JP7367659B2 - 感熱記録ライナーレスラベル - Google Patents
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Description
前記下塗り層中にスチレン-ブタジエン系ラテックスを下塗り層の全固形量中10~80質量%の割合で含有し、
前記下塗り層、前記感熱記録層及び前記保護層の少なくとも一つの層中に、アジピン酸ジヒドラジド、1,3-(ヒドロキシメチル)尿素及びグリオキサールからなる群から選ばれる少なくとも1種の架橋剤を含有し、前記架橋剤の含有量が0.001~1.0g/m2である
感熱記録ライナーレスラベル。
項2.前記スチレン-ブタジエン系ラテックスの含有割合が、下塗り層の全固形量中20~60質量%である、項1に記載の感熱記録ライナーレスラベル。
項3.前記スチレン-ブタジエン系ラテックスのガラス転移温度が0℃以下である、項1又は2に記載の感熱記録ライナーレスラベル。
項4.前記スチレン-ブタジエン系ラテックスのガラス転移温度が-10℃以下である、項1~3のいずれか一項に記載の感熱記録ライナーレスラベル。
項5.前記スチレン-ブタジエン系ラテックスのガラス転移温度が-30℃以下である、項1~4のいずれか一項に記載の感熱記録ライナーレスラベル。
項6.前記保護層に含有される前記接着剤が、アセトアセチル変性ポリビニルアルコール及びジアセトン変性ポリビニルアルコールからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する、項1~5のいずれか一項に記載の感熱記録ライナーレスラベル。
項7.前記下塗り層中に、中空率が80~98%である中空粒子を含有する、項1~6のいずれか一項に記載の感熱記録ライナーレスラベル。
前記下塗り層中にスチレン-ブタジエン系ラテックスを下塗り層の全固形量中10~80質量%の割合で含有し、
前記下塗り層、前記感熱記録層及び前記保護層の少なくとも一つの層に、アジピン酸ジヒドラジド、1,3-(ヒドロキシメチル)尿素及びグリオキサールからなる群から選ばれる少なくとも1種の架橋剤を含有し、前記架橋剤の含有量が0.001~1.0g/m2である
ことを特徴とする。
本発明に用いられる支持体としては、特に限定されないが、例えば、中性又は酸性の上質紙、合成紙、透明又は半透明のプラスチックフィルム、白色のプラスチックフィルム等が挙げられる。なお、支持体の厚みは特に限定されないが、通常、20~200μm程度である。また、支持体の密度は特に制限されず、0.60~0.95g/cm3程度が好ましい。
本発明の感熱記録ライナーレスラベルでは、支持体と感熱記録層との間に下塗り層を有する。これにより、記録感度及び記録走行性をより高めることができる。本発明における下塗り層は、接着剤としてスチレン-ブタジエン系ラテックスを下塗り層の全固形量中10~80質量%の割合で含有する。このような一定量のスチレン-ブタジエン系ラテックスを含むことにより、中間調印字濃度を高めることができる。当該スチレン-ブタジエン系ラテックスの含有量は、20~60質量%程度が好ましく、25~50質量%程度がより好ましい。下塗り層に用いるスチレン-ブタジエン系ラテックスのガラス転移温度は、特に限定されないが、0℃以下であることが好ましい。ガラス転移温度が0℃以下となることにより、中間調印字濃度を高めることができる。ガラス転移温度は、-10℃以下であることがより好ましく、-30℃以下であることが更に好ましい。また、ガラス転移温度は、-50℃以上であることが好ましい。
本発明における感熱記録層は、染料前駆体及び顕色剤を含有している。染料前駆体としてのロイコ染料と顕色剤との組合せが発色濃度に優れるため、好ましく用いられる。
本発明における保護層は、接着剤を含有している。接着剤としては、特に限定されないが、バリア性を高める観点から水溶性又は水分散性の水性接着剤が好ましい。特に、アセトアセチル変性ポリビニルアルコール及びジアセトン変性ポリビニルアルコールから選ばれる少なくとも1種の水溶性接着剤が好ましく用いられる。
感熱記録ライナーレスラベルは、保護層上に剥離層を有している。剥離層に使用される剥離用シリコーンとしては、形態別ではソルベント系、ソルベントレス系、エマルジョン系に、また硬化様式の違いからは熱硬化型、紫外線又は電子線硬化型に大別されるが、環境問題や感熱記録層が発色しないことが求められるため、紫外線又は電子線硬化性シリコーン化合物を主成分とする剥離層用塗液の使用が好ましい。これらのシリコーン化合物の具体例としては、メルカプト基含有オルガノシロキサンとビニル基含有オルガノポリシロキサンとの混合組成物、アクリル基、メタクリル基又はシンナモイル基含有オルガノポリシロキサン組成物、マレイミド基又はフェノルマレイミド基含有アルガノポリシロキサン組成物、アジド基含有オルガノポリシロキサンとビニル基含有オルガノポリシロキサンとの混合組成物、チオアクリル基、チオメタクリル基又はチオシンナモイル基含有オルガノポリシロキサン組成物、アクリルアミド基、メタクリルアミド基又はシンナモイルアミド基含有オルガノポリシロキサン組成物等が挙げられ、また紫外線開始型カチオン重合を利用したエポキシ基含有オルガノポリシロキサンと光分解型開始剤のジアゾニウムルイス酸塩との混合組成物も利用することができる。紫外線硬化の場合は、光重合開始剤が必要であるが、かかる光重合開始剤の具体例としては、ベンゾイルアルキルエーテル及びその誘導体、アセトフェノン及びその誘導体、チオキサントン及びその誘導体、ホウ素系カチオン誘導体等が挙げられる。剥離層の塗布量は、特に限定されず、乾燥質量で0.05~3g/m2程度の範囲で調節されることが好ましい。
感熱記録ライナーレスラベルは、支持体の他方の面(感熱記録層を備えた面とは反対の面)に粘着剤層を有している。本発明に使用される粘着剤としては、例えば、天然ゴム、スチレン-ブタジエンゴム、ポリイソブチレンゴム、イソプレンゴム等によるゴム系物質を主成分とするもの、ビニルエーテル系物質を主成分とするもの、2-エチルヘキシルアクリレートを主モノマーとする共重合ポリマーを主成分とするもの、ポリオール等の活性水素基含有化合物とイソシアネート化合物との反応生成物からなるもの、ゴム状シロキサンと樹脂状シロキサンとを主成分とするもの等が挙げられる。これらのゴム系、アクリル系、ウレタン系、シリコーン系等の粘着剤は、エマルジョンや溶剤ないし無溶剤型の各種粘着剤として用いることができる。粘着剤層の塗布量は、特に限定されず、乾燥質量で5~50g/m2程度の範囲で調節されることが好ましい。
支持体上に各層を形成する方法としては、例えば、エアナイフ法、ブレード法、グラビア法、ロールコーター法、スプレー法、ディップ法、バー法、カーテン法、スロットダイ法、スライドダイ法、エクストルージョン法等の既知の塗布方法、又は印刷機による方法のいずれを利用してもよい。
ラテックスA:スチレン・ブタジエンラテックス開発品(Tg:-10℃、粒子径190nm、固形分濃度48%)
ラテックスB:スチレン・ブタジエンラテックス開発品(Tg:-35℃、粒子径300nm、固形分濃度48%)
ラテックスC:スチレン・ブタジエンラテックス(商品名L-1571、旭化成社製、Tg=-3℃、粒子径190nm、固形分濃度48%)
(1)下塗り層用塗液の調製
焼成カオリン(商品名アンシレックス93、BASF社製)37.0部、中空プラスチックピグメント(商品名ローペイクSN-1055、ダウ・ケミカル社製、固形分濃度26.5%)60.4部、ラテックスA83.3部、カルボキシメチルセルロース(商品名:セロゲンAGガム、第一工業製薬社製)2.1部、アジピン酸ジヒドラジド(大塚化学社製)5.0部、及び水75.0部を混合撹拌して、下塗り層用塗液を得た。
3-ジ-(n-ブチル)アミノ-6-メチル-7-アニリノフルオラン40部、ポリビニルアルコール(重合度500、鹸化度88%)の10%水溶液40部、及び水20部を混合し、サンドミル(アイメックス社製、サンドグラインダー)を用いて、レーザー回折式粒径測定器SALD2200(島津製作所社製)によるメジアン径が0.5μmになるまで粉砕してロイコ染料分散液(A液)を得た。
4-ヒドロキシ-4’-イソプロポキシジフェニルスルホン(日本曹達社製、D8)40部、ポリビニルアルコール(重合度500、鹸化度88%)の10%水溶液40部、及び水20部を混合し、サンドミル(アイメックス社製、サンドグラインダー)を用いて、レーザー回折式粒径測定器SALD2200(島津製作所社製)によるメジアン径が1.0μmになるまで粉砕して呈色剤分散液(B液)を得た。
シュウ酸ジ-p-メチルベンジルエステル(商品名:HS-3520、DIC社製)40部、ポリビニルアルコール(重合度500、鹸化度88%)の10%水溶液40部、及び水20部を混合し、サンドミル(アイメックス社製、サンドグラインダー)を用いて、レーザー回折式粒径測定器SALD2200(島津製作所社製)によるメジアン径が1.0μmになるまで粉砕して増感剤分散液(C液)を得た。
A液29.5部、B液63.6部、C液45.4部、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの5%水溶液20部、完全鹸化ポリビニルアルコール(商品名:PVA110、鹸化度:99モル%、平均重合度:1000、クラレ社製)の10%水溶液46部、ブタジエン系共重合体ラテックス(商品名:L-1571、旭化成社製、固形分濃度48%)9.4部、軽質炭酸カルシウム(商品名:Brilliant-15、白石工業社製)25.4部、パラフィンワックス(商品名:ハイドリンL-700、中京油脂社製、固形分濃度30%)11.7部、及び水120部を混合撹拌して感熱記録層用塗液を得た。
アセトアセチル変性ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセネックスZ-200、日本合成化学工業社製)の12%水溶液300部、水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライトH-42M、昭和電工社製)64部、及び水114.5部からなる組成物を混合撹拌して保護層用塗液を得た。
坪量60g/m2の上質紙の片面上に、下塗り層用塗液、感熱記録層用塗液、及び保護層記録用塗液を乾燥後の塗布量がそれぞれ4.0g/m2、4.0g/m2、2.0g/m2になるように塗布及び乾燥して、下塗り層、感熱記録層、及び保護層を順次形成した後、スーパーカレンダーで表面を平滑化して感熱記録体を得た。
得られた感熱記録体の保護層上に、無溶剤型紫外線硬化性シリコーン化合物(商品名:UV-271、荒川化学社製)100部、及び光重合開始剤(商品名:CATA211、硼素系カチオン硬化触媒、荒川化学社製)5部を混合撹拌した剥離層用塗液を印刷機で乾燥後の塗布量が0.35g/m2となるよう塗布した後、紫外線を照射して剥離層を形成した。
更に剥離層を形成した感熱記録体の支持体の他方の面に、粘着剤層用塗液として水系粘着剤のアクリル系エマルジョン粘着剤(商品名:L-145、日本カーバイト工業社製)を乾燥後の塗布量が25g/m2となるようにロールコーター法で塗布及び乾燥して粘着剤層を形成し感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、アジピン酸ジヒドラジド(大塚化学社製)5.0部の代わりに、ジメチロールウレアの5%水溶液を100部添加した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、アジピン酸ジヒドラジド(大塚化学社製)5.0部の代わりに、グリオキザールの5%水溶液を100部添加した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、アジピン酸ジヒドラジド(大塚化学社製)5.0部を0.4部に、焼成カオリン(商品名アンシレックス93、BASF社製)37.0部を41.9部に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、アジピン酸ジヒドラジド(大塚化学社製)5.0部を57.1部に、焼成カオリン(商品名アンシレックス93、BASF社製)37.0部を22.0部に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、焼成カオリン(商品名アンシレックス93、BASF社製)37.0部を62.0部に、ラテックスA83.3部を31.3部に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、焼成カオリン(商品名アンシレックス93、BASF社製)37.0部を52.0部に、ラテックスA83.3部を52.1部に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、焼成カオリン(商品名アンシレックス93、BASF社製)37.0部を22.0部に、ラテックスA83.3部を114.6部に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、焼成カオリン(商品名アンシレックス93、BASF社製)37.0部を2.0部に、ラテックスA83.3部を156.3部に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、ラテックスAをラテックスBに変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、ラテックスAをラテックスCに変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の顕色剤分散液(B液)調製において、4-ヒドロキシ-4’-イソプロポキシジフェニルスルホン(日本曹達社製、D8)40部の代わりに、同量の4-ヒドロキシフェニル(4’-n-プロポキシフェニル)スルホン(三菱ケミカル社製、トミラックKN)を用いた以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例12の保護層用塗液の調製において、アセトアセチル変性ポリビニルアルコール(商品名:ゴーセネックスZ-200、日本合成化学工業社製)の12%水溶液300部の代わりに、ジアセトン変性ポリビニルアルコール(商品名:DF-10、日本酢ビ・ポバール社製)の12%水溶液300部を用いた以外は実施例12と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例13の下塗り層用塗液の調製において、中空プラスチックピグメント(商品名ローペイクSN-1055、ダウ・ケミカル社製、固形分濃度26.5%)60.4部の代わりに、中空粒子(商品名エクスパンセル461WE20d36、ヌーリオン社製、メジアン径(D50)20μm、最大粒子径(D100)80μm、中空率95%、2μm以下の粒子の割合0容積%、固形分濃度15.0%)を106.7部添加した以外は実施例13と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例14の顕色剤分散液(B液)調製において、4-ヒドロキシ-4’-イソプロポキシジフェニルスルホン(日本曹達社製、D8)40部の代わりに、同量の2-フェニルスルホニルアミノ-N,N’-ジフェニルウレア(日本曹達社製、NKK-1304)を用いた以外は実施例14と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、焼成カオリン(商品名アンシレックス93、BASF社製)37.0部を72.0部に、ラテックスA83.3部を10.4部に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、焼成カオリン(商品名アンシレックス93、BASF社製)37.0部を0部に、ラテックスA83.3部を177.1部に、中空プラスチックピグメント(商品名ローペイクSN-1055、ダウ・ケミカル社製、固形分濃度26.5%)60.4部を30.2部に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、焼成カオリン(商品名アンシレックス93、BASF社製)37.0部を12.0部に、アジピン酸ジヒドラジド(大塚化学社製)5.0部を30.0部に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、焼成カオリン(商品名アンシレックス93、BASF社製)37.0部を42.0部に、アジピン酸ジヒドラジド(大塚化学社製)5.0部を0部に変更した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
実施例1の下塗り層用塗液の調製において、アジピン酸ジヒドラジド(大塚化学社製)5.0部の代わりに、グリオキシル酸ナトリウム(商品名SPM-01、日本合成化学工業社製)の5%水溶液を100部添加した以外は実施例1と同様にして感熱記録ライナーレスラベルを得た。
感熱記録評価機(商品名:TH-PMD、大倉電機社製)を用い、印加エネルギー:0.16mJ/dotの中間調エネルギー領域にて各感熱記録ライナーレスラベルを記録し、得られた印字部をマクベス濃度計(RD-914、マクベス社製)のビジュアルモードで測定した。数値が大きい程、印字の濃度が濃いことを示しており、記録濃度については、1.50であることが必要とされ、1.60以上であると望ましく、1.70以上であるとより望ましい。
各感熱記録ライナーレスラベル上に常温の水道水を1滴(約20μL)滴下し、滴下した水道水と共に指で表面を擦り、表面を観察し、下記の基準で評価した。
○:50往復以上擦っても表面の塗膜剥がれがなく、問題なし。
△:50往復擦ると表面に僅かな塗膜剥がれが生じるが、実使用上問題なし。
×:50往復以下で表面の塗膜剥がれが生じ、実使用上問題有り。
感熱記録評価機(商品名:TH-PMD、大倉電機社製)を用い、各感熱記録ライナーレスラベルについて印加エネルギー:0.25mJ/dotにて5mの黒ベタ印字を印字率100%で行い、記録後の感熱記録ライナーレスラベルの表面を観察し、下記の基準で評価した。
○:ヘッド粕による印字障害はなく、実使用上問題なし。
△:ヘッド粕による印字障害が僅かに見られるが、実使用上問題なし。
×:ヘッド粕による印字障害が発生し、実使用上問題有り。
Claims (5)
- 支持体、前記支持体の一方の面に支持体に近い側から下塗り層、染料前駆体及び顕色剤を含有する感熱記録層、接着剤を含有する保護層、並びに剥離層を有し、前記支持体の他方の面に粘着剤層を有する感熱記録ライナーレスラベルであって、
前記下塗り層中にスチレン-ブタジエン系ラテックスを下塗り層の全固形量中10~80質量%の割合で含有し、前記スチレン-ブタジエン系ラテックスのガラス転移温度が-10℃以下であり、
前記下塗り層、前記感熱記録層及び前記保護層の少なくとも一つの層中に、アジピン酸ジヒドラジド、1,3-(ヒドロキシメチル)尿素及びグリオキサールからなる群から選ばれる少なくとも1種の架橋剤を含有し、前記架橋剤の含有量が0.001~1.0g/m2である
感熱記録ライナーレスラベル。 - 前記スチレン-ブタジエン系ラテックスの含有割合が、下塗り層の全固形量中20~60質量%である、請求項1に記載の感熱記録ライナーレスラベル。
- 前記スチレン-ブタジエン系ラテックスのガラス転移温度が-30℃以下である、請求項1又は2に記載の感熱記録ライナーレスラベル。
- 前記保護層に含有される前記接着剤が、アセトアセチル変性ポリビニルアルコール及びジアセトン変性ポリビニルアルコールからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の感熱記録ライナーレスラベル。
- 前記下塗り層中に、中空率が80~98%である中空粒子を含有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の感熱記録ライナーレスラベル。
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