JP3208319U - プロジェクションシステム - Google Patents
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Abstract
Description
また、本考案の第2の課題は、体験者の行動又は生理信号を捉えるセンサからの信号に依存してプロジェクタからの投射画像を変動させるだけでなく、スクリーン装置内外の照明、音、気温、風及び香りのうちの少なくとも一つを制御して、体験者の視覚、聴覚、触覚又は嗅覚等に刺激を与えることである。
前記スクリーンに投射される画像を鑑賞する体験者の行動又は生理信号を捉えるため、前記スクリーン装置の近傍に設置又は前記体験者に装着されるセンサを備え、
前記制御装置は、前記センサが捉えた前記体験者の行動又は生理信号に応じて前記プロジェクタからの投射画像を制御することを特徴とする。
前記環境制御装置は、前記センサが捉えた前記体験者の行動又は生理信号に応じて、前記照明装置、スピーカ、エアコン、送風機、熱線照射器及びアロマディフューザのうちの少なくとも1つの動作を制御することを特徴とする。
また、スクリーンに投射される画像を鑑賞する体験者の行動又は生理信号を捉えるセンサを備え、制御装置は、センサが捉えた体験者の行動又は生理信号に応じてプロジェクタからの投射画像を制御するので、体験者の状態や挙動に依存してスクリーンに投射される画像が変動することとなり、投射画像に対する体験者の興味を惹きつけることができる。
環境制御装置は、センサが捉えた体験者の行動又は生理信号に応じて、照明装置、スピーカ、エアコン、送風機、熱線照射器及びアロマディフューザのうちの少なくとも1つの動作を制御するので、スクリーン装置内外の照明、音、気温、風及び香りのうちの少なくとも一つが制御されることとなり、体験者に投射画像とは異なる視覚、聴覚、触覚又は嗅覚等の刺激を与えることができる。
また、体験者は隣接するスクリーン5の間に入ることもできるが、プロジェクタ7からの投射画像は体験者の入った両側のスクリーン5に映し出されるので、体験者はそれらの画像を同時に鑑賞することができる。
さらに、6本のスクリーン懸垂部4が掛け渡される一対の梁2の内側にはスクリーン駆動部10が設置されており、スクリーン懸垂部4を移動又は揺動させることができるようになっている。
そして、スクリーン懸垂部4を周期的又は間欠的に移動若しくは揺動させると、スクリーン5が揺らぐので、体験者は経験したことのない映像を鑑賞することができる。
センサ8からの信号を受信した制御装置9は、その信号の強度や波形に応じてプロジェクタ7に制御信号を送信し、その制御信号を受信したプロジェクタ7は、投射画像の種類、明るさ、再生速度等を制御する。
図2から分かるように、実施例2のプロジェクションシステムは、照明装置11、スピーカ12及びこれらの動作を制御する環境制御装置13が付加され、制御装置9がプロジェクタ7だけでなく、環境制御装置13にも制御信号を送信する点だけが異なっており、他の構成は実施例1のプロジェクションシステムと全く同じである。
そのため、他の構成についての説明は省略し、実施例1と変わっていない構成には、実施例1と同じ番号を用いて説明することとする。
そのため、体験者の状態に応じてタイムリーに体験者の視覚及び聴覚を刺激する演出を施すことができ、体験者は通常体験することのできない独特の雰囲気に浸ることができる。
実施例2では、プロジェクタ7は、その光軸がスクリーン5のほぼ中心で直交するように高さ約2m、最も近いスクリーン5との距離が約10mの位置に設置されている。
なお、スクリーン装置6とプロジェクタ7との位置関係は、実施例1でも同様である。
実施例3のプロジェクションシステムは、実施例2のプロジェクションシステムに対して、プロジェクタ7が1つ増設され、センサ8、照明装置11及びスピーカ12が各々2つ増設されているだけが異なる。
そして、増設されたプロジェクタ7及びセンサ8は、実施例2のプロジェクタ7及びセンサ8をスクリーン装置6の中心を通る鉛直軸の回りに90度回転させた位置に設置されており、増設された照明装置11及びスピーカ12は、プロジェクションシステム本体を挟んで実施例2の照明装置11及びスピーカ12と対向する位置に設置されている。
しかし、増設されたプロジェクタ7からの投射画像がより鮮明に投影されるように、対向する一対の梁2に、6本のスクリーン懸垂部4と直交する複数本の第2スクリーン懸垂部を掛け渡し、隣接するスクリーン5の隙間に懸垂可能な細長い半透明布からなる第2スクリーンの上端部を第2スクリーン懸垂部に固定しても良い。
(1)実施例1〜3のシステムトラス3は、高さ約4mの4本の柱1及び各柱の上端を連結する長さ約5mの4本の梁2からなるものであったが、柱1及び梁2の長さは長くても短くても良く、全体の形状も直方体状に限らず、三角柱状、六角柱状等どのような形状であっても良い。
(2)実施例1〜3のスクリーン懸垂部4は、一対の梁2に掛け渡されるとともに、梁2に沿って移動するようになっていたが、梁2に固定されていても良い。
また、スクリーン懸垂部4を4本の梁2への配置は、対向する一対の梁2に平行に掛け渡すだけでなく、斜めに掛け渡したり隣接する2本の梁2に掛け渡したり等自由である。
さらに、軸を中心に回動できるようにしてスクリーン5を巻き取ったり伸ばしたりできるようにしても良い。
また、実施例1〜3では、1本のスクリーン懸垂部4に1枚の半透明布を懸垂したが、図5のように、幅の狭い半透明布を複数枚(図5の場合、幅約60cm、長さ約3.9mの半透明布を8枚)1本のスクリーン懸垂部4に懸垂するようにしても良い。
(4)実施例1〜3のセンサ8は、梁2の中間部に設置されていたが、システムトラス3の内部又は近くであれば、設置場所はどこでも良い。
また、センサ8は画像を鑑賞する体験者の行動(動きや発声等)を捉えるために設置されていたが、それに加えてシステムトラス3の内部や周囲の環境(温度、湿度、風速、明るさ等)を検知できるようにしても良い。
さらに、体験者の行動(動きや発声等)又は生理信号(体温、心拍、筋電、脳波等)を捉えるため、体験者に装着するようにしても良い。
そして、環境制御装置13で制御可能な様々な装置を備えれば、体験者の視覚、聴覚だけでなく寒暖の感覚や触覚、嗅覚等の刺激も与えることができ、複数の感覚刺激を受けることによる生体内認知における相乗効果が促されて、感性の変動を誘発することが可能となる。
5 スクリーン 6 スクリーン装置 7 プロジェクタ
8 センサ 9 制御装置 10 スクリーン駆動部
11 照明装置 12 スピーカ 13 環境制御装置
Claims (3)
- プロジェクタと、柔軟な薄い素材で形成され光透過性と光拡散性とを有するスクリーンを複数枚懸垂させたスクリーン装置と、前記プロジェクタから前記スクリーンに投射される画像を制御する制御装置とを有するプロジェクションシステムであって、
前記スクリーンに投射される画像を鑑賞する体験者の行動又は生理信号を捉えるため、前記スクリーン装置の近傍に設置又は前記体験者に装着されるセンサを備え、
前記制御装置は、前記センサが捉えた前記体験者の行動又は生理信号に応じて前記プロジェクタからの投射画像を制御する
ことを特徴とするプロジェクションシステム。 - 照明装置、スピーカ、エアコン、送風機、熱線照射器及びアロマディフューザのうちの少なくとも1つ並びにそれらの動作を制御する環境制御装置をさらに備え、
前記環境制御装置は、前記センサが捉えた前記体験者の行動又は生理信号に応じて、前記照明装置、スピーカ、エアコン、送風機、熱線照射器及びアロマディフューザのうちの少なくとも1つの動作を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクションシステム。 - 前記スクリーン装置は、前記スクリーンの上端部を固定するスクリーン懸垂部を備えるとともに、該スクリーン懸垂部を移動又は揺動させるスクリーン駆動部を備えている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプロジェクションシステム。
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JP2016005113U JP3208319U (ja) | 2016-10-24 | 2016-10-24 | プロジェクションシステム |
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JP2016005113U JP3208319U (ja) | 2016-10-24 | 2016-10-24 | プロジェクションシステム |
Publications (1)
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JP3208319U true JP3208319U (ja) | 2017-01-05 |
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JP2019149648A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | 国立大学法人山口大学 | プロジェクションシステム |
JP2020042112A (ja) * | 2018-09-07 | 2020-03-19 | 大日本印刷株式会社 | スクリーン装置 |
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2016
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JP7084604B2 (ja) | 2018-02-26 | 2022-06-15 | 国立大学法人山口大学 | プロジェクションシステム |
JP2020042112A (ja) * | 2018-09-07 | 2020-03-19 | 大日本印刷株式会社 | スクリーン装置 |
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