JP7374870B2 - 鉄鉱石ペレット - Google Patents

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Description

本発明は、鉄鉱石ペレット及び鉄鉱石ペレットの製造方法に関する。
高炉操業として、高炉内に鉱石原料を含む第1層とコークスを含む第2層とを交互に積層し、羽口から補助燃料を高炉内へ吹込みつつ、その熱風を用いて上記鉱石原料を溶解して銑鉄を製造する方法が公知である。この銑鉄製造方法では、鉄鉱石ペレットとして供給される上記鉱石原料が還元されて銑鉄が製造される。このとき、上記コークスは主に通気性確保のスペーサーの役割を果たす。
この鉱石原料の還元性を高める技術として、直径10μm以上の気孔の体積を0.01cm/g以上とした鉄鉱石ペレットが提案されている(特開昭63-219534号公報参照)。この鉄鉱石ペレットでは、比較的大きな径の気孔量の制御によって、圧潰強度の低下を抑止するとともに気孔が閉塞されることを防止し、全体の気孔率を高めている。
特開昭63-219534号公報
高炉操業においては、昨今のCO削減の要求からコークスの使用量のさらなる削減が求められている。気孔を増やして鉱石原料の還元性を向上させる方法が考えられる。ところが、上記従来の鉄鉱石ペレットでは径が比較的大きい気孔により気孔率を制御しているため、気孔率を増加させても鉄鉱石ペレットの単位重量当たりの表面積は増加し難い。還元性を向上させるためには、直径10μm以上の気孔の体積を大きく増加させる必要が生じる。この場合、鉄鉱石ペレットの圧潰強度が低下し易い。圧潰強度が低下すると、鉄鉱石ペレットが高炉内で粉化し易くなるため高炉内の通気抵抗が増大し、高炉の安定操業に支障をきたす可能性が高くなる。
つまり、上記従来の鉄鉱石ペレットではさらなる還元性の向上が難しく、コークスの使用量のさらなる削減のためには、新たな性状の鉄鉱石ペレットが求められている。
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、高炉操業において、コークスの使用量のさらなる削減を可能とする性状を有する鉄鉱石ペレットの提供を目的とする。
上述のように鉄鉱石ペレットの還元性を向上させるためには、圧潰強度の低下を抑止しつつ、鉄鉱石ペレットの単位重量当たりの表面積を増加させる必要がある。本発明者らが鋭意検討した結果、気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率を制御すれば、還元性を向上させた鉄鉱石ペレットを製造し得ることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の一態様に係る鉄鉱石ペレットは、高炉操業に用いられる鉄鉱石ペレットであって、気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率が21%以上であり、圧潰強度が180kg/P以上である。
当該鉄鉱石ペレットは、気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率を上記下限以上とする。鉄鉱石ペレットの表面積の増大に寄与するのは、ペレットの外部まで通じている開気孔のみであるので、この開気孔の気孔率を制御することで、実際に反応に寄与する鉄鉱石ペレットの単位重量当たりの表面積を直接的に大きくすることができる。また、当該鉄鉱石ペレットは、圧潰強度を上記下限以上とするので、高炉操業時に高炉内で粉化し難い。従って、当該鉄鉱石ペレットは、還元性が高く、高炉操業においてコークスの使用量のさらなる削減を可能とする。
ここで、「気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率」とは、水銀圧入式ポロシメータ(例えば島津製作株式会社の「オートポアIII9400」)を用いて測定した鉄鉱石ペレットの開気孔率ε[%]、鉄鉱石ペレットの単位重量当たりの全細孔容積A[cm/g]、鉄鉱石ペレットの単位重量当たりの気孔径4μm以上の全細孔容積A+4[cm/g]とするとき、ε×A+4/A[%]で算出される量である。なお、開気孔率は鉄鉱石ペレットの見かけの体積に対する全開気孔の占める体積の割合を言う。
粒径4.7μm以下の微粉の含有量としては、8質量%以上が好ましい。粒径4.7μm以下の微粉の含有量を上記下限以上とすることで、気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率を向上させつつ、圧潰強度を高められる。
当該鉄鉱石ペレットが微粉の凝集構造を有するとよい。このように微粉の凝集構造を有することで、気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率を向上させつつ、圧潰強度を高められる。ここで、「凝集構造」とは、分散している微粉が複数個集合し、二次粒子を形成している状態を言い、具体的には5個以上、好ましくは10個以上の微粉が接触している状態を言う。
本発明の別の一態様に係る鉄鉱石ペレットの製造方法は、鉄鉱石原料への造粒水の添加により生ペレットを造粒する工程と、上記生ペレットを焼成する工程とを備え、上記造粒水の粘度が15mPa・s以上である。
当該鉄鉱石ペレットの製造方法では、生ペレットを造粒する際の造粒水の粘度を上記下限以上とするので、気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率が21%以上であり、圧潰強度が180kg/P以上である鉄鉱石ペレットを容易に製造することができる。
ここで、「粘度」とは、回転式粘度計を用いてJIS-Z8803:2011に準拠して測定される値を指す。
上記造粒水が有機バインダを含み、上記生ペレットにおける上記有機バインダの含有量が0.01質量%以上1.0質量%以下であるとよい。このように上記範囲内の含有量の有機バインダを造粒水に含めることで、製造される鉄鉱石ペレットに微粉の凝集構造を形成できる。これにより上記鉄鉱石ペレットの気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率を向上させつつ、圧潰強度を高められる。
以上説明したように、本発明の鉄鉱石ペレットは、高炉操業においてコークスの使用量のさらなる削減を可能とする性状を有する。また、本発明の鉄鉱石ペレットの製造方法を用いて製造された鉄鉱石ペレットを用いて高炉操業を行うことで、コークスの使用量をさらに削減できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る鉄鉱石ペレットを示す模式的平面図及び部分的拡大断面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る鉄鉱石ペレットの製造方法を示すフロー図である。 図3は、図2の鉄鉱石ペレットの製造方法で使用する製造装置の構成を示す模式図である。 図4は、実施例における気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率と圧潰強度との関係を示すグラフである。 図5は、実施例において還元率を調査した大型荷重還元実験炉の構成を示す模式的断面図である。 図6は、実施例において還元率を調査した際の試料充填層を加熱する温度プロファイルを示すグラフである。 図7は、試料充填層の温度と供給するガス流量との関係を示すグラフである。 図8は、実施例における気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率と還元率との関係を示すグラフである。
以下、本発明の一実施形態に係る鉄鉱石ペレット及び鉄鉱石ペレットの製造方法について説明する。
〔鉄鉱石ペレット〕
図1に示す鉄鉱石ペレット1は、高炉操業に用いられる鉄鉱石ペレットである。鉄鉱石ペレットとは、ペレットフィードと、鉄鉱石微粉と、必要に応じて副原料とを用い、高炉用に適した性状(例えばサイズ、強度、還元性など)に、品質を向上させて作り込んだものである。
鉄鉱石ペレット1は、図1に示すように、主としてペレットフィードである粗粒11と、鉄鉱石の粉砕原料である微粉12とから構成され、内部には多数の気孔13が形成されている。上述のように鉄鉱石ペレット1は、副原料を含んでもよい。このような副原料としては、石灰石、ドロマイトなどを挙げることができる。
鉄鉱石ペレット1の大きさは、使用される高炉等に応じて適宜決定されるが、例えば粒径10mm以上25mm以下とできる。
粗粒11としては、例えば1又は複数銘柄の細粒のペレットフィードを配合したものを用いることができる。粗粒11は、粒径が45μm以上の粒を指し、粒径0.5mm以下の粗粒が粗粒11全体の90質量%以上を占めることが好ましい。粗粒11として、粒径0.5mm以下の粗粒の割合が上記下限未満となると、表面積が不足し、高炉操業時の還元性が低下するおそれがある。
微粉12には、例えば粗粒11として使用するペレットフィードを粉砕機で粉砕したものを用いることができる。微粉12は、粒径が45μm未満の粒を指すが、そのうち粒径4.7μm以下の微粉12の含有量の下限としては、8質量%が好ましく、10質量%がより好ましく、20質量%がさらに好ましい。粒径4.7μm以下の微粉12の含有量を上記下限以上とすることで、気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率を向上させつつ、圧潰強度を高められる。一方、粒径4.7μm以下の微粉12の含有量の上限は、特に限定されないが、例えば50質量%とできる。
当該鉄鉱石ペレット1が、微粉12の凝集構造12aを有するとよい。図1に示すように、当該鉄鉱石ペレット1では、複数の微粉12が集合し、互いに接触して二次粒子を形成している。つまり、当該鉄鉱石ペレット1内に微粉12の密度が他よりも高い領域が存在している。このように微粉12が凝集構造12aを有すると、この凝集した部分について強度が増すため、当該鉄鉱石ペレット1の圧潰強度が向上する。一方、凝集することで微粉12が偏在することとなり、微粉12が存在しない領域も偏在することとなるから、後述する1つの気孔13の体積が増加し易い。このため、気孔径の大きい開気孔13aの数が増える。従って、このように微粉12の凝集構造12aを有することで、気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率を向上させつつ、圧潰強度を高められる。
気孔13は、当該鉄鉱石ペレット1の外部にまで通じている開気孔13aと、ペレットの内部で閉じている閉気孔13bとがある。つまり、図1の拡大断面図に示すように、開気孔13aは、その一部が当該鉄鉱石ペレット1の表面に接しているのに対し、閉気孔13bは、粗粒11及び微粉12により取り囲まれている。一般に開気孔13aと閉気孔13bとを合わせた全気孔13の体積比率で気孔率が決定されるが、当該鉄鉱石ペレット1の気孔13のうち、高炉内の還元ガスと接触するのは開気孔13aのみであるから、鉱石原料の還元性を向上させるためには、開気孔13aの気孔率が重要である。
また、気孔率が一定である場合、開気孔13aの気孔径が小さいほど当該鉄鉱石ペレット1の表面積は大きくなる。しかし、開気孔13aの気孔径が小さいと、開気孔13a内部に還元ガスが拡散し難くなる。このため、開気孔13aには、ある一定以上の気孔径が必要であると考えられる。一方、気孔率が大きくなると、当該鉄鉱石ペレット1の圧潰強度が低下し、高炉内で粉化し易くなるという不都合が生じる。
本発明者らが、鋭意検討した結果、気孔径が4μm以上の粗大開気孔13aの気孔率を制御すれば、当該鉄鉱石ペレット1の還元性を向上できることを見出した。つまり、気孔径が4μm以上の粗大開気孔13aの気孔率の下限としては21%であり、23%がより好ましく、25%がさらに好ましい。上記開気孔13aの気孔率が上記下限未満であると、当該鉄鉱石ペレット1の還元性の向上が不十分となり、高炉操業においてコークスの使用量の削減が十分に行えないおそれがある。
一方、気孔率を高くすると圧潰強度は低下するため、上記開気孔13aの気孔率の上限は、圧壊強度が一定値未満とならない範囲とされる。この圧潰強度の下限としては、180kg/Pであり、190kg/Pがより好ましく、200kg/Pがさらに好ましい。圧潰強度が上記下限未満であると、当該鉄鉱石ペレット1が高炉内で粉化し易くなり、高炉操業が困難となるおそれがある。
気孔径が4μm以上の粗大開気孔13aの累計開気孔体積の下限としては、0.06cm/gが好ましく、0.07cm/gがより好ましい。上記累計開気孔体積を上記下限以上とすることで、当該鉄鉱石ペレット1の還元性を高めることができる。
また、開気孔体積の変化率が最大となる開気孔径は、7μm以上であることが好ましく、8μm以上であることがより好ましい。上記開気孔径を上記下限以上とすることで、当該鉄鉱石ペレット1の還元性を高めることができる。
<利点>
当該鉄鉱石ペレット1は、気孔径が4μm以上の粗大開気孔13aの気孔率を21%以上とする。当該鉄鉱石ペレット1の表面積の増大に寄与するのは、ペレットの外部まで通じている開気孔13aのみであるので、この開気孔13aの気孔率を制御することで、実際に反応に寄与する鉄鉱石ペレット1の単位重量当たりの表面積を直接的に大きくすることができる。また、当該鉄鉱石ペレット1は、圧潰強度を180kg/P以上とするので、高炉操業時に高炉内で粉化し難い。従って、当該鉄鉱石ペレット1は、還元性が高く、高炉操業においてコークスの使用量のさらなる削減を可能とする。
〔鉄鉱石ペレットの製造方法〕
図2に示す鉄鉱石ペレットの製造方法は、造粒工程S1と、焼成工程S2と、冷却工程S3とを備え、図1に示す本発明の鉄鉱石ペレット1を製造することができる。当該鉄鉱石ペレットの製造方法は、例えば図3に示すグレートキルン方式の製造装置(以下、単に「製造装置2」ともいう)を用いて行うことができる。製造装置2は、パンペレタイザ3と、グレート炉4と、キルン5と、アニュラクーラ6とを備える。
<造粒工程>
造粒工程S1では、鉄鉱石原料への造粒水の添加により生ペレットPを造粒する。具体的には、鉄鉱石に造粒水を添加した後、この造粒水含有鉄鉱石を造粒機であるパンペレタイザ3に投入及び転動させて、泥団子状の生ペレットPを製造する。
上記鉄鉱石は、当該鉄鉱石ペレット1を構成する粗粒11及び微粉12から構成される。鉄鉱石は、採掘地域、粉砕・運搬方法により表面性状が大きく異なるが、当該鉄鉱石ペレットの製造方法において鉄鉱石の表面性状は特に限定されない。
上記造粒水は、上記鉄鉱石の粒子間に水による架橋を構成する。造粒工程S1で造粒される生ペレットPは、この架橋により、粒子同士に付着力が働くことによって強度が保たれている。つまり、粒子間の結合は、粒子間に存在する水の表面張力により発現され、この表面張力に粒子間の接点数を乗じた値によって粒子間の付着力が担保されている。
当該鉄鉱石ペレットの製造方法においては、上記造粒水の粘度の下限としては、15mPa・sであり、30mPa・sがより好ましく、100mPa・sがさらに好ましい。上記造粒水の粘度が上記下限未満であると、製造される鉄鉱石ペレット1の圧潰強度が不足するおそれがある。一方、上記造粒水の粘度の上限としては、特に限定されないが、例えば10000mPa・sとできる。
上記造粒水が有機バインダを含むとよい。上記有機バインダとしては、好ましくは分子量10以上10以下のもの、より好ましくは分子量10以上10以下のものが用いられ、具体的には、コーンスターチ、タピオカ、ジャガイモ、グァー豆等を挙げることができる。
なお、この有機バインダの配合について、上記鉄鉱石が十分に保水している場合は、その保水量に合わせて有機バインダのみを添加すればよい。逆に、上記鉄鉱石が保水していない場合は、水に有機バインダを配合して所望の粘度とした造粒水を添加すればよい。その中間にあるときは、上記鉄鉱石の保水量を加味し、添加した造粒水の粘度が所望の粘度となるように有機バインダ配合量を決定する。この場合、有機バインダの配合は、鉄鉱石の保有する水分に対して行ってもよい。つまり、鉄鉱石への水の添加と、有機バインダの配合とは同時に行ってもよい。
生ペレットPにおける上記有機バインダの含有量の下限としては、0.01質量%が好ましく、0.1質量%がより好ましい。一方、上記有機バインダの含有量の上限としては、1.0質量%が好ましく、0.2質量%がより好ましい。上記有機バインダの含有量が上記下限未満であると、製造される鉄鉱石ペレット1に微粉12の凝集構造12aが十分に形成されず圧潰強度が不足するおそれがある。逆に、上記有機バインダの含有量が上記上限を超えると、鉄鉱石ペレット1の気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率の向上が飽和傾向となり原料コストの上昇に対して効果が不十分となるおそれがある。
生ペレットPにおける水分の含有量の下限としては、7.0質量%が好ましく、8.0質量%がより好ましい。一方、上記水分の含有量の上限としては、11.0質量%が好ましく、10.0質量%がより好ましい。上記水分の含有量が上記下限未満であると、上記鉄鉱石の粒子間の水による架橋構造が不足し、圧潰強度が不足するおそれがある。逆に、上記水分の含有量が上記上限を超えると、鉄鉱石ペレット1の気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率が十分に向上しないおそれがある。
<焼成工程>
焼成工程S2では、生ペレットPを焼成する。焼成工程S2では、グレート炉4及びキルン5が用いられる。
(グレート炉)
グレート炉4は、図3に示すように、トラベリンググレート41と、乾燥室42と、離水室43と、予熱室44とを備える。
トラベリンググレート41は、無端状に構成され、このトラベリンググレート41上に載置された生ペレットPを、乾燥室42、離水室43及び予熱室44の順に移動させることができる。
乾燥室42、離水室43及び予熱室44では、加熱用ガスG1の下向き通風によって生ペレットPを乾燥、離水及び予熱し、キルン5での転動に耐えうる強度を生ペレットPに付与した予熱ペレットHを得る。
具体的には以下の手順による。まず、乾燥室42で、生ペレットPを250℃程度の雰囲気温度で乾燥させる。次に、離水室43で、乾燥後の生ペレットPを450℃程度に昇温し、主に鉄鉱石中の結晶水を分解除去する。さらに、予熱室44で、生ペレットPを1100℃程度まで昇温し、石灰石、ドロマイト等に含まれる炭酸塩を分解し二酸化炭素を除去するとともに、鉄鉱石中のマグネタイトを酸化させる。これにより予熱ペレットHが得られる。
図3に示すように、乾燥室42の加熱用ガスG1としては、離水室43で使用された加熱用ガスG1が流用される。同様に離水室43の加熱用ガスG1には予熱室44の加熱用ガスG1が流用され、予熱室44の加熱用ガスG1には、キルン5で使用された燃焼排ガスG2が流用される。このように下流側の高温の加熱用ガスG1又は燃焼排ガスG2を流用することで、加熱用ガスG1の加熱コストを削減できる。なお、各室にはバーナ45を設け、加熱用ガスG1の温度を制御してもよい。図3では、離水室43及び予熱室44にバーナ45が設けられている。また、乾燥室42で使用された加熱用ガスG1は、最終的には煙突Cから排出される。
(キルン)
キルン5は、グレート炉4に直結されており、勾配をつけた円筒状の回転炉である。キルン5は、グレート炉4の予熱室44から排出される予熱ペレットHを焼成する。具体的には出口側に配設されたキルンバーナ(不図示)による燃焼により予熱ペレットHを1200℃程度の温度で焼成する。これにより高温の鉄鉱石ペレット1が得られる。
キルン5では、燃焼用空気としては、アニュラクーラ6で使用された冷却ガスG3である大気が用いられる。また、予熱ペレットHの焼成用に使用された高温の燃焼排ガスG2は、加熱用ガスG1として予熱室44へ送り込まれる。
<冷却工程>
冷却工程S3では、焼成工程S2で得られる高温の鉄鉱石ペレット1を冷却する。冷却工程S3では、アニュラクーラ6が用いられる。冷却工程S3で冷却された鉄鉱石ペレット1は集積され、高炉操業に用いられる。
アニュラクーラ6では、キルン5から排出された高温の鉄鉱石ペレット1を移動させながら、冷却ガスG3である大気を通風装置61により通風することで鉄鉱石ペレット1を冷却することができる。
なお、アニュラクーラ6で使用され温度が上昇した冷却ガスG3は、キルン5へ送り込まれ、燃焼用空気として使用される。
<利点>
当該鉄鉱石ペレットの製造方法では、生ペレットPを造粒する際の造粒水の粘度を15mPa・s以上とするので、気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率が21%以上であり、圧潰強度が180kg/P以上である本発明の鉄鉱石ペレット1を容易に製造することができる。
[その他の実施形態]
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、鉄鉱石ペレットが粗粒と微粉とから構成される場合を説明したが、粗粒のみ、あるいは微粉のみで構成される鉄鉱石ペレットも本発明の意図するところである。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1、実施例2、比較例1]
図2に示す鉄鉱石ペレットの製造方法に従って、実施例1、実施例2及び比較例1の鉄鉱石ペレットを製造した。
(造粒工程)
造粒水としては、実施例1及び実施例2では有機バインダを含むものとし、有機バインダの含有量を、実施例1では0.1質量%とし、実施例2では0.2質量%とした。その結果、造粒水の粘度は、実施例1で17.4mPa・s、実施例2で31.7mPa・sとなった。使用した有機バインダは、デンプン系の有機バインダ(コーンスターチ60質量%、タピオカ30質量%、馬鈴薯10質量%を混合した原料にベンナイトを外数で10質量%加えたもの)である。また、粘度の測定は、回転式粘度計を用いてJIS-Z8803:2011に準拠して行った。
一方、比較例1の造粒水は、有機バインダを含まないものとした。造粒水の粘度は、1mPa・sであった。
鉄鉱石原料へ上記造粒水を加え混合した後、φ40cm、パン角度:48°、回転数:30rpm、リム高さ:95mmのパンペレタイザに投入及び転動させて、泥団子状の生ペレットを製造した。
(焼成工程)
上記生ペレットを炉へ装入し、温度1210℃で15分間の焼成を行った。なお、雰囲気には、空気3LにNガス1Lを混合したものを用いた。また、昇温時間及び冷却時間はともに10分間とした。
実施例1、実施例2及び比較例1の鉄鉱石ペレットについて、気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率と、圧潰強度とを測定した。上記粗大開気孔率は、水銀圧入式ポロシメータ(島津製作株式会社の「オートポアIII9400」)を用いて測定した鉄鉱石ペレットの開気孔率ε[%]、鉄鉱石ペレットの単位重量当たりの全細孔容積A[cm/g]、鉄鉱石ペレットの単位重量当たりの気孔径4μm以上の全細孔容積A+4[cm/g]として、ε×A+4/A[%]で算出した。圧潰強度は、試料を乗せるターンテーブル、駆動装置及びロードセルからなる公知の圧潰強度試験機を用いて測定した。結果を図4に示す。
図4の結果から、有機バインダを加えて造粒水の粘度を15mPa・s以上とした当該鉄鉱石ペレットの製造方法では、気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率が21%以上であり、圧潰強度が180kg/P以上である鉄鉱石ペレットを容易に製造することができることが分かる。これに対し、造粒水の粘度が15mPa・s未満である比較例1の鉄鉱石ペレットでは、気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率及び圧潰強度がともに低いことが分かる。
<還元率>
実施例1、実施例2及び比較例1の鉄鉱石ペレットを用いて、高炉周辺部を模擬した大型荷重還元実験を行って、還元率を調査した。
図5に、この実験に用いた大型荷重還元実験炉7を示す。試料を充填する黒鉛坩堝71の内径はφ85mmとした。試料充填層72は、上から上部コークス層72a(高さ20mm)、鉱石層72b(高さ150mm)及び下部コークス層72c(高さ40mm)により構成した。鉱石層72bは、焼結鉱(粒径16~19mm)、上記鉄鉱石ペレット(粒径11.2~13.2mm)及び塊鉱石(粒径16~19mm)の混合物とした。
この試料充填層72に対して、電気炉73を用いて図6に示す温度プロファイルで加熱しつつ、図7に示す組成のガス(還元ガス)を供給した。上記ガスは、大型荷重還元実験炉7の下部に設けられているガス供給管74から供給し、上部に設けられているガス排出管75から排出した。上記ガスの総供給量は51.3NL/minであり、温度管理は2つの熱電対76により行った。また、試料充填層72に加える荷重は1kgf/cmとした。この荷重は、荷重棒77を介して錘78の重さを加えることで付加した。
上述の条件で試料充填層72の温度が1250℃となった時点で昇温を終了するとともにガスの供給を停止し、試料充填層72の還元前重量と還元後重量との差分から還元率を算出した。
還元率の測定は、2回行った。結果を図8に示す。図8のグラフでは、2回の施行の各結果をバーで、その平均値をドットで示している。図8の結果から、本発明の鉄鉱石ペレットを用いることで、還元性が高められており、高炉操業においてコークスの使用量のさらなる削減ができることが分かる。
本発明の鉄鉱石ペレットは、高炉操業においてコークスの使用量のさらなる削減を可能とする性状を有する。また、本発明の鉄鉱石ペレットの製造方法を用いて製造された鉄鉱石ペレットを用いて高炉操業を行うことで、コークスの使用量をさらに削減できる。
1 鉄鉱石ペレット
11 粗粒
12 微粉
12a 凝集構造
13 気孔
13a 開気孔
13b 閉気孔
2 製造装置
3 パンペレタイザ
4 グレート炉
41 トラベリンググレート
42 乾燥室
43 離水室
44 予熱室
45 バーナ
5 キルン
6 アニュラクーラ
61 通風装置
7 大型荷重還元実験炉
71 黒鉛坩堝
72 試料充填層
72a 上部コークス層
72b 鉱石層
72c 下部コークス層
73 電気炉
74 ガス供給管
75 ガス排出管
76 熱電対
77 荷重棒
78 錘
P 生ペレット
H 予熱ペレット
G1 加熱用ガス
G2 燃焼排ガス
G3 冷却ガス
C 煙突

Claims (3)

  1. 高炉操業に用いられる鉄鉱石ペレットであって、
    気孔径が4μm以上の粗大開気孔の気孔率が21%以上であり、
    圧潰強度が180kg/P以上である鉄鉱石ペレット。
  2. 粒径4.7μm以下の微粉の含有量が8質量%以上である請求項1に記載の鉄鉱石ペレット。
  3. 粒径4.7μm以下の微粉を含み、
    分散している微粉が複数個集合し、二次粒子を形成している状態である微粉の凝集構造を有する請求項1又は請求項2に記載の鉄鉱石ペレット。
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