JP7366947B2 - 測定装置、及び測定方法 - Google Patents

測定装置、及び測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7366947B2
JP7366947B2 JP2021001660A JP2021001660A JP7366947B2 JP 7366947 B2 JP7366947 B2 JP 7366947B2 JP 2021001660 A JP2021001660 A JP 2021001660A JP 2021001660 A JP2021001660 A JP 2021001660A JP 7366947 B2 JP7366947 B2 JP 7366947B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
data
section
trigger
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021001660A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022106565A (ja
Inventor
祐希 新妻
貴秋 上沢
勝夫 櫻井
一成 福田
朋哉 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP2021001660A priority Critical patent/JP7366947B2/ja
Priority to US17/559,370 priority patent/US20220217555A1/en
Priority to CN202111591460.2A priority patent/CN114793139A/zh
Publication of JP2022106565A publication Critical patent/JP2022106565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7366947B2 publication Critical patent/JP7366947B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • H04W24/06Testing, supervising or monitoring using simulated traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/30Monitoring; Testing of propagation channels
    • H04B17/309Measuring or estimating channel quality parameters
    • H04B17/318Received signal strength
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/0082Monitoring; Testing using service channels; using auxiliary channels
    • H04B17/0087Monitoring; Testing using service channels; using auxiliary channels using auxiliary channels or channel simulators
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/30Monitoring; Testing of propagation channels
    • H04B17/391Modelling the propagation channel
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B17/00Monitoring; Testing
    • H04B17/30Monitoring; Testing of propagation channels
    • H04B17/391Modelling the propagation channel
    • H04B17/3912Simulation models, e.g. distribution of spectral power density or received signal strength indicator [RSSI] for a given geographic region

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Description

本発明は、基地局を模擬して移動端末の試験を行う際、移動信端末から送信される被測定信号を受信して解析する信号解析機能を有する測定装置、及び測定方法に関する。
例えば、携帯電話システムにおいては、携帯端末の多機能化に伴い、無線基地局(以下、基地局)との間の無線による通信速度が高速化されており、近年では、例えば、LTE-Advanced方式等を採用している4G(第4世代)のサービスから5G(第5世代)のサービスへ移行するための技術開発が進展しつつある。
こうした背景から、携帯電話等の移動体通信端末(以下、移動端末)の新機種が次々と開発されることになるが、新規に開発された移動端末については、当該移動端末が正常に動作するか否かを試験する必要がある。
移動端末を試験する装置として、所定の通信規格に対応して無線周波数信号を送受信する新規の移動端末の通信機能を模擬する擬似端末と通信し、通信機能の動作を試験する試験装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この試験装置では、管理手段の管理下で、所定の条件に従ってアップリンクデータの受信演算処理、あるいはダウンリンクデータの送信を行わせることにより、リアルタイムの通信ができない擬似端末を正確に評価することができるようになる。
特開2015-192349号公報
特許文献1に記載された試験装置では、擬似端末との間で送受信する信号(アップリンクデータ、ダウンリンクデータ)におけるメインのデータは勿論、物理層の信号に関する解析処理も行うようになっている。しかしながら、特許文献1に記載された試験装置では、あくまでも試験対象である擬似端末と試験装置側との送受信のタイミングを整合させるためのタイミング制御を行うものであり、どの信号あるいはチャネルについて、どのような通信状態下での送受信信号の解析を行うかを制御する機能は有していなかった。
このため、特許文献1に記載された試験装置では、メインのデータの受信、あるいは送信に合わせて物理層までの信号データの解析は行えるものの、例えば、信号の種別やチャネル、あるいはその信号の正常、異常等の受信ステータスまで含めて条件を設定し、該条件を満たす通信状態に対応するIQデータの解析を行うことが困難であるという問題点があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、信号の種別やチャネル、受信ステータスを含む条件を設定し、該条件を満たす通信状態に対応するIQデータの詳細な解析を行うことが可能な測定装置、及び測定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る電波干渉モニター装置は、移動端末(70)から送信された被測定信号を受信する受信部(11a)と、前記被測定信号をデジタル信号に変換し、信号データを算出する信号データ算出部(12)と、前記信号データ算出部にて算出した前記信号データをリングバッファメモリに記憶する記憶部(15)と、解析対象となる前記信号データが関与する通信状態を監視するために必要な情報が予め設定されたトリガー条件を取得し、前記トリガー条件を満たす通信状態が発生した場合に当該通信状態下の前記信号データの抽出を指示するトリガー信号を出力するトリガー信号出力部(13)と、前記トリガー信号を受けて、前記リングバッファメモリから当該トリガー信号のタイミングの前を始点とする所定区間のIQデータを抽出する信号抽出部(14)と、前記抽出されたIQデータを解析するIQデータ解析部(52)と、を備えることを特徴とする。
この構成により、本発明の請求項1に係る測定装置は、トリガー条件を満たす通信状態下でのみ被測定信号における所定区間のIQデータを取得してその解析を行うことができ、トリガー条件の設定次第で、所望の信号種別、チャネル、あるいは受信ステータスレベルでIQデータの詳細な解析処理に対応可能となる。
また、本発明の請求項に係る測定装置は、トリガー条件を満たすと判定される前の時点を起点に所定区間のIQデータを解析対象として抽出することができ、トリガー条件を満たす受信状況下でのIQデータの解析を確実に行うことができる。
また、本発明の請求項に係る測定装置は、信号データ算出部で順次算出される信号データのうちの常に最新の一定量の信号データをリングバッファメモリ内に確保しつつ、その中から、トリガー条件を満たすと判定される前の時点を起点とする所定区間のIQデータを確実に抽出することができる。
本発明の請求項に係る測定装置は、前記信号抽出部で抽出された信号データは、物理層の信号データで有り、前記トリガー条件が、ULSCH、UCI(SR)、UCI(CSI)、UCI(HARQ-ACK)、PRACHあるいはSRSのいずれかであり、受信トータル電力(total Power)が所定の閾値以上であり、受信ステータスが、DTX、CRC NG、CRC OK、もしくはDecode NG、Decode OKであるときに、前記トリガー信号を出力する構成としてもよい。
この構成により、本発明の請求項に係る測定装置は、トリガー条件の設定次第で、物理層での通信に係るULSCH、UCI(SR)、UCI(CSI)、UCI(HARQ-ACK)、PRACHあるいはSRS等を対象に、DTX、CRC NG、CRC OK、もしくはDecode NG、Decode OK等の受信ステータスレベルでのIQデータの詳細な解析を実現できる。
本発明の請求項に係る測定装置は、前記信号抽出部で抽出された信号データは、物理層の信号データで有り、前記トリガー条件は、前記移動端末との通信を模擬する擬似基地局に対応して管理され、前記擬似基地局の通信動作を起動するための期間(アクトタイム)を含む構成であってもよい。
この構成により、本発明の請求項に係る測定装置は、トリガー条件として所定のアクトタイムを設定することで、擬似基地局が管理するタイミングで被測定信号が受信するように作動させつつ、その時の被測定信号に含まれるIQデータを確実に解析することができる。
本発明の請求項に係る測定装置は、前記信号抽出部と前記IQデータ解析部は有線ケーブルで接続されている構成としてもよい。
この構成により、本発明の請求項に係る測定装置は、さらに基地局数が増加した場合には同種の測定装置を並列に接続して、送受信する信号が増加した場合にも対応することが可能になる。
上記課題を解決するために、本発明の請求項に係る測定方法は、無線周波数信号を送受信する移動端末(70)との間で基地局を模擬した通信を行うことにより前記移動端末の通信機能の動作を試験する測定装置(1)を用いて前記移動端末から受信される被測定信号の測定を行う測定方法であって、前記被測定信号の受信に用いる物理層の任意のチャネルと、該チャネルにおける前記被測定信号の受信ステータスが指定され、解析対象となる前記信号データが関与する通信状態を監視するために必要な情報が予め設定されたトリガー条件を取得するトリガー条件取得ステップ(S11)と、前記移動端末(70)から前記被測定信号を受信する受信ステップ(S12)と、前記被測定信号をデジタル信号に変換し、信号データを算出する信号データ算出ステップ(S13)と、前記信号データ算出ステップにて算出した前記信号データをリングバッファメモリに記憶する記憶ステップ(ステップS14)と、記トリガー条件を満たす通信状態が発生した場合に当該通信状態下の前記信号データの抽出を指示するトリガー信号を出力するトリガー信号出力ステップ(S17)と、前記トリガー信号を受けて、前記リングバッファメモリから当該トリガー信号のタイミングの前を始点とする所定区間のIQデータを抽出する信号抽出ステップ(S18)と、前記抽出されたIQデータを解析するIQデータ解析ステップ(S19)と、を含む構成を有する。
この構成により、本発明の請求項に係る測定方法は、トリガー条件を満たす通信状態下でのみ被測定信号における所定区間のIQデータを取得してその解析を行うことができ、トリガー条件の設定次第で、所望の信号種別、チャネル、あるいは受信ステータスレベルでIQデータの詳細な解析処理に対応可能となる。
本発明は、信号の種別やチャネル、受信ステータスを含む条件を設定し、該条件を満たす通信状態に対応するIQデータの詳細な解析を行うことが可能な測定装置、及び測定方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る基地局シミュレータのブロック構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る基地局シミュレータにおけるトリガー条件の設定画面の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る基地局シミュレータにおけるトリガー条件の設定処理動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る基地局シミュレータにおけるIQデータの解析処理動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る基地局シミュレータのリングバッファメモリを用いたIQデータの取得イメージを説明するための概念図であり、(a)はリングバッファメモリにおけるIQデータの格納開始および格納終了とトリガー信号とのタイミングの関係を示し、(b)はIQデータの格納範囲におけるトリガー信号のタイミングを示す。 本発明の第1の実施形態に係る基地局シミュレータのトリガー条件の受信ステータスをCRC NGに設定したときのIQデータ解析結果の表示例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る基地局シミュレータのトリガー条件の受信ステータスをCRC OKに設定したときのIQデータ解析結果の表示例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る測定装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る測定装置、及び測定方法の実施形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、本発明の測定装置を、基地局を模擬して移動端末を試験する基地局シミュレータに適用した例を挙げて説明する。まず、第1の実施形態における基地局シミュレータの構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態における基地局シミュレータ10は、移動端末(User Equipment:UE)70との間で無線周波数信号の送受信を行うことにより、UE70の通信機能を試験するものである。UE70は、所定の通信規格、例えば5G NRと呼ばれる通信規格に対応して無線周波数信号を送受信する携帯電話やモバイル端末等の端末である。
基地局シミュレータ10は、制御部20、送受信部21、アナログ信号処理部22、アップリンク(Uplink)レイヤー処理部23、ログデータ生成部24、トリガー検出部25、IQデータメモリ部26、IQデータ解析部27、表示部28、操作部29を備えている。この基地局シミュレータ10は、図示しないCPU、ROM、RAM、FPGA、各種インタフェースが接続される入出力回路等を備えたマイクロコンピュータを含む。すなわち、基地局シミュレータ10は、ROMに予め格納された制御プログラムを実行させることにより、マイクロコンピュータを、UE70を試験する基地局シミュレータとして機能させるようになっている。この基地局シミュレータ10は、本発明に係る測定装置を構成する。
制御部20は、基地局シミュレータ10全体を制御する機能部であり、擬似基地局制御部20a、トリガー設定部20b、解析制御部20c、表示制御部20dを有している。擬似基地局制御部20aは、複数の擬似基地局を管理し、予め設定した試験シナリオに従って各擬似基地局を模擬する無線周波数信号をUE70に送信するとともに、該無線周波数信号を受信したUE70から送信される無線周波数信号(被測定信号)を受信し、該被測定信号に含まれる信号データを解析してUE70の通信機能を評価する試験を実行させる制御手段である。
トリガー設定部20bは、受信した被測定信号から算出された信号データ(IQデータ)のうちの解析対象となる信号データの取得(記憶)タイミングを指示する条件を設定する制御を行う。この条件を満たす通信状態が整うと、後述するトリガー検出部25からトリガー信号が出力される。トリガー設定部20bにより設定される上記条件を以下においてはトリガー条件と称する。
解析制御部20cは、トリガー信号を受け取ることによりIQデータメモリ部26に記憶されたIQデータ(アナログ信号処理部22により算出されたもの)を解析させる解析制御を実行する。表示制御部20dは、表示部28に対し、IQデータの解析結果等、各種情報を表示させる表示制御を行う。
受信部21aは、UE70が基地局シミュレータ10に対して信号(被測定信号)を送信するアップリンク(Uplink)経路に対応して設けられ、該信号(アップリンクデータ)である無線周波数信号を受信する機能部である。
UE70が基地局シミュレータ10から信号を受信するダウンリンク(Downlink)経路に対応して送信部21bが設けられる。送信部21bは、制御部20の擬似基地局制御部20aの制御下で後述する基地局模擬演算部(図示せず)が生成したダウンリンクデータであるI相成分(同相成分)及びQ相成分(直交成分)のベースバンドデータ(以下、単に「IQデータ」という)をUE70に対して送信する。UE70は、送信部21bから送信されたベースバンドデータを受信すると、該受信に対する応答信号としてのベースバンドデータを基地局シミュレータ10に対して上述した被測定信号として送信する。
送信部21bと受信部21aとによって送受信部21が構成されている。送受信部21は、RF(Radio Frequency)信号を介してUE70と通信するようになっている。
アナログ信号処理部22は、受信部21aで受信したUE70からのアップリンクデータが含まれるRF信号を被測定信号として入力し、該被測定信号をアナログ信号からデジタル信号に変換し、さらには復号化処理を行ってIQデータを算出する演算処理機能部である。アナログ信号処理部22は、後述のアップリンクレイヤー処理部23とともに、本発明の信号データ算出部を構成する。
アップリンクレイヤー処理部23は、アナログ信号処理部22により算出された信号データの各レイヤーの信号処理を行う部分である。アップリンクレイヤー処理部23は、PHY層(Physical Layer、物理層)の処理を行うPHY処理部23a、その上位のMAC層(Medium Access Control Layer、媒体アクセス制御層)の処理を行うMAC処理部23b、その上位のRLC層(Radio Link Control Layer、無線リンク制御層)の処理を行うRLC処理部23c、その上位のPDCP層(Packet Data Convergence Protocol Layer、パケットデータ収束層)の処理を行うPDCP処理部23d、その上位のRRC層(Radio Resource Control Layer、無線リソース制御層)の処理を行うRRC処理部23eを備えている。
アップリンクレイヤー処理部23において、PHY処理部23aは、アナログ信号処理部22から入力する信号データに対してPHY層の信号処理を施して該信号データをMAC処理部23bに入力する。PHY層の信号処理に係る物理層レベルのチャネル、制御情報、受信ステータス情報については例えば以下に示すものがある。
まず、チャネルとしては、UL-RACH(UpLink-Random Access CHannel:アップリンク用ランダムアクセスチャネル)、UL-SCH(UpLink Shared CHannel:アップリンク用データチャネル)、PRACH(Physical Random Access CHannel:ランダムアクセス用物理チャネル)、PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel:アップリンク用物理データチャネル)、PUCCH(Physical Uplink Control CHannel:アップリンク用物理制御チャネル)などが挙げられる。
また、制御情報としては、UCI(Uplink Control Information:アップリンク用制御情報)、SR(Scheduling Request:スケジュール要求信号)、CSI(Channel State Information:チャネルステータス情報)、HARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat reQuest ACKnowledgement:要求応答信号)、SRS(Sounding Reference Signal:サウンディング参照信号)等が用いられる。さらには、SRが挿入されたUCIであるUCI(SR)、CSIが挿入されたUCIであるUCI(CSI)、HARQ-ACKが挿入されたUCIであるUCI(HARQ-ACK)も用いられる。
また、受信ステータス情報としては、DTX(Discontinuous Transmission:音声信号無入力状態情報)、CRC NG(CRC(Cyclic Redundancy Check:誤り検出用の冗長巡回符号)失敗情報)、CRC OK(CRC成功情報)、Decode NG(復号化失敗情報)、Decode OK(復号化成功情報)等が挙げられる。
図1に示すPHY処理部23aについては、上述したチャネル、制御情報、受信ステータス情報の処理に対応できる構成であることが開示されている。また、PHY処理部23aがデマルチプレクサ(DEMUX)を有し、PUSCHからのアップリンクデータをUL-SCHとUCIの2つに分離して送出する構成についても開示されている。
PHY処理部23aが上述したチャネル、制御情報、受信ステータス情報の処理に対応可能な構成を有することで、基地局シミュレータ10では以下に示す試験シナリオ1~3等の種々の試験シナリオによる試験を行うことが可能である。
試験シナリオ1:
擬似基地局から試験用の信号をダウンリンクデータとしてUE70の送信し、UE70から、例えば、UCI(SR)、UCI(CSI)、UCI(HARQ-ACK)の応答があったことを確認する。
試験シナリオ2:
擬似基地局から試験用の信号をダウンリンクデータとしてUE70の送信し、UE70から、例えば、DTX、CRC NG、CRC OK、あるいはDecode NG、Decode OKのうちのいずれの応答があったにより受信ステータスを把握する。
試験シナリオ3:
試験シナリオ1、2に基づく試験をそれぞれのチャネルレベルで実行する。
MAC処理部23bは、PHY処理部23aから入力するPHY層の各処理信号をMAC層の信号として処理し、RLC処理部23cに渡す。RLC処理部23cは、MAC処理部23bから入力するMAC層の各処理信号をRLC層の信号として処理し、PDCP処理部23dに渡す。PDCP処理部23dは、RLC処理部23cから入力するPLC層の各処理信号をPDCP層の信号として処理し、RRC処理部23eに渡す。RRC処理部23eは、PDCP処理部23dから入力するPDCP層の各処理信号をPRC層の信号として処理する。
アップリンクレイヤー処理部23において、PHY処理部23a、MAC処理部23b、RLC処理部23c、PDCP処理部23d、RRC処理部23eにより処理された各レイヤーの信号は、ログデータ生成部24に送られる。このうちのPHY処理部23a、MAC処理部23bにより処理された各レイヤーの信号は、トリガー検出部25にも送られる。
このようにアップリンクレイヤー処理部23は、所定の通信規格に対応して各レイヤーの通信プロトコル処理を行うよう構成され、アナログ信号処理部22からの信号データを処理してログデータ生成部24に出力するとともに、PHY層、MAC層の信号データについてはトリガー検出部25にも出力するようになっている。
ログデータ生成部24は、アップリンクレイヤー処理部23より出力された信号データからログデータを生成するようになっている。ログデータ生成部24が生成したログデータには、時刻情報、及び識別子情報を含んでいる。ログデータ生成部24が生成したログデータは、例えば、HDD(ハードディスクドライブ)やフラッシュメモリ等の大容量記憶媒体で構成されるログデータ記憶部(図示せず)に記憶されるようになっている。
ログデータ生成部24は、IQ解析パラメータ生成部24aを有している。IQ解析パラメータ生成部24aは、上記の如く生成された信号データに基づいてIQ解析パラメータ生成し、該生成したIQ解析パラメータを後述するログデータ表示部28aに送る。
トリガー検出部25は、アップリンクレイヤー処理部23のPHY処理部23a、及びMAC処理部23bから入力されるPHY層、MAC層の信号データに基づいて当該PHY層、MAC層の上述したチャネル、制御情報、受信ステータス情報が関与する通信状態を監視し、予め設定されているトリガー条件を満たす通信状態が発生したか否かを判定(検出)する機能を有している。トリガー条件は、例えば、解析対象とすべきチャネル、信号(例えば、PHY層、MAC層に限る)種別、及び受信ステータスとにより構成されている。トリガー条件は、例えば、制御部20に設けられている擬似基地局制御部20aの管理下にある複数の擬似基地局(セル)を対象にセルごとに設定可能である。トリガー条件は、制御部20を構成するトリガー設定部20bの制御により、後述する表示部28のトリガー設定表示部28bに表示される設定画面を用いて設定するようになっている。
トリガー条件を構成する情報のうち、解析対象とするセルは、擬似基地局制御部20aの管理下にある複数の擬似基地局(セル)の中から選択的に指定することができる。解析対象とする信号若しくはチャネルは、PHY処理部23aの構成の説明に際して挙げたチャネルあるいは制御情報の中から、ULSCH、UCI(SR)、UCI(CSI)、UCI(HARQ-ACK)、PRACHあるいはSRSのいずれかを選択的に指定することができる。さらに受信ステータスについても、前述したDTX、CRC NG、CRC OK、もしくはDecode NG、Decode OKの中から選択的に指定することができる。トリガー条件には、解析対象とすべき信号の受信トータル電力(total Power)をさらに含む構成としてもよい。
トリガー検出部25は、トリガー条件を満たす通信状態が発生したことを検出した場合、当該通信状態下の信号データを記憶することを指示するトリガー信号をIQデータメモリ部26に対して送出する機能を合わせ持っている。トリガー検出部25は、本発明のトリガー信号出力部を構成する。
IQデータメモリ部26は、アナログ信号処理部22により算出された信号データを格納するものであり、例えば、リングバッファメモリにより構成される。IQデータメモリ部26は、トリガー検出部25からトリガー信号が入力されたときは、リングバッファメモリに対し、アナログ信号処理部22により算出された信号データ(IQデータ)が格納される。
IQデータメモリ部26は、リングバッファメモリで構成されることにより、トリガー設定時には、例えば、図5(a)に示すように、トリガー信号が発生(入力)する前に当該バッファメモリへのIQデータの書き込みが開始され、トリガー信号発生(入力)時には、指定された範囲の事前データを上書きしない範囲でIQデータの書き込みが停止される構造となっている。かかる構造によって、IQデータメモリ部26では、トリガー信号発生時よりも前のIQデータが取得できることになる。
ここでトリガー信号発生時のタイミングから取得するIQデータの範囲は、例えば、図5(b)に示すように、トリガー信号よりも前の時間(Trigger Offset O)とデータ取得時間(Data length L)とによって決まる。図5(b)においては、Trigger Offset OとData length Lとの比率は1対6であり、データ取得時間(Data length L)とその5倍の時間の加算時間に対応するIQデータが取得される例を挙げている。このように、IQデータメモリ部26は、トリガー信号を受けて、信号データから所定のタイミングに応じた所定区間のIQデータを抽出する機能を有しており、本発明の信号抽出部を構成する。また、IQデータメモリ部26は、アナログ信号処理部22により算出された信号データをリングバッファメモリに記憶させるものであり、本発明の記憶部を構成している。
IQデータ解析部27は、IQデータメモリ部26に記憶されたIQデータを、解析制御部20cの制御下で解析処理する処理機能部であり、IQデータ読出し部27a、パラメータ読み込み部27b、データ解析部27cを有している。IQデータ読出し部27aは、IQデータメモリ部26に記憶されたIQデータを読み出す処理を行う。パラメータ読み込み部27bは、ログデータ生成部24のIQ解析パラメータ生成部24aが生成したIQ解析パラメータを、IQデータ読出し部27aによるIQデータの読出しに合わせて読み込む処理を実行する。データ解析部27cは、IQデータメモリ部26から読み出したIQデータをIQ解析パラメータに基づいて解析する処理を実行する。IQデータ解析部27とIQデータメモリ部26とは、有線ケーブルにより接続されていることが好ましい。IQデータ解析部27は、本発明のIQデータ解析部を構成している。
表示部28は、ログデータ表示部28a、トリガー設定表示部28b、解析結果表示部28cを有している。ログデータ表示部28aはログを表示するための表示画面を表示する部分であり、トリガー設定表示部28bはトリガー条件を設定するための設定画面30(図2参照)を表示する部分であり、解析結果表示部28cは、解析結果画面40a(図6参照)、40b(図7参照)を表示する部分である。
制御部20において、表示制御部20dは、ログを表示するための表示画面を生成し、操作部29の操作内容に従って、ログデータ記憶部からログデータを読み出し、それに含まれる情報に基づいてログをログデータ表示部28aに表示するようになっている。表示制御部20dはまた、トリガー条件を設定するための設定画面30(図2参照)を生成し、操作部29の操作内容に従って当該設定画面30を読み出してトリガー設定表示部28bに表示するようになっている。さらに表示制御部20dは、IQデータ解析部27によるIQデータの解析結果を表示するための解析結果画面40a、40b(図6、図7参照)を生成し、操作部29の操作内容に従って当該解析結果画面40a、40bを読み出して解析結果表示部28cに表示するようになっている。
操作部29は、キーボード、ダイヤル又はマウスのような入力デバイス、試験条件等を表示するディスプレイ、これらを制御する制御回路やソフトウェア等で構成され、各試験条件の入力や、表示部28の表示内容を設定するため、試験者が操作するものである。
上述した構成を有する基地局シミュレータ10の動作について以下に説明する。上述したように、この基地局シミュレータ10では、擬似基地局制御部20aの制御下で試験シナリオに従って実施される試験に際し、UE70からのアップリンクデータが含まれるRF信号(被測定信号)が受信部21aにより受信され、アナログ信号処理部22での信号処理によってIQデータを含む信号データが算出される。
アナログ信号処理部22で算出された信号データは、アップリンクレイヤー処理部23に入力されて各層の信号処理が行われ、そのうちのPHY層、及びMAC層の信号処理後信号データがトリガー検出部25に入力される。アナログ信号処理部22で算出された信号データ(IQデータ)はまた、IQデータメモリ部26に入力される。
このようなアップリンクの信号処理機能を有する基地局シミュレータ10において、アナログ信号処理部22からIQデータメモリ部26に入力される信号データの解析処理を行うためには、IQデータメモリ部26における解析対象のIQデータの取得動作を起動するトリガー信号を発出させるトリガー条件を設定する必要がある。
基地局シミュレータ10におけるトリガー条件の設定処理動作について図3に示すフローチャートを参照して説明する。
基地局シミュレータ10でトリガー条件を設定するためにはまず、操作部29で所定のトリガー設定開始操作を行う。このトリガー設定開始操作により、トリガー設定部20bは、表示部28のトリガー設定表示部28bにトリガー条件の設定画面30を表示させる(ステップS1)。
設定画面30は、例えば、図2に示すように、セル指定ツール31、トリガータイプ指定ツール32、受信ステータス指定ツール33、OKボタン34、キャンセルボタン35を有して構成されている。セル指定ツール31は、IQデータの解析対象の擬似基地局(セル)を選択的に指定するためのものである。トリガータイプ指定ツール32は、解析対象の信号種別(トリガータイプ)を選択的に指定するためのものである。受信ステータス指定ツール33は、解析対象の信号の通信状態(受信ステータス)を選択的に指定するためのものである。OKボタン34は設定開始を指示するツールであり、キャンセルボタン35は設定のキャンセルを指示するツールである。
ステップS1で設定画面30が表示された後、トリガー設定部20bは、当該設定画面30上でセル指定ツール31による解析対象のセルの指定を受け付ける(ステップS2)。セルの選択肢としては、擬似基地局制御部20aの管理下にある全ての擬似基地局が対象となる。
次いで、トリガー設定部20bは、設定画面30上でトリガータイプ指定ツール32によるトリガータイプの指定を受け付ける(ステップS3)。トリガータイプの選択肢は、例えば、ULSCH、UCI(SR)、UCI(CSI)、UCI(HARQ-ACK)、PRACHあるいはSRSのいずれかが対象となる。
引き続きトリガー設定部20bは、設定画面30上で受信ステータス指定ツール33による解析対象の信号の受信ステータスの指定を受け付ける(ステップS4)。通信状態の選択肢としては、例えば、DTX、CRC NG、CRC OK、もしくはDecode NG、Decode OKなどが存在する。
さらにトリガー設定部20bは、設定画面30上のOKボタン34が押下されたか否かを監視し、OKボタン34が押下されることにより、上記ステップS2~S4で指定を受け付けた各項目を含むトリガー条件を設定し(ステップS5)、一連のトリガー条件設定処理を終了する。
図2は、解析対象のセルが「CELL#1」の識別子を有するセルであり、トリガータイプが「UL-SCH」であり、受信ステータスが「CRC NG」であるトリガー条件設定時の設定画面30の表示例を示している。
このようにして設定されたトリガー条件は、トリガー設定部20bからトリガー検出部25に渡される。トリガー検出部25は、トリガー設定部20bから取得したトリガー条件を満たす通信状態が否かを監視する。トリガー条件を満たす通信状態であることを検出すると、トリガー検出部25は、所定のタイミングでIQデータメモリ部26に対してトリガー信号を出力する。
図2に示す設定画面30上で設定されたトリガー条件によれば、基地局シミュレータ10では、「CELL#1」の識別子を有するセルとUE70との模擬通信に際し、UE70からのアップリンクデータのうちのUL-SCHを使用する信号データがCRC NGとなったときにトリガー信号が出力される。
IQデータメモリ部26は、トリガー信号を受け取ると、アナログ信号処理部22で算出された信号データから所定区間(上記所定のタイミングに対応する)のIQデータを解析対象として取得(記憶)するようになっている。そして、IQデータ解析部27は、IQデータメモリ部26が記憶しているIQデータの解析処理を実施する。
次に、基地局シミュレータ10におけるIQデータの解析処理動作について図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここで基地局シミュレータ10は、擬似基地局制御部20aの制御下で試験シナリオに従ってUE70の試験を実施しており、UE70との間で無線周波数信号の送受信を行っているものとする。基地局シミュレータ10におけるIQデータの解析処理は、当該試験に際し、UE70から基地局シミュレータ10に対して送出されるアップリンクデータを対象に行われることを前提としている。
IQデータの解析処理を行うに当たって、トリガー検出部25は、トリガー設定部20bにより設定されたトリガー条件を取得し(ステップS11)、保持している。
その後、擬似基地局制御部20aの制御によりUE70の試験が開始されると、UE70との間で無線周波数信号の送受信が行われ、UE70からのアップリンクデータが受信部21aで受信され(ステップS12)、アナログ信号処理部22に入力される。
次いで、アナログ信号処理部22は、受信部21aから入力されるアップリンクデータを被測定信号として入力し、該被測定信号をアナログ信号からデジタル信号に変換し、信号データ(IQデータ)を算出する演算処理を実行する(ステップS13)。
ステップS13での演算処理により算出された信号データは、アップリンクレイヤー処理部23、及びIQデータメモリ部26に送出される(ステップS14)。
アップリンクレイヤー処理部23は、アナログ信号処理部22からの信号データを対象にPHY層、MAC層、RLC層、PDCP層、RRC層の処理を順次行なう(ステップS15)。そして、処理後の信号データをログデータ生成部24に送出するとともに、そのうちのPHY層、MAC層の信号データについてはトリガー検出部25に送出する。
トリガー検出部25は、入力するPHY層、MAC層の信号データと既に取得(ステップS11参照)しているトリガー条件とを照合しつつ、信号データの通信状態が該トリガー条件を満たすか否かを判定する(ステップS16)。ここで信号データの通信状態がトリガー条件を満たしていないと判定された場合(ステップ16でNO)、ステップS12以降の処理を続行する。
これに対し、信号データの通信状態がトリガー条件を満たしていると判定された場合(ステップ16でYES)、トリガー検出部25は、IQデータメモリ部26に対し、所定のタイミングでトリガー信号を出力する(ステップS17)。
IQデータメモリ部26は、所定の記憶容量を有するリングバッファメモリで構成され、アナログ信号処理部22から入力する信号データのうちの上記記憶容量分の最新の信号データを常に記憶(確保)するようになっている。IQデータメモリ部26は、トリガー検出部25が出力するトリガー信号を受け取ると、確保してある信号データから上述した所定のタイミングに対応する所定区間のIQデータを抽出する(ステップS18)。
次いで、IQデータ解析部27では、IQデータ読出し部27aが、IQデータメモリ部26から所定区間のIQデータを読み出し、データ解析部27cが、読み出したIQデータの解析処理を実行する(ステップS19)。ここでデータ解析部27cは、読み出したIQデータを、パラメータ読み込み部27bがログデータから読み込んだIQ解析パラメータに基づいて解析するようになっている。
ステップS19におけるIQデータ解析処理の実行中、表示制御部20dは、データ解析部27cによるIQデータの解析結果を解析結果表示部28cに表示する制御を実行する。解析結果表示部28cにおけるIQデータの解析結果の表示例を図6、図7に示している。図6に示す解析結果画面40a、図7に示す解析結果画面40bのいずれも、IQ座標平面上に被測定信号(多値直交変調信号)の各測定値に対応する点を配置した、いわゆるコンスタレーションとしての表示形態を採用している。
図6に示す解析結果画面40aは、例えば、図2に示す設定画面30を用いたトリガー条件の設定において、受信ステータスを、例えば「CRC NG」等、通信失敗に対応する値に設定した場合に対応するIQデータの解析結果の表示例を示している。解析結果画面40aのコンスタレーション表示形態によれば、IQ座標平面上の各測定値に対応する点が、当該多値直交変調信号の理想とする測定点から著しくずれた位置に点在していることを観察できる。
図7に示す解析結果画面40bは、例えば、図2に示す設定画面30を用いたトリガー条件の設定において、受信ステータスを、例えば「CRC OK」等、通信成功に対応する値に設定した場合に対応するIQデータの解析結果の表示例を示している。解析結果画面40bのコンスタレーション表示形態によれば、IQ座標平面上の各測定値に対応する点が、当該多値直交変調信号の理想とする測定点に近接した位置に配置されているが観察できる。
ステップS19におけるIQデータの解析処理が完了すると、擬似基地局制御部20aは、上記一連のIQデータ解析処理を終了させるように制御する。
図2に示す設定画面30を用いてトリガー条件を設定し、図4に示すフローチャートに沿ったIQデータ解析処理を実行する基地局シミュレータ10によれば、UE70からのアップリンクデータのPHY層の信号処理について上述した試験シナリオ1~3等によるIQデータの解析を行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、IQデータメモリ部26で抽出される信号データ(トリガー信号の出力に対応して記憶される信号)は物理層(PHY層)の信号データであり、トリガー設定部20bで設定するトリガー条件はトリガータイプ、受信ステータスを含む内容である例を挙げているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、トリガー条件については、擬似基地局制御部20aが配下の各擬似基地局に対応して管理している情報、例えば、アクトタイム(当該擬似基地局の通信動作を起動するための期間を示す)を含む情報形態であってもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る基地局シミュレータ10は、UE70から送信された被測定信号を受信する受信部21aと、被測定信号をデジタル信号に変換し、信号データを算出するアナログ信号処理部22と、所定のトリガー条件を満たす場合に所定のタイミングでトリガー信号を出力するトリガー検出部25と、トリガー信号を受けて、信号データから所定のタイミングに応じた所定区間のIQデータを抽出するIQデータメモリ部26と、抽出されたIQデータを解析するIQデータ解析部27と、を備える構成である。
この構成により、本実施形態に係る基地局シミュレータ10は、トリガー条件を満たす通信状態下でのみ被測定信号における所定区間のIQデータを取得してその解析を行うことができ、トリガー条件の設定次第で、所望の信号種別、チャネル、あるいは受信ステータスレベルでIQデータの詳細な解析処理に対応可能となる。
また、本実施形態に係る基地局シミュレータ10は、所定のタイミングに応じた所定区間は、所定のタイミングの前を始点とする構成である。この構成により、本実施形態に係る基地局シミュレータ10は、トリガー条件を満たすと判定される前の時点を起点に所定区間のIQデータを解析対象として抽出することができ、トリガー条件を満たす受信状況下でのIQデータの解析を確実に行うことができる。
また、本実施形態に係る基地局シミュレータ10は、アナログ信号処理部22にて算出した信号データをリングバッファメモリに記憶するIQデータメモリ部26をさらに備え、当該IQデータメモリ部26は、リングバッファメモリに記憶された信号データより所定区間の信号データを抽出する構成である。
この構成により、本実施形態に係る基地局シミュレータ10は、アナログ信号処理部22で順次算出される信号データのうちの常に最新の一定量の信号データをリングバッファメモリ内に確保しつつ、その中から、トリガー条件を満たすと判定される前の時点を起点とする所定区間のIQデータを確実に抽出することができる。
また、本実施形態に係る基地局シミュレータ10は、IQデータメモリ部26で抽出された信号データは、物理層の信号データで有り、所定のトリガー条件が、ULSCH、UCI(SR)、UCI(CSI)、UCI(HARQ-ACK)、PRACHあるいはSRSのいずれかであり、受信トータル電力(total Power)が所定の閾値以上であり、受信ステータスが、DTX、CRC NG、CRC OK、もしくはDecode NG、Decode OKであるときに、トリガー信号を出力する構成を有する。
この構成により、本実施形態に係る基地局シミュレータ10は、所定のトリガー条件の設定次第で、物理層での通信に係るULSCH、UCI(SR)、UCI(CSI)、UCI(HARQ-ACK)、PRACHあるいはSRS等を対象に、DTX、CRC NG、CRC OK、もしくはDecode NG、Decode OK等の受信ステータスレベルでのIQデータの詳細な解析を実現できる。
また、本実施形態に係る基地局シミュレータ10は、IQデータメモリ部26で抽出された信号データは、物理層の信号データで有り、トリガー条件は、UE70との通信を模擬する擬似基地局に対応して管理され、擬似基地局の通信動作を起動するための期間(アクトタイム)を含む構成である。
この構成により、本実施形態に係る基地局シミュレータ10は、所定のトリガー条件として所定のアクトタイムを設定することで、擬似基地局が管理するタイミングで被測定信号が受信するように作動させつつ、その時の被測定信号に含まれるIQデータを確実に解析することができる。
また、本実施形態に係る測定方法は、無線周波数信号を送受信するUE70との間で基地局を模擬した通信を行うことによりUE70の通信機能の動作を試験する測定装置1(あるいは、基地局シミュレータ10)を用いてUE70から受信される被測定信号の測定を行う測定方法であって、被測定信号の受信に用いる物理層の任意のチャネルと、該チャネルにおける被測定信号の受信ステータスが指定された所定のトリガー条件を取得するトリガー条件取得ステップ(S11)と、UE70から被測定信号を受信する受信ステップ(S12)と、被測定信号をデジタル信号に変換し、信号データを算出する信号データ算出ステップ(S13)と、所定のトリガー条件を満たす場合に所定のタイミングでトリガー信号を出力するトリガー信号出力ステップ(S17)と、トリガー信号を受けて、信号データから所定のタイミングに応じた所定区間のIQデータを抽出する信号抽出ステップ(S18)と、抽出されたIQデータを解析するIQデータ解析ステップ(S19)と、を含む構成である。
この構成により、本実施形態に係る測定方法は、トリガー条件を満たす通信状態下でのみ被測定信号における所定区間のIQデータを取得してその解析を行うことができ、トリガー条件の設定次第で、所望の信号種別、チャネル、あるいは受信ステータスレベルでIQデータの詳細な解析処理に対応可能となる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る測定装置1の構成について図8を参照して説明する。
図8に示すように、本実施形態に係る測定装置1は、基地局シミュレータ10Aと制御装置50とをハブ60を介して通信可能に接続したシステム構成を有している。制御装置50はハブ60に対して、例えば、イーサネット(登録商標)を用いたネットワーク65によって接続されている。
基地局シミュレータ10Aは、一部の機能ブロックを除いて、概念上の構成が、第1の実施形態に係る基地局シミュレータ10(図1参照)と同等のものである。本実施形態に係る基地局シミュレータ10Aは、制御装置50の制御により基地局シミュレータとして作動するものであり、基地局を擬似した通信をUE70(第1の実施形態のものと同等)の間で行わせる擬似基地局制御機能部、IQデータの解析を制御する機能部、IQデータの解析結果を表示する機能部等が制御装置50の制御機能に委ねられている。
図8に示すように、基地局シミュレータ10Aは、受信部11a、送信部11bを有する送受信部11、信号データ算出部12、トリガー信号出力部13、信号抽出部14、記憶部15、外部インタフェース(I/F)部16を備えて構成されている。
基地局シミュレータ10Aにおいて、受信部11aは、第1の実施形態に係る基地局シミュレータ10の受信部21aに相当する。信号データ算出部12は、同じくアナログ信号処理部22、及びアップリンクレイヤー処理部23に相当する。トリガー信号出力部13は、同じくトリガー検出部25に相当する。信号抽出部14、及び記憶部15は、同じくIQデータメモリ部26に相当する。外部インタフェース(I/F)部16は、ハブ60との間で信号を送受信するためのインタフェース手段である。
制御装置50は、例えば、パーソナル・コンピュータ(PC)等のコンピュータ装置により構成され、UE70の試験のための基地局シミュレータ10Aの各種制御動作を統括的に制御する制御PCとして機能する。図8に示すように、制御装置50は、制御部51、IQデータ解析部52、外部インタフェース(I/F)部53、表示部54、操作部55を有している。
制御装置50において、制御部51は、第1の実施形態に係る基地局シミュレータ10の制御部20と同等の制御機能を有するものである。すなわち、制御部51は、第1の実施形態に係る基地局シミュレータ10の制御部20における擬似基地局制御部20a、トリガー設定部20b、解析制御部20c、表示制御部20dとそれぞれ同等の擬似基地局制御部51a、トリガー設定部51b、解析制御部51c、表示制御部51dを有している。また、制御装置50において、IQデータ解析部52は、第1の実施形態に係る基地局シミュレータ10のIQデータ解析部27と同等のものである。表示部54、操作部55は、同じく表示部28、操作部29とそれぞれ同等のものである。外部インタフェース(I/F)部53は、ネットワーク65を介してハブ60との間で信号を送受信するためのインタフェース手段である。
図8に示すシステム構成を有する測定装置1において、基地局シミュレータ10A、及び制御装置50は、それぞれ、以下のように動作する。受信部11aは、UE70から送信された被測定信号を受信する(図4のステップS12参照)。信号データ算出部12は、被測定信号をデジタル信号に変換し、信号データを算出する処理を実行する(同、ステップS13参照)。トリガー信号出力部13は、所定のトリガー条件を満たす場合に所定のタイミングでトリガー信号を出力する(同、ステップS17参照)。信号抽出部14は、トリガー信号を受けて、信号データ算出部12によって算出された信号データから所定のタイミングに応じた所定区間のIQデータを抽出する(同、ステップS18参照)。具体的には、リングバッファメモリで構成される記憶部15に所定区間のIQデータを格納する。そして、制御装置50では、IQデータ解析部52が、リングバッファメモリに格納された所定区間のIQデータの解析処理を実行する(同、ステップS19参照)。
このように、第2の実施形態に係る測定装置1は、基地局シミュレータ10Aと制御装置50とがシステムとして協働して、第1の実施形態に係る単体の基地局シミュレータ10と同様のIQデータ解析処理機能を実現している。すなわち、本実施形態に係る測定装置1において、トリガー条件を設定し、該トリガー条件を満たす通信状態でトリガー信号を出力してPHY層における所定範囲のIQデータを取得してその解析を行う制御機能は第1の実施形態に係る基地局シミュレータ10と同様である。これにより、第2の実施形態に係る測定装置1においては、第1の実施形態に係る基地局シミュレータ10と同様の作用効果が期待できる。
また、本実施形態に係る測定装置1は、信号抽出部14(IQデータメモリ部)とIQデータ解析部52は有線ケーブルで接続されている構成を有する。この構成により、本実施形態に係る測定装置1は、さらに基地局数が増加した場合には同種の測定装置を並列に接続して、送受信する信号が増加した場合にも対応することが可能になる。
上記各実施形態では、5GNRの運用形態を例示したが、5GNRとLTEが混在した運用形態、あるいは将来5GNRと次の通信規格との運用形態となった場合にも適用可能である。
以上のように、本発明に係る測定装置、及び測定方法は、信号の種別やチャネル、受信ステータスを含む条件を設定し、該条件を満たす通信状態に対応するIQデータの詳細な解析を行うことが可能であるという効果を奏し、移動端末からのアップリンクデータの条件を設定した解析を行う測定装置、及び測定方法全般に有用である。
1 測定装置
10、10A 基地局シミュレータ
11a 受信部
12 信号データ算出部
13 トリガー信号出力部
14 信号抽出部
15 記憶部
21a 受信部
22 アナログ信号処理部(信号データ算出部)
23 アップリンクレイヤー処理部(信号データ算出部)
25 トリガー検出部(トリガー信号出力部)
26 IQデータメモリ部(信号抽出部、記憶部)
27 IQデータ解析部
50 制御装置
52 IQデータ解析部
70 UE(User Equipment:移動端末)
UL-RACH(UpLink-Random Access Channel) アップリンク用ランダムアクセスチャネル
UL-SCH(UpLink Shared CHannel) アップリンク用データチャネル
PRACH(Physical Random Access CHannel) ランダムアクセス用物理チャネル
PUSCH(Physical Uplink Shared CHannel) アップリンク用物理データチャネル
PUCCH(Physical Uplink Control CHannel) アップリンク用物理制御チャネル
UCI(Uplink Control Information) アップリンク用制御情報
SR(Scheduling Request) スケジュール要求信号
CSI(Channel State Information) チャネルステータス情報
HARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat reQuest ACKnowledgement) 要求応答信号
UCI(SR) SRが挿入されたUCI
UCI(CSI) CSIが挿入されたUCI
UCI(HARQ-ACK) HARQ-ACKが挿入されたUCI
SRS(Sounding Reference Signal) サウンディング参照信号
DTX(Discontinuous Transmission) 音声信号無入力状態情報
CRC NG CRC(Cyclic Redundancy Check:冗長巡回符号)失敗情報
CRC OK CRC成功情報
Decode NG 復号化失敗情報
Decode OK 復号化成功情報

Claims (5)

  1. 移動端末(70)から送信された被測定信号を受信する受信部(11a)と、
    前記被測定信号をデジタル信号に変換し、信号データを算出する信号データ算出部(12)と、
    前記信号データ算出部にて算出した前記信号データをリングバッファメモリに記憶する記憶部(15)と、
    解析対象となる前記信号データが関与する通信状態を監視するために必要な情報が予め設定されたトリガー条件を取得し、前記トリガー条件を満たす通信状態が発生した場合に当該通信状態下の前記信号データの抽出を指示するトリガー信号を出力するトリガー信号出力部(13)と、
    前記トリガー信号を受けて、前記リングバッファメモリから当該トリガー信号のタイミングの前を始点とする所定区間のIQデータを抽出する信号抽出部(14)と、
    前記抽出されたIQデータを解析するIQデータ解析部(52)と、を備えることを特徴とする測定装置。
  2. 前記信号抽出部で抽出された信号データは、物理層の信号データで有り、
    記トリガー条件が、
    ULSCH、UCI(SR)、UCI(CSI)、UCI(HARQ-ACK)、PRACHあるいはSRSのいずれかであり、
    受信トータル電力(total Power)が所定の閾値以上であり、
    受信ステータスが、DTX、CRC NG、CRC OK、もしくはDecode NG、Decode OKであるときに、
    前記トリガー信号を出力することを特徴とする請求項に記載の測定装置。
  3. 前記信号抽出部で抽出された信号データは、物理層の信号データで有り、
    前記トリガー条件は、前記移動端末との通信を模擬する擬似基地局に対応して管理され、前記擬似基地局の通信動作を起動するための期間(アクトタイム)を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の測定装置。
  4. 前記信号抽出部と前記IQデータ解析部は有線ケーブルで接続されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の測定装置。
  5. 無線周波数信号を送受信する移動端末(70)との間で基地局を模擬した通信を行うことにより前記移動端末の通信機能の動作を試験する測定装置(1)を用いて前記移動端末から受信される被測定信号の測定を行う測定方法であって、
    前記被測定信号の受信に用いる物理層の任意のチャネルと、該チャネルにおける前記被測定信号の受信ステータスが指定され、解析対象となる前記信号データが関与する通信状態を監視するために必要な情報が予め設定されたトリガー条件を取得するトリガー条件取得ステップ(S11)と、
    前記移動端末(70)から前記被測定信号を受信する受信ステップ(S12)と、
    前記被測定信号をデジタル信号に変換し、信号データを算出する信号データ算出ステップ(S13)と、
    前記信号データ算出ステップにて算出した前記信号データをリングバッファメモリに記憶する記憶ステップ(ステップS14)と、
    記トリガー条件を満たす通信状態が発生した場合に当該通信状態下の前記信号データの抽出を指示するトリガー信号を出力するトリガー信号出力ステップ(S17)と、
    前記トリガー信号を受けて、前記リングバッファメモリから当該トリガー信号のタイミングの前を始点とする所定区間のIQデータを抽出する信号抽出ステップ(S18)と、
    前記抽出されたIQデータを解析するIQデータ解析ステップ(S19)と、を含むことを特徴とする測定方法。
JP2021001660A 2021-01-07 2021-01-07 測定装置、及び測定方法 Active JP7366947B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021001660A JP7366947B2 (ja) 2021-01-07 2021-01-07 測定装置、及び測定方法
US17/559,370 US20220217555A1 (en) 2021-01-07 2021-12-22 Measuring device and measuring method
CN202111591460.2A CN114793139A (zh) 2021-01-07 2021-12-23 测量装置及测量方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021001660A JP7366947B2 (ja) 2021-01-07 2021-01-07 測定装置、及び測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022106565A JP2022106565A (ja) 2022-07-20
JP7366947B2 true JP7366947B2 (ja) 2023-10-23

Family

ID=82218928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021001660A Active JP7366947B2 (ja) 2021-01-07 2021-01-07 測定装置、及び測定方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20220217555A1 (ja)
JP (1) JP7366947B2 (ja)
CN (1) CN114793139A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220217555A1 (en) * 2021-01-07 2022-07-07 Anritsu Corporation Measuring device and measuring method

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011077862A1 (ja) 2009-12-24 2011-06-30 日本電気株式会社 中継装置、中継システム、中継方法、無線通信システム、プログラム
JP2019161290A (ja) 2018-03-08 2019-09-19 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 センサ装置、無線品質分析装置、無線品質監視システム、データ取得方法、および、プログラム

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2831324B2 (ja) * 1996-03-28 1998-12-02 アンリツ株式会社 無線機試験装置
US20060168587A1 (en) * 2005-01-24 2006-07-27 Shahzad Aslam-Mir Interoperable communications apparatus and method
JP2007201812A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Japan Radio Co Ltd 8psk変調方式を用いたgsm端末の瞬時電力波形を測定する測定器及び測定方法
JP4857161B2 (ja) * 2007-03-29 2012-01-18 アンリツ株式会社 トリガ発生装置及び疑似基地局装置
CN102111798A (zh) * 2009-12-29 2011-06-29 中兴通讯股份有限公司 一种td-scdma模拟测试信号的生成方法和装置
JP5139550B2 (ja) * 2011-03-30 2013-02-06 アンリツ株式会社 移動体通信端末試験システム、基地局模擬装置、及び遅延時間測定方法
JP5592460B2 (ja) * 2012-11-07 2014-09-17 アンリツ株式会社 移動体通信端末の試験システムおよび試験方法
JP5750429B2 (ja) * 2012-12-20 2015-07-22 アンリツ株式会社 移動通信端末試験装置及び移動通信端末試験方法
CN104007751A (zh) * 2014-01-16 2014-08-27 深圳市华测检测技术股份有限公司 汽车控制器测试方法及系统
JP5934276B2 (ja) * 2014-03-28 2016-06-15 アンリツ株式会社 試験装置及び試験方法
EP3535917A1 (en) * 2016-11-02 2019-09-11 IDAC Holdings, Inc. Receiver bandwidth adaptation
JP6545221B2 (ja) * 2017-05-15 2019-07-17 アンリツ株式会社 スペクトラムアナライザ及び信号分析方法
WO2019029631A1 (en) * 2017-08-11 2019-02-14 Intel IP Corporation APPARATUS AND METHOD FOR BEAM REPORTING, BEAM INDICATION AND DATA TRANSMISSION PLANNING DURING BEAM MANAGEMENT
JP6810115B2 (ja) * 2018-10-17 2021-01-06 アンリツ株式会社 移動端末試験装置とその干渉状態擬似方法
JP7366947B2 (ja) * 2021-01-07 2023-10-23 アンリツ株式会社 測定装置、及び測定方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011077862A1 (ja) 2009-12-24 2011-06-30 日本電気株式会社 中継装置、中継システム、中継方法、無線通信システム、プログラム
JP2019161290A (ja) 2018-03-08 2019-09-19 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 センサ装置、無線品質分析装置、無線品質監視システム、データ取得方法、および、プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220217555A1 (en) * 2021-01-07 2022-07-07 Anritsu Corporation Measuring device and measuring method

Also Published As

Publication number Publication date
US20220217555A1 (en) 2022-07-07
CN114793139A (zh) 2022-07-26
JP2022106565A (ja) 2022-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111459794B (zh) 通信网络测试方法、装置、计算机设备和存储介质
KR101370553B1 (ko) 수신기 성능 테스트용 시스템, 이동통신단말 및 방법
TWI489803B (zh) 利用由越空信號特性起始之預設測試節段來測試無線裝置之方法
JP4686532B2 (ja) 試験装置
US9294945B2 (en) Test apparatus and test method
CN103139822B (zh) 一种对无线通信系统物理层进行自动化测试的方法
US20060154610A1 (en) Communications apparatus and method therefor
EP2262134B1 (en) System and method for testing a communcation device with an offline uplink fader
US9485680B2 (en) Test apparatus and method for testing IP-based mobile communications terminals
JP7366947B2 (ja) 測定装置、及び測定方法
JP4990669B2 (ja) 移動通信端末試験装置及び移動通信端末試験方法
JP7410070B2 (ja) 信号解析装置、及び信号解析結果表示方法
JP6388848B2 (ja) 移動端末試験装置及び移動端末試験方法
JP6080924B1 (ja) 移動端末試験装置とそのコンポーネントキャリア割り当て方法
JP7372950B2 (ja) 信号解析装置、及び信号解析結果表示方法
CN110505352B (zh) 通话质量测试方法、系统、计算机设备和计算机存储介质
JP7478196B2 (ja) 移動端末試験装置とそのsrsのevm測定結果表示方法
JP5814413B2 (ja) 試験装置及び試験方法
JP7376554B2 (ja) 移動端末試験装置とそのパラメータ設定方法
EP4325763A1 (en) Indication method, reference signal sending method, communication node, and storage medium
JP2018163595A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理方法
JP2017135579A (ja) 移動端末試験装置とそのスループット測定方法
JP6244386B2 (ja) 移動端末試験装置とそのスループット測定方法
JP5070238B2 (ja) 移動体通信用デバイス試験システム及び試験方法
JP2004056670A (ja) 移動端末試験方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220816

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20221007

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20221012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7366947

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150