JP7369597B2 - エンコーダ - Google Patents

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Description

本発明は、磁気式のエンコーダに関するものである。
磁気式のエンコーダは、磁極が周期的に記録された磁気記録媒体と、磁極の記録方向に沿って磁気記録媒体に対して相対移動する磁気センサと、磁気センサからの出力に基づいて磁気スケールに対する磁気センサ素子の相対位置を算出する信号処理部を有している。かかるエンコーダにおいて、磁気センサから位相が90°ずれたアナログ信号(SIN信号とCOS信号)が出力された際、信号処理部においてθ=tan-1(sin/cos)を求めれば、磁気センサと磁気記録媒体との極座標上における相対位置θが分かる(特許文献1、2参照)。
特開2016-38294号公報 特開2019-138716号公報
特許文献1、2に記載のエンコーダにおいて、磁気センサでは、個々の磁気センサ毎にオフセット、ゲインおよび位相等の特性がばらついていることがある。このため、顧客の側では、出荷されたエンコーダをそのまま使用することができず、まずは、オフセット等のずれを補正するための補正データを求め、相対位置θを算出する際に補正データに基づいて補正する必要がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、出荷後、最初に動作させる際にオフセット等の補正データを求めなくてもオフセット等の補正が実行されるエンコーダを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るエンコーダは、磁極が周期的に記録された磁気記録媒体と、前記磁極の記録方向に沿って前記磁気記録媒体に対して相対移動する磁気センサと、前記磁気センサからの出力信号のオフセット、ゲインおよび位相の少なくとも1つに対する補正データを記憶しておく不揮発性メモリと、前記補正データに基づいて前記出力信号に補正を行った結果に基づいて前記磁気記録媒体に対する前記磁気センサの相対位置を算出する信号処理部と、を備えており、前記不揮発性メモリは、前記補正データとして、エンコーダの出荷前に測定された補正データを記憶しておき、前記信号処理部は、予め設定された高周波成分を前記磁気センサから出力されたアナログ信号から除去するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタを通過した信号をデジタル信号からなる前記出力信号に変換する変換部と、前記補正データに基づいて前記出力信号にデジタル補正を行うデジタル補正部と、前記デジタル補正後の前記出力信号に基づいて前記相対位置を算出する算出部とを全て内蔵する半導体ICに構成されており、前記半導体ICは、前記補正データを自動的に検出する自動較正部と、前記自動較正部に対する自動較正開始の指令が入力される端子とを備え、前記端子は、前記自動較正部の動作を停止させておく際には、グランドより高い正電位あるいはフロート状態であり、前記自動較正部が自動較正を実行する際には、低電位であり、前記半導体ICは、出荷先後にエンコーダを稼働させて前記磁気記録媒体に対する前記磁気センサの相対位置を算出する際、前記自動較正部の動作を停止させておくことを特徴とする。
本発明に係るエンコーダにおいて、不揮発性メモリは、エンコーダの出荷前に測定された補正データを磁気センサのアナログ出力のオフセット、ゲインおよび位相の少なくとも1つに対する補正データを記憶しているため、エンコーダを出荷した後、エンコーダを最初に動作させる時点で、オフセット等の補正が自動的に実行される。それ故、出荷後、最初に動作させる際にオフセット等の補正データを求めなくてよい。また、かかる態様によれば、信号処理部の構成を簡素化することができる。
本発明において、前記信号処理部および前記不揮発性メモリは、前記磁気センサとともに磁気ヘッドに設けられている態様を採用することができる。
本発明において、前記磁気記録媒体は、前記磁極が直線的に記録された磁気スケールである態様を採用することができる。
本発明において、前記不揮発性メモリは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である態様を採用することができる。
本発明に係るエンコーダにおいて、不揮発性メモリは、エンコーダの出荷前に測定された補正データを磁気センサのアナログ出力のオフセット、ゲインおよび位相の少なくとも1つに対する補正データを記憶しているため、エンコーダを出荷した後、エンコーダを最初に動作させる時点で、オフセット等の補正が自動的に実行される。それ故、出荷後、最初に動作させる際にオフセット等の補正データを求めなくてよい。
本発明を適用した磁気式のエンコーダの一態様を示す斜視図。 図1に示す磁気スケールおよび磁気センサの説明図。 図1に示すエンコーダの電気的な構成を示すブロック図。 図2に示す磁気センサから出力される信号の説明図。 図4に示す信号に基づいて相対位置を算出する原理を示す説明図。 図3に示す半導体ICのデジタル補正部等の説明図。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したエンコーダの実施形態を説明する。以下の説明では、第1方向Xに直交する方向を第2方向Yとし、第1方向Xおよび第2方向Yと直交する方向を第3方向Zとする。また、第1方向Xの一方側と他方側をそれぞれX1方向、X2方向とし、第2方向Yの一方側と他方側をそれぞれY1方向、Y2方向とし、第3方向Zの一方側と他方側をそれぞれZ1方向、Z2方向とする。第3方向Zは、磁気スケール2aと磁気ヘッド3が対向する方向である。Z1方向は磁気ヘッド3が配置される側であり、Z2方向は磁気スケール2aが配置される側である。
(エンコーダ1の全体構成)
図1は、本発明を適用した磁気式のエンコーダ1の一態様を示す斜視図である。図1に示すように、エンコーダ1は、磁極が周期的に記録された磁気記録媒体2と、磁極の記録方向に沿って磁気記録媒体2に対して相対移動する磁気センサ10とを有しており、磁気センサ10は、磁気ヘッド3に設けられている。
磁気記録媒体2、および磁気センサ10(磁気ヘッド3)のうちの一方が固定体側に配置され、他方が移動体側に配置される。磁気ヘッド3は、磁気スケール2aに対して相対移動する際に、磁気スケール2aの表面に形成された磁界の変化を検出して、磁気スケール2aに対する磁気ヘッド3の相対位置および絶対位置を出力する。
本形態において、エンコーダ1はリニアエンコーダ1aである。従って、磁気記録媒体2は、磁気センサ10の相対移動方向である第1方向Xに直線状に延びる磁気トラック4を備えた磁気スケール2aであり、磁気トラック4では、N極とS極が所定ピッチで交互に直線状に並んでいる。
磁気ヘッド3は、非磁性材料からなる第1ケース61および第2ケース62を備えたケース6を有しており、第1ケース61からはケーブル7が延在している。第1ケース61は第1方向Xを長手方向とする略直方体状であり、第2ケース62は板状である。第2ケース62は、第1ケース61の内部に形成される凹部空間をZ1方向から塞ぐように取り付けられる。ケーブル7は、第1ケース6のX1方向の側面に取り付けられたケーブル保持部材70によって保持され、第1ケース61からX1方向に引き出されている。
第1ケース61において、磁気スケール2aと第3方向Zで対向する底部には開口部が形成されており、ケース6の内部に収容された磁気センサ10は、開口部を介して磁気スケール2aと対向している。なお、底部は、シールド部材であるアルミニウムシート13によって覆われている。磁気センサ10は、シリコン基板やセラミックグレース基板などのセンサ基板11と、センサ基板11に形成された磁気抵抗素子を備える。
また、第1ケース61の内部において、磁気センサ10に対して磁気スケール2aとは反対側に回路基板18が配置されており、回路基板18は、フレキシブル配線基板等を介してセンサ基板11と電気的に接続されている。また、回路基板18には、ケーブル7が電気的に接続されている。回路基板18には、図3を参照して後述する半導体ICO8および不揮発性メモリ9が実装されている。
(磁気センサ10等の構成)
図2は、図1に示す磁気スケール2aおよび磁気センサ10の説明図である。図3は、図1に示すエンコーダ1の電気的な構成を示すブロック図である。図4は、図2に示す磁気センサ10から出力される信号の説明図である。図5は、図4に示す信号に基づいて相対位置を算出する原理を示す説明図である。
図2に示すように、磁気センサ10において、センサ基板11には、強磁性体NiFe等の磁性体膜か磁気抵抗素子15が形成されている。磁気抵抗素子15は、磁気スケール2aの面内方向で向きが変化する回転磁界を検出する磁気抵抗パターンとして、互いに90°の位相差を有するA相の磁気抵抗パターン15(A)とB相の磁気抵抗パターン15(B)とを有している。なお、図2には、A相の磁気抵抗パターンにはSINを付し、B相の磁気抵抗パターンには、COSを付してある。
図3に示すように、A相の磁気抵抗パターン15(A)は、180°の位相差をもって磁気スケール2aの移動検出を行う+a相の磁気抵抗パターン15(+a)と-a相の磁気抵抗パターン15(-a)とを備えており、図2には、+a相の磁気抵抗パターン15(+a)にはSIN+を付し、-a相の磁気抵抗パターン15(-a)にはSIN-を付してある。同様に、B相の磁気抵抗パターン15(B)は、180°の位相差をもって磁気スケール2aの移動検出を行う+b相の磁気抵抗パターン15(+b)と-b相の磁気抵抗パターン15(-b)とを備えており、図2には、+b相の磁気抵抗パターン15(+b)にはCOS+と付し、-b相の磁気抵抗パターン15(-b)には、COS-を付
してある。
再び図2において、磁気抵抗パターン15(+a)、15(-a)、15(+b)、15(-b)は、センサ基板11で格子状に配置されており、+a相の磁気抵抗パターン15(+a)と-a相の磁気抵抗パターン15(-a)とは対角位置に形成され、+b相の磁気抵抗パターン15(+b)と-b相の磁気抵抗パターン15(-b)とは対角位置に形成されている。
磁気スケール2aでは、移動方向に沿ってN極とS極が交互に並ぶトラック21が形成されており、本形態では、例えば、3列のトラック21(21A、21B、21C)が幅方向(磁気センサ10と磁気スケール2aとの相対移動方向に交差する方向)で並列している。ここで、隣接するトラック21A、21B、21C間では、N極およびS極の位置が移動方向で1磁極分、ずれている。このため、両側のトラック21A、21C間では、N極およびS極の位置が移動方向で一致している。
このように構成した磁気スケール2aにおいて、トラック21A、21B、21Cの幅方向の縁部分では面内方向の向きが変化する回転磁界が形成され、特に、トラック21A、21B、21Cの境界部分212では、強度の大きな回転磁界が発生している。従って、本形態では、トラック21A、21B、21Cの境界部分212に対して磁気センサ10を面対向させている。また、+a相の磁気抵抗パターン15(+a)が形成されている領域、および+b相の磁気抵抗パターン15(+b)が形成されている領域は、トラック21A、21Bの境界部分212に対向し、-a相の磁気抵抗パターン15(-a)が形成されている領域、および-b相の磁気抵抗パターン15(-b)が形成されている領域は、トラック21B、21Cの境界部分212に対向している。トラック21Bは、+a相の磁気抵抗パターン15(+a)および+b相の磁気抵抗パターン15(+b)が形成されている領域と、-a相の磁気抵抗パターン15(-a)および-b相の磁気抵抗パターン15(-b)が形成されている領域のそれぞれの領域が対向する共通のトラックとして磁気スケール2aの中央に形成されている。
図3に示すように、本形態のエンコーダ1において、磁気抵抗パターン15(+a)、15(-a)、15(+b)、15(-b)は、ブリッジ回路を構成している。
より具体的には、図3に示すように、+a相の磁気抵抗パターン15(+a)および-a相の磁気抵抗パターン15(-a)は、一方端に高電位AVDDが印加され、他方端に低電位GND印加されている。また、+a相の磁気抵抗パターン15(+a)の中点位置には、出力SIN+に対する端子が接続し、-a相の磁気抵抗パターン15(-a)の中点位置には、出力SIN-に対する端子が接続している。従って、出力SIN+および出力SIN-に基づいて、図4に示す差動出力(正弦波信号SIN)を得ることができる。
同様に、+b相の磁気抵抗パターン15(+b)および-b相の磁気抵抗パターン15(-b)は、一方端に高電位AVDDが印加され、他方端に低電位GND印加されている。また、+b相の磁気抵抗パターン15(+b)の中点位置には、出力COS+に対する端子が接続し、-b相の磁気抵抗パターン15(-b)の中点位置には、出力COS-に対する端子が接続している。従って、出力COS+および出力COS-に基づいて、図4に示す差動出力(正弦波信号COS)を得ることができる。
従って、リニアエンコーダ1aにおいて、磁気スケール2aが磁極の1周期分移動すると、図4に示す正弦波信号SIN、COSが2周期分、出力される。それ故、図5に示すように、内挿によって、正弦波信号SIN、COSからθ=tan-1(SIN/COS)を求めれば、磁気センサ10と磁気スケール2aとの相対位置θが分かる。
図2および図3において、磁気抵抗パターン15(+a)、15(-a)、15(+b)、15(-b)は、抵抗値の飽和感度領域以上の磁界強度で回転磁界を検出する。すなわち、隣接するトラック21の境界部分212においては、各磁気抵抗パターン15(+a)、15(-a)、15(+b)、15(-b)の抵抗値の飽和感度領域以上の磁界強度で面内方向の向きが周方向で漸次に変化する回転磁界が発生する。飽和感度領域とは、一般的に、抵抗値変化量kが、磁界強度Hと近似的に「k∝H2」の式で表すことができる領域以外の領域をいう。また、飽和感度領域以上の磁界強度で回転磁界(磁気ベクトルの回転)の方向を検出する際の原理は、強磁性金属からなる磁気抵抗パターン15(+a)、15(-a)、15(+b)、15(-b)に通電した状態で、抵抗値が飽和する磁界強度を印加したとき、磁界と電流方向がなす角度αと、磁気抵抗パターン15(+a)、15(-a)、15(+b)、15(-b)の抵抗値Rとの間には、下式
R=R0-k×sin2α
R0:無磁界中での抵抗値
k:抵抗値変化量(飽和感度領域以上のときは定数)
で示す関係があることを利用するものである。このような原理に基づいて回転磁界を検出すれば、角度αが変化すると抵抗値Rが正弦波に沿って変化するので、波形品質の高い正弦波信号SIN、COSを得ることができる。
なお、センサ基板11の長手方向における中央領域には、上記の磁気抵抗パターンと隣接する領域に、図3に示すZ相の磁気抵抗素子15(Z)が形成されている。Z相の磁気抵抗素子15(Z)は、原点位置を検出するものである。Z相の磁気抵抗素子15(Z)では、2つの磁気抵抗パターン15(+Z)、15(-Z)がブリッジ回路を構成しており、磁気抵抗パターン15(+Z)、15(-Z)の中点には、原点信号ZERO+、ZERO-を出力する端子が電気的に接続されている。
(半導体IC80の構成)
図6は、図3に示す半導体IC80のデジタル補正部841等の説明図である。図3に示すように、本形態のエンコーダ1は、磁気センサ10からのアナログ出力に基づいて磁気スケール2aに対する磁気センサ10の相対位置を算出して出力する信号処理部8と、アナログ出力のオフセット、ゲインおよび位相の少なくとも1つに対する補正データを記憶しておく不揮発性メモリ9とを有している。本形態において、不揮発性メモリ9は、アナログ出力のオフセット、ゲインおよび位相の各補正データを記憶している。
本形態において、信号処理部8は半導体IC80からなり、半導体IC80は、信号処理部8としての処理に必要な信号の入力や、信号処理部8として算出結果の出力を行う。このため、半導体IC80は、磁気センサ10からアナログ信号が入力される端子T11~T16と、A相、B相、Z相の信号を出力する端子T21~T23と、算出結果をシリアル通信により出力するための端子T31~T35とを有している。また、半導体IC80は、自動較正開始の指令が入力される端子T41と、状態信号STATUSを出力する端子T51と、異常信号FAULTを出力する端子T52とを有している。さらに、半導体IC80は、不揮発性メモリ9との間で通信を行う端子T61~T63を有している。なお、図示を省略するが、半導体IC80は、クロック信号の入力用の端子や、パワーリセット信号の入力用の端子を有しており、半導体IC80には、クロック信号生成部や、パワーリセット回路等が内蔵されている。
半導体IC80は、端子T11~T14から端子T21~T22までの間でA相およびB相の信号を処理する第1信号経路810と、端子T15、T16から端子T23までの間でZ相の信号を処理する第2信号経路830と、内部メモリ86とを内蔵している。
第1信号経路810には、A相(SIN)の信号、およびB相(COS)の信号の各々に対し、磁気センサ10の出力信号(アナログ信号)を増幅するアンプ811、821と、アンプ811、821から出力されたアナログ信号のオフセットを補正する加算器812、822と、予め設定された高周波成分を磁気センサ10の出力信号(アナログ信号)から除去するローパスフィルタ813、823と、ローパスフィルタ813、823を通過した信号をデジタル信号に変換する変換部814、824とが設けられている。
また、第1信号経路810には、変換部814、824から出力されるデジタル信号に対し、デジタル補正部841、算出部842、ルックアップテーブル843、フィルタ部844、ヒステリシス補正部845、補間処理部846、および出力発生部847が設けられている。
図6に示すように、アンプ811、821は、プログラマブル ゲインアンプ(PGA)であり、アナログ信号(SIN、COS)に対して、予め設定された補正値againに基づいてゲインの補正を行う。加算器812、822は、アナログ信号(SIN、COS)に対して、予め設定された補正値aoffs、aoffcに基づいてオフセットの補正を行う。
デジタル補正部841は、変換部814、824から出力される2つのデジタル信号の各々に対してデジタル補正を行う。より具体的には、デジタル補正部841は、補正データdoffs、doffcに基づいてオフセットの補正を行うデジタルオフセット補正部841aと、補正データdgains、dgaincに基づいてゲインの補正を行うデジタルゲイン補正部841bと、補正データdphaseに基づいて位相の補正を行うデジタル位相補正部841cとを有している。かかるデジタル補正は、内部メモリ86に記憶されている補正データdoffs、doffc、補正データdgains、dgainsc、および補正データdphaseに基づいて実行される。
再び図3において、算出部842は、デジタル補正後のデータに基づいてθ=tan-1(SIN/COS)を求め、磁気センサ10と磁気スケール2aとの相対位置θを算出する。
ルックアップテーブル843は、検出結果に歪みが発生するような場合の補正に用いられる。従って、歪みが極めて小さい場合、ルックアップテーブル843の削除や、ルックアップテーブル843を回避が可能である。フィルタ部844は、フィードバック制御における比例ゲイン、および積分ゲインに基づいてノイズやジッタを減らす。ヒステリシス補正部845は、移動方向が反転した際のずれを補償する。補間処理部846は、補間処理によって分解能を高める。出力発生部847は、A相およびB相に対応するパルスを端子T21、22から出力する。
第2信号経路830は、端子T15、T16と出力発生部847との間に、端子T15、T16を介して入力された信号ZERO+、ZERO-が入力されるアンプ831と、アンプ831から出力されたアナログ信号のオフセットを補正する加算器832と、コンパレータ833と、遅延回路834とを備えており、遅延回路834から出力された信号OUTZは、出力発生部847を介して端子T23からA相およびB相の各信号に同期して出力される。
半導体IC80は、端子T31~T33を介して入力される信号SPI-xss、SPI-xSS、SPI-SCLK、SPI-SIに基づいて、磁気センサ10が磁気スケール2aに対して相対移動した際の速度の算出結果、および相対位置の算出結果を出力するシリアルポート87を有している。また、シリアルポート87は、端子T35を介して1
-Wire(マキシム インテグレイテッド プロダクツ、インコーポレイテッドの登録商標)でデータ出力が可能である。
半導体IC80は、端子T61~T63を介して入出力される信号WP、SCL、SDAに基づいて不揮発性メモリ9とデータの入出力を行うインターフェース88を有している。本形態において、不揮発性メモリ9は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)である。不揮発性メモリ9は、オフセットに対する補正データdoffs、doffc、ゲインに対する補正データdgains、dgainsc、および位相に対する補正データdphaseを記憶しており、不揮発性メモリ9に記憶されていた補正データdoffs、doffc、補正データdgains、dgainsc、および補正データdphaseは、インターフェース88を介して不揮発性メモリ9から内部メモリ86に移される。
半導体IC80は、端子T41を介して入力される信号CALIBに基づいて、自動較正を行う自動較正部85が設けられている。本形態において、自動較正部85は、信号CALIBが低電位(GRD)になったとき較正を自動的に実行する。かかる自動較正の際、自動較正部85は、デジタル補正部841からの出力に基づいて、補正データdoffs、doffc、補正データdgains、dgainsc、および補正データdphaseを算出し、内部メモリ86、およびインターフェース88を介して不揮発性メモリ9に出力し、補正データを不揮発性メモリ9に記憶させる。
なお、半導体IC80は、各部位の状態を示す信号STATUSを端子T51から出力するモニタ部891、および異常が発生した際に信号FAULTを端子T52から出力する監視部892が設けられている。
(本形態の作用および効果)
本形態のエンコーダ1では、出荷前にエンコーダ1の通電を行い、較正作業を行う。かかる較正作業を行う時点において、不揮発性メモリ9には、オフセットに対する補正データdoffs、doffc、ゲインに対する補正データdgains、dgainsc、および位相に対する補正データdphaseは未だ記録させていない。また、較正作業を行う際には、端子T41を介して入力される信号CALIBを低電位(GRD)とし、磁気スケール2aの基準となる標準スケールに対して磁気センサ10を内蔵する磁気ヘッド3を相対移動させる。その結果、自動較正部85は、デジタル補正部841から出力される信号に基づいて、磁気センサ10からの出力信号(デジタル信号)のオフセットに対する補正データdoffs、doffc、ゲインに対する補正データdgains、dgainsc、および位相に対する補正データdphaseを得る。また、自動較正部85は、補正データdoffs、doffc、補正データdgains、dgainsc、および補正データdphaseを内部メモリ86、およびインターフェース88を介して不揮発性メモリ9に出力し、補正データを不揮発性メモリ9に記憶させる。以上の動作によって、エンコーダ1の出荷前に較正作業が終了する。このため、エンコーダ1は、磁気センサ10のアナログ出力のオフセット、ゲインおよび位相に対する補正データdoffs、doffc、ゲインに対する補正データdgains、dgainsc、および位相に対する補正データdphaseが不揮発性メモリ9に記憶された状態で出荷される。従って、エンコーダ1を顧客に出荷した後、顧客(出荷先)において、エンコーダ1を最初に動作させると、オフセット等の補正データが不揮発性メモリ9から内部メモリ86に書き込まれる。それ故、顧客においては、エンコーダ1を最初に動作させると、オフセット等の補正が自動的に実行される。それ故、出荷後、エンコーダ1最初に動作させる際にオフセット等の補正データを求めなくてよい。
なお、本形態のエンコーダ1において、半導体IC80は、補正データを自動的に検出
する自動較正部85を内蔵しているが、不揮発性メモリ9には、出荷前にオフセット等の補正データが既に記憶されている。従って、エンコーダ1を顧客に出荷した後、顧客において、エンコーダ1を最初に動作させる際、信号CALIBを正電位あるいはフロート状態にしておき、自動較正部の動作を停止させておく。従って、エンコーダ1でのデジタル補正が不揮発性メモリ9に記憶されていた補正データで実行される続けることができる。それ故、エンコーダ1において、自動較正部85によって頻繁にデジタル補正を実行した場合の補正データの変動の影響を受けにくい。
また、信号処理部8は、予め設定された高周波成分を磁気センサ10から出力されたアナログ信号から除去するローパスフィルタ813、823と、ローパスフィルタ813、823を通過した信号をデジタル信号からなる出力信号に変換する変換部814、824と、補正データに基づいて出力信号にデジタル補正を行うデジタル補正部841と、デジタル補正後の出力信号に基づいて相対位置を算出する算出部842を全て内蔵する半導体IC80に構成されている。従って、信号処理部8の構成を簡素化することができる。
[他の実施形態]
上記実施形態において、エンコーダ1がリニアエンコーダ1aの場合を説明したが、エンコーダ1がロータリエンコーダの場合に本発明を適用してもよい。
1…エンコーダ、1a…リニアエンコーダ、2…磁気記録媒体、2a…磁気スケール、3…磁気ヘッド、4…磁気トラック、8…信号処理部、9…不揮発性メモリ、10…磁気センサ、15…磁気抵抗素子、80…半導体IC、85…自動較正部、86…内部メモリ、813、823…ローパスフィルタ、814、824…変換部、841…デジタル補正部、842…算出部、847…出力発生部、θ…相対位置、COS+、SIN+…出力、doffs、doffc、dgains、dgainc、dphase…補正データ

Claims (4)

  1. 磁極が周期的に記録された磁気記録媒体と、
    前記磁極の記録方向に沿って前記磁気記録媒体に対して相対移動する磁気センサと、
    前記磁気センサからの出力信号のオフセット、ゲインおよび位相の少なくとも1つに対する補正データを記憶しておく不揮発性メモリと、
    前記補正データに基づいて前記出力信号に補正を行った結果に基づいて前記磁気記録媒体に対する前記磁気センサの相対位置を算出する信号処理部と、を備えており、
    前記不揮発性メモリは、前記補正データとして、エンコーダの出荷前に測定された補正データを記憶しておき、
    前記信号処理部は、予め設定された高周波成分を前記磁気センサから出力されたアナログ信号から除去するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタを通過した信号をデジタル信号からなる前記出力信号に変換する変換部と、前記補正データに基づいて前記出力信号にデジタル補正を行うデジタル補正部と、前記デジタル補正後の前記出力信号に基づいて前記相対位置を算出する算出部と、前記補正データを自動的に検出する自動較正部とを全て内蔵する半導体ICに構成されており、
    前記半導体ICは、前記補正データを自動的に検出する自動較正部と、前記自動較正部に対する自動較正開始の指令が入力される端子とを備え、
    前記端子は、前記自動較正部の動作を停止させておく際には、グランドより高い正電位あるいはフロート状態であり、前記自動較正部が自動較正を実行する際には、低電位であり、
    前記半導体ICは、出荷先後にエンコーダを稼働させて前記磁気記録媒体に対する前記磁気センサの相対位置を算出する際、前記自動較正部の動作を停止させておくことを特徴とするエンコーダ。
  2. 請求項に記載のエンコーダにおいて、
    前記信号処理部および前記不揮発性メモリは、前記磁気センサとともに磁気ヘッドに設けられていることを特徴とするエンコーダ。
  3. 請求項に記載のエンコーダにおいて、
    前記磁気記録媒体は、前記磁極が直線的に記録された磁気スケールであることを特徴とするエンコーダ。
  4. 請求項1からまでの何れか一項に記載のエンコーダにおいて、
    前記不揮発性メモリは、EEPROM(Electrically Erasable
    Programmable Read-Only Memory)であることを特徴とするエンコーダ。
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