JP7370851B2 - 竪型成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、成形材料を金型内に射出して成形品を成形する竪型成形機に関する。
従来より、複数の下側金型を搭載したロータリーテーブルを間欠回転させることで、複数の下側金型を交番的に上側金型と対向する位置に停止させるようにした成形機が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、上記構成のような成形機には、金型の状態を検知する金型センサが搭載されるのが一般的である。
特開2008-284778号公報
上記構成の成形において、ロータリーテーブル上の複数の金型それぞれに対応付けて金型センサを設置すると、金型センサの数が増加してコストアップの原因となる。また、ロータリーテーブルと共に金型センサが回転すると、金型センサと制御装置とを接続する信号線の配索が複雑になるという課題がある。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の金型を支持して回転するロータリーテーブルを備える竪型成形機において、金型センサの数を抑えると共に、制御装置への信号線の配索を容易にする技術を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するため、上側金型及び下側金型を含む金型の型締を行う型締装置と、型締された前記金型のキャビティ内に成形材料を射出する射出装置と、前記型締装置及び前記射出装置を制御する制御装置とを備えた竪型成形機において、前記型締装置は、複数の前記金型を周方向に離間した位置で支持して回転するロータリーテーブルと、前記ロータリーテーブルの上方に配置された可動ダイプレートと、前記可動ダイプレートを上下動させて、成形位置の前記上側金型及び前記下側金型を型締する開閉モータと、前記ロータリーテーブル外に配置されて、前記ロータリーテーブルに支持された複数の前記金型のうち、特定位置の前記金型の状態を検知する金型センサとを備え、前記成形位置と異なる出入位置において、前記下側金型に対して物品を出し入れする出入装置と、所定数の成形品を連続成形する自動成形指示及び成形品の種類が入力される入力装置とを備え、前記特定位置は、前記出入位置であり、前記金型センサは、前記下側金型内の成形品に向けてレーザ光を出力する発光部と、前記発光部から出力され且つ成形品で反射されたレーザ光を受光する受光部とを備え、前記制御装置は、前記自動成形指示が前記入力装置に入力された場合に、前記入力装置に入力された成形品の種類に対応する成形品閾値範囲を特定し、前記発光部にレーザ光の出力を開始させてから前記受光部がレーザ光を受光するまでの往復時間が前記成形品閾値範囲内の場合に、成形品を検知し、成形品が検知された場合に、当該成形品を前記出入装置に取り出させてから、前記型締装置及び前記射出装置に前記連続成形させることを特徴とする。
本発明によると、複数の金型を支持して回転するロータリーテーブルを備える竪型成形機において、金型センサの数を抑えると共に、制御装置への信号線の配索が容易になる。
第1実施形態に係る射出成形機の側面図である。 ロータリーテーブル及び金型搬出入装置の概略平面図である。 射出成形機のハードウェア構成図である。 実施例1に係る搬出処理のフロチャートである。 搬出処理中の金型の状態を示す図である。 実施例2に係る自動成形処理のフロチャートである。 自動成形処理中の金型の状態を示す図である。 成形品及びインサートの種類と閾値範囲との対応関係を示す図である。 金型センサから出力される検知信号(電圧値)の推移を示す図である。 第2実施形態に係る射出成形機の側面図である。 実施例3に係る製品取出処理のフロチャートである。 製品取出処理中の金型の状態を示す図である。
以下、本発明に係る射出成形機10を図面に基づいて説明する。なお、以下に記載する本発明の実施形態は、本発明を具体化する際の一例を示すものであって、本発明の範囲を実施形態の記載の範囲に限定するものではない。従って、本発明は、実施形態に種々の変更を加えて実施することができる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る射出成形機10の側面図である。図2は、ロータリーテーブル22及び金型搬出入装置40の概略平面図である。図3は、射出成形機10のハードウェア構成図である。
射出成形機10は、金型11内に可塑化樹脂(成形材料)を射出して、射出成形品(成形品)を成形する成形機である。図1~図3に示すように、射出成形機10は、型締装置20と、射出装置30と、金型搬出入装置40と、ロボットアーム(取出装置、出入装置)45と、制御装置50とを主に備える。
図1に示すように、射出成形機10に搭載される金型11は、上側金型12と、複数の下側金型13a、13b(以下、これらを総称して、「下側金型13」と表記する。)とで構成される。図5(A)に示すように、上側金型12と、複数の下側金型13a、13bのうちの1つとが組み合わされることによって、金型11の内部にキャビティ14が形成される。そして、キャビティ14内に可塑化樹脂が射出されることによって、射出成形品Mが成形される。
型締装置20は、金型11の開閉及び型締を行う。図1及び図3に示すように、型締装置20は、上側金型12を支持する可動ダイプレート21と、複数の下側金型13a、13bを支持するロータリーテーブル22と、テーブル回転モータ23と、開閉モータ(開閉機構)24とを主に備える。
可動ダイプレート21は、ロータリーテーブル22の上方において、昇降可能に構成されている。可動ダイプレート21は、上側金型12を固定するマグクランプ(クランプ装置)21aを備える。マグクランプ21aは、例えば、電圧が印加されたときに上側金型12をクランプする電磁石である。すなわち、後述する制御装置50がマグクランプ21aに電圧を印加すると、上側金型12が可動ダイプレート21の下面に固定される。一方、制御装置50がマグクランプ21aに対する電圧の印加を停止すると、可動ダイプレート21に対する上側金型12の固定が解除(以下、「アンクランプ」と表記する。)される。
ロータリーテーブル22は、可動ダイプレート21(換言すれば、上側金型12)の下方に配置されている。ロータリーテーブル22は、周方向に離間した所定位置において、複数の下側金型13a、13bを支持する。より詳細には、複数の下側金型13a、13bは、ロータリーテーブル22の上面に等間隔(すなわち、180°間隔)に配置される。
また、ロータリーテーブル22は、下側金型13を固定するマグクランプ(クランプ装置)22a、22bを備える。マグクランプ22a、22bは、例えば、電圧が印加されたときに下側金型13をクランプする電磁石である。すなわち、後述する制御装置50がマグクランプ22a、22bに電圧を印加すると、下側金型13がロータリーテーブル22上の所定位置に固定される。一方、制御装置50がマグクランプ22a、22bに対する電圧の印加を停止すると、ロータリーテーブル22に対する下側金型13の固定が解除される。
さらに、図2に示すように、ロータリーテーブル22は、テーブル回転モータ23の駆動力が伝達されて水平面上で回転することによって、上側金型12に対面する成形位置、射出成形品を取り出す成形品取出位置(出入位置)、及び金型搬出入装置40との間で金型を搬出入する金型交換位置の間で、下側金型13を移動させる。
成形位置と成形品取出位置とは、180°の間隔を隔てた位置である。すなわち、下側金型13a、13bの一方が成形位置に配置されているとき、他方が成形品取出位置に配置される。一方、金型交換位置は、成形位置から反時計回りに270°(成形品取出位置から反時計回りに90°)の間隔を隔てた位置である。但し、成形位置、成形品取出位置、及び金型交換位置の具体的な位置関係は、前述の例に限定されない。
また、可動ダイプレート21は、トグルリンク機構(図示省略)を介して開閉モータ24の駆動力が伝達されることによって、上位置及び下位置の間を昇降する。可動ダイプレート21の位置は、例えば、エンコーダセンサ(図示省略)によって特定される。
図5(A)に示すように、可動ダイプレート21が下位置まで下降すると、上側金型12と成形位置の下側金型13とが型閉される。そして、可動ダイプレート21がさらに下降すると、上側金型12と下側金型13とが型締される。これにより、上側金型12と成形位置の下側金型13との間に、キャビティ14が形成される。
一方、図5(C)に示すように、可動ダイプレート21が上位置まで上昇すると、上側金型12と成形位置の下側金型13とが型開される。さらに、図5(A)に示す状態で可動ダイプレート21のマグクランプ21aに対する電圧の印加を停止して、可動ダイプレート21を上位置まで上昇させると、図5(B)に示すように、上側金型12及び成形位置の下側金型13を型閉した状態で、可動ダイプレート21を上側金型12から離間させることができる。
型締装置20は、金型センサ27をさらに備える。金型センサ27は、ロータリーテーブル22に支持された複数の金型11のうち、特定位置の金型11の状態を検知する。特定位置とは、例えば、成形位置、製品取出位置(出入位置)である。
詳細は後述するが、「金型11の状態」とは、例えば、金型11と周辺の構成要素(例えば、可動ダイプレート21)との関係、金型11を構成する上側金型12及び下側金型13の関係、金型11の内部における物品(例えば、射出成形品M、インサートI)の有無などである。
金型センサ27は、例えば、レーザ光を出力する発光部27aと、発光部27aから出力され且つ対象物(例えば、金型11、射出成形品M、インサートI)で反射されたレーザ光を受光する受光部27bとを備える。また、金型センサ27は、信号線によって制御装置50に有線接続されている。そして、金型センサ27は、受光部27bで受光したレーザ光の強度を示す検知信号(例えば、電圧値)を、制御装置50に出力する。
なお、レーザ光は、指向性の高い光である。但し、レーザ光は可視光に限定されず、赤外線、ミリ波などの電磁波全般を含む。また、金型センサ27は反射型センサに限定されず、発光部27a及び受光部27bが対象物を挟んで配置された透過型センサであってもよい。さらに、金型センサ27は、発光部27a及び受光部27bの組み合わせに限定されず、カメラ、磁気センサ、機械式センサなどであってもよい。
金型センサ27は、ロータリーテーブル22の外に配置されている。すなわち、金型センサ27は、ロータリーテーブル22の回転に伴って回転しない。金型センサ27は、例えば、可動ダイプレート21の下面(図5参照)、或いはロータリーテーブル22を支持する台座(図7、図12参照)に、基台28を介して支持されてもよい。また、金型センサ27は、昇降モータ29の駆動力が伝達されて昇降(基台28が伸縮)可能に構成されていてもよい。
射出装置30は、ホッパ(図示省略)から供給された樹脂を、可塑化し、計量し、キャビティ14内に射出する。第1実施形態に係る射出装置30は、型締装置20の上方に配置されている。より詳細には、射出装置30は、先端にノズル32が形成された加熱シリンダ31と、射出装置30を上下方向に移動させるノズルタッチモータ33とを主に備える。
射出装置30が下降すると、型締された金型11に加熱シリンダ31の先端のノズル32が接続される。この状態で加熱シリンダ31から射出された可塑化樹脂は、金型11のキャビティ14に充填される。一方、射出装置30が上昇すると、ノズル32が金型11から離間する。すなわち、第1実施形態に係る射出成形機10は、射出装置30が上下方向に移動する、所謂「竪型」である。
金型搬出入装置40は、型締装置20から上側金型12及び下側金型13a、13bを搬出し、型締装置20に上側金型17及び下側金型18a、18bを搬入する装置である。図2及び図3に示すように、金型搬出入装置40は、上側金型17と、複数の下側金型18a、18bとを支持して回転するロータリーテーブル41と、テーブル回転モータ42と、ロータリーテーブル22、41の間で各金型12、13a、13b、17、18a、18bを搬送するコンベア43とを主に備える。
上側金型17は、上側金型12の代わりとなる金型である。下側金型18a、18bは、下側金型13a、13bの代わりとなる金型である。すなわち、上側金型17と、複数の下側金型18a、18bのうちの1つとが型締されると、内部にキャビティが形成される。上側金型17及び下側金型18a、18bは、上側金型12及び下側金型13a、13bと同一形状であってもよいし、異なる形状であってもよい。
ロータリーテーブル41は、ロータリーテーブル22に支持される下側金型13の数より1つ多くの金型を支持可能に構成されている。すなわち、ロータリーテーブル41上には、型閉された上側金型17及び下側金型18aと、下側金型18bと、ロータリーテーブル22から搬出される金型11を受け入れる受入領域44とが周方向に離間して配置されている。
ロータリーテーブル41は、テーブル回転モータ42の駆動力が伝達されて回転する。受入領域44をコンベア43に対面させて、ロータリーテーブル22から金型を搬出する向きにコンベア43を回転させると、ロータリーテーブル22からロータリーテーブル41に金型が受け渡される。一方、ロータリーテーブル41上の金型をコンベア43に対面させて、ロータリーテーブル41から金型を搬出する向きにコンベア43を回転させると、ロータリーテーブル41からロータリーテーブル22に金型が受け渡される。
ロボットアーム45は、成形取出位置(出入位置)で型開された下側金型13に対して、射出成形品Mを取り出し、インサートIを挿入する。ロボットアーム45は、例えば、相対回動が可能な複数のアームと、アームの先端で物品を把持可能な把持爪とを備える。ロボットアーム45は周知の構成を採用することができるので、詳しい説明は省略する。
制御装置50は、射出成形機10全体の動作を制御する。制御装置50は、表示入力装置(入力装置)54から出力される操作信号を取得する。制御装置50は、取得した操作信号に基づいて、各アクチュエータ(テーブル回転モータ23、42、開閉モータ24、昇降モータ29、ノズルタッチモータ33、コンベア43、ロボットアーム45)を駆動させ、マグクランプ21a、22a、22bに金型11をクランプさせ、金型センサ27に金型11の状態を検知させる。
制御装置50は、例えば、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)51、各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)52、及び演算手段の作業領域となるRAM(Random Access Memory)53を備える。そして、ROM52に記憶されたプログラムをCPU51が読み出して実行することによって、後述する各処理を実現してもよい。
但し、制御装置50の具体的な構成はこれに限定されず、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよい。
表示入力装置54は、オペレータに報知すべき各種情報を表示するディスプレイ、及びオペレータによる操作を受け付けるボタン、スイッチ、ダイヤルなどを備えるユーザインタフェースである。また、表示入力装置54は、ディスプレイに重畳されたタッチパネルを備えてもよい。オペレータの操作を受け付けて、受け付けた操作に対応する操作信号を制御装置50に出力する。
(実施例1)
図4及び図5を参照して、実施例1に係る搬出処理を説明する。図4は、実施例1に係る搬出処理のフロチャートである。図5は、搬出処理中の金型11の状態を示す図である。搬出処理は、成形位置で型閉された上側金型12及び下側金型13を、コンベア43を介してロータリーテーブル41に搬出する処理である。
搬出処理の開始時点において、可動ダイプレート21は、上側金型12をクランプした状態で、上位置に配置されているものとする。そして、制御装置50は、テーブル回転モータ23を駆動することによって、搬出対象の下側金型13を成形位置に移動させたタイミングで、図4に示す成形処理を開始する。
実施例1に係る金型センサ27は、基台28を介して可動ダイプレート21の下面に支持されている。すなわち、金型センサ27は、可動ダイプレート21と共に上下方向に移動する。また、金型センサ27は、成形位置(=特定位置)において、可動ダイプレート21及び上側金型12が離間したか否かを検知する。さらに、金型センサ27は、可動ダイプレート21にクランプされた上側金型12にレーザ光を照射可能な高さに、昇降モータ29によって予め調整される。
まず、制御装置50は、開閉モータ24を駆動して可動ダイプレート21を下位置まで下降させる(S11)。これにより、図5(A)に示すように、可動ダイプレート21にクランプされた上側金型12と、成形位置の下側金型13とが型閉される。
次に、制御装置50は、可動ダイプレート21のマグクランプに対する電圧の印加を停止することによって、可動ダイプレート21に上側金型12のクランプを解除させる(S12)。また、制御装置50は、成形位置の上側金型12をアンクランプした後に、発光部27aにレーザ光の出力を開始させる(S13)。
次に、制御装置50は、開閉モータ24を駆動して可動ダイプレート21を上位置まで上昇させる(S14)。このとき、上側金型12が適切にアンクランプされていれば、図5(B)に示すように、金型11が型閉された状態で可動ダイプレート21が上側金型12から離間する。この場合、発光部27aから出力されたレーザ光は、上側金型12に反射されないので、受光部27bで受光されない。
すなわち、制御装置50は、可動ダイプレート21が上位置に到達したタイミングで、金型センサ27から検知信号が出力されない(電圧値が閾値電圧Vth未満)場合に、可動ダイプレート21及び上側金型12の離間を検知する(S15:Yes)。
そして、制御装置50は、金型センサ27によって可動ダイプレート21及び上側金型12の離間が検知された場合に(S15:Yes)、テーブル回転モータ23を駆動して、型閉された金型11を成形位置から搬出する(S16)。そして、制御装置50は、上側金型12のアンクランプを検知した後に、発光部27aにレーザ光の出力を停止させて(S17)、成形処理を終了する。
より詳細には、制御装置50は、テーブル回転モータ23を駆動して、型閉された金型11を成形位置から金型交換位置に移動させる。また、制御装置50は、テーブル回転モータ42を駆動して、ロータリーテーブル41の受入領域44をコンベア43に対面させる。そして、制御装置50は、コンベア43を駆動して、金型交換位置の金型11を、ロータリーテーブル41の受入領域44に移動させる。
一方、可動ダイプレート21の下面に設けられた凹部に上側金型12が嵌まり込んでいる場合、或いは可動ダイプレート21と上側金型12とが粘着している場合、マグクランプに対する電圧の印加を停止しても、可動ダイプレート21から上側金型12が離間しない可能性がある。
この状態で可動ダイプレート21を上位置に移動させると、図5(C)に示すように、上側金型12が可動ダイプレート21と共に上昇して、金型11が型開される。この場合、発光部27aから出力されたレーザ光は、上側金型12に反射されて、受光部27bで受光される。
すなわち、制御装置50は、可動ダイプレート21が上位置(所定の位置)に到達したタイミングで、金型センサ27から検知信号が出力された(電圧値が閾値電圧Vth以上)場合に、可動ダイプレート21及び上側金型12の離間を検知しない(S15:No)。
そして、制御装置50は、金型センサ27によって可動ダイプレート21及び上側金型12の離間が検知されない場合に(S15:No)、ステップS16の処理を実行せずに、成形位置の金型11の異常を表示入力装置54を通じて報知する(S18)。また、制御装置50は、ステップS19の処理を実行して、成形処理を終了する。
実施例1によれば、可動ダイプレート21及び上側金型12を確実に離間させてから、型閉された金型11を成形位置から搬出することができる。換言すれば、上側金型12を成形位置に残したまま、下側金型13が単独で成形位置から搬出されるのを防止することができる。
(実施例2)
図6~図9を参照して、実施例2に係る射出成形機10の動作を説明する。図6は、実施例2に係る自動成形処理のフロチャートである。図7は、自動成形処理中の金型11の状態を示す図である。図8は、成形品及びインサートの種類と閾値範囲との対応関係を示す図である。図9は、金型センサ27から出力される検知信号(電圧値)の推移を示す図である。
自動成形処理は、所定数の射出成形品Mを自動的に連続成形する処理である。制御装置50は、表示入力装置54に自動成形指示が入力されたタイミングで、図6に示す自動成形処理を開始する。また、自動成形処理の開始時点において、製品取出位置(出入位置)に下側金型13が配置されているものとする。
実施例2では、特に、インサートIを成形材料で被覆した射出成形品Mを連続成形する自動成形指示が入力された場合について説明する。また、制御装置50は、自動成形指示の入力と合わせて、射出成形品Mの種類、インサートIの種類、下側金型13の種類(高さ)などを、表示入力装置54を通じてオペレータから取得する。
インサートIとは、成形材料で被覆される対象物である。インサートIは、例えば、電極などの金属材料、抵抗器、コンデンサ、ダイオードなどの電気部品などである。また、インサートIを成形材料で被覆した射出成形品Mとは、インサートIの一部を樹脂で被覆し、他の一部(例えば、電極、端子)を樹脂から露出させた成形品である。
実施例2に係る金型センサ27は、基台28を介してロータリーテーブル22の台座(図示省略)に支持されている。すなわち、金型センサ27は、ロータリーテーブル22の周囲に固定されている。また、金型センサ27は、出入位置(=特定位置)において、下側金型13内における物品(例えば、インサートI、射出成形品M)の有無を検知する。さらに、金型センサ27は、表示入力装置54を通じて入力された射出成形品M、インサートI、及び下側金型13の種類に応じて、射出成形品M及びインサートIにレーザ光が照射可能な高さに、昇降モータ29によって予め調整される。
実施例2に係るRAM53は、成形品の種類と成形品閾値範囲との対応関係を示すテーブル(図8(A))と、インサートの種類とインサート閾値範囲との対応関係を示すテーブル(図8(B))とを記憶している。なお、図8に示す対応関係は、テーブルの形式で記憶されていることに限定されず、関数の形式で記憶されていてもよいし、その都度演算して求めてもよい。
成形品閾値範囲とは、発光部27aにレーザ光の出力を開始させてから、対応する射出成形品Mで反射したレーザ光を受光部27bが受光するまでの想定時間の範囲(下限値及び上限値のセット)である。インサート閾値範囲とは、発光部27aにレーザ光の出力を開始させてから、対応するインサートIで反射したレーザ光を受光部27bが受光するまでの想定時間の範囲である。
まず、制御装置50は、図8に示すテーブルに基づいて、表示入力装置54を通じて入力された射出成形品Mに対応する成形品閾値範囲と、表示入力装置54を通じて入力されたインサートIに対応するインサート閾値範囲とを特定する(S21)。また、制御装置50は、成形品閾値範囲及びインサート閾値範囲を特定した後に、発光部27aにレーザ光の出力を開始させる(S22)。
次に、制御装置50は、金型センサ27によって下側金型13内における物品の有無を検知する(S23、S24)。より詳細には、制御装置50は、図9に示すように、発光部27aにレーザ光の出力を開始させた時刻tと、受光部27bがレーザ光を受光した時刻t、tとの差分である往復時間を演算する。なお、受光部27bがレーザ光を受光した時刻t、tとは、金型センサ27から出力される電圧値が閾値電圧Vthに達した時刻である。
図7(A)及び図7(B)に示すように、下側金型13内の射出成形品Mと金型センサ27との距離Lは、下側金型13内のインサートIと金型センサ27との距離Lより短い。そのため、図9の上段及び中段に示すように、射出成形品Mに反射したレーザ光の受光時刻tは、インサートIに反射したレーザ光の受光時刻tより短くなる。すなわち、下側金型13内に射出成形品Mが存在する場合の往復時間は、下側金型13内にインサートIが存在する場合の往復時間より短くなる。
一方、図7(C)に示すように、下側金型13内に物品が存在しない場合、発光部27aから出力されるレーザ光が反射されないので、受光部27bで受光されない。その結果、図9の下段に示すように、金型センサ27から出力される電圧値は、閾値電圧Vthを超えることがない。
制御装置50は、往復時間が成形品閾値範囲内の場合に、下側金型13内の射出成形品Mを検知する(S23:Yes)。また、制御装置50は、往復時間がインサート閾値範囲内の場合に、下側金型13内のインサートIを検知する(S23:No&S24:Yes)。さらに、制御装置50は、所定の時間が経過しても受光部27bがレーザ光を受光しない場合に、下側金型13内の物品を検知しない(S23:No&S24:No)。
そして、制御装置50は、金型センサ27によって射出成形品Mを検知した場合に(S23:Yes)、下側金型13に保持された射出成形品Mをロボットアーム45に取り出させる(S25)。次に、制御装置50は、下側金型13に対してロボットアーム45にインサートIを挿入させる(S26)。
また、制御装置50は、下側金型13内における物品の有無を検知した後に、発光部27aにレーザ光の出力を停止させる(S27)。そして、制御装置50は、型締装置20及び射出装置30に所定数の射出成形品Mを連続成形させて(S28)、自動成形処理を終了する。
より詳細には、制御装置50は、テーブル回転モータ23を駆動して下側金型13を成形位置に移動させ、開閉モータ24を駆動して金型11を型閉及び型締し、射出装置30に可塑化樹脂を射出させ、開閉モータ24を駆動して金型11を型開し、テーブル回転モータ23を駆動して下側金型13を出入位置に移動させ、ロボットアーム45に射出成形品Mを取り出させ、ロボットアーム45にインサートIを挿入させる処理を、所定数の射出成形品Mが成形されるまで繰り返す。
また、制御装置50は、金型センサ27によって物品を検知しない場合に(S23:No&S24:No)、ステップS25の処理を実行せずに、ステップS26以降の処理を実行する。さらに、制御装置50は、金型センサ27によってインサートIを検知した場合に(S23:No&S24:Yes)、ステップS25、S26の処理を実行せずに、ステップS27以降の処理を実行する。
従来の射出成形機10では、自動成形処理の開始する前に、射出成形品M及びインサートIが下側金型13に保持されていないことを、オペレータが目視確認する必要がある。これに対して、実施例2によれば、自動成形処理の開始時点における下側金型13の状態に応じて、ロボットアーム45に適切な処理(S25、S26)を実行させる。これにより、オペレータの作業負担を軽減することができる。
[第2実施形態]
図10は、第2実施形態に係る射出成形機10Aの側面図である。なお、第1実施形態との共通点の詳細な説明は省略し、相違点を中心に説明する。第2実施形態に係る射出成形機10Aは、同じ数の上側金型12及び下側金型13を有する点、エジェクト装置(昇降装置)60をさらに備える点で、第1実施形態と相違する。
射出成形機10Aは、成形位置で射出成形品Mを成形した金型11を、型閉した状態で製品取出位置に移動させる。すなわち、射出成形機10Aには、成形位置及び製品取出位置の両方で、上側金型12及び下側金型13のセットが配置されている。
より詳細には、射出成形機10Aは、開閉モータ24を駆動して成形位置の金型11を型締し、射出装置30に可塑化樹脂を射出させ、開閉モータ24を駆動して可動ダイプレート21を上側金型12から離間させ、テーブル回転モータ23を駆動して型閉された金型11を製品取出位置に移動させる。
エジェクト装置60は、製品取出位置の金型11を型開すると共に、型開した下側金型13から射出成形品Mを離間させる。図12に示すように、エジェクト装置60は、複数の型開ピン61と、複数の型開ロッド63と、エジェクトロッド64とを備える。
型開ピン61は、下側金型13の上面から出没する。より詳細には、複数の型開ピン61は、下側金型13の周方向に離間した位置で上下方向に貫通する複数の貫通孔それぞれに配置されている。そして、型開ピン61は、下側金型13の上面から突出し、下側金型13の内部に没入する。また、型開ピン61の下端には、型開ピン61より直径が大きいフランジ62が設けられている。
複数の型開ロッド63は、複数の型開ピン61それぞれに対応付けて設けられている。型開ロッド63は、例えば、モータ(図示省略)の駆動力がボールねじ機構を介して伝達されて、上位置及び下位置の間を昇降する。型開ロッド63の位置は、例えば、エンコーダセンサ(図示省略)によって特定される。
型開ロッド63が上位置まで上昇すると、対応する型開ピン61のフランジ62に当接して、型開ピン61を押し上げる。これにより、型開ピン61が下側金型13の上面から突出して、製品取出位置の金型11を型開させる。一方、型開ロッド63が下位置まで下降すると、対応する型開ピン61のフランジ62から離間する。これにより、型開ピン61が下側金型13の内部に没入して、製品取出位置の金型11を型閉させる。
エジェクトロッド64は、キャビティ14の位置で下側金型13を上下方向に貫通する貫通孔に対して挿抜される。エジェクトロッド64は、モータ(図示省略)の駆動力が伝達されて昇降する。エジェクトロッド64が上昇すると、図12(A)に示すように、キャビティ内の射出成形品Mを押し上げる。これにより、エジェクトロッド64の上端に支持された射出成形品Mがロボットアーム45によって取出し可能になる。
(実施例3)
図11及び図12を参照して、実施例3に係る製品取出処理を説明する。図11は、実施例3に係る製品取出処理のフロチャートである。図12は、製品取出処理中の金型11の状態を示す図である。製品取出処理は、製品取出位置の金型11から射出成形品Mを取り出すと共に、射出成形品Mを取り出した後の金型11を成形位置に搬入する処理である。
制御装置50は、テーブル回転モータ23を駆動することによって、キャビティ14に射出成形品Mが保持された金型11を製品取出位置に移動させたタイミングで、図11に示す製品取出処理を開始する。
実施例3に係る金型センサ27は、基台28を介してロータリーテーブル22の台座(図示省略)に支持されている。すなわち、金型センサ27は、ロータリーテーブル22の周囲に固定されている。また、金型センサ27は、製品取出位置(=特定位置)において、金型11が型開されたこと及び型閉されたことを検知する。金型センサ27は、型閉された上側金型12にレーザ光を照射可能な高さに、昇降モータ29によって予め調整される。
まず、制御装置50は、射出成形品Mを成形した金型11が製品取出位置に到達した後に、発光部27aにレーザ光の出力を開始させる(S31)。次に、制御装置50は、モータを駆動して型開ロッド63及びエジェクトロッド64を上昇させる(S32)。
モータの駆動力が型開ロッド63及びエジェクトロッド64に適切に伝達されると、図12(A)に示すように、型開ピン61が下側金型13から突出して下側金型13から上側金型12が離間すると共に、キャビティ14から射出成形品Mがエジェクトされる。この場合、発光部27aから出力されたレーザ光は、上側金型12に反射されないので、受光部27bで受光されない。
すなわち、制御装置50は、型開ロッド63を上位置に移動させる分だけモータを駆動したタイミングで、金型センサ27から検知信号が出力されない(電圧値が閾値電圧Vth未満)場合に、金型11の型開を検知する(S33:Yes)。そして、制御装置50は、金型センサ27によって金型11の型開が検知された場合に(S33:Yes)、エジェクトロッド64に支持された射出成形品Mをロボットアーム45に取り出させる(S34)。
次に、制御装置50は、モータを駆動して、型開ロッド63及びエジェクトロッド64を下降させる(S35)。型開ロッド63の下降に伴って型開ピン61が下側金型13内に没入すると、上側金型12が下降して型閉される。この場合、発光部27aから出力されたレーザ光は、上側金型12に反射されて、受光部27bで受光される。
すなわち、制御装置50は、型開ロッド63を下位置に移動させる分だけモータを駆動したタイミングで、金型センサ27から検知信号が出力された(電圧値が閾値電圧Vth以上)場合に、金型11の型閉を検知する(S36:Yes)。
そして、制御装置50は、金型センサ27によって金型11の型閉が検知された場合に(S36:Yes)、テーブル回転モータ23を駆動して、型閉された金型11を製品取出位置から成形位置に搬入する(S37)。そして、制御装置50は、金型11の型閉を検知した後に、発光部27aにレーザ光の出力を停止させて(S38)、成形処理を終了する。
一方、ステップS32において、モータの駆動力が型開ロッド63及びエジェクトロッド64に適切に伝達されないと、型開ピン61が下側金型13から突出せずに、金型11が型開されない。この場合、発光部27aから出力されたレーザ光は、上側金型12に反射されて、受光部27bで受光される。すなわち、制御装置50は、型開ロッド63を上位置に移動させる分だけモータを駆動したタイミングで、金型センサ27から検知信号が出力された(電圧値が閾値電圧Vth以上)場合に、金型11の型開を検知しない(S33:No)。
そして、制御装置50は、金型センサ27によって金型11の型開が検知されない場合に(S33:No)、ステップS34~S37の処理を実行せずに、製品取出位置の金型11の異常を表示入力装置54を通じて報知する(S39)。また、制御装置50は、ステップS38の処理を実行して、成形処理を終了する。
また、ステップS35において、フランジ62が下側金型13の壁面に引っ掛かると、型開ピン61が下側金型13内に没入せず、金型11が型開されたままとなる。この場合、発光部27aから出力されたレーザ光は、上側金型12に反射されないので、受光部27bで受光されない。すなわち、制御装置50は、型開ロッド63を下位置に移動させる分だけモータを駆動したタイミングで、金型センサ27から検知信号が出力されない(電圧値が閾値電圧Vth未満)場合に、金型11の型閉を検知しない(S36:No)。
そして、制御装置50は、金型センサ27によって金型11の型閉が検知されない場合に(S36:No)、ステップS37の処理を実行せずに、製品取出位置の金型11の異常を表示入力装置54を通じて報知する(S39)。また、制御装置50は、ステップS38の処理を実行して、成形処理を終了する。
実施例3によれば、製品取出位置の金型11が確実に型開されてから、エジェクトロッド64に支持された射出成形品Mをロボットアーム45に取り出させることができる。また、実施例3によれば、製品取出位置の金型11が確実に型閉されてから、成形位置に搬入することができる。
第1及び第2実施形態によれば、実施例1~3の作用効果が得られることに加えて、さらに以下の作用効果を奏する。
第1及び第2実施形態によれば、特定位置の金型11の状態を金型センサ27によって検知するので、ロータリーテーブル22に支持された複数の金型11それぞれに対応付けて金型センサ27を設ける場合と比較して、金型センサ27の個数を削減することができる。
また、第1及び第2実施形態によれば、ロータリーテーブル22外に金型センサ27を設置することによって、ロータリーテーブル22と共に金型センサ27が回転しない。その結果、金型センサ27と制御装置50とを接続する信号線の配索が容易になる。
さらに、第1及び第2実施形態によれば、金型11の状態を検知する前にレーザ光の出力を開始し、金型11の状態を検知した後にレーザ光の出力を停止する。換言すれば、必要な時以外はレーザ光を出力させない。これにより、レーザ光の光路から金型11が外れたときに、周囲のオペレータの目にレーザ光が入射するのを防止できる。
また、成形機の具体例は、射出成形機に限定されない。成形機の他の例として、溶湯金属(成形材料)を金型に射出して、成形品を成形するダイカストマシンにも本発明を適用することができる。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。例えば、実施例1~3は、単独で実施することに限定されず、任意の組み合わせで組み合わせてもよい。
10…射出成形機(成形機)、11…金型、12…上側金型、13…下側金型、14…キャビティ、20…型締装置、21…可動ダイプレート、21a,22a,22b…マグクランプ(クランプ装置)、22,41…ロータリーテーブル、23…エジェクトダイプレート、23、42…テーブル回転モータ、24…開閉モータ、27…金型センサ、27a…発光部、27b…受光部、28…基台、29…昇降モータ、30…射出装置、31…加熱シリンダ、32…ノズル、33…ノズルタッチモータ、40…金型搬出入装置、43…コンベア、45…ロボットアーム(取出装置、出入装置)、50…制御装置、51…CPU、52…ROM、53…RAM、54…表示入力装置、61…型開ピン、62…フランジ、63…型開ロッド、64…エジェクトロッド

Claims (6)

  1. 上側金型及び下側金型を含む金型の型締を行う型締装置と、型締された前記金型のキャビティ内に成形材料を射出する射出装置と、前記型締装置及び前記射出装置を制御する制御装置とを備えた竪型成形機において、
    前記型締装置は、
    複数の前記金型を周方向に離間した位置で支持して回転するロータリーテーブルと、
    前記ロータリーテーブルの上方に配置された可動ダイプレートと、
    前記可動ダイプレートを上下動させて、成形位置の前記上側金型及び前記下側金型を型締する開閉モータと、
    前記ロータリーテーブル外に配置されて、前記ロータリーテーブルに支持された複数の前記金型のうち、特定位置の前記金型の状態を検知する金型センサとを備え
    前記成形位置と異なる出入位置において、前記下側金型に対して物品を出し入れする出入装置と、
    所定数の成形品を連続成形する自動成形指示及び成形品の種類が入力される入力装置とを備え、
    前記特定位置は、前記出入位置であり、
    前記金型センサは、
    前記下側金型内の成形品に向けてレーザ光を出力する発光部と、
    前記発光部から出力され且つ成形品で反射されたレーザ光を受光する受光部とを備え、
    前記制御装置は、前記自動成形指示が前記入力装置に入力された場合に、
    前記入力装置に入力された成形品の種類に対応する成形品閾値範囲を特定し、
    前記発光部にレーザ光の出力を開始させてから前記受光部がレーザ光を受光するまでの往復時間が前記成形品閾値範囲内の場合に、成形品を検知し、
    成形品が検知された場合に、当該成形品を前記出入装置に取り出させてから、前記型締装置及び前記射出装置に前記連続成形させることを特徴とする竪型成形機。
  2. 上側金型及び下側金型を含む金型の型締を行う型締装置と、型締された前記金型のキャビティ内に成形材料を射出する射出装置と、前記型締装置及び前記射出装置を制御する制御装置とを備えた竪型成形機において、
    前記型締装置は、
    複数の前記金型を周方向に離間した位置で支持して回転するロータリーテーブルと、
    前記ロータリーテーブルの上方に配置された可動ダイプレートと、
    前記可動ダイプレートを上下動させて、成形位置の前記上側金型及び前記下側金型を型締する開閉モータと、
    前記ロータリーテーブル外に配置されて、前記ロータリーテーブルに支持された複数の前記金型のうち、特定位置の前記金型の状態を検知する金型センサとを備え
    前記成形位置と異なる出入位置において、前記下側金型に対して物品を出し入れする出入装置と、
    インサートを成形材料で被覆した成形品を連続成形する自動成形指示及びインサートの種類が入力される入力装置とを備え、
    前記特定位置は、前記出入位置であり、
    前記金型センサは、
    前記下側金型内のインサートに向けてレーザ光を出力する発光部と、
    前記発光部から出力され且つインサートで反射されたレーザ光を受光する受光部とを備え、
    前記制御装置は、前記自動成形指示が前記入力装置に入力された場合に、
    前記入力装置に入力されたインサートの種類に対応するインサート閾値範囲を特定し、
    前記発光部にレーザ光の出力を開始させてから前記受光部がレーザ光を受光するまでの往復時間が前記インサート閾値範囲内の場合に、インサートを検知し、
    インサートが検知されない場合に、前記出入位置の前記下側金型に対して、前記出入装置にインサートを挿入させてから、前記型締装置及び前記射出装置に前記連続成形させ、
    インサートが検知された場合に、前記出入装置によるインサートの挿入を省略して、前記型締装置及び前記射出装置に前記連続成形させることを特徴とする竪型成形機。
  3. 前記特定位置は、前記成形位置であり、
    前記可動ダイプレートは、前記成形位置の前記上側金型をクランプするクランプ装置を備え、
    前記金型センサは、前記可動ダイプレート及び前記上側金型が離間したか否かを検知し、
    前記制御装置は、
    前記クランプ装置に前記上側金型のクランプを解除させて、前記開閉モータに前記可動ダイプレートを上昇させ、
    前記金型センサによって前記可動ダイプレート及び前記上側金型の離間が検知された場合に、前記ロータリーテーブルを回転させて、型閉された前記金型を前記成形位置から搬出することを特徴とする請求項1に記載の竪型成形機。
  4. 前記入力装置に入力された成形品の種類に応じて、成形品にレーザ光を照射可能な高さに、前記金型センサを昇降させる昇降モータを備えることを特徴とする請求項に記載の竪型成形機。
  5. 前記成形位置と異なる製品取出位置において、前記下側金型に対して前記上側金型を昇降させる昇降装置と、
    前記製品取出位置で型開された前記金型から成形品を取り出す取出装置とを備え、
    前記特定位置は、前記製品取出位置であり、
    前記金型センサは、前記製品取出位置の前記金型が型開されたか否かを検知し、
    前記制御装置は、
    前記昇降装置に前記上側金型を上昇させ、
    前記金型センサによって型開が検知された場合に、前記取出装置に前記下側金型から成形品を取り出させることを特徴とする請求項1に記載の竪型成形機。
  6. 前記成形位置と異なる製品取出位置において、前記下側金型に対して前記上側金型を昇降させる昇降装置と、
    前記製品取出位置で型開された前記金型から成形品を取り出す取出装置とを備え、
    前記特定位置は、前記製品取出位置であり、
    前記金型センサは、前記製品取出位置の前記金型が型閉されたか否かを検知し、
    前記制御装置は、
    前記昇降装置に前記上側金型を上昇させ、
    前記取出装置に前記下側金型から成形品を取り出させ、
    前記昇降装置に前記上側金型を下降させ、
    前記金型センサによって型閉が検知された場合に、前記ロータリーテーブルを回転させて、型閉された前記金型を前記成形位置に搬入することを特徴とする請求項1又はに記載の竪型成形機。
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