JP7375337B2 - 成形物の形状測定装置及び形状測定方法 - Google Patents

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本発明は、成形物の形状測定装置及び形状測定方法に関する。
タイヤの製造では、例えば、押出機にてゴム組成物を押し出すことで、プレート状の成形物が準備される。並列した多数のコードを薄いゴム層で挟み込むことにより、シート状の成形物が準備される。シート状の成形物を細長く裁断して、テープ状の成形物が準備される。
タイヤの製造では、前述した成形物の品質が管理される。この品質管理では、例えば、成形物の幅や厚さが計測される。高品質なタイヤを安定に製造するために、成形物の幅や厚さを正確にかつ効率よく計測できる技術について様々な検討が行われている(例えば、下記の特許文献1)。
特開2006-116835号公報
前述の成形物の品質管理では、例えば、レーザー変位計(以下、変位計とも称する。)を用いて、この変位計から成形物の表面までの距離が計測される。この距離の計測値(以下、距離データとも称される。)に基づいて、成形物の幅や厚さが把握される。
変位計は通常、成形物の表面側及び裏面側のいずれかにセットされる。例えば、変位計を成形物の表面側にセットした場合、この変位計にて計測される距離データには、裏面の情報は含まれない。このため、例えば、押出機の口金形状が摩耗により変化し、成形物の裏面側の形状が変化しても、この裏面側の形状変化は距離データに反映されない。そこで、高品質なタイヤを安定に製造するために、成形物の断面形状を正確に把握できる技術の確立が求められている。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、成形物の断面形状を正確に把握できる、成形物の形状測定装置及び形状測定方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様に係る成形物の形状測定装置は、成形物の形状を測定するための装置である。この形状測定装置は、前記成形物までの距離を計測する、第一変位計及び第二変位計と、前記第一変位計が計測した当該第一変位計から前記成形物までの距離と、前記第二変位計が計測した当該第二変位計から当該成形物までの距離とに基づいて、当該成形物の断面積を算出する、演算モジュールとを備える。前記第一変位計と前記第二変位計とは対向して配置され、当該第一変位計と当該第二変位計との間に前記成形物が配置される。
好ましくは、この成形物の形状測定装置では、前記成形物は連続的に供給され、前記第一変位計と前記第二変位計との間を通過する当該成形物の形状が測定される。
好ましくは、この成形物の形状測定装置では、前記第一変位計から前記成形物までの距離と、前記第二変位計から当該成形物までの距離とは、当該成形物の進行方向に対して垂直な方向に沿って計測される。
本発明の一態様に係る成形物の形状測定方法は、成形物の形状を測定するための方法である。この形状測定方法は
(1)第一変位計及び第二変位計を用いて、前記成形物までの距離を計測する工程、及び(2)前記第一変位計が計測した当該第一変位計から前記成形物までの距離と、前記第二変位計が計測した当該第二変位計から当該成形物までの距離とに基づいて、当該成形物の断面積を算出する工程
を含む。前記第一変位計と前記第二変位計とは対向して配置され、当該第一変位計と当該第二変位計との間に前記成形物は配置される。
本発明の成形物の形状測定装置及び形状測定方法によれば、成形物の断面形状を正確に把握できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る形状測定装置の概要を説明する説明図である。 図2は、成形物の形状測定を説明する説明図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
[成形物の形状測定装置]
図1及び2には、本発明の一実施形態に係る形状測定装置2の一例が示される。この形状測定装置2(以下、測定装置2)は、成形物Pの形状を測定するための装置である。
この測定装置2の測定対象である成形物Pは、一定の形状を有する長尺又は短尺の物体である。この測定装置2では、形状測定の対象物としての成形物Pに特に制限はない。
図1及び2に示された測定装置2が形状測定の対象物とする成形物Pは、タイヤの部品である。具体的には、この成形物Pは、タイヤのベルトとトレッドとの間に設けられるバンドの部品である。この成形物Pはテープ状である。図示されないが、この成形物Pは、その幅方向に並列した複数本のコードを含む。これらコードは、トッピングゴムで覆われる。このテープ状の成形物Pは、並列した多数のコードを薄いゴム層で挟み込むことにより成形されたシート状の成形物を、さらに細長く裁断することにより得られる。
成形物Pは、バンドの部品に限られない。この測定装置2では、この成形物Pが、例えば、トレッドやサイドウォールの部品のように、押出機においてゴム組成物を押し出して得られるプレート状の成形物であってもよく、押出機においてゴム組成物を帯状に加工した後さらにカレンダーロールで圧延することにより得られるテープ状の成形物(ストリップとも称される。)であってもよい。この成形物Pが、例えば、インナーライナーのように、カレンダーロールにおいてゴム組成物を圧延して得られる薄いシート状の成形物であってもよい。この成形物Pが、例えば、カーカスやベルトの部品のように、並列した多数のコードを薄いゴム層で挟み込むことにより成形された、シート状の成形物であってもよい。
この測定装置2には、図示されない供給手段を用いて成形物Pが連続的に供給される。この図1において、矢印Aはこの測定装置2における成形物Pの進行方向である。成形物Pは、左側から右側に向かってこの測定装置2を移動する。この紙面において、左側はこの測定装置2の上流側であり、右側はこの測定装置2の下流側である。
この測定装置2では、成形物Pを移動させながら、成形物Pの形状が連続的に測定される。この測定装置2では、成形物Pの移動と停止とを繰り返して、この成形物Pの形状が断続的に測定されてもよい。成形物Pを静止させた状態で、この成形物Pの形状が測定されてもよい。
この測定装置2は、成形物Pの幅や厚さ等の寸法データを計測する計測器4を備える。この計測器4は、一対の変位計6及びコントローラー8で構成される。
変位計6は、レーザー変位計である。レーザー変位計は、測定対象物にレーザー光を照射し、その反射光を光電変換することにより、測定対象物までの距離データを非接触で取得する光学式のセンサーである。
コントローラー8は、変位計6と通信ケーブル10で繋げられる。このコントローラー8は、変位計6の測定開始、停止等の動作をコントロールする。このコントローラー8は、変位計6で取得した距離データを成形物Pの幅や厚さ等の寸法データとして出力する。
この変位計6とコントローラー8とで構成される計測器4としては、例えば、キーエンス社製の商品名「超高速インラインプロファイル測定器LJ-V7000シリーズ」が挙げられる。
この測定装置2では、一対の変位計6はこの測定装置2の本体フレーム12に固定される。一方の変位計6と他方の変位計6とは、上下方向に間隔をあけて配置される。上側の変位計6が第一変位計14であり、下側の変位計6が第二変位計16である。
第一変位計14は、成形物Pの上方、言い換えれば、この成形物Pの表面S側に配置される。第一変位計14は、レーザー光を照射する第一照射部18と、反射光を受光する第一受光部20とを備える。
図2において、点線R1で示される領域は、第一変位計14のレーザーの照射領域(言い換えれば、この第一変位計14の計測可能領域)である。この測定装置2では、測定対象物としての成形物Pはこの計測可能領域R1に配置される。この第一変位計14では、第一照射部18から成形物Pの表面Sに向けてレーザー光が照射される。この成形物Pの表面Sで反射したレーザー光、すなわち反射光が、第一受光部20で受光される。これにより、第一変位計14から成形物Pまでの距離が計測される。
図2に示されるように、第一変位計14の計測可能領域R1は所定の幅を有する。この第一変位計14は、成形物Pの幅方向に関連付けられたこの第一変位計14から成形物Pの表面Sまでの距離を非接触で計測する。
この測定装置2では、第一変位計14の第一照射部18は、成形物Pの進行方向に対して垂直な方向に沿って、レーザー光を照射する。この測定装置2では、第一変位計14から成形物Pの表面Sまでの距離は、成形物Pの進行方向に対して垂直な方向に沿って計測される。
第二変位計16は、成形物Pの下方、言い換えれば、この成形物Pの裏面R側に配置される。第二変位計16は、レーザー光を照射する第二照射部22と、反射光を受光する第二受光部24とを備える。
図2において、点線R2で示される領域は、第二変位計16のレーザーの照射領域(言い換えれば、第二変位計16の計測可能領域)である。この測定装置2では、測定対象物としての成形物Pはこの計測可能領域R2に配置される。この第二変位計16では、第二照射部22から成形物Pの裏面Rに向けてレーザー光が照射される。この成形物Pの裏面Rで反射したレーザー光、すなわち反射光が、第二受光部24で受光される。これにより、第二変位計16から成形物Pまでの距離が計測される。
図2に示されるように、第二変位計16の計測可能領域R2は所定の幅を有する。この第二変位計16は、成形物Pの幅方向に関連付けられたこの第二変位計16から成形物Pの裏面Rまでの距離を非接触で計測する。
この測定装置2では、第二変位計16の第二照射部22は、成形物Pの進行方向に対して垂直な方向に沿って、レーザー光を照射する。この測定装置2では、第二変位計16から成形物Pの裏面Rまでの距離は、成形物Pの進行方向に対して垂直な方向に沿って計測される。
この測定装置2では、第一変位計14と第二変位計16とは対向して配置され、この第一変位計14と第二変位計16との間に成形物Pが配置される。この測定装置2では、第一変位計14の計測可能領域R1と第二変位計16の計測可能領域R2との重複領域に成形物Pは位置する。
この測定装置2は、演算モジュール26を備える。演算モジュール26は、例えばCPU等の演算部、RAM及びROMを含む記憶部等を有する「プログラマブル ロジック コントローラー(PLC)」である。この演算モジュール26は、記憶部に記憶されたプログラムを演算部が実行することによって所定の機能を発揮する。この演算モジュール26としては、例えば、安川電機社製の商品名「マシンコントローラー MP2000シリーズ」が挙げられる。
この測定装置2では、演算モジュール26は計測器4のコントローラー8と通信ケーブル10で繋げられる。この測定装置2では、第一変位計14及び第二変位計16で計測した距離データがコントローラー8から出力され、この演算モジュール26に入力される。
この測定装置2では、演算モジュール26において、第一変位計14で計測した距離データが成形物Pの表面Sの二次元プロファイルに関するデータに加工される。具体的には、距離データに基づいて、符号P1aで示される表面Sの一端及び符号P1bで示されるこの表面Sの他端が特定され、表面Sの一端P1aから他端P1bまでの長さW1で表される表面Sの幅が得られる。さらにこの演算モジュール26において、第二変位計16で計測した距離データが成形物Pの裏面Rの二次元プロファイルに関するデータに加工される。具体的には、距離データに基づいて、符号P2aで示される裏面Rの一端及び符号P2bで示されるこの裏面Rの他端が特定され、裏面Rの一端P2aから他端P2bまでの長さW2で表される裏面Rの幅が得られる。そしてこの演算モジュール26において、第一変位計14で計測した距離データと、第二変位計16で計測した距離データとに基づいて、表面Sから裏面Rまでの距離で表される、幅方向各部における成形物Pの厚さ(T1、T2、T3、・・・、Tn[nは自然数である。])及びこれらの平均値としての平均厚さTavが得られる。なお、図2に示されるように成形物Pが傾いている場合には、この傾きを考慮して、成形物Pの表面Sの幅W1、裏面Rの幅W2及び平均厚さTavが得られる。
この測定装置2では、演算モジュール26はさらに、表面Sの幅W1、裏面Rの幅W2及び平均厚さTavにより表される次式(1)に基づいて、成形物Pの断面積ACを算出する。この演算モジュール26は、第一変位計14が計測したこの第一変位計14から成形物Pまでの距離と、第二変位計16が計測したこの第二変位計16から成形物Pまでの距離とに基づいて、この成形物Pの断面積ACを算出する。
AC = (W1+W2)×Tav/2 (1)
この測定装置2では、成形物Pの断面形状の把握のために、表面S及び裏面Rのそれぞれについて、二次元プロファイルが得られる。この成形物Pの断面形状の把握のために、表面S及び裏面Rの二次元プロファイルに関する情報が考慮されるので、この測定装置2では、例えば、押出機(図示されず)の口金形状が摩耗により変化し、成形物Pの表面Sの形状が変化した場合には、この表面Sの形状変化を考慮した断面形状に基づく断面積ACが得られる。成形物Pの裏面Rの形状が変化した場合には、この裏面Rの形状変化を考慮した断面形状に基づく断面積ACが得られる。この測定装置2によれば、成形物Pの断面形状の正確な把握が可能である。この測定装置2は、高品質なタイヤの安定製造に貢献できる。
前述したように、この測定装置2では、成形物Pはこの測定装置2に連続的に供給される。この測定装置2の計測器4は、第一変位計14と第二変位計16との間を通過する成形物Pの、表面S及び裏面Rに関する二次元プロファイルデータを時系列で計測できる。この測定装置2では、成形物Pの長さ方向各部の断面形状の把握が可能である。この測定装置2は、成形物Pの長さ方向に沿った断面積の変化を追跡できる。この追跡結果を成形物Pの成形装置(図示されず)に反映させることで、断面形状の変化が抑えられた成形物Pの製造が可能である。この測定装置2は、高品質なタイヤの安定な製造に貢献する。この観点から、この測定装置2では、成形物Pは連続的に供給され、第一変位計14と第二変位計16との間を通過する成形物Pの形状が時系列で測定されるのが好ましい。この場合、第一変位計14と第二変位計16との間を通過する成形物Pの断面形状をより正確に把握できる観点から、第一変位計14から成形物Pの表面Sまでの距離、及び、第二変位計16から成形物Pの裏面Rまでの距離は、成形物Pの進行方向に対して垂直な方向に沿って計測されるのがより好ましい。
この測定装置2は、一対のテンションロール28を備えることができる。この場合、図1に示されるように、一対のテンションロール28は、第一変位計14及び第二変位計16の上流側及び下流側のそれぞれに配置される。
この測定装置2では、上流側に位置するテンションロール28と、下流側に位置するテンションロール28とに、成形物Pは掛けられる。これにより、2つのテンションロール28の間に位置する成形物Pに、張力が作用する。詳述しないが、この測定装置2では、成形物Pに作用する張力は、テンションロール28の位置等によって、成形物Pの断面形状を変化させないよう適切にコントロールされる。成形物Pに作用させる張力は、成形物Pの仕様等が考慮され適宜決められる。
この測定装置2では、一対のテンションロール28が第一変位計14と第二変位計16との間を通過する成形物Pの弛みを抑える。この測定装置2では、成形物Pの上下方向の位置が安定に保持されるので、この成形物Pの動きによる計測値への影響が抑えられる。この測定装置2では、成形物Pの断面形状が正確に把握できる。この観点から、この測定装置2は、第一変位計14及び第二変位計16の上流側及び下流側のそれぞれに配置された一対のテンションロール28を備え、これらテンションロール28によって成形物Pに張力が作用させられるのが好ましい。
[成形物Pの形状測定方法]
次に、この測定装置2による成形物Pの形状測定方法について説明する。この形状測定方法(以下、測定方法)は、成形物Pの形状を測定するための方法である。この測定方法は、計測工程と、算出工程とを含む。
計測工程では、成形物Pが測定装置2に供給される。そして、第一変位計14及び第二変位計16を用いて、この成形物Pまでの距離が計測される。具体的には、この成形物Pの表面S側に位置する第一変位計14によって、この第一変位計14から成形物Pの表面Sまでの距離が非接触で計測される。第一変位計14の計測可能領域R1は所定の幅を有するので、この第一変位計14は幅方向に関連付けられた成形物Pまでの距離を計測する。さらにこの成形物Pの裏面R側に位置する第二変位計16によって、この第二変位計16から成形物Pの表面Sまでの距離が非接触で計測される。第二変位計16の計測可能領域R2は所定の幅を有するので、この第二変位計16は幅方向に関連付けられた成形物Pまでの距離を計測する。
算出工程では、第一変位計14が計測したこの第一変位計14から成形物Pの表面Sまでの距離と、第二変位計16が計測したこの第二変位計16から成形物Pの裏面Rまでの距離とに基づいて、演算モジュール26において、成形物Pの表面Sの幅W1、裏面Rの幅W2及び平均厚さTavが求められる。そして、この演算モジュール26において、前述の式(1)に基づいて、成形物Pの断面積ACが算出される。この算出工程では、第一変位計14が計測したこの第一変位計14から成形物Pまでの距離と、第二変位計16が計測したこの第二変位計16から成形物Pまでの距離とに基づいて、この成形物Pの断面積ACが算出される。
この測定方法では、成形物Pの断面形状の把握のために、表面S及び裏面Rのそれぞれについて、二次元プロファイルが得られる。この成形物Pの断面形状の把握のために、表面S及び裏面Rの二次元プロファイルに関する情報が考慮されるので、この測定方法では、例えば、押出機(図示されず)の口金形状が摩耗により変化し、成形物Pの表面Sの形状が変化しても、この表面Sの形状変化を考慮した断面形状に基づく断面積ACが得られる。成形物Pの裏面Rの形状が変化した場合には、この裏面Rの形状変化を考慮した断面形状に基づく断面積ACが得られる。この測定方法によれば、成形物Pの断面形状の正確な把握が可能である。この測定方法は、高品質なタイヤの安定製造に貢献できる。
以上説明したように、本発明によれば、成形物Pの断面形状を正確に把握できる、成形物Pの形状測定装置2及び形状測定方法が得られる。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は前述の実施形態に限定されるものではなく、この技術的範囲には特許請求の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
以上説明された、成形物の断面形状を把握する技術は、タイヤの部品以外の成形物にも適用できる。
2・・・形状測定装置
4・・・計測器
6・・・変位計
8・・・コントローラー
10・・・通信ケーブル
12・・・本体フレーム
14・・・第一変位計
16・・・第二変位計
18・・・第一照射部
20・・・第一受光部
22・・・第二照射部
24・・・第二受光部
26・・・演算モジュール
28・・・テンションロール

Claims (3)

  1. 幅方向に並列した複数本のコードを含むテープ状の成形物の形状を測定するための装置であって、
    前記成形物までの距離を計測する、第一変位計及び第二変位計と、
    前記第一変位計が計測した当該第一変位計から前記成形物までの距離と、前記第二変位計が計測した当該第二変位計から当該成形物までの距離とに基づいて、当該成形物の断面積を算出する、演算モジュールと、
    前記第一変位計及び前記第二変位計の上流側及び下流側のそれぞれに配置され、前記成形物に張力を作用させる、一対のテンションロールと、
    を備え、
    前記第一変位計と前記第二変位計とが対向して配置され、当該第一変位計と当該第二変位計との間に前記成形物が配置され、
    前記第一変位計の計測可能領域と前記第二変位計の計測可能領域との重複領域に前記成形物の断面全体が含まれ、
    一対の前記テンションロールによって張力を作用させた前記成形物が連続的に供給され、前記第一変位計と前記第二変位計との間を通過する当該成形物の形状が時系列で測定される、成形物の形状測定装置。
  2. 前記第一変位計から前記成形物までの距離と、前記第二変位計から当該成形物までの距離とが、当該成形物の進行方向に対して垂直な方向に沿って計測される、請求項1に記載の成形物の形状測定装置。
  3. 幅方向に並列した複数本のコードを含むテープ状の成形物の形状を測定するための方法であって、
    第一変位計及び第二変位計を用いて、前記成形物までの距離を計測する工程と、
    前記第一変位計が計測した当該第一変位計から前記成形物までの距離と、前記第二変位計が計測した当該第二変位計から当該成形物までの距離とに基づいて、当該成形物の断面積を算出する工程と
    を含み、
    前記第一変位計と前記第二変位計とが対向して配置され、当該第一変位計と当該第二変位計との間に前記成形物が配置され、
    前記第一変位計の計測可能領域と前記第二変位計の計測可能領域との重複領域に前記成形物の断面全体が含まれ、
    前記第一変位計及び前記第二変位計の上流側及び下流側のそれぞれに配置された一対のテンションロールによって張力を作用させた前記成形物が連続的に供給され、前記第一変位計と前記第二変位計との間を通過する当該成形物の形状が時系列で測定される、成形物の形状測定方法。
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