JP2007213369A - 生体認証装置および生体認証方法 - Google Patents

生体認証装置および生体認証方法 Download PDF

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伸一 塚原
Toshihiro Kuroki
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Abstract

【課題】認証に関係する情報処理の効率を高め、複数の撮影部で捉えた複数の被写体を並行して認証可能とする。
【解決手段】認証装置1は、情報処理資源を配分する情報処理制御部50と、配分された資源を用いて被写体を撮影する複数の撮影部10から撮影情報をそれぞれ取得する撮影情報取得部30と、配分された資源を用いて取得された撮影情報それぞれに対応する被写体を認証する認証部40と、外部機器と情報の送受信を行う送受信部60とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、本人認証を行う生体認証装置および生体認証方法に関し、特に、複数の撮影部を用いて被写体を認証する生体認証装置および生体認証方法に関する。
近年、社会のグローバル化に伴い、個人情報を始め、営業上の秘密や技術情報などに関し、情報セキュリティの確保を重視した社会環境が求められている。特に、秘密情報が保存された情報装置などを設置した管理エリアの入退室管理が急速に整備・強化されつつあり、ICカードなどによる本人確認に加えて、アクセス時の本人認証の方法として、人体の指紋、虹彩、眼底血管、顔の特徴、腕や手などの血管パターンなど、その被認証者固有のいわゆるバイオメトリクス情報を用いた様々な認証方法が実用化されている。
これらのうち、装置の構成の容易さ、認証時の手軽さなどの扱いやすさから、たとえば顔の特徴を利用して生体認証を行う認証方法(以下、「顔認証」という)が集合住宅などの通用門における入室管理装置などに用いられている。
顔認証とは、被認証者(以下、「被写体」という)の顔を含む領域を撮影して得た顔画像から生成した認証に用いる情報(以下、「認証情報」という)とあらかじめ登録された認証情報(以下、「登録認証情報」という)とを比較照合し、互いに一致すると判定された場合には、被写体があらかじめ登録されたものであると認証する方法である(たとえば、特許文献1を参照)。
入室管理装置は、認証時に被写体の顔を撮影するので、被写体の身体的な差異に対する配慮が必要となる。たとえば、被写体の身長差に対しては、撮影部が1台の場合、撮影部の高さと顔の高さに差異がある被写体は無理な姿勢で撮影部の正面に顔を向ける必要があり、被写体に対して負担をかける原因となっていた。
そのため、従来の生体認証装置は、被写体の身長方向である縦方向に複数台配置した撮影部によって被写体を撮影し、それぞれの撮影部によって撮影して得た複数の被写体画像から、眼が写っている眼画像を1つ選択し、この眼画像を使って個人識別をしていた。また、他の方法として被写体の身長方向である縦方向に移動可能な移動台に撮影部を載せ、移動台を所定の距離間隔で移動・停止を行いながら被写体を撮影部で撮影し、それぞれの停止位置で撮影して得た複数の被写体画像から眼が写っている眼画像を1つ選択し、この眼画像を使って個人識別をしていた(たとえば、特許文献2を参照)。
特開2000−30066号公報 特開2001−184483号公報
しかしながら、従来の生体認証装置では、複数の撮影部の出力のうち、いずれか1つの出力を選択していたため、選択されなかった撮影部からの情報を利用することができなかった。これにより、集合住宅などの通用門で1人の被写体だけでなく、親とその子供など複数の被写体を並行して認証する利用形態には使用できなかった。
本発明は、このような課題を解決するものであり、複数の撮影部で捉えた複数の被写体を並行して認証可能とする生体認証装置および生体認証方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の生体認証装置は、複数の撮影部を接続可能な生体認証装置であって、複数の撮影部から撮影情報を取得する撮影情報取得部と、撮影情報取得部における複数の撮影部からの撮影情報の取得それぞれに対して、情報処理資源を配分する資源配分制御部と、撮影情報取得部で取得された撮影情報に対応する被写体があらかじめ登録されたものであるか否かを認証する認証部とを備え、資源配分制御部は撮影情報取得部で取得された撮影情報に応じて情報処理資源の配分比を可変することを特徴とする。
この構成によれば、被写体による装置の利用状況に対応して、情報処理資源の配分を可変でき、複数の撮影部それぞれから撮影情報を効率よく取得するための資源を確保することができる。
また、資源配分制御部は、さらに、撮影情報取得部で取得された撮影情報に対応する被写体があらかじめ登録されたものであるか否かを認証するのに使用する認証処理資源にも情報処理資源を配分するようにしてもよい。
この構成によれば、さらに、被写体による装置の利用状況に対応して、情報処理資源を動的に配分でき、複数の撮影部それぞれから撮影情報を効率よく取得するのに加えて、取得した撮影情報それぞれから被写体の認証を効率よく行うための資源を確保することができる。
また、複数の撮影部それぞれから取得した撮影情報に、被写体の認証の対象となる被写体画像情報が含まれているか否かを検出する被写体画像情報検出部をさらに備え、資源配分制御部は、被写体画像情報検出部の検出結果にもとづいて、被写体画像情報を含む撮影情報の取得に係る資源の配分を、被写体画像情報を含まない撮影情報の取得に係る資源の配分より多くするようにしてもよい。
これにより、さらに、被写体画像情報を含む撮影情報の取得に資源を集中させることができる。
また、複数の撮影部それぞれから取得した撮影情報に、被写体の認証の対象となる被写体画像情報が含まれているか否かを検出する被写体画像情報検出部と、被写体画像情報検出部の検出結果にもとづいて、被写体に係る撮影情報の取得または認証の、優先度を記録した受付情報を作成する受付情報作成部とをさらに備え、資源配分制御部は、受付情報にもとづいて情報処理資源を配分するようにしてもよい。
これによれば、さらに、優先度の高い処理から情報処理資源を優先的に配分することが可能となる。これにより、より優先度の高い撮影情報の取得または認証に資源を集中でき、認証作業での待ち時間を抑えることができる。
また、資源配分制御部は、資源配分の基準を記録した配分情報にもとづいて情報処理資源を配分比で配分するようにしてもよい。
これによれば、さらに、配分情報により配分でき、情報処理資源を有効に活用できる。また、配分情報の変更により容易に情報処理資源の配分を変更でき、システムの自由度を高めることができる。
また、資源配分制御部は、認証処理資源をさらに第2の配分比で配分可能とし、認証部は配分された資源を用いて撮影情報取得部で取得された撮影情報それぞれに対応する被写体を認証するようにしてもよい。
これによれば、さらに、第2の配分比で配分された資源を用いて撮影情報取得部で取得された撮影情報をそれぞれ認証するための資源を確保することができる。
また、資源配分制御部は、資源配分の基準を記録した配分情報にもとづいて認証処理資源を第2の配分比で配分するようにしてもよい。
これによれば、さらに、配分情報により認証処理資源を配分できるので、認証処理資源を有効に活用できる。
また、資源配分制御部は、初期化されたときに複数の撮影部それぞれから撮影情報を均等に取得するように情報処理資源を配分するようにしてもよい。
これによれば、さらに、初期化されたときに複数の撮影部それぞれから撮影情報を取得するための資源の配分に偏りがないようにでき、満遍なく撮影情報を取得できる。
また、生体認証装置は、接続される複数の撮影部と有線または無線により情報通信を行ってもよい。
これによれば、さらに、複数の撮影部を同じ場所にも、異なる場所にも設置可能となる。また、複数の撮影部をそれぞれ離れた場所に設置することができる。
また、被写体に対して、複数の撮影部のなかから認証にかかわった撮影部を報知する報知部をさらに備えてもよい。
この構成によれば、さらに、被写体に対して認証作業に使用する撮影部を認知させることが可能となり、円滑に認証作業を行うことができる。
また、複数の撮影部は被写体の身長の高さ方向の異なる位置に配置され、資源配分制御部は、被写体の身長情報にもとづいて情報処理資源を配分するようにしてもよい。
これによれば、さらに、被写体の身長に対応して撮影に適した撮影部からの撮影情報の取得に即座に情報処理資源を集中させることができる。
また、身長情報は、被写体の身長情報が記録されている情報記録媒体から取得されるようにしてもよい。
これにより、さらに、情報記録媒体から被写体の身長情報を入手でき、被写体の身長に対応して撮影に適した撮影部からの撮影情報の取得に即座に情報処理資源を集中させることができる。
また、本発明の生体認証方法は、複数の撮影部を接続可能な生体認証装置を用いた生体認証方法であって、複数の撮影部から撮影情報を取得する撮影情報取得ステップと、撮影情報取得ステップにおける複数の撮影部からの撮影情報の取得それぞれに対して、情報処理資源を配分する資源配分制御ステップと、撮影情報取得ステップで取得された撮影情報に対応する被写体があらかじめ登録されたものであるか否かを認証する認証ステップとを備え、資源配分制御ステップにおいて、撮影情報取得ステップで取得された撮影情報に応じて情報処理資源の配分比を可変することを特徴とする。
この方法によれば、被写体による装置の利用状況に対応して、情報処理資源の配分を可変でき、複数の撮影部それぞれから撮影情報を効率よく取得するための資源を確保することができる。
また、資源配分制御ステップにおいて、さらに、撮影情報取得ステップで取得された撮影情報に対応する被写体があらかじめ登録されたものであるか否かを認証するのに使用する認証処理資源にも情報処理資源を配分するようにしてもよい。
この方法によれば、さらに、被写体による装置の利用状況に対応して、情報処理資源を動的に配分でき、複数の撮影部それぞれから撮影情報を効率よく取得するのに加えて、取得した撮影情報それぞれから被写体の認証を効率よく行うための資源を確保することができる。
本発明によれば、複数の撮影部で捉えた複数の被写体を並行して認証可能とする生体認証装置および生体認証方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態である生体認証システム(以下、「認証システム」という)は、複数の撮影部から撮影情報をそれぞれ取得し、取得した撮影情報のそれぞれから認証対象となる被写体の有無を検出し、利用状況(たとえば、検出された被写体の人数、検出された被写体の受け付け順位など)に応じて情報処理資源の配分を制御し、被写体のそれぞれがあらかじめ登録されている本人であるか否かの認証を行うものである。
これにより、刻々と変化するシステムの利用状況に応じて認証システムが保有する情報処理資源を有効に活用し、複数の被写体の認証作業を効率よく並行して行うことができる認証システムを安価に構築可能とするものである。
ここで、情報処理資源は、情報取得処理資源と認証処理資源からなる。この情報取得処理資源を用いるそれぞれの処理に対しては第1の配分比で資源を配分し、認証処理資源を用いるそれぞれの処理に対しては第2の配分比で資源を配分する。なお、認証処理が行われていない場合は、資源のすべてを情報取得に投入でき、情報処理資源のすべてが情報取得に関係する処理として利用される。
情報取得処理資源は、撮影部から撮影情報の取得、撮影部から取得された撮影情報から認証対象となる被写体の被写体画像情報の検出などの被写体情報取得に関係する処理をするための資源である。また、認証処理資源は、検出された被写体画像情報から被写体が登録されている本人か否かを認証するための認証処理に関係する処理をするための資源である。
ここで、資源とは、たとえば処理能力、処理時間、機能を実現するためのハードウェア、ソフトウェアでの処理ステップ数などである。また、資源の配分とは、たとえば単位時間あたりの処理能力の配分、単位時間あたりの処理時間の割り振りである。本発明の実施の形態では、資源を処理時間とし、資源の配分を単位時間あたりの処理時間の割り振りとして説明する。
また、認証システムは、認証結果に対応して被写体に認証結果を報知、または扉の開閉など接続される機器への動作指示を行うものである。
なお、本人認証に用いる認証情報は被写体に固有な生体情報であり、たとえば、人体の指紋、眼の虹彩、顔の特徴、眼や腕や手などの血管パターンなどである。以下、本発明の実施の形態では、被写体の顔を実施例として説明する。
本発明の実施の形態1である認証システムについて説明する。
まず、認証システムの概要について説明する。図1は、本発明の実施の形態1における認証システムの概要を示す構成図である。
図1に示すように、本発明の認証システム2は、被写体を撮影する複数の撮影部10と、複数の撮影部を接続可能とし、取得した被写体の撮影情報それぞれを使って被写体それぞれ認証する認証装置1とを備えている。
撮影部10は、被写体を撮影し、撮影して得た撮影情報を認証装置1に送信する。ここで、撮影情報は、複数の撮影部それぞれに付与された固有な識別情報とその識別情報をもつ撮影部で被写体を撮影して得た被写体画像情報とを有する。この固有な識別情報は、接続される複数の撮影部のなかから、撮影情報を出力した撮影部を識別できる識別情報であればよく、たとえば送信元アドレス情報、製造番号、管理番号などである。また、撮影部を接続したときに装置側で割り振られたアドレス情報でもよい。以下、本発明の実施の形態1では固有な識別情報を送信元アドレス情報として説明する。
認証装置1は、撮影情報から送信元アドレス情報を検出することで、どの撮影部10からの撮影情報かを知ることができる。さらに、送信元アドレス情報で撮影情報を管理すれば、同じ撮影部の撮影情報か、他の撮影部の撮影情報かを判断でき、撮影情報の受け付け順位の管理が可能となる。また、認証装置1に撮影部10を新たに増設して接続するときに、接続された撮影部10のアドレス情報を認証装置1に都度、登録するようにしてもよい。
認証装置1は、接続された撮影部10からの撮影情報を検出し、被写体画像情報を含む撮影情報を取得する撮影情報取得部30と、取得された撮影情報の受け付け順位にもとづいて被写体それぞれを認証する認証部40と、撮影情報取得部30と認証部40とに係る情報処理資源の使用に対する配分を指示する情報処理制御部50と、外部に接続される機器との情報の送受信を行う送受信部60とを備えている。
この構成により、認証装置1は接続された複数の撮影部から取得した撮影情報のそれぞれから被写体画像情報を常に検出可能とする資源の配分が行われる。これにより、被写体の有無、被写体の人数を検出し、その利用状況に応じて情報処理資源を有効に活用することができる。さらに、被写体は1人でも、複数の人でもよく、認証作業を並行して効率よく行うことが可能となる。認証装置1の情報処理資源の配分の指示についての詳細は後述する。
さらに、認証システム2は、認証装置1に接続される機器に動作指示を出力する動作部70と、認証装置1を補助する機能を有する端末部80と、画像取り込みに最適な撮影部10を被写体に知らせる報知部20とを備えている。
これにより、認証装置1は、認証結果が登録者と「一致」した場合、動作部70に指示して入り口のなどの扉の施錠を「開」に解除させる。また、認証装置1は、認証結果が登録者と「不一致」の場合、端末部80に指示して「登録されていませんので、入室できません。」などのメッセージを被写体に音声で報知させ、さらに、動作部70に指示して入り口のなどの扉の施錠を「閉」に維持させる。
以下、認証システム2の利用形態として複数の撮影部が同じ場所に設置される場合について説明する。
ここでは、図2を用いて、マンションなどの集合住宅の入室管理を行う集合住宅用入室管理システムを一例に説明する。図2は、認証用パネルの構成を示す構成図である。
図2に示すように、集合住宅用入室管理システムは、被写体を撮影する複数の撮影部10を有している認証用パネル100と、接続された複数の撮影部10からの撮影情報をそれぞれ取得し、取得された撮影情報のそれぞれから入室しようとする被写体の被写体画像情報を検出し、検出された被写体画像情報にもとづいてあらかじめ登録されている本人か否かをそれぞれ認証する認証装置1(図示せず)とを備えている。
認証用パネル100と認証装置1は、建物の通用門の入り口の近くに設置されている。認証装置1は、認証結果に応じて動作部70に指示し、通用門の入り口の扉の施錠を開閉する。これにより、外部からの不審者の侵入を防止するものである。認証装置1の詳細の構成、動作は後述する。
認証用パネル100は、被写体の身長の高さ方向に複数台の撮影部10を配置している。これにより、被写体の身長が異なっていても容易に顔を撮影することができる。たとえば、被写体200(たとえば大人)と被写体201(たとえば子供)は、腰をかがめたり(たとえば被写体200)、背伸びをしたり(たとえば被写体201)しなくても認証作業を行うことができる。
さらに、認証用パネル100は、認証に使用するための撮影情報の取得に最適な撮影部10を被写体に知らせるため、撮影部10のそれぞれの横に報知部20を備えている。
報知部20は、認証装置1からの指示にしたがって撮影部10の横に配置されたLEDを点滅させ、認証に使用される撮影情報の取得に最適な撮影部10の位置を被写体に知らせる。
被写体は、報知部20のLEDの点滅により、撮影に使用される撮影部10を特定し、認証作業を行うことができる。たとえば、被写体200は、LED20aの点滅により、撮影部10aが使用されることを知る。同様に、被写体201は、LED20bの点滅により、撮影部10bが使用されることを知る。これにより、被写体200は撮影部10aを使って認証作業が行われることを知り、被写体201は撮影部10bを使って認証作業が行われることを知ることができる。
また、認証用パネル100はスピーカを有する端末部80を備える。端末部80は、認証装置1から取得した認証結果が登録者と「不一致」の場合に、「登録されていませんので、入室できません。」などのメッセージを被写体に対して音声で知らせる。また、端末部80は、認証装置1から取得した認証結果が登録者と「一致」した場合に、「入室できます。」などのメッセージを被写体に対して音声で知らせる。なお、音声でなく、たとえば液晶表示装置などの表示により認証結果を被写体に知らせるようにしてもよい。
つぎに、図3を用いて、認証装置1について詳細に説明する。図3は認証装置1の構成を示すブロック図である。
図3において、認証装置1は、接続された複数の撮影部10から複数の被写体の撮影情報をそれぞれ取得する撮影情報取得部30と、取得した撮影情報にもとづいて被写体が登録されている本人か否かをそれぞれ認証する認証部40と、撮影情報取得部30と認証部40に対して情報処理資源の配分を指示する情報処理制御部50と、外部機器に認証結果または認証情報を送受信する送受信部60とを備えている。
撮影情報取得部30は、前処理部31と、被写体画像検出部32と、画質判断部33と、画像情報取得部34とを備えている。
撮影情報取得部30は、接続された複数の撮影部10から撮影情報をそれぞれ取得し、取得した撮影情報に被写体画像情報(ここでは顔画像)が含まれているか否かを常に検出する。
前処理部31は、取得した撮影情報のコントラスト調整、ノイズ除去などの画質改善を行う。
被写体画像検出部32は、前処理された撮影情報のなかに被写体画像情報が含まれている場合を「被写体あり」、撮影情報のなかに被写体画像情報を含んでいない場合を「被写体なし」として被写体の有無の情報を画像情報取得部34に出力する。
画質判断部33は、画像情報取得部34によって取得され、保存している撮影情報が認証に適切な画像か否かを判断し、判断結果を画像情報取得部34に出力する。
画像情報取得部34は、被写体画像検出部32から「被写体あり」を入力すると、撮影情報を取り込み、撮影情報のうち被写体画像情報を認証部40に、被写体画像情報にさらに付与されていた送信元アドレス情報を情報処理制御部50に出力する。
また、認証作業が開始されると、撮影情報取得部30は、情報処理制御部50からの資源の配分指示にしたがって、対応する撮影部10に対して重み付けした時間割合で撮影情報の取得、画質判断などの処理を行う。さらに、撮影情報取得部30は、撮影情報の保存が完了すると、認証部40と受付情報作成部51とに完了の通知を行う。
情報処理制御部50は、撮影情報取得部30から送信元アドレス情報(撮影部10それぞれから取得した撮影情報を識別するための識別情報)を受け付けると、受け付けしたアドレス情報がすでに記録済みか否かを判断する。これにより、記憶している取得済みのアドレス情報との重複を防止する。新規なアドレス情報の受け付け、すなわち新規な被写体の撮影情報(被写体画像情報)を受け付けると認証作業の準備を行う。また、検出された被写体の受け付け順位が早いほど、その被写体に対応する撮影情報の処理に優先的により多くの資源を配分する。
情報処理制御部50は、送信元アドレス情報の受け付け順位に応じて受付情報53を作成する受付情報作成部51と、受付情報53を記憶する受付情報記憶部52と、情報処理資源の配分基準を記録した配分情報55を記憶する配分情報記憶部54と、配分情報55にもとづいて撮影情報取得部30と認証部40とに資源の配分を指示する資源配分制御部56と、配分情報55を更新する配分情報更新部57とを備えている。
受付情報53は、撮影情報の受け付け順位、撮影情報に対応する識別情報と、撮影情報に対応する認証処理の完了情報と、撮影情報に対応する資源配分の優先度情報とを有する。これにより、識別情報の数から完了情報の数を減算したものが認証対象とする被写体の数になる。
受付情報作成部51は、新規な被写体の撮影情報(被写体画像情報)を受け付けるごとに、受付情報53を更新する。この更新により、受付情報作成部51は、受け付け順位、撮影情報に対応する識別情報(新規な送信元アドレス情報)を記録に追加し、作成した受付情報53を受付情報記憶部52に記憶する。さらに、受付情報作成部51は、撮影情報の認証処理が完了したときは対応する撮影情報の記録に完了情報をさらに付加し、情報を更新する。さらに、受付情報作成部51は、更新時に優先度情報を見直し、受け付けした順位が早く、かつ、完了情報が付加されていないものから順に優先度が高くなるように優先度情報を更新する。また、受付情報作成部51は、受付情報53を更新するごとに資源配分制御部56に更新したことを通知する。
資源配分制御部56は、受付情報作成部51から通知があると、受付情報記憶部52から受付情報53を取得する。資源配分制御部56は、この受付情報53から、撮影情報を識別する識別情報(送信元アドレス情報)、その撮影情報に対する資源配分の優先度、撮影情報に対する認証処理の完了情報、対象となる被写体の人数などの情報を検出できる。資源配分制御部56は、受付情報53にもとづいて情報処理資源の配分比を決定し、関係する各処理部に配分を指示する。
資源配分制御部56は、情報処理資源の配分を決定するために、配分情報記憶部54から資源の配分基準を記録した配分情報55を入手し、この配分基準にもとづいて配分の指示を撮影情報取得部30と認証部40に対して行う。資源配分制御部56は、さらに、配分情報55に記録されている配分基準にもとづいて、撮影情報取得部30に関係する情報取得処理資源の使用および認証部40に関係する認証処理資源の使用に対して資源の配分を指示する。配分情報55の詳細については後述する。
さらに、資源配分制御部56は、認証部40から特定の被写体画像情報の認証完了を受け付けると、受付情報53に完了情報をさらに付加し(図示せず)、記録を更新する。
また、資源配分制御部56は、受付情報53に記録されている送信元アドレス情報から対応するLEDを点滅するように報知部20に送受信部60を経由して指示する。被写体は、このLEDの点滅により認証に使用される撮影部10の位置を認識し、点滅しているLEDの横にある撮影部10で認証作業が行われることを知ることができる。
認証部40は、取得した被写体画像情報から認証情報を作成する撮影画像処理部41と、登録用の登録認証情報44を記憶する認証情報記憶部43と、撮影画像処理部41から出力される認証情報と登録認証情報44とを比較照合し、被写体が登録してある本人か否かを判断する照合部42と、登録認証情報44を更新する認証情報更新部45とを備えている。
認証部40は、撮影情報取得部30から撮影情報を受信すると、情報処理制御部50から指示された配分にしたがって認証処理資源を使用し、被写体画像情報の認証作業を開始する。また、認証部40は、認証作業の完了時に撮影情報から被写体画像情報に対応する送信元アドレス情報を抽出し、資源配分制御部56に撮影情報に対応する送信元アドレスの情報を知らせる。
撮影画像処理部41は、取得した被写体画像情報から被写体の顔の特徴量、たとえば、画像の濃淡情報、画像の周波数情報などを抽出し、照合するための認証情報を作成する。
照合部42は、撮影画像処理部41から出力される認証情報と登録認証情報44とを比較照合し、被写体が登録してある本人か否かを認証する。また、照合部42は、認証結果を送受信部60に送る。
認証情報記憶部43は、磁気的または光学的に電子データを記録することが可能なハードディスクや光ディスク、または半導体メモリーなどの一般に知られた記憶装置からなり、登録する登録認証情報44を記憶する。
認証情報更新部45は、認証装置1の外部で作成された登録認証情報が管理サーバ90などから送信されてきたときに、登録認証情報44を更新する。
なお、登録認証情報44は、少なくとも1人の被写体の認証情報が含まれるデータベース(以下、「DB」という)である。
送受信部60は、所定のネットワークプロトコル(ネットワークを介して通信される電子データを送信するときの手順を定めたもの)でデータの送受信を行うための機能を有している。ネットワークプロトコルとしては、TCP/IPなどの一般に知られたプロトコルや独自に定めたプロトコルなどを使用することができる。この送受信部60を使って、認証システム2は接続された端末部80、動作部70に認証結果を送信する。なお、送受信部60は、管理サーバ90に認証結果を送信してもよい。
つぎに、図4、図5を用いて、認証システム2の認証処理について説明する。ここでは、集合住宅用入室管理システム(図2)を一例に、その認証処理について説明する。図4は認証処理の流れを示すフローチャート、図5は配分の基準となる配分情報を説明する説明図である。
被認証者である被写体200と被写体201が認証用パネル100で認証作業を行う場合、先に被写体200が認証用パネル100で作業を開始し、つぎに、被写体201が認証作業を始めたものとする。
認証システム2は、電源投入などシステムの立ち上げ時に、配分情報55を参照して配分の初期値を指示する。システムの立ち上げ時は、まだ被写体はいないため認証作業は発生しない。そのため、資源配分制御部56は、認証システム2の電源を立ち上げたときには被写体は0人とし、情報処理資源のうち情報取得処理資源に100%、認証処理資源に0%を配分するように指示する。さらに、資源配分制御部56は、情報取得処理資源の100%に対して、さらに、撮影部10からの撮影情報取得処理に対して配分が均等になるように、それぞれ25%ずつに指示する。このように、初期化した直後は資源を情報取得処理資源に集中させ、さらに、すべての撮影部より被写体画像情報を取得、検出するために情報取得処理資源を均等に配分する。これにより、情報処理資源を効率よく活用できる。この情報取得処理資源に関係する資源配分の指示の詳細は後述する。
システムの初期化が行われた後、撮影情報取得部30は、複数の撮影部10から撮影情報をそれぞれ取得し(S101)、撮影情報に顔画像が含まれているか否かを判断し、被写体の有無を検出する。もし、取得した撮影情報それぞれのなかに、少なくとも1つの顔画像が含まれていた場合、認証装置1は、「被写体検出あり」として認証作業を開始する(S102)。
ここで、複数の撮影部10から取得した撮影情報のそれぞれのなかには必ずしも顔画像が含まれているとは限らない。たとえば、1人の被写体が撮影部10の前に立った場合、複数の撮影部10から取得した撮影情報のそれぞれには手、胴、胸、肩、など認証の対象外のものと、顔など対象内のものとが写っている可能性がる。そこで、撮影情報取得部30は、認証の対象となる顔画像が撮影情報に含まれているか否かを判断し、撮影情報に顔画像が含まれている場合を「被写体検出あり」として検出する。さらに、顔画像を含む撮影情報の取得に関係する処理時間の配分比率を高め、顔画像を含まない撮影情報の取得に関係する処理時間の配分比率を下げる。これにより、情報の漏れを防止しながら、不要な処理に情報処理資源が消費されるのを抑えている。
撮影情報取得部30は、「被写体検出あり」と検出したとき、取得した撮影情報を受付情報作成部51と認証部40に出力する。
つぎに、受付情報作成部51は、撮影情報取得部30から撮影情報(ここでは、送信元アドレス情報)を取得し(S103)、すでに受付情報53に記録している送信元アドレス情報と新たに取得した送信元アドレス情報とを比較して、新規なアドレス情報か否かを判断する。
受付情報作成部51は、新規な送信元アドレス情報を取得した場合は、送信元アドレス情報を受け付けした順番に配列し、さらに優先度を付加した受付情報53を作成する。また、受付情報作成部51は、取得した送信元アドレス情報が新規な送信元アドレス情報でない場合は、受付情報53を更新しない。
このように、受付情報作成部51は、認証の対象となる顔画像が含まれる撮影情報を出力する撮影部10が新たに発生するごとに、受付情報53を作成する。この受付情報53にもとづいて、認証作業が行われることで不要な情報処理を防止し、情報処理資源を有効に活用できる。
具体的には、撮影情報取得部30は、取得した撮影情報のなかから、まず、被写体200の顔画像を検出する。さらに、撮影情報取得部30は、顔画像が検出されると受付情報作成部51に送信元アドレス情報を通知する。
受付情報作成部51は、被写体200の撮影情報に対応する送信元アドレス情報が新規なアドレス情報であることを知り、受け付けを1番として、優先度を付加した受付情報53を作成する(S104)。さらに、受付情報作成部51は、作成した被写体200に対応する受付情報53を受付情報記憶部52に格納し、資源配分制御部56に受け付けがあったことを通知する。
つぎに、資源配分制御部56は、受付情報作成部51からの通知により被写体が検出されたことを知り、配分情報記憶部54より配分情報55を入手する。受付情報53から検出した被写体の数と被写体ごとの優先度にもとづいて配分情報55を参照し、情報処理資源の使用に係る配分を決定する(S105)。この配分情報55についての詳細は後述する。
つぎに、資源配分制御部56は、受付情報作成部51から通知を受けると、受付情報53を検出し、受付情報53から被写体人数(ここでは1人である)を検出する。そして、資源配分制御部56は、配分情報55に記録された配分基準にしたがって情報処理資源の配分を指示する(S106)。たとえば、資源配分制御部56は、検出された被写体が1人なので、情報処理資源を情報取得処理資源に30%、認証処理資源に70%を配分するように指示する。さらに、資源配分制御部56は、情報取得処理資源の30%に対して、さらに、被写体200を検出した撮影部10aからの撮影情報の取得に関係する資源の配分を16.5%、その他の撮影部の撮影情報の取得に関係する資源の配分をそれぞれ4.5%ずつに指示する。この情報取得処理資源に関係する配分の指示の詳細は後述する。
このように、顔画像(ここでは被写体200を撮影して得られる顔画像)を含む撮影情報の取得に関係する処理時間の配分を16.5%に高め、顔画像を含まない撮影情報の取得に関係する処理時間の配分をそれぞれ4.5%ずつに下げている。これにより、不要な処理を抑えながらも、顔画像を含まない撮影情報の取得にも資源を割り振ることで、被写体の顔画像の検出を可能にしている。また、認証処理資源に配分された70%は、認証部40で使用される。資源配分制御部56は、資源配分の指示によって被写体に対する認証作業の準備を完了する。
つぎに、資源配分制御部56は、報知部20に対して、撮影部10aの横に配置されたLED20aを点滅させ、被写体に対して使用する撮影部10aの位置を知らせる(S107)。
つぎに、S108からS110のステップにより、撮影部10aから認証に用いる撮影情報を取得する。
まず、撮影情報取得部30は、S101で撮影部10aから取得した撮影情報の画質を画質判断部33で判断し(S108)、取得した撮影情報の画質が「適切」ならば、撮影情報を保存し、S110に進む。
一方、撮影情報取得部30は、S101で撮影部10aから取得した撮影情報の画質が「不適切」ならば、画質判断部33で画質が「適切」と判断されるまで、撮影部より撮影情報を取得する(S109)。なお、端末部80より被写体に音声などで誘導し、再度、撮影情報を取得してもよい。
つぎに、撮影情報取得部30は、「適切」な撮影情報を取得すると、撮影情報を保存し、保存完了を認証部40、情報処理制御部50に通知し、保存してある撮影情報を出力する(S110)。ここでは、撮影情報取得部30は、認証部40に被写体画像情報を出力し、情報処理制御部50に被写体画像情報に付与されている送信元アドレス情報を出力する。
つぎに、認証部40は、資源配分制御部56からの資源配分の指示にしたがって情報処理資源の70%を使ってS111からS120までの処理を行う。
認証部40は、取得した撮影情報から被写体の被写体顔画像の特徴量の抽出し、登録された登録認証情報44と照合するための認証情報を作成する(S111)。さらに、認証部40は、作成された認証情報と登録認証情報44とを使って、被写体200の認証を行う(S112)。
情報処理制御部50は、受付情報53を参照し、認証部40で行っている認証処理の途中で割り込みを入れ、撮影情報取得部30に対して、まだ顔画像が検出されていない撮影部から撮影情報を取得し、新たな顔画像があるか否かの検出を行うように指示する。撮影情報取得部30は、指示にしたがって撮影部から撮影情報を取得し(S113)、撮影情報に顔画像が含まれているか否かを判断する(S114)。
つぎに、撮影情報から新たな被写体201の顔画像が検出された場合は、S103にもどり、送信元アドレス情報の検出する(S103)。つぎに、受付情報作成部51は、被写体201の送信元アドレス情報を受け付け、新規なアドレス情報であることを確認し、さらに、優先度を2番目として受付情報53に追加する。これにより、被写体200と被写体201を含む情報に受付情報53は更新される(S104)。
さらに、資源配分制御部56は、更新された受付情報53にもとづいて、被写体人数が2人であることを検出し、配分情報55の配分基準にしたがって情報処理資源の再配分を行う(S105)。さらに、資源配分の再指示(S106)、報知部20へのLED20bの点滅の指示(S107)の追加を行う。さらに、S108かS111までを実施し、取得した撮影情報にもとづき、新たな被写体201の認証情報を作成する。
ここで、被写体が2人の場合の配分は、たとえば、情報取得処理資源に30%、認証処理資源に70%を配分する。さらに、被写体200(優先度1番)に対する認証部40の資源の配分を40%、被写体201(優先度2番)の配分を30%とする。また、被写体200と被写体201とに関係する情報取得処理資源の配分としてそれぞれ10.5%ずつを配分し、その他の撮影情報の取得に関係する資源の配分としてそれぞれ4.5%ずつを配分する。
このように、受付情報53には、受け付けした送信元アドレス情報とその優先度が記録されている。資源配分制御部56は、受付情報53から、受け付けした被写体の人数と被写体ごとの優先度、対応する撮影部のアドレス情報を検出する。これにより、資源配分制御部56は、被写体ごとに優先度をもたせながら認証作業、資源配分の調整、指示を制御することが可能となる。
認証部40は、S114で新たな被写体が検出されなかった場合、被写体200の認証処理が残っていればS112にもどり(S115)、引き続き認証作業を継続する。
認証部40は、被写体200の認証処理が完了している場合、撮影情報から生成した認証情報と登録してある登録認証情報44とが一致するか否かを判断する(S116)。
つぎに、認証システム2は、認証結果が登録者と「一致」した場合、動作部70に指示して入り口のなどの扉の施錠を「開」に解除させる(S117)。また、認証システム2は、認証結果が登録者と「不一致」の場合、端末部80に指示して「登録されていませんので、入室できません。」などのメッセージを被写体に音声で報知させ(S118)、さらに、動作部70に指示して入り口のなどの扉の施錠を「閉」に維持させる。
つぎに、認証システム2は、認証結果を管理サーバ90などに送信する(S119)。この段階で1人目(ここでは被写体200)の認証作業が終了する。
つぎに、認証システム2は、他の被写体の認証作業が残っている場合、配分の指示を更新する必要があるためにS104にもどる。一方、認証システム2は、すべての認証作業が完了している場合は、S101にもどり、取得した撮影情報から新たな被写体の顔画像を検出する(S120)。
つぎに、図5を用いて、配分情報55について詳細に説明する。図5は、配分の基準となる配分情報を説明する説明図である。
配分情報55は、認証装置1に接続される撮影部10の台数の最大値に応じてあらかじめ設定される情報である。ここでは、撮影部が4台まで接続されるものとして説明する。なお、認証システム2の外部より配分情報55が参照可能な場合は、この参照可能な情報を使用することによって配分情報記憶部54を不要とすることができる。
配分情報55には、検出された被写体人数に応じて情報処理資源の配分基準が記録されている。ここで、1台の撮影部は1人の被写体を検出可能とした場合、記録されている被写体人数の最大値が、接続可能な撮影部の台数と一致する。
情報処理資源は、情報取得処理資源と認証処理資源とがあるため、配分情報55は、情報処理資源を情報取得処理資源と認証処理資源とに配分する配分基準と、情報取得処理資源をさらに配分するための配分基準とが記録されている。また、情報処理資源の配分基準では、さらに優先度に応じて認証処理資源を配分するための配分基準が記録されている。
資源配分制御部56は、受付情報53から被写体人数を検出し、配分情報55に記録された配分基準にしたがって情報処理資源の配分を指示する。
図5に示すように、検出された被写体が0人の場合、情報取得処理資源に100%、認証処理資源として0%を配分する。さらに、情報取得処理資源の100%は、4台の撮影部に対してそれぞれ均等に25%ずつ配分される。
検出された被写体が1人の場合、情報取得処理資源に30%、認証処理資源に70%を配分する。さらに、情報取得処理資源の30%は、さらに、優先度1番の撮影情報の取得に16.5%、その他の撮影情報の取得にそれぞれ4.5%ずつを配分する。
検出された被写体が2人の場合、情報取得処理資源に30%、認証処理資源に70%を配分する。さらに、情報取得処理資源の30%は、優先度1番、優先度2番の撮影情報の取得にそれぞれ10.5%ずつ、その他の撮影情報の取得にそれぞれ4.5%ずつを配分する。また、認証処理資源の70%は、さらに、優先度1番の処理に40%、優先度2番の処理に30%を配分する。
同様に、検出された被写体が3人の場合、情報取得処理資源に40%、認証処理資源に60%を配分する。さらに、情報取得処理資源の40%は、さらに、優先度1番から優先度3番の撮影情報の取得にそれぞれ12%、その他の撮影情報の取得に4%が配分される。また、認証処理資源の60%は、優先度1番の処理に30%、優先度2番の処理に20%、優先度3番の処理に10%が配分される。
さらに、検出された被写体が4人の場合、情報取得処理資源に40%、認証処理資源に60%を配分する。さらに、情報取得処理資源の40%は、優先度1番から優先度4番の撮影情報の取得にそれぞれ10%ずつ配分される。また、認証処理資源の60%は、優先度1番の処理に20%、優先度2番に20%、優先度3番に10%、優先度4番に10%が配分される。
このように、対象となる被写体人数に応じて、資源の配分基準を情報取得処理資源と認証処理資源とに分け、さらに各資源は優先度に応じて配分される。被写体が撮影されていない撮影部からの撮影情報の取得に関係する処理の資源配分を0%としないことで、撮影情報から被写体画像情報の検出を常に可能とする。特に、認証装置1は、認証する対象をあらかじめ設定しているため、単に、被写体の有無だけでは認証できない。よって、顔画像など認証できるものを撮影情報として取得する必要があり、単に被写体の有無のみを検出可能なセンサを用いることはできない。
つぎに、図6を用いて、配分情報を用いた情報取得処理資源に関係する配分の指示の詳細について説明する。図6(a)は被写体の人数が0人のときの配分の指示を説明する説明図、図6(b)は被写体の人数が1人のときの配分の指示を説明する説明図、図6(c)は被写体の人数が2人のときの配分の指示を説明する説明図である。
ここで、認証装置1には、4台の撮影部が接続されたときの一例を説明する。配分は、たとえば単位時間あたりに割り振られた時間割合である。
取得された撮影情報それぞれから検出された被写体の人数が0人の場合について説明する。図6(a)において、どの撮影部の前にも被写体はいないので(待機状態)、撮影情報取得部30は、各撮影部からの撮影情報の取得に均等な配分を行う。ここでは、それぞれ25%ずつ配分する。
つぎに、取得された撮影情報それぞれから検出された被写体が1人の場合について説明する。図6(b)において、被写体200(優先度1番)が1人検出されたので、配分情報55の配分基準にしたがい、撮影部501aからの撮影情報の取得に関係する処理に16.5%、その他の撮影情報の取得に関係する処理にそれぞれ4.5%ずつ配分する。
つぎに、取得された撮影情報それぞれから検出された被写体が2人の場合について説明する。図6(c)において、被写体200(優先度1番)に引き続き、被写体201(優先度2番)が検出された場合、配分情報55の配分基準にしたがって撮影部501aからの撮影情報の取得に関係する処理に10.5%、撮影部501bからの撮影情報の取得に関係する処理に10.5%、その他の撮影情報の取得に関係する処理にそれぞれ4.5%ずつ配分する。
このように、資源配分制御部56は、配分情報55の配分基準にもとづいて、情報取得処理資源を優先度の高い被写体の撮影情報の取得に集中させることができる。
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、認証システムでは、認証装置に接続された複数の撮影部から撮影情報をそれぞれ取得し、取得された撮影情報のそれぞれから被写体画像情報を検出することで、新たな被写体画像情報の有無を検出することができる。これにより、被写体画像情報が検出されれば、認証作業を即座に開始することができる。
また、検出された被写体の人数、優先度など利用状況に応じて情報処理資源の配分を動的に制御することで、資源を有効に活用し、複数の被写体を並行して効率よく認証することが可能となる。
また、認証装置1は、取得した撮影情報のそれぞれから被写体画像情報の有無を検出し、検出された被写体画像情報の数、検出した順番に応じて情報処理資源の配分を指示するので、接続される撮影部は1台でも、複数台でもよい。さらに、認証装置1は、適用されるシステムの規模に応じてあらかじめ配分情報を設定しておけばよく、設定された範囲内で、接続される撮影部の台数を増減可能としている。よって、小規模から大規模なシステムまで拡張性の高いシステムを提供することができる。
さらに、認証装置1に接続される撮影部は、撮影機能と送信元アドレス情報を特定できる機能だけ備えてあればよく、安価なものを使用できる。これにより、安価な認証システムを提供できる。
また、認証可能な顔画像を含む撮影情報の取得に関係する処理時間の配分を高め、その他の顔画像を含まない撮影情報の取得に関係する処理時間の配分を下げることで、取得する撮影情報を選択して完全に切り替える方式に比べ、撮影情報の漏れを防止できる。さらに、不要な処理に情報処理資源が消費されるのを抑えることができる。
なお、撮影部は認証装置と分割した構成とし、認証装置と有線または無線により接続してもよい。これにより、撮影部の取り付け位置の自由度を高めることができる。たとえば、1つの部屋の四隅に装備することも、複数の部屋に別々に設置することもできる。
また、情報取得処理資源の配分に応じて、撮影部が出力する情報量を変えるように指示してもよい。たとえば、撮影情報を取得する配分が大きい撮影部に対しては顔画像の解像度を高くし、撮影情報を取得する配分が小さい撮影部に対しては顔画像の解像度を低くする。これにより、認証に利用する顔画像の精細度を確保しつつ、取得する撮影情報の情報量を抑えることができる。
また、あらかじめ被写体に関する情報、たとえば身長情報などをICカードに記憶し、端末部80に備えたカード挿入口(図示せず)に挿入するなどの操作によりカードに記憶されている、身長、眼間距離、肌色、髪色などの被写体の特徴情報を入手し、入手した情報にもとづいて認証作業を開始してもよい。この被写体に関する情報を使って使用する撮影部を決定し、決定された撮影部からの撮影情報の取得に関係する処理に情報取得処理資源を集中させてもよい。
また、報知部20は、LEDを点滅に変えて、点灯させて知らせてもよい。また、認証装置1は、端末部80から音声によって被写体に使用する撮影部の位置を知らせてもよい。
さらに、認証装置1を管理サーバ90などに接続し、認証結果を送信するようにしてもよい。これにより、管理サーバ90で認証結果を監視することが可能となる。
また、管理サーバ90は、受信した認証結果を監視し、状況に応じてあらかじめ登録されている通報先、たとえば管理部署、警察、警備会社などに不審者の侵入があったことを通報してもよい。また、管理サーバ90と端末部80と接続し、外部からの不審者に対して端末部80から音声で警告を行い、侵入を防ぐようにしてもよい。
また、管理サーバ90は、新規に登録された被写体の認証情報があれば、認証装置1にその認証情報を送信し、認証装置1に記憶してある登録認証情報を更新するようにしてもよい。
なお、情報処理資源を情報取得処理資源と認証処理資源に配分したが、それぞれに専用の処理資源を確保して情報取得処理資源を100%と認証処理資源を100%としてもよい。たとえば、2つの専用ハードウェア、または、2つのCPU(中央演算器)などを処理資源として確保することが考えられる。これにより、情報取得処理資源、認証処理資源に対して独立に配分を指示することができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2では、認証システムの応用として、入場ゲート入り口から建物のなかに入場可能とする入場管理システムを一例として説明する。以下、実施の形態1と同様の部分については、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本発明の実施の形態2における認証システムでは、認証装置に接続される撮影部が互いに異なる場所に配置され、撮影部が捉えた異なる被写体、被写体の人数、被写体の受け付け順位、認証作業の進捗状況に応じて動的に情報処理資源を再配分することを特徴としている。
入場管理システムについて図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態2における入場管理システムを説明する説明図である。
この入場管理システムでは、建物のなかに入るための複数の入場ゲートを設け、本人確認ができた人から扉を開け、建物のなかに入ることができるものである。図7に示すように、入場管理システムでは、イベント会場の入り口に、被写体が通れる程度の幅を有する入場ゲートを設け、それぞれのゲートには撮影部701〜撮影部704と扉705〜扉708とを設けている。被写体202〜被写体205は、この入場ゲートを通過することで、建物のなかにあるイベント会場に入場することができる。なお、入場ゲートの数、被写体を撮影する撮影方向の数に応じて、撮影部を増減してもよい。実施例では、入場ゲートの数を4つとし、4台の撮影部を使用する実施例について説明する。
入場管理システムは、撮影部701〜撮影部704を使って被写体202〜被写体205を撮影して得た撮影情報をそれぞれ取得し、取得された撮影情報を用いて、被写体が入場切符の購入時に顔情報を登録した本人と一致するか否かを照合し、本人認証を行う。また、入場管理システムは、認証結果に応じて4つの扉705〜扉708の開閉を制御する。さらに、入場管理システムは、撮影部701〜撮影部704の近傍にスピーカ709〜スピーカ712を備え、認証結果を被写体に報知するものである。
つぎに、図8を用いて、入場管理システムに適用される認証システムの構成について説明する。図8は、本発明の実施の形態2における認証システム3の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、認証システム3は、被写体を撮影する複数の撮影部701〜撮影部704と、撮影して得た撮影情報それぞれにもとづいて被写体を認証する認証装置1とを備えている。撮影部701〜撮影部704は、本発明の実施の形態1の撮影部10と同様のものである。
また、認証システム3は、さらに、認証装置1を補助する機能を備える端末部80と、扉に対して開閉指示の制御を行う動作部70とを備えている。
認証装置1は、撮影部701〜撮影部704から取得した撮影情報にもとづいて被写体の認証作業を行う。認証装置1は、認証結果が登録者と「不一致」の被写体に対しては、端末部80に接続されたスピーカ709〜スピーカ712を用いて音声により「入場できません。」などのメッセージを被写体に伝える。さらに、認証システム3は、動作部70に扉を「閉」に維持するよう指示する。各扉705〜扉708は動作部70からの制御信号により装備しているモータなどの駆動部を動作させ、扉の開閉を行う。なお、認証結果を表示部(図示せず)で表示して報知してもよい。
また、認証結果で登録者と「一致」した場合、認証装置1は、「一致」した被写体ごとに、端末部80に接続されたスピーカ709〜スピーカ712を用いて音声により「入場を許可します。」などのメッセージを伝える。さらに、認証システム3は、動作部70に許可した扉を「開」に制御するよう指示する。これにより、認証結果が「一致」したものが建物のなかにあるイベント会場に入ることができる。
なお、被写体の認証結果を管理サーバ90に送ってもよい。これにより、管理サーバ90で入場者数の管理を行うことができ、イベント会場内への入場者数が多くなった場合に、認証装置に指示して認証作業を一時停止するなど、入場者数を制限することも可能となる。
つぎに、図9を用いて、4人の被写体202〜被写体205が4台の撮影部701〜撮影部704を使って順に認証作業を開始する場合の認証処理資源の配分の指示について説明する。図9は、認証装置1における認証処理資源の時系列的な配分指示の経過を示すフローチャートである。
ここで、認証装置1での認証作業は、被写体202、被写体205、被写体203、被写体204の順に開始されたものとする。また、認証装置1は、配分情報55(図5)の配分の基準にもとづいて認証処理資源を配分するものとする。
図9において、撮影部701からの撮影情報から被写体202の顔情報を検出し、撮影部704からの撮影情報から被写体205の顔情報を検出すると(S201)、認証装置1は、撮影部701と撮影部704から認証するための撮影情報をそれぞれ取得する。また、認証装置1は、撮影部701と撮影部704のそれぞれの送信元アドレスを取得し、検出された被写体の順番にもとづいて受付情報53を作成し受付情報記憶部52に記憶する。また、認証装置1は、この受付情報53から被写体の人数と被写体ごとの撮影情報の処理の優先度を検出し、配分情報55にもとづいて認証処理資源を配分する。ここでは、優先度は、顔検出された順番が早い被写体202の撮影情報の処理が1番、被写体205の撮影情報の処理が2番である。
認証装置1は、配分情報55の配分基準にしたがって、被写体202の処理に40%、被写体205の処理に30%の資源を配分する(S202)。
このように、認証処理資源の配分を優先度の高い被写体の処理に集中させることで、多くの被写体の認証情報を効率よく処理することができる。
つぎに、認証装置1は被写体202の認証処理を完了すると、受付情報53にある被写体202に関係する情報に完了情報を追加する。さらに、認証装置1は被写体202の認証結果に応じて動作部70と端末部80に指示を伝える。認証結果が「一致」したとき、扉705が開くことで被写体202はイベント会場に入場可能となる。一方、認証結果が「不一致」のとき、扉705が閉じたままであり被写体202はイベント会場に入場不可能となる。また、撮影部702の撮影情報から被写体203の顔情報を検出すると、認証装置1は、撮影部702の送信元アドレスを取得し、受付情報53を更新する(S203)。
このように、認証装置1は、受付情報53を常に最新の状態に更新することで、受付情報53から認証処理資源をどのような優先度で配分すればよいかを判断可能にしている。
つぎに、認証装置1は、この受付情報53から被写体の人数と被写体ごとの優先度を検出し、配分情報55の配分の基準にもとづいて認証処理資源を再配分する。ここでは、受け付け順位1番の被写体202の認証が完了、受け付け順位3番の被写体203、受け付け順位2番の被写体205の記録により、優先度は被写体203が優先度2番、被写体205が優先度1番となる。S201と同様のプロセスで、認証装置1は、被写体205の処理に40%、被写体203の処理に30%の資源を再配分する(S204)。
このように、認証装置1は、受付情報53の情報から優先度が高くなった処理に資源を回すことが可能となる。
つぎに、認証装置1は、撮影部703の撮影情報から被写体204の顔情報を検出すると、受付情報53を更新する(S205)。さらに、認証装置1は、受付情報53から被写体202の認証が完了、被写体203が優先度2番、被写体204が優先度3番、被写体205が優先度1番を検出する。これにより、認証装置1は、被写体205に30%、被写体203に20%、被写体204に10%の資源を再配分する(S206)。
このように、認証装置1は優先度の高い被写体205の認証作業を優先し、配分を他の被写体よりも高くしている。
つぎに、認証装置1は、被写体205の認証処理が完了すると、受付情報53の被写体205に関係する記録に完了情報を追加する(S207)。さらに、認証装置1は被写体205の認証結果に応じて動作部70と端末部80に指示を伝える。認証結果が「一致」したとき、扉708が開くことで被写体205はイベント会場に入場可能となる。一方、認証結果が「不一致」のとき、扉708が閉じたままなので被写体205はイベント会場に入場できない。
つぎに、認証装置1は、受付情報53を参照し、認証処理資源の再配分を指示する。ここでは、被写体203に40%、被写体204に30%の資源を配分する(S208)。
このように、認証装置1は、被写体の受け付け順位に対する優先度に応じて、処理の優先度を見直す機能をもつことで、情報処理資源を最大限に有効活用することができる。これにより、認証装置1は、同じ処理能力の認証装置と比較した場合、資源の配分を制御しない認証装置に比べ、撮影情報の認証処理を効率よく実行でき、より多くの被写体に対して認証することが可能となる。
認証装置1は、被写体203の認証処理が完了すると、受付情報53の被写体203の記録に完了情報を追加する(S209)。また、認証装置1は被写体203の認証結果に応じて動作部70、端末部80に指示する。認証結果が「一致」したとき、扉706が開くことで被写体203はイベント会場に入場可能となる。一方、認証結果が「不一致」のとき、扉706が閉じたままのため被写体203はイベント会場に入場不可能となる。
つぎに、認証装置1は、受付情報53を参照し、認証処理資源の再配分を行う。ここでは、被写体204の認証に70%の資源を配分する(S210)。また、認証装置1は被写体204の認証処理が完了すると、受付情報53の被写体204に関係する記録に完了情報を追加する(S211)。さらに、認証装置1は被写体204の認証結果に応じて動作部70、端末部80に指示する。認証結果が「一致」したとき、扉707が開くことで被写体204はイベント会場に入場可能となる。一方、認証結果が「不一致」のとき、扉707が閉じたままになり被写体204はイベント会場に入場不可能となる。
認証装置1は、受付情報53を参照し、すべての被写体に完了情報が追加されたのを検出すると認証処理を終了する。さらに、新たな被写体を検出するため、撮影部701〜撮影部704から取得した撮影情報のそれぞれに被写体画像が含まれるか否かを検出する。
このように、認証装置1は、受け付け順位の早いものの優先度を常に高くするように認証処理資源を配分し、すべての認証作業を完了する。
以上のように、実施の形態2によれば、認証装置1は、受付情報を参照することで被写体の人数と被写体ごとの優先度を検出することが可能となる。認証装置1は、この受付情報から被写体の人数と被写体ごとの優先度を検出し、配分情報55の配分の基準にもとづいて認証処理資源を動的に再配分することができる。これにより、優先度の高い被写体から認証作業を実施することができる。
また、緊急度の高い被写体の認証に認証処理資源の配分を高めて集中させることで、迅速に作業を行うことができる。これにより、被写体の待ち時間を抑えるようにしている。
さらに、撮影情報を取得するための資源の配分を調整しながら、撮影部それぞれから撮影情報をすべて取得するようにしているため、複数の撮影情報から1つを選択する方法に比べて、撮影情報の取り逃がしを防ぐことができる。撮影情報の取り逃がしを防止は、特に、撮影部を使って不審者の侵入を監視する監視システムとして有用であり、わずかな撮影情報でも追跡調査に威力を発揮する。
また、時系列に刻々と変化する多数の被写体の認証開始、終了の動きに合わせて認証システムの資源の配分を制御することで、認証システムの資源の利用効率を高めることができる。これにより、複数の被写体を並行して認証作業することも可能となる。
さらに、この受付情報に経過時間を付与した情報を管理サーバ90に送信し、認証記録として保持するようにしてもよい。これにより、不審者の侵入に対して、追跡調査などを行う場合の歩行ルート情報などの情報として利用できる。
さらに、端末部80にカード挿入口を設け、被写体の情報を記録したICカードを挿入させることにより、被写体の情報(たとえば身長、眼鏡有り無し、コンタクト有り無しなど)を認証システムが取得し、この被写体の情報にもとづいて情報処理資源の配分を指示するようにしてもよい。これにより、被写体の撮影情報の取得またはその認証処理に関係する資源を必要な処理に即座に集中させることができる。
なお、ICカードに代わり、非接触カードにより認証システムに入力するようにしてもよい。
さらに、顔検出したときの眼間距離から身長情報を算出し、この身長情報にもとづいて特定の撮影部からの撮影情報の取得に資源を集中させてもよい。
また、認証結果の記録から被写体の歩行ルートを検出することにより、歩行先に配置された撮影部からの撮影情報の取得に資源を集中させてもよい。
また、被写体が触れた撮影部からの撮影情報の取得に資源を集中させてもよい。
また、撮影部の前で複数の被写体による順番待ちが発生した場合、情報取得処理資源の配分を増加させ、認証処理資源の配分を減少させてもよい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3では、認証システムを入退室管理に応用した場合について説明する。以下、実施の形態1と同様の部分については、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図10は、本発明の実施の形態3における認証システムの構成を説明するための説明図である。図10において、C室からA室への入室はB室を経由して行う一例を示している。これにより、被写体同士が同伴してA室に入室することを防止するものである。そのために、認証システム4は、2台の撮影部801と撮影部803とを認証装置1に接続し、撮影部801と撮影部803から取得した撮影情報を照合することにより本人認証を行い、認証結果に応じてA室への入退室管理を行うものとする。
認証システム4は、A室の入り口に扉802、B室の入り口に扉804を設け、扉802の横に撮影部801、扉804の横に撮影部803を併設し、認証する被写体の顔を撮影する。これにより、認証システム4は、取得した撮影情報を使って認証装置1により被写体の認証作業を行う。認証装置1はA室に設置してもよいし、A室を監視するための専用の監視室に設置してもよい。さらに、認証システム4は、B室の扉804の近傍に通過する人数をカウントするためのセンサ806とB室の室内の全領域を監視可能な監視撮影部805と、センサ806と監視撮影部805から監視情報を取得する監視装置807とを備え、B室に1人ずつの入室のみを許可するように構成している。認証システム4は、監視装置807によりB室に2人以上入室したと判断すると、警報装置(図示せず)によりB室への入室者に警告を行うとともに、A室とB室との間にある扉802を動作部70からの制御信号により閉鎖するようにして、複数の人が同時に在室することを禁止する。これにより、B室入り口に設置した撮影部803で認証済みの1人の被写体だけがB室に設置した撮影部801で認証を受け、A室に入室することができる。
以上のように、実施の形態3によれば、認証システム4は、連携して動作する2台の撮影部を備え、B室の互いに異なる位置にある2つの扉に備えた一方の撮影部で認証が完了した被写体の1人にのみ、他方の撮影部で認証を受け付けることができる。これにより、認証を受けてないものが、認証を受けたものと同伴して入室するリスクを確実かつ効果的に予防することができる。
また、認証システム4は、撮影部803と撮影部801のいずれか一方から取得した撮影情報の認証に資源を集中させることができる。これにより、迅速に認証作業を行うことができ、効率的に認証することが可能となる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4では、認証システムを貸しスペースに応用した場合の一例について説明する。以下、実施の形態1と同様の部分については、同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図11は本発明の実施の形態4における認証システムの構成を説明する説明図である。図11に示すように、認証システム5は、ロッカーや貸し金庫など、個人管理が必要な貸しスペース901の管理を行う。
認証システム5は、それぞれの貸しスペース901a〜貸しスペース901dの扉903a〜扉903dの近傍に貸しスペースを利用する被写体の顔を撮影する撮影部902a〜撮影部902dと、撮影して得た撮影情報から登録済みのものか否かを認証する認証装置1と、扉903の施錠の開閉を制御する動作部70とを備える。さらに、撮影部902と認証装置1とのデータの送受信を無線によって行うため、撮影部902と認証装置1は、無線装置904、無線装置905にそれぞれ接続されている。また、動作部70は、無線装置904に接続され、認証装置1とのデータの送受信を無線により行う。
これにより、認証システム5は、管理する4箇所のそれぞれの貸しスペース901a〜貸しスペース901dに対して、本人認証で許可された登録済みの利用者のみ扉903の施錠を解除して利用可能とする。
また、認証システム5は、利用者の貸しスペース901の利用状況に応じて、認証装置1の情報処理資源の配分を行い、緊急度の高い処理に重点的に資源を配分し、効率のよい管理を行うものである。
また、撮影部902と認証装置1は、無線装置904、無線装置905にそれぞれ接続され、無線でデータの送受信ができることから、厳重に管理されている離れた場所、たとえば監視室906から貸しスペースを管理することができる。これにより、認証作業を行う場所に認証装置1を分散させて設置する必要がなくなり、1箇所に集中管理することができ、認証情報などの機密を守る必要がある情報の漏洩リスクを抑えることができる。
なお、撮影して得た撮影情報より利用する被写体(利用者)を検出するとしたが、被写体が触れたことを検出する接触センサ(図示せず)を撮影部に備え、接触された撮影部に優先的に処理資源を配分するように指示してもよい。
また、撮影部902と認証装置1が近接している場合、接続形態が有線でももちろん可能であり、同様にデータの送受信ができる。有線では、LANなどのネットワークを利用することが考えられる。
認証システム5は、貸しスペースに設置した撮影部の台数に応じて、配分情報55を設定する。なお、管理サーバ90より配分情報55を撮影部の設置台数に合わせて更新するようにしてもよい。これにより、自由度の高い認証システム5を実現できる。
さらに、認証システム5は、認証装置1で認証した認証結果を管理サーバ90に送信してもよい。これにより、管理サーバ90は、認証結果により、貸しスペース901で不審な侵入者の出入りを検出した場合、貸しスペース901に設置した警報器(図示せず)を鳴らすことができる。さらに、管理サーバ90は、侵入された貸しスペース901の扉903の施錠をすべてロックし、不審な侵入者が外部に出られないように動作部70に指示するようにしてもよい。これにより、不正な侵入者を排除でき、セキュリティ性能を強化できる。
さらに、受付情報53に受け付け時間、認証完了時間などの時間情報を付与した情報を管理サーバ90に送信し、認証記録として保持するようにしてもよい。これにより、どのカメラで認証が実施されたかを知るための送信元アドレス情報(撮影部に固有の情報)、被写体の認証記録、認証した時間などの情報を検出することができ、事後、不審な侵入者の歩行ルートなどの追跡調査を認証記録から行うことができる。
以上のように、本発明の実施の形態4によれば、多くの管理箇所および利用者の様々な利用条件に対して、小規模のシステムにより確実かつ効果的に対応可能な利用者認証システムを実現することができる。
また、多くの分散した撮影部を1つの認証装置で集中して管理を行うため、分散して認証装置を管理するよりも管理が厳重になり、セキュリティ性能を高くできる。なお、4箇所の貸しスペースを管理する実施例を説明したが、4箇所に限定されるものではない。撮影部の増減と、配分情報55を設定することで、10箇所でも、1000箇所でも適用可能である。
以上述べたように、本発明の実施の形態における認証システムでは、認証装置に接続される複数の撮影部から取得した撮影情報のそれぞれから被写体画像情報を検出し、新たな被写体の有無を検出することができる。
また、認証に必要な情報処理資源を効率的に活用することができ、刻々と変化する被写体の利用状況に対応しながら情報処理資源を動的に配分し、複数の撮影部で捉えた複数の被写体を並行して認証することができる。
さらに、複数の撮影部を増設しても、認証装置の配分情報を更新するだけで大規模なシステムから小規模なシステムまで対応可能な自由度の高い認証システムを実現できる。大規模なシステムを想定する場合は、対象とする被写体人数を、たとえば、1000人としてもよい。小規模システムなら対象とする被写体人数を5人としてもよい。認証システムが利用される規模に合わせて設定すればよい。
なお、認証装置は、集積回路などを用いたハードウェアで実施してもよいし、認証方法のプログラムをコンピュータなどで実施するようにしてもよい。ハードウェアで実施する場合は、上記実施の形態の各機能部を個別に1チップ化されたLSIとしてもよいし、一部またはすべてを含むように1チップ化されたLSIとしてもよい。また、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサーで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(FIELD PROGRAMMABLE GATE ARRAY)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用によるバイオコンピュータなどが可能性としてありえる。
本発明によれば、複数の撮影部で捉えた複数の被写体を並行して認証可能とするので、生体認証装置および生体認証方法などに有用である。
本発明の実施の形態1における認証システムの概要を示す構成図 同実施の形態における認証パネルの構成を示す構成図 同実施の形態における認証装置の構成を示すブロック図 同実施の形態における認証処理の流れを示すフローチャート 同実施の形態における配分情報を説明する説明図 (a)は同実施の形態における被写体が0人のときの配分の指示を説明する説明図(b)は同実施の形態における被写体が1人のときの配分の指示を説明する説明図(c)は同実施の形態における被写体が2人のときの配分の指示を説明する説明図 本発明の実施の形態2における入場管理システムを説明する説明図 同実施の形態における認証システムの構成を示すブロック図 同実施の形態における時系列的な認証処理資源の配分の指示の経過を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における認証システムの構成を説明する説明図 本発明の実施の形態4における認証システムの構成を説明する説明図
符号の説明
1 認証装置
2,3,4,5 認証システム
10,501,701,702,703,704,801,803,902 撮影部
20 報知部
20a,20b LED
30 撮影情報取得部
31 前処理部
32 被写体画像検出部
33 画質判断部
34 画像情報取得部
40 認証部
41 撮影画像処理部
42 照合部
43 認証情報記憶部
44 登録認証情報
45 認証情報更新部
50 情報処理制御部
51 受付情報作成部
52 受付情報記憶部
53 受付情報
54 配分情報記憶部
55 配分情報
56 資源配分制御部
57 配分情報更新部
60 送受信部
70 動作部
80 端末部
90 管理サーバ
100 認証用パネル
200,201,202,203,204,205 被写体
705,706,707,708,802,804,903 扉
709,710,711,712 スピーカ
805 監視撮影部
806 センサ
807 監視装置
901 貸しスペース
904,905 無線装置
906 監視室

Claims (14)

  1. 複数の撮影部を接続可能な生体認証装置であって、
    前記複数の撮影部から撮影情報を取得する撮影情報取得部と、
    前記撮影情報取得部における前記複数の撮影部からの前記撮影情報の取得それぞれに対して、情報処理資源を配分する資源配分制御部と、
    前記撮影情報取得部で取得された前記撮影情報に対応する被写体があらかじめ登録されたものであるか否かを認証する認証部とを備え、
    前記資源配分制御部は前記撮影情報取得部で取得された前記撮影情報に応じて前記情報処理資源の配分比を可変することを特徴とする生体認証装置。
  2. 前記資源配分制御部は、さらに、前記撮影情報取得部で取得された前記撮影情報に対応する前記被写体があらかじめ登録されたものであるか否かを認証するのに使用する認証処理資源にも前記情報処理資源を配分することを特徴とする請求項1に記載の生体認証装置。
  3. 前記複数の撮影部それぞれから取得した前記撮影情報に、前記被写体の認証の対象となる被写体画像情報が含まれているか否かを検出する被写体画像情報検出部をさらに備え、
    前記資源配分制御部は、前記被写体画像情報検出部の検出結果にもとづいて、前記被写体画像情報を含む前記撮影情報の取得に係る資源の配分を、前記被写体画像情報を含まない前記撮影情報の取得に係る資源の配分より多くすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生体認証装置。
  4. 前記複数の撮影部それぞれから取得した前記撮影情報に、前記被写体の認証の対象となる被写体画像情報が含まれているか否かを検出する被写体画像情報検出部と、
    前記被写体画像情報検出部の検出結果にもとづいて、前記被写体に係る前記撮影情報の取得または認証の、優先度を記録した受付情報を作成する受付情報作成部とをさらに備え、
    前記資源配分制御部は、前記受付情報にもとづいて前記情報処理資源を配分することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の生体認証装置。
  5. 前記資源配分制御部は、資源配分の基準を記録した配分情報にもとづいて前記情報処理資源を前記配分比で配分することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の生体認証装置。
  6. 前記資源配分制御部は、前記認証処理資源をさらに第2の配分比で配分可能とし、前記認証部は配分された資源を用いて前記撮影情報取得部で取得された前記撮影情報それぞれに対応する前記被写体を認証することを特徴とする請求項2に記載の生体認証装置。
  7. 前記資源配分制御部は、資源配分の基準を記録した配分情報にもとづいて前記認証処理資源を前記第2の配分比で配分することを特徴とする請求項6に記載の生体認証装置。
  8. 前記資源配分制御部は、初期化されたときに前記複数の撮影部それぞれから前記撮影情報を均等に取得するように前記情報処理資源を配分することを特徴とする請求項1から請求項7に記載の生体認証装置。
  9. 前記生体認証装置は、接続される前記複数の撮影部と有線または無線により情報通信を行うことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の生体認証装置。
  10. 前記被写体に対して、前記複数の撮影部のなかから認証にかかわった撮影部を報知する報知部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の生体認証装置。
  11. 前記複数の撮影部は前記被写体の身長の高さ方向の異なる位置に配置され、前記資源配分制御部は、前記被写体の身長情報にもとづいて前記情報処理資源を配分することを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の生体認証装置。
  12. 前記身長情報は、前記被写体の身長情報が記録されている情報記録媒体から取得されることを特徴とする請求項11に記載の生体認証装置。
  13. 複数の撮影部を接続可能な生体認証装置を用いた生体認証方法であって、
    前記複数の撮影部から撮影情報を取得する撮影情報取得ステップと、
    前記撮影情報取得ステップにおける前記複数の撮影部からの前記撮影情報の取得それぞれに対して、情報処理資源を配分する資源配分制御ステップと、
    前記撮影情報取得ステップで取得された前記撮影情報に対応する被写体があらかじめ登録されたものであるか否かを認証する認証ステップとを備え、
    前記資源配分制御ステップにおいて、前記撮影情報取得ステップで取得された前記撮影情報に応じて前記情報処理資源の配分比を可変することを特徴とする生体認証方法。
  14. 前記資源配分制御ステップにおいて、さらに、前記撮影情報取得ステップで取得された前記撮影情報に対応する前記被写体があらかじめ登録されたものであるか否かを認証するのに使用する認証処理資源にも前記情報処理資源を配分することを特徴とする請求項13に記載の生体認証方法。
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