JP7376010B2 - 立軸の軸受潤滑装置 - Google Patents

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Description

本発明は、立軸の軸受潤滑装置に関する。更に詳しくは、運転停止状態が長期に及ぶ場合であっても軸受のオイル切れが発生しなくなる立軸の軸受潤滑装置に関するものである。
ポンプを備えた非常用設備においては、非常時において安定した確実な運転と故障の無い高い信頼性が要求される。一般に、非常用設備は運転停止状態が長く続くことが常である。従って、始動時に軸受部のオイルが切れている場合、軸受部が破損し、これにより非常用設備を安定して運転することが出来ない場合が起こり得る。そのため、軸受部については長期運転停止後であってもオイル切れが発生しない種々の潤滑方式が提案されている。
立軸ポンプの軸受の潤滑方式としては、主にグリース式潤滑、油浴式潤滑、循環式潤滑がある。高荷重が作用する軸受には循環式潤滑が採用されることが多い。循環式潤滑は、機械が運転を始めることでオイルポンプが駆動され、そのオイルポンプがオイル室から吸い上げた潤滑油を吐出管を介して軸受に供給している。機械の運転停止時においては、オイルポンプも停止するため、軸受のオイル切れの問題が生じる。そこで、通常は別途プライミングポンプを設けて運転開始前に一定時間潤滑油を循環させてオイル切れによる問題を回避している。しかし、オイルポンプ以外に別途プライミングポンプが必要になることで、コストや始動性に問題がある。
ところで、軸受の周囲に潤滑油を溜める第1の油受を設けると共に、軸受の上方にも潤滑油を受ける第2の油受を設けた循環式の立軸受潤滑装置が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。この循環式の立軸受潤滑装置では、運転開始前においては軸受は第1の油受内の潤滑油に浸されており、オイル切れが生じないこととしている。他方、運転開始後はネジポンプが駆動され、油槽内のオイルがネジポンプによって吸い上げられ、第2の油受→軸受→第1の油溜り→油槽と循環するように構成されている。
同様に、軸受の周囲にオイルを溜める回転オイルダムを設けると共に、その下方にオイルパンを設けた循環式の立軸受潤滑装置が知られている(例えば、特許文献2を参照。)。この循環式の立軸受潤滑装置では、運転開始前においては軸受は回転オイルダム内のオイル中に浸されており、オイル切れが生じないこととしている。運転開始後はオイルパン内のオイルがオイルポンプで吸い上げられて回転オイルダムに供給され、回転オイルダムからオーバーフローしたオイルはオイルパンに戻るように構成されている。
実開昭53-165952号公報 特開昭60-157593号公報
上記特許文献1に記載された循環式の立軸受潤滑装置では、第1の油受及び第2の油受は供に軸と一体に取り付けられている。従って、軸が回転している場合、第1の油受及び第2の油受は軸と供に回転し、その内部に溜まる潤滑油(オイル)も回転する。そのため、第1の油受及び第2の油受に供給されたオイルは、軸の回転による遠心力によって周囲に飛散し、軸の回転停止後は、第1の油受に軸受を潤滑するオイルは少量しか残留しないものと考えられる。
従って、運転停止状態が長期に及ぶ場合、第1の油受内の少量のオイルは蒸発により殆ど残留しないものと考えられ、軸受はオイル切れを生じるものと考えられる。
同様に、上記特許文献2に記載の循環式の立軸受潤滑装置では、回転オイルダムは軸と一体に取り付けられているため、軸が回転している場合、回転オイルダムに供給されたオイルは、軸の回転による遠心力によって周囲に飛散し、軸の回転停止後は、回転オイルダム内にオイルは少量しか残留しないものと考えられる。
従って、運転停止状態が長期に及ぶ場合、回転オイルダム内のオイルは蒸発により殆ど残留しないものと考えられ、軸受はオイル切れを生じるものと考えられる。
そこで、本発明は上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであり、その目的は、運転停止状態が長期に及ぶ場合であっても軸受のオイル切れが発生しなくなる立軸の軸受潤滑装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る立軸の軸受潤滑装置は、回転動力を伝達する軸(1)と、前記軸(1)を回転自在に支持する軸受(2)と、前記軸受(2)の外輪(2a)を固定するケーシング(3)と、前記軸受(2)を潤滑するためのオイルを貯蔵するオイル室(4)と、前記軸(1)に一体に取り付けられ前記オイル室(4)のオイルを循環させながら前記軸受(2)に供給するオイル供給手段(5、6、8)と、前記軸(1)と一体に回転し前記軸受(2)に供給されたオイルを受けて該軸受(2)をオイルで浸すオイル受(9)とを備えた立軸の軸受潤滑装置であって、前記オイル受(9)の内部には、前記ケーシング(3)の外周面に固定されオイルが前記軸(1)と供に回転することを防止する供回り防止装置(10)が配置されていることを特徴とする。
上記構成では、軸(1)が回転する場合であっても、オイル受(9)内のオイルは供回り防止装置(10)によって回転を邪魔され無回転状態となる。その結果、軸(1)が回転する場合、オイル受(9)内のオイルは、無回転状態のまま、オイル供給手段(5、6、8)によって軸受(2)に供給されたオイルによって下方から押し上げられてオイル受(9)上端(9a)からオーバーフローして(溢れて)オイル室(4)に戻されるようになる。
一方、軸(1)の回転が停止した場合、オイル受(9)の回転も停止する。オイル受(9)の回転停止後、ケーシング(3)内の残留オイルによって、オイル受(9)上端からのオイルのオーバーフローは所定の間持続するようになる。その結果、オイル受(9)内には軸受(2)を潤滑するのに十分な量のオイルが残留することになる。これにより、運転停止状態が長期に及ぶ場合であっても、軸受(2)に対するオイル切れが発生しなくなる。
本発明に係る立軸の軸受潤滑装置の第2の特徴は、前記軸(1)が回転する場合、前記ケーシング(3)内に前記軸受(2)をオイルで埋没させるオイル層が形成されることである。
本発明に係る立軸の軸受潤滑装置の第3の特徴は、前記軸(1)が回転停止した後、前記ケーシング(3)内に前記軸受(2)をオイルで埋没させるオイル層が形成されることである。
上記構成では、軸(1)が回転する場合、オイル受(9)内のオイルは上記オイル層(図2、図3)によって下方から押し上げられてオイル受(9)上端(9a)からオーバーフローして(溢れて)オイル室(4)に戻されるようになる。一方、軸(1)の回転が停止した場合、オイル受(9)上端(9a)からのオイルのオーバーフローは、オイル層の高さがオイル受(9)上端(9a)に等しくなるまで持続することになる。これにより、オイル受(9)内は軸受(2)を潤滑するのに十分な量のオイルが残留することになる。
本発明に係る立軸の軸受潤滑装置の第4の特徴は、前記供回り防止装置(10)は、前記ケーシング(3)に固定され且つ該ケーシング(3)外周面と前記オイル受(9)内周面との間に設けられた邪魔板(10a)を含むことである。
上記構成では、既存の軸受潤滑装置に対する小規模な改修によって供回り防止装置(10)を構成することができる。
本発明に係る立軸の軸受潤滑装置によれば、軸(1)の回転停止後において、軸受(2)をオイルで浸すオイル受(9)内は軸受(2)を潤滑するのに十分な量のオイルが残留した状態になるため、運転停止状態が長期に及ぶ場合であっても軸受(2)のオイル切れが発生しなくなる。
特に、オイル受(9)内のオイルは、軸(1)が回転する場合、供回り防止装置(10)によって軸(1)と供に回転することを阻害され無回転状態となる。更に、ケーシング(3)内には、オイル供給手段(5、6、8)によって軸受(2)をオイルで埋没させるオイル層が形成される。これにより、軸(1)が回転する場合は、無回転状態にあるオイル受(9)内のオイルは周囲に飛散されることなく、オイル層によって下方から押し上げられて上端からオーバーフローして(溢れて)オイル室(4)に戻されるようになる。一方、軸(1)の回転が停止する場合、オイル受(9)上端からのオイルのオーバーフローは、オイル層の高さがオイル受(9)の上端に等しくなるまで持続することになる。
また、供回り防止装置(10)はケーシング(3)に固定され、そのケーシング(3)外周面とオイル受(9)内周面との間に設けられた邪魔板(10a)によって構成されている。そのため、既存の軸受潤滑装置に対する小規模な改修によって供回り防止装置(10)を構成することができるようになる。
本発明の第1実施形態に係る立軸の軸受潤滑装置を示す説明図である。 軸が回転している場合のオイルの流れを示す説明図である。 軸の回転が停止した後のオイルの流れを示す説明図である 軸の回転が長期停止している場合のオイル受内のオイルを示す説明図である。 本発明に係る立軸の軸受潤滑装置を適用した立軸渦巻き斜流ポンプを示す要部断面説明図である。 本発明の第2実施形態に係る立軸の軸受潤滑装置を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る立軸の軸受潤滑装置を示す説明図である。 本発明の第4実施形態に係る立軸の軸受潤滑装置を示す説明図である。 本発明の第5実施形態に係る立軸の軸受潤滑装置を示す説明図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る立軸の軸受潤滑装置100を示す説明図である。図1(a)は立軸の軸受潤滑装置100の要部縦断面を表し、図1(b)は図1(a)のA-B断面を表している。
この立軸の軸受潤滑装置100では、軸1(オイル受9)が回転している場合、供回り防止装置10によってオイル受9内のオイルLOは無回転状態になる。それに加えて、オイルリフター5によってケーシング3内には軸受2をオイルLOで埋没させるオイル層(図2、図3)が形成される。そのため、無回転状態にあるオイル受9内のオイルLOは、このオイル層によって下方から押し上げられてオイル受9上端9aからオーバーフローしてオイル室4に戻されることになる。オイル受9上端9aからのオイルLOのオーバーフローは、軸1の回転停止後、オイル層の高さがオイル受9上端9aに等しくなるまで持続することになる。その結果、オイル受9内には、軸1の回転停止後、軸受2を潤滑するのに十分な量のオイルLOが残留するようになる。これにより、運転停止状態が長期に及ぶ場合であっても軸受2のオイル切れが発生しなくなる。なお、この詳細については図2から図4を参照しながら後述する。
構成として、この立軸の軸受潤滑装置100は、回転動力を伝達する軸1と、軸1を回転自在に支持する軸受2と、軸受2を収容するケーシング3と、オイルLOを貯蔵するオイル室4と、オイルLOをオイル室4から吸い上げて径方向に吐出するオイルリフター5と、オイルリフター5によって吸い上げられたオイルLOを軸受2に供給する吐出管6と、ケーシング3内のオイルLOをオイル室4に直接戻すオーバーフロー管7と、オイルリフター5から吐出されるオイルLOを吐出管6に案内するオイルリフター受8と、軸受2をオイルLOで浸すオイル受9と、オイル受9内のオイルLOが軸1と供に回転することを防止する供回り防止装置10とを具備して構成される。なお、軸1が回転する場合、内輪2b、係止輪2e、オイルリフター5及びオイル受9は軸1と供に回転し、それ以外の構成要素は軸1と供に回転せず静止する。以下各構成について説明する。
軸1は、例えば立軸渦巻き斜流ポンプ(図5)の回転軸であり、軸1の上方に設けられた原動機(図示せず)の回転動力をその立軸渦巻き斜流ポンプ(図5)に伝達する。
軸受2は、外輪2aと内輪2bと、その間に設けられる複数の転動体2c,2dとから成る。外輪2aはケーシング3の下円筒部3bに軸1に対し回転不能に固定されている。内輪2bは、その下端をオイルリフター5によって係止されると共に、その上端を係止輪(環状ストッパ)2eによって係止されることにより、軸1に取り付けられている。
転動体2c,2dは樽形で、外輪2aと内輪2bの周方向に沿って上下二列に設けられている。上転動体2cと下転動体2dは互いに水平方向に関して折り返された位置関係にある。特に、外輪2aの内周面が球面に形成されているため、軸受2の中心がずれる場合であっても、軸受2の中心を元の位置に復帰させる自動調心が行われる。軸受2としては、例えば自動調心ころ軸受を使用することができる。
ケーシング3は、上円筒部3aと、下円筒部3bと、フランジ部3cとから成る。上円筒部3aには吐出管6及びオーバーフロー管7がそれぞれ接続されている。下円筒部3bの内周面には軸受2の外輪2aが固定されている。また、下円筒部3bの外周面には本発明に係る供回り防止装置10を構成する邪魔板10aが固定されている。
フランジ部3cには、吐出管6を通すための貫通穴3caと、オーバーフロー管7から流出したオイルLOをオイル室4に直接戻すための貫通穴3cbが形成されている。また、フランジ部3cには、オイルLOを貯蔵するオイル室4が固定されている。従って、フランジ部3cはオイル室4の蓋として機能すると共に、供回り防止装置10に沿って上昇するオイルLOの流れを堰き止めてオイル受9に戻す機能も有している。
オイル室4は、外筒部4aと、内筒部4bと、底板4cとから成る。外筒部4aがケーシング3のフランジ部3cに一体に取り付けられている。内筒部4bは軸1とオイルリフター5との間に配置され、底板4cに固定されている。なお、底板4cは外筒部4aに固定されている。
オイルリフター5は、軸1に固定され、遠心力によってオイルLOを吐出する回転ポンプである。全体的な形状は円筒形である。側部の内周面はテーパー面を成している。側部には周方向に沿って等間隔に中空箱形の吐出部5aが複数形成されている。また、吐出部5aにはオイルを吸い込むための吸込管5bが垂直に接続されている。
従って、オイルリフター5が回転することによって、吐出部5a内のオイルLOが遠心力によって吐出部5aからオイルリフター受8に吐出される。その結果、吐出部5a内の圧力が低下し、吸込管5bの入口と出口との間に圧力差が生じる。この圧力差により、オイル室4内のオイルLOが吸込管5bを通って吐出部5aに吸い上げられ、回転による遠心力によって吐出部5aからオイルリフター受8に吐出される。これにより、オイル室4内のオイルLOが連続的に吸い上げられオイルリフター受8に吐出される。
吐出管6は、オイルリフター5から吐出されたオイルLOを軸受2に吐出する。吐出管6から軸受2に吐出されたオイルLOは、ケーシング3内に軸受2をオイルLOで埋没させるオイル層(図2、図3)を形成する。オイル層は軸受2の隙間を介してオイル受9に連通している。その結果、オイル受9内のオイルLOは、オイル層によって下方から押し上げられてオイル受9上端9aからオーバーフローしてオイル室4に戻される。
軸1が定常回転している場合、吐出管6から吐出されるオイルLOの流量は、オイル受9上端9aからオーバーフローする流量より多くなるように予め設定されている。そのため、ケーシング3内のオイルLOのレベルが上昇して、軸受2をオイルLOで埋没させる上記オイル層(図2、図3)がケーシング3内に形成される。オイル層のレベル(高さ)は、オーバーフロー管7より低いレベルになるようにオーバーフロー管7によって規制されている。
オイルリフター受8は、内部に吐出管6に連通する流路8aが形成されている。なお、オイルリフター受8はオイル室4の底板4cに固定され軸1に対し回転不能である。
オイル受9は、オイルリフター5の外周面に固定され、回転について軸1と同期しながら、軸受2を潤滑したオイルLOを受ける。なお、オイル受9の内部には供回り防止装置10を構成する邪魔板10aが静止状態(軸1に対し回転不能状態)で配置されている。従って、オイル受9内のオイルLOは、軸1が回転する場合であっても軸1(オイル受9)と供に回転することはない。
その結果、軸1が回転する場合、オイル受9内のオイルLOが周囲に飛散することは殆どなく、オイル受9はオイルLOで殆ど満たされた状態(満杯状態)になる。また、軸1(オイル受9)の回転が停止する場合、オイル受9上端9aからのオイルのオーバーフローは、オイル層の高さがオイル受(9)上端に等しくなるまで持続することになる。これにより、軸1の回転が停止した後、オイル受9内には軸受2を潤滑するのに十分な量のオイルLOが残留するようになる。
図1(b)に示されるように、供回り防止装置10は、複数(例えば12個)の邪魔板10aが放射状にケーシング3の下円筒部3bの外周面に固定されている。これにより、下円筒部3bとオイル受9との隙間には、2つの邪魔板10a,10aと下円筒部3bとから成り軸1に対し常に静止した12個の隔壁区画が形成される。従って、軸受2を潤滑したオイルLOはケーシング3内のオイル層(図2、図3)によって押し上げられて、12個の何れかの隔壁区画に流入して、邪魔板10aによって軸1と供に回転することを阻止されることになる。邪魔板10aの形状は例えば縦長の矩形状である。面積の大きい表面・裏面がその隙間を塞いでオイル受9の周方向に直交するように、供回り防止装置10はオイル受9の内部に配置されている。なお、矩形以外の邪魔板10aの形状(変形例)については、図6から図9を参照しながら後述する。以下、軸1が回転している場合のオイルLOの流れについて説明する。
図2は、軸1が回転している場合のオイルLOの流れを示す説明図である。なお説明の都合上、オイルLOはケーシング3からオーバーフローしていないものとする。
軸1が回転することによって、係止輪2e、内輪2b、オイルリフター5及びオイル受9が軸1と供に回転する。オイルリフター5の吐出部5a内のオイルLOは、吐出部5aとオイルリフター受8の流路8aが対向するときに遠心力によって吐出される。オイルリフター受8から吐出されたオイルLOは、吐出管6を通って軸受2に吐出される。
軸受2に吐出されたオイルLOによって、ケーシング3内には軸受2をオイルLOで埋没させるオイル層が形成される。オイル層は軸受2の隙間を介してオイル受9に連通している。
一方、オイル受9内のオイルLOは軸1(オイル受9)と供に回転しようとするが、供回り防止装置10によってオイル受9と供に回転することを阻害される。つまり、オイル受9内のオイルLOは無回転状態になる。従って、無回転状態にあるオイル受9内のオイルLOは、ケーシング3内のオイル層によって下方から押し上げられてオイル受9上端9aからオーバーフローしてオイル室4に戻される。
このように、軸1が回転している場合、オイル受9内のオイルLOは、供回り防止装置10によって無回転状態になると共に、オイル層によって下方から押し上げられて、オイル受9上端9aからオーバーフローしてオイル室4に戻される。その結果、軸1が回転する場合であっても、オイル受9内はオイルLOで殆ど満たされた状態(満杯状態)になる。これにより、軸受2はオイルLO中に浸かった状態になる。次に、軸1の回転が停止した後のオイルLOの流れについて説明する。
図3は、軸1の回転が停止した後のオイルLOの流れを示す説明図である。
軸1の回転が停止する場合、オイルリフター5の回転も停止する。その結果、吐出管6から軸受2にオイルLOが供給されなくなる。ケーシング3内の残留オイル層は、時間が経過するにつれてレベルが下降する。残留オイル層のレベルが下降している間、オイル受9内のオイルLOは残留オイル層によって下方から押し上げられてオイル受9上端9aからオーバーフローしてオイル室4に戻される。
残留オイル層のレベルがオイル受9上端9aに等しくなるときに、オイル受9内のオイルLOはオーバーフローしなくなる。この場合、オイル受9はオイルLOで満杯になる。
このように、軸1の回転が停止した後、吐出管6からオイルLOが供給されなくなるが、ケーシング3内の残留オイル層によって、オイル受9内のオイルLOは下方から押し上げられてオイル受9上端9aからオーバーフローする。オイル受9上端9aからのオーバーフローは、残留オイル層の高さがオイル受9上端9aに等しくなるまで持続する。その結果、オイル受9はオイルLOで満杯になり、軸受2はオイルLO中に浸かった状態になる。
図4は、軸1の回転が長期停止している場合のオイル受9内のオイルLOを示す説明図である。軸1の回転が長期停止している場合、オイル受9内のオイルLOは蒸発するため、オイルLOの油面はオイル受9上端9aより下方に位置するようになる。軸受2は大部分がオイル受9内のオイルLO中に浸かった状態となり、オイル受9内のオイルLOで十分に潤滑されている状態となる。従って、軸1が再始動する場合、軸1は滑らかに(スムーズ)に回転することになる。
このように、軸1の回転停止直後のオイル受9内はオイルLOで殆ど満杯状態になるため、軸1の回転が長期停止している場合、オイルLOは多少蒸発するが、オイル受9内には軸受2を潤滑するのに十分な量のオイルLOが残留するようになる。
以上の通り、本発明に係る立軸の軸受潤滑装置100では、軸1が回転している場合、供回り防止装置10の作用により無回転状態にあるオイル受9内のオイルLOは、ケーシング3内のオイル層によって下方から押し上げられてオイル受9上端9aからオーバーフローしてオイル室4に戻される。一方、軸1の回転が停止した後においては、吐出管6から軸受2にオイルLOが吐出されなくなるが、ケーシング3内の残留オイル層によって、無回転状態にあるオイル受9内のオイルLOはオイル受9上端9aからオーバーフローし続ける。そして残留オイル層のレベルがオイル受9上端9aに等しくなるときに、オイル受9上端9aからのオーバーフローオイルは停止する。この場合、オイル受9はオイルLOで満杯になる。
そして、軸1の回転が長期停止している場合、オイルLOの蒸発によりオイル受9内のオイルLOの量は多少減少するが、オイルLOの油面はオイル受9上端9a近傍に位置し、軸受2を潤滑するに十分な量のオイルLOは残留することになる。従って、軸1が再始動する場合、軸1は滑らかに(スムーズ)に回転することになる。以下に、本発明に係る立軸の軸受潤滑装置100を適用した立軸渦巻き斜流ポンプについて説明する。
図5は、本発明に係る立軸の軸受潤滑装置100を適用した立軸渦巻き斜流ポンプ200を示す要部断面説明図である。この立軸渦巻き斜流ポンプ200は、流体を所定の高さまで吸い上げて所定の流量で吐出する。構成として、この立軸渦巻き斜流ポンプ200は、軸1を回転自在に支持する上部軸受部110及び下部軸受部120と、流体を所定の高さまで吸い上げて所定の流量で吐出する渦巻き斜流ポンプ130とから構成される。
ポンプ部130は、吸い込んだ流体を吸込方向(吸込配管131)に対し斜めに吐出する斜流ポンプである。吸込配管131を通って吸い込まれた流体は羽根車132によって所定の速度ヘッド及び圧力ヘッドを付与される。所定のヘッドを付与された流体は、吐出配管135を通って吐出される。
上部軸受部110は、スラスト自動調心ころ軸受111で軸1を回転自在に支持する。潤滑方式は、スラスト自動調心ころ軸受111を一定量のオイルLOで浸す油浴式である。
下部軸受部120は、本発明に係る上記立軸の軸受潤滑装置100が適用されている。潤滑方式は、運転停止状態においては軸受2をオイル受9内のオイルLOで浸すと共に、軸1が回転する運転状態においてはオイル室4内のオイルLOをオイルリフター5によって吸い上げて吐出管6を介してケーシング3内に吐出することにより軸受2を潤滑する循環式と油浴式が組み合わされたハイブリッド潤滑方式である。
このハイブリッド潤滑方式では、立軸渦巻き斜流ポンプ200が運転する場合、オイルリフター5が駆動される。オイルリフター5はオイル室4内のオイルLOを吸い上げて径方向に吐出する。吐出されたオイルLOは、吐出管6を通ってケーシング3内に吐出される。ケーシング3内に吐出されたオイルLOは軸受2を潤滑した後、オイル受9に溜まる。
オイル受9内のオイルLOは、供回り防止装置10によって回転を邪魔され、無回転状態になる。無回転状態にあるオイル受9内のオイルLOは、ケーシング3内のオイル層によって下方から押し上げられてオイル受9上端からオーバーフローしてオイル室4に戻される。軸受2はオイルLOで潤滑されている状態である。以後、立軸渦巻き斜流ポンプ200が停止するまでオイルLOはオイルリフター5によって上記態様で循環される。
一方、立軸渦巻き斜流ポンプ200が運転停止する場合、オイルリフター5は停止し、オイルLOが吐出管6からケーシング3内に供給されなくなる。ケーシング3内の残留オイル層によって、オイル受9内のオイルLOは下方から押し上げられてオイル受9上端からオーバーフローし続ける。そして、残留オイル層の高さがオイル受9上端に等しくなるときに、オイル受9上端からオイルLOのオーバーフローは停止する。
立軸渦巻き斜流ポンプ200の運転が長期停止する場合、オイル受9内のオイルLOは多少減少するが、オイルLOの油面はオイル受9上端近傍に位置し、軸受2を潤滑するに十分な量のオイルLOは残留することになる。従って、立軸渦巻き斜流ポンプ200の長期運転停止後の再始動において、軸受2はオイル切れを起こすことはなくなる。
なお、図1から図5を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る上記立軸の軸受潤滑装置100及びそれを使用した立軸渦巻き斜流ポンプ200について説明してきたが、本発明の実施形態は上記のみに限定されることはない。すなわち、本発明の技術的範囲内において種々の修正・変形を加えることができる。以下に、供回り防止装置10の変形例について説明する。
図6は、本発明の第2実施形態に係る立軸の軸受潤滑装置300を示す説明図である。図6(a)は立軸の軸受潤滑装置300の要部縦断面を表し、図6(b)は図6(a)のA-B断面を表している。
図6(a)に示されるように、この立軸の軸受潤滑装置300は、供回り防止装置10を構成する邪魔板10aの形状をL形とし、その邪魔板10aの下端に環状の底板10bを固定している。邪魔板10aは下円筒部3b外周面に固定されている。従って、底板10bは軸1の回転に関わらず、邪魔板10aと同様に軸1に対し常に静止している。邪魔板10aの形状をL形とすることにより、軸1の回転時にオイルLOの軸1回りの回転を阻止する邪魔板10aの作用面積が増大する。また、邪魔板10aの下端に環状の底板10bを固定することにより、オイルLOがオイル受9の底部9bからの回転作用(軸1回りに回転させようとする力)を受けなくなる。
また、図6(b)に示されるように、複数(例えば12個)の邪魔板10aは放射状にケーシング3の下円筒部3bの外周面に固定されている。これにより、下円筒部3bとオイル受9との隙間には、2つの邪魔板10a,10aと底板10bと下円筒部3bとから成り、軸1に対し常に静止した12個の隔壁区画が形成される。従って、軸受2を潤滑したオイルLOはケーシング3内のオイル層(図2、図3)によって押し上げられて、12個の何れかの隔壁区画に流入して、邪魔板10aによって軸1と供に回転することを阻止されることになる。なお、それ以外の構成については上述した立軸の軸受潤滑装置100と同じである。
図7は、本発明の第3実施形態に係る立軸の軸受潤滑装置400を示す説明図である。この立軸の軸受潤滑装置400は、供回り防止装置10を構成する邪魔板10aに切欠き10cを形成している。切欠き10cを形成することにより、オイルLOの軸1回りの回転を阻止する邪魔板10aの作用面積が小さくなり、一見すると切欠き10cを通過するオイルLOが軸1と供に回転するように思われる。
しかし、切欠き10cを通過するオイルLOは、下円筒部3bと、底板10bと、自身の径方向外側に位置するオイルLOとに接することになる。下円筒部3b及び底板10bは軸1に対し常に静止し、自身の径方向外側に位置するオイルLOは邪魔板10aによって無回転状態にされる。これにより、切欠き10cを通過するオイルLOが、軸1と供に回転することはない。逆に、邪魔板10aの面積が小さくなることにより、材料コスト、ひいては製造コストを下げることが可能となる。なお、それ以外の構成については上述した立軸の軸受潤滑装置300と同じである。
図8は、本発明の第4実施形態に係る立軸の軸受潤滑装置500を示す説明図である。この立軸の軸受潤滑装置500は、供回り防止装置10を構成する邪魔板10aを、離隔した2つの上邪魔板10aUと下邪魔板10aLによって構成している。上邪魔板10aUと下邪魔板10aLとの間にギャップ10dが形成されることにより、一見するとギャップ10dを通過するオイルLOが軸1と供に回転するように思われる。
しかし、ギャップ10dを通過するオイルLOは、下円筒部3bと、底板10bと、自身の上下に位置するオイルLOとに接することになる。下円筒部3b及び底板10bは軸1に対し常に静止し、自身の上下に位置するオイルLOは、上邪魔板10aU又は下邪魔板10aLによって無回転状態にされる。これにより、ギャップ10dを通過するオイルLOが、軸1と供に回転することはない。上述した立軸の軸受潤滑装置400と同様に、上邪魔板10aUと下邪魔板10aLとの合計面積が小さくなることにより、材料コスト、ひいては製造コストを下げることが可能となる。なお、それ以外の構成については上述した立軸の軸受潤滑装置300と同じである。
図9は、本発明の第5実施形態に係る立軸の軸受潤滑装置600を示す説明図である。図9(a)は立軸の軸受潤滑装置600の要部縦断面を表し、図9(b)は図9(a)のA-B断面を表している。
図9(a)に示されるように、この立軸の軸受潤滑装置600では、供回り防止装置10を構成する邪魔板10aの形状をL形とし、その邪魔板10aの下端に環状の底板10bを固定すると共に径方向外側の側端に側板10eを固定している。邪魔板10aは下円筒部3b外周面に固定されている。また、底板10bと側板10eは一体化されて成形されている。
図9(b)に示されるように、複数(例えば12個)の邪魔板10aは放射状にケーシング3の下円筒部3bの外周面に固定されている。これにより、下円筒部3bとオイル受9との隙間には、2つの邪魔板10a,10aと底板10bと側板10eと下円筒部3bとから成り、軸1に対し常に静止した12個の隔壁区画が形成される。なお、隔壁区画を構成する邪魔板10a、底板10b、側板10e、及び下円筒部3bは軸1に対し常に静止している。従って、隔壁区画に流入したオイルLOは、オイル受9の回転作用(軸1回りに回転させようとする力)を受けなくなる。その結果、隔壁区画に流入したオイルLOは、2つの邪魔板10a,10aと底板10bと側板10eと下円筒部3bとによってオイル受9から隔離され、軸1と供に回転することを阻止されることになる。
このように、邪魔板10aの下端に環状の底板10bを固定すると共に径方向外側の側端に側板10eを固定し、且つ邪魔板10aを下円筒部3b外周面に固定し、且つ底板10bと側板10eを一体化成形することにより、軸受2から流入したオイルLOは、オイル受9の回転作用の影響を受けないようになる。これにより、軸1が回転する場合、軸受2から流入したオイルLOが軸1と供に回転することを阻止されるようになる。
また、本発明が適用される軸受2の種類は、自動調心ころ軸受等のころ軸受の他、玉軸受等のあらゆる種類の軸受に対し適用可能である。
1 軸
2 軸受(自動調心ころ軸受)
2a 外輪
2b 内輪
2c 上転動体
2d 下転動体
3 ケーシング
3a 上円筒部
3b 下円筒部
3c フランジ部
3ca、3cb 貫通穴
4 オイル室
4a 外筒部
4b 内筒部
4c 底板
5 オイルリフター
5a 吐出部
5b 吸込管
6 吐出管
7 オーバーフロー管
8 オイルリフター受
8a 流路
9 オイル受
9a 上端
9b 底部
10 供回り防止装置
10a 邪魔板
10b 底板
10c 切欠き
10d ギャップ
10e 側板
100 立軸の軸受潤滑装置
110 上部軸受部
120 下部軸受部
130 ポンプ部
131 吸込配管
131a 吸込口
132 羽根車
133 ライナーリング
134 ケーシング
135 吐出配管
200 立軸渦巻き斜流ポンプ
300、400、500、600 立軸の軸受潤滑装置

Claims (4)

  1. 回転動力を伝達する軸(1)と、
    前記軸(1)を回転自在に支持する軸受(2)と、
    前記軸受(2)の外輪(2a)を固定するケーシング(3)と、
    前記軸受(2)を潤滑するためのオイルを貯蔵するオイル室(4)と、
    前記軸(1)に一体に取り付けられ前記オイル室(4)のオイルを循環させながら前記軸受(2)に供給するオイル供給手段(5、6、8)と、
    前記軸(1)と一体に回転し前記軸受(2)に供給されたオイルを受けて該軸受(2)をオイルで浸すオイル受(9)とを備えた立軸の軸受潤滑装置であって、
    前記オイル受(9)の内部には、前記ケーシング(3)の外周面に固定されオイルが前記軸(1)と供に回転することを防止する供回り防止装置(10)が配置されている
    ことを特徴とする立軸の軸受潤滑装置。
  2. 請求項1に記載の立軸の軸受潤滑装置において、
    前記軸(1)が回転する場合、前記ケーシング(3)内に前記軸受(2)をオイルで埋没させるオイル層が形成される
    ことを特徴とする立軸の軸受潤滑装置。
  3. 請求項1又は2に記載の立軸の軸受潤滑装置において、
    前記軸(1)が回転停止した後、前記ケーシング(3)内に前記軸受(2)をオイルで埋没させるオイル層が形成される
    ことを特徴とする立軸の軸受潤滑装置。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の立軸の軸受潤滑装置において、
    前記供回り防止装置(10)は、前記ケーシング(3)に固定され且つ該ケーシング(3)外周面と前記オイル受(9)内周面との間に設けられた邪魔板(10a)を含む
    ことを特徴とする立軸の軸受潤滑装置。
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