に示すように、ホイールハウス本体部20の外側端縁(図6ではホイールハウスアウタパネル24)にネジ材34nにより固定されている。なお、図1、図2では、上部のネジ材34nのみを表しており、他は省略されている。
バンパーシール34のバンパー側端縁34xには、図4、図5に示すように、バンパーカバー40のホイールアーチ部43を裏側から支える段差部341がバンパーシール面34fに対してほぼ直角に形成されている。即ち、バンパーシール34(バンパーシール面34f)は、バンパーカバー40に対してほぼ直角に位置決めされており、バンパーシール34の段差部341はバンパーカバー40とほぼ平行になるように形成されている。
そして、前記段差部341の位置にバンパーシール34のバンパー側端縁34xをバンパーカバー40のホイールアーチ部43に係合させる係合爪342が左方向(車幅方向外側)に突出するように形成されている。ここで、係合爪342は、バンパーシール34のバンパー側端縁34xに沿って複数個形成されている。また、係合爪342の上下には、その係合爪342の挿入ストッパ342sが設けられている。さらに、バンパーシール34のバンパー側端縁34xには、バンパーシール面34fの位置にホイールアーチモール50の車輪収納部内クリップ56が通される被連結穴343が係合爪342とほぼ等しい高さ位置に形成されている。なお、図2では、代表して一か所の係合爪342と被連結穴343とを表しており、他は省略されている。
<バンパーカバー40のホイールアーチ部43について>
バンパーカバー40のホイールアーチ部43には、図5に示すように、その幅方向中央位置にホイールアーチ部43に沿って延びる段差43dが形成されている。そして、バンパーカバー40のホイールアーチ部43には、段差43dの前側(縁側)にバンパーシール34の係合爪342が挿入される係合用開口432が前記係合爪342に対応する位置に形成されている。また、バンパーカバー40のホイールアーチ部43には、段差43dの後側にホイールアーチモール50の連結クリップ55が通される被連結穴433が係合用開口432とほぼ等しい高さ位置に形成されている。なお、図2では、代表して一か所の係合用開口432と被連結穴433とを表しており、他は省略されている。
<ホイールアーチモール50について>
ホイールアーチモール50は、ホイールハウスHのホイールアーチの位置で、図1~図4等に示すように、サイメンアウタパネル26のホイールアーチ部260とバンパーカバー40のホイールアーチ部43、及びバンパーシール34のバンパー側端縁34x等を覆う外装材である。ホイールアーチモール50は、一定幅寸法で形成された縦壁部51と横壁部52とから断面略L字形に形成されている。そして、ホイールアーチモール50の縦壁部51がサイメンアウタパネル26のホイールアーチ部260とバンパーカバー40のホイールアーチ部43とを覆えるように構成されている。また、ホイールアーチモール50の横壁部52がバンパーシール34のバンパー側端縁34xとリヤライナー32の端縁等とを覆えるように構成されている。
ホイールアーチモール50の横壁部52には、図4に示すように、バンパーシール34のバンパー側端縁34xの被連結穴343に対応する位置に連結穴52hが形成されている。そして、ホイールアーチモール50の横壁部52の連結穴52hとバンパーシール34のバンパー側端縁34xの被連結穴343とに車輪収納部内クリップ56が挿入されることで、両者52,34が連結されるようになる。なお、図1、図2では、代表して一か所の車輪収納部内クリップ56と連結穴52hとを表しており、他は省略されている。
また、ホイールアーチモール50の縦壁部51の裏側には、図3、図4に示すように、連結クリップ55が設けられている。連結クリップ55は、サイメンアウタパネル26のホイールアーチ部260の被連結穴261(図3参照)に対応する位置と、バンパーカバー40のホイールアーチ部43の被連結穴433(図4参照)に対応する位置とに設けられている。これにより、ホイールアーチモール50の縦壁部51の連結クリップ55をサイメンアウタパネル26のホイールアーチ部260の被連結穴261、及びバンパーカバー40のホイールアーチ部43の被連結穴433に押し込むことで、ホイールアーチモール50の縦壁部51をサイメンアウタパネル26のホイールアーチ部260とバンパーカバー40のホイールアーチ部43とに取付けることができる。
<バンパーカバー40、バンパーシール34、ホイールアーチモール50の組付手順>
次に、バンパーカバー40、バンパーシール34、ホイールアーチモール50の組付手順について説明する。先ず、リヤライナー32が車両ボディ10のホイールハウス本体部20の車輪収納部Htにセットされた状態で、図6に示すように、バンパーシール34のボディ側端縁34yがホイールハウス本体部20の外側端縁(図6ではホイールハウスアウタパネル24)にネジ材34nにより複数箇所で固定される。
次に、バンパーカバー40が車両ボディ10にセットされる。即ち、バンパーカバー40の上端縁が、図2に示すように、バンパーサポート17によってサイメンアウタパネル26に取付けられる。この状態で、図4、図5に示すように、バンパーシール34のバンパー側端縁34xに形成された係合爪342がバンパーカバー40のホイールアーチ部43の係合用開口432に通されることで、係合爪342と係合用開口432とが係合するようになる。
これにより、図4に示すように、バンパーカバー40のホイールアーチ部43がバンパーシール34の段差部341によって裏側から支えられた状態で、バンパーカバー40のホイールアーチ部43とバンパーシール34のバンパー側端縁34xとが連結される。即ち、バンパーカバー40のホイールアーチ部43がバンパーシール34の段差部341によって裏側から支えられることで、そのホイールアーチ部43がサイメンアウタパネル26のバンパー内側部26dに対して接近する方向に変形し難くなる。また、バンパーシール34のバンパー側端縁34xが係合爪342と係合用開口432とを介してバンパーカバー40に支えられるため、バンパーシール34が車両前後方向に変形し難くなる。
次に、ホイールアーチモール50の縦壁部51の連結クリップ55が、図3に示すように、サイメンアウタパネル26のホイールアーチ部260の被連結穴261に押し込まれる。これにより、ホイールアーチモール50の縦壁部51がサイメンアウタパネル26のホイールアーチ部260に取付けられる。また、ホイールアーチモール50の縦壁部51の連結クリップ55が、図4に示すように、バンパーカバー40のホイールアーチ部43の被連結穴433に押し込まれる。これにより、ホイールアーチモール50の縦壁部51がバンパーカバー40のホイールアーチ部43に取付けられる。
このとき、上記したように、バンパーカバー40がバンパーシール34によって裏側から支えられているため、ホイールアーチモール50の連結クリップ55をバンパーカバー40の被連結穴433に押し込む際、バンパーカバー40が押し込み方向に変形し難くなる。このため、ホイールアーチモール50の連結クリップ55をバンパーカバー40の被連結穴433に効率的に押し込めるようになる。
次に、図2、図4に示すように、ホイールアーチモール50の横壁部52の連結穴52hとバンパーシール34の被連結穴343に車輪収納部内クリップ56が押し込まれる。これにより、ホイールアーチモール50の横壁部52が車輪収納部内クリップ56によってバンパーシール34に連結される。このとき、バンパーシール34のバンパー側端縁34xが係合爪342と係合用開口432とを介してバンパーカバー40に支えられているため、バンパーシール34が後方向に変形し難くなる。このため、車輪収納部内クリップ56をホイールアーチモール50の連結穴52hとバンパーシール34の被連結穴343とに効率的に押し込めるようになる。そして、上記したようにホイールアーチモール50が取付けられることで、バンパーシール34のバンパー側端縁34xとバンパーカバー40のホイールアーチ部43との係合部分(係合爪342、係合用開口432)がホイールアーチモール50によって覆われるようになる。
<本実施形態における用語と本発明における用語との対応について>
本実施形態におけるホイールアーチモール50が本発明の外装材に相当し、バンパーシール34が本発明の第1の可撓性部材に相当し、バンパーカバー40が第2の可撓性部材に相当する。また、ホイールアーチモール50の横壁部52の連結穴52hが本発明の外装材の連結部に相当し、バンパーシール34のバンパー側端縁34xの被連結穴343が第1の可撓性部材の端縁に形成された被連結部に相当し、車輪収納部内クリップ56が本発明の連結部材に相当する。さらに、ホイールアーチモール50の連結クリップ55が本発明(追加発明)の外装材の別の連結部、及び連結部材に相当し、バンパーカバー40のホイールアーチ部43の被連結穴433が本発明の第2の可撓性部材の端縁の被連結部に相当する。
<本実施形態に係る車両のホイールハウス構造の長所について>
本実施形態に係る車両のホイールハウス構造によると、バンパーシール34(第1の可撓性部材)のバンパー側端縁34x(端縁)がバンパーカバー40のホイールアーチ部43(端縁)により支えられている。このため、車輪収納部内クリップ56(連結部材)により、ホイールアーチモール50(外装材)の連結穴52h(連結部)とバンパーシール34の被連結穴343とを連結する際、ホイールアーチモール50をバンパーシール34に対して連結方向に押圧しても、バンパーシール34がバンパーカバー40に支えられて、変形し難くなる。即ち、ホイールアーチモール50の連結穴52hとバンパーシール34の被連結穴343とを連結する際、バンパーシール34が車輪収納部内クリップ56の押圧力を受けても、バンパーシール34が変形により変位することがなくなり、連結作業の効率が向上する。また、バンパーシール34の働きでバンパーカバー40もホイールアーチモール50の連結クリップ55の押圧方向に変形し難くなる。
<変更例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、図4、図5に示すように、バンパーシール34(第1の可撓性部材)における被連結穴343(被連結部)の近傍(バンパー側端縁34x)とバンパーカバー40のホイールアーチ部43(第2の可撓性部材)とを係合爪342と係合用開口432により係合させる例を示した。しかし、図7、図8に示すように、係合フック345と係合用切欠435を利用してバンパーシール34とバンパーカバー40のホイールアーチ部43とを係合させる構成でも可能である。
即ち、バンパーシール34のバンパー側端縁34xには、段差部341と平行に係合フック345が突出形成されている。そして、バンパーシール34の段差部341と係合フック345の隙間がバンパーカバー40(ホイールアーチ部43)の端縁43tの肉厚寸法とほぼ等しい寸法に設定されている。また、バンパーカバー40(ホイールアーチ部43)の端縁43tには、バンパーシール34の係合フック345に対応する位置に、その係合フック345の幅寸法(上下寸法)に等しい幅寸法の係合用切欠435が形成されている。これにより、バンパーカバー40の端縁43tをバンパーシール34の段差部341と係合フック345の隙間に挿入し、係合フック345と係合用切欠435とを係合させることで、バンパーカバー40とバンパーシール34とを連結できるようになる。
また、本実施形態では、バンパーシール34とリヤライナー32とを別部品にする例を示したが、バンパーシール34とリヤライナー32とを一体化することも可能である。なお、バンパーシール34とリヤライナー32とを一体化した場合、その一体化部品が本発明の第1の可撓性部材に相当する。さらに、本実施形態では、リヤホイールハウスHに本発明を適用する例を示したが、フロントホイールハウスに本発明を適用することも可能である。
10・・・・車両ボディ
H・・・・・ホイールハウス(リヤホイールハウス)
Ht・・・・車輪収納部
20・・・・ホイールハウス本体部
32・・・・リヤライナー
34・・・・バンパーシール(第1の可撓性部材)
34x・・・バンパー側端縁(第1の可撓性部材の端縁)
342・・・係合爪
343・・・被連結穴(被連結部)
345・・・係合フック
40・・・・バンパーカバー(第2の可撓性部材)
43・・・・ホイールアーチ部(第2の可撓性部材の端縁)
432・・・係合用開口
433・・・被連結穴(被連結部)
435・・・係合用切欠
50・・・・ホイールアーチモール(外装材)
51・・・・縦壁部
52・・・・横壁部
52h・・・連結穴(連結部)
55・・・・連結クリップ(別の連結部及び連結部材)
56・・・・車輪収納部内クリップ(連結部材)

Claims (3)

  1. 車両ボディを構成しており、車輪収納部を備えるホイールハウス本体部と、前記車輪収納部の内側から前記ホイールハウス本体部を覆う第1の可撓性部材と、前記ホイールハウス本体部の車幅方向外側を覆う第2の可撓性部材と、前記第1の可撓性部材の端縁と第2の可撓性部材の端縁とをホイールアーチに沿って覆う外装材とを備える車両のホイールハウス構造であって、
    前記外装材の連結部と、前記第1の可撓性部材の端縁に形成された被連結部とが連結部材によって連結される構成であり、
    前記連結部材は、前記外装材の連結部と前記第1の可撓性部材の被連結部とを連結する際、前記外装材を前記第1の可撓性部材に対して連結方向に押圧する構成であり、
    前記連結部材の押圧で前記外装材が前記第1の可撓性部材の端縁に押し込まれたときに、前記第1の可撓性部材の端縁連結方向に移動するのが前記第2の可撓性部材によって阻止されるように、前記第1の可撓性部材の端縁が前記第2の可撓性部材の端縁に係合している車両のホイールハウス構造。
  2. 請求項1に記載の車両のホイールハウス構造であって、
    前記第1の可撓性部材の端縁と前記第2の可撓性部材の端縁との係合は、係合爪と、その係合爪が差し込まれる係合用開口、あるいは、係合フックと、その係合フックが掛けられる係合用切欠とにより行われる車両のホイールハウス構造。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両のホイールハウス構造であって、
    前記第2の可撓性部材はバンパーカバーであり、前記第1の可撓性部材は前記バンパーカバーと車両ボディ間の隙間を塞ぐ部材である車両のホイールハウス構造。
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