JP7375903B2 - 異常検出回路及び異常検出方法 - Google Patents
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Description
本発明の異常検出回路は、初期値からタイムアウト値に向けて所定のクロックでカウントを行うカウンタを有し、前記カウンタがリセットされることなく、カウント値が前記タイムアウト値に到達した場合に、CPUの異常を検出する異常検出回路であって、前記CPUから読み出し可能に種値を保存する種値記憶部と、前記種値記憶部に保存された前記種値に対して規定の演算処理を実行することで検証用鍵値を生成する演算器と、前記CPUによって鍵値が書き込まれる鍵値記憶部と、前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とを比較する比較器とを具備し、前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致した場合、前記カウンタをリセットすると共に、前記カウンタのリセット時のカウント値を前記種値として前記種値記憶部に保存することを特徴とする。
また、本発明の異常検出回路は、初期値からタイムアウト値に向けて所定のクロックでカウントを行うカウンタを有し、前記カウンタがリセットされることなく、カウント値が前記タイムアウト値に到達した場合に、CPUの異常を検出する異常検出回路であって、前記CPUから読み出し可能に種値を保存する種値記憶部と、前記種値記憶部に保存された前記種値に対して規定の演算処理を実行することで検証用鍵値を生成する演算器と、前記CPUによって鍵値が書き込まれる鍵値記憶部と、前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とを比較する比較器と、前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致してもリセットされないフリーカウンタとを具備し、前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致した場合、前記カウンタをリセットすると共に、前記カウンタのリセット時における前記フリーカウンタのカウント値を前記種値として前記種値記憶部に保存することを特徴とする。
また、本発明の異常検出回路は、初期値からタイムアウト値に向けて所定のクロックでカウントを行うカウンタを有し、前記カウンタがリセットされることなく、カウント値が前記タイムアウト値に到達した場合に、CPUの異常を検出する異常検出回路であって、前記CPUから読み出し可能に種値を保存する種値記憶部と、前記種値記憶部に保存された前記種値に対して規定の演算処理を実行することで検証用鍵値を生成する演算器と、前記CPUによって鍵値が書き込まれる鍵値記憶部と、前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とを比較する比較器と、乱数発生器とを具備し、前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致した場合、前記カウンタをリセットすると共に、前記カウンタのリセット時に前記乱数発生器が発生する乱数を前記種値として前記種値記憶部に保存することを特徴とする。
また、本発明の異常検出回路は、初期値からタイムアウト値に向けて所定のクロックでカウントを行うカウンタを有し、前記カウンタがリセットされることなく、カウント値が前記タイムアウト値に到達した場合に、CPUの異常を検出する異常検出回路であって、前記CPUから読み出し可能に種値を保存する種値記憶部と、前記種値記憶部に保存された前記種値に対して規定の演算処理を実行することで検証用鍵値を生成する演算器と、前記CPUによって鍵値が書き込まれる鍵値記憶部と、前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とを比較する比較器とを具備し、前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致した場合、前記カウンタをリセットすると共に、前記カウンタのリセット時における外部回路のカウント値や乱数を前記種値として前記種値記憶部に保存することを特徴とする。
また、本発明の異常検出方法は、カウンタによって初期値からタイムアウト値に向けて所定のクロックでカウントを行い、前記カウンタがリセットされることなく、カウント値が前記タイムアウト値に到達した場合に、CPUの異常を検出する異常検出方法であって、種値記憶部に前記CPUから読み出し可能に種値を保存し、演算器によって前記種値記憶部に保存した前記種値に対して規定の演算処理を実行することで検証用鍵値を生成し、鍵値記憶部に前記CPUによって鍵値が書き込まれるのを待ち受け、比較器によって前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とを比較し、前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致した場合、前記カウンタをリセットすると共に、前記カウンタのリセット時のカウント値を前記種値として前記種値記憶部に保存することを特徴とする。
また、本発明の異常検出方法は、カウンタによって初期値からタイムアウト値に向けて所定のクロックでカウントを行い、前記カウンタがリセットされることなく、カウント値が前記タイムアウト値に到達した場合に、CPUの異常を検出する異常検出方法であって、種値記憶部に前記CPUから読み出し可能に種値を保存し、演算器によって前記種値記憶部に保存した前記種値に対して規定の演算処理を実行することで検証用鍵値を生成し、鍵値記憶部に前記CPUによって鍵値が書き込まれるのを待ち受け、比較器によって前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とを比較し、フリーカウンタによって前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致してもリセットすることなくカウントし、前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致した場合、前記カウンタをリセットすると共に、前記カウンタのリセット時における前記フリーカウンタのカウント値を前記種値として前記種値記憶部に保存することを特徴とする。
CKEY[31:0]=({SEED[7:0],SEED[31:8]} +0x85C421FE ) ^ 0x3486A8D7
CPU2からの書き込み信号(WRITE_KEY)に伴って、時刻t1に、ライトキーレジスタ15に鍵値(WKEY: 0xB1428929)が書き込まれる。すると、比較器16は、演算器14によって、種値レジスタ13に保存されている種値(SEED:0x 00000000)に対して規程の演算処理を実施することで生成された鍵値(CKEY: 0xB1428929)と、ライトキーレジスタ15に書き込まれた鍵値(WKEY: 0xB1428929)とを比較する。
CPU2からの書き込み信号(WRITE_KEY)に伴って、時刻t2に、ライトキーレジスタ15に鍵値(WKEY: 0x12345678)が書き込まれる。すると、比較器16は、演算器14によって、種値レジスタ13に保存されている種値(SEED:0x0000A38D)に対して規程の演算処理を実施することで生成された鍵値(CKEY: 0x26428A76)と、ライトキーレジスタ15に書き込まれた鍵値(WKEY: 0x12345678)とを比較する。
CPU2からの書き込み信号(WRITE_KEY)が入力されることなく、時刻t3に、カウント値が設定されたタイムアウト値(TIMEOUT_VALUE)に到達すると、カウンタ12は、カウントタイムアウト信号(COUNT_TIMEOUT)を出力する。
この構成により、CPU2は、種値レジスタ13からの種値を読み出し、その都度異なる種値に対する規定の演算処理、ライトキーレジスタ15への鍵値の書き込みという一連の動作をカウンタ12のカウント値がタイムアウト値に到達する前に実行する必要があるため、プログラムシーケンスを時間的及び論理的に監視することができる。
この構成により、鍵値(WKEY)と検証用の鍵値(CKEY)とが異なる演算処理によって一致することがないため、プログラムシーケンスの論理的監視を正確に行うことができる。
この構成により、ハードウェアに比べてソフトウェアでの処理が煩雑であるため、プログラムシーケンスの論理的監視を正確に行うことができる。
この構成により、種値を決定するための回路を新たに設けることなく、カウンタ12のリセット時のカウント値を種値(SEED)として用いることができる。
この構成により、CPU2が同じタイミングで一連の動作を実行しても、リセット時のカウント値が異なる値となり、プログラムシーケンスの論理的監視を正確に行うことができる。
この構成により、CPU2が同じタイミングで一連の動作を実行しても、リセット時のカウント値が異なる値となり、プログラムシーケンスの論理的監視を正確に行うことができる。
この構成により、回路内に種値を決定する回路を設けることなく、外部回路で決定する値を種値(SEED)として用いることができる。
この構成により、カウンタ12のカウント値がタイムアウト値(TIMEOUT_VALUE)に到達した場合のみ、エラー信号(ERROR)が出力され、エラー検出のロジックを統一することができる。
2 CPU
3 ROM
4 RAM
5 内部バス
10 異常検出回路
11 バスインターフェース
12 カウンタ
13 種値レジスタ
14 演算器
15 ライトキーレジスタ
16 比較器
17 バッファ
18 第1アンド回路
19 第2アンド回路
20 第1オア回路
21 第2オア回路
22 フリーカウンタ
Claims (10)
- 初期値からタイムアウト値に向けて所定のクロックでカウントを行うカウンタを有し、
前記カウンタがリセットされることなく、カウント値が前記タイムアウト値に到達した場合に、CPUの異常を検出する異常検出回路であって、
前記CPUから読み出し可能に種値を保存する種値記憶部と、
前記種値記憶部に保存された前記種値に対して規定の演算処理を実行することで検証用鍵値を生成する演算器と、
前記CPUによって鍵値が書き込まれる鍵値記憶部と、
前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とを比較する比較器とを具備し、
前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致した場合、前記カウンタをリセットすると共に、前記カウンタのリセット時のカウント値を前記種値として前記種値記憶部に保存することを特徴とする異常検出回路。 - 初期値からタイムアウト値に向けて所定のクロックでカウントを行うカウンタを有し、前記カウンタがリセットされることなく、カウント値が前記タイムアウト値に到達した場合に、CPUの異常を検出する異常検出回路であって、
前記CPUから読み出し可能に種値を保存する種値記憶部と、
前記種値記憶部に保存された前記種値に対して規定の演算処理を実行することで検証用鍵値を生成する演算器と、
前記CPUによって鍵値が書き込まれる鍵値記憶部と、
前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とを比較する比較器と、
前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致してもリセットされないフリーカウンタとを具備し、
前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致した場合、前記カウンタをリセットすると共に、前記カウンタのリセット時における前記フリーカウンタのカウント値を前記種値として前記種値記憶部に保存することを特徴とする異常検出回路。 - 初期値からタイムアウト値に向けて所定のクロックでカウントを行うカウンタを有し、前記カウンタがリセットされることなく、カウント値が前記タイムアウト値に到達した場合に、CPUの異常を検出する異常検出回路であって、
前記CPUから読み出し可能に種値を保存する種値記憶部と、
前記種値記憶部に保存された前記種値に対して規定の演算処理を実行することで検証用鍵値を生成する演算器と、
前記CPUによって鍵値が書き込まれる鍵値記憶部と、
前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とを比較する比較器と、
乱数発生器とを具備し、
前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致した場合、前記カウンタをリセットすると共に、前記カウンタのリセット時に前記乱数発生器が発生する乱数を前記種値として前記種値記憶部に保存することを特徴とする異常検出回路。 - 初期値からタイムアウト値に向けて所定のクロックでカウントを行うカウンタを有し、
前記カウンタがリセットされることなく、カウント値が前記タイムアウト値に到達した場
合に、CPUの異常を検出する異常検出回路であって、
前記CPUから読み出し可能に種値を保存する種値記憶部と、
前記種値記憶部に保存された前記種値に対して規定の演算処理を実行することで検証用鍵値を生成する演算器と、
前記CPUによって鍵値が書き込まれる鍵値記憶部と、
前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とを比較する比較器とを具備し、
前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致した場合、前記カウンタをリセットすると共に、前記カウンタのリセット時における外部回路のカウント値や乱数を前記種値として前記種値記憶部に保存することを特徴とする異常検出回路。 - 前記演算器による規定の演算処理は、前記種値としてとりうる値の種値集合と、前記検証用鍵値としてとりうる値の鍵値集合との関係として、前記種値集合から前記鍵値集合への写像が全単射であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の異常検出回路。
- 前記演算器による規定の演算処理には、ビットスワップが含まれていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の異常検出回路。
- 前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが不一致である場合、前記カウンタをリセットすることなく、カウントを継続させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の異常検出回路。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の異常検出回路と、前記CPUとを具備することを特徴とするマイクロコンピュータ。
- カウンタによって初期値からタイムアウト値に向けて所定のクロックでカウントを行い、前記カウンタがリセットされることなく、カウント値が前記タイムアウト値に到達した場合に、CPUの異常を検出する異常検出方法であって、
種値記憶部に前記CPUから読み出し可能に種値を保存し、
演算器によって前記種値記憶部に保存した前記種値に対して規定の演算処理を実行することで検証用鍵値を生成し、
鍵値記憶部に前記CPUによって鍵値が書き込まれるのを待ち受け、
比較器によって前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とを比較し、
前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致した場合、前記カウンタをリセットすると共に、前記カウンタのリセット時のカウント値を前記種値として前記種値記憶部に保存することを特徴とする異常検出方法。 - カウンタによって初期値からタイムアウト値に向けて所定のクロックでカウントを行い
、前記カウンタがリセットされることなく、カウント値が前記タイムアウト値に到達した
場合に、CPUの異常を検出する異常検出方法であって、
種値記憶部に前記CPUから読み出し可能に種値を保存し、
演算器によって前記種値記憶部に保存した前記種値に対して規定の演算処理を実行することで検証用鍵値を生成し、
鍵値記憶部に前記CPUによって鍵値が書き込まれるのを待ち受け、
比較器によって前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とを比較し、
フリーカウンタによって前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致してもリセットすることなくカウントし、
前記鍵値記憶部に書き込まれた前記鍵値と前記検証用鍵値とが一致した場合、前記カウンタをリセットすると共に、前記カウンタのリセット時における前記フリーカウンタのカウント値を前記種値として前記種値記憶部に保存することを特徴とする異常検出方法。
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