JP2017204214A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Yohei Tsuzuki
洋平 都筑
長谷川 弘伸
Hironobu Hasegawa
弘伸 長谷川
拓哉 水原
Takuya Mizuhara
拓哉 水原
勇児 糟谷
Yuji Kasuya
勇児 糟谷
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Yusuke Sugimoto
裕介 杉本
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Kazuhiro Oba
一寛 大場
長谷川 敏
Satoshi Hasegawa
敏 長谷川
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詩帆 豊則
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Abstract

【課題】被管理者の健康状態の不調の兆候を早期に把握させることを目的としている。【解決手段】管理者による、複数の被管理者の健康状態の管理を支援する情報処理装置であって、前記複数の被管理者の勤怠の状況を示す情報が格納された勤怠データベースと、前記複数の被管理者の健康診断の結果を示す健康診断情報が格納された健康診断データベースとを参照し、前記被管理者毎に、前記被管理者の不調の兆候を示す指標値を算出する指標値算出部と、前記指標値と、前記指標値が算出された時期を示す情報とが対応付けられて格納される不調情報データベースと、前記指標値を時系列に表示させる画面データを生成する画面データ生成部と、前記画面データを出力する出力部と、を有する。【選択図】図14

Description

本発明は、管理者による、複数の被管理の健康状態の管理を支援する情報処理装置及びプログラムに関する。
近年では、企業や各種団体(以下、企業等と呼ぶ)では、労働災害の防止の観点等から従業員の健康状態を把握して健康管理を行うことが求められている。
これに対し、従来では、例えば、従業員の健康診断結果と、従業員の勤怠状況とから、各従業員が心身の健康異常を来す危険度を算出する健康管理システム等が知られている。このシステムでは、産業医の通信端末に従業員毎の危険度を表示させ、危険な状態にある従業員の有無を確認させる。
従来の技術では、産業医等の健康管理者が、定期的に従業員毎の健康状態を確認することで、従業員毎の健康状態を把握するものである。このため、例えば従業員の健康状態が急速に悪化した場合等には、健康管理者が従業員の健康状態の変化を把握できない可能性がある。
開示の技術は、被管理者の不調の兆候を早期に把握させることを目的としている。
開示の技術は、管理者による、複数の被管理者の健康状態の管理を支援する情報処理装置であって、前記複数の被管理者の勤怠の状況を示す情報が格納された勤怠データベースと、前記複数の被管理者の健康診断の結果を示す健康診断情報が格納された健康診断データベースとを参照し、前記被管理者毎に、前記被管理者の不調の兆候を示す指標値を算出する指標値算出部と、前記指標値と、前記指標値が算出された時期を示す情報とが対応付けられて格納される不調情報データベースと、前記指標値を時系列に表示させる画面データを生成する画面データ生成部と、前記画面データを出力する出力部と、を有する。
被管理者の不調の兆候を早期に把握させることができる。
第一の実施形態の健康管理システムのシステム構成を示す図である。 健康管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 健康診断データベースの一例を示す図である。 勤務情報データベースの一例を示す図である。 不調者判別モデルデータベースの一例を示す図である。 不調者判別モデルについて説明する図である。 不調情報データベースの一例を示す図である。 第一の実施形態の健康管理システムの有する各装置の機能を説明する図である。 第一の実施形態の健康管理サーバの全体の動作を説明するフローチャートである。 第一の実施形態の不調者判別モデル学習部の処理を説明するフローチャートである。 第一の実施形態の不調情報生成部の処理を説明するフローチャートである。 第一の実施形態の表示制御部の処理を説明するフローチャートである。 第一の実施形態のアラート情報の一例を示す図である。 第一の実施形態における不調確率を時系列で表示させた画面の例を示す図である。 第一の実施形態において、アラート情報を表示させることの効果を説明する図である。 第二の実施形態の健康管理システムの有する各装置の機能を説明する図である。 休職者データベースの一例を示す図である。 復職者データベースの一例を示す図である。 第二の実施形態の表示制御部の処理を説明するフローチャートである。 第二の実施形態の効果を説明する図である。
以下の実施形態では、被管理者毎が不調となる可能性を示す指標値を算出し、この指標値を時系列に健康管理者の端末に表示させることで、健康管理者に被管理者の不調の兆候を早期に把握させる。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して、第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の健康管理システムのシステム構成を示す図である。
本実施形態の健康管理システム100は、健康管理サーバ200と、端末装置300とを有する。健康管理サーバ200と端末装置300とは、ネットワーク等の通信網を介して接続されている。
本実施形態の健康管理システム100は、例えば企業等の団体において、産業医等による従業員の健康管理等に用いられる。産業医とは、従業員の健康を管理する健康管理者である。企業等の従業員は、健康管理者に健康を管理される被管理者である。
本実施形態の被管理者は、企業の従業員に限定されず、何らかの団体に所属しており、健康管理者に健康を管理される立場の者であれば良い。したがって、例えば被管理者は、団体職員等であってもよいし、教員等であっても良い。
本実施形態の健康管理者は、産業医に限定されず、例えば被管理者の健康管理を司る者や部署等を含んでも良い。本実施形態の健康管理者は、被管理者の健康管理を行う立場の者であれば良い。
また、本実施形態における健康管理とは、例えば、精神的な疲労、ストレス、悩み等の軽減や緩和とそれへのサポート、精神疾患の予防と回復、疾病の予防、早期発見等により、被管理者の健康の維持、増進を目的として行なわれる管理である。
以下の実施形態の説明では、健康管理者を産業医とし、被管理者を企業の従業員として説明する。
本実施形態の健康管理サーバ200は、健康診断データベース210、勤務情報データベース220、不調者判別モデルデータベース230、不調情報データベース240を有する。また、本実施形態の健康管理サーバ200は、健康管理処理部260を有する。健康管理処理部260は、健康管理サーバ200が、健康管理サーバ200にインストールされている健康管理プログラムを実行することで実現される。
本実施形態の健康管理サーバ200は、健康管理処理部260により、健康診断データベース210と、勤務情報データベース220とを参照して不調者判別モデルを生成し、不調者判別モデルデータベース230へ格納する。次に、健康管理サーバ200は、不調者判別モデルに基づき、不調情報を生成して不調情報データベース240へ格納する。
そして、健康管理サーバ200は、従業員毎に、不調情報を用いて被管理者毎が不調となる可能性を示す指標値を算出し、この指標値を時系列に端末装置300に表示させる。
本実施形態の端末装置300は、例えば産業医等により用いられるものであり、産業医による従業員の健康状態の管理に用いられる。
次に、図2を参照して本実施形態の健康管理サーバ200のハードウェア構成について説明する。図2は、健康管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の健康管理サーバ200は、一般の情報処理装置であり、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置21、出力装置22、ドライブ装置23、補助記憶装置24、メモリ装置25、演算処理装置26及びインターフェース装置27を有する。
入力装置21は、例えばマウスやキーボードであり、各種の情報を入力するために用いられる。出力装置22は、例えばディスプレイ等であり、各種信号の表示(出力)に用いられる。インターフェース装置27は、モデム,LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
健康管理プログラムは、健康管理サーバ200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。健康管理プログラムは例えば記録媒体28の配布やネットワークからのダウンロードなどによって提供される。健康管理プログラムを記録した記録媒体28は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、健康管理プログラムを記録した記録媒体28がドライブ装置23にセットされると、健康管理プログラムは記録媒体28からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた通信プログラムは、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
補助記憶装置24は、インストールされた健康管理プログラムを格納すると共に、必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置25は、コンピュータの起動時に補助記憶装置24から健康管理プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置26はメモリ装置25に格納された各プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
本実施形態の端末装置300は、一般のコンピュータであり、そのハードウェア構成は、端末装置300と同様であるから、説明を省略する。尚、端末装置300がタブレット型のコンピュータやスマートフォン等である場合には、入力装置21及び出力装置22を兼ねた表示操作装置を有しても良い。表示操作装置は、例えば表示機能を有するタッチパネル等により実現される。
次に、健康管理サーバ200の有する各データベースについて説明する。本実施形態の各データベースは、例えば健康管理サーバ200の補助記憶装置24やメモリ装置25等に格納される。
図3は、健康診断データベースの一例を示す図である。本実施形態の健康診断データベース210は、従業員毎に設けられており、従業員が健康診断を受けた際の結果が格納されている。本実施形態の健康診断データベース210は、情報の項目として、健診日、身長、体重、BMI、胸囲、血圧、白血球、総コレステロール等を有する。尚、本実施形態の健康診断データベース210は、図3に示す項目以外にも、一般的な健康診断で行われる各種の検査結果の項目を含む。本実施形態の健康診断データベース210は、各項目の値が、健康診断を行った年月と対応付けられて格納されている。
本実施形態の健康診断データベース210では、従業員の氏名と、健康診断を行った年月とに、各項目の値が対応付けられている。以下の実施形態の説明では、従業員の氏名と健康診断を行った日時と、これらと対応付けられた各項目の値とを含む情報を健康診断情報と呼ぶ。
図3の健康診断データベース210では、氏名「AA aa」の従業員の2014年3月の健康診断の結果と、2013年3月の健康診断の結果と、2012年3月の健康診断の結果と、を含むことがわかる。
図4は、勤務情報データベースの一例を示す図である。本実施形態の勤務情報データベース220は、従業員毎に設けられ、従業員の勤怠の状況を示す勤務情報が格納されている。本実施形態の勤務情報データベース220は、情報の項目として、欠勤日数、遅刻早退回数、遅刻早退時間、年次休暇日数、年次事後日数等を有する。尚、本実施形態の勤務情報データベース220には、図4に示す項目以外にも、一般的な勤怠管理に用いられる情報の項目を含む。本実施形態の勤務情報データベース220は、各項目の値が、例えば勤務情報を集計する単位毎に対応付けられて格納されている。
本実施形態の勤務情報データベース220では、従業員の氏名と、勤務情報を集計した年月とに、各項目の値が対応付けられている。以下の実施形態の説明では、従業員の氏名と勤務情報を集計した年月と、これらと対応付けられた各項目の値とを含む情報を勤務情報と呼ぶ。
図4の勤務情報データベース220では、勤務情報が月単位で集計される場合を示しており、氏名「AA aa」の従業員の2014年6月の勤務情報と、2014年5月の勤務情報、2014年4月の勤務情報と、を含むことがわかる。
図5は、不調者判別モデルデータベースの一例を示す図である。本実施形態の不調者判別モデルデータベース230は、情報の項目として、不調者判別モデルと、学習日時とを有する。
項目「不調者判別モデル」の値は、後述する不調者判別モデルである。項目「学習日時」の値は、不調者判別モデルを学習(生成)した日付を示す。
図5に示す不調者判別モデルデータベース230では、2014年1月10日に不調者判別モデル10が生成され、2014年2月5日に不調者判別モデル20が生成され、2014年3月7日に不調者判別モデル30が生成されたことがわかる。
以下に、図6を参照して、本実施形態の不調者判別モデルについて説明する。図6は、不調者判別モデルについて説明する図である。
本実施形態の不調者判別モデルは、例えば、判別分析により得られる線形判別関数であり、図6の式(1)のように示されても良い。
判別分析とは、事前に与えられているデータが異なるグループに分かれることが明らかな場合、新しいデータが得られた際に、どちらのグループに入るのかを判別するための基準(判別関数)を得るための手法である。
本実施形態の健康管理サーバ200は、事前に与えられているデータとして、健康診断データベース210に蓄積された従業員毎の健康診断情報と、勤務情報データベース220に蓄積された従業員毎の勤務情報とを用い、公知の手法により式(1)に示す不調者判別モデルを生成する。
本実施形態の不調者判別モデルは、勤務情報データベース220に含まれる項目毎に、項目の値と、項目毎に求められた係数とを乗算した値の合計と、健康診断データベース210に含まれる項目毎に、項目の値と、項目毎に求められた係数とを乗算した値の合計の和となる。
図6では、例えば、「a1」は勤務情報データベース220の項目「欠勤日数」の値であり、「k1」は項目「欠勤日数」と対応する定数である。また、「a2」は勤務情報データベース220の項目「遅刻早退回数」の値であり、「k2」は項目「遅刻早退回数」と対応する係数である。
このように、本実施形態では、勤務情報データベース220の各項目の値と、それぞれに対応する係数と、健康診断データベース210の各項目の値と、それぞれに対応する係数と、を含む不調者判別モデルを生成する。
以下の説明では、不調者判別モデルの出力として得られる値Pを不調スコアと呼ぶ。不調スコアは、産業医による面談対象となるか否かの判断の基準となる指標値の算出に用いられる。
また、以下の説明では、項目「欠勤日数」の値「a1」と係数「k1」とを乗算した値S1を、項目「「欠勤日数」の項」の値と呼び、項目「遅刻早退回数」の値「a2」と係数「k2」とを乗算した値S2を、項目「「遅刻早退回数」の項」の値と呼ぶ。また、本実施形態では、不調者判別モデルにおける各項の値を、対応する「項目名の項」の値と呼ぶ。
本実施形態では、不調スコアと、指標値と、各項目の項の値とが、後述する不調情報に含まれる。
尚、図6の例では、線形判別関数を本実施形態の不調者判別モデルとしたが、これに限定されない。本実施形態では、例えばニューラルネットワーク等のアルゴリズムを用いて不調者判別モデルを生成しても良い。ニューラルネットワークとは、脳機能に見られるいくつかの特性を計算機上のシミュレーションによって表現することを目指した数学モデルである。
図7は、不調情報データベースの一例を示す図である。本実施形態の不調情報データベース240は、従業員毎に設けられる。本実施形態の不調情報データベース240は、情報の項目として、不調スコア、不調確率、勤務情報データベース220に含まれる各項目の項、健康診断データベース210に含まれる各項目の項を有する。
項目「不調スコア」の値は、不調者判別モデルによる演算の結果として得られる値Pである。本実施形態では、不調スコアの値が大きいほど、健康状態に問題がある、すなわち不調である可能性が高いことを示すものとしても良い。
項目「不調確率」の値は、従業員が不調となる可能性を示す指標値である。より具体的には、項目「不調確率」は、不調スコアが同じ値の従業員における、過去に休職した従業員の割合を示す。項目「不調確率」の詳細は後述する。
また、項目「各項目の項」は、図6で説明した通りである。例えば、項目「「欠勤日数」の項」の値はS1、「「遅刻早退回数」の項」の値はS2となる。
本実施形態の不調情報データベース240では、従業員の氏名と、不調情報を生成した年月とに、各項目の値が対応付けられている。以下の実施形態の説明では、従業者名と、不調情報を生成した年月日と、これらと対応付けられた各項目の値とを含む情報を不調情報と呼ぶ。
次に、図8を参照して本実施形態の健康管理サーバ200の機能について説明する。図8は、第一の実施形態の健康管理システムの有する各装置の機能を説明する図である。
本実施形態の健康管理サーバ200は、健康管理処理部260、送信部280、受信部270を有する。
本実施形態の健康管理処理部260は、健康管理プログラムを演算処理装置26が実行することで実現される。
本実施形態の送信部280は、端末装置300を含む外部の端末へデータを送信する。受信部270は、端末装置300を含む外部の端末からデータを受信する。
本実施形態の健康管理処理部260は、不調者判別モデル学習部261、不調情報生成部262、表示制御部263を有する。
不調者判別モデル学習部261は、受信部270が、端末装置300から面談対象者の抽出処理の開始指示を受けると、健康診断データベース210と勤務情報データベース220とを参照し、不調者判別モデルを生成する。不調情報生成部262は、不調者判別モデルを用いて不調情報を生成する。表示制御部263は、生成された不調情報を用いて端末装置300に表示させる画面の画面データを生成する。
本実施形態の不調情報生成部262は、不調スコア算出部264、項の値取得部265、不調確率算出部266、計時部267、アラート判定部268を有する。
不調スコア算出部264は、不調者判別モデルに基づき、不調スコアを算出する。項の値取得部265は、不調スコアを算出する過程で得られた、不調者判別モデルに含まれる各項の値を取得する。不調確率算出部266は、不調スコアと、勤務情報とに基づき、不調確率を算出する。
計時部267は、不調情報を生成した年月日を取得し、不調情報と対応付ける。アラート判定部268は、不調情報に含まれる不調確率が所定の閾値よりも大きくなったとき、アラート情報の生成要求を表示制御部263へ通知し、アラート情報を端末装置300に表示させる。本実施形態の所定の閾値は、予め健康管理者により設定され、アラート判定部268に保持されていても良い。本実施形態の所定の閾値は、従業員に健康面における不調の兆候があるか否かを判定するための閾値であり、例えば健康管理者により、従業員に健康面における不調の兆しが見られると判断される値が設定される。
本実施形態の表示制御部263は、不調情報取得部271、アラート生成部272、画面データ生成部273を有する。
不調情報取得部271は、選択された従業員の不調情報を取得する。アラート生成部272は、取得した不調情報に含まれる不調確率が閾値より大きいとき、不調確率の変化を表示させる際に、アラート情報を生成し、画面データ生成部273へ渡す。また、本実施形態のアラート生成部272は、不調情報生成部262からアラート情報の生成要求を受けて、アラート情報を生成する。
画面データ生成部273は、不調確率を時系列に表示させる画面データを生成する。生成された画面データは、送信部280に渡され、端末装置300へ送信される。
尚、本実施形態では、画面データ生成部273が健康管理サーバ200に設けられるものとしたが、これに限定されない。画面データ生成部273は、端末装置300に設けられていても良い。この場合、健康管理サーバ200は、画面データ生成部273に対して出力する情報を端末装置300へ出力すれば良い。
次に、端末装置300について説明する。本実施形態の端末装置300は、出力部310、送信部320、受信部330を有する。
出力部310は、例えば受信部330により、健康管理サーバ200から受信した画面データを、ディスプレイ等に出力し、表示させる。送信部320は、例えば端末装置300から、面談対象者の抽出処理の開始指示を健康管理サーバ200へ送信する。受信部330は、例えば健康管理サーバ200から、端末装置300に表示させる画面データを受信する。
次に、本実施形態の健康管理サーバ200の動作について説明する。図9は、第一の実施形態の健康管理サーバの全体の動作を説明するフローチャートである。
本実施形態の健康管理サーバ200は、例えば健康診断データベース210と勤務情報データベース220の両方又はいずれか一方が更新されたとき、図9の処理を実行しても良い。また、本実施形態の健康管理サーバ200は、所定の期間毎に図9の処理を実行しても良い。さらに、本実施形態の健康管理サーバ200は、例えば産業医や、予め決められた管理者等により、処理の実行要求を受けて、図9の処理を実行しても良い。予め決められた管理者とは、例えば企業において人事を担当する者等である。
本実施形態の健康管理サーバ200は、不調情報の生成指示を受け付けると、不調者判別モデル学習部261により、不調者判別モデルを生成する(ステップS901)。
続いて、健康管理サーバ200は、不調情報生成部262により、健康診断データベース210と勤務情報データベース220とを参照し、生成した不調者判別モデルの演算を行い、不調情報を生成する(ステップS902)。
尚、本実施形態では、不調情報を生成する際に、健康診断データベース210と勤務情報データベース220とを参照するものとしたが、これに限定されない。不調情報は。例えば勤務情報データベース220のみを参照して生成されても良い。
続いて、健康管理サーバ200は、生成した不調情報を不調情報データベース240に格納する(ステップS903)。
以下に、図9の各ステップSの詳細について説明する。図10は、不調者判別モデル学習部の処理を説明するフローチャートである。図10は、図9に示すステップS901の処理の詳細を示す。
本実施形態の健康管理サーバ200において、不調者判別モデル学習部261は、不調情報の生成指示を受け付けると、健康診断データベース210を参照し、従業員毎の健康診断情報を取得する(ステップS1001)。
続いて、不調者判別モデル学習部261は、勤務情報データベース220を参照し、従業員毎の勤務情報を取得する(ステップS1002)。
続いて、不調者判別モデル学習部261は、健康診断情報と勤務情報を用いて、不調者判別モデルを生成する(ステップS1003)。続いて、不調者判別モデル学習部261は、生成した不調者判別モデルを、生成した日時を示す情報と対応付けて不調者判別モデルデータベース230へ格納する(ステップS1004)。
本実施形態では、このように、不調情報の生成指示を受ける度に、最新の健康診断情報と勤務情報から新たな不調者判別モデルを生成する。したがって、本実施形態では、健康診断情報と勤務情報が蓄積される度に、不調者判別モデルが更新されていく。本実施形態では、以上のように、最新の情報を含む健康診断情報と勤務情報から不調者判別モデルを生成することを、不調者判別モデルを学習する、と表現する。
図11は、不調情報生成部の処理を説明するフローチャートである。図11は、図9に示すステップS902の処理の詳細を示す。
本実施形態の不調情報生成部262は、健康診断データベース210において、先頭の従業員の氏名を取得し、対応する診断情報を取得する。また、不調情報生成部262は、勤務情報データベース220から、取得した氏名と対応する勤務情報を取得する(ステップS1101)。
続いて、不調情報生成部262は、不調スコア算出部264により、ステップS1101で取得した健康診断情報及び勤務情報の各項目の値を用いて、不調者判別モデルの演算を行い、不調スコアを算出する(ステップS1102)。本実施形態では、例えば、不調者判別モデルに線形判別分析を学習アルゴリズムとして用いた場合、線形判別関数の出力が不調スコアである。また、本実施形態では、不調者判別モデルにニューラルネットを用いた場合、出力層の出力信号が不調スコアである。
また、本実施形態の不調スコア算出部264は、不調者判別モデルデータベース230に格納されている最新の不調者判別モデルを用いて不調スコアを算出しても良い。また、本実施形態の不調スコア算出部264は、勤務情報と健康診断情報の少なくとも何れか一方を更新した時期と、同様の時期に生成された不調者判別モデルを用いても良い。例えば、不調スコア算出部264は、勤務情報と健康診断情報のそれぞれが2014年3月7日に更新されたものである場合、2014年3月7日に生成された不調者判別モデルを用いて不調スコアを算出しても良い。
続いて、不調情報生成部262は、項の値取得部265により、不調者判別モデルに含まれる各項と対応する項目と、項の値と、を対応付けて不調情報データベース240に格納する(ステップS1103)。
続いて不調情報生成部262は、不調確率算出部266により、不調情報データベース240を参照し、不調スコアの値が、ステップS1102で算出した不調スコアと等しい従業員の氏名を抽出する(ステップS1104)。続いて、不調確率算出部266は、勤務情報データベース220を参照し、ステップS1104で氏名を抽出した従業員のうち、過去に休職したことがある、又は休職中である従業員数を求める(ステップS1105)。
続いて、不調確率算出部266は、ステップS1104で氏名を抽出した従業員のうち、休職した従業員の割合を算出し、算出結果を不調確率とする(ステップS1106)。すなわち、本実施形態では、不調情報の生成対象となっている従業員と不調スコアが一致する従業員の中で、休職した従業員の割合を不調確率とする。
具体的には、例えば、ステップS1102で算出した不調スコアが20であり、勤務情報データベース220から抽出した、不調スコアが20と算出された従業員が10人であり、そのうち休職した従業員が8人であれば、不調確率は80%となる。
続いて、不調情報生成部262は、不調スコアと、各項の値と、不調確率と不調情報とし、従業員の氏名と対応付けて不調情報データベース240へ格納する(ステップS1107)。このとき、計時部267は、不調情報を生成した日付を示す情報も、不調情報と対応付けて格納する。
次に、不調情報生成部262は、全ての従業員について不調情報を生成したか否かを判定する(ステップS1108)。ステップS1108において、全ての従業員について不調情報を生成していない場合、不調情報生成部262は、次の従業員の健康診断情報と勤務情報とを取得し(ステップS1109)、ステップS1102へ戻る。
ステップS1109において、全ての従業員の不調情報を生成した場合、不調情報生成部262は、アラート判定部268により、不調確率が閾値より大きくなる従業員が存在するか否かを判定する(ステップS1110)。言い換えれば、アラート判定部268は、生成した各不調情報において、閾値より大きい値の不調確率を含む不調情報が存在するか否かを判定する。
ステップS1110において、該当する従業員が存在しない場合、不調情報生成部262は、処理を終了する。
ステップS1110において、該当する従業員が存在する場合、アラート判定部268は、アラート(警告)情報の生成指示を表示制御部263へ出力し、送信部280を介して端末装置300へアラート情報を表示させ(ステップS1111)、処理を終了する。本実施形態のアラート情報は、該当する従業員の氏名と、この従業員に不調の兆しが見られることを示すメッセージとを含む。
また、本実施形態では、不調情報データベース240が更新されたとき、不調情報データベース240が更新されたことを産業医に通知する画面が端末装置300に表示されても良い。また、アラート情報は、この通知画面に表示されても良い。
尚、図11の説明では、従業員の氏名を、従業員を識別する情報としたが、これに限定されない。図11の処理では、従業員を識別する情報として、従業員に付与されている社員番号等を用いても良い。
ここで、本実施形態の不調確率について説明する。本実施形態では、不調確率を、不調スコアが等しい従業員において休職した従業員の割合としている。
この背景には、近年、メンタルヘルス(精神面における健康)の不調を理由に休職する従業員が増加しており、メンタル面での健康管理を行うことが企業に求められる傾向にあるからである。本実施形態では、不調確率が高い従業員は、不調スコアの値が同じ従業員のうち、休職した従業員が多いことを示しており、すなわちこの従業員が休職する確率が高いことを示している。
本実施形態では、休職する可能性を示す不調確率の値を、従業員が不調となる可能性を示す指標値とすることで、産業医に、従業員の不調の兆候を早期に捉えさせ、メンタルヘルス不調の発生を抑制する。
本実施形態では、不調確率の値が大きくなれば、従業員が休職する確率が高くなり、従業員が不調の兆候が強く表されてることがわかる。また、本実施形態では、不調確率の値が小さくなれば、従業員が休職する確率が低くなり、従業員が不調の兆候を示していないことがわかる。したがって、本実施形態の不調確率は、言い換えれば、従業員の不調の兆候を示す指標値とも言える。
尚、本実施形態では、メンタル面の不調を早期に把握することに重きをおき、休職する可能性を示す値を不調確率としたが、不調確率とする値はこれに限定されない。不調確率は、例えば健康診断情報に含まれる他の項目に関連する値を不調確率としても良いし、勤務情報のうち、休職に関する項目以外の項目に関連する値を不調確率としても良い。
次に、本実施形態の表示制御部263の処理について説明する。図12は、第一の実施形態の表示制御部の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態の健康管理サーバ200は、端末装置300において、従業員の選択を受け付けると、選択された従業員の不調情報に含まれる不調確率を時系列に表示させる。
本実施形態の表示制御部263は、不調情報データベース240において、選択された従業員の不調情報を取得する(ステップS1201)。続いて表示制御部263は、アラート生成部272により、不調情報に含まれる不調確率が閾値より大きいか否かを判定する(ステップS1202)。
ステップS1202において、不調確率が閾値以下の場合、表示制御部263は、画面データ生成部273により、取得した不調情報に含まれる不調確率を時系列に表示させる画面データを生成して端末装置300へ出力し(ステップS1203)、処理を終了する。
ステップS1202において、不調確率が閾値より大きい場合、表示制御部263は、アラート生成部272により、選択された従業員に不調の兆候が見られることを示すアラート情報を生成する(ステップS1204)。
続いて表示制御部263は、画面データ生成部273は、生成したアラート情報と、取得した不調情報に含まれる不調確率を時系列に示すグラフとを表示させる画面データを生成し、端末装置300へ出力し(ステップS1205)、処理を終了する。
以下に、図13乃至図15を参照し、本実施形態の健康管理サーバ200により、端末装置300に表示される画面の例について説明する。
図13は、第一の実施形態のアラート情報の一例を示す図である。図13に示す画面131は、不調情報データベース240が更新された際に、端末装置300に表示される画面の例を示している。
画面131には、不調情報データベース240が更新されたことを示すメッセージ132と、アラート情報133とが表示される。
アラート情報133では、従業員「AA aa」と、従業員「DD dd」の最新の不調情報において、不調確率が閾値より大きかったことがわかる。
図14は、第一の実施形態における不調確率を時系列で表示させた画面の例を示す図である。
図14に示す画面141では、不調確率の変化を示すグラフ142と、従業員の氏名143と、アラート情報144とが表示されている。また、図14の例では、不調確率の閾値を5%としており、閾値を実線145で示している。
本実施形態では、例えば、図13に示した画面131のアラート情報133において、従業員の氏名「AA aa」が選択されると、端末装置300の表示を、画面131から画面141に遷移させても良い。
また、本実施形態では、端末装置300において、従業員の一覧が表示された画面等から、氏名が「AA aa」の従業員が選択されたとき、端末装置300の表示を、従業員の一覧を表示させる画面を画面141に遷移させても良い。
画面141によれば、氏名「AA aa」の従業員は、7月頃から徐々に不調確率が上昇していき、9月に不調確率が閾値を超えたことがわかる。この場合、産業医は、例えば、この従業員の不調確率が自然に閾値未満となる可能性が低いことが推測できる。
本実施形態では、このように、不調確率を時系列で示すことで、従業員の健康状態の変化を推測しやすくすることができる。
尚、図14では、不調確率の変化を折れ線グラフで示しているが、不調確率の変化の表現の仕方は、これに限定されない。例えば、不調確率の変化は、棒グラフ等で表現されても良い。本実施形態では、不調確率が算出された時期と、時期毎の不調確率とが対応付けられて、同一の画面に表示されていれば良い。つまり、本実施形態では、不調確率が時系列に表示されていれば良い。
図15は、第一の実施形態において、アラート情報を表示させることの効果を説明する図である。図15では、特に、不調情報データベース240を更新した際に、アラート情報を表示させた場合の効果について説明する。不調情報データベース240を更新したときとは、最新の不調情報を生成したときである。
図15(A)は、アラート情報を表示させない場合を示しており、図15(B)は、アラート情報を表示させた場合を示している。
図15(A)の例では、4月の段階で不調確率が閾値を超えており、不調の兆候が見られるが、産業医に不調の兆候を把握されず、次の健康診断等を迎える前に、休職に至っている。
このような場合に、本実施形態を適用すると、4月にこの従業員の不調情報データベース240が更新された際に、アラート情報が端末装置300に表示される。したがって、この時点で、産業医は、従業員の不調の兆候を把握し、健康状態を改善させるための指導等を行うことができる。
その結果、この従業員の不調確率は、図15(B)に示すように、不調の兆候が見られた1ヶ月後の5月には、不調確率が下がり始め、閾値未満まで低下していることがわかる。つまり、この従業員は、不調確率が閾値を超えた直後から、産業医による指導により、健康状態が改善し、不調な状態から回復したことがわかる。
本実施形態では、以上のように、従業員の不調確率の変化を時系列で表示させることで、産業医に対して従業員の健康状態の変化を視覚的に把握させることができる。したがって、本実施形態によれば、従業員の健康状態の不調の兆候を早期に把握させることができる。
また、本実施形態によれば、最新の不調情報が生成された際に、不調の兆候が見られた従業員が存在することを産業医に通知することで、従業員の健康状態の不調の兆候を早期に把握させることができる。
(第二の実施形態)
以下に、図面を参照して第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、勤務情報に従業員の休職履歴と復職履歴を示す情報を含む点が第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
通常、企業等の健康管理では、休職した従業員が復職した場合、復職した従業員に対し、1ヶ月に1度程度の産業医による面談を行い、状況の把握・必要に応じた対処等が行われる。
本実施形態では、復職した従業員のうち、通常の頻度による面談や対処では不十分と思われる従業員がいることに着目し、該当する従業員については、不調の兆候が見られると判定する基準となる閾値を低く設定する。
本実施形態では、このように閾値を設定することで、復職した従業員の不調の兆候を早期に産業医に把握させ、メンタルヘルス等の不調の再発を抑制する。
図16は、第二の実施形態の健康管理システムの有する各装置の機能を説明する図である。
本実施形態の健康管理システム100Aは、健康管理サーバ200Aと、端末装置300とを有する。
本実施形態の健康管理サーバ200Aは、健康診断データベース210、勤怠データベース220A、不調者判別モデルデータベース230、不調情報データベース240と、健康管理処理部260Aを有する。
本実施形態の勤怠データベース220Aは、勤務情報データベース220と、休職者データベース250と、復職者データベース255とを有する。
休職者データベース250には、休職した従業員に関する情報が格納される。復職者データベース255には、復職した従業員に関する情報が格納される。休職者データベース250と復職者データベース255の詳細は後述する。
本実施形態の健康管理処理部260Aは、不調情報生成部262Aと、表示制御部263Aとを有する。
本実施形態の不調情報生成部262Aは、第一の実施形態の不調情報生成部262の有する各部に加え、閾値設定部269を有する。
閾値設定部269は、不調確率の閾値の設定を行う。具体的には、閾値設定部269は、例えば端末装置300において入力された不調確率の閾値を、アラート判定部268に保持させる。
本実施形態の表示制御部263Aは、第一の実施形態の表示制御部263の有する各部に加え、復職者判定部274を有する。
復職者判定部274は、不調情報が取得された従業員が休職から復職した従業員であるか否かを判定する。
次に、図17を参照して休職者データベース250について説明する。図17は、休職者データベースの一例を示す図である。
本実施形態の休職者データベース250は、情報の項目として、氏名、ID、休職者フラグ、休職開始日、休職情報、過去の休職日数を有する。休職者データベース250において、項目「氏名」と、その他の項目とが対応付けられており、項目「氏名」の値と、その他の項目の値とを含む情報を休職者情報と呼ぶ。
項目「ID」の値は、従業員の識別子を示す。項目「休職者フラグ」の値は、対応する従業員が休職したか否かを示す。具体的には、項目「休職者フラグ」の値が1のとき、対応する従業員は休職中であることを示し、項目「休職者フラグ」の値が0のとき、対応する従業員は現在休職中ではないことを示す。
項目「休職開始日」の値は、休職を開始した日付を示す。項目「休職情報」の値は、休職に関連する情報を示す。休職に関連する情報とは、例えば休職理由等を示す。項目「過去の休職日数」の値は、過去に休職していた日数を示す。
図17の例では、氏名「BB bb」の従業員は、2016年1月31日から「鬱症状」により休職しており、過去の休職日数は100日であることがわかる。また、図17の例では、氏名「CC cc」の従業員は、過去の休職日数が「80」であり、休職者フラグの値は「0」であるため、過去に休職したことがある従業員であることがわかる。
次に、図18を参照して、復職者データベース255について説明する。図18は、復職者データベースの一例を示す図である。
本実施形態の復職者データベース255は、情報の項目として、氏名、ID、復職者フラグ、休職期間、復職情報、過去の休職回数有する。復職者データベース255において、項目「氏名」と、その他の項目とが対応付けられており、項目「氏名」の値と、その他の項目の値とを含む情報を復職者情報と呼ぶ。
項目「復職者フラグ」の値は、対応する従業員が復職後間もない状態であるか否かを示す。具体的には、項目「復職者フラグ」の値が1のとき、対応する従業員は、復職して6ヶ月以内の従業員であることを示し、項目「復職者フラグ」の値が0のとき、対応する従業員は復職後間もない状態ではないことを示す。つまり、項目「復職者フラグ」の値が1の従業員は、注意して健康状態の管理を行う必要がある従業員であることを示す。
項目「休職期間」の値は、休職していた期間を示す。項目「復職情報」の値は、復職に関連する情報を示す。復職に関連する情報とは、例えば復職可能と判定した産業医の情報や、復職した時期等を示す。項目「過去の休職回数」の値は、過去に休職した回数を示す。
図18の例では、氏名「CC cc」の従業員は、復職者フラグの値が「1」であり、過去の休職回数の値が1であるため、休職から復職した後、6ヶ月が経過していない復職後間もない状態であることがわかる。
また、氏名「HH hh」の従業員は、復職者フラグの値が「0」であり、過去の休職回数の値が1であるため、休職から復職した後に6ヶ月が経過しており、復職後間もない状態ではないことがわかる。
次に、本実施形態の表示制御部263Aの処理について説明する。図19は、第二の実施形態の表示制御部の処理を説明するフローチャートである。
本実施形態の表示制御部263Aは、不調情報データベース240において、選択された従業員の不調情報を取得する(ステップS1901)。続いて表示制御部263Aは、復職者判定部274により、復職者データベース255を参照し、不調情報を取得した従業員が、復職後間もない状態であるか否かを判定する(ステップS1902)。具体的には、復職者判定部274は、不調情報を取得した従業員の復職者情報に含まれる復職者フラグの値が1であるか否かを判定している。
ステップS1902において、該当する従業員が復職後間もない状態でない場合、表示制御部263Aは、後述するステップS1904へ進む。
ステップS1902において、該当する従業員が復職後間もない状態であった場合、表示制御部263Aは、閾値設定部269により設定された、復職者用の閾値をアラート生成部272に設定し(ステップS1903)、ステップS1904へ進む。
図19のステップS1904からステップS1907の処理は、ステップS1202からステップS1205までの処理と同様であるから、説明を省略する。
以上のように、本実施形態では、復職後間もない状態である従業員については、不調の兆候があるか否かを判定するための閾値を小さくすることで、復職後間もない状態ではない一般的な従業員よりも不調の兆候を見つけやすくする。
以下に、図20を参照し、本実施形態の効果について説明する。図20は、第二の実施形態の効果を説明する図である。
図20では、休職者が復職して間もない状態で、再び不調となり、休職となる場合の不調確率を時系列に示している。
図20の例では、7月に休職した従業員が、翌年の9月に復職した場合を示している。この例では、従業員が復職して4ヶ月後の12月に、不調確率が急激に上昇して閾値を超え、翌年の3月に再び休職となっている。
本実施形態では、このような場合では、復職した9月から半年間は、例えば閾値を通常時の5%から3%へ下げて、従業員の不調の兆候を早期に産業医に把握させることができる。
図20の例に本実施形態を適用すれば、復職した9月から次に休職する12月までの間に、不調確率が急激に上昇した12月の段階で、産業医に従業員の不調の兆候を把握させることができる。したがって、本実施形態を適用した場合には、その後の不調確率の上昇を抑制して改善に向かわせるように指導することができ、再び休職するという事態の回避を図ることができる。
したがって、本実施形態では、復職して間もない状態の従業員について、通常の頻度による面談や対処では不十分と思われる従業員をいち早く見つけることができ、不調の再発の抑制を図ることができる。
尚、本実施形態の閾値設定部269は、復職用の閾値を設定するものとしたが、これに限定されない。閾値設定部269には、例えば時期に応じた閾値を設定しても良い。具体的には、例えば4月から新年度が始まり、5月頃に体調を崩す従業員が多い場合等には、5月における閾値を通常の閾値よりも小さい値としても良い。
また、復職した従業員に対しては、例えば復職から1ヶ月以内の閾値、復職から3ヶ月以内の閾値、といった具合に、段階的に閾値が設定されていても良い。
また、本実施形態の閾値設定部269は、従業員毎に閾値を設定しても良い。例えば、復職後間もない状態でなくても、不調を頻繁に訴える従業員や、注意深く経過を観察したい従業員等に対しては、閾値を小さい値に設定しても良い。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100、100A 健康管理システム
200、200A 健康管理サーバ
210 健康診断データベース
220 勤務情報データベース
220A 勤怠データベース
230 不調者判別モデルデータベース
240 不調情報データベース
250 休職者データベース
255 復職者データベース
260 健康管理処理部
262、262A 不調情報生成部
263,263A 表示制御部
264 不調スコア算出部
265 項の値算出部
266 不調確率算出部
267 計時部
268 アラート判定部
269 閾値設定部
271 不調情報取得部
272 アラート判定部
273 画面データ生成部
300 端末装置
特開2004−222141号公報

Claims (7)

  1. 管理者による、複数の被管理者の健康状態の管理を支援する情報処理装置であって、
    前記複数の被管理者の勤怠の状況を示す情報が格納された勤怠データベースと、前記複数の被管理者の健康診断の結果を示す健康診断情報が格納された健康診断データベースとを参照し、前記被管理者毎に、前記被管理者の不調の兆候を示す指標値を算出する指標値算出部と、
    前記指標値と、前記指標値が算出された時期を示す情報とが対応付けられて格納される不調情報データベースと、
    前記指標値を時系列に表示させる画面データを生成する画面データ生成部と、
    前記画面データを出力する出力部と、を有する情報処理装置。
  2. 前記指標値が、所定の閾値を超えたとき、前記被管理者に不調の兆候が見られることを示すアラート情報を生成して出力するアラート生成部を有する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記画面データ生成部は、
    時系列の前記指標値と、前記アラート情報を含む画面データを生成する請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記勤怠データベースは、
    前記複数の被管理者毎の休職の履歴が格納された休職者データベースと、前記複数の被管理者毎の復職の履歴が格納された復職者データベースと、を含む請求項2又は3記載の情報処理装置。
  5. 前記所定の閾値を設定する閾値設定部を有し、
    前記閾値設定部は、
    前記被管理者毎に前記所定の閾値を設定する請求項2乃至4の何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記閾値設定部は、
    前記時期に応じた前記所定の閾値を設定する請求項5記載の情報処理装置。
  7. 複数の被管理者の勤怠の状況を示す情報が格納された勤怠データベースと、前記複数の被管理者の健康診断の結果を示す健康診断情報が格納された健康診断データベースとを参照し、前記被管理者毎に、前記被管理者の不調の兆候を示す指標値を算出する処理と、
    前記指標値と、前記指標値が算出された時期を示す情報とを対応付けて不調情報データベースに格納する処理と、
    前記指標値を時系列に表示させる画面データを生成する処理と、
    前記画面データを出力する処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。

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