JP7369945B2 - 監視サーバ、監視方法、監視プログラム、および、記憶媒体 - Google Patents

監視サーバ、監視方法、監視プログラム、および、記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、監視サーバ、監視方法、監視プログラム、および、記憶媒体に関し、特に、個体の認証動作を監視する監視サーバ、監視方法、監視プログラム、および、記憶媒体に関するものである。
建物や特定エリアへの人物の入退室を監視・管理するセキュリティシステムは、今日まで多数開発されてきた。従来からある典型的なシステムは、鍵、カードなどの識別情報を示す道具を使って、開錠したり認証したりするものである。
例えば、従来技術として、入室用の電子鍵のセキュリティ及びユーザの利便性を向上させることを目的とした電子鍵システムがある(特許文献1を参照されたい)。この従来技術は、
「サーバ装置が移動端末に対して部屋のドア1開錠するための電子鍵を発行し、移動端末からの要求に応じて電子鍵を移動端末に提供して表示させる。ドアに設置された鍵読取装置は、移動端末に表示された電子鍵を読み取り、サーバ装置に送信する。サーバ装置は、電子鍵を認証し、当該認証が成功した場合、ドアの開錠許可を鍵読取装置に送信し、ドアを開錠させる。建物の出入口に設置された端末情報読取装置は、移動端末から識別情報を読み取り、サーバ装置に送信する。サーバ装置は、端末情報読取装置から受信した識別情報に基づき、当該移動端末に対して発行された電子鍵を無効化する。」
といったものである。
特開2009-215797号公報
しかし、このような道具を使う従来技術は、携帯端末や鍵などの道具の所持・携帯を前提とするものであるため、不特定多数の個体には適用できない。また、現代社会においては、鍵や認証カードの所持は当たり前である。さらに、入館する者には、特定の動作を要求する場合が多い。衛生管理された食品工場へ入る従業員は、入る前に、感染症や食中毒を引き起こすウイゥルスやばい菌などを除去するために「手洗い」や「うがい」をするルールになっている場合が多いが、これを管理するのは、現場リーダーや、各個人のモラルである。つまり、現場リーダーの目視や、スタッフのモラルに依存したシステムであり、これでは、衛生管理を徹底することが保証できない。このように、衛生管理のために、入退室の際に、「手洗い」や「うがい」をした清浄な個体だけを、入室許可させたいような場合に、衛生管理を保証し得るようなシステムや仕組みは開発されていない。また、情報漏洩防止のために、携帯電話を館内に持ち込ませないルールの工場や研究所などがあるが、これも、現場リーダー、守衛の目視や、スタッフのモラルに依存したシステムである。
そこで、本発明者らは、監視カメラを活用した監視技法を着想するに至った。
しかしながら、ここで1つの問題がある。監視システムによく使用される2次元カメラ(通常の平面カメラ)は、特定の対象(個体・人物)を注目ブロックとして追跡する技法はあるが、光や影の影響を受けやすく、対象が、向きを変えたり、他のものと交差したりして、特徴があるポイント(例えば、鼻、目、口など)が隠れてしまう場合、或いは、遮ったりするものがあったりする場合には、トラッキングを継続することが困難である。そこで、本発明者らは、3D画像を使用することで、正確に対象のトラッキングを継続する技法に想到した。3D画像は、斜め上から対象を撮影することで、個体を遮蔽するものを除去でき、3D画像の特性である3次元的な位置を把握できるため、正確に個体のトラッキングを実現可能である。
そこで、本発明の目的は、個体の認証動作(個体、認証を受けるために要求される動作、体の動かし方、装置や器具の使用など)を監視する監視サーバ、監視方法、監視プログラム、および、記憶媒体を提供することである。
上述した諸課題を解決すべく、第1の発明による監視サーバ(装置)は、
個体の特定動作(手洗い、所定位置で所定動作、所定の位置の通過、消毒動作、所定位置への荷物の預け入れなど)を規定する、複数の認証動作(解除動作)を含む認証動作ライブラリー(解除動作)ライブラリー)を格納する記憶部と、
個体を捉えるべき3D画像を取得する取得部と、
前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作の1つの認証動作を選択し、設定し、前記3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定する設定部と、
前記3D画像において、個体を認識し、トラッキングし、設定された認証動作線、または、認証動作エリアにおいて設定された認証動作をしたか否かを監視する監視部と、
認証動作をした個体を認証状態(解除状態)に設定する認証部と、
を有する。
また、第2の発明による監視サーバは、
前記監視部が、
認証状態にある個体が、移動しているときに、認証状態でない個体を伴って移動しているか否かを監視し、
前記監視サーバが、
認証状態にある個体が、移動しているときに、認証状態でない個体を伴って移動している場合に、警告を出力する出力部をさらに有する、
ことを特徴とする。
また、第3の発明による監視サーバは、
前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作には、
当該認証動作の実行時間、または、実行回数が規定される、
ことを特徴とする。
また、第4の発明による監視サーバは、
前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作には、
当該認証動作の際に使用される対象機器(ハンドドライヤーの動作秒数(5秒)、消毒剤の消費量(10cc)など)に付随する数値が規定される、
ことを特徴とする。
対象機器(ハンドドライヤーの動作秒数(5秒)、消毒剤の消費量(10cc)など)に付随する数値は、対象機器から無線/有線で取得することが好適である。
また、第5の発明による監視サーバは、
前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作には、
携帯電話を所定の収納箱(ロッカー、スマートホン収納ボックスなど)に収容させる動作、足踏み洗浄動作、生体認証装置使用動作、手洗い動作、石鹸を体の部位に付ける動作、消毒剤を手に擦り込む動作、のいずれかが規定される、
ことを特徴とする。
また、第6の発明による監視サーバは、
監視サーバであって、
個体の特定動作(手洗い、所定位置で所定動作、所定の位置の通過、消毒動作、所定位置への荷物の預け入れなど)を規定する、複数の認証動作(解除動作)を含む認証動作ライブラリー(解除動作)ライブラリー)を格納する記憶部と、
個体を捉えるべき3D画像を取得する取得部と、
前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作の1つの認証動作を選択し、設定し、前記3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定し、開錠エリアを設定する設定部と、
前記3D画像において、個体を認識し、トラッキングし、設定された認証動作線、または、認証動作エリアにおいて設定された認証動作をしたか否かを監視し、設定された認証動作エリアにおいて設定された認証動作をした個体(認証状態(解除状態)に設定された個体)が、設定された開錠エリアに接触または進入したか否かを監視する監視部と、
設定された認証動作エリアにおいて、設定された認証動作をした個体が、開錠エリアに接触また進入したときに開錠信号を送信する出力部と、
を有する。
認証動作線に接触している最中のみならず、その後、数分は認証動作を監視することが好適である。
また、第7の発明による監視サーバは、
前記監視部が、
設定された認証動作エリアにおいて、設定された認証動作をした個体が、開錠エリアに接触また進入したときに、設定された認証動作エリアにおいて、設定された認証動作をしていない個体(認証状態でない個体)を伴って移動しているか否かを監視し、
前記出力が、
設定された認証動作エリアにおいて、設定された認証動作をした個体が、開錠エリアに接触また進入したときに、設定された認証動作エリアにおいて、設定された認証動作をしていない個体(認証状態でない個体)を伴っている場合に、開錠信号を送信しない、または、開錠信号を取り消す無効化信号、或いは、施錠信号を送信する、
ことを特徴とする。
また、第8の発明による監視サーバは、
前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作には、
当該認証動作の実行時間、または、実行回数が規定される、
ことを特徴とする。
また、第9の発明による監視サーバは、
前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作には、
当該認証動作の際に使用される対象機器(ハンドドライヤーの動作秒数(5秒)、消毒剤の消費量(10cc)など)に付随する数値が規定される、
ことを特徴とする。
また、第10の発明による監視サーバは、
前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作には、
携帯電話を所定の収納箱(ロッカー、スマートホン収納ボックスなど)に収容させる動作、足踏み洗浄動作、生体認証装置使用動作、手洗い動作、石鹸を体の部位に付ける動作、消毒剤を手に擦り込む動作、のいずれかが規定される、
ことを特徴とする。
また、第11の発明による監視サーバは、
個体を捉えるべき3D画像を取得する取得部と、
前記3D画像において認証動作をするべき認証動作エリアを設定する第1の設定部と、
前記3D画像において、個体を認識し、トラッキングし、設定された認証動作エリアにおける、動作をパターン化して、個体の特定動作として規定した認証動作として収集し、複数の認証動作を含む認証動作ライブラリーとして記憶部に格納させる、第2の設定部と、
前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作の1つの認証動作を選択し、設定し、前記3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定する第3の設定部と、
前記3D画像において、個体を認識し、トラッキングし、設定された認証動作線、または、認証動作エリアにおいて設定された認証動作をしたか否かを監視する監視部と、
認証動作をした個体を認証状態(解除状態)に設定する認証部と、
を有する。
上述したように本発明の解決手段をサーバ(装置)として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。なお、下記の方法やプログラムの各ステップは、データの処理においては必要に応じて、CPU、DSPなどの演算処理装置を使用するものであり、入力したデータや加工・生成したデータなどを磁気テープ、HDD、メモリなどの記憶装置に格納するものである。
例えば、本発明をプログラムとして実現させた、方法をコンピュータに実行させる第12の発明によるプログラムは、
1つまたは複数の演算処理装置を請求項1~11のいずれか1項に記載の監視サーバとして機能させる監視プログラムである。
例えば、本発明を記憶媒体として実現させた第13の発明による記憶媒体は、
第12の発明に記載の監視プログラムを格納したコンピュータ可読な記憶媒体である。
また、例えば、本発明を方法として実現させた第14の発明による方法は、
記憶部と演算部とを具えたコンピュータによる監視方法であって、
記憶部が、個体の特定動作(手洗い、所定位置で所定動作、所定の位置の通過、消毒動作、所定位置への荷物の預け入れなど)を規定する、複数の認証動作(解除動作)を含む認証動作ライブラリー(解除動作)ライブラリー)を格納する格納ステップと、
演算部が、個体を捉えるべき3D画像を取得する取得ステップと、
演算部が、前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作の1つの認証動作を選択し、設定し、前記3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定する設定ステップと、
演算部が、前記3D画像において、個体を認識し、トラッキングし、設定された認証動作線、または、認証動作エリアにおいて設定された認証動作をしたか否かを監視する監視ステップと、
演算部が、認証動作をした個体を認証状態(解除状態)に設定する認証ステップと、
を有する。
また、第15の発明による監視方法は、
記憶部と演算部とを具えたコンピュータ(監視サーバ)による監視方法であって、
記憶部が、個体の特定動作(手洗い、所定位置で所定動作、所定の位置の通過、消毒動作、所定位置への荷物の預け入れなど)を規定する、複数の認証動作(解除動作)を含む認証動作ライブラリー(解除動作)ライブラリー)を格納する格納ステップと、
演算部が、個体を捉えるべき3D画像を取得する取得ステップと、
演算部が、前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作の1つの認証動作を選択し、設定し、前記3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定し、開錠エリアを設定する設定部と、
演算部が、前記3D画像において、個体を認識し、トラッキングし、設定された認証動作線、または、認証動作エリアにおいて設定された認証動作をしたか否かを監視し、設定された認証動作エリアにおいて設定された認証動作をした個体(認証状態(解除状態)に設定された個体)が、設定された開錠エリアに接触または進入したか否かを監視する監視ステップと、
演算部が、設定された認証動作エリアにおいて、設定された認証動作をした個体が、開錠エリアに接触また進入したときに開錠信号を送信する出力ステップと、
を有する。
また、第16の発明による監視プログラムは、
第14または15の発明に記載の監視方法をコンピュータに実行させる監視プログラムである。
また、第17の発明による記憶媒体は、
第16の発明に記載の監視プログラムを格納したコンピュータ可読な記憶媒体である。
本発明によれば、個体の認証動作によって、特定のエリアへの入退を監視することで認証をすることが可能となる。
図1は、本発明の一実施態様による監視システムの概要を示すブロック図である。 図2は、図1に示した監視サーバで実行される処理される処理を説明する模式図である。 図3は、図1に示した監視サーバで実行される処理される処理を説明する模式図である。 図4は、図1に示した監視サーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、図1に示した監視サーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、図1に示した監視サーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、図1に示した監視サーバで実行される処理される処理を説明する模式図である。 図8は、図1に示した監視サーバで実行される処理される処理を説明する模式図である。 図9は、図8に示した処理の別例を説明する模式図である。 図10は、図1に示した監視サーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図11は、認証動作ライブラリーAAL1の一例を示す図である。 図12は、認証動作ライブラリーAAL2の一例を示す図である。 図13は、図1に示した監視サーバで実行される処理される処理を説明する模式図である。 図14は、本サーバで使用される個人情報リストの一例である。 図15は、図1に示した監視サーバで実行される処理される処理を説明する模式図である。
以降、諸図面を参照しながら、本発明の実施態様を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施態様による監視システムの概要を示すブロック図である。図に示すように、監視システム100は、監視サーバMOS、ネットワークNET、3DカメラCM1、センサSNS1、対象機器TDC、ドア管理システムDM1から構成される。
監視サーバMOSは、制御部(CPU、プロセッサ)CON、入力部IN、出力部OUT、通信部COM、記憶部MEM、および、表示部DISを有する。ドア管理システムDM1は、ドアの開閉や電子錠の開閉を制御する。3DカメラCM1は、入退室の対象の場所を撮影し、サーバMONに3D画像をネットワークを介して送信する。出力部OUTは、プリンタPRNに本サーバに格納される情報や生成された情報を出力することができる。表示部DISも、本サーバに格納される情報や生成された情報を表示することができる。入力部INは、マウスMUSやキーボードKBDを介して入力される操作指示や情報入力を受け付ける。
制御部(CPU、プロセッサ)は、記憶部MEMなどから読み込まれたソフトウェアモジュールによって、設定部SET、取得部ACQ、監視部MON、認証部AUTが構成される。
記憶部MEMは、個体の特定動作(手洗い、所定位置で所定動作、所定の位置の通過、消毒動作、所定位置への荷物の預け入れなど)を規定する、複数の認証動作(解除動作)を含む認証動作ライブラリーAAL(解除動作ライブラリー)を格納し、さらに、対象の建物に入館するスタッフの個人情報リストPLSTを格納する。
取得部ACQは、3DカメラCM1からネットワークNETを介して、個体を捉えるべき3D画像を取得する。設定部SETは、認証動作ライブラリーAALに含まれる複数の認証動作の1つの認証動作を選択し、設定し、3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定する。監視部MONは、3D画像において、個体を認識し、トラッキングし、設定された認証動作線、または、認証動作エリアにおいて設定された認証動作をしたか否かを監視する。認証部AUTは、認証動作をした個体を認証状態(解除状態)に設定する。
監視部MONは、さらに、共連れ(認証されていない個体がセキュリティエリアに進入すること)防止のために、認証状態にある個体が、移動しているときに、認証状態でない個体を伴って移動しているか否かを監視する。出力部OUTは、認証状態にある個体が、移動しているときに、認証状態でない個体を伴って移動している場合に、警告を出力する。
認証動作ライブラリーAAlに含まれる複数の認証動作には、当該認証動作の実行時間、または、実行回数が規定される。また、認証動作ライブラリーAALに含まれる複数の認証動作には、当該認証動作の際に使用される対象機器(ハンドドライヤーの動作秒数(5秒)、消毒剤の消費量(10cc)など)に付随する数値が規定される。さらに、認証動作ライブラリーAALに含まれる複数の認証動作には、携帯電話を所定の収納箱(ロッカー、スマートホン収納ボックスなど)に収容させる動作、足踏み洗浄動作、生体認証装置使用動作、手洗い動作、石鹸を体の部位に付ける動作、消毒剤を手に擦り込む動作、のいずれかが規定される。これらの動作は、実際の個体の動作をカメラで撮影し、それをAIエンジンで学習させて記憶部に動作モデルとして格納し、適宜参照することが好適である
このように、生成した情報や中間データおよび取得したデータを外部に送信したり、表示部に表示したり、生成した情報や中間データおよび取得したデータなどを記憶部に格納したりすることは、後述する他の実態態様でも同様に可能であることに注意されたい。なお、本システム(装置)は、汎用コンピュータ、特定用途コンピュータ、サーバ、PCなどのコンピュータ、或いは、これらコンピュータに本システムの機能や処理手順(方法)をコンピュータ上で実現(実行)するプログラムモジュールをコンピュータが持つCPUや記憶部に保持したり、外部のサーバやストレージから読み込んだりすることで、コンピュータ上に本システムを構築することが好適であり、後続の各実施態様においても同様である。
図2は、図1に示した監視サーバで実行される処理される処理を説明する模式図である。図に示すように、シーンSN1では、3DカメラCM11が、ドアDR11、ドライヤーDRY11、シンクSNK11、および、個体PSN1を3D画像で撮影している。3D画像は、サーバに送信され、個体PSN1は、トラッキングされる。この撮影に先立って、シンクSNK11の付近には、ユーザによって、認証動作エリアAR11が設定される(これは、認証動作線で代用することも可能である)。また、ドアDR11の付近には、開錠エリアOA11が設定される。個体PSN1は、所内入館ルールに従って、シンクSNK11に設置される手洗い場に向かっている。
シーンSN2では、監視部は、3D画像によって、個体PSN1が、認証動作エリアAR11への進入を検知し、当該個体が、認証動作をしたか否かを監視する。この例では、個体PSN1は、認証動作である「手洗い10秒」を実行したことを確認するが、ここで個体に要求される認証動作は、「手洗い10秒」「ドライヤー使用」であるため、まだ、個体は認証状態にはならない。なお、手洗い10秒の認識は、3Dカメラの動画の腕や手の位置変化で捉えるものであるが、個体が、認証動作エリアに存在している間に、例えば、当該エリア内の水道自動蛇口の動作信号を10秒間取得することで、手洗い動作をしたものと捉えることも可能である。
図3は、図1に示した監視サーバで実行される処理される処理を説明する模式図である。シーンSN3では、監視部は、さらに、個体が対象機器であるドライヤーDRY11を使用したか否か監視する。監視部は、対象機器から動作確認信号を受信し、受信したときに、当該器機の近傍にいた個体が、当該器機を使用したものをみなす。認証部が、個体PSN1を認証状態に設定する。ここでは、3D画像に、新たに、個体PSN2が出現し、本サーバは、個体PSN2も同時にトラッキングを開始する。しかし、個体PSN2は、何ら認証動作をしていないので認証はされていない。
シーンSN4では、監視部は、さらに、個体PSN1が、ドアDR11付近の開錠エリアOA11に進入したことを検知し、ドアDR11のドア管理システムに開錠信号を送信する。これを受けてDR11の鍵が開錠され、ドアDR11も開かれ、そして、個体PSN1は入室可能となる。
図4は、図1に示した監視サーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。処理に先立ち、記憶部には、個体の特定動作(手洗い、所定位置で所定動作、所定の位置の通過、消毒動作、所定位置への荷物の預け入れなど)を規定する、複数の認証動作(解除動作)を含む認証動作ライブラリー(解除動作)ライブラリー)を格納しておく。図に示すように、ステップS11にて、認証動作を設定する。認証動作は、記憶部に格納される認証動作ライブラリーAALに含まれる複数の認証動作から所望のものを選択することが好適である。次に、ステップS12にて、前記3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定し、さらに、開錠エリアを設定する。続いて、ステップS13にて、個体を捉えるべき3D画像を取得する。次に、ステップS14にて、3D画像において、各個体を認識し、それぞれトラッキングする。そして、ステップS15にて、認証動作をしたか否かを監視する。認証動作をした場合には、ステップS16にて、当該個体が、設定された認証動作線、または、認証動作エリアにあるか否かを監視する。ステップS15,S16は、順序が逆でもよく、1つのステップにまとめてもよい。ステップS15,S16の条件を満たす場合は、当該個体は、認証状態に設定され、ステップS17に進み、設定された認証動作エリアにおいて設定された認証動作をした個体(認証状態(解除状態)に設定された個体)が、設定された開錠エリアに接触または進入したか否かを監視し、設定された認証動作エリアにおいて、設定された認証動作をした個体が、開錠エリアに接触また進入したときに開錠信号を送信することによって、ドアのロックを開錠し、ドア自体も開く。そして、ステップS18にて、認証された個体の近傍、或いは、開錠エリアに認証されていない個体が存在する場合、すなわち、認証個体が、非認証個体を連れて行動している場合(共連れ)には、ステップS19にて、共連れを警告する。共連れの警告には、センサSNS1によって、個体が装着している識別情報(RFID,識別カラー、識別番号など)を読み取り、個人情報リストを参照して、非認証の個体の個人情報「社員番号、指名」を含ませることが好適である。共連れがない場合は、処理は終了する。上述したように格納ステップは、一回実施しておけば、その情報が変更されるまでは再実施する必要はない。或いは、格納ステップは、当該情報を格納したROMやフラッシュメモリを装置やコンピュータに搭載することで不要となる。
次に、ドアの開錠や開閉を伴わない例を説明する。
図5は、図1に示した監視サーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。図4の処理が基本処理であり、以下、特に指摘しない限り、図4の処理と同様の説明は省略することがある。処理に先立ち、記憶部には、個体の特定動作(手洗い、所定位置で所定動作、所定の位置の通過、消毒動作、所定位置への荷物の預け入れなど)を規定する、複数の認証動作(解除動作)を含む認証動作ライブラリー(解除動作)ライブラリー)を格納しておく。図に示すように、ステップK11にて、認証動作を設定する。認証動作は、記憶部に格納される認証動作ライブラリーAALに含まれる複数の認証動作から所望のものを選択することが好適である。次に、ステップK12にて、前記3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定する。続いて、ステップK13にて、個体を捉えるべき3D画像を取得する。次に、ステップK14にて、3D画像において、各個体を認識し、それぞれトラッキングする。そして、ステップK15にて、認証動作をしたか否かを監視する。認証動作をした場合には、ステップK16にて、当該個体が、設定された認証動作線、または、認証動作エリアにあるか否かを監視する。ステップK15,K16は、順序が逆でもよく、1つのステップにまとめてもよい。ステップK15,K16の条件を満たす場合は、当該個体は、認証状態に設定される。そして、ステップK18にて、認証された個体の近傍に認証されていない個体が存在する場合、すなわち、認証個体が、非認証個体を連れて行動している場合(共連れ)には、ステップK19にて、共連れを警告する。共連れの警告には、センサSNS1によって、個体が装着している識別情報(RFID,識別カラー、識別番号など)を読み取り、個人情報リストを参照して、非認証の個体の個人情報「社員番号、指名」を含ませることが好適である。共連れがない場合は、処理は終了する。上述したように格納ステップは、一回実施しておけば、その情報が変更されるまでは再実施する必要はない。或いは、格納ステップは、当該情報を格納したROMやフラッシュメモリを装置やコンピュータに搭載することで不要となる。
次に、サーバがドライヤーなどの対象機器から使用確認信号を受信する例を説明する。
図6は、図1に示した監視サーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。図に示すように、ステップS21にて、認証動作を設定する。認証動作は、記憶部に格納される認証動作ライブラリーAALに含まれる複数の認証動作から所望のものを選択することが好適である。次に、ステップS22にて、前記3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定し、さらに、開錠エリアを設定する。続いて、ステップS23にて、個体を捉えるべき3D画像を取得する。次に、ステップS24にて、3D画像において、各個体を認識し、それぞれトラッキングする。そして、ステップS25にて、個体が認証動作をしたか否かを監視する。個体が認証動作をした場合には、ステップS26にて、当該個体が、設定された認証動作線に接触したか否か、または、認証動作エリアにあるか否かを監視する。ステップS25,S26は、順序が逆でもよく、1つのステップにまとめてもよい。そして、ステップS27にて、対象機器から動作確認信号を取得(受信)したか否かを監視する。ステップS25,S26、S27の条件を満たす場合は、当該個体は、認証状態に設定され、ステップS28に進み、認証状態にある個体(認証状態(解除状態)に設定された個体)が、設定された開錠エリアに接触または進入したか否かを監視し、開錠エリアに接触また進入したときに開錠信号を送信することによって、ドアのロックを開錠し、ドア自体も開く。そして、ステップS29にて、認証された個体の近傍、或いは、開錠エリアに認証されていない個体が存在する場合、すなわち、認証個体が、非認証個体を連れて行動している場合(共連れ)か否かを監視・判定し、共連れしている場合はステップS30にて、共連れを警告する。共連れの警告には、センサSNS1によって、個体が装着している識別情報(RFID,識別カラー、識別番号など)を読み取り、個人情報リストを参照して、非認証の個体の個人情報「社員番号、指名」を含ませることが好適である。共連れがない場合は、処理は終了する。
次に、セキュリティ装置で個人認証する形式に本発明を適用したケースを説明する。
図7は、図1に示した監視サーバで実行される処理される処理を説明する模式図である。図に示すように、シーンSN21では、3DカメラCM21が、ドアDR21、セキュリティ装置SEC21(対象機器)、および、個体PSN1を3D画像で撮影している。3D画像は、サーバに送信され、個体PSN1は、トラッキングされる。この撮影に先立って、セキュリティ装置SEC21の付近には、ユーザによって、認証動作エリアAR21が設定される(これは、認証動作線で代用することも可能である)。また、ドアDR21の付近には、開錠エリアOA21が設定される。個体PSN1は、所内入館ルールに従って、セキュリティ装置SEC21に向かっている。
シーンSN2では、監視部は、3D画像によって、個体PSN1が、認証動作エリアAR11への進入を検知し、当該個体が、認証動作をしたか否かを監視する。この例では、個体PSN1は、認証動作である「生体認証10秒」を実行したことを確認するが、ここで個体に要求される認証動作は、「セキュリティ装置である生体認証装置の前で、指紋を10秒提示」であり、これと、対象機器である生体認証装の指紋認証が確認取れた段階(即ち、採取した当該指紋が入室可能リストに登録されていること)で、個体は認証状態になる。
図8は、図1に示した監視サーバで実行される処理される処理を説明する模式図である。シーンSN23では、監視部は、対象機器から動作確認信号(この例では認証信号)を受信し、受信したときに、当該器機の近傍にいた個体が、当該器機を使用したものをみなす。認証部が、個体PSN1を認証状態に設定する。ここでは、3D画像に、新たに、個体PSN2が出現し、本サーバは、個体PSN2も同時にトラッキングを開始する。しかし、個体PSN2は、何ら認証動作をしていないので認証はされていない。
シーンSN24では、監視部は、さらに、個体PSN1が、ドアDR21付近の開錠エリアOA21に進入したことを検知し、ドアDR21のドア管理システムに開錠信号を送信する。これを受けてDR21の鍵が開錠され、ドアDR21も開かれ、そして、個体PSN1は入室可能となる。もちろん、個体PSN2は、何ら認証動作をしていないので認証はされていない。
図9は、図8に示した処理の別例を説明する模式図である。図8の例では、共連れがないため、認証された個体PSN1は、ドアを通過できた。図9では、認証状態の個体PSN1に、認証状態でない個体PSN2が一緒に移動する場合、即ち、共連れする場合を想定する。図に示すように、共連れの場合は、ドアを通過した場合に、警告を出したり、認証されていない個体がドア付近にあったりする場合は、たとえ、認証された個体がいたとしても、ドアを開錠しない、開錠してしまった場合には、ドアを施錠するなどの処理が実施できる。このように、本装置は、従来のセキュリティ装置の課題である共連れを効果的に防止または、警告することが可能である。
図10は、図1に示した監視サーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。処理に先立ち、記憶部には、個体の特定動作(手洗い、所定位置で所定動作、所定の位置の通過、消毒動作、所定位置への荷物の預け入れなど)を規定する、複数の認証動作(解除動作)を含む認証動作ライブラリー(解除動作)ライブラリー)を格納しておく。図に示すように、ステップS31にて、認証動作を設定する。認証動作は、記憶部に格納される認証動作ライブラリーAALに含まれる複数の認証動作から所望のものを選択することが好適である。次に、ステップS32にて、3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定する。続いて、ステップS33にて、個体を捉えるべき3D画像を取得する。次に、ステップS34にて、3D画像において、各個体を認識し、それぞれトラッキングする。そして、ステップS35にて、認証動作をしたか否かを監視する。認証動作をした場合には、ステップS36にて、当該個体が、設定された認証動作線、または、認証動作エリアにあるか否かを監視する。ステップS35,S36は、順序が逆でもよく、1つのステップにまとめてもよい。ステップS35,S36の条件を満たす場合は、ステップS37に進み、当該個体は、認証状態に設定される。
そして、ステップS38にて、認証された個体の近傍に認証されていない個体が存在する場合、すなわち、認証個体が、非認証個体を連れて行動している場合(共連れ)には、ステップS39にて、共連れを警告する。共連れの警告は、どのタイミングでもよいが、誤報を減らすために、ドアを通過した段階で送信することが好適である。共連れの警告には、センサSNS1によって、個体が装着している識別情報(RFID,識別カラー、識別番号など)を読み取り、個人情報リストを参照して、非認証の個体の個人情報「社員番号、指名」を含ませることが好適である。共連れがない場合は、処理は終了する。
図11は、認証動作ライブラリーAAL1の一例を示す図である。図に示すように、認証動作RA1という識別子と、その内容である「手洗い」を規定する動作パターンモデルが収容されている。ユーザは、このライブライリーから所望のものを選択し、設定する。
認証動作RA1 :手洗い

認証動作RA2 :
手洗い,手洗い動作10秒以上,石鹸(消毒剤)使用

認証動作RA3 :
手洗い
手洗い動作10秒以上
石鹸使用(アルコール消毒剤使用)
ハンドドライヤー使用(対象機器使用)

認証動作RA4:
手洗い
手洗い動作10秒以上
石鹸使用(アルコール消毒剤使用)
ハンドドライヤー使用(対象機器使用)
ハンドドライヤー 5秒以上

認証動作RA5 : 生体認証装置使用(対象機器使用)

認証動作RA6: 消毒プールを歩行
足踏み洗浄10回以上
手洗い
手洗い動作10秒以上
石鹸使用
このような認証動作は、ユーザが所望の動作を実行して、その動作モデルの特徴を本サーバに学習させることが可能である。
図12は、認証動作ライブラリーAAL2の一例を示す図である。図に示すように、認証動作RA1という識別子と、その内容である「手洗い」を規定する動作パターンモデルが収容されている。ユーザは、このライブライリーから所望のものを選択し、設定する。この例では、認証動作に、認証動作領域の情報を含ませてある。これによって、ユーザの設定動作は1つで足りる。
認証動作RA1:手洗い(認証動作領域AR1に位置して当該動作を実施する)

認証動作RA2:
手洗い
手洗い動作10秒以上
石鹸(消毒剤)使用
認証動作領域AR1に位置する

認証動作RA6:
消毒プールを歩行
足踏み洗浄10回以上
手洗い
手洗い動作10秒以上
石鹸使用
認証動作領域AR1に進入し、
その後、AR2に進入する
図13は、図1に示した監視サーバで実行される処理される処理を説明する模式図である。図に示すように、シーンSN31では、3DカメラCM21が、ドアDR21、セキュリティ装置SEC21(対象機器)、および、個体PSN1を3D画像で撮影している。3D画像は、サーバに送信され、個体PSN1は、トラッキングされる。この撮影に先立って、セキュリティ装置SEC21の付近には、ユーザによって、認証動作エリアAR21が設定される(これは、認証動作線で代用することも可能である)。また、ドアDR21の付近には、開錠エリアOA21が設定される。個体PSN1は、所内入館ルールに従って、セキュリティ装置SEC21に向かっている。
シーンSN2では、監視部は、3D画像によって、個体PSN1が、認証動作エリアAR11への進入を検知し、当該個体が、認証動作をしたか否かを監視する。この例では、個体PSN1は、認証動作である「生体認証10秒」を実行したことを確認するが、ここで個体に要求される認証動作は、「セキュリティ装置である生体認証装置の前で、指紋を10秒提示」であり、これと、対象機器である生体認証装の指紋認証が確認取れた段階(即ち、採取した当該指紋が入室可能リストに登録されていること)で、個体は認証状態になる。
図13は、図1に示した監視サーバで実行される処理される処理を説明する模式図である。図に示すように、シーンSN31では、3DカメラCM11が、ドアDR31、消毒プールPL31、および、個体PSN1、PSN2を3D画像で撮影している。3D画像は、サーバに送信され、個体PSN1、PSN2は、トラッキングされる。この撮影に先立って、消毒プールPL31には、ユーザによって、認証動作エリアAR31が設定される(これは、認証動作線で代用することも可能である)。また、ドアDR31の付近には、開錠エリアOA31が設定される。個体PSN1は、所内入館ルールに従って、消毒プールPL31に入り、足踏み動作を行う。
さらに、監視部は、3D画像によって、個体PSN1が、認証動作エリアAR11への進入を検知し、当該個体が、認証動作をしたか否かを監視する。この例では、個体PSN1は、認証動作である「消毒プールでの足踏み10回、10秒」を実行したことを確認したため、個体PSN1は認証状態に設定される。
ここでは、3D画像に、個体PSN2がいるが、個体PSN2は、何ら認証動作をしていないので認証はされていない。
シーンSN324では、監視部は、さらに、個体PSN1が、ドアDR31付近の開錠エリアOA31に進入したことを検知し、ドアDR31のドア管理システムに開錠信号を送信する。これを受けてDR31の鍵が開錠され、ドアDR31も開かれ、そして、個体PSN1は入室可能となる。もちろん、個体PSN2は、何ら認証動作をしていないので、依然として認証はされていない。
図14は、本サーバで使用される個人情報リストの一例である。図に示すように、個人情報リストPLST1には、個人識別子(この例ではRFID)と、それに関連付けられた個人属性情報である身分(社員、派遣など)と氏名情報が格納される。個人情報リストPLST1は基本的なものであるが、次に、応用例の個人情報リストPLST2を例示する。本サーバは、センサによって、個体の個人識別子であるRFIDを読み取り、そして、個人情報リストPLST2を参照して、当該個人に関連付けられた、個人属性情報と、個人別認証動作情報を読み取る。これによって、認証動作をユーザが設定することが不要となり、さらに、各スタッフによって、必要な認証動作を自動設定することが可能となる。例えば、実際の食品に接触しない管理者であるヤマダタロウは、認証動作として「手洗い」が規定され、実際の食品に接触する派遣:トッキョイチロウは、手洗い10秒以上、石鹸使用などが規定される。
図15は、図1に示した監視サーバで実行される処理される処理を説明する模式図である。図15は、図2に示したものの変形例であるが、変更点は、領域である認証動作領域や開錠エリアの設定に代えて、認証動作線VF1と、開錠線OVF1にしたことである。認証動作線VF1と、開錠線OVF1は、地面からほぼ垂直に設定される面であり、3D画像において平面座標で規定される。領域から線に代えるメリットは、トラッキング時の演算量が減ることと、設定操作が簡易になることである。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部、各ステップなどに含まれる処理や機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段/部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。或いは、本発明による装置、方法、プログラムなどの一部の構成要素、機能、処理、ステップなどを遠隔地のサーバなどに配置することも可能であることに注意されたい。
本システムは、食品工場や家畜生産現場への入館に使用される手指消毒者認証システムに適用することが好適である。但し、本システムは、他の業界にも適用可能である。例えば、病院の手術室、研究所、大学などの研究機関、半導体工場などにも、認証動作をカスタマイズすることで対応可能である。さらに、認証動作に、携帯電話の収容を規定することで、情報漏洩防止やスタッフのSNS撮影を禁止するためなど、起業活動のあらゆるシーンでの活用が期待できる。
100……監視システム
AAL……認証動作ライブラリー
AAL1……認証動作ライブラリー
AAL2……認証動作ライブラリー
ACQ……取得部
AR1……認証動作領域
AR11……認証動作エリア
AR21……認証動作エリア
AR31……認証動作エリア
AUT……認証部
CM1……カメラ
CM11……カメラ
CM21……カメラ
COM……通信部
DIS……表示部
DM1……ドア管理システム
DR11……ドア
DR21……ドア
DR31……ドア
DRY11……ドライヤー
IN……入力部
KBD……キーボード
MEM……記憶部
MON……サーバ
MON……監視部
MOS……監視サーバ
MUS……マウス
NET……ネットワーク
OA11……開錠エリア
OA21……開錠エリア
OA31……開錠エリア
OUT……出力部
OVF1……開錠線
PL31……消毒プール
PLST……個人情報リスト
PLST1……個人情報リスト
PLST2……個人情報リスト
PRN……プリンタ
PSN1……個体
PSN2……個体
RA1……認証動作
RA2……認証動作
RA3……認証動作
RA4……認証動作
RA5……認証動作
RA6……認証動作
SEC21……セキュリティ装置
SET……設定部
SN1……シーン
SN2……シーン
SN21……シーン
SN23……シーン
SN24……シーン
SN3……シーン
SN31……シーン
SN324……シーン
SN4……シーン
SNK11……シンク
SNS1……センサ
TDC……対象機器
VF1……認証動作線

Claims (17)

  1. 監視サーバであって、
    個体の特定動作を規定する、複数の認証動作を含む認証動作ライブラリーを格納する記憶部と、
    個体を捉えるべき3D画像を取得する取得部と、
    前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作の1つの認証動作を選択し、設定し、前記3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定する設定部と、
    前記3D画像において、個体を認識し、トラッキングし、設定された認証動作線、または、認証動作エリアにおいて設定された認証動作をしたか否かを監視する監視部と、
    認証動作をした個体を認証状態に設定する認証部と、
    を有する監視サーバ。
  2. 請求項1に記載の監視サーバにおいて、
    前記監視部が、
    認証状態にある個体が、移動しているときに、認証状態でない個体を伴って移動しているか否かを監視し、
    前記監視サーバが、
    認証状態にある個体が、移動しているときに、認証状態でない個体を伴って移動している場合に、警告を出力する出力部をさらに有する、
    ことを特徴とする監視サーバ。
  3. 請求項1または2に記載の監視サーバにおいて、
    前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作には、
    当該認証動作の実行時間、または、実行回数が規定される、
    ことを特徴とする監視サーバ。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の監視サーバにおいて、
    前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作には、
    当該認証動作の際に使用される対象機器に付随する数値が規定される、
    ことを特徴とする監視サーバ。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の監視サーバにおいて、
    前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作には、
    携帯電話を所定の収納箱に収容させる動作、足踏み洗浄動作、生体認証装置使用動作、手洗い動作、石鹸を体の部位に付ける動作、消毒剤を手に擦り込む動作、のいずれかが規定される、
    ことを特徴とする監視サーバ。
  6. 監視サーバであって、
    個体の特定動作を規定する、複数の認証動作を含む認証動作ライブラリーを格納する記憶部と、
    個体を捉えるべき3D画像を取得する取得部と、
    前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作の1つの認証動作を選択し、設定し、前記3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定し、開錠エリアを設定する設定部と、
    前記3D画像において、個体を認識し、トラッキングし、設定された認証動作線、または、認証動作エリアにおいて設定された認証動作をしたか否かを監視し、設定された認証動作エリアにおいて設定された認証動作をした個体が、設定された開錠エリアに接触または進入したか否かを監視する監視部と、
    設定された認証動作エリアにおいて、設定された認証動作をした個体が、開錠エリアに接触また進入したときに開錠信号を送信する出力部と、
    を有する監視サーバ。
  7. 請求項6に記載の監視サーバにおいて、
    前記監視部が、
    設定された認証動作エリアにおいて、設定された認証動作をした個体が、開錠エリアに接触また進入したときに、設定された認証動作エリアにおいて、設定された認証動作をしていない個体を伴って移動しているか否かを監視し、
    前記出力が、
    設定された認証動作エリアにおいて、設定された認証動作をした個体が、開錠エリアに接触また進入したときに、設定された認証動作エリアにおいて、設定された認証動作をしていない個体を伴っている場合に、開錠信号を送信しない、または、開錠信号を取り消す無効化信号、或いは、施錠信号を送信する、
    ことを特徴とする監視サーバ。
  8. 請求項6または7に記載の監視サーバにおいて、
    前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作には、
    当該認証動作の実行時間、または、実行回数が規定される、
    ことを特徴とする監視サーバ。
  9. 請求項6~8のいずれか1項に記載の監視サーバにおいて、
    前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作には、
    当該認証動作の際に使用される対象機器に付随する数値が規定される、
    ことを特徴とする監視サーバ。
  10. 請求項6~9のいずれか1項に記載の監視サーバにおいて、
    前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作には、
    携帯電話を所定の収納箱に収容させる動作、足踏み洗浄動作、生体認証装置使用動作、手洗い動作、石鹸を体の部位に付ける動作、消毒剤を手に擦り込む動作、のいずれかが規定される、
    ことを特徴とする監視サーバ。
  11. 監視サーバであって、
    個体を捉えるべき3D画像を取得する取得部と、
    前記3D画像において認証動作をするべき認証動作エリアを設定する第1の設定部と、
    前記3D画像において、個体を認識し、トラッキングし、設定された認証動作エリアにおける、動作をパターン化して、個体の特定動作として規定した認証動作として収集し、複数の認証動作を含む認証動作ライブラリーとして記憶部に格納させる、第2の設定部と、
    前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作の1つの認証動作を選択し、設定し、前記3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定する第3の設定部と、
    前記3D画像において、個体を認識し、トラッキングし、設定された認証動作線、または、認証動作エリアにおいて設定された認証動作をしたか否かを監視する監視部と、
    認証動作をした個体を認証状態に設定する認証部と、
    を有する監視サーバ。
  12. 1つまたは複数の演算処理装置を請求項1~11のいずれか1項に記載の監視サーバとして機能させる監視プログラム。
  13. 請求項12に記載の監視プログラムを格納したコンピュータ可読な記憶媒体。
  14. 記憶部と演算部とを具えたコンピュータによる監視方法であって、
    記憶部が、個体の特定動作を規定する、複数の認証動作を含む認証動作ライブラリーを格納する格納ステップと、
    演算部が、個体を捉えるべき3D画像を取得する取得ステップと、
    演算部が、前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作の1つの認証動作を選択し、設定し、前記3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定する設定ステップと、
    演算部が、前記3D画像において、個体を認識し、トラッキングし、設定された認証動作線、または、認証動作エリアにおいて設定された認証動作をしたか否かを監視する監視ステップと、
    演算部が、認証動作をした個体を認証状態に設定する認証ステップと、
    を有する監視方法。
  15. 記憶部と演算部とを具えたコンピュータによる監視方法であって、
    記憶部が、個体の特定動作を規定する、複数の認証動作を含む認証動作ライブラリーを格納する格納ステップと、
    演算部が、個体を捉えるべき3D画像を取得する取得ステップと、
    演算部が、前記認証動作ライブラリーに含まれる複数の認証動作の1つの認証動作を選択し、設定し、前記3D画像において認証動作をするべき認証動作線、または、認証動作エリアを設定し、開錠エリアを設定する設定部と、
    演算部が、前記3D画像において、個体を認識し、トラッキングし、設定された認証動作線、または、認証動作エリアにおいて設定された認証動作をしたか否かを監視し、設定された認証動作エリアにおいて設定された認証動作をした個体が、設定された開錠エリアに接触または進入したか否かを監視する監視ステップと、
    演算部が、設定された認証動作エリアにおいて、設定された認証動作をした個体が、開錠エリアに接触また進入したときに開錠信号を送信する出力ステップと、
    を有する監視方法。
  16. 請求項14または15に記載の監視方法をコンピュータに実行させる監視プログラム。
  17. 請求項16に記載の監視プログラムを格納したコンピュータ可読な記憶媒体。
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