JP7357793B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本開示は、冷凍サイクル装置に関する。
特開2005-134099号公報(特許文献1)には、圧縮機、第1熱交換器、減圧装置、第2熱交換器、および流路切替弁を有する冷媒回路を備えた冷凍サイクル装置が開示されている。この冷凍サイクル装置においては、流路切替弁の状態を切替えることによって、圧縮機、第1熱交換器、減圧装置、および第2熱交換器の順に冷媒を循環させる第1運転と、圧縮機、第2熱交換器、減圧装置、および第1熱交換器の順に冷媒を循環させる第2運転とを切替えることができる。
特開2005-134099号公報
上述の第1運転と第2運転とでは、冷媒の圧力分布が異なる。具体的には、第1運転では高圧冷媒が第1熱交換器に分布し低圧冷媒が第2熱交換器に分布する状態となる一方、第2運転では高圧冷媒が第2熱交換器に分布し低圧冷媒が第1熱交換器に分布する状態となる。そのため、第1運転および第2運転の一方から他方に切替える際には、冷媒の圧力分布が崩れることになり、その影響で運転切替後に冷凍サイクルが安定するまでに要する時間が長くなってしまうことが懸念される。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、圧縮機、第1熱交換器、減圧装置、および第2熱交換器の順に冷媒を循環させる第1運転と、圧縮機、第2熱交換器、減圧装置、および第1熱交換器の順に冷媒を循環させる第2運転との間で運転を切替可能な冷凍サイクル装置において、運転切替後に冷凍サイクルが安定するまでに要する時間を短縮することである。
本開示による冷凍サイクル装置は、圧縮機、第1熱交換器、減圧装置、および第2熱交換器の順に冷媒を循環させる第1運転と、圧縮機、第2熱交換器、減圧装置、および第1熱交換器の順に冷媒を循環させる第2運転との間で運転を切替可能な冷凍サイクル装置であって、圧縮機の吐出ポート、第1熱交換器の一方のポート、第2熱交換器の一方のポート、および減圧装置の一方のポートに接続される第1切替弁と、圧縮機の吸入ポート、第1熱交換器の他方のポート、第2熱交換器の他方のポート、および減圧装置の他方のポートに接続され第2切替弁と、第1切替弁および第2切替弁を制御する制御装置とを備える。
第1切替弁は、圧縮機の吐出ポートと第1熱交換器の一方のポートとを接続しつつ第2熱交換器の一方のポートと減圧装置の一方のポートとを接続する第1状態と、圧縮機の吐出ポートと第2熱交換器の一方のポートとを接続しつつ第1熱交換器の一方のポートと減圧装置の一方のポートとを接続する第2状態とのどちらかに切替可能に構成される。
第2切替弁は、第1熱交換器の他方のポートと減圧装置の他方のポートとを接続しつつ第2熱交換器の他方のポートと圧縮機の吸入ポートとを接続する第3状態と、第2熱交換器の他方のポートと減圧装置の他方のポートとを接続しつつ第1熱交換器の他方のポートと圧縮機の吸入ポートとを接続する第4状態と、減圧装置の他方のポートと圧縮機の吸入ポートとを接続しつつ第1熱交換器の他方のポートと第2熱交換器の他方のポートとを遮断する第5状態とのいずれかに切替可能に構成される。
制御装置は、第1運転中において第1切替弁を第1状態にし第2切替弁を第3状態にし、第2運転中において第1切替弁を第2状態にし第2切替弁を第4状態にする。
制御装置は、第1運転中に第2運転への切替が要求された場合、第1切替弁を第2状態にし第2切替弁を第5状態にする第1切替運転を行ない、第1切替運転を行なった後に冷凍サイクル装置の運転を第2運転に切替える。
本開示によれば、圧縮機、第1熱交換器、減圧装置、および第2熱交換器の順に冷媒を循環させる第1運転と、圧縮機、第2熱交換器、減圧装置、および第1熱交換器の順に冷媒を循環させる第2運転との間で運転を切替可能な冷凍サイクル装置において、運転切替後に冷凍サイクルが安定するまでに要する時間を短縮することができる。
本実施の形態1による冷凍サイクル装置の全体構成の一例を模式的に示す図である。 第2切替弁の内部構造の一例を示す斜視図である。 第2切替弁が第3状態である場合の弁体の回転位置を示す図である。 第2切替弁が第4状態である場合の弁体の回転位置を示す図である。 第2切替弁が第5状態である場合の弁体の回転位置を示す図である。 冷媒回路の第1冷房運転中における状態を示す図(その1)である。 冷媒回路の第2冷房運転中における状態を示す図(その1)である。 冷媒回路の第1切替運転中における状態を示す図(その1)である。 冷媒回路の第2切替運転中における状態を示す図(その1)である。 冷凍サイクル装置の運転状態の遷移の一例を示す図である。 冷媒回路の第1冷房運転中における状態を示す図(その2)である。 冷媒回路の第1切替運転中における状態を示す図(その2)である。 冷媒回路の第2冷房運転中における状態を示す図(その2)である。 冷媒回路の第2切替運転中における状態を示す図(その2)である。 冷媒回路の第1冷房運転中における状態を示す図(その3)である。 冷媒回路の第1切替運転中における状態を示す図(その3)である。 冷媒回路の第2冷房運転中における状態を示す図(その3)である。 冷媒回路の第2切替運転中における状態を示す図(その3)である。 第1送風装置および第2送風装置の構成例を示す図(その1)である。 第1送風装置および第2送風装置の構成例を示す図(その2)である。 第1送風装置および第2送風装置の構成例を示す図(その3)である。 第1送風装置および第2送風装置の構成例を示す図(その4)である。 第1送風装置および第2送風装置の構成例を示す図(その5)である。 第1送風装置および第2送風装置の構成例を示す図(その6)である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、複数の実施の形態について説明するが、各実施の形態で説明された構成を適宜組合わせることは出願当初から予定されている。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
実施の形態1.
[構成の説明]
図1は、本実施の形態1による冷凍サイクル装置1の全体構成の一例を模式的に示す図である。冷凍サイクル装置1は、冷媒回路RCと、第1送風装置80と、第2送風装置90と、制御装置100とを備える。冷媒回路RCは、圧縮機10と、第1熱交換器20と、減圧装置30と、第2熱交換器40と、配管51~58と、第1切替弁60と、第2切替弁70とを含む。
冷媒回路RCは、圧縮機10と第1熱交換器20と減圧装置30と第2熱交換器40とを、配管51~58、第1切替弁60および第2切替弁70によって接続することにより、冷媒が循環する循環流路を構成している。冷媒回路RCの内部には、二酸化炭素やR410A等の相変化を伴う冷媒が循環する。
圧縮機10の吸入ポートは配管58に接続され、圧縮機10の吐出ポートは配管51に接続される。圧縮機10は、配管58から低圧冷媒を吸入して圧縮し、高圧冷媒として配管51に吐出する。圧縮機10の回転速度は、制御装置100からの指令に応じて調整される。圧縮機10は、回転速度に応じた流量の冷媒を吐出する。冷凍サイクル装置1内を循環する冷媒流量は、圧縮機10の回転速度(吐出流量)を調整することにより制御される。
第1熱交換器20および第2熱交換器40は、どちらも、冷媒が流れる流路を有する熱交換器である。第1熱交換器20および第2熱交換器40の各々においては、流路を流れる冷媒と、流路の外部の空気との間で熱交換が行われる。
減圧装置30は、高圧冷媒を減圧する。減圧装置30としては、制御装置100からの指令に応じて開度を調整可能な弁体を備えた装置、例えば電子制御式膨張弁を用いることができる。
第1切替弁60は、配管51を介して圧縮機10の吐出ポートに接続されるポートと、配管52を介して第1熱交換器20の一方のポートに接続されるポートと、配管56を介して第2熱交換器40の一方のポートに接続されるポートと、配管55を介して減圧装置30の一方のポートに接続されるポートとを有する、四方弁である。
第1切替弁60は、制御装置100からの指令に応じて、第1状態と第2状態とのどちらかに切替えられる。
第1切替弁60が第1状態である場合、配管51が配管52に接続されるとともに、配管56が配管55に接続される。これにより、圧縮機10の吐出ポートが第1熱交換器20の一方のポートに接続されるとともに、第2熱交換器40の一方のポートが減圧装置30の一方のポートに接続される。なお、図1には、第1切替弁60が第1状態とされている場合が例示されている。
第1切替弁60が第2状態である場合、配管51が配管56に接続されるとともに、配管52が配管55に接続される。これにより、圧縮機10の吐出ポートが第2熱交換器40の一方のポートに接続されるとともに、第1熱交換器20の一方のポートが減圧装置30の一方のポートに接続される。
第2切替弁70は、配管58を介して圧縮機10の吸入ポートに接続されるポートと、配管53を介して第1熱交換器20の他方のポートに接続されるポートと、配管57を介して第2熱交換器40の他方のポートに接続されるポートと、配管54を介して減圧装置30の他方のポートに接続されるポートとを有する、四方弁である。
第2切替弁70は、制御装置100からの指令に応じて、第3状態、第4状態、第5状態のいずれかに切替えられる。
第2切替弁70が第3状態である場合、配管53が配管54に接続されるとともに、配管57が配管58に接続される。これにより、第1熱交換器20の他方のポートが減圧装置30の他方のポートに接続されるとともに、第2熱交換器40の他方のポートが圧縮機10の吸入ポートに接続される。なお、図1には、第2切替弁70が第3状態とされている場合が例示されている。
第2切替弁70が第4状態である場合、配管57が配管54に接続されるとともに、配管53が配管58に接続される。これにより、第2熱交換器40の他方のポートが減圧装置30の他方のポートに接続されるとともに、第1熱交換器20の他方のポートが圧縮機10の吸入ポートに接続される。
第2切替弁70が第5状態である場合、配管54が配管58に接続されるとともに、配管53と配管57とは遮断される。これにより、圧縮機10の吸入ポートが減圧装置30の他方のポートに接続されるとともに、第1熱交換器20の他方のポートと第2熱交換器40の他方のポートとは遮断される。
図2は、第2切替弁70の内部構造の一例を示す斜視図である。第2切替弁70は、配管53,54,57,58にそれぞれ接続される4つのポートが形成される中空円柱状の容器71と、容器71の内部に収容される円柱状の弁体72とを有する。弁体72は、制御装置100からの指令に応じて、回転軸76を中心として回動可能に構成される。
図3は、第2切替弁70が第3状態である場合の弁体72の回転位置を示す図である。図4は、第2切替弁70が第4状態である場合の弁体72の回転位置を示す図である。図5は、第2切替弁70が第5状態である場合の弁体72の回転位置を示す図である。
図3~図5に示されるように、弁体72の内部には、互いに独立した3つの流路73,74,75が形成されている。第2切替弁70が第3状態である場合、図3に示されるように、配管54と配管53とが弁体72の流路73を介して接続されるとともに、配管57と配管58とが弁体72の流路74を介して接続される。これにより、第1熱交換器20の他方のポートが減圧装置30の他方のポートに接続されるとともに、第2熱交換器40の他方のポートが圧縮機10の吸入ポートに接続される。
第2切替弁70が第4状態である場合、図4に示されるように、配管54と配管57とが弁体72の流路74を介して接続されるとともに、配管53と配管58とが弁体72の流路73を介して接続される。これにより、第2熱交換器40の他方のポートが減圧装置30の他方のポートに接続されるとともに、第1熱交換器20の他方のポートが圧縮機10の吸入ポートに接続される。
第2切替弁70が第5状態である場合、図5に示されるように、配管54と配管58とが弁体72の流路75を介して接続されるが、配管53と配管57とは弁体72によって遮断される。これにより、圧縮機10の吸入ポートが減圧装置30の他方のポートに接続されるとともに、第1熱交換器20の他方のポートと第2熱交換器40の他方のポートとが遮断される。
図1に戻って、第1送風装置80は、制御装置100からの指令に応じて、冷却対象である室内側の空気(以下、単に「室内空気」ともいう)を送風可能に構成される。また、第1送風装置80は、室内空気の送風先を第1熱交換器20と第2熱交換器40との間で切替可能に構成される。
第2送風装置90は、制御装置100からの指令に応じて、冷却対象でない室外側の空気(以下、単に「室外空気」ともいう)を送風可能に構成される。また、第2送風装置90は、室外空気の送風先を第1熱交換器20と第2熱交換器40との間で切替可能に構成される。
制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)と、メモリと、各種信号を入出力するための入出力ポートとを含んで構成される。制御装置100は、各センサおよび機器からの信号、並びにメモリに格納されたプログラムなどに基づいて、冷凍サイクル装置1の各機器(圧縮機10、減圧装置30、第1切替弁60、第2切替弁70、第1送風装置80、第2送風装置90など)の制御を行なう。なお、制御装置100が行なう制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)により処理することも可能である。
[第1冷房運転および第2冷房運転]
冷凍サイクル装置1においては、第1切替弁60および第2切替弁70の状態を切替えることによって、第1冷房運転と第2冷房運転との切替えが可能である。
図6は、冷媒回路RCの第1冷房運転中における状態を示す図である。第1冷房運転中において、制御装置100は、圧縮機10を作動させるとともに、第1切替弁60を第1状態にしつつ、第2切替弁70を第3状態にする。
第1冷房運転中においては、圧縮機10、第1熱交換器20、減圧装置30、および第2熱交換器40の順に冷媒が循環するため、第1熱交換器20が凝縮器として機能し、第2熱交換器40が蒸発器として機能する。より具体的には、圧縮機10から吐出された高温高圧の冷媒は、第1切替弁60を介して第1熱交換器20に流入する。高温高圧の冷媒は、第1熱交換器20において外気と熱交換し、温度低下して第1熱交換器20から流出する。第1熱交換器20から流出した冷媒は、減圧装置30で減圧され、低温低圧の冷媒となって第2熱交換器40に流入する。低温低圧の冷媒は、第2熱交換器40において外気と熱交換し、温度上昇して第2熱交換器40から流出する。第2熱交換器40を流出した冷媒は、第2切替弁70を介して圧縮機10に吸入される。
したがって、第1冷房運転中においては、配管51,52、第1熱交換器20、配管53,54に高圧の冷媒が分布し、配管55,56、第2熱交換器40、配管57,58に低圧の冷媒が分布する状態となる。
また、第1冷房運転中において、制御装置100は、室内空気の送風先を第2熱交換器40とし室外空気の送風先を第1熱交換器20とするように第1送風装置80および第2送風装置90を制御する。これにより、凝縮器として機能する第1熱交換器20と冷却対象でない室外空気との間の熱交換が促進されるとともに、蒸発器として機能する第2熱交換器40と冷却対象である室内空気との間の熱交換が促進される。これにより、冷却対象である室内空気を効率的に冷却することができる。なお、上述の図1には、第1冷房運転中の状態が例示されている。
図7は、冷媒回路RCの第2冷房運転中における状態を示す図である。第2冷房運転中において、制御装置100は、圧縮機10を作動させるとともに、第1切替弁60を第2状態にしつつ、第2切替弁70を第4状態にする。
第2冷房運転中においては、圧縮機10、第2熱交換器40、減圧装置30、および第1熱交換器20の順に冷媒が循環するため、第2熱交換器40が凝縮器として機能し、第1熱交換器20が蒸発器として機能する。より具体的には、圧縮機10から吐出された高温高圧の冷媒は、第1切替弁60を介して第2熱交換器40に流入する。高温高圧の冷媒は、第2熱交換器40において外気と熱交換し、温度低下して第2熱交換器40から流出する。第2熱交換器40から流出した冷媒は、減圧装置30で減圧され、低温低圧の冷媒となって第1熱交換器20に流入する。低温低圧の冷媒は、第1熱交換器20において外気と熱交換し、温度上昇して第1熱交換器20から流出する。第1熱交換器20を流出した冷媒は、第2切替弁70を介して圧縮機10に吸入される。
したがって、第2冷房運転中においては、配管51,56、第2熱交換器40、配管57,54に高圧の冷媒が分布し、配管55,52、第1熱交換器20、配管53,58に低圧の冷媒が分布する状態となる。
また、第2冷房運転中において、制御装置100は、室内空気の送風先を第1熱交換器20とし室外空気の送風先を第2熱交換器40とするように第1送風装置80および第2送風装置90を制御する。これにより、凝縮器として機能する第2熱交換器40と冷却対象でない室外空気との間の熱交換が促進されるとともに、蒸発器として機能する第1熱交換器20と冷却対象である室内空気との間の熱交換が促進される。これにより、第2冷房運転中においても、冷却対象である室内空気を効率的に冷却することができる。
第1冷房運転中において、たとえば、蒸発器として機能する第2熱交換器40内の冷媒温度が0℃以下になった場合、第2熱交換器40に霜が付着して風が通り難くなり、第2熱交換器40における熱交換効率が悪化し得る。そのため、第1冷房運転中において第2熱交換器40に霜が付着するような状況となった場合(たとえば図示しないセンサによって検出される第2熱交換器40の冷媒温度が0℃近傍の基準値を下回った場合)、制御装置100は、第2冷房運転への切替が要求されたと判定して、第2冷房運転に切替える。これにより、蒸発器として機能していた第2熱交換器40が凝縮器として機能するようになるため、第2熱交換器40に付着していた霜を取り除くことができる。
また、本実施の形態においては、第2冷房運転中において室内空気の送風先が蒸発器として機能する第1熱交換器20とされるため、第2冷房運転中においても室内側に冷気を送付することができる。
第2冷房運転中において、凝縮器として機能する第1熱交換器20に霜が付着するような状況となった場合(たとえば図示しないセンサによって検出される第1熱交換器20の冷媒温度が0℃近傍の基準値を下回った場合)、制御装置100は、第1冷房運転への切替が要求されたと判定して、第1冷房運転に切替える。これにより、蒸発器として機能していた第1熱交換器20が凝縮器として機能するようになるため、第1熱交換器20に付着していた霜を取り除くことができる。
[第1切替運転および第2切替運転]
上述のように、第1冷房運転中においては高圧冷媒が第1熱交換器20に分布し低圧冷媒が第2熱交換器40に分布する状態となる一方、第2冷房運転では高圧冷媒が第2熱交換器40に分布し低圧冷媒が第1熱交換器20に分布する状態となる。そのため、第1冷房運転および第2冷房運転の一方から他方に切替える際には、冷媒の圧力分布が崩れることになり、その影響で運転切替後に冷凍サイクルが安定するまでに要する時間が長くなってしまうことが懸念される。
このような問題に鑑み、本実施の形態による制御装置100は、第1冷運転中に第2冷運転への切替が要求された場合、第1切替弁60を第2状態にし第2切替弁70を第5状態にする「第1切替運転」を行ない、第1切替運転を一定時間行なった後に冷凍サイクル装置1の運転を第2冷運転に切替える。
図8は、冷媒回路RCの第1切替運転中における状態を示す図である。図8に示すように、第1切替運転中においては、制御装置100は、圧縮機10を作動させるとともに、第1切替弁60を第2状態にしつつ、第2切替弁70を第5状態にする。
第1冷運転から第2冷運転に切替える前に第1切替運転を行うことによって、第1冷運転中に高圧となっている第1熱交換器20内の冷媒を圧縮機10に回収して第1熱交換器20内を低圧状態にするとともに、第1冷運転中に低圧となっている第2熱交換器40内に圧縮機10からの高圧冷媒を供給して第2熱交換器40内を高圧状態にすることができる。すなわち、第2冷運転に切替える前に、予め、第1熱交換器20内を低圧状態にしておくとともに、第2熱交換器40内を高圧状態にしておくことができる。
特に、第1切替運転中においては、第2切替弁70が第5状態となることによって、第1熱交換器20の他方のポートと第2熱交換器40の他方のポートとが第2切替弁70によって遮断される。これにより、高圧冷媒と低圧冷媒とが混合し均圧化されることを防止することができる。そのため、単純に第1冷運転から第2冷運転に切替える場合に比べて、第1熱交換器20内を早期に低圧状態にするとともに、第2熱交換器40内を早期に高圧状態にすることができる。
さらに、第1切替運転中においては、制御装置100は、第1送風装置80および第2送風装置90による送風を停止する。これにより、第1切替運転中においては、第1熱交換器20および第2熱交換器40への送風が停止されるため、第1熱交換器20内をより早期に低圧状態にするとともに、第2熱交換器40内をより早期に高圧状態にすることができる。
制御装置100は、第1切替運転を一定時間行なった後、冷凍サイクル装置1の運転を第2冷運転に切替える。そのため、第2冷房運転への切替後に冷凍サイクルが安定するまでに要する時間を短縮することができる。
また、本実施の形態による制御装置100は、第2冷房運転中に第1冷房運転への切替が要求された場合、第1切替弁60を第1状態にし第2切替弁70を第5状態にする「第2切替運転」を行ない、第2切替運転を一定時間行なった後に第1冷房運転に切替える。
図9は、冷媒回路RCの第2切替運転中における状態を示す図である。図9に示すように、第2切替運転中においては、制御装置100は、圧縮機10を作動させるとともに、第1切替弁60を第1状態にしつつ、第2切替弁70を第5状態にする。
第2冷運転から第1冷運転に切替える前に第2切替運転を行うことによって、第2冷運転中に高圧となっている第2熱交換器40内の冷媒を圧縮機10に回収して第2熱交換器40内を低圧状態にするとともに、第2冷運転中に低圧となっている第1熱交換器20内に圧縮機10からの高圧冷媒を供給して第1熱交換器20内を高圧状態にすることができる。すなわち、第1冷運転に切替える前に、予め、第2熱交換器40内を低圧状態にしておくとともに、第1熱交換器20内を高圧状態にしておくことができる。
特に、第2切替運転中においては、第2切替弁70が第5状態となることによって、第1熱交換器20の他方のポートと第2熱交換器40の他方のポートとが第2切替弁70によって遮断される。これにより、高圧冷媒と低圧冷媒とが混合し均圧化されることを防止することができる。そのため、第2熱交換器40内を早期に低圧状態にするとともに、第1熱交換器20内を早期に高圧状態にすることができる。
さらに、第2切替運転中においては、制御装置100は、第1送風装置80および第2送風装置90による送風を停止する。これにより、第2切替運転中においては、第1熱交換器20および第2熱交換器40への送風が停止されるため、第2熱交換器40内をより早期に低圧状態にするとともに、第1熱交換器20内をより早期に高圧状態にすることができる。
制御装置100は、第2切替運転を一定時間行なった後、冷凍サイクル装置1の運転を第1冷運転に切替える。そのため、第1冷房運転への切替後に冷凍サイクルが安定するまでに要する時間を短縮することができる。
図10は、制御装置100によって制御される、冷凍サイクル装置1の運転状態の遷移の一例を示す図である。図10において、横軸は時間を示し、縦軸は上から順に、圧縮機10の状態、第1切替弁60の状態、第2切替弁70の状態、室内空気の送風先、室外空気の送風先を示す。
時刻t1よりも前においては、第1冷房運転が行なわれている。第1冷房運転中においては、制御装置100は、第1切替弁60を第1状態とし、第2切替弁70を第3状態とする。また、制御装置100は、室内空気の送風先が第2熱交換器40となるように第1送風装置80を制御するとともに、室外空気の送風先が第1熱交換器20となるように第2送風装置90を制御する。
第1冷房運転中の時刻t1にて第2冷房運転への切替が要求された場合、制御装置100は、冷凍サイクル装置1の運転を、第1冷房運転から第1切替運転に切替える。具体的には、制御装置100は、第1切替弁60を第1状態から第2状態に切替え、第2切替弁70を第3状態から第5状態に切替える。また、制御装置100は、第1送風装置80による室内空気の送風を停止するとともに、第2送風装置90による室外空気の送風を停止する。
第1切替運転を開始してから一定時間が経過した時刻t2にて、制御装置100は、冷凍サイクル装置1の運転を、第1切替運転から第2冷房運転に切替える。具体的には、制御装置100は、第1切替弁60を第2状態に維持しつつ、第2切替弁70を第5状態から第4状態に切替える。また、制御装置100は、室内空気の送風先が第2熱交換器40から第1熱交換器20に切替えられるように第1送風装置80を制御するとともに、室外空気の送風先が第1熱交換器20から第2熱交換器40に切替えられるように第2送風装置90を制御する。
第2冷房運転中の時刻t3にて第1冷房運転への切替が要求された場合、制御装置100は、冷凍サイクル装置1の運転を、第2冷房運転から第2切替運転に切替える。具体的には、制御装置100は、第1切替弁60を第2状態から第1状態に切替え、第2切替弁70を第4状態から第5状態に切替える。また、制御装置100は、第1送風装置80による室内空気の送風を停止するとともに、第2送風装置90による室外空気の送風を停止する。
第2切替運転を開始してから一定時間が経過した時刻t4にて、制御装置100は、冷凍サイクル装置1の運転を、第2切替運転から第1冷房運転に切替える。具体的には、制御装置100は、第1切替弁60を第1状態に維持しつつ、第2切替弁70を第5状態から第3状態に切替える。また、制御装置100は、室内空気の送風先が第1熱交換器20から第2熱交換器40に切替えられるように第1送風装置80を制御するとともに、室外空気の送風先が第2熱交換器40から第1熱交換器20に切替えられるように第2送風装置90を制御する。
時刻t5以降においても、時刻t5までと同様の切替えが行なわれる。
以上のように、本実施の形態による制御装置100は、第1冷房運転中に第2冷房運転への切替が要求された場合、第2冷房運転に切替える前に、第1切替弁60を第2状態にし第2切替弁70を第5状態にする「第1切替運転」を一定時間行なう。これにより、単純に第1冷運転から第2冷運転に切替える場合に比べて、運転切替時に高圧冷媒と低圧冷媒とが混合し均圧化されることを防止することができ、かつ予め第2冷運転の圧力分布に近い状態を早期に形成した後に第2冷運転に切替えることができる。そのため、第2冷房運転への切替後に冷凍サイクルが安定するまでに要する時間を短縮することができる。その結果、第2冷房運転への切替後に冷凍サイクルを安定させるのに消費される無駄なエネルギを低減することができ、冷凍サイクル装置1の省エネルギ化を図ることができる。
また、本実施の形態による制御装置100は、第2冷房運転中に第1冷房運転への切替が要求された場合、第1冷房運転に切替える前に、第1切替弁60を第1状態にし第2切替弁70を第5状態にする「第2切替運転」を一定時間行なう。これにより、単純に第2冷運転から第1冷運転に切替える場合に比べて、運転切替時に高圧冷媒と低圧冷媒とが混合し均圧化されることを防止することができ、かつ予め第1冷運転の圧力分布に近い状態を早期に形成した後に第1冷運転に切替えることができる。そのため、第1冷房運転への切替後に冷凍サイクルが安定するまでに要する時間を短縮することができる。その結果、第1冷房運転への切替後に冷凍サイクルを安定させるのに消費される無駄なエネルギを低減することができ、冷凍サイクル装置1の省エネルギ化を図ることができる。
実施の形態2.
図11~図14には、本実施の形態2による冷凍サイクル装置の冷媒回路RCaの構成の一例が模式的に示される。本実施の形態2による冷媒回路RCaは、上述の実施の形態1による冷媒回路RCに対して、減圧装置32および第3熱交換器42を追加したものである。冷媒回路RCaのその他の構成は、冷媒回路RCと同じである。また、本実施の形態2による冷凍サイクル装置のその他の構成および動作は、上述の図1に示す冷凍サイクル装置1と同じである。
減圧装置32および第3熱交換器42は、第2切替弁70と圧縮機10の吸入ポートとの間に配置される。
減圧装置32は、第2切替弁70からの冷媒を減圧して第3熱交換器42に出力する。減圧装置32としては、制御装置100からの指令に応じて開度を調整可能な弁体を備えた装置、例えば電子制御式膨張弁を用いることができる。
第3熱交換器42は、減圧装置32によって減圧された冷媒と、外部の空気との間で熱交換を行う。
図11は、冷媒回路RCaの第1冷房運転中における状態を示す図である。図12は、冷媒回路RCaの第1切替運転中における状態を示す図である。図13は、冷媒回路RCaの第2冷房運転中における状態を示す図である。図14は、冷媒回路RCaの第2切替運転中における状態を示す図である。
各運転中における圧縮機10、第1切替弁60、第2切替弁70、第1送風装置80、および第2送風装置90の状態は、基本的に、上述の実施の形態1と同様に制御される。
ただし、本実施の形態2による冷媒回路RCaにおいては、減圧装置32が追加されたことによって、各運転中において、圧縮機10の吐出ポートから減圧装置30までの回路に高圧の冷媒が分布し、減圧装置30から減圧装置32までの回路に中間圧の冷媒が分布し、減圧装置32から圧縮機10の吸入ポートまでの回路に低圧の冷媒が分布する状態となる。
さらに、本実施の形態2による冷媒回路RCaは、図11に示されるように、第1冷房運転中において、室内空気が第2熱交換器40、第3熱交換器42の順に送風されるように構成される。すなわち、第1冷房運転中においては、第2熱交換器40および第3熱交換器42が蒸発器として機能するところ、室内空気は、第2熱交換器40を通過した後に、第3熱交換器42へと送風される。
このように、本実施の形態2においては、第1冷房運転中において、室内空気が、第2熱交換器40、第3熱交換器42の順に送風される。そのため、第1冷房運転中に蒸発器として機能する(すなわち霜が付着し得る)第2熱交換器40および第3熱交換器42のうち、第2冷房運転への切替後に凝縮器として機能する第2熱交換器40に積極的に霜を付着させ、第2冷房運転への切替後も蒸発器として機能する第3熱交換器42には霜を付着させ難くすることができる。その結果、その後に第2冷房運転に切替えて除霜する際に、多くの霜が付着した第2熱交換器40だけを除霜することができるので、効率の良い除霜運転を行なうことができる。
また、本実施の形態2による冷媒回路RCaは、図13に示されるように、第2冷房運転中において、室内空気が第1熱交換器20、第3熱交換器42の順に送風される。すなわち、第2冷房運転中においては、第1熱交換器20および第3熱交換器42が蒸発器として機能するところ、室内空気は、第1熱交換器20を通過した後に、第3熱交換器42へと送風される。
このように、本実施の形態2においては、第2冷房運転中において、室内空気が、第1熱交換器20、第3熱交換器42の順に送風される。そのため、第2冷房運転中に蒸発器として機能する(すなわち霜が付着し得る)第1熱交換器20および第3熱交換器42のうち、第1冷房運転への切替後に凝縮器として機能する第1熱交換器20に積極的に霜を付着させ、第1冷房運転への切替後も蒸発器として機能する第3熱交換器42に霜を付着させ難くすることができる。その結果、その後に第1冷房運転に切替えて除霜する際に、多くの霜が付着した第1熱交換器20だけを除霜することができるので、効率の良い除霜運転を行なうことができる。
なお、本実施の形態2による冷媒回路RCaにおいて、第1熱交換器20および第2熱交換器40の表面に、空気中の水分を吸着する吸着剤(デシカント材等)を塗布しておくようにしてもよい。これにより、第1熱交換器20あるいは第2熱交換器40で空気中の水分が吸着されるため、第3熱交換器42に着霜することを防ぐことができる。
たとえば、第1熱交換器20を蒸発器として機能させる第2冷房運転中において、室内空気中の水分は第1熱交換器20を通過する際に第1熱交換器20の吸着剤に吸着されるので、第1熱交換器20を通過した後に第3熱交換器42に送風される室内空気は乾燥した状態となる。その結果、第3熱交換器42に霜を付着し難くすることができる。
また、その後に第1冷房運転に切替えて第1熱交換器20を凝縮器として機能させることで、第1熱交換器20の吸着剤に含まれている水分を室外空気に放出させることができる。その結果、第1熱交換器20の吸着剤が乾燥するため、第2冷運転に再度切替えて第1熱交換器20を蒸発器として機能させる際、第1熱交換器20の吸着剤に室内空気中の水分を再び吸着させることができる。
実施の形態3.
図15~図18には、本実施の形態3による冷凍サイクル装置の冷媒回路RCbの構成の一例が模式的に示される。本実施の形態3による冷媒回路RCbは、上述の実施の形態2による冷媒回路RCaに対して、第4熱交換器44を追加したものである。冷媒回路RCbのその他の構成は、冷媒回路RCaと同じである。また、本実施の形態3による冷凍サイクル装置のその他の構成および動作は、上述の図1に示す冷凍サイクル装置1と同じである。
第4熱交換器44は、圧縮機10の吐出ポートと第1切替弁60との間に配置される。第4熱交換器44は、圧縮機10から吐出された冷媒と、外部の空気との間で熱交換を行う。
図15は、冷媒回路RCbの第1冷房運転中における状態を示す図である。図16は、冷媒回路RCbの第1切替運転中における状態を示す図である。図17は、冷媒回路RCbの第2冷房運転中における状態を示す図である。図18は、冷媒回路RCbの第2切替運転中における状態を示す図である。
各運転中における圧縮機10、第1切替弁60、第2切替弁70、第1送風装置80、および第2送風装置90の状態は、基本的に、上述の実施の形態2と同様に制御される。
第1熱交換器20または第2熱交換器40を凝縮器として機能させる場合に凝縮器に霜あるいは水分が付着していた場合、霜あるいは水分の付着量によって凝縮器の熱変換効率が変化する。また凝縮器として使っているため霜や水分の付着量は運転とともに変化し得るため、凝縮器内の高圧が時々刻々と変化する。
この点に鑑み、本実施の形態3による冷媒回路RCbにおいては、圧縮機10の吐出ポートと第1切替弁60との間に第4熱交換器44が追加される。これにより、第1熱交換器20または第2熱交換器40の熱交換器性能が変化した場合でも、安定して高圧を一定値に維持することができる。
さらに、本実施の形態3による冷媒回路RCbは、図15に示されるように、第1冷房運転中において、室外空気が第1熱交換器20を通過した後に第3熱交換器42へと送風されるように構成される。これにより、凝縮器として作用する第4熱交換器44の熱交換を促進することができる。
[第1送風装置80および第2送風装置90の構成例]
以下、上述の実施の形態1~3における冷凍サイクル装置に用いられる第1送風装置80および第2送風装置90の構成例について説明する。
図19および図20は、上述の実施の形態1における冷凍サイクル装置に適した第1送風装置80および第2送風装置90の構成例を示す図である。なお、図19は実施の形態1による第1冷房運転中(図6参照)における状態を示し、図20は実施の形態1による第2冷房運転中(図7参照)における状態を示す。
第1送風装置80は、ファン81と、風路82と、風路切替器83とを備える。ファン81は、制御装置100からの指令に応じて作動し、室内空気を風路82内に送風する。風路82は、冷却対象である室内と第1熱交換器20および第2熱交換器40とを連通する。風路切替器83は、制御装置100からの指令に応じて風路82内の経路を切替えることによって、室内空気の供給先を第1熱交換器20と第2熱交換器40との間で切替可能に構成される。なお、風路切替器83の状態は、たとえば図示しないモータを駆動することによって切替えられる。
第2送風装置90は、ファン91と、風路92と、第1送風装置80と間で共用される風路切替器83とを備える。ファン91は、制御装置100からの指令に応じて作動し、室外空気を風路92内に送風する。風路92は、冷却対象でない室外と第1熱交換器20および第2熱交換器40とを連通する。風路切替器83は、制御装置100からの指令に応じて風路92内の経路を切替えることによって、室外空気の供給先を第1熱交換器20と第2熱交換器40との間で切替可能に構成される。
第1冷房運転中においては、ファン81,91を作動させつつ、風路切替器83を図19に示す状態にすることによって、室内空気の送風先を第2熱交換器40とし室外空気の送風先を第1熱交換器20とすることができる。第2冷房運転中においては、ファン81,91を作動させつつ、風路切替器83を図20に示す状態にすることによって、室内空気の送風先を第1熱交換器20とし室外空気の送風先を第2熱交換器40とすることができる。
図21および図22は、上述の実施の形態2における冷凍サイクル装置に適した第1送風装置80Aおよび第2送風装置90Aの構成例を示す図である。なお、図21は実施の形態2による第1冷房運転中(図11参照)における状態を示し、図22は実施の形態2による第2冷房運転中(図13参照)における状態を示す。
第1送風装置80Aは、上述の第1送風装置80に対して、風路82a,82bと、風路切替器83a,83bとを追加したものである。第2送風装置90Aは、上述の第2送風装置90に対して、風路92a,92bと、第1送風装置80Aとの間で共用される風路切替器83a,83bとを追加したものである。
風路82aは、第1熱交換器20を通過した後の空気を第3熱交換器42に供給するように形成される。風路82bは、第2熱交換器40を通過した後の空気を第3熱交換器42に供給するように形成される。風路92aは、第1熱交換器20を通過した後の空気を室外に供給するように形成される。風路92bは、第2熱交換器40を通過した後の空気を室外に供給するように形成される。
風路切替器83aは、制御装置100からの指令に応じて、第1熱交換器20を通過した後の空気の供給先を風路82aと風路92aとの間で切替可能に構成される。風路切替器83bは、制御装置100からの指令に応じて、第2熱交換器40を通過した後の空気の供給先を風路82bと風路92bとの間で切替可能に構成される。なお、風路切替器83a,83bの状態は、たとえば図示しないモータを駆動することによって切替えられる。
第1冷房運転中においては、ファン81,91を作動させつつ、風路切替器83,83a,83bを図21に示す状態にすることによって、室内空気を第2熱交換器40、第3熱交換器42の順に送風させつつ、室外空気の送風先を第1熱交換器20とすることができる。第2冷房運転中においては、ファン81,91を作動させつつ、風路切替器83,83a,83bを図22に示す状態にすることによって、室内空気を、第1熱交換器20、第3熱交換器42の順に送風させつつ、室外空気の送風先を第2熱交換器40とすることができる。
図23および図24は、上述の実施の形態3における冷凍サイクル装置に適した第1送風装置80Aおよび第2送風装置90Bの構成例を示す図である。なお、図23は実施の形態3による第1冷房運転中(図15参照)における状態を示し、図24は実施の形態3による第2冷房運転中(図17参照)における状態を示す。
第1送風装置80Aは、上述の図21に示した第1送風装置80Aと同じである。第2送風装置90Bは、上述の図21に示した第2送風装置90Aの風路92a,92bをそれぞれ風路92c,92dに変更したものである。
風路92cは、第1熱交換器20を通過した後の空気を第4熱交換器44に供給するように形成される。風路92dは、第2熱交換器40を通過した後の空気を第4熱交換器44に供給するように形成される。
第1冷房運転中においては、ファン81,91を作動させつつ、風路切替器83,83a,83bを図23に示す状態にすることによって、室内空気を第2熱交換器40、第3熱交換器42の順に送風させつつ、室外空気を第1熱交換器20、第4熱交換器44の順に送風させることができる。第2冷房運転中においては、ファン81,91を作動させつつ、風路切替器83,83a,83bを図24に示す状態にすることによって、室内空気を第1熱交換器20、第3熱交換器42の順に送風させつつ、室外空気を第2熱交換器40、第4熱交換器44の順に送風させることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 冷凍サイクル装置、10 圧縮機、20 第1熱交換器、30,32 減圧装置、40 第2熱交換器、42 第3熱交換器、44 第4熱交換器、51~58 配管、60 第1切替弁、70 第2切替弁、71 容器、72 弁体、73~75 流路、76 回転軸、80,80A 第1送風装置、81,91 ファン、82,82a,82b,92,92a,92b,92c,92d 風路、83,83a,83b 風路切替器、90,90A 第2送風装置、100 制御装置、RC,RCa,RCb 冷媒回路。

Claims (9)

  1. 圧縮機、第1熱交換器、減圧装置、および第2熱交換器の順に冷媒を循環させる第1運転と、前記圧縮機、前記第2熱交換器、前記減圧装置、および前記第1熱交換器の順に冷媒を循環させる第2運転との間で運転を切替可能な冷凍サイクル装置であって、
    前記圧縮機の吐出ポート、前記第1熱交換器の一方のポート、前記第2熱交換器の一方のポート、および前記減圧装置の一方のポートに接続される第1切替弁と、
    前記圧縮機の吸入ポート、前記第1熱交換器の他方のポート、前記第2熱交換器の他方のポート、および前記減圧装置の他方のポートに接続され第2切替弁と、
    前記第1切替弁および前記第2切替弁を制御する制御装置とを備え、
    前記第1切替弁は、前記圧縮機の前記吐出ポートと前記第1熱交換器の前記一方のポートとを接続しつつ前記第2熱交換器の前記一方のポートと前記減圧装置の前記一方のポートとを接続する第1状態と、前記圧縮機の前記吐出ポートと前記第2熱交換器の前記一方のポートとを接続しつつ前記第1熱交換器の前記一方のポートと前記減圧装置の前記一方のポートとを接続する第2状態とのどちらかに切替可能に構成され、
    前記第2切替弁は、前記第1熱交換器の前記他方のポートと前記減圧装置の前記他方のポートとを接続しつつ前記第2熱交換器の前記他方のポートと前記圧縮機の前記吸入ポートとを接続する第3状態と、前記第2熱交換器の前記他方のポートと前記減圧装置の前記他方のポートとを接続しつつ前記第1熱交換器の前記他方のポートと前記圧縮機の前記吸入ポートとを接続する第4状態と、前記減圧装置の前記他方のポートと前記圧縮機の前記吸入ポートとを接続しつつ前記第1熱交換器の前記他方のポートと前記第2熱交換器の前記他方のポートとを遮断する第5状態とのいずれかに切替可能に構成され、
    前記制御装置は、前記第1運転中において前記第1切替弁を前記第1状態にし前記第2切替弁を前記第3状態にし、前記第2運転中において前記第1切替弁を前記第2状態にし前記第2切替弁を前記第4状態にし、
    前記制御装置は、前記第1運転中に前記第2運転への切替が要求された場合、前記第1切替弁を前記第2状態にし前記第2切替弁を前記第5状態にする第1切替運転を行ない、前記第1切替運転を行なった後に前記冷凍サイクル装置の運転を前記第2運転に切替える、冷凍サイクル装置。
  2. 前記制御装置は、前記第2運転中に前記第1運転への切替が要求された場合、前記第1切替弁を前記第1状態にし前記第2切替弁を前記第5状態にする第2切替運転を行ない、前記第2切替運転を行なった後に前記冷凍サイクル装置の運転を前記第1運転に切替える、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記冷凍サイクル装置は、前記第1熱交換器および前記第2熱交換器に送風可能に構成された送風装置をさらに備え、
    前記制御装置は、前記第1切替運転中および前記第2切替運転中において前記第1熱交換器および前記第2熱交換器への送風を停止するように前記送風装置を制御する、請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記送風装置は、冷却対象である室内空気の送風先を前記第1熱交換器および前記第2熱交換器のどちらかに切替可能に構成された第1送風装置を含み、
    前記制御装置は、前記第1運転中において前記室内空気の送風先を前記第2熱交換器とし、前記第2運転中において前記室内空気の送風先を前記第1熱交換器とするように、前記第1送風装置を制御する、請求項3に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記送風装置は、冷却対象でない室外空気の送風先を前記第1熱交換器および前記第2熱交換器のどちらかに切替可能に構成された第2送風装置を含み、
    前記制御装置は、前記第1運転中において前記室外空気の送風先を前記第1熱交換器とし、前記第2運転中において前記室外空気の送風先を前記第2熱交換器とするように、前記第2送風装置を制御する、請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記冷凍サイクル装置は、前記第2切替弁と前記圧縮機の吸入ポートとの間に配置される第2減圧装置および第3熱交換器をさらに備える、請求項4または5に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記室内空気は、前記第1運転中において前記第2熱交換器、前記第3熱交換器の順に送風され、前記第2運転中において前記第1熱交換器、前記第3熱交換器の順に送風される、請求項6に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記第1熱交換器および前記第2熱交換器の表面には、空気中の水分を吸着する吸着剤が塗布される、請求項7に記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記冷凍サイクル装置は、前記圧縮機の吐出ポートと前記第1切替弁との間に配置される第4熱交換器をさらに備える、請求項6~8のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
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