JP7378324B2 - 燃料電池セル構造 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池セル構造に関する。
燃料電池セル構造に関連する従来の技術として、特許文献1は、アノードとカソードとの間に固体電解質を配置し、アノードに燃料ガスを供給し、カソードに空気を供給することで発電する燃料電池のセルが記載されている。
この特許文献1では、アノードにおいて直線的に燃料ガスを流し、カソードでは、アノードにおいて直線的に流れる燃料ガスに対して横切る方向に空気を流すように空気の流動方向が設定されている。更に、このカソードでは2つのガス入口から空気を供給するように構成されている。
特許文献2は、燃料ガスの流路と酸化剤ガスの流路とが、セルの積層方向視で交差するクロスフロー型の燃料電池が記載されている。この燃料電池では、酸化剤ガスの流出口の図心が、燃料ガス流入口の図心に近い位置に配置されている。
特許文献3は、円形あるいは多角形のセルを用いたスタックを有し、スタックがセル中央近くにガスを排出するためのガス吐出孔を形成した燃料電池が記載されている。
この特許文献3では、空気極集電体に隣接するスタックのガス吐出口から空気(酸化剤ガス)を送り出し、燃料極集電体に隣接するスタックのガス吐出口から燃料ガスを送り出すように構成されている。
特開2002-141081号公報 特開2016-194995号公報 特開2009-245626号公報
燃料ガスと酸化剤ガスとの化学反応により発電する燃料電池では、発電時に発熱し、セルにおける温度分布に偏りを招くこともあった。この課題を解決するため、特許文献1では、燃料ガスの流れと、酸化剤ガスの流れの方向の設定により温度分布の偏りの改善を図っている。しかしながら、この特許文献1の構成でも温度分布の偏りは充分に解消されないものである。
また、特許文献2では、セルの積層方向で燃料ガスと酸化剤ガスとが交差する位置をセルの中央から外れる位置に設定することで温度分布の偏り改善を図っている。しかしながら、この特許文献2の構成でも温度分布の偏りは充分に解消されず、熱応力の対策に改善の余地を残すものであった。
更に、特許文献3では発電セルと、セパレータ等とを円形にすることで燃料電池の全体形状を円柱状にすると共に、セパレータの中心から外れた位置の温度上昇を抑制するものである。この特許文献3の構成では温度分布の偏りを改善するものであるが、燃料電池全体が円柱状となりコンパクト性が損なわれるものであった。また、この特許文献3の構成は、セル中央までの流路が必要になるため、セパレータの厚さが大きくなると考えられ、コンパクト性が損なわれる設計となりうるものである。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、燃料電池セルの発電部の積層方向に沿う方向視における温度分布の均一化が可能で、コンパクト性も維持できる燃料電池セル構造を得る点にある。
本発明に係る燃料電池セル構造の特徴構成は、電解質層と、この電解質層を挟む位置に、燃料ガスが供給されるアノードと、酸化剤ガスが供給されるカソードとを積層した発電部を有するセルを備え、前記セルが、燃料ガスをアノードガス供給口から前記アノードに供給し、この後にアノードオフガス排出口から排出し、酸化剤ガスをカソードガス供給口から前記カソードに供給し、この後にカソードオフガス排出口から排出する流路構造を有している燃料電池セル構造であって、
前記セルが矩形の板状であり、前記発電部の積層方向に沿う方向視において、前記セルの外周を取り囲む領域に4つの外縁辺部を配置し、4つの前記外縁辺部の内側には、前記アノードに接するアノード側空間と、前記カソードに接するカソード側空間とが形成され、
前記積層方向に沿う方向視において、前記アノードガス供給口が、前記アノード側空間に連通する状態で、前記アノード側空間を形成する4つの前記外縁辺部のうち、対向する位置関係にある2つの前記外縁辺部の夫々に形成され、前記アノードオフガス排出口が、前記アノード側空間に連通する状態で、対向する位置関係にある他の2つの前記外縁辺部の夫々に形成され、
前記積層方向に沿う方向視において、前記カソードガス供給口が、前記カソード側空間に連通する状態で、前記カソード側空間を形成する4つの前記外縁辺部のうち、対向する位置関係にある2つの前記外縁辺部の夫々に形成され、前記カソードオフガス排出口が、前記カソード側空間に連通する状態で、対向する位置関係にある他の2つの前記外縁辺部の夫々に形成され
前記積層方向に沿う方向視において、前記アノードガス供給口と前記カソードガス供給口とが重なり合う位置に配置され、
前記積層方向に沿う方向視において、前記アノードオフガス排出口と前記カソードオフガス排出口とが重なり合う位置に配置されている点にある。
この特徴構成によると、セルのうち、燃料ガスが供給されるアノードについては、外周を取り囲む4つの外縁辺部のうち、対向する位置関係の2つの外縁辺部に形成されたアノードガス供給口からアノード側空間に燃料ガスを供給し、外周を取り囲む4つの外縁辺部のうち、他の2つの外縁辺部に形成されたアノードオフガス排出口からアノード側空間のアノードオフガスを排出できる。また、セルのうち、酸化剤ガスが供給されるカソードについては、外周を取り囲む4つの外縁辺部のうち、対向する位置関係の2つの外縁辺部に形成されたカソードガス供給口からカソード側空間に酸化剤ガスを供給し、他の2つの外縁辺部に形成されたカソードオフガス排出口からカソード側空間のカソードオフガスを排出できる。
つまり、この構成では、アノードと、カソードとの何れにおいても対向する位置関係にある2つの外縁辺部から互いに向かい合う方向にガスが供給され、この供給方向と直交する方向にオフガスを排出することが可能となる。発電部では、反応領域は燃料濃度に依存するため、反応分布の緩和のためには濃度が高くなるアノードガス供給口同士をできるだけ離間して配置することが望ましく、本構成によると、アノードガス供給口同士を充分に離間させる配置を実現している。
従って、発電部の積層方向に沿う方向視におけるセルの温度分布の均一化が可能で、コンパクト性も維持できる燃料電池セル構造が構成された。また、この構成によると、熱応力によるセルの破損を抑制できる。
本発明に係る燃料電池セル構造の更なる特徴構成は、前記セルが、前記積層方向に沿う方向視において、正方形であり、
前記積層方向に沿う方向視において、2つの前記アノードガス供給口と、2つの前記カソードガス供給口とが、前記外縁辺部の長さ方向での中央位置で重なり合う位置に配置され、
前記積層方向に沿う方向視において、2つの前記アノードオフガス排出口と、2つの前記カソードオフガス排出口とが、前記外縁辺部の長さ方向での中央位置で重なり合う位置に配置される点にある。
これによると、積層方向に沿う方向視において正方形となるセルの4つの外縁辺部の中央に、2つのアノードガス供給口と2つのアノードオフガス排出口とを配置し、2つのカソードガス供給口と2つのカソードオフガス排出口を配置するため、ガスの流れの偏りを抑制し、セルの温度を一層良好に均一化できる。
つまり、2つのアノードガス供給口を外縁辺部の中央から外れた位置に配置すると、2つのアノードガス供給口のうちの少なくとも1つのアノードガス供給口が、2つのアノードオフガス排出口のいずれかに近くなるため、未反応の燃料ガスが短絡してアノードオフガス排出口から排出される不都合を招く虞がある。一方、本構成では2つのアノードガス供給口から供給された燃料ガスの夫々は発電反応に利用された後、アノードオフガスとして2つのアノードオフガス排出口に均等に導かれ均等に排出されやすくなる。これらにより、積層方向に沿う方向視で燃料ガスが均一に行き亘りやすくなり、しかも、燃料ガスが未反応のまま排出されることを抑制することができ、ガスの流れに偏りが生じにくくなる。ガスの流れに偏りが生じにくくなる点は、酸化剤ガス及びカソードオフガスの場合も同様である。従って、燃料利用率の低下を抑制できるとともに、ガスの流れの偏りを抑制し、セルの温度を一層良好に均一化できる。
また、セルでは反応が多く生ずる箇所で発熱が大きくなるため、アノードガス供給口と、カソードガス供給口とを同じ位置(積層方向で重なり合う位置)に配置することで、酸化剤ガスで冷却を行え、セルの面における温度分布の均一化を図ることも可能となり、セルの温度上昇を良好に抑制できる。
本発明に係る燃料電池セル構造の更なる特徴構成は、前記セルが、前記積層方向に沿う方向視において長方形であり、
前記積層方向に沿う方向視において、複数の前記アノードガス供給口又は複数の前記アノードオフガス排出口が、前記セルの外周を取り囲む領域の4つの前記外縁辺部のうち長辺となる2つの前記外縁辺部に形成され、複数の前記アノードガス供給口又は複数の前記アノードオフガス排出口の夫々は、長辺となる前記外縁辺部の長さに対して等間隔となる位置に配置され、
前記積層方向に沿う方向視において、複数の前記カソードガス供給口又は複数の前記カソードオフガス排出口が、前記セルの外周を取り囲む領域の4つの前記外縁辺部のうち長辺となる2つの前記外縁辺部に形成され、複数の前記カソードガス供給口又は複数の前記カソードオフガス排出口の夫々は、長辺となる前記外縁辺部の長さに対して等間隔となる位置に配置され、
前記積層方向に沿う方向視において、前記アノードガス供給口と、前記カソードガス供給口とが重なり合う位置に配置され、前記アノードオフガス排出口と、前記カソードオフガス排出口とが重なり合う位置に配置されている点にある。
これによると、積層方向に沿う方向視で長方形となるセルの4つの外縁辺部のうち長辺となる外縁辺部に複数の供給口を形成したものでは、複数の供給口からガスを供給し、長辺となる外縁辺部の複数の排出口を形成したものでは、複数の排出口からオフガスを排出することが可能となる。この構成では、4つの外縁辺部のうち短辺となる2つの外縁辺部の夫々に各々に対しても排出口、又は、供給口が形成されるため、4つの外縁辺部に対して供給口と排出口とが合わせて6つ以上形成することも可能となる。
また、例えば、積層方向に沿う方向視において長方形となるセルの4つの外縁辺部のうち長辺となる外縁辺部に複数のアノードガス供給口を形成し、且つ、複数のアノードガス供給口の夫々が、長辺となる外縁辺部の長さに対して等間隔となる位置に配置されたものでは、複数のアノードガス供給口から供給された燃料ガスの夫々は、積層方向に沿う方向視で均一に行き亘りやすくなる。しかも、複数のアノードガス供給口のうちアノードオフガス排出口に近い側の2つのアノードガス供給口とアノードオフガス排出口との間隔は同等程度になっているので、これら2つのアノードガス供給口からの燃料ガスは発電反応に利用された後、隣接するアノードオフガス排出口に均等に導かれ均等に排出されやすくなる。これらにより、積層方向に沿う方向視で燃料ガスが均一に行き亘りやすくなり、しかも、燃料ガスが未反応のまま排出されることを抑制することができ、ガスの流れに偏りが生じにくくなる。
また、セルでは反応が多く生ずる箇所で発熱が大きくなるため、アノードガス供給口と、カソードガス供給口とを同じ位置(積層方向で重なり合う位置)に配置することで、酸化剤ガスで冷却を行え、セルの面における温度分布の均一化を図ることも可能となり、セルの温度上昇を良好に抑制できる。
燃料電池の斜視図である。 燃料電池の分解斜視図である。 アノード側から見たセルの斜視図である。 カソード側から見たセルの斜視図である。 セルの断面図である。 図5のVI-VI線矢視図である。 図5のVII-VII線断面図である。 セルの温度分布を示す図である。 セルの電流分布を示す図である。 実施形態と比較例とのシミュレーションの結果を一覧化した図である。 別実施形態(a)の供給口と排出口との配置を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔燃料電池〕
図1、図2に示すように、上端に保持プレート1を配置し、この下側に集電板2を配置し、下端に保持プレート1を配置し、この上側に集電板2を配置し、上下の集電板2の間に、複数のセパレータ3と、複数の燃料電池セルC(以下、セルCと略称する)とを交互に挟んだセルスタックを配置し、これらをボルト4で締結して固体酸化物形燃料電池(以下、燃料電池と称することがある)Aが構成されている。
燃料電池Aは、セルスタックが、一対の保持プレート1と、導電性の材料で成る一対の集電板2と、導電性の材料で成る複数のセパレータ3と、板状の複数のセルC(燃料電池セル)とが、セルCの積層方向(後述する発電部Eの積層方向と一致する)に沿う方向視で正方形(矩形の一例)に成形されている。また、この燃料電池Aでは、ボルト4にナット5が螺合することで積層状態を維持している。
この燃料電池Aは、複数のセルCに対してアノードガスAGa(燃料ガスの一例)を供給する一対のアノードガス供給管6と、アノードオフガスAGbを排出するアノードオフガス排出管7と、カソードガスCGa(酸化剤ガスの一例:空気)を供給する一対のカソードガス供給管8と、カソードオフガスCGbを排出するカソードオフガス排出管9とを上端の保持プレート1に備えている。
尚、この燃料電池Aは、必ずしも図1に示すように積層方向を上下方向にして使用する必要はなく、積層方向を横向きにして使用することも可能である。また、アノードガスAGaは、水素を主成分にするものを想定しているが、例えば、炭化水素系のガスを改質した改質ガスでも良く、カソードガスCGaとして酸素ガスを用いても良い。
〔セル〕
図5に示すように、セルCは、固体電解質層10(電解質層の一例)と、この固体電解質層10を挟む位置に、アノードガスAGaが供給されるアノード11と、カソードガスCGaが供給されるカソード12とを積層した発電部Eを備えている。図3、図6に示すように、セルCは、発電部Eを正方形の一対の枠体13で挟み込んだ構造を有している。この枠体13は、4つの辺に対応する4つの外縁辺部13Fを有しており、セルCは、セルCの外周となる領域が枠体13で取り囲まれる。
前述したように、枠体13は4つの外縁辺部13Fを有しており、4つの外縁辺部13Fの内側でアノード11に接する領域にアノード側空間Saが形成され、4つの外縁辺部13Fの内側でカソード12に接する領域にカソード側空間Scが形成されている。
枠体13は金属や導電性の樹脂等の材料で形成され、外縁辺部13Fの4つの角部にボルト4が挿通する貫通孔13aが形成されている。また、図3、図4に示すように、枠体13の4つの外縁辺部13Fのうち対向する2つの外縁辺部13Fには、アノードガス供給孔16と、カソードガス供給孔18とが形成され、他の対向する2つの外縁辺部13Fには、アノードオフガス排出孔17と、カソードオフガス排出孔19とが形成されている。
枠体13が導電性の材料で構成される理由は、発電部Eで発電された電流を、枠体13に接触するセパレータ3、及び、集電板2に対して伝えるための構成であるが、この構成に代えて、例えばアノード11の表面から枠体13のアノード側の表面に亘る領域と、カソード12の表面から枠体13のカソード側の表面に亘る領域とに対し、金属等の導電材料で成る通電体を備えても良い。このように通電体を備えることにより、枠体13に絶縁性の材料を用いても発電部Eの電流をセパレータ3、及び、集電板2に伝えることが可能となる。
〔セル:流路構造〕
図3、図6に示すように、アノード11に接する(アノード側空間Saを取り囲む)枠体13の4つの外縁辺部13Fのうち、対向する位置関係にある2つの外縁辺部13Fに対し、アノードガス供給孔16のアノードガスAGaをアノード11に供給するアノードガス供給口Asが形成されている。また、他の2つの外縁辺部13Fに対し、アノードオフガス排出孔17にアノードオフガスAGbを送り出すアノードオフガス排出口Adが形成されている。
特に、アノードガス供給口Asは、セルCの積層方向(発電部Eの積層方向と一致する)に沿う方向視において外縁辺部13Fの辺の長さ方向での中央位置に配置されている。これと同様にアノードオフガス排出口Adも外縁辺部13Fの辺の長さ方向での中央位置に配置されている。尚、この中央位置は、セルCの積層方向に沿う方向視において枠体13の内側に露出するアノード11の4つの辺の長さの1/2に一致する。
図4、図7に示すように、カソード12に接する(カソード側空間Scを取り囲む)枠体13の4つの外縁辺部13Fのうち、対向する位置関係にある2つの外縁辺部13Fに対し、カソードガス供給孔18のカソードガスCGaをカソード12に供給するカソードガス供給口Csが形成されている。また、他の2つの外縁辺部13Fに対し、カソードオフガス排出孔19にカソードオフガスCGbを送り出すカソードオフガス排出口Cdが形成されている。
特に、カソードガス供給口Csは、セルCの積層方向(発電部Eの積層方向と一致する)に沿う方向視において外縁辺部13Fの辺の長さ方向での中央位置に配置されている。これと同様にカソードオフガス排出口Cdも外縁辺部13Fの辺の長さ方向での中央位置に配置されている。尚、この中央位置は、積層方向に沿う方向視において枠体13の内側に露出するカソード12の4つの辺の長さの1/2に一致する。
尚、アノードガス供給口Asとカソードガス供給口Csとが発電部Eを挟んで表裏となる位置関係で形成され、これと同様に、アノードオフガス排出口Adとカソードオフガス排出口Cdが発電部Eを挟んで表裏となる位置関係で形成される。
〔ガスの流れ〕
このような流路構造を有しているため、セルCの積層方向に沿う方向視においてアノードガス供給口Asと、カソードガス供給口Csとが重なり合う位置関係となり、アノードオフガス排出口Adと、カソードオフガス排出口Cdとが重なり合う位置関係となる。
これにより、一対のアノードガス供給口Asからアノード11に対してアノードガスAGaを供給した場合には、図6に示すように、一対のアノード側供給流路F1に沿って互いに対向する方向にアノードガスAGaが流れ、この後に、一対のアノード側排出流路F2に沿って互いに逆向きにアノードオフガスAGbが流れ、アノードオフガス排出口Adから排出される。
これと同様に、一対のカソードガス供給口Csからカソード12に対してカソードガスCGaを供給した場合には、図7に示すように、一対のカソード側供給流路F3に沿って互いに対向する方向にカソードガスCGaが流れ、この後に、一対のカソード側排出流路F4に沿って互いに逆向きにカソードオフガスCGbが流れ、カソードオフガス排出口Cdから排出される。
セルCの発電部Eは、アノードガスAGaとカソードガスCGaとが供給されることで発電を行うものであり、図6、図7に示すように、一対のアノードガス供給口AsからアノードガスAGaを互いに対向する方向に供給し、これと同時に一対のカソードガス供給口CsからカソードガスCGaを互いに対向する方向に供給するため、アノードガスAGaとカソードガスCGaとは必ずセルCの中央部に達する。
この後に、発電部Eの中央部において、アノードガスAGaとカソードガスCGaとは両側部に折れ曲がるように流れ、アノードオフガス排出口Adとカソードオフガス排出口Cdから排出される。このことは、例えば、アノードガス供給口Asから供給されたアノードガスAGaが、アノードオフガス排出口Adに対して短絡的に流れる不都合や、カソードガス供給口Csから供給されたカソードガスCGaがカソードオフガス排出口Cdに対して短絡的に流れる不都合を解消し効率的な発電を実現する。
特に、発電部Eでは、発電に伴い熱が発生し、このように発生する熱に伴う温度分布のシミュレーション結果を図8に示し、発電部Eにおける電流分布のシミュレーション結果を図9に示している。なお、シミュレーションソフトは、ANSYS FLUENT を用いた。
また、このようなシミュレーションでは、1枚のセルCを対象として、下のような条件を設定している。なお、セルCは、10cm×10cmの正方形、アノード側空間Sa(厚さ0.5mmの多孔質体と仮定(空隙率0.8))、アノード11(厚さ0.8mmの多孔質体(空隙率0.3))、固体電解質層10(厚さ10μm)、カソード12(厚さ0.2mmの多孔質体(空隙率0.3))、カソード側空間Sc(厚さ0.5mmの多孔質体と仮定(空隙率0.8))として設定した。
・ガス流量 燃料:5.4×10-7(kg/s)
空気:5.0×10-5(kg/s)
・ガス組成 燃料(燃料ガス):H 97%、HO 3%
空気(酸化剤ガス):O 21%、N:79%
・ガス入口温度 燃料600℃、空気:500℃
・定電流条件 (200mA/cm
・セル周囲は断熱条件
・アノードガス供給口 対向する2つの外縁辺部13Fのそれぞれの中央に配置(開口径1cm)
・カソードガス供給口 対向する2つの外縁辺部13Fのそれぞれの中央に配置(開口径1cm)
・計算時のメッシュサイズ 0.05~0.1mm程度
更に、図10には、ガス入口温度(供給口の温度)、ガス入口濃度(供給口の濃度)、電流を上記と同様に一定として、実施形態(図10では実施例)、コフロー、カウンターフロー、クロスフローの3種類についてシミュレーションを行い、シミュレーションの結果を一覧化して示している。
尚、コフローは、積層方向視で正方形となるセルCにおいて、アノード側空間Saを取り囲む4つの外縁辺部13Fの一つの中央位置にアノードガス供給口Asを形成し、対向する位置の外縁辺部13Fの中央位置にアノードオフガス排出口Adを形成している。また、カソード側空間Scを取り囲む位置の4つの外縁辺部13Fで、且つ、積層方向に沿う方向視でアノードガス供給口Asに重なり合う位置にカソードガス供給口Csを形成し、対向する位置の外縁辺部13Fで、且つ、積層方向でアノードオフガス排出口Adと重複する位置にカソードオフガス排出口Cdを形成している。
つまり、このコフローでは、アノード側空間Saと、カソード側空間Scとの各々に1つの供給口と1つの排出口とを形成し、積層方向に沿う方向視で単一のアノードガスAGaと、単一のカソードガスCGaとが重なり合う位置で同じ方向へ直線的に流れるものを想定している。
また、カウンターフローは、前述したコフローと類似するものであり、アノード側空間Saとカソード側空間Scとの一方の供給口と排出口との配置を逆にすることで、アノード側空間Saと、カソード側空間Scとの各々に1つの供給口と1つの排出口とを形成し、積層方向に沿う方向視でアノードガスAGaと、カソードガスCGaとが重なり合う位置で逆方向に直線的に流れるものを想定している。
また、クロスフローは、アノード側空間Saに流れるアノードガスAGaと、カソード側空間Scに流れるカソードガスCGaとが平面視で直交するように、各々の供給口と排出口とを設定したものを想定している。
つまり、前述したコフロー、カウンターフローと同様にアノード側空間Saを取り囲む4つの外縁辺部13Fの一つの中央位置にアノードガス供給口Asを形成し、対向する位置の外縁辺部13Fの中央位置にアノードオフガス排出口Adを形成するものであるが、カソード側空間Scを取り囲む位置の4つの外縁辺部13Fのうち、積層方向視においてアノードガス供給口Asとアノードオフガス排出口Adとに隣接する外縁辺部13Fにカソードオフガス排出口Cdを形成している。
図10の実施例では、
・セル電圧〔mV〕 :628
・最高温度〔℃〕 :793.1
・最低温度〔℃〕 :773.5
・温度差〔最高-最低〕〔℃〕 : 19.6
・平均温度〔℃〕 :789.2
・温度分布 標準偏差〔℃〕 : 3.49
・電流密度分布 標準偏差〔mA/cm〕 :17.9
の値を得ている。
このように一覧化した比較例は、電圧と、平均温度(固体電解質部の平均温度)とは、実施例と差異は見られず、温度差に着目すると、実施例では、比較例と比べて、最高温度は低く、最低温度は高くなり、セルCの面内の温度差が大幅に小さくなっていることが分かる。また、温度分布のばらつきを表す標準偏差も比較例で最小のカウンターフロー(8.74℃)よりも小さくなり、温度分布が改善されたことがわかる。電流密度分布のばらつきを表す標準偏差は、カウンターフローと同等、コフロー、カウンターフローより大幅に小さく、ばらつきが改善されたことが分かる。セルの最高温度に着目すると、比較例よりも最高温度を低減できたことから、規定の最高温度に達するまでセル温度をさらに上げることが可能であり、それによってさらなる性能向上も可能と考えられる。また、SOFCの劣化は、温度、電流に依存することが知られている。分布のばらつきが大きいセルでは、局所的な劣化が進行しやすくなり、それに伴い経年的に温度/電流分布が大きく変化すると考えられる。そのため、システムとしてのセルスタックの運転制御(冷却等)が難しくなることが懸念される。一方、実施例のように、初期から分布が均一に近いセルスタックであれば、劣化後の運転制御も容易になるという効果も期待できる。
図8では、温度分布を温度T1が最も低温であり、温度T5が最も高温となるようにT1~T5の符号を付した5つの領域に分けて示している。
このように温度分布が現れる理由として、セルCではアノード側供給流路F1とカソード側供給流路F3とに対してガスが継続的に供給されるため、発生した熱を主にカソードガスCGaが奪い、結果として、アノードガス供給口Asと、カソードガス供給口Csに近い位置ほど温度上昇を抑制することが考えられる。
特に、図8に示す温度分布は、同図において左右対称となる形であるため、セルCに作用する熱応力をバランスさせ、セルCや発電部Eが大きく変形することや、熱応力による破損を抑制する。
また、発電時におけるセルCの発電部Eの電流分布を図9に示している。同図では、電流分布を、電流E1が最も低電流であり、電流E5が最も高電流となるようにE1~E5の符号を付した5つの領域に分けて示している。
図9に示すように、電流分布において最も高電流となる電流E5の領域が最も高温となるべき構成であるが、前述したように常温のガスが継続的に供給されることにより温度上昇を良好に抑制していることを示している。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(a)図11に示すように、セルCを、セルCの積層方向に沿う方向視において長方形に成形し、4つの外縁辺部13Fのうち長辺となる一対の外縁辺部13Fに対し、この外縁辺部13Fを三等分する位置に等間隔で2つのアノードガス供給口Asと、2つのカソードガス供給口Csとを重なり合う位置に形成している。また、4つの外縁辺部13Fのうち短辺となる一対の外縁辺部13Fの中央位置にアノードオフガス排出口Adと、カソードオフガス排出口Cdとを重なり合う位置に形成する。
この別実施形態(a)のようにセルCが長方形であっても、ガスの供給口の数を増大させることにより、セルCにおける発電効率を低下させず、また、セルCの温度分布を不均衡にすることなく温度上昇の抑制を可能にする。
この別実施形態(a)では、4つの外縁辺部13Fのうち長辺となる一対の外縁辺部13Fに対して2つのアノードオフガス排出口Adと、2つのカソードオフガス排出口Cdとを重なり合う位置に形成し、4つの外縁辺部13Fのうち短辺となる一対の外縁辺部13Fにアノードガス供給口Asとカソードガス供給口Csとを重なり合う位置に形成することも考えられる。
また、この別実施形態(a)の変形例として4つの外縁辺部13Fのうち長辺となる一対の外縁辺部13Fに3以上の供給口を形成することや、3つ以上の排出口を形成することも考えられる。
(b)実施形態に記載した枠体13の構造に変えて、この枠体13を、セパレータ3と一体的に形成する。この別実施形態(b)では、セパレータ3のうち、アノード11に対向する位置に配置されるものに、一体的に枠体13を形成し、この枠体13にアノードガス供給口Asとアノードオフガス排出口Adとを形成することになる。これと同様に、セパレータ3のうち、カソード12に対向する位置に配置されるものに、一体的に枠体13を形成し、この枠体13にカソードガス供給口Csとカソードオフガス排出口Cdとを形成することになる。
尚、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、燃料電池セル構造に利用することができる。
10 固体電解質層(電解質層)
11 アノード
12 カソード
13F 外縁辺部
As アノードガス供給口
Ad アノードオフガス排出口
Cs カソードガス供給口
Cd カソードオフガス排出口
AGa アノードガス(燃料ガス)
CGa カソードガス(酸化剤ガス)
C セル(燃料電池セル)
E 発電部
Sa アノード側空間
Sc カソード側空間

Claims (3)

  1. 電解質層と、この電解質層を挟む位置に、燃料ガスが供給されるアノードと、酸化剤ガスが供給されるカソードとを積層した発電部を有するセルを備え、
    前記セルが、燃料ガスをアノードガス供給口から前記アノードに供給し、この後にアノードオフガス排出口から排出し、酸化剤ガスをカソードガス供給口から前記カソードに供給し、この後にカソードオフガス排出口から排出する流路構造を有している燃料電池セル構造であって、
    前記セルが矩形の板状であり、前記発電部の積層方向に沿う方向視において、前記セルの外周を取り囲む領域に4つの外縁辺部を配置し、4つの前記外縁辺部の内側には、前記アノードに接するアノード側空間と、前記カソードに接するカソード側空間とが形成され、
    前記積層方向に沿う方向視において、前記アノードガス供給口が、前記アノード側空間に連通する状態で、前記アノード側空間を形成する4つの前記外縁辺部のうち、対向する位置関係にある2つの前記外縁辺部の夫々に形成され、前記アノードオフガス排出口が、前記アノード側空間に連通する状態で、対向する位置関係にある他の2つの前記外縁辺部の夫々に形成され、
    前記積層方向に沿う方向視において、前記カソードガス供給口が、前記カソード側空間に連通する状態で、前記カソード側空間を形成する4つの前記外縁辺部のうち、対向する位置関係にある2つの前記外縁辺部の夫々に形成され、前記カソードオフガス排出口が、前記カソード側空間に連通する状態で、対向する位置関係にある他の2つの前記外縁辺部の夫々に形成され
    前記積層方向に沿う方向視において、前記アノードガス供給口と前記カソードガス供給口とが重なり合う位置に配置され、
    前記積層方向に沿う方向視において、前記アノードオフガス排出口と前記カソードオフガス排出口とが重なり合う位置に配置されている燃料電池セル構造。
  2. 前記セルが、前記積層方向に沿う方向視において、正方形であり、
    前記積層方向に沿う方向視において、2つの前記アノードガス供給口と、2つの前記カソードガス供給口とが、前記外縁辺部の長さ方向での中央位置で重なり合う位置に配置され、
    前記積層方向に沿う方向視において、2つの前記アノードオフガス排出口と、2つの前記カソードオフガス排出口とが、前記外縁辺部の長さ方向での中央位置で重なり合う位置に配置されている請求項1に記載の燃料電池セル構造。
  3. 前記セルが、前記積層方向に沿う方向視において長方形であり、
    前記積層方向に沿う方向視において、複数の前記アノードガス供給口又は複数の前記アノードオフガス排出口が、前記セルの外周を取り囲む領域の4つの前記外縁辺部のうち長辺となる2つの前記外縁辺部に形成され、複数の前記アノードガス供給口又は複数の前記アノードオフガス排出口の夫々は、長辺となる前記外縁辺部の長さに対して等間隔となる位置に配置され、
    前記積層方向に沿う方向視において、複数の前記カソードガス供給口又は複数の前記カソードオフガス排出口が、前記セルの外周を取り囲む領域の4つの前記外縁辺部のうち長辺となる2つの前記外縁辺部に形成され、複数の前記カソードガス供給口又は複数の前記カソードオフガス排出口の夫々は、長辺となる前記外縁辺部の長さに対して等間隔となる位置に配置され、
    前記積層方向に沿う方向視において、前記アノードガス供給口と、前記カソードガス供給口とが重なり合う位置に配置され、前記アノードオフガス排出口と、前記カソードオフガス排出口とが重なり合う位置に配置されている請求項1に記載の燃料電池セル構造。
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