JP7376791B2 - 未加硫ゴムの密着性評価方法および装置 - Google Patents

未加硫ゴムの密着性評価方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、未加硫ゴムの密着性評価方法および装置に関し、さらに詳しくは、未加硫ゴムが繰り返し対象表面に接触する際の対象表面の状態に起因する密着性の経時変化を、簡便に効率的に把握できる未加硫ゴムの密着性評価方法および装置に関するものである。
空気入りタイヤ等のゴム製品は、未加硫ゴムにより形成された成形体を加硫することで製造される。ゴム製品を製造するには、未加硫ゴムの混練り、押出し、切断、搬送、ストックなどの様々な工程がある。そのため、未加硫ゴムは様々な部材や装置部品に接触する。未加硫ゴムは粘着力が高いので、対象表面に過度に密着して剥がれ難くなると作業性が低下する。一方で、対象表面に対する未加硫ゴムの密着性が弱くて滑り易い場合に、作業性が低下することもある。
ゴム製品の製造工程では、未加硫ゴムが同じ対象表面に対して繰り返し接触するため、対象表面に未加硫ゴムの成分が残存するなどによって表面状態が変化する。この表面状態の変化に起因して、対象表面に対する未加硫ゴムの密着性も経時変化する。この密着性の経時変化(バラつき)が作業性を低下させる一因になることもあるため、対象表面が過度に汚れた場合は、洗浄や交換をする必要がある。
未加硫ゴムの粘着力を測定する装置は種々提案されている(例えば、特許文献1~3参照)。これらの測定装置は、未加硫ゴムの粘着力を把握することを主眼にしているため、対象表面の状態に起因する未加硫ゴムの密着性の経時変化を把握することはできない。それ故、この密着性の経時変化を簡便に効率的に把握するには新たな工夫が必要になる。
特開2001-188036号公報 特開2009-210463号公報 特開2013-19776号公報
本発明の目的は、未加硫ゴムが繰り返し対象表面に接触する際の対象表面の状態に起因する密着性の経時変化を、簡便に効率的に把握できる未加硫ゴムの密着性評価方法および装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の未加硫ゴムの密着性評価方法は、ベース台の対象表面の所定エリアに未加硫ゴムの試験体を押圧した状態にした後で、前記試験体と前記ベース台の少なくとも一方を互いが離反する方向に移動させることにより、前記試験体の前記対象表面との接触面に対して一度に垂直方向の引張力を付与して前記試験体を前記所定エリアから剥離させる引張工程を、前記所定エリアの位置を変えずに同じエリアに設定して多数の前記試験体を用いて繰り返し行い、それぞれの前記試験体に対する前記引張工程後の前記所定エリアの表面状態を把握することを特徴とする。
本発明の未加硫ゴムの密着性評価装置は、対象表面を有するベース台と、前記対象表面の所定エリアに未加硫ゴムの試験体を押圧した状態にする加圧機構と、押圧した状態の前記試験体と前記ベース台の少なくとも一方を互いが離反する方向に移動させて、前記試験体の前記対象表面との接触面に対して一度に垂直方向の引張力を付与して前記試験体を前記所定エリアから剥離させる引張工程を行う引張機構と、前記所定エリアの表面状態を把握する表面把握手段と、前記試験体を所定の準備位置から前記所定エリアに相対移動させ、前記試験体を前記所定エリアから所定の保存位置に相対移動させる搬送機構とを備えて、前記引張工程が、前記所定エリアの位置を変えずに同じエリアで繰り返し行われる設定にして、多数の前記試験体それぞれに対する前記引張工程後の前記所定エリアの表面状態が前記表面把握手段により把握される構成にしたことを特徴とする。
本発明によれば、前記試験体の前記対象表面との接触面に対して一度に垂直方向の引張力を付与して前記試験体を前記所定エリアから剥離させる引張工程を、前記所定エリアの位置を変えずに同じエリアに設定して多数の前記試験体を用いて繰り返し行うことで、未加硫ゴムが繰り返し対象表面に接触する工程をバラつきなく安定して簡便に再現できる。そして、多数の前記試験体に対するそれぞれの前記引張工程後に、前記所定エリアの表面状態を把握することで、対象表面の状態に起因する未加硫ゴムの密着性の経時変化を効率的に把握できる。
本発明の密着性評価装置の実施形態を正面視で例示する説明図である。 図1の評価装置の一部を平面視で例示する説明図である。 準備位置のホルダに保持されている試験体を拡大して縦断面視で例示する説明図である。 試験体を準備位置のホルダからベース台に移動させる工程を正面視で例示する説明図である。 試験体を対象表面に対して押圧する押圧工程を縦断面視で例示する説明図である。 試験体に引張力を付与する引張工程を縦断面視で例示する説明図である。 引張工程後の対象表面の所定エリアの表面状態を把握する工程と、試験体を保存位置のホルダに移動させる工程を正面視で例示する説明図である。 保持アームを準備位置のホルダに移動させる工程を正面視で例示する説明図である。 対象表面の所定エリアの表面状態の経時変化を模式的に例示する説明図である。 対象表面の所定エリアの表面の汚れの堆積量の経時変化を例示するグラフ図である。 引張工程における試験体と対象表面との界面の破壊強度の経時変化を例示するグラフ図である。 密着性評価装置の別の実施形態の一部を縦断面視で例示する説明図である。 図12の試験体を対象表面に押圧する押圧工程を縦断面視で例示する説明図である。 図13の試験体に引張力を付与する引張工程を縦断面視で例示する説明図である。 試験体の挿入機構を例示する説明図である。 図15の挿入機構により筒状体に試験体を収容してセットした状態を例示する説明図である。 試験体の挿入機構の変形例を示す説明図である。 図17の挿入機構により筒状体に試験体を収容してセットした状態を例示する説明図である。
以下、本発明の未加硫ゴムの密着性評価方法および装置を、図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1、図2に例示する未加硫ゴムの密着性評価装置1(以下、評価装置1という)の実施形態は、ベース台8の平坦な対象表面8aの所定エリアで、未加硫ゴムからなる小片の試験体9を押圧する押圧工程が行われる。その後、試験体9を対象表面8aの所定エリアから剥離させる引張工程が行われる。そして、試験体9の引張工程後に対象表面8aの所定エリアに付着した汚れXの範囲や量などを取得して表面状態を把握する表面把握工程が行われる。この押圧工程、引張工程、表面把握工程は、所定エリアの位置を変えることなく、多数の試験体9を用いて繰り返し行われる。尚、図2には後述するアクチュエータ3、測定器6、加圧機構11、表面把握手段12などを省略して図示していない。
この評価装置1は、対象表面8aを有するベース台8と、未加硫ゴムからなる試験体9を対象表面8aの所定エリアに押圧する加圧機構11と、押圧されて対象表面8aに密着した試験体9に対して引張工程を行う引張機構2と、対象表面8aの所定エリアの表面状態を把握する表面把握手段12と、搬送機構4とを備えている。この実施形態では対象表面8aを基準表面として平坦な金属表面にしている。さらに評価装置1は、引張工程時に、試験体9と対象表面8a(所定エリア)との界面の破壊強度Fを測定する測定器6と制御部13と演算部14とを有している。制御部13および演算部14としてはコンピュータが用いられる。
この実施形態では、ベース台8の上に着脱自在に連結される保持ブロック8bを備えている。保持ブロック8bは上下に延在する貫通穴8cを有している。
ベース台8が設置された位置から離間した所定の準備位置と所定の保存位置にはそれぞれホルダ5A、5Bが設置されている。ホルダ5A、5Bには多数の保持穴5hが形成されていて、一方のホルダ5Aには引張工程前の試験体9が保持され、他方のホルダ5Bには引張工程後の試験体9が保持される。
この実施形態では図3に例示するように、試験体9は円筒状の筒状体10に収容されている。筒状体10の下端開口10b側に試験体9が配置され、上端開口10a側からは円柱状の加圧部材7が挿入されている。筒状体10の上端部には周壁を貫通する係合部10cが形成されている。加圧部材7の外周面は筒状体10の内周面に密着するように形成されている。
筒状体10は円筒形状に限らず角筒形状など他の形状にすることもできる。加圧部材7は円柱状に限らず、筒状体10の形状に合わせた他の形状にすることもできる。加圧部材7の下端面が試験体9に対向する対向表面7aになっている。対向表面7aは多数の凹凸を有することにより、対向する対象表面8aよりも表面積が大きくなっている。即ち、対向表面7aは、試験体9との接触面積が意図的に大きく設定されている。
試験体9の大きさは例えば、外径、高さがそれぞれ数cm(縦、横、高さの寸法が数cm)程度である。筒状体10の下端開口10bから試験体9を挿入し、上端開口10aから加圧部材7を挿入することで図3の状態になる。試験体9はその粘着性によって筒状体10の内周面および対向表面7aに付着する。
図3に例示する試験体9、加圧部材7および筒状体10の一体物は、ホルダ5Aの保持穴5hに筒状体10が挿入されて立設された状態になる。ホルダ5Aにはこの一体物が多数本、保持される。尚、保持穴5hの底面には、試験体9の付着を防止する材料やコーティングを採用するとよい。
引張工程後の試験体9、加圧部材7および筒状体10の一体物は、ホルダ5Bの保持穴5hに筒状体10が挿入されて立設された状態になる。ホルダ5Bにはこの一体物が多数本、保持される。ホルダ5Bの保持穴5hの底面には、試験体9の付着を防止する材料やコーティングを採用するとよい。
搬送機構4は、試験体9を所定の準備位置(ホルダ5A)から対象表面8aの所定エリアに相対移動させ、試験体9をこの所定エリアから所定の保存位置(ホルダ5B)に相対移動させる。搬送機構4は、直交して水平方向に延在するガイドレール4a、4bと移動体4cとを有している。移動体4cは、一方のガイドレール4aに沿って移動し、他方のガイドレール4bは移動体4cに対してガイドレール4bの延在方向に移動し、これらの移動はサーボモータ等によって駆動される。
この実施形態では、後述するアクチュエータ3が他方のガイドレール4bに連結されて吊持されている。搬送機構4によってアクチュエータ3を任意の平面位置に移動させることができる。搬送機構4の動作は制御部13により制御される。搬送機構4はこの実施形態に例示する構成に限らず、種々の構成を採用することができる。例えば、ロボットアームなどを搬送機構4として用いることができる
引張機構2は、試験体9を対象表面8aから引き剥がそうとする引張力を試験体9に付与する。具体的には引張機構2は、試験体9の対象表面8aとの接触面全体に対して、一度に垂直方向の引張力を付与する。本発明での垂直方向とは対象表面8aに対して法線方向であるが、実質的には対象表面8aに対して90°±2°の方向であり、より好ましくは90°±1°の方向であればよい。
引張機構2は、アクチュエータ3と、このアクチュエータ3のロッド3aによって上下移動する保持アーム3cとを有している。この実施形態では、ロッド3aの下方に上下間隔をあけてプレート3bが配置されていて、上側のプレート3bにロッド3aの下端が接続されている。下側のプレート3bには保持アーム3cが取り付けられている。上側のプレート3bと下側のプレート3bの間には測定器6と加圧機構11が挟持されている。したがって、保持アーム3cは上側のプレート3bと下側のプレート3bに挟まれた測定器6と加圧機構11を介して、ロッド3aに接続されている。
2本の保持アーム3cが対向位置に配置されていて、それぞれの保持アーム3cは互いが近接および離反する方向に移動可能になっている。保持アーム3cは2本に限らず複数本であればよく、3本、4本などにすることもできる。それぞれの保持アーム3cは、アクチュエータ3の軸芯を中心とした円の周方向に等間隔に配置するとよい。アクチュエータ3および保持アーム3cの動作は制御部13により制御される。
上側のプレート3bの下面に接続された測定器6は、引張機構2によって引張力が付与された試験体9の対象表面8aとの界面の破壊強度Fを測定する。測定器6としては、例えばロードセルを用いることができる。試験体9の対象表面8aとの界面の破壊強度Fとは、基本的には、対象表面8aに密着している試験体9が対象表面8aから剥がれる時の引張強度(=引張力/試験体9と対象表面8aの接触面積)である。試験体9が対象表面8aから剥がれる前に試験体9が破損した場合は、この破壊強度Fは、試験体9が破損した時の引張強度よりも大きいと評価する、或いは、試験体9が破損した時の引張強度と同じであると評価することもできる。
測定器6により測定されたデータは演算部14に入力されて、演算部14により上述の破壊強度Fが算出される。この実施形態では、測定器6は、上側のプレート3bと加圧機構11とに接続されているが、上述した破壊強度Fを測定できれば他の位置に設置することもできる。
測定器6の下端に接続された加圧機構11は、下側のプレート3bを貫通して上下に進退する押圧部11aを有するアクチュエータである。加圧機構11の動作は制御部13により制御される。加圧機構11は、試験体9を対象表面8aの所定エリアに押圧できれば他の位置に設置することもできる。
表面把握手段12としてこの実施形態では、画像データを取得するデジタルカメラが使用されている。表面把握手段12としては、その他に例えば対象表面8aに付着した汚れXの厚さを検知する高さセンサなどを用いることができる。表面把握手段12によって取得されたデータは演算部14に入力される。
尚、制御部13と制御部13に制御される機器とは有線または無線によって通信可能に接続され、演算部14と演算部14にデータを入力する機器とは有線または無線によって通信可能に接続されている。
対象表面8a(ベース台8)の材質は、未加硫ゴムが製造ラインで実際に接触する部材や部品と同じ(同等)材質にすることもできる。例えば、対象表面8aを種々の金属、樹脂、加硫ゴム、コーティング剤などすることもできるが、予め評価指標とする基準材質を設定して、その基準材質を使用することもできる。対向表面7a(加圧部材7)および筒状体10の材質は、対象表面8aと同じにすることも異ならせることもできる。
評価装置1の全体または一部の雰囲気温度を所定温度に加熱する加熱手段を設けることもできる。例えば、評価装置1の全体を覆うカバーを備えて、加熱手段を制御部13によって制御することで、カバー内部の雰囲気温度を所望の温度範囲にコントロールしてもよい。
以下、この評価装置1を用いて、試験体9の密着性を評価する方法を説明する。
図1、図2に例示するように、試験体9および加圧部材7が収容された筒状体10を準備してホルダ5Aに立設させる。多数の試験体9を形成するので、試験体9および加圧部材7が収容された筒状体10を多数本、予めホルダ5Aに保持させておくとよい。
次いで、移動機構4により保持アーム3cをホルダ5Aに立設されている筒状体10の上に移動させた後、アクチュエータ3のロッド3aを下方に進出させて保持アーム3cを筒状体10の位置まで下方移動させる。次いで、保持アーム3cを互いに近接させる方向に移動させて、それぞれの保持アーム3cを筒状体10の係合部10cに係合させる。
次いで、図4に例示するように、アクチュエータ3のロッド3aを上方に後退させて保持アーム3cに係合させた筒状体10をホルダ5Aから抜き取る。また、移動機構4によりアクチュエータ3を筒状体10とともにベース台8に向かって移動させる。筒状体10を保持ブロック8bの貫通穴8cの上に位置決めした後、アクチュエータ3のロッド3aを下方に進出させて筒状体10を貫通穴8cに挿入して、試験体9を対象表面8aの所定エリアに載置する。
次いで、図5に例示するように、加圧機構11の押圧部11aを下方に進出させて加圧部材7の上端面を押圧する。これにより、試験体9をベース台8と加圧部材7との間で挟んでベース台8と加圧部材7とを相対的に近接させることで試験体9を押圧した状態にする。
所定の押圧時間が経過した後は、押圧部11aを上方に後退させて加圧部材7の上端面に対する押圧を解除する。試験体9の押圧中は、保持アーム3cと筒状体10の係合部10cとを係合させた状態にしておく。これにより、試験体9をより安定して押圧することができる。
尚、試験体9は、自身の未加硫ゴムの粘着性によって加圧部材7の対向表面7aおよび筒状体10の内周面と密着しているが、少なくとも一方に対して接着剤などを用いて接合させてもよい。この実施形態では、対向表面7aが対象表面8aに比して表面積が大きく設定されているので、試験体9は対象表面8aよりも対向表面7aに強く密着している。また、試験体9と筒状体10の内周面との接触面積が試験体9と対象表面8aとの接触面積よりも大きいので、試験体9は対象表面8aよりも筒状体10に強く密着している。筒状体10の内周面に、試験体9の一部が入り込む凹凸部を形成して試験体9と筒状体10の内周面との接触面積をより増大させることもできる。
次いで、図6に例示するように、アクチュエータ3のロッド3aを上方に後退させて保持アーム3cを上方移動させる。これにより、筒状体10および加圧部材7とともに試験体9を上方に引っ張る引張工程を行う。
試験体9に付与する引張力が徐々に大きくなると、対象表面8aと試験体9との界面が破壊する(分離する)ので、この時の引張力を測定器6により測定する。この引張力を対象表面8aと試験体9との接触面積で除す演算処理を演算部14によって行うことにより算出した値を、試験体9と対象表面8aとの界面の破壊強度Fとする。
即ち、試験体9とベース台8の少なくとも一方を互いが離反する方向に移動させることにより、試験体9の対象表面8aとの接触面全体に対して一度に垂直方向の引張力を付与し、試験体9を対象表面8aの所定エリアから剥離させる。試験体9は、対象表面8aよりも対向表面7aや筒状体10の内周面に強く密着しているので、基本的に試験体9は対象表面8aで剥離される。
この実施形態では保持アーム3cを係合部10cに係合させて筒状体10を上方移動させることで試験体9に引張力を付与している。或いは、加圧部材7の上端部に係合部を設けておき、加圧部材7の係合部および筒状体10の係合部10cに保持アーム3cを係合させて加圧部材7を直接、上方移動させて試験体9に引張力を付与することもできる。
試験体9の対象表面8aとの接触面全体に対して一度に垂直方向の引張力を付与することで、実際のゴム製品の製造工程において未加硫ゴムが、接触する部材や部品から最も剥がれ難い条件に近似させている。上述したように試験体9に引張力を付与すると、試験体9と対象表面8aとの界面の破壊強度を、ばらつきを抑えて安定して測定することが可能になっている。
次いで、一度引張工程を経た試験体9を、図7に例示するように、筒状体10とともに上方移動させて貫通穴8cから引き抜いて、移動機構4によってホルダ5Bに向かって移動させる。筒状体10をホルダ5Bの保持穴5hの上に位置決めした後、アクチュエータ3のロッド3aを下方に進出させて筒状体10を保持穴5hに挿入させる。これにより、筒状体10を保持穴5hに立設させて、試験体9をホルダ5Bによって保持する。
また、この試験体9を貫通穴8cから上方に引き抜いた後に、表面把握手段12を適宜の手段で貫通穴8cの上方位置に位置決めする。その後、対象表面8aの所定エリアの表面の状態を表面把握手段12により把握する。
試験体9を保存位置のホルダ5Bに移動させた移動機構4は、図8に例示するように、保持アーム3cを準備位置のホルダ5Aに向かって移動させる。その後、新たに引張工程を行う試験体9が収容されている筒状体10の係合部10cと保持アーム3cとを係合させて、上述した引張工程を繰り返し行う。
即ち、上述した試験体9の押圧工程から引張工程の完了までの一連の過程を、所定エリアの位置を変えずに同じエリアに設定して多数の試験体9を用いて繰り返し行う。この一連の過程を繰り返し連続的に行うことで、未加硫ゴムが繰り返し対象表面に接触する際の工程を簡便に再現できる。
多数の試験体9を形成することにより、その対象表面8aにはゴム成分やゴムに含まれている配合剤の成分などが徐々に付着して汚れXとして堆積する。したがって、それ
ぞれの試験体9に対する引張工程後の対象表面8aの所定エリアの表面状態を表面把握手段12によって把握すると、図9に例示するようにその表面状態は図9(A)、(B)、(C)の順に変化する。即ち、汚れXの範囲が徐々に広くなる(汚れXの堆積量Vが徐々に多くなる)。
この汚れXの堆積量Vの経時変化を演算部14により演算することで、図10に例示する結果を把握することができる。汚れXの堆積を短時間で促進させるので、試験体9を形成している未加硫ゴムの密着性の経時変化を効率的に把握できる。汚れXの堆積量Vの経時変化の特性は、ゴム種(配合成分)などによって異なるので、これらの要因との相関関係を把握することで、ゴム製品の加硫故障の発生防止や対象表面の適切な洗浄タイミングや交換タイミングを決定するには有利になる。即ち、未加硫ゴムが繰り返し接触する対象表面の状態の経時変化を事前に把握できるので、作業性を向上させるには有益である。密着性を改善したゴム組成物の開発業務などの迅速化にも大きく寄与する。
また、上述した破壊強度Fの経時変化を演算部14により演算することで、図11に例示する結果を把握することができる。この破壊強度Fは、汚れXの堆積量Vが増加するに連れて大きくなる傾向があるので、この破壊強度Fの大きさの経時変化に基づいて、試験体9の密着性の経時変化を評価することもできる。
接触回数が少ない初期では、破壊強度Fが大きい程、試験体9の密着性が高く、破壊強度Fが小さい程、密着性が低いと判断できる。一方、接触回数が増加しても破壊強度Fの変化(増加)が少ない場合は、汚れXの堆積量Vの経時変化が少なく、密着性の変化が少ないと評価できる。接触回数が増加すると破壊強度Fの変化(増加)が過大になる場合は、汚れXの堆積量Vの経時変化が大きく、密着性の変化が大きいと評価できる。
試験体9を対象表面8aの所定エリアに安定して押圧した状態に維持できれば、例示した形態の加圧部材7や筒状体10、保持ブロック8bは省略することもできる。ただし、この加圧部材7は試験体9を押圧する部材としてだけでなく、この加圧部材7に保持アーム3cを係合させてベース台8から離反移動させることで、加圧部材7(対向表面7a)に密着している試験体9に引張力を付与して上述した引張工程を行うための部材としても使用できる。筒状体10を省略する場合は、加圧部材7の対向表面7aが凹凸を有するなどの仕様にして、試験体9を対象表面8aよりも対向表面7aにより強く密着させる。また、筒状体10を用いると、試験体9を安定して押圧することができ、引張工程も安定して行うことができる。さらに、保持ブロック8bを用いると、試験体9をより安定して押圧することができ、引張工程もより安定して行うことができる。
試験体9に引張力を付与する速度は、ゴム製品の実際の製造ラインにおいて未加硫ゴムが密着した部材や部品から剥がされる際の実速度と同じ(同等)にすることもできるが、例えば、この実速度以下の範囲で評価指標とする基準速度を設定すればよい。
図12に例示する評価装置1の別の実施形態は、先の実施形態とは異なり、ベース台8と保持アーム3cとを係合させて、ホルダ5Aに保持されている試験体9に対してベース台8を移動させる。即ち、試験体9は移動させずに、ベース台8をそれぞれの試験体9の位置まで移動させて、試験体9のそれぞれに対して引張工程を行う。その他の手順は概ね、先の実施形態と同じである。
ホルダ5Aに立設されている筒状体10には、下端開口10b側から加圧部材7が挿入されていて、上端開口10a側に試験体9が収容されている。試験体9は上端開口10aから上方に突出しない状態で筒状体10に収容されている。筒状体10および加圧部材7はホルダ5Aに螺合させる等によって着脱自在に固定する。
図13に例示するように、加圧機構11の押圧部11aを下方に進出させて、ベース台8を下方に押圧する。これに伴い、ベース台8の対象表面8aによって試験体9を押圧する。これにより、試験体9をベース台8と加圧部材7との間で挟んで押圧した状態にする。
試験体9を所定時間押圧した後は、図14に例示するように、押圧部11aを上方に後退させて、ベース台8に対する押圧を解除する。そして、アクチュエータ3のロッド3aを上方に後退させて、保持アーム3cによってベース台8を上方に移動させる。このベース台8の上方移動に伴って、試験体9の対象表面8aとの接触面全体に対して一度に垂直方向の引張力を付与し、試験体9を対象表面8aの所定エリアから剥離させる。このようにして引張工程を行う。押圧工程から引張工程の完了までの一連の過程を、所定エリアの位置を変えずに同じエリアに設定して繰り返し行う。
そして、それぞれの試験体9に対する引張工程後の対象表面8aの所定エリアの表面状態を表面把握手段12により把握する。また、それぞれの試験体9に対する引張工程時に、試験体9と対象表面8aとの界面の破壊強度Fを測定器6により測定する。
既述した実施形態の評価装置1に対して、図15~図18に例示する試験体9の挿入機構15を備えることもできる。挿入機構15は制御部13により制御される。
図15、図16に例示する挿入機構15は、試験体9を筒状体10に収容する収容工程を行う。この挿入機構15は、ゴム押出機16と切断具17とを備えている。ゴム押出機16は試験体9を形成する未加硫ゴム9Aを先端開口から押し出す。この実施形態では、ゴム押出機16はパイプ部16aに接続された流体シリンダを有していて、パイプ部16aの内部に充填されている未加硫ゴム9Aがシリンダロッドによってパイプ部16aの先端開口から押し出される。切断具17は、パイプ部16aの先端開口の前方を横断するように進退する切断刃17aを有している。
図15に例示するように、加圧部材7が挿入されている筒状体10を、加圧部材7とともに保持アーム3cによって吊り下げて、移動機構4によりゴム押出機16のパイプ部16aの上に移動させて位置決めする。この筒状体10には未だ試験体9が収容されていない。次いで、アクチュエータ3のロッド3aを下方に進出させて筒状体10をパイプ部16aの先端に載置する。筒状体10および加圧部材7が上方に移動しないように、保持アーム3cや押圧部11aによって、これらの動きを規制する。筒状体10の内径は、パイプ部16aの内径よりも大きく、パイプ部16aの外径よりも小さく設定されている。
次いで、押出機18のシリンダロッドを前進させて、所定量の未加硫ゴム9Aをパイプ部16aの先端開口から筒状体10の下端開口に向かって押し込んで、筒状体10の内部に充填する。充填された未加硫ゴム9Aは、筒状体10の下端部で内周面と加圧部材7の下端面に密着する。
次いで、図16に例示するように、筒状体10を若干上方移動させて、筒状体10の下端面とパイプ部16aの先端面との間に切断刃17aを差し込んで、未加硫ゴム9Aを切断する。この収容工程によって、図3に例示したように試験体9が筒状体10に収容される。この試験体9は、ホルダ5A、或いは、対象表面8aの所定エリアに搬送される。
図17、図18に例示する挿入機構15を用いることもできる。この挿入機構15は、下端に切断刃18aを有する筒状体18と、この筒状体18aを上下移動させるアクチュエータ3とを有している。筒状体18としては既述した筒状体10が使用されていて下端部に環状の切断刃18aが形成されている。
図17に例示するように、加圧部材7が挿入されている筒状体10を、加圧部材7とともに保持アーム3cによって吊り下げて、移動機構4によりシート状の未加硫ゴム9Aの上に移動させて位置決めする。この筒状体10には未だ試験体9が収容されていない。次いで、アクチュエータ3のロッド3aを下方に進出させて筒状体10および加圧部材7を一体的に下方移動させる。筒状体10および加圧部材7が上方に移動しないように、保持アーム3cや押圧部11aによって、これらの動きを規制する。
下方移動する切断刃18aによってシート状の未加硫ゴム9Aを打ち抜くとともに、筒状体10の下端開口に向かって押し込んで、筒状体10の内部に所定量の未加硫ゴム9Aを充填する。充填された未加硫ゴム9Aは、筒状体10の下端部で内周面と加圧部材7の下端面に密着する。
次いで、図18に例示するように、筒状体10を上方移動させる。この収容工程によって、図3に例示したように試験体9が筒状体10に収容される。この試験体9は、ホルダ5A、或いは、対象表面8aの所定エリアに搬送される。尚、この実施形態とは異なり、筒状体10とは別の専用の筒状体18を用いて所定量の試験体9を打ち抜くこともできる。この場合は、打ち抜いた試験体9(未加硫ゴム9A)を筒状体18から筒状体10に収容する作業を行う。
評価装置1に上述した挿入機構15を追加することで、上記の収容工程と、試験体9の引張工程の完了までの一連の過程を、制御部13により制御して自動化して連続して行うことができる。これに伴い、密着性評価を行う際の人的な作業を最小限にすることが可能になる。また、上記の過程を繰り返し連続して行うことが可能になるので、多数の試験体9や様々なゴム種の試験体9の密着性の評価に要する時間を大幅に短縮することが可能になる。
1 評価装置
2 引張機構
3 アクチュエータ
3a ロッド
3b プレート
3c 保持アーム
4 搬送機構
4a、4b ガイドレール
4c 移動体
5A、5B ホルダ
5h 保持穴
6 測定器(ロードセル)
7 加圧部材
7a 対向表面
8 ベース台
8a 対象表面
8b 保持ブロック
8c 貫通穴
9 試験体
9A 未加硫ゴム
10 筒状体
10a 上端開口
10b 下端開口
10c 係合部
11 加圧機構
11a 押圧部
12 表面把握手段
13 制御部
14 演算部
15 挿入機構
16 ゴム押出機
16a パイプ部
17 切断具
17a 切断刃
18 筒状体
18a 切断刃
X 汚れ

Claims (9)

  1. ベース台の対象表面の所定エリアに未加硫ゴムの試験体を押圧した状態にした後で、前記試験体と前記ベース台の少なくとも一方を互いが離反する方向に移動させることにより、前記試験体の前記対象表面との接触面に対して一度に垂直方向の引張力を付与して前記試験体を前記所定エリアから剥離させる引張工程を、前記所定エリアの位置を変えずに同じエリアに設定して多数の前記試験体を用いて繰り返し行い、それぞれの前記試験体に対する前記引張工程後の前記所定エリアの表面状態を把握することを特徴とする未加硫ゴムの密着性評価方法。
  2. それぞれの前記試験体に対する前記引張工程時に、前記試験体と前記対象表面との界面の破壊強度を測定する請求項1に記載の未加硫ゴムの密着性評価方法。
  3. 前記試験体を前記ベース台と金属製の加圧部材との間で挟んで前記ベース台と前記加圧部材とを相対的に近接させることで前記試験体を押圧した状態にして、前記ベース台の前記対象表面よりも前記加圧部材により強く密着しているまたは接着している前記試験体を前記所定エリアから剥離させる引張工程を行う請求項1または2に記載の未加硫ゴムの密着性評価方法。
  4. 前記試験体を金属製の筒状体に収容するとともに、前記筒状体の一方開口側に前記ベース台を配置し、他方開口側から前記加圧部材を前記筒状体に挿入することにより、前記試験体を前記ベース台と前記加圧部材との間で挟んで押圧した状態にして、前記試験体が前記筒状体に収容された状態で前記引張工程を行う請求項3に記載の未加硫ゴムの密着性評価方法。
  5. 上下に貫通する貫通穴を有する保持ブロックを前記ベース台の上に連結し、前記筒状体を前記貫通穴に挿入して前記試験体を前記ベース台と前記加圧部材との間で挟んで押圧した状態にする請求項4に記載の未加硫ゴムの密着性評価方法。
  6. 前記加圧部材の前記試験体に対する接触面積を、前記対象表面の前記試験体に対する接触面積よりも大きく設定する請求項3~5のいずれかに記載の未加硫ゴムの密着性評価方法。
  7. 前記筒状体の内周面に、前記試験体が入り込む凹凸部を形成しておく請求項4または5に記載の未加硫ゴムの密着性評価方法。
  8. 前記試験体を、前記加圧部材または前記筒状体の内周面の少なくとも一方に対して接着剤によって接合する請求項4、5、7のいずれかに記載の未加硫ゴムの密着性評価方法。
  9. 対象表面を有するベース台と、前記対象表面の所定エリアに未加硫ゴムの試験体を押圧した状態にする加圧機構と、押圧した状態の前記試験体と前記ベース台の少なくとも一方を互いが離反する方向に移動させて、前記試験体の前記対象表面との接触面に対して一度に垂直方向の引張力を付与して前記試験体を前記所定エリアから剥離させる引張工程を行う引張機構と、前記所定エリアの表面状態を把握する表面把握手段と、前記試験体を所定の準備位置から前記所定エリアに相対移動させ、前記試験体を前記所定エリアから所定の保存位置に相対移動させる搬送機構とを備えて、
    前記引張工程が、前記所定エリアの位置を変えずに同じエリアで繰り返し行われる設定にして、多数の前記試験体それぞれに対する前記引張工程後の前記所定エリアの表面状態が前記表面把握手段により把握される構成にしたことを特徴とする未加硫ゴムの密着性評価装置。
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