JP7370818B2 - 光透過部材を清掃する清掃ユニットを備える画像形成装置 - Google Patents

光透過部材を清掃する清掃ユニットを備える画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、レーザプリンタ、複合機等の電子写真方式の画像形成装置に関するもので、特に、感光体を画像情報に応じた光で走査するスキャナユニットの光出射部を塞ぐ光透過部材を清掃する清掃ユニットを備える画像形成装置に関する。
スキャナユニットは、その内部にトナーや塵埃等の異物が侵入しないように、光の出射口が透明なカバーガラス等の光透過部材で塞がれている。しかしながら、光透過部材の外面に異物が付着することもあるので、光透過部材を清掃する清掃機構を備えた画像形成装置もある。
特許文献1には、プロセスカートリッジのプリンタ本体への出し入れによって清掃部材が光透過部材上を移動する構成が開示されている。また、特許文献1のものは、往路の期間(プロセスカートリッジをプリンタ本体に挿入している期間)は、清掃部材を光透過部材に接触させて光透過部材を清掃する。一方、復路の期間(プロセスカートリッジをプリンタから引き出している期間)は、清掃部材を光透過部材から離間させ、光透過部材を清掃することなく清掃部材を清掃開始位置まで戻す構成となっている。
特開2008-242432号
特許文献1のものは、復路の期間、即ち、清掃部材を光透過部材から離間した状態で清掃開始位置まで戻す時、バネの力によって清掃部材を光透過部材から離間している。しかしながら、耐久によりバネの弾性が失われると、復路の期間で清掃部材が光透過部材に接触することも考えられる。復路における清掃部材の移動方向は清掃時の移動方向と逆なので、復路の期間で清掃部材が光透過部材に接触すると清掃部材から光透過部材に汚れが戻ってしまう可能性がある。
本発明の目的は、光透過部材に当接して光透過部材を清掃する清掃部が光透過部材から離間した状態で清掃ユニットが移動する時、清掃部が光透過部材に接触する事態を防止することにある。
上述の課題を解決するための本発明は、装置本体と、画像情報に応じた光で被走査面を走査するスキャナユニットであって、前記スキャナユニットの前記光の出口を塞ぐ光透過部材を有するスキャナユニットと、前記装置本体に対して着脱可能な着脱ユニットと、前記光透過部材を清掃する清掃ユニットであって、前記着脱ユニットの着脱動作に連動して移動する清掃ユニットと、前記清掃ユニットの移動を案内する前記清掃ユニットのガイドと、を有し、記録材に画像情報に応じたトナー画像を形成する画像形成装置において、前記清掃ユニットは、前記清掃ユニットのガイドに沿って移動する清掃装置の本体と、前記光透過部材に当接して前記光透過部材を清掃する清掃部を有し前記本体に対して揺動可能な揺動部材と、を有し、前記清掃部が前記光透過部材に当接した状態で前記清掃ユニットが前記清掃ユニットのガイドに沿って移動する時の前記揺動部材の第1のガイドと、前記清掃部が前記光透過部材から離間した状態で前記清掃ユニットが前記清掃ユニットのガイドに沿って移動する時の前記揺動部材の第2のガイドと、が異なっており、前記揺動部材が前記第1のガイドに案内される状態から前記第2のガイドに案内される状態に切り換えるための切り換え部であって前記第2のガイドの一部になっている切り換え部を有し、前記切り換え部が弾性を有する線材で形成されており、前記第1のガイドに案内されて移動する前記揺動部材が前記切り換え部に当接すると、前記揺動部材の姿勢切換部に押されて前記切り換え部が弾性変形し、前記切り換え部が前記姿勢切換部に更に押されると前記姿勢切換部が前記切り換え部を乗り越えると共に前記切り換え部が弾性により元の位置に戻り、前記姿勢切換部が前記第2のガイドに沿って移動可能な状態になることを特徴とする。
本発明によれば、光透過部材に当接して光透過部材を清掃する清掃部が光透過部材から離間した状態で清掃ユニットが移動する時、清掃部が光透過部材に接触する事態を防止できる。
画像形成装置の断面図 装置本体に挿入されたカートリッジ近傍の断面図 カートリッジの斜視図 清掃ユニットを-X方向及び+X方向に見た図 スライド部材の斜視図 回動部材及び揺動部材の斜視図 挿入ガイドの斜視図及び断面図 挿入ガイドとスライド部材の係合状態を示す断面図 挿入ガイドの斜視図 カートリッジ挿入時の清掃ユニットの動作図 カートリッジ挿入時の清掃ユニットの動作図 カートリッジ挿入時の清掃ユニットの動作図 カートリッジ挿入時の清掃ユニットの動作図 カートリッジ挿入時の清掃ユニットの動作図 カートリッジ引抜時の清掃ユニットの動作図 カートリッジ引抜時の清掃ユニットの動作図 カートリッジ引抜時の清掃ユニットの動作図 実施例2を示す図 実施例2を示す図
[実施例1]
(画像形成装置の全体構成)
実施例1の画像形成装置1について説明する。図1は画像形成装置1の断面図である。画像形成装置1の下部には、記録材Pを収容するカセット2が引き出し可能に収納されている。カセット2の端部付近には記録材をピックアップする給送ローラ3が配置されている。カセット2からピックアップされた記録材Pはレジストローラ5に搬送される。
画像形成装置1は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック色に夫々対応する4つのカートリッジ(プロセスカートリッジ)12Y、12M、12C、12Kを備えている。以下、4つのカートリッジを代表してカートリッジ12と表現する。他の部材においても、その部材を代表する場合、数字の後のYMCKを省略する。4つのカートリッジ12は、内部に収容されているトナーが無くなる等の理由で交換される交換部品である。4つのカートリッジ12は、夫々第一ユニット6Y、6M、6C、6Kと第二ユニット9Y、9M、9C、9Kを組み合わせたものである。第一ユニット6は、ドラム形状の感光体7Y、7M、7C、7K、感光体7の表面を帯電させる帯電器8Y、8M、8C、8K、感光体7から残留トナーを除去するクリーニングブレード10Y、10M、10C、10Kを有する。第二ユニット9には、感光体7にトナーを供給する現像ローラ11Y、11M、11C、11Kが設けられている。
スキャナユニット13は、画像情報に応じたレーザービームで感光体(被走査面)7を走査する。これにより、感光体7の表面に静電潜像が形成される。静電潜像に現像ローラ11からトナーが供給され、感光体7の表面にトナー像が形成される。
4つのカートリッジ(着脱ユニット)12の上部には中間転写ユニット16が設けられている。中間転写ユニット16は、複数の張架ローラに張架されている回転可能な無端状の中間転写ベルト18を有する。中間転写ベルト18の内面には、一次転写ローラ19Y、19M、19C、19Kが配置されている。一次転写ローラ19は、中間転写ベルト18を介して感光体7と共に一次転写部20Y、20M、20C、20Kを形成している。一次転写部20において、一次転写ローラ19にトナーの帯電極性に対して逆極性の電圧を印加すると、感光体7から中間転写ベルト18にトナー像が転写される。これにより、中間転写ベルト18の表面に4色のトナー像が重畳される。なお、本実施例では、中間転写ベルト18、中間転写ベルト18を張架する複数の張架ローラ、一次転写ローラ19を備えるユニットを中間転写ユニット16として装置本体に着脱可能な構成にしている。
二次転写ローラ21は、中間転写ベルト18に接触し、中間転写ベルト18を介して対向側のローラと二次転写部17を形成している。二次転写部17で、中間転写ベルト18上のトナー像は記録材Pに二次転写される。二次転写で記録材Pに転写しきれず、中間転写ベルト18上に残留したトナーがクリーニングユニット22により除去される。クリーニングユニット22で除去されたトナーは、トナー搬送部(不図示)を経由しトナー回収容器(不図示)へ搬送される。
トナー像が転写された記録材Pは定着部25に搬送され、定着部25の内部にある加熱ユニット25aと加圧ローラ25bとで形成されるニップを通過しつつ加熱される。この過程でトナー像が記録材Pに定着される。定着部25を通過した記録材Pは、排出ローラ対26へ搬送され、記録材積載部27に排出される。
図2は画像形成装置1に装着された1つのカートリッジ12及びその近傍を+Y方向に見た断面図である。図3はカートリッジ12の斜視図である。なお、図3では説明を簡略化するため、第二ユニット9を省略して図示している。
スキャナユニット13はカートリッジ12の下方に配置されている。スキャナユニット13の筐体30の開口部32から出射するレーザ光Lは、開口部32を通過して感光体7に照射される。スキャナユニット13の筐体30には、レーザ光Lを透過させつつ開口部32を塞ぐ光透過部材としてのカバーガラス31が設けられている。このカバーガラス31により、スキャナユニット13の筐体30内にトナーや紙粉、塵埃などの異物が入り込むことを防いでいる。
画像形成装置1は、カートリッジ12とスキャナユニット13の間を仕切る本体骨格を形成している板金製のステー部材33を有している。ステー部材33には、スキャナユニット13のカバーガラス31を透過したレーザ光Lを感光体7へ導くための開口部34が、カバーガラス31と対向する位置に設けられている。
ステー部材33は、カートリッジ12の挿抜時のガイドとなる挿入ガイド29を支持している。ユーザが画像形成装置1にカートリッジ12を挿入する際、カートリッジ12の第一ユニット6に一体的に形成されたリブ40が挿入ガイド29で案内されるようにカートリッジ12を挿入する。
(清掃ユニット)
次に清掃ユニット60の構成について詳しく説明する。図4(a)は清掃ユニット60を-X方向に見た図であり、図4(b)及び図4(c)は、清掃ユニット60を+X方向に見た図である。図5(a)は清掃ユニット60に設けられているスライド部材61の斜視図、図6(a)は清掃ユニット60に設けられている回動部材の斜視図、図6(b)は清掃ユニット60に設けられている揺動部材の斜視図である。
清掃ユニット60は、挿入ガイド29に対して±Y方向に移動可能に支持されており、カートリッジ12の挿入によって+Y方向(第一方向)へ、カートリッジ12の引き出しによって-Y方向(第二方向)に移動する。カートリッジ12の移動を案内する挿入ガイド29は、清掃ユニット60のガイドも兼ねている。これによりカートリッジ12と清掃ユニット60の相対位置の精度が向上し、カートリッジ12と清掃ユニット60の連動がスムーズになる。
カートリッジ12の挿入リブ40の部分には、清掃ユニット60と係合する第一当接部41と第二当接部42が設けられている(図3参照)。
清掃ユニット60は、±Y方向へ移動可能に挿入ガイド29に支持されるスライド部材(清掃ユニットの本体)61と、スライド部材61に対して揺動可能に支持された揺動部材62を有する。更に、清掃ユニット60は、スライド部材61の軸部61dに対して回動可能に支持された回動部材66と、圧縮バネ65を備える。
スライド部材61は、カートリッジ12を挿入する時にカートリッジ12の第一当接部41が当接する当接部61aと、回動部材66を回動可能に保持するための軸部61dを有する。更に、スライド部材61が(清掃ユニット60が)挿入ガイド29に沿って移動するように、スライド部材61を挿入ガイド29に係合させる係合部61eを有する。
回動部材66には、カートリッジ12を装置本体から引き抜く時(-Y方向にカートリッジ12を動かす時)、カートリッジ12の第二当接部42が当接して清掃ユニット60を移動させるための当接部66aが設けられている。更に回動部材66には、挿入ガイド29と係合し、清掃ユニット60の姿勢を保持する姿勢保持部66bを備えている。なお、姿勢保持部66bが機能するのはカートリッジ12を装置本体から引き抜く時である。
揺動部材62は、図6(b)に示すように、揺動部材62の底部に固定されておりカバーガラス31表面に当接してカバーガラス31を清掃するシート状の清掃シート63と、清掃シート63に重ねて貼り付けられた拭き取り部材64を備えている。バネ65はスライド部材61と揺動部材62の間に設けられ、揺動部材62を-Z方向に付勢している。この付勢力によって、清掃シート63と拭き取り部材64はカバーガラス31の表面に当接する。本例ではカバーガラス31に当接する清掃部として清掃シート63と拭き取り部材64を有しているが、清掃部の構成としてはこの限りではない。
清掃シート63はフィルム状のシート材(材質はポリエステル)を折り曲げたものであり、揺動部材62の揺動によって、+Y方向における清掃シート63の先端がカバーガラス31に当接したりカバーガラス31から離間したりする。清掃シート63がカバーガラス31に当接した状態で清掃ユニット60が+Y方向へ移動すると、カバーガラス31上の異物が清掃シート63によって掻き取られる。
拭き取り部材64はポリエステル不織布であり、カバーガラス31上の異物を捕集する。
図4(a)及び(b)は、清掃ユニット60が+Y方向へ移動しつつ清掃シート63と拭き取り部材64でカバーガラス31を清掃している時のスライド部材61と揺動部材62の関係を示している。図4(c)は、清掃シート63と拭き取り部材64がカバーガラス31から離間した状態で清掃ユニット60が-Y方向へ移動している時のスライド部材61と揺動部材62の関係を示している。なお、本例の清掃ユニット60は、揺動部材62がカバーガラス31から完全に離間するように、スライド部材61がカバーガラス61から離れる方向へ移動可能となっている。この場合、揺動部材62の第一保持部62bと第二保持部62cは、スライド部材61の第一支持部61bと第二支持部61cに保持される。一方、清掃シート63と拭き取り部材64がカバーガラス31に当接している時は、図4(b)のように揺動部材62の第一保持部62bと第二保持部62cは第一支持部61bと第二支持部61cから離間している。
揺動部材62は、挿入ガイド29と係合して揺動部材62の姿勢を切り換える姿勢切換部62aと、清掃時にバネ65の力でカバーガラス31に突き当たる二つの突き当て部62daを有する。突き当て部62daの端部62deは、非清掃時にカバーガラス31に突き当たることで、清掃シート63と拭き取り部材64をカバーガラス31から確実に離間させる役目を有する。なお、突き当て部62daが突き当たるカバーガラス31の領域はレーザ光が通過しない領域である。
(挿入ガイド)
次に挿入ガイド29について説明する。図7(a)は挿入ガイド29の斜視図であり、図7(b)は挿入ガイド29を+Y方向に見た時の断面図である。挿入ガイド29は、カートリッジ12の挿入リブ40と係合し挿抜を案内するガイド部50、清掃ユニット60が+Y方向へ移動する時(カバーガラス31を清掃している時)の揺動部材62の先端側の姿勢切換部62aの浮き上がりを抑制するレール状の規制部51を有する。更に、レール状の離間保持部(揺動部材62の第2のガイド)52、姿勢切換レバー(切り換え部)53、切欠き部54、回動部材66の姿勢を保持する回動部材保持部55を備えている。
図8は、挿入ガイド29とスライド部材61の係合状態を示す断面図である。挿入ガイド29のスライド支持部70uとスライド部材61の上側の係合部61eが係合し、スライド支持部70dと下側の係合部61eが係合することで、スライド部材61(清掃ユニット60)は挿入ガイド29に保持される。なお、上述したように、清掃ユニット60がカバーガラス31を清掃している時、バネ65の力で揺動部材62の二つの突き当て部62daがカバーガラス31に突き当たる。この時のカバーガラス31からの+Z方向の反力は、スライド部材61のガイド溝の底面61fdが挿入ガイド29のスライド支持部70dに突き当たることで受け止められる。
図9は姿勢切換レバー53近傍の拡大図である。姿勢切換レバー53はバネに使用されるような弾性を有する線材で構成されており、一方の端部が挿入ガイド29の第一レバー支持部57、第二レバー保持部58によって固定されている。他方の端部は挿入ガイド29の第三レバー支持部59によって下側のみ支持されている。姿勢切換レバー53は、揺動部材62の姿勢切換部62aが当接することによって図9中の矢印R531方向に退避するように、挿入ガイド29に保持されている。
(清掃動作)
次にカバーガラス31の清掃動作について説明する。清掃ユニット60は画像形成装置1に装着されるカートリッジ12の移動に連動する。
図10~図14はカートリッジ挿入時の清掃ユニット60の動作を示した図である。一方、図15~図17は、カートリッジ引抜時の清掃ユニット60の動作を示した図である。各図の中の(a)図は、カバーガラス12の全体における清掃ユニット60の位置関係を示した図であり、各図の中の(b)図は揺動部材62と回動部材66の付近の拡大図である。なお、清掃ユニット60の一部である揺動部材62及び回動部材66の動きを分かり易く示すため、(b)図では清掃ユニット60の一部であるスライド部材61を省略している。また、カートリッジ12は、その一部である第一当接部41と第二当接部42のみを図示している。
(カートリッジ挿入時)
まず、カートリッジ12を画像形成装置1に挿入する動作に連動して清掃ユニット60がカバーガラス31を清掃する動作について説明する。図10(a)及び(b)はカートリッジ12と清掃ユニット60が当接する前の状態を示す。この状態では清掃ユニット60はホームポジション(図10(a)の位置)で待機している。符号Gはカバーガラス31の表面に付着する異物を示している。また、清掃シート63と拭き取り部材64はカバーガラス31の表面に当接している。清掃ユニット60がホームポジションに位置する状態からカートリッジ12を挿入してくと(+Y方向へ動かすと)、カートリッジ12の第二当接部42がスライド部材61と回動部材66の隙間をすり抜けていく。
図11(a)及び(b)に示すように、カートリッジ12を更に押し込むと、カートリッジ12の第一当接部41がスライド部材61の当接部61aに当接し、これ以降、清掃ユニットがカートリッジ12に押されて+Y方向へ移動する。そして、回動部材66に設けられた姿勢保持部66bが挿入ガイド29の回動部材保持部55に乗り上げることで回動部材66が図11(b)の矢印R661に示すように回動し、回動部材66の姿勢が切り換わる。
図12(a)及び(b)に示すように、カートリッジ12を更に押し込むと、清掃シート63と拭き取り部材64がカバーガラス31に当接した状態で清掃ユニット60が+Y方向へ移動する。清掃ユニット60が+Y方向へ移動している時(カバーガラス31を清掃している時)は、バネ65の付勢力により揺動部材62がカバーガラス31に押し付けられ清掃シート63と拭き取り部材64がカバーガラス31に当接している。また、揺動部材62の先端側の姿勢切換部62aの浮き上がりをレール状の規制部51で規制している。清掃シート63と拭き取り部材64でカバーガラス31を清掃している時、揺動部材62の突き当て部62daがカバーガラス31に突き当たりカバーガラス31にガイドされている。即ちカバーガラス31が揺動部材62の第1のガイドになっている。
その後、清掃ユニット60がカバーガラス31の終端付近(+Y方向における端部付近)に到達する。この位置では、揺動部材62の姿勢切換部62aと、挿入ガイド29に取り付けられた姿勢切換レバー53が当接する。
図13(a)及び(b)に示すように、カートリッジ12を更に押し込むと、図13(b)に示すように、揺動部材62の姿勢切換部62aに押されて姿勢切換レバー53の端部が矢印R531の方向へ退避する。
カートリッジ12を更に押し込むと、図14(a)及び(b)に示すように、カートリッジ12の画像形成装置1への挿入が完了し、清掃ユニット60の移動も終わる。姿勢切換部62aが姿勢切換レバー53の端部よりも+Y方向に移動することで、姿勢切換レバー53は線バネの弾性力により元の位置に戻る。
(カートリッジ引抜時)
次に、カートリッジ12を画像形成装置1から引き抜く時の清掃ユニット60の動作について説明する。
図14(a)及び(b)の状態からカートリッジ12を引き抜く(-Y方向へ移動する)と、図15(a)及び(b)に示すように、カートリッジ12に設けられた第二当接部42が回動部材66の当接部66aに当接する。これにより、カートリッジ12の移動に連動して清掃ユニット60が-Y方向へ移動する。この時、回動部材66の姿勢保持部66bが挿入ガイド29のレール状の回動保持部55に当接しつつ清掃ユニット60は-Y方向へ移動する。回動部材66が第二当接部42から力を受けても、回動保持部55が姿勢保持部66bを受け止めるので、回動部材66は回動することなく安定した姿勢を保持したまま回動保持部55をスライドする。このため清掃ユニット60の移動がスムーズになる。
図15(a)及び(b)に示すように、カートリッジ12を引き抜いていくと、揺動部材62の姿勢切換部62aが姿勢切換レバー53の斜面の上面に当接する。そして姿勢切換部62aが姿勢切換レバー53の斜面に沿って移動するので、揺動部材62の一端が矢印R621方向へ持ち上がり揺動部材62が徐々に傾く。
更にカートリッジ12を引き抜くと、図16(a)及び(b)に示すように、姿勢切換部62aは姿勢切換レバー53の斜面を上がり終わる。この時、揺動部材62が矢印R622に示すように大きく傾いていることで、清掃ユニット60の清掃シート63と拭き取り部材64はカバーガラス31表面から離間している。また、揺動部材62の突当部62dがカバーガラス31に当接していることで、清掃シート63と拭き取り部材64がカバーガラス31から確実に離間する。図6(b)に示す二つの突当部62dの一方は、副走査方向(カバーガラス31の短手方向)におけるカバーガラス31の光路(レーザ光通過領域)から+X方向にずれた位置でカバーガラス31に突き当たっている。また、二つの突当部62dの他方は、カバーガラス31のレーザ光通過領域から-X方向にずれた位置でカバーガラス31に突き当たっている。このため、カバーガラス31の光路を汚すことなく清掃ユニット60をホームポジションまで戻すことができる。
図16(a)及び(b)の位置から更にカートリッジ12を引き抜くと、姿勢切換部62が挿入ガイド29に設けられた離間保持部52上をスライドしながら清掃ユニット60は-Y方向へ移動する。この移動中、清掃シート63と拭き取り部材64はカバーガラス31表面から離間した状態を保持している。
図17(a)及び(b)に示すように、挿入ガイド29に設けられた離間保持部52は、その-Y方向における端部が途切れて切欠き部54となっている。この位置まで清掃ユニット60が移動すると、切欠き部54において、姿勢切換部62が保持されなくなる。そして、バネ65の付勢力によって揺動部材62は矢印R623の方向へ回動し、カバーガラス31に清掃シート63と拭き取り部材64が当接する当接状態に切り換わる。
また回動部材保持部55も-Y方向における端部で途切れている。よって、図17(a)及び(b)に示すように、回動部材66はカートリッジ12の第二当接部42から受ける力で矢印R662の方向へ回動する。更にカートリッジ12を引き抜くと、第二当接部42が当接部66aと当接しなくなることで、清掃ユニット60はカートリッジ12の移動と連動しなくなる。そして、清掃ユニット60が図10(a)に示すホームポジションに残されたまま、カートリッジ12は完全に画像形成装置1から引き抜かれる。
以上のように、本例ではカートリッジ12の装着動作に連動して清掃ユニット60を第一方向に移動させている間に、カバーガラス31に対して清掃シート63と拭き取り部材64を当接させて清掃する。そしてカートリッジ12の引抜動作に連動して清掃ユニット60を移動させる際に、引抜初期において挿入ガイド29に設けられた姿勢切換レバーによって、清掃シート63と拭き取り部材64をカバーガラスに対して離間させ、挿入ガイド29の離間保持部52によって離間状態を保持させる。また清掃ユニット60のカートリッジ引き抜き方向の移動終端において、離間保持部が途切れることで、清掃シート63と拭き取り部材64がカバーガラス31に対して離間状態から当接状態に切り換わる。
このように、本例の画像形成装置は、清掃部63及び64がカバーガラス31に当接した状態で清掃ユニット60が清掃ユニットのガイド29に沿って移動する時の揺動部材62の第1のガイド(カバーガラス31)を有する。また、清掃部63及び64がカバーガラス31から離間した状態で清掃ユニット60が清掃ユニットのガイド29に沿って移動する時の揺動部材の第2のガイド52を有する。そして第1のガイド31と第2のガイド52が異なっている。この構成により、清掃部63及び64がカバーガラス31から離間した状態で清掃ユニット60が移動する時、清掃部63及び64がカバーガラス31に接触する事態を防止できる。
[実施例2]
次に、実施例2について説明する。なお、実施例1で説明した構成と同様の箇所については同一の符号を付し、説明を省略する。
本例は、実施例1に対して、清掃ユニット60の姿勢切り換えを行う姿勢切換レバーの構成が異なる。図18(a)及び(b)は、挿入ガイド29の部分断面図である。図18(a)は、姿勢切換レバー67に清掃ユニット60の姿勢切換部62aが当接する直前の図(実施例1の図12(b)と同じタイミングの図)であり、図18(b)は、姿勢切換部62aが姿勢切換レバー67に当接し、姿勢切換レバー67が矢印R671方向へ回動し、退避した状態を示す図である。
姿勢切換レバー67は、挿入ガイド29のレバー支持軸56に回動可能に支持され、レバー支持軸56に備えられた付勢部材(バネ)68による付勢力を被付勢部67aが受けている。そして、姿勢切換レバー67は、バネ68によるR672方向の力を受けて挿入ガイド29に設けられた第三レバー支持部59に突き当たり、保持されている。
カートリッジ12を画像形成装置に挿入し、姿勢切換レバー67に姿勢切換部62aが当接することで、図18(b)に示すように姿勢切換レバー67が退避する。更に、姿勢切換部62aが+Y方向に通り抜けると付勢部材68の付勢力により、姿勢切換レバー67は図18(a)に示す待機位置に戻る。
ここで、姿勢切換レバー67を摺動性の良い樹脂材料で構成し、付勢部材68にねじりコイルばねを使用している。これにより、実施例1の線バネによる姿勢切換レバー53に対して、姿勢切換部62aと姿勢切換レバー67との摺動性が良くなり、清掃ユニット60の動作、カートリッジ12の挿抜動作の操作性を向上させることが可能となる。
また図19に示すように、姿勢切換レバー67に付勢部材による付勢力を加えずに、姿勢切換レバー67の自重により姿勢の保持を行っても同様の効果を得ることが可能である。
29 挿入ガイド
31 カバーガラス
60 清掃ユニット

Claims (1)

  1. 装置本体と、
    画像情報に応じた光で被走査面を走査するスキャナユニットであって、前記スキャナユニットの前記光の出口を塞ぐ光透過部材を有するスキャナユニットと、
    前記装置本体に対して着脱可能な着脱ユニットと、
    前記光透過部材を清掃する清掃ユニットであって、前記着脱ユニットの着脱動作に連動して移動する清掃ユニットと、
    前記清掃ユニットの移動を案内する前記清掃ユニットのガイドと、
    を有し、
    記録材に画像情報に応じたトナー画像を形成する画像形成装置において、
    前記清掃ユニットは、前記清掃ユニットのガイドに沿って移動する清掃装置の本体と、前記光透過部材に当接して前記光透過部材を清掃する清掃部を有し前記本体に対して揺動可能な揺動部材と、を有し、
    前記清掃部が前記光透過部材に当接した状態で前記清掃ユニットが前記清掃ユニットのガイドに沿って移動する時の前記揺動部材の第1のガイドと、前記清掃部が前記光透過部材から離間した状態で前記清掃ユニットが前記清掃ユニットのガイドに沿って移動する時の前記揺動部材の第2のガイドと、が異なっており、
    前記揺動部材が前記第1のガイドに案内される状態から前記第2のガイドに案内される状態に切り換えるための切り換え部であって前記第2のガイドの一部になっている切り換え部を有し、
    前記切り換え部が弾性を有する線材で形成されており、
    前記第1のガイドに案内されて移動する前記揺動部材が前記切り換え部に当接すると、前記揺動部材の姿勢切換部に押されて前記切り換え部が弾性変形し、前記切り換え部が前記姿勢切換部に更に押されると前記姿勢切換部が前記切り換え部を乗り越えると共に前記切り換え部が弾性により元の位置に戻り、前記姿勢切換部が前記第2のガイドに沿って移動可能な状態になることを特徴とする画像形成装置。
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