JP7376559B2 - 光電気変換モジュールおよびそれを用いた光サンプリングオシロスコープ - Google Patents

光電気変換モジュールおよびそれを用いた光サンプリングオシロスコープ Download PDF

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Description

本発明は、光信号を受信して電気信号に変換する光電気変換モジュール、および光電気変換モジュールを用いた光サンプリングオシロスコープに関する。
従来、光信号を受信して電気信号に変換するために、フォトダイオードとトランスインピーダンスアンプとを備えて構成された光電気変換モジュールが用いられてきた(例えば、特許文献1参照)。フォトダイオードは、受光した光のパワーに応じて電流信号を生成するようになっている。トランスインピーダンスアンプは、フォトダイオードにより生成された電流信号を電圧信号に変換し増幅するようになっている。
光電気変換モジュールは、例えば、光信号の特性を測定する測定装置の受信部に用いられる。具体的には、例えば、通信において送信側で生成された高周波デジタル光信号の特性を測定する場合に用いられる。このようなデジタル光信号では、ロジック1(オン状態)とロジック0(オフ状態)の光パワーレベルの比である「消光比」が主要な特性値の1つである。測定装置の受信部に光電気変換モジュールを用いてデジタル光信号の消光比を測定するためには、オフ状態およびオン状態での光パワーレベルをそれぞれ正確に測定する必要がある。そのためには、高周波信号だけでなく直流信号についても、良好に受信しパワーを正確に測定できる必要がある。
図7は、従来の光電気変換モジュール100の構成を示す。従来の光電気変換モジュール100は、フォトダイオード120のアノード端子122がワイヤ11を介してトランスインピーダンスアンプ130の入力端子131に接続されている。トランスインピーダンスアンプ130には、電源端子133に正電源から例えば+4.0Vの正電圧VCCが印加されるようになっている。フォトダイオード120のアノード端子122には、ワイヤ11を介して、トランスインピーダンスアンプ130の入力端子131での電圧(例えば、+1.0V)が直接印加される。一般的なフォトダイオード120では、アノード端子122の電位を基準としたときカソード電圧VCAは3V程度にしておく必要がある。すなわち、フォトダイオード120には3V程度の逆バイアス電圧を印加しておく。図7に示す例では、フォトダイオード120のアノード端子122の電位が+1Vの場合、カソード電圧VCAを3Vに設定するために、カソード端子121には、正電源から+4Vの正電圧Vを印加する必要がある。
図8は、図7に示す従来の光電気変換モジュール100の主要部の配置図である。フォトダイオード120とトランスインピーダンスアンプ130は、金属製の筐体2に収容され、フォトダイオードのアノード端子122とトランスインピーダンスアンプ130の入力端子131が、金属製のワイヤ11により接続されている。電源ノイズの影響を抑制するために、フォトダイオード120のカソード端子121は、ワイヤ12および13を介してそれぞれバイパスコンデンサ3および4の一端側に接続され、バイパスコンデンサ3および4の他端側は、それぞれグランドに接続されている。また、電源ノイズの影響を抑制するために、トランスインピーダンスアンプ130の電源端子133は、ワイヤ14、15および16、17を介してそれぞれバイパスコンデンサ5および6の一端側に接続され、バイパスコンデンサ5および6の他端側は、それぞれグランドに接続されている。トランスインピーダンスアンプ130はまた、出力端子132が伝送線路7に接続されている。
特開2006-126274号公報
図7および図8に示す従来の光電気変換モジュール100では、フォトダイオード120のカソード端子121がワイヤ12および13を介してそれぞれバイパスコンデンサ3および4に接続され、バイパスコンデンサ3および4を介してグランドに接続されていたので、ワイヤ12および13のインダクタンス成分が無視できず、フォトダイオード120の高周波特性の劣化が生じるという問題があった。
詳しくは、例えば、従来の光電気変換モジュールを用いたサンプリングオシロスコープ等の測定装置では、消光比の測定を含め広帯域のデジタル光信号の特性を測定するためには、直流成分や低い周波数成分からトランスインピーダンスアンプが動作する必要があり、フォトダイオードとトランスインピーダンスアンプとをDC結合するか、大きな容量のコンデンサで結合する必要がある。また、このように広帯域の光電気変換モジュールを実現するためには、図8に示すように、フォトダイオード120とトランスインピーダンスアンプ130の距離を近づけてワイヤ11を短くし、伝送線路7も短くする必要がある。
一方、低い周波数まで良好な周波数特性を得るためには、バイパスコンデンサ3、4、5、6は、低周波数域まで電源ノイズを低減できるように大きな容量が必要であり(例えば100pF)、一定以上の大きさの面積が必要になる。
フォトダイオード120とトランスインピーダンスアンプ130を近づけ、伝送線路7を短くした上記構成では、バイパスコンデンサ3、4とバイパスコンデンサ5、6とが干渉しないように筐体2内に配置すると、バイパスコンデンサ3および4がフォトダイオード120から離れた位置となり、ワイヤ12および13が長くなっていた。これにより、フォトダイオード120のバイパスラインに大きなインダクタンス成分が付加され、フォトダイオード120の高周波特性が劣化するという問題があった。
また、筐体2内でバイパスコンデンサの置けるスペースが狭いので実装が難しく、作業性が悪く、製造性が低下するという問題があり、これに対しても解決が求められていた。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、フォトダイオードの高周波特性の劣化を抑制することができる光電気変換モジュールおよび該光電気変換モジュールを用いた光サンプリングオシロスコープを提供することを目的とする。
本発明に係る光電気変換モジュールは、光信号を電流信号に変換するフォトダイオード(20)と、前記フォトダイオードにより得られた前記電流信号を入力端子(31)で受け電圧信号に変換し増幅して出力端子(32)から出力するトランスインピーダンスアンプ(30)と、を備え、前記フォトダイオードのカソード端子(21)は、グランドに接続され、前記フォトダイオードのアノード端子(22)は、DC結合部(11)により前記トランスインピーダンスアンプの前記入力端子に電気的に接続され、前記トランスインピーダンスアンプの電源端子(33)は、前記DC結合部を介して前記フォトダイオードに逆バイアス電圧が印加されるように、負の電源電圧(VEE)が印加され、前記フォトダイオードと前記トランスインピーダンスアンプとを収容する金属製の筐体(2)をさらに備え、前記フォトダイオードの前記カソード端子は、グランド電位にある前記筐体に金属製のワイヤ(12,13)による空中配線を介して電気的に接続され、前記フォトダイオードの前記アノード端子は、該フォトダイオードに隣接して配置された前記トランスインピーダンスアンプの前記入力端子に金属製のワイヤ(11)による空中配線を介して電気的に接続され、前記トランスインピーダンスアンプは、前記フォトダイオードにより得られた前記電流信号を第1電圧信号(V2)に変換するコア回路(40)と、前記変換した第1電圧信号を増幅する出力回路(70)とを備え、前記コア回路は、ベースまたはゲートが前記入力端子に接続された第3トランジスタ(44)を有する増幅回路(37)を備え、前記増幅回路の中間出力ノード(62)が帰還抵抗(58)を介して前記第3トランジスタの前記ベースまたはゲートに接続されて帰還回路(35)を構成しており、前記第3トランジスタのエミッタまたはソースは、第1抵抗(57)を介して前記負の電源電圧(VEE)に接続され、前記出力回路は、カスコード接続された一対の第1および第2トランジスタ(71,72)を有するとともに前記出力端子に接続されたカスコード回路(39)を備え、前記カスコード回路は、低電位側が第2の電源端子(85)に接続され、高電位側が第3の電源端子(86)に接続されており、前記入力端子への入力信号が無いとき前記出力端子での出力レベルがグランドレベルとなるように、前記第2の電源端子が負の電源電圧(VEE2)に接続され、第3の電源端子(86)が正の電源電圧(VCC)に接続され、前記コア回路は、前記増幅回路のバイアス調整を行う第1調整回路(36)を備え、前記第1調整回路は、前記増幅回路のDCを含む広帯域での動作に必要な最適なバイアスを設定し、前記グランドと前記電源端子(33)との間に、第1バイパスコンデンサ(50)および第1端子抵抗(61)がこの順で直列に接続されて電源ノイズを低減し、前記グランドと前記電源端子(33)との間に、第2抵抗(51)、ダイオード接続された第4トランジスタ(41)、第3抵抗(52)、および前記第1端子抵抗(61)がこの順で直列に接続され、前記グランドと前記電源端子(33)との間に、コレクタ接地の第5トランジスタ(42)、エミッタ抵抗(53)、および前記第1端子抵抗(61)がこの順で直列に接続され、前記第5トランジスタ(42)のベースは前記第4トランジスタ(41)のコレクタ側に接続され、前記第5トランジスタ(42)のエミッタは、第4抵抗(54)を介して第6トランジスタ(43)のベースに接続され、前記第6トランジスタ(43)のベースは、第1コンデンサ(55)を介して前記グランドに接続され、前記トランスインピーダンスアンプ(30)の前記出力回路(70)は、前記カスコード回路(39)のバイアス調整を行う第2調整回路(38)を備え、前記第2調整回路は、前記カスコード回路(39)の前記第2トランジスタ(72)に必要な最適なバイアス電圧を供給し、正側の前記第3の電源端子(86)は、第2端子抵抗(82)、第2コンデンサ(74)、第5抵抗(75)、および第6抵抗(78)をこの順で介して前記第2トランジスタ(72)のベースに接続され、前記第2コンデンサ(74)の前記第5抵抗(75)側は前記グランドに接続され、前記第5抵抗(75)の前記第6抵抗(78)側の端部は、負の電源電圧を供給する負側電源端子(87)に第7抵抗(76)を介して接続されるとともに第3コンデンサ(77)を介して前記グランドに接続され、正側の前記第3の電源端子(86)と前記グランドの間に、第2バイパスコンデンサ(73)および第3バイパスコンデンサ(83)がこの順で直列に接続されて電源ノイズを低減するようになっており、第4バイパスコンデンサ(5)および第5バイパスコンデンサ(6)が、前記トランスインピーダンスアンプ(30)に隣接して配置されており、前記トランスインピーダンスアンプ(30)の前記電源端子(33)と前記第4バイパスコンデンサ(5)の一端側とは、ワイヤ(14,15)を介して接続され、前記電源端子(33)と前記第5バイパスコンデンサ(6)の一端側とはワイヤ(16,17)を介して接続され、前記第4および第5バイパスコンデンサ(5,6)の他端側は前記グランドに接続され、前記増幅回路(37)において、前記入力端子(31)に入力された前記電流信号は、前記帰還抵抗(58)の抵抗値により定まるゲインで電圧信号に変換・増幅され前記中間出力ノード(62)にて前記帰還抵抗(58)での電圧降下に応じた第2電圧信号(V1)が得られ、前記第2電圧信号が増幅されて前記コア回路の出力である前記第1電圧信号(V2)として出力されることを特徴とする。
上記のように、本発明では、フォトダイオードのカソード端子は、グランドに接続され、フォトダイオードのアノード端子は、DC結合部によりトランスインピーダンスアンプの入力端子に電気的に接続され、トランスインピーダンスアンプの電源端子は、前記DC結合部を介してフォトダイオードに逆バイアス電圧が印加されるように、負の電源電圧VEEが印加されるようになっている。この構成により、高周波特性を確保するために従来必要であった図8に示すバイパスコンデンサ3および4が不要となり、フォトダイオードのカソード端子に接続される配線(ワイヤ)の長さを短縮できる。これにより、カソード端子に接続されるワイヤの寄生インダクタンス成分が低減され、フォトダイオードの高周波特性の劣化を抑制することができる。これにより、DCから高周波数までの広帯域で周波数特性の良好な光電気変換モジュールを実現できる。また、本発明では、従来必要であった図8に示すバイパスコンデンサ3および4を削減できるので、実装が容易になり、部品点数も減るためコストの低減が可能となる。しかも、フォトダイオードに逆バイアス電圧をかけるためのフォトダイオード専用の電源が不要となる。
また、上述のように、本発明に係る光電気変換モジュールにおいて、前記フォトダイオードと前記トランスインピーダンスアンプとを収容する金属製の筐体(2)をさらに備え、前記フォトダイオードの前記カソード端子は、グランド電位にある前記筐体に金属製のワイヤ(12,13)による空中配線を介して電気的に接続され、前記フォトダイオードの前記アノード端子は、該フォトダイオードに隣接して配置された前記トランスインピーダンスアンプの前記入力端子に金属製のワイヤ(11)による空中配線を介して電気的に接続される構成であ
この構成により、本発明の光電気変換モジュールは、フォトダイオードのカソード端子に接続されるワイヤを従来のように引き回す必要がなく、フォトダイオード直近のグランド電位となっている筐体の部分に接続すればよいので、短い距離で接続することができる。これにより、カソード端子に接続されるワイヤのインダクタンス成分を低減することができる。
また、本発明に係る光電気変換モジュールにおいて、前記トランスインピーダンスアンプが実装された基板(35)の一面(35a)に、前記入力端子としての入力パッド(31b)と、該入力パッドの両隣に位置しグランドに接続されたグランドパッド(31a,31a)とが形成されており、前記フォトダイオードは、前記基板の前記一面に対向する該フォトダイオードの表面(20a)に形成された前記カソード端子としてのカソードパッド(21A)がバンプを介して前記グランドパッドに接続され、かつ、前記表面に形成された前記アノード端子としてのアノードパッド(22A)がバンプを介して前記入力パッドに接続されるように、前記基板の前記一面にフリップチップ実装された構成であってもよい。
上述のように、本発明の光電気変換モジュールでは、フォトダイオード側のカソードパッドが基板側のグランドパッドに接続され、フォトダイオード側のアノードパッドが基板側の入力パッドに接続されるように、フォトダイオードが基板にフリップチップ実装されている。この構成により、フォトダイオードのアノードパッドとトランスインピーダンスアンプの入力パッドとの間の配線における寄生インダクタンス成分をさらに低減することができ、DCから高周波数まで更に広帯域で良好な周波数特性を得ることができる。また、フォトダイオードに逆バイアス電圧を供給するフォトダイオード専用の電源が不要な上に、フリップチップ実装を行っているので、コンパクトな光電気変換モジュールを実現できる。
また、上述のように、本発明に係る光電気変換モジュールにおいて、前記トランスインピーダンスアンプは、前記フォトダイオードにより得られた前記電流信号を第1電圧信号(V2)に変換するコア回路(40)と、前記変換した第1電圧信号を増幅する出力回路(70)とを備え、前記コア回路は、ベースまたはゲートが前記入力端子に接続された第3トランジスタ(44)を有する増幅回路(37)を備え、前記増幅回路の中間出力ノード(62)が帰還抵抗(58)を介して前記第3トランジスタの前記ベースまたはゲートに接続されて帰還回路(35)を構成しており、前記第3トランジスタのエミッタまたはソースは、第1抵抗(57)を介して前記負の電源電圧(VEE)に接続された構成であ
この構成により、本発明の光電気変換モジュールは、コア回路において帰還抵抗の抵抗値により定まるゲインで電流信号を電圧信号に変換することができるとともに、コア回路の上記トランジスタを介してフォロダイオードのアノード端子に負の電圧を印加することができる。
また、上述のように、本発明に係る光電気変換モジュールにおいて、前記出力回路は、カスコード接続された一対の第1および第2トランジスタ(71,72)を有するとともに前記出力端子に接続されたカスコード回路(39)を備え、前記カスコード回路は、低電位側が第2の電源端子(85)に接続され、高電位側が第3の電源端子(86)に接続されており、前記入力端子への入力信号が無いとき前記出力端子での出力レベルがグランドレベルとなるように、前記第2の電源端子が負の電源電圧(VEE2)に接続され、第3の電源端子(86)が正の電源電圧(VCC)に接続された構成であ
この構成により、本発明の光電気変換モジュールは、例えば50Ω系の負荷に対してDCカットコンデンサを入れずに直接接続できるので、周波数がDCから動作する光電気変換モジュールを備えた測定装置を実現することができる。
また、本発明に係る光サンプリングオシロスコープは、上記いずれかに記載の光電気変換モジュールを受信部に備えたことを特徴とする。
この構成により、本発明の光サンプリングオシロスコープは、高周波特性に優れた受信部を備えることができる。
本発明によると、フォトダイオードの高周波特性の劣化を抑制することができる光電気変換モジュールおよび光電気変換モジュールを用いた光サンプリングオシロスコープを提供することができる。
本発明の実施形態に係る光電気変換モジュールの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る光電気変換モジュールの主要部の配置図である。 本発明の別の実施形態に係る光電気変換モジュールの概略構成を示す平面図である。 図3の側面図である。 本発明の実施形態に係る光電気変換モジュールに用いられるトランスインピーダンスアンプの回路図である。 本発明の実施形態に係る光サンプリングオシロスコープの構成図である。 従来の光電気変換モジュールの概略構成を示す図である。 従来の光電気変換モジュールの主要部の配置図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
以下の説明では、トランジスタは、バイポーラ型トランジスタとして説明するが、これに限定されず、例えば、電界効果トランジスタであってもよい。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光電気変換モジュール1の概略構成を示す図である。図1に示すように、光電気変換モジュール1は、光信号を電流信号Ipdに変換するフォトダイオード20と、フォトダイオード20により得られた微弱な電流信号Iinを入力端子31で受け、電圧信号に変換し増幅して出力端子32から電圧信号Voutとして出力するトランスインピーダンスアンプ30とを備えている。
フォトダイオード20のカソード端子21は、グランド(GND)に接続されている。フォトダイオード20のアノード端子22は、例えば金属製のワイヤ11より成るDC結合部によってトランスインピーダンスアンプ30の入力端子31に電気的に接続されている。
トランスインピーダンスアンプ30の電源端子33は、ワイヤ11より成るDC結合部を介してフォトダイオード20に逆バイアス電圧が印加されるように、負の電源電圧VEEが印加されるようになっている。
トランスインピーダンスアンプ30の入力端子31に入力された電流信号Iinは、トランスインピーダンスアンプ30により電圧信号に変換され増幅されて出力端子32から電圧信号Voutとして取り出せるようになっている。出力端子32から取り出された電圧信号Voutは、例えばサンプリングオシロスコープなどの測定装置で用いることができる。
トランスインピーダンスアンプ30の電源端子33は、負電源に接続されるとともに、電源ノイズの影響を抑えるためにバイパスコンデンサ5、6を介してグランドに接続されている。
例えば、トランスインピーダンスアンプ30は、負の電源電圧VEE(例えば、VEE=-4V)で動作する構成となっている。フォトダイオード20のアノード端子22には、トランスインピーダンスアンプ30の入力端子31の電圧(例えば、-3.0V)が、金属製のワイヤ11によるDC結合部を介して印加される。フォトダイオード20は、アノード端子22とカソード端子21との間の電圧VCAが例えば3Vとなるように、逆バイアス電圧が掛けられた状態で動作するようになっている。フォトダイオード20のカソード端子21は、GNDに接続されているので、フォトダイオード20は、フォトダイオード専用の駆動電源を必要とせず、トランスインピーダンスアンプ30側から自動的に逆バイアス電圧が印加される構成となっている。
図2は、光電気変換モジュール1の主要部の配置図である。図1および図2に示すように、光電気変換モジュール1は、金属製の筐体2にフォトダイオード20とトランスインピーダンスアンプ30とが収容されている。フォトダイオード20のカソード端子21は、金属製のワイヤ12、13による空中配線を介して、グランド電位にある筐体2に接続されている。ワイヤ12、13の端部は、筐体2に例えばワイヤボンディングによって直接接続されている。フォトダイオード20のアノード端子22は、フォトダイオード20に隣接して配置されたトランスインピーダンスアンプ30の入力端子31に金属製のワイヤ11(DC結合部)による空中配線を介して電気的に接続されている。
バイパスコンデンサ5、6は、トランスインピーダンスアンプ30に隣接して配置されており、トランスインピーダンスアンプ30の電源端子33とバイパスコンデンサ5の一端側とは、ワイヤ14、15を介して接続され、電源端子33とバイパスコンデンサ6の一端側とはワイヤ16、17を介して接続されている。バイアスコンデンサ5、6の他端側はグランドに接続されている。
トランスインピーダンスアンプ30の出力端子32は、トランスインピーダンスアンプ30に隣接して配置された伝送線路7の一端にDC結合により電気的に接続され、伝送線路7の他端には外部に信号を取り出すための同軸コネクタが接続されている。この同軸コネクタは、筐体2のパネル面に取り付けられている。
(フォトダイオード)
本実施形態に用いられるフォトダイオード20は、例えばアバランシェフォトダイオード(APD:Avalanche photodiode)、PN型フォトダイオード、PIN型フォトダイオードなど任意のものが採用できる。
フォトダイオード20は、例えば光通信で使用される特定の波長、例えば波長850nm、1310nm、1550nmなどの光に対して感度を有し、電流信号を発生するものであってもよい。
フォトダイオード20は、裏面または表面側に、対象の光を透過する窓25が設けられている。光ファイバーにより導かれた対象の光は、光ファイバーの一端から送出され、例えばレンズなどの光学系を介して窓25からフォトダイオード20に入射できるようになっている。この光ファイバーの他端は、筐体2に設けられた光コネクタに接続され、該光コネクタを介して外部から対象の光を取り込めるようになっている。
上述のように、フォトダイオード20のカソード端子21は、グランドとして機能する筐体2に接続されるので、図8に示す従来の光電気変換モジュール100で電源ノイズを抑制するために必要であったバイパスコンデンサ3および4が不要となる。
(トランスインピーダンスアンプ)
図5は、本実施形態に係る光電気変換モジュール1に用いられるトランスインピーダンスアンプ30の回路図である。図5に示すように、トランスインピーダンスアンプ30は、フォトダイオード20により得られた電流信号Iinを電圧信号V2に変換するコア回路40と、変換した電圧信号V2を増幅して電圧信号Voutとして出力端子32から出力する出力回路70とを備えている。
<コア回路>
コア回路40は、入力された電流信号Iinを電圧信号に変換し増幅する増幅回路37と、増幅回路37のバイアス調整等を行う調整回路36とを備えている。
増幅回路37は、フォトダイオード20から電流信号Iinを受けることができるように、ベースが入力端子31に接続されたトランジスタ44を含んで構成されている。増幅回路37は、増幅回路37の出力ノード62が帰還抵抗58を介してトランジスタ44のベースに接続されて構成される帰還回路35を有している。これにより、増幅回路37において、帰還抵抗58の抵抗値により定まるゲインで電流信号Iinが電圧信号に変換・増幅されて、出力ノード62にて電圧信号V1が得られるようになっている。
増幅回路37のトランジスタ44のエミッタは、エミッタ抵抗57を介して負の電源電圧VEE1(例えば、-4.5V)に接続されている。これにより、トランジスタ44を介して入力端子31に負電圧が印加され、ワイヤ11などのDC結合部を介してフォトダイオード20に逆バイアス電圧が印加されるようになる。
コア回路40は、高電位側がGNDに接続され、低電位側が負の電源電圧VEE1を供給する電源端子33に接続されて動作するようになっている。
具体的には、GNDと電源端子33との間に、負荷抵抗56、トランジスタ43、トランジスタ44、エミッタ抵抗57、および端子抵抗61がこの順に接続され、これらは増幅器として機能している。トランジスタ43のベースは、バイアス電圧を与える調整回路36に接続されている。
また、GNDと電源端子33との間に、コレクタ接地のトランジスタ45、ダイオード接続されたトランジスタ46、ダイオード接続されたトランジスタ47、エミッタ抵抗59、および端子抵抗61がこの順に接続され、バッファとして機能している。コレクタ接地のトランジスタ45のベースは、トランジスタ43のコレクタ側に接続されている。トランジスタ46、47は、それぞれベースがコレクタに接続されている(ダイオード接続)。
また、GNDと電源端子33との間に、ダイオード接続されたトランジスタ48、コレクタ接地のトランジスタ49、エミッタ抵抗60、および端子抵抗61がこの順に接続され、これらはバッファとして機能している。トランジスタ48のベースはコレクタに接続されている。トランジスタ49のベースは、トランジスタ45のエミッタ側に接続されている。トランジスタ49のエミッタ側から電圧信号V2が取り出されるようになっている。
調整回路36は、増幅回路37のDCを含む広帯域での動作に必要な最適なバイアスを設定し、広帯域で電流電圧変換および増幅動作を安定して実行できるように調整するものである。
具体的には、GNDと電源端子33との間に、バイパスコンデンサ50および端子抵抗61がこの順で直列に接続され、電源ノイズを低減している。また、GNDと電源端子33との間に、抵抗51、ダイオード接続されたトランジスタ41、抵抗52、および端子抵抗61がこの順で直列に接続されている。また、GNDと電源端子33との間に、コレクタ接地のトランジスタ42、エミッタ抵抗53、および端子抵抗61がこの順で直列に接続されており、トランジスタ42のベースはトランジスタ41のコレクタ側に接続されている。トランジスタ42のエミッタは、抵抗54を介してトランジスタ43のベースに接続されている。また、トランジスタ43のベースは、コンデンサ55を介してGNDに接続されている。
<出力回路>
トランスインピーダンスアンプ30の出力回路70は、コア回路40から出力される電圧信号V2を増幅するカスコード回路39と、カスコード回路39のバイアス調整等を行う調整回路38とを備えている。
カスコード回路39は、電圧信号V2がベースに入力されるエミッタ接地の第1トランジスタ71と、バイアス電圧がベースに入力されるベース接地の第2トランジスタ72とが2段にカスコード接続されて構成されている。第1トランジスタ71のエミッタは、エミッタ抵抗81と端子抵抗84を介して、負の電源電圧VEE2(例えば、-4.5V)を供給する負側電源端子85に接続されている。第2トランジスタ172のコレクタは、第1の負荷抵抗79と端子抵抗82を介して、正の電源電圧VCC(例えば、+2V)を供給する正側電源端子86に接続されている。第2トランジスタ172のコレクタ側には、出力端子34が接続されている。コア回路37からカスコード回路39に入力された電圧信号V2は、カスコード回路139により増幅され、第2トランジスタ172のコレクタ側に接続された出力端子34から電圧信号Voutとして出力される。
カスコード回路39は、低電位側が負側電源端子85に接続され、高電位側が正側電源端子86に接続されており、入力端子31への入力信号が無いとき出力端子32での出力レベルがグランドレベルとなるように調整されている。
調整回路38は、カスコード回路39の第2トランジスタ72に必要な最適なバイアス電圧Vbbを供給し、カスコード回路39が広帯域で増幅動作を安定して実行できるように調整するものである。
具体的には、正側電源端子86は、端子抵抗82、コンデンサ74、抵抗75、および抵抗78をこの順で介して第2トランジスタ72のベースに接続されている。コンデンサ74の抵抗75側はGNDに接続されている。抵抗75の抵抗78側の端部は、負の電源電圧VEE2を供給する負側電源端子87に抵抗76を介して接続されているとともに、コンデンサ77を介してGNDに接続されている。また、正側電源端子86とGNDの間に、バイパスコンデンサ73およびバイパスコンデンサ83がこの順で直列に接続され、電源ノイズを低減するようになっている。
(動作説明)
対象の光が、光ファイバーを通って外部から筐体2内に導かれ、トランスインピーダンスアンプ30から逆バイアス電圧が印加された状態のフォトダイオード20に照射される。フォトダイオード20では、光信号のパワー(または強度)に応じて電流信号Ipdが発生し、アノード端子22からワイヤ11等のDC結合部を介してトランスインピーダンスアンプ30の入力端子31に送られる。
トランスインピーダンスアンプ30の入力端子31に送られた電流信号Iinは、コア回路40の増幅回路37を構成する入力段のトランジスタ44のベースに入力される。増幅回路37は、出力ノード62が帰還抵抗58を介してトランジスタ44のベースに接続されており、帰還回路35を備えている。この構成により、入力端子31に入力された電流信号Iinは、帰還抵抗58での電圧降下に応じた電圧信号に変換され増幅されて出力される。
コア回路40のトランジスタ49のエミッタ側から取り出された電圧信号V2は、出力回路70のカスコード回路39を構成する第1トランジスタ71のベースに入力され、カスコード回路39にて増幅されて出力端子32から電圧信号Voutとして出力される。
(光サンプリングオシロスコープ)
図6は、本実施形態に係る光サンプリングオシロスコープ90の構成図である。図6に示すように、本実施形態の光サンプリングオシロスコープ90は、被測定信号である光信号の波形を観測するために、光電気変換モジュール1とサンプリングオシロスコープ本体91を備えている。
サンプリングオシロスコープ本体91は、サンプラ92、A/D変換部93、制御・信号処理部95、記憶部95、操作部96、および表示部97を備えている。
サンプラ92は、光電気変換モジュール1から出力された電圧信号Voutを所定のトリガ信号によりサンプリングするようになっている。サンプリング方式としては、例えば、ランダムサンプリングやシーケンシャルサンプリングなどの等価時間サンプリングを採用することができる。
A/D変換部93は、サンプラ92にてサンプリングされた電気信号を、制御・信号処理部94にて処理可能なデジタル信号に変換する。
制御・信号処理部94は、被測定信号である光信号の波形表示を行うべく各種の信号処理やシステム全体の統括制御を行うようになっている。また、制御・信号処理部94は、操作部96から光信号の観測開始の指示を受け付ける。また、制御・信号処理部94は、サンプラ92によるサンプリングおよびA/D変換部93によるA/D変換によって得られたデータから、観測対象の光信号の波形画像を生成して表示するように、表示部97での表示制御を行う。
記憶部95は、操作部96にて設定された測定波長や波形観測に必要な各種パラメータを記憶するとともに、サンプラ92によるサンプリングおよびA/D変換部93でのA/D変換によって得られたデータ(波形画像に展開する前のデータ)などを記憶する。
操作部96は、例えば、表示部97の表示画面上のポインタやアイコンを操作するマウスやタッチスクリーンなどのポインティングデバイス、装置本体に設けられるキー、スイッチ、ボタンなどを備える。操作部96は、観測対象となる光信号の観測開始や停止の指示、観測対象となる光信号の測定波長の設定、その他波形観測に必要な各種パラメータの設定などを行う際に操作される。
表示部97は、例えば装置本体の前面に装備された液晶表示器などで構成される。表示部97は、操作部96の設定や操作に基づく制御・信号処理部94の制御下で、サンプラ92によるサンプリングおよびA/D変換部93でのA/D変換によって得られたデータから生成される観測対象の光信号の波形画像を表示画面上に表示する。
上記構成の光サンプリングオシロスコープ90は、被測定信号である光信号の波形観測を行うため、光電気変換モジュール1にて光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号をサンプラ92にてサンプリングし、A/D変換部93にてデジタル信号に変換して得られたデータに基づいて、光信号の波形をグラフ(例えば、横軸に時間、縦軸に光電力)にて表示するものである。
対応波長がそれぞれ異なるフォトダイオードを有する複数の光電気変換モジュールと、複数の光電気変換モジュールから1つの光電気変換モジュールを選択する高周波切替スイッチとを設けるようにしてもよい。
例えば、光通信で使用される波長850nm、1310nm、1550nmの何れかを測定波長に設定して光信号の波形を観測する場合、複数の光電気変換モジュールは、対応波長850nmのフォトダイオードを有する光電気変換モジュール、対応波長1310nmのフォトダイオードを有する光電気変換モジュール、対応波長1550nmのフォトダイオードを有する光電気変換モジュールまたは全波長に対応したフォトダイオードを有する光電気変換モジュールで構成されるようにしてもよい。
高周波切替スイッチは、操作部96にて設定された測定波長に対応する対応波長(測定波長と同一波長)のフォトダイオードを有する光電気変換モジュールを選択するように制御・信号処理部94によって切替制御されるようにしてもよい。
光電気変換モジュール1は、サンプリングオシロスコープ本体91の外部に設けてもよいし、サンプリングオシロスコープ本体91に内蔵するように構成してもよい。
(作用効果)
上記のように、本実施形態に係る光電気変換モジュール1では、フォトダイオード20のカソード端子21は、グランドに接続され、フォトダイオード20のアノード端子22は、ワイヤ11等のDC結合部によりトランスインピーダンスアンプ30の入力端子31に電気的に接続され、トランスインピーダンスアンプ30の電源端子33は、該DC結合部を介してフォトダイオード20に逆バイアス電圧が印加されるように、負の電源電圧VEEが印加されるようになっている。この構成により、高周波特性を確保するために従来必要であった図8に示すバイパスコンデンサ3および4が不要となり、フォトダイオード20のカソード端子21に接続される、グランド接続用のワイヤ12および13を、従来のように引き回す必要がなく、フォトダイオード20直下のグランド電位となっている筐体2に接続すればよい。これにより、カソード端子21に接続されるワイヤ12および13の長さを短縮でき、ワイヤ12および13のインダクタンス成分が低減され、フォトダイオード20の高周波特性の劣化を抑制することができる。これにより、DCから高周波数までの広帯域で周波数特性の良好な光電気変換モジュールを実現できる。また、本実施形態では、従来必要であった図8に示すバイパスコンデンサ3および4を削減できるので、実装が容易になり、部品点数も減るためコストの低減が可能となる。しかも、フォトダイオードに逆バイアス電圧をかけるためのフォトダイオード専用の電源が不要となるため、さらにコストの削減が可能となる。
また、本実施形態に係る光電気変換モジュール1は、トランスインピーダンスアンプ30は、フォトダイオード20により得られた電流信号を電圧信号に変換するコア回路40と、変換した電圧信号を増幅する出力回路70とを備えている。このコア回路40は、ベースが入力端子31に接続されたトランジスタ44を有する増幅回路37を備え、増幅回路37の出力ノード62が帰還抵抗58を介してトランジスタ44のベースに接続されて帰還回路35を構成しており、トランジスタ44のエミッタは、エミッタ抵抗57を介して負の電源電圧VEEに接続されている。この構成により、コア回路40において帰還抵抗58の抵抗値により定まるゲインで電流信号を電圧信号に変換することができるとともに、コア回路40のトランジスタ44を介してフォトダイオード20のアノード端子22に負の電圧を印加することができる。
また、本実施形態に係る光電気変換モジュール1は、出力回路70が、カスコード接続された第1トランジスタ71および第2トランジスタ72を有するとともに出力端子32に接続されたカスコード回路39を備えている。このカスコード回路39は、低電位側が負側電源端子85に接続され、高電位側が正側電源端子86に接続されており、入力端子31への入力信号が無いとき出力端子32での出力レベルがグランドレベルとなるように調整されている。この構成により、例えば50Ω系の負荷に対してDCカットコンデンサを入れずに直接接続できるので、周波数がDCから動作する光電気変換モジュール1を実現することができる。
また、本実施形態に係る光サンプリングオシロスコープ90は、光電気変換モジュール1を受信部に備えて構成されている。この構成により、DCから高周波数までの広帯域で良好に動作し、高周波特性に優れた受信部を備えた光サンプリングオシロスコープを実現することができる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る光電気変換モジュール1Aの概略構成を示す平面図であり、図4は、図3の側面図である。図3および図4に示すように、本実施形態に係る光電気変換モジュール1Aは、トランスインピーダンスアンプ30が実装された基板35の一面35aに、裏面入射型のフォトダイオード20がフリップチップ実装されている。
具体的には、トランスインピーダンスアンプ30の基板35の一面35aには、入力用パッド31A、出力用パッド32A、およびDCパッド33Aが設けられている。入力用パッド31Aは、入力端子としてのRF入力パッド31bと、RF入力パッド31bの両隣に位置し、グランドに接続されたGNDパッド31a、31aとを有している。出力用パッド32Aは、出力端子としてのRF出力パッド32bと、その両隣に配置されたGNDパッド32a、32aとを有している。また、基板35の一面35aには、4個のDCパッド33Aが設けられ、DCパッド33Aを介して電源あるいはグランドに接続されている。なお、本実施形態のRF入力パッド31bおよびGNDパッド31aは、本発明の入力パッドおよびグランドパッドにそれぞれ対応している。
フォトダイオード20は、基板35の一面35aに対向する側の表面20aに、アノード端子としてのアノードパッド22Aと、その両隣に配置されたカソード端子としてのカソードパッド21A、21Aとを有している。また、フォトダイオード20の表面20aには、該表面20aのコーナー部付近に2つのサポートパッド23、23が形成されている。フォトダイオード20の裏面20bには、入射光をフォトダイオード20に導入するための窓25が設けられている。
フォトダイオード20は、フォトダイオード20の表面20aに形成されたアノードパッド22Aおよびカソードパッド21A、21Aが、ハンダまたは金製のバンプ27を介してトランスインピーダンス30側のRF入力パッド31bおよびGNDパッド31a、31aにそれぞれ電気的に接続されるように、トランスインピーダンスアンプ30の基板35の一面35aにフリップチップ実装されている。
この構成により、フォトダイオード20のアノードパッド22Aとトランスインピーダンスアンプ30の入力パッド31bとの間の配線における寄生インダクタンス成分をさらに低減することができ、DCから高周波数まで更に広帯域の周波数特性を得ることができる。また、フォトダイオード20に逆バイアス電圧を供給するフォトダイオード専用の電源が不要な上に、フリップチップ実装を行っているので、コンパクトな光電気変換モジュール1Aを実現することができる。
また、本実施形態において、裏面入射型のフォトダイオードを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば表面入射型のフォトダイオードであっても光の入射構造を変更すれば同様の効果が得られる。
また、上記実施形態では、トランスインピーダンスアンプ30にバイポーラ型トランジスタが用いられているが、これに限定されず、電界効果型トランジスタを用いてトランスインピーダンスアンプを構成してもよい。
以上のように、本発明に係る光電気変換モジュールは、フォトダイオードの高周波特性の劣化を抑制することができるという効果を有し、光信号を受信して電気信号に変換する光電気変換モジュールおよび光電気変換モジュールを受信部に用いる光サンプリングオシロスコープとして有用である。
1、100 光電気変換モジュール
2 筐体
3、4、5、6 バイパスコンデンサ
7 伝送線路
11、12、13、14、15、16、17 ワイヤ
20、120 フォトダイオード
20a 表面
20b 裏面
21 カソード端子
21A カソードパッド
22 アノード端子
22A アノードパッド
23 サポートパッド
25 窓
27 バンプ
29 入射光
30、130 トランスインピーダンスアンプ
31 入力端子
31A 入力用パッド
31a GNDパッド(グランドパッド)
31b RF入力パッド(入力パッド)
32 出力端子
32A 出力用パッド
32a GNDパッド
32b RF出力パッド
33 電源端子
33A DCパッド
35 帰還回路
36、38 調整回路
37 増幅回路
39 カスコード回路
40 コア回路
41、42、43、44、45、46、47、48、49 トランジスタ
51、52、54、58、75、76、78 抵抗
50、55、73、74、77、83 コンデンサ
53、57、59、60、81 エミッタ抵抗
56、79 負荷抵抗
61、82、84 端子抵抗
70 出力回路
71 第1トランジスタ
72 第2トランジスタ
90 光サンプリングオシロスコープ
91 サンプリングオシロスコープ本体
92 サンプラ
93 A/D変換部
94 制御・信号処理部
95 記憶部
96 操作部
97 表示部

Claims (3)

  1. 光信号を電流信号に変換するフォトダイオード(20)と、
    前記フォトダイオードにより得られた前記電流信号を入力端子(31)で受け電圧信号に変換し増幅して出力端子(32)から出力するトランスインピーダンスアンプ(30)と、を備え、
    前記フォトダイオードのカソード端子(21)は、グランドに接続され、前記フォトダイオードのアノード端子(22)は、DC結合部(11)により前記トランスインピーダンスアンプの前記入力端子に電気的に接続され、
    前記トランスインピーダンスアンプの電源端子(33)は、前記DC結合部を介して前記フォトダイオードに逆バイアス電圧が印加されるように、負の電源電圧(VEE)が印加され
    前記フォトダイオードと前記トランスインピーダンスアンプとを収容する金属製の筐体(2)をさらに備え、前記フォトダイオードの前記カソード端子は、グランド電位にある前記筐体に金属製のワイヤ(12,13)による空中配線を介して電気的に接続され、前記フォトダイオードの前記アノード端子は、該フォトダイオードに隣接して配置された前記トランスインピーダンスアンプの前記入力端子に金属製のワイヤ(11)による空中配線を介して電気的に接続され、
    前記トランスインピーダンスアンプは、前記フォトダイオードにより得られた前記電流信号を第1電圧信号(V2)に変換するコア回路(40)と、前記変換した第1電圧信号を増幅する出力回路(70)とを備え、
    前記コア回路は、ベースまたはゲートが前記入力端子に接続された第3トランジスタ(44)を有する増幅回路(37)を備え、前記増幅回路の中間出力ノード(62)が帰還抵抗(58)を介して前記第3トランジスタの前記ベースまたはゲートに接続されて帰還回路(35)を構成しており、前記第3トランジスタのエミッタまたはソースは、第1抵抗(57)を介して前記負の電源電圧(VEE)に接続され、
    前記出力回路は、カスコード接続された一対の第1および第2トランジスタ(71,72)を有するとともに前記出力端子に接続されたカスコード回路(39)を備え、前記カスコード回路は、低電位側が第2の電源端子(85)に接続され、高電位側が第3の電源端子(86)に接続されており、前記入力端子への入力信号が無いとき前記出力端子での出力レベルがグランドレベルとなるように、前記第2の電源端子が負の電源電圧(VEE2)に接続され、第3の電源端子(86)が正の電源電圧(VCC)に接続され、
    前記コア回路は、前記増幅回路のバイアス調整を行う第1調整回路(36)を備え、前記第1調整回路は、前記増幅回路のDCを含む広帯域での動作に必要な最適なバイアスを設定し、前記グランドと前記電源端子(33)との間に、第1バイパスコンデンサ(50)および第1端子抵抗(61)がこの順で直列に接続されて電源ノイズを低減し、前記グランドと前記電源端子(33)との間に、第2抵抗(51)、ダイオード接続された第4トランジスタ(41)、第3抵抗(52)、および前記第1端子抵抗(61)がこの順で直列に接続され、前記グランドと前記電源端子(33)との間に、コレクタ接地の第5トランジスタ(42)、エミッタ抵抗(53)、および前記第1端子抵抗(61)がこの順で直列に接続され、前記第5トランジスタ(42)のベースは前記第4トランジスタ(41)のコレクタ側に接続され、前記第5トランジスタ(42)のエミッタは、第4抵抗(54)を介して第6トランジスタ(43)のベースに接続され、前記第6トランジスタ(43)のベースは、第1コンデンサ(55)を介して前記グランドに接続され、
    前記トランスインピーダンスアンプ(30)の前記出力回路(70)は、前記カスコード回路(39)のバイアス調整を行う第2調整回路(38)を備え、前記第2調整回路は、前記カスコード回路(39)の前記第2トランジスタ(72)に必要な最適なバイアス電圧を供給し、正側の前記第3の電源端子(86)は、第2端子抵抗(82)、第2コンデンサ(74)、第5抵抗(75)、および第6抵抗(78)をこの順で介して前記第2トランジスタ(72)のベースに接続され、前記第2コンデンサ(74)の前記第5抵抗(75)側は前記グランドに接続され、前記第5抵抗(75)の前記第6抵抗(78)側の端部は、負の電源電圧を供給する負側電源端子(87)に第7抵抗(76)を介して接続されるとともに第3コンデンサ(77)を介して前記グランドに接続され、正側の前記第3の電源端子(86)と前記グランドの間に、第2バイパスコンデンサ(73)および第3バイパスコンデンサ(83)がこの順で直列に接続されて電源ノイズを低減するようになっており、
    第4バイパスコンデンサ(5)および第5バイパスコンデンサ(6)が、前記トランスインピーダンスアンプ(30)に隣接して配置されており、前記トランスインピーダンスアンプ(30)の前記電源端子(33)と前記第4バイパスコンデンサ(5)の一端側とは、ワイヤ(14,15)を介して接続され、前記電源端子(33)と前記第5バイパスコンデンサ(6)の一端側とはワイヤ(16,17)を介して接続され、前記第4および第5バイパスコンデンサ(5,6)の他端側は前記グランドに接続され、
    前記増幅回路(37)において、前記入力端子(31)に入力された前記電流信号は、前記帰還抵抗(58)の抵抗値により定まるゲインで電圧信号に変換・増幅され前記中間出力ノード(62)にて前記帰還抵抗(58)での電圧降下に応じた第2電圧信号(V1)が得られ、前記第2電圧信号が増幅されて前記コア回路の出力である前記第1電圧信号(V2)として出力される
    ことを特徴とする光電気変換モジュール。
  2. 光信号を電流信号に変換するフォトダイオード(20)と、
    前記フォトダイオードにより得られた前記電流信号を入力端子(31)で受け電圧信号に変換し増幅して出力端子(32)から出力するトランスインピーダンスアンプ(30)と、を備え、
    前記フォトダイオードのカソード端子(21)は、グランドに接続され、前記フォトダイオードのアノード端子(22)は、DC結合部(11)により前記トランスインピーダンスアンプの前記入力端子に電気的に接続され、
    前記トランスインピーダンスアンプの電源端子(33)は、前記DC結合部を介して前記フォトダイオードに逆バイアス電圧が印加されるように、負の電源電圧(VEE)が印加され、
    前記トランスインピーダンスアンプが実装された基板(35)の一面(35a)に、前記入力端子としての入力パッド(31b)と、該入力パッドの両隣に位置しグランドに接続されたグランドパッド(31a,31a)とが形成されており、前記フォトダイオードは、前記基板の前記一面に対向する該フォトダイオードの表面(20a)に形成された前記カソード端子としてのカソードパッド(21A)がバンプを介して前記グランドパッドに接続され、かつ、前記表面に形成された前記アノード端子としてのアノードパッド(22A)がバンプを介して前記入力パッドに接続されるように、前記基板の前記一面にフリップチップ実装され、
    前記トランスインピーダンスアンプは、前記フォトダイオードにより得られた前記電流信号を第1電圧信号(V2)に変換するコア回路(40)と、前記変換した第1電圧信号を増幅する出力回路(70)とを備え、
    前記コア回路は、ベースまたはゲートが前記入力端子に接続された第3トランジスタ(44)を有する増幅回路(37)を備え、前記増幅回路の中間出力ノード(62)が帰還抵抗(58)を介して前記第3トランジスタの前記ベースまたはゲートに接続されて帰還回路(35)を構成しており、前記第3トランジスタのエミッタまたはソースは、第1抵抗(57)を介して前記負の電源電圧(VEE)に接続され、
    前記出力回路は、カスコード接続された一対の第1および第2トランジスタ(71,72)を有するとともに前記出力端子に接続されたカスコード回路(39)を備え、前記カスコード回路は、低電位側が第2の電源端子(85)に接続され、高電位側が第3の電源端子(86)に接続されており、前記入力端子への入力信号が無いとき前記出力端子での出力レベルがグランドレベルとなるように、前記第2の電源端子が負の電源電圧(VEE2)に接続され、第3の電源端子(86)が正の電源電圧(VCC)に接続され、
    前記コア回路は、前記増幅回路のバイアス調整を行う第1調整回路(36)を備え、前記第1調整回路は、前記増幅回路のDCを含む広帯域での動作に必要な最適なバイアスを設定し、前記グランドと前記電源端子(33)との間に、第1バイパスコンデンサ(50)および第1端子抵抗(61)がこの順で直列に接続されて電源ノイズを低減し、前記グランドと前記電源端子(33)との間に、第2抵抗(51)、ダイオード接続された第4トランジスタ(41)、第3抵抗(52)、および前記第1端子抵抗(61)がこの順で直列に接続され、前記グランドと前記電源端子(33)との間に、コレクタ接地の第5トランジスタ(42)、エミッタ抵抗(53)、および前記第1端子抵抗(61)がこの順で直列に接続され、前記第5トランジスタ(42)のベースは前記第4トランジスタ(41)のコレクタ側に接続され、前記第5トランジスタ(42)のエミッタは、第4抵抗(54)を介して第6トランジスタ(43)のベースに接続され、前記第6トランジスタ(43)のベースは、第1コンデンサ(55)を介して前記グランドに接続され、
    前記トランスインピーダンスアンプ(30)の前記出力回路(70)は、前記カスコード回路(39)のバイアス調整を行う第2調整回路(38)を備え、前記第2調整回路は、前記カスコード回路(39)の前記第2トランジスタ(72)に必要な最適なバイアス電圧を供給し、正側の前記第3の電源端子(86)は、第2端子抵抗(82)、第2コンデンサ(74)、第5抵抗(75)、および第6抵抗(78)をこの順で介して前記第2トランジスタ(72)のベースに接続され、前記第2コンデンサ(74)の前記第5抵抗(75)側は前記グランドに接続され、前記第5抵抗(75)の前記第6抵抗(78)側の端部は、負の電源電圧を供給する負側電源端子(87)に第7抵抗(76)を介して接続されるとともに第3コンデンサ(77)を介して前記グランドに接続され、正側の前記第3の電源端子(86)と前記グランドの間に、第2バイパスコンデンサ(73)および第3バイパスコンデンサ(83)がこの順で直列に接続されて電源ノイズを低減するようになっており、
    第4バイパスコンデンサ(5)および第5バイパスコンデンサ(6)が、前記トランスインピーダンスアンプ(30)に隣接して配置されており、前記トランスインピーダンスアンプ(30)の前記電源端子(33)と前記第4バイパスコンデンサ(5)の一端側とは、ワイヤ(14,15)を介して接続され、前記電源端子(33)と前記第5バイパスコンデンサ(6)の一端側とはワイヤ(16,17)を介して接続され、前記第4および第5バイパスコンデンサ(5,6)の他端側は前記グランドに接続され、
    前記増幅回路(37)において、前記入力端子(31)に入力された前記電流信号は、前記帰還抵抗(58)の抵抗値により定まるゲインで電圧信号に変換・増幅され前記中間出力ノード(62)にて前記帰還抵抗(58)での電圧降下に応じた第2電圧信号(V1)が得られ、前記第2電圧信号が増幅されて前記コア回路の出力である前記第1電圧信号(V2)として出力される
    ことを特徴とする光電気変換モジュール。
  3. 請求項1または2に記載の光電気変換モジュールを受信部に備えたことを特徴とする光サンプリングオシロスコープ。
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