JP7370635B2 - 外設部材の取付構造の施工方法 - Google Patents
外設部材の取付構造の施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7370635B2 JP7370635B2 JP2022129142A JP2022129142A JP7370635B2 JP 7370635 B2 JP7370635 B2 JP 7370635B2 JP 2022129142 A JP2022129142 A JP 2022129142A JP 2022129142 A JP2022129142 A JP 2022129142A JP 7370635 B2 JP7370635 B2 JP 7370635B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover material
- horizontal
- water side
- water
- board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/10—Photovoltaic [PV]
Description
この特許文献1に記載の雪止め具(雪止A)は、屋根板16の面板部に沿わせる足部2に複数のネジ止め用の止め穴孔4を設けると共に、前記足部2の下面に適当厚の粘着テープ7を貼り付けて構成され、前記足部2の上面を覆うようにカバー10を配設し、該カバー10からネジ14を前記足部2に設けたネジ穴6に締め付けて固定した構成である。なお、羽根部1は、雪を堰き止めるL字状部分である。
この構造では、屋根材16を葺きながら雪止Aを係合させて取り付ける必要がなく、屋根を葺いた後に、容易に取り付け施工を行えるという利点がある。
また、そのため、雪止Aの羽根部1に積雪等にて応力が作用した際に、足部2がズレ動いたり回動しようとする挙動をカバー10が防ぐことができなかった。なお、雪止Aにてカバー10がズレ動くと、雪や雨水等による浸水も生じ易くなる。
そして、本発明にて形成される取付構造は、横葺き屋根板の面板部に容易に且つ確実に外設部材を取り付けることができる支持金具を固定でき、雨水等の浸入は、カバー材が確実に防止することができるので、支持金具に雪止め具や避雷針などの外設部材を安定に固定することができる。
また、この取付構造におけるカバー材は、支持金具に設けた凹部と、当段と上段側の横葺き屋根板の接続部分(差込空間)との間に挟着状に配設されるため、仮に外設部材に浮き上がり方向の応力が作用しても、該応力による支持部材の浮き上がりは、カバー材の水下側及び水上側の二つの差込部により防止されるため、安定な取付状態を維持できる。或いは仮に、側方からの応力が作用しても、該応力による支持部材の回転は、カバー材にて防止されるため、安定な取付状態を維持できる。
また、流れ方向に隣り合う横葺き屋根板の水下側成形部と水上側成形部の接続は、一般的には水上側へ延在する凸部状、水下側が開放する凹部状にそれぞれ形成されて係合されるが、この接続部分とは、水下側が開放して水下側から差し込む空間であるから、この発明においては“差込空間”という。
前記固定面部に設ける立ち上げ部分は、水下端から水上端まで全てに設けるものではなく、カバー材に被覆状に覆われる水上側を除く部分(水下側)を指す。例えば後述する図示実施例のように略中央から水下端に立ち上げ部分を設けるようにしてもよい。
また、前記固定面部の水下側に設けられる立ち上げ部分は、後述する図示実施例では固定面部の左右両端から略垂直状に延在する縦片であり、一方の縦片の上端を水平状に折り曲げ、該水平部を外設部材の取付部としている。因みに他方の縦片は、補強部分となる。また、左右の縦片の水上端には、下端に、水下側へ凹む凹部が設けられている。該凹部は、水上側から差込可能であり、特にその形状を限定するものではないが、カバー材の水下側差込部が差し込まれた状態を維持する深さを有する。
前記固定面部における水上側(横片部分)は、裏面に防水材を介在させることにより、横葺き屋根板の面板部に密接状に沿わせることが望ましい。この防水材としては、各種の止水材を用いることができ、ビス孔の止水を考慮して弾性を備える止水材(例えばシリコーンゴム系の止水材等)でもよい。なお、この防水材は、水上側ばかりでなく、水下側にも設けてもよく、その場合、部材としての安定性が向上し、屋根面への擦れ(傷の発生)を防ぐことができる。
前記水上側差込部は、前記被覆部の水上側に設けられ、当段と上段側の横葺き屋根板との接続部分(差込空間)に水下側から差し込む部位である。
また、この横葺き屋根板を下地に取り付けるための支持部材や保持部材についても、何ら限定するものではない。
また、前記固定面部21は、ほぼ全面の裏面側に防水材(止水シート材)24が添設され、その水上側21Aには、図4(a)に示すようにビス孔211が二箇所に設けられている。また、左方の縦片22や取付部23にも、ビス等の固定具を打ち込むための孔221,231が設けられている。
このカバー材3には、前記凹部211,211'に差込可能な水下側差込部32と、当段の横葺き屋根板6と上段側の横葺き屋根板6との接続部分62,63に差込可能な水上側差込部33とを備えている。
なお、前記被覆部31は、前記固定面部21の水上側21Aを、上面(表面)側から、水上側から、更に側方側から覆う略袋状の部位であって、雨水等の浸水を防ぐことができる。
前記横葺き屋根板6は、水下側がく字状に折り曲げられた面板部61と、その水下端を裏面側へ折り曲げて水上側へ延在させた水下側成形部62と、前記面板部61の水上端を表面側へ折り曲げて水下側へ延在させた水上側成形部63と、更にその水上側にコ字状に形成した嵌合部64とからなる金属成形板であり、流れ方向に隣り合う横葺き屋根板6,6は、水下側成形部62と水上側成形部63とが係合して接続される。前記面板部61と水上側成形部63の裏面側には裏貼り材6bが添設されている。
前記横葺き屋根板6の裏面側に敷設される断熱材5は、流れ方向の寸法が前記横葺き屋根板6と略同一であり、その水下端51が、前記横葺き屋根板6の嵌合部64に嵌合される状態で保持されている。また、流れ方向に隣り合う断熱材5,5は、水下端部と水上端部とが相じゃくり状に接続されている。
前記断熱材5が敷設される下地4は、傾斜勾配(屋根勾配)に沿って敷設された木毛セメント等のボード状であり、その表面側には防水シート材4bが敷設されている。
前記下地4の端部(図面左端)に記載された符号9は、左右の横葺き屋根板6,6間に配設される捨板を示すが、該捨板9の作用については説明を省略する。
まず、第1の工程として、図3(a)に示すように横葺き屋根板6の面板部61に、前記支持金具2の固定面部21を固定する。なお、固定具については図示していないが、前記固定面部21に設けた孔211に固定具を打ち込んで固定する。その際、固定面部の裏面側には防水材24が添設されているので、該防水材24を介して面板部61に密着状に固定される。なお、この図3(a)では、当段の横葺き屋根板6と上段側の横葺き屋根板6との接続部分62,63に対し、前記カバー材3を水上側差込部33が下方になるように傾斜状に臨ませる状態を示している。
次に、第2の工程として、図3(b)に示すようにカバー材3の水上側差込部33を、図中に白抜き矢印で示すように当段の横葺き屋根板6と上段側の横葺き屋根板6との接続部分62,63に、水下側から差し込むように傾斜状に臨ませる。この水上側差込部33の先端(下端)が、次の第3の工程における回動の支点となる。
その後、第4の工程として、この図3には図示していないが支持金具2の取付部23に外設部材7を取り付ける。
前記図1における外設部材7は、L字状のアングル材7Aの上から押さえ金具7Bをボルト7c及びナット7d{図4(d)に示す7fはスプリングワッシャー、7gはワッシャー}にて取り付けると共に、前記アングル7Aと押さえ金具7Bに連結固定具7eを打ち込んで一体状に固定している。
図2(a)は、外設部材7の記載を省略した状態の図1の取付構造であり、重要な箇所を図中に破線の囲みで示している。また、挙動(動作)を示す白抜き矢印に×を付すことで、その方向の挙動(動作)が防止されることを示している。
図2(b)は、その一部を示す平面図であるが、支持金具2固定面部21の水上側(横片部分)21Aを、カバー材3の被覆部31が、上面(表面)側から、水上側から、更に側方側から覆っていることが明らかに示され、雨水等の浸水を防いでいる。
図2(b)における右側の破線の囲み、図2(b)では長楕円状の破線囲みは、カバー材3の水上側差込部33を横葺き屋根板6,6の接続部分(差込空間65)に差し込んでいる箇所を示しており、この構成により、上方へ持ち上がるような挙動が防止される。なお、差込空間65は、係合以前の水上側成形部63の凹部とは異なり、上段側の横葺き屋根板6の水下側成形部62が係合しているため、上方への持ち上がり耐性は高いものである。
2 支持金具
21 固定面部
21A (固定面部の)水上側(横片部分)
211,211' 凹部
22,22' 立ち上げ部
23 取付部
24 防水材(止水シート材)
3 カバー材
31 被覆部
32 水下側差込部
33 水上側差込部
4 下地
5 断熱材
6 横葺き屋根材
61 面板部
62 水下側成形部
63 水上側成形部
64 嵌合部
65 接続部分(差込空間)
7 外設部材
Claims (1)
- 横葺き屋根板の面板部に沿わせる固定面部の側端を立ち上げた支持金具と、該支持金具の前記固定面部の水上側を上方及び側方から被覆状に覆うカバー材とを用いる外設部材の取付構造の施工方法であって、
前記支持金具は、立ち上げ部分の上端に設けた外設部材の取付部と、水下側へ凹む凹部とを備え、前記カバー材は、前記凹部に差込可能な水下側差込部と、当段の横葺き屋根板と上段側の横葺き屋根板との接続部分に差込可能な水上側差込部とを備え、
前記横葺き屋根板の前記面板部に、前記支持金具の固定面部を固定する第1の工程と、
当段の前記横葺き屋根板と上段側の前記横葺き屋根板との接続部分に水下側から前記カバー材を傾斜させて前記水上側差込部を臨ませる第2の工程と、
前記カバー材を回動させて前記支持金具の固定面部に沿わせると共に、屋根勾配の流れ方向にカバー材をスライド状に微調整する第3の工程と、
前記支持金具の取付部に外設部材を取り付ける第4の工程と、からなることを特徴とする外設部材の取付構造の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022129142A JP7370635B2 (ja) | 2018-10-22 | 2022-08-15 | 外設部材の取付構造の施工方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018198676A JP7188742B2 (ja) | 2018-10-22 | 2018-10-22 | 外設部材の取付構造 |
JP2022129142A JP7370635B2 (ja) | 2018-10-22 | 2022-08-15 | 外設部材の取付構造の施工方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018198676A Division JP7188742B2 (ja) | 2018-10-22 | 2018-10-22 | 外設部材の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022145959A JP2022145959A (ja) | 2022-10-04 |
JP7370635B2 true JP7370635B2 (ja) | 2023-10-30 |
Family
ID=70389735
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018198676A Active JP7188742B2 (ja) | 2018-10-22 | 2018-10-22 | 外設部材の取付構造 |
JP2022129142A Active JP7370635B2 (ja) | 2018-10-22 | 2022-08-15 | 外設部材の取付構造の施工方法 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018198676A Active JP7188742B2 (ja) | 2018-10-22 | 2018-10-22 | 外設部材の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7188742B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006089978A (ja) | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Kyocera Corp | 太陽光利用システム |
JP2007177391A (ja) | 2005-12-26 | 2007-07-12 | Kyocera Corp | 太陽光利用システム |
JP2012112127A (ja) | 2010-11-22 | 2012-06-14 | Panasonic Corp | 取付部材 |
JP2015227576A (ja) | 2014-06-02 | 2015-12-17 | ソーラーフロンティア株式会社 | 止水板及び止水構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09184264A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-15 | Japan Storage Battery Co Ltd | 太陽電池モジュ−ルの屋根取付け方法 |
US6070368A (en) * | 1998-02-17 | 2000-06-06 | Anderson; Terry Elmer | Roof bracket |
-
2018
- 2018-10-22 JP JP2018198676A patent/JP7188742B2/ja active Active
-
2022
- 2022-08-15 JP JP2022129142A patent/JP7370635B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006089978A (ja) | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Kyocera Corp | 太陽光利用システム |
JP2007177391A (ja) | 2005-12-26 | 2007-07-12 | Kyocera Corp | 太陽光利用システム |
JP2012112127A (ja) | 2010-11-22 | 2012-06-14 | Panasonic Corp | 取付部材 |
JP2015227576A (ja) | 2014-06-02 | 2015-12-17 | ソーラーフロンティア株式会社 | 止水板及び止水構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7188742B2 (ja) | 2022-12-13 |
JP2022145959A (ja) | 2022-10-04 |
JP2020066863A (ja) | 2020-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10508833B2 (en) | Integrated hook and flashing for photovoltaic module installation on tile roofs | |
JP3148121U (ja) | 留め付け金具及び外壁施工構造 | |
CN108560836B (zh) | 石板瓦安装机构 | |
JP7370635B2 (ja) | 外設部材の取付構造の施工方法 | |
JP2011038285A (ja) | 屋根材の葺設構造 | |
JP7220901B2 (ja) | 外設部材の取付構造の施工方法 | |
JP4679470B2 (ja) | 瓦及び瓦敷設構造 | |
JP3219333U (ja) | 屋根材固定用棟部取付部材 | |
JP7276833B2 (ja) | 外装構造、及びその施工法 | |
JP5648995B2 (ja) | 支持架台の取付構造、及び外装構造 | |
JP6045021B2 (ja) | 屋根上設置物の取付具およびその取付具を用いた屋根上設置物の取付方法 | |
JP6987531B2 (ja) | 支持体、パネル構造体及び支持体の設置方法 | |
JP2006274618A (ja) | 太陽光利用装置の固定構造 | |
RU2608369C2 (ru) | Стыковочная конструкция внешних стеновых материалов | |
JP7473366B2 (ja) | 水切り部材及びその取り付け構造 | |
CN110195493B (zh) | 用于建筑屋面的夹具 | |
JP7337370B2 (ja) | 縦葺き屋根構造の施工法 | |
JP6350823B2 (ja) | 太陽電池モジュールの固定用金具及び太陽電池モジュールの取り付け器具 | |
JP6505989B2 (ja) | 台座付き屋根材 | |
JP6804194B2 (ja) | 太陽光発電屋根 | |
JP2004003219A (ja) | 捨水切 | |
JP3901046B2 (ja) | 平板瓦の重ね葺き構造 | |
JP3705200B2 (ja) | 太陽電池瓦施工構造 | |
JP3392093B2 (ja) | 縦葺き外装構造 | |
JP5294190B2 (ja) | 外設構造、及びその施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220815 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230711 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230829 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230926 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231011 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7370635 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |