JP7370746B2 - 協調制御装置およびロボットシステム - Google Patents
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Description
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係るロボット(ピッキングロボット)1を含むロボットシステムRの構成例を概略的に示す図である。
図1に示す構成例において、ロボット1は、アーム11およびベースユニット12を有する。アーム11は、ワークWを把持して移動させるピッキング用のアームである。図1に示すように、本実施形態において、ロボットシステムRは、ロボット1が、作業者PおよびワークWが混在する空間を移動するシステムを想定するものとする。
アーム11の先端には、ワークを把持する把持部が設けられ、把持部が自在に移動する。ベースユニット12には、アーム11が取り付けられる。ベースユニット12は、アーム11を駆動させる駆動機構13および駆動機構13によるアーム11の動作を制御するロボット制御部14が設けられる。
また、複数台のロボット1が1つの作業場で稼働する運用形態である場合、センサ21は、複数台のロボット1にそれぞれ設置し、各ロボット1の可動範囲全体において対象物を測定できるようにする。
図2は、実施形態に係るロボットシステムRにおける協調制御装置22およびロボット1の構成例を示すブロック図である。
図2に示す構成例において、協調制御装置22は、プロセッサ31、メモリ32、インターフェース33、34などで構成される制御装置である。協調制御装置22において、プロセッサ31は、プログラムを実行することにより種々の処理機能を有する。図2に示す構成例において、信号生成部41、距離測定部42、速度測定部43、判定部44およびロボット動作制限部45は、プロセッサ31がプログラムを実行することにより実現する処理機能であるものとする。
例えば、センサ21が超音波センサである場合、信号生成部41は、センサ21としての超音波センサが出力する超音波(信号波)の波形を示す信号情報を生成する。また、センサ21が電磁波アンテナである場合、信号生成部41は、センサ21としての電磁波アンテナが出力する電磁波(信号波)の波形を示す信号情報を生成する。
例えば、センサ21が超音波センサである場合、距離測定部42は、センサ21が出力した超音波が物体で反射された反射波としての受信する超音波(信号波)を電気信号に変換した受信信号を取得する。距離測定部42は、センサ21が超音波を出力したタイミングと当該超音波の反射波としての超音波(受信信号)をセンサ21が受信したタイミングとの差分により距離を測定する。
L=(f/Δf×C)/2…(1)
なお、センサ21がステレオカメラである場合、距離測定部42は、センサ21としてのステレオカメラが撮影する複数の撮影画像に基づいて撮影画像に含まれる物体までの距離を測定するようにすれば良い。
V=(f/Δf×C)/2/T…(2)
V3=((L1-L2)-(V1+V2)×(T1+T2))/(T1+T2)…(3)
すなわち、式(3)は、距離測定部42が測定する距離と速度測定部43が測定する速度とから、作業者とアーム11が接触しないようにアーム11の制限速度を決めるものである。
なお、以下の説明では、主として、センサ21が超音波センサまたは電磁波アンテナである場合を想定して説明するものとする。
図5は、実施形態に係る協調制御装置22の動作例としてロボット1のアーム11の速度を制限する協調制御処理の流れを説明するためのフローチャートである。
まず、協調制御装置22のプロセッサ31は、センサ21から信号波(超音波または電磁波)を送信するための送信信号を信号生成部41により生成する(ST11)。信号生成部41が生成する送信信号の具体例については、あとで詳細に説明するものとする。
種々の信号波を用いて対象物までの距離および速度を計測する方法として
まず、第1の変形例について説明する。
第1の変形例は、バースト変調により生成した信号波(超音波または電波)を用いて対象物までの距離を測定する例である。
図6(a)は、バースト変調した送信信号と受信信号の例を示す図である。図6(b)は、図6(a)に示す送信信号の反射波としての受信信号の例を示す図である。
図6(c)は、図6(b)のU秒前に受信した受信信号を示すものとする。図6(b)に示す波形と図6(c)に示す波形との位相差Δθによって対象物の速度Vが測定される。ここで、信号波(超音波または電波)の速度をC、信号周波数をfとすると、速度Vは以下の式(5)で測定される。
V=C×Δθ/(2πf)/2/U…(5)
上述した第1の変形例を協調制御装置に適用すれば、対象物までの距離と対象物の速度とを簡易な信号処理で算出することができる。
第2の変形例は、バースト変調により生成した信号波(超音波または電波)を用いて対象物までの距離を測定する例である。
図7(a)は、ランダム変調した送信信号の例を示す図である。図7(b)は、図7(a)に示す送信信号の反射波としての受信信号の例を示す図である。
図7(a)に示す送信信号は、振幅をランダムに変調した波形であり、連続波である。図7(b)に示す受信信号は、図7(a)に示す信号波(超音波または電波)が対象物で反射して受信する遅れ時間を伴った波形である。図7(a)に示す送信信号と図7(b)に示す受信信号とを相互に時間的にずらしながら相関が最大になる点を求めることで遅れ時間Tが検出される。この場合も、対象物までの距離Lは、上述した式(4)により算出される。
Claims (12)
- ワークを把持して移動させるロボットの制御部と通信する第1インターフェースと、
前記ロボットの所定位置に設置され、信号波を送受信するセンサと接続する第2インターフェースと、
前記第2インターフェースを介して接続する前記センサが送信した送信信号波が対象物で反射した信号波としての受信信号波を前記センサが受信したタイミングに基づいて前記所定位置から前記対象物までの距離を測定し、前記所定位置から前記対象物までの距離の測定結果に基づいて前記対象物の速度を測定し、前記対象物の速度が所定閾値以上である場合に前記距離および前記対象物の速度に応じた前記ロボットの動作制限を示す動作制限情報を前記第1インターフェースを介して前記ロボットの制御部へ送信する、プロセッサと、
を有する協調制御装置。 - 前記センサは、信号波として超音波を送受信する超音波センサである、
請求項1に記載の協調制御装置。 - 前記センサは、信号波として電磁波を送受信する電磁波アンテナである、
請求項1に記載の協調制御装置。 - 前記プロセッサは、時間経過に従い周波数が変化する周波数変調した信号波を前記送信信号波として前記センサから出力させ、前記送信信号波と前記受信信号波との周波数差から得られる受信タイミングによって対象物までの距離を測定し、複数回の受信信号波の周波数差から対象物の速度を測定する、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の協調制御装置。 - 前記プロセッサは、一定時間の振幅を与えるバースト変調を行った信号波を前記送信信号波として前記センサから出力させ、前記送信信号波の送信タイミングと前記受信信号波の受信タイミングとの時間から対象物までの距離を測定し、複数回の受信信号の位相変化から対象物の速度を測定する、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の協調制御装置。 - 前記プロセッサは、時間経過に従いランダムな振幅を与える振幅変調により生成した信号波を前記送信信号波として前記センサから出力させ、前記送信信号波と前記受信信号波との相関から得られるタイミングによって対象物までの距離を測定し、複数回の受信信号波の位相変化から対象物の速度を測定する、
請求項1乃至3の何れか1項に記載の協調制御装置。 - ロボットの制御部と通信する第1インターフェースと、
前記ロボットの所定位置に設置されるステレオカメラが撮影する画像を取得する第2インターフェースと、
前記第2インターフェースを介して接続する前記ステレオカメラが撮影した画像から対象物までの距離を測定し、前記ステレオカメラが複数回計測した前記対象物までの距離の変化に基づいて前記対象物の速度を測定し、前記対象物の速度が所定閾値以上である場合に前記距離および前記対象物の速度に応じた前記ロボットの動作制限を示す動作制限情報を前記第1インターフェースを介して前記ロボットの制御部へ送信する、プロセッサと、 を有する協調制御装置。 - さらに、前記ロボットに設置された温度センサが計測する前記対象物の温度を示す温度情報を取得する第3インターフェースを有し、
前記プロセッサは、さらに、前記温度センサが計測する前記対象物の温度が所定範囲の温度である場合に前記動作制限情報を前記ロボットの制御部へ送信する、
請求項1乃至7の何れか1項に記載の協調制御装置。 - 前記プロセッサは、さらに、前記対象物の速度が周期的に変化する場合に前記動作制限情報を前記ロボットの制御部へ送信する、
請求項1乃至8の何れか1項に記載の協調制御装置。 - 前記プロセッサは、人物が前記ロボットに近接する速度、前記ロボットに設けたアームが前記人物へ近接する速度、および、前記人物と前記アームとの距離に基づいて前記アームの動作速度を制限する値を前記動作制限情報に設定する、
請求項1乃至9の何れか1項に記載の協調制御装置。 - 前記プロセッサは、前記ロボットに設けたアームの位置を示す情報を前記ロボットの制御部から取得し、前記アームの位置を示す情報に基づいて前記対象物がアームではないと判定し、かつ、前記対象物の速度が所定閾値以上である場合に前記動作制限情報を前記ロボットの制御部へ送信する、
請求項1乃至10の何れか1項に記載の協調制御装置。 - 協調制御装置とロボットとを含むロボットシステムであって、
前記協調制御装置は、
ワークを把持して移動させるロボットの制御部と通信する第1インターフェースと、 前記ロボットの所定位置に設置され、信号波を送受信するセンサと接続する第2インターフェースと、
前記第2インターフェースを介して接続する前記センサが送信した送信信号波が対象物で反射した信号波としての受信信号波を受信した前記センサがタイミングに基づいて前記所定位置から前記対象物までの距離を測定し、前記所定位置から前記対象物までの距離の測定結果に基づいて前記対象物の速度を測定し、前記対象物の速度が所定閾値以上である場合に前記距離および前記対象物の速度に応じた前記ロボットの動作制限を示す動作制限情報を前記第1インターフェースを介して前記ロボットの制御部へ送信するプロセッサと、を有し、
前記ロボットは、
ワークを把持するアームと、
前記アームを動作させる駆動機構と、
前記協調制御装置からの前記動作制限情報に従って動作を制限し、前記駆動機構による前記アームの動作を制御するロボット制御部と、を有する、
ロボットシステム。
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