JP7374293B2 - 室外機および空気調和装置 - Google Patents

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Description

本開示は、室外機および空気調和装置に関する。
室外機は、送風機と、熱交換器とを有する。送風機は、ファン部と、ファン部を回転させるモータとを有する。モータには、永久磁石で構成される磁石磁極と、ロータコアで構成される仮想磁極とを備えたコンシクエントポール型のロータを有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
国際公開WO2018/179025(図1,2参照)
コンシクエントポール型のロータでは、仮想磁極が永久磁石を有さないため、磁石磁極から出た磁束の一部がモータの外部に漏れやすい。モータの周囲に配置されたベアリングあるいは回路基板等の部材に磁束が流れると、ロータの回転に伴ってこれらの部材に電磁誘導による発熱が生じる。そのため、モータの熱を効率よく放熱することが求められる。
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、モータの熱を効率よく放熱することを目的とする。
本開示の室外機は、モータと熱交換器とを有する。モータは、ロータとステータと放熱部材とを有する。ロータは、軸線を中心として回転可能であって、ロータコアと、ロータコアに取り付けられた永久磁石とを有し、永久磁石が磁石磁極を構成し、ロータコアの一部が仮想磁極を構成する。ステータは、ロータを、軸線を中心とする径方向の外側から囲む。放熱部材は、ステータの軸線の方向の一方の側に配置されている。熱交換器は、軸線の方向において放熱部材に対向するように配置されている。室外機は、また、熱交換器から軸線の方向に距離をあけて配置され、熱交換器に対向し、モータを支持する支持板を有する。モータの放熱部材は、固定部材によって支持板に固定される。放熱部材は固定部材に接触し、固定部材は前記支持板に接触する。熱交換器から放熱部材までの最短距離D1と、熱交換器から支持板までの最短距離D2とは、D1<D2を満足する。
本開示によれば、熱交換器が放熱部材に対向するように配置されているため、熱交換器を通過して温度が低下した空気を放熱部材に吹き付けることができる。そのため、モータの熱を放熱部材から効率よく放熱することができる。
実施の形態1の室外機を示す縦断面図である。 実施の形態1の送風機を示す縦断面図である。 実施の形態1のモータを示す横断面図である。 実施の形態1のロータを示す横断面図である。 実施の形態1のモールドステータを示す縦断面図である。 実施の形態1のモールドステータを示す平面図(A)および側面図(B)である。 実施の形態1の支持板を示す正面図である。 実施の形態1における熱交換器と放熱部材および支持板との関係を示す図である。 実施の形態1の熱交換器を示す模式図である。 コンシクエントポール型のロータの磁束の流れを説明するための模式図(A)、および非コンシクエントポール型のロータの磁束の流れを説明するための模式図(B)である。 実施の形態1の送風機における空気の流れを示す模式図である。 実施の形態1の送風機における熱の流れを示す模式図である。 実施の形態1の送風機における放熱部材およびブラケットの露出面積を説明するための模式図である。 実施の形態1の室外機を備えた空気調和装置を示す図である。
実施の形態1.
<室外機の構成>
実施の形態1の室外機100について説明する。図1は、実施の形態1の室外機100を示す縦断面図である。室外機100は、ルームエアコン等の空気調和装置の一部を構成するものである。
図1に示すように、室外機100は、外枠であるユニット筐体8と、ユニット筐体8内に配置された送風機1と、送風機1を支持する支持板9と、ユニット筐体8の背面に配置された熱交換器7とを有する。
送風機1のモータ10(後述)の回転中心軸である軸線C1の方向を、軸方向と称する。軸線C1を中心とする周方向を「周方向」と称し、図3等に矢印R1で示す。軸線C1を中心とする径方向を「径方向」と称する。軸方向に平行な断面における断面図を「縦断面図」と称し、軸方向に直交する断面における断面図を「横断面図」と称する。
室外機100は、ここでは水平面に置かれている。水平面をXY面とし、鉛直方向をZ方向とする。Y方向は、軸方向に平行であり、室外機100の前後方向である。
ユニット筐体8は、底板81と天板82とを有し、X方向の両端に図示しない側板を有する。底板81、天板82および側板はいずれも、例えば板金で形成されている。
ユニット筐体8の前面には、前面パネル85が取り付けられている。前面パネル85には開口部86が形成され、開口部86には図示しないグリルがはめ込まれている。グリルは、複数の鉄線を格子状に組み合わせたものである。開口部86は、送風機1によって空気が排出される部分である。
支持板9は、Z方向に延在し、下端には下アーム91を有し、上端には上アーム92を有する。支持板9の下アーム91は、底板81に固定される。支持板9の上アーム92には、天板82が固定される。支持板9は、例えば、炭素鋼等の金属で構成される。支持板9には、送風機1のモータ10がねじ48で固定される。
<送風機の構成>
図2は、送風機1を示す縦断面図である。送風機1は、モータ10と、モータ10によって回転するファン部6とを有する。モータ10は、シャフト26を有するロータ2と、ロータ2を径方向の外側から囲むステータ5とを有する。シャフト26の中心軸線は、上述した軸線C1である。ファン部6は、モータ10のシャフト26に固定されている。軸線C1の方向において、ファン部6が設けられた側が前方である。
モータ10は、ステータ5を径方向外側から囲むモールド樹脂部40を有する。モールド樹脂部40は、BMC(バルクモールディングコンパウンド)等の熱硬化性樹脂で形成される。ステータ5とモールド樹脂部40とにより、モールドステータ4が構成される。
モールド樹脂部40は、軸方向の一方の側に開口部41を有し、他方の側にベアリング保持部42を有する。モータ10のロータ2は、開口部41からモールドステータ4の内部の中空部分に挿入される。
シャフト26は、モールドステータ4の開口部41から軸方向に突出している。シャフト26の先端部には、ファン部6が取り付けられる。そのため、シャフト26が突出する側を「負荷側」と称し、反対側を「反負荷側」と称する。
モールド樹脂部40の開口部41には、ロータ保持部材としてのブラケット15が取り付けられている。ブラケット15は、亜鉛メッキ鋼板等の金属で形成される。ブラケット15には、シャフト26を支持する一方のベアリング11が保持される。モールド樹脂部40のベアリング保持部42には、シャフト26を支持するもう一方のベアリング12が保持される。
モールド樹脂部40は、径方向外側に突出する取付け脚45を有する。モールド樹脂部40は、取付け脚45において、固定部材としてのねじ48(図1)により支持板9に固定される。
モールド樹脂部40において、ステータ5の反負荷側には、回路基板55が配置されている。回路基板55は、モータ10を駆動するためのパワートランジスタ等の素子56が実装されたプリント基板であり、リード線57が配線されている。
回路基板55のリード線57は、モールド樹脂部40の外周部分に取り付けられたリード線口出し部品58から、モータ10の外部に引き出される。回路基板55のステータ5側の面には、ロータ2の回転位置を検出するための磁気センサが設けられている。
ここではモールド樹脂部40でステータ5を覆っているが、モールド樹脂部40の代わりに、例えば金属製のハウジングでステータ5を覆ってもよい。
ロータ2のシャフト26は、鉄またはステンレス鋼で構成されている。シャフト26は、ブラケット15に保持されたベアリング11と、ベアリング保持部42に保持されたベアリング12とにより、回転可能に支持されている。
ファン部6は、シャフト26に取り付けられた有底円筒状のハブ61と、ハブ61の外周に設けられた複数の羽根62とを有する。ハブ61は、軸線C1を中心とする円筒壁61aと、円筒壁61aの軸方向端部に位置する円板部61bと、円筒壁61aの内周側に形成された複数のリブ61dとを有する。
ハブ61の円板部61bは、シャフト26の先端部に形成されたネジ部26aを通過させる貫通穴61cを有する。円筒壁61aの内周側の複数のリブ61dは、周方向に等間隔に形成されている。シャフト26のネジ部26aにナット63を取り付けることにより、ハブ61がシャフト26に固定される。
羽根62は、ハブ61の外周に、周方向に等間隔に設けられている。羽根62の枚数は、例えば3枚であるが、2枚以上であればよい。ファン部6がシャフト26と共に回転することにより、羽根62が軸方向の空気の流れを生成する。
ファン部6は、樹脂で形成されていることが望ましく、より具体的には、ポリプロピレン(PP)にガラス繊維およびマイカを添加した材料で形成されていることが望ましい。
<モータの構成>
図3は、モータ10を示す横断面図である。モータ10は、上記の通り、ロータ2と、ロータ2を囲む環状のステータ5とを有する。モータ10は、ロータ2に永久磁石25を埋め込んだ永久磁石埋込型モータでもある。ロータ2とステータ5との間には、例えば0.4mmのエアギャップGが設けられている。
図3に示すように、ステータ5は、ステータコア50と、ステータコア50に巻き付けられたコイル54とを有する。ステータコア50は、複数枚の電磁鋼板を軸方向に積層し、カシメ等により固定したものである。電磁鋼板の板厚は、例えば0.2mm~0.5mmである。
ステータコア50は、軸線C1を中心とする環状のヨーク51と、ヨーク51から径方向内側に延在する複数のティース52とを有する。ティース52は、周方向に等間隔に配置されている。ティース52の数は、ここでは12であるが、12に限定されるものではない。隣り合うティース52の間には、コイル54を収容する空間であるスロットが形成される。
ティース52の径方向内側の先端部52aは、ティース52の他の部分よりも周方向の幅が広い。ティース52の先端部52aは、上述したエアギャップGを介してロータ2の外周に対向する。
ステータコア50には、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の絶縁部53が取り付けられている。絶縁部53は、樹脂をステータコア50と一体に成形するか、または予め成形した樹脂成形体をステータコア50に組み付けることで得られる。コイル54は、絶縁部53を介してティース52に巻き付けられる。コイル54は、銅またはアルミニウムで構成されている。
図4は、ロータ2を示す断面図である。ロータコア20は、軸線C1を中心とする環状の部材である。ロータコア20は、複数の電磁鋼板を軸方向に積層し、カシメ部27で固定したものである。電磁鋼板の板厚は、例えば0.2mm~0.5mmである。
ロータコア20は、複数の磁石挿入孔21を有する。磁石挿入孔21は、周方向に等間隔で、且つ軸線C1から等距離に配置されている。磁石挿入孔21の数は、ここでは5個である。
磁石挿入孔21は、周方向中心すなわち極中心を通る径方向の直線(磁極中心線と称する)に直交する方向に直線状に延在している。但し、磁石挿入孔21は、このような形状に限定されるものではなく、例えばV字状に延在していてもよい。
磁石挿入孔21の周方向の両端には、穴部であるフラックスバリア22が形成されている。フラックスバリア22とロータコア20の外周との間には、薄肉部が形成される。隣り合う磁極間の漏れ磁束を抑制するためには、薄肉部の厚さは、ロータコア20を構成する電磁鋼板の板厚と同じであることが望ましい。
各磁石挿入孔21には、永久磁石25が挿入されている。永久磁石25は平板状であり、軸方向に直交する断面形状は矩形状である。永久磁石25は、希土類磁石で構成される。より具体的には、永久磁石25は、ネオジム(Nd)、鉄(Fe)およびホウ素(B)を含むネオジム焼結磁石で構成される。
永久磁石25は、互いに同一の磁極(例えばN極)をロータコア20の外周側に向けて配置されている。ロータコア20において、周方向に隣り合う永久磁石の間の領域には、永久磁石とは反対の磁極(例えばS極)が形成される。
そのため、ロータ2には、永久磁石25で構成される5つの磁石磁極P1と、ロータコア20で構成される5つの仮想磁極P2とが形成される。このような構成を、コンシクエントポール型と称する。以下では、単に「磁極」という場合、磁石磁極P1と仮想磁極P2の両方を含むものとする。ロータ2は、10個の磁極を有する。
コンシクエントポール型のロータ2では、同じ極数の非コンシクエントポール型のロータと比較して、永久磁石25の数を半分にすることができる。高価な永久磁石25の数が少ないため、ロータ2の製造コストが低減される。
ここではロータ2の極数を10としたが、極数は4以上の偶数であればよい。また、ここでは1つの磁石挿入孔21に1つの永久磁石25を配置しているが、1つの磁石挿入孔21に2つ以上の永久磁石25を配置してもよい。磁石磁極P1をS極とし、仮想磁極P2をN極としてもよい。
ロータコア20は、仮想磁極P2に、径方向に長い少なくとも一つのスリット23を有する。スリット23は、仮想磁極P2を通る磁束の流れを径方向に整流する作用を有する。なお、仮想磁極P2には、必ずしもスリット23を形成しなくてもよい。
ロータコア20は、磁石挿入孔21の径方向内側に、空隙部24を有する。空隙部24は、磁石挿入孔21の径方向内側における磁束の流れを周方向に均一にするために設けられる。
ロータコア20の内周において空隙部24の形成された部分には、径方向内側に突出する突出部分20aが形成されている。突出部分20aは、次に説明する樹脂部28に対するロータコア20の回転止めとして機能する。但し、ロータコア20の内周には、必ずしも突出部分20aを形成しなくてもよい。
シャフト26とロータコア20との間には、非磁性の樹脂部28が設けられている。樹脂部28は、シャフト26とロータコア20とを連結する。樹脂部28は、例えば、PBT等の熱可塑性樹脂で形成される。
樹脂部28は、シャフト26の外周に接する環状の内筒部28aと、ロータコア20の内周に接する環状の外筒部28cと、内筒部28aと外筒部28cとを連結する複数のリブ28bとを有する。
樹脂部28の内筒部28aには、シャフト26が軸方向に貫通している。リブ28bは、周方向に等間隔で配置され、内筒部28aから径方向外側に放射状に延在している。リブ28bの数は磁極数Pの半分であり、それぞれのリブ28bの周方向位置が仮想磁極P2の極中心と一致している。但し、リブ28bの数および配置は、ここで説明した例に限定されるものではない。
図2に示すように、ロータコア20の反負荷側には、センサマグネット29が配置されている。センサマグネット29は、樹脂部28によって保持されている。センサマグネット29の磁界は、回路基板55に実装された磁気センサによって検出され、これによりロータ2の回転位置が検出される。
なお、ここではロータコア20とシャフト26との間に樹脂部28を設けたが、樹脂部28を設けずに、ロータコア20の中心孔にシャフト26を嵌合させてもよい。
図5は、モールドステータ4を示す縦断面図である。ステータ5の反負荷側には、放熱部材3が設けられている。放熱部材3は、例えば金属、より具体的には、アルミニウムまたは銅で形成されている。放熱部材3は、フランジ部31と、脚部32と、フィン35とを有する。
フランジ部31は、軸線C1を中心とする環状に形成されている。脚部32は、フランジ部31から径方向外側に延在している。フィン35は、フランジ部31の径方向内側に形成されている。放熱部材3は、また、ステータ5側に窪み部36を有する。窪み部36は、ベアリング12(図1)を収容する部分である。
放熱部材3と、ステータ5と、回路基板55とは、モールド樹脂部40(図1)によって一体として保持され、モールドステータ4が構成される。放熱部材3の脚部32は、モールド樹脂部40に覆われる。一方、放熱部材3のフランジ部31およびフィン35は、モールド樹脂部40から露出する。
図6(A)および(B)は、モールドステータ4を示す平面図および側面図である。図6(A)に示すように、モールド樹脂部40は、軸線C1から等距離に配置された複数の取付け脚45を有する。ここでは4つの取付け脚45が、軸線C1を中心として90度間隔に形成されている。但し、取付け脚45の数は、4つには限定されない。
取付け脚45は、穴部46を有する。穴部46は、モータ10を固定するねじ48(図1)を挿通する部分である。
放熱部材3のフランジ部31から径方向外側に、複数の脚部32が延在している。複数の脚部32は、軸線C1から等距離に形成され、また、軸線C1を中心として等間隔に形成されている。
ここでは、モールド樹脂部40の取付け脚45と同数の脚部32が、取付け脚45に対応する位置にそれぞれ形成されている。すなわち、4つの脚部32が、軸線C1を中心として90度間隔に形成されている。
脚部32の先端部には、凹部33が形成されている。脚部32の凹部33は、取付け脚45の穴部46と軸方向に重なり合う位置に形成されている。
放熱部材3のフィン35は、軸線C1に直交する方向(図6(A)における左右方向)に複数配列されている。それぞれのフィン35は、配列方向に直交する方向(図6(A)における上下方向)に長さを有し、軸方向に高さを有する。
図7は、モータ10、支持板9および熱交換器7を示す正面図である。支持板9は、Z方向中央に、モータ10が固定される取付け部93を有する。取付け部93には、モータ10のモールド樹脂部40が、取付け脚45に挿通されるねじ48により固定される。取付け部93には、モールド樹脂部40の外周を囲む円弧状の枠部98を形成してもよい。
支持板9のX方向の幅は、熱交換器7のX方向の幅よりも狭い。これは、熱交換器7を通過する空気の流れに対する通風抵抗を低減するためである。また、通風抵抗の低減のため、支持板9の取付け部93の上下の部分はいずれも、Z方向に長い一対の柱状部分96で構成されている。
図8は、モータ10、支持板9および熱交換器7を含む部分を示す断面図である。支持板9の取付け部93には、モールド樹脂部40が挿入される開口部95が形成されている。モータ10のモールド樹脂部40は、放熱部材3を熱交換器7に対向させるようにして、支持板9の開口部95に挿入される。
ねじ48は、モールド樹脂部40の取付け脚45に形成された穴部46と、放熱部材3の脚部32に形成された凹部33とを貫通し、支持板9に設けられたねじ部94に固定される。そのため、放熱部材3とねじ48とが接触し、ねじ48と支持板9とが接触する。
ねじ48は、炭素鋼等の金属により形成されている。また、上記の通り、放熱部材3はアルミニウム等の金属で形成され、支持板9は炭素鋼等の金属で形成されている。すなわち、放熱部材3、ねじ48および支持板9はいずれも金属で形成され、互いに接触している。
放熱部材3のフィン35は、上記の通りモールド樹脂部40から外部に露出しており、熱交換器7に対向する。熱交換器7から放熱部材3までの最短距離を、距離D1とする。より具体的に、距離D1は、熱交換器7から、放熱部材3のフィン35の熱交換器7側の端面までの距離である。
また、熱交換器7から支持板9までの最短距離を、距離D2とする。より具体的には、距離D2は、熱交換器7から、支持板9の熱交換器7側の表面までの距離である。
熱交換器7から放熱部材3までの距離D1と、熱交換器7から支持板9までの距離D2とは、D1<D2を満足する。すなわち、放熱部材3は、支持板9から熱交換器7側に突出している。
また、熱交換器7からねじ48までの最短距離を、距離D3とする。より具体的には、距離D3は、熱交換器7から、ねじ48の熱交換器7側の端部までの距離である。
熱交換器7から放熱部材3までの距離D1と、熱交換器7から支持板9までの距離D2と、熱交換器7からねじ48までの距離D3とは、D1<D3<D2を満足する。
図9は、熱交換器7を示す正面図である。熱交換器7は、X方向に配列されたZ方向に長い複数のフィン71と、これら複数のフィン71を貫通する伝熱管72とを有する。X方向に隣り合うフィン71の間には、隙間が形成される。
フィン71は、例えばアルミニウムで形成され、伝熱管72は、例えば銅で形成されている。熱交換器7内を流れる冷媒と、熱交換器7を通過する空気との間で、熱交換が行われる。
<作用>
次に、実施の形態1の作用について説明する。まず、コンシクエントポール型のロータ2における磁束漏れについて説明する。図10(A)は、コンシクエントポール型のロータ2における磁束の流れを説明するための模式図である。図10(B)は、非コンシクエントポール型のロータ2Aにおける磁束の流れを説明するための模式図である。
非コンシクエントポール型のロータ2Aでは、図10(B)に示すように、全ての磁極に永久磁石25が設けられているため、永久磁石25から出た磁束の多くは、ステータ5を経由して他の永久磁石25に流れ、ロータコア20から軸方向に漏れる磁束は少ない。
一方、コンシクエントポール型のロータ2は、図10(A)に示すように、永久磁石25が設けられた磁石磁極と、永久磁石25が設けられていない仮想磁極とを有する。仮想磁極は磁束を引き込む力が弱いため、永久磁石25から出てロータコア20の軸方向外側を流れる磁束、あるいはシャフト26に流れる磁束が生じる。その結果、ロータコア20から軸方向外側への磁束漏れが生じる。
ロータコア20に対して軸方向に隣接して、ベアリング11,12および回路基板55が配置されている。これらの部材に磁束が流れると、ロータ2の回転に伴って電磁誘導による発熱が生じる。そのため、モータ10の熱を効率よく放熱することが求められる。
そこで、実施の形態1では、ステータ5に対して熱交換器7側に、放熱部材3を配置している。空気調和装置の暖房運転時には、室外機100の熱交換器7は蒸発器として動作するため、熱交換器7を通過する空気の温度は低下する。
図11は、ファン部6の回転によって生じる空気の流れを説明するための模式図である。図11に示すように、ファン部6の回転により、熱交換器7のフィン71(図9)の隙間を通過する軸方向の空気の流れが生じる。
熱交換器7を通過する空気は、熱交換器7において冷媒に蒸発熱を奪われて、温度が低下する。このように温度が低下した空気が、放熱部材3に吹き付けられる。これにより、モータ10の熱を、放熱部材3から効率よく放熱することができる。
放熱効果を高めるためには、放熱部材3と熱交換器7との距離は近いほどよい。但し、モータ10を支持する支持板9は風路内で一定面積を占めているため、支持板9を全体的に熱交換器7に接近させると通風抵抗が増加する。そのため、支持板9は、熱交換器7から距離をあけて配置することが望ましい。
そこで、実施の形態1では、熱交換器7から放熱部材3までの距離D1と、熱交換器7から支持板9までの距離D2とが、D1<D2を満足するようにしている。言い換えると、放熱部材3を、支持板9から熱交換器7側に突出させている。
これにより、放熱部材3を熱交換器7に接近させて放熱効果を高める共に、熱交換器7と支持板9との距離を広げて通風抵抗の増加を抑えることができる。
また、熱交換器7から放熱部材3までの距離D1と、熱交換器7から支持板9までの距離D2は、D2/2<D1<D2を満足することが特に望ましい。このようにすれば、放熱効果の向上効果と通風抵抗の増加抑制効果が共に得られやすい。
図12は、放熱部材3の周囲の熱の流れを説明するための模式図である。ロータ2の漏れ磁束の影響により回路基板55あるいはベアリング12で発生した熱は、これらに隣接する放熱部材3に流れる。
放熱部材3に流れた熱の一部は、図12に矢印で示すようにフィン35に向けて流れ、熱交換器7側から放熱部材3に吹き付けられる空気によって放熱される。放熱部材3は、アルミニウム等の放熱性の高い金属で形成されており、熱交換器7側にフィン35を有するため、効率よく放熱することができる。
また、放熱部材3に流れた熱の他の一部は、放熱部材3の脚部32からねじ48に流れ、さらに支持板9に流れる。支持板9に流れた熱は、熱交換器7からファン部6に向かう空気によって放熱され、また、ユニット筐体8の底板81または天板82(図1)に流れて散逸する。
上記の通り、放熱部材3、ねじ48および支持板9はいずれも金属で形成され、互いに接触しているため、放熱部材3、ねじ48および支持板9を経由して熱が流れやすい。
ここで、各部材の熱伝導率について説明する。放熱部材3がアルミニウムで形成されている場合、放熱部材3の熱伝導率T1は190~250W/m・Kである。支持板9が炭素含有率0.1~0.4%の炭素鋼で形成されている場合、支持板9の熱伝導率T2は30~70W/m・Kである。ねじ48が炭素含有率0.25%以下の炭素鋼で形成されている場合、ねじ48の熱伝導率T3は、60~100W/m・Kである。
そのため、放熱部材3の熱伝導率T1と、支持板9の熱伝導率T2と、ねじ48の熱伝導率T3との間に、T1>T3>T2が成立する。言い換えると、放熱部材3の熱伝導率が最も高く、ねじ48の熱伝導率が2番目に高く、支持板9の熱伝導率が最も低い。
上記の通り、放熱部材3の熱は、ねじ48を経由して支持板9に流れる。熱の経路の上流側ほど熱伝導率を高くすることにより、放熱部材3、ねじ48および支持板9の順に熱が流れやすくなり、放熱効果を高めることができる。
また、熱交換器7から放熱部材3までの距離D1と、熱交換器7から支持板9までの距離D2と、熱交換器7からねじ48までの距離D3とは、D1<D3<D2を満足することが望ましい。
放熱部材3、ねじ48および支持板9の順に熱が流れるため、熱の経路の上流側ほど熱交換器7に近くなり、熱交換器7を通過した空気の流れによって冷却されやすい。これにより、放熱効果をさらに高めることができる。
図13は、放熱部材3およびブラケット15の露出面積を説明するための模式図である。ステータ5には、軸方向において放熱部材3と反対の側に、ロータ保持部材としてのブラケット15が取り付けられている。ブラケット15は、モールド樹脂部40の開口部41の周囲に形成された段差部43にはめ込まれており、ベアリング11を支持している。
ブラケット15は、亜鉛メッキ鋼板等の金属で形成されている。また、ブラケット15は、モールド樹脂部40から外部に露出している。そのため、ブラケット15は、ロータ2からの漏れ磁束によってベアリング11で発生した熱をモータ10の外部に放熱する作用を有する。
放熱部材3においてモールド樹脂部40から露出する部分の総面積を、面積A1とする。面積A1は、放熱部材3の複数のフィン35の面積も含む。一方、ブラケット15においてモールド樹脂部40から露出する部分の総面積を、面積A2とする。
ブラケット15は、ファン部6の回転によって生じる空気の流れの方向において、モールドステータ4よりも下流側に位置する。従って、ブラケット15を通過する空気の流量は、放熱部材3を通過する空気の流量よりも少ない。そのため、放熱部材3の露出部分の面積A1が、ブラケット15の露出部分の面積A2よりも大きい方が、放熱効果を高めることができる。
また、放熱部材3の露出部分の軸線C1からの最大寸法H1は、ブラケット15の露出部分の軸線C1からの最大寸法H2よりも長い。そのため、上記のように放熱部材3の露出部分の面積A1がブラケット15の露出部分の面積A2よりも大きい構成を、容易に実現することができる。
また、ブラケット15が炭素含有率0.1~0.4%の炭素鋼で形成されている場合、ブラケット15の熱伝導率T4は30~70W/m・Kであり、これは放熱部材3の熱伝導率T1(190~250W/m・K)より低い。通過する空気の量が多い放熱部材3の熱伝導率が、通過する空気の量が少ないブラケット15の熱伝導率よりも高いため、放熱効果をさらに高めることができる。
<実施の形態の効果>
以上説明したように、実施の形態1の室外機100は、コンシクエントポール型のロータ2と、ロータ2を径方向外側から囲むステータ5と、ステータ5の軸方向の一方の側に配置された放熱部材3とを有するモータ10と、軸方向において放熱部材3に対向するように配置された熱交換器7とを備える。放熱部材3が熱交換器7に対向しているため、熱交換器7を通過して温度が低下した空気を放熱部材3に吹き付け、モータ10の熱を放熱部材3から効率よく放熱することができる。
また、モータ10を支持する支持板9が、熱交換器7から軸方向に距離をあけて配置されているため、支持板9を熱交換器7に接触させて配置した場合と比較して、通風抵抗を低減することができる。
また、熱交換器7から放熱部材3までの最短距離D1と、熱交換器7から支持板9までの最短距離D2とが、D1<D2を満足するため、通風抵抗の増加を抑えながら、モータ10の熱を放熱部材3から効率よく放熱することができる。
また、熱交換器7から放熱部材3までの最短距離D1と、熱交換器7から支持板9までの最短距離D2とが、D2/2<D1<D2を満足する場合には、放熱効果の向上効果と通風抵抗の増加抑制効果が共に得られやすい。
また、放熱部材3がねじ48(固定部材)によって支持板9に固定され、放熱部材3がねじ48に接触し、ねじ48が支持板9に接触しているため、放熱部材3の熱を、ねじ48および支持板9を介して効率よく放熱することができる。
また、モータ10は、ステータ5と放熱部材3とを覆うモールド樹脂部40を有するため、ステータ5と放熱部材3とをモールド樹脂によって一体成形することができる。そのため、放熱部材3をステータ5にねじ等で固定した場合と比較して、製造コストを低減することができる。
また、放熱部材3、ねじ48および支持板9がいずれも金属で形成されるため、放熱部材3の熱を、ねじ48および支持板9を介して効率よく放熱することができる。
また、熱交換器7から放熱部材3までの最短距離D1と、熱交換器7から支持板9までの最短距離D2と、熱交換器7からねじ48までの最短距離D3とが、D1<D3<D2を満足する。熱の経路の上流側ほど熱交換器7に近く、従って熱交換器7を通過した空気によって冷却されやすいため、放熱部材3、ねじ48および支持板9から効率よく放熱することができる。
また、放熱部材3の熱伝導率T1と、支持板9の熱伝導率T2と、ねじ48の熱伝導率T3とが、T1>T3>T2を満足する。熱の経路の上流側ほど熱伝導率が高く、従って冷却されやすいため、放熱部材3、ねじ48および支持板9から効率よく放熱することができる。
また、ファン部6は、軸方向においてステータ5を挟んで放熱部材3とは反対の側に配置されてているため、熱交換器7からファン部6に向かって流れる空気を利用して、放熱部材3の熱を放熱することができる。
また、ステータ5には、軸方向において放熱部材3と反対の側に、ブラケット15(ロータ保持部材)が取り付けられており、放熱部材3の熱伝導率はブラケット15の熱伝導率よりも高い。より多くの空気が通過する放熱部材3の熱伝導率を高くすることにより、放熱効果をさらに高めることができる。
また、放熱部材3のうちモータ10の外部に露出している露出面の総面積A1と、ブラケット15のうちモータ10の外部に露出している露出面の総面積A2とが、A1>A2を満足する。より多くの空気が通過する放熱部材3の露出面積を大きくすることにより、放熱効果を高めることができる。
<空気調和装置>
次に、各実施の形態の室外機100が適用可能な空気調和装置について説明する。図12は、実施の形態1の室外機100を適用した空気調和装置200の構成を示す図である。空気調和装置200は、室外機100と、室内機201と、これらを接続する冷媒配管207とを備える。
室内機201は、室内送風機202を有する。室内送風機202は、例えばクロスフローファンである羽根203と、これを駆動するモータ204と、羽根203に対向配置された熱交換器205と、これらを収容する筐体206を有する。
室外機100は、送風機1、圧縮機101、熱交換器7および図示しない減圧装置を有する。圧縮機101、熱交換器7および減圧装置は、室内機201の熱交換器205と共に、冷媒配管207によって接続され、冷媒回路を構成する。
室外機100では、送風機1のモータ10の回転によりファン部6が回転し、これにより室外の空気が熱交換器7を通過する。暖房運転時には、圧縮機101で圧縮された冷媒が熱交換器7(蒸発器)で蒸発する際に、熱交換器7を通過する空気が蒸発熱を奪われて冷却される。冷却された空気は、ファン部6の回転によって、モータ10の放熱部材3を通過し、前面パネル85の開口部86(図1)から室外に放出される。
室内機201では、室内送風機202のモータ204の回転により、羽根203が回転し、室内に送風する。暖房運転時には、冷媒が熱交換器205(凝縮器)で凝縮する際に加熱された空気が、室内送風機202の送風によって室内に送風される。
実施の形態1で説明したように、モータ10の熱が熱交換器7を通過した空気によって効率よく放熱されるため、モータ10の加熱を抑制することができる。これにより、送風機1の安定した動作を実現することができ、空気調和装置200の信頼性を高めることができる。
ここで説明したモータ10は、ロータ2に永久磁石25を埋め込んだIPM(Inner Permanent Magnet)モータであるが、ロータ2の表面に永久磁石25を取り付けたSPM(Surface Permanent Magnet)モータであってもよい。
以上、本開示の望ましい実施の形態について具体的に説明したが、本開示は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変形を行なうことができる。
1 送風機、 2 ロータ、 3 放熱部材、 4 モールドステータ、 5 ステータ、 6 ファン部、 7 熱交換器、 8 ユニット筐体、 9 支持板、 10 モータ、 11,12 ベアリング、 15 ブラケット(ロータ保持部材)、 20 ロータコア、 21 磁石挿入孔、 25 マグネット(永久磁石)、 26 シャフト、 28 樹脂部、 50 ステータコア、 51 ヨーク、 52 ティース、 53 絶縁部、 54 コイル、 55 基板、 31フランジ、 32 脚部、 33 凹部、 35 フィン、 40 モールド樹脂部、 45 脚部、 46 穴部、 48 ねじ(固定部材)、 61 ハブ、 62 羽根、 71 フィン、 72 伝熱管、 81 底板、 82 天板、 85 前面パネル、 91 下アーム、 92 上アーム、 93 取付け板、 100 室外機、 101 圧縮機、 200 空気調和装置、 201 室内機、 202 室内送風機、 207 冷媒配管。

Claims (13)

  1. 軸線を中心として回転可能なロータであって、ロータコアと、前記ロータコアに取り付けられた永久磁石とを有し、前記永久磁石が磁石磁極を構成し、前記ロータコアの一部が仮想磁極を構成するロータと、
    前記ロータを、前記軸線を中心とする径方向の外側から囲むステータと、
    前記ステータの前記軸線の方向の一方の側に配置された放熱部材と
    を有するモータと、
    前記軸線の方向において前記放熱部材に対向するように配置された熱交換器と、
    前記熱交換器から前記軸線の方向に距離をあけて配置され、前記熱交換器に対向し、前記モータを支持する支持板と
    を有し、
    前記モータの前記放熱部材は、固定部材によって前記支持板に固定され、
    前記放熱部材は前記固定部材に接触し、前記固定部材は前記支持板に接触し、
    前記熱交換器から前記放熱部材までの最短距離D1と、前記熱交換器から前記支持板までの最短距離D2とが、D1<D2を満足する
    室外機。
  2. D1とD2とが、D2/2<D1<D2を満足する
    請求項1に記載の室外機。
  3. 前記モータは、前記ステータと前記放熱部材とを覆う樹脂部を有し、
    前記樹脂部は、前記固定部材によって前記支持板に固定される
    請求項1または2に記載の室外機。
  4. 前記モータは回路基板をさらに備え、
    前記樹脂部は、前記ステータと前記放熱部材と前記回路基板とを覆う
    請求項3に記載の室外機。
  5. 前記固定部材は金属で形成され、前記支持板は金属で形成される
    請求項1から4までの何れか1項に記載の室外機。
  6. 前記熱交換器から前記放熱部材までの最短距離D1と、前記熱交換器から前記支持板までの最短距離D2と、前記熱交換器から前記固定部材までの距離D3とが、D1<D3<D2を満足する
    請求項から5までの何れか1項に記載の室外機。
  7. 前記放熱部材の熱伝導率T1と、前記支持板の熱伝導率T2と、前記固定部材の熱伝導率T3とが、T1>T3>T2を満足する
    請求項から6までの何れか1項に記載の室外機。
  8. 前記ロータには、ファン部が取り付けられ、
    前記ファン部は、前記軸線の方向において、前記ステータを挟んで前記放熱部材とは反対の側に配置されいる
    請求項1から7までの何れか1項に記載の室外機。
  9. 前記ステータには、前記軸線の方向において前記放熱部材と反対の側に、前記ロータを保持するロータ保持部材が取り付けられている
    請求項1から8までの何れか1項に室外機。
  10. 前記放熱部材の熱伝導率は、前記ロータ保持部材の熱伝導率よりも高い
    請求項9に記載の室外機。
  11. 前記放熱部材のうち前記モータの外部に露出している露出面の総面積A1と、前記ロータ保持部材のうち前記モータの外部に露出している露出面の総面積A2とは、A1>A2を満足する
    請求項9または10に記載の室外機。
  12. 前記放熱部材は、フィンを有する
    請求項1から11までの何れか1項に記載の室外機。
  13. 請求項1から12までの何れか1項に記載の室外機と、
    前記室外機に冷媒配管で接続された室内機と
    を有する空気調和装置。
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