JP7368792B2 - 対面型キッチン - Google Patents

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本発明の態様は、一般的に対面型キッチンに関する。
リビング側(ダイニング側)を向いた状態で炊事などを行えるようにする対面型キッチンが知られている。このような対面型キッチンでは、調理中の油煙などをリビング側に飛散させないように、加熱調理機側とリビング側との間にガラス板からなる仕切部材(連結板)が設けられている(特許文献1)。
特開2011-244918号公報
特許文献1に記載された仕切部材は、下端側がキッチンカウンタのフレームに挟持され、上端側がレンジフードのフレームに挟持されている。ここで、例えば対面型キッチンが載置されている床面が地震や経年劣化などにより沈み込んだ(沈下した)場合には、キッチンカウンタとレンジフードとの間隔が広くなる虞がある。そうすると、仕切部材は、上端側がフレームから外れて不安定になる虞がある。
本発明の態様は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、仕切部材がフレームから外れるのを抑制できる対面型キッチンを提供することを目的とする。
第1の発明は、キッチンカウンタと、前記キッチンカウンタの上方に設けられたレンジフードと、前記キッチンカウンタと前記レンジフードとの間に設けられた仕切ユニットと、を備え、前記仕切ユニットは、前記キッチンカウンタと前記レンジフードとの間に位置する仕切部材と、前記仕切部材の上端側に設けられ前記仕切部材から突出する突出部と、を有し、前記レンジフードは、前記仕切部材の上端側を厚さ方向で挟持する枠部を有し、前記枠部は、前記仕切ユニットが前記枠部に対して相対的に下方に移動したときに前記突出部を受ける受け部を有することを特徴とする対面型キッチンである。
この対面型キッチンによれば、例えば建屋の経年劣化や地震などによりキッチンカウンタとレンジフードとの間の間隔が広がって仕切ユニットが下がったとしても、枠部に設けられた受け部が仕切ユニットの突出部を支持する。これにより、仕切ユニットは、枠部から外れるのを抑制できる。
第2の発明は、第1の発明において、前記突出部と前記受け部との間には、空間が形成されていることを特徴とする対面型キッチンである。
この対面型キッチンによれば、仕切ユニットが枠部に挟持された通常状態では突出部に力が加わらない。従って、通常状態では、突出部から仕切部材に負荷がかかるのを抑制できる。また、突出部と受け部との間の空間は、仕切ユニットや枠部の製造公差、仕切ユニットを枠部に組み付けるときの組立て公差などを許容することができる。その結果、仕切ユニットを枠部に組み付ける組付作業の作業性を向上できる。また、受け部は、仕切ユニットが下がったときに突出部を支持するので、仕切ユニットが枠部から外れるのを抑制できる。そして、受け部が突出部を支持した後には、仕切部材の下端とキッチンカウンタとの間の距離が開くことで、仕切部材が不安定な状態にあることを認識できる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記枠部は、前記仕切部材の面部に対面する側面部と、前記側面部の下端から前記仕切部材の面部に向けて延びる前記受け部と、を有し、前記突出部は、前記側面部と前記仕切部材の面部との間に位置していることを特徴とする対面型キッチンである。
この対面型キッチンによれば、突出部が枠部の側面部に隠蔽されるので、外部から突出部を視認することが抑制できる。これにより、対面型キッチンのデザイン性を向上できる。
第4の発明は、第1~第3のいずれか1つの発明において、前記突出部は、前記仕切部材の上端側に部分的に設けられる引掛部材に形成されていることを特徴とする対面型キッチンである。
この対面型キッチンによれば、引掛部材を可及的に少なくして、仕切部材にかかる負荷を低減できる。また、引掛部材を仕切部材に簡単に取り付けることができるので、コストを削減することができる。
本発明の態様によれば、仕切部材がフレームから外れるのを抑制できる対面型キッチンが提供される。
実施形態に係る対面型キッチンを示す斜視図である。 仕切部材を正面からみた正面図である。 図2中の枠部を拡大して示す正面図である。 図3中の枠部、仕切部材、引掛部材を矢示A-A方向からみた断面図である。 図3中の枠部、仕切部材、引掛部材を矢示B-B方向からみた断面図である。 支持部材と枠部材とに挟持された仕切部材を拡大して示す斜視図である。 図6中の第2挟持部を本体部から取り外した状態を示す斜視図である。 図7中の仕切部材を支持部材から取り外した状態を示す斜視図である。 仕切部材から引掛部材を取り外した状態を示す分解斜視図である。 床面が沈下した場合に受け部が突出部を受ける状態を説明する説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る対面型キッチンを示す斜視図である。
図2は、仕切部材を正面からみた正面図である。
図3は、図2中の枠部を拡大して示す正面図である。
図4は、図3中の枠部、仕切部材、引掛部材を矢示A-A方向からみた断面図である。
図5は、図3中の枠部、仕切部材、引掛部材を矢示B-B方向からみた断面図である。
図6は、支持部材と枠部材とに挟持された仕切部材を拡大して示す斜視図である。
図7は、図6中の第2挟持部を本体部から取り外した状態を示す斜視図である。
図8は、図7中の仕切部材を支持部材から取り外した状態を示す斜視図である。
図9は、仕切部材から引掛部材を取り外した状態を示す分解斜視図である。
図1に示すように、対面型キッチン10は、キッチンカウンタ20と、キッチンカウンタ20の上方に設けられたレンジフード40と、キッチンカウンタ20とレンジフード40との間に設けられた仕切ユニット50と、を備えている。
対面型キッチン10は、キッチンKおよびリビングL(ダイニング)と対面して設置される。これにより、対面型キッチン10は、リビングL側を向いた状態で炊事などを行えるようになっている。
以下、本願明細書においては、リビングL側に立ち、キッチンK側を向くように対面型キッチン10と対面する使用者からみた上方、下方、前方、後方、右側方、および左側方を、それぞれ「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「右側方」、及び「左側方」とする。すなわち、対面型キッチン10のキッチンK側を向く方向が前方である。図1は、前方側から見た対面型キッチン10の斜視図である。
キッチンカウンタ20は、例えば上方からみた平面視において略長方形の平板状となっている。キッチンカウンタ20は、例えば上面20aが略水平となるように設置されている。キッチンカウンタ20の上面20aは、例えばステンレス、人工大理石、および人造大理石などが用いられる。そして、キッチンカウンタ20は、シンク22、水栓24、および加熱調理機26を有している。
シンク22は、キッチンカウンタ20の長手方向の一側(例えば、左側方)に設けられている。シンク22は、キッチンカウンタ20の上面20aよりも下方に凹んでいる。シンク22は、シンク22内またはシンク22の周辺に水栓24が設けられる。水栓24は、対面型キッチン10に取り付けられて使用される。水栓24は、例えばシンク22の後方側に設けられる。水栓24は、シンク22内に向けて湯水を吐水する。換言すると、シンク22は、水栓24から吐水された湯水を受ける。また、シンク22は、水栓24などから受けた湯水を排水管などを介して外部に排出する。
加熱調理機26は、キッチンカウンタ20の長手方向の他側(例えば、右側方)に設けられている。加熱調理機26は、例えばキッチンカウンタ20によって支持されている。加熱調理機26は、例えばガスコンロ、電気コンロ、電磁調理器などである。加熱調理機26は、上面26aに鍋70やフライパンなどが載置され、鍋70やフライパンなどの中にある食材を加熱する。
キッチンカウンタ20は、シンク22と加熱調理機26との間に作業スペース20bを有している。すなわち、作業スペース20bは、キッチンカウンタ20の長手方向の中央部に設けられている。この作業スペース20bは、調理やシンク22で洗った食器の片付けなどの種々の作業を行うための部分である。シンク22、加熱調理機26、および作業スペース20bの配置は、これに限ることなく、任意の配置でよい。例えば、シンク22をキッチンカウンタ20の中央付近に配置してもよいし、加熱調理機26をキッチンカウンタ20の中央付近に配置してもよい。
支持部材28は、加熱調理機26とキッチンカウンタ20の後端20cとの間でキッチンカウンタ20の上面20aに設けられている。この支持部材28は、後述の仕切部材51を支持するものである。支持部材28は、キッチンカウンタ20の長手方向(左右方向)に離間して、複数個(例えば、2個)設けられている。
なお、キッチンカウンタ20の上面20aには、左右方向に延びる1個の支持部材が設けられていてもよい。図6~図8に示すように、支持部材28は、上方および左右の側方が開口したU字状となっており、前後方向(厚さ方向)で仕切部材51の下端51a側を挟持するとともに、底部28aで仕切部材51の下端51aを支持している。
キャビネット部30は、キッチンカウンタ20を支持する。キャビネット部30は、内部に収納空間を有し、キッチン用品などの物品を収納可能とする。キャビネット部30は、建屋の床面Fに設置される。キッチンカウンタ20および加熱調理機26などは、キャビネット部30を介して建屋の床面Fに設置される。キャビネット部30は、いわゆるフロアキャビネットである。
レンジフード40は、キッチンカウンタ20に設置された加熱調理機26の上方に設けられている。レンジフード40は、例えば建屋の天井面や側壁面に取り付けられている。レンジフード40は、例えばシロッコファンなどの吸込ファン(図示せず)を内部に収納する筒部41と、筒部41の下端側に設けられ仕切部材51の上端51b側を厚さ方向で挟持する枠部42と、を有する。レンジフード40は、吸込ファンの作動により空気を吸い込んで、その空気を外部に排出させる。
枠部42は、仕切部材51の上端51b側を厚さ方向(前後方向)で挟持して仕切部材51を支持する。枠部42は、例えば金属材料や樹脂材料により形成されている。この枠部42は、仕切ユニット50が枠部42に対して相対的に下方に移動したときに突出部59(後述する)を受ける受け部45dを有している。図6~図8に示すように、枠部42は、筒部41の下端側に位置する本体部43と、本体部43の外側端部に設けられ仕切部材51を挟持する第1挟持部44、第2挟持部45と、を有する。本実施形態では、第1挟持部44と第2挟持部45とが本体部43の後端側に設けられている。
図4、図7、図8に示すように、第1挟持部44は、例えば薄板材を折曲加工することにより形成されている。第1挟持部44は、左右方向の長さが仕切部材51の左右方向の長さに対応しており、仕切部材51の前面部51cを支持している。図4、図7に示すように、第1挟持部44は、本体部43に取り付けられる取付部44aと、取付部44aの後端から下方に向けて延びる延出部44bと、延出部44bの下端から後方(仕切部材51側)に向けて延びる底部44cと、底部44cの後端から上方に向けて延び仕切部材51の前面部51cに当接する当接部44dと、を有する。
取付部44aは、左右方向の中央部で本体部43の上面43aに当接している。第1挟持部44は、取付部44aが本体部43の上面43aにねじ46を用いて取り付けられている。延出部44bは、本体部43の後面43bに当接して、後面43bの左右方向に沿って延びている。底部44cは、本体部43の下面と同じ水平面上に位置している。
当接部44dは、延出部44bと前後方向で対面している。当接部44dは、仕切部材51の前面部51cに当接することにより、仕切部材51を支持している。図5、図8に示すように、当接部44dには、後述の引掛部材55に対応する位置に凹状の切欠き440が形成されている。この切欠き440は、引掛部材55を仕切部材51に取り付けているねじ60の下方に形成されている。仕切ユニット50が下がったときには、ねじ60が切欠き440に進入する。図8に示すように、本実施形態では、引掛部材55の個数(2個)に対応して2個の切欠き440が形成されている。
第2挟持部45は、例えば薄板材を折曲加工することにより形成されている。第2挟持部45は、左右方向の長さが仕切部材51の左右方向の長さに対応しており、仕切部材51の後面部51dを支持している。図4、図6~図8に示すように、第2挟持部45は、本体部43に取り付けられる取付部45aと、取付部45aから後方に向けて延びる上面部45bと、上面部45bの後端から下方に向けて延びる側面部45cと、側面部45cの下端から前方(仕切部材51側)に向けて延び、突出部59を受ける受け部45dと、受け部45dの前端から上方に向けて延び仕切部材51の後面部51dに当接する当接部45eと、を有する。
取付部45aは、第1挟持部44の取付部44aを挟んだ左右両側で本体部43の上面43aに当接している。第2挟持部45は、取付部45aが本体部43の上面43aにねじ47を用いて取り付けられている。上面部45bは、仕切部材51の上方に位置して、左右両側に位置する取付部45a間を接続している。上面部45bは、取付部45aから引掛部材55を越えるまで後方に延びている。
側面部45cは、仕切部材51の後面部51dに対面している。側面部45cは、引掛部材55の突出部59の下端よりも下方に延びている。これにより、側面部45cは、引掛部材55を遮蔽して、リビングL側から引掛部材55を視認できないようにしている。
受け部45dは、第2挟持部45の底部を構成している。この受け部45dは、本体部43の下面および第1挟持部44の底部44cと同じ水平面上に位置している。例えば、建屋の老朽化や地震などにより床面Fが沈み込んだ場合には、キッチンカウンタ20とともに仕切ユニット50も下がる。この場合、受け部45dは、仕切部材51に設けられた引掛部材55の突出部59を受ける。これにより、受け部45dは、突出部59が接触した後は仕切部材51がそれ以上下がるのを抑制する。
当接部45eは、側面部45cおよび第1挟持部44の当接部44dと前後方向で対面している。当接部45eは、仕切部材51の後面部51dに当接することにより、仕切部材51を支持している。すなわち、仕切部材51は、上端51b側で第1挟持部44の当接部44dと第2挟持部45の当接部45eとにより挟持されている。換言すると、第1挟持部44の当接部44dと第2挟持部45の当接部45eとの間のスペースは、上下方向で支持部材28の開口に対応して形成されている。
図3、図5に示すように、当接部45eには、後述の引掛部材55に対応する位置に凹状の切欠き450が形成されている。この切欠き450は、引掛部材55のめねじ部58の下方に形成されている。仕切ユニット50が下がったときには、めねじ部58が切欠き450に進入する。図3に示すように、本実施形態では、引掛部材55に対応して2個の切欠き450が形成されている。
仕切ユニット50は、キッチンカウンタ20とレンジフード40との間に設けられている。仕切ユニット50は、キッチンカウンタ20とレンジフード40との間に位置する仕切部材51と、仕切部材51の上端51b側に設けられ仕切部材51から突出する突出部59と、を有している。本実施形態では、突出部59は仕切部材51に取り付けられる引掛部材55に設けられている。
仕切部材51は、例えばガラス板からなり、加熱調理機26の後側に配設されている。これにより、仕切部材51は、加熱調理機26とリビングL側との間を遮蔽している。仕切部材51は、加熱調理機26で加熱された鍋70から跳ねる油や食材などがリビングL側に飛散するのを抑制している。なお、仕切部材51は、例えば樹脂板や金属板でもよい。
仕切部材51は、下端51aが支持部材28を介してキッチンカウンタ20に取り付けられている。また、仕切部材51は、上端51b側がレンジフード40の筒部に付設した枠部42に取り付けられている。具体的には、仕切部材51の下端51a側は、前面部51cと後面部51dとが支持部材28により挟持されて、支持部材28により支持されている。一方、仕切部材51の上端51b側は、前面部51cと後面部51dとが第1挟持部44の当接部44dと第2挟持部45の当接部45eとにより挟持されている。図9に示すように、仕切部材51の上端51b側には、引掛部材55を仕切部材51に取り付けるためのねじ挿通孔52が左右方向に離間して2個設けられている。
引掛部材55は、仕切部材51の後面部51dの上端51b側に部分的に設けられている。引掛部材55は、仕切部材51のねじ挿通孔52に対応する位置に設けられる。すなわち、本実施形態では、引掛部材55は仕切部材51の左右方向に離間して2個設けられている。なお、引掛部材55は、2個に限らず1個でもよいし、3個以上設けてもよい。引掛部材55の個数は、引掛部材55により仕切部材51に与える影響を考慮して、仕切部材51の重量、厚さ、強度などにより、実験、シミュレーションにより決定することができる。
引掛部材55は、仕切ユニット50が支持部材28と枠部42とのとの間に組み付けられた状態では、第1挟持部44と第2挟持部45との間(内部)に位置して、外部からは視認できないようになっている。そして、図4、図9に示すように、引掛部材55は、仕切部材51の上端51bに上下方向で対面する上板部56と、上板部56の後端から下方に向けて延びる垂下板部57と、垂下板部57の左右方向の中央部から下方に向けて延び前後方向にめねじが螺刻されためねじ部58と、めねじ部58を挟んで左右両側に位置して垂下板部57から後方に向けて延びる突出部59と、を有している。
図4に示すように、垂下板部57は、仕切部材51の後面部51dに当接している。めねじ部58は、仕切部材51のねじ挿通孔52に対応する位置に設けられている。めねじ部58には、引掛部材55を仕切部材51に取り付けるためのねじ60が螺合する。図5に示すように、めねじ部58は、床面Fが沈み込んでいない通常状態で、第2挟持部45の当接部45eに形成された切欠き450の上方に位置している。一方、床面Fが沈み込んで仕切部材51が下がったときには、めねじ部58が切欠き450内に進入する。
突出部59は、垂下板部57の下端から後方かつ下方に向けて延びている。すなわち、突出部59は、垂下板部57の下端から後方に向けて延びる水平部59aと、水平部59aの後端から下方に向けて延びる縦板部59bと、によりL字状に形成されている。突出部59は、引掛部材55が仕切部材51に取り付けられた状態で仕切部材51の後面部51dから後方に向けて突出している。本実施形態では、1個の引掛部材55に2個の突出部59を設けた場合を例に挙げて説明したが、1個の引掛部材に1個または3個以上の突出部59を設けてもよい。
図4、図5に示すように、突出部59の縦板部59bと受け部45dとの間には、空間Sが形成されている。これにより、仕切ユニット50が枠部42に挟持された通常状態では突出部59に力が加わらない。従って、通常状態では、突出部59から仕切部材51に負荷がかかるのを抑制できる。また、突出部59と受け部45dとの間の空間Sは、仕切ユニット50や枠部42の製造公差、仕切ユニット50を枠部42に組み付けるときの組立て公差などを許容することができる。その結果、仕切ユニット50を枠部42に組み付ける組付作業の作業性を向上できる。
また、突出部59は、第2挟持部45の側面部45cと仕切部材51の後面部51dとの間に位置している。これにより、突出部59が枠部42の側面部45cに隠蔽されるので、外部(リビングL側)から突出部59を視認することが抑制できる。これにより、対面型キッチン10のデザイン性を向上できる。
本実施形態による対面型キッチン10は、上述の如き構成を有するもので、次に床面Fが沈下した場合に、枠部42に保持される仕切ユニット50の作用について説明する。
図10は、床面が沈下した場合に受け部が突出部を受ける状態を説明する説明図である。図10(a)は、床面が沈下していない通常状態を示している。図10(b)は、突出部が受け部に接触するまで床面が沈下した場合を示している。図10(c)は、さらに床部が沈下した状態を示している。
まず、図4、図5、図10(a)に示すように、仕切部材51は、通常状態では下端51aが支持部材28に支持され、上端51bが枠部42の第1挟持部44と第2挟持部45との間に挟持されている。すなわち、仕切部材51は、下端51aが支持部材28の底部28aに接触している。
この場合、引掛部材55は、仕切部材51に部分的(左右方向に離間した2個)に設けられている。従って、仕切部材51にかかる負荷を低減できる。また、引掛部材55は、第1挟持部44と第2挟持部45との間に配設されている。すなわち、突出部59は、第2挟持部45の側面部45cと仕切部材51の後面部51dとの間に配設されている。これにより、引掛部材55(突出部59)は、外部から視認できないので、対面型キッチン10のデザイン性を向上できる。
また、図4、図5に示すように、突出部59と受け部45dとの間には、空間Sが形成されている。これにより、通常状態では、突出部59から仕切部材51に負荷かがかからないようになっている。従って、仕切部材51が安定して支持部材28と枠部42との間に配設されるとともに、仕切部材51が変形するのを抑制できる。
次に、図10(b)に示すように、例えば対面型キッチン10が載置されている床面Fが地震や経年劣化などにより沈下した場合には、キッチンカウンタ20が下がるとともに、支持部材28および仕切部材51も追従して下がる。この場合、引掛部材55のめねじ部58は、第2挟持部45の切欠き450に上方から進入する。また、引掛部材55を仕切部材51にねじ止しているねじ60の頭部は、第1挟持部44の切欠き440に上方から進入する。そして、突出部59と受け部45dとの間の空間Sの距離が徐々に小さくなり、最終的には突出部59の縦板部59bが受け部45dに接触する。
図10(c)に示すように、さらに床面Fが沈下した場合には、キッチンカウンタ20および支持部材28もそれに追従して下がる。一方、仕切部材51は、引掛部材55の突出部59が受け部45dに接触しているので、それ以上は下がらない。換言すると、突出部59が受け部45dに引っ掛かることにより、仕切部材51の下がりが抑制される。突出部59は、下端が仕切部材51の上端51bと受け部45dとの間に位置している。従って、仕切部材51は、突出部59が受け部45dに接触した状態では床面Fが沈下しても第1挟持部44と第2挟持部45との間から抜け落ちるのが抑制される。
この場合、図10(c)に示すように、支持部材28が下がり、仕切部材51が下がらないので、仕切部材51の下端51aと支持部材28の底部28aとの間に隙間Cが形成される。換言すると、キッチンカウンタ20の上面20aと仕切部材51の下端51aとの間の距離が大きくなる。これにより、床面Fが沈下していること、突出部59が受け部45dに接触していること、および仕切部材51が突出部59を介して受け部45dにぶら下がっていることを認識することができる。
なお、上述した実施形態では、突出部59を仕切部材51の後方側に向けて突出させて、受け部45dを第2挟持部45に設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば突出部を仕切部材51の前方側に向けて突出させて、第1挟持部44の底部44cを受け部としてもよい。また、仕切部材51の前後両方に突出部を突出させて、第1挟持部の受け部と第2挟持部の受け部との両方で各突出部を受けてもよい。
また、上述した実施形態では、仕切ユニット50を加熱調理機26の後方に配設した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば仕切ユニット50、枠部42を加熱調理機26の左右の側方に設けてもよい。
また、上述した実施形態では、突出部59を仕切部材51に取り付けられる引掛部材55に設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば突出部を仕切部材に一体的に設けていてもよい。すなわち、突出部を仕切部材から直接突出させていてもよい。
また、上述した実施形態では、突出部59と受け部45dとの間に空間Sを設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば通常状態で突出部と受け部とが接触していてもよい。この場合、仕切部材に負荷がかからないように、突出部と受け部とが接触しているのが好ましい。
また、上述した実施形態では、対面型キッチン10が載置されている床面Fが地震や経年劣化などにより沈下した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば建屋の天井面や側壁面に取り付けられているレンジフード40が異常時に振動することにより、仕切部材51に対して枠部42が上方に移動した場合、換言すると枠部42に対して仕切部材51が相対的に下方に移動した場合においても、仕切部材51が枠部42から外れることを抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、対面型キッチン10などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 対面型キッチン、 20 キッチンカウンタ、 20a 上面、 20b 作業スペース、 20c 後端、 22 シンク、 24 水栓、 26 加熱調理機、 26a 上面、 28 支持部材、 28a 底部、 30 キャビネット部、 40 レンジフード、 41 筒部、 42 枠部、 43 本体部、 43a 上面、 43b 後面、 44 第1挟持部、 44a 取付部、 44b 延出部、 44c 底部、 44d 当接部、 45 第2挟持部、 45a 取付部、 45b 上面部、 45c 側面部、 45d 受け部、 45e 当接部、 46 ねじ、 47 ねじ、 50 仕切ユニット、 51 仕切部材、 51a 下端、 51b 上端、 51c 前面部、 51d 後面部、 52 ねじ挿通孔、 55 引掛部材、 56 上板部、 57 垂下板部、 58 めねじ部、 59 突出部、 59a 水平部、 59b 縦板部、 60 ねじ、 70 鍋、 440 切欠き、 450 切欠き、 C 隙間、 F 床面、 K キッチン、 L リビング、 S 空間

Claims (4)

  1. キッチンカウンタと、
    前記キッチンカウンタの上方に設けられたレンジフードと、
    前記キッチンカウンタと前記レンジフードとの間に設けられた仕切ユニットと、を備え、
    前記仕切ユニットは、前記キッチンカウンタと前記レンジフードとの間に位置する仕切部材と、前記仕切部材の上端側に設けられ前記仕切部材から突出する突出部と、を有し、
    前記レンジフードは、前記仕切部材の上端側を厚さ方向で挟持する枠部を有し、
    前記枠部は、前記仕切ユニットが前記枠部に対して相対的に下方に移動したときに前記突出部を受ける受け部を有することを特徴とする対面型キッチン。
  2. 前記突出部と前記受け部との間には、空間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の対面型キッチン。
  3. 前記枠部は、前記仕切部材の面部に対面する側面部と、前記側面部の下端から前記仕切部材の面部に向けて延びる前記受け部と、を有し、
    前記突出部は、前記側面部と前記仕切部材の面部との間に位置していることを特徴とする請求項1または2に記載の対面型キッチン。
  4. 前記突出部は、前記仕切部材の上端側に部分的に設けられる引掛部材に形成されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の対面型キッチン。
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