JP7366526B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
従来、会社組織等の団体に所属する人員に関し、氏名、役職、人事考課、人材特性、各種スキルの習熟度といった複数の項目を含む人事情報を情報処理装置の記憶部に記憶させて管理する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11-53430号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているように、変更不能もしくは変更度合いが小さい人事情報を情報処理装置の記憶部に記憶させて管理するだけでは、例えば、休職や退職する確率が高い人員を予測することは難しい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、休職又は退職する確率が高い人員を予測できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、
目的変数を休職と在職との2値とするとともに、説明変数として、予測対象者の勤怠情報に係る第1項目及び前記予測対象者の健康診断情報に係る第2項目の双方の実測値又は実績値を使用し、予測モデルを作成する第1モデル作成手段と、
前記第1モデル作成手段により作成された予測モデルに前記予測対象者の前記第1項目及び前記第2項目に関する実測値又は実績値を入力して当該予測対象者が将来的に休職する確率を導出する第1導出手段と、
前記第1導出手段によって導出された前記確率が所定の閾値を超えた場合、前記予測対象者を休職濃厚者と判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段によって休職濃厚者と判定された予測対象者を識別可能に表示手段に表示させる表示制御手段と、
前記第1導出手段により導出された確率と、前記予測対象者による自己申告として受け付けた当該予測対象者の気分を示す気分データと、に基づいて、当該予測対象者の働き方に係るスコアを導出するスコア導出手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記予測対象者の情報を表示させる際に、当該予測対象者が前記第1判定手段により休職の濃厚者と判定されたか否かを識別する識別子と、当該予測対象者に係る前記第1項目の情報と、前記スコア導出手段により導出されたスコアと、をともに表示させる、
ことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、
目的変数を休職と在職との2値とするとともに、説明変数として、予測対象者の勤怠情報に係る第1項目及び前記予測対象者の健康診断情報に係る第2項目の双方の実測値又は実績値を使用し、予測モデルを作成する第1モデル作成手段、
前記第1モデル作成手段により作成された予測モデルに前記予測対象者の前記第1項目及び前記第2項目に関する実測値又は実績値を入力して当該予測対象者が将来的に休職する確率を導出する第1導出手段、
前記第1導出手段によって導出された前記確率が所定の閾値を超えた場合、前記予測対象者を休職濃厚者と判定する第1判定手段、
前記第1判定手段によって休職濃厚者と判定された予測対象者を識別可能に表示手段に表示させる表示制御手段、
前記第1導出手段により導出された確率と、前記予測対象者による自己申告として受け付けた当該予測対象者の気分を示す気分データと、に基づいて、当該予測対象者の働き方に係るスコアを導出するスコア導出手段、
として機能させ、
前記表示制御手段は、前記予測対象者の情報を表示させる際に、当該予測対象者が前記第1判定手段により休職の濃厚者と判定されたか否かを識別する識別子と、当該予測対象者に係る前記第1項目の情報と、前記スコア導出手段により導出されたスコアと、をともに表示させる、
ことを特徴とする。
また、本発明に係る他の情報処理装置は、
目的変数を退職と在職との2値とするとともに、説明変数として、予測対象者の勤怠情に係る第1項目及び前記予測対象者の健康診断情報に係る第2項目の双方の実測値又は実績値を使用し、予測モデルを作成する第2モデル作成手段と、
前記第2モデル作成手段により作成された予測モデルに前記予測対象者の前記第1項目及び前記第2項目に関する実測値又は実績値を入力して当該予測対象者が将来的に退職する確率を導出する第2導出手段と、
前記第2導出手段によって導出された前記確率が所定の閾値を超えた場合、前記予測対象者を退職濃厚者と判定する第2判定手段と、
前記第2判定手段によって退職濃厚者と判定された予測対象者を識別可能に表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備え
前記表示制御手段は、前記予測対象者の情報を表示させる際に、当該予測対象者が前記第2判定手段により退職の濃厚者と判定されたか否かを識別する識別子と、当該予測対象者に係る前記第1項目の情報と、をともに表示させる、
ことを特徴とする。
また、本発明に係る他のプログラムは、コンピュータを、
目的変数を退職と在職との2値とするとともに、説明変数として、予測対象者の勤怠情報に係る第1項目及び前記予測対象者の健康診断情報に係る第2項目の双方の実測値又は実績値を使用し、予測モデルを作成する第2モデル作成手段、
前記第2モデル作成手段により作成された予測モデルに前記予測対象者の前記第1項目及び前記第2項目に関する実測値又は実績値を入力して当該予測対象者が将来的に退職する確率を導出する第2導出手段、
前記第2導出手段によって導出された前記確率が所定の閾値を超えた場合、前記予測対象者を退職濃厚者と判定する第2判定手段、
前記第2判定手段によって退職濃厚者と判定された予測対象者を識別可能に表示手段に表示させる表示制御手段、
として機能させ
前記表示制御手段は、前記予測対象者の情報を表示させる際に、当該予測対象者が前記第2判定手段により退職の濃厚者と判定されたか否かを識別する識別子と、当該予測対象者に係る前記第1項目の情報と、をともに表示させる、
ことを特徴とする。
本発明によれば、休職又は退職する確率が高い人員を予測することができる。
本発明の実施の形態の業務支援システムを示すブロック図である。 サーバの機能構成を示すブロック図である。 端末装置の機能構成を示すブロック図である。 サーバへのログインを行うためのログイン画面を示す図である。 人事部に所属する社員がサーバにログインした場合のトップ画面を示す図である。 一般の社員がサーバにログインした場合のトップ画面を示す図である。 人事ダッシュボード画面を示す図である。 一覧画面を示す図である。 従業員情報画面を示す図である。 従業員情報画面を示す図である。 休職濃厚者予測処理の制御手順を示すフローチャートである。 退職濃厚者予測処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
<業務支援システム1の構成>
まず、図1を参照して、本実施形態の構成を説明する。図1は、本実施形態の業務支援システム1の概略構成図である。
本実施形態の業務支援システム1は、会社組織等の団体に所属する人員の健康の維持・増進と当該団体の業務効率の向上を図る健康経営を支援するシステムである。以下では、業務支援システム1による健康経営の支援の対象として、複数の社員で構成される会社を例に挙げて説明するが、これに限定する趣旨ではなく、業務支援システム1は、複数の人員で構成される団体を健康経営の支援の対象とすることができる。
図1に示すように、業務支援システム1は、サーバ(情報処理装置)2と、複数の端末装置3とを備えている。サーバ2と端末装置3とは通信ネットワークNを介して情報通信可能に接続される。
サーバ2は、例えば、クラウド上のサーバであり、上述の健康経営を支援するための健康経営ソリューションを提供する。
端末装置3は、例えば、業務支援システム1を導入した会社の社員が使用する端末装置である。この端末装置3としては、例えば、ノートPC(Personal Computer)、デスクトップPC等が挙げられる。なお、これに限定されず、スマートフォン、タブレットPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)であってもよい。
通信ネットワークNは、例えば、インターネットであるものとするが、LAN(Local Area Network)等、他のネットワークとしてもよい。
<サーバ2の構成>
次に、図2を参照して、サーバ2の機能構成について説明する。図2は、サーバ2の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ2は、CPU(Central Processing Unit)21と、RAM(Random Access Memory)22と、記憶部23と、操作部24と、表示部25と、通信部26とを備えている。また、サーバ2の各部は、バス27を介して接続されている。
CPU(第1導出手段、第1判定手段、表示制御手段、第1モデル作成手段、第2導出手段、第2判定手段、第2モデル作成手段)21は、記憶部23に記憶されているシステムプログラムやアプリケーションプログラムといった各種のプログラムを読み出してRAM22のワークエリアに展開し、当該プログラムに従ってサーバ2の各部の動作を制御する。例えば、CPU21は、アプリケーションプログラムの実行結果に応じて、端末装置3の表示部35に当該実行結果に係る表示を行わせるための制御信号を生成し、通信部26を介して端末装置3に送信する。
RAM22は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU21により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
記憶部23は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などにより構成される。
記憶部23には、CPU21で実行されるシステムプログラム、Webサーバプログラム等のアプリケーションプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。
また、記憶部23には、人事データベース、勤怠データベース、健康診断データベース等が記憶されている。
人事データベースは、各社員の人事に関する各種情報(例えば、社員番号、所属、年齢、性別、雇用区分、役職、資格、等級、職種、休職濃厚フラグ、退職濃厚フラグなど)が蓄積されているデータ群である。
勤怠データベースは、各社員の勤務状況に関する各種情報(例えば、出勤日数、残業時間、休出回数、遅刻回数、早退回数、有休日数、欠勤日数、休職日数、休職日、退職日など)が蓄積されているデータ群である。
健康診断データベースは、各社員が受診した健康診断の結果に関する各種情報が蓄積されているデータ群である。
なお、人事データベース、勤怠データベース及び健康診断データベースは、通信部26を介して通信可能に接続された他のファイルサーバ等に記憶されていても良い。
操作部24は、例えば、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有している。また、操作部24は、キー入力及び位置入力を受け付け、その操作情報をCPU21に出力する。
表示部25は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等から構成されている。また、表示部25には、CPU21から出力されて入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部26は、例えば、ネットワークカード等により構成されている。また、通信部26は、通信ネットワークNに通信接続されて、通信ネットワークN上の機器(例えば、端末装置3等)との通信を行う。
<端末装置3の構成>
次に、図3を参照して、端末装置3の機能構成について説明する。図3は、端末装置3の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、端末装置3は、CPU31と、RAM32と、記憶部33と、操作部34と、表示部35と、無線通信部36とを備えている。また、端末装置3の各部は、バス37を介して接続されている。
CPU31は、記憶部33に記憶されているシステムプログラムやアプリケーションプログラムといった各種プログラムを読み出してRAM32のワークエリアに展開し、当該プログラムに従って端末装置3の各部の動作を制御する。例えば、CPU31は、ブラウザなどの情報表示入力プログラムを実行して、操作部34に対するユーザーの入力操作の内容に基づく情報を無線通信部36によりサーバ2に送信させたり、サーバ2から受信した情報を表示部35に表示させたりする。
RAM32は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU31により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
記憶部33は、例えば、HDD、SSD、EEPROM、フラッシュメモリなどにより構成される。記憶部33には、CPU31で実行されるシステムプログラムやブラウザ等のアプリケーションプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。
操作部34は、例えば、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有している。また、操作部34は、キー入力及び位置入力を受け付け、その操作情報をCPU31に出力する。
表示部(表示手段)35は、例えば、LCDや有機ELディスプレイ等から構成されている。また、表示部35には、CPU31から出力されて入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
無線通信部36は、例えば、アンテナ、変復調回路、信号処理回路等により構成されている。また、無線通信部36は、通信ネットワークNに接続されている基地局やアクセスポイント等と無線電波により情報の送受信を行い、通信ネットワークN上の機器(例えば、サーバ2等)との通信を行う。
《業務支援システム1の動作》
図4は、サーバ2へのログインを行うためのログイン画面41を示す図である。
ログイン画面41は、端末装置3においてブラウザのプログラムが実行され、サーバ2へのログインを行うための所定のウェブサイトにアクセスした場合に表示部35に表示される画面である。ログイン画面41では、ログインに使用するアカウントのユーザー名を入力するテキストボックスA1と、パスワードを入力するテキストボックスA2と、ログインボタンB1とが表示される。
端末装置3の操作部34に対する入力操作により、テキストボックスA1にユーザー名が入力され、テキストボックスA2にパスワードが入力され、この状態でログインボタンB1を選択する入力操作が行われると、入力された認証情報がサーバ2に送信されて、サーバ2に登録されている認証情報と照合される。入力された認証情報が、登録されているいずれかのアカウントの認証情報と一致した場合には、サーバ2のCPU21により、当該アカウントでのサーバ2へのログイン処理が行われてログインセッションが開始される。ここで、本実施形態の業務支援システム1では、通常のアカウントとは別に、特定の社員(例えば、人事部に所属する社員)に対して発行される特別アカウントが設けられている。
図5は、上述の特別アカウントが発行された人事部に所属する社員(例えば、人事次郎氏)がサーバ2にログインした場合のトップ画面(従業員ダッシュボード画面)42を示す図である。
このトップ画面42では、「お知らせ」、「働き方」及び「当月度状況」の各項目に関する情報が表示される。
トップ画面42の「お知らせ」の項目には、人事部や健康保険組合からの告知(例えば、「健康診断を受信してください」や「2018/04/01 健康診断の受診予定開始」など)が表示される。
また、トップ画面42の「働き方」の項目には、「気分データ」、「働き方スコア」、「就業時間グラフ/働き方スコアグラフ」、「就業時間」、「残業時間」、「有休・半休時間」、「不就労時間」、「連続7日間出勤回数」及び「休日出勤回数」の各項目に関する情報が表示される。さらに、「働き方スコア」の項目の直上には、直近30日間ボタンB2、直近90日間ボタンB3、直近12ヶ月間ボタンB4が表示される。
サーバ2にログインした社員は、これらのボタンB2~B4のうちいずれかのボタンを選択する入力操作を行うことで、「就業時間グラフ/働き方スコアグラフ」、「就業時間」、「残業時間」、「有休・半休時間」、「不就労時間」、「連続7日間出勤回数」及び「休日出勤回数」の各項目に表示される情報を直近30日間のデータと、直近90日間のデータと、直近12ヶ月間のデータとに切り替えることができる。
以下、「気分データ」、「働き方スコア」、「就業時間グラフ/働き方スコアグラフ」、「就業時間」、「残業時間」、「有休・半休時間」、「不就労時間」、「連続7日間出勤回数」及び「休日出勤回数」の各項目の表示内容について詳述する。
「気分データ」の項目には、各出勤日の出勤時と退勤時のそれぞれの気分をアイコン(例えば、顔の表情を示すアイコン)により表した気分データ表が週間形式で表示される。
サーバ2にログインした社員は、サーバ2へのログイン時に出勤時の気分を、例えば、laugh、smile、soso、cryのうちから選択する入力操作を行うことで、選択された気分に対応するアイコンを気分データ表の該当する出勤日の出勤時の表示領域に反映させることができる。また同様に、サーバ2にログインした社員は、サーバ2からのログオフ時に退勤時の気分を選択する入力操作を行うことで、選択された気分に対応するアイコンを気分データ表の該当する出勤日の退勤時の表示領域に反映させることができる。
「働き方スコア」の項目には、社員の働き方を点数化した働き方スコアがメーター表示されるとともに、この働き方スコアのランク(例えば、80点以上の場合はAランク、60点以上80点未満の場合はBランク、40点以上60点未満の場合はCランク、20点以上40点未満の場合はDランク、0点以上20点未満の場合はEランク)が表示される。ここで、働き方スコアは、時間外勤務による負荷を点数化した勤怠スコア、上述の気分データを点数化した気分スコア、及び、休職する可能性を示す休職確率を点数化した休職確率スコアを総合的に評価したスコアであり、次式に基づき導出される。なお、勤怠スコア、気分スコア、休職確率スコアのそれぞれに乗ずる係数は適宜設定変更可能である。
働き方スコア=勤怠スコア×0.3+気分スコア×0.4+休職確率スコア×0.3
なお、勤怠スコアは、次式に基づき導出される。
勤怠スコア=1-(過去30日間(勤怠スコアの導出日を含まない)の残業合計時間/100(残業時間の想定最大値))※残業時間の想定最大値は適宜設定変更可能
また、気分スコアは、上述の「気分データ」の項目において、例えば、laughが選択された場合を3点、smileが選択された場合を2点、sosoが選択された場合を1点、cryが選択された場合を0点として、過去30日間(気分スコアの導出日を含まない)の点数を合算したものである。なお、気分スコアの上限値は100点とする。
また、休職確率スコアは、次式に基づき導出される。
休職確率スコア=100-(休職確率(後述)×100)
「就業時間グラフ/働き方スコアグラフ」の項目には、複合グラフによって勤務時間と働き方スコアが表示される。この複合グラフは、勤務時間を棒グラフで表示するとともに、働き方スコアを折れ線グラフで表示するグラフとなっている。
図5の画面表示例では、直近12か月間ボタンB4を選択する入力操作がなされているため、「就業時間グラフ/働き方スコアグラフ」の項目には、直近12か月間(例えば、2017年7月~2018年6月)の勤務時間と働き方スコアが表示されている。
「就業時間」の項目には、所定の期間における就業時間の合計時間が表示される。
図5の画面表示例では、直近12か月間ボタンB4を選択する入力操作がなされているため、「就業時間」の項目には、直近12か月間の就業時間の合計(例えば、1756h)が表示されている。
「残業時間」の項目には、所定の期間における残業時間の合計時間が表示される。
図5の画面表示例では、直近12か月間ボタンB4を選択する入力操作がなされているため、「残業時間」の項目には、直近12か月間の残業時間の合計(例えば、54h)が表示されている。
「有休・半休時間」の項目には、所定の期間における有休・半休時間の合計時間が表示される。
図5の画面表示例では、直近12か月間ボタンB4を選択する入力操作がなされているため、「有休・半休時間」の項目には、直近12か月間の有休・半休時間の合計(例えば、100h)が表示されている。
「不就労時間」の項目には、所定の期間における不就労時間(例えば、欠勤や遅刻の時間)の合計時間が表示される。
図5の画面表示例では、直近12か月間ボタンB4を選択する入力操作がなされているため、「不就労時間」の項目には、直近12か月間の不就労時間の合計(例えば、0h)が表示されている。
「連続7日間出勤回数」の項目には、所定の期間における連続7日間出勤回数の合計回数が表示される。
図5の画面表示例では、直近12か月間ボタンB4を選択する入力操作がなされているため、「連続7日間出勤回数」の項目には、直近12か月間の連続7日間出勤回数の合計(例えば、0回)が表示されている。
「休日出勤回数」の項目には、所定の期間における休日出勤回数の合計回数が表示される。
図5の画面表示例では、直近12か月間ボタンB4を選択する入力操作がなされているため、「休日出勤回数」の項目には、直近12か月間の休日出勤回数の合計(例えば、0回)が表示されている。
また、トップ画面42の「当月度状況」の項目には、「当月度就業時間」、「当月度普通残業時間」、「当月度深夜残業時間」及び「当月度休日出勤回数」の各項目に関する情報が表示される。具体的には、「当月度就業時間」の項目には、当月度の就業時間の合計時間が表示される。また、「当月度普通残業時間」の項目には、当月度の普通残業時間の合計時間が表示される。また、「当月度深夜残業時間」の項目には、当月度の深夜残業時間の合計時間が表示される。また、「当月度休日出勤回数」の項目には、当月度の休日出勤回数の合計回数が表示される。
また、トップ画面42の「お知らせ」の項目の直上には、従業員情報確認ボタンB5が表示される。
サーバ2にログインした社員は、従業員情報確認ボタンB5を選択する入力操作を行うことで、当該社員の従業員情報を表示する従業員情報画面に遷移させることができる。
また、トップ画面42では、左側に縦長のサイドバーメニューM1が表示されている。
サイドバーメニューM1には、従業員タブT1のほかに、上述の特別アカウントが発行された人事部に所属する社員がサーバ2にログインした場合にのみ表示される人事タブT2及びシステム設定タブT3が配設されている。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、従業員タブT1を選択する入力操作を行うことで、自己の就業状況の表示機能に関する項目や、自己の就業管理機能に関する項目、自己の目標管理機能に関する項目などで構成されたプルダウンメニュー(図示省略)を表示させることができる。また、サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、人事タブT2を選択する入力操作を行うことで、後述する人事ダッシュボードの表示機能に関する項目や、各社員のパフォーマンスに関する分析結果の表示機能に関する項目、従業員検索機能に関する項目などで構成されたプルダウンメニュー(図示省略)を表示させることができる。また、サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、システム設定タブT3を選択する入力操作を行うことで、各種データのアップロード機能に関する項目などで構成されたプルダウンメニュー(図示省略)を表示させることができる。
図6は、通常のアカウントが発行された一般の社員(例えば、鈴木太郎氏)がサーバ2にログインした場合のトップ画面(従業員ダッシュボード画面)43を示す図である。
このトップ画面43では、人事部に所属する社員がサーバ2にログインしたときと同様に、「お知らせ」、「働き方」及び「当月度状況」の各項目に関する情報が表示される。また、トップ画面43では、左側に縦長のサイドバーメニューM2が表示される。サイドバーメニューM2には、人事部に所属する社員がサーバ2にログインしたときとは異なり、従業員タブT1のみが配設されている。
図6の画面表示例では、「働き方」の項目のうち「働き方スコア」及び「不就労時間」の項目の背景が赤色(図中では網掛)で表示されている。これは働き方スコアが当該スコアに係る閾値を下回ったことを示すとともに、不就労時間が当該不就労時間に係る閾値を超えたことを示すものであり、これにより働き方スコアが低いこと、及び、不就労時間が多いことに関してサーバ2にログインした社員に対して注意喚起を行うことができるようになっている。なお、「働き方スコア」や「不就労時間」の項目のほか、「就業時間」、「残業時間」、「連続7日間出勤回数」、「休日出勤回数」の各項目についても当該各項目に係る閾値がそれぞれ設定されており、各項目のデータが当該各項目に係る閾値を超えた場合、該当する項目の背景が赤色で表示されるようになっている(図5に示すトップ画面42も同様)。
図7は、人事ダッシュボード画面44を示す図である。
人事ダッシュボード画面44は、サイドバーメニューM1から人事タブT2が選択され、このときに表示されるプルダウンメニュー(図示省略)から人事ダッシュボードの表示機能に関する項目が選択された場合に表示される画面である。
人事ダッシュボード画面44には、社員の休職状況が表示される。
具体的には、社員の休職状況として、休職する確率が高い社員(以下、休職濃厚者という)の人数、実際に休職している社員の人数(但し、産休を含まない)、及び、実際に休職している社員のうちメンタルを理由に休職している社員の人数の月別推移(直近6ケ月間の月別推移)を示すグラフが表示される。このグラフの横軸に表示されている各月を示す文字にはリンクが貼られており、当該各文字を選択する入力操作が行われると該当する月に休職濃厚者であると予測された社員の情報を確認可能な一覧画面(後述)に遷移できるようになっている。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、例えば、上記グラフの横軸の6月の文字を選択する入力操作を行うことで、6月に休職濃厚者であると予測された社員の情報を確認可能な一覧画面45(図8参照)を表示させることができる。
また、人事ダッシュボード画面44に表示されるグラフの左方には、現在の休職濃厚者の合計人数(例えば、2人)のうち未だ対応処置(フォロー)がなされていない未対応の休職濃厚者の人数(例えば、1人)が表示されるとともに、このグラフの右方には、現在休職中である社員の合計人数(例えば、3人)と、現在休職中である社員のうちメンタルを理由に休職している社員の合計人数(例えば、2人)が表示される。さらに、上述の未対応の休職濃厚者の人数、現在休職中である社員の合計人数、及び、現在休職中である社員のうちメンタルを理由に休職している社員の合計人数のそれぞれの表示の下方には、これらの表示に対応する虫眼鏡ボタンB6がそれぞれ表示される。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、虫眼鏡ボタンB6を選択する入力操作を行うことで、選択された虫眼鏡ボタンB6に対応する表示の人数に該当する社員の情報を確認可能な一覧画面(図示省略)を表示させることができる。
また、人事ダッシュボード画面44には、社員の退職状況が表示される。
具体的には、社員の退職状況として、退職する確率が高い社員(以下、退職濃厚者という)の人数、実際に退職した社員の人数(但し、定年退職を含まない)、及び、実際に退職した社員のうち自己都合により退職した社員の人数の月別推移(直近6ケ月間の月別推移)を示すグラフが表示される。また、このグラフの左方には、現在の退職濃厚者の合計人数(例えば、1人)のうち未だ対応処置(フォロー)がなされていない未対応の退職濃厚者の人数(例えば、0人)が表示されるとともに、このグラフの右方には、直近6ケ月間に退職した社員の合計人数(例えば、6人)と、直近6ケ月間に退職した社員のうち自己都合により退職した社員の合計人数(例えば、2人)が表示される。さらに、上述の未対応の退職濃厚者の人数の表示の下方には、この表示に対応する虫眼鏡ボタンB6が表示される。ただし、図7に示すように、未対応の退職濃厚者の人数が0人の場合、この表示に対応する虫眼鏡ボタンB6は、選択不可能な態様(図中では破線)で表示される(他の虫眼鏡ボタンB6も同様)。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、未対応の退職濃厚者の人数の表示に対応する虫眼鏡ボタンB6を選択する入力操作を行うことで、未対応の退職濃厚者の情報を確認可能な一覧画面(図示省略)を表示させることができる。
また、人事ダッシュボード画面44には、現在対応中である休職濃厚者及び/又は退職濃厚者の合計人数が表示されるとともに、この表示に対応する虫眼鏡ボタンB6が表示される。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、現在対応中である休職濃厚者及び/又は退職濃厚者の合計人数の表示に対応する虫眼鏡ボタンB6を選択する入力操作を行うことで、現在対応中である休職濃厚者及び/又は退職濃厚者の情報を確認可能な一覧画面(図示省略)を表示させることができる。
図8は、一覧画面45を示す図である。
図8に示すように、一覧画面45では、6月に休職濃厚者であると予測された社員である香川一美氏と木口二朗氏の情報(例えば、所属、年齢、性別、雇用区分、出向中フラグ、役職、資格、等級、職種など)が表示される。
なお、一覧画面45は、サイドバーメニューM1から人事タブT2が選択され、このときに表示されるプルダウンメニュー(図示省略)から従業員検索機能に関する項目が選択された場合に表示される従業員検索画面(図示省略)において、休職濃厚フラグが立っている社員についての検索がなされた際の検索結果画面に相当する画面である。
図9及び図10は、従業員情報画面46を示す図である。具体的には、図9は、従業員情報画面46のうちの上段部分を示す図であり、図10は、従業員情報画面46のうちの下段部分を示す図である。
従業員情報画面46は、サイドバーメニューM1から人事タブT2が選択され、このときに表示されるプルダウンメニュー(図示省略)から従業員検索機能に関する項目が選択された場合に表示される従業員検索画面(図示省略)において、蔵樹薫氏についての検索がなされた際に表示される画面である。なお、この従業員情報画面46は、人事ダッシュボード画面44(図7参照)において、現在休職中である社員の合計人数の表示に対応する虫眼鏡ボタンB6を選択する入力操作が行われた場合に表示される当該社員に関する一覧画面(図示省略)から蔵樹薫氏を選択する入力操作が行われることによっても表示されるようになっている。
図9に示すように、従業員情報画面46には、サマリタブT4、基本情報タブT5、評価歴タブT6、所属歴タブT7、家族情報タブT8、給与情報タブT9、前職・休職歴タブT10がそれぞれ配設されている。なお、サマリタブT4は、特別アカウントが発行された人事部に所属する社員がサーバ2にログインした際に表示される従業員情報画面でのみ出現するタブとなっている。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、所望のタブT4~T10を選択する入力操作を行うことで、所望のタブT4~T10に対応する情報を従業員情報画面46に表示させることができる。
図9及び図10の画面表示例では、サマリタブT4を選択する入力操作が行われ、サマリタブT4に対応する情報が従業員情報画面46に表示されている。以下、サマリタブT4に対応する情報について詳述する。
図9及び図10に示すように、従業員情報画面46には、サマリタブT4に対応する情報として、「アラート状況」、「休職・退職濃厚者該当状況」、「スコア」、「働き方」、「当月度状況」、「コミュニケーション分析」及び「フォロー履歴」の各項目に関する情報が表示される。
従業員情報画面46の「アラート状況」の項目には、総合スコア、働き方スコア、働き方、要通院のそれぞれに関するアラート状況が表示される。
具体的には、総合スコア(後述)及び働き方スコアに関しては、例えば、スコアが35点以上の場合、当該スコアのマークが灰色(図中では白色の背景)で表示される一方で、スコアが35点未満の場合、当該スコアのマークが赤色(図中ではハッチング)で表示され注意喚起がなされるようになっている。また、働き方に関しては、例えば、直近12ヶ月の残業時間が所定時間以下の場合、働き方のマークが灰色(図中では白色の背景)で表示される一方で、直近12ヶ月の残業時間が所定時間を超えている場合、働き方のマークが赤色(図中ではハッチング)で表示され注意喚起がなされるようになっている。また、要通院に関しては、例えば、健康診断において異常が無かった場合、要通院のマークが灰色(図中では白色の背景)で表示される一方で、健康診断において再検査の判定がなされた場合、要通院のマークが赤色(図中ではハッチング)で表示され注意喚起がなされるようになっている。さらに、要通院のマークが赤色で表示された際に当該マークの下方には、通知ボタンB7が表示される。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、通知ボタンB7を選択する入力操作を行うことで、通院を促すメッセージを蔵樹薫氏に対して送信することができる。
また、従業員情報画面46の「休職・退職濃厚者該当状況」の項目には、休職濃厚者及び退職濃厚者の該当状況が表示される。
具体的には、例えば、後述する休職濃厚者予測処理(図11参照)によって蔵樹薫氏が休職濃厚者ではないと判定された場合、休職濃厚者のマークが灰色(図中では白色の背景)で表示される一方で、休職濃厚者であると判定された場合、休職濃厚者のマークが赤色(図中ではハッチング)で表示され注意喚起がなされるようになっている。また、後述する退職濃厚者予測処理(図12参照)によって蔵樹薫氏が退職濃厚者ではないと判定された場合、退職濃厚者のマークが灰色(図中では白色の背景)で表示される一方で、退職濃厚者であると判定された場合、退職濃厚者のマークが赤色(図中ではハッチング)で表示され注意喚起がなされるようになっている。また、フォロー不要のマークに関しては、蔵樹薫氏が休職濃厚者及び/又は退職濃厚者であると判定された後、蔵樹薫氏に対するフォローがなされた場合、フォロー不要のマークが赤色で表示されるようになっている。さらに、フォロー不要のマークが赤色で表示された際に当該マークの下方には、開始ボタンB8が表示される。
サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、開始ボタンB8を選択する入力操作を行うことで、休職・退職濃厚者に対するフォローのコメントを入力するための入力フォーム(図示省略)を表示することができる。サーバ2にログインした社員(人事部に所属する社員)は、表示された上記入力フォームにコメントを入力して登録することによって、後述する「フォロー履歴」の項目(図10参照)に当該コメントを反映させることができる。
また、従業員情報画面46の「スコア」の項目には、「総合スコア」、「能力発揮スコア」及び「働き方スコア」の各項目に関する情報が表示される。
具体的には、「総合スコア」の項目には、総合スコアがメーター表示されるとともに、この総合スコアのランク(例えば、80点以上の場合はAランク、60点以上80点未満の場合はBランク、40点以上60点未満の場合はCランク、20点以上40点未満の場合はDランク、0点以上20点未満の場合はEランク)が表示される。ここで、総合スコアは、後述する能力発揮スコア及び働き方スコアを所定の導出式に代入することによって導出されるスコアである。
また、「能力発揮スコア」の項目には、能力発揮スコアの半期ごとの推移(直近2年間の推移)を示すグラフが表示される。また、このグラフの左方には、現在の能力発揮スコアとランクが表示される。また、このグラフの右方には、直近の実績ハイパフォーマーランクと予想ハイパフォーマーランクが表示される。
ここで、能力発揮スコアとは、パフォーマンスの発揮度合いを示すスコアである。
また、実績ハイパフォーマーランクとは、社員の能力を例えば5ランク(A~Eランク)で表すものである。ランクの判定基準は、例えば、各社員の人事考課を点数(100点満点の点数)に換算して、上位5%に入る社員をAランク、上位5~20%に入る社員をBランク、下位5%に入る社員をEランク、下位5~20%に入る社員をDランク、上位20%に入らず、且つ、下位20%にも入らない社員をCランクとしている。
また、予想ハイパフォーマーランクとは、今後予想される社員の能力を例えば5ランク(A~Eランク)で表すものである。この予想は、回帰分析により行われ、社員の実測値又は実績値を所定の予測式の説明変数に代入しパフォーマンス値(目的変数)を導出し、導出されたパフォーマンス値に応じて予想ハイパフォーマーランクを判定している。
また、能力発揮スコアは、次式に基づき導出される。
能力発揮スコア=(実績パフォーマンススコア/予想パフォーマンススコア)×重み係数
ここで、実績パフォーマンススコアとは、上述の実績ハイパフォーマーランクを数値化したものであり、Aランクを5、Bランクを4、Cランクを3、Dランクを2、Eランクを1としたものである。また、予想パフォーマンススコアとは、上述の予想ハイパフォーマーランクを数値化したものであり、Aランクを5、Bランクを4、Cランクを3、Dランクを2、Eランクを1としたものである。また、重み係数は、実績パフォーマンススコアと予想パフォーマンススコアと対応付けられて予め設定された係数である。
また、「働き方スコア」の項目には、働き方スコアの月別推移を示すグラフが表示される。また、このグラフの左方には、現在の働き方スコアとランクが表示される。また、このグラフの右方には、今日の出勤時及び退勤時の気分が表示される。
図9の画面表示例では、「働き方スコア」の項目の背景が赤色(図中では網掛)で表示されている。これは働き方スコアが当該スコアに係る閾値を下回ったことを示すものであり、これにより働き方スコアが低いことに関してサーバ2にログインした社員に対して注意喚起を行うことができるようになっている。なお、「働き方スコア」の項目のほか、「総合スコア」及び「能力発揮スコア」の各項目についても当該各項目に係る閾値がそれぞれ設定されており、各項目のデータが当該各項目に係る閾値を下回った場合、該当する項目の背景が赤色で表示されるようになっている。
また、従業員情報画面46の「働き方」の項目には、図10に示すように、「気分データ」、「就業時間グラフ/働き方スコアグラフ」、「就業時間」、「残業時間」、「有休・半休時間」、「不就労時間」、「連続7日間出勤回数」及び「休日出勤回数」の各項目に関する情報が表示される。なお、上記各項目は、上述のトップ画面42(図5参照)の「働き方」の項目に表示されるものと同じであるため、当該各項目についての説明は省略する。
また、従業員情報画面46の「当月度状況」の項目には、「当月度就業時間」、「当月度普通残業時間」、「当月度深夜残業時間」及び「当月度休日出勤回数」の各項目に関する情報が表示される。なお、上記各項目は、上述のトップ画面42(図5参照)の「当月度状況」の項目に表示されるものと同じであるため、当該各項目についての説明は省略する。
また、従業員情報画面46の「コミュニケーション分析」の項目には、直属上司との相性レベルが表示される。以下、相性レベルの判定手順について説明する。
まず、所定の調査(例えば、モチベーション調査など)により各社員の性格を数値化する。次いで、各社員を上司側と部下側とに分けた状態で数値化された各社員の性格に関する数値を用いてクラスタ分析を行い、例えば、上司側と部下側とでそれぞれ5つのグループに分け、5×5のマトリクス表を作成する。次いで、上記マトリクス表の各マス内において、実績ハイパフォーマーランクがAランク又はBランクの社員の占める割合を導出する。次いで、導出された上記社員の占める割合に応じて、◎、○、△、×などのスコアを付け、「コミュニケーション分析」の項目に直属上司との相性レベルとして表示する。
また、従業員情報画面46の「フォロー履歴」の項目には、休職・退職濃厚者に対するフォローのコメントが表示される。
[休職濃厚者予測処理]
次に、サーバ2における休職濃厚者予測処理の制御手順について説明する。
図11は、休職濃厚者予測処理の制御手順を示すフローチャートである。
この休職濃厚者予測処理は、例えば、月末など定期的に実行される。
休職濃厚者予測処理が開始されると、CPU21は、全社員のうちから一の社員を予測対象者として選択する(ステップS1)。そして、CPU21は、予測対象者として選択された社員の実測値又は実績値を休職確率予測式の説明変数に代入し目的変数(休職確率)を導出する(ステップS2)。
ここで、休職確率予測式(休職確率予測モデル)の作成手順について説明する。
先ず、サーバ2のCPU21は、目的変数を休職と在職との2値(例えば、休職を1、在職を0)とするとともに、説明変数として、例えば、勤怠情報に含まれる出勤日数、残業時間、休出回数、遅刻回数、早退回数、有休日数、及び、欠勤日数、並びに、健康診断情報に含まれる血圧、肝機能に関する情報、脂質に関する情報、腎機能に関する情報、及び、糖代謝に関する情報を選定し、回帰式を作成する。そして、CPU21は、この回帰式の目的変数と説明変数に過去の実測値又は実績値(例えば、全社員を対象とした過去数年分の実測値又は実績値)を入れて、当該回帰式の偏回帰係数を求め、休職確率予測式を作成する。
なお、回帰分析は、公知の分析用ソフトウェアによって行うことができるので、詳しい説明は省略する。
次いで、CPU21は、ステップS2で導出された目的変数(休職確率)の値が所定の閾値よりも大きいか否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3において、目的変数の値が所定の閾値よりも大きいと判定された場合(ステップS3;YES)、CPU21は、ステップS1で選択された社員の人事情報に休職濃厚フラグを設定し(ステップS4)、ステップS5の処理へ移行する。
一方、ステップS3において、目的変数の値が所定の閾値よりも大きくないと判定された場合(ステップS3;NO)、CPU21は、ステップS4の処理をスキップしてステップS5の処理へ移行する。
次いで、CPU21は、全社員について休職濃厚であるか否かの予測が完了したか否かを判定する(ステップS5)。
ステップS5において、全社員について休職濃厚であるか否かの予測が完了していないと判定された場合(ステップS5;NO)、CPU21は、処理をステップS1へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS5において、全社員について休職濃厚であるか否かの予測が完了したと判定された場合(ステップS5;YES)、CPU21は、予測結果を記憶部23に保存し(ステップS6)、休職濃厚者予測処理を終了する。
これにより、例えば、休職濃厚者予測処理の終了後、図7に示す人事ダッシュボード画面44が端末装置3の表示部35に表示された場合、記憶部23に保存された予測結果が休職状況の項目に反映されることとなる。また、例えば、図9に示す従業員情報画面46が端末装置3の表示部35に表示された場合、記憶部23に保存された予測結果に基づき、表示対象の社員(例えば、蔵樹薫氏)が休職濃厚者に該当するときは、「休職・退職濃厚者該当状況」の項目の休職濃厚者のマークが赤色で表示されることとなる。
[退職濃厚者予測処理]
次に、サーバ2における退職濃厚者予測処理の制御手順について説明する。
図12は、退職濃厚者予測処理の制御手順を示すフローチャートである。
この退職濃厚者予測処理は、休職濃厚者予測処理と同様に、例えば、月末など定期的に実行される。
退職濃厚者予測処理が開始されると、CPU21は、全社員のうちから一の社員を予測対象者として選択する(ステップS11)。そして、CPU21は、予測対象者として選択された社員の実測値又は実績値を退職確率予測式の説明変数に代入し目的変数(退職確率)を導出する(ステップS12)。
ここで、退職確率予測式(退職確率予測モデル)の作成手順について説明する。
先ず、サーバ2のCPU21は、目的変数を退職と在職との2値(例えば、退職を1、在職を0)とするとともに、説明変数として、例えば、勤怠情報に含まれる出勤日数、残業時間、休出回数、遅刻回数、早退回数、有休日数、及び、欠勤日数、並びに、健康診断情報に含まれる血圧、肝機能に関する情報、脂質に関する情報、腎機能に関する情報、及び、糖代謝に関する情報を選定し、回帰式を作成する。そして、CPU21は、この回帰式の目的変数と説明変数に過去の実測値又は実績値(例えば、全社員を対象とした過去数年分の実測値又は実績値)を入れて、当該回帰式の偏回帰係数を求め、退職確率予測式を作成する。
次いで、CPU21は、ステップS12で導出された目的変数(退職確率)の値が所定の閾値よりも大きいか否かを判定する(ステップS13)。
ステップS13において、目的変数の値が所定の閾値よりも大きいと判定された場合(ステップS13;YES)、CPU21は、ステップS11で選択された社員の人事情報に退職濃厚フラグを設定し(ステップS14)、ステップS15の処理へ移行する。
一方、ステップS13において、目的変数の値が所定の閾値よりも大きくないと判定された場合(ステップS13;NO)、CPU21は、ステップS14の処理をスキップしてステップS15の処理へ移行する。
次いで、CPU21は、全社員について退職濃厚であるか否かの予測が完了したか否かを判定する(ステップS15)。
ステップS15において、全社員について退職濃厚であるか否かの予測が完了していないと判定された場合(ステップS15;NO)、CPU21は、処理をステップS11へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS15において、全社員について退職濃厚であるか否かの予測が完了したと判定された場合(ステップS15;YES)、CPU21は、予測結果を記憶部23に保存し(ステップS16)、退職濃厚者予測処理を終了する。
これにより、例えば、退職濃厚者予測処理の終了後、図7に示す人事ダッシュボード画面44が端末装置3の表示部35に表示された場合、記憶部23に保存された予測結果が退職状況の項目に反映されることとなる。また、例えば、図9に示す従業員情報画面46が端末装置3の表示部35に表示された場合、記憶部23に保存された予測結果に基づき、表示対象の社員(例えば、蔵樹薫氏)が退職濃厚者に該当するときは、「休職・退職濃厚者該当状況」の項目の退職濃厚者のマークが赤色で表示されることとなる。
以上、本実施の形態によれば、業務支援システム1におけるサーバ2は、予め求めておいた予測モデルに予測対象者の当該予測モデルの説明変数の項目に関する実測値又は実績値を入力して当該予測対象者が将来的に休職する確率を導出し、導出された確率が所定の閾値を超えた場合、上記予測対象者を休職濃厚者と判定し、休職濃厚者と判定された予測対象者を識別可能に端末装置3の表示部35に表示させる。これにより、休職濃厚者を予測し認識することができるので、会社として休職濃厚者に対して早めに改善策をとることができる。したがって、休職濃厚者のモチベーションを高めることができるようになるので、結果として会社の利益につなげることができる。
また、サーバ2は、休職濃厚者と判定された予測対象者のうち、未だ対応処置がなされていない予測対象者の人数(未対応の合計人数)を端末装置3の表示部35に表示させるので、改善策をとらないまま休職濃厚者が放置されてしまうことを防止することができる。
また、サーバ2は、休職確率を月末ごと(定期的)に導出し、当該休職確率の導出周期ごとに、休職濃厚者と判定された予測対象者の人数(休職濃厚者の合計人数)を端末装置3の表示部35に表示させるので、休職濃厚者の合計人数の変遷を確認することができる。
また、サーバ2は、休職確率の導出周期ごとに、実際の休職者数を端末装置3の表示部35に表示させるので、例えば、当該実際の休職者数を休職濃厚者に対する改善策の有効性の判断材料とすることができる。
また、サーバ2は、目的変数を休職と在職との2値とするとともに、説明変数として、少なくとも、勤怠情報と健康診断情報とを使用し、回帰式を作成し、回帰式の目的変数と説明変数に過去の実測値又は実績値を入れて、当該回帰式の偏回帰係数を求め、休職確率予測式を作成するので、メンタル不調や生活習慣病が原因で休職する確率が高い社員(休職濃厚者)を予測することができる。これにより、会社として休職濃厚者に対して早めにメンタル不調の改善策や生活習慣病の改善策をとることができるので、当該休職濃厚者の健康を増進することができ、当該休職濃厚者による休職を回避することができる。
また、サーバ2は、予め求めておいた予測モデルに予測対象者の当該予測モデルの説明変数の項目に関する実測値又は実績値を入力して当該予測対象者が将来的に退職する確率を導出し、導出された確率が所定の閾値を超えた場合、予測対象者を退職濃厚者と判定し、退職濃厚者と判定された予測対象者を識別可能に端末装置3の表示部35に表示させる。これにより、退職濃厚者を予測し認識することができるので、会社として退職濃厚者に対して早めに改善策をとることができる。したがって、退職濃厚者のモチベーションを高めることができるようになるので、結果として会社の利益につなげることができる。
また、サーバ2は、退職濃厚者と判定された予測対象者のうち、未だ対応処置がなされていない予測対象者の人数(未対応の合計人数)を端末装置3の表示部35に表示させるので、改善策をとらないまま退職濃厚者が放置されてしまうことを防止することができる。
また、サーバ2は、退職確率を月末ごと(定期的)に導出し、当該退職確率の導出周期ごとに、退職濃厚者と判定された予測対象者の人数(退職濃厚者の合計人数)を端末装置3の表示部35に表示させるので、退職濃厚者の合計人数の変遷を確認することができる。
また、サーバ2は、退職確率の導出周期ごとに、実際の退職者数を端末装置3の表示部35に表示させるので、例えば、当該実際の退職者数を退職濃厚者に対する改善策の有効性の判断材料とすることができる。
また、サーバ2は、目的変数を退職と在職との2値とするとともに、説明変数として、少なくとも、勤怠情報と健康診断情報とを使用し、回帰式を作成し、回帰式の目的変数と説明変数に過去の実測値又は実績値を入れて、当該回帰式の偏回帰係数を求め、退職確率予測式を作成するので、メンタル不調や生活習慣病が原因で退職する確率が高い社員(退職濃厚者)を予測することができる。これにより、会社として退職濃厚者に対して早めにメンタル不調の改善策や生活習慣病の改善策をとることができるので、当該退職濃厚者の健康を増進することができ、当該退職濃厚者による退職を回避することができる。
以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部23のHDD、SSD、EEPROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリや、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る情報処理装置及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、休職濃厚者と退職濃厚者のそれぞれについて予測を行ったが、これに限定する趣旨ではなく、休職濃厚者と退職濃厚者のうちいずれか一方を予測しても良い。
また、上記実施形態では、休職確率予測式の作成にあたって、説明変数として、勤怠情報に含まれる出勤日数、残業時間、休出回数、遅刻回数、早退回数、有休日数、及び、欠勤日数、並びに、健康診断情報に含まれる血圧、肝機能に関する情報、脂質に関する情報、腎機能に関する情報、及び、糖代謝に関する情報を選定し、回帰式を作成したが、当該説明変数として選定される項目は適宜変更可能である。また、退職確率予測式の説明変数として選定される項目についても適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、休職確率予測式の作成にあたって、回帰式の目的変数と説明変数に代入する過去の実測値又は実績値は、複数の会社の各社員を対象としても良い。また、退職確率予測式を作成する際も同様に、回帰式の目的変数と説明変数に代入する過去の実測値又は実績値は、複数の会社の各社員を対象としても良い。
また、上記実施形態では、休職濃厚者予測処理において、回帰分析により作成された休職確率予測式を用いて休職確率を導出するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、勾配ブースティングやランダムフォレストといった手法を採用し、機械学習により作成された予測モデル(決定木)を用いて休職確率を導出するようにしても良い。ここで、予測モデル(決定木)を作成する際の目的変数は、上記実施形態と同様に、休職と在職との2値(例えば、休職を1、在職を0)とするとともに、説明変数として、例えば、勤怠情報に含まれる出勤日数、残業時間、休出回数、遅刻回数、早退回数、有休日数、及び、欠勤日数、並びに、健康診断情報に含まれる血圧、肝機能に関する情報、脂質に関する情報、腎機能に関する情報、及び、糖代謝に関する情報を選定する。また、退職濃厚者予測処理についても、回帰分析により作成された退職確率予測式を用いて退職確率を導出する場合に限らず、勾配ブースティングやランダムフォレストといった手法を採用し、機械学習により作成された予測モデル(決定木)を用いて退職確率を導出するようにしても良い。
また、上記実施形態では、人事ダッシュボード画面44の休職状況及び退職状況において、未対応の合計人数をそれぞれ表示するようにしたが、例えば、未対応の合計人数が所定数を超えた場合、例えば、端末装置3のスピーカーからの音声による報知などを行っても良い。
また、上記実施形態では、休職濃厚者予測処理において、休職する確率が高いと判定された社員の人事情報に休職濃厚フラグを設定するようにしたが、例えば、休職濃厚フラグが設定された状態が所定期間続いている休職濃厚者がいる場合、人事部に所属する社員に対して、例えば、電子メールの送信により、当該休職濃厚者に対する対応処置を促す報知を行うようにしても良い。また同様に、退職濃厚フラグが設定された状態が所定期間続いている退職濃厚者がいる場合、人事部に所属する社員に対して、例えば、電子メールの送信により、当該退職濃厚者に対する対応処置を促す報知を行うようにしても良い。
また、上記実施形態における業務支援システム1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
予め求めておいた予測モデルに予測対象者の当該予測モデルの説明変数の項目に関する実測値又は実績値を入力して当該予測対象者が将来的に休職する確率を導出する第1導出手段と、
前記第1導出手段によって導出された前記確率が所定の閾値を超えた場合、前記予測対象者を休職濃厚者と判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段によって休職濃厚者と判定された予測対象者を識別可能に表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
<請求項2>
前記表示制御手段は、前記第1判定手段によって休職濃厚者と判定された予測対象者のうち、未だ対応処置がなされていない予測対象者の人数を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
前記第1導出手段は、前記確率を定期的に導出し、
前記表示制御手段は、前記確率の導出周期ごとに、前記第1判定手段によって休職濃厚者と判定された予測対象者の人数を前記表示手段に表示させる請求項1又は2に記載の情報処理装置。
<請求項4>
前記表示制御手段は、前記確率の導出周期ごとに、実際の休職者数を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
<請求項5>
目的変数を休職と在職との2値とするとともに、説明変数として、少なくとも、勤怠情報と健康診断情報とを使用し、機械学習により前記予測モデルを作成する第1モデル作成手段を備えることを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の情報処理装置。
<請求項6>
目的変数を休職と在職との2値とするとともに、説明変数として、少なくとも、勤怠情報と健康診断情報とを使用し、回帰式を作成するとともに、前記回帰式の前記目的変数と前記説明変数に過去の実測値又は実績値を入れて、当該回帰式の偏回帰係数を求め、前記予測モデルを作成する第1モデル作成手段を備えることを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の情報処理装置。
<請求項7>
予め求めておいた予測モデルに予測対象者の当該予測モデルの説明変数の項目に関する実測値又は実績値を入力して当該予測対象者が将来的に退職する確率を導出する第2導出手段と、
前記第2導出手段によって導出された前記確率が所定の閾値を超えた場合、前記予測対象者を退職濃厚者と判定する第2判定手段と、
前記第2判定手段によって退職濃厚者と判定された予測対象者を識別可能に表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
<請求項8>
前記表示制御手段は、前記第2判定手段によって退職濃厚者と判定された予測対象者のうち、未だ対応処置がなされていない予測対象者の人数を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
<請求項9>
前記第2導出手段は、前記確率を定期的に導出し、
前記表示制御手段は、前記確率の導出周期ごとに、前記第2判定手段によって退職濃厚者と判定された予測対象者の人数を前記表示手段に表示させる請求項7又は8に記載の情報処理装置。
<請求項10>
前記表示制御手段は、前記確率の導出周期ごとに、実際の退職者数を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
<請求項11>
目的変数を退職と在職との2値とするとともに、説明変数として、少なくとも、勤怠情報と健康診断情報とを使用し、機械学習により前記予測モデルを作成する第2モデル作成手段を備えることを特徴とする請求項7~10の何れか一項に記載の情報処理装置。
<請求項12>
目的変数を退職と在職との2値とするとともに、説明変数として、少なくとも、勤怠情報と健康診断情報とを使用し、回帰式を作成するとともに、前記回帰式の前記目的変数と前記説明変数に過去の実測値又は実績値を入れて、当該回帰式の偏回帰係数を求め、前記予測モデルを作成する第2モデル作成手段を備えることを特徴とする請求項7~10の何れか一項に記載の情報処理装置。
<請求項13>
コンピュータを、
予め求めておいた予測モデルに予測対象者の当該予測モデルの説明変数の項目に関する実測値又は実績値を入力して当該予測対象者が将来的に休職する確率を導出する第1導出手段、
前記第1導出手段によって導出された前記確率が所定の閾値を超えた場合、前記予測対象者を休職濃厚者と判定する第1判定手段、
前記第1判定手段によって休職濃厚者と判定された予測対象者を識別可能に表示手段に表示させる表示制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
<請求項14>
コンピュータを、
予め求めておいた予測モデルに予測対象者の当該予測モデルの説明変数の項目に関する実測値又は実績値を入力して当該予測対象者が将来的に退職する確率を導出する第2導出手段、
前記第2導出手段によって導出された前記確率が所定の閾値を超えた場合、前記予測対象者を退職濃厚者と判定する第2判定手段、
前記第2判定手段によって退職濃厚者と判定された予測対象者を識別可能に表示手段に表示させる表示制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1 業務支援システム
2 サーバ
21 CPU(第1導出手段、第1判定手段、表示制御手段、第1モデル作成手段、第2導出手段、第2判定手段、第2モデル作成手段)
3 端末装置
35 表示部(表示手段)

Claims (11)

  1. 目的変数を休職と在職との2値とするとともに、説明変数として、予測対象者の勤怠情報に係る第1項目及び前記予測対象者の健康診断情報に係る第2項目の双方の実測値又は実績値を使用し、予測モデルを作成する第1モデル作成手段と、
    前記第1モデル作成手段により作成された予測モデルに前記予測対象者の前記第1項目及び前記第2項目に関する実測値又は実績値を入力して当該予測対象者が将来的に休職する確率を導出する第1導出手段と、
    前記第1導出手段によって導出された前記確率が所定の閾値を超えた場合、前記予測対象者を休職濃厚者と判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段によって休職濃厚者と判定された予測対象者を識別可能に表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記第1導出手段により導出された確率と、前記予測対象者による自己申告として受け付けた当該予測対象者の気分を示す気分データと、に基づいて、当該予測対象者の働き方に係るスコアを導出するスコア導出手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記予測対象者の情報を表示させる際に、当該予測対象者が前記第1判定手段により休職の濃厚者と判定されたか否かを識別する識別子と、当該予測対象者に係る前記第1項目の情報と、前記スコア導出手段により導出されたスコアと、をともに表示させる、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1導出手段は、前記確率を定期的に導出し、
    前記表示制御手段は、前記確率の導出周期ごとに、前記第1判定手段によって休職濃厚者と判定された予測対象者の人数を前記表示手段に表示させ、前記確率の導出周期ごとに、実際の休職者数を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1モデル作成手段は、機械学習により前記予測モデルを作成することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1モデル作成手段は、回帰式の前記目的変数と前記説明変数に過去の実測値又は実績値を入れて、当該回帰式の偏回帰係数を求め、前記予測モデルを作成することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 目的変数を退職と在職との2値とするとともに、説明変数として、予測対象者の勤怠情報に係る第1項目及び前記予測対象者の健康診断情報に係る第2項目の双方の実測値又は実績値を使用し、予測モデルを作成する第2モデル作成手段と、
    前記第2モデル作成手段により作成された予測モデルに前記予測対象者の前記第1項目及び前記第2項目に関する実測値又は実績値を入力して当該予測対象者が将来的に退職する確率を導出する第2導出手段と、
    前記第2導出手段によって導出された前記確率が所定の閾値を超えた場合、前記予測対象者を退職濃厚者と判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段によって退職濃厚者と判定された予測対象者を識別可能に表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記予測対象者の情報を表示させる際に、当該予測対象者が前記第2判定手段により退職の濃厚者と判定されたか否かを識別する識別子と、当該予測対象者に係る前記第1項目の情報と、をともに表示させる、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記第2導出手段は、前記確率を定期的に導出し、
    前記表示制御手段は、前記確率の導出周期ごとに、前記第2判定手段によって退職濃厚者と判定された予測対象者の人数を前記表示手段に表示させる請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記確率の導出周期ごとに、実際の退職者数を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2モデル作成手段は、機械学習により前記予測モデルを作成することを特徴とする請求項の何れか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第2モデル作成手段は、回帰式の前記目的変数と前記説明変数に過去の実測値又は実績値を入れて、当該回帰式の偏回帰係数を求め、前記予測モデルを作成することを特徴とする請求項の何れか一項に記載の情報処理装置。
  10. コンピュータを、
    目的変数を休職と在職との2値とするとともに、説明変数として、予測対象者の勤怠情報に係る第1項目及び前記予測対象者の健康診断情報に係る第2項目の双方の実測値又は実績値を使用し、予測モデルを作成する第1モデル作成手段、
    前記第1モデル作成手段により作成された予測モデルに前記予測対象者の前記第1項目及び前記第2項目に関する実測値又は実績値を入力して当該予測対象者が将来的に休職する確率を導出する第1導出手段、
    前記第1導出手段によって導出された前記確率が所定の閾値を超えた場合、前記予測対象者を休職濃厚者と判定する第1判定手段、
    前記第1判定手段によって休職濃厚者と判定された予測対象者を識別可能に表示手段に表示させる表示制御手段、
    前記第1導出手段により導出された確率と、前記予測対象者による自己申告として受け付けた当該予測対象者の気分を示す気分データと、に基づいて、当該予測対象者の働き方に係るスコアを導出するスコア導出手段、
    として機能させ、
    前記表示制御手段は、前記予測対象者の情報を表示させる際に、当該予測対象者が前記第1判定手段により休職の濃厚者と判定されたか否かを識別する識別子と、当該予測対象者に係る前記第1項目の情報と、前記スコア導出手段により導出されたスコアと、をともに表示させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  11. コンピュータを、
    目的変数を退職と在職との2値とするとともに、説明変数として、予測対象者の勤怠情報に係る第1項目及び前記予測対象者の健康診断情報に係る第2項目の双方の実測値又は実績値を使用し、予測モデルを作成する第2モデル作成手段、
    前記第2モデル作成手段により作成された予測モデルに前記予測対象者の前記第1項目及び前記第2項目に関する実測値又は実績値を入力して当該予測対象者が将来的に退職する確率を導出する第2導出手段、
    前記第2導出手段によって導出された前記確率が所定の閾値を超えた場合、前記予測対象者を退職濃厚者と判定する第2判定手段、
    前記第2判定手段によって退職濃厚者と判定された予測対象者を識別可能に表示手段に表示させる表示制御手段、
    として機能させ、
    前記表示制御手段は、前記予測対象者の情報を表示させる際に、当該予測対象者が前記第2判定手段により退職の濃厚者と判定されたか否かを識別する識別子と、当該予測対象者に係る前記第1項目の情報と、をともに表示させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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