JP7359351B1 - 空気の流れ検知装置ならびにそれを用いた映像・音響システム - Google Patents
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Abstract
Description
したがって、この空気の流れ検知装置を使用すると、微かな空気の流れであっても確実にそれを電気的に検知し、検知装置の近くに居ない人にも報知することができ、また、電気信号を二次的に使用して映像装置や音響機器などを動作させる、といった利用方法を可能にする。
したがって、請求項3、請求項6および請求項8に係る各発明によると、微かな空気の流れでも電気的にかつ空気の流れを直接的に検知して動作し高い演出的な効果を生み出すことができる映像システムや音響システム、映像・音響システムを提供することができる。
空気の流れ検知装置は、建物内等における微かな空気の流れを検知するためのものであり、図1に概略構成を示すように、微かな空気の流れによっても揺れ動く布帛感知部材10を備えている。
図9に示すように、この映像・音響システムは、上記した空気の流れ検知装置の構成要素であるところの、薄布12に導電糸14を取り付けた布帛感知部材10、固定保持部材16、パソコン40およびマイコンボード42を備えているほか、パソコン40に接続された映像投影装置(プロジェクタ)44および音響装置(スピーカ)46を備えている。なお、図9および図10において、図1および図2で使用した符号と同一の符号を付した各部材は、図1および図2に関して説明した各部材と同一機能を有するものである。また、図9および図10には、プロジェクタ44およびスピーカ46をパソコン40に接続して構成された映像・音響システムを示しているが、プロジェクタ44のみをパソコン40に接続して構成された映像システムとすることができるし、スピーカ46のみをパソコン40に接続して構成された音響システムとすることもできる。
パラメータ=〔(Dmax-Dt)/(Dmax-Dmin)〕×255
の式によりパラメータが算出される。式中、Dtは、マイコンボード42からパソコン40に送信されるデジタル信号値である。ここで、電圧検出部30によって検出される抵抗器28にかかる電圧E2は、布帛感知部材10が静止して導電糸14の抵抗値R1が最も小さいときに最も大きくなり、布帛感知部材10が激しく揺れ動いて導電糸14の抵抗値R1が最も大きくなるときに最も小さくなる(図4および同図に関する上記説明を参照)ことを踏まえ、式中のDmaxは、布帛感知部材10が静止した状態においてデジタル信号値Dtが上回ることがない数値としてその値を設定し、Dminは、布帛感知部材10が激しく揺れ動いてもデジタル信号値Dtが下回ることがない数値としてその値を設定する。DmaxおよびDminは、Dmax≧Dt≧Dminとなるように、オペレータがそれらの値を適宜設定しておくようにする。
映像用パラメータ演算部において、パラメータ=Dtmax-Dtminの式によりパラメータを算出する。式中のDtmaxは、一定時間内にマイコンボード42からパソコン40に送信されるデジタル信号値の最大値であり、Dtminは、一定時間内にマイコンボード42からパソコン40に送信されるデジタル信号値の最小値である。そして、演算されたパラメータの値を、炎や桜の花びらのアニメーションのパラメータ(風速、落下早さ、ノイズ等)となるように適当な演算を行うようにする。映像信号作成部では、演算されたパラメータを用いて、記憶部から読み出されるアニメーションの映像データを加工し、例えば、空気の流れが大きくなるほど、したがって布帛感知部材10の揺らぎが激しくなるほど、炎が大きくなりその揺らぎも激しくなるような映像表現、また、舞い落ちる桜の花びらの枚数が多くなりその花びらが横方向に流されるような映像表現をするための映像信号を作成する。
12 薄布
14 導電糸
16 固定保持部材
20、40 パーソナルコンピュータ
22、42 マイコンボード
24 電源
26 電圧印加部
28 抵抗器
30 電圧検出部
44 映像投影装置(プロジェクタ)
46 音響装置(スピーカ)
48 A/D変換部
50 映像用パラメータ演算部
52 映像信号作成部
54 音響用パラメータ演算部
56 音響信号作成部
Claims (10)
- 建物内等における微かな空気の流れを検知する装置において、
経糸と緯糸とを組み合わせて織られた薄布の、その布平面内に導電糸を取り付けた布帛感知部材と、
この布帛感知部材の上辺部を保持して固定し布帛感知部材を吊下する固定保持部材と、
前記布帛感知部材の導電糸の両端に電気的に接続され導電糸を含む電子回路に一定の電圧を印加する電圧印加部と、
前記布帛感知部材が空気の流れに応じて揺れ動くときに導電糸における抵抗値の変化による電圧の変動を検出する電圧検出部と、
を備え、前記電圧検出部によって検出される電圧の変動から前記布帛感知部材の揺らぎを感知して空気の流れを検知するようにしたことを特徴とする空気の流れ検知装置。 - 前記布帛感知部材の薄布は、縦方向および横方向に伸縮性を有するジョーゼットまたはシフォン生地であり、前記導電糸が薄布の左辺縁部から底辺縁部を経て右辺縁部にかけて織り込まれもしくは縫い付けられた請求項1に記載の空気の流れ検知装置。
- 経糸と緯糸とを組み合わせて織られた薄布の、少なくとも一側辺縁部から底辺縁部にかけて導電糸を取り付けた布帛感知部材と、
この布帛感知部材の上辺部を保持して固定し布帛感知部材を吊下する固定保持部材と、
前記布帛感知部材の導電糸の両端に電気的に接続され導電糸を含む電子回路に一定の電圧を印加する電圧印加部と、
前記布帛感知部材が空気の流れに応じて揺れ動くときに導電糸における抵抗値の変化による電圧の変動を検出する電圧検出部と、
この電圧検出部によって検出される電圧をデジタル信号に変換するA/D変換部と、
このA/D変換部から出力されるデジタル信号を用いて、前記布帛感知部材の揺れ動きに即応した映像信号を作成する映像信号作成部と、
この映像信号作成部によって作成された映像信号により映像を表示媒体に表示する映像表示手段と、
を備え、空気の流れを映像として現出させることを特徴とする映像システム。 - 前記布帛感知部材の薄布は、縦方向および横方向に伸縮性を有するジョーゼットまたはシフォン生地であり、前記導電糸が薄布の左辺縁部から底辺縁部を経て右辺縁部にかけて織り込まれもしくは縫い付けられた請求項3に記載の映像システム。
- 前記映像表示手段は、映像を被照射体に投射する映像投影装置であり、前記被照射体が前記布帛感知部材自体である請求項3または請求項4に記載の映像システム。
- 経糸と緯糸とを組み合わせて織られた薄布の、少なくとも一側辺縁部から底辺縁部にかけて導電糸を取り付けた布帛感知部材と、
この布帛感知部材の上辺部を保持して固定し布帛感知部材を吊下する固定保持部材と、
前記布帛感知部材の導電糸の両端に電気的に接続され導電糸を含む電子回路に一定の電圧を印加する電圧印加部と、
前記布帛感知部材が空気の流れに応じて揺れ動くときに導電糸における抵抗値の変化による電圧の変動を検出する電圧検出部と、
この電圧検出部によって検出される電圧をデジタル信号に変換するA/D変換部と、
このA/D変換部から出力されるデジタル信号を用いて、前記布帛感知部材の揺れ動きに即応した音響信号を作成する音響信号作成部と、
この音響信号作成部によって作成された音響信号により音響を発生する音響装置と、
を備え、空気の流れを音響として現出させることを特徴とする音響システム。 - 前記布帛感知部材の薄布は、縦方向および横方向に伸縮性を有するジョーゼットまたはシフォン生地であり、前記導電糸が薄布の左辺縁部から底辺縁部を経て右辺縁部にかけて織り込まれもしくは縫い付けられた請求項6に記載の音響システム。
- 経糸と緯糸とを組み合わせて織られた薄布の、少なくとも一側辺縁部から底辺縁部にかけて導電糸を取り付けた布帛感知部材と、
この布帛感知部材の上辺部を保持して固定し布帛感知部材を吊下する固定保持部材と、
前記布帛感知部材の導電糸の両端に電気的に接続され導電糸を含む電子回路に一定の電圧を印加する電圧印加部と、
前記布帛感知部材が空気の流れに応じて揺れ動くときに導電糸における抵抗値の変化による電圧の変動を検出する電圧検出部と、
この電圧検出部によって検出される電圧をデジタル信号に変換するA/D変換部と、
このA/D変換部から出力されるデジタル信号を用いて、前記布帛感知部材の揺れ動きに即応した映像信号を作成する映像信号作成部と、
この映像信号作成部によって作成された映像信号により映像を表示媒体に表示する映像表示手段と、
前記A/D変換部から出力されるデジタル信号を用いて、前記布帛感知部材の揺れ動きに即応した音響信号を作成する音響信号作成部と、
この音響信号作成部によって作成された音響信号により音響を発生する音響装置と、
を備え、空気の流れを映像および音響として現出させることを特徴とする映像・音響システム。 - 前記布帛感知部材の薄布は、縦方向および横方向に伸縮性を有するジョーゼットまたはシフォン生地であり、前記導電糸が薄布の左辺縁部から底辺縁部を経て右辺縁部にかけて織り込まれもしくは縫い付けられた請求項8に記載の映像・音響システム。
- 前記映像表示手段は、映像を被照射体に投射する映像投影装置であり、前記被照射体が前記布帛感知部材自体である請求項8または請求項9に記載の映像・音響システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2023015804A JP7359351B1 (ja) | 2023-02-06 | 2023-02-06 | 空気の流れ検知装置ならびにそれを用いた映像・音響システム |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008272337A (ja) | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 吊下げ式変形検出装置 |
JP2017146242A (ja) | 2016-02-18 | 2017-08-24 | 株式会社槌屋 | ひずみ計測用センサー |
KR101813101B1 (ko) | 2016-10-14 | 2018-01-30 | 한국산업안전보건공단 | 기류 측정기 |
JP2021117217A (ja) | 2020-01-24 | 2021-08-10 | 株式会社リコー | センサ素子、及びセンサシステム |
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2023
- 2023-02-06 JP JP2023015804A patent/JP7359351B1/ja active Active
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