JP7370828B2 - 消耗品装填装置および印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクカートリッジなどの消耗品が装填される消耗品装填装置およびその消耗品装填装置を備えた印刷装置に関する。
従来、インクが充填されたインクカートリッジが装填され、インクカートリッジ内のインクをインクジェットヘッドに供給して印刷処理を行うインクジェット印刷装置が広く普及している。
このようなインクジェット印刷装置においては、たとえば所定の色のインクカートリッジがインク無しとなった場合、その色と同じ色の新しいインクカートリッジに交換されるが、この際、ユーザが、誤って異なる色のインクカートリッジを装填してしまうおそれがある。
このように誤った色のインクカートリッジが装填されてしまった場合、インクカートリッジからインクジェットヘッドまでのインク経路に、異なる色のインクが付着してしまい、たとえ正しい色のインクカートリッジを装填し直したとしても、インクの混色が発生したり、インクジェットヘッドのノズルが詰まったりする問題がある。
そこで、たとえば特許文献1においては、上述したようなインクカートリッジの誤装填を防止する装置が提案されている。特許文献1においては、インクカートリッジに対して識別情報を記憶したバーコードを設けるとともに、インクカートリッジが装填されるホルダ内に、そのバーコードを読み取るバーコードリーダと、インクカートリッジの装填を不可とするロック機構が設けられる。
そして、特許文献1では、ホルダにインクカートリッジが挿入された際に、そのインクカートリッジのバーコードがホルダ内のバーコードリーダによって読み取られ、その読み取られた識別情報と、各ホルダに対応させて予め記憶されたインクカートリッジの識別情報とが比較される。そして、特許文献1では、これらの識別情報が一致する場合には、ロック機構によるロックを解除して新しいインクカートリッジの装填を許可し、一致しない場合には、ロック機構によって新しいインクカートリッジの装填を不可とする構成が提案されている。
特開2013-039732号公報
しかしながら、特許文献1においては、複数の色のインクカートリッジが装填される場合には、その各色のインクカートリッジのホルダ毎に、ロック機構を設ける必要があり、これらの機構を収容するスペースが必要である。
本発明は、上記事情に鑑み、インクカートリッジなどの消耗品の誤装填を防止するとともに、省スペース化を図ることができる消耗品装填装置および印刷装置を提供することを目的とするものである。
本発明の消耗品装填装置は、消耗品がそれぞれ装填される少なくとも2つの装填部と、少なくとも2つの装填部のうちの全ての装填部への消耗品の着脱を不可とする状態と、1つの装填部のみへの消耗品の着脱を許可する状態とに遷移するロック部とを備える。
本発明の消耗品装填装置は、全ての装填部への消耗品の着脱を不可とする状態と、1つの装填部のみへの消耗品の着脱を許可する状態とに遷移するロック部を備えるので、インクカートリッジなどの消耗品の誤装填を防止するとともに、従来のように装填部毎(ホルダ毎)にロック機構や動力源を設ける必要がないので、省スペース化を図ることができる。
本発明の消耗品装填装置の一実施形態を用いたインクジェット印刷装置の概略構成を示す図 インクカートリッジ装填部の具体的な構成例を示す図 図2Aに示すインクカートリッジ装填部を左側(図2Aに示す矢印X方向)から見た図 図2Aに示すインクカートリッジ装填部を上側(図2Aに示す矢印Z方向)から見た図 RFIDタグが設けられたインクカートリッジの一例を示す図 図1に示すインクジェット印刷装置の制御系の概略構成を示すブロック図 図1に示すインクジェット印刷装置の動作を説明するためのフローチャート 2色のインクカートリッジが装填されるインクカートリッジ装填部の一例を示す図 5つの第1~第5のホルダが左右方向に一列に並べられた場合のロック部の具体例およびその動作を説明するための図 図9Aに示すインクカートリッジ装填部を上側から見た図 図9に示すロック部の動作を説明するための図
以下、図面を参照して本発明の消耗品装填装置の一実施形態を用いたインクジェット印刷装置について詳細に説明する。本実施形態のインクジェット印刷装置は、後述するインクカートリッジの装填部のロック部に特徴を有するものであるが、まずは、その全体構成について説明する。図1は、本実施形態のインクジェット印刷装置1の概略構成を示す図である。なお、図1に示す上下左右方向が、本実施形態のインクジェット印刷装置1の上下左右方向である。また、図1の紙面手前側が前方向であり、紙面奥側が後方向であり、前後方向が、後述する主走査方向である。
本実施形態のインクジェット印刷装置1は、図1に示すように、サイド給紙部10と、内部給紙部20と、印刷処理部30と、排紙部40と、反転部50と、インクカートリッジ装填部60と、制御部70と、操作パネル80と、RFID(Radio Frequency Identifier)受信部90とを備えている。なお、本実施形態においては、インクカートリッジ装填部60が、本発明の消耗品装填装置に相当するものであり、RFID受信部90が、本発明の識別情報読取部に相当するものである。
印刷処理部30、内部給紙部20、インクカートリッジ装填部60および制御部70は、金属または樹脂などから形成された筐体内に収容されて設置されている。また、サイド給紙部10、排紙部40および反転部50は、筐体内に一部が収容され、筐体外に一部が突出する状態で設置されている。また、操作パネル80およびRFID受信部90は、筐体の上面に設置されている。特に、RFID受信部90は、後述するインクカートリッジ61のRFIDタグ61aが接触またはかざされる部分が、筐体外に露出するように設けられている。
サイド給紙部10は、印刷媒体Pが載置される給紙台11と、給紙台11から最上位置の印刷媒体Pのみを繰り出して給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部12と、1次給紙部12によって搬送された印刷媒体Pを循環搬送路CR上へ搬送する2次給紙部14とを備えている。
内部給紙部20は、印刷媒体Pが載置される給紙台21aと、給紙台21aから最上位置の印刷媒体Pのみを繰り出して給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22aと、印刷媒体Pが載置される給紙台21bと、給紙台21bから最上位置の印刷媒体Pのみを繰り出して給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22bと、印刷媒体Pが載置される給紙台21cと、給紙台21cから最上位置の印刷媒体Pのみを繰り出して給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22cと、印刷媒体Pが載置される給紙台21dと、給紙台21dから最上位置の印刷媒体Pのみを繰り出して給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22dとを備えている。
このように2次給紙部14には、サイド給紙部10または内部給紙部20から印刷媒体Pが搬送されるとともに、さらに後述する反転部50からも印刷媒体Pが搬送される。
そのため搬送方向における2次給紙部14の手前には、内部給紙部20から給紙された印刷媒体Pの搬送経路と、反転部50から搬送された一方の面が印刷された印刷媒体Pの搬送経路とが合流する合流地点が存在する。この合流地点を基準に、給紙機構側の経路を給紙搬送路FRと呼び、それ以外の経路を循環搬送路CRと呼ぶ。
印刷処理部30は、ヘッドユニット31と、ヘッドユニット31に対向して設けられた環状の搬送ベルト133とを備えている。
搬送ベルト133は、環状の無端ベルトから形成され、多数の吸引孔が形成されている。2次給紙部14から給紙された印刷媒体Pは、環状の搬送ベルト133まで搬送される。そして、印刷媒体Pは、搬送ベルト133の搬送路面の裏面側に設置された吸引ファン131,132の吸引によって搬送ベルト133上に吸着され、所定の搬送速度で搬送される。そして、印刷媒体Pが搬送ベルト133によって搬送されながら、ヘッドユニット31から印刷媒体Pに対してインクが吐出され、これにより印刷媒体Pに対して印刷処理が施される。
ヘッドユニット31は、4つのラインヘッド32a,32b,32c,32dと、4つのラインヘッド32a,32b,32c,32dが設置されるヘッドホルダ33とを備えている。各ラインヘッド32a~32dは、それぞれ印刷媒体Pの搬送方向(移動方向)に直交する方向に延設されるものであり、搬送ベルト133によって搬送される印刷媒体Pに対してインクを吐出するものである。4つのラインヘッド32a~32dは、図1に示すように、印刷媒体Pの搬送経路に沿って所定の間隔を空けて配列されている。4つのラインヘッド32a~32dは、それぞれ異なる色(例えばブラック、シアン、マゼンタおよびイエロー)のインクを吐出するものである。
ヘッドホルダ33は、各ラインヘッド32a~32dを構成するインクジェットヘッドが設置される部材であり、箱型の支持部材から構成されている。ヘッドホルダ33の底面には、各インクジェットヘッドが嵌め込まれて設置される複数の設置孔が形成されている。設置孔は貫通孔であって、各インクジェットヘッドのインク吐出面がヘッドホルダ33の底面外側に露出して配置されるように形成されている。
各ラインヘッド32a~32dは、印刷媒体Pの搬送方向に直交する方向(前後方向)に3つのインクジェットヘッドが等間隔で配置されたヘッド列を2列有し、その2列のヘッド列が所定のノズル数だけオーバーラップするように千鳥状に配置されている。
印刷処理部30により印刷された印刷媒体Pは、循環搬送路CR上に配置された搬送ローラ等によって循環搬送路CR上を搬送される。循環搬送路CR上には、循環搬送路CR上を搬送された印刷媒体Pを排紙部40へ案内するか、または循環搬送路CR上を再循環させるかを切り替える切り替え機構43が備えられている。切り替え機構43は、具体的には、排紙部40側の搬送経路と反転部50側の搬送経路とを切り替える。
排紙部40は、インクジェット印刷装置1の筐体から突出したトレイ形状をした排紙台41と、排紙台41に印刷媒体Pを排紙する一対の排紙ローラ42とを有する。そして、切り替え機構43により排紙部40側の搬送経路に案内された印刷媒体Pは、排紙ローラ42により排紙台41に排紙される。
反転部50は、印刷媒体Pを反転させる反転台51と、循環搬送路CRから反転台51へ印刷媒体Pを搬送するとともに、その反転台51に搬送された印刷媒体Pを循環搬送路CR上へ再び戻す反転ローラ52とを備えている。
切り替え機構43により反転部50に案内された印刷媒体Pは、反転ローラ52により循環搬送路CRから反転台51に搬送され、反転台51から循環搬送路CRへ再び戻されることによって、表裏が反転した状態で循環搬送路CR上を搬送される。そして、表裏が反転された印刷媒体Pは、循環搬送路CR上に設けられた搬送ローラ53等の複数のローラによって印刷処理部30へ向かって再び搬送される。
インクカートリッジ装填部60は、上述した各色のラインヘッド32a~32dに供給される各色のインクが充填された4つのインクカートリッジ61が装填される。
インクカートリッジ61は、インクジェット印刷装置1に対して着脱可能であり、インクジェット印刷装置1に対して水平方向に着脱される細長のカートリッジ筐体を有する。カートリッジ筐体内には、インクが封入される液体収納容器が収容されている。
インクカートリッジ装填部60は、上述した4つのインクカートリッジ61がそれぞれ装填される細長の第1のホルダ60a、第2のホルダ60b、第3のホルダ60cおよび第4のホルダ60dを有する。本実施形態においては、第1~第4のホルダ60a~60dが、本発明の装填部に相当する。
そして、本実施形態では、第1~第4のホルダ60a~60dは、図1および図2に示すように2列×2行で配列されている。また、図2Aおよび図2Bに示すように、第1~第4のホルダ60a~60dは、それぞれインクカートリッジ61が載置される底部Ba,Bb,Bc,Bdと、底部Ba~Bdの両側に立設される側壁部Wa,Wb,Wc,Wdとから構成されている。なお、上側の第1のホルダ60aと第2のホルダ60bを区画する空間の上部には、図示しない隔壁があり、上部側から第1のホルダ60aと第2のホルダ60bにカートリッジを挿入できないようになっている。
そして、底部Baおよび側壁部Waによって区画される空間によって第1のホルダ60aのインクカートリッジ61の挿入口Saが形成され、底部Bbおよび側壁部Wbによって区画される空間によって第2のホルダ60bのインクカートリッジ61の挿入口Sbが形成され、底部Bcおよび側壁部Wcによって区画される空間によって第3のホルダ60cのインクカートリッジ61の挿入口Scが形成され、底部Bdおよび側壁部Wdによって区画される空間によって第4のホルダ60dのインクカートリッジ61の挿入口Sdが形成される。
また、図3は、図2Aに示すインクカートリッジ装填部60を左側(図2Aに示す矢印X方向)から見た図であり、図4は、図2Aに示すインクカートリッジ装填部60を上側(図2Aに示す矢印Z方向)から見た図である。
図4に示すように第1~第4のホルダ60a~60dは、インクカートリッジ61の挿入方向(前後方向)に延設されるものである。そして、図2~図4に示すように、第1~第4のホルダ60a~60dの挿入口Sa~Sdの近傍に、ロック部62が設けられている。なお、図2Aおよび図2Bにおいては、図面を見やすくするため、ロック部62よりも前側の第1~第4のホルダ60a~60dの部分については、図示省略している。また、図1においては、ロック部62を図示省略している。
本実施形態においては、ロック部62は、図2Aおよび図2Bに示すように、中心角270度の扇形の板状部材から構成されている。そして、ロック部62は、その中心が、4つの第1~第4のホルダ60a~60dの接点(中心)に位置するとともに、その扇形の面が、鉛直方向に立てられた状態で設けられる。なお、本実施形態においては、第1~第4のホルダ60a~60dの挿入口Sa~Sdから少し内側に入った箇所にロック部62が設けられるように、図3および図4に示すように、上側に並べられた第1および第2のホルダ60a,60bの側壁部Wa,Wbおよび底部Ba,Bb並びに下側の第3および第4のホルダ60c,60dの側壁部Wc,Wdに対して切欠き部Wnが形成されており、その切欠き部Wnにロック部62が配置されている。
また、図3および図4に示すように、ロック部62の中心には、回転軸63の一端部63aが接続されており、回転軸63の他端部63bには駆動モータ64が接続されている。本実施形態においては、駆動モータ64が、本発明の駆動部に相当する。
そして、制御部70による制御によって駆動モータ64が駆動されることによって、回転軸63が回転し、これによりロック部62が、回転軸63を中心として回転する。
ロック部62は、その回転によって、全ての第1~第4のホルダ60a~60dへのインクカートリッジ61の着脱を不可とする状態と、第1~第4のホルダ60a~60dのうち、1つのホルダのみへのインクカートリッジ61の着脱を許可する状態とに遷移する。具体的には、図2Aおよび図2Bに示すロック部62の切欠き部分62aが、隣接するホルダの境界に位置する状態のとき、全ての第1~第4のホルダ60a~60dへのインクカートリッジ61の着脱が不可な状態となる。一方、ロック部62の切欠き部分62aが、いずれかのホルダの直角部分に一致する場合、そのホルダのみへのインクカートリッジ61の着脱が許可された状態となる。たとえば図2Aは、全ての第1~第4のホルダ60a~60dへのインクカートリッジ61の着脱を不可とする状態を示し、図2Bは、第1のホルダ60aのみへの「K」のインクカートリッジ61の着脱が許可された状態である。
本実施形態においては、単一の駆動モータ64による駆動によりロック部62を回転させることによって、全ての第1~第4のホルダ60a~60dへのインクカートリッジ61の着脱を不可にする状態と、1つのホルダのみへのインクカートリッジ61の着脱を許可する状態とを遷移させるようにしたので、ホルダ毎にロック機構およびその動力源を設ける必要がなく、部品点数を減らすことができるので、省スペース化およびコストの削減を図ることができる。また、1つのホルダのみへのインクカートリッジ61の着脱を許可するので、他のホルダへのインクカートリッジ61の入れ間違いがなく、誤装填を防止することができる。
また、本実施形態のように、ロック部62として切欠き部分62aを有する扇形の板状部材を用いることによって、より簡易な構成によってロック状態を切り替えることができ、より省スペース化を図ることができる。
なお、図2~図4において、ロック部62は第1~第4のホルダ60a~60dの挿入口Sa~Sdから少し内側に入った箇所に設けられているが、側壁部Wa~Wbおよび底部Ba~Bdを延長して、ロック部62をホルダの挿入口Sa~Sdの前に設けるようにしてもよい。このような構成とすることでカートリッジ61の長さが第1~第4のホルダ60a~60dと同等かあるいはそれより長い場合にも対応できる。
また、カートリッジ筐体の表面には、図5に示すように、インクジェット印刷装置1側に設けられたRFID受信部90と非接触通信を行うRFIDタグ61aが設けられている。本実施形態においては、RFIDタグ61aが、本発明の識別情報記憶部に相当する。
RFIDタグ61aは、RFID受信部90から受信される電波により内部電力を発生させ、その電力によりメモリに対するデータの読み出し及び書込みを行うとともに、RFID受信部90を介して、制御部70とデータの送受信を行う通信機能を有する。
また、RFIDタグ61aのメモリには、インクカートリッジ識別情報(本発明の識別情報に相当する)が記憶されている。インクカートリッジ識別情報には、インクカートリッジ61のインクの色の情報、水性または油性の情報およびインクカートリッジ61に適合するインクジェット印刷装置1の機種の情報などといったインクカートリッジ61の識別情報が記憶されている。
本実施形態では、たとえばインクカートリッジ装填部60に装填されているインクカートリッジ61内のインク無しが検出されて、インクカートリッジ61の交換を行う際、ユーザは、新しいインクカートリッジ61に設けられたRFIDタグ61aをRFID受信部90に接触させるか、またはRFID受信部90の近傍に位置させる。
これにより、RFIDタグ61aに記憶されたインクカートリッジ識別情報が、RFID受信部90によって読み取られ、読み取られたインクカートリッジ識別情報が、制御部70によって取得される。
制御部70には、第1~第4のホルダ60a~60dにそれぞれ装填されるべきインクカートリッジ61の情報が予め記憶されたインクカートリッジ情報記憶部71(本発明の消耗品情報記憶部に相当する)が設けられている。
制御部70の後述するカートリッジ識別情報比較部72(本発明の識別情報比較部に相当する)は、RFID受信部90によって読み取られたインクカートリッジ識別情報と、インク無しが検出されたインクカートリッジ61が装填されたホルダに対して予め記憶されたインクカートリッジの情報とを比較し、これらが一致するかどうかを判定する。
制御部70は、カートリッジ識別情報比較部72にて、インクカートリッジ識別情報と予め記憶されたインクカートリッジの情報とが一致すると判定された場合のみ、駆動モータ64を駆動することによって回転軸63およびロック部62を回転させ、インク無しが検出されたインクカートリッジ61が装填されたホルダのみについて、インクカートリッジ61の着脱を許可する状態とする。これにより、ユーザは、上記ホルダからインク無しのインクカートリッジ61を取り出すことができ、かつ新しいインクカートリッジ61を上記ホルダに装填することができる。
また、インクカートリッジ装填部60の第1~第4のホルダ60a~60dには、それぞれのホルダへのインクカートリッジ61の装填の有無を検出する第1~第4のカートリッジ検出部65a~65d(図6参照)が設けられている。第1~第4のカートリッジ検出部65a~65dは、たとえば各インクカートリッジ61に対して設けられたピン状の凸部を、光学センサによって検出することによってインクカートリッジ61の有無を検出する。ただし、第1~第4のカートリッジ検出部65a~65dの構成としては、これに限らず、インクカートリッジ61がホルダ内に装填された際に押されるボタンなど物理的にインクカートリッジを検出するようにしてもよい。
そして、制御部70は、インク無しが検出されたインクカートリッジ61がホルダから取り出され、新しいインクカートリッジ61がホルダ内に装填されたことがカートリッジ検出部によって検出された場合には、駆動モータ64を駆動することによって回転軸63およびロック部62を回転させ、全ての第1~第4のホルダ60a~60dへのインクカートリッジ61の着脱を不可とする状態にする(図2Aに示す状態)。
図1に戻り、操作パネル80は、液晶ディスプレイを有するタッチパネルから構成されるものであり、種々の設定入力画面を表示し、印刷開始の指示入力などの種々の設定入力を受け付ける。また、本実施形態の操作パネル80は、インクカートリッジ装填部60に装填された4つのインクカートリッジ61のいずれかのインク無しが検出された場合には、そのインク無しが検出されたこと、およびそのインク無しが検出されたインクカートリッジ61のインクの色などを表示する。
図6は、本実施形態のインクジェット印刷装置1の制御系の概略構成を示すブロック図である。
制御部70は、インクジェット印刷装置1全体を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)、半導体メモリおよびハードディスクなどを備えている。制御部70は、半導体メモリまたはハードディスクなどの記憶媒体に予め記憶されたプログラムを実行し、かつ電気回路を動作させることによって、インクジェット印刷装置1の各部の動作を制御するものである。
特に、本実施形態の制御部70は、上述したように駆動モータ64を制御してロック部62を回転させ、インクカートリッジ装填部60の第1~第4のホルダ60a~60dのロック状態を遷移させる。なお、本実施形態においては、第1~第4のホルダ60a~60dへのインクカートリッジ61の着脱が不可な状態をロック状態といい、許可された状態をロックが解除された状態という。
制御部70は、上述したインクカートリッジ情報記憶部71およびカートリッジ識別情報比較部72を備えている。なお、インクカートリッジ情報記憶部71に予め記憶されるインクカートリッジの情報としては、たとえば出荷段階で設定するようにしてもよいし、出荷された後、最初に装填されるインクカートリッジ61のRFIDタグ61aのインクカートリッジ識別情報を記憶するようにしてもよいし、ユーザの所望のタイミングで読み取られたインクカートリッジ識別情報を記憶するようにしてもよい。
また、図6に示すインク無し検出部91は、インクカートリッジ装填部60に装填されたインクカートリッジ61のインク無しを検出する。インク無し検出部91としては、たとえばインクカートリッジ61から吸引したインクを一旦サブタンク(図示省略)に貯留して、そのサブタンクから各ラインヘッド32a~32dにインクを供給する構成の場合には、上述したサブタンク内のインクの量が、予め設定された閾値以下となったか否かを検出するフロート型のセンサなどを用いることができる。ただし、インク無し検出部91の構成としては、これに限らず、たとえばインクカートリッジ61と各ラインヘッド32a~32dとの間のインク経路に設けられた弁の開放回数をカウントすることによってインク無しを検出するようにしてもよい。インク無し検出部91は、インクカートリッジ61内のインク無しを直接または間接的に検出可能なものであれば、如何なる構成を採用してもよい。
次に、本実施形態のインクジェット印刷装置1の動作について、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、ここでは、4つのインクカートリッジ61のうちのいずれかのインクカートリッジ61のインク無しが検出された場合の動作を中心に説明する。
まず、インクカートリッジ装填部60に装填された4つのインクカートリッジ61のうちのいずれかのインクカートリッジ61のインク無しが検出された場合には(S10,YES)、インク無しが検出されたこと、およびインク無しが検出されたインクカートリッジ61のインクの色が操作パネル80に表示される。
ユーザは、操作パネル80に上記のような表示がされた場合には、その色の新しいインクカートリッジ61を準備する。そして、ユーザは、新しいインクカートリッジ61に設けられたRFIDタグ61aをRFID受信部90にかざして、RFIDタグ61aに記憶されたインクカートリッジ識別情報を読み取らせる(S12)。本実施形態においては、上述したようにRFID受信部90を筐体外に露出するように設けるようにしたので、従来のようにインクカートリッジの識別情報の読取部をホルダ毎に設ける必要がないので、部品点数を減らすことができ、コストの削減を図ることができる。
RFID受信部90によって読み取られたインクカートリッジ識別情報は、制御部70のカートリッジ識別情報比較部72によって取得される。そして、カートリッジ識別情報比較部72は、RFID受信部90によって受信されたインクカートリッジ識別情報と、インク無しが検出されたインクカートリッジ61が装填されたホルダに対して予め記憶されたインクカートリッジの情報とを比較し、これらが一致するかどうかを判定する(S14)。
制御部70は、カートリッジ識別情報比較部72において2つの情報が一致しないと判定された場合には(S14,NO)、操作パネル80に対して、新しいインクカートリッジ61が適切でない旨を表示することによってユーザに警告し、適切なインクカートリッジ61を準備するようにユーザに促す(S16)。
一方、制御部70は、カートリッジ識別情報比較部72において2つの情報が一致する判定された場合にのみ(S14,YES)、駆動モータ64を駆動してロック部62を回転させ、全ての第1~第4のホルダのロック状態から、インク無しが検出されたインクカートリッジ61のホルダのみのロックを解除する状態に遷移させる(S18)。このように、制御部70が、2つの情報が一致する場合にのみ一つのホルダのロックを解除することによって、ユーザによる誤装填をより確実に回避することができる。
そして、ユーザは、ロックが解除されたホルダからインク無しのインクカートリッジ61を抜き取り(S20)、そのホルダに対して新しいインクカートリッジ61を装填する(S22)。新しいインクカートリッジ61が装填されると、そのインクカートリッジ61が、第1~第4のカートリッジ検出部65a~65dのいずれかによって検出される。制御部70は、この検出に応じて、駆動モータ64を駆動してロック部62を回転させ、全ての第1~第4のホルダのロック状態に戻す(S24)。
なお、上記説明では、1つのインクカートリッジ61を交換する場合について説明したが、たとえば複数のインクカートリッジ61のインク無しが検出され、複数のインクカートリッジ61を交換する場合には、予め設定された優先順位(たとえば4色の場合、K>C>M>Y)でS12~S24の処理を繰り返して行い、各ホルダのロックを順次解除するようにすればよい。
また、上記実施形態においては、ホルダのロックを解除した後、新しいインクカートリッジ61がそのホルダに装填されて検出されるまでは、ロック解除状態を維持するようにしたが、これに限らず、ホルダのロックを解除した後、そのホルダからのインクカートリッジの抜き取りが検出されたときに、そのホルダをロック状態としてもよい。
そして、ユーザが、新しいインクカートリッジ61のRFIDタグ61aをRFID受信部90に再びかざし、読み取られたインクカートリッジ識別情報と予め記憶されたインクカートリッジの情報とが一致する場合に、ホルダのロックを再び解除するようにしてもよい。
そして、その後、新しいインクカートリッジ61が装填された際に再びロック状態に戻すようにしてもよい。なお、読み取られたインクカートリッジ識別情報と予め記憶されたインクカートリッジの情報とが一致しない場合には、上記実施形態と同様に、ロックは解除されない。
このように、ホルダからインク無しのインクカートリッジが抜き取られたときに、そのホルダをロック状態とし、新しいインクカートリッジ61のRFIDタグ61aの読取りを再度行うようにすることによって、より確実に誤装填を防止することができる。
また、上記実施形態のインクカートリッジ装填部60においては、1つの駆動モータ64によって駆動されるロック部62を扇形の板状部材で構成するようにしたが、必ずしも扇形でなくてもよく、上述したロック部62の切欠き部分62aと同様の構成を有するものであれば、多角形の板状部材でもよい。たとえば四角形の板状部材に切欠き部分を設けたものでもよい。
また、上記実施形態のインクカートリッジ装填部60は、4色のインクカートリッジ61が装填されるものであるが、たとえば3色のインクカートリッジ61が装填される場合でも、いずれか1つのホルダを取り除くだけで、上記と同様の回転式のロック部62を用いることができる。
また、ロック部62の形状としては、上記実施形態の構成に限られない。たとえば2色のインクカートリッジ61が装填されるインクカートリッジ装填部60の場合には、図8Aに示すように、2つの第1のホルダ60aと第2のホルダ60bとの境界に回転軸92を設け、その回転軸92に対して半円形の板状部材93をロック部として設けるようにしてもよい。図8Aは、2つの第1のホルダ60aと第2のホルダ60bの両方がロックされた状態であるが、図8Bに示すように、板状部材93を90度だけ回転させることによって、第1のホルダ60aのみのロックを解除することができる。また、板状部材93を図8Bとは逆方向に回転させることによって、第2のホルダ60bのみのロックを解除することができる。また、板状部材93の形状としては半円形に限らず、多角形でもよい。
また、上記実施形態のような4色のインクカートリッジ61に加えて、「G」のインクカートリッジ61がさらに装填される5色印刷可能なインクジェット印刷装置であり、図9Aに示すように5つの第1~第5のホルダ60a~60eが左右方向(本発明の一方向に相当する)に一列に並べられる場合には、第1~第5のホルダ60a~60e毎に設けられた複数の軸状部材66a,66b,66c,66d,66eからロック部66を構成するようにしてもよい。
軸状部材66a~66eは、上下方向に延設される部材であって、その一部が、第1~第5のホルダ60a~60eの挿入口Sa~Seに差し掛かる長さで形成されている。また、軸状部材66a~66eは、軸状部材間の空間の左右方向の幅D1が第1~第5のホルダ60a~60eの左右方向の幅D2となるような間隔で配置されている。
そして、軸状部材66a~66eは、その下端部が回転軸67に接続されている。図10は、図9に示すインクカートリッジ装填部を上側から見た図である。なお、図10においては、第2~第4のホルダ60b,60c,60dおよび軸状部材66b,66c,66dについては、図示省略している。図10に示すように、回転軸67の一端部には、駆動モータ68が接続されており、駆動モータ68によって回転軸67が回転するように構成されている。軸状部材66a~66eは、小型のボールねじ(図示省略)を内蔵し、これらのボールねじは回転軸67に螺合しており、回転軸67が回転することによって軸状部材66a~66eが、左右方向に移動可能に構成されている。なお、図10に示す67aは、回転軸67の軸受けである。また、図9及び後述する図11において、軸状部材66a~66eの下側には、これら軸状部材66a~66eの回転軸67に対する回転を抑止するシャフトが設けられているが、図示を省略している。
図9Aは、全ての第1~第5のホルダ60a~60eがロックされている状態を示している。制御部70は、たとえば「K」のインクカートリッジ61のインク無しが検出された場合には、図9Bに示すように、軸状部材66a~66eを左側に距離d1だけ移動させる。距離d1は、軸状部材66a~66eの左右方向の幅と同じである。これにより、「K」のインクカートリッジ61が装填されている第1のホルダ60aのロックが解除される。
また、制御部70は、たとえば「C」のインクカートリッジ61のインク無しが検出された場合には、図9Cに示すように、軸状部材66a~66eを左側に距離d2だけ移動させる。距離d2は、軸状部材66a~66eの左右方向の幅×2と同じである。これにより、「C」のインクカートリッジ61が装填されている第2のホルダ60bのロックが解除される。
また、制御部70は、たとえば「M」のインクカートリッジ61のインク無しが検出された場合には、図11Aに示すように、軸状部材66a~66eを左側に距離d3だけ移動させる。距離d3は、軸状部材66a~66eの左右方向の幅×3と同じである。これにより、「M」のインクカートリッジ61が装填されている第3のホルダ60cのロックが解除される。
また、制御部70は、たとえば「Y」のインクカートリッジ61のインク無しが検出された場合には、図11Bに示すように、軸状部材66a~66eを右側に距離d4だけ移動させる。距離d4は、軸状部材66a~66eの左右方向の幅×2と同じである。これにより、「Y」のインクカートリッジ61が装填されている第4のホルダ60dのロックが解除される。
また、制御部70は、たとえば「G」のインクカートリッジ61のインク無しが検出された場合には、図11Cに示すように、軸状部材66a~66eを右側に距離d5だけ移動させる。距離d5は、軸状部材66a~66eの左右方向の幅と同じである。これにより、「G」のインクカートリッジ61が装填されている第5のホルダ60eのロックが解除される。
このように、制御部70は、単一の駆動モータ68を駆動して回転軸67を回転させて軸状部材66a~66eを左右方向に移動させることによって、全ての第1~5のホルダ60a~60eがロックされた状態と、第1~第5の各ホルダ60a~60eのみのロックが解除された状態とを遷移させることができる。
上述したように5つの軸状部材66a~66eによってロック部66を構成することによって、5色以上のインクカートリッジ61が装填される場合でも、単一の駆動モータ68によって省スペースでロック状態を切り替えることができる。
また、上記実施形態においては、インクカートリッジ61のインク無しが検出された際にインクカートリッジ61の交換を行うようにしたが、これに限らず、ユーザが所望する任意のタイミングでインクカートリッジ61の交換を行うようにしてもよい。この場合、ユーザによって操作パネル80において所定のインクカートリッジ61の交換指示が設定入力され、そして、上記実施形態と同様に、新しいインクカートリッジ61のRFIDタグ61aの読取りが行われる。その後の処理は、上記実施形態と同様である。
また、上記実施形態においては、インクカートリッジ61に対してRFIDタグ61aを設け、これをRFID受信部90によって読み取るようにしたが、これに限らず、インクカートリッジ識別情報を記憶するものとしてバーコードを設け、RFID受信部90の代わりにバーコードリーダを設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、本発明の消耗品としてインクカートリッジを用いた例について説明したが、これに限らず、本発明の消耗品としてトナーカートリッジを用いるようにしてもよい。
本発明の消耗品装填装置および印刷装置に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記)
本発明の消耗品装填装置において、ロック部は、1つの装填部のみへの消耗品の着脱を許可する切欠き部分を有する板状部材を有することができ、板状部材は、少なくとも2つの装填部のうちの1つの装填部の消耗品の挿入口に対して切欠き部分が重なるように回転可能に設けることができる。
また、本発明の消耗品装填装置において、少なくとも2つの装填部は、一方向に配列することができ、ロック部は、一方向に所定の間隔を空けて配列された装填部毎に設けられた複数の軸状部材を有することができ、複数の軸状部材は、装填部の消耗品の挿入口に対して設けられ、一方向に予め設定された距離だけ移動することによって、全ての装填部への消耗品の着脱を不可とする状態と、1つの装填部のみへの消耗品の着脱を許可する状態とに遷移することができる。
本発明の印刷装置は、本発明の消耗品装填装置と、消耗品の識別情報を記憶し消耗品に設けられた識別情報記憶部から識別情報を読み取る識別情報読取部と、消耗品を用いて印刷媒体に印刷処理を施す印刷処理部とを備えた印刷装置であって、識別情報読取部が、印刷装置の筐体の外側に露出するように設けられている。
また、本発明の印刷装置においては、各装填部に装填されるべき消耗品の情報が予め記憶された消耗品情報記憶部と、消耗品情報記憶部に記憶されたいずれか一つの装填部に対応する消耗品の情報と、識別情報読取部によって識別情報記憶部から読み取られた消耗品の識別情報とを比較する識別情報比較部と、識別情報比較部によって消耗品の情報と消耗品の識別情報とが一致すると判定された場合にのみ、ロック部の動力源を制御することによって、いずれか一つの装填部への消耗品の着脱を許可する制御部とを備えることができる。
1 インクジェット印刷装置
10 サイド給紙部
11 給紙台
12 1次給紙部
14 2次給紙部
20 内部給紙部
21a-21d 給紙台
22a-22d 1次給紙部
30 印刷処理部
31 ヘッドユニット
32a~32d ラインヘッド
33 ヘッドホルダ
40 排紙部
41 排紙台
42 排紙ローラ
43 機構
50 反転部
51 反転台
52 反転ローラ
53 搬送ローラ
60 インクカートリッジ装填部
60 ロック部
60a 第1のホルダ
60b 第2のホルダ
60c 第3のホルダ
60d 第4のホルダ
60e 第5のホルダ
61 インクカートリッジ
61a RFIDタグ
62 ロック部
62a 切欠き部分
63 回転軸
63a 一端部
63b 他端部
64 駆動モータ
66 ロック部
66a~66e 軸状部材
67 回転軸
68 駆動モータ
70 制御部
71 インクカートリッジ情報記憶部
72 カートリッジ識別情報比較部
80 操作パネル
90 RFID受信部
91 インク無し検出部
92 回転軸
93 板状部材
131,132 吸引ファン
133 搬送ベルト
Ba,Bb,Bc,Bd 底部
CR 循環搬送路
FR 給紙搬送路
P 印刷媒体
Sa~Se 挿入口
Wa,Wb,Wc,Wd 側壁部
Wn 切欠き部

Claims (4)

  1. 消耗品がそれぞれ装填される少なくとも2つの装填部と、
    前記少なくとも2つの装填部のうちの全ての前記装填部への前記消耗品の着脱を不可とする状態と、1つの前記装填部のみへの前記消耗品の着脱を許可する状態とに遷移するロック部とを備え
    前記ロック部が、前記1つの装填部のみへの前記消耗品の着脱を許可する切欠き部分を有する板状部材を有し、
    前記板状部材が、前記少なくとも2つの装填部のうちの1つの前記装填部の前記消耗品の挿入口に対して前記切欠き部分が重なるように回転可能に設けられている消耗品装填装置。
  2. 消耗品がそれぞれ装填される少なくとも2つの装填部と、
    前記少なくとも2つの装填部のうちの全ての前記装填部への前記消耗品の着脱を不可とする状態と、1つの前記装填部のみへの前記消耗品の着脱を許可する状態とに遷移するロック部とを備え、
    前記少なくとも2つの装填部が、一方向に配列され、
    前記ロック部が、前記一方向に所定の間隔を空けて配列された前記装填部毎に設けられた複数の軸状部材を有し、
    前記複数の軸状部材が、前記装填部の前記消耗品の挿入口に対して設けられるとともに、前記一方向に予め設定された距離だけ移動することによって、前記全ての装填部への前記消耗品の着脱を不可とする状態と、前記1つの装填部のみへの前記消耗品の着脱を許可する状態とに遷移する消耗品装填装置。
  3. 請求項1または2記載の消耗品装填装置と、
    前記消耗品の識別情報を記憶し前記消耗品に設けられた識別情報記憶部から前記識別情報を読み取る識別情報読取部と、
    前記消耗品を用いて印刷媒体に印刷処理を施す印刷処理部とを備えた印刷装置であって、
    前記識別情報読取部が、前記印刷装置の筐体の外側に露出するように設けられている印刷装置。
  4. 前記各装填部に装填されるべき前記消耗品の情報が予め記憶された消耗品情報記憶部と、
    前記消耗品情報記憶部に記憶されたいずれか一つの前記装填部に対応する前記消耗品の情報と、前記識別情報読取部によって前記識別情報記憶部から読み取られた前記消耗品の識別情報とを比較する識別情報比較部と、
    前記識別情報比較部によって前記消耗品の情報と前記消耗品の識別情報とが一致すると判定された場合にのみ、前記ロック部の動力源を制御することによって、前記いずれか一つの装填部への前記消耗品の着脱を許可する制御部とを備えた請求項記載の印刷装置。
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