JP2020154473A - 推定装置、推定方法および推定プログラム - Google Patents

推定装置、推定方法および推定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者に対して提供する情報の精度を向上させること。【解決手段】本願に係る推定装置は、取得部と、推定部とを備える。取得部は、満足度の推定対象となる推定対象者の行動履歴を取得する。推定部は、所定のサービスに対する利用者の満足度であって、所定の時点における利用者の満足度と、所定の時点より前の行動履歴との関係性を学習したモデルを用いて、取得部により取得された行動履歴から推定対象者がサービスに対して有する将来の満足度を推定する。【選択図】図1

Description

本発明は、推定装置、推定方法および推定プログラムに関する。
従来、種々の需要を予測し、予測結果に応じた情報を提供する技術が提供されている。例えば、ネットワーク上の行動と、金融サービスに関連する信用度との関係性を学習したモデルを用いて、推定対象となる利用者の行動から、信用度の推定を行う技術が知られている。
特開2018−045573号公報
しかしながら、上述した従来技術では、利用者に関する将来の情報を精度良く推定しているとは言えない場合がある。
例えば、上述した従来技術では、単純に推定処理を行う時点での利用者の信用度を推定しているに過ぎない。このため、利用者に関する将来の情報に応じたサービスの提供等を精度良く実現することができない恐れがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者に対して提供する情報の精度を向上させることを目的とする。
本願に係る推定装置は、満足度の推定対象となる推定対象者の行動履歴を取得する取得部と、所定のサービスに対する利用者の満足度であって、所定の時点における利用者の満足度と、当該所定の時点より前の行動履歴との関係性を学習したモデルを用いて、前記取得部により取得された行動履歴から前記推定対象者が前記サービスに対して有する将来の満足度を推定する推定部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、利用者に対して提供する情報の精度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る推定処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る推定システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る推定装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係るモデル記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る推定情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る推定処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る推定処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、推定装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る推定装置、推定方法及び推定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る推定装置、推定方法及び推定プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1では、実施形態に係る情報処理が推定装置100により実行される例を示す。
図1では、所定の利用者の行動履歴と満足度との関係性を示すモデルを用いて、評価対象となる利用者(以下、適宜「推定対象者」と呼ぶ)が所定のサービスに対して有する将来の満足度を推定装置100が推定する場合を示す。ここで、所定のサービスに対して有する将来の満足度とは、顧客の優良度を示すスコアである。例えば、所定のサービスに対して有する将来の満足度とは、推定対象者がサービスを退会するのか、又は、サービスの上客(例えば、上級会員など)となるのかといった可能性を示すスコアである。なお、サービスの上客とは、サービスにとって重要であると推定される利用者である。以下、図1を用いて、実施形態に係る推定処理の一例を説明する。
まず、図1を用いて、推定装置100が所定の利用者の行動履歴と満足度との関係性を示すモデルを生成する処理について説明する。推定装置100は、特定行動を行った利用者の行動履歴を収集する(ステップS101)。ここで、特定行動を行った利用者とは、例えば、退会した利用者や、上級会員となった利用者である。また、以下実施形態では、利用者が退会した時点や、利用者が上級会員となった時点を処理日時とする。なお、実施形態に係る利用者は複数であってもよい。すなわち、推定装置100は、複数の行動履歴を収集してもよい。図1に示す例では、推定装置100が、特定行動を行った複数の行動履歴を収集する場合を示す。
利用者の行動履歴には、例えば、検索履歴や、閲覧履歴や、購買履歴などが含まれる。具体的な例を挙げると、利用者の行動履歴には、サービスの起動回数(ログイン回数など)やアクセス頻度、サービスに対する評価やレビューや、サービスに対する通知の設定(ON、OFFなど)や、メールの開封率に関する履歴などが含まれる。また、利用者の行動履歴には、サービスに対する利用者のランクを示す利用ランクや、サービスを利用した利用料金の総計に関する履歴などが含まれていてもよい。このように、利用者の行動履歴には、利用者がサービスにとって重要であるか否かを判断できる情報であればどのような情報が含まれていてもよい。
続いて、推定装置100は、特定行動を行った利用者の行動履歴から、期間ごとの行動履歴を特定する(ステップS102)。例えば、推定装置100は、特定行動を行った利用者の行動履歴から、予め定められた期間ごとの行動履歴を特定する。具体的には、推定装置100は、特定行動が退会である場合には、退会直前に利用者が行った行動履歴を特定する。具体的な例を挙げると、推定装置100は、退会1月前から退会までの期間に利用者が行った行動履歴を特定してもよいし、退会2月前から退会までの期間に利用者が行った行動履歴を特定してもよい。
図1に示すように、推定装置100は、利用者の行動履歴を記憶する行動履歴記憶部121を有する。ここで、推定装置100が収集した利用者の行動履歴を記憶する行動履歴記憶部121について説明する。図1に、実施形態に係る行動履歴記憶部121の一例を示す。図1に示すように、行動履歴記憶部121は、「利用者ID」、「特定行動」、「第1期間行動」、「第2期間行動」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「特定行動」は、利用者が行った特定行動を示す。図1に示す例では、利用者ID「U1」により識別される利用者が退会したことを示す。また、図1は、利用者ID「U2」により識別される利用者が上級会員となったことを示す。「特定行動日時」は、利用者が特定行動を行った日時(処理日時)を示す。図1に示す例では、「特定行動日時」に「日時#U1」や「日時#U2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、日時を示す情報が格納される。「日時#U1」は、利用者ID「U1」により識別される利用者が特定日時を行った日時を示す。なお、「特定行動日時」には、日時を示す情報であればどのような情報が格納されてもよい。例えば、「特定行動日時」には、時分に限られず、秒まで含んだ日時を示す情報が格納されてもよいし、別の表現の日時を示す情報が格納されてもよい。
「第1期間行動」は、所定の日時から利用者が特定行動を行った日時に至るまでの期間内の行動を示す行動ログを示す。ここで、期間行動とは、所定の期間における行動履歴を示す。例えば、第1期間行動とは、第1期間内における行動履歴を示す。例えば、第2期間行動とは、第2期間内における行動履歴を示す。例えば、「第1期間行動」には、利用者が退会した1月前の所定の日時から退会した日時に至るまでの期間内の行動履歴を示す。図1に示す例では、「第1期間行動」に「行動#U1−1」や「行動#U2−1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、行動履歴を示す情報が格納される。「行動#U1−1」は、利用者ID「U1」により識別される利用者が、特定行動日時「日時#U1」により示される日時から特定行動を行った日時に至るまでの期間内の行動履歴を示す。なお、「第1期間行動」には、行動を示す情報であればどのような情報が格納されてもよい。また、「第2期間行動」は、「第1期間行動」と同様の情報を示す。すなわち、「第2期間行動」には、「第1期間行動」と同様の情報が格納される。以下同様である。
続いて、推定装置100が特定した期間ごとの行動履歴を用いてモデルを生成する処理について説明する。推定装置100は、各期間の行動履歴を入力した際に、特定行動と対応するスコアを各期間に対応するスコアとして出力するようにモデルの学習を行う(ステップS103)。以下、具体的な例を用いて説明する。
推定装置100は、例えば、退会する前1月分、2月分、3月分、6月分の行動履歴を収集し、退会する利用者の学習データとして記憶する。そして、推定装置100は、1月後、2月後、3月後、6月後の各々について満足度「0」を出力するように学習する。具体的には、推定装置100は、処理日時よりも1月前の行動履歴を入力した際に、1月以内に退会する可能性を示すスコアとして「0」を出力するようにモデルの学習を行う。この場合、推定装置100は、処理日時よりも1月前の行動履歴を入力した際に、1月以内の満足度を示すスコアとして「0」を出力するようにモデルの学習を行う。同様に、推定装置100は、処理日時よりも2月前の行動履歴を入力した際に、2月以内に退会する可能性を示すスコアとして「0」を出力するようにモデルの学習を行う。
推定装置100は、例えば、上級会員となる前1月分、2月分、3月分、6月分の行動履歴を収集し、上級会員となる利用者の学習データとして記憶する。そして、推定装置100は、1月後、2月後、3月後、6月後の各々について満足度「100」を出力するように学習する。具体的には、推定装置100は、処理日時よりも1月前の行動履歴を入力した際に、1月以内に上級会員となる可能性を示すスコアとして「100」を出力するようにモデルの学習を行う。この場合、推定装置100は、処理日時よりも1月前の行動履歴を入力した際に、1月以内の満足度を示すスコアとして「100」を出力するようにモデルの学習を行う。同様に、推定装置100は、処理日時よりも2月前の行動履歴を入力した際に、2月以内に上級会員となる可能性を示すスコアとして「0」を出力するようにモデルの学習を行う。
なお、図1の例では、「第1期間行動」や「第2期間行動」等が、上述した前1月分や2月分等の行動履歴に対応する。すなわち、推定装置100は、「第n期間行動」(nは任意の整数)までの行動履歴を収集し、モデルの学習を行う。このように、推定装置100は、各期間の行動履歴を入力した際に、特定行動と対応するスコアを各期間に対応するスコアとして出力するようにモデルの学習を行うことで、利用者の過去の行動から、所定の期間後における利用者の満足度を推定するモデルを生成する。
次に、図1を用いて、生成したモデルを用いて、推定装置100が推定対象者の満足度を推定する処理について説明する。推定装置100は、推定対象者の行動履歴を収集する(ステップS104)。なお、実施形態では、推定装置100が行動履歴を収集した時点を現日時とする。また、推定対象者の行動履歴とは、上述した利用者の行動履歴と同様の情報である。また、推定装置100は、推定対象者の満足度の推定処理後に推定対象者が特定行動を行った場合には、推定対象者を利用者として、推定対象者の行動履歴を行動履歴記憶部121に格納してもよい。そして、推定装置100は、推定対象者の行動履歴を含めて、モデルの学習を行ってもよい。
推定装置100は、推定対象者の各期間の行動履歴を入力し、各期間が経過した際の推定対象者の満足度を推定する(ステップS105)。以下、具体的な例を用いて説明する。推定装置100は、推定対象者の推定時より、例えば、前1月分、2月分、3月分、6月分の行動履歴を収集し、モデルに入力する。そして、推定装置100は、1月後、2月後、3月後、6月後の各々について満足度を算出する。具体的には、推定装置100は、現日時よりも1月前の行動履歴を収集して、モデルに入力し、現日時から1月後の満足度を推定する。同様に、推定装置100は、現日時よりも2月前の行動履歴を収集して、モデルに入力し、現日時から2月後の満足度を推定する。図1の例では、「第1期間スコア」や「第2期間スコア」等が、上述した1月後の満足度や2月後の満足度に対応する。すなわち、推定装置100は、現日時からn月前(nは任意の整数)までの行動履歴を収集して、モデルに入力し、現日時からn月後の満足度を各々推定する。
推定装置100は、推定した満足度に応じたサービスを推定対象者に提供する(ステップS106)。ここで、推定装置100が推定対象者に提供するサービスとは特典である。推定装置100は、推定した満足度に応じたサービスを、推定対象者が利用する端末装置10に送信する。ここで、推定装置100が提供するサービスとは、推定対象者にとって所定の利益になるとみなされるものであればどのようなものであってもよい。例えば、サービスとは、電子マネーなどのポイントの付与であってもよい。例えば、推定装置100は、満足度が所定の閾値未満である場合には、より多くのポイントの付与を行ってもよい。これにより、推定装置100は、推定対象者のサービスの利用の継続性を向上させることができる。
また、推定装置100は、推定した満足度と、サービスへの貢献の度合(利用実績)とに基づいて、提供するサービスを決定してもよい。ここで、貢献の度合とは、サービスにおける利用態様が所定の条件を満たすことによって判断される。例えば、貢献の度合が高い推定対象者とは、サービスにおける利用態様が所定の条件を満たす推定対象者であり、貢献の度合が低い推定対象者とは、サービスにおける利用態様が所定の条件を満たさない推定対象者である。また、貢献の度合は、例えば、サービス上での推定対象者のランキングに応じて定められてもよい。例えば、推定装置100は、アクセス頻度や、アクセスから経過した時間や、全体からみたアクセス頻度の順位や、払ったお金や、掲示版などに対する投稿回数などが高い推定対象者を、貢献の度合が高い推定対象者としてもよい。
推定装置100は、推定した満足度が所定の閾値未満であり、かつ、利用者の貢献度が所定の閾値未満である場合には、推定対象者がネガティブユーザー(例えば、クレーマーやポイントゲッターなど)であると判定する。一方、推定装置100は、推定した満足度が所定の閾値以上であり、かつ、利用者の貢献度が所定の閾値以上である場合には、推定対象者がポジティブユーザーであると判定する。ここで、推定装置100は、推定対象者がポジティブユーザーであると判定した場合には、ポジティブユーザーに限定のサービスを決定してもよい。
また、上記実施形態では、特定行動を行った利用者が、サービスを退会した利用者であるか、サービスの上級会員となった利用者である場合の例を用いて、実施形態に係る情報処理について説明したが、特定行動として特定される行動であれば、どのような行動を行った利用者であってもよい。例えば、特定行動を行った利用者とは、アンインストールした利用者や、メーリングリストの解除(例えば、メルマガ行動停止など)を行った利用者や、アクセス頻度がゼロになった利用者などであってもよい。
なお、上記実施形態に係るサービスとは、例えば、アプリ(アプリを介したサービス)であってもよい。
〔情報処理システムの構成〕
図2に示す推定システム1について説明する。図2に示すように、推定システム1は、端末装置10と、推定装置100とが含まれる。端末装置10と、推定装置100とは所定の通信網(ネットワークN)を介して、有線または無線により通信可能に接続される。図2は、実施形態に係る推定システムの構成例を示す図である。なお、図2に示した推定システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の推定装置100が含まれてもよい。
端末装置10は、利用者又は推定利用者によって利用される情報処理装置である。端末装置10は、実施形態における処理を実現可能であれば、どのような装置であってもよい。また、端末装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等の装置であってもよい。図1に示す例においては、端末装置10がスマートフォンである場合を示す。また、端末装置10は、GPSセンサ等に限らず種々のセンサにより、各種センサ情報を検知してもよい。
推定装置100は、所定の利用者の行動履歴と満足度との関係性に基づいて推定対象者の満足度を推定するためのモデルを生成するために用いられる。推定装置100は、例えば、PC、WS(Work Station)等の情報処理装置であり、端末装置10からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
〔2.端末装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。図3は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。図3に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
(通信部11)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、推定装置100との間で情報の送受信を行う。
(入力部12)
入力部12は、利用者又は推定対象者からの各種操作を受け付ける。例えば、入力部12は、タッチパネル機能により表示面を介して利用者又は推定対象者からの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部12は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
(出力部13)
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。また、出力部13は、推定装置100から送信された情報を出力する。例えば、出力部13は、推定対象者の満足度に応じた情報を出力する。
(制御部14)
制御部14は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、端末装置10にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、推定装置100から送信された情報を表示するアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部14は、送信部141と、受信部142とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。
(送信部141)
送信部141は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部141は、推定装置100等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。送信部141は、所定の記憶部に記憶された情報を送信する。例えば、送信部141は、利用者の行動履歴を送信する。例えば、送信部141は、特定行動を行った利用者の行動履歴を送信する。例えば、送信部141は、推定対象者の行動履歴を送信する。
(受信部142)
受信部142は、各種情報を受信する。受信部142は、外部の情報処理装置から各種情報を受信する。受信部142は、推定装置100等の他の情報処理装置から各種情報を受信する。例えば、受信部142は、推定対象者の満足度に応じた情報を受信する。例えば、受信部142は、推定対象者の満足度に応じたサービスを受信する。
〔3.推定装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る推定装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る推定装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、推定装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、推定装置100は、推定装置100の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図4に示すように、記憶部120は、行動履歴記憶部121と、モデル記憶部122と、推定情報記憶部123とを有する。
モデル記憶部122は、特定行動を行った利用者の行動履歴と満足度との関係性を示すモデルを記憶する。モデル記憶部122は、期間ごとの行動履歴に基づいて推定装置100が生成したモデルを記憶する。ここで、図5に、実施形態に係るモデル記憶部122の一例を示す。図5に示すように、モデル記憶部122は、「モデルID」、「算出式(モデル)」といった項目を有する。
「モデルID」は、推定装置100が生成したモデルを識別するための識別情報を示す。「算出式(モデル)」は、各期間の行動履歴を入力した際に、特定行動と対応するスコアを算出するために用いられる算出式を示す。なお、図5に示す例では、算出式の項目を「モデル#1」のような概念で示しているが、実際には、算出式の項目には、具体的な式が記憶される。また、算出式の項目には、各期間の行動履歴を入力した際に、特定行動と対応するスコアを算出する式であれば、どのような式が採用されてもよい。
推定情報記憶部123は、各期間が経過した際の推定対象者の満足度に関する情報を記憶する。推定情報記憶部123は、推定装置100が推定した情報を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係る推定情報記憶部123の一例を示す。図6に示すように、推定情報記憶部123は、「推定ID」、「対象者ID」、「期間」、「期間行動」、「満足度」といった項目を有する。
「推定ID」は、推定装置100が推定した推定対象者の満足度に関する情報を識別するための識別情報を示す。「対象者ID」は、推定対象を識別するための識別情報を示す。「期間」は、現日時から推定時までの期間を示す。図6に示す例では、「期間」に「期間#U11−1」や「期間#U11−2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、コンテンツデータが格納される。「期間行動」は、推定装置100が推定したモデルに入力した行動履歴を示す。図6に示す例では、「期間行動」に「行動#U11−1」や「行動#U11−2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、コンテンツデータが格納される。「満足度」は、推定時の満足度を示す。具体的には、「満足度」は、現日時から「期間」により示される期間が経過した際の推定対象者の満足度を示す。図6に示す例では、「満足度」に「スコア#U11−1」や「スコア#U11−2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、コンテンツデータが格納される。
(制御部130)
制御部130は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、推定装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部130は、取得部131と、特定部132と、生成部133と、推定部134と、決定部135と、第1出力部136と、第2出力部137とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、各種情報を取得する。取得部131は、外部の情報処理装置から各種情報を取得する。取得部131は、端末装置10等の他の情報処理装置から各種情報を取得する。
取得部131は、記憶部120から各種情報を取得する。取得部131は、行動履歴記憶部121やモデル記憶部122や推定情報記憶部123から各種情報を取得する。
取得部131は、取得した各種情報を記憶部120に格納する。取得部131は、行動履歴記憶部121やモデル記憶部122や推定情報記憶部123に各種情報を格納する。
取得部131は、他の機能構成により特定、生成、推定、決定された各種情報を取得する。
取得部131は、行動履歴を取得する。取得部131は、利用者の行動履歴を取得する。例えば、取得部131は、特定行動を行った利用者の行動履歴を取得する。例えば、取得部131は、所定の日時から特定行動を行った日時に至るまでの行動履歴を取得する。取得部131は、推定対象者の行動履歴を取得する。取得部131は、満足度の推定対象となる推定対象者の行動履歴を取得する。
(特定部132)
特定部132は、各種情報を特定する。特定部132は、外部の情報処理装置から各種情報を特定する。特定部132は、端末装置10等の他の情報処理装置から各種情報を特定する。
特定部132は、記憶部120から各種情報を特定する。特定部132は、行動履歴記憶部121やモデル記憶部122や推定情報記憶部123から各種情報を特定する。
特定部132は、特定した各種情報を記憶部120に格納する。特定部132は、行動履歴記憶部121やモデル記憶部122や推定情報記憶部123に各種情報を格納する。
特定部132は、他の機能構成により取得、生成、推定、決定された各種情報を特定する。
特定部132は、行動履歴を特定する。特定部132は、期間ごとの行動履歴を特定する。特定部132は、特定行動を行った利用者の行動履歴から期間ごとの行動履歴を特定する。具体的な例を挙げると、特定部132は、特定行動を行った前1月分、2月分、3月分、6月分等の各々の行動履歴を特定する。
(生成部133)
生成部133は、各種情報を生成する。生成部133は、外部の情報処理装置から各種情報を生成する。生成部133は、端末装置10等の他の情報処理装置から各種情報を生成する。
生成部133は、記憶部120から各種情報を生成する。生成部133は、行動履歴記憶部121やモデル記憶部122や推定情報記憶部123から各種情報を生成する。
生成部133は、生成した各種情報を記憶部120に格納する。生成部133は、行動履歴記憶部121やモデル記憶部122や推定情報記憶部123に各種情報を格納する。
生成部133は、他の機能構成により取得、特定、推定、決定された各種情報に基づいて、各種情報を生成する。
生成部133は、モデルを生成する。生成部133は、指標値を出力するよう、コンピュータを機能させるためのモデルを生成する。生成部133は、特定行動を行った利用者の過去の行動履歴から、所定の期間後における利用者の満足度を示す指標値を出力するよう、コンピュータを機能させるためのモデルを生成する。
生成部133は、各期間の行動履歴を入力した際に、特定行動と対応するスコアを各期間に対応するスコアとして出力するように学習されたモデルを生成する。例えば、生成部133は、所定の特定行動を入力した場合に、所定の特定行動と対応するスコアとして「0」を出力するように学習されたモデルを生成する。例えば、入力した所定の特定行動がネガティブな行動として予め定められている場合である。具体的な例を挙げると、生成部133は、利用者が退会した処理日時よりもn月間(nは任意の整数)の行動履歴を入力した際に、n月以内に退会する可能性を示すスコアとして「0」を出力するように学習されたモデルを生成する。また、生成部133は、所定の特定行動を入力した場合に、所定の特定行動と対応するスコアとして「100」を出力するように学習されたモデルを生成する。例えば、入力した所定の特定行動がポジティブな行動として予め定められている場合である。具体的な例を挙げると、生成部133は、利用者が上級会員となった処理日時よりもn月間(nは任意の整数)の行動履歴を入力した際に、n月以内に上級会員となる可能性を示すスコアとして「100」を出力するように学習されたモデルを生成する。
(推定部134)
推定部134は、各種情報を推定する。推定部134は、外部の情報処理装置から各種情報を推定する。推定部134は、端末装置10等の他の情報処理装置から各種情報を推定する。
推定部134は、記憶部120から各種情報を推定する。推定部134は、行動履歴記憶部121やモデル記憶部122や推定情報記憶部123から各種情報を推定する。
推定部134は、推定した各種情報を記憶部120に格納する。推定部134は、行動履歴記憶部121やモデル記憶部122や推定情報記憶部123に各種情報を格納する。
推定部134は、他の機能構成により取得、特定、生成、決定された各種情報を推定する。
推定部134は、推定対象者が所定のサービスに対して有する将来の満足度を推定する。推定部134は、推定対象者の行動履歴から推定対象者が所定のサービスに対して有する将来の満足度を推定する。推定部134は、所定の時点における利用者の満足度と、所定の時点より前の行動履歴との関係性を学習したモデルを用いて推定する。推定部134は、所定のサービスに対する利用者の満足度であって、所定の時点における利用者の満足度と、所定の時点より前の行動履歴との関係性を学習したモデルを用いて推定する。
推定部134は、推定対象者が所定のサービスに対して有する将来の満足度であって、それぞれ異なる期間が経過した際の満足度を推定する。推定部134は、所定の時点からの期間がそれぞれ異なる行動履歴と所定の時点における利用者の満足度との関係性を学習したモデルを用いて推定する。
推定部134は、第1期間が経過した際に推定対象者が所定のサービスに対して有する満足度と、第2期間が経過した際に推定対象者が所定のサービスに対して有する満足度とを推定する。推定部134は、所定の時点から第1期間内における行動履歴と利用者の満足度、および、所定の時点から第1期間よりも長い第2期間内における行動履歴と利用者の満足度を学習したモデルを用いて推定する。
推定部134は、所定のサービスにおいて所定の行動を行った利用者の行動履歴が入力された際に、所定の行動が示す満足度と対応する所定の値を出力するように学習が行われたモデルを用いて、推定対象者の将来の満足度を推定する。
推定部134は、所定のサービスの利用を取りやめた利用者の行動履歴が入力された際に、所定の閾値よりも低い値を出力するように学習が行われたモデルを用いて推定対象者の将来の満足度を推定する。
推定部134は、所定のサービスの利用態様が所定の条件を満たす利用者の行動履歴が入力された際に、所定の閾値よりも高い値を出力するように学習が行われたモデルを用いて推定対象者の将来の満足度を推定する。
(決定部135)
決定部135は、各種情報を決定する。決定部135は、外部の情報処理装置から各種情報を決定する。決定部135は、端末装置10等の他の情報処理装置から各種情報を決定する。
決定部135は、記憶部120から各種情報を決定する。決定部135は、行動履歴記憶部121やモデル記憶部122や推定情報記憶部123から各種情報を決定する。
決定部135は、決定した各種情報を記憶部120に格納する。決定部135は、行動履歴記憶部121やモデル記憶部122や推定情報記憶部123に各種情報を格納する。
決定部135は、他の機能構成により取得、特定、生成、推定された各種情報に基づいて、各種情報を決定する。
決定部135は、推定対象者に提供する情報を決定する。決定部135は、推定対象者に送信する情報を決定する。決定部135は、推定対象者に通知する情報を決定する。決定部135は、推定対象者が利用する端末装置10に提供する情報を決定する。決定部135は、推定対象者に提供するサービスを決定する。
(第1出力部136)
第1出力部136は、外部の情報処理装置へ各種情報を出力する。第1出力部136は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。第1出力部136は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。第1出力部136は、外部の情報処理装置へ各種情報を通知する。例えば、第1出力部136は、端末装置10へ各種情報を出力する。
第1出力部136は、他の機能構成により取得、特定、生成、推定、決定された各種情報を出力する。
第1出力部136は、推定した満足度に応じて、所定の情報を出力する。第1出力部136は、推定した満足度を、推定対象者が将来所定のサービスの利用を取りやめる可能性を示す情報として出力する。第1出力部136は、推定した満足度に応じたサービスを出力する。
(第2出力部137)
第2出力部137は、外部の情報処理装置へ各種情報を出力する。第2出力部137は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。第2出力部137は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。第2出力部137は、外部の情報処理装置へ各種情報を通知する。例えば、第2出力部137は、端末装置10へ各種情報を出力する。
第2出力部137は、他の機能構成により取得、特定、生成、推定、決定された各種情報を出力する。
第2出力部137は、推定した満足度に応じて、所定の情報を出力する。第2出力部137は、推定した満足度を、推定対象者による所定のサービスの利用態様が将来所定の条件を満たす可能性を示す情報として出力する。例えば、第2出力部137は、推定対象者が上級会員となる可能性を示す情報として出力する。
〔4.情報処理のフロー〕
次に、図7及び図8を用いて、実施形態に係る推定システム1による情報処理の手順について説明する。図7及び図8は、実施形態に係る推定システム1による情報処理の手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、推定装置100は、利用者の行動履歴を取得して記憶部に記憶する(ステップS201)。推定装置100は、所定の閾値以上の行動履歴を取得したかを判定する(ステップS202)。推定装置100は、所定の閾値以上の行動履歴を取得していない場合(ステップS202;NO)、所定の閾値以上の行動履歴を取得するまで待機する。一方、推定装置100は、所定の閾値以上の行動履歴を取得した場合(ステップS202;YES)、取得した行動履歴から期間ごとの行動履歴を特定する(ステップS203)。推定装置100は、特定した行動履歴から、所定の期間後における利用者の満足度を推定するモデルを生成する(ステップS204)。推定装置100は、生成したモデルを記憶部に記憶する(ステップS205)。
図8に示すように、推定装置100は、推定対象者の行動履歴を取得する(ステップS301)。推定装置100は、取得した行動履歴から、期間ごとの行動履歴を特定する(ステップS302)。推定装置100は、特定した各期間の行動履歴をモデルに入力し、各期間が経過した際の推定対象者の満足度を推定する(ステップS303)。推定装置100は、推定した満足度が所定の条件を満たすかを判定する(ステップS304)。推定装置100は、推定した満足度が所定の条件を満たす場合(ステップS304;YES)、満足度が所定の条件を満たす場合のサービスを提供すると決定する(ステップS305)。一方、推定装置100は、推定した満足度が所定の条件を満たさない場合(ステップS304;NO)、満足度が所定の条件を満たさない場合のサービスを提供すると決定する(ステップS306)。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る推定装置100は、取得部131と、推定部134とを有する。取得部131は、満足度の推定対象となる推定対象者の行動履歴を取得する。推定部134は、所定のサービスに対する利用者の満足度であって、所定の時点における利用者の満足度と、所定の時点より前の行動履歴との関係性を学習したモデルを用いて、取得部131により取得された行動履歴から推定対象者がサービスに対して有する将来の満足度を推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、推定対象者に対して提供する情報の精度を向上させることができる。また、実施形態に係る推定装置100は、所定の推定対象者への対応のコストメリットの向上を促進させることができる。また、実施形態に係る推定装置100は、利用実績の高い推定対象者の声を重んじて手厚くサポートすることでファンの定着につなげることができる。また、実施形態に係る推定装置100は、例えば、ファンや一見さんや休暇利用者とはどのような人なのかを行動履歴を用いて分析することで顧客満足度を改善することができる。
また、推定部134は、モデルとして、所定の時点からの期間がそれぞれ異なる行動履歴と所定の時点における利用者の満足度との関係性を学習したモデルを用いて、推定対象者がサービスに対して有する将来の満足度であって、それぞれ異なる期間が経過した際の満足度を推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、異なる複数の期間のスコアを用いることにより、推定対象者に対して提供する情報の精度を向上させることができる。
また、推定部134は、モデルとして、所定の時点から第1期間内における行動履歴と利用者の満足度、および、所定の時点から第1期間よりも長い第2期間内における行動履歴と利用者の満足度を学習したモデルを用いて、第1期間が経過した際に推定対象者がサービスに対して有する満足度と、第2期間が経過した際に推定対象者がサービスに対して有する満足度とを推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、異なる複数の期間のスコアを用いることにより、推定対象者に対して提供する情報の精度を向上させることができる。
また、推定部134は、モデルとして、サービスにおいて所定の行動を行った利用者の行動履歴が入力された際に、所定の行動が示す満足度と対応する所定の値を出力するように学習が行われたモデルを用いて、推定対象者の将来の満足度を推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、行動に応じたスコアを学習したモデルを用いることにより、推定対象者に対して提供する情報の精度を向上させることができる。
また、推定部134は、モデルとして、サービスの利用を取りやめた利用者の行動履歴が入力された際に、所定の閾値よりも低い値を出力するように学習が行われたモデルを用いて推定対象者の将来の満足度を推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、所定の推定対象者に対して提供する情報の精度を向上させることができる。
また、実施形態に係る推定装置100は、推定部134により推定された満足度を、推定対象者が将来サービスの利用を取りやめる可能性を示す情報として出力する第1出力部136を有する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、所定の推定対象者に対してサービスの利用の継続性を向上させることができる。
また、推定部134は、モデルとして、サービスの利用態様が所定の条件を満たす利用者の行動履歴が入力された際に、所定の閾値よりも高い値を出力するように学習が行われたモデルを用いて推定対象者の将来の満足度を推定する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、所定の推定対象者に対して提供する情報の精度を向上させることができる。
また、実施形態に係る推定装置100は、推定部134により推定された満足度を、推定対象者によるサービスの利用態様が将来所定の条件を満たす可能性を示す情報として出力する第2出力部137を有する。
これにより、実施形態に係る推定装置100は、所定の推定対象者に対してサービスの利用の継続性を向上させることができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る端末装置10および推定装置100は、例えば、図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図9は、端末装置10および推定装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10および推定装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部14および130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 推定システム
10 端末装置
100 推定装置
110 通信部
120 記憶部
121 行動履歴記憶部
122 モデル記憶部
123 推定情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 特定部
133 生成部
134 推定部
135 決定部
136 第1出力部
137 第2出力部
N ネットワーク

Claims (10)

  1. 満足度の推定対象となる推定対象者の行動履歴を取得する取得部と、
    所定のサービスに対する利用者の満足度であって、所定の時点における利用者の満足度と、当該所定の時点より前の行動履歴との関係性を学習したモデルを用いて、前記取得部により取得された行動履歴から前記推定対象者が前記サービスに対して有する将来の満足度を推定する推定部と
    を有することを特徴とする推定装置。
  2. 前記推定部は、前記モデルとして、前記所定の時点からの期間がそれぞれ異なる行動履歴と前記所定の時点における前記利用者の満足度との関係性を学習したモデルを用いて、前記推定対象者が前記サービスに対して有する将来の満足度であって、それぞれ異なる期間が経過した際の満足度を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の推定装置。
  3. 前記推定部は、前記モデルとして、前記所定の時点から第1期間内における行動履歴と前記利用者の満足度、および、前記所定の時点から前記第1期間よりも長い第2期間内における行動履歴と前記利用者の満足度を学習したモデルを用いて、前記第1期間が経過した際に前記推定対象者が前記サービスに対して有する満足度と、前記第2期間が経過した際に前記推定対象者が前記サービスに対して有する満足度とを推定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の推定装置。
  4. 前記推定部は、前記モデルとして、前記サービスにおいて所定の行動を行った利用者の行動履歴が入力された際に、当該所定の行動が示す満足度と対応する所定の値を出力するように学習が行われたモデルを用いて、前記推定対象者の将来の満足度を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の推定装置。
  5. 前記推定部は、前記モデルとして、前記サービスの利用を取りやめた利用者の行動履歴が入力された際に、所定の閾値よりも低い値を出力するように学習が行われたモデルを用いて前記推定対象者の将来の満足度を推定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の推定装置。
  6. 前記推定部により推定された満足度を、前記推定対象者が将来前記サービスの利用を取りやめる可能性を示す情報として出力する第1出力部
    を有することを特徴とする請求項5に記載の推定装置。
  7. 前記推定部は、前記モデルとして、前記サービスの利用態様が所定の条件を満たす利用者の行動履歴が入力された際に、所定の閾値よりも高い値を出力するように学習が行われたモデルを用いて前記推定対象者の将来の満足度を推定する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の推定装置。
  8. 前記推定部により推定された満足度を、前記推定対象者による前記サービスの利用態様が将来前記所定の条件を満たす可能性を示す情報として出力する第2出力部
    を有することを特徴とする請求項7に記載の推定装置。
  9. 推定装置が実行する推定方法であって、
    満足度の推定対象となる推定対象者の行動履歴を取得する取得工程と、
    所定のサービスに対する利用者の満足度であって、所定の時点における利用者の満足度と、当該所定の時点より前の行動履歴との関係性を学習したモデルを用いて、前記取得工程により取得された行動履歴から前記推定対象者が前記サービスに対して有する将来の満足度を推定する推定工程と
    を含むことを特徴とする推定方法。
  10. 満足度の推定対象となる推定対象者の行動履歴を取得する取得手順と、
    所定のサービスに対する利用者の満足度であって、所定の時点における利用者の満足度と、当該所定の時点より前の行動履歴との関係性を学習したモデルを用いて、前記取得手順により取得された行動履歴から前記推定対象者が前記サービスに対して有する将来の満足度を推定する推定手順と
    をコンピュータに実行させるための推定プログラム。
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