JP7369781B2 - プロペラシャフト - Google Patents

プロペラシャフト Download PDF

Info

Publication number
JP7369781B2
JP7369781B2 JP2021546595A JP2021546595A JP7369781B2 JP 7369781 B2 JP7369781 B2 JP 7369781B2 JP 2021546595 A JP2021546595 A JP 2021546595A JP 2021546595 A JP2021546595 A JP 2021546595A JP 7369781 B2 JP7369781 B2 JP 7369781B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring member
outer ring
propeller shaft
plate
partition plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021546595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021054138A1 (ja
Inventor
英和 青木
健一郎 石倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Astemo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Astemo Ltd filed Critical Hitachi Astemo Ltd
Publication of JPWO2021054138A1 publication Critical patent/JPWO2021054138A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7369781B2 publication Critical patent/JP7369781B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/22Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or type of main drive shafting, e.g. cardan shaft
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/84Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor
    • F16D3/843Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor enclosed covers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/84Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/02Overheat protection, i.e. means for protection against overheating
    • F16D2300/021Cooling features not provided for in group F16D13/72 or F16D25/123, e.g. heat transfer details
    • F16D2300/0212Air cooling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/08Details or arrangements of sealings not provided for in group F16D3/84
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/22Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
    • F16D3/223Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts

Description

本発明は、プロペラシャフトに関する。
従来のプロペラシャフトとしては、例えば以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
すなわち、このプロペラシャフトは、トランスミッション側と繋がる第1軸と、ディファレンシャル側と繋がる第2軸とが、等速ジョイントを介して接続されたものである。等速ジョイントは、第1軸に接続される外輪部材と、外輪部材の内側に配置され、第2軸に接続される内輪部材と、外輪部材と内輪部材の間に保持器を介して転動可能に保持される複数のボール部材と、を備える。外輪部材と第2軸の間には、外輪部材の内部に形成される軸受収容空間を気密に保護する筒状のブーツ部材が装着されていて、前記軸受収容空間には、等速ジョイントの潤滑に供するグリスが充填されている。ここで、外輪部材の底部には、前記軸受収容空間の内外を連通する通気孔が形成されていて、この通気孔により、等速ジョイントの発熱によって上昇した前記軸受収容空間の内圧の調整が可能となっている。
特開2006-275195号公報
しかしながら、前記従来のプロペラシャフトでは、外輪部材の底部に、前記通気孔が貫通形成されていた。これにより、前記軸受収容空間内に充填されたグリスが、前記通気孔を介して外輪部材の外部へと排出されてしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、前記従来のプロペラシャフトの技術的課題に鑑みて案出されたものであって、外輪部材の内部に充填されたグリスが等速ジョイントの外部に排出されることを抑制できるプロペラシャフトを提供することを目的としている。
本発明は、その一態様として、軸部材と繋がる第1端部に通気孔が貫通形成された底部を有する外輪部材と、前記外輪部材の前記第1端部とは軸方向反対側の第2端部の内周側に設けられ、棒部材と繋がる内輪部材と、前記外輪部材と前記内輪部材の間に設けられ、グリスにより潤滑されたボール部材と、前記外輪部材の内周部に取り付けられ、前記底部との間に副室を形成する仕切板と、前記仕切板に設けられ、又は前記仕切板と前記外輪部材が協働し、前記仕切板を挟んで前記外輪部材の前記第1端部側と前記第2端部側を連通する連通路と、を備えている。
本発明によれば、外輪部材の内部に充填されたグリスが等速ジョイントの外部に排出されることを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例を示す図であって、(a)は図1のA部を拡大して表示した拡大断面図、(b)は図1のB部を拡大して表示した拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図である。 本発明の第4実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図である。 本発明の第5実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図である。 本発明の第6実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図である。 図7に示す圧入突起を外輪部材の第1端部側から見た矢視図である。 本発明の第7実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図である。 本発明の第8実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図である。
以下に、本発明に係るプロペラシャフトの実施形態を、図面に基づいて詳述する。なお、下記の各実施形態では、当該プロペラシャフトを、従来と同様、自動車用のプロペラシャフトについて適用したものを例示して説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図を示している。図2は、本発明の第1実施形態の変形例に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図を示している。なお、以下の説明では、便宜上、図1、図2の左側を「前」、右側を「後」として説明し、図1、図2の回転軸線(回転中心)Zに沿う方向を「軸方向」、回転軸線Zに直交する方向を「径方向」、回転軸線Z周りの方向を「周方向」として説明する。
(プロペラシャフトの構成)
このプロペラシャフトPS1は、図示外の変速装置(トランスミッション)と繋がる第1軸である駆動軸1と、図示外の差動装置(ディファレンシャル)と繋がる第2軸である従動軸2と、を備える。この駆動軸1と従動軸2とは、継手機構である等速ジョイントUJを介して、一体回転可能に構成されている。また、駆動軸1と従動軸2とは、等速ジョイントUJに設けられた後述するスプライン構造からなるコラプス機構を介して、軸方向へ相対移動可能に連結されている。
駆動軸1は、後端部が後述するスプライン構造を介して等速ジョイントUJの内輪部材4と繋がる棒部材であるスタブ軸によって構成されたものである。また、駆動軸1の前端部は、図示外の自在継手を介して、前記図示外の変速装置に一体回転可能に連結される。具体的には、駆動軸1は、外径が段差状に拡大・縮小する段差径状を呈し、図示外の自在継手と接続される駆動軸本体部11と、駆動軸本体部11の後端部に一体に設けられ、後述する内輪部材4の雌スプライン部41に嵌合可能な雄スプライン部12と、を有する。
駆動軸本体部11は、ほぼ一定の外径に形成された駆動軸一般部111と、駆動軸一般部111の前端側に設けられ、後述するブーツ部材6の一端部を締結するブーツ締結部112と、駆動軸一般部111の後端部に設けられ、後述する内輪部材4に前端縁に係止可能な係止用突部113と、を有する。
雄スプライン部12は、外周側に、軸方向に沿って延びる雄スプライン歯部120が形成されている。また、雄スプライン部12の外周側には、周方向に沿って連続する環状溝であるサークリップ嵌合溝13が形成されている。すなわち、サークリップ嵌合溝13に嵌合したサークリップ8が後述する内輪部材4のサークリップ係止溝43に係止することにより、内輪部材4に対する駆動軸1の抜け止めがなされ、内輪部材4との連結状態が維持されるようになっている。
従動軸2は、前端部がいわゆる摩擦溶接(摩擦撹拌溶接)により後述する外輪部材3と接合される円筒状の軸部材であるチューブ部材によって構成されたものである。また、従動軸2の後端部は、図示外の自在継手を介して、前記図示外の差動装置に一体回転可能に連結される。また、従動軸2の前端部であって外輪部材3との接合部には、前記摩擦溶接によって径方向の内外に膨出する従動軸側カール部2aが、周方向に沿って環状に形成されている。なお、本実施形態では、外輪部材3と従動軸2とを摩擦溶接によって接合したものを例示しているが、他の接合手段によって接合してもよい。
等速ジョイントUJは、後端部(第2端部3b)が従動軸2に接続される外輪部材3と、外輪部材3の内周側に配置され、駆動軸1から駆動トルクが入力される内輪部材4と、外輪部材3と内輪部材4の間に配置される保持器50によって転動可能に保持された複数の転動体であるボール部材5と、を備える。なお、外輪部材3の内周側に形成される軸受収容空間BS内には、等速ジョイントUJを潤滑するグリスGが充填されている。また、駆動軸1と外輪部材3の間には、駆動軸1と外輪部材3に跨るようにほぼ筒状のブーツ部材6が設けられている。すなわち、ブーツ部材6によって駆動軸1と従動軸2の接続部分(等速ジョイントUJ)を覆うことにより、軸受収容空間BS内が気密状態に保護され、等速ジョイントUJの良好な潤滑が維持されるようになっている。
外輪部材3は、前端側(第2端部3b側)に設けられ、等速ジョイントUJを構成する軸受構成部31と、後端側(第1端部3a側)に設けられ、従動軸2に接続される接続基部32と、を有する。軸受構成部31と接続基部32は、鉄系材料を鍛造することによって一体に形成されている。
軸受構成部31は、前端側が開口し、後端側が底部33によって閉塞されたほぼカップ状に形成されている。また、軸受構成部31の内周側には、軸方向に沿って直線状に延びる外輪側軌道溝34が、周方向においてほぼ等間隔に形成されている。外輪側軌道溝34は、後述する内輪側軌道溝42と協働して、ボール部材5の軸方向の移動を許容すると共に、ボール部材5の周方向の移動を規制する。
すなわち、軸受構成部31では、ボール部材5が、外輪側軌道溝34と後述する内輪側軌道溝42の間に形成される軌道溝に沿って軸方向へ転動することにより、外輪部材3と内輪部材4の軸方向の相対移動を許容する。一方、軸受構成部31では、周方向において、ボール部材5が、外輪側軌道溝34と後述する内輪側軌道溝42の間に形成される軌道溝に係合することにより、外輪部材3と内輪部材4の周方向の相対移動、すなわち相対回転が規制され、内輪部材4側から入力される駆動トルクに基づいて外輪部材3と内輪部材4が一体回転する。
接続基部32は、後端側が開口し、前端側が底部33により閉塞された有底円筒状に形成されている。また、この接続基部32は、軸方向において異なる厚さに形成され、後端側に向かって内径が段差状に拡大する構成となっている。すなわち、接続基部32は、前端側に設けられ、底部33に隣接して配置された小径部321と、後端側に設けられ、小径部321よりも大きい内径に設定された大径部322と、を有する。また、小径部321と大径部322の間に、小径部321よりも大きく、かつ大径部322よりも小さい内径に設定された円環状の溝部35が形成されている。なお、この溝部35は、前記鍛造により形成された小径部321と大径部322の間に、機械加工により形成される。
外輪部材3の底部33には、プロペラシャフトPS1の回転軸線Zと重なる(オーバーラップする)位置、換言すればプロペラシャフトPS1の回転中心位置に、軸受構成部31の内周側に画定された軸受収容空間BSと、接続基部32の内周側に画定された後述する副室30と、を連通する通気孔37が、軸方向に沿って貫通形成されている。通気孔37は、極小径の一定の内径をもって軸方向に貫通し、等速ジョイントUJの発熱により上昇した軸受収容空間BSの内圧を後述する副室30へ逃がすことによって、ブーツ部材6により密閉された軸受収容空間BSの内圧を調整する。
ここで、通気孔37は、前記一定の内径のものには限定されず、例えば図2(a)に示すような、外輪部材3の後端部(第1端部3a)側から前端部(第2端部3b)側に向かって内径が徐々に拡大する、円錐テーパ状に形成されていてもよい。さらに、かかる円錐テーパ状に形成する場合、通気孔37の全体を当該円錐テーパ状に形成してもよく、また、図2(a)に示すように、通気孔37の軸方向範囲の一部を当該円錐テーパ部37aとして構成してもよい。また、通気孔37は、外輪部材3の底部33の中央位置、すなわちプロペラシャフトPS1の回転中心に相当する位置に配置されることが望ましいが、当該配置に限定されるものではなく、任意に変更が可能である。
また、接続基部32の溝部35には、小径部321の後端側開口部を覆い、底部33との間に副室30を形成する仕切板としてのプレート部材7が設けられている。プレート部材7は、ほぼ均一な厚さを有する金属製の円板であって、外径が溝部35の内径よりも僅かに大きく形成されていて、外周面7aが溝部35の内周面35aに圧入され、溝部35と小径部321の間に形成される段部35bに当接した状態で取り付けられている。
ここで、プレート部材7の取付手段(固定手段)は、前記圧入に限定されるものではない。すなわち、プレート部材7は、前記圧入のほか、例えば図2(b)に示すように、溝部35にプレート部材7が挿入された状態で溝部35の開口端縁の一部を押し潰してなるカシメ部35cによって係止固定することも可能である。なお、このカシメ部35cは、溝部35の周方向においてほぼ等間隔に複数設けられていることが望ましく、数量が多いほどプレート部材7を強固に固定することが可能となる。
また、プレート部材7のほぼ中央位置、すなわち回転軸線Zと重なる、プロペラシャフトPS1の回転中心位置に、従動軸2の内周側空間20と副室30を連通する連通路としての孔部70が、軸方向に沿って貫通されている。換言すれば、孔部70によって、プロペラシャフトPS1の回転中心位置に、従動軸2の内周側空間20と副室30とを連通する連通路が形成されている。孔部70は、通気孔37とほぼ同径の極小径の一定の内径をもって軸方向に貫通し、前記副室30へ逃がされた軸受収容空間BSの内圧(膨張空気)を、従動軸2の内周側空間20に放出可能となっている。
ここで、孔部70は、前記一定の内径のものには限定されず、例えば図2(a)に示すような、外輪部材3の後端部(第1端部3a)側から前端部(第2端部3b)側に向かって内径が徐々に拡大する、円錐テーパ状に形成されていてもよい。さらに、かかる円錐テーパ状に形成する場合、図2(a)に示すように孔部70の全体を当該円錐テーパ状に形成してもよく、また、孔部70の軸方向範囲の一部を当該円錐テーパ状に形成してもよい。また、孔部70は、プレート部材7の中央位置、すなわちプロペラシャフトPS1の回転中心に相当する位置に配置されることが望ましいが、当該配置に限定されるものではなく、任意に変更が可能である。
また、従動軸2と対向する外輪部材3の後端部(第1端部3a)、すなわち大径部322の後端部であって従動軸2との接合部には、前記摩擦溶接により径方向の内外に膨出する外輪部材側カール部3cが、周方向に沿って環状に形成されている。なお、外輪部材3の溝部35の内径R1は、外輪部材側カール部3cの内径R2よりも小さく設定されている。
内輪部材4は、円筒状を呈し、内周側に、駆動軸1が挿入される軸挿入孔40が貫通形成され、この軸挿入孔40の内周側には、駆動軸1の雄スプライン部12が嵌合する雌スプライン部41が形成されている。雌スプライン部41には、駆動軸1の雄スプライン歯部120と噛み合う雌スプライン歯部410が、軸方向に沿って形成されている。また、内輪部材4の外周側には、外輪側軌道溝34と同様の軸方向溝である内輪側軌道溝42が、軸方向に沿って直線状に貫通形成されている。
さらに、雌スプライン歯部410には、内輪部材4に駆動軸1が挿入された状態でサークリップ嵌合溝13と径方向に対向する位置に、駆動軸1(雄スプライン部12)に取り付けられたサークリップ8と係止するサークリップ係止溝43が、周方向に沿って環状に形成されている。すなわち、内輪部材4の雌スプライン歯部410に駆動軸1の雄スプライン歯部120を嵌合させる際、サークリップ嵌合溝13に収縮された状態で取り付けられたサークリップ8が弾性復帰してサークリップ係止溝43に係止することによって、内輪部材4に対する駆動軸1の抜け止めがなされる。
ブーツ部材6は、駆動軸1と従動軸2の間、具体的には駆動軸1と外輪部材3の間に跨るように装着されていて、中間部が折り返し状に形成されることにより、軸方向へ伸縮可能に構成されている。また、ブーツ部材6は、前端部が駆動軸1のブーツ締結部112の外周に周知のブーツバンド61を介して緊縛固定されていて、後端部が外輪部材3の前端部(第2端部3b)の外周に取付金具62を介してカシメ固定されている。
(本実施形態の作用効果)
前述のように、従来のプロペラシャフトでは、外輪部材の底部に、前記通気孔が貫通形成されていた。これにより、前記軸受収容空間に充填されたグリスが、前記通気孔を介して外輪部材の外部へと排出されてしまうおそれがあった。
これに対して、本実施形態に係るプロペラシャフトPS1では、以下の効果が奏せられることにより、前記従来のプロペラシャフトの課題を解決することができる。
前記プロペラシャフトPS1は、筒状の軸部材(従動軸2)と、第1端部3aが軸部材(従動軸2)と繋がる筒状の外輪部材であって、軸部材(従動軸2)の回転軸線Zの方向において第1端部3aとは反対側の第2端部3bから順に、外輪部材3の内周面に設けられ、回転軸線Zに沿って形成された軌道溝(外輪側軌道溝34)と、外輪部材3の内周部から軸部材(従動軸2)の回転中心に向かって延びる底部33と、底部33に設けられた通気孔37と、を有する外輪部材3と、軌道溝(外輪側軌道溝34)に沿って移動するボール部材5と、外周にボール部材5が配置された内輪部材4と、内輪部材4と繋がり、回転軸線Zの方向において、外輪部材3の第1端部3aから第2端部3bに向かって延びる棒部材(駆動軸1)と、外輪部材3の第2端部3bと棒部材(駆動軸1)との間を覆うブーツ部材6と、外輪部材3と内輪部材4との間に設けられたグリスGと、外輪部材3の内周部に取り付けられ、底部33との間に副室30を形成する仕切板(プレート部材7)と、仕切板(プレート部材7)に設けられ、又は仕切板(プレート部材7)と外輪部材3が協働し、仕切板(プレート部材7)を挟んで外輪部材3の第1端部3a側と第2端部3b側を連通する連通路(孔部70)と、を備えている。
このように、本実施形態では、外輪部材3の底部33とプレート部材7との間に副室30が形成されている。このため、駆動軸1と従動軸2の軸方向の相対移動等により、外輪部材3の内部から通気孔37を介してグリスGが流出した場合であっても、この通気孔37から流出したグリスGを副室30に留めることが可能となる。これにより、グリスGが外輪部材3の外部に流出する不具合を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、通気孔37及び連通路(孔部70)により、外輪部材3の内周側(軸受収容空間BS)に溜まる熱膨張した空気を、連通路(孔部70)を介して従動軸2の内周側へ逃がすことができ、等速ジョイントUJの適切な作動に供される。
加えて、本実施形態では、通気孔37及び連通路(孔部70)を介して外輪部材3の内周側(軸受収容空間BS)と従動軸2の内周側とが連通している。このため、外輪部材3の内周側(軸受収容空間BS)が大気に開放されず、外部から泥水等の異物が外輪部材3の内周側(軸受収容空間BS)内に侵入するおそれもない。
また、本実施形態では、前記連通路は、仕切板(プレート部材7)を貫通する孔部70によって形成されている。
このように、前記連通路が、プレート部材7を貫通する孔部70によって形成されていることで、より簡素な構成で前記連通路を形成することができる。これにより、プロペラシャフトPS1の生産性が向上し、製造コストの低廉化が図れる。
また、本実施形態では、仕切板(プレート部材7)は、回転軸線Zの方向において、外輪部材3の第1端部3aと底部33との間に設けられている。
このように、プレート部材7を外輪部材3の第1端部3aと底部33との間に配置することで、プレート部材7を外輪部材3の第2端部3bと底部33との間に配置する場合と比べて、外輪部材3の軸受構成部31を比較的浅く形成することができる。これにより、外輪部材3の鍛造成型を、比較的容易に行えるメリットがある。
また、本実施形態では、孔部70は、回転軸線Zの方向において、前記回転中心上に設けられている。
副室30内に流入したグリスGは、プロペラシャフトPS1の回転に伴い、副室30の周壁に押し付けられることになる。このため、本実施形態のように、孔部70が回転中心上に設けられ、孔部70がプレート部材7の中央部に位置することで、副室30内のグリスGが孔部70を介して従動軸2側へ流出する可能性を低減することができる。これにより、外輪部材3の内部に充填されたグリスGの外部への流出(従動軸2側への流出)を抑制することができる。
また、本実施形態では、通気孔37は、回転軸線Zの方向において、回転中心上に設けられている。
軸受収容空間BS内のグリスGは、プロペラシャフトPS1の回転に伴い、軸受収容空間BSの周壁に押し付けられることになる。このため、本実施形態のように、通気孔37が回転中心上に設けられ、通気孔37がプレート部材7の中央部に位置することで、軸受収容空間BS内のグリスGが通気孔37を介して副室30側へ流出する可能性を低減することができる。これにより、外輪部材3の内部に充填されたグリスGの外部への流出(従動軸2側への流出)を抑制することができる。
また、本実施形態では、仕切板(プレート部材7)は、外輪部材3の内周部に設けられた溝部35に圧入されている。
このように、プレート部材7を外輪部材3の溝部35内に圧入してプレート部材7を外輪部材3に固定することによって、余計な取付手段を設ける必要がなくなる。これにより、プロペラシャフトPS1の軽量化や製造コストの低減を図ることができる。
また、仕切板(プロペラシャフトPS1)は、外輪部材3の内周部に設けられた溝部35にカシメ固定されていることが望ましい。
かかるカシメ固定により、圧入の場合と比べて、プレート部材7をより強固に固定することが可能となる。これにより、例えば車体側から伝達される振動等に基づくプレート部材7の脱落を抑制でき、プロペラシャフトPS1の耐久性を向上させることが可能となる。
また、孔部70及び通気孔37の少なくとも1つの内径は、回転軸線Zの方向において、外輪部材3の第1端部3aから第2端部3bに向かって徐々に大きくなることが望ましい。
孔部70及び通気孔37に入り込んだグリスGは、プロペラシャフトPS1の回転に伴う遠心力により、孔部70及び通気孔37の周壁に押し付けられることになる。そこで、孔部70及び通気孔37が外輪部材3の第1端部3a側から第2端部3b側に向かって徐々に拡大するような構成とすることで、孔部70及び通気孔37内に入り込んだグリスGを、当該孔部70及び通気孔37の周壁を伝って第2端部3b側へ移動させることが可能となる。これにより、副室30ないし軸受収容空間BS内のグリスGが外輪部材3の外部に流出する不具合を、より効果的に抑制することができる。
〔第2実施形態〕
図3は本発明に係るプロペラシャフトの第2実施形態を示し、前記第1実施形態に係るプレート部材7の配置を変更したものである。なお、かかる変更点以外の基本的な構成については前記第1実施形態と同様であるため、前記第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を省略する。
図3は、本発明の第2実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図を示している。なお、以下の説明では、便宜上、図3の左側を「前」、右側を「後」として説明し、図3の回転軸線(回転中心)Zに沿う方向を「軸方向」、回転軸線Zに直交する方向を「径方向」、回転軸線Z周りの方向を「周方向」として説明する。
すなわち、本実施形態に係るプロペラシャフトPS2は、前記第1実施形態に係る接続基部32の小径部321及び溝部35が、軸方向において底部33よりも前端側に設けられている。具体的には、外輪部材3の接続基部32は、後端部(外輪部材3の第1端部3a)から順に、大径部322、中央部に通気孔37を有する底部33、大径部322よりも小さい内径を有する小径部321、小径部321よりも大きく、かつ大径部322よりも小さい内径を有する中径部323と、を有する。さらに、小径部321と中径部323の間には、小径部321よりも大きく、かつ中径部323よりも小さい内径を有する円環状の溝部35が、周方向に沿って形成されている。なお、この溝部35は、前記鍛造により形成された小径部321と中径部323の間に、機械加工により形成される。
そして、前記第1実施形態と同様に、溝部35には、中央部に孔部70を有する円板状のプレート部材7が圧入されている。また、このプレート部材7によって小径部321の前端側開口が閉塞されることで、外輪部材3の底部33とプレート部材7の間に、副室30が設けられている。
以上のように、本実施形態によれば、仕切板(プレート部材7)は、回転軸線Zの方向において、外輪部材3の第2端部3bと底部33との間に設けられている。
外輪部材3は前記鍛造によって形成されるため、当該鍛造に伴う製造誤差の関係から、前記コラプス機構の適切な作動、すなわち従動軸2に対する駆動軸1の必要な相対移動距離を確保するべく、底部33と軸受収容空間BSの距離に一定のマージンをもたせる必要がある。これに対し、本実施形態のように、プレート部材7を、外輪部材3の前端部(第2端部3b)と底部33の間に配置することにより、鍛造よりも高精度に形成可能な溝部35に圧入固定されるプレート部材7の軸方向位置を、軸受収容空間BSに対して、より近付けることが可能となる。これにより、外輪部材3の軸方向の短縮化、軽量化を図ることができる。
〔第3実施形態〕
図4は本発明に係るプロペラシャフトの第3実施形態を示し、前記第1実施形態に係るプレート部材7の形状を変更したものである。なお、かかる変更点以外の基本的な構成については前記第1実施形態と同様であるため、前記第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を省略する。
図4は、本発明の第3実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図を示している。なお、以下の説明では、便宜上、図4の左側を「前」、右側を「後」として説明し、図4の回転軸線(回転中心)Zに沿う方向を「軸方向」、回転軸線Zに直交する方向を「径方向」、回転軸線Z周りの方向を「周方向」として説明する。
すなわち、本実施形態に係るプロペラシャフトPS3は、前記第1実施形態に係るプレート部材7の外周縁部が、外輪部材3の第2端部3bから第1端部3aへ向かって折り曲げられている。具体的には、本実施形態に係るプレート部材7は、小径部321の後端側開口部を閉塞するプレート底部71と、プレート底部71の外周縁部より延出し、プレート部材7の圧入に供するプレート圧入部72とが、金属材料によって一体に形成されている。そして、プレート圧入部72を溝部35に圧入することで、プレート部材7が外輪部材3に固定されている。プレート底部71は、径方向に沿って延出し、底部33に対してほぼ平行に形成されたものであって、中央部に孔部70が貫通形成されている。プレート圧入部72は、プレート底部71の外周縁部に接続され、外輪部材3の第2端部3bから第1端部3aへ向かって延出し、外周面72aが溝部35の内周面35aに圧入される。
以上のように、本実施形態によれば、仕切板(プレート部材7)は、前記回転中心に向かって延び、孔部70が形成された仕切板底部(プレート底部71)と、仕切板底部(プレート底部71)の外周縁部から回転軸線Zの方向に沿って延び、溝部35に圧入可能な仕切板圧入部(プレート圧入部72)を有し、溝部35に対して仕切板底部(プレート底部71)側から圧入されている。
このように、本実施形態では、プレート部材7が、プレート部材7の外周側(外周縁部)を軸方向に曲折してなるプレート圧入部72を介して溝部35に圧入固定されている。これにより、薄い円板の外周面を「プレート圧入部」として構成する前記第1実施形態と比べて、プレート圧入部72の圧入代を十分に確保することが可能となり、プレート部材7の圧入強度をより高めることができる。その結果、外輪部材3の溝部35におけるプレート部材7の保持性が向上し、プロペラシャフトPS3の耐久性の向上が図れる。
〔第4実施形態〕
図5は本発明に係るプロペラシャフトの第4実施形態を示し、前記第1実施形態に係るプレート部材7の形状を変更したものである。なお、かかる変更点以外の基本的な構成については前記第1実施形態と同様であるため、前記第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を省略する。
図5は、本発明の第4実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図を示している。なお、以下の説明では、便宜上、図5の左側を「前」、右側を「後」として説明し、図5の回転軸線(回転中心)Zに沿う方向を「軸方向」、回転軸線Zに直交する方向を「径方向」、回転軸線Z周りの方向を「周方向」として説明する。
すなわち、本実施形態に係るプロペラシャフトPS4は、外輪部材3の底部33に、外輪部材3の第2端部3bから第1端部3aに向かって軸方向に突出するほぼ円筒状の圧入突起38が設けられている。圧入突起38は、外輪部材側カール部3cの内径R2よりも小さい外径D1を有し、軸方向において外輪部材側カール部3cとオーバーラップするように設けられている。
プレート部材7は、圧入突起38の開口部を閉塞するプレート底部71と、プレート底部71の外周縁部より延出し、プレート部材7の圧入に供するプレート圧入部72とが、金属材料によって一体に形成されている。そして、プレート圧入部72を圧入突起38の外周側に圧入することで、プレート部材7が外輪部材3に固定されている。プレート底部71は、径方向に沿って延出し、底部33に対してほぼ平行に形成されたものであり、中央部に孔部70が貫通形成されている。プレート圧入部72は、プレート底部71の外周縁部に接続され、外輪部材3の第1端部3aから第2端部3bへ向かって延出し、内周面72bが圧入突起38の外周面38aに圧入される。これにより、外輪部材3の底部33、圧入突起38、及びプレート部材7のプレート底部71によって、副室30が画定される。
以上のように、本実施形態によれば、外輪部材3は、回転軸線Zの方向において、外輪部材3の第2端部3bから第1端部3aに向かって、底部33から突出する圧入突起38を有し、外輪部材3の第1端部3aは、摩擦溶接によって軸部材(従動軸2)と接合され、圧入突起38の外径D1は、外輪部材3の第1端部3aと軸部材(従動軸2)との接合部(従動軸側カール部2a)の内径R2よりも小さく形成され、仕切板(プレート部材7)は、圧入突起38の外周部に圧入可能な仕切板圧入部(プレート圧入部72)を有する。
このように、本実施形態では、外輪部材側カール部3c及び従動軸側カール部2aの内径R2よりも小さい外径D1を有する圧入突起38の外周側にプレート部材7を圧入する構成となっている。これにより、軸方向において従動軸とオーバーラップする領域に、副室30を設けることが可能となり、等速ジョイントUJの中心Pから外輪部材3と従動軸2の接合部までの距離(長さ)を短縮化することができる。その結果、プロペラシャフトPS4の軽量化、及び外輪部材3に用いる材料(金属材料)の低減に基づくプロペラシャフトPS4の製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、仕切板(プレート部材7)は、仕切板圧入部(プレート圧入部72)と繋がり、かつ前記回転中心に向かって延びる、孔部70が形成された仕切板底部(プレート底部71)を有する。
このように、本実施形態では、プレート底部71を径方向に延出させることにより、プレート部材7が外輪部材側カール部3c及び従動軸側カール部2aに接触することが抑制される。すなわち、プレート部材7が外輪部材側カール部3c及び従動軸側カール部2aに干渉するおそれがなく、等速ジョイントUJ(外輪部材3)と従動軸2の安定した接合状態を確保することができる。
〔第5実施形態〕
図6は本発明に係るプロペラシャフトの第5実施形態を示し、前記第4実施形態に係るプレート部材7の形状を変更したものである。なお、かかる変更点以外の基本的な構成については前記第4実施形態と同様であるため、前記第4実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を省略する。
図6は、本発明の第5実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図を示している。なお、以下の説明では、便宜上、図6の左側を「前」、右側を「後」として説明し、図6の回転軸線(回転中心)Zに沿う方向を「軸方向」、回転軸線Zに直交する方向を「径方向」、回転軸線Z周りの方向を「周方向」として説明する。
すなわち、本実施形態に係るプロペラシャフトPS5は、プレート部材7のプレート底部71の内側面(外輪部材3の底部33と対向する面)であって、孔部70の孔縁部に、軸方向において外輪部材3の第1端部3aから第2端部3bへ向かって突出する、仕切板突出部であるプレート突出部73が設けられている。換言すれば、外輪部材3の底部33と対向するプレート底部71の孔部70の外周側には、外輪部材3の底部33、すなわち副室30側へ向かって軸方向に沿って延出するプレート突出部73が突出形成されている。このプレート突出部73は、円筒状を呈し、プレート底部71と一体に形成され、内周側に孔部70が貫通形成されている。
以上のように、本実施形態によれば、孔部70は、回転軸線Zの方向において外輪部材3の第1端部3aから第2端部3bに向かって突出する仕切板突出部(プレート突出部73)を備えている。
前述のように、副室30内のグリスGは、プロペラシャフトPS5の回転に伴う遠心力に基づいて、副室30の周壁へと押し付けられることになるため、孔部70を介して外部(従動軸2の内周側)に流出し難い構成となっている。当該構成に加えて、さらに孔部70の周縁部に副室30側へ突出するプレート突出部73を設けたことで、副室30内のグリスGが孔部70へとさらに入り難くなり、副室30内のグリスGの孔部70を介した外部への流出をより効果的に抑制することができる。
〔第6実施形態〕
図7、図8は本発明に係るプロペラシャフトの第6実施形態を示し、前記第4実施形態に係るプレート部材7の形状を変更したものである。なお、かかる変更点以外の基本的な構成については前記第4実施形態と同様であるため、前記第4実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を省略する。
図7は、本発明の第6実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図を示している。図8は、図7に示す圧入突起38を第1端部3a側から見た矢視図を示している。なお、以下の説明では、便宜上、図7、図8の左側を「前」、右側を「後」として説明し、図7、図8の回転軸線(回転中心)Zに沿う方向を「軸方向」、回転軸線Zに直交する方向を「径方向」、回転軸線Z周りの方向を「周方向」として説明する。
すなわち、本実施形態に係るプロペラシャフトPS6は、前記第4実施形態に係る孔部70が廃止され、代わりに、プレート部材7と圧入突起38の間に形成されたラビリンス状の一連の連通路74により、副室30内のグリスGの外部への排出が確保されている。
具体的には、本実施形態では、外輪部材3の圧入突起38は、外輪部材3の底部33から軸方向に沿って延びる軸方向延出部381と、この軸方向延出部381の後端部から径方向内側に延出する径方向延出部382と、この径方向延出部382の中央部に設けられた貫通孔383と、を有する。
径方向延出部382の外側面には、それぞれ貫通孔383と連通し、径方向に沿って延びる複数(本実施形態では4つ)の径方向通気溝384が、周方向において等間隔(90度間隔)に設けられている(図8参照)。同様に、軸方向延出部381の外側面には、それぞれ径方向通気溝384と連通し、軸方向に沿って延びる複数(本実施形態では4つ)の軸方向通気溝385が、周方向において等間隔(90度間隔)に設けられている(図8参照)。また、外輪部材3の底部33の外側面には、圧入突起38にプレート部材7が圧入された状態で径方向通気溝384を外部に臨ませるための連通溝386が、円形凹状に形成されている。なお、当該径方向通気溝384、軸方向通気溝385及び連通溝386は、いずれも横断面ほぼ円弧状に形成されている。そして、この径方向通気溝384、軸方向通気溝385及び連通溝386は、圧入突起38にプレート部材7が圧入されることにより、前記ラビリンス状の一連の連通路74を構成する。
また、連通路74において、径方向通気溝384と軸方向通気溝385は、圧入突起38の先端部(後端部)の外周縁(角部)を面取りしてなる面取り部387を介して接続される。なお、このように、径方向通気溝384と軸方向通気溝385が面取り部387を介して接続されることにより、径方向通気溝384から軸方向通気溝385に、通気をスムーズに行うことができる。
以上のように、本実施形態によれば、前記連通路は、外輪部材3に設けられた切欠溝(径方向通気溝384、軸方向通気溝385及び連通溝386)に仕切板(プレート部材7)を被せることによって形成されている。
このように、前記連通路が、前記各実施形態に係る孔部70ではなく、前記ラビリンス状の通路によって形成されていることで、前記孔部70と比べて、副室30内のグリスGが外部に一層流出し難くなり、副室30内のグリスGの外部への流出をより効果的に抑制することができる。
〔第7実施形態〕
図9は本発明に係るプロペラシャフトの第7実施形態を示し、前記第4実施形態に係るプレート部材7の形状を変更したものである。なお、かかる変更点以外の基本的な構成については前記第1実施形態と同様であるため、前記第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を省略する。
図9は、本発明の第7実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図を示している。なお、以下の説明では、便宜上、図9の左側を「前」、右側を「後」として説明し、図9の回転軸線(回転中心)Zに沿う方向を「軸方向」、回転軸線Zに直交する方向を「径方向」、回転軸線Z周りの方向を「周方向」として説明する。
すなわち、本実施形態に係るプロペラシャフトPS7は、外輪部材3の底部33の内側面(軸受収容空間BSに臨む面)であって、通気孔37の孔縁部に、軸方向において外輪部材3の第1端部3aから第2端部3bへ向かって突出する通気孔突出部39が設けられている。換言すれば、外輪部材3の軸受収容空間BSに臨む底部33の通気孔37の外周側には、軸受収容空間BS側へ向かって軸方向に沿って延出する通気孔突出部39が突出形成されている。この通気孔突出部39は、円筒状を呈し、外輪部材3の底部33と一体に形成され、内周側に通気孔37が貫通形成されている。
以上のように、本実施形態によれば、通気孔37は、回転軸線Zの方向において外輪部材3の第1端部3aから第2端部3bに向かって突出する通気孔突出部39を備えている。
前述のように、軸受収容空間BS内のグリスGは、プロペラシャフトPS7の回転に伴う遠心力に基づいて、軸受収容空間BSの周壁へと押し付けられることになるため、通気孔37を介して副室30に流出し難い構成となっている。当該構成に加えて、さらに通気孔37の周縁部に軸受収容空間BS側へ突出する通気孔突出部39を設けたことで、軸受収容空間BS内のグリスGが通気孔37へとさらに入り難くなり、軸受収容空間BS内のグリスGの外部への流出をより効果的に抑制することができる。
〔第8実施形態〕
図10は本発明に係るプロペラシャフトの第7実施形態を示し、前記第4実施形態に係るプレート部材7の形状を変更したものである。なお、かかる変更点以外の基本的な構成については前記第1実施形態と同様であるため、前記第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すことによってその説明を省略する。
図10は、本発明の第8実施形態に係るプロペラシャフトの要部拡大断面図を示している。なお、以下の説明では、便宜上、図10の左側を「前」、右側を「後」として説明し、図10の回転軸線(回転中心)Zに沿う方向を「軸方向」、回転軸線Zに直交する方向を「径方向」、回転軸線Z周りの方向を「周方向」として説明する。
すなわち、本実施形態に係るプロペラシャフトPS8は、外輪部材3の底部33が、外輪部材3とは別体の板部材である底部構成プレート9によって構成されている。そして、この底部構成プレート9とプレート部材7の間に、副室30が形成されている。
底部構成プレート9は、前記第1実施形態に係るプレート部材7と同様の、ほぼ均一な厚さを有する金属製の円板であって、中央部に通気孔37を有し、外輪部材3の接続基部32のうち軸受収容空間BSに臨む第2溝部36に取り付けられる。また、底部構成プレート9は、第2溝部36の内径よりも僅かに大きい外径を有し、外周面9aが第2溝部36の内周面36aに圧入されて、第2溝部36と小径部321の間に形成される第2段部36bに当接した状態で取り付けられている。
なお、底部構成プレート9の取付手段(固定手段)は前記圧入に限定されるものではなく、前記第1実施形態の変形例として例示したようなカシメ固定としてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、底部33は、外輪部材3とは別部材であって、外輪部材3に設けられた板部材(底部構成プレート9)によって形成されている。
このように、外輪部材3の底部が外輪部材3とは別部材の底部構成プレート9によって構成されていることで、当該底部が外輪部材3と一体に形成される場合と比べて、当該底部の厚さ(軸方向幅)を小さく(薄く)形成することができる。これにより、等速ジョイントUJの軽量化、プロペラシャフトPS8の軽量化が図れ、車両の燃費向上等に供される。
本発明は、前記各実施形態で例示した構成や態様に限定されるものではなく、前述した本発明の作用効果を奏し得るような形態であれば、適用対象の仕様やコスト等に応じて自由に変更可能であり、また、前記各実施形態で例示した構成については、相互に組み合わせる(例えば前記第5実施形態で例示したプレート突出部73と前記第7実施形態で例示した通気孔突出部39)ことも可能である。
特に、本発明は、通気孔37を有する外輪部材3の底部33と、外部と連通する連通路(孔部70や連通路74)を有するプレート部材7と、の間に副室30を設けた点に1つの技術的特徴を有するものである。したがって、例えば、駆動軸1や従動軸2、等速ジョイントUJといった上記技術的特徴と直接関係のない構成については、自由に変更可能である。
また、前記各実施形態では、内輪部材4を駆動軸1側に配置すると共に外輪部材3を従動軸2側に配置した形態を例示したが、逆の構成であってもよい。すなわち、本発明は、前記従来のプロペラシャフトと同様、外輪部材3を駆動軸1側に配置し、内輪部材4を従動軸2側に配置した形態にも適用可能である。
また、前記各実施形態では、等速ジョイントUJの外輪部材3を、従動軸2を介して前記図示外の差動装置に接続する形態を例示したが、当該形態に限定されるものではない。すなわち、前記従来のプロペラシャフトのように、等速ジョイントUJの外輪部材3を前記図示外の変速装置の出力軸又は前記図示外の差動装置の入力軸等に直接接続する形態について、本発明を適用することも可能である。
また、前記第5実施形態において、プレート部材7の孔部70の孔縁にプレート突出部73を設ける構成を例示したが、当該プレート突出部73は、前記第4実施形態をベースとした、前端側に開口するほぼU字状に形成されたプレート部材7にのみに適用されるものではない。換言すれば、前記プレート突出部73は、前記第1、第2実施形態で例示したような、全体が平坦な板状に形成されたプレート部材7を含め、あらゆる形態のプレート部材7に適用可能である。
また、前記第7実施形態において、外輪部材3の通気孔37の孔縁に通気孔突出部39を設ける構成を例示したが、当該例示に限定されるものではない。すなわち、前記通気孔突出部39は、例えば前記第2実施形態で例示したような、外輪部材3の底部33とプレート部材7の軸方向における配置が逆転した形態は勿論のこと、前記第8実施形態で例示したような、外輪部材3と別体に形成された底部(底部構成プレート9)に設けることも可能である。
以上説明した各実施形態に基づくプロペラシャフトとしては、例えば以下に述べる態様のものが考えられる。
すなわち、当該プロペラシャフトは、その1つの態様において、筒状の軸部材と、第1端部が前記軸部材と繋がる筒状の外輪部材であって、前記軸部材の回転軸線の方向において前記第1端部とは反対側の第2端部から順に、前記外輪部材の内周面に設けられ、前記回転軸線に沿って形成された軌道溝と、前記外輪部材の内周部から前記軸部材の回転中心に向かって延びる底部と、前記底部に設けられた通気孔と、を有する前記外輪部材と、前記軌道溝に沿って移動するボール部材と、外周に前記ボール部材が配置された内輪部材と、前記内輪部材と繋がり、前記回転軸線の方向において、前記外輪部材の前記第1端部から前記第2端部に向かって延びる棒部材と、前記外輪部材の前記第2端部と前記棒部材との間を覆うブーツ部材と、前記外輪部材と前記内輪部材との間に設けられたグリスと、前記外輪部材の内周部に取り付けられ、前記底部との間に副室を形成する仕切板と、前記仕切板に設けられ、又は前記仕切板と前記外輪部材が協働し、前記仕切板を挟んで前記外輪部材の前記第1端部側と前記第2端部側を連通する連通路と、を備えている。
前記プロペラシャフトの好ましい態様において、前記連通路は、前記仕切板を貫通する孔部によって形成されている。
別の好ましい態様では、前記プロペラシャフトの態様のいずれかにおいて、前記仕切板は、前記回転軸線の方向において、前記外輪部材の前記第1端部と前記底部との間に設けられている。
さらに別の好ましい態様では、前記プロペラシャフトの態様のいずれかにおいて、前記孔部は、前記回転軸線の方向において前記外輪部材の前記第1端部から前記第2端部に向かって突出する仕切板突出部を備えている。
さらに別の好ましい態様では、前記プロペラシャフトの態様のいずれかにおいて、前記通気孔は、前記回転軸線の方向において前記外輪部材の前記第1端部から前記第2端部に向かって突出する通気孔突出部を備えている。
さらに別の好ましい態様では、前記プロペラシャフトの態様のいずれかにおいて、前記孔部は、前記回転軸線の方向において、前記回転中心上に設けられている。
さらに別の好ましい態様では、前記プロペラシャフトの態様のいずれかにおいて、前記通気孔は、前記回転軸線の方向において、前記回転中心上に設けられている。
さらに別の好ましい態様では、前記プロペラシャフトの態様のいずれかにおいて、前記仕切板は、前記外輪部材の内周部に設けられた溝部に圧入されている。
さらに別の好ましい態様では、前記プロペラシャフトの態様のいずれかにおいて、前記外輪部材は、前記回転軸線の方向において、前記外輪部材の前記第2端部から前記第1端部に向かって、前記底部から突出する圧入突起を有し、前記外輪部材の前記第1端部は、摩擦溶接によって前記軸部材と接合され、前記圧入突起の外径は、前記外輪部材の前記第1端部と前記軸部材との接合部の内径よりも小さく形成され、前記仕切板は、前記圧入突起の外周部に圧入可能な仕切板圧入部を有する。
さらに別の好ましい態様では、前記プロペラシャフトの態様のいずれかにおいて、前記仕切板は、前記仕切板圧入部と繋がり、かつ前記回転中心に向かって延びる仕切板底部を有する。
さらに別の好ましい態様では、前記プロペラシャフトの態様のいずれかにおいて、前記仕切板は、前記回転中心に向かって延びる仕切板底部と、前記仕切板底部の外周縁部から前記回転軸線の方向に延び、前記溝部に圧入可能な仕切板圧入部と、を有し、前記溝部に対して前記仕切板底部側から圧入されている。
さらに別の好ましい態様では、前記プロペラシャフトの態様のいずれかにおいて、前記仕切板は、前記外輪部材の内周部に設けられた溝部にカシメ固定されている。
さらに別の好ましい態様では、前記プロペラシャフトの態様のいずれかにおいて、前記底部は、前記外輪部材とは別部材であって、前記外輪部材に設けられた板部材によって形成されている。
さらに別の好ましい態様では、前記プロペラシャフトの態様のいずれかにおいて、前記仕切板は、前記回転軸線の方向において、前記外輪部材の前記第2端部と前記底部との間に設けられている。
さらに別の好ましい態様では、前記プロペラシャフトの態様のいずれかにおいて、前記孔部及び前記通気孔の少なくとも1つの内径は、前記回転軸線の方向において、前記外輪部材の前記第1端部から前記第2端部に向かって徐々に大きくなる。
さらに別の好ましい態様では、前記プロペラシャフトの態様のいずれかにおいて、前記連通路は、前記外輪部材に設けられた切欠溝に前記仕切板を被せることによって形成されている。

Claims (8)

  1. 筒状の軸部材と、
    第1端部が前記軸部材と繋がる筒状の外輪部材であって、前記軸部材の回転軸線の方向において前記第1端部とは反対側の第2端部から順に、前記外輪部材の内周面に設けられ、前記回転軸線に沿って形成された軌道溝と、前記外輪部材の内周部から前記軸部材の回転中心に向かって延びる底部と、前記底部に設けられた通気孔と、を有する前記外輪部材と、
    前記軌道溝に沿って移動するボール部材と、
    外周に前記ボール部材が配置された内輪部材と、
    前記内輪部材と繋がり、前記回転軸線の方向において、前記外輪部材の前記第1端部から前記第2端部に向かって延びる棒部材と、
    前記外輪部材の前記第2端部と前記棒部材との間を覆うブーツ部材と、
    前記外輪部材と前記内輪部材との間に設けられたグリスと、
    前記外輪部材の内周部に取り付けられ、前記底部との間に副室を形成する仕切板と、
    前記仕切板に設けられ、又は前記仕切板と前記外輪部材が協働し、前記仕切板を挟んで前記外輪部材の前記第1端部側と前記第2端部側を連通する連通路と、
    を備え
    前記仕切板は、前記回転軸線の方向において、前記外輪部材の前記第1端部と前記底部との間に設けられ、前記外輪部材の内周部に設けられた溝部にカシメ固定されたことを特徴とするプロペラシャフト。
  2. 請求項1に記載のプロペラシャフトにおいて、
    前記連通路は、前記仕切板を貫通する孔部によって形成されたことを特徴とするプロペラシャフト。
  3. 請求項2に記載のプロペラシャフトにおいて、
    前記孔部は、前記回転軸線の方向において前記外輪部材の前記第1端部から前記第2端部に向かって突出する仕切板突出部を備えたことを特徴とするプロペラシャフト。
  4. 請求項1に記載のプロペラシャフトにおいて、
    前記通気孔は、前記回転軸線の方向において前記外輪部材の前記第1端部から前記第2端部に向かって突出する通気孔突出部を備えたことを特徴とするプロペラシャフト。
  5. 請求項2に記載のプロペラシャフトにおいて、
    前記孔部は、前記回転軸線の方向において、前記回転中心上に設けられたことを特徴とするプロペラシャフト。
  6. 請求項に記載のプロペラシャフトにおいて、
    前記通気孔は、前記回転軸線の方向において、前記回転中心上に設けられたことを特徴とするプロペラシャフト。
  7. 請求項1に記載のプロペラシャフトにおいて、
    前記底部は、前記外輪部材とは別部材であって、前記外輪部材に設けられた板部材によって形成されたことを特徴とするプロペラシャフト。
  8. 請求項2に記載のプロペラシャフトにおいて、
    前記孔部及び前記通気孔の少なくとも1つの内径は、前記回転軸線の方向において、前記外輪部材の前記第1端部から前記第2端部に向かって徐々に大きくなることを特徴とするプロペラシャフト。
JP2021546595A 2019-09-17 2020-09-03 プロペラシャフト Active JP7369781B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019167926 2019-09-17
JP2019167926 2019-09-17
PCT/JP2020/033451 WO2021054138A1 (ja) 2019-09-17 2020-09-03 プロペラシャフト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021054138A1 JPWO2021054138A1 (ja) 2021-03-25
JP7369781B2 true JP7369781B2 (ja) 2023-10-26

Family

ID=74883652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021546595A Active JP7369781B2 (ja) 2019-09-17 2020-09-03 プロペラシャフト

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20220340003A1 (ja)
JP (1) JP7369781B2 (ja)
CN (1) CN114466979A (ja)
WO (1) WO2021054138A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005331019A (ja) 2004-05-19 2005-12-02 Nissan Motor Co Ltd プロペラシャフト用等速ジョイント装置
JP2006275195A (ja) 2005-03-30 2006-10-12 Hitachi Ltd プロペラシャフト
US20170030415A1 (en) 2014-04-04 2017-02-02 Dana Automotive Systems Group, Llc Constant velocity joint assembly

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005331019A (ja) 2004-05-19 2005-12-02 Nissan Motor Co Ltd プロペラシャフト用等速ジョイント装置
JP2006275195A (ja) 2005-03-30 2006-10-12 Hitachi Ltd プロペラシャフト
US20170030415A1 (en) 2014-04-04 2017-02-02 Dana Automotive Systems Group, Llc Constant velocity joint assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2021054138A1 (ja) 2021-03-25
CN114466979A (zh) 2022-05-10
WO2021054138A1 (ja) 2021-03-25
US20220340003A1 (en) 2022-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9958018B2 (en) Transmission device
JP6159763B2 (ja) ワンウェイクラッチのリテーナ
JP3735926B2 (ja) 車輪支持用ハブユニット
US7118182B2 (en) Axle unit for driving wheel
WO2016203975A1 (ja) ドライブシャフトの支持構造
JP7369781B2 (ja) プロペラシャフト
JP2009085380A (ja) 等速自在継手
JP2003056590A (ja) プロペラシャフト用等速自在継手
JP2020106125A (ja) 等速ジョイントユニット
JP2005212713A (ja) 車輪用軸受装置
JP2006010006A (ja) 車輪用軸受装置
WO2019189421A1 (ja) 車輪用軸受装置
JP2001294010A (ja) 車輪駆動用軸受ユニット
JP2009115203A (ja) 等速自在継手
JP7473071B2 (ja) 等速自在継手及び等速自在継手の製造方法
WO2022176105A1 (ja) 等速自在継手及び等速自在継手の製造方法
JP6328184B2 (ja) 変速ユニット
JP4666701B2 (ja) 回転体収容ケースのブリーザ装置
JP2019173966A (ja) 車輪用軸受装置
JP6644608B2 (ja) プレート一体型転がり軸受
US20050103593A1 (en) Fluid coupling and method of manufacturing fluid coupling
JP2000274430A (ja) 車輪駆動用車軸ユニット
JP4096920B2 (ja) 車輪用転がり軸受ユニット
JP2005162204A (ja) 車輪用転がり軸受ユニット
JP2021004655A (ja) 等速自在継手のシール構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7369781

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150