JP7363070B2 - 表示処理装置、表示処理方法及び表示処理プログラム - Google Patents

表示処理装置、表示処理方法及び表示処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示処理装置、表示処理方法及び表示処理プログラムに関する。
今日において、プロセスカラー(CMYK:シアン、マゼンタ、イエロー、キープレート(又はブラック))、及び、特色のクリアトナーを用いて、疑似的な金色又は銀色(以下、擬似金銀という)の彩色をオブジェクトに対して施す技術が知られている。
「特色」は、印刷においてプロセスカラー(CMYK:シアン、マゼンタ、イエロー、キープレート(又はブラック))では再現困難な色を印刷するために、予め調合(調色)された色である。特色としては、例えばクリア、白、蛍光色、金色、銀色、及び、メタリックレッド等のメタリックカラー等が知られている。
特許文献1(特開2013-246332号公報)には、透明色のクリアトナーの塗布位置を確認し易くした画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、有色トナー用の画像データ及びクリアトナーフォームデータに基づいてクリアトナー用の画像データを生成する。そして、有色トナー用の画像データに基づく有色トナー画像と、クリアトナー用の画像データにおけるクリアトナー塗布位置の画素の色を、有色トナー画像における画素の色とは異なる色で表示したクリアトナー確認用画像とを交互に切り替えてプレビュー画像として表示部に表示する。これにより、透明色のクリアトナーの塗布位置を確認し易くすることができる。
ここで、特色のクリアは単体でも使用することができる。ただ、クリアは透明色で視認困難であるため、プレビュー時において、例えば青色等の指定された色でクリアの彩色領域を表示可能となっている。
しかし、擬似金銀オブジェクトがクリアで彩色されている場合において、青色等に彩色してクリアの彩色領域を表示すると、擬似金銀オブジェクトが青色で表示され、擬似金銀の色には見えないという不都合を生ずる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、クリアを有するオブジェクトの色を変化させることなく、そのものの色で視認でき、また、クリアの彩色領域も視認可能とすることができるような表示処理装置、表示処理方法及び表示処理プログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1特色単体の第1特色オブジェクトの作成、及び、プロセスカラーのオブジェクトに第1特色オブジェクトを積層して形成される第2特色オブジェクトを作成する作成部と、少なくとも表示時における、第1特色単体の第1特色オブジェクトに施す表示色として、第1特色単体で視認可能な第1の表示色を設定し、第2特色オブジェクトに積層する第1特色オブジェクトに施す表示色として、第1の表示色及びプロセスカラーでの表示とは異なり、第1特色とプロセスカラーとで彩色される色である第2特色が第2特色オブジェクトの色として視認可能な第2の表示色を設定する設定部と、第1特色オブジェクト、及び、第2特色オブジェクトを、それぞれ第1の表示色、及び、第2の表示色を関連付けた異なる特色名で管理する管理部とを有し、管理部は、印刷時又は保存時において、それぞれ異なる特色名とした、第1特色オブジェクト及び第2特色オブジェクトの各特色名を、印刷又は保存で取り扱い可能な一つの特色名に変更し、印刷又は保存完了後に、変更した特色名を、再度、異なる特色名に変更する
本発明によれば、クリアを有するオブジェクトの色を変化させることなく、そのものの色で視認でき、また、クリアの彩色領域も視認可能とすることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態の表示処理装置のハードウェア構成部である。 図2は、実施の形態の表示処理装置の機能ブロック図である。 図3は、擬似金銀色の特色オブジェクトの一例を示す図である。 図4は、印刷工程の流れを示すフローチャートである。 図5Aは、工程毎の印刷物の一部を拡大して示す図である。 図5Bは、工程毎の印刷物の一部を拡大して示す図である。 図5Cは、工程毎の印刷物の一部を拡大して示す図である。 図5Dは、工程毎の印刷物の一部を拡大して示す図である。 図5Eは、工程毎の印刷物の一部を拡大して示す図である。 図5Fは、工程毎の印刷物の一部を拡大して示す図である。 図6は、特色オブジェクトの一例を示す図である。 図7は、比較例となる表示処理装置において、クリアの特色オブジェクトと擬似金オブジェクトを配置した場合のオブジェクト構成を示す図である。 図8は、比較例の特色オブジェクトの表示形態を示す図である。 図9は、比較例の特色オブジェクトの表示形態を示す図である。 図10は、実施の形態の表示処理装置において、クリアの特色オブジェクトと擬似金オブジェクトを配置した場合のオブジェクト構成を示す図である。 図11は、実施の形態の表示処理装置における、オブジェクト色変更画面の一例を示す図である。 図12は、実施の形態の表示処理装置における、クリアの表示色設定画面の一例を示す図である。 図13は、実施の形態の表示処理装置における、特色オブジェクトの表示形態を示す図である。 図14は、実施の形態の表示処理装置における、特色オブジェクトの表示形態を示す図である。 図15は、実施の形態の表示処理装置における印刷前後のクリアの特色名の変更動作を説明するための図である。 図16は、実施の形態の表示処理装置の動作の流れを示すシーケンス図である。
以下、添付図面を参照して、実施の形態の表示処理装置の説明をする。
(表示処理装置の構成)
図1は、実施の形態の表示処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。この図1に示すように、表示処理装置は、CPU(Center Processing Unit)1、VRAM(Video Random Access Memory)2、RAM(Random Access Memory)3、ハードディスクドライブ(HDD)4、入出力インタフェース(I/O)5を有している。CPU1~入出力インタフェース5は、それぞれバスラインを介して相互に接続されている。また、入出力インタフェース5には、表示部、及び、マウス装置、キーボード装置等の入力デバイス7が接続されている。
HDD4には、特色の一つであるクリアの彩色領域を視認でき、また、クリアの彩色が施されていてもオブジェクトの色を視認できるような表示処理を可能とする表示処理プログラム8と、オブジェクトの表示を行う表示アプリケーションプログラム(ビューア)9とが記憶されている。また、HDD4には、各オブジェクトと、各オブジェクトに施されている彩色を示す情報とが関連付けされて記憶されるコンテナ10が記憶されている。
なお、「特色」とは、印刷においてプロセスカラー(CMYK:シアン、マゼンタ、イエロー、キープレート(又はブラック))以外の色(再現困難な色)を印刷するために、予め調合(調色)されたトナーである。特色トナーとしては、例えばクリアトナー、白トナー、蛍光色トナー、金色トナー、銀色トナー、及び、メタリックレッド、インビジブルレッド等のメタリックカラートナー等が知られている。
(表示処理装置の機能)
図2は、表示処理装置のCPU1が、HDD4に記憶されている表示処理プログラム8を実行することで実現される各機能の機能ブロック図である。CPU1は、表示処理プログラム8を実行することで、この図2に示すように、入力処理部11、記憶制御部12、表示制御部13の各機能を実現する。入力処理部11は、入力デバイス7を介して行われるユーザの入力操作を処理する。記憶制御部12は、ユーザにより作成された特色オブジェクト、及び、クリアの特色に対して指定された色を示す情報等を、HDD4等の記憶部のコンテナ10に対して記憶及び読み出し制御する。
また、表示制御部13は、設定部の一例である表示色設定部14、作成部の一例である特色オブジェクト作成部15及び管理部の一例である特色オブジェクト名管理部16の各機能を有している。表示色設定部14は、クリア単体のオブジェクト(特色単体の第1特色オブジェクトの一例)に対して施す色、及び、クリアが施されているオブジェクトにおける、クリアに施す色を設定する。特色オブジェクト作成部15は、例えばプロセスカラー(CMYK:シアン、マゼンタ、イエロー、キープレート(又はブラック))、及び、特色のクリアトナーを用いて、疑似的な金色又は銀色(以下、擬似金銀という)の彩色を施したオブジェクト等の特色オブジェクト(第2の特色オブジェクトの一例)を作成する。特色オブジェクト名管理部16は、クリア単体のオブジェクト名、及び、クリアが施されているオブジェクトのオブジェクト名を管理する。
(疑似的な金属色の印刷)
ここで、擬似金銀等の疑似的な金属色の印刷物の印刷は、以下のように行われる。図3は、印刷を行うポスターのプレビュー画面の一例である。図4は、印刷工程の流れを示すフローチャートである。図5A~図5Fは、工程毎の印刷物の一部を拡大して示す図である。なお、一例ではあるが、印刷物は、600dpiの解像度で印刷されることとする。
一例ではあるが、図3に示す印刷物は、ポスター200となっており、文字領域210及びその周囲の縁部220を有している。縁部220には、装飾用の所定の図柄が金色で描かれる。
すなわち、まず、図5Aに示すように、CPU1は、記録媒体250上で有彩色の金属光沢を表現する金属光沢領域の範囲及び色を特定する(ステップS210)。例えば、CPU1は、装飾用の図柄の範囲251を特定し、その色として金色を特定する。金色の図柄を描く場合、例えば、「C:0%、M:12%、Y:57%、K:6%、CL:100%」を設定する。ここで、「CL」はクリアの階調値である。
次に、CPU1は、印刷データを作成する(ステップS220)。この印刷データの作成は、まず、金色を構成する有彩色成分であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のうち、イエロー(Y)を選択する(ステップS221)。Y以外の有彩色成分を選択してもよいが、C、M及びYのうちで最も金の光沢色に近いYを選択することが好ましい。Kは無彩色であるため、選択の対象外である。図5Bに示すように、Yのパターン260は、範囲251と一致する。
次に、CPU1は、Yのパターン260を2値化する(ステップS222)。ここでは、図5Cに示すように、Yの階調値が0%の部分261とYの階調値が100%の部分262との面積比を2:1とすることを前提に、暫定的にYの階調値を33%に変更したうえで、2値化処理を行ってYの2値化パターン263を作成する。部分261と部分262との面積比を3:1、3:2又は1:1等としてもよい。
次に、CPU1は、図5Dに示すように、クリア(CL)の階調値の部分262と重なる部分272の階調値を100%から0%に変更し、CLの階調値の部分261と重なる部分271の階調値は100%のままとする。このようにして、部分261と重なる部分271に100%のクリア階調値を設定し、部分262と重なる部分272に0%のクリア階調値を設定したクリアトナー層用データが作成される(ステップS223)。
次に、CPU1は、図5Eに示すように、部分261のYの階調値を0%から36%へと変更する。平面視で有彩色トナー層120の2/3を第1の有彩色領域121とし、1/3を第2の有彩色領域122とし、第2の有彩色領域122のYの階調値を100%としながら、金属光沢領域全体におけるYの階調値の平均値を2値化前の階調値に近づけるためである。
すなわち、2値化を行ったままであると、金属光沢領域全体におけるYの階調値の平均値は33%であるが、階調値を36%に変更することで。Yの階調値の平均値を約57%とすることができる。このようにして、Yの金属光沢領域全体における階調値の平均値が2値化の前の階調値に近づくように変更した有彩色トナー層用データが作成される(ステップS224)。平均値を2値化前の階調値に近づけるためだけであれば、部分261の階調値を変更せずに部分262の階調値を変更してもよく、部分261及び部分262の両方の階調値を変更してもよい。ただし、高彩度を得ながら平均値を2値化前の階調値に近づけるためには、暫定的に0%とした部分261の階調値のみを変更することが好ましい。
このようにして、印刷データが作成される(ステップS220)。なお、ステップS221で選択したY以外の有色(C、M及びK)については、ステップS210で特定された階調値をそのまま用いる。従って、この印刷データにおいて、第1の有彩色領域121の階調値は「C:0%、M:12%、Y:36%、K:6%」であり、第2の有彩色領域122の階調値は「C:0%、M:12%、Y:100%、K:6%」である。また、第1の領域131の階調値は「CL:100%」であり、第2の領域132の階調値は「CL:0%」である。
印刷データの作成の後、画像形成装置を用いて、印刷データに基づいて、記録媒体250上に有彩色トナー層を形成し(ステップS231)、有彩色トナー層上にクリアトナー層を形成する(ステップS232)。この結果、図5Fに示すように、第1の有彩色領域121と第1の領域131とが重なった領域281及び第2の有彩色領域122と第2の領域132とが重なった領域282からなる図柄283が記録媒体250上に印刷される(ステップS230)。そして、図3に示すように、擬似的な金色の金属光沢を有する円環状の図柄を印刷したポスター200を得ることができる。
なお、2値化パターンは1方向に2種類の領域が並ぶパターンに限定されず、互いに直行する2方向に2種類の領域が並ぶパターンであってもよい。すなわち、2値化パターンが格子状のパターンであってもよい。
(オブジェクト構成の差異)
次に、図6に例示するような星形のオブジェクトA、円形のオブジェクトB及び四角形状のオブジェクトCを印刷する場合を例として、比較例及び実施の形態の表示処理装置のオブジェクト構成の差異を説明する。
(比較例のオブジェクト構成)
図7は、比較例となる表示処理装置において、クリアの特色オブジェクトと擬似金オブジェクトを配置した場合のオブジェクト構成を示す図である。図7(a)及び図7(b)に示すように、ユーザがオブジェクトAに対してクリア(Clear)の特色オブジェクトAを作成すると共に、図7(c)に示すようにオブジェクトBを擬似金オブジェクトに色変更したとする。この場合、オブジェクトBを擬似金オブジェクトBに変更することで、クリア(Clear)の特色オブジェクトBが用いられることとなる。
この場合、特色オブジェクトA及び特色オブジェクトBは、同じ「クリア(Clear)」という特色名である。このため、クリアの特色オブジェクトを、例えば図8(a)に示すように青色で表示指定した場合、図8(b)に示すように星形のオブジェクトA及び円形のオブジェクトBが、それぞれ同じ青色でモニタ表示される。すなわち、図9(a)に示すようにクリアの特色オブジェクトは、設定された青色で表示され、擬似金のオブジェクトは、図9(b)に示すように、擬似金上を青色のクリアで被覆した色味で表示される。これにより、擬似金で彩色された円形のオブジェクトBは、擬似金と青が混ざった色味でモニタ表示され、最終的な印刷物の色合いをイメージし難いという不都合を生ずる。
(実施の形態のオブジェクト構成)
これに対して、図10は、実施の形態の表示処理装置において、クリアの特色オブジェクトと擬似金オブジェクトを配置した場合のオブジェクト構成を表したものである。図10(a)及び図10(b)に示すように、ユーザがオブジェクトAに対してクリアの特色オブジェクトAを作成し、オブジェクトBを擬似金オブジェクトに色変更したとする。
擬似金オブジェクトへの色変更操作は、例えば図11に示すオブジェクト色変更画面に基づいて行われるようになっている。すなわち、ユーザにより入力デバイス7及び入力処理部11を介してオブジェクトの色変更が指定されると、特色オブジェクト作成部15は、例えば図11に示すオブジェクト色変更画面をモニタ表示する。
このオブジェクト色変更画面は、プルダウンメニューに基づいて、クリア(Clear)の特色オブジェクト、白色(White)の特色オブジェクト、擬似金色(Gold effect with Clear toner)の特色オブジェクト、及び、擬似銀色(Silver effect with Clear toner)の特色オブジェクト等を選択指定可能となっている。ユーザは、このオブジェクト色変更画面に基づいて、所望の特色オブジェクト(この例の場合は、擬似金色の特色オブジェクト)を選択操作する。
次に、ユーザは、図12に示すクリア表示色設定画面において、特色オブジェクトAのクリア単体の表示色(第1の表示色の一例)、及び、擬似金の特色オブジェクトBに用いられているクリアの表示色(第2の表示色の一例)を、それぞれ設定する。一例ではあるが、各クリアの色は、それぞれCMYKの各色の混合割合(%)を指定することで、所望の色を指定可能となっている。このため、ユーザは、各クリアの色を、それぞれCMYKの各色の混合割合(%)で、所望の色であり、それぞれ異なる色を指定する。
一例ではあるが、ユーザは、例えば特色オブジェクトAのクリア単体の表示色が青色となるように、CMYKの各色の混合割合(%)を指定すると共に、擬似金の特色オブジェクトBに用いられているクリアの表示色が無色透明となるように、CMYKの各色の混合割合(%)を指定する。特色オブジェクト名管理部16は、特色オブジェクトAのクリア単体の表示色に対応するCMYKの各色の混合割合(%)を、図10(b)及び図10(c)に示すように「第1のクリア(Clear1)」の特色名に関連付けて、RAM3等の記憶部に一時的に記憶する。また、特色オブジェクト名管理部16は、擬似金の特色オブジェクトBのクリアの表示色に対応するCMYKの各色の混合割合(%)を、図10(c)に示すように「第2のクリア(Clear2)」の特色名に関連付けてRAM3等の記憶部に、一時的に記憶する。
このように、各クリアの特色オブジェクトに対してそれぞれ異なる色が設定され、また、異なる特色名が付与されると、表示制御部13は、図13(a)に示すように特色オブジェクトAに対して、「第1のクリア(Clear1)」の名称で設定されている青色のクリアによる彩色を施してモニタ表示する。また、表示制御部13は、図13(a)に示すように、擬似金の特色オブジェクトBに対して、「第2のクリア(Clear2)」の名称で設定されている無色透明のクリアの彩色を施した擬似金の特色オブジェクトをモニタ表示する。これにより、図13(b)に示すように、クリア単体のオブジェクトである星形の特色オブジェクトAを青色に彩色して表示すると共に、円形の擬似金の特色オブジェクトB」を、擬似金の色味で表示することができる。
すなわち、第1のクリア(Clear1)は、例えば青色に設定されているため、星形の特色オブジェクトAは、図14(a)に示すように、青色でモニタ表示される。これに対して、第2のクリア(Clear2)は、例えば無色透明(又は、高い透明度で、擬似金を擬似金として視認可能な極めて薄い色)に設定されている。このため、円形の特色オブジェクトBは、図14(b)に示すように無色透明の第2のクリア(Clear2)に邪魔されることなく、擬似的な金色に発色する特色オブジェクトBをモニタ表示することができる。
(印刷時及び保存時の対応)
一方、このような「第1のクリア(Clear1)」及び「第2のクリア(Clear2)」の名称の情報は、表示処理装置側で取扱う情報である。このようにクリア(Clear)の特色オブジェクトを、「第1のクリア(Clear1)」及び「第2のクリア(Clear2)」で異なる特色名とすると、印刷時において印刷装置側でクリアの特色オブジェクトを認識困難となり、印刷に不具合を生ずる。
このため、実施の形態の表示処理装置の特色オブジェクト名管理部16は、印刷時又は保存時において、図15(a)に示すように、特色オブジェクトAに付されている「第1のクリア(Clear1)」の特色名、及び、特色オブジェクトBに付されている「第2のクリア(Clear2)」の特色名を、図15(b)に示すように、一時的に、両方とも「クリア(Clear)」の、元の特色名に戻す。これにより、印刷時において印刷装置側でクリアの特色オブジェクトを認識でき、正常な印刷を可能とすることができる。
そして、特色オブジェクト名管理部16は、このような印刷又は保存が完了すると、一時的に「クリア(Clear)」に戻した各オブジェクトA,Bの特色名を、図15(c)に示すように、再度、「第1のクリア(Clear1)」及び「第2のクリア(Clear2)」の特色名に戻してモニタ表示を行う。
これにより、良好な印刷を可能とすることができると共に、擬似金等のクリアを用いた特色のモニタ表示も、その特色の色味で表示することができる。
(実施の形態の動作)
次に、図16のシーケンス図を用いて、実施の形態の表示処理装置における、上述の各動作の流れを説明する。まず、ユーザは、入力デバイス7を操作して、所望の特色オブジェクトの作成要求を行う(ステップS11)。特色オブジェクト作成部15は、この作成要求を受信すると、第1のクリア(Clear1)の特色名のコンテナ10をHDD4内に作成する(ステップS12)。そして、特色オブジェクト作成部15は、第1のクリア(Clear1)の特色名のコンテナ10内に、クリアの特色名を第1のクリアとした特色オブジェクトを作成する(ステップS13)。
次に、ユーザは、入力デバイス7を操作して、擬似金の特色オブジェクトの作成要求を行う(ステップS14)。特色オブジェクト作成部15は、この作成要求を受信すると、第2のクリア(Clear2)の特色名のコンテナ10をHDD4内に作成する(ステップS15)。
また、特色オブジェクト作成部15は、第2のクリア(Clear2)の特色名のコンテナ10内に、擬似金の特色オブジェクトに対して施すための、特色名を第2のクリアとした特色オブジェクトを作成する(ステップS16)。また、特色オブジェクト作成部15は、第2のクリア(Clear2)の特色名のコンテナ10内に、プロセスカラー(CMYK)を用いて、擬似金の特色オブジェクトを作成する(ステップS17)。
これにより、第1のクリアに設定された例えば青色で、特色名が第1のクリアとされた特色オブジェクトがモニタ表示される。また、第2のクリアに対して例えば無色透明が設定された場合、この無色透明のクリアの特色オブジェクトを介して、擬似金の特色オブジェクトがモニタ表示される。このため、擬似金は、擬似金の色の特色オブジェクトをモニタ表示することができる。
次に、ユーザから入力デバイス7を介して行われた印刷要求又は保存要求は、ビューア9に供給される(ステップS20)。ビューア9は、印刷要求又は保存要求を受信すると、特色オブジェクト名管理部16に対して、ユーザから印刷要求又は保存要求がされたことを示す印刷/保存前イベント通知を行う(ステップS21)。
特色オブジェクト名管理部16は、この印刷/保存前イベント通知を受信すると、上述のように第1のクリア(Clear1)及び第2のクリア(Clear2)の特色名を付した特色オブジェクトを、それぞれクリア(Clear)の特色名の特色オブジェクトに変更する(ステップS18)。
次に、特色オブジェクトの印刷又は保存が終了すると、ビューア9は、特色オブジェクト名管理部16に対して、印刷/保存完了イベント通知を行う(ステップS22)。この印刷/保存完了イベント通知を受信すると、特色オブジェクト名管理部16は、クリア(Clear)の特色名に戻した特色オブジェクトの特色名を、再度、第1のクリア(Clear1)及び第2のクリア(Clear2)の特色名とする(ステップS19)。これにより、上述のように、クリア単体の特色オブジェクトは青色でモニタ表示でき、また、擬似金の特色オブジェクトは、擬似金の色でモニタ表示できる。
(実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、実施の形態の表示処理装置は、特色オブジェクト作成時には、例えば擬似金銀色等のようなクリア及びプロセスカラーで作成する特色オブジェクトで使用するクリアの特色名と、クリア単体の特色オブジェクトで使用するクリアの特色名とを、それぞれ異なる特色名とする。そして、クリア単体の特色オブジェクトに対しては、例えば青色等をクリアの表示色に設定する。また、擬似金銀色等の特色オブジェクトで用いるクリアに対しては、例えば無色透明の表示色を設定する。
これにより、クリア単体の特色オブジェクトは、例えば青色等でモニタ表示し、擬似金銀色等の特色オブジェクトは、無色透明のクリア層を介して、擬似金銀色そのものの色でモニタ表示できる。
また、実施の形態の表示処理装置は、印刷時又は保存時には、それぞれ異なる特色名とした各特色オブジェクトの特色名を、印刷装置側等で認識可能なクリアの特色名に戻して、印刷又は保存を行う。これにより、各特色オブジェクトのクリアの特色名をそれぞれ異なる特色名としたことで、印刷又は保存が困難となる不都合を防止できる。なお、印刷又は保存の完了後は、再び、各特色オブジェクトのクリアの特色名をそれぞれ異なる特色名とする。これにより、クリア単体の特色オブジェクトは、例えば青色等でモニタ表示し、擬似金銀色等の特色オブジェクトは、無色透明のクリア層を介して、擬似金銀色そのものの色でモニタ表示できる。
最後に、上述の実施の形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。
例えば、上述の実施の形態の説明では、擬似金銀色を例に説明したが、プロセスカラーの特色オブジェクトにクリア色の特色オブジェクトを積層して形成される特色オブジェクトであれば、どのような特色でもよく、上述と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態及び実施の形態の変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 CPU
2 VRAM
3 RAM
4 HDD
5 入出力インタフェース
6 表示部
7 入力デバイス
8 表示処理プログラム
9 ビューア
10 コンテナ
11 入力処理部
12 記憶制御部
13 表示制御部
14 表示色設定部
15 特色オブジェクト作成部
16 特色オブジェクト名管理部
200 ポスター
210 文字領域
220 縁部
特開2013-246332号公報

Claims (6)

  1. 第1特色単体の第1特色オブジェクトの作成、及び、プロセスカラーのオブジェクトに前記第1特色オブジェクトを積層して形成される第2特色オブジェクトを作成する作成部と、
    少なくとも表示時における、前記第1特色単体の前記第1特色オブジェクトに施す表示色として前記第1特色単体で視認可能な第1の表示色を設定し、前記第2特色オブジェクトに積層する前記第1特色オブジェクトに施す表示色として、前記第1の表示色及び前記プロセスカラーでの表示とは異なり、前記第1特色と前記プロセスカラーとで彩色される色である第2特色が前記第2特色オブジェクトの色として視認可能な第2の表示色を設定する設定部と、
    前記第1特色オブジェクト、及び、前記第2特色オブジェクトを、それぞれ前記第1の表示色、及び、前記第2の表示色を関連付けた異なる特色名で管理する管理部とを有し、
    前記管理部は、印刷時又は保存時において、それぞれ異なる特色名とした、前記第1特色オブジェクト及び前記第2特色オブジェクトの各特色名を、印刷又は保存で取り扱い可能な一つの特色名に変更し、印刷又は保存完了後に、変更した特色名を、再度、異なる特色名に変更する
    ことを特徴とする表示処理装置。
  2. 前記設定部は、前記第1の表示色及び前記第2の表示色を、プロセスカラーの混合割合で設定すること
    を特徴とする請求項1に記載の表示処理装置。
  3. 前記第2特色オブジェクトの前記第2特色は、擬似金色又は擬似銀色であること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示処理装置。
  4. 前記第1特色オブジェクトの前記第1特色は、クリアであること
    を特徴とする請求項1から請求項のうち、いずれか一項に記載の表示処理装置。
  5. 作成部が、第1特色単体の第1特色オブジェクトの作成、及び、プロセスカラーのオブジェクトに前記第1特色オブジェクトを積層して形成される第2特色オブジェクトを作成する作成ステップと、
    設定部が、少なくとも表示時における、前記第1特色単体の前記第1特色オブジェクトに施す表示色として前記第1特色単体で視認可能な第1の表示色を設定し、前記第2特色オブジェクトに積層する前記第1特色オブジェクトに施す表示色として、前記第1の表示色及び前記プロセスカラーでの表示とは異なり、前記第1特色と前記プロセスカラーとで彩色される色である第2特色が前記第2特色オブジェクトの色として視認可能な第2の表示色を設定する設定ステップと、
    管理部が、前記第1特色オブジェクト、及び、前記第2特色オブジェクトを、それぞれ前記第1の表示色、及び、前記第2の表示色を関連付けた異なる特色名で管理する管理ステップと、
    を有し、
    前記管理部は、印刷時又は保存時において、それぞれ異なる特色名とした、前記第1特色オブジェクト及び前記第2特色オブジェクトの各特色名を、印刷又は保存で取り扱い可能な一つの特色名に変更し、印刷又は保存完了後に、変更した特色名を、再度、異なる特色名に変更する
    表示処理方法。
  6. コンピュータを、
    第1特色単体の第1特色オブジェクトの作成、及び、プロセスカラーのオブジェクトに前記第1特色オブジェクトを積層して形成される第2特色オブジェクトを作成する作成部と、
    少なくとも表示時における、前記第1特色単体の前記第1特色オブジェクトに施す表示色として前記第1特色単体で視認可能な第1の表示色を設定し、前記第2特色オブジェクトに積層する前記第1特色オブジェクトに施す表示色として、前記第1の表示色及び前記プロセスカラーでの表示とは異なり、前記第1特色と前記プロセスカラーとで彩色される色である第2特色が前記第2特色オブジェクトの色として視認可能な第2の表示色を設定する設定部と
    前記第1特色オブジェクト、及び、前記第2特色オブジェクトを、それぞれ前記第1の表示色、及び、前記第2の表示色を関連付けた異なる特色名で管理する管理部として機能させ、
    さらに、印刷時又は保存時において、それぞれ異なる特色名とした、前記第1特色オブジェクト及び前記第2特色オブジェクトの各特色名を、印刷又は保存で取り扱い可能な一つの特色名に変更し、印刷又は保存完了後に、変更した特色名を、再度、異なる特色名に変更するように機能させること、
    を特徴とする表示処理プログラム。
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