JP7364506B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本明細書中に開示されている発明は、電力変換装置に関する。
AC/DCコンバータをはじめとする様々な電源回路に、絶縁同期整流型DC/DCコンバータが利用される。絶縁同期整流型DC/DCコンバータの一種に、LLCコンバータと呼ばれるものが存在する。LLCコンバータは、共振コンデンサと共振インダクタによるソフトスイッチング制御を利用したDC/DCコンバータである。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
特開2019-176611号公報
LLC共振電源のスイッチング周波数は一般的に500kHz以下であるが、求められる仕様に応じては、例えばラジオ周波数帯域を避けるために、スイッチング周波数を1MHzや1.5MHz以上にする場合も必要となる。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者により見出された上記の問題点に鑑み、スイッチング周波数の設定によりLLC共振電源の電力損失が大幅に増大しない電力変換装置を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されている電力変換装置は、絶縁トランスと、前記絶縁トランスの一次側に接続される共振コンデンサと、共振インダクタと、前記共振インダクタ及び前記共振コンデンサを含む共振回路を駆動する駆動回路と、前記駆動回路を所定のスイッチング周波数で制御するコントローラと、前記絶縁トランスの二次側に接続されるDC電圧出力回路とを備え、前記駆動回路は第1トランジスタと第2トランジスタからなるブリッジ回路を少なくとも一つ含み、前記第1トランジスタの出力電荷量と前記スイッチング周波数との積、及び前記第2トランジスタの出力電荷量と前記スイッチング周波数との積がそれぞれ70nC×MHz以下である構成(第1の構成)とする。
また、上記第1の構成の電力変換装置において、前記コントローラは、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタが共にオフの状態であるデッドタイムの設定が可能であって、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタのそれぞれの出力電荷量を前記デッタイムの間に充放電させる構成(第2の構成)にしてもよい。
また、上記第1又は第2の構成の電力変換装置において、前記スイッチング周波数が1MHz以上の周波数である構成(第3の構成)にしてもよい。
また、上記第3の構成の電力変換装置において、前記絶縁トランスの一次側に含まれる漏れインダクタンスが前記共振インダクタの50%以上を占める構成(第4の構成)にしてもよい。
また、上記第1~第4いずれかの構成の電力変換装置において、前記駆動回路は前記ブリッジ回路を一つ含むハーフブリッジ型の駆動回路である構成(第5の構成)にしてもよい。
また、上記第1~第4いずれかの構成の電力変換装置において、前記駆動回路は前記ブリッジ回路を2つ含むフルブリッジ型の駆動回路である構成(第6の構成)にしてもよい。
また、上記第1~第6いずれかの構成の電力変換装置において、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタは、同一の出力電荷量を持つ構成(第7の構成)にしてもよい。
また、上記第1~第7いずれかの構成の電力変換装置において、前記第1トランジスタ、及び、前記第2トランジスタは、GaNトランジスタである構成(第8の構成)にしてもよい。
また、上記第1~第8いずれかの構成の電力変換装置において、前記DC電圧出力回路は、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子と平滑コンデンサとを備える整流回路を構成し、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子は、前記コントローラにより同期制御される、または、前記絶縁トランスの二次側と前記平滑コンデンサの間に流れる電流を基に制御される構成(第9の構成)にしてもよい。
また、上記第1~第9いずれかの構成の電力変換装置において、4層以上のプリント配線基板を備え、前記4層以上のプリント配線基板の各層は巻き数が1のコイルを含み、前記絶縁トランスは、前記コイルによって構成される構成(第10の構成)にしてもよい。
また、上記第10の構成の電力変換装置において、前記4層以上のプリント配線基板は、前記4層以上のプリント配線基板の最上位層及び最下位層からなる第1多層コイルと、前記4層以上のプリント配線基板の最上位層及び最下位層以外の層からなる第2多層コイルとを備え、前記絶縁トランスの一次側は、前記第1多層コイルから構成され、前記絶縁トランスの二次側は前記第2多層コイルから構成される、または、前記絶縁トランスの一次側は、前記第2多層コイルから構成され、前記絶縁トランスの二次側は前記第1多層コイルから構成される構成(第11の構成)にしてもよい。
本明細書中に開示されている発明によれば、スイッチング周波数の設定によりLLC共振電源の電力損失が大幅に増大しない電力変換装置を提供することが可能となる。
電力変換装置の実施形態を示す図 1次側トランジスタの電力損失の計算結果を示す図 1次側トランジスタのドレイン-ソース間電圧波形及びドレイン電流波形を示す図 寄生容量の異なるトランジスタの電源効率に関する実験結果を示す図 寄生容量の異なるトランジスタの各部の電力損失の計算結果を示す図 絶縁同期整流型DC/DCコンバータ基板の平面図 絶縁トランスを構成するプリント配線基板の断面 絶縁トランスの配線パターンを示す模式図
図1は電力変換装置1の実施形態を示す図である。まず、電力変換装置1の接続について記載する。電力変換装置1はコントローラ10と駆動回路20と共振コンデンサCrと絶縁トランス30とDC電圧出力回路40を有する。
駆動回路20は第1トランジスタTr1と第2トランジスタTr2からなるブリッジ回路201を少なくとも一つ含む。ブリッジ回路201は第1トランジスタTr1と第2トランジスタTr2から構成され、第1トランジスタTr1のドレインに入力電圧Vinが印加され、第1トランジスタTr1のソースが第1ノードN1に接続され、第2トランジスタTr2のドレインが第1ノードN1に接続され、第2トランジスタTr2のソースがグランドGndに接続され、第1トランジスタTr1及び第2トランジスタTr2のゲートはそれぞれコントローラ10に接続され、第1ノードN1は駆動回路20の出力として共振コンデンサCrの第1端子に接続されている。なお、第1トランジスタTr1と第2トランジスタTr2にはそれぞれに寄生容量として第1出力容量Coss1と第2出力容量Coss2が付加される。第1トランジスタTr1と第2トランジスタTr2が同じ仕様のトランジスタである場合は、第1出力容量Coss1と第2出力容量Coss2はそれぞれ同じ値である出力容量Cossになる。
コントローラ10は、第1トランジスタTr1と第2トランジスタTr2のスイッチング周波数fsw、オンデューティーDt、デッドタイムTd(第1トランジスタTr1と第2トランジスタTr2が共にオフの時間)などを任意に設定することが可能である。例えば、スイッチング周波数fswは、AMラジオ帯域(1.0MHzや、1.5MHz以下)を避けて設定してもよい。また、スイッチング時における電力損失の少ない適正なデッドタイムTdに設定してもよい。なお、図1では省略しているが、コントローラ10と第1トランジスタTr1、第2トランジスタTr2の間には、必要に応じて、第1トランジスタTr1と第2トランジスタTr2のゲートに適切な電圧印加が可能な一次側ゲートドライバGDPを備えてもよい。また、コントローラ10の内部に一次側ゲートドライバGDPを含んでもよい。
絶縁トランス30は一次側インダクタンスLpと二次側インダクタンスLsから構成される。一次側インダクタンスLpの一部は漏れインダクタンスLrとして機能し、残りは励磁インダクタンスLmとして機能する。漏れインダクタンスLrの第1端子は、共振コンデンサCrの第2端子に接続され、漏れインダクタンスLrの第2端子は、励磁インダクタンスLmの第1端子に接続され、励磁インダクタンスLmの第2端子はグランドGndに接続される。
二次側インダクタンスLsは、第1インダクタンスL1、および第2インダクタンスL2から構成される。第1インダクタンスL1の第2端子および第2インダクタンスL2の第1端子が第2ノードN2に接続されており、第2ノードN2、第1インダクタンスL1の第1端子、および第2インダクタンスL2の第2端子がDC電圧出力回路40に接続される。なお、ここでは、絶縁トランス30の一例として、第2ノードN2をセンタータップとするセンタータップ型の絶縁トランス30を示したが、特に限定されるものではない。
DC電圧出力回路40は、第3トランジスタTr3、第4トランジスタTr4及平滑コンデンサCoから構成される。第3トランジスタTr3の第1端子は第1インダクタンスL1の第1端子に接続され、第4トランジスタTr4の第1端子は第2インダクタンスL2の第2端子に接続され、第3トランジスタTr3の第2端子、第4トランジスタTr4の第2端子、及び平滑コンデンサCoの第2端子は第1出力端子OUT1に接続され、第1出力端子OUT1から基準電圧Vstが出力される。平滑コンデンサCoの第1端子、及び第2ノードN2は第2出力端子OUT2に接続され、第2出力端子OUT2から出力電圧Voutが出力される。
なお、電力変換装置1では、スイッチング周波数fswを1MHz以上に設定することで、外付けインダクタを不要にしてLLCコンバータを実現している。スイッチング周波数fswを1MHz以上に設定して外付けインダクタを不要とすることで、電力変換装置1の小型化を図ることができる。
電力変換装置1では、外付けインダクタが設けられていないため、絶縁トランス30の漏れインダクタンスLrが共振インダクタの主たるインダクタとなる。換言すると、電力変換装置1では、漏れインダクタンスLrが共振インダクタの50%以上を占める。図1に示す回路図では、電力変換装置1の共振インダクタが漏れインダクタンスLrのみによって構成されているが、漏れインダクタンスLrが共振インダクタの50%以上を占めるのであれば、漏れインダクタンスLr以外に配線による寄生インダクタンス等が共振インダクタに含まれてもよい。
以上が、LLCコンバータによる電力変換装置1の接続関係に関する説明である。なお、以下の説明では、電力変換装置1の共振インダクタが漏れインダクタンスLrのみによって構成されている場合を例に挙げて説明を行う。
次に、電力変換装置1の電力変換動作について説明する。コントローラ10は第1制御信号S1、及び第2制御信号S2を生成する。第1制御信号S1は、第1トランジスタTr1のゲートを駆動し、第2制御信号S2は、第2トランジスタTr2のゲートを駆動する。第1制御信号S1と第2制御信号S2は相補制御としてもよく、オンデューティーDtは、50%以下、例えば45%程度に調整される。第1制御信号S1と第2制御信号S2は相補制御であり、かつオンデューティーDtが50%以下であるため、第1トランジスタTr1と第2トランジスタTr2が共にオフであるデッドタイムTdを生成することができる。また、第3トランジスタTr3、及び第4トランジスタTr4の代わりにトランジスタ以外のスイッチング素子を用いてもよい。第1制御信号S1は、第1トランジスタTr1のゲート駆動のみならず、第3トランジスタTr3のゲートを駆動してもよい。また、同様に、第2制御信号S2は、第2トランジスタTr2のゲート駆動のみならず、第4トランジスタTr4のゲートを駆動してもよい。なお以下に第1制御信号S1と第2制御信号S2の各状態における、電力変換装置1の内部の電圧、及び電流について簡潔に記載する。
第1制御状態を、第1制御信号S1がHi、第2制御信号S2がLowとする。第1制御状態となることにより、第1トランジスタTr1と第3トランジスタTr3がオン、第2トランジスタTr2、第4トランジスタTr4がオフの状態となる。絶縁トランス30の一次負荷電流ILpは、入力電圧Vin、第1トランジスタTr1、共振コンデンサCr、漏れインダクタンスLr、励磁インダクタンスLm、グランドGndの経路で流れる。この一次負荷電流ILpは共振コンデンサCrと漏れインダクタンスLrの共振電流ILCであり、正弦波状に変化する。また、絶縁トランス30の二次側には共振電流ILCにより励起された二次負荷電流ILsが、第1出力端子OUT1、第3トランジスタTr3、第1インダクタンスL1、第2ノードN2、第2出力端子OUT2の経路で流れ、出力電圧Voutが生成される。なお、第3トランジスタTr3がオンの状態であるため、出力電圧Voutは第1インダクタンスL1の両端に印加され、絶縁トランス30の一次側と二次側の巻き線比に応じた電圧が励磁インダクタンスLmに印加される。これにより励磁電流ILmが発生し、一次負荷電流ILpに加算される様に励磁インダクタンスLmに流れる。その後、共振コンデンサCrと漏れインダクタンスLrの共振は終了し、共振電流ILCはゼロとなり、励磁インダクタンスLmには、励磁電流ILmのみが流れる。
次に、第1制御信号S1がLow、第2制御信号S2がLowである第2制御状態へ移行する。第1~第4トランジスタTr1~Tr4は全てオフの状態となる。しかしながら、励磁電流ILmは流れ続けるので、第1出力容量Coss1は充電され、第2出力容量Coss2は放電される。その結果、第1トランジスタTr1のドレインソース間電圧は増加し、第2トランジスタTr2のドレインソース間電圧は減少する。その後、第1出力容量Coss1と第2出力容量Coss2の充放電が完了し、第2トランジスタTr2のドレインソース間電圧は理想的にはゼロボルトとなる。
次に、第1制御信号S1がLow、第2制御信号S2がHiである第3制御状態へ以降する。第3制御状態となることにより、第1トランジスタTr1と第3トランジスタTr3がオフ、第2トランジスタTr2、第4トランジスタTr4がオンの状態となる。ここで、第2制御状態を経過することにより、第2トランジスタTr2のドレインソース間電圧が理想的にはゼロボルトとなっているため、第2トランジスタTr2はゼロボルトスイッチングが可能となりスイッチング時に放出されるノイズを低減することが可能となる。その後、第1制御状態と同様に、共振コンデンサCrと漏れインダクタンスLrの共振電流ILCが生成され、絶縁トランス30の二次側に共振電流ILCにより励起された二次負荷電流ILsが、第1出力端子OUT1、第4トランジスタTr4、第2インダクタンスL2、第2ノードN2、第2出力端子OUT2の経路で流れ、出力電圧Voutが生成される。動作の詳細については、第1制御状態における、絶縁トランス30の一次負荷電流ILpと励磁電流ILmの電流方向、及び二次負荷電流ILsの流れる経路が異なるのみで基本的な動作は同様であるため省略する。
なお、上記では第3トランジスタTr3のゲート、および第4トランジスタTr4のゲートの制御は、第1制御信号S1および第2制御信号S2による同期制御を示したが、第3トランジスタTr3のゲート、および第4トランジスタTr4のゲートは、第2ノードN2と平滑コンデンサCoの間に流れる電流を基に制御されてもよい。また、第3トランジスタTr3、および第4トランジスタTr4それぞれの代わりに例えば整流ダイオードを用いてもよい。整流ダイオードを使用する場合、各整流ダイオードのアノードはそれぞれ第1出力端子OUT1に接続され、第3トランジスタTr3の代わりに用いられる整流ダイオードのカソードは第1インダクタンスL1の第1端子に接続され、第4トランジスタTr4の代わりに用いられる整流ダイオードのカソードは第2インダクタンスL2の第2端子にそれぞれ接続されてもよい。
ここで、スイッチング周波数fswはAMラジオ帯域を避けてスイッチング周波数fswを高く設定する場合、第1出力容量Coss1と第2出力容量Coss2のそれぞれに溜った、出力電荷量Qossの充放電を早く行いスイッチング時の電力損失を削減させる必要がある。
本発明者等は種々検討し、出力電荷量Qoss×スイッチング周波数fswの値を指標とすることで、スイッチング周波数fswの設定により、LLC共振電源の電力損失が大幅に増大することを回避できることを見出した。具体的には、以下の式(1)を満たすことで、LLC共振電源の電力損失が大幅に増大することを回避できることを見出した。
Qoss×fsw ≦ 70nC×MHz …(1)
式(1)が成立する場合におけるスイッチング時の電力損失の削減について以下に述べる。
図2は、スイッチング周波数fswに対する1次側トランジスタ(第1トランジスタTr1及び第2トランジスタTr2)の電力損失Plossをトランジスタの出力電荷量Qoss毎にシミュレーションしたグラフである。出力電荷量Qossが65nCと比較的大きいトランジスタにおいては、スイッチング周波数fswが1MHz以下において、1次側トランジスタの電力損失Plossが抑制されているが、スイッチング周波数fswが2MHzとなると1次側トランジスタの電力損失Plossが大幅に増大している。つまり、スイッチング周波数fswが1MHz以下であれば、1次側トランジスタの電力損失Plossは大幅に増大することなく抑制されていることを示している。なお、その際の出力電荷量Qossとスイッチング周波数fswの積は式(2)となり、式(1)で示した、70nC×MHz以下の条件を満足している。
Qoss×fsw=65nC×1MHz=65nC×MHz≦70nC×MHz …(2)
また、出力電荷量Qossが31nCと中程度の大きさのトランジスタにおいては、スイッチング周波数fswが2MHz以下において、1次側トランジスタの電力損失Plossは抑制されているが、スイッチング周波数fswが3MHzとなると1次側トランジスタの電力損失Plossが大幅に増大している。なお、1次側トランジスタの電力損失Plossが抑制されている際の出力電荷量Qossとスイッチング周波数fswの積は式(3)となり式(2)と同様に70nC×MHz以下の条件を満足している。
Qoss×fsw=31nC×2MHz= 62nC×MHz≦70nC×MHz …(3)
さらに、出力電荷量Qossが8.3nCと比較的小さいトランジスタにおいては、スイッチング周波数fswが3MHzであっても1次側トランジスタの電力損失Plossが大幅に増大することがないことを示している。
以上から、いずれの出力電荷量Qossを持ったトランジスタであっても、出力電荷量Qossとスイッチング周波数fswの積が式(1)を満たすことにより1次側トランジスタの電力損失PlossひいてはLLC共振電源の電力損失は大幅に増大することがないことを示している。
次に、デッドタイムTdと1次側トランジスタの電力損失Ploss(ソフトスイッチング制御の成否)について図3を参照して考察する。
図3は1次側トランジスタのドレイン-ソース間電圧Vds波形及びドレイン電流Id波形を示す図である。1次側トランジスタに対するソフトスイッチング制御とは、デッドタイムTdの期間に出力電荷量Qossの充放電を完了させ、次のオンまたはオフの状態へ遷移する際に、1次側トランジスタのドレイン-ソース間電圧Vdsをゼロボルト、または入力電圧Vinに近い状態にさせてスイッチングさせることにより、1次側トランジスタの電力損失Plossを抑制させる制御である。図3では、特に出力電荷量Qossの放電時の制御を模式している。出力電荷量Qossが小さい1次側トランジスタにおいては、デッドタイムTdの期間に出力電荷量Qossの放電が完了しており、オンの状態へ遷移する際の1次側トランジスタの電力損失Plossが発生していない(ソフトスイッチング制御が成立)。一方で出力電荷量Qossが大きい1次側トランジスタにおいては、デッドタイムTdの期間に出力電荷量Qossの放電が完了しておらず、その状態で、オンの状態へと遷移するため1次側トランジスタの電力損失Plossが発生している(ソフトスイッチング制御が失敗)。つまり、式(1)の条件を満たしながら、さらに、デッドタイムTdの期間に出力電荷量Qossの充放電を完了させることにより、1次側トランジスタの電力損失PlossひいてはLLC共振電源の電力損失をさらに抑制することが可能となる。
ここまでは、シミュレーションおよび机上での計算であるが、次に、実機によるテスト結果について述べる。
図4はトランジスタ特性である出力電荷量Qossおよびゲート電荷量Qgが異なる3つのタイプのトランジスタを用い、スイッチング周波数fswを2MHzにした場合の電力効率ηに関する実験結果である。まず、トランジスタのタイプについて述べると、トランジスタTypeIはSiからなる出力電荷量Qossが比較的大きいトランジスタ(例えばQossは50nC程度)であり、トラジスタTypeIIはSiからなる出力電荷量Qossが比較的小さいトランジスタであり、トラジスタTypeIIIはGaNからなる出力電荷量Qossが比較的小さいトランジスタである。なお、トランジスタTypeIIとトランジスタTypeIIIの出力電荷量Qossは同程度の大きさの物(例えばQossは30nC程度)を用いている。また、トラジスタTypeIIIで用いるGaNトランジスタはゲート電荷量QgがSiからなるトランジスタTypeIIよりも小さい特性をもっている。例えばトランジスタTypeIIのQgが20nC程度に対し、トランジスタTypeIIIのQgは10nC程度である。
図4から明らかな様に出力電荷量Qossが比較的大きいトランジスタTypeIを用いた場合に比べ、出力電荷量Qossが比較的小さいトランジスタTypeII、及びトランジスタTypeIIIは電効率ηが改善している。これは、トランジスタTypeII、及びトランジスタTypeIIIは式(1)を満たし、一方でトランジスタTypeIは式(1)を満たさないためである。また、トランジスタTypeII、及びトランジスタTypeIIIの出力電荷量Qossは同程度でありながらトランジスタTypeIIIがトランジスタTypeIIより電効率ηが改善している要因は、トラジスタTypeIIIがGaNからなるトランジスタであるため、入力容量Cissが小さく、延いてはゲート電荷量Qgが小さいため、ゲート駆動における損失が少ないためである。
なお、トランジスタTypeI~IIIの全てにおいて、出力負荷電流Ioutが少ない場合に電力効率ηが低下しているが、これは、出力負荷電流Ioutに依存しないゲート駆動における損失や絶縁トランス鉄損などが、出力負荷電流Ioutが少ない領域において、相対的に大きくなるためである。
図5はトランジスタTypeI~IIIを用いた電力変換装置1の電力損失において各部の損失を分析したグラフである。電力損失のパラメータとしては、トランジスタ導通損失、ゲート駆動損失、絶縁トランス銅線損失、絶縁トランス鉄損、共振コンデンサ損失、外部配線損失、及びその他の損失が含まれている。ここで、トランジスタTypeIを用いた電力変換装置1はトランジスタTypeII及びトランジスタTypeIIIを用いた電力変換装置1と比較して、その他の損失が大きい。これはトランジスタTypeIの出力電荷量Qossが比較的大きいため、式(1)の条件を満たせず、ソフトスイッチング制御が成立していないためである。また、トランジスタTypeIIを用いた電力変換装置1とトランジスタTypeIIIを用いた電力変換装置1とを比較した場合において、後者の方が、ゲート駆動損失が大幅に抑制できていることは、先に示したトラジスタTypeIIIがGaNからなるトランジスタであるため、ゲート駆動の損失が少ない効果によるものである。
ここからは、実機テストに使用したプリント配線基板PCBの構成について説明する。図6は、図1に示した電力変換装置1を含み、さらに、第3トランジスタTr3のゲートを駆動する第1ゲートドライバGD1(不図示)、および第4トランジスタTr4のゲートを駆動する第2ゲートドライバGD2(不図示)を含む、絶縁同期整流型DC/DCコンバータ基板1000の平面図である。絶縁同期整流型DC/DCコンバータ基板1000は、一次側回路搭載部P1と二次側回路搭載部P2と絶縁トランス搭載部P3を備えており、一次側回路搭載部P1の表面には、駆動回路20、および共振コンデンサCrの一部分Cr1(不図示)が実装され、一次側回路搭載部P1の裏面には、入力電圧Vinが印加される端子、グランドGndが印加される端子、コントローラ10(不図示)、および共振コンデンサCrの残り部分Cr2(不図示)が実装されている。また、二次側回路搭載部P2の表面には、第4トランジスタTr4、および、第1ゲートドライバGD1(不図示)が実装され、二次側回路搭載部P2の裏面には、第1出力端子OUT1を外部へ出力するための端子、第2出力端子OUT2を外部へ出力するための端子、平滑コンデンサCo、第3トランジスタTr3、および、第2ゲートドライバGD2(不図示)が実装されている。また、絶縁トランス搭載部P3の表面には、第2インダクタンスL2の第2端子(不図示)が実装され、絶縁トランス搭載部P3の裏面には、第1インダクタンスL1の第1端子(不図示)、および、第2ノードN2(不図示)と接続する端子が実装されている。ここで、第2インダクタンスL2の第2端子と第4トランジスタTr4を絶縁同期整流型DC/DCコンバータ基板1000の表面とし、また、第1インダクタンスの第1端子と第3トランジスタTr3を絶縁同期整流型DC/DCコンバータ基板1000の裏面に配置することにより、絶縁トランス30とDC電圧出力回路40との間のレイアウト的な接続を容易にし、寄生容量や寄生インダクタなどによる影響を抑制させている。なお、駆動回路20の制御として、一次側回路搭載部P1には、コントローラ10のみを実装したが、駆動回路20の制御に必要な電圧に応じて、一次側ゲートドライバGDPをコントローラ10と駆動回路20との間に追加してもよいし、コントローラ10の内に一次側ゲートドライバGDPを含んでもよい。
実機テストによる評価の結果においては、図6の絶縁同期整流型DC/DCコンバータ基板1000を用い、駆動回路20をハーフブリッジ型とし、例えば、コントローラ10の設定において、スイッチング周波数fswを2MHz、オンデューティーDtを42%、デッドタイムTdを40nsに制御し、絶縁トランス30はセンタータップ型のトランスとし、巻き線比を2:1(一次側インダクタンスLpの巻き数が2に対して、二次側インダクタンスLsを構成する、第1インダクタンスL1および第2インダクタンスL2の巻き数をそれぞれ1)とすることにより、入力電圧Vinが48Vの電圧から出力電圧Voutが12V、最大出力電力120Wを生成し、図4のTypeIIIに示す高い電力効率ηを達成することを可能としている。
図7は、絶縁トランス搭載部P3を形成するプリント配線基板PCBの断面を示す模式図である。プリント配線基板PCBは多層化基板である。プリント配線基板PCBの各層は、導電性を有する導電層である。導電層は、Cu配線W1と、CuメッキPL1と、を含む。プリント配線基板PCBの法線方向において、隣り合う層同士の間には絶縁層が配置される。プリント配線基板PCBの各層は巻き数が1のコイルCoil1を生成することが可能である。そして、プリント配線基板PCBの複数の層が絶縁層を貫通するメッキスルーホールVIAを通じて電気的に接続されることより、絶縁トランス30が構築される。
絶縁トランス30は、例えばプリント配線基板PCBが4層の多層化基板である場合、一次側インダクタンスLpはプリント配線基板PCBの第2層及び第3層から構成され、二次側インダクタンスLsは、プリント配線基板PCBの最下位層である第1層と最上位層である第4層から構成されている。図7では、4層からなる基板を用いて絶縁トランス30の構成を例示したが、必要に応じて、一次側インダクタンスLpと二次側インダクタンスLsを構成している各層を入れ換えてもよい。さらに、5層以上のプリント配線基板PCBとすることで、絶縁トランス30の巻き線比を任意に設定可能とし、必要な出力電圧Voutなどを調整可能としてもよい。
図8は、絶縁トランス30の配線パターンを示す模式図である。一次側インダクタンスLpが4層の多層化基板の第2層と第3層から構築され、二次側インダクタンスLsが4層の多層化基板の第1層と第4層から構築されている。図8は、図7で示した絶縁トランス搭載部P3の断面図に対応した模式図である。
<その他の変形例>
なお、上記の実施形態では、第1トランジスタTr1、第2トランジスタTr2は出力電荷量Qossが比較的小さいトランジスタとして、GaNからなるトランジスタを含んだLLCコンバータによる電力変換装置1を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、例えば第1トランジスタTr1、第2トランジスタTr2はSiCからなるトランジスタを含んだLLCコンバータや、極性を全て反転したトランジスタを用いたLLCコンバータにも広く適用することが可能である。
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。例えば、バイポーラトランジスタとMOS電界効果トランジスタとの相互置換や、各種信号の論理レベル反転は任意である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
1 電力変換装置
10 コントローラ
20 駆動回路
30 絶縁トランス
40 DC電圧出力回路
201 ブリッジ回路
1000 絶縁同期整流型DC/DCコンバータ基板
Vin 入力電圧
Gnd グランド
Tr1 第1トランジスタ
Tr2 第2トランジスタ
Tr3 第3トランジスタ(第1スイッチング素子の一例)
Tr4 第4トランジスタ(第2スイッチング素子の一例)
S1 第1制御信号
S2 第2制御信号
Coss1 第1出力容量
Coss2 第2出力容量
Qoss 出力電荷量
Ciss 入力容量
Qg ゲート電荷量
Cr 共振コンデンサ
Lr 漏れインダクタンス
Lm 励磁インダクタンス
ILm 励磁電流
ILp 一次負荷電流
Lp 一次側インダクタンス
N1 第1ノード
N2 第2ノード
L1 第1インダクタンス
L2 第2インダクタンス
ILs 二次負荷電流
Ls 二次側インダクタンス
Co 平滑コンデンサ
OUT1 第1出力端子
OUT2 第2出力端子
Vout 出力電圧
Vst 基準電圧
fsw スイッチング周波数
Dt オンデューティー
Td デッドタイム
Ploss 1次側トランジスタの電力損失
η 電力効率
P1 一次側回路搭載部
P2 二次側回路搭載部
P3 トランス搭載部
GDP 一次側ゲートドライバ
GD1 第1ゲートドライバ
GD2 第2ゲートドライバ
VIA メッキスルーホール
PCB プリント配線基板
Coil1 コイル
W1 Cu配線
PL1 Cuメッキ

Claims (11)

  1. 絶縁トランスと、
    前記絶縁トランスの一次側に接続される共振コンデンサと、
    共振インダクタと、
    前記共振インダクタ及び前記共振コンデンサを含む共振回路を駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路を所定のスイッチング周波数で制御するコントローラと、
    前記絶縁トランスの二次側に接続されるDC電圧出力回路と
    を備え、
    前記駆動回路は第1トランジスタと第2トランジスタからなるブリッジ回路を少なくとも一つ含み、前記第トランジスタの出力電荷量と前記スイッチング周波数との積、及び前記第2トランジスタの出力電荷量と前記スイッチング周波数との積がそれぞれ70nC×MHz以下である、電力変換装置。
  2. 前記コントローラは、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタが共にオフの状態であるデッドタイムの設定が可能であって、前記第1トランジスタと前記第2トランジスタのそれぞれの出力電荷量を前記デッタイムの間に充放電させる、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記スイッチング周波数が1MHz以上の周波数である、請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記絶縁トランスの一次側に含まれる漏れインダクタンスが前記共振インダクタの50%以上を占める、請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記駆動回路は前記ブリッジ回路を一つ含むハーフブリッジ型の駆動回路である、請求項1~4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 前記駆動回路は前記ブリッジ回路を2つ含むフルブリッジ型の駆動回路である、請求項1~4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 前記第1トランジスタと前記第2トランジスタは、同一の出力電荷量を持つ、請求項1~6のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記第1トランジスタ、及び、前記第2トランジスタは、GaNトランジスタである、請求項1~7のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  9. 前記DC電圧出力回路は、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子と平滑コンデンサとを備える整流回路を構成し、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子は、前記コントローラにより同期制御される、または、前記絶縁トランスの二次側と前記平滑コンデンサの間に流れる電流を基に制御される、請求項1~8のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  10. 4層以上のプリント配線基板を備え、前記4層以上のプリント配線基板の各層は巻き数が1のコイルを含み、前記絶縁トランスは、前記コイルによって構成される、請求項1~9のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  11. 前記4層以上のプリント配線基板は、
    前記4層以上のプリント配線基板の最上位層及び最下位層からなる第1多層コイルと、
    前記4層以上のプリント配線基板の最上位層及び最下位層以外の層からなる第2多層コイルと、
    を備え、
    前記絶縁トランスの一次側は、前記第1多層コイルから構成され、前記絶縁トランスの二次側は前記第2多層コイルから構成される、または、前記絶縁トランスの一次側は、前記第2多層コイルから構成され、前記絶縁トランスの二次側は前記第1多層コイルから構成される、請求項10に記載の電力変換装置。
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