JP7363069B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

情報処理装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7363069B2
JP7363069B2 JP2019053817A JP2019053817A JP7363069B2 JP 7363069 B2 JP7363069 B2 JP 7363069B2 JP 2019053817 A JP2019053817 A JP 2019053817A JP 2019053817 A JP2019053817 A JP 2019053817A JP 7363069 B2 JP7363069 B2 JP 7363069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toolbox
display
tools
information processing
tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019053817A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020154872A (ja
Inventor
大樹 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2019053817A priority Critical patent/JP7363069B2/ja
Priority to US16/554,585 priority patent/US11373032B2/en
Publication of JP2020154872A publication Critical patent/JP2020154872A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7363069B2 publication Critical patent/JP7363069B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/166Editing, e.g. inserting or deleting
    • G06F40/169Annotation, e.g. comment data or footnotes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0481Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0481Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
    • G06F3/0482Interaction with lists of selectable items, e.g. menus
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0484Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] for the control of specific functions or operations, e.g. selecting or manipulating an object, an image or a displayed text element, setting a parameter value or selecting a range
    • G06F3/04842Selection of displayed objects or displayed text elements
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0484Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] for the control of specific functions or operations, e.g. selecting or manipulating an object, an image or a displayed text element, setting a parameter value or selecting a range
    • G06F3/04847Interaction techniques to control parameter settings, e.g. interaction with sliders or dials
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/103Formatting, i.e. changing of presentation of documents
    • G06F40/117Tagging; Marking up; Designating a block; Setting of attributes

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
例えば、特許文献1には、複数のオブジェクトから構成される図形、記号、キャラクタ等をディスプレイ上で作成、編集するための図形編集装置が記載されている。この図形編集装置は、画面の所定領域に、所定の方向に沿って図形編集装置の機能に関連する複数のアイコンを表示するアイコン表示手段と、複数のアイコンのいずれかをポインタにより指示してクリックするための操作部材と、を有する。また、この図形編集装置は、複数のアイコンのいずれかがクリックされると、クリックされたアイコンに対応した機能もしくは属性を表示する属性ウィンドウを、所定方向に沿ってかつクリックされたアイコンに隣接して表示させるウィンドウ表示手段と、アイコンおよび属性ウィンドウが重ならないように全てのアイコンおよび属性ウィンドウの配置を所定方向に沿って変更するようにアイコン表示手段およびウィンドウ表示手段を制御する表示位置制御手段と、を有する。また、この図形編集装置は、表示位置制御手段により表示位置が変更された場合に全てのアイコンおよび全ての属性ウィンドウが所定領域内に欠けることなく表示されているか否かを判定する判定手段を有する。また、この図形編集装置は、判定手段が、全てのアイコンおよび全ての属性ウィンドウが所定領域内に欠けることなく表示されないと判定した場合に、クリックされたアイコン以外のアイコンに対応していてかつ開かれている属性ウィンドウのうち少なくとも一つを閉じるようにウィンドウ表示手段を制御する表示範囲調整手段を有する。
また、特許文献2には、ディスプレイ、マウス、キーボード等の入出力装置と、グラフィック・ユーザ・インターフェースとを備えたソフトウェアにおいて、メニューを階層化した機能を視覚化したボタンを並べたツールバーを画面表示して使用する、ツールバーの表示システムが記載されている。この表示システムは、マウスの押下と位置とを検出するツールバー表示手段と、ボタンをスクロールさせることができ、ツールバーに表示しようとしている全てのボタンを表示可能にするボタン表示位置変更手段と、を有する。また、この表示システムは、ボタンのサイズを変更することができるボタン表示サイズ変更手段と、ツールバーをウィンドウの隅に移動させることができるバー表示位置変更手段と、を有し、ツールバー等の補助情報の領域を減らし、編集等を行う作業領域を広くする。
また、特許文献3には、ツールバーを表示するユーザインターフェースが記載されている。このユーザインターフェースは、キャンバスと、キャンバスとの対話に応答して動的な予測されるコマンドが表面化される、キャンバスの指定された領域、ツールバーの指定された領域、サイドバーもしくはタスクペインの指定された領域などの識別可能領域と、を備える。
特開平10-11040号公報 特開平10-91384号公報 特表2016-503218号公報
ところで、各種のツールが登録されたツールバーとは別に、ツールバーの中から比較的利用頻度の高い複数のツールを選択的に登録したツールボックスを、表示領域内でユーザが指定した位置に表示させる技術がある。このツールボックスは、同一の操作によって表示され、かつ、同一の内容を有している。しかし、ツールボックスを表示させたい位置によって、ユーザが利用したいツールが異なることがある。このため、ツールボックスが表示される位置に応じた内容を有するツールボックスを表示させることが望まれている。
本発明は、同一の操作で表示されるツールボックスを表示させる場合に、ツールボックスを表示させる、表示領域の位置に応じてツールボックスの内容を変化させることができる情報処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1態様に係る情報処理装置は、編集対象データを含む表示領域を表示する制御を行う第1表示制御部と、前記表示領域に対してユーザが指定した位置を検出する検出部と、複数個のツールが登録されたツールボックスを、同一の操作で表示する制御を行う第2表示制御部と、前記ツールボックスを表示する場合に、前記検出部により検出された位置に応じて、前記ツールボックスの内容を異ならせて表示する制御を行う第3表示制御部と、を備えている。
また、第2態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記表示領域が、前記編集対象データ及び前記編集対象データの背景のみを含み、前記第3表示制御部が、前記位置が前記編集対象データの領域である場合と、前記位置が前記背景の領域である場合とで、前記ツールボックスの内容を異ならせて表示する制御を行う。
また、第3態様に係る情報処理装置は、第2態様に係る情報処理装置において、前記第3表示制御部が、前記位置が前記編集対象データの領域である場合に、前記編集対象データの編集に用いるツールボックスを表示し、前記位置が前記背景の領域である場合に、前記編集対象データの編集以外に用いるツールボックスを表示する制御を行う。
また、第4態様に係る情報処理装置は、第3態様に係る情報処理装置において、前記編集対象データの編集以外に用いるツールボックスが、前記編集対象データの出力形態に関するツールを含んでいる。
また、第5態様に係る情報処理装置は、第1態様~第4態様のいずれか1の態様に係る情報処理装置において、前記編集対象データが、上下及び左右に設けられた端部領域を有し、前記第3表示制御部が、前記位置が前記上下の端部領域である場合と、前記位置が前記左右の端部領域である場合とで、前記ツールボックスの内容を異ならせて表示する制御を行う。
また、第6態様に係る情報処理装置は、第5態様に係る情報処理装置において、前記第3表示制御部が、前記位置が前記上下の端部領域である場合に、前記上下の端部領域に対応付けられた第1アノテーションを付与するツールを含むツールボックスを表示し、前記位置が前記左右の端部領域である場合に、前記左右の端部領域に対応付けられた第2アノテーションを付与するツールを含むツールボックスを表示する制御を行う。
また、第7態様に係る情報処理装置は、第6態様に係る情報処理装置において、前記第1アノテーションが、前記編集対象データに付与可能な刻印とされ、前記第2アノテーションが、前記編集対象データに付与可能な目印とされている。
また、第8態様に係る情報処理装置は、第7態様に係る情報処理装置において、前記刻印が、承認印、日付印、及びスタンプの少なくとも1つを含み、前記目印が、コメントを入力可能な付箋を含んでいる。
また、第9態様に係る情報処理装置は、第1態様~第4態様のいずれか1の態様に係る情報処理装置において、前記編集対象データが、複数の文字列を含む文字列部分及び前記文字列部分以外の余白部分を含む本文領域を有し、前記第3表示制御部が、前記位置が前記文字列部分である場合と、前記位置が前記余白部分である場合とで、前記ツールボックスの内容を異ならせて表示する制御を行う。
また、第10態様に係る情報処理装置は、第9態様に係る情報処理装置において、前記第3表示制御部が、前記位置が前記余白部分である場合に、予め定められた図形及び画像の少なくとも一方を挿入するツールを含むツールボックスを表示する制御を行う。
また、第11態様に係る情報処理装置は、第1態様~第4態様のいずれか1の態様に係る情報処理装置において、前記検出部が、前記位置を検出する直前に前記ユーザが行った操作の内容を更に検出し、前記第3表示制御部が、前記位置及び前記直前の操作の内容に応じて、前記ツールボックスの内容を異ならせて表示する制御を行う。
また、第12態様に係る情報処理装置は、第11態様に係る情報処理装置において、前記編集対象データが、上下及び左右に設けられた端部領域を有し、前記位置が前記上下の端部領域であり、かつ、前記直前の操作の内容が大きさを指定する操作である場合に、前記第3表示制御部が、前記上下の端部領域に対応付けられたアノテーションを付与するツールを含むツールボックスを表示し、前記ツールが選択された場合に、前記アノテーションを前記大きさに合わせて表示する制御を更に行う。
また、第13態様に係る情報処理装置は、第12態様に係る情報処理装置において、前記アノテーションが、前記編集対象データに付与可能な刻印とされている。
更に、上記目的を達成するために、第14態様に係るプログラムは、コンピュータを、第1態様~第13態様のいずれか1の態様に係る情報処理装置が備える各部として機能させる。
第1態様及び第14態様によれば、同一の操作で表示されるツールボックスを表示させる場合に、ツールボックスを表示させる、表示領域の位置に応じてツールボックスの内容を変化させることができる、という効果を有する。
第2態様によれば、検出位置が編集対象データの領域と背景の領域とでツールボックスの内容を同一にする場合と比較して、編集対象データの操作を効率的に行うことができる、という効果を有する。
第3態様によれば、検出位置が編集対象データの領域である場合及び検出位置が背景の領域である場合の各々において、ユーザの意図に沿った操作を行うことができる、という効果を有する。
第4態様によれば、検出位置が背景の領域である場合に、ユーザの意図に沿った出力操作を行うことができる、という効果を有する。
第5態様によれば、検出位置が上下の端部領域と左右の端部領域とでツールボックスの内容を同一にする場合と比較して、編集対象データの操作を効率的に行うことができる、という効果を有する。
第6態様によれば、検出位置が上下の端部領域である場合及び検出位置が左右の端部領域である場合の各々において、ユーザの意図に沿ったアノテーションを付与することができる、という効果を有する。
第7態様によれば、検出位置が上下の端部領域である場合に、ユーザの意図に沿った刻印を付与し、検出位置が左右の端部領域である場合に、ユーザの意図に沿った目印を付与することができる、という効果を有する。
第8態様によれば、検出位置が上下の端部領域である場合に、ユーザの意図に沿った承認印、日付印、及びスタンプの少なくとも1つを付与し、検出位置が左右の端部領域である場合に、ユーザの意図に沿った付箋を付与することができる、という効果を有する。
第9態様によれば、検出位置が文字列部分と余白部分とでツールボックスの内容を同一にする場合と比較して、編集対象データの操作を効率的に行うことができる、という効果を有する。
第10態様によれば、検出位置が余白部分である場合に、ユーザの意図に沿った図形及び画像の少なくとも一方を挿入することができる、という効果を有する。
第11態様によれば、検出位置及び直前の操作内容に係わらずツールボックスの内容を同一にする場合と比較して、編集対象データの操作を効率的に行うことができる、という効果を有する。
第12態様によれば、検出位置が上下の端部領域であり、かつ、直前の操作内容が大きさを指定する操作である場合に、ユーザの意図に沿ったアノテーションを付与することができる、という効果を有する。
第13態様によれば、検出位置が上下の端部領域であり、かつ、直前の操作内容が大きさを指定する操作である場合に、ユーザの意図に沿った刻印を付与することができる、という効果を有する。
第1の実施形態に係る情報処理装置の電気的な構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る情報処理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係るアプリケーション画面の一例を示す正面図である。 第1の実施形態に係るデータ編集プログラムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るツールボックスを含むアプリケーション画面の一例を示す正面図である。 第1の実施形態に係る別のツールボックスを含むアプリケーション画面の一例を示す正面図である。 第1の実施形態に係る更に別のツールボックスを含むアプリケーション画面の一例を示す正面図である。 第1の実施形態に係る更に別のツールボックスを含むアプリケーション画面の一例を示す正面図である。 第1の実施形態に係る更に別のツールボックスを含むアプリケーション画面の一例を示す正面図である。 第2の実施形態に係る情報処理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るデータ編集プログラムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るツールボックスを含むアプリケーション画面の一例を示す正面図である。 第2の実施形態に係る別のツールボックスを含むアプリケーション画面の一例を示す正面図である。 第2の実施形態に係る更に別のツールボックスを含むアプリケーション画面の一例を示す正面図である。 第2の実施形態に係る更に別のツールボックスを含むアプリケーション画面の一例を示す正面図である。 第3の実施形態に係る情報処理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 第3の実施形態に係るデータ編集プログラムによる操作ログ分析処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る操作ログの一例を示す図である。 第3の実施形態に係るデータ編集プログラムによるツールボックス表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の一例について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る情報処理装置10Aの電気的な構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10Aは、制御部12と、記憶部14と、表示部16と、操作部18と、通信部20と、を備えている。
本実施形態に係る情報処理装置10Aには、例えば、パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)やサーバコンピュータ等の汎用的なコンピュータ装置が適用される。
制御部12は、CPU(Central Processing Unit)12A、ROM(Read Only Memory)12B、RAM(Random Access Memory)12C、及び入出力インターフェース(I/O)12Dを備えており、これら各部がバスを介して各々接続されている。
I/O12Dには、記憶部14と、表示部16と、操作部18と、通信部20と、を含む各機能部が接続されている。これらの各機能部は、I/O12Dを介して、CPU12Aと相互に通信可能とされる。
制御部12は、情報処理装置10Aの一部の動作を制御するサブ制御部として構成されてもよいし、情報処理装置10Aの全体の動作を制御するメイン制御部の一部として構成されてもよい。制御部12の各ブロックの一部又は全部には、例えば、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路又はIC(Integrated Circuit)チップセットが用いられる。上記各ブロックに個別の回路を用いてもよいし、一部又は全部を集積した回路を用いてもよい。上記各ブロック同士が一体として設けられてもよいし、一部のブロックが別に設けられてもよい。また、上記各ブロックのそれぞれにおいて、その一部が別に設けられてもよい。制御部12の集積化には、LSIに限らず、専用回路又は汎用プロセッサを用いてもよい。
記憶部14としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等が用いられる。記憶部14には、本実施形態に係るデータ編集プログラム14Aが記憶される。なお、このデータ編集プログラム14Aは、ROM12Bに記憶されていてもよい。このデータ編集プログラム14Aは、例えば、富士ゼロックス株式会社製のDocu Works(登録商標)等の文書管理ソフトウェアの一機能として実現される。
データ編集プログラム14Aは、例えば、情報処理装置10Aに予めインストールされていてもよい。データ編集プログラム14Aは、不揮発性の記憶媒体に記憶して、又はネットワークを介して配布して、情報処理装置10Aに適宜インストールすることで実現してもよい。なお、不揮発性の記憶媒体の例としては、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、光磁気ディスク、HDD、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、フラッシュメモリ、メモリカード等が想定される。
表示部16には、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等が用いられる。表示部16は、タッチパネルを一体的に有していてもよい。操作部18には、例えば、キーボードやマウス等の操作入力用のデバイスが設けられている。表示部16及び操作部18は、情報処理装置10Aのユーザから各種の指示を受け付ける。表示部16は、ユーザから受け付けた指示に応じて実行された処理の結果や、処理に対する通知等の各種の情報を表示する。
通信部20は、インターネットや、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等のネットワークに接続されており、画像形成装置や他のPC等との間でネットワークを介して通信が可能とされる。
ところで、上述したように、ツールボックスを表示させたい位置によって、ユーザが利用したいツールが異なることがある。このため、ツールボックスが表示される位置に応じた内容を有するツールボックスを表示させることが望まれている。
このため、本実施形態に係る情報処理装置10AのCPU12Aは、記憶部14に記憶されているデータ編集プログラム14AをRAM12Cに書き込んで実行することにより、図2に示す各部として機能する。
図2は、第1の実施形態に係る情報処理装置10Aの機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10AのCPU12Aは、検出部30、表示制御部32、及びツールボックス生成部34として機能する。なお、表示制御部32は、第1表示制御部、第2表示制御部、及び第3表示制御部の一例である。
本実施形態に係る表示制御部32は、一例として、後述の図3に示すように、編集対象データを含む表示領域を表示部16に表示する制御を行う。ここでいう編集対象データには、一例として、文書データ、画像データ、CAD(Computer Aided Design)データ等が適用されるが、本実施形態では、文書データを例示して説明する。
本実施形態に係る検出部30は、表示部16に表示された表示領域に対して、ユーザが指定した位置を検出する。具体的には、ユーザがマウス等の操作入力用のデバイスを用いてカーソルを移動させ、クリック操作を行った位置を検出する。
表示制御部32は、複数個のツールが登録されたツールボックスを同一の操作で表示部16に表示する制御を行う。ここでいう同一の操作とは、同じ操作を実行することを意味する。例えば、シングルクリックとダブルクリックとは同一の操作ではない。また、シングル右クリックとシングル左クリックとは同一の操作ではない。このツールボックスは、例えば、ユーザが常に同一の操作(例えば、シングル左クリック又はシングル右クリック)を実行することにより表示部16に表示される。
ここで、ツール、ツールバー、及びツールボックスの各々について定義する。ツールとは、上述の文書管理ソフトウェア等のアプリケーション・プログラムにおいて実行可能な個々の機能である。ツールバーとは、各種のツールを予め登録しておく帯状の領域であり、例えば、アプリケーション画面の上端部に常に表示されている。ツールボックスとは、ツールバーの中から比較的利用頻度の高い複数個のツールを選択的に登録したもので、ユーザによるクリック操作等に応じて都度表示される。ツールボックスには、一例として、ツールを示すアイコンが複数個配置されている。
表示制御部32は、ツールボックスを表示する場合に、検出部30により検出された位置に応じて、ツールボックスの内容を異ならせて表示部16に表示する制御を行う。なお、ツールボックスの内容が異なるとは、複数個のアイコンのうち少なくとも1つが異なっている場合と、複数個のアイコンの順番が異なっている場合とが含まれる。
本実施形態に係る記憶部14には、ツール一覧記憶部14Bと、お気に入り記憶部14Cと、が格納されている。
ツール一覧記憶部14Bには、ツールボックスに登録可能なツールの一覧が記憶されている。お気に入り記憶部14Cには、ツール一覧記憶部14Bに記憶されているツールのうちユーザの利用頻度が比較的高いツールがお気に入りとして記憶されている。
本実施形態に係るツールボックス生成部34は、検出部30により検出された位置に応じて、一例として、お気に入り記憶部14C又はツール一覧記憶部14Bから、ツールボックスに登録可能な複数個のツールを抽出し、ツールボックスを生成する。具体的に、お気に入り記憶部14C及びツール一覧記憶部14Bには、表示領域の位置とツールとを予め対応付けて格納しておき、検出位置に基づいて、お気に入り記憶部14C又はツール一覧記憶部14Bを参照することで、複数個のツールが抽出される。このとき、ツールには予め優先度を付与しておき、優先度が高い順に抽出されるようにしておく。なお、お気に入り記憶部14Cに記憶されているツールは比較的利用頻度が高いと考えられるため、お気に入り記憶部14Cに記憶されていないツールよりも優先度を高くし、抽出され易くすることが望ましい。
ツールボックス生成部34により生成されたツールボックスは、表示制御部32に送られ、表示制御部32は、受け付けたツールボックスを表示部16に表示する制御を行う。
次に、図3を参照して、上述のツールバー及び表示領域を含むアプリケーション画面について説明する。
図3は、本実施形態に係るアプリケーション画面60の一例を示す正面図である。
図3に示すアプリケーション画面60は、表示部16に表示される画面であり、ツールバー62及び表示領域Rを含んでいる。
ツールバー62は、表示領域Rの上側に設けられており、上述したように、各種のツールが予め登録された帯状の領域である。
表示領域Rは、編集対象データの一例である文書データD1(以下、単に文書D1という。)及び文書D1の背景を表す背景領域D2のみを含む領域である。
文書D1は、上下及び左右に設けられた端部領域を有している。すなわち、文書D1の上端から内側にXmm(例えば、X=30mm)の幅を定めた領域を上端部領域EUとする。同様に、文書D1の下端から内側にXmmの幅を定めた領域を下端部領域EBとし、文書D1の右端から内側にXmmの幅を定めた領域を右端部領域ERとし、文書D1の左端から内側にXmmの幅を定めた領域を左端部領域ELとする。
また、文書D1は、複数の文字列を含む文字列部分Tx及び文字列部分Tx以外の余白部分Mgを含む本文領域Tを有している。
例えば、表示制御部32は、検出部30により検出された位置(以下、検出位置ともいう。)が文書D1の領域である場合と、検出位置が背景領域D2である場合とで、ツールボックスの内容を異ならせて表示する制御を行う。具体的には、検出位置が文書D1の領域である場合に、文書D1の編集に用いるツールボックスを表示し、検出位置が背景領域D2である場合に、文書D1の編集以外に用いるツールボックスを表示する制御を行う。なお、文書D1の編集以外に用いるツールボックスには、一例として、出力形態に関するツールや、ページ送りのツールが含まれる。これらのツールボックスの具体例な表示形態については後述する。
また、表示制御部32は、検出位置が上端部領域EU又は下端部領域EBである場合と、検出位置が左端部領域EL又は右端部領域ERである場合とで、ツールボックスの内容を異ならせて表示する制御を行ってもよい。具体的には、検出位置が上端部領域EU又は下端部領域EBである場合に、上端部領域EU又は下端部領域EBに対応付けられた第1アノテーションを付与するツールを含むツールボックスを表示する制御を行う。一方、検出位置が左端部領域EL又は右端部領域ERである場合に、左端部領域EL又は右端部領域ERに対応付けられた第2アノテーションを付与するツールを含むツールボックスを表示する制御を行う。これらの第1アノテーション、第2アノテーション、及びツールボックスの具体的な表示形態については後述する。
また、表示制御部32は、検出位置が文字列部分Txである場合と、検出位置が余白部分Mgである場合とで、ツールボックスの内容を異ならせて表示する制御を行ってもよい。具体的には、検出位置が文字列部分Txである場合に、文字列を強調するツールを含むツールボックスを表示し、検出位置が余白部分Mgである場合に、予め定められた図形及び画像の少なくとも一方を挿入するツールを含むツールボックスを表示する制御を行う。これらのツールボックスの具体的な表示形態については後述する。
次に、図4を参照して、第1の実施形態に係る情報処理装置10Aの作用を説明する。なお、図4は、第1の実施形態に係るデータ編集プログラム14Aの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
なお、情報処理装置10Aの表示部16には、ユーザによる所定の操作に従って、一例として、上述の図3に示すアプリケーション画面60が表示されている。
図4のステップ100では、検出部30が、上述の図3に示すアプリケーション画面60における表示領域Rの指定された位置を検出する。具体的には、上述したように、ユーザがマウス等の操作入力用のデバイスを用いてカーソルを移動させ、クリック操作を行った位置を検出する。
ステップ102では、ツールボックス生成部34が、ステップ100で検出した位置が背景領域D2であるか否かを判定する。検出位置が背景領域D2であると判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ104に移行し、検出位置が背景領域D2ではないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ106に移行する。
ステップ104では、ツールボックス生成部34が、一例として、お気に入り記憶部14C又はツール一覧記憶部14Bから、文書D1の編集以外のツールの一例として、文書D1の出力形態に関するツールを抽出する。この出力形態に関するツールには、例えば、保存、印刷、及びメール添付の少なくとも1つが含まれる。なお、文書D1の編集以外のツールとして、ページ送りのツールを抽出してもよい。
一方、ステップ106では、ツールボックス生成部34が、ステップ100で検出した位置が上端部領域EU又は下端部領域EBであるか否かを判定する。検出位置が上端部領域EU又は下端部領域EBであると判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ108に移行し、検出位置が上端部領域EU又は下端部領域EBではないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ110に移行する。
ステップ108では、ツールボックス生成部34が、一例として、お気に入り記憶部14C又はツール一覧記憶部14Bから、文書D1に刻印を付与するツールを抽出する。この刻印は、第1アノテーションの一例であり、この刻印には、例えば、承認印、日付印(デート印)、及びスタンプの少なくとも1つが含まれる。
一方、ステップ110では、ツールボックス生成部34が、ステップ100で検出した位置が左端部領域EL又は右端部領域ERであるか否かを判定する。検出位置が左端部領域EL又は右端部領域ERであると判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ112に移行し、検出位置が左端部領域EL又は右端部領域ERではないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ114に移行する。
ステップ112では、ツールボックス生成部34が、一例として、お気に入り記憶部14C又はツール一覧記憶部14Bから、文書D1に目印を付与するツールを抽出する。この目印は、第2アノテーションの一例であり、この目印には、例えば、コメントを入力可能な付箋が含まれる。
一方、ステップ114では、ツールボックス生成部34が、ステップ100で検出した位置が文字列部分Txであるか否かを判定する。具体的には、検出位置が文字列部分Txに含まれるいずれかの文字列の位置であるか否かを判定する。検出位置が文字列部分Txであると判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ116に移行し、検出位置が文字列部分Txではないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ118に移行する。
ステップ116では、ツールボックス生成部34が、一例として、お気に入り記憶部14C又はツール一覧記憶部14Bから、文字列を強調するツールを抽出する。この文字列を強調するツールには、例えば、マーカや、下線、太字、斜体、網掛け、囲み線等が含まれる。
一方、ステップ118では、ツールボックス生成部34が、ステップ100で検出した位置が余白部分Mgであるか否かを判定する。検出位置が余白部分Mgであると判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ120に移行し、検出位置が余白部分Mgではないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ100に戻り処理を繰り返す。
ステップ120では、ツールボックス生成部34が、一例として、お気に入り記憶部14C又はツール一覧記憶部14Bから、文字列部分Txの全体を強調する図形(例えば、文字列全体を囲む丸の枠や矩形の枠等。)を挿入するツールを抽出する。なお、この場合のツールは、文字列部分Txの全体を強調する画像を挿入するツールであってもよい。
次に、ステップ122では、ツールボックス生成部34が、ステップ104、108、112、116、120の各ステップで抽出したツールを用いて、各ステップに対応したツールボックスを生成する。
ステップ124では、表示制御部32が、ステップ122で生成した各ステップに対応したツールボックスを表示部16に表示する制御を行い、本データ編集プログラム14Aによる一連の処理を終了する。
次に、図5~図9を参照して、検出位置に応じて異なる内容で表示されるツールボックスの具体的な表示形態について説明する。
図5は、第1の実施形態に係るツールボックス64を含むアプリケーション画面60の一例を示す正面図である。
なお、本実施形態に係るアプリケーション画面60は、上述の図3に示す例と同様に、ツールバー62及び表示領域Rを含んでいる。
図5に示すアプリケーション画面60には、検出位置が上端部領域EUである場合に表示されるツールボックス64が表示されている。
すなわち、上端部領域EUでクリック操作が行われた場合、文書D1の上部において比較的利用頻度が高い複数個のツールを含むツールボックス64が表示される。図5に示すツールボックス64には、複数個のツールとして、例えば、ヘッダ編集A1、日付印A2、及びスタンプA3が含まれる。日付印A2及びスタンプA3は、第1アノテーションの一例である。なお、ツールボックス64に登録される複数個のツールは、刻印を付与するツールが含まれていればよく、日付印やスタンプに限定されるものではなく、承認印等であってもよい。
ユーザがツールボックス64に含まれる複数個のツールの中から所望のツールを選択すると、選択したツールが実行される。例えば、日付印A2が選択された場合、文書D1の上端部領域EUに日付印が付与されて表示される。
なお、ツールボックス64に登録されるツールの個数や内容はこれに限定されるものではなく、ユーザの好みに応じて適宜変更することが可能とされる。また、本実施形態では、アイコンを用いてツールを表しているが、文字列を用いてツールを表してもよい。
また、ツールボックス64の内容は、上端部領域EUと下端部領域EBとで異なる内容にしてもよい。下端部領域EBでクリック操作が行われた場合、文書D1の下部において比較的利用頻度が高い複数個のツールを含むツールボックス64が表示される。この場合、ツールボックス64には、複数個のツールとして、例えば、フッタ編集や、ページ番号、スタンプ等が含まれる。
図6は、第1の実施形態に係る別のツールボックス66を含むアプリケーション画面60の一例を示す正面図である。
図6に示すアプリケーション画面60には、検出位置が右端部領域ERである場合に表示されるツールボックス66が表示されている。
すなわち、右端部領域ERでクリック操作が行われた場合、文書D1の右側部において比較的利用頻度が高い複数個のツールを含むツールボックス66が表示される。図6に示すツールボックス66には、複数個のツールとして、例えば、複数種類の付箋A4~A6(例えば、付箋A4は青付箋、付箋A5は緑付箋、付箋A6は付箋。)が含まれる。これらの付箋A4~A6は、コメントを入力する機能を備えている。これらの付箋A4~A6は、第2アノテーションの一例である。なお、ツールボックス66に登録される複数個のツールは、目印を付与するツールが含まれていればよく、付箋に限定されるものではない。
ユーザがツールボックス66に含まれる複数個のツールの中から所望のツールを選択すると、選択したツールが実行される。例えば、付箋A5が選択された場合、文書D1の右端部領域ERに緑付箋が付与されて表示される。
なお、上端部領域EUと下端部領域EBの場合と同様に、右端部領域ERと左端部領域ELとでツールボックス66の内容を異ならせてもよいが、文書D1の右側部と左側部とで利用されるツールは略同様と考えられる。このため、本実施形態では、左端部領域ELでクリック操作が行われた場合、右端部領域ERと同一の内容のツールボックス66が表示される。
図7は、第1の実施形態に係る更に別のツールボックス68を含むアプリケーション画面60の一例を示す正面図である。
図7に示すアプリケーション画面60には、検出位置が文字列部分Txである場合に表示されるツールボックス68が表示されている。
すなわち、文字列部分Txに含まれる1つの文字列の位置でクリック操作が行われた場合、文字列において比較的利用頻度が高い複数個のツールを含むツールボックス68が表示される。図7に示すツールボックス68には、複数個のツールとして、例えば、複数色のマーカA7~A9(例えば、マーカA7は赤色、マーカA8は緑色、マーカA9は黄色。)が含まれる。なお、ツールボックス68に登録される複数個のツールは、文字列を強調するツールであればよく、マーカに限定されるものではない。
ユーザがツールボックス68に含まれる複数個のツールの中から所望のツールを選択すると、選択したツールが実行される。例えば、マーカA8が選択された場合、指定の文字列に緑色のマーカが付与されて表示される。
図8は、第1の実施形態に係る更に別のツールボックス70を含むアプリケーション画面60の一例を示す正面図である。
図8に示すアプリケーション画面60には、検出位置が余白部分Mgである場合に表示されるツールボックス70が表示されている。
すなわち、余白部分Mgでクリック操作が行われた場合、余白部分Mgにおいて比較的利用頻度が高い複数個のツールを含むツールボックス70が表示される。図8に示すツールボックス70には、複数個のツールとして、例えば、複数種類の図形A10~A12(例えば、図形A10は矩形、図形A11は丸形、図形A12はギザギザ形。)が含まれる。なお、ツールボックス70に登録される複数個のツールは、文字列全体を強調するツールであればよく、図形に限定されるものではなく、画像等であってもよい。
ユーザがツールボックス70に含まれる複数個のツールの中から所望のツールを選択すると、選択したツールが実行される。例えば、図形A10が選択された場合、文書D1の文字列全体が矩形の枠で囲まれて表示される。
図9は、第1の実施形態に係る更に別のツールボックス72を含むアプリケーション画面60の一例を示す正面図である。
図9に示すアプリケーション画面60には、検出位置が背景領域D2である場合に表示されるツールボックス72が表示されている。
すなわち、背景領域D2でクリック操作が行われた場合、文書D1の編集以外で比較的利用頻度が高い複数個のツールを含むツールボックス72が表示される。図9に示すツールボックス72には、複数個のツールとして、例えば、出力形態に関する保存A13、印刷A14、及びメール添付A15が含まれる。なお、ツールボックス72に登録される複数個のツールは、編集以外に用いられるツールであればよく、出力形態に限定されるものではなく、ページ送り等であってもよい。
ユーザがツールボックス72に含まれる複数個のツールの中から所望のツールを選択すると、選択したツールが実行される。例えば、印刷A14が選択された場合、文書D1の印刷が実行される。
このように本実施形態によれば、同一の操作で表示されるツールボックスを表示させる場合に、ツールボックスを表示させる、表示領域の位置を検出し、検出した位置に応じてツールボックスの内容を変化させる。これにより、表示領域の位置に係わらずツールボックスの内容を同一にする場合と比較して、文書の編集操作が効率化される。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、ツールボックスを表示させる、表示領域の位置を考慮して、ツールボックスの内容を変化させる形態について説明した。本実施形態では、ツールボックスを表示させる、表示領域の位置に加え、位置を検出する直前にユーザが行った操作の内容も考慮して、ツールボックスの内容を変化させる形態について説明する。
図10は、第2の実施形態に係る情報処理装置10Bの機能的な構成の一例を示すブロック図である。
なお、上記第1の実施形態に係る情報処理装置10Aと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、ここでの繰り返しの説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10BのCPU12Aは、検出部36、表示制御部38、及びツールボックス生成部40として機能する。なお、表示制御部38は、第1表示制御部、第2表示制御部、及び第3表示制御部の一例である。また、記憶部14には、ツール一覧記憶部14Bと、お気に入り記憶部14Cと、操作内容記憶部14Dと、が格納されている。
本実施形態に係る検出部36は、表示領域Rに対してユーザがクリック操作で指定した位置を検出することに加え、当該位置を検出する直前にユーザが行った操作内容を検出する。
本実施形態に係る表示制御部38は、検出位置及び直前の操作内容に応じて、ツールボックスの内容を異ならせて表示する制御を行う。
ここで、検出部36は、ユーザが文書D1に対して行った操作内容を時系列で検出し、検出した操作内容を操作内容記憶部14Dに記憶する。本実施形態に係るツールボックス生成部40は、ユーザのクリック操作によりツールボックスを起動する際に、検出部36から検出位置を取得すると共に、操作内容記憶部14Dから起動直前の操作内容を取得する。ツールボックス生成部40は、取得した検出位置及び直前の操作内容に応じて、一例として、お気に入り記憶部14C又はツール一覧記憶部14Bから、ツールボックスに登録可能な複数個のツールを抽出し、ツールボックスを生成する。具体的に、お気に入り記憶部14C及びツール一覧記憶部14Bには、表示領域の位置と、ユーザの操作内容と、ツールとを予め対応付けて格納しておき、検出位置及び直前の操作内容に基づいて、お気に入り記憶部14C又はツール一覧記憶部14Bを参照することで、複数個のツールが抽出される。
ツールボックス生成部40により生成されたツールボックスは、表示制御部38に送られ、表示制御部38は、受け付けたツールボックスを表示部16に表示する制御を行う。
上記の直前の操作内容には、一例として、文字列を選択する操作や、大きさを指定するドラッグ操作等が含まれる。例えば、検出位置が上端部領域EU又は下端部領域EB(図3参照)であり、かつ、直前の操作内容が大きさを指定する操作である場合に、表示制御部38は、上端部領域EU又は下端部領域EBに対応付けられたアノテーションを付与するツールを含むツールボックスを表示する。そして、ツールボックスのツールが選択された場合に、アノテーションを大きさに合わせて表示する制御を更に行う。ここでいうアノテーションとは、例えば、承認印、日付印、スタンプ等の刻印である。
次に、図11を参照して、第2の実施形態に係る情報処理装置10Bの作用を説明する。なお、図11は、第2の実施形態に係るデータ編集プログラム14Aの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
なお、情報処理装置10Bの表示部16には、ユーザによる所定の操作に従って、一例として、上述の図3に示すアプリケーション画面60が表示されている。また、検出部36は、ユーザが文書D1に対して行った操作内容を時系列で検出し、検出した操作内容を操作内容記憶部14Dに記憶している。
図11のステップ130では、検出部36が、上述の図3に示すアプリケーション画面60における表示領域Rの指定された位置を検出する。具体的には、上述したように、ユーザがマウス等の操作入力用のデバイスを用いてカーソルを移動させ、クリック操作を行った位置を検出する。
ステップ132では、ツールボックス生成部40が、ステップ130で位置を検出する直前にユーザが行った操作内容を操作内容記憶部14Dから取得する。なお、直前の操作内容が取得されない場合、上述の図4に示すステップ102~ステップ124の各ステップが実行される。
ステップ134では、ツールボックス生成部40が、ステップ130で検出した位置及びステップ132で取得した直前の操作内容が「文字列選択後に位置指定」であるか否かを判定する。検出位置及び直前の操作内容が「文字列選択後に位置指定」であると判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ136に移行し、検出位置及び直前の操作内容が「文字列選択後に位置指定」ではないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ138に移行する。
ステップ136では、ツールボックス生成部40が、一例として、お気に入り記憶部14C又はツール一覧記憶部14Bから、文字列操作に関するツールを抽出する。この文字列操作に関するツールには、例えば、コピー(複写)、太字、下線等が含まれる。
一方、ステップ138では、ツールボックス生成部40が、ステップ130で検出した位置及びステップ132で取得した直前の操作内容が「上下端部領域で大きさ指定後に位置指定」であるか否かを判定する。検出位置及び直前の操作内容が「上下端部領域で大きさ指定後に位置指定」であると判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ140に移行し、検出位置及び直前の操作内容が「上下端部領域で大きさ指定後に位置指定」ではないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ142に移行する。
ステップ140では、ツールボックス生成部40が、一例として、お気に入り記憶部14C又はツール一覧記憶部14Bから、文書D1に刻印を付与するツールを抽出する。この刻印は、アノテーションの一例であり、この刻印には、例えば、承認印、日付印、及びスタンプの少なくとも1つが含まれる。
一方、ステップ142では、ツールボックス生成部40が、ステップ130で検出した位置及びステップ132で取得した直前の操作内容が「文字列部分で大きさ指定後に位置指定」であるか否かを判定する。検出位置及び直前の操作内容が「文字列部分で大きさ指定後に位置指定」であると判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ144に移行し、検出位置及び直前の操作内容が「文字列部分で大きさ指定後に位置指定」ではないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ130に戻り処理を繰り返す。
ステップ144では、ツールボックス生成部40が、一例として、お気に入り記憶部14C又はツール一覧記憶部14Bから、文字列部分を強調する図形を挿入するツールを抽出する。この図形は、アノテーションの一例であり、この図形には、例えば、矩形、丸形、雲形等が含まれる。
次に、ステップ146では、ツールボックス生成部40が、ステップ136、140、144の各ステップで抽出したツールを用いて、各ステップに対応したツールボックスを生成する。
ステップ148では、表示制御部38が、ステップ146で生成した各ステップに対応したツールボックスを表示部16に表示する制御を行う。
ステップ150では、表示制御部38が、ステップ148で表示したツールボックスのツールが選択されたか否かを判定する。ツールが選択されたと判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ152に移行し、ツールが選択されていないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ150で待機となる。
ステップ152では、表示制御部38が、ステップ132で取得した直前の操作内容でサイズ(大きさ)の指定が有ったか否かを判定する。サイズ指定が有ったと判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ154に移行し、サイズ指定がなかったと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ156に移行する。つまり、ステップ148において、ステップ140又はステップ144で抽出されたツールを含むツールボックスが表示された場合、ステップ154に移行し、ステップ136で抽出されたツールを含むツールボックスが表示された場合、ステップ156に移行する。
ステップ154では、表示制御部38が、選択ツールのアノテーションを指定サイズに合わせて表示する制御を行い、本データ編集プログラム14Aによる一連の処理を終了する。
一方、ステップ156では、表示制御部38が、選択ツールを実行して、本データ編集プログラム14Aによる一連の処理を終了する。
次に、図12~図15を参照して、検出位置及び直前の操作内容に応じて異なる内容で表示されるツールボックスの具体的な表示形態について説明する。
図12は、第2の実施形態に係るツールボックス74を含むアプリケーション画面61の一例を示す正面図である。
なお、本実施形態に係るアプリケーション画面61は、ツールバー63及び表示領域Rを含んでいる。
図12に示すアプリケーション画面61には、検出位置及び直前の操作内容が、上述の「文字列選択後に位置指定」である場合に表示されるツールボックス74が表示されている。
すなわち、文字列部分Txに含まれる1つの文字列を選択してからクリック操作が行われた場合、文字列において比較的利用頻度が高い複数個のツールを含むツールボックス74が表示される。図12に示すツールボックス74には、複数個のツールとして、例えば、文字列操作に関するコピー(複写)B1、太字B2、及び下線B3が含まれる。なお、ツールボックス74に登録される複数個のツールは、文字列操作に関するツールが含まれていればよく、これらに限定されるものではない。
ユーザがツールボックス74に含まれる複数個のツールの中から所望のツールを選択すると、選択したツールが実行される。例えば、太字B2が選択された場合、文書D1の選択文字列が太字に変化して表示される。
図13は、第2の実施形態に係る別のツールボックス76を含むアプリケーション画面61の一例を示す正面図である。
図13に示すアプリケーション画面61には、検出位置及び直前の操作内容が、上述の「上下端部領域で大きさ指定後に位置指定」である場合に表示されるツールボックス76が表示されている。
すなわち、上端部領域EUでドラッグ操作を行って矩形領域K1を指定した後でクリック操作が行われた場合、上端部領域EUで比較的利用頻度が高い複数個のツールを含むツールボックス76が表示される。図13に示すツールボックス76には、複数個のツールとして、例えば、複数種類のスタンプB4~B6(例えば、スタンプB4は重要、スタンプB5は回覧、スタンプB6は承認。)が含まれる。なお、ツールボックス76に登録される複数個のツールは、刻印を付与するツールが含まれていればよく、これらのスタンプに限定されるものではない。
ユーザがツールボックス76に含まれる複数個のツールの中から所望のツールを選択すると、選択したツールが実行される。例えば、スタンプB5が選択された場合、回覧のスタンプが矩形領域K1の大きさに合わせて表示される。
図14は、第2の実施形態に係る更に別のツールボックス78を含むアプリケーション画面61の一例を示す正面図である。
図14に示すアプリケーション画面61には、検出位置及び直前の操作内容が、上述の「文字列部分で大きさ指定後に位置指定」である場合に表示されるツールボックス78が表示されている。
すなわち、文字列部分Txでドラッグ操作を行って矩形領域K2を指定した後でクリック操作が行われた場合、文字列部分Txで比較的利用頻度が高い複数個のツールを含むツールボックス78が表示される。図14に示すツールボックス78には、複数個のツールとして、例えば、複数種類の図形B7~B9(例えば、図形B7は矩形、図形B8は丸形、図形B9は雲形。)が含まれる。なお、ツールボックス78に登録される複数個のツールは、文字列を強調するツールが含まれていればよく、これらの図形に限定されるものではない。
ユーザがツールボックス78に含まれる複数個のツールの中から所望のツールを選択すると、選択したツールが実行される。例えば、図形B7が選択された場合、矩形の枠が矩形領域K2の大きさに合わせて表示される。
図15は、第2の実施形態に係る更に別のツールボックス80を含むアプリケーション画面61の一例を示す正面図である。
図15に示すアプリケーション画面61には、検出位置及び直前の操作内容が、「背景領域でのドラッグ操作後に位置指定」である場合に表示されるツールボックス80が表示されている。
すなわち、左右スクロールで、かつ、背景領域D2で左右方向にドラッグ操作が行われた場合、ページ送りに関する複数個のツールを含むツールボックス80が表示される。図15に示すツールボックス80には、複数個のツールとして、例えば、左右方向への複数種類のページ送りB10~B13が含まれる。ページ送りB10は先頭ページに送る、ページ送りB11は1ページ前に送る、ページ送りB12は1ページ後に送る、ページ送りB13は最終ページに送る、を表す。なお、ツールボックス80に登録される複数個のツールは、ページ送りに関するツールが含まれていればよく、これらのページ送りに限定されるものではない。例えば、上下スクロールで、かつ、背景領域D2で上下方向にドラッグ操作が行われた場合、上下方向への複数種類のページ送りのツール(例えば、↑|↓、+|-、等)を含むツールボックス80を表示させてもよい。
ユーザがツールボックス80に含まれる複数個のツールの中から所望のツールを選択すると、選択したツールが実行される。例えば、ページ送りB12が選択された場合、表示中のページが1ページ後のページに送られて表示される。
このように本実施形態によれば、同一の操作で表示されるツールボックスを表示させる場合に、ツールボックスを表示させる、表示領域の位置及び直前の操作内容を検出し、検出した位置及び直前の操作内容に応じてツールボックスの内容を変化させる。これにより、表示領域の位置や直前の操作内容に係わらずツールボックスの内容を同一にする場合と比較して、文書の編集操作が効率化される。
[第3の実施形態]
本実施形態では、ユーザがツールボックスを表示している間の操作ログを利用してツールボックスを生成する形態について説明する。
図16は、第3の実施形態に係る情報処理装置10Cの機能的な構成の一例を示すブロック図である。
なお、上記第1の実施形態に係る情報処理装置10Aと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、ここでの繰り返しの説明は省略する。
図16に示すように、本実施形態に係る情報処理装置10CのCPU12Aは、検出部42、表示制御部44、ツールボックス生成部46、操作ログ生成部48、操作ログ分析部50として機能する。なお、表示制御部44は、第1表示制御部、第2表示制御部、及び第3表示制御部の一例である。また、記憶部14には、ツール一覧記憶部14Bと、お気に入り記憶部14Cと、操作内容記憶部14Dと、が格納されている。
本実施形態に係る検出部42は、表示領域Rに対してユーザがクリック操作で指定した位置を検出し、更に、当該位置を検出する直前にユーザが行った操作内容を検出する。
本実施形態に係る操作ログ生成部48は、表示領域Rに対してユーザが操作している間の操作ログを生成する。この操作ログとは、一例として、後述の図18に示すように、ユーザがクリック操作した位置や、直前の操作内容、及び利用したツールが対応付けられたものである。なお、複数のユーザが同一の情報処理装置で文書D1を編集している場合には、ユーザ毎の操作ログを生成する。
本実施形態に係る操作ログ分析部50は、操作ログ生成部48により生成された操作ログに基づいて、ツールボックスに対するユーザの傾向を分析し、分析結果をツールボックス生成部46に送る。
本実施形態に係るツールボックス生成部46は、検出部42により位置が検出された場合に、操作ログ分析部50から受け付けた分析結果を用いて、一例として、お気に入り記憶部14C又はツール一覧記憶部14Bから、検出位置において利用頻度の比較的高いツールを抽出し、ツールボックスを生成する。
本実施形態に係る表示制御部44は、ツールボックス生成部46により生成されたツールボックスを表示部16に表示する制御を行う。
次に、図17~図19を参照して、第3の実施形態に係る情報処理装置10Cの作用を説明する。
図17は、第3の実施形態に係るデータ編集プログラム14Aによる操作ログ分析処理の流れの一例を示すフローチャートである。
なお、情報処理装置10Cの表示部16には、ユーザによる所定の操作に従って、一例として、上述の図3に示すアプリケーション画面60が表示されている。
図17のステップ160では、操作ログ生成部48が、上述の図3に示すアプリケーション画面60における表示領域Rに対するユーザの操作内容に基づいて、一例として、図18に示す操作ログを生成する。
図18は、第3の実施形態に係る操作ログの一例を示す図である。
図18に示す操作ログでは、操作1~操作7の各操作に対して、クリック位置(つまり、ユーザのクリック操作で指定された位置)、前動作(つまり、直前の操作内容)、及びユーザが使ったツールが対応付けられている。
操作1では、クリック位置が文書の「端部」、前動作が「なし」、ユーザが使ったツールがツールボックス以外の「デート印」として記憶されている。また、操作2では、クリック位置が文書の「端部」、前動作が「なし」、ユーザが使ったツールがツールボックスの中の「青付箋」として記憶されている。また、操作3では、クリック位置が文書の「文字列の上」、前動作が「文字列の選択」、ユーザが使ったツールがツールボックスの中の「マーカ」として記憶されている。また、操作4では、クリック位置が文書の「中央」、前動作が「ドラッグ」、ユーザが使ったツールがツールボックスの中の「丸」の図形として記憶されている。また、操作5では、クリック位置が文書の「端部」、前動作が「なし」、ユーザが使ったツールがツールボックスの中の「青付箋」として記憶されている。また、操作6では、クリック位置が文書の「端部」、前動作が「なし」、ユーザが使ったツールがツールボックス以外の「デート印」として記憶されている。また、操作7では、クリック位置が文書の「中央」、前動作が「ドラッグ」、ユーザが使ったツールがツールボックスの中の「四角」の図形として記憶されている。
図17に戻り、ステップ162では、操作ログ分析部50が、一例として、図18に示す操作ログを用いて、表示領域の指定位置と利用ツールとの関係を分析する。例えば、ユーザがお気に入り記憶部14Cに記憶しているツールを、「青付箋、デート印、マーカ」とする。一方、文書の端部でクリック操作したときにツールボックスに登録可能なツールを、「青付箋、緑付箋、付箋」とする。
図18に示す操作ログを見ると、操作1、操作2、操作5、及び操作6が端部でクリック操作したときの操作ログであることが分かるが、このとき、ツールボックスの中では、青付箋が1回、緑付箋が1回使われている。また、ツールボックス以外では、デート印が2回使われている。このデート印は、お気に入り記憶部14Cにも記憶されており、このユーザが比較的よく利用するツールであることが推測される。一方、上記ツールボックスに登録可能なツールである「青付箋、緑付箋、付箋」のうち、付箋は使われておらず、このユーザは付箋の利用頻度が比較的低いと推測される。
上記の場合、付箋とデート印を入れ替えて、上記ツールボックスに登録可能なツールを、「青付箋、緑付箋、デート印」に更新する。なお、更新の頻度は、操作ログが一定量以上蓄積されるか、あるいは、更新の間隔を指定する等により決定される。操作ログの分析は、アプリケーションの起動中に自動的に実行されるため、ユーザがツールボックスのメンテナンスを行う頻度が低減される。
ステップ164では、操作ログ分析部50が、分析結果の一例として、更新後の「青付箋、緑付箋、デート印」を記憶部14に記憶し、一連の処理を終了する。
図19は、第3の実施形態に係るデータ編集プログラム14Aによるツールボックス表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
なお、情報処理装置10Cの表示部16には、ユーザによる所定の操作に従って、一例として、上述の図3に示すアプリケーション画面60が表示されている。
図19のステップ170では、検出部42が、上述の図3に示すアプリケーション画面60における表示領域Rの指定された位置を検出する。具体的には、上述したように、ユーザがマウス等の操作入力用のデバイスを用いてカーソルを移動させ、クリック操作を行った位置を検出する。
ステップ172では、ツールボックス生成部46が、図17に示すステップ164で得られた分析結果を用いて、ステップ170で検出された位置で利用頻度の高いツールを抽出する。ここでは、一例として、上述の「青付箋、緑付箋、デート印」が抽出される。
ステップ174では、ツールボックス生成部46が、ステップ172で抽出したツールを含むツールボックスを生成する。
ステップ176では、表示制御部44が、ステップ174で生成したツールボックスを表示部16に表示する制御を行い、一連の処理を終了する。
このように本実施形態によれば、ユーザが利用するツールの傾向が、クリック操作の位置に対応付けて自動的に分析される。これにより、ユーザにとって適切なツールを含むツールボックスが表示され、ユーザがツールボックスのメンテナンスを行う頻度が低減される。
以上、実施形態に係る情報処理装置を例示して説明した。実施形態は、情報処理装置が備える各部の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムの形態としてもよい。実施形態は、これらのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体の形態としてもよい。
その他、上記実施形態で説明した情報処理装置の構成は、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更してもよい。
また、上記実施形態で説明したプログラムの処理の流れも、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
また、上記実施形態では、プログラムを実行することにより、実施形態に係る処理がコンピュータを利用してソフトウェア構成により実現される場合について説明したが、これに限らない。実施形態は、例えば、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成との組み合わせによって実現してもよい。
10A~10C情報処理装置
12 制御部
12A CPU
12B ROM
12C RAM
12D I/O
14 記憶部
14A データ編集プログラム
14B ツール一覧記憶部
14C お気に入り記憶部
14D 操作内容記憶部
16 表示部
18 操作部
20 通信部
30、36、42 検出部
32、38、44 表示制御部
34、40、46 ツールボックス生成部
48 操作ログ生成部
50 操作ログ分析部
60、61 アプリケーション画面
62、63 ツールバー
64~80 ツールボックス

Claims (6)

  1. 編集対象データを含む表示領域と、予め定めた複数のツールを固定位置に表示するツールバーを表示する制御を行う第1表示制御部と、
    前記表示領域に対してユーザが指定した位置を検出する検出部と、
    前記ツールバーから選択的に複数個のツールが登録されたツールボックスを、同一の操作に応じて都度表示する制御を行う第2表示制御部と、
    前記ツールボックスを表示する場合に、前記検出部により検出された位置に応じて、前記ツールボックスの内容を異ならせて表示する制御を行う第3表示制御部と、
    を備え
    前記検出部は、前記位置を検出する直前に前記ユーザが行った操作の内容を更に検出し、
    前記第3表示制御部は、前記位置及び前記直前の操作の内容に応じて、前記ツールボックスの内容を異ならせて表示する制御を行い、
    前記編集対象データは、上下及び左右に設けられた端部領域を有し、
    前記位置が前記上下の端部領域であり、かつ、前記直前の操作の内容が大きさを指定する操作である場合に、前記第3表示制御部は、
    前記上下の端部領域に対応付けられたアノテーションを付与するツールを含むツールボックスを表示し、
    前記ツールが選択された場合に、前記アノテーションを前記大きさに合わせて表示する制御を更に行う
    情報処理装置。
  2. 前記表示領域は、前記編集対象データ及び前記編集対象データの背景のみを含み、
    前記第3表示制御部は、前記位置が前記編集対象データの領域である場合と、前記位置が前記背景の領域である場合とで、前記ツールボックスの内容を異ならせて表示する制御を行う請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第3表示制御部は、
    前記位置が前記編集対象データの領域である場合に、前記編集対象データの編集に用いるツールボックスを表示し、
    前記位置が前記背景の領域である場合に、前記編集対象データの編集以外に用いるツールボックスを表示する制御を行う請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記編集対象データの編集以外に用いるツールボックスは、前記編集対象データの出力形態に関するツールを含む請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記アノテーションは、前記編集対象データに付与可能な刻印である請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、請求項1~のいずれか1項に記載の情報処理装置が備える各部として機能させるためのプログラム。
JP2019053817A 2019-03-20 2019-03-20 情報処理装置及びプログラム Active JP7363069B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019053817A JP7363069B2 (ja) 2019-03-20 2019-03-20 情報処理装置及びプログラム
US16/554,585 US11373032B2 (en) 2019-03-20 2019-08-28 Information processing apparatus and non-transitory computer readable medium related to tool box

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019053817A JP7363069B2 (ja) 2019-03-20 2019-03-20 情報処理装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020154872A JP2020154872A (ja) 2020-09-24
JP7363069B2 true JP7363069B2 (ja) 2023-10-18

Family

ID=72516015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019053817A Active JP7363069B2 (ja) 2019-03-20 2019-03-20 情報処理装置及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11373032B2 (ja)
JP (1) JP7363069B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005032021A (ja) 2003-07-07 2005-02-03 Rarugo:Kk 文書作成装置および文書作成処理のプログラム
JP2012507777A (ja) 2008-11-03 2012-03-29 クルシアルテック カンパニー リミテッド ポインティングデバイスを備えた端末装置および画面制御方法
JP2014044628A (ja) 2012-08-28 2014-03-13 Kyocera Corp 携帯端末、カーソル位置制御プログラムおよびカーソル位置制御方法
JP2014174611A (ja) 2013-03-06 2014-09-22 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2015014861A (ja) 2013-07-04 2015-01-22 ティアック株式会社 編集処理装置及び編集処理プログラム
JP2015518590A (ja) 2012-03-06 2015-07-02 アップル インコーポレイテッド ジャーナルを生成するためのアプリケーション
JP2016503218A (ja) 2013-01-11 2016-02-01 マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー 生産性アプリケーションのための予測コンテキストツールバー
WO2016194650A1 (ja) 2015-06-04 2016-12-08 株式会社リコー 情報処理装置、画像表示方法、プログラム

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3617198B2 (ja) 1996-06-20 2005-02-02 ブラザー工業株式会社 図形編集装置
JP3043632B2 (ja) 1996-09-19 2000-05-22 北海道日本電気ソフトウェア株式会社 ツールバーの表示システム
KR101899819B1 (ko) * 2012-08-03 2018-09-20 엘지전자 주식회사 이동 단말기 및 그 제어방법
KR102085225B1 (ko) * 2012-12-05 2020-03-05 삼성전자주식회사 사용자 단말 장치 및 그 제어 방법
US10108615B2 (en) * 2016-02-01 2018-10-23 Microsoft Technology Licensing, Llc. Comparing entered content or text to triggers, triggers linked to repeated content blocks found in a minimum number of historic documents, content blocks having a minimum size defined by a user

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005032021A (ja) 2003-07-07 2005-02-03 Rarugo:Kk 文書作成装置および文書作成処理のプログラム
JP2012507777A (ja) 2008-11-03 2012-03-29 クルシアルテック カンパニー リミテッド ポインティングデバイスを備えた端末装置および画面制御方法
JP2015518590A (ja) 2012-03-06 2015-07-02 アップル インコーポレイテッド ジャーナルを生成するためのアプリケーション
JP2014044628A (ja) 2012-08-28 2014-03-13 Kyocera Corp 携帯端末、カーソル位置制御プログラムおよびカーソル位置制御方法
JP2016503218A (ja) 2013-01-11 2016-02-01 マイクロソフト テクノロジー ライセンシング,エルエルシー 生産性アプリケーションのための予測コンテキストツールバー
JP2014174611A (ja) 2013-03-06 2014-09-22 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2015014861A (ja) 2013-07-04 2015-01-22 ティアック株式会社 編集処理装置及び編集処理プログラム
WO2016194650A1 (ja) 2015-06-04 2016-12-08 株式会社リコー 情報処理装置、画像表示方法、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20200302007A1 (en) 2020-09-24
JP2020154872A (ja) 2020-09-24
US11373032B2 (en) 2022-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7735008B2 (en) Adding and removing white space from a document
CA2773152C (en) A method for users to create and edit web page layouts
US8504915B2 (en) Optimizations for hybrid word processing and graphical content authoring
US20080018917A1 (en) Document editing systems and methods
US20200250373A1 (en) Information processing apparatus, control method, and storage medium
JP5780409B2 (ja) 表示制御装置及びプログラム
JP5634140B2 (ja) 情報処理装置、表示方法、およびプログラム
JP5338529B2 (ja) 情報処理装置、文書拡大表示方法、プログラム及び記録媒体
JP7363069B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
US11182543B2 (en) Method of computerized presentation of a legend of object symbols on a document
JP4747986B2 (ja) 画像処理装置およびプログラム
US7296240B1 (en) Document object membranes
JP6011686B2 (ja) 表示制御装置及びプログラム
JP7377046B2 (ja) 情報処理装置およびその制御方法
JP4062332B2 (ja) 罫線の処理方法およびその装置
JP6296127B2 (ja) 表示制御装置及びプログラム
Hart-Davis et al. Formatting Your Documents Swiftly and Easily
JP2007122487A (ja) 自動レイアウトシステム
JP2007094756A (ja) 情報処理装置、レイアウト処理方法、記憶媒体およびプログラム
US20130290835A1 (en) Method and Apparatus for the Selection and Reformat of Portions of a Document
JP2008010004A (ja) 罫線の処理方法およびその装置
JP2007011574A (ja) テンプレート作成方法、テンプレート作成装置、及びプログラム
JP2009080839A (ja) 文字列と罫線の混在処理方法およびその装置
JP2008251035A (ja) 罫線の処理方法およびその装置
JP2008077674A (ja) 罫線の処理方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7363069

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150