JP7358979B2 - 情報処理システム、評価方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システム、及び評価方法に関する。
2つの画像が同一か否かを判定したい場合がある。例えば、高品質な印刷物が要求される商用印刷などの分野では、バージョンアップなどによりプリンタドライバを変更しても同じ画質の印刷物が得られるかなどをユーザが評価する場合がある。また、プリンタなどの画像形成装置側ではレンダリングを行うPDLモジュール(Printer Description Language)が動作しているが、このPDLモジュールも適宜修正されバージョンアップする場合がある。この場合も同じ画質の印刷物が得られるかなどをユーザが評価する場合がある。
このような評価に関する作業は、従来、目視により行われていたが自動化する技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、ホストコンピュータから印刷ジョブと設定値を評価対象の画像形成装置に送り、画像形成装置側で当該印刷ジョブと設定値に基づいてイメージデータを作成してホストコンピュータに送信し、ホストコンピュータにおいて、格納されている先のバージョンのプリンタで作成したイメージデータと評価対象の画像形成装置で作成したイメージデータとを比較して評価対象の画像形成装置を評価することが記載されている。
しかしながら、従来の技術では、画像形成装置側で評価用の画像を作成するため画像形成装置が必要になるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、画像形成装置がなくても画像の評価を行うことができる情報処理システム等を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、端末装置と情報処理装置とが通信可能な情報処理システムであって、前記情報処理装置は、前記端末装置からの要求に応じて、プリンタシミュレータによって生成された画像を評価する評価部と、前記評価部による評価結果の内容を前記端末装置に送信する第一通信部と、を有し、
前記端末装置は、前記評価結果を受信する第二通信部と、前記第二通信部が受信した前記評価結果を表示する表示制御部と、を有し、
前記情報処理装置は、同じOSと異なる2つのプリンタドライバでそれぞれ印刷データを生成し、同じプリンタシミュレータを使って2つの印刷データから2つの画像を生成し、
前記評価部は前記2つの画像を比較し、前記端末装置の前記表示制御部は、前記評価結果として前記2つの画像の差分情報を表示することを特徴とする。
画像形成装置がなくても画像の評価を行うことができる情報処理システム等を提供することができる。
情報処理システムの処理の概略を説明する図である。 同一性判定を行う情報処理システムの一例の構成図である。 端末装置又は情報処理装置のハードウェア構成図の一例である。 情報処理装置と端末装置の機能をブロック状に分けて説明する機能ブロック図の一例である。 情報処理装置に構築される仮想マシンの構成例を示す図である。 情報処理装置が行う処理の流れを説明する図である。 情報処理システムが行う全体的な処理又は動作を説明するシーケンス図の一例である。 端末装置が表示する設定画面の一例を示す図である。 設定画面300に表示される初期値が登録された初期値情報の一例を示す図である。 設定画面の別の例を説明する図である。 評価ID欄に表示されるプルダウンメニューの一例を示す図である。 情報処理装置が同一性判定を行う処理を説明するフローチャート図の一例である。 評価部による差分情報の生成方法を説明する図の一例である。 人間の目で認識可能な大きさ以上連続している差異の検出方法を説明する図である。 一定領域内に人間の目で認識可能な割合以上存在する差異の検出方法を説明する図である。 差分情報の生成方法を説明する図である。 2つの画像の差分情報の一例を示す図である。 差分の配置から配置パターンを検出する方法を説明する図である。 差分の配置が検出されない2つの画像と、2つの画像の差分情報の一例を示す図である。 差分の配置が検出された2つの画像と、2つの画像の差分情報の一例を示す図である。 端末装置が表示する評価結果画面の一例を示す図である。 詳細評価結果画面の一例を示す図である。 評価結果のページ別の判定結果の一例を示す図である。 差分の詳細を有するXMLファイルの記載例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、情報処理装置と情報処理装置が行う評価方法について図面を参照しながら説明する。
<動作の概略>
本実施形態では、ネットワークを介して通信可能な端末装置からの要求を受信した情報処理装置がプリンタシミュレータを実行して、従来、画像形成装置が作成していた印刷処理用の画像を作成する。これにより、実際の画像形成装置がなくても情報処理装置が2つの印刷処理用の画像を比較することができる。
図1は、情報処理システム100の処理の概略を説明する図である。
(1) 端末装置30が表示する設定画面においてユーザは画像の同一性判定に関する設定を入力し、スタートボタンを押下する。これにより同一性判定に関する設定が情報処理装置50に送信される。画像の同一性判定が行われることにより、プリンタドライバ、プリンタシミュレータ、又はOS等が例えば修正されたことの影響を情報処理装置50が評価できる。
(2) ユーザが評価すると設定したプリンタドライバを情報処理装置50がインストールして、印刷用アプリケーションが評価ファイル(画像生成の元となるファイル)に対しプリンタドライバを呼び出すと、プリンタドライバがPDL(Printer Description Language)で記述された印刷用ファイルを作成する。なお、OSやプリンタシミュレータ等もユーザが設定することで評価することができる。また、印刷条件や評価ファイルが画質に影響する場合もある。
(3) 通常、この印刷用ファイルは画像形成装置に送信され、画像形成装置で動作するPDLモジュールがレンダリングして用紙に印刷するが、本実施形態では画像形成装置に送信することなく、情報処理装置50内で起動するプリンタシミュレータ(PDLモジュール)がレンダリング処理を行う。したがって、情報処理装置50内で印刷処理用の画像を作成する。
(4) 作成された印刷処理用の画像を情報処理装置50が記憶部に保存する。記憶された印刷処理用の画像は、同じように作成された比較元の印刷処理用の画像と比較され、評価結果が生成される。
このように、本実施形態の情報処理装置50は、プリンタドライバ、PDLモジュール、又はOSの違いが画像に与える影響の評価に画像形成装置を使用しないので、情報処理システム100の構成を簡素化し、評価コストを削減することができる。
<用語について>
プリンタシミュレータは、情報処理装置上で画像形成装置が行う画像処理を再現するソフトウェアである。本実施形態ではプリンタシミュレータは、少なくともPDLモジュールを有し、レンダリングする機能を有している。
画像の評価とは、画像が所定の品質を満たしているかどうかを検査することをいう。例えば、比較元の画像と比較すること、また、比較により差異があればその程度を見積もることなどが含まれる。したがって、評価の一例として、2つの画像の同一性判定がある。なお、評価には必ずしも2つの画像は必要なく、プリンタシミュレータで生成した画像をスキャナで読み取り、画素の配置を評価する方法もある。この場合は、画素密度が異なる決まったパターンでプリンタシミュレータが画像を印刷し、一定面積内の画素の数や散らばり方などを閾値と比較する方法がある。
評価結果は、画像の品質に関する情報を含み、例えば、差異の程度が含まれてよい。
同一の判定方法には、所定以上の差異があれば機械的に同一でないと判定する完全同一の判定方法と、人間の目で認識不可能な差があるかどうかを判定する曖昧同一の判定方法がある。同一を類似、非同一を非類似と称してもよい。
差分の配置とは、ある程度まとまった差分の偏りをいう。まとまっている差分でもよい。
<構成例>
図2は、同一性判定を行う情報処理システム100の一例の構成図である。本実施形態では、クライアント・サーバ型のサーバに相当する情報処理装置50が2つの画像の同一性判定を行うシステム構成を説明する。ただし、端末装置30が単体で同一性判定を行ってもよい。
情報処理システム100では、端末装置30と情報処理装置50とがネットワークNを介して通信することができる。情報処理装置50はサーバ又はサーバ装置ともよばれ、主にネットワーク上で情報処理を行う装置であり、ネットワークを介して受信した要求に対し情報や処理結果を応答する装置である。
情報処理装置50はインターネット上にあってもオンプレミスに存在してもよい。いずれの形態においても情報処理システム100はクラウドシステムと呼ばれる場合がある。クラウドシステムとは、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用されるシステムをいう。
情報処理装置50はいわゆるWebサーバとして、処理を受け付けるポータル画面の画面情報(HTML、XML、スクリプト言語、及びCSS(cascading style sheet)等で記述されており、主にブラウザソフトが解析して表示する情報)を生成して端末装置30に提供する。端末装置30ではWebブラウザが動作しており、画面情報を受信してWebページを表示する。このWebページの1つには2つの画像の同一性判定の設定を受け付けるインターフェースがあり、ユーザはOS、プリンタドライバ、及び、PDLモジュール等から1つ以上を指定して同一性判定の処理を情報処理装置50に要求する。
なお、WebページはWebアプリにより提供されてもよい。Webアプリとは、ブラウザ上で動作するプログラミング言語(たとえばJavaScript(登録商標))によるプログラムとWebサーバ側のプログラムが協調することによって動作し、ブラウザ上で実行されるソフトウェア又はその仕組みを言う。WebアプリによりWebページを動的に変更できる。
一方、端末装置30は、情報処理装置50から画面情報を受信してWebブラウザで表示させ、2つの画像の同一性判定に関する設定を含むユーザからの操作を受け付ける。端末装置30で動作するWebブラウザは同一性判定に関する設定を情報処理装置50に送信して、同一性判定の処理を要求する。
端末装置30は、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末、PDA、又は、スマートフォン、などWebブラウザなどのソフトウェアが動作するものであればよい。電子黒板、テレビ会議端末などでも端末装置30となりうる。なお、Webブラウザでなく情報処理システム100に専用のアプリケーションソフトが端末装置30で動作してもよい。同一性判定により得られる評価結果は、端末装置30が表示できる他、情報処理装置50がメールで送信してもよいし、ネットワーク上に保存してもよい。
<ハードウェア構成例>
図3は、端末装置30又は情報処理装置50のハードウェア構成図である。ここでは、情報処理装置50のハードウェア構成であるとして説明する。
図3に示されているように、情報処理装置50は、コンピュータによって構築されており、図3に示されているように、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、情報処理装置50全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、通信ネットワークを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図3に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
<機能について>
図4は、情報処理装置50と端末装置30の機能をブロック状に分けて説明する機能ブロック図の一例である。
<<情報処理装置>>
情報処理装置50は、制御部51、印刷用アプリケーション52、プリンタドライバ53、プリンタシミュレータ54、評価部55、画面情報生成部56、管理部57、及び、第一通信部58を有している。情報処理装置50が有するこれら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503に展開されたプログラムに従ったCPU501からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
第一通信部58は、端末装置30と通信し、各種の情報を送受信する。例えば、端末装置30から同一性判定に関する設定を受信し、評価結果を送信する。
管理部57は、同一性判定に関する処理の全体を制御する。例えば、ユーザから受信した同一性判定に関する設定に基づいて処理の流れを管理しており、印刷用アプリケーション52以下の必要な機能を呼び出す。制御部51としてはJenkinsなどの制御ツールが知られている。また、RPA(Robotic Process Automation)を使用してもよい。RPAはデスクワーク(主に定型作業)を、パソコンの中にあるソフトウェア型のロボットが代行・自動化する概念である。
印刷用アプリケーション52は、情報処理装置50にインストールされたOSで動作するアプリケーションソフトウエアである。つまり、評価ファイルを少なくとも開くことができ、プリンタドライバ53を呼び出して印刷を開始するアプリケーションである。印刷用アプリケーション52は、プリンタドライバ53を呼び出すソフトウェアであればよいが、例えば、ワープロソフトウェア、Webブラウザソフトウェア、イラストソフトウェア、又は、ペイントソフトウェアなどがある。また、印刷用アプリケーション52は2つ以上でもよい。複数の場合、情報処理装置50は異なる評価ファイルで同一性判定を行う。
プリンタドライバ53は、情報処理装置50にインストールされたOSで動作するソフトウェアある。プリンタドライバ53とは、本来、コンピュータと画像形成装置の間を取り持って画像形成装置をユーザが簡単に使えるようにするソフトウェアである。プリンタドライバ53は印刷設定(印刷条件ともいう)を受け付けるユーザインタフェース画面を表示する機能と、PDLで記述された印刷データを生成する機能を有する。PDLには、例えばPostScript(登録商標)、PCL(Printer Control Language)などがある。この他、画像形成装置のメーカにより種々の形式がある。画像形成装置では各PDLに対応したPDLモジュールが動作している。
プリンタシミュレータ54は、情報処理装置50にインストールされたOSで動作するソフトウェアである。プリンタシミュレータ54は、画像形成装置で実行されていたレンダリングを行う。レンダリングをRIP(Raster Image Processer)又は描画処理等という場合がある。また、レンダリングを行うソフトウェアをPDLモジュール又は描画処理部という場合がある。プリンタシミュレータ54はこの1つ以上のPDLモジュールを有している。なお、プリンタシミュレータ54は情報処理装置50が有する以外に、情報処理装置50がアクセスできるネットワーク上に存在すればよい。
PDLモジュールは、カラーマッチング処理及びスクリーニング処理を行って、画像形成装置が印刷に使用するC、M、Y、Kの各色ごとに印刷処理用の画像を生成する。カラーマッチング処理は入力されたカラー(又はモノクロでもよい)の印刷データを画像形成装置のC、M、Y、Kの4色のトナーで印刷するために最適な変換比率で変換する処理である。印刷用アプリケーション52から入力される印刷データはRGB色空間で表現されている場合と、CMYK色空間で表現されている場合があるが、一般的な印刷用アプリケーション52を使用した場合はRGB色空間が採用されている。プリンタシミュレータ54はRGB色空間の印刷データをカラーマッチング処理によりデバイス独立色空間へ変換した後、画像形成装置の特性にあったデバイス色空間へ変換することで、CMYK色空間に変換する。RGBからC、M、Y、Kへの変換式には公知のものを使用してもよいし、又は、画像形成装置に最適化された変換式を使用してもよい。
スクリーニング処理はディザ法などの擬似階調表現手法で、網点の大きさや密度を変えることにより、目の錯覚を利用して濃淡の違いを表現する処理であり、ビットマップデータを画像形成装置が印刷可能な印刷処理用の画像に変換する処理である。印刷処理用の画像には、レーザ又はインクで点として描画される画素に対応するドットごとに1(ON:描画する)又は0(OFF:描画しない)が設定されている。
評価部55は、情報処理装置50上で動作するアプリケーションモジュールである。評価部55は、着目している2つの印刷処理用の画像を比較して同一と見なせるかどうかを評価する。また、2つの画像の差分情報を生成する。例えば、画像の解像度で定まる画素位置ごとに同じ画素(CMYK)があるか否かを比較して、差分情報を生成する。
画面情報生成部56は、Webサーバとして端末装置30が表示する画面の画面情報を生成する。本実施形態では、主に、同一性判定に関する設定を受け付ける設定画面の画面情報を生成する。
管理部57は、同一性判定が行われると評価IDを採番し、2つの印刷処理用の画像の評価結果と対応付けてを管理する。また、ユーザのメールアドレスに評価結果を送信したり、チャットシステムを使ってユーザへ送信したりする。
また、情報処理装置50は、図3に示したHD504又はRAM503の少なくとも一方により構築される記憶部59を有している。記憶部59には、印刷処理用の画像、差分情報、及び、評価結果等が記憶される。
<<端末装置>>
端末装置30は、第二通信部31、表示制御部32、及び、操作受付部33を有する。端末装置30が有するこれら各機能部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開された端末装置30用のプログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能である。このプログラムは、例えばWebブラウザが想定されている。
端末装置30が有する第二通信部31は情報処理装置50と各種の情報を送受信する。例えば、HTTP通信で各種のWebページを要求し、Webページに対する各種の操作内容を情報処理装置50に送信する。
表示制御部32は、情報処理装置50から受信した各種の画面情報を解析してディスプレイ506に表示する。表示制御部32は評価結果として2つの画像の差分情報を表示する。操作受付部33は、端末装置30が表示するWebページ(画面)に対する各種の操作を受け付ける。
<仮想マシンについて>
本実施形態では、情報処理装置50が仮想マシン上で印刷処理用の画像を生成することで、効率的に印刷処理用の画像の評価を行う。印刷処理用の画像には、OS、プリンタドライバ53、PDLモジュール、印刷条件、又は評価ファイルなど様々な要因が影響するが、少なくともOSに関してはユーザがOSを入れ替える作業に時間がかかる。これに対し、仮想マシンを利用すれば、情報処理装置50で動作するホストOSはそのままで、情報処理装置50が任意のゲストOSをインストール可能である。また、ホストOS上に複数の仮想マシンを構築することも可能なため、同じOSにおける評価に関しては、ゲストOSのインストールに関する作業の手間を低減できる。
図5は、情報処理装置50に構築される仮想マシン61A,61Bの構成例を示す図である。仮想マシン61A,61Bは、仮想化の技術を用いて1つの情報処理装置50の中で構築された、独立に動作する情報処理装置である。図5の物理マシン65は図3に示した情報処理装置50の本来のハードウェア構成に対応する。ホストOS64は情報処理装置50で直接、動作するOSである。ホストOS64上では仮想化ソフト63が動作する。仮想化ソフト63には仮想化の技術が用いられており、仮想マシン61A,61Bに対しハードウェアをエミュレートするソフトウェアである。例えば、VMware(登録商標)、Microsoft Virtual PC(登録商標)等がある。
ゲストOS62は一般的なOSであり、本実施形態では印刷処理用の画像に影響を与える要因の1つとなる。ゲストOS62からみると仮想化ソフト63は単に情報処理装置として見えるため、仮想マシン61A,61BはホストOS64や他の仮想マシンとは独立に動作する。したがって、印刷用アプリケーション52及びプリンタドライバ53も通常と同じものを使用できる。
なお、図示する仮想マシンはホスト型と呼ばれるものであるが、ハイパーバイザ型の仮想マシンを使用してもよい。
<全体的な処理の流れ>
次に、図6を用いて情報処理装置50が行う全体的な処理の流れを説明する。図6は情報処理装置50が行う処理の流れを説明する図である。図6に示すように、情報処理装置50は比較元の印刷処理用の画像と、比較対象の印刷処理用の画像をそれぞれ生成する。なお、1回の同一性判定で必ずしも図6の全ての処理が行われるわけではない点に注意されたい。例えば、比較用又は比較対象の印刷処理用の画像が生成されている場合は画像の生成が不要になり、プリンタドライバ53がすでにインストール済みであればインストールは不要になる。
S1:ユーザは端末装置30に表示された後述の設定画面で、同一性判定に関する設定を行い、情報処理装置50に対して端末装置30に送信させる。情報処理装置50は同一性判定の開始を受け付ける。
S2:ユーザが設定画面で評価元として指定したOS、プリンタドライバ53、PDLモジュール(プリンタシミュレータ)、印刷条件、及び、評価ファイルと、一致する印刷処理用の画像が記憶部59に既に存在する場合はS2からS6の処理はスキップされる。
S3:制御部51は、まず、評価元として指定されたOS(ゲストOS)を仮想マシン上で起動する。起動済みの場合は起動しなくてよい。
S4:制御部51は評価元として指定されたプリンタドライバ53をゲストOSにインストールする。インストール済みの場合、インストールは不要である。
S5:制御部51は評価ファイルに対応した印刷用アプリケーション52を起動して、印刷用アプリケーション52が指定された印刷条件で指定された評価ファイルの印刷データを生成する。印刷データ(*.prn、*.ps)が記憶部59に保存される。なお、評価ファイルがprnファイル.psファイル又はPDFファイルなど、印刷用アプリケーション52が印刷しなくてもよい形式の場合、印刷データの生成が行われずに、そのまま記憶部59にコピーされる。また、評価ファイルがpngやjpegといったイメージファイルの場合もそのまま印刷データ用の記憶部59に保存される。
S6:制御部51がプリンタシミュレータ54を起動し、プリンタシミュレータ54が指定されたPDLモジュールを用いて、ステップS5で作成された印刷データに描画処理を行って、印刷処理用の画像を生成する。生成された印刷処理用の画像は比較元の印刷処理用の画像として記憶部59に保存される。印刷処理用の画像は、例えばpngフォーマットで作成されるが、ユーザが後述する初期設定ファイルを修正する事でJpeg、Tiff等、他のフォーマットで作成できる。
以下のステップS7~S10で情報処理装置50は比較対象の印刷処理用の画像を生成する。
S7~S10:ステップS7~S10の処理では、比較元の処理に対し、比較対象のOS、プリンタドライバ53、PDLモジュール、印刷条件、及び、評価ファイルの1つ以上が変更されるが、各ステップの処理の内容は比較元の場合と同じでよい。
S11:評価部55は、評価元と評価対象の印刷処理用の画像を比較して評価結果を作成する。
S12:管理部57は、評価結果を指定された記憶部59に保存する。保存された評価結果、及び、印刷処理用の画像(比較元又は比較対象のいずれでもよい)は次回、評価時に評価元又は比較対象の印刷処理用の画像として情報処理装置50が参照することが可能である。
S13:管理部57は、同一性判定が完了したこと、及び、評価結果を例えばメールアドレスに通知する。メールアドレスには評価結果が記憶されているURLが記載されており、ユーザは端末装置30を操作して評価結果を表示させることができる。なお、管理部57は評価結果を直接、端末装置30に送信してよい。各処理で失敗した場合もその旨を記載してメール等で送信するとよい。
図6では、比較元の印刷処理用の画像の生成と比較対象の印刷処理用の画像の生成とが順番に実行されているが、両者を並行に実行してもよい。こうすることで時間を短縮できる。
<全体的な処理又は動作について>
図7は、情報処理システム100が行う全体的な処理又は動作を説明するシーケンス図の一例である。
S21:ユーザが端末装置30を操作して情報処理装置50に接続させ、同一性判定のための設定画面を表示するための操作を入力すると、端末装置30が設定画面の画面情報を情報処理装置50に要求する。情報処理装置50の第一通信部58がこの要求を受信し、画面情報生成部56が設定画面の画面情報を生成し、情報処理装置50の第一通信部58が設定画面の画面情報を端末装置30に送信する。
S22:端末装置30の第二通信部31は設定画面の画面情報を受信して、表示制御部32が設定画面をディスプレイ506に表示する。設定画面の一例を図8に示す。ユーザが設定画面で同一性判定に関する設定を入力すると、操作受付部33が操作を受け付ける。
S23:ユーザが設定画面のスタートボタンを押下すると操作受付部33が受け付けて、第二通信部31が同一性判定に関する設定を指定して同一性判定要求を情報処理装置50に送信する。
S24:情報処理装置50の第一通信部58は同一性判定要求を受信し、制御部51が図6にて説明した流れで同一性判定を開始する。情報処理装置50の処理の詳細については図12にて説明する。
S25:同一性判定の間、情報処理装置50の第一通信部58は端末装置30からの要求に応じて、又は、プッシュ通信でステータスを端末装置30に送信する。ステータスは例えば、図6の処理のどのステップまで処理が終了したかを示す進捗情報である。これにより、ユーザは処理がどのくらい進んでいるかを把握できる。
S26:情報処理装置50の評価部55が評価を終了すると、第一通信部58が評価結果を端末装置30に送信する。
S27:端末装置30の第二通信部31は評価結果を受信し、表示制御部32が評価結果をディスプレイ506に表示する。評価結果の一例を図21等に示す。
<設定画面>
図8は、端末装置30が表示する設定画面300の一例を示す図である。なお、ユーザの操作前に設定画面300で表示される初期値は制御部51により保持されている。図9は、設定画面300に表示される初期値が登録された初期値情報の一例を示す。例えば、「c:/setting.ini」 というファイルに図9の初期値情報が保存されている。
「#Image Comparison Tool Default Setting」:本ファイルのタイトルである。
「Image Format」:印刷処理用の画像のフォーマット(ファイル形式)である。
「Output Folder」: 印刷処理用の画像の送信先のアドレスである。
「Work Folder」 : 印刷データ又は評価ファイルを一時的に保存しておくフォルダである。
「Comparison」:比較方法を完全一致とするか曖昧一致とするかが設定される。
「E-mail」:評価結果の送信先のメールアドレスである。
制御部51が図9の初期値情報を画面情報生成部56に送信することで、画面情報生成部56は初期値が設定された設定画面300を生成できる。
図8に戻って説明する。設定画面300は比較元欄301、比較対象欄305、及び、その他設定欄316を有している。比較元欄301と比較対象欄305の項目は同じである。
・OS302,306…ゲストOSが設定される。
・PrinterDriver303,307…プリンタドライバ53の種類やバージョンが設定される。
・PDL304,308…PDLモジュール(描画処理部)の種類やバージョンが設定される。なお、PDLモジュールが設定されるとプリンタシミュレータも設定される。
図8の比較元欄301には、OS302に「64bit版Windwos10(登録商標)」を使用し、PrinterDriver303に「C:/Driver/x64/postscript_1.00」 のパッケージを使用し、更にプリンタシミュレータ54で動作するPDL304(PDLモジュール)は 「C:/PDL/Postscript_1.00 」を使用する、ことが設定されている。比較対象欄305には、OS306に「32bit版Windwos10(登録商標)」を使用し、PrinterDriver307に「C:/Driver/x64/postscript_1.00」のパッケージを使用、更に印刷に使用するプリンタシミュレータ54で動作するPDL308は「C:/PDL/Postscript_1.00」を使用する、ことが設定されている。
続いて、その他設定欄316の項目について説明する。
・評価欄ファイル欄309…画像の評価に使用する評価ファイルのファイル名が設定される欄である。ユーザは複数の評価ファイルを設定することも可能である。また、prnファイルやPDFファイルなど、印刷用アプリケーション52が必要でなく、直接、画像形成装置に送信できるファイルも設定できる。また、png、jpeg、tiff、bmpといったイメージデータを直接、指定することもできる。
・比較方法欄310…比較方法が設定される欄である。評価部55は評価元と評価対象の印刷処理用の画像で全てのピクセルが完全に一致するか否かを判定する「完全一致判定」、又は、ある程度の差を許容する「曖昧判定」のいずれかで比較する。二段階とするのでなく、数値で比較の厳しさを設定してもよい。なお、比較方法欄310の初期値は初期値情報の「Comparison」に設定されている。
・結果保存先欄311…評価結果の保存先が設定される欄である。評価結果は例えばcsvファイル、textファイル、XMLファイルなどの形式でよい。なお、評価結果だけでなく、比較元と比較対象の印刷処理用の画像、及び、2つの画像の差分情報も保存される。
・印刷条件欄312…プリンタドライバ53に対する印刷条件を指定した設定ファイルが設定される欄である。例えば、画質に影響する印刷条件としては集約印刷の指定、カラーマネージメントの指定、などがある。
・通知先欄313…例えば、評価結果の通知先のメールアドレスが設定される。障害が発生した場合にも使用可能である。メールアドレスは複数、設定してよい。また、ユーザのチャットシステムのアカウントを設定してもよい。これにより、情報処理装置50はチャットシステムで評価結果を送信できる。
図8の比較元欄301と比較対象欄305を見ると、OSが64bitか32bitかの違いしかないため、OS間で違いがあるかないかを情報処理装置50が比較することができる。比較元欄301と比較対象欄305でOSとプリンタドライバ53とを同じにし、PDLモジュールを変えれば、PDLモジュールを評価することもできる。また、比較元欄301と比較対象欄305でOSとPDLモジュールとを同じにし、プリンタドライバ53を変えれば、プリンタドライバ53を評価することもできる。
以上のようにユーザは同一性判定に関する設定を入力することが可能だが、記載の条件以外にも、処理の開始時刻等を設定できてよい。また、図8では、印刷処理用の画像に影響する要因として、OS、プリンタドライバ53、及び、PDLモジュールを挙げているが、他にも使用する印刷用アプリケーション52を変更する等の拡張も考えられる。また、図8には記載がないが、設定画面300で優先度(高、中、下)が設定可能でもよい。優先度は、情報処理装置50に多くの同一性判定要求が滞留した場合に、どの同一性判定要求を優先して処理するかを情報処理装置50が決定する情報となる。
ユーザがスタートボタン314を押下することで同一性判定要求が情報処理装置50に送信される。キャンセルボタン315を押下すると、同一性判定に関する設定はキャンセルされ、設定画面300は例えばポータル画面等に戻る。
<<設定画面の別の例>>
図10は設定画面の別の例を説明する図である。なお、図10の説明では主に図8との相違を説明する。なお、図10の設定画面320では、比較元欄321が図8と異なっている。本実施形態では、ユーザが一致したと判定した、OS、プリンタドライバ53及びPDLモジュールの組み合わせで生成された印刷処理用の画像であれば、次回以降の比較元の画像になりうる。したがって、比較元欄321には、過去に比較対象として設定画面300、320で設定されたOS、プリンタドライバ53及びPDLモジュールが設定される場合が多い。このため、図10の設定画面320の比較元欄321では、同一性判定で過去に設定されたOS、プリンタドライバ53及びPDLモジュールをユーザが容易に選択できるようになっている。
図10の設定画面320は、評価ID欄322と設定内容欄323を有している。評価ID欄322はプルダウンメニューを表示でき、プルダウンメニューが評価IDのリストを表示する。評価IDとは、同一性判定の一連の処理を識別する識別情報であり、情報処理装置50が付与する。情報処理装置50は評価IDにより設定画面300,320で設定された情報を特定できる。
ユーザは過去の同一性判定で付与された評価IDを選択することで、比較元のOS、プリンタドライバ53及びPDLモジュールを設定できる。設定内容欄323には、ユーザが選択した比較元のOS、プリンタドライバ53及びPDLモジュールが表示される。設定内容欄323には過去に同一と判定された比較元の画像が生成されたOS、プリンタドライバ及びプリンタシミュレータが表示される。したがって、OS、プリンタドライバ及びプリンタシミュレータが同じ組み合わせの画像がすでに生成されている場合、制御部51は該画像を生成しないで、すでに生成されている画像を比較に使用する。
図11は、評価ID欄322に表示されるプルダウンメニュー330の一例である。プルダウンメニュー330には、過去の評価結果のリストが表示される。プルダウンメニュー330は、選択ボタン331、評価ID332、日付333、OS334、CPU335、Driver336、Ver337、PDL338、及び、Ver339の各項目を有している。選択ボタン331は評価IDをユーザが選択するためのボタンである。評価ID332は上記のとおりであり、日付333は評価日、OS334とCPU335はOSを指定し、Driver336とVer337はプリンタドライバ53を示し、PDL338とVer339はPDLモジュールを示す。
情報処理装置50の画面情報生成部56は、ユーザが比較元と同一であると確認した画像の生成に使用された、OS、プリンタドライバ53及びPDLモジュールに付された評価IDを、プルダウンメニューの表示対象に含めて設定画面の画面情報を生成する。これにより、ユーザはOS、プリンタドライバ53及びPDLモジュールに関する過去の設定を選択するという操作で比較元欄321を設定できる。なお、ユーザが比較元と同一であると確認したか否かは、後述する評価結果画面(図21)の結果修正ボタン612の設定に基づいて判断される。
<同一性判定の処理の詳細>
次に、図12を用いて情報処理装置50が行う同一性判定の処理の詳細を説明する。図12は、情報処理装置50が同一性判定を行う処理を説明するフローチャート図の一例である。図12の処理は情報処理装置50が同一性判定要求を受信するとスタートする。
情報処理装置50の第一通信部58が同一性判定に関する設定を受信する(S101)。制御部51は評価IDを採番する。
次に、制御部51は比較元の印刷処理用の画像があるか否かを判定する(S102)。印刷処理用の画像にはメタデータとして比較元欄301、321で設定された情報が添付されている。つまり、比較元のOS、プリンタドライバ53、及び、PDLモジュールが記録されている。したがって、制御部51は同一性判定要求に含まれる比較元の設定と記憶部59に記憶されている印刷処理用の画像のメタデータを比較することで、比較元の印刷処理用の画像があるか否かを判定できる。なお、メタデータとは、データの意味について記述したデータである。言い換えると、メタデータとはあるデータに関する情報を持ったデータのことである。 データそのものではなく、データについてのデータであるため、メタ(上位の)のデータと呼ばれる。
ステップS102の判定がNoの場合、制御部51が比較元の設定で指定されているOSを起動する(S103)。OSの起動により、仮想マシン61A又は61Bが立ち上がる。
次に、制御部51が起動したOSにプリンタドライバ53をインストールする(S104)。OSにプリンタドライバ53がインストール済みであればインストールは不要である。インストール時には印刷先として記憶部59が指定される。つまり、情報処理装置50が印刷データを「ファイルとして保存する」が初期設定となる。これにより、印刷データがCOM1等のポートを通過して画像形成装置に送信されない。
次に、制御部51が印刷用アプリケーション52を起動する(S105)。起動される印刷用アプリケーション52は評価ファイルを開くことができるアプリケーションである。例えば、評価ファイルの拡張子で判断される。
次に、印刷用アプリケーション52が評価ファイルの印刷処理を行うことでプリンタドライバ53が呼び出され、プリンタドライバ53が同一性判定要求に含まれる印刷条件で評価ファイルの印刷データを生成する(S106)。印刷データは評価IDに対応付けて、ステップS104で設定された記憶部59に記憶される。
次に、制御部51が同一性判定要求で指定されるプリンタシミュレータ54を起動する(S107)。同一性判定要求に含まれるのはPDLモジュールであるが、PDLモジュールが指定されるとプリンタシミュレータ54を特定できる。
次に、PDLモジュールが評価IDに基づいて記憶部59に記憶されている印刷データを使用してレンダリング(描画処理)を行い、その結果を印刷処理用の画像として評価IDに対応付けて記憶部59に保存する(S108)。
以上で、評価元の印刷処理用の画像が作成されたので、制御部51は比較対象の印刷処理用の画像があるか否かを判断する(S109)。判断方法は比較元の場合と同じでよい。
比較対象の印刷処理用の画像がない場合、処理はステップS103に戻り、情報処理装置50は比較対象の印刷処理用の画像を生成する。
比較対象の印刷処理用の画像がある場合、評価部55は比較元の印刷処理用の画像と比較対象の印刷処理用の画像とを比較する(S110)。比較の詳細は図13~図20にて説明する。
次に、管理部57は評価結果を評価IDに対応付けて記憶部59に保存する(S111)。また、管理部57は同一性判定要求で指定されているメールアドレスなどに評価結果を通知する(S112)。
<画像の比較>
本実施形態では、完全同一と曖昧同一の2つの基準の少なくともいずれかの同一性判定を行う。完全同一とは画素ごとに相違の有無を判定する方法であり、曖昧同一とは人間の目で見た場合に差異があるかどうかを判定する方法である。
まず、図13を用いて、完全同一の比較方法の一例を説明する。図13は、評価部55による差分情報の生成方法を説明する図である。図13には比較される2つの画像の一部が拡大して表示されている。評価部55は画像の解像度に応じて決まる画素位置(例えば、1980×1280の解像度の画像の場合、縦を1980に等分し、横を1280に等分した位置)ごとに、2つの画像に差異があるか否かを判定する。図13ではメッシュの交点が画素位置である。
2つの画像の同じ画素位置に同じ色の画素があれば、差異がなく、同じ色の画素がなければ差異があると判定する。評価部55は差異がある画素位置にフラグを立てる。差分情報を画像で表すとフラグがある画素位置には点が表示される。例えば、画素位置の数分のテーブルを用意して、「フラグの有無」を記録する。
あるいは、差異の大きさに応じた値を差分情報としてもよい。例えば、一方の画像データと他方の画像データのある画素位置に次のような差異があるとする。
A. Cあり Kあり
B. Cあり Yあり
C. Cあり 何もなし
D. Cあり Mあり
この場合、A<B<C<Dの順に差異が大きいと考えられる。したがって、評価部55は、A<B<C<Dの順に大きな値を上記テーブルに設定する。
また、評価部55は、個々の画像の各画素を他の画素と併合して特徴量を計算してから比較してもよい。例えば、ガウシアンフィルタなどで画素位置の周囲の画素を重み付けして、重み付けした値の差をテーブルに記録するか、又は、閾値より大きい差があれば差分がある旨(フラグ)をテーブルに記録する。
<同一性判定の概略>
完全同一の判定方法のように、画素ごとの判定では大きな差異があるように見えても、そのような微小な差異は人間の目では気づきにくい。そこで、曖昧同一という基準で同一性判定を行う。これにより、人間の判定に近い判定結果が得られる。
曖昧同一では、2つの画像の差分情報のうち人間の目で認識可能と判定された各画素が人間の目で認識可能な配置になった場合に、可視可能な差分(同一でない)と見なす。人間の目で認識可能な差分の配置とは、例えば以下が挙げられる。
(i) 差分と判定される画素が人間の目で認識可能な大きさ以上連続している。
(ii) 差分と判定される画素が一定領域内に人間の目で認識可能な割合以上存在する。
(iii) 差分と判定される画素が指定された配置パターンで存在する。
以下では、差分の配置の認識の各方法について説明する。
(i) 差分と判定される画素が人間の目で認識可能な大きさ以上連続している、
について説明する。
評価部55は、画素位置を順番に走査して、連続する差異を検出する。
図14は、人間の目で認識可能な大きさ以上連続している差異の検出方法を説明する図である。図14(a)では画素位置を横方向に走査している。これにより、横方向に連続して人間の目で認識可能な大きさの差異130があれば検出できる。
図14(b)では画素位置を縦方向に走査している。これにより、縦方向に連続して人間の目で認識可能な大きさの差異131があれば検出できる。
図14では、縦横それぞれの走査で矩形の差分の配置が検出される。評価部55は、縦又は横にそれぞれ連続している差異の長さを検出する。なお、斜め方向にも走査するとよい。
そして、評価部55は連続している差異の長さを所定の長さ(閾値)と比較して、所定の長さより長く連続している差異の画素位置にその旨を記録しておく。例えば、画素位置の数分のテーブルを用意して、所定の長さより長く連続している差異の画素位置すべてに「差異あり」を記録する。評価部55は閾値以下の場合は同一であると判定する。
これにより、端末装置30の表示制御部32はこれらの画素を強調して表示でき、ユーザは一目で差分の配置を認識できる。
なお、本実施形態では、この所定長さ(閾値)を画像に関係なく一定とすることができる。
続いて、
(ii) 差分と判定される画素が一定領域内に人間の目で認識可能な割合以上存在する、
について説明する。この場合、評価部55は、差分情報において画素位置を囲むウィンドウを順番に移動させ、このウィンドウ内に人間の目で認識可能な割合より大きい差異が存在するか否かを判定する。このウィンドウの大きさが一定領域に相当する。
図15は、一定領域内に人間の目で認識可能な割合以上存在する差異の検出方法を説明する図である。図15では4×4画素のウィンドウ140が示されているが、ウィンドウ140の大きさは一例である。ウィンドウ140はウィンドウ140の中心にある画素位置を左上コーナーから右方向に1画素ずつ移動して、右端まで到達すると、1画素分下がって左端に戻る。このような移動を中心にある画素位置が右下コーナーに到達するまで繰り返す。
4×4画素のウィンドウ140内には5×5=25の画素位置が含まれる。評価部55は、ウィンドウ内のいくつの画素位置で差異があると判定されているかを数える。図15では説明の便宜上、10個の画素位置で差異があると判定されている。
評価部55は「10/25>所定の割合」を満たすか否かを判定して、満たす場合には、画素位置の数分のテーブルにおいて、ウィンドウ内の全ての画素位置にその旨を記録しておく。これにより、情報処理装置50の表示制御部32はこの画素を強調して表示でき、ユーザは一目で差分の配置を認識できる。評価部55は閾値以下の場合は同一であると判定する。
なお、本実施形態では、この所定の割合(閾値)を画像に関係なく一定とすることができる。
続いて、
(iii) 差分と判定される画素が指定された配置パターンで存在する、
について説明する。この場合、評価部55は、指定された配置パターンを保持している。評価部55は、差分情報に対し配置パターンでパターンマッチングを行い、配置パターンと適合する差分の配置があるか否かを判定する。
図16は、差分情報の生成方法を説明する図である。図16(a)は比較元の画像の一例を示し、図16(b)は比較対象の画像の一例を示す。図16では説明のために明らかに違う比較元と比較対象を示すが、実際には、比較元の画像をユーザが見ただけでは差異が分かりにくい場合がある。
図17(a)は、図16の2つの画像の差分情報を示し、図17(b)は差分情報の拡大図である。また、図17(c)は配置パターン150である。配置パターン150は人間の目が感じ取りやすい差異のパターンとして予め生成されている。図17(c)の配置パターン150は一例であって、帯状であったり、円形であったり、幾何学模様得などであったりしてよい。
図17(b)の拡大図のような差分が、配置パターン150と一致した場合、差異があると評価部55が判定すれば、差異があると人間が感じる2つの画像を検出できる。
図18は、差分の配置160から配置パターンを検出する方法を説明する図である。図18では、説明のため、配置パターン150と同じパターンの差分の配置160を示した。評価部55は、配置パターン150を差分情報151の左上コーナーから右方向に1画素ずつ移動して、右端まで到達すると、1画素分下がって左端に戻る。このような移動を右下コーナーに到達するまで繰り返す。
評価部55は配置パターン150の画素と同じ位置に、差分情報において差異ありが記録されているか否かを判定し、全ての画素の位置で差異ありが記録されている場合に、配置パターン150が差分情報151から検出されたと判定する。あるいは、一定数以上(一定割合以上)の画素の位置で差異ありが記録されている場合に、配置パターン150が差分情報151から検出されたと判定する。
図18では、差分情報151の右下に配置パターン150と一致する差分の配置160があり、評価部55はこの差分の配置160を検出することができる。
評価部55は、画素位置の数分のテーブルにおいて、配置パターン150と一致した画素位置にその旨を記録しておく。これにより、情報処理装置50の表示制御部32はこの画素を強調して表示でき、ユーザは一目で差分の配置を認識できる。
<差分の配置の表示例>
図19、図20を用いて、差分の配置が検出される場合とされない場合を比較して説明する。
まず、図19は差分の配置が検出されない2つの画像と、2つの画像の差分情報を示す。図19(a)は比較元の画像であり、図19(b)は比較対象の画像であり、図19(c)は差分情報である。なお、図19はCMYKの画像であるとするが、RGBでも同様に適用できる。
人間が見た場合、図19(a)と図19(b)の画像には差異が認められない。しかし、図19(c)の差分情報に示すように、全体的にノイズのような差異があること分かる。完全同一が採用された場合はこのノイズを2つの画像の差異として検出し、情報処理装置50が2つの画像を同一でないと判定する。
曖昧同一が採用された場合、差分情報において情報処理装置50が差分の配置を認識していないため、図19(a)(b)の画像が同一であると判定される。
図20は差分の配置が検出された2つの画像と、2つの画像の差分情報を示す。図20(a)は比較元の画像であり、図20(b)は比較元の画像に白い矩形170が追加された比較対象の画像であり、図20(c)は差分情報である。なお、図20はCMYKの画像であるとするが、RGBでも同様に適用できる。
人間が見た場合、図20(a)と図20(b)の画像には明らかに差異が認められる。図20(c)の差分情報には、比較対象の画像の白い矩形170と同じ画素位置に矩形の、差分の配置171が検出されている。図20では作図の関係上、差分の配置171が白黒だが、ディスプレイ506上では例えば赤色などで強調されているため、図19(c)のようなノイズとは異なる態様で表示される。したがって、ユーザは一目で差分の配置があるか否かを判定できる。
本実施形態では、差分情報において情報処理装置50が差分の配置を認識しているため、図20(a)(b)の画像が同一でないと判定される。
<評価結果の表示例>
図21は、端末装置30が表示する評価結果画面600の一例である。評価結果画面600は、評価ファイル選択欄601、評価ファイル表示欄602、及びページ指定欄603を有している。評価ファイル選択欄601は、同一性判定に使用された評価ファイルの内、何番目を開くかをユーザが選択する欄である。図21では2つの評価ファイルのうち1つ目が選択されていることを示している。
評価ファイル表示欄602は現在、選択されている評価ファイルのファイル名を示す欄である。ページ指定欄603は、現在選択されている評価ファイルの何ページ目の画像を表示するかをユーザが選択する欄である。
また、評価結果画面600は、比較元画像欄604、比較対象画像欄605、及び差分情報欄606を有している。比較元画像欄604には評価ファイル選択欄601で選択されている評価ファイルの内、ページ指定欄603で指定されたページの、比較元の印刷処理用の画像が表示される。
比較対象画像欄605には評価ファイル選択欄601で選択されている評価ファイルの内、ページ指定欄603で指定されたページの、比較対象の印刷処理用の画像が表示される。
差分情報欄606には比較元の印刷処理用の画像と、比較対象の印刷処理用の画像の差分情報が表示される。差分情報欄606には比較元と比較対象で差のある部分が赤などの強調色で表示されている。完全同一でない微少な差異は黒で表示し、曖昧同一でない差異は赤で表示するなど、色を変更してもよい。
比較元画像欄604、比較対象画像欄605、及び、差分情報欄606には、CMYK別に画像を表示してもよい。
なお、図21の差分情報欄606は、完全同一と曖昧同一で色を変えるだけでなく、評価ファイル内に記載されているオブジェクトの種類に応じて色等を変更してもよい。例えば、文字、図形(イラスト)、又は、写真等のオブジェクトに応じて画面情報生成部56が色を変える。なお、文字とはひらがな、アルファベット、数字などであり、図形とは主に直線や曲線で区切られた領域が色分けされたオブジェクトであり、写真とは点のあつまりで表現されたオブジェクトである。画面情報生成部56は比較元又は比較対象の印刷処理用の画像にFFT(Fast Fourier transform)を行い、得られた周波数に応じて印刷処理用の画像の画素ごとにオブジェクトを分類する。例えば、文字は高周波領域、イラストは低周波領域、写真はその中間、などのように分類する。こうすることで、オブジェクトごとに差分情報を強調できるので、プリンタドライバ、プリンタシミュレータ又はOS等がどのオブジェクトに大きく影響するかをユーザが把握しやすくなる。
また、評価結果画面600は、3つの拡大ボタン607,608,609、詳細ボタン611、3つの結果修正ボタン612、及び、終了ボタン616を有している。3つの拡大ボタン607,608,609は、それぞれ比較元の印刷処理用の画像、比較対象の印刷処理用の画像、又は、差分情報の拡大表示用のボタンで、ユーザがこれを押下するとそれぞれの画像が別ウィンドウで拡大されて表示される。
詳細ボタン611は詳細評価結果を端末装置30が表示するためのボタンである。図22に詳細評価結果画面の一例を示す。
3つの結果修正ボタン612はそれぞれ、一致ボタン613、不一致ボタン614、又は、保留ボタン615である。3つの結果修正ボタン612は、ユーザが同一又は非同一の判定結果を修正するためのボタンである。図21の例では、判定結果は不一致であるが、ユーザが一致ボタン613を押下することによって、判定結果を一致に変更できる。また、保留ボタン615では判定不能として保留にできる。不一致ボタン614は、判定結果は一致であるが、ユーザが不一致ボタン614を押下することによって、判定結果を不一致に変更するためのボタンである。現在の判定結果が不一致あるため、不一致ボタン614はグレーダウンで表示され、ユーザは選択することができない。
ユーザが判定結果を修正すると、修正後の判定結果は情報処理装置50に送信され、評価部55が判定の精度を調整する。例えば、比較元の画像と比較対象の画像の差分の大きさ(例えば、図22の差分の詳細)を同一又は非同一の判定の閾値に反映させる。終了ボタン616は、評価結果画面600を閉じるためのボタンである。
図22は、詳細評価結果画面620の一例を示す図である。詳細評価結果画面620は、評価結果の詳細を表示する。内容621は、評価日、評価開始時刻、評価実行者、評価ファイル、比較元データ(生成された比較元の印刷処理用の画像のファイル名)、比較対象データ(生成された比較対象の印刷処理用の画像のファイル名)、差分データ(差分情報のファイル名)、結果ファイル、判定結果、及び、差分の詳細、である。
比較元データ(比較元の印刷処理用の画像のファイル名)は、評価対象のファイル名(J9.doc)、比較元であること(org)、及び、ページ番号(1)を含んでいる。比較対象データ及び差分データも同様である。
また、結果ファイルには全ての評価ファイルのページ別の判定結果が記述されている。図22の結果ファイルである"Resut_201909112200.csv"の内容を図23に示す。
差分の詳細は、図8~図18で説明した方法で取得された差分情報を数値的に示す。図示するように、差分箇所数、面積、画面占有率、座標(x座標、y座標)、及び、曖昧判定度を有している。差分箇所数は差異があると判定された画素が連続している場合は1つと数えた場合の領域数、面積はピクセル数、画面占有率は面積/全ピクセル数、座標は差分箇所の左上の座標である。曖昧判定度は人間が入力してもよいし、差分の詳細と曖昧判定度が対応付けられたテーブル(ユーザの入力を学習したAIでもよい)に基づいて設定されてもよい。なお、差分の詳細は、完全一致と曖昧一致で内容が異なってよい。
コピーボタン622は、詳細評価結果の内容を端末装置30がクリップボードにコピーするためのボタンである。終了ボタン623は、詳細評価結果画面620を閉じるためのボタンである。
図22に示した内容は一例に過ぎず、他にも必要に応じて評価部55が作成した評価結果の詳細を表示することができる。
<<ページ別の判定結果>>
図23は、結果ファイルの内容の一例を示す。上記のように結果ファイルは各評価ファイルのページ別の判定結果を示す。図23の1行が評価ファイルの1ページの判定結果である。J9.docが5ページ、J11.pptが8ページなので合計で13行の判定結果がある。1行はカンマで区切られており、左から「日付,時刻,実行者,評価ファイル,ページ,評価元の印刷処理用の画像,評価対象の印刷処理用の画像,差分情報,完全一致の判定結果,曖昧一致の判定結果」を示している。
図23によれば、J9.docは2019年9月11日の22:00に評価が開始され、1ページ目は完全一致せず曖昧には一致、2ページ目は完全一致、3ページ目は完全一致せず曖昧には一致、4ページ目は完全一致、5ページ目は不一致と判定されている。J11.pptは22:15から評価が開始され、3ページ目と6ページ目が曖昧一致、7ページ目が不一致、他のページは完全一致と判定されている。また、図23には明記されていないが、同一性判定で作成された印刷処理用の画像は結果ファイルとして記載されている。
なお、図22に示した差分の詳細も評価ファイルごとに保存される。保存先は、設定画面300,320で指定されたフォルダであり、固有の名称を付けたファイル名で保存される。例えば、「C:/Sample/J9.doc」の評価結果は「C:/Output/J9.doc.log.xml」と言う名称で保存される。
図24は、差分の詳細を有するXMLファイルの記載例を示す。<ページ>~</ページ>が1ページ当たりの差分の詳細を示している。各ページ当たり、<評価日>、<開始時刻>、<比較元データ>、<比較対象データ>、<差分データ>、<結果ファイル>、<判定結果>、及び、<差分の詳細>のタグを有する。また、<差分の詳細>タグは、<差分箇所数>、<面積>、<画面占有率>、<x座標>、<y座標>、及び、<曖昧判定度>を有している。
なお、この例ではXMLのフォーマットで記載されているが、ファイル名とページ毎に分かれ、項目が拡張可能であれば任意のフォーマットでよい。図21の評価結果画面で結果修正ボタンが編集された場合、図24の差分の詳細の<判定結果>タグを管理部57が修正する。
<ユーザによる結果修正の評価結果へ反映>
評価結果画面600でユーザが判定結果を修正できると説明したが、情報処理装置50が修正を同一性判定の判定基準に反映できるとよい。評価部55は、差分箇所数、面積、画面占有率、及び、座標(x座標、及びy座標)を閾値と比較して一致か不一致かを判定している。したがって、例えば、ユーザが「不一致」→「一致」と判定結果を修正した場合、差分の詳細を閾値に反映させる。この閾値は、差分がより大きい項目が1つでもある場合に不一致と判定するためのものであるとする。
例えば、差分箇所数:1、面積:125、画面占有率:6、x座標:3820、y座標:951でユーザが「不一致」→「一致」と修正した場合、評価部55は閾値を大きくする。例えば、差分箇所数、面積、及び、画面占有率の3つで閾値を超えていた場合、評価部55は差分箇所数の閾値を2、面積の閾値を130、画面占有率の閾値を7、とする。閾値は最小限、大きくすればよい。逆に、ユーザが「一致」→「不一致」と判定結果を修正した場合、該当する項目の閾値を小さくする。
こうすることで、ユーザによる判定と評価部55による判定とを徐々に近づけることができる。
また、差分の詳細と、一致又は不一致の人間による判定結果の組み合わせが、機械学習に十分な数だけ用意されている場合は、ニューラルネットワーク(ディープラーニング)等で学習モデルを構築するとよい。この場合、差分箇所数、面積、画面占有率、x座標、及びy座標を入力、一致又は不一致を教師信号としてニューラルネットワークのノード間の重みを学習する。学習が終了すると、学習モデルに入力された差分の詳細に対し、学習モデルは人間の判定結果に近い一致又は不一致を出力できる。
機械学習とは、コンピュータに人のような学習能力を獲得させるための技術であり、コンピュータがデータ識別等に必要なアルゴリズムを事前に取り込まれる学習データから自律的に生成し新たなデータについてこれを適用して予測を行う技術のことをいう。機械学習のための学習方法は、教師あり学習、教師なし学習、半教師学習、強化学習、深層学習のいずれかの方法でもよく、更に、これらの学習方法を組み合わせた学習方法でもよく、機械学習のための学習方法は問わない。
また、機械学習の手法には、パーセプトロン、ディープラーニング、サポートベクターマシン、ロジスティック回帰、ナイーブベイズ、決定木、ランダムフォレストなどがあり、本実施形態で説明する手法には限られない。
<主な効果>
以上説明したように、本実施形態の情報処理システムは、プリンタドライバ、PDLモジュール、又はOSの違いが画像に与える影響の評価に画像形成装置を使用しないので、情報処理システム100の構成を簡素化し、評価コストを削減することができる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、図4などの構成例は、情報処理装置50による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。情報処理装置50の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、プリンタシミュレータは情報処理装置50が有する他、情報処理装置50と通信するサーバ装置が有していてもよい。
本実施形態に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、情報処理装置50は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。同様に、端末装置30は、互いに通信するように構成された複数のコンピューティングデバイスを含むことができる。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
30 端末装置
50 情報処理装置
100 情報処理システム
特開2008-33472号公報

Claims (19)

  1. 端末装置と情報処理装置とが通信可能な情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記端末装置からの要求に応じて、プリンタシミュレータによって生成された画像を評価する評価部と、
    前記評価部による評価結果の内容を前記端末装置に送信する第一通信部と、を有し、
    前記端末装置は、
    前記評価結果を受信する第二通信部と、
    前記第二通信部が受信した前記評価結果を表示する表示制御部と、を有し、
    前記情報処理装置は、同じOSと異なる2つのプリンタドライバでそれぞれ印刷データを生成し、同じプリンタシミュレータを使って2つの印刷データから2つの画像を生成し、
    前記評価部は前記2つの画像を比較し、
    前記端末装置の前記表示制御部は、前記評価結果として前記2つの画像の差分情報を表示することを特徴とする情報処理システム。
  2. 端末装置と情報処理装置とが通信可能な情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記端末装置からの要求に応じて、プリンタシミュレータによって生成された画像を評価する評価部と、
    前記評価部による評価結果の内容を前記端末装置に送信する第一通信部と、を有し、
    前記端末装置は、
    前記評価結果を受信する第二通信部と、
    前記第二通信部が受信した前記評価結果を表示する表示制御部と、を有し、
    前記情報処理装置は、異なるOSと同じプリンタドライバでそれぞれ印刷データを生成し、同じプリンタシミュレータを使って2つの印刷データから2つの画像を生成し、
    前記評価部は前記2つの画像を比較し、
    前記端末装置の前記表示制御部は、前記評価結果として前記2つの画像の差分情報を表示することを特徴とする情報処理システム。
  3. 端末装置と情報処理装置とが通信可能な情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記端末装置からの要求に応じて、プリンタシミュレータによって生成された画像を評価する評価部と、
    前記評価部による評価結果の内容を前記端末装置に送信する第一通信部と、を有し、
    前記端末装置は、
    前記評価結果を受信する第二通信部と、
    前記第二通信部が受信した前記評価結果を表示する表示制御部と、を有し、
    前記情報処理装置は、前記プリンタシミュレータで2つの画像を生成するものであり、
    OS、プリンタドライバ及び前記プリンタシミュレータが同じ組み合わせの画像がすでに生成されている場合、該画像を生成しないで、
    前記評価部が前記2つの画像を比較する際、すでに生成されている前記画像を、前記2つの画像の比較に使用し、
    前記端末装置の前記表示制御部は、前記評価結果として前記2つの画像の差分情報を表示することを特徴とする情報処理システム。
  4. 前記OS、プリンタドライバ及びプリンタシミュレータが同じ組み合わせの前記画像は、前記2つの画像の比較により、同一と判定された前記画像が生成されたOS、プリンタドライバ及びプリンタシミュレータで生成されていることを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報処理装置は、仮想マシンにおいて前記OSを実行し、仮想マシンのOS上でプリンタドライバとプリンタシミュレータを実行することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 端末装置と情報処理装置とが通信可能な情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記端末装置からの要求に応じて、プリンタシミュレータによって生成された画像を評価する評価部と、
    前記評価部による評価結果の内容を前記端末装置に送信する第一通信部と、を有し、
    前記端末装置は、
    前記評価結果を受信する第二通信部と、
    前記第二通信部が受信した前記評価結果を表示する表示制御部と、を有し、
    前記情報処理装置は、前記プリンタシミュレータで2つの画像を生成し、
    前記評価部は、前記2つの画像を比較し、所定の基準に基づいて、前記2つの画像が同一か非同一かを判定し、
    前記第一通信部は前記評価結果として前記2つの画像が同一か非同一かを前記端末装置に送信し、
    前記端末装置の第二通信部は2つの画像が同一か非同一かを受信し、
    前記端末装置の前記表示制御部は、前記評価結果として前記2つの画像の差分情報、及び、2つの画像が同一か非同一かを表示し、
    前記端末装置は、ユーザによる同一から非同一への修正、又は、非同一から同一への修正を受け付ける操作受付部を有することを特徴とする情報処理システム。
  7. 前記端末装置の前記第二通信部は、同一から非同一への修正又は非同一から同一への修正という修正の内容を前記情報処理装置に送信し、
    前記情報処理装置の前記第一通信部は、前記修正の内容を受信し、
    前記評価部は、前記修正の内容に応じて前記所定の基準を変更することを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 端末装置と情報処理装置とが通信可能な情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記端末装置からの要求に応じて、プリンタシミュレータによって生成された画像を評価する評価部と、
    前記評価部による評価結果の内容を前記端末装置に送信する第一通信部と、を有し、
    前記端末装置は、
    前記評価結果を受信する第二通信部と、
    前記第二通信部が受信した前記評価結果を表示する表示制御部と、を有し、
    前記情報処理装置は、前記プリンタシミュレータで2つの画像を生成し、
    前記評価部は、前記2つの画像を比較し、前記2つの画像が同一か非同一かと共に、差分の詳細として、差分箇所数、面積、画面占有率、差分のx座標、及び、差分のy座標を検出し、
    前記第一通信部は前記差分の詳細を前記端末装置に送信し、
    前記端末装置の表示制御部は、前記評価結果として前記2つの画像の差分情報、及び、前記差分の詳細を表示することを特徴とする情報処理システム。
  9. 前記第一通信部はプリンタシミュレータが生成した前記2つの画像を前記端末装置に送信し、
    前記端末装置の表示制御部は、前記2つの画像を表示することを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  10. 前記端末装置の表示制御部は、前記情報処理装置から受信した画面情報に基づいて設定画面を表示し、
    前記設定画面は、
    比較元のOS,プリンタドライバ、及び、プリンタシミュレータの設定を受け付ける項目、並びに、比較対象のOS,プリンタドライバ、及び、プリンタシミュレータの設定を受け付ける項目を有することを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  11. 端末装置と情報処理装置とが通信可能な情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記端末装置からの要求に応じて、プリンタシミュレータによって生成された画像を評価する評価部と、
    前記評価部による評価結果の内容を前記端末装置に送信する第一通信部と、を有し、
    前記端末装置は、
    前記評価結果を受信する第二通信部と、
    前記第二通信部が受信した前記評価結果を表示する表示制御部と、を有し、
    前記情報処理装置は、同じOSとプリンタドライバを使って、異なるプリンタシミュレータで2つの画像を生成し、
    前記評価部は前記2つの画像を比較し、
    前記端末装置の前記表示制御部は、前記評価結果として前記2つの画像の差分情報を表示し、
    前記表示制御部は、前記情報処理装置から受信した画面情報に基づいて設定画面を表示し、
    前記設定画面は、
    比較元のOS,プリンタドライバ、及び、プリンタシミュレータの設定を受け付ける項目、並びに、比較対象のOS,プリンタドライバ、及び、プリンタシミュレータの設定を受け付ける項目を有することを特徴とする情報処理システム。
  12. 前記設定画面は、画像の生成に使用される1つ以上の評価ファイルの設定を受け付ける項目を有することを特徴とする請求項10又は11に記載の情報処理システム。
  13. 前記設定画面は、比較元のOS,プリンタドライバ、及び、プリンタシミュレータの設定を、比較元と比較対象が同一であると過去に判定された同一性判定の一連の処理の識別情報により受け付けることを特徴とする請求項10~12のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  14. 前記設定画面は、前記2つの画像の比較方法として完全一致又は曖昧一致の項目を有し、
    前記端末装置の前記第二通信部は前記完全一致又は前記曖昧一致のうち指定された前記比較方法を前記情報処理装置に送信し、
    前記曖昧一致が指定された場合、前記情報処理装置の前記評価部は、
    2つの画像の差分情報から認識された予め定められた差分の配置が閾値よりも大きい場合に、2つの画像が非同一であると判定し、閾値以下の場合に同一であると判定することを特徴とする請求項10~13のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  15. 端末装置と情報処理装置とが通信可能な情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記端末装置からの要求に応じて、プリンタシミュレータによって生成された画像を評価する評価部と、
    前記評価部による評価結果の内容を前記端末装置に送信する第一通信部と、を有し、
    前記端末装置は、
    前記評価結果を受信する第二通信部と、
    前記第二通信部が受信した前記評価結果を表示する表示制御部と、を有し、
    前記情報処理装置は、同じOSとプリンタドライバを使って、異なるプリンタシミュレータで2つの画像を生成し、
    前記評価部は前記2つの画像を比較し、
    前記端末装置の前記表示制御部は、前記評価結果として前記2つの画像の差分情報を表示し、
    前記情報処理装置は、仮想マシンにおいて前記OSを実行し、仮想マシンのOS上でプリンタドライバとプリンタシミュレータを実行することを特徴とする情報処理システム。
  16. 前記第一通信部はプリンタシミュレータが生成した前記2つの画像を前記端末装置に送信し、
    前記端末装置の表示制御部は、前記2つの画像を表示することを特徴とする請求項11又は15に記載の情報処理システム。
  17. 端末装置と情報処理装置とが通信可能な情報処理システムが行う評価方法であって、
    前記情報処理装置は、
    評価部が、前記端末装置からの要求に応じて、プリンタシミュレータによって生成された画像を評価するステップと、
    第一通信部が、前記評価部による評価結果の内容を前記端末装置に送信するステップと、を有し、
    前記端末装置は、
    第二通信部が、前記評価結果を受信するステップと、
    表示制御部が、前記第二通信部が受信した前記評価結果を表示するステップと、を有し、
    前記情報処理装置は、同じOSと異なる2つのプリンタドライバでそれぞれ印刷データを生成し、同じプリンタシミュレータを使って2つの印刷データから2つの画像を生成し、
    前記評価部は前記2つの画像を比較し、
    前記端末装置の前記表示制御部は、前記評価結果として前記2つの画像の差分情報を表示することを特徴とする評価方法。
  18. 端末装置と情報処理装置とが通信可能な情報処理システムが行う評価方法であって、
    前記情報処理装置は、
    評価部が、前記端末装置からの要求に応じて、プリンタシミュレータによって生成された画像を評価するステップと、
    第一通信部が、前記評価部による評価結果の内容を前記端末装置に送信するステップと、を有し、
    前記端末装置は、
    第二通信部が、前記評価結果を受信するステップと、
    表示制御部が、前記第二通信部が受信した前記評価結果を表示するステップと、を有し、
    前記情報処理装置は、異なるOSと同じプリンタドライバでそれぞれ印刷データを生成し、同じプリンタシミュレータを使って2つの印刷データから2つの画像を生成し、
    前記評価部は前記2つの画像を比較し、
    前記端末装置の前記表示制御部は、前記評価結果として前記2つの画像の差分情報を表示することを特徴とする評価方法。
  19. 端末装置と情報処理装置とが通信可能な情報処理システムが行う評価方法であって、
    前記情報処理装置は、
    評価部が、前記端末装置からの要求に応じて、プリンタシミュレータによって生成された画像を評価するステップと、
    第一通信部が、前記評価部による評価結果の内容を前記端末装置に送信するステップと、を有し、
    前記端末装置は、
    第二通信部が、前記評価結果を受信するステップと、
    表示制御部が、前記第二通信部が受信した前記評価結果を表示するステップと、を有し、
    前記情報処理装置は、前記プリンタシミュレータで2つの画像を生成するものであり、
    OS、プリンタドライバ及び前記プリンタシミュレータが同じ組み合わせの画像がすでに生成されている場合、該画像を生成しないで、
    前記評価部が前記2つの画像を比較する際、すでに生成されている画像を、前記2つの画像の比較に使用し、
    前記端末装置の前記表示制御部は、前記評価結果として前記2つの画像の差分情報を表示することを特徴とする評価方法。
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