JP7368319B2 - 自動運転システム - Google Patents

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Description

本開示は、自動運転システムに関する。
自動運転システムとして、車両の位置や周辺環境に基づいて、走行計画を生成するものが知られている。特許文献1には、第1走行計画に沿った自動運転制御中において、周辺環境の認識精度が低下した場合に、第2走行計画を生成し、第1走行計画と第2走行計画のうち信頼度の高い走行計画に沿った自動運転制御を行う技術が記載されている。
特開2017-159790号公報
しかし、車両の走行の途中で、二つの走行計画を作成し信頼度に基づいて切り替える処理を、繰り返し行ったとしても、結果として、出発地から目的地まで、信頼度が高い状態を保って自動運転制御が行われるとは限らない。
本開示の一形態によれば、区画線に沿って走行するように車両(10)の自動運転を実行する自動運転システム(100)が提供される。この自動運転システムは、道路のネットワークに関する道路情報を記憶する道路情報記憶部(130)であって、前記道路情報は、前記道路のネットワークを構成する複数の区間を表す複数組の区間情報と、前記複数組の区間情報の少なくとも一部と対応づけられた、前記区間における区画線の推定に関する信頼度と、を含む、道路情報記憶部(130)と、前記区間情報と前記信頼度とを用いて、出発地から目的地までの経路を決定する経路決定部(111)と、前記車両の周辺の区画線の位置を含む周辺の環境を推定する周辺環境推定部(112)と、前記経路決定部が決定した前記経路の情報と、周辺環境推定部が推定した前記周辺の環境の情報と、に基づいて、前記経路における走行速度を含む走行計画を生成する走行計画部(113)と、前記走行計画に沿って前記車両の走行を制御する自動運転制御部(114)と、を備える。
この自動運転システムによれば、車両の周辺の区画線の認識に関する情報を含む周辺情報の信頼度に基づいて生成した走行計画に沿って車両の走行を制御するため、信頼度が高い状態を保って自動運転制御を行うことができる。
自動運転システムの構成の概要を示す説明図である。 自動運転制御処理の一例を示したフローチャートである。 走行計画の一例を示す説明図である。 走行計画の他の例を示す説明図である。 第2実施形態における、自動運転システムの構成の概要を示す説明図である。 道路情報更新処理の一例を示したフローチャートである。 変形例における、自動運転制御処理の一例を示したフローチャートである。
A.第1実施形態:
図1に示すように、車両10は、自動運転システム100を備える。本実施形態において、自動運転システム100は、区画線に沿って走行するように、車両10の自動運転を実行する。本実施形態において、自動運転システム100は、運転支援装置110と、周辺センサ120と、車両位置センサ126と、道路情報記憶部130と、通信部200と、駆動力制御ECU(Electronic Control Unit)220と、制動力制御ECU230と、操舵制御ECU240と、を備える。運転支援装置110と、通信部200と、駆動力制御ECU220と、制動力制御ECU230と、操舵制御ECU240とは、車載ネットワーク250を介して接続される。なお、車両10は、自動運転に限らず、運転手によって手動で行われる手動運転によって運転されてもよい。
周辺センサ120は、カメラ122と物体センサ124とを備える。カメラ122は、自車両の周囲を撮像して画像を取得する。物体センサ124は、自車両の周囲の状況を検出する。物体センサ124として、例えば、レーザーレーダー、ミリ波レーダー、超音波センサ等の反射波を利用した物体センサが挙げられる。本実施形態において、周辺センサ120は、車両10の前方、側方および後方を含む周囲の情報を検出する。
車両位置センサ126は、現在の車両10の車両位置を検出する。車両位置センサ126として、例えば、GPS(Global Positioning System)などの汎地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System(s)(GNSS))が挙げられる。
道路情報記憶部130は、道路のネットワークに関する道路情報を記憶する。「道路情報」は、道路のネットワークを構成する複数の区間を表す複数組の区間情報と、複数組の区間情報の少なくとも一部と対応づけられた、区間における区画線の推定に関する信頼度と、を含む。「区間情報」は、例えば、ある区間における車線数や車線幅、カーブ曲率、勾配、停止線位置、信号機位置、ガードレール位置等の情報を含む。「信頼度」とは、区間情報が示す区間における区画線の推定の確かさの度合いを示す。信頼度が高いほど、区画線の推定を信頼できる可能性が高い。例えば、区画線が明確であり容易に認識できる区間における区間情報の信頼度は、区画線が掠れて認識が困難な区間における区間情報の信頼度よりも高い。
運転支援装置110は、経路決定部111と、周辺環境推定部112と、走行計画部113と、自動運転制御部114と、を備える。運転支援装置110は、中央処理装置(CPU)や、RAM、ROMにより構成されたマイクロコンピュータ等からなり、予めインストールされたプログラムをマイクロコンピュータが実行することによって、これらの各部の機能を実現する。ただし、これらの各部の機能の一部又は全部をハードウエア回路で実現してもよい。
経路決定部111は、道路情報記憶部130に記録された区間情報と信頼度とを用いて、出発地から目的地までの経路を決定する。
周辺環境推定部112は、車両10の周辺の環境(以下、単に「周辺環境」という)を推定する。「周辺環境」は、車両10の周辺の区画線の位置を含む。周辺環境推定部112は、例えば、カメラ122が撮影した車両10の周辺画像や、物体センサ124が検出した車両10の周辺状況、通信部200を介して外部サーバ20や他車両から取得した車両10の周辺状況から、周辺の環境を推定する。
走行計画部113は、経路決定部111が決定した経路の情報と、周辺環境推定部112が推定した周辺の環境の情報と、に基づいて、走行計画を生成する。「走行計画」とは、経路決定部111が決定した経路を走行する際における走行速度を含む車両10の挙動の計画である。
自動運転制御部114は、走行計画に沿って車両10の走行を制御する。自動運転制御部114は、駆動力制御ECU220および制動力制御ECU230、操舵制御ECU240を制御することで、自動運転機能を実現する。自動運転制御部114は、例えば、駆動力制御ECU220および制動力制御ECU230を制御し、自動的に車両10の走行速度の制御を行う。また、自動運転制御部114は、周辺センサ120から得た情報に基づいて、車両の走行を制御できる。自動運転制御部114は、例えば、周辺センサ120から得た情報に基づいて区画線を認識し、車線変更を行うよう操舵制御ECU240を制御する。
駆動力制御ECU220は、エンジンなど車両の駆動力を発生するアクチュエータを制御する電子制御装置である。運転者が手動で運転を行う場合、駆動力制御ECU220は、アクセルペダルの操作量に応じてエンジンや電気モータである動力源を制御する。一方、自動運転を行う場合、駆動力制御ECU220は、自動運転制御部114で演算された要求駆動力に応じて動力源を制御する。
制動力制御ECU230は、車両の制動力を発生するブレーキアクチュエータを制御する電子制御装置である。運転者が手動で運転を行う場合、制動力制御ECU230は、ブレーキペダルの操作量に応じてブレーキアクチュエータを制御する。一方、自動運転を行う場合、制動力制御ECU230は、自動運転制御部114で演算された要求制動力に応じてブレーキアクチュエータを制御する。
操舵制御ECU240は、車両の操舵トルクを発生するモータを制御する電子制御装置である。運転者が手動で運転を行う場合、操舵制御ECU240は、ステアリングハンドルの操作に応じてモータを制御して、ステアリング操作に対するアシストトルクを発生させる。これにより、運転者が少量の力でステアリングを操作でき、車両の操舵を実現する。一方、自動運転を行う場合、操舵制御ECU240は、自動運転制御部114で演算された要求操舵角に応じてモータを制御することで操舵を行う。
図2に示す自動運転制御処理は、運転支援装置110が車両10の自動運転制御を行う一連の処理である。なお、この処理の開始時には自動運転システム100は目的地が設定されているものとする。
ステップS100において、運転支援装置110は、車両位置センサ126から車両10の位置情報を取得する。より具体的には、運転支援装置110は、車両位置センサ126の検出信号を用いて車両10の位置を取得する。
ステップS110において、運転支援装置110は、車両10の目的地情報を取得する。運転支援装置110は、例えば、搭乗者がナビゲーションシステムに入力した目的地の位置情報を取得する。
ステップS120において、経路決定部111は、経路を決定する。より具体的には、ステップS100で取得した車両の位置から、ステップS110で取得した目的地までの経路を、道路情報記憶部130から取得した道路情報における区間情報と信頼度とを用いて決定する。経路決定方法の詳細については後述する。
ステップS130において、周辺環境推定部112は、周辺環境を推定する。周辺環境の推定として、例えば、周辺環境推定部112は、走行している区間に含まれる車線の区画線を認識できる度合いを推定する。なお、ステップS100~S130は、ステップS120がステップS100およびステップS110よりも後に行われれば、この順に限らず、任意の順序で行うことができ、並行して行ってもよい。
ステップS140において、走行計画部113は、ステップS120で経路決定部111が決定した経路の情報と、ステップS130で周辺環境推定部112が推定した周辺の環境の情報と、に基づいて、経路における走行速度を含む走行計画を生成する。走行計画の生成方法の詳細については後述する。
ステップS150において、自動運転制御部114は、ステップS140で走行計画部113が生成した走行計画に沿って車両10の走行を制御する。
本実施形態において、経路決定部111は、出発地から目的地に向かって、段階的に経路条件を満たす区間を選択していき、車両10が走行する経路を決定する。経路条件として、例えば、以下のような条件のいずれか1つ以上を採用することが可能である。
<経路条件1>
信頼度が予め定められた閾値以下である区間を走行する時間が予め定められた閾値時間以下であること。
<経路条件2>
車線変更の回数が予め定められた閾値回数以下であること。
<経路条件3>
車両10の走行における消費エネルギーが予め定められた閾値以下であること。
また、上記の経路条件1~3やその他の条件を適宜組み合わせて経路条件とすることもできる。例えば、経路条件1~3を使用し、各条件に用いる時間や回数等の値と閾値との差の値に重み付けを実施し、重み付け後の値が予め定めた閾値以下の場合に経路条件を満たすと判定してもよい。
本実施形態では、上述した経路条件1を使用する。上述した経路条件1における閾値は第1信頼度基準とする。すなわち、本実施形態において、経路決定部111は、信頼度が第1信頼度基準よりも低い区間を走行する時間の積算値に基づいて、経路を決定する。より具体的には、経路決定部111は、出発地点から段階的に、分岐点に接続された区間の選択を行って、合計の走行時間が最も短い経路を含む複数の経路を探索する。探索した経路のうち最も走行時間が短い経路から順に、信頼度が第1信頼度基準よりも低い区間を走行する時間の積算値が閾値時間以下か否かを判定する。信頼度が第1信頼度基準よりも低い区間を走行する時間の積算値が閾値時間以下であれば、その経路を選択する。信頼度が第1信頼度基準よりも低い区間を走行する時間の積算値が閾値時間よりも長ければ、次に走行時間が短い経路について検討する。従って、車線の認識が困難である区間を走行する時間が閾値時間以下となる経路に決定される。
図3に示すように、走行計画部113は、例えば、複数の車線を有する区間であって、走行している車線の区画線が認識しづらい場合、車線変更を行うよう、走行計画を生成する。
図3に示すように、車両10が走行している車線Ln2および車線Ln2の左隣の車線である車線Ln1において、車両10の前方の左側の箇所A1における区画線が掠れて認識しづらくなっている。また、車線Ln2の右側の車線である車線Ln3において、車両10の前方の右側の箇所A2における2本の区画線は、掠れていないため、認識ができる。そのため、走行計画部113は、車両10が車線Ln2から車線Ln3に車線変更をするよう走行計画を生成する。
また、図4に示すように、走行計画部113は、例えば、複数の車線を有する区間であって、かつ、複数の車線のいずれも、予め定められた第2信頼度基準よりも低い信頼度を有する区間を含む場合、その区間を走行している間に車線変更を行わないように走行計画を生成する。第2信頼度基準は第1信頼度基準よりも高く設定されている。
図4に示すように、車線Ln4、Ln5、Ln6は、いずれも信頼度が第2信頼度基準よりも低く、区画線が掠れて認識しづらくなっている。そのため、走行計画部113は、車両10が車線変更を行わないように走行計画を生成する。
また、走行計画部113は、周辺センサ120の構成が予め定められたセンサ構成基準を満たしている場合には、ある区間を第1速度で走行するように走行計画を生成し、周辺センサ120の構成が予め定められたセンサ構成基準を満たしていない場合には、ある区間を第1速度よりも低い第2速度で走行するように走行計画を生成する。センサ構成基準は、例えば、センサが検知できる対象物までの最長距離が予め定められた距離以上であることや、予め定められた種類以上のセンサを有していることである。
以上で説明した本実施形態の運転支援装置110によれば、車両10の周辺の区画線の認識に関する情報を含む周辺情報の信頼度に基づいて生成した走行計画に沿って車両10の走行を制御するため、信頼度が高い状態を保って自動運転制御を行うことができる。
また、経路決定部111は、探索した複数の経路のうち、区画線の認識が困難である車線を走行する時間が最も短い経路に決定する。そのため、信頼度が高い状態を保って自動運転制御を行うことができる。
また、走行計画部113は、複数の車線を有する区間を走行する場合に、いずれの車線も区画線の認識が困難である場合、車線変更を行わないよう走行計画を生成する。そのため、信頼度が高い状態を保って自動運転制御を行うことができる。
また、走行計画部113は、周辺センサ120の構成に応じて走行計画を生成する。例えば、車両10が備える周辺センサ120の検知範囲が広い場合に、検知範囲が短い場合よりも、走行速度が速くなるよう走行計画を生成する。そのため、信頼度が高い状態を保って自動運転制御を行うことができる。
B.第2実施形態:
図5に示す第2実施形態の自動運転システム100の構成は、運転支援装置110Aが、信頼度決定部115と道路情報更新部116とを備える点が第1実施形態と異なり、他の構成は同一である。
信頼度決定部115は、周辺センサ120から得た情報に基づいて、車両10が走行した区間の区画線の推定の信頼度を決定する。
道路情報更新部116は、経路に含まれるある区間について、道路情報記憶部が記憶している信頼度を、信頼度決定部115が決定した信頼度に更新する更新処理を行う。
本実施形態において、経路決定部111が決定した経路に含まれるある区間について、道路情報記憶部130が記憶している信頼度を第1信頼度という。
図6に示す道路情報更新処理は、運転支援装置110が、道路情報を更新するか否かを判定する一連の処理である。この処理は、自動運転制御処理におけるステップS150(図2に示す)において行われる。
ステップS200において、信頼度決定部115は、第2信頼度を決定する。本実施形態において、「第2信頼度」は、車両10が走行したある区間の区画線の推定に関する信頼度である。ここで、ある区間とは、第1信頼度を有する区間ある。信頼度決定部115は、周辺センサ120から得た情報に基づいて、第2信頼度を決定する。例えば、信頼度決定部115は、カメラ122が撮影した車両10の周辺画像から区画線の位置を推定し、信頼度を決定する。
ステップS210において、道路情報更新部116は、更新条件を満たすか否かを判定する。更新条件として、例えば、以下のような条件のうち、更新条件1を含む1つ以上の条件を採用することが可能である。
<更新条件1>
第1信頼度と第2信頼度とが異なること。
<更新条件2>
周辺センサ120の構成が予め定められたセンサ構成基準を満たしていること。
<更新条件3>
更新条件を満たした回数が予め定められた閾値回数以上であること。
上記の更新条件2が成立している場合、第2信頼度が正確である可能性が高い。センサの構成基準は、例えば、センサの検知能力が予め定められた精度以上であることや、予め定められた個数以上のセンサを搭載していることである。
上記の更新条件3が成立している場合、第1信頼度が実際の信頼度と乖離している可能性が高い。そのため、この条件を採用して、道路情報記憶部130の第1信頼度を更新することで、道路情報記憶部130における道路情報の精度を高い状態にできる。なお、更新条件を満たした回数は、例えば、道路情報更新部116記憶される。また、更新条件を満たした回数は予め定められた期間の回数のみを使用してもよい。この期間は予め実験的に定めることができ、例えば直近1年以内である。
また、上記の更新条件1と、更新条件2、3やその他の条件を適宜組み合わせて更新条件とすることもできる。
ステップS210において、更新条件が満たされる場合、道路情報更新部116は、ステップS220の処理に進む。一方、更新条件を満たされない場合、道路情報更新部116は、道路情報更新処理を終了する。
ステップS220において、道路情報更新部116は、道路情報記憶部130における、経路に含まれるある区間の第1信頼度を第2信頼度に更新する更新処理を行う。更新条件を満たさない場合、道路情報更新部116は、ステップS220の処理を行わない。すなわち、道路情報更新部116は、道路情報の更新処理を行わない。
以上で説明した本実施形態の運転支援装置110Aによれば、道路情報更新部116は、第1信頼度と第2信頼度とが異なる場合を含むあらかじめ定められた更新条件が満たされた場合、道路情報記憶部における第1信頼度を第2信頼度に更新する。周辺センサ120の構成が充実している場合にのみ道路情報記憶部における道路情報を更新する。そのため、道路情報記憶部における道路情報の精度がより高くなる。そのため、道路情報を用いて決定される経路の精度もより高くなり、より効果的に信頼度が高い状態を保って自動運転制御を行うことができる。
また、道路情報更新部116は、更新条件として、周辺センサ120の構成が充実していることを含む。そのため、道路情報記憶部における道路情報の精度がより高くなる。そのため、道路情報を用いて決定される経路の精度もより高くなり、より効果的に信頼度が高い状態を保って自動運転制御を行うことができる。
C.第3実施形態:
第3実施形態は、第1実施形態に対して、経路決定部が信頼度を補正して経路を決定する点が主に異なる。第2実施形態の運転支援装置110の構成は、第1実施形態の運転支援装置110の構成と同一であるため、運転支援装置110の構成の説明は省略する。
本実施形態において、経路決定部111は、経路を決定する条件として上述した経路条件1を採用する。すなわち、経路決定部111は、信頼度が閾値未満の区間の走行時間の合計が閾値時間よりも短くなるように経路を決定する。また、本実施形態において、経路決定部111は、車両10の走行状況に応じて信頼度を補正して、補正後の信頼度を用いて経路を決定する。より具体的には、経路決定部111は、出発地における出発時刻または目的地における到着時刻に基づいて定められる、経路中の各区間における通過時刻に基づいた補正情報1を用いて、信頼度を補正する。補正情報としては、例えば、以下のような情報を用いることができる。
<補正情報1>
天候
<補正情報2>
太陽の位置
<補正情報3>
陰の向き
<補正情報4>
明るさ
<補正情報5>
路面の汚れ
<補正情報6>
障害物に関する情報
上記の補正情報1を用いる場合には、経路決定部111は、例えば、経路中のある区間における通過時刻における天候が雨であれば、その区間の信頼度を、通過時刻における天候が晴れの場合よりも低くなるように補正する。なお、天候は、通信部200を介して外部サーバ20より取得したものを用いることができる。
上記の補正情報2を用いる場合には、経路決定部111は、例えば、経路中のある区間における通過時刻における太陽の位置が逆光となる位置であれば、その区間の信頼度を、通過時刻における太陽の位置が車両10後方に位置する場合よりも低くなるように補正する。
上記の補正情報3を用いる場合には、経路決定部111は、例えば、経路中のある区間における通過時刻における陰の向きが車両10前方の区画線を覆う向きであれば、その区間の信頼度を、通過時刻における陰の向きが車両10前方の区画線を覆う向きでない場合よりも低くなるように補正する。
上記の補正情報4を用いる場合には、経路決定部111は、例えば、経路中のある区間における通過時刻における明るさが予め定められた閾値よりも暗ければ、その区間の信頼度を、通過時刻における明るさが閾値よりも明るい場合よりも低くなるように補正する。
上記の補正情報5を用いる場合には、経路決定部111は、例えば、経路中のある区間における路面が汚れていれば、その区間の信頼度を、路面が汚れていない場合よりも低くなるように補正する。
上記の補正情報6を用いる場合には、経路決定部111は、例えば、経路中のある区間における通過時刻において障害物があると予想できる場合であれば、その区間の信頼度を、通過時刻において障害物が存在しないと予想できる場合よりも低くなるように補正する。
また、上記の補正情報1~6やその他の情報を適宜組み合わせて、経路決定部111は信頼度を補正してもよい。
以上で説明した本実施形態の運転支援装置110によれば、経路決定部111は、信頼度を補正して経路を決定する。例えば、路面が汚れている場合、路面が汚れていない場合よりも区画線の認識が困難となる。このような場合に、経路決定部111は、路面の汚れを含む情報を用いて区画線の認識可能性を考慮して、信頼度を推定できる。
D.第4実施形態:
第4実施形態は、第1実施形態に対して、経路決定部111が信頼度を補正して経路を決定する点が主に異なる。第2実施形態の運転支援装置110の構成は、第1実施形態の運転支援装置110の構成と同一であるため、運転支援装置110の構成の説明は省略する。
本実施形態において、経路決定部111は、経路を決定する条件として上述した経路条件1を採用する。すなわち、経路決定部111は、信頼度が閾値未満の区間の走行時間の合計が閾値時間よりも短くなるように経路を決定する。また、本実施形態において、経路決定部111は、周辺センサの構成に応じて閾値を決定する。例えば、閾値は、周辺センサの構成が予め定められたセンサ構成基準を満たしていない場合には第3信頼基準に決定され、周辺センサの構成が予め定められたセンサ構成基準を満たしている場合には第3信頼基準よりも低い第4信頼基準に決定される。つまり、経路決定部111は、周辺センサ120の構成が予め定められたセンサ構成基準を満たしている場合には、信頼度が予め定められた第3信頼度基準よりも低い区間を含むことを許容する条件下で経路を決定し、周辺センサ120の構成がセンサ構成基準を満たしていない場合には、信頼度が第3信頼度基準よりも低い区間を含まないという条件下で経路を決定する。
以上で説明した本実施形態の運転支援装置110によれば、経路決定部111は、道路情報記憶部における第1道路情報を、周辺センサが取得した第2道路情報に更新する。そのため、より現実に則した道路情報が記憶される。そのため、道路情報を用いて決定される経路の精度が高くなり、信頼度が高い状態を保って自動運転制御を行うことができる。
E.変形例:
(E1)上述した実施形態において、経路決定部111は、出発地から目的地に向かって、段階的に経路条件を満たす区間を選択していき、車両10が走行する経路を決定する。この代わりに、経路決定部111は、出発地から目的地までの経路を複数探索し、探索した複数の経路のうち、経路条件を満たす経路を、車両10が走行する経路として選択し、決定してもよい。
(E2)図7に示すように、上述した実施形態において、運転支援装置110は、車両10が目的地に到着するまで、走行計画の生成を繰り返し行ってもよい。運転支援装置110は、自動運転制御処理のステップS150の次に、ステップS160として、運転支援装置110は、車両位置センサ126から車両10の現在の位置情報を取得する。続いて、運転支援装置110は、ステップS170において、車両10が目的地に到着したか否かの判定を行う。車両10が目的地に到着した場合、自動運転制御処理を終了する。一方、車両10がまだ目的に到着していない場合、ステップS130の処理に戻る。つまり、車両10が目的地に到着するまでステップS130~S170の処理を繰り返す。この形態により、リアルタイムに則して周辺環境を推測し、走行計画を生成することができる。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述した課題を解決するために、あるいは上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜削除することが可能である。
本開示に記載の制限部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリーを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制限部及びその手法は、一つ以上の専用ハードウエア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制限部及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリーと一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
10…車両、20…外部サーバ、100…自動運転システム、110、110A…運転支援装置、111…経路決定部、112…周辺環境推定部、113…走行計画部、114…自動運転制御部、115…信頼度決定部、116…道路情報更新部、120…周辺センサ、122…カメラ、124…物体センサ、126…車両位置センサ、130…道路情報記憶部、200…通信部、220…駆動力制御ECU、230…制動力制御ECU、240…操舵制御ECU、250…車載ネットワーク

Claims (8)

  1. 区画線に沿って走行するように車両(10)の自動運転を実行する自動運転システム(100)であって、
    道路のネットワークに関する道路情報を記憶する道路情報記憶部(130)であって、前記道路情報は、前記道路のネットワークを構成する複数の区間を表す複数組の区間情報と、前記複数組の区間情報の少なくとも一部と対応づけられた、前記区間における区画線の推定に関する信頼度と、を含む、道路情報記憶部(130)と、
    前記区間情報と前記信頼度とを用いて、出発地から目的地までの経路を決定する経路決定部(111)と、
    前記車両の周辺の区画線の位置を含む周辺の環境を推定する周辺環境推定部(112)と、
    前記経路決定部が決定した前記経路の情報と、周辺環境推定部が推定した前記周辺の環境の情報と、に基づいて、前記経路における走行速度を含む走行計画を生成する走行計画部(113)と、
    前記走行計画に沿って前記車両の走行を制御する自動運転制御部(114)と、を備える、自動運転システム。
  2. 請求項1に記載の自動運転システムであって、
    前記経路決定部は、
    前記出発地における出発時刻または前記目的地における到着時刻に基づいて定められる、前記経路中の各区間における通過時刻に基づいて、天候と、太陽の位置と、陰の向きと、明るさと、路面の汚れと、障害物に関する情報と、のうち少なくとも一つを取得し、
    前記取得した情報を用いて、前記区画線の推定に関する前記信頼度を補正し、
    補正後の信頼度を用いて、前記経路を決定する、自動運転システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動運転システムであって、
    前記経路決定部は、前記信頼度が予め定められた第1信頼度基準よりも低い区間を走行する時間の積算値に基づいて、前記経路を決定する、自動運転システム。
  4. 請求項1から3のうちいずれか一項に記載の自動運転システムであって、
    前記走行計画部は、複数の車線を有する区間であって、かつ、前記複数の車線のいずれも、予め定められた第2信頼度基準よりも低い前記信頼度を有する区間を、前記経路が含む場合、前記区間を走行している間に車線変更を行わないように前記走行計画を生成する、自動運転システム。
  5. 請求項1から4のうちいずれか一項に記載の自動運転システムであって、
    前記自動運転制御部は前記車両が備える周辺センサ(120)から得た情報に基づいて、前記車両の走行を制御し、
    前記走行計画部は、
    前記周辺センサの構成が予め定められたセンサ構成基準を満たしている場合には、ある区間を第1速度で走行するように前記走行計画を生成し、
    前記周辺センサの構成が前記予め定められたセンサ構成基準を満たしていない場合には、前記ある区間を前記第1速度よりも低い第2速度で走行するように前記走行計画を生成する、自動運転システム。
  6. 請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の自動運転システムであって、
    前記自動運転制御部は前記車両が備える周辺センサから得た情報に基づいて、前記車両の走行を制御し、
    前記経路決定部は、
    前記周辺センサの構成が予め定められたセンサ構成基準を満たしている場合には、前記信頼度が予め定められた第3信頼度基準よりも低い区間を含むことを許容する条件下で前記経路を決定し、
    前記周辺センサの構成が前記センサ構成基準を満たしていない場合には、前記信頼度が前記第3信頼度基準よりも低い区間を含まないという条件下で前記経路を決定する、自動運転システム。
  7. 請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の自動運転システムであって、更に、
    前記車両が備える周辺センサから得た情報に基づいて、前記車両が走行した区間の信頼度を決定する信頼度決定部(115)と、
    前記経路に含まれるある区間について、前記道路情報記憶部が記憶している信頼度である第1信頼度と、前記信頼度決定部が決定した信頼度である第2信頼度とが異なることを含む予め定められた更新条件が満たされた場合、前記道路情報記憶部における前記第1信頼度を前記第2信頼度に更新する更新処理を行う道路情報更新部(116)と、を備える、自動運転システム。
  8. 請求項7に記載の自動運転システムであって、
    前記更新条件は、さらに、前記周辺センサの構成が予め定められたセンサ構成基準を満たしていることを含む、自動運転システム。
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